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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023088522
(43)【公開日】2023-06-27
(54)【発明の名称】照明用アダプタ及び照明器具
(51)【国際特許分類】
   F21V 19/00 20060101AFI20230620BHJP
   H05B 47/13 20200101ALI20230620BHJP
   H05B 47/19 20200101ALI20230620BHJP
   H05B 45/31 20200101ALI20230620BHJP
   H05B 45/10 20200101ALI20230620BHJP
   F21V 23/06 20060101ALI20230620BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20230620BHJP
   F21V 23/04 20060101ALI20230620BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20230620BHJP
【FI】
F21V19/00 110
H05B47/13
H05B47/19
H05B45/31
H05B45/10
F21V23/06
F21V23/00 115
F21V23/04 500
F21Y115:10 500
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021203309
(22)【出願日】2021-12-15
(71)【出願人】
【識別番号】505455945
【氏名又は名称】コイズミ照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100168583
【弁理士】
【氏名又は名称】前井 宏之
(72)【発明者】
【氏名】内田 涼子
(72)【発明者】
【氏名】野田 雅士
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 望
(72)【発明者】
【氏名】安枝 直哉
【テーマコード(参考)】
3K013
3K014
3K273
【Fターム(参考)】
3K013AA03
3K013BA01
3K013CA02
3K013CA18
3K013EA01
3K014AA01
3K014HA03
3K273PA10
3K273QA25
3K273SA02
3K273SA38
3K273SA57
3K273TA03
3K273TA15
3K273TA28
3K273TA34
3K273TA38
3K273TA54
3K273TA55
3K273TA62
3K273UA16
3K273UA21
3K273UA22
3K273UA23
3K273UA27
3K273VA05
(57)【要約】
【課題】電力を供給するベース部に対して、取付が可能となる照明装置の種類を増加させることができる照明用アダプタを提供する。
【解決手段】照明用アダプタ100は、第1照明装置500に電力を供給するベース部300に接続可能である。照明用アダプタ100は、第1接続部110と、第2接続部120とを備える。第1接続部110は、ベース部300と電気的に接続可能である。第2接続部120は、第1照明装置500と接続できず、第2照明装置200と電気的に接続可能である。第2接続部120は、第1接続部110と電気的に接続される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1照明装置に電力を供給するベース部に接続可能な照明用アダプタであって、
前記ベース部と電気的に接続可能な第1接続部と、
前記第1照明装置と接続できず、第2照明装置と電気的に接続可能な第2接続部と
を備え、
前記第2接続部は、前記第1接続部と電気的に接続される、照明用アダプタ。
【請求項2】
前記第1接続部は、一対の接続端子を含み、
前記第2接続部は、前記第2照明装置が有する口金部と係合する受口部を含む、請求項1に記載の照明用アダプタ。
【請求項3】
前記第1接続部と前記第2接続部とが配置される本体部を更に備え、
前記本体部は、
前記ベース部と対向可能な第1面と、
前記第1面と反対側の第2面と
を含み、
前記第1接続部は、前記第1面から突出し、
前記第2接続部は前記第2面から前記第1面に向かって、前記本体部を貫通する、請求項1又は請求項2に記載の照明用アダプタ。
【請求項4】
前記本体部は、前記第1面から突出する筒部を更に含み、
前記筒部は、前記一対の接続端子との間に位置し、
前記第2接続部のうちの前記第1面から突出する突出部分は、前記筒部の径方向の内側に位置する、請求項3に記載の照明用アダプタ。
【請求項5】
前記本体部は、使用者が指を掛けることが可能な指掛け部を含み、
前記指掛け部は、前記第2面において、前記第2接続部よりも外側に位置する、請求項3又は請求項4に記載の照明用アダプタ。
【請求項6】
前記ベース部から前記電力が供給される第1状態と前記ベース部から前記電力が供給されない第2状態とを切り替える切替部を更に備える、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の照明用アダプタ。
【請求項7】
前記本体部に配置される本体光源部を更に備え、
前記第1状態の場合、前記第2照明装置の光源部は不可視光を出射し、前記本体光源部は可視光を出射する、請求項6に記載の照明用アダプタ。
【請求項8】
前記第2照明装置から出射される光の光量を示す信号を出力する制御部と、
人を検知する検知部と
を更に備え、
前記制御部は、前記検知部の検知結果に基づいて、第1信号又は第2信号を出力し、
前記第1信号は、前記第2照明装置から出射される光の光量を増加させる信号を示し、
前記第2信号は、前記第2照明装置から出射される光の光量を減少させる信号を示す、請求項6に記載の照明用アダプタ。
【請求項9】
通信装置と通信可能な通信部を更に備え、
前記制御部は、前記通信部が受信した前記通信装置からの信号に基づいて、前記第1信号又は前記第2信号を出力する、前記切替部を制御する、請求項8に記載の照明用アダプタ。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の照明用アダプタと、
前記照明用アダプタの第2接続部に接続され、光を出射する第2照明装置と
を備える、照明器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明用アダプタ及び照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のランプは、口金と、筐体と、発光体と、点灯装置とを備える。口金は、電源用ソケットに装着される。筐体は、口金が取り付けられる。発光体は、筐体に取り付けられる。点灯装置は、筐体の内部に配置され、口金を介して電源から供給される電力を用いて、発光体を点灯する。口金は、IEC(国際電気標準会議)及びJIS(日本産業規格)に規定されているGX53型である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-232075号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のランプでは、電源用ソケットに対応しない口金の照明装置を取り付けることができない。よって、電力を供給するベース部に対して、使用者が選択できる照明装置の種類を増加させることができなかった。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、電力を供給するベース部に対して、取付が可能となる照明装置の種類を増加させることができる照明用アダプタ及び照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に開示する照明用アダプタは、第1照明装置に電力を供給するベース部に接続可能である。前記照明用アダプタは、第1接続部と、第2接続部とを備える。前記第1接続部は、前記ベース部と電気的に接続可能である。前記第2接続部は、前記第1照明装置と接続できず、第2照明装置と電気的に接続可能である。前記第2接続部は、前記第1接続部と電気的に接続される。
【0007】
本願に開示する照明用アダプタにおいて、前記第1接続部は、一対の接続端子を含むことが好ましい。前記第2接続部は、前記第2照明装置が有する口金部と係合する受口部を含むことが好ましい。
【0008】
本願に開示する照明用アダプタは、本体部を更に備えることが好ましい。前記本体部は、前記第1接続部と前記第2接続部とが配置されることが好ましい。前記本体部は、第1面と、第2面とを含むことが好ましい。前記第1面は、前記ベース部と対向可能であることが好ましい。前記第2面は、前記第1面と反対側に位置することが好ましい。前記第1接続部は、前記第1面から突出することが好ましい。前記第2接続部は前記第2面から前記第1面に向かって、前記本体部を貫通することが好ましい。
【0009】
本願に開示する照明用アダプタおいて、前記本体部は、筒部を更に含むことが好ましい。前記筒部は、前記第1面から突出することが好ましい。前記筒部は、前記一対の接続端子との間に位置することが好ましい。前記第2接続部のうちの前記第1面から突出する突出部分は、前記筒部の径方向の内側に位置することが好ましい。
【0010】
本願に開示する照明用アダプタおいて、前記本体部は、指掛け部を含むことが好ましい。前記指掛け部は、使用者が指を掛けることが可能であることが好ましい。前記指掛け部は、前記第2面において、前記第2接続部よりも外側に位置することが好ましい。
【0011】
本願に開示する照明用アダプタは、切替部を更に備えることが好ましい。前記切替部は、前記ベース部から前記電力が供給される第1状態と前記ベース部から前記電力が供給されない第2状態とを切り替えることが好ましい。
【0012】
本願に開示する照明用アダプタは、本体光源部を更に備えることが好ましい。前記本体光源部は、前記本体部に配置されることが好ましい。前記第1状態の場合、前記第2照明装置の光源部は不可視光を出射し、前記本体光源部は可視光を出射することが好ましい。
【0013】
本願に開示する照明用アダプタは、制御部と、検知部とを更に備えることが好ましい。前記制御部は、前記第2照明装置から出射される光の光量を示す信号を出力することが好ましい。前記検知部は人を検知することが好ましい。前記制御部は、前記検知部の検知結果に基づいて、第1信号又は第2信号を出力することが好ましい。前記第1信号は、前記第2照明装置から出射される光の光量を増加させる信号を示すことが好ましい。前記第2信号は、前記第2照明装置から出射される光の光量を減少させる信号を示すことが好ましい。
【0014】
本願に開示する照明用アダプタは、通信部を更に備えることが好ましい。前記通信部は、通信装置と通信可能であることが好ましい。前記制御部は、前記通信部が受信した前記通信装置からの信号に基づいて、前記第1信号又は前記第2信号を出力することが好ましい。
【0015】
本願に開示する照明器具は、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の照明用アダプタと、第2照明装置とを備えることが好ましい。前記第2照明装置は、前記照明用アダプタの第2接続部に接続され、光を出射することが好ましい。
【発明の効果】
【0016】
本発明の照明用アダプタと照明器具とによれば、電力を供給するベース部に対して、取付が可能となる照明装置の種類を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】実施形態1に係る照明器具を示す図である。
図2】実施形態1の照明器具のうち、照明用アダプタと、照明装置とを分離した状態を示す図である。
図3】従前の照明器具を示す図である。
図4】実施形態1の照明器具に係る照明用アダプタを天井の側から見た図である。
図5】実施形態1の照明器具に係る照明用アダプタの斜視図である。
図6】実施形態2に係る照明器具の照明用アダプタを示す図である。
図7】実施形態2に係る照明用アダプタのブロック図である。
図8】実施形態2に係る照明器具の制御部が実行する処理のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。本発明の実施形態において、X軸、Y軸、及びZ軸は互いに直交し、X軸及びY軸は水平面に平行であり、Z軸は鉛直線に平行である。
【0019】
[実施形態1]
図1図3を参照して、本発明の実施形態1の照明器具1を説明する。図1は、実施形態1に係る照明器具1を示す図である。照明器具1は、例えば、ダウンライトである。図1では、天井CLと照明器具1のベース部300の断面を示している。図2は、実施形態1の照明器具1のうち、照明用アダプタ100と、照明装置200とを分離した状態を示す図である。照明装置200は、例えば、ランプである。図2では、照明用アダプタ100の断面を示している。図2における照明用アダプタ100の断面は、理解を容易にするために断面を示すハッチングを省略している。図3は、従前の照明器具を示す図である。
【0020】
図1に示すように、照明器具1は、例えば、部屋内に配置される。部屋は、天井CLと、複数の壁面と、床とを有する。天井CLは、水平面であってもよく、傾斜面であってもよい。天井CLには、外部配線CB1が配置される。外部配線CB1は、外部電源から電力が供給される。外部配線CB1の先端には、接続部CNが取り付けられる。接続部CNは、外部配線CB1と異なる配線と接続される。
【0021】
図1に示すように、天井CLは、ベース部300が配置される。なお、ベース部300は、天井CLに埋設されてもよいし、アーム又はワイヤ等によって天井CLから吊下げられてもよい。
【0022】
ベース部300は、例えば、略円筒状である。ベース部300は、保持部材310と、反射板320と、ソケット331とを有する。
【0023】
保持部材310は、ソケット331を保持する。保持部材310は、天井CLに取り付けられる。保持部材310は、例えば、金属製である。保持部材310は、例えば、細長い板金を折り曲げ加工することによって作成される。反射板320は、照明装置200が出射した光を反射する。
【0024】
ソケット331は、2つのビスBによって、保持部材310に取り付けられる。ソケット331には、一対の係合孔332が形成されている。係合孔332には、照明器具1の照明用アダプタ100の端子が係合される。
【0025】
ソケット331は、絶縁体で形成される。ソケット331は、外部配線CB2を有する。外部配線CB2は、天井CLに配置された外部配線CB1と接続部CNを介して電気的に接続する。したがって、ソケット331の係合孔332に照明器具1の照明用アダプタ100の端子を係合することで、照明用アダプタ100の端子が接点に電気的に接続される。また、ソケット331は、外部電源電圧(例えば、AC(alternating current) 100V)が印加される。
【0026】
照明器具1は、光Lを出射する。光Lは、可視光又は不可視光を含む。照明器具1は、光Lを出射する。照明器具1は、照明用アダプタ100と、照明装置200とを備える。
【0027】
照明装置200は、光Lを出射する。照明装置200は、「第2照明装置」の一例に相当する。照明装置200は、例えば、電球である。電球は、一般的なLED電球の構成と同様の構成を有する。具体的には、電球は、図2に示すように、口金部21と、電源部22と、光源部23とを有する。口金部21は、略円筒形状である。口金部21は、Z軸方向に沿って見たときの形状が略円形形状である。口金部21は、例えば、EN口金が採用される。Nは、例えば、電球の直径を示す値である。例えば、口金部21は、E26口金が採用される。照明装置200は、いわゆる回し込み型の電球である。
【0028】
口金部21は、外部電源から供給される電力を受電し、受電した電力を電源部22へ供給する。
【0029】
口金部21は、シェル部211と、絶縁部212と、アイレット部213とを有する。シェル部211及びアイレット部213は、導電性の部材で構成される。シェル部211及びアイレット部213は、例えば、金属を材料として含む。
【0030】
シェル部211は、外部電源装置から供給される電力を受電する。シェル部211は、口金部21の側面に設けられる。シェル部211は、雄ネジ部211aを含む。雄ネジ部211aは、複数の第1山部211bと、複数の第1谷部211cとを有する。複数の第1山部211bは、複数の第1谷部211cから口金部21の径方向の外側へ突出する。複数の第1谷部211cは、螺旋状の溝を構成する。複数の第1山部211bと複数の第1谷部211cとは、Z軸方向に沿って交互に設けられる。
【0031】
絶縁部212及びアイレット部213は、口金部21が有する2つの端部のうち、電源部22及び光源部23が配置される側とは反対側の端部に設けられる。
【0032】
絶縁部212は、シェル部211とアイレット部213とを絶縁する。アイレット部213は、外部電源装置から供給される電力を受電する。詳しくは、アイレット部213には、シェル部211に供給される電流とは異なる極性の電流が供給される。
【0033】
シェル部211とアイレット部213とが電力を受電することにより、外部電源装置から供給された電力が電源部22へ供給される。
【0034】
電源部22は、電源ケース221及び電力制御回路222を有する。電力制御回路222は、電源ケース221の内部に配置される。電力制御回路222は、口金部21から供給された電力を光源部23へ供給する。詳しくは、電力制御回路222は、外部電源電圧を内部電源電圧に変換する。電力制御回路222は、内部電源電圧を光源部23へ供給する。
【0035】
光源部23は、グローブ231及び光源232を有する。グローブ231は、透過性を有する材料を含む。グローブ231は、中空の略半球形状である。グローブ231の内部に光源232が配置される。
【0036】
光源232は、光を出射する。光源232は、例えば、SMD(Surface Mount Device)チップである。光源232は、発光素子を含む。発光素子は、例えば、LED素子を含む。
【0037】
照明用アダプタ100は、本実施形態に係る照明装置200を、図3に示す従前の照明装置のベース部300に接続可能とするアダプタである。
【0038】
従前の照明装置500は、「第1照明装置」の一例に相当する。例えば、図3に示すよう、照明装置500は、光を出射する。照明装置500は、例えば、GX53口金の口金構造を有する。
【0039】
具体的には、照明装置500は、筐体501と、一対の端子部510と、光源部520と、電力制御回路530とを備える。
【0040】
筐体501は、セード502と、ケース503とを備える。ケース503の形状は、例えば、上面を有する円筒体である。セード502の形状は、例えば、下面を有する円筒体である。
【0041】
光源部520は、光を出射する。光源部520から出射された光は、セード502を透過して筐体501の外部に出射される。
【0042】
電力制御回路530は、一対の端子部510から供給された電力を光源部520へ供給する。
【0043】
一対の端子部510の各々は、筐体501に配置される。一対の端子部510は、ベース部300のソケット331に係合される。具体的には、ソケット331の係合孔332に照明装置500の一対の端子部510が係合されることによって、ソケット331に照明装置500が取り付けられる。
【0044】
詳細には、使用者は照明装置500を所定回転方向回転させることで、照明装置500をベース部300に取付けることができる。また、使用者は所定回転方向と反対方向に照明装置500を回転させることで、照明装置500をベース部300から取外すことができる。
【0045】
図1に示すように、照明用アダプタ100は、図3に示す照明装置500に電力を供給するベース部300に接続可能である。照明用アダプタ100は、第1接続部110と、第2接続部120とを備える。第1接続部110は、ベース部300と電気的に接続可能である。第2接続部120は、図3に示す照明装置500と接続できない。第2接続部120は、照明装置200と電気的に接続可能である。第2接続部120は、第1接続部110と電気的に接続される。したがって、照明器具1のベース部300に照明用アダプタ100を介して、照明装置200を取り付けることが可能となる。この結果、電力を供給するベース部300に対して、取付が可能となる照明装置の種類を増加させることができる。
【0046】
具体的には、図2示すように、照明用アダプタ100は、一対の配線140を更に備える。一対の配線140は、第1接続部110と第2接続部120とを接続する。一対の配線140は、第1配線141と第2配線142とを含む。よって、図1に示すように、照明用アダプタ100がベース部300に接続されたときに、第2接続部120と第1接続部110とは電気的に接続される。
【0047】
図2に示すように、第1接続部110は、一対の接続端子である。具体的には、第1接続部110は、一方側の接続端子111と、他方側の接続端子112とを含む。一方側の接続端子111は、第2接続部120よりも第1方向D1の側に位置する。第1方向D1は、一方の接続端子111から他方の接続端子112へ向かう方向を示す。他方側の接続端子112は、第2接続部120よりも第2方向D2の側に位置する。第2方向D2は、第1方向D1の逆方向を示す。
【0048】
一方側の接続端子111と他方側の接続端子112との各々は、第3方向D3に沿って延びた第1円柱部材と、第3方向D3に沿って延びた第2円柱部材とを含む。第3方向D3は、鉛直方向Zに沿う方向であり、床から天井CLへ向かう方向を示す。第1円柱部材は、第2円柱部材の第4方向D4の側に配置される。第4方向D4は、第3方向D3の反対方向を示す。つまり、第4方向D4は、天井CLから床に向かう方向を示す。第2円柱部材は、第1円柱部材より大きい。一方側の接続端子111と他方側の接続端子112との各々は、金属製である。
【0049】
第2接続部120は、第1端子121と、第2端子122と、受口部123とを含む。
【0050】
第1端子121は、導電性の部材である。第1端子121は、板状の部材である。第1端子121は、第1配線141を介して一方側の接続端子111に電気的に接続される。つまり、第1端子121は、外部電源装置と電気的に接続される。第1端子121は、受口部13の外周面に接触している。
【0051】
第2端子122は、導電性の部材である。第2端子122は、板状の部材である。第2端子122は、第2配線142を介して他方側の接続端子112に電気的に接続される。つまり、第2端子122は、外部電源装置と電気的に接続される。第2端子122は、弾性力を有する。第2端子122は、例えば、板バネである。第2端子122は、先端部分がZ軸方向に沿って移動自在である。
【0052】
受口部123は、図2を参照して説明した照明装置200の口金部21と係合する。詳しくは、受口部123は、口金部21と機械的に接続する。したがって、照明用アダプタ100は口金部21を有する照明装置200を接続できる。この結果、ベース部300に取り付けることのできない照明装置200を取り付けることができる。
【0053】
受口部123は、中空の略円筒形状である。受口部123は、Z軸方向に沿って見たときの形状が略円形形状である。受口部123には、口金部21が第3方向D3へ向けて挿入される。
【0054】
受口部123は、口金部21が螺合される雌ネジ部131を有する。雌ネジ部131は、非導電性の部材である。非導電性の部材は、樹脂を材料として含むことが好ましい。樹脂は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂、及びPC(ポリカーボネート)樹脂を含む。
【0055】
雌ネジ部131は、受口部13の周方向に沿って連続して設けられる。雌ネジ部131は、複数の第2谷部131aと、複数の第2山部131bとを有する。複数の第2山部131bは、複数の第2谷部131aから受口部13の径方向の内側へ突出する。複数の第2谷部131aは、螺旋状の溝を構成する。複数の第2谷部131aと、複数の第2山部131bとは、Z軸方向に沿って交互に設けられる。
【0056】
次に図1図2図4図5とを参照して、照明用アダプタ100を更に詳しく説明する。図4は、実施形態1の照明器具1に係る照明用アダプタ100を天井CLの側から見た図である。図5は、実施形態1の照明器具1に係る照明用アダプタ100の斜視図である。
【0057】
照明用アダプタ100は、本体部101を更に備える。本体部101は、第1接続部110と第2接続部120とが配置される。図4図5とに示すように、本体部101は、円筒形状を有する。本体部101は、第1面102と、第2面103と、筒部104とを含む。なお、本実施形態では、本体部101は、円筒形状10を有したがこれに限らない。本体部101は、例えば、筒形状であってもよく、円筒形状以外の形状であってもよい。つまり、本体部101は、第1接続部110がJISに規格されている形状、及び、JISに規格されている位置であればよい。
【0058】
第1面102は、ベース部300と対向可能である。第1面102は、第2面103よりも第3方向D3の側に位置する。
【0059】
第2面103は、第1面102と反対側に位置する。つまり、第2面103は、第1面102よりも第4方向D4の側に位置する。換言すると、第2面103は、床と対向する。
【0060】
図2に示すように、本実施形態の第1接続部110は、第1面102から突出する。具体的には、第1接続部110は、第1面102から第3方向D3に突出する。第2接続部120は、第2面103から第1面102に向かって本体部101を貫通する。つまり、第2接続部120は、第1面102と第2面103との間に位置する埋没部分115と、第1面102から突出する突出部分116とを有する。したがって、第2接続部120の鉛直方向Zの長さが本体部101の鉛直方向Zのよりも大きくても、第2面103の側に第2接続部120が突出することを抑制できる。この結果、第2接続部120が第2面103の側から露出することを抑制できる。つまり、第2面103側の美観の低減を抑制できる。
【0061】
筒部104は、第1面102から突出する。具体的には、筒部104は、第1面102から第3方向D3に沿って突出する。筒部104の第3方向D3における長さは、第1接続部110よりも長い。また、筒部104の第3方向D3における長さは、第2接続部120のうち第1面102から突出する突出部分116よりも長い。
【0062】
図4に示すように、筒部104は、一対の接続端子である第1接続部110の間に位置する。具体的には、筒部104は、一方の接続端子111と他方の接続端子112との間に位置する。第2接続部120のうちの第1面102から突出する突出部分116は、筒部104の径方向の内側に位置する。したがって、筒部104は、第2接続部120と一対の接続端子との間に位置する。具体的には、筒部104は、第2接続部120と一方の接続端子111との間に位置し、第2接続部120と他方の接続端子112との間に位置する。この結果、ベース部300に対応した第1接続部110の配置に合わせて、第2接続部120を設置できる。なお、図4に示す例では、筒部104の内部構造(一方の接続端子111など)が目視可能であるが、筒部104の第3方向D3の端部が閉じ、筒部104の内部構造が目視できない構成であってもよい。
【0063】
また、第2接続部120のうちの少なくとも突出部分116の外径は、筒部104の内径よりも小さい。したがって、筒部104の内部に第2接続部120の突出部分116を位置させることが可能となる。つまり、筒部104よりも小さい第2接続部120であれば、本体部101に取り付けることが可能となる。この結果、筒部104の内径までの大きさの口金を取り付けることが可能となる。例えば、口金をE26と異なる大きさの口金とすることができる。
【0064】
また、本実施形態では、筒部104の第3方向D3における長さは、第2接続部120のうち第1面102から突出する突出部分116よりも長いため、筒部104の内径までの大きさの口金を本体部101に取り付けたとしても、照明用アダプタ100の高さを小さくできる。
【0065】
また、図5に示すように、本体部101は、使用者が指を掛けることが可能な指掛け部105を含む。指掛け部105は、第2面103において、第2接続部120よりも外側に位置する。したがって、指掛け部105に指を掛けることが可能となる。つまり、使用者が誤って第2接続部120に指を挿入することを低減できる。この結果、照明用アダプタ100をベース部300から取り外す際に、第2接続部120を避けつつ、指掛け部105に指を掛けることを促すことができる。本実施形態では、指掛け部105は、第2面103から突出する一対の突起体である。
【0066】
[実施形態2]
続いて、図1図2図5図6図7、及び図8を参照して、実施形態2に係る照明器具1の構成について説明する。実施形態2は、照明用アダプタ100が制御部160と、電源変換部171と、切替部172と、本体光源部173と、検知部174と、記憶部175と、通信部176とを有する点で実施形態1と異なる。以下、実施形態2について、実施形態1と異なる事項について説明し、実施形態1と重複する部分についての説明は割愛する。
【0067】
図6は、実施形態2に係る照明器具1の照明用アダプタ100を示す図である。図7は、実施形態2に係る照明器具1の照明用アダプタ100のブロック図である。図6に示すように、実施形態2に係る照明器具1の照明用アダプタ100は、本体部101と、第1接続部110と、第2接続部120と、指掛け部105と、電源変換部171と、切替部172と、本体光源部173と、検知部174と、制御部160と、記憶部175と、通信部176とを備える。
【0068】
実施形態2の本体部101は、電源変換部171と、切替部172と、制御部160と、記憶部175と、通信部176とを収容する。本体部101の第2面103には、本体光源部173と、検知部174とが配置される。
【0069】
電源変換部171は、外部電源電圧から供給される交流電力(例えばAC100Vの商用電源からの電力)を直流電力に変換して、制御部160に出力する。電源変換部171は、第1接続部110がベース部300に接続されることによって、第1接続部110を介して外部電源電圧から電力の供給を受ける。具体的には、電源変換部171は、例えば、4つのダイオードで構成されるブリッジ型全波整流回路であるが、AC-DCコンバータIC等、どのような態様であってもよい。
【0070】
切替部172は、ベース部300から電力が供給される第1状態とベース部300から電力が供給されない第2状態とを切り替える。切替部172は、例えば、プルスイッチである。切替部172は、例えば、引き紐が接続されたプルスイッチである。したがって、引き紐を引っ張ることで使用者が手動で照明装置200を点灯させるか否かを決定できる。この結果、使用者が所望するタイミングで照明装置200を点灯又は消灯させることができる。
【0071】
本体光源部173は、本体部101に配置される。具体的には、本体光源部173は、本体部101の第2面103に配置される。本体光源部173は、可視光を出射する。本体光源部173は、照明装置200よりも小さい光源である。本体光源部173は、例えば、LEDモジュールである。本体光源部173は、基板と、発光部とを備える。発光部は、複数のLEDと、複数のLEDを封止する封止部材とを有する。複数のLEDは、例えば、基板上において、複数列に又はマトリクス状に実装される。すなわち、本体光源部173は、複数のLEDが基板上に直接実装された、いわゆるCOB(Chip On Board)構造である。なお、発光素子としてLEDを例示したが、これに限らない。つまり、発光素子として、半導体レーザ等の半導体発光素子、又は、有機EL(Electro Luminescence)や無機EL等のEL素子等その他の固体発光素子を用いてもよい。
【0072】
例えば、照明用アダプタ100に接続される照明装置200にベース部300から電力が供給され、照明装置200が不可視光を出射する場合、本体光源部173は可視光を出射する。したがって、照明装置200が不可視光を出射していることを本体光源部173が使用者に報知できる。この結果、不可視光を出射する照明装置200であっても、本体光源部173が消灯しているか点灯しているかで使用者は照明装置200が消灯しているか点灯しているかを把握できる。
【0073】
照明装置200が出射する不可視光は、例えば、紫外光である。紫外光は、紫外帯域(380nm以下)の光、深紫外帯域(200nm以上300nm以下)の光、又は、UV-C帯域(280nm以下)の光、波長222nmの光を含む。好ましくは、紫外光源11は、主波長が200~230nmの光を出射する光源である。その中でも222nmの光が人体への影響が少なく、かつ殺菌効果が得られるため、紫外光源11の主波長を222nmとすることが更に好ましい。
【0074】
検知部174は、人を検知する。検知部174は、照明用アダプタ100に対する人の動きを検出して、検出信号を制御部160に出力する。具体的には、検知部174は、周辺の赤外線の変化量を検知する。検知部174は、例えば、赤外線センサ、熱センサを含む。
【0075】
制御部160は、照明用アダプタ100の各部位を制御する。制御部160は、例えば、本体部101の内部に設置される。制御部160は、CPU(Central Processing Unit)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)のようなプロセッサー、及び記憶装置を含む。
【0076】
記憶部175は、データ及びコンピュータープログラムを記憶する。例えば、記憶部175は、制御部160の各処理に必要なデータを一時的に記憶したり、照明用アダプタ100に対するデータを記憶したりする。記憶部175は、記憶装置(主記憶装置及び補助記憶装置)を含み、例えば、メモリー及びハードディスクドライブを含む。記憶部175はリムーバブルメディアを含んでもよい。
【0077】
通信部176は、外部の通信装置600と通信可能である。通信部176は、例えば、近距離無線通信規格に準じた無線通信モジュールを備える。近距離無線通信規格は、例えば、Bluetooth(登録商標)である。例えば、通信部176と外部の通信装置とが対応付けられることによって、照明用アダプタ100と外部の通信装置とがリンクされる。本実施形態では、近距離無線通信規格をBlutooth(登録商標)としたがこれに限らない。例えば、ZIGBEE(登録商標)のような近距離無線規格であってもよい。また、例えば、Wi-Fi(登録商標)のような無線LAN(Local Area Network)規格であってもよい。
【0078】
引き続き図7を参照して、照明用アダプタ100の制御部160を更に詳しく説明する。
【0079】
制御部160は、位相制御方式に対応し、照明装置200を制御する位相調光信号を出力する。位相調光信号は、照明装置200から出射される光の光量を示す信号を出力する。したがって、位相調光信号は光の光量の変更を指令し、照明装置200は、位相調光信号に対応する光を発生する。
【0080】
本実施形態の制御部160は、第1信号又は第2信号を出力する。具体的には、制御部160は、検知部174の検知結果に基づいて、第1信号又は第2信号を出力する。第1信号は、照明装置200から出射される光の光量を増加させる信号を示す。第2信号は、照明装置200から出射される光の光量を減少させる信号を示す。例えば、検知部174の検知結果が人を検知する場合、制御部160は第1信号を出力する。したがって、人を検知した時に照明装置200が出射する光の光量が増加する。つまり、人を検知した時に照明装置200が光を出射できる。この結果、人を検知した時に光を出射する機能を照明器具1に搭載できる。
【0081】
また、例えば、検知部174の検知結果が人を検知しないことを示す場合、制御部160は第2信号を出力する。具体的には、制御部160は、検知部174の検知結果に基づいて、人を検知しない期間が閾値を超えたか否かを判定する。閾値は、例えば、「5分」である。閾値は、任意の値であり、照明用アダプタ100の設計者又は使用者が変更可能である。人を検知しない期間が閾値を超える場合、制御部160は第2信号を出力する。したがって、人を検知しない時に照明装置200が出射する光の光量が減少する。つまり、人を検知しない時に照明装置200が光を出射しないようにできる。この結果、人を検知しない時に光を出射しない機能を照明器具1に搭載できる。
【0082】
また、本実施形態の制御部160は、通信部176が受信した通信装置600からの信号に基づいて、照明装置200の点灯状態を制御する。点灯状態は、調光、調色、配光、ワット数又は点灯期間を示す。具体的には、制御部160は、通信部176が受信した通信装置600からの信号に基づいて、第1信号又は第2信号を出力する。通信装置600からの信号は、照明装置200から出射される光の光量を示す。具体的には、通信装置600からの信号に対応する光の光量となるように、制御部160は、第1信号又は第2信号を出力する。したがって、通信装置600から照明器具1の光の光量を変更できる。この結果、照明器具1の光の光量を変更する際の使用者の利便性が向上する。
【0083】
次に、図8を参照して、照明用アダプタ100の制御部160が実行する処理を説明する。図8は、制御部160が実行する処理のフローチャートを示す。図8に示す制御部160の処理は、検知部174の検知結果に基づいて実行される。図8に示す制御部160の処理は、ステップS101~ステップS104を含む。
【0084】
ステップS101において、制御部160は、検知部174が人を検知したか否かを判定する。検知部174が人を検知しない場合(ステップS101でNo)、処理はステップS104に進む。検知部174が人を検知した場合(ステップS101でYes)、処理はステップS102に進む。
【0085】
ステップS101でYesの場合、ステップS102において、制御部160は、第1信号を出力する。つまり、照明装置200は、光を出射する。処理はステップS103に進む。
【0086】
ステップS103において、制御部160は、人を検知しない期間が閾値を超えるか否かを判定する。人を検知しない期間が閾値を超えない場合(ステップS103でNo)、処理はステップS103に戻る。人を検知しない期間が閾値を超える場合(ステップS103でYes)、処理はステップS104に進む。
【0087】
ステップS103でYesの場合、ステップS104において、制御部160は、第2信号を出力する。つまり、照明装置200は、光の光量を低減し、消灯する。処理は終了する。
【0088】
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の速度、材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0089】
(1)実施形態1と実施形態2の照明用アダプタ100は、セードと放熱部とを更に備えてもよい。セードは、照明装置200から出射された光を拡散する。セードは、透明又は半透明であり、照明装置200から出射された光が透過される。セードは、例えば樹脂製である。セードの表面は、光拡散処理を施して形成してもよい。ここで、光拡散処理は、例えば、微小凹凸形成処理、及び透光白色塗装処理を含む。微小凹凸形成処理は、樹脂成形品の表面に微小な凹凸を形成する処理である。透光白色塗装処理は、透光性を有する乳白色塗料を樹脂成形品の表面に塗装する処理である。
【0090】
放熱部は、本体部101に取付けられる。放熱部は、照明装置200で発生した熱を放熱することが好ましい。放熱部は、例えばアルミニウムのような金属製の部材であり得る。放熱部は金属製であり、照明装置200のヒートシンクとして機能する。したがって、照明装置200が発する熱を放熱することが可能となる。この結果、光源部23の熱の影響を低減できる。
【0091】
(2)実施形態2の照明用アダプタ100の通信部176は、赤外線受光部であってもよい。赤外線受光部は、図示しないリモートコントローラから送信された点灯状態を示す信号を含む赤外線信号を受光する。
【0092】
リモートコントローラの筐体に、光量アップボタン、光量ダウンボタン、光色アップボタン、及び光色ダウンボタンが設けられている場合、使用者がいずれかのボタンを1回押下する毎に、赤外線コード信号によって、使用者が変更を指示した光量又は光色の情報が通信部176へ送られる。したがって、赤外線コード信号に基づいて、制御部160は、使用者が指示した光量となるように第1信号又は第2信号を出力する。
【0093】
(3)本実施形態1の照明用アダプタ100の指掛け部105は、突起体に限らない。例えば、指掛け部105は、凹部であってもよい。また、指掛け部105は、凹部と凸部とを含む形状をしていてもよい。また、本体部101の第2面103の表面処理部分を指掛け部105としてもよい。表明処理部分は、例えば、表面処理がされていない部分と比較して摩擦抵抗が大きくなるように処理される。例えば、表面処理部分には、樹脂が貼り付けられていてもよい。
【0094】
(4)本体部101は操作部を有してもよい。操作部は、AC波形を制御する出力を決定できる。例えば、操作部は、切替ダイヤルである。切替ダイヤルは、例えば、円板である。切替ダイヤルは、一方の方向に回転可能させることで、照明装置200から出射される光の光量を増加させる。換言すれば、明るくできる。また、切替ダイヤルは、他方の方向に回転可能させることで、照明装置200から出射される光の光量を減少させる。換言すれば、暗くできる。
【産業上の利用可能性】
【0095】
本発明は、照明用アダプタ及び照明器具を提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0096】
1 :照明器具
13 :受口部
21 :口金部
23 :光源部
100 :照明用アダプタ
101 :本体部
102 :第1面
103 :第2面
104 :筒部
105 :指掛け部
110 :第1接続部
111 :接続端子
112 :接続端子
116 :突出部分
120 :第2接続部
123 :受口部
160 :制御部
172 :切替部
173 :本体光源部
174 :検知部
176 :通信部
200 :照明装置
232 :光源
300 :ベース部
500 :照明装置
520 :光源部
600 :通信装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8