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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023008878
(43)【公開日】2023-01-19
(54)【発明の名称】捕集ドローン
(51)【国際特許分類】
   A01M 1/06 20060101AFI20230111BHJP
   B64C 39/02 20060101ALI20230111BHJP
   B64C 27/08 20230101ALI20230111BHJP
   B64D 27/24 20060101ALI20230111BHJP
【FI】
A01M1/06
B64C39/02
B64C27/08
B64D27/24
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022103314
(22)【出願日】2022-06-28
(31)【優先権主張番号】P 2021109148
(32)【優先日】2021-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000133445
【氏名又は名称】株式会社ダスキン
(71)【出願人】
【識別番号】320011199
【氏名又は名称】株式会社石川エナジーリサーチ
(74)【代理人】
【識別番号】100129791
【弁理士】
【氏名又は名称】川本 真由美
(74)【代理人】
【識別番号】100118625
【弁理士】
【氏名又は名称】大畠 康
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 祐輔
(72)【発明者】
【氏名】林 義孝
(72)【発明者】
【氏名】三宅 稔
(72)【発明者】
【氏名】石川 満
【テーマコード(参考)】
2B121
【Fターム(参考)】
2B121AA12
2B121DA15
2B121EA21
2B121EA30
2B121FA15
2B121FA20
(57)【要約】
【課題】高所における種々の作業に効果的に利用することができるドローンを提供すること。
【解決手段】本体1と、本体1を飛翔させるように本体1の周辺に設けられた複数の回転翼2と、を有しており、本体1の下部に、被捕集物を吸引して捕集する吸引捕集装置3が固定されている、ことを特徴とする、捕集ドローン10である。
【選択図】図12
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、前記本体を飛翔させるように前記本体の周辺に設けられた複数の回転翼と、を有するドローンであって、
前記本体の下部に、被捕集物を吸引して捕集する吸引捕集装置が固定されている、
ことを特徴とする、捕集ドローン。
【請求項2】
前記吸引捕集装置は、
吸引力を発揮する吸引駆動部と、
前記吸引駆動部から横方向に延びており、先端から前記被捕集物を吸い込むように構成された、吸引筒と、
を有しており、
前記吸引筒は、途中に、被捕集物トラップを有しており、
前記吸引捕集装置は、支持フレームのみを介して、前記本体に固定されている、
請求項1記載の捕集ドローン。
【請求項3】
前記吸引筒は、平面視において、隣接する前記回転翼の間に、位置している、
請求項2記載の捕集ドローン。
【請求項4】
前記吸引筒は、伸縮自在に構成されている、
請求項2記載の捕集ドローン。
【請求項5】
前記回転翼は、プロペラを有しており、
前記プロペラは、表面が黒色を呈している、
請求項1記載の捕集ドローン。
【請求項6】
前記吸引筒は、先端が前記吸引筒から着脱自在である、
請求項2記載の捕集ドローン。
【請求項7】
前記吸引筒の前記先端は、他の形態の前記先端と交換可能である、
請求項6記載の捕集ドローン。
【請求項8】
前記他の形態は、ラッパ形態又は二股形態である、
請求項7記載の捕集ドローン。
【請求項9】
前記吸引筒は、先端の、外面又は内面又は両面が黒色を呈している、
請求項2記載の捕集ドローン。
【請求項10】
更に、発電機から延びて前記本体に連結された給電ケーブルを、有しており、
前記給電ケーブルは、前記本体のガイドロープを兼ねており、前記回転翼の駆動部と前記吸引駆動部とに給電するように連結されている、
請求項2記載の捕集ドローン。
【請求項11】
前記被捕集物が、昆虫である、
請求項1記載の捕集ドローン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高所を飛び交う蜂などの昆虫などを捕集できる捕集ドローンに関する。
【背景技術】
【0002】
ドローンは、高所からの撮影だけでなく、高所における種々の作業にも利用されるようになってきており、昆虫退治作業でも利用されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2019-517243号公報
【特許文献2】特開2020-69833号公報
【特許文献3】実用新案登録第3217561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ドローンを、高所における種々の作業に効果的に利用することが、近年、特に望まれている。本発明は、そのようなドローンを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、本体と、前記本体を飛翔させるように前記本体の周辺に設けられた複数の回転翼と、を有するドローンであって、
前記本体の下部に、被捕集物を吸引して捕集する吸引捕集装置が固定されている、
ことを特徴とする、捕集ドローンである。
【発明の効果】
【0006】
本発明の捕集ドローンによれば、飛翔して、高所の被捕集物に接近して、被捕集物を直接吸い込んで捕集できるので、高所の被捕集物、例えばスズメバチなどを、安全且つ確実に捕集できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の一実施形態の捕集ドローンの上方斜視図である。
図2図1の捕集ドローンの平面図である。
図3図1の捕集ドローンの底面図である。
図4図1の捕集ドローンの右側面図である。
図5図1の捕集ドローンの正面図である。
図6図1の捕集ドローンの背面図である。
図7図1の捕集ドローンの前方下方斜視図である。
図8図1の捕集ドローンの後方下方斜視図である。
図9図1の捕集ドローンの側面略図である。
図10図1の捕集ドローンの平面略図である。
図11図1の捕集ドローンのシステム構成を示すブロック図である。
図12図1の捕集ドローンによる捕集作業の様子を示す図である。
図13】本発明の捕集ドローンの別のシステム構成を示すブロック図である。
図14】プロペラの斜視図である。
図15】プロペラの側面図である。
図16】吸引筒のラッパ形態の先端の斜視図である。
図17図16のXVII矢視図である。
図18図17のXVIII-XVIII断面図である。
図19】吸引筒の二股形態の先端の斜視図である。
図20図19のXX矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1図6は、本発明の一実施形態の捕集ドローンの、上方斜視図、平面図、底面図、右側面図、正面図、及び背面図である。捕集ドローン10は、本体1と4枚の回転翼2とを有している。4枚の回転翼2は、本体1を飛翔させるように、本体1に連結されて、且つ、本体1の周辺に、平面視で均等に配置されて、設けられている。回転翼2は、プロペラ21と、プロペラ21を上方から囲むハウジング22と、を有している。回転翼2は、4枚に限るものではなく、本体1を飛翔させるのに適していれば3枚以上の任意の数を採用できる。
【0009】
そして、捕集ドローン10は、更に、被捕集物を吸引して捕集する吸引捕集装置3を、有している。吸引捕集装置3は、本体1の下部に固定されている。なお、被捕集物としては、例えば、高所を飛び交う蜂などの昆虫、屋根などの高所に溜まった落葉などの不要物を、挙げることができる。
【0010】
吸引捕集装置3は、吸引力を発揮する吸引駆動部31と、吸引駆動部3から横方向(前方向)に延びた吸引筒32と、を有している。吸引筒32は、先端320から被捕集物を吸い込むように構成されており、途中に、被捕集物トラップ321を有している。被捕集物トラップ321は、吸引筒32の先端320から吸い込んだ被捕集物を捕捉するようになっている。吸引筒32は、図2に示されるように、平面視において、隣接する回転翼2の間に、位置している。更に、吸引筒32は、伸縮自在に構成されている。
【0011】
図7及び図8は、捕集ドローン10の前方下方斜視図及び後方下方斜視図である。吸引捕集装置3は、本体1に固定された支持フレーム4のみを介して、本体1に固定されている。
【0012】
具体的には、支持フレーム4は、前フレーム体41、後フレーム体42、前横フレーム体43、後横フレーム体44、右前後フレーム体45、左前後フレーム体46、前縦フレーム体47、及び中央前後フレーム体48を、有している。前フレーム体41は、本体1の下面に固着された横部411と、横部411の両端から、下方に向けて且つ横方向に少し広がるように傾斜して延びた、右縦部412及び左縦部413とを、有しており、本体1の下面の前側に配置されている。後フレーム体42も、前フレーム体41と同じ形態を有しており、すなわち、横部421と、右縦部422及び左縦部423とを、有しており、本体1の下面の後側に、前フレーム体41と平行に、配置されている。前横フレーム体43は、前フレーム体41の下部において、水平方向に延びて、右縦部412と左縦部413とを連結している。後横フレーム体44は、前横フレーム体43と同じ高さ位置において、水平方向に延びて、後フレーム体42の右縦部422と左縦部423とを連結している。右前後フレーム体45は、前横フレーム体43と同じ高さ位置において、前後方向に延びて、右縦部412と右縦部422とを連結している。左前後フレーム体46は、前横フレーム体43と同じ高さ位置において、前後方向に延びて、左縦部413と左縦部423とを連結している。前縦フレーム体47は、縦方向に延びて、前フレーム体41の横部411の中央と前横フレーム体43の中央とを連結している。中央前後フレーム体48は、前フレーム体41の横部411の中央から後方に延びて後フレーム体42の横部421の中央に連結して、更に後方へ延びており、下方に延びた下延部481を有している。そして、吸引捕集装置3は、吸引駆動部31が中央前後フレーム体48の下延部481に固着されることにより上方から支持されることによって、且つ、吸引筒32が前縦フレーム体47の中央に固着されることにより支持されることによって、すなわち、支持フレーム4のみを介して、本体1に固定されている。
【0013】
なお、支持フレーム4は、捕集ドローン10の接地を安定化させるための、右側接地フレーム体491と左側接地フレーム体492を、有している。右側接地フレーム体491は、水平方向に延びて、右縦部412の下端と右縦部422の下端とを連結しており、更に、前フレーム体41及び後フレーム体42を越えて前後方向に延びている。左側接地フレーム体492は、水平方向に延びて、左縦部413の下端と左縦部423の下端とを連結しており、更に、前フレーム体41及び後フレーム体42を越えて前後方向に延びている。右側接地フレーム体491と左側接地フレーム体492とは、平行である。
【0014】
図9は、捕集ドローン10の側面略図である。図10は、捕集ドローン10の平面略図である。本体1は、プロペラ21を駆動するプロペラ駆動部11を内蔵している。回転翼2は、プロペラ駆動部11からの電力を受けてプロペラ21を回転させるモータ23を、有している。捕集ドローン10は、更に、発電機5から延びて本体1に連結された給電ケーブル51を、有している。給電ケーブル51は、具体的には、プロペラ駆動部11と吸引駆動部31とに給電するように連結している。給電ケーブル51は、本体1のガイドロープを兼ねている。プロペラ駆動部11及び吸引駆動部31は、それぞれ、操作機6からの信号を受信する受信部を有しており、操作機6によって、オンオフ制御及び強弱制御されるようになっている。
【0015】
図11は、捕集ドローン10のシステム構成を示すブロック図である。給電ケーブル51は、巻取機52に巻き取られており、巻取機52から進退するようになっている。給電ケーブル51は、電力変換部101を経由して吸引駆動部31に連結している。また、給電ケーブル51は、電力変換部102を経由してプロペラ駆動部11に連結している。電力変換部102は、支持フレーム4の、前横フレーム体43及び後横フレーム体44の上に、載せられて、固定されている。プロペラ駆動部11には、本体1に内蔵された補助電源103も連結している。更に、プロペラ駆動部11には、慣性航行・姿勢制御部(フライトコントローラ)111が接続されている。慣性航行・姿勢制御部111には、受信部112が接続されている。受信部112は、カメラ113の映像に基づいて操作機6から送信されて来る信号を受信するようになっている。慣性航行・姿勢制御部111は、受信部112が受信した信号に基づいて、プロペラ駆動部11を制御するようになっている。
【0016】
上記構成の捕集ドローン10は、次のように作動する。図12は、捕集ドローン10による捕集作業の様子を示す図である。ここでは、被捕集物は、スズメバチ200である。まず、操作機6を操作してプロペラ駆動部11を作動させて、家屋の二階の軒下の巣201付近を飛んでいるスズメバチ200に向けて、すなわち、高所の被捕集物に向けて、本体1を飛翔させる。このとき、給電ケーブル51は、本体1の飛翔に伴って、巻取機52から進退する。そして、本体1がスズメバチ200に接近すると、操作機6を操作して吸引駆動部31を作動させる。吸引駆動部31が作動すると、吸引筒32の先端320がスズメバチ200を吸い込む。吸い込まれたスズメバチ200は、被捕集物トラップ321にて捕捉される。これにより、高所の被捕集物が捕集される。
【0017】
上記構成の捕集ドローン10によれば、次のような作用効果を発揮できる。
(1)飛翔して、高所の被捕集物に接近して、被捕集物を直接吸い込んで捕集できるので、高所の被捕集物を確実に捕集できる。
【0018】
(2)作業者が高所に行くことなく被捕集物を捕集できるので、作業者の安全性を向上できる。例えば、屋根などの高所に溜まった落葉などを、安全に捕集できる。
【0019】
(3)特に、被捕集物が、高所に巣くった、スズメバチ200のような危険昆虫である場合には、作業者は、危険昆虫から離れた位置で作業すればよいので、作業者の安全性を向上できる。
【0020】
(4)吸引筒32が、平面視において、隣接する回転翼2の間に、位置しているので、吸引筒32の先端320を被捕集物に接近させる際に回転翼2が邪魔になるのを、防止できる。よって、吸引筒32の先端320を、より容易に、被捕集物に接近させることができ、被捕集物を、より効率的に捕集できる。
【0021】
(5)吸引筒32が伸縮自在に構成されているので、被捕集物に対する捕集ドローン10の接近位置の最適化を図ることができる。よって、この点からも、被捕集物を、より効率的に捕集できる。
【0022】
(6)給電ケーブル51が本体1のガイドロープとしても機能するので、本体1を所望位置に向けてガイドでき、よって、本体1を安定して飛翔させることができる。
【0023】
(7)給電ケーブル51が本体1のガイドロープを兼ねているので、給電ケーブル及びガイドロープを共に有する場合に比して、本体1の飛翔が軽快なものとなる。よって、捕集ドローン10の作業効率を向上できる。
【0024】
(8)特に、被捕集物が、高所に巣くった、スズメバチ200のような危険昆虫である場合には、プロペラ21によって当該危険昆虫を粉砕することができ、よって、当該危険昆虫をプロペラ21によっても退治できる。
【0025】
[変形例]
本発明の捕集ドローン10は、下記の変形例を任意に1つ以上採用してもよい。
【0026】
(1)図13は、捕集ドローン10の別のシステム構成を示すブロック図である。このシステムは、図11のシステムに比して、次の点のみが異なっている。すなわち、2個の電力変換部101、102に代えて1個の電力変換部104を備えている。このシステムによれば、捕集ドローン10の、構造を簡略化でき、また、軽量化を図ることができる。
【0027】
(2)図14は、プロペラ21の斜視図である。図15は、プロペラ21の側面図である。捕集ドローン10のプロペラ21は、表面が黒色を呈している。例えば、プロペラ21は、表面が黒色塗料で着色されている、又は、カーボンブラック等の黒色材料で構成されている。
【0028】
スズメバチのような危険昆虫は、黒色の物に近寄ってくる習性を有しているので、プロペラ21の表面が黒色を呈していると、より多くの危険昆虫がプロペラ21に近寄って来ることとなり、その結果、より多くの危険昆虫をプロペラ21によって粉砕することができる。よって、危険昆虫を効率的に退治できる。
【0029】
(3)吸引筒32の先端320が吸引筒32から着脱自在である。この着脱機構は、吸引筒32の先端側に設けられた大径部322と、大径部322に対して嵌入自在に構成された先端320の後端部と、によって、構成されている。すなわち、先端320は、その後端部を大径部322に嵌入させることにより、吸引筒32に対して着脱自在となっている。「嵌入」は、「挿し込み」、「捩じ込み」などを含んでいる。なお、着脱機構としては、筒と筒とを連結するためのその他の公知機構を採用できる。先端320は、被捕集物に直接接触する部分であるので、汚損又は破損しやすいが、先端320が吸引筒32から着脱自在であると、先端320のメンテナンスを容易に実行できる。
【0030】
(4)吸引筒32の先端320が、吸引筒32から着脱自在であるとともに他の形態の先端320と交換可能である。図1等に示されている先端320は略円筒形態を有しているが、他の形態の先端320としては、ラッパ形態、二股形態等を採用でき、これらが相互に交換可能である。図16はラッパ形態の先端320の斜視図であり、図17図16のXVII矢視図であり、図18図17のXVIII-XVIII断面図である。また、図19は二股形態の先端320の斜視図であり、図20図19のXX矢視図である。
【0031】
ラッパ形態の先端320を用いた場合には、先端320が広い開口321を有しているので、被捕集物を広範囲から吸引できる。よって、吸引効率を向上できる。
【0032】
二股形態の先端320は、股部325と2つの尖った凸部326とを有している。よって、二股形態の先端320を用いた場合には、例えばスズメバチのような危険昆虫の巣を突き崩したり揺り動かしたりでき、それによって、巣の中に潜んでいる危険昆虫を外に出させて吸引できる。
【0033】
なお、いずれの形態の先端320も、吸引筒32の大径部322に対して嵌入自在な後端部324を有しており、これによって、先端320は吸引筒32に対して着脱自在となっている。
【0034】
(5)吸引筒32の先端320において、外面又は内面又は両面が黒色を呈している。スズメバチのような危険昆虫は、黒色の物に近寄ってくる習性を有しているので、先端320が黒色を呈していると、より多くの危険昆虫が先端320に近寄って来ることとなり、その結果、より多くの危険昆虫を先端320から吸引できる。よって、危険昆虫を効率的に捕集できる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明の捕集ドローンは、高所の被捕集物を安全且つ確実に捕集できるので、産業上の利用価値が大である。
【符号の説明】
【0036】
1 本体
2 回転翼
21 プロペラ
3 吸引捕集装置
31 吸引駆動部
32 吸引筒
320 先端
321 被捕集物トラップ
4 支持フレーム
51 給電ケーブル
200 スズメバチ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20