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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023088359
(43)【公開日】2023-06-27
(54)【発明の名称】競技用ネットの取付構造
(51)【国際特許分類】
   A63B 61/00 20060101AFI20230620BHJP
【FI】
A63B61/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021203012
(22)【出願日】2021-12-15
(71)【出願人】
【識別番号】511177282
【氏名又は名称】セノー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100086232
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 博通
(74)【代理人】
【識別番号】100092613
【弁理士】
【氏名又は名称】富岡 潔
(74)【代理人】
【識別番号】100104938
【弁理士】
【氏名又は名称】鵜澤 英久
(72)【発明者】
【氏名】石毛 裕之
(57)【要約】
【課題】構造の簡素化を図ると共に、各支柱に対するネットの簡単な取り付け作業と、強固な取り付けができる競技用ネットの取付構造を提供する。
【解決手段】ネット1は、縦横方向に配設された複数の縦横網線部1a、1bと、該各横網線部の左右両端部に上下方向に沿って設けられたロープ状の一対の支持部4,5と、を有している。取付クリップ10は、縦方向に沿って形成された開口部12を有する拡縮弾性変形可能な円筒状本体11と、該円筒状本体の一側壁11aに開口部を形成する対向端部の一端部11cから円周方向に沿って形成されて、各支持部の側部に有する前記横方向の複数の横網線部をそれぞれ挿通可能な複数のスリット部14と、を有している。取付クリップは、自身の弾性力によって開口部を介して支持部と一緒に各支柱2,3に横方向から着脱可能に設けられている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右に立設された一対の支柱の間にネットの左右両端部を取付部材によって取り付ける競技用ネットの取付構造であって、
前記ネットは、縦横方向に配設された複数の縦横網線部と、該各横網線部の左右両端部に上下方向に沿って設けられた一対の支持部と、を有し、
前記取付部材は、側部に縦方向に沿って形成された開口部を有する拡縮弾性変形可能な円筒状本体と、該円筒状本体の一側壁に前記開口部の一端開口縁から円周方向に沿って形成されて、前記各支持部の側部に有する前記横方向の複数の横網線部をそれぞれ挿通可能な複数のスリット部と、を有し、
前記取付部材は、自身の弾性力によって前記開口部を介して前記支持部と一緒に前記各支柱に横方向から着脱可能に設けたことを特徴とする競技用ネットの取付構造。
【請求項2】
前記取付部材は、前記円筒状本体の内周面であって、前記開口部の形成位置と径方向で反対側の位置に、前記支持部を嵌入保持する保持溝を上下方向に沿って設けたことを特徴とする請求項1に記載の競技用ネットの取付構造。
【請求項3】
前記取付部材は、前記支柱の上下方向に沿って3つ配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の競技用ネットの取付構造。
【請求項4】
前記スリット部は、円筒状本体の一側壁に4つ設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の競技用ネットと取付構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、バドミントン競技用のネットを支柱に取り付ける取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように、バレーボールなどの種々の競技用ネットの取付構造としては、以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
【0003】
この競技用ネットの取付構造は、例えば、バドミントン競技用ネットに適用されたもので、競技場の床面に左右一対の支柱が立設され、この両支柱間にバドミントン用のネットが張設されている。
【0004】
前記ネットは、上辺にロープ挿通孔を有するネット本体と、前記ロープ挿通孔に挿通されて、ネット本体を2本の支柱間に支持するロープと、を備え、前記ロープの両端に継手が形成されていると共に、該継手が前記支柱の上端に形成されたリングに連結されている。前記ロープは、弾性伸縮する伸縮部と非伸縮部とを有し、伸縮部が前記ロープ挿通孔の適所に位置すると共に、前記伸縮部が位置する前記ロープ挿通孔に、該ロープ挿通孔を開く開閉部が形成されている。
【0005】
また、ネット本体の長手方向の両端部には、該ネット本体を各支柱に固定する帯状の面ファスナーが設けられている。この面ファスナーは、ネット本体の両端部の上段位置と中段位置及び下段位置の3箇所に設けられており、各支柱に対して外側から巻き付けてネット本体を張りながら取り付けるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第3892830号公報(図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の競技用ネットの取付構造にあっては、支柱の上端に設けられたリングに連結された継手や、ロープを伸縮部や非伸縮部などで構成し、さらにネット本体の両端部の上下三段にそれぞれ面ファスナーを設けていることから、全体の構造が複雑になる。
【0008】
しかも、ネット本体の両端部を、各面ファスナーを支柱の外周面に巻き付けて取り付けていることから、該各面ファスナーの接続作業が煩雑になると共に、各面ファスナーの締め付け力によっては、競技中に緩んでネット本体が各支柱から外れてしまうおそれがある。
【0009】
本発明は、従来の競技用ネットの取付構造の技術的課題に鑑みて案出されたもので、構造の簡素化を図ると共に、各支柱に対するネットの簡単な取り付け作業と、強固な取り付けができる競技用ネットの取付構造を提供することを目的としていている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の好ましい一つの態様としては、左右に立設された一対の支柱の間にネットの左右両端部を取付部材によって取り付ける競技用ネットの取付構造であって、
前記ネットは、縦横方向に配設された複数の縦横網線部と、該各横網線部の左右両端部に上下方向に沿って設けられた一対の支持部と、を有し、
前記取付部材は、縦方向に沿って形成された開口部を有する拡縮弾性変形可能な円筒状本体と、該円筒状本体の一側壁に前記開口部の一端開口縁から円周方向に沿って形成されて、前記各支持部の側部に有する前記横方向の複数の横網線部をそれぞれ挿通可能な複数のスリット部と、を有し、
前記取付部材は、自身の弾性力によって前記開口部を介して前記支持部と一緒に前記各支柱に横方向から着脱可能に設けたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
この発明の態様によれば、構造の簡素化と、支柱に対するネットの取り付け作業能率の向上が図れると共に、強固な取り付け状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明に供されるバドミントン用ネットを支柱に取り付けた状態を示す正面図である。
図2図1の一部拡大図である。
図3】本実施形態に供される取付クリップの斜視図である。
図4】本実施形態に供される取付クリップを示し、(a)は取付クリップの平面図、(b)は開口部側から視た取付クリップの正面図、(c)は取付クリップの背面図、(d)は取付クリップの右側面図、(e)は取付クリップの左側面図である。
図5】本実施形態に供される取付クリップを介してネットの端部を支柱に取り付ける際の手順初期の状態を示すネットの一端部側の斜視図である。
図6】本実施形態の取付クリップによってネットの端部を支柱に取り付け手順を示したもので、(a)は取付クリップの各スリット部にネットの横網線部を挿入した状態を示し、(b)は取付クリップを回転させて保持溝にネットの支持部を嵌入保持した状態を示し、(c)は取付クリップを支柱に弾性力に抗して嵌合固定した状態を示す説明図である。
図7】(a)~(c)は図6(b)(c)に対応して取付クリップを支柱の外周面に押し込んで嵌合させる状態を平面から視た説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明に係る競技用ネットをバドミントン競技用ネットに適用した取付構造の実施形態を図面に基づいて詳述する。
【0014】
図1は本発明に供されるバドミントン競技用ネットを支柱に取り付けた状態を示す正面図、図2図1の一部拡大図である。
【0015】
バドミントン競技用ネット1(以下、ネット1という。)は、図1及び図2に示すように、長手方向の左右に立設された一対の支柱2,3の間に張設されている。
【0016】
前記一対の支柱2,3は、例えば金属材で所定外径の円柱状に形成されて、各下端部が前後方向に延びた脚部2a、3aを介して体育館や競技場の床面F上に載置固定されている。また、支柱2,3の各上端部2b、3bは、小径段差状に形成されている。なお、各支柱2,3は、図外の高さ調整装置によって任意の高さに調整可能になっている。
【0017】
ネット1は、一般的なものであって、例えば左右のネット長さ(長手方向の横幅)が約6020mm、ネット上下幅(丈)が760mmに設定されている。ネット1は、縦横方向に配設された複数の縦網線部1a及び横網線部1bによって網目状に形成され、長手方向の両端部には、上下方向に配置された一対の支持部4、5が設けられている。また、ネット1は、上端部に白帯6が長手方向に沿って設けられている。
【0018】
前記両支持部4,5は、各縦横網線部1a、1bの線径よりも太いロープ状に形成されて撓み変形可能になっていると共に、前記各横網線部1bの長手方向の両端部が横方向から結合されている。
【0019】
前記白帯6は、内部に収容されて長手方向の両端部6a、6bから引き出された図外の親ロープの両端と、両端部6a、6bに設けられたハト目7a、7bにそれぞれ取り付けられた縛りロープ8a、8bの端部が前記各支柱2,3の上端部2b、3bに括られて固定されている。
【0020】
また、ネット1は、両端部の各下端部に取り付けられた別異の縛りロープ9a、9bが各支柱2,3のほぼ中央部に括られて固定されている。
【0021】
そして、ネット1は、取り付ける取付部材である複数(本実施形態では各支柱2,3に対して3つ)の取付クリップ10によって各支柱2,3に対して各支持部4,5を介して取り付けられている。
【0022】
図3は本実施形態に供される取付クリップの斜視図、図4は本実施形態に供される取付クリップを示し、(a)は取付クリップの平面図、(b)は開口部側から視た取付クリップの正面図、(c)は取付クリップの背面図、(d)は取付クリップの右側面図、(e)は取付クリップの左側面図である。
【0023】
前記取付クリップ10は、図3及び図4(a)~(e)に示すように、軸方向へ所定長さの円筒状に形成された円筒状本体11と、該円筒状本体11の軸方向に沿って形成された開口部12と、円筒状本体11の前記開口部12と径方向で反対側に位置に設けられた突部13と、円筒状本体11の一側壁11aに前記開口部12から前記突部13までの約半周にわたって設けられた4本のスリット部14と、を有している。
【0024】
前記円筒状本体11は、例えば射出成形などの成形方法で合成樹脂材により一体に形成され、前記開口部12を形成する周方向で対向する両端部11c、11dを有し、この両端部11c、11dは、横断面ほぼ円形状に形成されている。また、この円筒状本体11は、開口部12を中心として拡縮方向へ弾性変形可能になっていると共に、縮径方向への比較的大きな弾性変形力を有している。なお、円筒状本体11は、内部に板状の芯材を埋設して縮径方向の弾性力をさらに高めることも可能である。
【0025】
前記突部13は、円筒状本体11の軸方向の両端部まで連続して形成され、横断面がほぼ半円形状に形成されている。またこの突部13は、内側に前記支持部4,5を嵌入保持する保持溝13aが形成されている。この保持溝13aは、内径が支持部4,5の外径とよりも僅かに大きく形成されて、内部に各支持部4,5全体が収容可能になっている。
【0026】
前記各スリット部14は、前述のように、円筒状本体11の開口部12側の一端部11cから一側壁11aに周方向に沿って形成されて、突部13の全周、つまり他側壁11bの端縁まで円弧状に切り欠かれている。また、各スリット部14は、互いの上下の間隔長さLが前記横網線部1bの上下間隔長さとほぼ同一に形成されていると共に、それぞれの隙間幅が横網線部1bの外径よりも僅かに大きく形成されて、該各横網線部1bが抵抗なく挿入可能になっている。
【0027】
図5は本実施形態に供される取付クリップを介してネットの端部を支柱に取り付ける際の手順初期の状態を示すネットの一端部側の斜視図、図6は本実施形態の取付クリップによってネットの支持部を支柱に取り付ける手順を示したもので、(a)は取付クリップの各スリット部にネットの横網線部を挿入した状態を示し、(b)は取付クリップを回転させて保持溝にネットの支持部を嵌入保持した状態を示し、(c)は取付クリップを支柱に弾性力に抗して嵌合固定した状態を示す説明図である。
【0028】
図7(a)~(c)は図6(b)(c)に対応して取付クリップを支柱の外周面に押し込んで嵌合させる状態を平面から視た説明図である。
〔ネットを取付クリップによって支柱に取り付ける手順〕
まず、ネット1を各支柱2,3に取り付けるには、予めネット1の両端部の上下端に設けられた縛りロープ8a、8b、9a、9bを、両支柱2,3のそれぞれの小径な上端部2b、3bと中央部の所定部位に括り付けて固定する。
【0029】
以下では、便宜上、主として一方の支柱2にネット1の長手方向の一端部を取付クリップ10により取り付ける手順を図5図8に基づいて説明する。
【0030】
ネット1は、図5に示すように、軽く張られた状態になっていて、各支持部4の中央部が円弧状に撓んで各支柱2の外周面2cから僅かに離れた状態になっている。
【0031】
この状態から、図6(a)に示すように、一つ目の上段側の取付クリップ10を持って、4つのスリット部14に対応する4本の横網線部1bに位置させて、ここから取付クリップ10を矢印方向へ回転させることにより、各スリット部14内に各横網線部1bが挿入される。各横網線部1bが、各スリット部14の終端縁まで挿入されると、支持部4が円筒状本体11の保持溝13aに嵌入保持される。この保持溝の13a内に嵌入保持された支持部4は、円筒状本体11の内周面11eから内方へ突出することがない。
【0032】
その後、図6(b)及び図7(a)(b)に示すように、取付クリップ10(円筒状本体11)の開口部12の両端縁、つまり対向する両端部11b、11cを支柱2の外周面2cに当接しつつ、該取付クリップ10を、開口部12を介して支柱2の外周面2cに自身の弾性力に抗して押し込む。
【0033】
そうすると、図6(c)及び図7(c)に示すように、取付クリップ10は、縮径方向の弾性復帰力によって内周面11e全体で支柱2の外周面2cに密着しつつ抱持状態に嵌着固定される。これによって、ネット1の支持部4は、取付クリップ10によって支柱2に強固に固定されることになる。
【0034】
2つ目の中段と3つ目の下段の各取付クリップ10についても、前述と同じ手順で支持部4を支柱2に固定する。これによって、ネット1の一端部全体が支柱2に対して強固に固定されることになる。
【0035】
また、他の支柱3側の3つの取付クリップ10についても、同じ手順でネット1の他端部側の支持部5を他の支柱3に固定すれば、両支柱2,3に対するネット1の取付作業が完了する。
【0036】
これらの一連の取り付け作業により、ネット1を支柱2,3に対して取付クリップ10を介してワンタッチで簡単に取り付けることが可能になる。
【0037】
また、前述のように、ネット1の支持部4,5を、支柱2、3に各取付クリップ10によって取り付けた際に、前記支持部4,5が円筒状本体11の保持溝13aに収納状態で嵌入保持されることから支持部4,5が円筒状本体11の内周面11eから内方へ突出することなく、前記内周面11eの保持溝13aを除くほぼ全体が弾性力によって前記支柱2,3の外周面2c、3cに密着状態に圧接する。したがって、各取付クリップ10を支柱2、3に対して強固に取り付けることが可能になる。
【0038】
次に、ネット1を各支柱2,3から取り外すには、まず、各取付クリップ10を、前述した取り付け作業と反対の操作によって、自身の弾性力に抗して各支柱2,3から取り外す。その後、上下の縛りロープ8a、8b、9a、9bを緩めて取り外せば、ネット1を各支柱2,3から簡単に取り外すことができる。したがって、ネット1の取り外し作業能率の向上も図れる。
【0039】
以上のように、本実施形態によれば、バドミントン競技用ネット1を、取付クリップ10を利用して支柱2,3に取り付け固定するようにしたことから、前記従来の取付構造に比較して構造が簡素化される。これによって、コストの低減化が図れる。
【0040】
また、本実施形態では、従来技術のように、面ファスナーではなく、弾性力を有する取付クリップ10を用いたことから、支柱2,3に対するネット1の取り付けがワンタッチで行えるので取付作業能率の向上が図れると共に、取付クリップ10の強い弾性力によって支柱2,3に対する強固な取り付け状態を得ることができる。
【0041】
しかも、本実施形態では、ネット1や支柱2,3の構造や形状などを変更することなく、既存のものをそのまま使用できるので、コストの高騰を抑制できる。
【0042】
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、取付クリップ10を、弾性力を有する金属板材などを筒状に折り曲げて形成することも可能である。
【0043】
また、取付クリップ10は、軸方向の長さをさらに長くして、一つの支柱2、3に対して2つ設けることも可能であり、逆に、軸方向の長さを短くして4つ以上とすることも可能である。このように、取付クリップ10の軸方向の長さを長くしたり短くすることに伴ってスリット部14の数を増減変更することも可能である。また、取付クリップ10の内外径を、支柱2,3の外径などに合わせて自由かつ任意に変更することも可能である。
【0044】
さらに、競技用ネットとしては、バドミントン用ネットの他にソフトバレー用、テニス用などの他の競技用ネットに適用することが可能である。
【符号の説明】
【0045】
1…バドミントン競技用ネット
1a…縦網線部
1b…横網線部
2・3…支柱
4・5…支持部
10…取付クリップ(取付部材)
11…円筒状本体
11a…一側壁
11b…他側壁
11c・11d…対向両端部
11e…内周面
12…開口部
13…突部
13a…保持溝
14…スリット部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7