(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023088890
(43)【公開日】2023-06-27
(54)【発明の名称】聴覚保護システムのための通信装置、聴覚保護システム、および関連する方法
(51)【国際特許分類】
H04R 3/12 20060101AFI20230620BHJP
H04R 1/10 20060101ALI20230620BHJP
G10K 11/175 20060101ALI20230620BHJP
【FI】
H04R3/12 Z
H04R1/10
G10K11/175
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022199526
(22)【出願日】2022-12-14
(31)【優先権主張番号】21214642
(32)【優先日】2021-12-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(71)【出願人】
【識別番号】521511782
【氏名又は名称】ファルコム エー/エス
【氏名又は名称原語表記】FalCom A/S
【住所又は居所原語表記】Lautrupbjerg 7, 2750 Ballerup, Denmark
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】セーレン クリスチャン ブイ. ペダーセン
(72)【発明者】
【氏名】マーク オルトン
【テーマコード(参考)】
5D061
5D220
【Fターム(参考)】
5D061FF02
5D220AA02
5D220AA22
5D220DD00
(57)【要約】 (修正有)
【課題】戦闘状況中または他のストレス環境において、その柔軟性およびユーザの聴覚保護を改善する聴覚保護システム(例えば二重聴覚保護システム)のための通信装置および方法を提供する。
【解決手段】1つまたは複数の聴覚保護装置2を備える聴覚保護システム3において、通信システム5の通信装置4は、処理ユニット14と、メモリ22と、インターフェース20と、を備える。インターフェースは、聴覚保護装置の接続のための第1コネクタ40Cを備える第1聴覚保護装置インターフェース40Aと、聴覚保護装置の接続のための第2コネクタ41Cを備える第2聴覚保護装置インターフェース41Aと、を備える。第1コネクタ及び第2コネクタは、同じコネクタタイプである。したがって、第1聴覚保護装置2Aおよび第2聴覚保護装置2Bは、第1コネクタ40C及び第2コネクタ41Cのいずれに接続してもよい。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つまたは複数の聴覚保護装置を備える聴覚保護システムのための通信装置であって、
前記通信装置は、
処理ユニットと、
メモリと、
インターフェースであって、聴覚保護装置の接続のための第1コネクタを備える第1聴覚保護装置インターフェースと、聴覚保護装置の接続のための第2コネクタを備える第2聴覚保護装置インターフェースを備える前記インターフェースと、
を備え、
前記第1コネクタおよび前記第2コネクタは、同じコネクタタイプである、
通信装置。
【請求項2】
前記通信装置は、前記インターフェースの接続方式を検出するように構成され、
前記通信装置は、前記接続方式に基づいて、前記通信装置と、前記第1聴覚保護装置インターフェースおよび前記第2聴覚保護装置インターフェースのうちの1つまたは複数との間の通信方式を決定するように構成される、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記通信装置は、前記第1コネクタへの聴覚保護装置の接続を検出するように構成され、
前記通信方式は、前記第1コネクタへの前記聴覚保護装置の接続の検出に基づく、
請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記通信装置は、前記第2コネクタへの聴覚保護装置の接続を検出するように構成され、
前記通信方式は、前記第2コネクタへの前記聴覚保護装置の接続の検出に基づく、
請求項2または3に記載の通信装置。
【請求項5】
前記通信装置は、前記第1コネクタに接続された前記聴覚保護装置の第1のタイプを検出するように構成され、
前記通信方式は、前記第1のタイプに基づく、
請求項2から4のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項6】
前記通信装置は、前記第2コネクタに接続された前記聴覚保護装置の第2のタイプを検出するように構成され、
前記通信方式は前記第2のタイプに基づく、
請求項2から5のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項7】
前記接続方式の検出は、前記第1コネクタに接続された前記聴覚保護装置のアクティブ状態または非アクティブ状態を検出することを備え、
前記通信方式は、前記第1コネクタに接続された前記聴覚保護装置の状態に基づく、
請求項2から6のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項8】
前記接続方式の検出は、前記第2コネクタに接続された前記聴覚保護装置のアクティブ状態または非アクティブ状態を検出することを備え、
前記通信方式は、前記第2コネクタに接続された前記聴覚保護装置の状態に基づく、
請求項2から7のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項9】
通信方式を決定することは、前記第1コネクタの1つまたは複数の第1出力端子への第1出力、および/または、前記第2コネクタの1つまたは複数の第2出力端子への第2出力を備える出力方式を決定することを備える、
請求項2から8のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項10】
通信方式を決定することは、前記第1コネクタの1つまたは複数の第1入力端子への第1入力、および/または、前記第2コネクタの1つまたは複数の第2入力端子への第2入力を備える入力方式を決定することを備える、
請求項2から9のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項11】
前記処理ユニットは、前記通信方式に基づいて入力信号を決定するための入力モジュールを備える、請求項2から10のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項12】
前記通信装置は、オーバーイヤ型聴覚保護装置との接続を検出するように構成され、
前記通信方式は、前記オーバーイヤ型聴覚保護装置との前記接続の検出に基づく、請求項2から11のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項13】
前記通信装置は、インイヤ型聴覚保護装置の接続を検出するように構成され、
前記通信方式は、前記インイヤ型聴覚保護装置との前記接続の検出に基づく、
請求項2から12のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項14】
前記インターフェースは、第1のプッシュツートークインターフェース(PTT_1)および/または第2のプッシュツートークインターフェース(PTT_2)を備える、請求項1から13のいずれかに記載の通信装置。
【請求項15】
前記インターフェースは、ワイヤレスインターフェースを備え、
前記通信装置は、前記ワイヤレスインターフェースを介して聴覚保護装置と通信するように構成される、請求項1から14のいずれかに記載の通信装置。
【請求項16】
1つまたは複数の聴覚保護装置を備える聴覚保護システムのための通信装置を動作させるための方法であって、
前記通信装置は、
処理ユニットと、
メモリと、
インターフェースであって、聴覚保護装置の接続のための第1コネクタを備える第1聴覚保護装置インターフェースと、聴覚保護装置の接続のための第2コネクタを備える第2聴覚保護装置インターフェースと、を備える前記インターフェースと、
を備え、
前記第1コネクタおよび前記第2コネクタは、同じコネクタタイプであり、
前記方法は、
前記インターフェースの接続方式を検出することと、
前記通信装置と、前記第1聴覚保護装置インターフェースおよび前記第2聴覚保護装置インターフェースのうちの1つまたは複数の間の通信方式を決定することと、
前記通信方式に従って前記第1コネクタおよび/または前記第2コネクタと通信すること、
を備える、
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、聴覚保護システムのための通信装置、聴覚保護システム、および聴覚保護システムのための通信装置を動作させるための方法を含む関連する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
高い雑音レベルを有する戦闘状況または他のストレス環境では、ユーザが、無線または他の通信システムを介してチームメートと通信することを可能にしながら、ユーザの聴覚を効果的に保護することが望ましい。従来の聴覚保護、例えば、受動的フォーム材および/またはイヤマフでは、ユーザが空間認識を維持することを可能にし得る重要な音声キューをユーザに提供することができない。戦闘状況または他のストレス環境の間、ユーザは、チームメートと通信することが可能な状態としつつ、例えば、銃器、機械からの雑音、および他のタイプの絶え間ないまたは断続的な雑音を減衰させるために、聴覚保護装置を装着する必要があり得る。
【0003】
最新の高度な聴覚保護システムは、ユーザが周辺環境を聴くこと、および音源の方向を位置づけて利用することを可能にする、ヒアスルー(hear through)能力を提供する。戦闘状況、例えば、軍事分野では、単一の聴覚保護装置、例えば、オーバーイヤ型(over-the-ear)(OTE)またはインイヤ型(in-the-ear)(ITE)聴覚保護装置では十分ではない状況が存在する。高い雑音レベルを有する戦闘状況または他のストレス環境では、ユーザは二重聴覚保護システムを必要とし得る音圧レベル(SPL)にさらされることがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
聴覚保護システム、例えば、二重聴覚保護システムには、いくつかの構成が存在し、例えば、能動的オーバーイヤ型(OTE)聴覚保護装置と外耳道内の受動的フォーム材が組み合わせられる。しかしながら、既知のシステムは、依然として、例えば、ヒアスルーにおける利得が少なすぎることおよび柔軟性がないことといった、多くの欠点を抱えている。
【0005】
したがって、例えば、戦闘状況中または他のストレス環境において、聴覚保護システム(例えば二重聴覚保護システム)の柔軟性およびユーザの聴覚保護を改善する、聴覚保護システム(例えば二重聴覚保護システム)のための通信装置および方法が必要とされている。聴覚保護システム(例えば二重聴覚保護システム)のユーザの状況認識を高める必要もあり得る。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つまたは複数の聴覚保護装置を備える、聴覚保護システム、例えば、二重聴覚保護システムのための通信装置。通信装置は、処理ユニットと、メモリと、インターフェースとを備える。インターフェースは、聴覚保護装置の接続のための第1コネクタを備える第1聴覚保護装置インターフェースを備える。インターフェースは、聴覚保護装置の接続のための第2コネクタを備える第2聴覚保護装置インターフェースを備える。任意選択的に、第1コネクタおよび第2コネクタは、同じコネクタタイプである。第1コネクタおよび/または第2コネクタは、電気コネクタ、例えば、物理的な電気コネクタとして解釈してもよい。言い換えれば、第1コネクタおよび/または第2コネクタは、例えば、第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースを介した、有線電気接続のためのコネクタとして解釈してもよい。任意選択的に、第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースは、例えば、ワイヤレストランシーバを備えているワイヤレスインターフェースとして具現化されてもよい。言い換えれば、通信装置は、第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースとして(またはその代わりに)機能するワイヤレスインターフェースを備えてもよい。言い換えれば、通信装置が第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースとして機能するワイヤレスインターフェースを備えている場合、第1コネクタおよび第2コネクタは、省略されてもよい。言い換えれば、通信装置は、インターフェースを介して、例えば、ワイヤレスインターフェースを介して、通信装置に接続された1つまたは複数の聴覚保護装置を検出するように構成されてもよい。通信装置は、インターフェースの、例えば、ワイヤレスインターフェースの接続方式を決定するように構成されてもよい。通信装置は、通信装置と、1つまたは複数の聴覚保護装置との間の通信方式を決定するように構成されてもよい。通信装置は、接続方式および/または通信方式に従って、1つまたは複数の聴覚保護装置と通信するように構成されてもよい。
【0007】
さらに、聴覚保護システム、例えば、二重聴覚保護システムのための通信装置を動作させるための方法が開示される。聴覚保護システムは、1つまたは複数の聴覚保護装置を備えてもよい。通信装置は、処理ユニットと、メモリと、インターフェースとを備える。インターフェースは、聴覚保護装置の接続のための第1コネクタを備える第1聴覚保護装置インターフェースを備える。インターフェースは、聴覚保護装置の接続のための第2コネクタを備える第2聴覚保護装置インターフェースを備える。任意選択的に、第1コネクタおよび第2コネクタは、同じコネクタタイプである。任意選択的に、第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースは、例えば、ワイヤレストランシーバを備える、ワイヤレスインターフェースとして具現化されてもよい。言い換えれば、通信装置は、第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースとして(またはその代わりに)機能するワイヤレスインターフェースを備えてもよい。言い換えれば、通信装置が第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースとして機能するワイヤレスインターフェースを備える場合、第1コネクタおよび第2コネクタは、省略されてもよい。言い換えれば、方法は、インターフェースを介して、例えば、ワイヤレスインターフェースを介して、通信装置に接続された1つまたは複数の聴覚保護装置を検出することを備えてもよい。方法は、インターフェースの、例えば、ワイヤレスインターフェースの接続方式を決定することを備えてもよい。方法は、インターフェースの接続方式を検出することを備える。方法は、通信装置と、第1聴覚保護装置インターフェースおよび第2聴覚保護装置インターフェースのうちの1つまたは複数との間の通信方式を決定することを備える。方法は、接続方式および/または通信方式に従って第1コネクタおよび/または第2コネクタと通信することを備える。
【0008】
さらに、聴覚保護システム、例えば、二重聴覚保護システムが開示される。聴覚保護システムは、第1聴覚保護装置と第2聴覚保護装置とを含む、少なくとも2つの聴覚保護装置を備える。本明細書に開示されるように、聴覚保護システムは、処理ユニットと、メモリと、インターフェースとを備える通信装置を備える。インターフェースは、聴覚保護装置の接続のための第1コネクタを備える第1聴覚保護装置インターフェースを備える。インターフェースは、聴覚保護装置の接続のための第2コネクタを備える第2聴覚保護装置インターフェースを備える。任意選択的に、第1コネクタおよび第2コネクタは、同じコネクタタイプである。任意選択的に、第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースは、例えば、ワイヤレストランシーバを備えている、ワイヤレスインターフェースとして具現化されてもよい。言い換えれば、通信装置は、第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースとして(またはその代わりに)機能するワイヤレスインターフェースを備えてもよい。言い換えれば、通信装置が第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースとして機能するワイヤレスインターフェースを備える場合、第1コネクタおよび第2コネクタは、省略されてもよい。言い換えれば、通信装置は、インターフェースを介して、例えば、ワイヤレスインターフェースを介して、通信装置に接続された1つまたは複数の聴覚保護装置を検出するように構成されてもよい。
【0009】
本開示の利点は、通信装置の柔軟性および汎用性が向上することである。例えば、通信装置は、1つまたは複数の異なるタイプの聴覚保護装置(例えば、異なる構成を有する異なる聴覚保護装置、例えば、オーバーイヤ型(OTE)聴覚保護装置、および/またはインイヤ型(ITE)聴覚保護装置)と、単純かつ柔軟な方法で接続し、および/または通信するように適合されてもよい。
【0010】
さらに、通信装置のインターフェース(例えば、1つまたは複数のコネクタ)がより簡単な方法で提供される(例えば、異なる聴覚保護装置に対してより汎用性のあるインターフェースを提供する)ことが利点である。同じコネクタタイプの第1コネクタおよび第2コネクタを有することによって、通信装置は、ユーザが任意の種類の聴覚保護装置を、通信装置のインターフェースの任意のコネクタに接続することを可能にすることができる。高い雑音レベルを有するストレス環境にいるユーザは、1つまたは複数の聴覚保護装置をどこに接続するかを考える必要がなくなり得る。その結果、ユーザにとって通信装置の操作が単純化される。
【0011】
本開示の利点は、1つまたは複数の聴覚保護装置インターフェースへの通信方式が、通信装置のインターフェースの接続方式に基づいて適合可能となることであると理解することができる。
【0012】
さらに、本開示の利点は、ユーザ(例えば、兵士)の安全性が改善されることである。ユーザ(例えば、兵士)は、第2聴覚保護装置(例えば、インイヤ型聴覚保護装置)の機能を失うことなく、第1聴覚保護装置(例えば、オーバーイヤ型聴覚保護装置)を取り外しできることを理解することができる。また、その逆も同様である。例えば、ユーザ(例えば、兵士)は、第2聴覚保護装置(例えば、インイヤ型聴覚保護装置)のヒアスルー機能を犠牲にすることなく、第1聴覚保護装置(例えば、オーバーイヤ型聴覚保護装置)を取り外しできる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本発明の上記および他の特徴および利点は、添付の図面を参照して、例示的な通信装置、方法、および/またはそのサーバ装置の以下の詳細な説明によって、当業者に容易に明らかになるであろう。
【0014】
【
図1】本開示による例示的な通信装置を備える例示的な聴覚保護システムのブロック図である。
【
図2】本開示による例示的な通信装置を備える例示的な聴覚保護システムの概略図である。
【
図3】本開示による例示的な通信装置を備える例示的な聴覚保護システムの概略図である。
【
図4】本開示による例示的な通信装置を備える例示的な聴覚保護システムの概略図である。
【
図5】本開示による例示的な通信装置を備える例示的な聴覚保護システムの概略図である。
【
図6】本開示による例示的な方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
様々な例示的な通信装置および/または方法および詳細が、関連する場合、図面を参照して以下に説明される。図面は一定の縮尺で描かれていることもあれば、描かれていないこともあり、同様の構造または機能の要素は図面全体を通して同様の参照番号によって表されることに留意されたい。また、図面は、通信装置および/または方法の説明を容易にすることのみを意図していることに留意されたい。それらは、本発明の網羅的な説明として、または本発明の範囲に対する限定として意図されていない。加えて、図示された実施形態は、示された全ての態様または利点を有する必要はない。特定の実施形態に関連して説明される態様または利点は、必ずしもその実施形態に限定されず、図示されていない場合であっても、または明示的に説明されていない場合であっても、任意の他の通信装置および/または方法において実施することができる。
【0016】
1つまたは複数の聴覚保護装置を備える、聴覚保護システム、例えば、二重聴覚保護システムのための通信装置が開示される。通信装置は、処理ユニットと、メモリと、インターフェースとを備える。任意選択的に、通信装置は、無線ユニットと通信するための無線インターフェースを備える。言い換えれば、通信装置は、無線コネクタを備えてもよい。インターフェースは、聴覚保護装置、例えば、第1聴覚保護装置と接続するための第1コネクタ、例えば、第1電気コネクタを備える第1聴覚保護装置インターフェースを備える。通信装置は、1つまたは複数の聴覚保護装置と1つまたは複数の無線ユニットとの間のインターフェースとして機能するように構成されていると理解することができる。言い換えれば、通信装置は、1つまたは複数の聴覚保護装置と1つまたは複数の無線ユニットとを接続するための装置と解釈されてもよい。例えば、通信装置は、例えば、無線入力信号、無線出力信号、聴覚保護装置入力信号、および聴覚保護装置出力信号を処理するために、1つまたは複数の聴覚保護装置と1つまたは複数の無線ユニットとの間の通信を処理するように構成されてもよい。
【0017】
無線インターフェースは、デジタル無線インターフェースおよび/またはアナログ無線インターフェースを備えてもよい。無線インターフェースは、第1無線インターフェースおよび/または第2無線インターフェースを備えてもよい。無線インターフェース、例えば、第1無線インターフェースおよび/または第2無線インターフェースは、有線インターフェースを備えてもよい。したがって、無線インターフェースは、1つまたは複数の無線コネクタ、例えば、第1無線コネクタ(第1無線インターフェース)および任意選択的に、第2無線コネクタ(第2無線インターフェース)を備えてもよく、各無線コネクタは、無線ユニットへの有線接続のための端子を備える。言い換えれば、通信装置は、第1無線インターフェースおよび/または第2無線インターフェースを介して、例えば、(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、および/またはイーサネットポートの使用によって)デジタル無線インターフェースを介して、無線ユニットと通信するように構成されてもよい。第1無線コネクタおよび/または第2無線コネクタは、電気コネクタ、例えば、物理的な電気コネクタとして解釈されてもよい。言い換えれば、第1無線コネクタおよび/または第2無線コネクタは、無線インターフェースを介した、例えば、第1無線インターフェースおよび/または第2無線インターフェースを介した、有線電気接続のためのコネクタと解釈されてもよい。
【0018】
インターフェースは、聴覚保護装置、例えば、第2聴覚保護装置を接続するための、第2コネクタ、例えば第2電気コネクタを備える、第2聴覚保護装置インターフェースを備える。第1コネクタおよび第2コネクタは、同じコネクタタイプである。任意選択的に、第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースは、例えば、ワイヤレストランシーバを備える、ワイヤレスインターフェースとして具現化されてもよい。言い換えれば、通信装置は、第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースとして機能するワイヤレスインターフェースを備えてもよい。言い換えれば、通信装置が第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースとして機能するワイヤレスインターフェースを備える場合、第1コネクタおよび第2コネクタは、省略されてもよい。言い換えれば、通信装置は、インターフェースを介して、例えば、ワイヤレスインターフェースを介して、通信装置に接続された1つまたは複数の聴覚保護装置を検出するように構成されてもよい。通信装置は、インターフェースの接続方式、例えば、ワイヤレスインターフェースの接続方式を決定するように構成されてもよい。通信装置は、通信装置と1つまたは複数の聴覚保護装置との間の通信方式を決定するように構成されてもよい。通信装置は、接続方式および/または通信方式に従って、1つまたは複数の聴覚保護装置と通信するように構成されてもよい。
【0019】
第1コネクタおよび第2コネクタは、同じコネクタタイプである。言い換えれば、第1コネクタおよび第2コネクタは、聴覚保護装置および/またはアクセサリ装置の同じコネクタタイプを接続および/または受容するように構成され得るので、同じコネクタタイプと解釈され得る。例えば、第1コネクタおよび第2コネクタは、同じ数の端子を備え、同じ数のポートを備え、同じ形状を有し、同じロック機構を有し、および/または同じコネクタ技術を備えてもよい。言い換えれば、第1コネクタおよび第2コネクタは、アグノスティックである、例えば、アグノスティックポートであると解釈されてもよい。コネクタは、聴覚保護装置のコネクタおよび/またはプラグを通信装置に機械的に接続するためのコネクタと解釈されてもよい。第1コネクタおよび第2コネクタは、例えば、オスコネクタまたはメスコネクタであってもよい。例えば、聴覚保護装置のコネクタがオスコネクタである場合、第1コネクタおよび/または第2コネクタはメスコネクタであってもよい。第1コネクタは、第1チャネル、例えば、第1通信チャネルと関連付けられてもよい。第2コネクタは、第2チャネル、例えば、第2通信チャネルと関連付けられてもよい。
【0020】
聴覚保護装置インターフェース、例えば、第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースは、ユーザの聴覚保護システムおよび/または聴覚保護機器の1つまたは複数の聴覚保護装置への通信装置の接続を可能にしてもよい。言い換えれば、通信装置は、第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースを介して、1つまたは複数の聴覚保護装置から入力またはその少なくとも一部を取得するように構成されてもよい。インターフェースは、ワイヤレスまたは有線インターフェースを備えてもよい。1つまたは複数の例示的な通信装置では、第1聴覚保護装置インターフェース、第2聴覚保護装置インターフェース、および/または無線インターフェースは、ワイヤレスインターフェースまたは有線インターフェースを備えてもよい。本明細書に開示される聴覚保護装置インターフェース、例えば、第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースは、通信装置と1つまたは複数の聴覚保護装置との間の有線接続のための、聴覚保護装置コネクタ、例えば、第1コネクタおよび/または第2コネクタを備えてもよい。
【0021】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、インターフェースがワイヤレスインターフェースを備え、通信装置は、ワイヤレスインターフェースを介して聴覚保護装置と通信するように構成される。
【0022】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、処理ユニットが、例えば処理ユニットおよび/またはインターフェースを使用して、インターフェースを介して、例えば、第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースを介して、聴覚保護装置、例えば、第1聴覚保護装置および/または第2聴覚保護装置からの入力を取得するように構成される。1つまたは複数の例示的な通信装置では、処理ユニットは、インターフェースを介して、例えば、第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースを介して、第1聴覚保護装置に、例えば、第1聴覚保護装置および/または第2聴覚保護装置に、第1出力を送信するように構成される。
【0023】
入力は、1つまたは複数の入力、例えば、聴覚保護装置の1つまたは複数のマイクロホンからの1つまたは複数のマイクロホン入力を備えてもよい。入力は、第1聴覚保護装置からの第1入力および/または第2聴覚保護装置からの第2入力を備えてもよい。入力は、聴覚保護装置の音声マイクロホン、例えば、ブームマイクロホンおよび/または外耳道マイクロホンからの音声入力を備えてもよい。第1入力は、第1聴覚保護装置の第1マイクロホンからの第1の一次入力を備えてもよい。第1入力は、第1聴覚保護装置の第2のマイクロホンからの第1の二次入力を備えてもよい。第2入力は、第2聴覚保護装置の第1マイクロホンからの第2の一次入力を備えてもよい。第2入力は、第2聴覚保護装置の第2マイクロホンからの第2の二次入力を備えてもよい。
【0024】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置は、例えば、処理ユニットおよび/またはインターフェースを使用して、インターフェースの接続方式を検出するように構成される。言い換えれば、通信装置は、第1コネクタおよび第2コネクタのうちの1つまたは複数への、1つまたは複数の聴覚保護装置および/またはアクセサリ装置の接続を検出するように構成されてもよい。別の形式では、接続方式は、第1コネクタおよび第2コネクタのうちの1つまたは複数への、1つまたは複数の聴覚保護装置および/またはアクセサリ装置の接続を示してもよい。例えば、通信装置は、インターフェースに接続されている、例えば、第1コネクタおよび第2コネクタに接続されている、聴覚保護装置および/またはアクセサリ装置の数を検出するように構成されてもよい。別の形式では、接続方式は、インターフェースに接続されている、例えば、第1コネクタおよび第2コネクタに接続されている、聴覚保護装置および/またはアクセサリ装置の数を示してもよい。任意選択的に、通信装置は、ワイヤレスインターフェースに接続されている、聴覚保護装置および/またはアクセサリ装置の数を検出するように構成されてもよい。別の形式では、接続方式は、ワイヤレスインターフェースに接続されている、聴覚保護装置および/またはアクセサリ装置の数を示してもよい。
【0025】
本明細書に開示されるアクセサリ装置は、アクセサリ電子装置と解釈されてもよい。本明細書に開示されるアクセサリ装置は、スプリッタ(例えば、スプリッタ部分)、ワイヤレストランシーバ、無線装置、およびユーザ電子装置(例えば、エンドユーザ装置(EUD)アプリケーションのためのユーザ電子装置)のうちの1つまたは複数を備えてもよい。
【0026】
本明細書に開示されるスプリッタは、1つまたは複数の追加の聴覚保護装置インターフェースを通信装置に提供するために、例えば、1つまたは複数の追加のコネクタを通信装置に提供するために、通信装置の聴覚保護装置インターフェース(例えば、通信装置のコネクタ)に接続されるように構成されたスプリッタと解釈されてもよい。
【0027】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置は2つの部分からなる通信装置と解釈されてもよい。言い換えれば、通信装置は、メイン部分と、通信装置の聴覚保護装置インターフェースに接続された、例えばメイン部分のコネクタに接続された、スプリッタ部分を備えてもよい。言い換えれば、メイン部分は1つのコネクタを備えてもよく、スプリッタ部分は、一方側に、メイン部分のコネクタに接続されるように構成された第1スプリッタコネクタを備え、他方側に、1つまたは複数の聴覚保護装置に接続されるように構成された2つ以上のコネクタ、例えば、第2スプリッタコネクタおよび第3スプリッタコネクタを備えてもよい。
【0028】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、例えば、通信装置は処理ユニットおよび/またはインターフェースを使用して、接続方式に基づいて、通信装置と、第1聴覚保護装置インターフェースおよび第2聴覚保護装置インターフェースのうちの1つまたは複数との間の通信方式を決定するように構成される。言い換えれば、通信装置は、通信装置に接続された1つまたは複数の聴覚保護装置に基づいて、通信装置と、第1聴覚保護装置インターフェースおよび第2聴覚保護装置インターフェースのうちの1つまたは複数との間の通信方式を決定するように構成されてもよい。
【0029】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、例えば、処理ユニットおよび/またはインターフェースを使用して、通信方式を決定することは、第1コネクタの1つまたは複数の第1出力端子への第1出力および/または第2コネクタの1つまたは複数の第2出力端子への第2出力を備える出力方式を決定することを備える。言い換えれば、処理ユニットは、例えば、処理ユニットおよび/またはインターフェースを使用して、第1出力を、インターフェースを介して、例えば、第1聴覚保護装置インターフェースを介して、第1コネクタに接続された聴覚保護装置へ送信するように構成されてもよい。言い換えれば、処理ユニットは、例えば、処理ユニットおよび/またはインターフェースを使用して、第2出力を、インターフェースを介して、例えば、第2聴覚保護装置インターフェースを介して、第2コネクタに接続された聴覚保護装置へ送信するように構成される。
【0030】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置は、第1聴覚保護装置インターフェースに接続された、例えば、第1コネクタに接続された聴覚保護装置に基づいて、および/または第2聴覚保護装置インターフェースに接続された、例えば、第2コネクタに接続された聴覚保護装置に基づいて、第1出力方式を選択し、第1出力を決定するように構成される。
【0031】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置は、第1聴覚保護装置インターフェースに接続された、例えば、第1コネクタに接続された聴覚保護装置に基づいて、および/または第2聴覚保護装置インターフェースに接続された、例えば、第2コネクタに接続された聴覚保護装置に基づいて、第2出力方式を選択し、第2出力を決定するように構成される。
【0032】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、出力方式、例えば、第1出力方式および/または第2出力方式は、通信装置が、1つまたは複数の第1出力端子および/または1つまたは複数の第2出力端子のうちのどれに、第1出力および/または第2出力を出力すべきかの優先順位を示してもよい。言い換えれば、出力方式を決定することは、1つまたは複数の聴覚保護装置のうちのどれがアクティブおよび/または非アクティブであるか、例えば、通信に関してアクティブおよび/または非アクティブであるか、ならびに/あるいはユーザの聴覚保護機能に関してアクティブおよび/または非アクティブであるかを決定することを備えてもよい。
【0033】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式を決定することは、第1コネクタの1つまたは複数の第1入力端子への第1入力および/または第2コネクタの1つまたは複数の第2入力端子への第2入力を備える入力方式を決定することを備える。言い換えれば、処理ユニットは、例えば、処理ユニットおよび/またはインターフェースを使用して、インターフェースを介して、例えば、第1聴覚保護装置インターフェースを介して、第1コネクタに接続された聴覚保護装置へのおよび/または聴覚保護装置からの第1入力を送信および/または受信するように構成されてもよい。言い換えれば、処理ユニットは、例えば、処理ユニットおよび/またはインターフェースを使用して、インターフェースを介して、例えば、第2聴覚保護装置インターフェースを介して、第2コネクタに接続された聴覚保護装置へのおよび/または聴覚保護装置からの第2入力を送信および/または受信するように構成される。聴覚保護装置から入力を取得することは、聴覚保護装置から入力を受信することを備えてもよい。第1入力は、聴覚保護装置の1つまたは複数のマイクロホンから受信されてもよい。言い換えれば、第1入力は、第1マイクロホンおよび第2マイクロホンそれぞれからの第1マイクロホン入力信号(第1の一次入力とも示される)および/または第2マイクロホン入力信号(第1の二次入力とも示される)を備えてもよい。例えば、第1入力は、聴覚保護装置の2、3、4、5、10個の異なるマイクロホンそれぞれからの2、3、4、5、10個のマイクロホン入力信号を備えてもよい。
【0034】
第1入力は、音、例えば、聴覚保護装置を装着しているユーザの声、車両、武器、またはチームメートからの音、方向、例えば、音が来る方向、および/または対象の位置(例えば、敵の領域)の方向、音までの距離または対象の位置までの距離、および/または相対的方向、例えば、音がどこから来るか、または対象の位置がどこかを示す範囲または半径を示す角度のうち、1つまたは複数を表してもよい。
【0035】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、処理ユニットは、通信方式および/または接続方式に基づいて、入力信号を決定するための入力モジュールを備える。言い換えれば、処理ユニットは、通信方式に基づいて、1つまたは複数の聴覚保護装置からの、例えば、1つまたは複数の聴覚保護装置の1つまたは複数のマイクロホンからの、1つまたは複数の信号(例えば、音声信号)を混合するように構成されてもよい。処理ユニットは、通信方式および/または接続方式に基づいて、第1聴覚保護装置および/または第2聴覚保護装置からの1つまたは複数の信号を混合するように構成されてもよい。入力信号は、接続方式および/または通信方式に基づいて決定されてもよい。
【0036】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、処理ユニットは、通信方式および/または接続方式に基づいて、出力信号を決定するための出力モジュールを備える。言い換えれば、処理ユニットは、通信方式および/または接続方式に基づいて、1つまたは複数の聴覚保護装置への、例えば、1つまたは複数の聴覚保護装置の1つまたは複数のレシーバへの、1つまたは複数の信号(例えば、音声信号)を混合するように構成されてもよい。処理ユニットは、通信方式および/または接続方式に基づいて、第1聴覚保護装置および/または第2聴覚保護装置への1つまたは複数の信号を混合するように構成されてもよい。出力信号は、接続方式および/または通信方式に基づいて決定されてもよい。
【0037】
第1出力は、1つまたは複数の出力、例えば、1つまたは複数の第1出力信号、例えば、聴覚保護装置(例えば、ユーザによって装着された聴覚保護装置)の1つまたは複数のレシーバへの1つまたは複数の第1音声出力信号を備えてもよい。その場合、レシーバは、1つまたは複数の第1音声出力を出力してもよい。
【0038】
第1出力は、第1入力に基づいていてもよい。言い換えれば、第1出力は、例えば、ユーザが周囲から音声を聞くことを可能にするために、ユーザのマイクロホンによって拾われる音声を備えてもよい。これは、ヒアスルー処理と呼ばれることがある。
【0039】
第1出力は、第2入力に基づいてもよい。言い換えれば、通信ユニットに接続された無線ユニットが受信した音声が、ユーザに提供される。
【0040】
第1出力は、音、例えば、1つまたは複数の他の聴覚保護装置からの、例えば、1つまたは複数の他の聴覚保護装置を装着している1人または複数人の他のユーザからの、1つまたは複数の声、音もしくは対象の位置までの距離、および/または相対的方向、例えば、音がどこから来るか、または対象の位置がどこかを示す範囲もしくは半径を示す角度のうち、1つまたは複数を表してもよい、
【0041】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、処理ユニットは、インターフェースを介して、例えば、第1聴覚保護装置インターフェースおよび/または第2聴覚保護装置インターフェースを介して、第1出力を出力する(例えば、1つまたは複数の音声出力信号を出力する)ように構成される。したがって、第1出力を送信することは、第1出力を出力することを備えてもよいことが理解されたい。聴覚保護装置インターフェースを介して第1出力を出力することは、第1出力を、聴覚保護装置に、例えば、聴覚保護装置の第1レシーバおよび/または聴覚保護装置の第2レシーバに出力する(例えば、1つまたは複数の音声出力信号を出力する)ことを備えてもよい。第1出力を出力することは、例えば、インターフェースを介して、例えば、第1コネクタの第1の一次出力端子および第1の二次出力端子のそれぞれを介して、第1の一次出力(第1の一次出力信号)を第1レシーバに出力すること、および/または第1の二次出力(第1の二次出力信号)を第1聴覚保護装置の第2レシーバに出力することを備えてもよい。第2出力を出力することは、例えば、インターフェースを介して、例えば、第2コネクタの第2の一次出力端子および第2の二次出力端子のそれぞれを介して、第2の一次出力(第2の一次出力信号)を第1レシーバに出力すること、および/または第2の二次出力(第2の二次出力信号)を第2聴覚保護装置の第2レシーバに出力することを備えてもよい。したがって、第1出力は、第1の一次出力および第1の二次出力を備えてもよく、および/または、第2出力は、第2の一次出力および第2の二次出力を備えてもよい。第1の一次出力は、第1の二次出力と異なっていてもよく、および/または、第2の一次出力は、第2の二次出力と異なっていてもよい。聴覚保護装置の第1レシーバおよび第2レシーバに異なる出力または出力信号を出力することは、通信装置が、例えば、接続方式および/または接続方式に基づいて、ユーザに出力される音声の空間的知覚(例えば、方向性)を調整可能とすることを提供する。特に、2つの異なる音声信号、例えば、あるグループからの音声および1人からの音声は、2つの異なる方向から来るものとして知覚されるように調整することができ、それによって、音声を分離するユーザの能力を向上させる。
【0042】
第1レシーバは、左側レシーバであってもよく、第2レシーバは、右側レシーバであってもよい。これにより、第1出力を、例えば、異なる振幅、レベル差、周波数差、位相シフト、および/または時間遅延で、右側および/または左側レシーバに出力することができる。
【0043】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置は、聴覚保護装置の第1コネクタへの接続を検出するように構成される。言い換えれば、通信装置は、聴覚保護装置、例えば、第1聴覚保護装置および/または第2聴覚保護装置の、通信装置のユーザによる第1コネクタへの接続を検出するように構成される。
【0044】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、聴覚保護装置の第1コネクタへの接続の検出に基づく。言い換えれば、接続方式は、聴覚保護装置が第1コネクタに接続されていることを示してもよく、通信方式は、当該接続方式に基づいてもよい。
【0045】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置は、聴覚保護装置の第2コネクタへの接続を検出するように構成される。言い換えれば、通信装置は、聴覚保護装置、例えば、第1聴覚保護装置および/または第2聴覚保護装置の、通信装置のユーザによる第2コネクタへの接続を検出するように構成される。
【0046】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、聴覚保護装置の第2コネクタへの接続の検出に基づく。言い換えれば、接続方式は、聴覚保護装置が第2コネクタに接続されていることを示してもよく、通信方式は、当該接続方式に基づいてもよい。
【0047】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置は、第1コネクタおよび/または第2コネクタに接続された聴覚保護装置の第1のタイプを検出するように構成される。
【0048】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、第1のタイプに基づく。
【0049】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置は、第2コネクタおよび/または第1コネクタに接続された聴覚保護装置の第2のタイプを検出するように構成される。
【0050】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、第2のタイプに基づく。
【0051】
タイプ、例えば、第1のタイプおよび/または第2のタイプは、聴覚保護装置のタイプと解釈されてもよい。例えば、聴覚保護装置のタイプは、オーバーイヤ型(OTE)聴覚保護装置、インイヤ型(ITE)聴覚保護装置、およびオンイヤ型(оn-the-ear)聴覚保護装置のうちの1つまたは複数を備えてもよい。
【0052】
言い換えれば、聴覚保護装置のタイプが検出されたとき、通信装置は、その聴覚保護装置のタイプに従って通信方式を決定するように構成されていてもよい。例えば、第1のタイプがオーバーイヤ型(OTE)聴覚保護装置であるとき、通信装置は、第1コネクタおよび/または第2コネクタに接続されているOTE聴覚保護装置に従って、通信方式を決定するように構成されていてもよい。例えば、第2のタイプがインイヤ型(ITE)聴覚保護装置であるとき、通信装置は、第2コネクタおよび/または第1コネクタに接続されているITE聴覚保護装置に従って、通信方式を決定するように構成されていてもよい。
【0053】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置は、オーバーイヤ型(OTE)聴覚保護装置との接続を検出するように構成される。1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、オーバーイヤ型聴覚保護装置との接続の検出に基づく。言い換えれば、通信装置は、オーバーイヤ型通信方式を決定するように構成されていてもよい。
【0054】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置は、インイヤ型聴覚保護装置の接続を検出するように構成される。1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、インイヤ型聴覚保護装置との接続の検出に基づく。言い換えれば、通信装置は、インイヤ型通信方式を決定するように構成されてもよい。
【0055】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置は、第1聴覚保護装置および第2聴覚保護装置の検出、例えば、OTE聴覚保護装置およびITE聴覚保護装置の検出時に、二重聴覚保護装置通信方式、例えば、二重聴覚保護装置構成を決定するように構成されてもよい。
【0056】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置は、第1コネクタに接続された聴覚保護装置の第1のタイプと、第2コネクタに接続された聴覚保護装置の第2のタイプを検出するように構成されてもよい。1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、第1のタイプおよび/または第2のタイプに基づく。例えば、通信装置のユーザは、OTE聴覚保護装置と、OTE聴覚保護装置によって覆われたITE聴覚保護装置とを装着してもよい。言い換えれば、通信装置のユーザは、OTE聴覚保護装置と、OTE聴覚保護装置によって覆われたITE聴覚保護装置との両方を通信装置に接続していてもよい。例えば、通信装置のユーザが、OTE聴覚保護装置およびOTE聴覚保護装置によって覆われたITE聴覚保護装置を装着しているとき、出力信号(例えば、出力方式)は、ITE聴覚保護装置の1つまたは複数のレシーバに送信されるITE聴覚保護装置出力信号であると決定されてもよい。出力信号(例えば、出力方式)は、例えば、ITE聴覚保護装置がどこに接続されているかに応じて、第1コネクタの1つまたは複数の第1出力端子および/または第2コネクタの1つまたは複数の第2出力端子を介して送信されてもよい。例えば、通信装置のユーザが、OTE聴覚保護装置と、OTE聴覚保護装置によって覆われたITE聴覚保護装置を装着しているとき、入力信号(例えば、入力方式)は、OTE聴覚保護装置の1つまたは複数のマイクロホンから受信されたOTE聴覚保護装置入力信号であると決定されてもよい。入力信号(例えば、入力方式)は、例えば、OTE聴覚保護装置がどこに接続されているかに応じて、第1コネクタの1つまたは複数の第1入力端子および/または第2コネクタの1つまたは複数の第2入力端子を介して受信されてもよい。
【0057】
言い換えれば、入力信号は、OTE聴覚保護装置の1つまたは複数のマイクロホンからの入力に基づいてもよい。
【0058】
聴覚保護装置のタイプが検出されないとき、通信装置は、それに応じて通信方式を決定するように構成されることが理解されてもよい。言い換えれば、聴覚保護装置のタイプが検出されないとき、通信装置は、1つまたは複数の聴覚保護装置への、および/または1つまたは複数の聴覚保護装置からの、同一の信号、例えば同一の入力信号および/または出力信号、例えば音声信号を、送信(例えば、出力)および/または決定するように構成される。
【0059】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、接続方式の検出は、第1コネクタに接続された聴覚保護装置のアクティブまたは非アクティブ状態を検出することを備える。1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、第1コネクタに接続された聴覚保護装置の状態、例えば、アクティブまたは非アクティブ状態に基づく。
【0060】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、接続方式の検出は、第2コネクタに接続された聴覚保護装置のアクティブ状態または非アクティブ状態を検出することを備える。通信方式は、状態、例えば、第2コネクタに接続された聴覚保護装置のアクティブ状態または非アクティブ状態に基づく。
【0061】
通信装置は、聴覚保護装置の少なくとも一部のアクティブまたは非アクティブ状態を検出するように構成されることが理解されてもよい。例えば、ある聴覚保護装置が聴覚保護システムのユーザによって取り外されるとき、その聴覚保護装置は、通信装置のコネクタに依然として接続されていることがあるが、ユーザは、聴覚保護装置を取り外した(例えば、取り外されたとき、ユーザは聴覚保護装置によって保護されない)ので、非アクティブとして検出されてもよい。1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置は、聴覚保護装置、例えば、第1聴覚保護装置および/または第2聴覚保護装置が、聴覚保護システムのユーザによって適切に装着されていないことを検出するように構成されてもよい。例えば、通信装置は、聴覚保護装置の1つのイヤプロテクタのみがユーザによって適切に装着されていることを検出するように構成されてもよい。1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置は、2つの聴覚保護装置、例えば、第1聴覚保護装置および第2聴覚保護装置が通信装置に接続されるとき、ユーザによって、聴覚保護装置のうちの1つが適切に装着されていない、および/または双方が装着されていないことを検出するように構成されてもよい。
【0062】
例えば、通信装置のユーザは、OTE聴覚保護装置と、OTE聴覚保護装置によって覆われたITE聴覚保護装置と、を装着してもよい。言い換えれば、通信装置のユーザは、OTE聴覚保護装置と、OTE聴覚保護装置によって覆われたITE聴覚保護装置との両方を、通信装置に接続していてもよい。通信装置は、OTE聴覚保護装置および/またはITE聴覚保護装置のアクティブまたは非アクティブ状態を検出するように構成されてもよい。例えば、OTE聴覚保護装置およびITE聴覚保護装置は、通信装置に接続されてもよいが、通信装置は、OTE聴覚保護装置および/またはITE聴覚保護装置がアクティブまたは非アクティブであることを検出してもよい。例えば、OTE聴覚保護装置およびITE聴覚保護装置の両方が通信装置に接続される場合に、通信装置は、例えば、非アクティブとして検出される、ユーザによって、聴覚保護装置が適切に装着されていない、または、全く装着されていない場合を検出することが重要であり得る。それとは異なり、通信装置は、OTE聴覚保護装置および/またはITE聴覚保護装置をアクティブとして検出するが、実際には、聴覚保護装置のうちの1つがユーザを保護していないことがあり得る。例えば、ユーザがOTE聴覚保護装置を取り外したものの、ITE聴覚保護装置を装着し続けることが起こり得る。その状況では、通信装置は、OTE聴覚保護装置および/またはITE聴覚保護装置の1つまたは複数のマイクロホンからの入力(例えば、音声入力)に基づいて、OTE聴覚保護装置が非アクティブであることを検出するように構成されてもよい。通信装置がユーザの安全性、例えば、ユーザの音声安全性を高めるために、聴覚保護装置のアクティブ状態および/または非アクティブ状態を検出するように構成されることは、有利であり得る。言い換えれば、通信装置は、ユーザの音声保護を防護してもよい。さらに、ユーザ(例えば、兵士)は、第2聴覚保護装置(例えば、インイヤ型聴覚保護装置)の機能を失うことなく、第1聴覚保護装置(例えば、オーバーイヤ型聴覚保護装置)を取り外しできることを理解することができる。また、その逆も同様である。例えば、ユーザ(例えば、兵士)は、第2聴覚保護装置(例えば、インイヤ型聴覚保護装置)のヒアスルー機能を犠牲にすることなく、第1聴覚保護装置(例えば、オーバーイヤ型聴覚保護装置)を取り外すことができる。
【0063】
例えば、通信装置が、OTE聴覚保護装置が非アクティブであることを検出するとき、通信装置は、ITE聴覚保護装置を介して、ヒアスルー機能を提供するように構成されてもよい。ユーザは、代替的にまたは追加的に、アクティベーションボタン(例えば、通信上のアクティベーションボタン、または、通信装置に接続されたアクセサリ装置上のアクティベーションボタン)を押して、聴覚保護装置の状態を設定してもよい。例えば、ITE聴覚保護装置とOTE聴覚保護装置の両方が通信装置に接続されているが、OTE聴覚保護装置が装着されていない状況では、ユーザはボタンを押すことで、OTE聴覚保護装置の状態を非アクティブに設定し、ITE聴覚保護装置のみを利用してもよい。言い換えれば、通信装置は、ITE聴覚保護装置のための通信方式を決定してもよい。
【0064】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、コネクタに接続された聴覚保護装置の状態に基づいて通信方式を決定することは、聴覚保護装置の入力および/または出力の利得を決定することを備えてもよい。言い換えれば、コネクタに接続された聴覚保護装置の状態に基づいて通信方式を決定することは、OTE聴覚保護装置および/またはITE聴覚保護装置の入力および/または出力の利得を決定することを備えてもよい。例えば、通信装置が、ITE聴覚保護装置が非アクティブであり、OTE聴覚保護装置がアクティブであることを検出すると、OTE聴覚保護装置への出力信号の利得が減らされてもよい。
【0065】
2つの聴覚保護装置、例えば、第1聴覚保護装置および第2聴覚保護装置(例えば、二重聴覚保護システム)が通信装置に接続され、聴覚保護装置のうちの1つが非アクティブであると検出され、残りの1つがアクティブであると検出されたとき、通信装置は、通信方式を、単一の聴覚保護装置、例えば、単一の聴覚保護システムのための通信方式であると決定するように構成されてもよいことを理解することができる。
【0066】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置が、接続された聴覚保護装置が非アクティブであり、もう一方がアクティブであることを検出するとき、通信装置は、アクティブである聴覚保護装置に基づいて、出力信号(例えば、出力方式)を決定するように構成されてもよい。言い換えれば、通信装置は、アクティブである聴覚保護装置の1つまたは複数のレシーバに出力信号を送信するように構成されてもよい。出力信号(例えば、出力方式)は、例えば、アクティブな聴覚保護装置がどこに接続されているかに応じて、第1コネクタの1つまたは複数の第1出力端子および/または第2コネクタの1つまたは複数の第2出力端子を介して送信されてもよい。
【0067】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置が、接続された聴覚保護装置が非アクティブであり、もう一方がアクティブであることを検出するとき、通信装置はアクティブである聴覚保護装置に基づいて、入力信号(例えば、入力方式)を決定するように構成されてもよい。言い換えれば、通信装置は、アクティブな聴覚保護装置の1つまたは複数のマイクロホンからの入力に基づいて、入力信号を決定するように構成されてもよい。入力信号(例えば、入力方式)は、例えば、アクティブな聴覚保護装置がどこに接続されているかに応じて、第1コネクタの1つまたは複数の第1入力端子および/または第2コネクタの1つまたは複数の第2入力端子を介して、受信されてもよい。
【0068】
アクティブ状態は、聴覚保護装置が、通信装置および/または聴覚保護システムのユーザによって正しく装着されている状態と解釈されてもよい。例えば、アクティブ状態は、聴覚保護装置がユーザに対して聴覚保護タスクを実行するために実質的に完全に機能する状態と解釈されてもよい。
【0069】
非アクティブ状態は、聴覚保護装置が適切に装着されていない(例えば、耳の上または耳の中に適切に装着されていない)か、または聴覚保護システムのユーザによって全く装着されていない状態と解釈されてもよい。例えば、非アクティブ状態は、聴覚保護装置がユーザに対して聴覚保護タスクを実行するために完全には機能していない状態と解釈されてもよい。
【0070】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、インターフェースは、第1のプッシュツートークインターフェース(PTT_1)および/または第2のプッシュツートークインターフェース(PTT_2)を備える。
【0071】
プッシュツートークインターフェースは、1つまたは複数のボタン、例えば、1つまたは複数のプッシュツートークボタンを備えてもよい。プッシュツートークインターフェースは、例えば、1つまたは複数のリモートプッシュツートークボタンへの有線またはワイヤレス接続のための、1つまたは複数のプッシュツートークコネクタおよび/またはワイヤレスプッシュツートークインターフェースを備えてもよい。聴覚保護システムのユーザは、例えば、同じネットワーク上の他のユーザと通信するために、通信装置のプッシュツートークインターフェースを作動および/またはアクティベートしてもよい。聴覚保護システムのユーザは、例えば、無線インターフェースに接続された1つまたは複数の無線ユニットから(例えば、他のユーザの他の無線ユニットのような他の無線ユニットに対して、例えば、同じネットワーク上のユーザのグループの他のユーザ、例えば、1つまたは複数のトークグループのユーザに対して、例えば、MANETネットワークを介して)出力を送信するために、通信装置のプッシュツートークインターフェースを作動および/またはアクティベートしてもよい。1つまたは複数の例示的な通信装置では、PTT_1は、第1聴覚保護装置を使用して通信するために、例えば、第1聴覚保護装置の1つまたは複数のマイクロホンを使用して通信するために、ユーザによって使用されてもよい。言い換えれば、PTT_1は聴覚保護装置への、および/または聴覚保護装置からの、出力、例えば、第1出力、および/または入力、例えば、第1入力を、送信および/または受信するために使用されてもよい。
【0072】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、PTT_2は、第2聴覚保護装置を使用して通信するため、例えば、第2聴覚保護装置の1つまたは複数のマイクロホンを使用して通信するために、ユーザによって使用されてもよい。言い換えれば、PTT_2は、聴覚保護装置への、および/または聴覚保護装置からの、出力、例えば、第2出力、および/または入力、例えば、第2入力を、送信および/または受信するために使用されてもよい。
【0073】
1つまたは複数のプッシュツートークボタンは、通信装置の筐体および/または無線ユニットの筐体上に配置されてもよい。1つまたは複数のプッシュツートークボタンおよび/またはプッシュツートークキーコントロールは、プッシュツートークインターフェースに有線でまたはワイヤレスに接続されてもよい。
【0074】
1つまたは複数の実施形態では、1つまたは複数のプッシュツートークボタンおよび/またはプッシュツートークキーコントロールは、例えば、ユーザの異なる箇所(例えば、ユーザの胴体、腕、脚、および/または頭部)に、および/またはユーザの1つまたは複数の機器(例えば、聴覚保護システムの1つまたは複数の部分、ユーザの武器、ヘルメット、ベスト)上に配置されてもよい。これは、(例えば、ユーザが素早くかつ容易にアクセスできる位置にプッシュツートークボタンおよび/またはプッシュツートークキーコントロールを有することによって)ユーザのための1つまたは複数のプッシュツートークインターフェースのより単純かつより効率的な作動および/またはアクティベーションを可能にすることができる。
【0075】
1つまたは複数の聴覚保護装置を備える聴覚保護システムのための通信装置を動作させるための方法であって、通信装置は、処理ユニットと、メモリと、インターフェースであって、聴覚保護装置の接続のための第1コネクタを備える第1聴覚保護装置インターフェースと、聴覚保護装置の接続のための第2コネクタを備える第2聴覚保護装置インターフェースを備える前記インターフェースと、を備え、第1コネクタおよび第2コネクタは同じコネクタタイプである。方法は、インターフェースの接続方式を検出することを備える。方法は、接続方式に基づいて、通信装置と、第1聴覚保護装置インターフェースおよび第2聴覚保護装置インターフェースのうちの1つまたは複数との間の通信方式を決定することを備える。方法は、通信方式に従って、第1コネクタおよび/または第2コネクタと通信することを備える。
【0076】
通信装置に関する特徴の記載は、対応する方法および/または聴覚保護システムにも適用可能であり、逆もまた同様であることを理解されたい。
【0077】
図1は、本開示による例示的な通信装置4と、聴覚保護装置2と、無線ユニット6とを備える例示的な聴覚保護システム3を示す。1つまたは複数の例示的な聴覚保護システム3では、聴覚保護システム3は、第1聴覚保護装置2Aおよび第2聴覚保護装置2Bを備える。聴覚保護システム3は、二重聴覚保護システムと解釈されてもよい。1つまたは複数の例示的な聴覚保護システム3では、第1聴覚保護装置2Aは、オーバーイヤ型(OTE)聴覚保護装置を備えてもよく、第2聴覚保護装置2Bは、インイヤ型(ITE)聴覚保護装置を備える。通信装置4は、処理ユニット14と、メモリ22と、インターフェース20とを備える。任意選択的に、通信装置4は、無線インターフェース16を備える。インターフェース20は、第1コネクタ40Cを備える第1聴覚保護装置インターフェース40Aと、第2コネクタ41Cを備える第2聴覚保護装置インターフェース41Aとを備える。無線インターフェース16は、有線インターフェースを備えてもよい。1つまたは複数の実施形態では、第1聴覚保護装置2Aは、例えば、通信装置4のコネクタ(例えば、第1コネクタ40Cおよび/または第2コネクタ41Cのいずれか)に接続されるように構成された通信装置コネクタを備えるような、第1通信装置インターフェース40Bを備える。1つまたは複数の実施形態では、第2聴覚保護装置2Bは、第2通信装置インターフェース41B、例えば、通信装置4のコネクタ(例えば、第1コネクタ40Cおよび/または第2コネクタ41Cのいずれか)に接続されるように構成された通信装置コネクタを備えるような第2通信装置インターフェース41Bを備える。
【0078】
第1聴覚保護装置インターフェース40Aは、第1ケーブル18、例えば、1つまたは複数の多導体ケーブルを介して、通信装置4を第1聴覚保護装置2Aに接続するように構成されてもよい。第1ケーブル18内の導体の数は、第1聴覚保護装置インターフェース40A(例えば、第1コネクタ40C)の端子の数と一致してもよい。第1聴覚保護装置インターフェース40Aは、第2ケーブル19、例えば、1つまたは複数の多導体ケーブルを介して、通信装置4を第2聴覚保護装置2Bに接続するように構成されてもよい。第2ケーブル19内の導体の数は、第2聴覚保護装置インターフェース41A(例えば、第2コネクタ41C)の端子の数と一致してもよい。
【0079】
無線インターフェース16は、ユーザの聴覚保護システム3または通信システム5の無線ユニット6への通信装置4の接続を可能にしてもよい。無線インターフェース16は、ケーブル17、例えば、1つまたは複数の多導体ケーブルを介して通信装置4と無線ユニット6とを接続するように構成されてもよい。ケーブル内の導体の数は、デジタル無線インターフェースの端子の数(例えば、デジタル無線インターフェースが4つの端子を備える場合、4つの導体ケーブル)と一致してもよい。ケーブル17は、1つまたは複数の導体のツイストペアを備えてもよい。
【0080】
第1コネクタ40Cと第2コネクタ41Cとは、同一のコネクタタイプである。任意選択的に、第1聴覚保護装置インターフェース40Aおよび/または第2聴覚保護装置インターフェース41Aは、例えば、ワイヤレストランシーバを備えるような、ワイヤレスインターフェースとして具現化されてもよい。言い換えれば、通信装置4は、第1聴覚保護装置インターフェース40Aおよび/または第2聴覚保護装置インターフェース41Aとして機能するワイヤレスインターフェースを備えてもよい。言い換えれば、通信装置4が、第1聴覚保護装置インターフェース40Aおよび/または第2聴覚保護装置インターフェース41Aとして機能するワイヤレスインターフェースを備える場合、第1コネクタ40Cおよび第2コネクタ41Cは、省略されてもよい。言い換えれば、通信装置4は、インターフェース20を介して、例えば、ワイヤレスインターフェースを介して、通信装置4に接続された1つまたは複数の聴覚保護装置を検出するように構成されてもよい。通信装置4は、インターフェース20の接続方式、例えば、ワイヤレスインターフェースの接続方式を決定するように構成されてもよい。通信装置4は、通信装置4と1つまたは複数の聴覚保護装置との間の通信方式を決定するように構成されてもよい。通信装置4は、接続方式および/または通信方式に従って、1つまたは複数の聴覚保護装置と通信するように構成されてもよい。
【0081】
第1コネクタ40Cと第2コネクタ41Cとは、同じコネクタタイプである。言い換えれば、第1コネクタ40Cおよび第2コネクタ41Cは、聴覚保護装置および/またはアクセサリ装置の同じコネクタタイプを接続および/または受容するように構成され得るので、同じコネクタタイプと解釈され得る。例えば、第1コネクタ40Cおよび第2コネクタ41Cは、同じ数の端子を備え、同じ数のポートを備え、同じ形状を有し、同じロック機構を有し、および/または同じコネクタ技術を有してもよい。言い換えれば、第1コネクタ40Cおよび第2コネクタ41Cは、アグノスティックである、例えば、アグノスティックポートであると解釈されてもよい。
【0082】
聴覚保護装置インターフェース、例えば、第1聴覚保護装置インターフェース40Aおよび/または第2聴覚保護装置インターフェース41Aは、ユーザの聴覚保護システム3および/または聴覚保護機器13の1つまたは複数の聴覚保護装置2、2A、2Bへの通信装置4の接続を可能にしてもよい。言い換えれば、通信装置4は、第1聴覚保護装置インターフェース40Aおよび/または第2聴覚保護装置インターフェース41Aを介して1つまたは複数の聴覚保護装置から入力23またはその少なくとも一部を取得するように構成されてもよい。インターフェース20は、ワイヤレスまたは有線インターフェースを備えてもよい。本明細書に開示される聴覚保護装置インターフェース、例えば、第1聴覚保護装置インターフェース40Aおよび/または第2聴覚保護装置インターフェース41Aは、通信装置4と1つまたは複数の聴覚保護装置との間の有線接続のための聴覚保護装置コネクタ、例えば、第1コネクタ40Cおよび/または第2コネクタ41Cを備えてもよい。
【0083】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、処理ユニット14は、例えば、処理ユニット14を使用して、インターフェース20、例えば、第1聴覚保護装置インターフェース40Aおよび/または第2聴覚保護装置インターフェース41Aを介して、聴覚保護装置、例えば、第1聴覚保護装置2Aおよび/または第2聴覚保護装置2Bから、入力23を取得するように構成される。1つまたは複数の例示的な通信装置では、処理ユニット14は、インターフェース20、例えば、第1聴覚保護装置インターフェース40Aおよび/または第2聴覚保護装置インターフェース41Aを介して、聴覚保護装置、例えば、第1聴覚保護装置2Aおよび/または第2聴覚保護装置2Bに出力42を送信するように構成される。
【0084】
入力23は、1つまたは複数の入力、例えば、聴覚保護装置の1つまたは複数のマイクロホンからの1つまたは複数のマイクロホン入力を備えてもよい。入力23は、第1聴覚保護装置2Aからの第1入力29および/または第2聴覚保護装置2Bからの第2入力30を備えてもよい。入力23は、音声マイクロホン、例えば、聴覚保護装置のブームマイクロホンおよび/または外耳道マイクロホンからの音声入力を備えてもよい。第1入力29は、第1聴覚保護装置2Aの第1マイクロホン28Aからの第1の一次入力29Aを備えてもよい。第1入力29は、第1聴覚保護装置2Aの第2マイクロホン30Aからの第1の二次入力29Bを備えてもよい。第2入力31は、第2聴覚保護装置2Bの第1マイクロホン28Bからの第2の一次入力31Aを備えてもよい。第2入力31は、第2聴覚保護装置2Bの第2マイクロホン30Bからの第2の二次入力31Bを備えてもよい。
【0085】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、例えば、通信装置4は処理ユニット14を使用して、および/またはインターフェース20を介して、インターフェース20の接続方式を検出するように構成される。言い換えれば、通信装置4は、1つまたは複数の聴覚保護装置、例えば、2A、2B、および/またはアクセサリ装置(図示せず)の、第1コネクタ40Cおよび第2コネクタ41Cのうちの1つまたは複数への接続を検出するように構成されてもよい。例えば、通信装置4は、インターフェース20に接続された、例えば、第1コネクタ40Cおよび第2コネクタ41Cに接続された、聴覚保護装置、例えば、2A、2B、および/またはアクセサリ装置の数を検出するように構成されてもよい。任意選択的に、通信装置4は、ワイヤレスインターフェースに接続された、聴覚保護装置および/またはアクセサリ装置の数を検出するように構成されてもよい。
【0086】
インターフェース20、例えば、第1聴覚保護装置インターフェース40Aおよび/または第2聴覚保護装置インターフェース41Aは、例えば、入力23が第1入力信号24を介して(または部分的に介して)、聴覚保護装置、例えば、第1聴覚保護装置2Aおよび/または第2聴覚保護装置2Bから取得されるように、ユーザの聴覚保護機器13の聴覚保護装置2への通信装置4の接続を可能にしてもよい。処理ユニット14は、聴覚保護装置2Aおよび/または2Bから入力23を取得し、および/または第1出力42を、聴覚保護装置に、例えば、第1聴覚保護装置インターフェース40Aを介して第1聴覚保護装置2Aに、および/または第2聴覚保護装置インターフェース41Aを介して第2聴覚保護装置2Bに、送信するように構成されてもよい。
【0087】
出力42は、1つまたは複数の出力、例えば、聴覚保護装置の1つまたは複数のレシーバへの1つまたは複数のレシーバ出力を備えてもよい。出力42は、第1聴覚保護装置2Aへの第1出力43、および/または、第2聴覚保護装置2Bへの第2出力45を備えてもよい。第1出力43は、第1聴覚保護装置2Aの第1レシーバ7Aへの第1の一次出力43Aを備えてもよい。第1出力43は、第1聴覚保護装置2Aの第2レシーバ8Aへの第1の二次出力43Bを備えてもよい。第2出力45は、第2聴覚保護装置2Bの第1レシーバ7Bへの第2の一次出力46Aを備えてもよい。第2出力45は、第2聴覚保護装置2Bの第2レシーバ8Bへの第2の二次出力46Bを備えてもよい。
【0088】
第1レシーバ7Aは、第1の一次出力43Aを、ユーザに提供される第1の一次音声出力44Aに変換し、第2レシーバ8Aは、第1の二次出力43Bを、ユーザに提供される第1の二次音声出力44Bに変換する。
【0089】
第1レシーバ7Bは、第2の一次出力46Aを、ユーザに提供される第2の一次音声出力48Aに変換し、第2レシーバ8Bは、第2の二次出力46Bを、ユーザに提供される第2の二次音声出力48Bに変換する。
【0090】
第1レシーバ7Aは、第1聴覚保護装置2Aの第1イヤプロテクタ9A、例えば、第1イヤピースまたは第1イヤマフに含まれてもよく、第1イヤプロテクタ9Aは、第1接続部10A、例えば、左側接続部を備える。第2レシーバ8Aは、第1聴覚保護装置2Aの第2イヤプロテクタ11A、例えば、第2イヤピースまたは第2イヤマフに含まれてもよく、第2イヤプロテクタ11Aは、第2接続部12A、例えば、右側接続部を備える。第1の一次音声出力44Aは、第1レシーバ7Aによって出力されてもよく、および/または第1の二次音声出力44Bは、第2レシーバ8Aによって出力されてもよい。
【0091】
第1レシーバ7Bは、第2聴覚保護装置2Bの第1イヤプロテクタ9B、例えば、第1イヤピースまたは第1イヤマフに含まれてもよく、第1イヤピース9Bは、第1接続部10B、例えば、左側接続部を備える。第2レシーバ8Bは、第2聴覚保護装置2Bの第2イヤプロテクタ11B、例えば、第2イヤピースまたは第2イヤマフに含まれてもよく、第2イヤピース11Bは、第2接続部12B、例えば、右側接続部を備える。第2の一次音声出力48Aは、第1レシーバ7Bによって出力されてもよく、および/または第2の二次音声出力48Bは、第2レシーバ8Bによって出力されてもよい。
【0092】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置4は、無線インターフェース16を介して無線ユニット6に無線出力26を提供するために、聴覚保護装置2A、2Bからの入力23を(例えば、音声エンコーダなどのエンコーダを使用すること、および/または暗号化することによって)エンコードするように構成される。
【0093】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置4は、インターフェース20、例えば、第1聴覚保護装置インターフェース40Aおよび/または第2聴覚保護装置インターフェース41Aを介して、出力42(例えば、第1出力43および/または第2出力45、例えば、第1の一次出力43A、第1の二次出力43B、第2の一次出力46A、および/または第2の二次出力46B)を提供するために、無線ユニット6からの無線入力25を(例えば、音声デコーダなどのデコーダを使用することによって、および/または復号化することによって)デコードするように構成される。
【0094】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、入力23を取得することは、インターフェース20、例えば、第1聴覚保護装置インターフェース40Aを介して、第1聴覚保護装置2Aから第1入力29を取得すること、例えば、第1聴覚保護装置2Aの第1マイクロホン28Aから第1の一次入力29Aを取得すること、および/または第1聴覚保護装置2Aの第2マイクロホン30Aから第1の二次入力29Bを取得することを備える。例えば、ユーザからの音声入力(例えば、発話および/または周囲の雑音)に基づいて、第1の一次入力29Aは、第1マイクロホン28Aにおいて生成されてもよく、第1の二次入力29Bは、第1聴覚保護装置2Aの第2マイクロホン30Aにおいて生成されてもよい。
【0095】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、入力23を取得することは、インターフェース20、例えば、第2聴覚保護装置インターフェース41Aを介して、第2聴覚保護装置2Bから第2入力31を取得すること、例えば、第2聴覚保護装置2Bの第1マイクロホン28Bから第2の一次入力31Aを取得すること、および/または第2聴覚保護装置2Bの第2マイクロホン30Bから第2の二次入力31Bを取得することを備える。例えば、ユーザからの音声入力(例えば、発話および/または周囲の音声、例えば、周囲の雑音)に基づいて、第2の一次入力31Aは、第1マイクロホン28Bにおいて生成されてもよく、第2の二次入力31Bは、第2聴覚保護装置2Bの第2マイクロホン30Bにおいて生成されてもよい。
【0096】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置4は、例えば、処理ユニット14および/またはインターフェース20を使用して、接続方式に基づいて、通信装置4と、第1聴覚保護装置インターフェース40Aおよび第2聴覚保護装置インターフェース41Aのうちの1つまたは複数との間の通信方式を決定するように構成される。言い換えれば、通信装置4は、通信装置4に接続された1つまたは複数の聴覚保護装置に基づいて、通信装置4と、第1聴覚保護装置インターフェース40Aおよび第2聴覚保護装置インターフェース41Aのうちの1つまたは複数との間の通信方式を決定するように構成されてもよい。
【0097】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、例えば、処理ユニットおよび/またはインターフェースを使用して、通信方式を決定することは、第1コネクタ40Cの1つまたは複数の第1出力端子への第1出力43および/または第2コネクタ41Cの1つまたは複数の第2出力端子への第2出力45を備える、出力方式を決定することを備える。言い換えれば、処理ユニット14は、例えば、処理ユニット14および/またはインターフェース20を使用して、インターフェース20を介して、例えば、第1聴覚保護装置インターフェース40Aを介して、第1コネクタ40Cに接続された聴覚保護装置に対して、第1出力43を送信するように構成されてもよい。言い換えれば、処理ユニット14は、例えば、処理ユニット14および/またはインターフェース20を使用して、インターフェース20を介して、例えば、第2聴覚保護装置インターフェース41Aを介して、第2コネクタ41Cに接続された聴覚保護装置に対して、第2出力45を送信するように構成される。
【0098】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置4は、第1聴覚保護装置インターフェース40Aに接続された、例えば、第1コネクタ40Cに接続された、聴覚保護装置に基づいて、および/または、第2聴覚保護装置インターフェース41Aに接続された、例えば、第2コネクタ41Cに接続された、聴覚保護装置に基づいて、第1出力方式を選択し、第1出力43を決定するように構成される。
【0099】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置4は、第1聴覚保護装置インターフェース40Aに接続された、例えば、第1コネクタ40Cに接続された、聴覚保護装置に基づいて、および/または、第2聴覚保護装置インターフェース41Aに接続された、例えば、第2コネクタ41Cに接続された、聴覚保護装置に基づいて、第2出力方式を選択し、第2出力45を決定するように構成される。
【0100】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、出力方式、例えば、第1出力方式および/または第2出力方式は、1つまたは複数の第1出力端子および/または1つまたは複数の第2出力端子のうちのどれに対して、通信装置4が第1出力43および/または第2出力45を出力すべきかに関する優先順位を示してもよい。言い換えれば、出力方式を決定することは、1つまたは複数の聴覚保護装置のうちのどれがアクティブおよび/または非アクティブであるか、例えば、通信のためにアクティブおよび/または非アクティブであるか、および/またはユーザの聴覚保護機能のためにアクティブおよび/または非アクティブあるかを、決定することを備えてもよい。
【0101】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式を決定することは、第1コネクタ40Cの1つまたは複数の第1入力端子への第1入力29、および/または第2コネクタ41Cの1つまたは複数の第2入力端子への第2入力31を備える入力方式を決定することを備える。言い換えれば、処理ユニット14は、例えば、処理ユニット14および/またはインターフェース20を使用して、インターフェース20を介して、例えば、第1聴覚保護装置インターフェース40Aを介して、第1コネクタ40Cに接続された聴覚保護装置との間において、第1入力29を送信および/または受信するように構成されてもよい。言い換えれば、処理ユニット14は、例えば、処理ユニット14および/またはインターフェース20を使用して、インターフェース20を介して、例えば、第2聴覚保護装置インターフェース41Aを介して、第2コネクタ41Cに接続された聴覚保護装置との間において、第2入力31を送信および/または受信するように構成される。第1入力29は、聴覚保護装置、例えば、第1聴覚保護装置2Aの1つまたは複数のマイクロホンから受信されてもよい。言い換えれば、第1入力29は、第1マイクロホン28Aおよび第2マイクロホン30Aそれぞれからの第1マイクロホン入力信号(第1の一次入力29Aとも示される)および/または第2マイクロホン入力信号(第1の二次入力29Bとも示される)を備えてもよい。例えば、第1入力29は、聴覚保護装置の2、3、4、5、10個の異なるマイクロホンそれぞれからの2、3、4、5、10個のマイクロホン入力信号を備えてもよい。
【0102】
第1入力29は、音、例えば、聴覚保護装置を装着しているユーザの声、車両、武器、またはチームメートからの音、方向、例えば、音が来る方向、および/または対象の位置(例えば、敵の領域)の方向、音までの距離または対象の位置までの距離、および/または相対的方向、例えば、音がどこから来るか、または対象の位置がどこかを示す範囲または半径などを示す角度のうち、1つまたは複数を表してもよい。
【0103】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、処理ユニット14は、通信方式および/または接続方式に基づいて、入力信号(例えば、第1入力信号24および/または第2入力信号32)を決定するための入力モジュールを備える。言い換えれば、処理ユニット14は、通信方式に基づいて、1つまたは複数の聴覚保護装置からの、例えば、1つまたは複数の聴覚保護装置の1つまたは複数のマイクロホンからの、1つまたは複数の信号(例えば、音声信号)を混合するように構成されてもよい。処理ユニット14は、通信方式および/または接続方式に基づいて、第1聴覚保護装置2Aおよび/または第2聴覚保護装置2Bからの1つまたは複数の信号を混合するように構成されてもよい。入力信号(例えば、第1入力信号24および/または第2入力信号32)は、接続方式および/または通信方式に基づいて決定されてもよい。
【0104】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、処理ユニット14は、通信方式および/または接続方式に基づいて、出力信号(例えば、第1出力信号47および/または第2入力信号49)を決定するための出力モジュールを備える。言い換えれば、処理ユニット14は、通信方式および/または接続方式に基づいて、1つまたは複数の聴覚保護装置への、例えば、1つまたは複数の聴覚保護装置の1つまたは複数のレシーバへの、1つまたは複数の信号(例えば、音声信号)を混合するように構成されてもよい。処理ユニット14は、通信方式および/または接続方式に基づいて、第1聴覚保護装置2Aおよび/または第2聴覚保護装置2Bへの1つまたは複数の信号を混合するように構成されてもよい。出力信号は、接続方式および/または通信方式に基づいて決定されてもよい。
【0105】
1つまたは複数の例示的な通信装置において、通信装置4は、第1コネクタ40Cへの聴覚保護装置の接続を検出するように構成される。言い換えれば、通信装置4は、聴覚保護装置、例えば、第1聴覚保護装置2Aおよび/または第2聴覚保護装置2Bの第1コネクタ40Cへの通信装置4のユーザによる接続を検出するように構成される。
【0106】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、第1コネクタ40Cへの聴覚保護装置の接続の検出に基づく。言い換えれば、接続方式は聴覚保護装置が第1コネクタ40Cに接続されていることを示してもよく、通信方式は、接続方式に基づいてもよい。
【0107】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置4は、第2コネクタ41Cへの聴覚保護装置の接続を検出するように構成される。言い換えれば、通信装置4は、聴覚保護装置、例えば、第1聴覚保護装置2Aおよび/または第2聴覚保護装置2Bの第2コネクタ41Cへの通信装置4のユーザによる接続を検出するように構成される。
【0108】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、第2コネクタ41Cへの聴覚保護装置の接続の検出に基づく。言い換えれば、接続方式は、聴覚保護装置が第2コネクタ41Cに接続されていることを示してもよく、通信方式は、接続方式に基づいてもよい。
【0109】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置は、第1コネクタ40Cおよび/または第2コネクタ41Cに接続された聴覚保護装置の第1のタイプを検出するように構成される。
【0110】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、第1のタイプに基づく。
【0111】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置4は、第2コネクタ41Cおよび/または第1コネクタ40Cに接続された聴覚保護装置の第2のタイプを検出するように構成される。
【0112】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、第2のタイプに基づく。
【0113】
図2は、本開示による例示的な通信装置4A、例えば、
図1の通信装置4を備える、例示的な聴覚保護システム3A、例えば、
図1の聴覚保護システム3を概略的に図示する。聴覚保護システム3Aは、第1聴覚保護装置2Aと第2聴覚保護装置2Bとを備える二重聴覚保護システムである。通信装置4Aは、例えばケーブル17を介して、無線ユニット6を接続するための無線コネクタ16を備える。通信装置4Aは、聴覚保護装置、例えば、第1聴覚保護装置2Aを接続するための第1コネクタ40Cを備える第1聴覚保護装置インターフェース40Aを備えるインターフェース20を備える。第1聴覚保護装置2Aは、第1ケーブル18を介して第1コネクタ40Cに接続されてもよい。インターフェース20は、聴覚保護装置、例えば、第2聴覚保護装置2Bを接続するための第2コネクタ41Cを備える第2聴覚保護装置インターフェース41Aを備える。第2聴覚保護装置2Bは、第2ケーブル19を介して第2コネクタ41Cに接続されてもよい。第1コネクタ40Cと第2コネクタ41Cとは、同一のコネクタタイプである。したがって、第1聴覚保護装置2Aおよび第2聴覚保護装置2Bは、第1コネクタ40Cおよび第2コネクタ41Cのいずれに接続してもよい。第1聴覚保護装置2Aは、通信装置4のコネクタ(例えば、第1コネクタ40Cおよび/または第2コネクタ41Cのいずれか)に接続されるように構成された通信装置コネクタを備えるような第1通信装置インターフェース40Bを備える。第2聴覚保護装置2Bは、通信装置4のコネクタ(例えば、第1コネクタ40Cおよび/または第2コネクタ41Cのいずれか)に接続されるように構成された通信装置コネクタを備えるような第2通信装置インターフェース41Bを備える。任意選択的に、通信装置4Aは、アクセサリ装置を接続するためのアクセサリインターフェース21を備える。
【0114】
第1聴覚保護装置2Aは、第1イヤプロテクタ9Aと第2イヤプロテクタ11Aとを備える。第1聴覚保護装置2Aは、オーバーイヤ型(OTE)聴覚保護装置である。言い換えれば、第1イヤプロテクタ9Aおよび第2イヤプロテクタ11Aは、オーバーイヤ型のイヤプロテクタである。通信装置4Aは、オーバーイヤ型(OTE)聴覚保護装置である第1聴覚保護装置2Aの接続を検出するように構成されてもよい。
【0115】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、オーバーイヤ型聴覚保護装置2Aとの接続の検出に基づく。言い換えれば、通信装置4Aは、オーバーイヤ型通信方式を決定するように構成されてもよい。第1聴覚保護装置2Aは、マイクロホン、例えば、第1マイクロホン28Aおよび/または第2マイクロホン30Aを備える。第1マイクロホン28Aおよび/または第2マイクロホン30Aは、聴覚保護装置を使用するときにユーザの口の前に配置されるように構成された口元マイクロホンであってもよい。
【0116】
第2聴覚保護装置2Bは、第1イヤプロテクタ9Bと、第2イヤプロテクタ11Bとを備える。第2聴覚保護装置2Bは、インイヤ型(ITE)聴覚保護装置である。言い換えれば、第1イヤプロテクタ9Bおよび第2イヤプロテクタ11Bは、インイヤ型のイヤプロテクタである。通信装置4Aは、インイヤ型(ITE)聴覚保護装置である第2聴覚保護装置2Bの接続を検出するように構成されてもよい。ITE聴覚保護装置である第2聴覚保護装置2Bの第1イヤプロテクタ9Bおよび第2聴覚保護装置2Bの第2イヤプロテクタ11Bは、OTE聴覚保護装置である第1聴覚保護装置2Aの第1イヤプロテクタ9Aおよび/または第1聴覚保護装置2Aの第2イヤプロテクタ11Aの内側に(例えば、それによって覆われるように)配置されるように構成されてもよい。
【0117】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、インイヤ型聴覚保護装置2Bとの接続の検出に基づく。言い換えれば、通信装置4Aは、インイヤ型通信方式を決定するように構成されてもよい。
【0118】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置4Aは、第1聴覚保護装置2Aおよび第2聴覚保護装置2Bの検出、例えば、OTE聴覚保護装置およびITE聴覚保護装置の検出時に、二重聴覚保護装置通信方式、例えば、二重聴覚保護装置構成を決定するように構成されてもよい。
【0119】
図3は、本開示による例示的な通信装置4B、例えば、
図1の通信装置4を備える、例示的な聴覚保護システム3B、例えば、
図1の聴覚保護システム3を概略的に図示する。聴覚保護システム3Bは、第1聴覚保護装置2Aと第2聴覚保護装置2Bとを備える二重聴覚保護システムである。通信装置4Aは、例えば、ケーブル17を介して無線ユニット6を接続するための無線コネクタ16を備える。
【0120】
通信装置4Bは、2つの部分からなる通信装置と解釈されてもよい。言い換えれば、通信装置4Bは、メイン部分MPと、通信装置4Bの第1聴覚保護装置インターフェース40Aに接続された、例えば、メイン部分MPの第1コネクタ40Cに接続された、スプリッタ部分SPを備えてもよい。スプリッタ部分SPは、通信装置4Bに1つまたは複数の追加の聴覚保護装置インターフェースを提供するため、例えば、通信装置に1つまたは複数の追加のコネクタを提供するために、通信装置4Bの聴覚保護装置インターフェース(例えば、通信装置のコネクタ)に接続されるように構成されたスプリッタと解釈されてもよい。
【0121】
言い換えれば、通信装置4Bは、メイン部分インターフェースとスプリッタ部分インターフェースとを備えるインターフェース20を備えてもよい。言い換えれば、メイン部分MPは、スプリッタ部分SPを接続するための第1コネクタ40Cを備えてもよい。スプリッタ部分SPは、スプリッタ部分SPの一方側に、メイン部分MPのコネクタ、例えば、第1コネクタ40Cに接続されるように構成された第1スプリッタコネクタSC_1と、スプリッタ部分SPの他方側に、2つ以上のコネクタ、例えば、1つまたは複数の聴覚保護装置および/またはアクセサリ装置に接続されるように構成された第2スプリッタコネクタSC_2および第3スプリッタコネクタSC_3と、を備えてもよい。
【0122】
第1聴覚保護装置2Aは、スプリッタ部分SPを介して通信装置4Bに接続されてもよい。第1聴覚保護装置2Aは、第2スプリッタコネクタSC_2および第1スプリッタコネクタSC_1を介して、例えば、第1ケーブル18および第1通信装置インターフェース40Bを介して、通信装置4Bに接続されてもよい。
【0123】
第2聴覚保護装置2Bは、第2ケーブル19を介して第2コネクタ41Cに接続されてもよい。第2聴覚保護装置2Bは、例えば、通信装置4Bのコネクタ(例えば、第1コネクタ40Cおよび/または第2コネクタ41Cのいずれか)に接続されるように構成された通信装置コネクタを備える、第2通信装置インターフェース41Bを備える。
【0124】
第1コネクタ40C、第2コネクタ41C、第2スプリッタコネクタSC_2、および/または第3スプリッタコネクタSC_3は、同じコネクタタイプである。したがって、第1聴覚保護装置2Aおよび第2聴覚保護装置2Bは、第1コネクタ40C、第2コネクタ41C、第2スプリッタコネクタSC_2、および/または第3スプリッタコネクタSC_3のいずれにも接続されることができる。
【0125】
任意選択的に、通信装置4Bは、アクセサリ装置を接続するためのアクセサリインターフェース21を備える。
【0126】
通信装置4Bは、インターフェース20を介してアクセサリ装置50に接続されてもよい。アクセサリ装置50は、スプリッタ部分SPを介して通信装置4Bに接続されてもよい。アクセサリ装置50は、第3スプリッタコネクタSC_3および第1スプリッタコネクタSC_1を介して、例えば、アクセサリケーブル51および第3通信装置インターフェース52を介して、通信装置4Bに接続されてもよい。アクセサリ装置50は、アクセサリ電子装置、例えば、ユーザアクセサリ電子装置として解釈されてもよい。
【0127】
第1聴覚保護装置2Aは、第1イヤプロテクタ9Aと、第2イヤプロテクタ11Aとを備える。第1聴覚保護装置2Aは、オーバーイヤ型(OTE)聴覚保護装置である。言い換えれば、第1イヤプロテクタ9Aおよび第2イヤプロテクタ11Aは、オーバーイヤ型のイヤプロテクタである。通信装置4Bは、オーバーイヤ型(OTE)聴覚保護装置である第1聴覚保護装置2Aの接続を検出するように構成されてもよい。
【0128】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、オーバーイヤ型聴覚保護装置2Aとの接続の検出に基づく。言い換えれば、通信装置4Bは、オーバーイヤ型通信方式を決定するように構成されてもよい。第1聴覚保護装置2Aは、マイクロホン、例えば、第1マイクロホン28Aおよび/または第2マイクロホン30Aを備える。第1マイクロホン28Aおよび/または第2マイクロホン30Aは、聴覚保護装置を使用するときにユーザの口の前に配置されるように構成された口元マイクロホンであってもよい。
【0129】
第2聴覚保護装置2Bは、第1イヤプロテクタ9Bと、第2イヤプロテクタ11Bとを備える。第2聴覚保護装置2Bは、インイヤ型(ITE)聴覚保護装置である。言い換えれば、第1イヤプロテクタ9Bおよび第2イヤプロテクタ11Bは、インイヤ型のイヤプロテクタである。通信装置4Bは、インイヤ型(ITE)聴覚保護装置である第2聴覚保護装置2Bの接続を検出するように構成されてもよい。
【0130】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、インイヤ型聴覚保護装置2Bとの接続の検出に基づく。言い換えれば、通信装置4Bは、インイヤ型通信方式を決定するように構成されてもよい。
【0131】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置4Bは、第1聴覚保護装置2Aおよび第2聴覚保護装置2Bの検出、例えば、OTE聴覚保護装置およびITE聴覚保護装置の検出時に、二重聴覚保護装置通信方式、例えば、二重聴覚保護装置構成を決定するように構成されてもよい。
【0132】
図4は、本開示による例示的な通信装置4C、例えば、
図1の通信装置4を備える例示的な聴覚保護システム3C、例えば、
図1の聴覚保護システム3を概略的に図示する。聴覚保護システム3Cは、第1聴覚保護装置2Aと第2聴覚保護装置2Bとを備える二重聴覚保護システムである。通信装置4Aは、例えばケーブル17を介して無線ユニット6を接続するための無線コネクタ16を備える。
【0133】
通信装置4Cは、2つの部分からなる通信装置と解釈されてもよい。言い換えれば、通信装置4Cは、メイン部分MPと、通信装置4Cの第1聴覚保護装置インターフェース40Aに接続されたスプリッタ部分、例えば、メイン部分MPの第1コネクタ40Cに接続された、スプリッタ部分SPを備えてもよい。
図4において、通信装置4Cのメイン部分MPのインターフェース20は、スプリッタ部分SPをメイン部分に接続するための1つのコネクタ40C、41Cのみを備える。スプリッタ部分SPは、通信装置4Cに1つまたは複数の追加の聴覚保護装置インターフェースを提供するため、例えば、1つまたは複数の追加のコネクタを通信装置に提供するために、通信装置4Cの聴覚保護装置インターフェース(例えば、通信装置のコネクタ)に接続されるように構成されたスプリッタと解釈されてもよい。
【0134】
言い換えれば、通信装置4Cは、メイン部分インターフェースとスプリッタ部分インターフェースとを備えるインターフェース20を備えてもよい。言い換えれば、メイン部分MPは、スプリッタ部分SPを接続するための第1コネクタ40Cを備えていてもよい。スプリッタ部分SPは、スプリッタ部分SPの一方側に、メイン部分MPのコネクタ、例えば、第1コネクタ40Cに接続されるように構成された第1スプリッタコネクタSC_1と、スプリッタ部分SPの他方側に、2つ以上のコネクタ、例えば、1つまたは複数の聴覚保護装置および/またはアクセサリ装置に接続されるように構成された第2スプリッタコネクタSC_2および第3スプリッタコネクタSC_3と、を備えてもよい。
【0135】
第1聴覚保護装置2Aは、スプリッタ部分SPを介して通信装置4Cに接続されてもよい。第1聴覚保護装置2Aは、第2スプリッタコネクタSC_2および第1スプリッタコネクタSC_1を介して、例えば、第1ケーブル18および第1通信装置インターフェース40Bを介して、通信装置4Cに接続されてもよい。
【0136】
第2聴覚保護装置2Bは、スプリッタ部分SPを介して通信装置4Cに接続されてもよい。第2聴覚保護装置2Bは、第3スプリッタコネクタSC_3および第1スプリッタコネクタSC_1を介して、例えば、第2ケーブル19および第2通信装置インターフェース41Bを介して、通信装置4Cに接続されてもよい。
【0137】
第1コネクタ40C、第2スプリッタコネクタSC_2、および/または第3スプリッタコネクタSC_3は、同じコネクタタイプである。したがって、第1聴覚保護装置2Aおよび第2聴覚保護装置2Bは、第1コネクタ40C、第2スプリッタコネクタSC_2、および/または第3スプリッタコネクタSC_3のいずれにも接続されることができる。
【0138】
任意選択的に、通信装置4Cは、アクセサリ装置を接続するためのアクセサリインターフェース21を備える。
【0139】
第1聴覚保護装置2Aは、第1イヤプロテクタ9Aと、第2イヤプロテクタ11Aとを備える。第1聴覚保護装置2Aは、オーバーイヤ型(OTE)聴覚保護装置である。言い換えれば、第1イヤプロテクタ9Aおよび第2イヤプロテクタ11Aは、オーバーイヤ型のイヤプロテクタである。通信装置4Cは、オーバーイヤ型(OTE)聴覚保護装置である第1聴覚保護装置2Aの接続を検出するように構成されてもよい。
【0140】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、オーバーイヤ型聴覚保護装置2Aとの接続の検出に基づく。言い換えれば、通信装置4Cは、オーバーイヤ型通信方式を決定するように構成されてもよい。第1聴覚保護装置2Aは、マイクロホン、例えば、第1マイクロホン28Aおよび/または第2マイクロホン30Aを備える。第1マイクロホン28Aおよび/または第2マイクロホン30Aは、聴覚保護装置を使用するときにユーザの口の前に配置されるように構成された口元マイクロホンであってもよい。
【0141】
第2聴覚保護装置2Bは、第1イヤプロテクタ9Bと、第2イヤプロテクタ11Bとを備える。第2聴覚保護装置2Bは、インイヤ型(ITE)聴覚保護装置である。すなわち、第1イヤプロテクタ9Bおよび第2イヤプロテクタ11Bは、インイヤ型プロテクタである。通信装置4Cは、インイヤ型(ITE)聴覚保護装置である第2聴覚保護装置2Bの接続を検出するように構成されてもよい。
【0142】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、インイヤ型聴覚保護装置2Bとの接続の検出に基づく。言い換えれば、通信装置4Cは、インイヤ型通信方式を決定するように構成されてもよい。
【0143】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信装置4Cは、第1聴覚保護装置2Aおよび第2聴覚保護装置2Bの検出、例えば、OTE聴覚保護装置およびITE聴覚保護装置の検出時に、二重聴覚保護装置通信方式、例えば、二重聴覚保護装置構成を決定するように構成されてもよい。
【0144】
図5は、本開示による例示的な通信装置4D、例えば、
図1の通信装置4を備える例示的な聴覚保護システム3D、例えば、
図1の聴覚保護システム3を概略的に図示する。聴覚保護システム3Dは、第1聴覚保護装置2Aと第2聴覚保護装置2Bとを備える二重聴覚保護システムである。通信装置4Dは、例えばケーブル17を介して無線ユニット6を接続するための無線コネクタ16を備える。通信装置4Dは、聴覚保護装置、例えば、第1聴覚保護装置2Aを接続するための第1コネクタ40Cを備える第1聴覚保護装置インターフェース40Aを備えるインターフェース20を備える。第1聴覚保護装置2Aは、第1ケーブル18を介して第1コネクタ40Cに接続されてもよい。通信装置4Dは、聴覚保護装置インターフェースとして機能するワイヤレスインターフェースを備えてもよい。通信装置4Dは、インターフェース20を介して、例えば、ワイヤレスインターフェースを介して、通信装置4Dに接続された1つまたは複数の聴覚保護装置を検出するように構成されてもよい。第2聴覚保護装置2Bは、ワイヤレス接続を介して通信装置4Dに接続するワイヤレス聴覚保護装置である。通信装置4Dは、インターフェース20の接続方式、例えば、第2聴覚保護装置2Bがワイヤレスに接続されるワイヤレスインターフェース、および/または第1聴覚保護装置2Aが有線接続される第1聴覚保護装置インターフェース40Aの接続方式を決定するように構成されてもよい。通信装置4は、通信装置4と1つまたは複数の聴覚保護装置との間の通信方式を決定するように構成されてもよい。通信装置4は、接続方式および/または通信方式に従って、1つまたは複数の聴覚保護装置と通信するように構成されてもよい。
【0145】
第1聴覚保護装置2Aは、第1イヤプロテクタ9Aと第2イヤプロテクタ11Aとを備える。第1聴覚保護装置2Aは、オーバーイヤ型(OTE)聴覚保護装置である。言い換えれば、第1イヤプロテクタ9Aおよび第2イヤプロテクタ11Aは、オーバーイヤ型イヤプロテクタである。通信装置4Aは、オーバーイヤ型(OTE)聴覚保護装置である第1聴覚保護装置2Aの接続を検出するように構成されてもよい。
【0146】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、オーバーイヤ型聴覚保護装置2Aとの接続の検出に基づく。言い換えれば、通信装置4Aは、オーバーイヤ型通信方式を決定するように構成されてもよい。第1聴覚保護装置2Aは、マイクロホン、例えば、第1マイクロホン28Aおよび/または第2マイクロホン30Aを備える。第1マイクロホン28Aおよび/または第2マイクロホン30Aは、聴覚保護装置を使用するときにユーザの口の前に配置されるように構成された口元マイクロホンであってもよい。
【0147】
第2聴覚保護装置2Bは、第1イヤプロテクタ9Bと、第2イヤプロテクタ11Bとを備える。第2聴覚保護装置2Bはワイヤレス聴覚保護装置であり、第1イヤプロテクタ9Bおよび第2イヤプロテクタ11Bは、したがって、ワイヤレスイヤプロテクタであってもよい。第2聴覚保護装置2Bは、ワイヤレスインイヤ型(ITE)聴覚保護装置である。言い換えれば、第1イヤプロテクタ9Bおよび第2イヤプロテクタ11Bは、インイヤ型のイヤプロテクタである。通信装置4Dは、ワイヤレスインイヤ型(ITE)聴覚保護装置である第2聴覚保護装置2Bの接続を検出するように構成されてもよい。ITE聴覚保護装置である第2聴覚保護装置2Bの第1イヤプロテクタ9Bおよび第2聴覚保護装置2Bの第2イヤプロテクタ11Bは、OTE聴覚保護装置である第1聴覚保護装置2Aの第1イヤプロテクタ9Aおよび/または第1聴覚保護装置2Aの第2イヤプロテクタ11Aの内側に(例えば、それらによって覆われるように)配置されるように構成されてもよい。
【0148】
1つまたは複数の例示的な通信装置では、通信方式は、ワイヤレスインイヤ型聴覚保護装置2Bとの接続の検出に基づく。言い換えれば、通信装置4Aは、ワイヤレスインイヤ型通信方式を決定するように構成されてもよい。
【0149】
通信装置4、4A、4B、4Cおよび/または4Dは、任意選択的に、
図6に開示される動作のいずれか(例えば、S102A、S102B、S104A、S104B、S108、S110、S112、S114、S116の何れか1つまたは複数)を実行するように構成される。通信装置の動作は、非一時的コンピュータ可読媒体(例えば、メモリ22)に記憶され、処理ユニット14によって実行される、実行可能論理ルーチン(例えば、コード行、ソフトウェアプログラム等)の形態で具現化されてもよい。
【0150】
さらに、通信装置4、4A、4B、および/または4Cの動作は、通信装置4、4A、4B、および/または4Cが実行するように構成される方法と考えられてもよい。また、説明された機能および動作は、ソフトウェアで実装されてもよいが、そのような機能は専用のハードウェアもしくはファームウェア、またはハードウェア、ファームウェアおよび/もしくはソフトウェアの何らかの組合せを介して実行されてもよい。
【0151】
図6は、例示的な方法のフローチャートを示す。方法100、例えば、本開示による1つまたは複数の聴覚保護装置を備える聴覚保護システムのための通信装置、例えば、
図1、
図2、
図3、
図4、および/または
図5の通信装置を動作させるための方法が開示される。方法100は、通信装置、例えば、
図1、
図2、
図3、
図4、および/または
図5の通信装置によって実行されてもよい。通信装置は、処理ユニットと、メモリと、インターフェースであって、聴覚保護装置の接続のための第1コネクタを備える第1聴覚保護装置インターフェースと、聴覚保護装置の接続のための第2コネクタを備える第2聴覚保護装置インターフェースとを備えるインターフェースと、を備え、第1コネクタおよび第2コネクタは同じコネクタタイプである。
【0152】
方法は、インターフェースの接続方式を検出することS102を備える。
【0153】
方法は、接続方式に基づいて、通信装置と、第1聴覚保護装置インターフェースおよび第2聴覚保護装置インターフェースのうちの1つまたは複数との間の通信方式を決定することS104を備える。
【0154】
方法は、通信方式に従って、第1コネクタおよび/または第2コネクタと通信することS106を備える。
【0155】
1つまたは複数の例示的な方法では、方法100は、第1コネクタに接続された聴覚保護装置の第1のタイプを検出することS108を備える。
【0156】
1つまたは複数の例示的な方法では、通信方式の決定S104は、第1のタイプに基づく。
【0157】
1つまたは複数の例示的な方法では、方法100は、第2コネクタに接続された聴覚保護装置の第2のタイプを検出することS110を備える。
【0158】
1つまたは複数の例示的な方法では、通信方式の決定S104は、第2のタイプに基づく。
【0159】
1つまたは複数の例示的な方法では、接続方式の検出S102は、第1コネクタに接続された聴覚保護装置のアクティブまたは非アクティブ状態を検出することS102Aを備える。
【0160】
1つまたは複数の例示的な方法では、接続方式の検出S102は、第2コネクタに接続された聴覚保護装置のアクティブまたは非アクティブ状態を検出することS102Bを備える。
【0161】
1つまたは複数の例示的な方法では、通信方式の決定S104は、第1コネクタの1つまたは複数の第1出力端子への第1出力および/または第2コネクタの1つまたは複数の第2出力端子への第2出力を備える出力方式を決定することS104Aを備える。
【0162】
1つまたは複数の例示的な方法では、通信方式の決定S104は、第1コネクタの1つまたは複数の第1入力端子への第1入力および/または第2コネクタの1つまたは複数の第2入力端子への第2入力を備える入力方式を決定することS104Bを備える。
【0163】
1つまたは複数の例示的な方法では、方法100は、通信方式に基づいて入力信号を決定することS112を備える。
【0164】
1つまたは複数の例示的な方法では、方法100は、オーバーイヤ型聴覚保護装置との接続を検出することS114を備える。
【0165】
1つまたは複数の例示的な方法では、通信方式の決定S104は、オーバーイヤ型聴覚保護装置との接続の検出S114に基づく。
【0166】
1つまたは複数の例示的な方法では、方法100は、インイヤ型聴覚保護装置の接続を検出することS116を備える。
【0167】
1つまたは複数の例示的な方法では、通信方式の決定S104は、インイヤ型聴覚保護装置との接続の検出S116に基づく。
【0168】
「第1」、「第2」、「第3」および「第4」、「一次」、「二次」、「三次」などの用語の使用は、特定の順序を意味するものではなく、個々の要素を識別するために含まれる。さらに、「第1」、「第2」、「第3」および「第4」、「一次」、「二次」、「三次」などの用語の使用は、いかなる順序または重要性も示さず、むしろ、「第1」、「第2」、「第3」および「第4」、「一次」、「二次」、「三次」などの用語は1つの要素からある他の要素を区別するために使用される。「第1」、「第2」、「第3」および「第4」、「一次」、「二次」、「三次」等の語は、ここおよび他の箇所で、ラベル付けの目的のためにのみ使用され、特定の空間的または時間的順序付けを示すことを意図しないことに留意されたい。
【0169】
さらに、第1の要素というラベリングは、第2の要素の存在を意味せず、逆もまた同様である。図面は、実線で示されるいくつかのモジュールまたは動作と、破線で示されるいくつかのモジュールまたは動作とを備えることが理解されよう。実線に含まれるモジュールまたは動作は、最も広い例示的な実施形態に含まれるモジュールまたは動作である。破線に含まれるモジュールまたは動作は、例示的な通信装置、方法、および/またはサーバ装置であり、これらは、実線の例示的な通信装置および/または方法のモジュールまたは動作に、含まれてもよく、あるいはこれらの一部であってもよく、あるいは追加される更なるモジュールまたは動作であってもよい。これらの動作は、提示された順序で実行される必要はないことを理解されたい。さらに、動作のすべてが実行される必要はないことを理解されたい。例示的な動作は、任意の順序で、および任意の組合せで実行されてもよい。
【0170】
用語「備える(comprising)」は、列挙されたもの以外の他の要素またはステップの存在を必ずしも排除しないことに留意されたい。
【0171】
要素に先行する単語「a」または「an」は、複数のそのような要素の存在を除外しないことに留意されたい。さらに、いかなる符号も特許請求の範囲を限定するものではなく、例示的な通信装置、方法、および/またはサーバ装置はハードウェアとソフトウェアの両方の手段によって少なくとも部分的に実装されてもよく、いくつかの「手段」、「ユニット」、または「装置」は同じハードウェアアイテムが対応してもよいことに留意されたい。
【0172】
本明細書で説明される様々な例示的な方法、装置、およびシステムは、方法ステッププロセスの一般的な文脈で説明され、方法ステッププロセスは、一態様において、ネットワーク化された環境においてコンピュータによって実行される、プログラムコードなどのコンピュータ実行可能命令を含む、コンピュータ可読媒体において具現化される、コンピュータプログラム製品によって実装されてもよい。コンピュータ可読媒体は、限定はしないが、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)などを含む、取り外し可能および取り外し不可能な記憶装置を含んでもよい。一般に、プログラムモジュールは、指定されたタスクを実行するか、または特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含んでもよい。コンピュータ実行可能命令、関連するデータ構造、およびプログラムモジュールは、本明細書で開示される方法のステップを実行するためのプログラムコードの例を表す。そのような実行可能命令または関連するデータ構造の特定のシーケンスは、そのようなステップまたはプロセスにおいて説明される機能を実装するための対応する動作の例を表す。
【0173】
特徴が示され、説明されてきたが、それらは特許請求の範囲に記載された発明を限定することを意図せず、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な変更および修正が行われてもよいことが、当業者にとって明らかとなることが理解されるであろう。したがって、本明細書および図面は、限定的な意味ではなく例示的な意味で解釈されるべきである。特許請求の範囲に記載された発明は、すべての代替、変形、および均等物を網羅することが意図される。
【符号の説明】
【0174】
1:ネットワーク
2:聴覚保護装置
2A:第1聴覚保護装置
2B:第2聴覚保護装置
3、3A、3B、3C、3D:聴覚保護システム
4、4A、4B、4C、4D:通信装置
5:通信システム
6:無線ユニット
7A、7B:第1レシーバ
8A、8B:第2レシーバ
9A、9B:第1イヤプロテクタ、第1イヤピース、第1イヤマフ
10A、10B:第1接続
11A、11B:第2イヤプロテクタ、第2イヤピース、第2イヤマフ
12A、12B:第2接続
13:聴覚保護装置
14:処理ユニット
16:無線インターフェース
17:ケーブル
18:第1ケーブル
19:第2ケーブル
20:インターフェース
21:アクセサリインターフェース
22:メモリ
23:入力
24:第1入力信号
25:無線入力
26:無線出力
28A、28B:第1マイクロホン
29:第1入力
29A:第1の一次入力
29B:第1の二次入力
30A、30B:第2マイクロホン
31:第2入力
31A:第2の一次入力
31B:第2の二次入力
32:第2入力信号
40A:第1聴覚保護装置インターフェース
41A:第2聴覚保護装置インターフェース
40B:第1通信装置インターフェース
41B:第2通信装置インターフェース
42:出力
43:第1出力
43A:第1の一次出力
43B:第1の二次出力
44A:第1一次音声出力
44B:第1二次音声出力
45:第2出力
46A:第2の一次出力
46B:第2の二次出力
47:第1出力信号
48A:第2の一次音声出力
48B:第2の二次音声出力
49:第2出力信号
50:アクセサリ装置
51:アクセサリケーブル
52:第3通信装置インターフェース
MP:メイン部分
SP:スプリッタ部分
SC_1:第1スプリッタコネクタ
SC_2:第2スプリッタコネクタ
SC_3:第3スプリッタコネクタ
PTT_1:第1プッシュツートークインターフェース、第1プッシュツートークボタン
PTT_2:第2プッシュツートークインターフェース、第2プッシュツートークボタン
100:聴覚保護システムのための通信装置を動作させるための方法
S102:インターフェースの接続方式を検出
S102A:第1コネクタに接続された聴覚保護装置のアクティブ状態または非アクティブ状態を検出
S102B:第2コネクタに接続された聴覚保護装置のアクティブまたは非アクティブ状態を検出
S104:接続方式に基づいて、通信装置と第1聴覚保護装置インターフェースおよび第2聴覚保護装置インターフェースのうちの1つまたは複数との間の通信方式を決定
S104A:第1コネクタの1つまたは複数の第1出力端子への第1出力、および/または第2コネクタの1つまたは複数の第2出力端子への第2出力を備える出力方式を決定
S104B:第1コネクタの1つまたは複数の第1入力端子への第1入力、および/または第2コネクタの1つまたは複数の第2入力端子への第2入力を備える入力方式を決定
S106:通信方式に従って第1コネクタおよび/または第2コネクタと通信
S108:第1コネクタに接続された聴覚保護装置の第1のタイプを検出
S110:第2コネクタに接続された聴覚保護装置の第2のタイプを検出
S112:通信方式に基づいて入力信号を決定
S114:オーバーイヤ型聴覚保護装置の接続を検出
S116:インイヤ型聴覚保護装置の接続を検出
【外国語明細書】