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▶ 西田 圭佑の特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023089333
(43)【公開日】2023-06-28
(54)【発明の名称】折りたたみコップ
(51)【国際特許分類】
   B65D 5/36 20060101AFI20230621BHJP
   B65D 5/462 20060101ALI20230621BHJP
   B65D 3/02 20060101ALI20230621BHJP
   B65D 5/52 20060101ALI20230621BHJP
   A47G 19/22 20060101ALI20230621BHJP
【FI】
B65D5/36 E
B65D5/462 210
B65D3/02 C
B65D5/52 101A
A47G19/22 N
A47G19/22 P
【審査請求】未請求
【請求項の数】50
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021203773
(22)【出願日】2021-12-16
(71)【出願人】
【識別番号】310021098
【氏名又は名称】西田 圭佑
(72)【発明者】
【氏名】西田 圭佑
【テーマコード(参考)】
3B001
3E060
【Fターム(参考)】
3B001AA02
3B001CC23
3B001DA02
3B001DB20
3E060AA03
3E060AA13
3E060AB19
3E060CA01
3E060CA12
3E060CA22
3E060CB11
3E060DA01
3E060EA03
(57)【要約】      (修正有)
【課題】水平に折りたためるコップの提供を目的とする。
【解決手段】長方形又は正方形のコップ用シートの、長手方向の1/2の中央で折りたためる位置を対称軸とし、線対称となる菱形、正方形、楕円形、円形の何れかの形状の折り線(折れ目1)を、同シートの中央にプレスして、底面の部分の折れ目を先に形成しておき、底面が菱形、正方形のみ、短手方向の中央に折れ目を追加する。コップ両端のシール部分P1、P2との境界線の部分に折れ目を入れて、パッケージの二方袋と同様の圧接着の方法で接合を行い、折りたたみ時の形状が、長方形又は正方形のフラットな状態の折りたたみコップの完成、並びに折りたたんだ状態となる。コップの組み立ては、両端のシール部分を持ち、飲み口a面の中心へ寄せるように折り曲げて、最後にコップの底面を、コップの外側からコップ内側へ折り返す(押し込む)ことで液体を溜める部分が、楕円柱、円柱形状のコップとなる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コップの折りたたみ状態から飲用時に於けるコップを展開した状態にするため、二つ折りにしたコップの筒壁及び側面の中央に設けられた折り目の部分を、コップの飲み口となる中心の方向に向って、その中心の形状が菱形又は正方形となるように、コップの両サイドの両方向から均等の力で屈曲させ、コップの底部の底面の折りたたみ箇所と反対側の飲み口の部分に、コップの底部の底面に形成予定の形状と合同な形状で飲み口側を先に形成して、コップの折りたたみ箇所と連接する外側並びに内側共に、両面の筒壁及び側面の下部に設けられ、片方の筒壁及び側面の折り目の形状となる、コップの底部の底面の形状が菱形に於いては長い方の対角線で二等分した二等辺三角形、正方形に於いては対角線で二等分した直角二等辺三角形を成し、その二等辺三角形又は直角二等辺三角形の底辺の部分を対称軸とし、連接する両方の筒壁及び側面に跨る形状が菱形又は正方形のコップの底部の底面となるように配置され、このコップの底部の底面の形状を外縁とする折り目に沿って、菱形又は正方形の部分をコップの底部の底面から飲み口の方向へ向って、鉛直方向からコップの内側の方向へ折り返すことにより、同一形状、同一面積のものを逆方向へ屈曲させることで、コップの底部の底面側の形状が固定され、更にコップの上部の飲み口側の形状も固定され、その折り返す部分の形状が三角形の窪み状となっており、コップ全体での液体を収容する主要な部分の形状が四角柱で、その両側の底面の部分の端部には、コップの短手方向の辺の部分の約1/4から1/12程度の範囲の幅でシール箇所の糊代部分を有し、そのシール箇所の部分が把手(ハンドル)部分を兼用する構造で、四角柱の片側の底面の部分で、その上部にある4箇所の頂点の部分のうち、コップの両端のシール箇所の直近2箇所の頂点の部分を除いた、残りの対向する2箇所の頂点の部分を飲み口として使用し、コップの鉛直方向の真上から見た形状が菱形又は正方形を成し、同時にコップの鉛直方向の真下から見た液体を収容する部分、即ちコップの底部の底面を形成する部分の形状も同様に、合同な菱形又は正方形を成し、四角柱の上部にある飲み口として使用する頂点の部分のうち、対向する2箇所の飲み口の延長線上の底面の部分から約1/3程度の位置より、コップの両端の2箇所のシール箇所を水平方向の真横から見た正面の形状が、コップの底部の底面から液体を収容する部分のコップの内部にかけて折り返す三角形の窪みとなっており、コップの底部の底面の立体的な形状が、三角柱の頂点の部分に属する辺の部分を跨ぐような形でくり貫いたような形態を成している事を特徴とする形状及び構造の折りたたみコップ。
【請求項2】
コップの折りたたみ状態から飲用時に於けるコップを展開した状態にするため、二つ折りにしたコップの筒壁及び側面の中央に設けられた折り目の部分を、コップの飲み口となる中心の方向に向って、その中心の形状が楕円形又は円形となるように、コップの両サイドの両方向から均等の力で屈曲させ、コップの底部の底面の折りたたみ箇所と反対側の飲み口の部分に、コップの底部の底面に形成予定の形状と合同な形状で飲み口側を先に形成して、コップの折りたたみ箇所と連接する外側並びに内側共に、両面の筒壁及び側面の下部に設けられ、片方の筒壁及び側面の折り目の形状となる、コップの底部の底面の形状が楕円形に於いては長軸の部分を二等分した半楕円形、円形に於いては直径の部分を二等分した半円形を成し、その半楕円形に於いては長径の部分、半円形に於いては直径の部分を対称軸とし、連接する両方の筒壁及び側面に跨る形状が楕円形又は円形のコップの底部の底面となるように配置され、このコップの底部の底面の形状を外縁とする折り目に沿って、楕円形又は円形の部分をコップの底部の底面から飲み口の方向へ向って、鉛直方向からコップの内側の方向へ折り返すことにより、同一形状、同一面積のものを逆方向へ屈曲させることで、コップの底部の底面側の形状が固定され、更にコップの上部の飲み口側の形状も固定され、その折り返す部分の形状が半楕円形又は半円形の窪み状となっており、コップ全体での液体を収容する主要な部分の形状が楕円柱又は円柱で、その両側の底面の部分の端部には、コップの短手方向の楕円の周又は円周の部分の約1/4から1/12程度の範囲の幅でシール箇所の糊代部分を有し、そのシール箇所の部分が把手(ハンドル)部分を兼用する構造で、楕円柱又は円柱の片側の底面の部分で、その上部にあるコップの両端のシール箇所の直近2箇所の楕円の周又は円周の部分の一部分を除く、楕円形又は円形を成す任意の楕円の周又は円周の部分の縁部を飲み口として使用し、コップの鉛直方向の真上から見た形状が楕円形又は円形を成し、同時にコップの鉛直方向の真下から見た液体を収容する部分、即ちコップの底部の底面を形成する部分の形状も同様に、合同な楕円形又は円形を成し、楕円柱若しくは円柱の上部にある飲み口の中央部分の延長線上の底面の部分から約1/3程度の位置より、コップの両端の2箇所のシール箇所を水平方向の真横から見た正面の形状が、コップの底部の底面から液体を収容する部分のコップの内部にかけて折り返す弓なりの半楕円形又は半円形の窪みとなっており、コップの底部の底面の立体的な形状が、楕円柱又は円柱の側面の部分を跨ぐような形でくり貫いたような形態を成している事を特徴とする形状及び構造の折りたたみコップ。
【請求項3】
コップの折りたたみ状態から飲用時に於けるコップを展開した状態にするため、二つ折りにしたコップの筒壁及び側面の中央に設けられた折り目の部分を、コップの飲み口となる中心の方向に向って、その中心の形状が菱形又は正方形となるように、コップの両サイドの両方向から均等の力で屈曲させ、コップの底部の底面の折りたたみ箇所と反対側の飲み口の部分に、コップの底部の底面に形成予定の形状と相似な形状で飲み口側を先に形成して、コップの折りたたみ箇所と連接する外側並びに内側共に、両面の筒壁及び側面の下部に設けられ、片方の筒壁及び側面の折り目の形状となる、コップの底部の底面の形状が菱形に於いては長い方の対角線で二等分した二等辺三角形、正方形に於いては対角線で二等分した直角二等辺三角形を成し、その二等辺三角形又は直角二等辺三角形の底辺の部分を対称軸とし、連接する両方の筒壁及び側面に跨る形状が菱形又は正方形のコップの底部の底面となるように配置され、このコップの底部の底面の形状を外縁とする折り目に沿って、菱形又は正方形の部分をコップの底部の底面から飲み口の方向へ向って、鉛直方向からコップの内側の方向へ折り返すことにより、同一形状、同一面積のものを逆方向へ屈曲させることで、コップの底部の底面側の形状が固定され、更にコップの上部の飲み口側の形状も固定され、その折り返す部分の形状が三角形の窪み状となっており、コップ全体での液体を収容する主要な部分の形状が逆テーパー形状を成す四角柱で、その両側の底面の部分の端部には、コップの短手方向の辺の部分の約1/4から1/12程度の範囲の幅でシール箇所の糊代部分を有し、そのシール箇所の部分が把手(ハンドル)部分を兼用する構造で、逆テーパー形状を成す四角柱の片側の底面の部分で、その上部にある4箇所の頂点の部分のうち、コップの両端のシール箇所の直近2箇所の頂点の部分を除いた、残りの対向する2箇所の頂点の部分を飲み口として使用し、コップの鉛直方向の真上から見た形状が菱形又は正方形を成し、同時にコップの鉛直方向の真下から見た液体を収容する部分、即ちコップの底部の底面を形成する部分の形状も同様に、相似な菱形又は正方形を成し、逆テーパー形状を成す四角柱の上部にある飲み口として使用する頂点の部分の、対向する2箇所の飲み口の延長線上の底面の部分から約1/3程度の位置より、コップの両端の2箇所のシール箇所を水平方向の真横から見た正面の形状が、コップの底部の底面から液体を収容する部分のコップの内部にかけて折り返す三角形の窪みとなっており、コップの底部の底面の立体的な形状が、三角柱の頂点の部分に属する辺の部分を跨ぐような形でくり貫いたような形態を成している事を特徴とする形状及び構造の逆テーパー形状を成す折りたたみコップ。
【請求項4】
コップの折りたたみ状態から飲用時に於けるコップを展開した状態にするため、二つ折りにしたコップの筒壁及び側面の中央に設けられた折り目を、コップの飲み口となる中心の方向に向って、その中心の形状が楕円形又は円形となるように、コップの両サイドの両方向から均等の力で屈曲させ、コップの底部の底面の折りたたみ箇所と反対側の飲み口部分に、コップの底部の底面に形成予定の形状と相似な形状で飲み口側を先に形成して、コップの折りたたみ箇所と連接する外側並びに内側共に、両面の筒壁及び側面の下部に設けられ、片方の筒壁及び側面の折り目の形状となる、コップの底部の底面の形状が楕円形に於いては長軸の部分を二等分した半楕円形、円形に於いては直径の部分を二等分した半円形を成し、その半楕円形に於いては長径の部分、半円形に於いては直径の部分を対称軸とし、連接する両方の筒壁及び側面に跨る形状が楕円形又は円形のコップの底部の底面となるように配置され、このコップの底部の底面の形状を外縁とする折り目に沿って、楕円形又は円形の部分をコップの底部の底面から飲み口の方向へ向って、鉛直方向からコップの内側の方向へ折り返すことにより、同一形状、同一面積のものを逆方向へ屈曲させることで、コップの底部の底面側の形状が固定され、更にコップの上部の飲み口側の形状も固定され、その折り返す部分の形状が半楕円形又は半円形の窪み状となっており、コップ全体での液体を収容する主要な部分の形状が逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱で、コップの両側の底面の部分の端部には、コップの短手方向の楕円の周又は円周の部分の約1/4から1/12程度の範囲の幅でシール箇所の糊代部分を有し、そのシール箇所の部分が把手(ハンドル)部分を兼用する構造で、逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の片側の底面の部分で、逆テーパー形状の楕円柱又は円柱の上部にあるコップの両端のシール箇所の直近2箇所の楕円の周又は円周の部分の一部分を除く、楕円形又は円形を成す任意の楕円の周又は円周の部分の縁部を飲み口として使用し、コップの鉛直方向の真上から見た形状が楕円形又は円形を成し、同時にコップの鉛直方向の真下から見た液体を収容する部分、即ちコップの底部の底面を形成する部分の形状も同様に、相似な楕円形又は円形を成し、逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の上部にある飲み口の中央部分の延長線上の底面の部分から約1/3程度の位置より、コップの両端の2箇所のシール箇所を水平方向の真横から見た正面の形状が、コップの底部の底面から液体を収容する部分のコップの内部にかけて折り返す弓なりの半楕円形又は半円形の窪みとなっており、コップの底部の底面の立体的な形状が、逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の側面の部分を跨ぐような形でくり貫いたような形態を成している事を特徴とする形状及び構造の逆テーパー形状を成す折りたたみコップ。
【請求項5】
コップの形成に係る長方形又は正方形を成すシートの中央部分に、コップの全体形状が四角柱形状のものに於いては菱形又は正方形、楕円柱形状のものに於いては楕円形、円柱形状のものに於いては円形で、それぞれの折り目をプレスして、その凹凸のプレス方向(凹状は谷折り、凸状は山折り)に沿って折り曲げることでコップの下部の底部側の底面を形成して、そのコップの底部の底面に連接する筒壁及び側面も連動して展開されることで、液体を収容する部分のコップの筒壁全体を構成して、コップの底部の底面側に形成されたものと合同な形状のものが、コップの上部の飲み口側にも形成されて配されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の折りたたみコップ。
【請求項6】
コップの形成に係る逆テーパー形状を成す等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする、線対称となる等脚台形を2個向い合わせに並べた形状を成すシートの中央部分に、コップの全体形状が逆テーパー形状を成す四角柱形状のものに於いては菱形又は正方形、逆テーパー形状を成す楕円柱形状のものに於いては楕円形、逆テーパー形状を成す円柱形状のものに於いては円形で、それぞれの折り目をプレスして、その凹凸のプレス方向(凹状は谷折り、凸状は山折り)に沿って折り曲げることで、コップの下部の底部側の底面を形成して、そのコップの底部の底面に連接する筒壁及び側面も連動して展開されることで、液体を収容する部分のコップの筒壁全体を構成して、コップの底部の底面側に形成されたものと比例した大きさの相似な形状のものが、コップの上部の飲み口側にも形成されて配されることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の逆テーパー形状を成す折りたたみコップ。
【請求項7】
折りたたみコップの筒壁及び側面を構成する、液体を収容する部分の筒壁の一部となる外縁の両端2箇所の圧接着の部分をシール箇所とし、コップの形成時の状態が同時に折りたたみ時の状態でもあり、折りたたみ時に平面となる折りたたみコップの筒壁及び側面の下部に、飲用時に於けるコップの底部の底面の形状となるようにプレスされ、そのコップの底部の底面の形状が菱形又は正方形に於いては、折りたたみ箇所を対称軸とする、合同な二等辺三角形又は直角二等辺三角形で、同様にコップの底部の底面の形状が楕円形に於いては折りたたみ箇所を対称軸とする、合同な半楕円形、円形に於いては折りたたみ箇所を対称軸とする、合同な半円形の形状で、折りたたみ箇所で片側ずつそれぞれの図形に等分された折り目を有し、長方形又は正方形のフラットな板状となる事を特徴とする請求項1、請求項2に記載の折りたたみ方法及び折りたたみ形状。
【請求項8】
逆テーパー形状を成す折りたたみコップの筒壁及び側面を構成する、液体を収容する筒壁の一部となる外縁の両端2箇所の圧接着の部分をシール箇所とし、コップの形成時の状態が同時に折りたたみ時の状態でもあり、折りたたみ時に平面となる折りたたみコップの筒壁及び側面の下部に、飲用時に於けるコップの底部の底面の形状となるようにプレスされ、そのコップの底部の底面の形状が菱形又は正方形に於いては、折りたたみ箇所を対称軸とする、相似な二等辺三角形又は直角二等辺三角形で、同様にコップの底部の底面の形状が楕円形に於いては折りたたみ箇所を対称軸とする、相似な半楕円形、円形に於いては折りたたみ箇所を対称軸とする、相似な半円形の形状で、折りたたみ箇所で片側ずつそれぞれの図形に等分された折り目を持つ、等脚台形のフラットな板状となる事を特徴とする請求項3、請求項4に記載の折りたたみ形状及び折りたたみ方法。
【請求項9】
コップの形成に係る規定のサイズの長方形又は正方形を成すコップ形成用シートに裁断前又は裁断後の何れかに於いて、同シートが長方形に於いては長手方向の長辺の部分、正方形に於いては一辺の部分を中央で均等に二等分する1/2の位置で、向い合わせに二つ折りにする位置をコップの折りたたみ箇所として、この折りたたみ箇所を基準に、長方形に於いては短辺の部分、正方形に於いては向い合う他の一辺の部分に対して平行な直線で、コップの外側に対して山折りとなる折り目を同シートの中央部分に入れ、この位置を基準線として、同線を対称軸とする、線対称となる対応する一組の底辺の部分を共有して連接する、互いに合同な二等辺三角形又は直角二等辺三角形を成し、二等辺三角形又は直角二等辺三角形の底辺の部分を共有する対称軸を片方の対角線に持つ、菱形又は正方形を同シートの中央部分に配置するため、同シートの長方形に於いては長手方向の長辺の部分、又は正方形に於いては一辺の部分の約1/7から1/4程度の長さで対称軸ではない短い方の対角線と、長方形に於いては短手方向の短辺の部分、又は正方形に於いては向かい合う他の一辺の部分の約3/5から4/5程度の長さを長い方の対角線とする、菱形又は正方形を形成するため、コップを組立並びに展開するための可動域の屈曲する部分となる菱形又は正方形の対辺同士の全てが、コップの外側に対して山折りとなる折り目を入れて、そこをコップの底部となる底面とし、シール箇所を構成する部分を、同シートの長方形又は正方形の両側の端部に、圧接着のシール箇所の部分の形状が全体で長方形を成す、同シートの長方形に於いては短手方向の短辺の部分、又は正方形に於いては向い合う他の一辺の部分の長さの約1/4から1/12程度の範囲の幅で、同シートの両端にシール箇所の糊代部分をそれぞれの端部に設け、その2箇所の糊代部分とコップの折りたたみ箇所であり、展開する際の屈曲する部分となる、同シートの両端の長方形に於いては長手方向の長辺の部分、又は正方形に於いては一辺の部分のシール箇所の部分との境界線の部分には、コップの外側に対して谷折りとなるように折り目をそれぞれ入れ、同シートの長方形の糊代部分を除いた、同シートの両端の長方形に於いては短手方向の短辺の部分、又は正方形に於いては向かい合う他の一辺の部分の長さを二等分する1/2の箇所の中央部分より、同じく同シートの長方形の長手方向に於いては短辺の部分、又は正方形に於いては向かい合う他の一辺の部分の長さを二等分する、1/2の箇所の中央部分を結ぶ垂直な直線となる、コップを展開して組み立てる際、液体を収容する部分の四角柱の側面の部分の一部を形成するための折り位置で、折りたたみ時の2箇所の筒壁及び側面から、飲用時には、屈曲することで、4箇所の筒壁及び側面とするための飲み口を有する折り目となる、コップの外側に対して山折りとなる折り目を各側面の部分に1本ずつ追加して、そこをコップの展開箇所とし、同シートの長方形に於いては長手方向の長辺の部分、又は正方形に於いては向かい合う他の一辺の部分の両端から、それぞれ約3/4程度の長さの折り目を入れ、対称軸ではない短い方の対角線の部分に、コップの底部の底面を折り返す際の屈曲を容易にするため、コップの外側に対して谷折りとなる折り目の補助線を入れ、コップの形成に係るシートの中央部分に、対称軸の一部を対角線とする菱形又は正方形を成すコップの底部の底面が配置された形態と、飲用時の展開した状態にするための山折りや谷折りを円滑に行えるように、それぞれの方向へ折り曲げ易くするように、コップの形成に係る規定の凹凸状の折り目を、山折りは凸状で、谷折りは凹状で、それぞれの折り目でプレスされた各折り目が、コップ形成用シートの表裏双方向へ屈曲する可動域の部分を有する構造を特徴とする、請求項1に記載のコップの形成に係るシートにプレスする折り目の形状及び配置位置。
【請求項10】
1枚のコップの形成に係るシートを二つ折りにして、二分割された筒壁及び側面を向い合わせに張り合わせ、二つ折りにした際の折り曲げ部分がコップの底部の底面を構成する一部となり、二分割した同シートのシール箇所の糊代部分同士を張り合わせて圧接着を行い、1枚の同シートを半分に重ねて折りたたんだ状態にした際、この線上に折りたたみ箇所を対称とする二等辺三角形又は直角二等辺三角形を成す折り目が配置され、同シートの折りたたみ時の2箇所の筒壁及び側面に、コップを折りたたみ状態から展開して飲用する際のコップの底部の底面を形成するためのコップの筒壁及び側面となり、菱形又は正方形の中心を対称軸とする、線対称となる二等辺三角形又は直角二等辺三角形の折り目をコップの筒壁及び側面の下部に有し、同時にコップの形成時及び折りたたみ時の形態が同一であり、その形状が長方形又は正方形のフラットな板状に折りたためる形態を有することを特徴とする請求項1又は請求項9に記載の折りたたみコップ。
【請求項11】
折りたたみ時の形状が長方形又は正方形のフラットな状態にから、飲用時に於けるコップの底部の底面の形状が菱形又は正方形の両形状共に、コップの筒壁及び側面の長方形に於いては長手方向の長辺の部分、又は正方形に於いては一辺の部分の両側の端部には、長方形に於いては短手方向の短辺の部分、又は正方形に於いては一辺の部分の約1/4から1/12程度の範囲の幅で設けた圧接着後の両端のシール箇所の部分から、コップの飲み口の面となる中心へ向って、左右の両方向から均等の力で寄せるように折り曲げることにより、折りたたみ時の2箇所の筒壁及び側面から、屈曲することで、4箇所の筒壁及び側面により構成されて、全体が四角柱の筒状の形状となるように組み立てて形成し、最後にコップの底部の底面である菱形又は正方形の部分を、コップの外部側から、折り目と同一形状の菱形又は正方形となるように、組み立てに係る折り目が、コップ形成用シートの表裏双方向へ屈曲する可動域の部分を構成し、それに沿って同形状にコップの内部側へ折り返すことで、液体を収容する部分が四角柱形状に形成されて組み立てた状態となり、コップ形成用シートの中央に配置したコップの底部の底面となる、菱形又は正方形と合同な飲み口の形状となり、展開した状態の折りたたみコップの底部の底面を鉛直方向から見ると、菱形又は正方形の形状となることを特徴とする請求項1、請求項9又は請求項10に記載のコップ形成用シートにプレスする折り目を用いた折りたたみコップの展開及び組み立て方法。
【請求項12】
飲用時に於けるコップを展開した状態が、四角柱の上下、鉛直方向の底面の部分の開口部が、菱形又は正方形を成し、4箇所の筒壁でもある側面の部分により構成され、全体を四角柱の筒状の形状となるように組み立てて形成し、その展開方法は、開口部側に近い2箇所あるコップのシール箇所の糊代部分の圧接着の箇所を両手で摘み、コップの飲み口面の中心へ向って、左右の両方向から均等の力で両端のシール箇所の方向から同時に寄せるように、コップの中心に菱形又は正方形を形成する程度まで押し、コップ本体を固定して、開口部側と反対方向の四角柱の片側の底面の部分の方向であるコップの底部の底面から、飲み口である開口部の方向へ向って、コップの折りたたみ箇所でもあり、同時にコップの底部でもある、四角柱の底面の部分を構成する中央部分を、コップの内側の液体を収容する部分の内部の方向へ向って、菱形又は正方形の中央、折り目に沿って菱形又は正方形となるように折り返すように行い、コップの底部を形成する底面側が、コップの内側へ屈曲して折り返される時点で、コップの底部の底面の形状が固定され、同時に筒壁及び側面である、四角柱の側面の部分も固定され、コップの底部の底面の面積は折りたたみ時と変わらないため、逆方向へ折り返すことによって、筒壁及び側面に横圧がかかり、コップの底部の底面に形成した菱形又は正方形と同一形状と同一サイズの飲み口が、四角柱の反対側の底面の部分側にも連動して形成されることになり、コップ形成用シートの折り目に沿って、折りたたみ箇所を含むコップの底部の底面に形成された形状全体を固定することで、コップに一定の容積を確保して、液体を安定した状態でコップの内部に収容することを可能とし、コップ全体の形状を安定且つ継続して維持できることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の折りたたみコップの係止方法。
【請求項13】
長方形又は正方形を成すコップ形成用シートは、長方形に於いては長手方向の長辺の部分、正方形に於いては一辺の部分の1/2の中央、同シートを二つ折りに折りたたんで曲げる位置を基準線に、コップの底部の底面を形成する形状が菱形又は正方形のものは、同線を対称軸とする線対称となる二等辺三角形又は直角二等辺三角形、即ち菱形又は正方形を成す折れ目を同シートの中央部分に入れて配置して、そこをコップの底部となる底面とし、四角柱形状のコップの底部の底面の標準形態は菱形又は正方形であり、コップの底部の底面の面積並びに飲み口の面積を大きくするに従って、四角柱形状のコップの底部の底面の形状が菱形から正方形に近付くことになり、その形成可能な形状は正方形を上限とし、コップの底部の底面である、菱形又は正方形の部分を、コップの外部側から折り目と同じ菱形又は正方形となるように、同シートの折れ目に沿って同形状にコップ内部側へ折り返すことで、液体を収容する部分が四角柱形状に形成されて組み立てた状態となり、同シート中央に配置したコップの底部の底面となる菱形から正方形の形状が、そのまま同一形状と同一サイズの合同な飲み口の形状となり、コップの底部の底面の面積を大きく広くした場合、コップ上部の飲み口の面積も大きく広くなることを特徴とする請求項9から請求項12のいずれか1項に記載の折りたたみコップ。
【請求項14】
コップの形成に係る規定のサイズの長方形又は正方形を成すコップ形成用シートに裁断前又は裁断後の何れかに於いて、同シートの長方形に於いては長手方向の長辺の部分、正方形に於いては一辺の部分を中央で均等に二等分する1/2の位置で、向い合わせに二つ折りに折りたたんで曲げる位置をコップの折りたたみ箇所として、この折りたたみ箇所を基準に、長方形に於いては短辺の部分、正方形に於いては向い合う他の一辺の部分に対して平行な直線で、コップの外側に対して山折りとなる折り目を同シートの中央部分に入れ、この位置を基準線として、同線を対称軸とする、線対称となる対応する一組の径の部分を共有して連接する、互いに合同な半楕円形又は半円形を成し、楕円形に於いては長径の部分、円形に於いては直径の部分を対称軸に持つ、楕円形又は円形を同シートの中央部分に配置するため、同シートの長方形に於いては長手方向の長辺の部分、又は正方形に於いては一辺の部分の約1/7から約1/4程度の長さを短径の部分とする楕円形、又は直径の部分とする円形を、同シートの長方形の長手方向の約1/4程度の長さで短径の部分と、同シートの長方形の短手方向の約2/3から5/7程度の長さを長径の部分とする楕円形、又は同シートの短手方向の約2/3程度の長さを直径の部分とする円形を形成するため、コップを組立並びに展開するための可動域の屈曲する部分となる、楕円形又は円形の円周の部分の縁部のすべてが、コップの外側に対して山折りとなる折り目を入れて、そこをコップの底部となる底面とし、楕円形に於いては短軸半径の部分、円形に於いては対称軸ではない方の半径の部分に、コップの底部の底面を折り返す際の屈曲を円滑にするため、コップの外側に対して谷折りとなる折り目の補助線を入れ、シール箇所を構成する部分を、同シートの長方形又は正方形の両側の端部に、圧接着のシール箇所の部分の形状が全体で長方形を成す、同シートの長方形に於いては短手方向の短辺の部分、又は正方形に於いては一辺の部分の長さの約1/4から1/12程度の範囲の幅で、同シートの両端にシール箇所の糊代部分をそれぞれの端部に設け、その2箇所の糊代部分とコップの折りたたみ箇所であり、展開する際の屈曲する部分となる、同シートの両端の長手方向のシール箇所との境界線の部分には、折りたたみコップを展開して組み立てる際、液体を収容する部分の楕円柱又は円柱の側面の部分を構成するための折り位置で、折りたたみ時の2箇所の筒壁及び側面から、飲用時には同じく2箇所の筒壁及び側面として屈曲するための部分となる、コップの外側に対して谷折りとなるように折り目をそれぞれ入れ、同シートの長方形の糊代部分を除いた、同シートの両端の長方形に於いては短手方向の短辺の部分、又は正方形に於いては向い合うその他の一辺の部分の長さを二等分する中央付近の部分に、コップの外側に対して山折りとなる折り目で、飲み口の部分の形成を円滑にするための補助線を適宜複数本入れ、コップの形成に係るシートの中央部分に、対称軸の一部を長径の部分とする楕円形、又は直径の部分とする円形を成すコップの底部の底面が配置された形態と、飲用時の展開した状態にするための山折りや谷折りを円滑に行えるように、それぞれの方向へ折り曲げ易くするように、コップの形成に係る規定の凹凸状の折り目を、山折りは凸状で、谷折りは凹状で、それぞれの折り目でプレスされた各折り目が、コップ形成用シートの表裏双方向へ屈曲する可動域の部分を有する構造を特徴とする、請求項2に記載のコップの形成に係るシートにプレスする折り目の形状及び配置位置。
【請求項15】
1枚のコップの形成に係るシートを二つ折りにして、二分割された筒壁及び側面を向い合わせに張り合わせ、二つ折りにした際の折り曲げ部分がコップの底部の底面を構成する一部となり、二分割した同シートのシール箇所の糊代部分同士を張り合わせて圧接着を行い、1枚の同シートを半分に重ねて折りたたんだ状態にした際、この線上に折りたたみ箇所を対称とする、半楕円形又は円形を成す折り目が配置され、同シートの折りたたみ時の2箇所の筒壁及び側面に、折りたたみ状態から展開して飲用する際のコップの底部の底面を形成するためのコップの筒壁及び側面となり、楕円形又は円形の中心を対称軸とする、線対称となる半楕円形又は円形の折り目をコップの筒壁及び側面の下部に有し、同時にコップの形成時及び折りたたみ時の形態が同一であり、その形状が長方形又は正方形のフラットな板状に折りたためる形態を有することを特徴とする請求項2又は請求項14に記載の折りたたみコップ。
【請求項16】
折りたたみ時の形状が長方形又は正方形のフラットな状態にから、飲用時に於けるコップの底部の底面の形状が楕円形又は円形の両形状共に、コップの筒壁及び側面の長方形に於いては長手方向の長辺の部分、又は正方形に於いては一辺の部分の両側の端部には、長方形に於いては短手方向の短辺の部分、又は正方形に於いては一辺の部分の約1/4から1/12程度の範囲の幅で設けた圧接着後の両端のシール箇所から、コップの飲み口の面となる中心へ向って、左右の両方向から均等の力で寄せるように折り曲げることにより、折りたたみ時の2箇所の筒壁及び側面から、屈曲することで、同じく2箇所の筒壁及び側面により構成されて、全体が楕円柱又は円柱の筒状の形状となるように組み立てて形成し、最後にコップの底部の底面である楕円形又は円形の部分を、コップの外部側から、折り目と同じ楕円形又は円形となるように、組み立てに係る折り目が、コップ形成用シートの表裏双方向へ屈曲する可動域の部分を構成し、それに沿って同形状にコップの内部側へ折り返すことで、液体を収容する部分が楕円柱又は円柱形状に形成されて組み立てた状態となり、コップ形成用シートの中央に配置したコップの底部の底面となる、楕円形又は円形の形状と合同な飲み口の形状となり、展開した状態の折りたたみコップの底部の底面を鉛直方向から見ると、楕円形又は円形の形状となることを特徴とする請求項2、請求項14又は請求項15に記載のコップ形成用シートにプレスする折り目を用いた折りたたみコップの展開及び組み立て方法。
【請求項17】
飲用時に於けるコップを展開した状態が、楕円柱又は円柱の上下、鉛直方向の底面の部分の開口部が、楕円形又は円形を成し、2箇所の筒壁でもある側面の部分により構成され、全体を楕円柱又は円柱の筒状の形状となるように組み立てて形成し、その展開方法は、開口部側に近い2箇所あるコップのシール箇所の糊代部分の圧接着の箇所を両手で摘み、コップの飲み口面の中心へ向って、左右の両方向から均等の力で両端のシール箇所の方向から同時に寄せるように、コップの中心に楕円形又は円形を形成する程度まで押し、コップ本体を固定して、開口部側と反対方向の楕円柱又は円柱の片側の底面の部分の方向であるコップの底部の底面から、飲み口である開口部の方向へ向って、コップの折りたたみ箇所でもあり、同時にコップの底部でもある、楕円柱又は円柱の底面の部分を構成する中央部分を、コップの内側の液体を収容する部分の内部の方向へ向って、楕円形又は円形の中央、折り目に沿って楕円形又は円形となるように折り返すように行い、コップの底部を形成する底面側が、コップの内側へ屈曲して折り返される時点で、コップの底部の底面の形状が固定され、同時に筒壁及び側面である、楕円柱又は円柱の側面の部分も固定され、コップの底部の底面の面積は折りたたみ時と変わらないため、逆方向へ折り返すことによって、筒壁及び側面に横圧がかかり、コップの底部の底面に形成した楕円形又は円形と同一形状と同一サイズの飲み口が、楕円柱又は円柱の反対側の底面の部分側にも連動して形成されることになり、コップ形成用シートの折り目に沿って、折りたたみ箇所を含むコップの底部の底面に形成された形状全体を固定することで、コップに一定の容積を確保して、液体を安定した状態でコップの内部に収容することを可能とし、コップ全体の形状を安定且つ継続して維持できることを特徴とする請求項14から請求項16のいずれか1項に記載の折りたたみコップの係止方法。
【請求項18】
長方形又は正方形を成すコップ形成用シートは、長方形に於いては長手方向の長辺の部分、正方形に於いては一辺の部分の1/2の中央、同シートを二つ折りに折りたたんで曲げる位置を基準線に、コップを形成する形状が楕円柱又は円柱のものは、同線を対称軸とする、線対称となる半楕円形又は半円形、即ち楕円形又は円形を成す、折り目を同シートの中央部分に入れて配置して、そこをコップの底部となる底面とし、楕円柱又は円柱形状のコップの底部の底面の標準形態は楕円形又は円形であり、コップの底部の底面の面積並びに飲み口の面積を大きくするに従って、楕円柱又は円柱形状のコップの底部の底面の形状は、楕円形から円形に近付くことになり、その形成可能な形状は円形を上限とし、コップの底部の底面である楕円形又は円形の部分を、コップの外部側から折り目と同じ楕円形又は円形となるように、同シートの折り目に沿って同形状にコップ内部側へ折り返すことで、液体を収容する部分が楕円柱又は円柱形状に形成されて組み立てた状態となり、同シート中央に配置したコップの底部の底面となる、楕円形又は円形の形状が、そのまま同一形状と同一サイズの合同な飲み口の形状となり、コップの底部の底面の面積を大きく広くした場合、コップの上部の飲み口の面積も大きく広くなることを特徴とする請求項14から請求項17のいずれか1項に記載の折りたたみコップ。
【請求項19】
コップの形成に係る規定のサイズの逆テーパー形状を成す等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする、線対称となる等脚台形を2個向い合わせに並べた形状を成すコップ形成用シートに裁断前又は裁断後の何れかに於いて、同シートのそれぞれの等脚台形の脚の部分と交わる等脚台形の上底の部分側の対称軸の部分を、同シートの長手方向の中央で均等に二等分する1/2の位置で、向い合わせに二つ折りに折りたたんで曲げる位置を、コップの折りたたみ箇所として、この折りたたみ箇所を基準に、等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする、線対称となる等脚台形が2個向かい合わせに配置される形状となるシートの等脚台形の上底の部分に対応する一組の辺の部分を共有する直線で、コップの外側に対して山折りとなる折り目を同シートの中央部分に入れ、この位置を基準線として、同線を対称軸とする、線対称となる対応する一組の底辺の部分を共有して連接する、互いに合同な二等辺三角形又は直角二等辺三角形を成し、二等辺三角形又は直角二等辺三角形の底辺の部分を共有する対称軸を片方の対角線に持つ、菱形又は正方形を同シートの中央部分に配置するため、同シートのそれぞれの等脚台形の上底の部分に、同シート長手方向の約1/7から1/4程度の長さで対称軸ではない短い方の対角線と、同シートの短手方向の辺の部分の約3/5から4/5程度の長さを長い方の対角線とする、菱形又は正方形を形成するため、コップを組立並びに展開するための可動域の屈曲する部分となる菱形又は正方形の対辺同士のすべてが、コップの外側に対して山折りとなる折り目を入れて、そこをコップの底部となる底面とし、シール箇所を構成する部分を、同シートの両側の端部に、圧接着のシール箇所の部分の形状が全体で平行四辺形を成す、同シートの両端の等脚台形の下底の部分の長さの約1/4から1/12程度の範囲の幅で、同シートの両端にシール箇所の糊代部分をそれぞれの端部に設け、平行四辺形を成す部分全体を、それぞれシール箇所として圧接着を行い、その2箇所の糊代部分とコップを展開する際の折りたたみ箇所となり、同シートの両端のシール箇所の部分である、等脚台形の脚の部分に沿って平行な、全体形状が平行四辺形の底辺の部分で、シール箇所の部分との境界線の部分には、コップの外側に対して谷折りとなるように折り目をそれぞれ入れ、同シートの平行四辺形のシール箇所の糊代部分を除いた、同シート両端の等脚台形の下底の部分の長さを二等分する1/2の箇所の中央部分より、同シートの中央の等脚台形の上底の部分の長さを二等分する、1/2の箇所の中央部分を結ぶ垂直な直線となる、コップを展開して組み立てる際、液体を収容する部分の逆テーパー形状を成す四角柱の側面の部分の一部を形成するための折り位置で、折りたたみ時の2箇所の筒壁及び側面から、飲用時には屈曲することで、4箇所の筒壁及び側面とするための、飲み口を有する折り目となる、コップの外側に対して山折りとなる折り目を各側面の部分に1本ずつ追加して、そこをコップの展開箇所とし、同シートの2箇所の等脚台形の下底の部分の両端から、それぞれ約3/4程度の長さの折り目を入れ、対称軸ではない短い方の対角線の部分に、コップの底部の底面を折り返す際の屈曲を円滑にするため、コップの外側に対して谷折りとなる折り目の補助線を入れ、コップの形成に係るシートの中央部分に、対称軸の一部を対角線とする菱形又は正方形を成すコップの底部の底面が配置された形態と、飲用時の展開した状態にするための山折りや谷折りを円滑に行えるように、それぞれの方向へ折り曲げ易くするように、コップの形成に係る規定の凹凸状の折り目を、山折りは凸状で、谷折りは凹状で、それぞれの折り目でプレスされた各折り目が、コップ形成用シートの表裏双方向へ屈曲する可動域の部分を有することを特徴とする、請求項3に記載のコップの形成に係るシートにプレスする折り目の形状及び配置位置。
【請求項20】
1枚のコップの形成に係るシートを二つ折りにして、二分割された筒壁及び側面を向かい合わせに張り合わせのための、二つ折りにした際の折り曲げ部分がコップの底部の底面を構成する一部となり、圧接着する際には、等脚台形の上底の部分を折りたたんで、2つの線対称となる台形が1つに統合されて、二分割したコップ形成に係る同シートのシール箇所の糊代部分同士を張り合わせて圧接着を行い、等脚台形の上底の部分を基準に、等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする、線対称となる等脚台形を2個向い合わせに並べた形状を成す同シート1枚を半分に重ねて折りたたんだ状態にした際に、この線上に折りたたみ箇所を対称とする、二等辺三角形又は直角二等辺三角形を成す折り目が配置され、同シートの折りたたみ時の2箇所の筒壁及び側面に、折りたたみ状態から、展開して飲用する際のコップの底部の底面を形成するためのコップの筒壁及び側面となり、菱形又は正方形の中心を対称軸とする、線対称となる二等辺三角形又は直角二等辺三角形の折り目をコップの筒壁及び側面の下部に有し、同時にコップの形成時並びに折りたたみ時の形態が同一であり、その形状が等脚台形のフラットな板状に折りたためる形態を有することを特徴とする請求項3又は請求項19に記載の逆テーパー形状を成す折りたたみコップ。
【請求項21】
折りたたみ時の形状が等脚台形のフラットな状態から、飲用時に於けるコップの底部の底面の形状が菱形又は正方形の両形状共に、コップの側面の等脚台形の脚の部分の両側の端部には、等脚台形の下底の部分の長さの約1/4から1/12程度の範囲の幅で設けた、全体形状が平行四辺形を成す圧接着後の両端のシール箇所の部分から、コップの飲み口の面となる中心へ向って、左右の両方向から均等の力で寄せるように折り曲げることにより、折りたたみ時の2箇所の筒壁及び側面から、屈曲することで、4箇所の筒壁及び側面により構成されて、全体が逆テーパー形状を成す四角柱の筒状の形状となるように組み立てて形成し、最後にコップの底部の底面である菱形又は正方形の部分を、コップの外部側から、折り目と同じ菱形又は正方形となるように、組み立てに係る折り目が、コップ形成用シートの表裏双方向へ屈曲する可動域の部分を構成し、それに沿って同形状にコップの内部側へ折り返すことで、液体を収容する部分が逆テーパー形状を成す四角柱形状に形成されて組み立てた状態となり、コップ形成用シートの中央に配置したコップの底部の底面となる菱形又は正方形の比例した大きさで相似な飲み口の形状となり、展開した状態の折りたたみコップの底部の底面を鉛直方向から見ると、菱形又は正方形の形状となることを特徴とする請求項3、請求項19又は請求項20に記載のコップ形成用シートにプレスする折り目を用いた逆テーパー形状を成す折りたたみコップの展開及び組み立て方法。
【請求項22】
飲用時に於けるコップを展開した状態が、逆テーパー形状を成す四角柱の上下、鉛直方向の底面の部分の開口部が菱形又は正方形を成し、4箇所の筒壁でもある側面の部分により構成され、全体が逆テーパー形状を成す四角柱の筒状の形状となるように組み立てて形成し、その展開方法は、パッケージの二方袋状の開口部側に近い2箇所あるコップのシール箇所の糊代部分の圧接着の箇所を両手で摘み、コップの飲み口面の中心へ向って、左右の方向から均等の力で両端のシール箇所の方向から同時に寄せるように、コップの中心に菱形又は正方形を形成する程度まで押し、コップ本体を固定して、開口部側と反対方向の逆テーパー形状を成す四角柱の片側の底面の部分の方向である、コップの底部の底面から、飲み口である開口部の方向へ向って、コップの折りたたみ箇所でもあり、同時にコップの底部の底面でもある、逆テーパー形状を成す四角柱の底面の部分を構成する中央部分を、コップの内側の液体を収容する内部の方向へ向って、菱形又は正方形の中央、折り目に沿って菱形又は正方形となるように折り返すように行い、コップの底部を形成する底面側が、コップの内側へ屈曲して折り返される時点で、コップの底部の底面の形状が固定され、同時に筒壁及び側面である、逆テーパー形状を成す四角柱の側面の部分も固定され、コップの底部の底面の面積は折りたたみ時と変わらないため、逆方向へ折り返すことによって、筒壁及び側面に横圧がかかり、コップの底部の底面に形成した菱形又は正方形と相似な形状で、コップの底部の底面側が一番小さく、飲み口側へ行くに従って次第に大きくなる、逆テーパー形状を成す四角柱の反対側の底面の部分側にも連動して形成されることになり、コップ形成用シートの折り目に沿って、折りたたみ箇所を含むコップの底部の底面に形成された形状全体を固定することで、コップに一定の容積を確保して、液体を安定した状態でコップの内部に収容することを可能とし、コップ全体の形状を安定且つ継続して維持できることを特徴とする請求項19から請求項21のいずれか1項に記載の逆テーパー形状を成す折りたたみコップの係止方法。
【請求項23】
逆テーパー形状を成す等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする、線対称となる等脚台形を2個向い合わせに並べた形状を成すコップ形成用シートは、同シートの長手方向の中央で均等に二等分する1/2の位置で、同シートを二つ折りに折りたたんで曲げる位置を基準線に、コップの底部の底面を形成する形状が菱形又は正方形のものは、同線を対称軸とする、線対称となる二等辺三角形又は直角二等辺三角形、即ち菱形又は正方形を成す折り目を同シートの中央部分に入れて配置して、そこをコップの底部となる底面とし、逆テーパー形状を成す四角柱形状のコップの底部の底面の標準形態は菱形又は正方形であり、コップの底部の底面の面積並びに飲み口の面積を大きくするに従って、逆テーパー形状を成す四角柱形状のコップの底部の底面の形状は、菱形から正方形に近付くことになり、その形成可能な形状は正方形を上限とし、コップの底部の底面である、菱形又は正方形の部分を、コップの外部側から、折り目と同じ菱形又は正方形となるように、同シートの折り目に沿って同形状にコップの内部側へ折り返すことで、液体を収容する部分が逆テーパー形状を成す四角柱形状に形成されて組み立てた状態となり、同シート中央に配置したコップの底部の底面となる、菱形又は正方形の形状が、飲み口方向に行くに従って徐々に広く大きくなり、コップの底部の底面の形状と相似な飲み口の形状となり、コップの底部の底面の面積を大きく広くした場合、コップの上部の飲み口の面積も大きく広くなることを特徴とする請求項19から請求項22のいずれか1項に記載の逆テーパー形状を成す折りたたみコップ。
【請求項24】
コップの形成に係る規定のサイズの逆テーパー形状を成す等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする線対称となる等脚台形を2個向い合わせに並べた形状を成すコップ形成用シートに裁断前又は裁断後の何れかに於いて、同シートのそれぞれの等脚台形の脚の部分と交わる等脚台形の上底の部分側の対称軸の部分を、同シートの長手方向の中央で均等に二等分する1/2の位置で、向い合わせに二つ折りに折りたたんで曲げる位置をコップの折りたたみ箇所として、この折りたたみ箇所を基準に、等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする、線対称となる等脚台形が2個向い合わせに配置される形状となるシートの等脚台形の上底の部分に対応する一組の辺の部分を共有する直線で、コップの外側に対して山折りとなる折り目を同シートの中央部分に入れ、この位置を基準線として、同線を対称軸とする、線対称となる対応する一組の径の部分を共有して連接する、互いに合同な半楕円形又は半円形を成し、楕円形に於いては長径の部分、円形に於いては直径の部分を対称軸に持つ、楕円形又は円形を同シートの中央部分に配置するため、同シートのそれぞれの等脚台形の上底の部分に、同シートの等脚台形の脚の部分の長手方向の約1/7から1/4程度の長さを短径の部分とする楕円形、又は約1/4程度の長さを直径の部分とする円形を、同シートの片側の等脚台形の脚の部分の長手方向の約1/4程度の長さで短径の部分、同シートの等脚台形の下底の部分の約2/3から5/7程度の長さを長径の部分とする楕円形、又は同シートの短手方向の約2/3程度の長さを直径の部分とする円形を形成するため、コップを組立並びに展開するための可動域の屈曲する部分となる楕円形、又は円形の円周部分の縁部の全てが、コップの外側に対して山折りとなる折り目を入れて、そこをコップの底部となる底面とし、楕円形に於いては短軸半径の部分、円形に於いては対称軸ではない方の半径の部分に、コップの底部の底面を折り返す際の屈曲を容易にするため、コップの外側に対して谷折りとなる折り目の補助線を入れ、シール箇所を構成する部分を、同シートの両側の端部に、圧接着の箇所のシール箇所の部分の形状が全体で平行四辺形を成す、同シートの等脚台形の下底の部分の長さの約1/4から1/12程度の範囲の幅で、同シートの両端にシール箇所の糊代部分をそれぞれの端部に設け、その2箇所の糊代部分とコップを展開する際の折りたたみ箇所となり、同シートの両端の長手方向の等脚台形の脚の部分と平行なシール箇所の部分との境界線の部分には、折りたたみコップを展開して組み立てる際、液体を収容する部分の逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の側面の部分を構成するための折り位置で、折りたたみ時の2箇所の筒壁及び側面から、飲用時には同じく2箇所の筒壁及び側面として屈曲するための部分となる、コップの外側に対して谷折りとなるように折り目をそれぞれ入れ、等脚台形の下底の部分を二等分する中央付近の部分に、コップの外側に対して山折りとなる折り目で、飲み口の部分の形成を円滑にするための補助線を適宜複数本入れ、コップの形成に係るシートの中央部分に、対称軸の一部を長径の部分とする楕円形、又は直径の部分とする円形を成すコップの底部の底面が配置された形態と、飲用時の展開した状態にするための山折りや谷折りを円滑に行えるように、それぞれの方向へ折り曲げ易くするように、コップの形成に係る規定の凹凸状の折り目を、山折りは凸状で、谷折りは凹状で、それぞれの折り目でプレスされた各折り目が、コップ形成用シートの表裏双方向へ屈曲する可動域の部分を有することを特徴とする、請求項4に記載のコップの形成に係るシートにプレスする折り目の形状及び配置位置。
【請求項25】
1枚のコップの形成に係るシートを二つ折りにして、二分割された筒壁及び側面を向い合わせに張り合わせのための、二つ折りにした際の折り曲げ部分がコップの底部の底面を構成する一部となり、圧接着する際には等脚台形の上底の部分を折りたたんで、2つの線対称となる台形が1つに統合されて、二分割したコップ形成に係る同シートのシール箇所の糊代部分同士を、張り合わせて圧接着を行い、等脚台形の上底の部分を基準に、等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする、線対称となる等脚台形を2個向い合わせに並べた形状を成す同シート1枚を半分に重ねて折りたたんだ状態にした際に、この線上に折りたたみ箇所を対称とする、半楕円形又は半円形を成す折り目が配置され、同シートの折りたたみ時の2箇所の筒壁及び側面に、折りたたみ状態から展開して飲用する際のコップの底部の底面を形成するためのコップの筒壁及び側面となり、楕円形又は円形の中心を対称軸とする、線対称となる半楕円形又は半円形の折り目をコップの筒壁及び側面の下部に有し、同時にコップの形成時並びに折りたたみ時の形態が同一であり、その形状が等脚台形のフラットな板状に折りたためる形態を有することを特徴とする請求項4又は請求項24に記載の逆テーパー形状を成す折りたたみコップ。
【請求項26】
折りたたみ時の形状が等脚台形のフラットな状態から、飲用時に於けるコップの底部の底面の形状が楕円形から円形の両形状共に、コップの側面の等脚台形の脚の部分の両側の端部には、等脚台形の下底の部分の長さの約1/4から1/12程度の範囲の幅で設けた、全体形状が平行四辺形を成す圧接着後の両端のシール箇所の部分から、コップの飲み口の面となる中心へ向って、左右の両方向から均等の力で寄せるように折り曲げることにより、折りたたみ時の2箇所の筒壁及び側面から、屈曲することで、同じく2箇所の筒壁及び側面により構成されて、全体が逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の筒状の形状となるように組み立てて形成し、最後にコップの底部の底面である楕円形から円形を、コップの外部側から、折り目と同じ楕円形から円形となるように、組み立てに係る折り目が、コップ形成用シートの表裏双方向へ屈曲する可動域の部分を構成し、それに沿って同形状にコップの内部側へ折り返すことで、液体を収容する部分が逆テーパーを成す楕円柱又は円柱形状に形成されて組み立てた状態となり、コップ形成用シートの中央に配置したコップの底部の底面となる楕円形又は円形と比例した大きさで相似な飲み口の形状となり、展開した状態の折りたたみコップの底部の底面を鉛直方向から見ると、楕円形又は円形の形状となることを特徴とする請求項4、請求項24又は請求項25に記載のコップ形成用シートにプレスする折り目を用いた逆テーパー形状を成す折りたたみコップの展開及び組み立て方法。
【請求項27】
飲用時に於ける展開した状態が、逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の上下、鉛直方向の底面の部分の開口部が楕円形又は円形を成し、2箇所の筒壁でもある側面の部分により構成され、全体が逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の筒状の形状となるように組み立てて形成し、その展開方法は、開口部側に近い2箇所あるコップのシール箇所の糊代部分の圧接着の箇所を両手で摘み、コップの飲み口面の中心へ向って、左右の両方向から均等の力で両端のシール箇所の方向から同時に寄せるように、コップの中心に楕円形又は円形を形成する程度まで押し、コップ本体を固定して、開口部側と反対方向の逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の片側の底面の部分の方向である、コップの底部の底面から、飲み口である開口部の方向へ向って、コップの折りたたみ箇所でもあり、同時にコップの底部でもある、逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の底面の部分を構成する中央部分を、コップの内側の液体を収容する部分の内部の方向へ向って、楕円形又は円形の中央、折り目に沿って楕円形又は円形となるように折り返すように行い、コップの底部を形成する底面側が、コップの内側へ屈曲して折り返される時点で、コップの底部の底面の形状が固定され、同時に筒壁及び側面である、逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の側面の部分も固定され、コップの底部の底面の面積は折りたたみ時と変わらないため、逆方向へ折り返すことによって、筒壁及び側面に横圧がかかり、コップの底部の底面に形成した楕円形又は円形と相似な形状で、底面側が一番小さく、飲み口側へ行くに従って次第に大きくなる、逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の反対側の底面の部分側にも連動して形成されることになり、コップ形成用シートの折り目に沿って、折りたたみ箇所を含むコップの底部の底面に形成された形状全体を固定することで、コップに一定の容積を確保して、液体を安定した状態でコップの内部に収容することを可能とし、コップ全体の形状を安定且つ継続して維持できることを特徴とする請求項24から請求項26のいずれか1項に記載の逆テーパー形状を成す折りたたみコップの係止方法。
【請求項28】
逆テーパー形状を成す等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする、線対称となる等脚台形を2個向い合わせに並べた形状を成すコップ形成用シートは、同シートの長手方向の中央で均等に二等分する1/2の位置で、同シートを折りたたんで曲げる位置を基準線に、コップの底部の底面を形成する形状が逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱のものは、同線を対称軸とする、線対称となる半楕円形又は半円形、即ち楕円形又は円形を成す折り目を同シートの中央部分に入れて配置して、そこをコップの底部となる底面とし、逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状のコップの底部の底面の標準形態は、それぞれ楕円形又は円形であり、コップの底部の底面の面積並びに飲み口の面積を大きくするに従って、逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状のコップの底部の底面の形状は、楕円形から円形に近付くことになり、その形成可能な形状は円形を上限とし、コップの底部の底面である、楕円形又は円形の部分を、コップの外部側から折り目と同じ楕円形又は円形となるように、同シートの折り目に沿って同形状にコップ内部側へ折り返すことで、液体を収容する部分が逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状に形成されて組み立てた状態となり、コップ形成用シートの中央に配置したコップの底部の底面となる、楕円形又は円形の形状が、飲み口方向に行くに従って徐々に広く大きくなり、コップの底部の底面の形状と相似な飲み口の形状となり、コップの底部の底面の面積を大きく広くした場合、コップの上部の飲み口の面積も大きく広くなることを特徴とする請求項24から請求項27のいずれか1項に記載の逆テーパー形状を成す折りたたみコップ。
【請求項29】
本発明に係る四角柱形状、楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップに装着して、机やテーブル等の接地面に置くため、コップの両サイドの圧接着の部分のシール箇所の下部に、コップの高さ(縦幅)の約1/4から1/5程度の長方形を成す一組の対となる小型のシートを別形成して、同シートの長手方向を三等分する折り目を有し、コップの両サイドのシール箇所の下部の2箇所を挟み込むようにそれぞれ圧接着を行い、アルファベットのY又はT字状に、接地面に対して常に平行で開脚可能な小型の脚を付加することで、コップを自立させることを可能とする折りたたみコップに用いるコップの脚の形状並びに構造と装着位置。
【請求項31】
請求項29に記載の本発明に係る折りたたみコップ専用の一組の脚を、請求項1、請求項2又は請求項9から請求項18のいずれか1項に記載の折りたたみコップのシール箇所の下部に、折りたたんだ状態で水平状態にしたコップ本体のシール箇所の下部へ、長方形を成すコップの脚の長手方向のいずれか片側が、コップを立てて自立させた状態でコップ面が水平となるよう、コップの脚の長手方向のいずれか片側と、コップを折りたたんだ状態でコップの底部の先端部分が同一線上になるように、請求項29に記載のコップの脚を、コップ本体の筒壁及び側面の圧接着した折りたたみ状態のシール箇所の下部へ、コップの両サイドから水平方向へ挟み込むように圧接着されたコップの脚を装着した請求項1、請求項2又は請求項9から請求項18のいずれか1項に記載の折りたたみコップ。
【請求項32】
本発明に係る逆テーパー形状を成す四角柱形状、逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップに装着して、机やテーブル等の接地面に置くため、コップの両サイドの圧接着部分のシール箇所の下部に、コップの高さ(縦幅)の約1/4から1/5程度のアルファベットの逆V字状を成す1組の対となる小型のシートを別形成して、シートの長手方向を三等分する折り目を有し、コップの両サイドのシール箇所の下部の2箇所を挟み込むようにそれぞれ圧接着を行い、アルファベットのY又はT字状に、接地面に対して常に平行で開脚可能な小型の脚を付加することで、コップを自立させることを可能とする逆テーパー形状を成す折りたたみコップに用いるコップの脚。
【請求項33】
請求項32に記載の本発明に係る逆テーパー形状を成す折りたたみコップに用いる専用の一対の脚を、請求項3、請求項4又は請求項19から請求項28のいずれか1項に記載の逆テーパー形状を成す折りたたみコップのシール箇所の下部に、折りたたんだ状態で水平状態にしたコップ本体のシール箇所の下部へ、アルファベットの逆V字形状を成すコップの脚の尖った方向とは反対の片側が、コップを立てて自立させた状態でコップ面が水平となるよう、コップの脚のアルファベットの逆V字形状を成すコップの脚の尖った方向とは反対の片側と、コップを折りたたんだ状態でコップの底部の先端部分が同一線上になるように、請求項32に記載のコップの脚を、コップ本体の筒壁及び側面の圧接着した折りたたみ状態のシール箇所の下部へ、コップの両サイドから水平方向へ挟み込むように圧接着されたコップの脚を装着した請求項3、請求項4又は請求項19から請求項28のいずれか1項に記載の逆テーパー形状を成す折りたたみコップ。
【請求項34】
本発明に係る四角柱形状、楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップを形成する際のコップの両端のシール箇所の部分の幅を広く取って、その両サイドのシール箇所の中央部分に、コップの鉛直方向である長手方向の約1/3から1/2程度の長さ、シール箇所の部分の約1/2程度の幅で、コップの端部及びシール箇所の部分と平行で、脚の部分の形状が等脚台形又は長方形を成す、ミシン目状の破断線による切り取り線から剥離するコップの脚の部分を形成し、その中心部分の頂点に、折りたたみコップ本体のシール箇所の下部に差し込むための打ち抜き(切り込み)を僅少幅で脚の部分の幅の約1/2程度の長さのものを入れて、分離を円滑にできるように、分離する脚の上部に、押し込み用のスペース部分となる細長い台形又は長方形状の切り込み部分を打ち抜いて開けて、その脚の部分をシール箇所の部分から、ミシン目状の破断線による切り取り線よりコップ本体から切り離して分離させ、折りたたみコップの両サイドのシール箇所の下部に設けた差込口に分離式の脚として、それぞれ差し込んで脚を付加するために設ける、折りたたみ時に平面の突起物がなく、完全にフラットに形成できることを特徴とする分離式の脚を取り付ける加工を施した請求項1、請求項2又は請求項9から請求項18のいずれか1項に記載の折りたたみコップ。
【請求項35】
本発明に係る逆テーパー形状を成す四角柱形状、楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップを形成する際のコップの両端のシール箇所の部分の幅を広く取って、その両サイドのシール箇所の中央部分に、コップの鉛直方向である長手方向の約1/3から1/2程度の長さ、シール箇所の部分の約1/2程度の幅で、コップの端部及びシール箇所の部分と平行で、逆テーパー形状を成すコップの傾斜角度に対しても平行となる、脚の部分の形状が等脚台形又は長方形を成す、ミシン目状の破断線による切り取り線から剥離するコップの脚の部分を形成し、その中心部分の頂点に、折りたたみコップ本体のシール箇所の下部に差し込むための打ち抜き(切り込み)を僅少幅で脚の部分の幅の約1/2程度の長さのものを入れて、分離を円滑にできるように、分離する脚の上部に、押し込み用のスペース部分となる細長い台形又は長方形状の切り込み部分を打ち抜いて開けて、その脚の部分をシール箇所の部分から、ミシン目状の破断線による切り取り線より、コップ本体から切り離して分離させ、折りたたみコップの両サイドのシール箇所の下部に設けた差込口に分離式の脚として、それぞれ差し込んで脚を付加するために設ける、折りたたみ時に平面の突起物がなく、完全にフラットに形成できることを特徴とする分離式の脚を取り付ける加工を施した請求項3、請求項4又は請求項19から請求項28のいずれか1項に記載の逆テーパー形状を成す折りたたみコップ。
【請求項36】
請求項34又は請求項35に記載の離脱式のコップの脚の形成方法及びその構造と形状。
【請求項37】
本発明に係る折りたたみコップ本体の形成に係る長方形又は正方形を成すシートの長手方向の約1/4から1/5程度の長さで、横幅はコップの幅と同一で、小型の長方形を成すシートを別形成して、同シートの長手方向の中央に、長手方向に対して垂直となる直線の折り目を入れ、同シートの中央に、コップ本体用のコップ形成用シートの両サイドのシール箇所を除いた筒壁及び側面と同一幅で、僅少幅の切り抜き(打ち抜き)を行い、この部分が飲用時のコップを展開する場合には、開口してコップの底部の底面の形状で周囲を囲むような形に屈曲して変形した筒壁及び側面の下部の部分が、連動して開脚することでコップの脚となり、その脚の部分は常に接地面に対して平行となるように開脚され、コップの底部の底面を囲む脚の部分が、コップの展開時に於けるコップの底部の底面の部分を折り返す(押し込む)際のガイドにもなり、この小型の長方形を成す中央部分を切り抜いた(打ち抜いた)コップの脚ユニットで、長方形を成す長手方向の両端に、シール箇所と同一幅の折り目を有し、その中央に短手方向と平行な折り目と、短手方向の中央には、コップの折り曲げ位置と同じ位置と重ねるための折り目と、切り抜いた(打ち抜いた)細長い打ち抜き部分を有し、コップの底部の底面に形成される形状の折り目を除き、全て各形状の折りたたみコップの折り位置と同一箇所で、コップ本体の各折り目に対応した折り目を有し、コップ本体と連動して動作して屈曲するように接着され、菱形、正方形の各形状にプレスされた折り目の中心と、切り抜いた(打ち抜いた)コップの脚の中心とが正確に重なるように、コップの両サイドの圧接着のシール箇所と同一幅で、コップ本体のシール箇所の部分に付加する開脚式の一体形成のコップの脚ユニットで、シール箇所の下部へのみ圧接着を行い、コップ本体の圧接着を行う前に、予めコップ本体のシール箇所へ圧接着を完了しておき、シール箇所の部分に付加する開脚式の一体形成のコップの脚ユニットをコップ本体へ圧接着後、二つ折りにされたコップ本体の圧接着を行うことを特徴とする四角柱形状の折りたたみコップに用いる一体形成のコップの脚ユニット。
【請求項38】
請求項37に記載の四角柱形状の折りたたみコップのシール箇所の部分に付加する開脚式の一体形成のコップの脚ユニットの形成方法及びその構造と形状。
【請求項39】
請求項37に記載の本発明に係る四角柱形状の折りたたみコップ専用の一体形成の脚を、請求項1又は請求項9から請求項13のいずれか1項に記載の折りたたみコップの形成に係るシートの折りたたみ箇所となる中央部分に、長方形を成すコップの脚の長手方向、短手方向の双方から中央となる中心部分に、コップ本体用のコップ形成用シートの両サイドのシール箇所を除いた筒壁及び側面と同一幅で、僅少幅の切り抜き(打ち抜き)をされ、長手方向の長さは、同シートの短手方向の横幅と同一の長さの一体形成の脚を、コップを立てて自立させた状態で接地面に対して常に水平となるよう、各形状の折りたたみコップの折り位置に対応した同一箇所の折り目を有し、コップ本体と連動して動作して屈曲するように接着され、菱形、正方形の各形状にプレスされた折り目の中心と、切り抜いた(打ち抜いた)コップの脚の中心と、各形状の折り曲げ箇所となる折り目が正確に重なるように、コップの両サイドの圧接着のシール箇所と同一幅で、圧接着されたコップの脚を装着した四角柱形状の折りたたみコップ。
【請求項40】
本発明に係る折りたたみコップ本体の形成に係る長方形又は正方形を成すシートの長手方向の約1/4から1/5程度の長さで、横幅はコップの幅と同一で、小型の長方形を成すシートを別形成して、同シートの中央に、コップ本体用のコップ形成用シートの両サイドのシール箇所を除いた筒壁及び側面と同一幅で、僅少幅の切り抜き(打ち抜き)を行い、この部分が飲用時のコップを展開する場合には、開口してコップの底部の底面の形状で周囲を囲むような形に屈曲して変形した筒壁及び側面の下部の部分が、連動して開脚することでコップの脚となり、その脚の部分は常に接地面に対して平行となるように開脚され、コップの底部の底面を囲む脚の部分が、コップの展開時に於けるコップの底部の底面の部分を折り返す(押し込む)際のガイドにもなり、この小型の長方形を成す中央部分を切り抜いた(打ち抜いた)コップの脚ユニットで、長方形を成す長手方向の両端に、シール箇所と同一幅の折り目を有し、短手方向の中央には、コップの折り曲げ位置と同じ位置と重ねるための折り目と、切り抜いた(打ち抜いた)細長い打ち抜き部分を有し、コップの底部の底面に形成される形状の折り目を除き、全て各形状の折りたたみコップの折り位置と同一箇所で、コップ本体の各折り目に対応した折り目を有し、コップ本体と連動して動作して屈曲するように接着され、楕円形、円形の各形状にプレスされた折り目の中心と、切り抜いた(打ち抜いた)コップの脚の中心とが正確に重なるように、コップの両サイドの圧接着のシール箇所と同一幅で、コップ本体のシール箇所の部分に付加する開脚式の一体形成のコップの脚ユニットで、シール箇所の下部へのみ圧接着を行い、コップ本体の圧接着を行う前に、予めコップ本体のシール箇所へ圧接着を完了しておき、シール箇所の部分に付加する開脚式の一体形成のコップの脚ユニットをコップ本体へ圧接着後、二つ折りにされたコップ本体の圧接着を行うことを特徴とする楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップに用いる一体形成のコップの脚ユニット。
【請求項41】
請求項40に記載の楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップのシール箇所の部分に付加する開脚式の一体形成のコップの脚ユニットの形成方法及びその構造と形状。
【請求項42】
請求項40に記載の本発明に係る楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップ専用の一体形成の脚を、請求項2又は及び請求項14から請求項18のいずれか1項に記載の折りたたみコップの形成に係るシートの折りたたみ箇所となる中央部分に、長方形を成すコップの脚の長手方向、短手方向の双方から中央となる中心部分に、コップ本体用のコップ形成用シートの両サイドのシール箇所を除いた筒壁及び側面と同一幅で、僅少幅の切り抜き(打ち抜き)をされ、長手方向の長さは、同シートの短手方向の横幅と同一の長さの一体形成の脚を、コップを立てて自立させた状態で接地面に対して常に水平となるよう、各形状の折りたたみコップの折り位置に対応した同一箇所の折り目を有し、コップ本体と連動して動作して屈曲するように接着され、楕円形、円形の各形状にプレスされた折り目の中心と、切り抜いた(打ち抜いた)コップの脚の中心と、各形状の折り曲げ箇所となる折り目が正確に重なるように、コップの両サイドの圧接着のシール箇所と同一幅で、圧接着されたコップの脚を装着した楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップ。
【請求項43】
本発明に係る折りたたみコップ本体の形成に係るコップの形成に係る規定のサイズの逆テーパー形状の等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする、線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べた形状を成すシートの長手方向の約1/4から1/5程度の長さで、横幅はコップの幅と同一で、コップ本体の逆テーパー形状を成すコップの傾斜角度と同じとする、線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べたような形状を成す小型のシートを別形成して、同シートの長手方向の中央に、長手方向に対して垂直となる直線の折り目を入れ、同シートの中央に、コップ本体用のコップ形成用シートの両サイドのシール箇所を除いた筒壁及び側面と同一幅となる、僅少幅の切り抜き(打ち抜き)を行い、この部分が飲用時のコップを展開する場合には、開口してコップの底部の底面の形状で周囲を囲むような形に屈曲して変形した筒壁及び側面の下部の部分が、連動して開脚することでコップの脚となり、その脚の部分は常に接地面に対して平行となるように開脚され、コップの底部の底面を囲む脚の部分が、コップの展開時に於けるコップの底部の底面の部分を折り返す(押し込む)際のガイドにもなり、この小型の線対称とする平行四辺形を2個向かい合わせに並べた形状を成す中央部分を切り抜いた(打ち抜いた)コップの脚ユニットで、線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べた形状を成す長手方向の両端に、シール箇所と同一幅の折り目を有し、その中央に短手方向の傾斜と同じ折り目と、短手方向の中央には、コップの折り曲げ位置と同じ位置と重ねるための折り目と、切り抜いた(打ち抜いた)細長い打ち抜き部分を有し、コップの底部の底面に形成される形状の折り目を除き、全て各形状の折りたたみコップの折り位置と同一箇所で、コップ本体の各折り目に対応した折り目を有し、コップ本体と連動して動作して曲がるように接着され、菱形、正方形の各形状にプレスされた折り目の中心と、切り抜いた(打ち抜いた)コップの脚の中心とが正確に重なるように、コップの両サイドの圧接着のシール箇所と同一幅で、コップ本体のシール箇所の部分に付加する開脚式の一体形成のコップの脚ユニットで、シール箇所の下部へのみ圧接着を行い、コップ本体の圧接着を行う前に、予めコップ本体のシール箇所へ圧接着を完了しておき、シール箇所の部分に付加する開脚式の一体形成のコップの脚ユニットをコップ本体へ圧接着後、二つ折りにされたコップ本体の圧接着を行うことを特徴とする逆テーパー形状を成す四角柱形状の折りたたみコップに用いる一体形成のコップの脚ユニット。
【請求項44】
請求項43に記載の逆テーパー形状を成す四角柱形状の折りたたみコップのシール箇所の部分に付加する、開脚式の一体形成のコップの脚ユニットの形成方法及びその構造と形状。
【請求項45】
請求項43に記載の本発明に係る逆テーパー形状を成す四角柱形状の折りたたみコップ専用の一体形成の脚を、請求項3又は請求項19から請求項23のいずれか1項に記載の折りたたみコップの形成に係るシートの折りたたみ箇所となる中央部分に、コップ本体の逆テーパー形状を成すコップの傾斜角度と同じとする、線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べたような形状を成す小型のシートを成す、コップの脚の長手方向、短手方向の双方から中央となる中心部分に、コップ本体用のコップ形成用シートの両サイドのシール箇所を除いた筒壁及び側面と同一幅で、僅少幅の切り抜き(打ち抜き)をされ、長手方向の長さは、同シートの短手方向の横幅と同一の長さの一体形成の脚を、コップを立てて自立させた状態で接地面に対して常に水平となるよう、各形状の折りたたみコップの折り位置に対応した同一箇所の折り目を有し、コップ本体と連動して動作して屈曲するように接着され、菱形、正方形の各形状にプレスされた折り目の中心と、切り抜いた(打ち抜いた)コップの脚の中心と、各形状の折り曲げ箇所となる折り目が正確に重なるように、コップ両サイドの圧接着のシール箇所と同一幅で、圧接着されたコップの脚を装着した逆テーパー形状を成す四角柱形状の折りたたみコップ。
【請求項46】
本発明に係る折りたたみコップ本体の形成に係るコップの形成に係る規定のサイズの逆テーパー形状の等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする、線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べた形状を成すシートの長手方向の約1/4から1/5程度の長さで、横幅はコップの幅と同一で、コップ本体の逆テーパー形状を成すコップの傾斜角度と同じとする、線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べたような形状を成す小型のシートを別形成して、同シートの中央に、コップ本体用のコップ形成用シートの両サイドのシール箇所を除いた筒壁及び側面と同一幅となる、僅少幅の切り抜き(打ち抜き)を行い、この部分が飲用時のコップを展開する場合には、開口してコップの底部の底面の形状で周囲を囲むような形に屈曲して変形した筒壁及び側面の下部の部分が、連動して開脚することでコップの脚となり、その脚の部分は常に接地面に対して平行となるように開脚され、コップの底部の底面を囲む脚の部分が、コップの展開時に於けるコップの底部の底面の部分を折り返す(押し込む)際のガイドにもなり、この小型の線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べた形状を成す中央部分を切り抜いた(打ち抜いた)コップの脚ユニットで、線対称とする平行四辺形を2個向かい合わせに並べた形状を成す長手方向の両端に、シール箇所と同一幅の折り目を有し、その中央に短手方向の傾斜と同じ折り目と、コップの折り曲げ位置と同じ位置と重ねるための折り目と、切り抜いた(打ち抜いた)細長い打ち抜き部分を有し、コップの底部の底面に形成される形状の折り目を除き、全て各形状の折りたたみコップの折り位置と同一箇所で、コップ本体の各折り目に対応した折り目を有し、コップ本体と連動して動作して屈曲するように接着され、楕円形、円形の各形状にプレスされた折り目の中心と、切り抜いた(打ち抜いた)コップの脚の中心とが正確に重なるように、コップの両サイドの圧接着のシール箇所と同一幅で、コップ本体のシール箇所の部分に付加する開脚式の一体形成のコップの脚ユニットで、シール箇所の下部へのみ圧接着を行い、コップ本体の圧接着を行う前に、予めコップ本体のシール箇所へ圧接着を完了しておき、シール箇所の部分に付加する開脚式の一体形成のコップの脚ユニットをコップ本体へ圧接着後、二つ折りにされたコップ本体の圧接着を行うことを特徴とする逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップに用いる一体形成のコップの脚ユニット。
【請求項47】
請求項46に記載の逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップのシール箇所の部分に付加する、展開式の一体形成のコップの脚ユニットの形成方法及びその構造と形状。
【請求項48】
請求項46に記載の本発明に係る逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップ専用の一体形成の脚を、請求項4又は請求項24から請求項28のいずれか1項に記載の折りたたみコップの形成に係るシートの折りたたみ箇所となる中央部分に、コップ本体の逆テーパー形状を成すコップの傾斜角度と同じとする、線対称とする等脚台形を2個向かい合わせに並べたような形状を成す小型のシートを成す、コップの脚の長手方向、短手方向の双方から中央となる中心部分に、コップ本体用のコップ形成用シートの両サイドのシール箇所を除いた筒壁及び側面と同一幅で、僅少幅の切り抜き(打ち抜き)をされ、長手方向の長さは、同シートの短手方向の横幅と同一の長さの一体形成の脚を、コップを立てて自立させた状態で接地面に対して常に水平となるよう、各形状の折りたたみコップの折り位置に対応した同一箇所の折り目を有し、コップ本体と連動して動作して屈曲するように接着され、楕円形、円形の各形状にプレスされた折り目の中心と、切り抜いた(打ち抜いた)コップの脚の中心と、各形状の折り曲げ箇所となる折り目が正確に重なるように、コップの両サイドの圧接着のシール箇所と同一幅で、圧接着されたコップの脚を装着した逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップ。
【請求項49】
本発明に係る折りたたみコップを跨ぐ台座を持ち、端部には把手(ハンドル)部分を有して、コップの両端の薄いシール箇所の部分の下部を挟み固定するための切り込みされたスペース部分を有し、その切り込み部分に、コップの両端のシール箇所の部分の下部をそれぞれ差し込み、本発明に係る折りたたみコップを机及びテーブル等との接地面に自立して安定して置くことができる専用スタンドの形状及び構造。
【請求項50】
全体形状が三角柱を成し、水平に倒した状態で使用し、三角柱の1箇所の「辺」の長手方向の中央部分の1箇所の「頂点」から、鉛直方向に向かって垂直となるように、本発明に係る折りたたみコップのシール箇所の部分の厚みが同等又はそれ以下の僅少幅で、その断面が直角三角形の形状を成す切り込みを入れ、コップの片側のシール箇所の下部を差し込み、本発明に係る折りたたみコップを机及びテーブル等との接地面に自立して置くことができる簡易的に用いる専用スタンドの形状及び構造。
【請求項51】
ドリップ方式のコーヒーやフリーズドライのインスタントコーヒー、ティーバッグのお茶や紅茶を、折りたたみコップの内部に挿入して容器付きのパック商品として個別包装した、折りたたみ状態がそのまま収納状態であることを特徴とする請求項1から請求項48のいずれか1項に記載の折りたたみコップを用いた販売方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、折りたためるコップに関する。
【背景技術】
【0002】
使い捨ての一時利用のコップには、紙製若しくはプラスチック樹脂製のコップが使用されている。通常、飲み口が円形で、全体の形状が逆円錐台又は円柱を成す。使い捨てのコップ複数個を保管及び携帯する際には、コップの内側や外側に積み重ねていくことになる。現状では、コップの形状は変わらず、そのままの状態であるため、保管及び携帯する際には、最低限コップ1個分以上の容積と同等のスペースの確保が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実願昭61-179259(実開昭63-86011)
【特許文献2】特願2003-287188(特開2005-22753)
【特許文献3】特願2003-291848(特開2005-29249)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コップの種類には、ガラス製、陶器製、金属製、木製、プラスチック樹脂製、紙製等があり、その中で使い捨ての一時利用のコップには、紙製若しくはプラスチック樹脂製が主に使用される。市販されているものでは、シリコン製の蛇腹方式の伸縮式のコップが存在するが、シリコンには一定の厚さが必要であり、折りたたんでも完全にフラットな状態にはならない。又、洗って繰り返し使用するため、使い捨てではない。
【0005】
登山及びキャンプ等で使用する物は、出来るだけ荷物にならず、場所を取らない事が要求される。再利用するコップでは、洗わずに何度も使用すると雑菌が繁殖したり、糖分を含んでいる飲料水の種類によっては、粘ついたり、臭いが残ったりすることにもなるため、使い捨ての方が便利な場合もある。又、災害時に於いては、水の使用が困難な場合も想定されるため、使い捨てコップの使用頻度は高くなる。
【0006】
公共性の高い場所に於いては、ドリンクサーバーでのお茶や冷水等の飲料の提供は、ウイルスや細菌等の感染症予防の観点からも、使用するコップは使い捨ての方が好ましい。
【0007】
外出時に鞄及びリュック等の内部に入れて携帯する場合、現状ではコップの形状のまま携帯することになるため、最低限コップ1個分以上の容積と同等のスペースを必要とし、限られたスペースの一部を占有してしまう。荷物が多い場合や重い荷物と一緒に携帯する場合には、紙製若しくはプラスチック樹脂製の使い捨てのコップは薄くて軟らかいため、そのまま鞄及びリュック等に入れた場合、コップ本体が潰れてしまう恐れがある。
【0008】
伸縮式のコップの場合には、構造の複雑化と製造工程の増加により、必然的に収縮及び伸張できる段数が多くなれば、製造コストは増加する事になる。又、再利用を前提で作られているため使い捨てではない。更に、コップ1個の重量は、使い捨てのコップと比較した場合、どうしても増加してしまう。又、伸縮式のコップの場合、収縮及び折りたたむ際の収納状態は完全にフラットな状態とはならず、立方体や直方体形状となるため分厚くなってしまう。
【0009】
使い捨ての折りたたみコップには、日本国有鉄道の時代から旅客鉄道株式会社各社へ移行後も暫くの間、新幹線や在来線の夜行寝台列車、特急列車、急行列車等の車内に設置の列車用冷水器で使用されていた、封筒型紙コップが幅広く知られている。このコップは、封筒型の三方袋状に形成され、収納時には完全にフラットとなる、折りたたみコップとして理想的な形状である。但し、水を入れた際のコップの形状が非常に不安定なため、コップに入れた水をこぼさないようにするため、常にコップの両サイドを持って、一定の形状の保持に努めながら手に持つ必要があった。
【0010】
昨今の二酸化炭素の排出削減、省資源化、廃プラスチック問題等を考慮した場合、必ずしも使い捨てに限定する必要はなく、プラスチック樹脂製や耐水紙製等のもので、再利用前提での用途も、当然ながら選択肢のひとつとなる。
【0011】
本発明は、上記課題を全て解決するため、収納時に於ける折りたたみ時の収納幅を抑えて、更にコンパクトに収納できるように、完全にフラットな板状となる使い捨て又は再利用前提の紙製若しくはプラスチック樹脂製コップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明に係る折りたたみコップは、使用時の展開した状態では、液体を収容する主要な部分の形状が四角柱形状で、飲用時の飲み口部分の断面が菱形又は正方形のものと、液体を収容する主要な部分の形状が楕円柱又は円柱形状で、飲用時の飲み口部分の断面が楕円形又は円形のものから成る基本形状により構成される。
【0013】
又、通常のコップに近い逆テーパー形状のタイプのものが、上記四角柱形状と楕円柱又は円柱形状それぞれの形状のタイプにも適用可能である。
【0014】
本発明に係る四角柱形状の折りたたみコップに於いては、上部4箇所の頂点の部分のうち、コップの両サイドのシール箇所の部分に位置する2箇所の飲用に適さない箇所の頂点の部分を除き、残り2箇所の対向する頂点の部分を飲み口として使用する。
【0015】
又、本発明に係る楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップに於いては、コップの両サイドのシール箇所の部分に位置する2箇所の飲用に適さない箇所の円周の部分の一部を除き、通常のコップと同様、任意の円周の部分の縁部を飲み口として使用する。
【0016】
本発明に係る両形状の折りたたみコップの形成時及び折りたたみ時の状態での基本的な形状と構造は、コップ形成用シートを中央で二つ折りにした構造で、コップの両サイドには、接合箇所であるシール箇所の部分により構成される。
【0017】
本発明に係る折りたたみコップは、次の方法により形成する。
【0018】
本発明に係る折りたたみコップは、折りたたみ時には完全にフラットな状態で、袋状の形態から、コップの飲用時に於ける展開した状態にするため、それぞれの方向へ折り曲げ易く、山折りや谷折りを円滑に行えるように、折り曲げる際のガイドとなり、コップの形成に係る規定の凹凸のある折り目をプレスして、予めコップ形成用シートの中央部分に配置して入れておくことになる。これをコップ本体の形成に係る圧接着の前に全て実施しておく。山折りは凸状で、谷折りは凹状で、それぞれの折り目をプレスする。この折り目のプレスは、本発明に係る折りたたみコップの要で、コップを組み立てて形成をする際のガイドとなるものであり、組み立て並びに展開を円滑に実施するためには必要不可欠となる非常に重要な部分である。又、この折り目は、同時にコップの底部の底面と、コップの上部の飲み口面を形成することになる。
【0019】
本発明に係る四角柱形状の折りたたみコップについて説明する。紙若しくはプラスチック樹脂を原料としたロール紙、又はプラスチックロール樹脂から、コップの形成に係る規定のサイズの長方形又は正方形を成すコップ形成用シートに裁断前、又は裁断後の何れかに於いて、同シートの長手方向の1/2の中央、同シートを二つ折りに折りたたんで曲げる位置を基準線に、同線を対称軸とする、線対称となる二等辺三角形又は直角二等辺三角形、即ち全体の形状が菱形又は正方形を成す折り目を同シートの中央部分に入れて配置し、そこをコップの底部となる底面とする。更に、同シートの短手方向の中央より長手方向に、コップの外側に対して山折りとなる折り目を追加して、そこを展開位置とする、四角柱形状折りたたみコップを形成するための折り位置で、飲み口を有する折り目となる。上記コップの底部の底面の標準形態は菱形であり、コップの底部の底面の面積並びに飲み口の面積を大きくするに従って、徐々に菱形から正方形に近付くことになり、その形成可能な形状の上限が正方形となる。
【0020】
コップ形成用シートの両端の長手方向のシール箇所の部分との境界線の部分に、コップの外側に対して谷折りとなる折り目を入れた後、同シートを向かい合わせに二つ折りにして圧接着するだけで、折りたたみコップの完成となる。
【0021】
同時に、折りたたみ時の形状が長方形又は正方形のフラットな状態に折りたためて、飲用時には、菱形又は正方形の両形状共に、圧接着後の両端のシール箇所の部分から、コップの飲み口の中心へ向けて、その中心部分の形状が菱形又は正方形を成すように、左右の両方向から均等の力で寄せるように折り曲げて、最後にコップの底部の底面である菱形又は正方形を、折り目と同じ菱形又は正方形となるように、コップの外側からその折り目に沿って、同形状でコップの内側へ折り返すことで、液体を収容する部分が四角柱形状に形成されて、コップを組み立てた状態となる。
【0022】
即ち、コップ形成用シート中央に配置したコップの底部の底面となる菱形又は正方形の形状が、同時にそのまま飲み口の形状となることになる。又、コップの底部の底面の面積を大きく広くした場合、コップの上部の飲み口の面積も比例して大きく広くなる。
【0023】
次に、本発明に係る楕円柱形状の折りたたみコップについて説明する。紙若しくはプラスチック樹脂を原料としたロール紙、又はプラスチックロール樹脂から、コップの形成に係る規定のサイズの長方形又は正方形を成すコップ形成用シートに裁断前又は裁断後の何れかに於いて、同シートの長手方向の1/2の中央、同シートを二つ折りに折りたたんで曲げる位置を基準線に、同線を中心とする、線対称となる半楕円形又は半円形、即ち楕円形又は円形を成す折り目を同シートの中央部分に入れて配置し、そこをコップの底部となる底面とする。上記コップの底部の底面の標準形態は楕円形であり、コップの底面の面積並びに飲み口の面積を大きくするに従って、徐々に楕円形から円形に近付くことになり、その形成可能な形状の上限が正方形となる。
【0024】
コップ形成用シートの両端の長手方向のシール箇所の部分との境界線の部分に、コップの外側に対して谷折りとなる折り目を入れた後、同シートを向かい合わせに二つ折りにして圧接着するだけで、折りたたみコップの完成となる。
【0025】
同時に、折りたたみ時の形状が長方形又は正方形のフラットな状態に折りたためて、飲用時には、楕円形又は円形の両形状共に、圧接着後の両端のシール箇所の部分から、コップの飲み口の中心へ向けて、その中心部分の形状が楕円形又は円形を成すように、左右の両方向から均等の力で中心へ寄せるように折り曲げて、最後にコップの底部の底面である楕円形又は円形を、コップの外部側から、折り目と同じ楕円形又は円形となるように、折り目に沿って同形状でコップの内部側へ折り返すことで、液体を収容する部分が楕円柱又は円柱形状に形成されて、コップを組み立てた状態となる。
【0026】
即ち、コップ形成用シートの中央に配置したコツプの底部の底面となる楕円形又は円形の形状が、同時にそのまま飲み口の形状となることになる。又、コップの底部の底面の面積を大きく広くした場合、コップの上部の飲み口の面積も比例して大きく広くなる。
【0027】
四角柱形状の折りたたみコップは、紙若しくはプラスチック樹脂を原料としたロール紙又はプラスチックロール樹脂から、コップの形成に係る規定のサイズの長方形又は正方形を成すコップ形成用シートに裁断して、同シートの長方形の長手方向の長辺又は正方形の一辺の部分の1/2の位置には、同シートの長方形の短手方向の短辺又は一辺の部分と平行となるコップの折りたたみ箇所としての折り目を入れる。又、同シートの長方形の長手方向の長辺又は正方形の一辺の部分の中央を二分割する位置には、同位置で同シートを二つ折りに折りたたむ際、この折り目の位置を対称軸とする、連接する両方の筒壁及び側面に跨る線対称となる二等辺三角形又は直角二等辺三角形であり、使用時に於けるコップの底部の底面の全体の形状が、菱形又は正方形の折り目を入れることになる。折りたたんだ際には、コップの底部の底面の形状が菱形のものは、折りたたみ箇所の長い方の対角線の部分を対称軸とする、線対称となる二等辺三角形、同じく正方形のものは、折りたたみ箇所の対角線の部分を対称軸とする、線対称となる直角二等辺三角形にそれぞれ分割して配置された状態となる。つまり、折りたたみ箇所で線対称となる二等辺三角形又は直角二等辺三角形となる。この部分は、折りたたみ状態から展開して飲用する際、コップの底部の底面を形成するためのものである。展開した状態は、コップの底部の底面を鉛直方向から見た形状が、菱形又は正方形となる。同シートの長方形の長手方向の長辺又は正方形の一辺の部分の両側の端部には、同シートの長方形の短手方向の短辺又は一辺の部分の約1/6から1/12程度の範囲の幅でシール箇所となる糊代部分を設け、ここにコップを展開した際の液体を収容する部分の四角柱の側面の部分の一部を形成するための折り目を入れる。同シートの長方形の短手方向の短辺又は正方形の一辺の部分の1/2の箇所には、飲用時に展開する際、四角柱の側面の部分の一部を形成するための折り目を入れ、この折り目の部分の上部側を飲み口として使用する。
【0028】
次の工程では、二分割したコップ形成用シートのシール箇所の糊代部分同士を、向かい合わせに二つ折りにして張り合わせて圧接着を行い、1枚のコップ形成用シートを半分に二つ折りにして折りたたんだ状態にする。これにより、本発明に係る折りたたみコップの折りたたみ状態での完成となり、この状態が工場出荷時の状態となる。
【0029】
楕円柱形状の折りたたみコップは、紙若しくはプラスチック樹脂を原料としたロール紙又はプラスチックロール樹脂から、コップの形成に係る規定のサイズの長方形又は正方形を成すコップ形成用シートに裁断して、同シートの長方形の長手方向の長辺又は正方形の一辺の部分の1/2の箇所には、同シートの長方形の短手方向の短辺又は正方形の一辺の部分と平行となるコップの折りたたみ箇所としての折り目を入れる。又、同シートの長方形の長手方向の長辺又は正方形の一辺の部分の中央を二分割する位置には、同位置で同シートを二つ折りに折りたたむ際、この折り目の位置を対称軸とする、連接する両方の筒壁及び側面に跨る線対称となる半楕円形又は半円形であり、使用時に於けるコップの底部の底面の全体の形状が、楕円形又は円形の折り目を入れることになる。折りたたんだ際には、コップの底部の底面の形状が楕円形のものは、折りたたみ箇所の長径の部分を対称軸とする、線対称となる半楕円形、同じく円形のものは、折りたたみ箇所の直径の部分を対称軸とする、線対称となる半円形にそれぞれ分割して配置された状態となる。この部分は、折りたたみ状態から展開して使用する際、コップの底部の底面を形成するためのものである。展開した状態は、コップの底部の底面を鉛直方向から見た形状が、楕円形又は円形となる。同シートの長方形の長手方向の長辺又は正方形の一辺の部分の両側の端部には、同シートの長方形の短手方向の短辺又は正方形の一辺の部分の約1/6から1/12程度の範囲の幅で糊代部分を設け、ここにコップを展開した際の液体を収容する部分の楕円柱又は円柱の側面の部分を形成するための折り目を入れ、この折り目の部分の上部側を飲み口として使用する。
【0030】
次の工程では、二分割したコップ形成用シートのシール箇所の糊代部分同士を、向かい合わせに二つ折りにして張り合わせて圧接着を行い、1枚のコップ形成用シートを半分に二つ折りにして折りたたんだ状態にする。これにより、本発明に係る折りたたみコップの折りたたみ状態での完成となり、この状態が工場出荷時の状態となる。
【0031】
四角柱形状の折りたたみコップは、飲用時に於ける展開した状態が、四角柱の鉛直方向の上下の底面の部分のコップの開口部及び底部が菱形又は正方形を成し、4箇所の筒壁でもある側面により構成され、全体を菱形又は正方形の筒状の形状となるように組み立てて形成する。
【0032】
四角柱形状の折りたたみコップの展開方法であるが、コップの上部の開口部側に近い両サイドの2箇所のシール箇所を両手で摘み、コップの飲み口側の中心へ向かって左右の両方向から均等の力で、両端のシール箇所の方向から同時に寄せるように、コップの中心に菱形又は正方形を形成する程度まで押す。次にコップ本体を固定して、開口部側とは反対側で、コップの折りたたみ箇所でもあり、同時にコップの底部となる底面でもある、四角柱の底面の部分を構成する中央部分を、コップの内側の液体を収容する内部の方向へ、菱形又は正方形の中央部分を折り目に沿って菱形又は正方形となるように折り返すことで、コップの底部の底面を形成する。コップの底部の底面がコップの内側へ折り返される時点で、コップの底部の底面の形状が固定され、同時に飲み口側の筒壁及び側面、即ち四角柱の側面の部分も固定される。これは、コップの底部の底面の面積は折りたたみ時と変わらないため、逆方向へ折り返すことによって、筒壁及び側面に横圧がかかり、形成したいコップの底部の底面の折り目の形状で、そのコップの底部の底面が固定されることになるからである。ここでコップの底部の底面に形成した菱形又は正方形と同サイズの飲み口が、四角柱の反対側の底面の部分に形成されることになる。コップの底部の底面に固定された菱形又は正方形を成す形状は、コップに一定の容積を確保し、液体を安定した状態でコップの内部に収容することを可能とし、コップ全体の形状を安定且つ継続して維持できる。
【0033】
楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップは、飲用時に於ける展開した状態が、楕円柱又は円柱の鉛直方向の上下の底面の部分のうち、片側上部の飲み口側の開口部及び底部が楕円形又は円形を成し、2箇所の筒壁でもある側面により構成され、全体を楕円形又は円形の筒状の形状となるように組み立てて形成する。
【0034】
楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップの展開方法であるが、コップの上部の開口部側に近い両サイドの2箇所のシール箇所を両手で摘み、コップの飲み口側の中心へ向かって左右の両方向から均等の力で、両端のシール箇所の方向から同時に寄せるように、コップの中心に楕円形又は円形を形成する程度まで押す。次にコップ本体を固定して、開口部側とは反対側で、コップの折りたたみ箇所でもあり、同時にコップの底部となる底面でもある、楕円柱又は円柱の底面の部分を構成する中央部分を、コップの内側の液体を収容する内部の方向へ、楕円形又は円形の中央部分を折り目に沿って楕円形又は円形となるように折り返すことで、コップの底部の底面を形成する。コップの底部の底面がコップの内側へ折り返される時点で、コップの底部の底面の形状が固定され、同時に飲み口側の筒壁及び側面、即ち楕円柱又は円柱の側面の部分も固定される。これは、コップ底部の底面の面積は折りたたみ時と変わらないため、逆方向へ折り返すことによって、筒壁及び側面に横圧がかかり、形成したいコップの底部の底面の折り目の形状で、そのコップの底部の底面が固定されることになるからである。ここでコップの底部の底面に形成した、楕円形又は円形と同サイズの飲み口が、楕円柱又は円柱の反対側の底面の部分に形成されることになる。コップの底部の底面に固定された菱形又は正方形を成す形状は、コップに一定の容積を確保し、液体を安定した状態でコップの内部に収容することを可能とし、コップ全体の形状を安定且つ継続して維持できる。
【0035】
四角柱、楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップの他、一般のコップの形状に近い逆テーパー形状を成すタイプのものも、それぞれの各形状のコップに於いても形成可能である。逆テーパー形状を成す等脚台形の上底の部分を共通とする、対称となる等脚台形2個分のコップ形成用シートの長手方向の中心で二等分する位置を、コップの折りたたみ箇所として、この折りたたみ箇所を基準に、等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする、線対称の等脚台形が2個向かい合わせに配置される形状となるコップ形成用シートである。シール箇所を圧接着する際には、等脚台形の上底の部分を折りたたんで、2つの線対称となる等脚台形が1つに統合されて、コップの両サイドとなる等脚台形の両端の脚の部分に設けるコップ形成用シートのシール箇所である糊代部分同士を、向かい合わせに二つ折りにして張り合わせて圧接着を行い、1枚のコップ形成用シートを半分に二つ折りにして折りたたんだ状態にする。これにより、本発明に係る逆テーパー形状を成す折りたたみコップの折りたたみ状態での完成となり、この状態が工場出荷時の状態となる。逆テーパー形状を成す折りたたみコップは、四角柱、楕円柱又は円柱の3種類で形成可能である。尚、この逆テーパー形状を成す折りたたみコップは、コップ形成用シートを直線のみで構成できないため、コップ形成用シートの端のロスが若干発生してしまうため、切断方法並びに切断形状を工夫する必要がある。
【0036】
本発明に係る四角柱、楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップ単体では、机やテーブル等の接地面に対して、手を離して自立して置くことができない。そこで、コップの両サイドの圧接着の部分であるシール箇所の下部に、コップの高さ(縦幅)の約1/4から1/5程度の長方形を成す対となる一組の小型の個別形成の開脚式のコップの脚用シートを別形成して、同脚用シートの長手方向を三等分する折り目を持ち、これを前記コップの両サイドのシール箇所の下部の2箇所を挟み込むように圧接着を行い、アルファベットのY又はT字状に、接地面に対して常に平行で開脚可能な小型の脚を付加することで、前記問題点が解消される。
【0037】
又、本発明に係る逆テーパー形状を成す四角柱、楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップ単体では、机やテーブル等の接地面に対して、手を離して自立して置くことができない。そこで、コップの両サイドの圧接着の部分であるシール箇所の下部に、コップの高さ(縦幅)の約1/4から1/5程度のアルファベットの逆V字状を成す、対となる一組の小型の個別形成の開脚式のコップの脚用シートを別形成して、同脚用シートの長手方向を三等分する折り目を持ち、これを前記コップの両サイドのシール箇所の下部の2箇所を挟み込むように圧接着を行い、アルファベットのY又はT字状に、接地面に対して常に平行で開脚可能な小型の脚を付加することで、同様に前記問題点が解消される。
【0038】
更に、別方式での脚の部分の形成が可能である。本発明に係る四角柱形状、楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップを形成する際のコップの両端のシール箇所の部分の幅を広く取って、その両サイドのシール箇所の中央部分に、コップの鉛直方向である長手方向の約1/3から1/2程度の長さ、シール箇所の部分の約1/2程度の幅で、コップの端部及びシール箇所の部分と平行で、コップの脚の部分の形状が等脚台形又は長方形を成す、ミシン目状の破断線による切り取り線から剥離するコップの脚の部分を形成し、その中心部分の頂点に、コップ本体のシール箇所の下部に差し込むための打ち抜き(切り込み)を僅少幅で脚の部分の幅の約1/2程度の長さのものを入れて、その脚の部分をシール箇所の部分から、ミシン目状の破断線による切り取り線より、コップ本体から切り離して分離させ、コップの両サイドのシール箇所の下部に設けた差込口にそれぞれ差し込む。分離式の脚として、ユーザー自身で組み立てるタイプのものである。このタイプの利点は、折りたたみ時の平面の突起物が一切なく、完全にフラットにできる点と、コストを下げてコップの脚を形成できる点である。又、コップの中の飲料をすぐに飲み切る場合、コップを机やテーブル等の接地面に置く必要性がなく、そのまま捨てれば良いので、脚本体を分離して組み立てる必要がないため、用途に応じた使い分けができる点にある。
【0039】
上記離脱式の脚のタイプのものも、逆テーパー形状を成す各形状の折りたたみコップにも適用できる。本発明に係る逆テーパー形状を成す四角柱形状、楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップを形成する際のコップの両端のシール箇所の部分の幅を広く取って、その両サイドのシール箇所の中央部分に、コップの鉛直方向である長手方向の約1/3から1/2程度の長さ、シール箇所の部分の約1/2程度の幅で、コップの端部及びシール箇所の部分と平行で、逆テーパー形状を成すコップの傾斜角度に対しても平行となる、コップの脚の部分の形状が等脚台形又は長方形を成すミシン目状の破断線による切り取り線から剥離するコップの脚の部分を形成し、その中心部分の頂点に、コップ本体のシール箇所の下部に差し込むための打ち抜き(切り込み)を僅少幅で脚の部分の幅の約1/2程度の長さのものを入れて、その脚の部分をシール箇所の部分から、ミシン目状の破断線による切り取り線より、コップ本体から切り離して分離させ、コップの両サイドのシール箇所の下部に設けた差込口にそれぞれ差し込む。分離式の脚として、ユーザー自身で組み立てるタイプのものである。このタイプの利点は、折りたたみ時の平面の突起物が一切なく、完全にフラットにできる点と、コストを下げて脚を形成できる点である。又、コップの中の飲料をすぐに飲み切る場合、コップを机やテーブル等の接地面に置く必要性がなく、そのまま捨てれば良いので、脚本体を分離して組み立てる必要がないため、用途に応じた使い分けができる点にある。
【0040】
前述のものでは、それぞれ独立した2個の個別の脚を、コップ本体の両サイドの圧接着のシール箇所の部分へ、それぞれ圧接着する方法で脚部分の形成を行うが、コップ形成用シートのものとは別に、小型の一体形成の開脚式のコップの脚ユニット用シートを別形成して、コップ形成用シートの中央部分に配置して圧接着する方法での脚の部分の形成が可能である。
【0041】
本発明に係る折りたたみコップ本体の形成に係る長方形又は正方形を成すシートの長手方向の約1/4から1/5程度の長さで、横幅はコップの幅と同一で、小型の長方形を成す一体形成の開脚式のコップの脚ユニット用シートを別形成して、同シートの長手方向の中央に、長手方向に対して垂直となる直線の折り目を入れ、同シートの中央に、コップ本体のコップ形成用シートの両サイドのシール箇所を除いた筒壁及び側面と同一幅で、僅少幅の切り抜き(打ち抜き)を行い、この部分が飲用時のコップを展開する場合には、開口してコップの底部の底面の形状で周囲を囲むような形に変形した筒壁及び側面の下部の部分が、連動して屈曲して開脚することでコップの脚となり、その脚の部分は常に接地面に対して平行となるように開脚され、コップの底部の底面を囲む筒壁及び側面の下部の部分が、コップの脚となる。又、コップの底部の底面を囲む脚の部分が、コップの展開時に於けるコップの底部の底面の部分を折り返す際のガイドにもなる。この小型の長方形を成す中央部分を切り抜いた(打ち抜いた)コップの脚ユニットで、長方形を成す長手方向の両端に、シール箇所と同一幅の折れ目を有し、その中央に短手方向と平行な折り目と、短手方向の中央には、コップの折り曲げ位置に対応した折り目と、切り抜いた状態の細長い、打ち抜き部分がある。コップの底部の底面に形成される形状の折り目を除き、全て各形状の折りたたみコップの折り位置と同一箇所の折り目を有し、コップ本体と連動して動作して屈曲するように接着する。菱形、正方形の各形状にプレスされた折り目の中心と、切り抜いた(打ち抜いた)脚の中心とが正確に重なるように、コップの両サイドの圧接着のシール箇所と同一幅で、コップ本体のシール箇所に付加する開脚式の一体形成の脚ユニットで、シール箇所の下部へのみ圧接着を行い、コップ本体の圧接着を行う前に、予めコップ本体のシール箇所へ圧接着しておく。コップ本体のシール箇所の部分に付加する開脚式の一体形成の脚ユニットをコップ本体のコップ形成用シートの中央部分へ圧接着後、二つ折りにされたコップ本体の圧接着を行い、一体形成の脚ユニットが付加された本発明に係る四角柱形状の折りたたみコップの完成となる。
【0042】
本発明に係る折りたたみコップ本体の形成に係る長方形又は正方形を成すシートの長手方向の約1/4から1/5程度の長さで、横幅はコップの幅と同一で、小型の長方形を成す一体形成の開脚式のコップの脚ユニット用シートを別形成して、同シートの長手方向の中央に、コップ本体用のシートの両サイドのシール箇所を除いた、筒壁及び側面と同一幅で、僅少幅の切り抜き(打ち抜き)を行い、この部分が飲用時のコップを展開する場合には、開口してコップの底部の底面の形状で周囲を囲むような形に変形した筒壁及び側面の下部の部分が、連動して屈曲して開脚することでコップの脚となり、その脚の部分は常に接地面に対して平行となるように開脚され、コップの底部の底面を囲む筒壁及び側面の下部の部分が、コップの脚となる。又、コップの底部の底面を囲むコップの脚の部分が、コップの展開時に於けるコップの底部の底面の部分を折り返す際のガイドにもなる。この小型の長方形を成す中央部分を切り抜いた(打ち抜いた)コップの脚ユニットで、長方形を成す長手方向の両端に、シール箇所と同一幅の折り目を有し、短手方向の中央には、コップの折り曲げ位置に対応した折り目と、切り抜いた状態の細長い、打ち抜き部分がある。コップの底部の底面に形成される形状の折り目を除き、全て各形状の折りたたみコップの折り位置と同一箇所の折り目を有し、コップ本体と連動して動作して屈曲するように接着する。楕円形、円形の各形状にプレスされた折り目の中心と、切り抜いた(打ち抜いた)脚の中心とが正確に重なるように、コップの両サイドの圧接着のシール箇所と同一幅で、コップ本体のシール箇所に付加する開脚式の一体形成の脚ユニットで、シール箇所の下部へのみ圧接着を行い、コップ本体の圧接着を行う前に、予めコップ本体のシール箇所へ圧接着しておく。コップ本体のシール箇所の部分に付加する開脚式の一体形成の脚ユニットをコップ本体へ圧接着後、二つ折りにされたコップ本体の圧接着を行い、一体形成の脚ユニットが付加された本発明に係る楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップの完成となる。
【0043】
本発明に係る折りたたみコップ本体の形成に係るコップの形成に係る規定のサイズの逆テーパー形状を成す等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする、線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べた形状を成すシートの長手方向の約1/4から1/5程度の長さで、横幅はコップの幅と同一で、コップ本体の逆テーパー形状を成すコップの傾斜角度と同じとする、線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べたような形状を成す小型の一体形成の開脚式のコップの脚ユニット用シートを別形成して、同シートの長手方向の中央に、長手方向に対して垂直となる直線の折り目を入れ、同シートの中央に、コップ本体用のシートの両サイドのシール箇所を除いた筒壁及び側面と同一幅で、僅少幅の切り抜き(打ち抜き)を行い、この部分が飲用時のコップを展開する場合には、開口してコップの底部の底面の形状で周囲を囲むような形に変形した筒壁及び側面の下部の部分が、連動して屈曲して開脚することでコップの脚となり、その脚の部分は常に接地面に対して平行となるように開脚され、コップの底部の底面を囲む筒壁及び側面の下部の部分が、コップの脚となる。又、コップの底部の底面を囲む脚の部分が、コップの展開時に於けるコップの底部の底面の部分を折り返す際のガイドにもなる。この小型の線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べた形状を成す中央部分を切り抜いた(打ち抜いた)コップの脚ユニットで、線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べた形状を成す長手方向の両端に、シール箇所と同一幅の折り目を持ち、その中央に短手方向の傾斜と同じ折り目と、短手方向の中央には、コップの折り曲げ位置に対応した折り目と、切り抜いた状態の細長い、打ち抜き部分がある。コップの底面に形成される形状の折り目を除き、全て各形状の折りたたみコップの折り位置と同一箇所の折り目を有し、コップ本体と連動して動作して屈曲するように接着する。菱形、正方形の各形状にプレスされた折り目の中心と、切り抜いた(打ち抜いた)脚の中心とが正確に重なるように、コップの両サイドの圧接着のシール箇所と同一幅で、コップ本体のシール箇所に付加する開脚式の一体形成の脚ユニットで、シール箇所の下部へのみ圧接着を行い、コップ本体の圧接着を行う前に、予めコップ本体のシール箇所へ圧接着しておく。コップ本体のシール箇所の部分に付加する開脚式の一体形成の脚ユニットをコップ本体へ圧接着後、二つ折りにされたコップ本体の圧接着を行い、一体形成の脚ユニットが付加された本発明に係る逆テーパー形状を成す四角柱形状の折りたたみコップの完成となる。
【0044】
本発明に係る折りたたみコップ本体の形成に係るコップの形成に係る規定のサイズの逆テーパー形状の等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする、線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べた形状を成すシートの長手方向の約1/4から1/5程度の長さで、横幅はコップの幅と同一で、コップ本体の逆テーパー形状を成すコップの傾斜角度と同じとする、線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べたような形状を成す小型の一体形成の開脚式のコップの脚ユニット用シートを別形成して、同シートの長手方向の中央に、コップ本体用のシートの両サイドのシール箇所を除いた、筒壁及び側面と同一幅で、僅少幅の切り抜き(打ち抜き)を行い、この部分が飲用時のコップを展開する場合には、開口してコップの底部の底面の形状で周囲を囲むような形に変形した筒壁及び側面の下部の部分が、連動して屈曲して開脚することでコップの脚となり、その脚の部分は常に接地面に対して平行となるように開脚され、コップの底部の底面を囲む筒壁及び側面の下部の部分が、コップの脚となる。又、コップの底部の底面を囲む脚の部分が、コップの展開時に於けるコップの底部の底面の部分を折り返す際のガイドにもなる。この小型の線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べた形状を成す中央部分を切り抜いた(打ち抜いた)コップの脚ユニットで、線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べた形状を成す長手方向の両端に、シール箇所と同一幅の折り目を有し、その中央に短手方向の傾斜と同じ折り目と、コップの折り曲げ位置に対応した折り目と、切り抜いた状態の細長い、打ち抜き部分がある。コップの底部の底面に形成される形状の折り目を除き、全て各形状の折りたたみコップの折り位置と同一箇所の折り目を有し、コップ本体と連動して動作して屈曲するように接着する。楕円形、円形の各形状にプレスされた折り目の中心と、切り抜いた(打ち抜いた)脚の中心とが正確に重なるように、コップの両サイドの圧接着のシール箇所と同一幅で、コップ本体のシール箇所に付加する開脚式の一体形成の脚ユニットで、シール箇所の下部へのみ圧接着を行い、コップ本体の圧接着を行う前に、予めコップ本体のシール箇所へ圧接着しておく。コップ本体のシール箇所の部分に付加する開脚式の一体形成の脚ユニットをコップ本体へ圧接着後、二つ折りにされたコップ本体の圧接着を行い、一体形成の脚ユニットが付加された本発明に係る逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップの完成となる。
【発明の効果】
【0045】
本発明に係る四角柱形状、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所は、コップの形状及び構造がシンプルなため、平面2箇所のプレス及び圧接着の加工で済むため、複雑な製造工程を経ることなく大量生産が可能となり、同時に製造コストの抑制にも繋がることになる。又、飲用時に於ける展開したコップの形状は、実用性とデザイン性を兼ね備えた形状となっている。
【0046】
本発明に係る四角柱形状の折りたたみコップの折りたたみ状態からの組み立ては、コップの底部の底面の形状となるように、コップの両サイドのシール箇所よりコップの飲み口の中心へ向けて、左右の両方向から均等の力で寄せるようにして、最後にコップの底部の底面の菱形又は正方形の部分の折り目を折り返すことで、簡単にコップを組み立てることができる。コップの底部の底面を、鉛直方向の真下から見た形状は、菱形又は正方形である。同一形状、同一サイズの合同な形状のものが、反対方向の開口部である飲み口側にも形成され、コップの形状を安定して保持することができる。
【0047】
本発明に係る楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップの折りたたみ状態からの組み立ては、各コップの底部の底面の形状となるように、コップの両サイドのシール箇所よりコップの飲み口の中心へ向けて、左右の両方向から均等の力で寄せるようにして、最後にコップの底部の底面の楕円形又は円形の部分の折り目を折り返すことで、簡単にコップを組み立てることができる。コップの底部の底面を、鉛直方向の真下から見た形状は、楕円形又は円形である。同一形状、同一サイズの合同な形状のものが、反対方向の開口部である飲み口側にも形成され、コップの形状を安定して保持することができる。
【0048】
本発明に係る逆テーパー形状を成す四角柱形状の折りたたみコップの折りたたみ状態からの組み立ては、コップの底部の底面の形状となるように、コップの両サイドのシール箇所よりコップの飲み口の中心へ向けて、左右の両方向から均等の力で寄せるようにして、最後にコップの底部の底面の菱形又は正方形の部分の折り目を折り返すことで、簡単にコップを組み立てることができる。コップの底部の底面を、鉛直方向の真下から見た形状は、菱形又は正方形である。同一形状の相似な形状のものが、反対方向の開口部である飲み口側にも形成され、コップの形状を安定して保持することができる。
【0049】
本発明に係る逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップの折りたたみ状態からの組み立ては、各コップの底部の底面の形状となるように、コップの両サイドのシール箇所よりコップの飲み口の中心へ向けて、左右の両方向から均等の力で寄せるようにして、最後にコップの底部の底面の楕円形又は円形の部分の折り目を折り返すことで、簡単にコップを組み立てることができる。コップの底部の底面を、鉛直方向の真下から見た形状は、楕円形又は円形である。同一形状の相似な形状のものが、反対方向の開口部である飲み口側にも形成され、コップの形状を安定して保持することができる。
【0050】
本発明に係る四角柱形状のコップは、両端のシール箇所の部分を除いた四角柱の2箇所の頂点の部分の飲み口は、液体が1箇所に集中して注がれるので、小さな子供にも飲みやすい。又、本発明に係る楕円柱又は円柱形状のコップは、通常のコップと同様に、両端のシール箇所の部分を除いた楕円の周又は円周の部分上である、縁部のどの箇所からも飲むことができる。
【0051】
飲み口の形状である菱形又は正方形の各辺の部分を長くすることで、同時に四角柱の容量も大きくなり、大きさや容量も自由に変える事ができる。又、別の飲み口の形状である楕円形の楕円の周又は円形の円周の部分を長くすることで、同時に楕円柱又は円柱の容量も大きくなり、大きさや容量も自由に変えることができる。
【0052】
本発明に係る折りたたみコップ単体では、机及びテーブル等との接地面に自立して置くことができないが、折りたたみコップ本体に展開時に連動して自然展開するコップの脚を付加することで、通常のコップと同様に使用することができる。又、コップの両サイドのシール箇所の幅を広げて、この部分に離脱式の脚をミシン目状の破断線による切り取り線により形成して、飲用時に本体から切り離して、コップの両サイドのシール箇所の下部に設けた差込口に差し込んで、離脱式の脚を取り付ける加工も施せる。尚、その際のシール箇所の幅は十分確保するため、液体漏れや破れ等の心配もない。コップを接地面に置く必要がなく、直ぐに飲み切って捨てる場合には、両サイドのシール箇所の部分に、ミシン目状の破断線による切り取り線により形成された脚の部分を切り離す必要がないため、使用の有無により選択可能となる。
【0053】
把手(ハンドル)の部分は形成されていないが、コップを形成する圧接着の箇所であるコップ両サイドのシール位置は、ある程度の幅があるため、把手(ハンドル)部分を兼ねる事が出来る為、特に把手(ハンドル)部分の形成は、基本的に不要である。又、熱い飲み物を入れた際も、この部分を持てば熱が手に伝達しにくいため、比較的長い時間持ち続けることができるメリットまで有する。
【0054】
折りたたんだ状態は、長方形、正方形、又は台形の凹凸のない滑らかで完全に水平な状態の板状に収納できるため、個別包装又は完全滅菌包装が実現可能となり、常に清潔なまま保管できるため、医療用や携帯用として場所を取らずに収納及び持ち運びが可能となる。
【0055】
専用スタンドを使用することで、1個当たりの製造コストを抑えつつ、折りたたみコップを机及びテーブル等との接地面に自立させて安定して置くこともできる。
【0056】
紙若しくはプラスチック樹脂製の一般的コップと、同一個数を重ねた場合で比較すると、折りたたみ時の厚み(重ねた際の高さ)は、約1/3から1/4程度に圧縮することができる。
【0057】
廃棄時に於いては、元の折りたたんだ状態に戻せば薄くコンパクトになり、コップ専用のゴミ箱を用意して、コップを整頓して綺麗に重ねたり、潰したりする手間が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【0058】
図1】四角柱形状折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を、コップの飲み口の方向側から示す斜視図である。
図2】四角柱形状折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を、コップの側面に近い位置から示す斜視図である。
図3】四角柱形状折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を、コップの底部の底面の方向側から示す斜視図である。
図4】四角柱形状折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を、鉛直方向の真上から示す正面図である。
図5】四角柱形状折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を、鉛直方向の真下から示す正面図である。
図6】四角柱形状折りたたみコップを形成するための圧接着前のコップ形成用シートで、コップを組み立てる際の折り目のプレス位置及び形状を示す展開図である。
図7】四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの形成時及び折りたたみ時の状態でのシール箇所を示す斜視図である。
図8】四角柱形状折りたたみコップの形成時及び折りたたみ時の状態を、水平方向の真横から示す正面図である。
図9】四角柱形状折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を、水平方向の真横から示す正面図である。
図10】四角柱形状折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を、水平方向の真横から示す側面図である。
図11】四角柱形状折りたたみコップの組み立て手順を示すもので、コップを折りたたんだ状態を示す斜視図である。
図12】四角柱形状折りたたみコップの組み立て手順を示すもので、コップの飲み口の部分を組み立てた状態を示す斜視図である。
図13】四角柱形状折りたたみコップの組み立て手順を示すもので、コップの飲み口の部分を組み立てた状態を側面の方向から示す斜視図である。
図14】四角柱形状折りたたみコップの組み立て手順を示すもので、コップの飲み口の部分を組み立てた状態のものを、上下の向きを変えて持ち替えたもので、コップの底部の底面を折り返す位置を示す斜視図である。
図15】四角柱形状折りたたみコップの組み立て手順を示すもので、コップの組み立てを完了した状態を示す斜視図である。
図16】楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を、コップの飲み口の方向から示す斜視図である。
図17】楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を、コップの側面に近い位置から示す斜視図である。
図18】楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を、コップの底部の底面の方向から示す斜視図である。
図19】楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を、鉛直方向の真上から示す正面図である。
図20】楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を、鉛直方向の真下から示す正面図である。
図21】楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するための圧接着前のコップ形成用シートで、コップを組み立てる際の折り目のプレス位置及び形状を示す展開図である。
図22】楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの形成時及び折りたたみ時の状態を、水平方向の真横から示す正面図である。
図23】楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を、水平方向の真横から示す正面図である。
図24】逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を示す斜視図である。
図25】逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップを形成するための圧接着前のコップ形成用シートで、コップを組み立てる際の折り目のプレス位置及び形状を示す展開図である。
図26】逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの形成時及び折りたたみ時の状態を、水平方向の真横から示す正面図である。
図27】逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を、水平方向の真横から示す正面図である。
図28】逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するための圧接着前のコップ形成用シートで、コップを組み立てる際の折り目のプレス位置及び形状を示す展開図である。
図29】逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの形成時及び折りたたみ時の状態を、水平方向の真横から示す正面図である。
図30】逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を、水平方向の真横から示す正面図である。
図31】逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップを飲用時に於ける展開した状態を、水平方向の真横から示す側面図である。
図32】四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ用の開脚式の脚本体のそれぞれ表側を示す展開図である。
図33】四角柱形状折りたたみコップに開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの組み立て時に自然開脚した状態で、飲用時に於ける展開した状態を、コップの底部の底面の方向から示す斜視図である。
図34】四角柱形状折りたたみコップに開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの組み立て時に脚を全開脚した状態で、飲用時に於ける展開した状態を、コップの底部の底面の方向から示す斜視図である。
図35】四角柱形状折りたたみコップに開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの折りたたみ時から使用開始時に於ける状態を、鉛直方向の真下から示す正面図である。
図36】四角柱形状折りたたみコップに開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの形成時及び折りたたみ時の状態を、水平方向の真横から示す正面図である。
図37】四角柱形状折りたたみコップに開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの飲用時に於ける展開した状態を、水平方向の真横から示す正面図である。
図38】楕円柱又は円柱形状折りたたみコップに開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの組み立て時に自然開脚した状態で、飲用時に於ける展開した状態を、底面方向側から示す斜視図である。
図39】楕円柱又は円柱形状折りたたみコップに開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの組み立て時に脚を全開脚した状態で、飲用時に於ける展開した状態を、コップの底部の底面の方向から示す斜視図である。
図40】楕円柱又は円柱形状折りたたみコップに開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの形成時及び折りたたみ時の状態を、水平方向の真横から示す正面図である。
図41】楕円柱又は円柱形状折りたたみコップに開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの飲用時に於ける展開した状態を、水平方向の真横から示す正面図である。
図42】四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップに開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの組み立て時に脚を全開脚した状態で、飲用時に於ける展開した状態を、水平方向の真横から示す側面図である。
図43】逆テーパー形状を成す四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ用の開脚式の脚本体のそれぞれ表側を示す展開図である。
図44】逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップに開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの形成時及び折りたたみ時の状態を、水平方向の真横から示す正面図である。
図45】逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップに開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの飲用時に於ける展開した状態を、水平方向の真横から示す正面図である。
図46】逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップに開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの形成時及び折りたたみ時の状態を、水平方向の真横から示す正面図である。
図47】逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップに開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの飲用時に於ける展開した状態を、水平方向の真横から示す正面図である。
図48】逆テーパー形状を成す四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップに開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの飲用時に於ける展開した状態を、水平方向の真横から示す側面図である。
図49】四角柱形状折りたたみコップにシール箇所の部分から分離した脚をコップの下部に装着するタイプのもので、コップの飲用時に於ける展開した状態を示す斜視図である。
図50】四角柱形状折りたたみコップにシール箇所の部分から分離した脚をコップの下部に装着するタイプのもので、コップの形成時及び折りたたみ時の状態を、鉛直方向の真上から示す正面図である。
図51】四角柱形状折りたたみコップにシール箇所の部分から分離した脚をコップの下部に装着するタイプのもので、コップの形成時及び折りたたみ時の状態で、シール箇所の部分からコップの脚部分を分離した状態を、鉛直方向の真上から示す正面図である。
図52】四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離した脚をコップの下部に装着するタイプのもので、飲用時に於ける展開した状態で、分離式の脚の取り付け位置を、コップの底部の底面の方向側から示す斜視図である。
図53】四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離した脚をコップの下部に装着するタイプのもので、飲用時に於ける展開した状態で、分離式の脚を装着後の取り付けた状態を、コップの底部の底面の方向側から示す斜視図である。
図54】楕円柱又は円柱形状折りたたみコップにシール箇所の部分から分離した脚をコップの下部に装着するタイプのもので、コップの形成時及び折りたたみ時の状態を、鉛直方向の真上から示す正面図である。
図55】楕円柱又は円柱形状折りたたみコップにシール箇所の部分から分離した脚をコップの下部に装着するタイプのもので、コップの形成時及び折りたたみ時の状態で、シール箇所の部分からコップの脚の部分を分離した状態を、鉛直方向の真上から示す正面図である。
図56】四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップにシール箇所の部分から分離した脚をコップの下部に装着したタイプのもので、コップの飲用時に於ける展開した状態を、水平方向の真横から示す側面図である。
図57】逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップにシール箇所の部分から分離した脚をコップの下部に装着するタイプのもので、コップの形成時及び折りたたみ時の状態を、鉛直方向の真上から示す正面図である。
図58】逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップにシール箇所の部分から分離した脚をコップの下部に装着するタイプのもので、コップの形成時及び折りたたみ時の状態で、シール箇所の部分からコップの脚の部分を分離した状態を、鉛直方向の真上から示す正面図である。
図59】逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップにシール箇所の部分から分離した脚をコップの下部に装着するタイプのもので、コップの形成時及び折りたたみ時の状態を、鉛直方向の真上から示す正面図である。
図60】逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップにシール箇所の部分から分離した脚をコップの下部に装着するタイプのもので、コップの形成時及び折りたたみ時の状態で、シール箇所の部分からコップの脚の部分を分離した状態を鉛直方向の真上から示す正面図である。
図61】逆テーパー形状を成す四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップにシール箇所の部分から分離した脚をコップの下部に装着したタイプのもので、コップの飲用時に於ける展開した状態を、水平方向の真横から示す側面図である。
図62】四角柱形状折りたたみコップ形成用シートに接着する一体形成の開脚式の脚本体の展開図である。
図63】四角柱形状折りたたみコップ用一体形成の開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの飲用時に於ける展開して脚を開脚した状態を、コップの底部の底面の方向から示す斜視図である。
図64】四角柱形状折りたたみコップ用一体形成の開脚式の脚本体と、コップ形成用シートの接着位置を示す斜視図である。
図65】四角柱形状折りたたみコップ用一体形成の開脚式の脚を圧接着後のコップ形成用シートを示す展開図である。
図66】楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ形成用シートに圧接着する一体形成の開脚式の脚本体の展開図である。
図67】楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ用一体形成の開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの飲用時に於ける展開して脚を開脚した状態を、コップの底部の底面の方向から示す斜視図である。
図68】楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ用一体形成の開脚式の脚本体と、コップ形成用シートの接着位置を示す斜視図である。
図69】楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ用一体形成の開脚式の脚を圧接着後のコップ形成用シートを示す展開図である。
図70】逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップ形成用シートに圧接着する一体形成の開脚式の脚本体の展開図である。
図71】逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップ用一体形成の開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの飲用時に於ける展開して脚を開脚した状態を、コップの底部の底面の方向から示す斜視図である。
図72】逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップ用一体形成の開脚式の脚本体と、コップ形成用シートの接着位置を示す斜視図である。
図73】逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップ用一体形成の開脚式の脚と、圧接着後のコップ形成用シートを示す展開図である。
図74】逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ形成用シートに圧接着する一体形成の開脚式の脚本体の展開図である。
図75】逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ用一体形成の開脚式の脚を付加したタイプのもので、コップの飲用時に於ける展開して脚を開脚した状態を、コップの底部の底面の方向から示す斜視図である。
図76】逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ用一体形成の開脚式の脚本体と、コップ形成用シートの接着位置を示す斜視図である。
図77】逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ用一体形成の開脚式の脚と、圧接着後のコップ形成用シートを示す展開図である。
図78】本発明に係る折たたみコップを飲用時の展開した状態で、専用スタンド本体に装着した状態を、水平方向の真横から示す側面図である。
図79】専用スタンド本体を鉛直方向の真上から示す正面図である。
図80】簡易スタンド本体
図81】本発明に係る折たたみコップを飲用時の展開した状態で、簡易スタンド本体に装着した状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0059】
以下、本発明の実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0060】
本発明に係る折りたたみコップの原材料は、広く一般的な使い捨ての一時利用のコップに使用されている紙製若しくはプラスチック樹脂製を主とする。
【0061】
本発明に係る折りたたみコップは、異なる形状で複数の種類により構成される。
【0062】
第1実施形態.
本発明に係る折りたたみコップの第1実施形態で、飲用時に於ける展開した状態での実施例を図1図2のAに示し、コップの上部の飲み口側の斜視図で、コップの底部の底面の矢印Y方向側から見たものを図3のAに示す。飲み口を鉛直方向の真上から見たものを図4のAに示し、飲み口とは反対側となり、コップの底部の底面を鉛直方向の真下から見たものを図5のAに示す。図4図5のAに示すように、コップの上部の飲み口とコップの下部の底面は同一形状である。このタイプは、飲み口と底面が菱形又は正方形を成し、コップを組み立てた際には、全体が四角柱形状である。図9のAに示すものは、組み立てた際の水平方向の真横からの正面図、図10のAに示すものは、同じく組み立てた際の側面図を示す。図8のAに示すものは、折りたたみ時又はコップのシール箇所の部分の圧接着後の状態を示す。以下、この形状の本発明に係る折りたたみコップを、四角柱形状折りたたみコップといい、第1実施形態とする。
【0063】
第2実施形態.
本発明に係る折りたたみコップの第2実施形態で、飲用時に於ける展開した状態での実施例を図16図17のBに示し、コップの上部の飲み口側の斜視図で、コップの底部の底面の矢印Y方向側から見たものを図18のBに示す。飲み口を鉛直方向の真上から見たものが、図19のBに示し、飲み口とは反対側となり、コップの底部の底面を鉛直方向の真下から見たものを図20のBに示す。図19図20のBに示すように、コップの上部の飲み口とコップの下部の底面は同一形状である。このタイプは、飲み口と底面が楕円形又は円形を成し、コップを組み立てた際には、全体が楕円柱又は円柱形状である。図23のBに示すものは、組み立てた際の水平方向の真横からの正面図、図10のAに示すものは、同じく組み立てた際の側面図である。尚、図10のAに示すように、第1実施形態のものと第2実施形態のものを側面から見たものは、ほぼ同じ形状を成している。図22のBに示すものは、折りたたみ時又はコップのシール箇所の部分の圧接着後の状態を示す。以下、この形状の本発明に係る折りたたみコップを、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップといい、第2実施形態とする。
【0064】
第3実施形態.
本発明に係る折りたたみコップの第3実施形態で、飲用時に於ける展開した状態での実施例を図24のCに示し、コップの上部の飲み口側の斜視図である。コップの底部の底面の矢印Y方向側から見たものは、第1実施形態のものと差異はない。このタイプは、一般的なコップに近い逆テーパー形状を成すもので、飲み口と底面が菱形又は正方形を成し、コップを組み立てた際には、全体が逆テーパー形状を成す四角柱形状である。この形状では、菱形又は正方形の部分は、コップの上部の飲み口部分に近付くに従い大きくなり、コップの下部の底面に近付くに従い小さくなっている。図27のCに示すものは、組み立てた際の水平方向の真横からの正面図、図31のCに示すものは、同じく組み立てた際の側面図である。図26のCに示すものは、折りたたみ時又はコップのシール箇所の部分の圧接着後の状態を示す。以下、この形状の本発明に係る折りたたみコップを、逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップといい、第3実施形態とする。
【0065】
第4実施形態.
本発明に係る折りたたみコップの第4実施形態で、折りたたみ時に於ける状態での水平方向の真横からの正面図が、図29のDに示すものである。このタイプは、一般的なコップに近い逆テーパー形状を成すもので、飲み口と底面が楕円形又は円形を成し、コップを組み立てた際には、全体が逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状である。この形状では、楕円形又は円形の部分は、コップの上部の飲み口部分に近付くに従い大きくなり、コップの下部の底面に近付くに従い小さくなっている。図30のDに示すものは、飲用時に於ける展開した際の水平方向の真横からの正面図、図31のCに示すものは、同じく組み立てた際の側面図である。尚、図31のCに示すように、第3実施形態と第4実施形態のものを側面から見たものは、ほぼ同じ形状を成している。図29のDに示すものは、折りたたみ時又はコップのシール箇所の部分の圧接着後の状態を示す。以下、この形状の本発明に係る折りたたみコップを、逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップといい、第4実施形態とする。
【0066】
第5実施形態.
本発明に係る折りたたみコップは、単体ではテーブルや机等に自立して立てることができない。そこで、第1実施形態の四角柱形状の折りたたみコップに、図32のL1、L2に示すような一組の脚を、コップ本体の両サイドのシール箇所の部分の下部に直接圧接着して取り付けたものを、図33図34のLAに示し、コップの底部の底面の矢印Y方向側から見た、飲用時に於ける展開した状態での実施例である。図35のLA、LBに示すものは、コップの底部の底面を鉛直方向の真下から見たもので、コップを折りたたんだ状態のもので、開脚前の脚の状態を示すものである。図33のLAに示すものは、飲用時にコップの底面を折り返す際に、それと連動して自然に開脚した状態で、図34のLAに示すものは、図33のLAに示す状態の開脚式の脚を、更に安定させるため、手で強制的に広げた状態である。図37のLAに示すものは、組み立てた際の水平方向の真横からの正面図、図42のLA、LBに示すものは、同じく組み立てた際の側面図である。図36のLAに示すものは、折りたたみ時又はコップのシール箇所の部分の圧接着後の状態を示す。以下、第1実施形態の四角柱形状折りたたみコップに、開脚式の脚を付加した本発明に係る折りたたみコップを、開脚式の脚付属の四角柱形状折りたたみコップといい、第5実施形態とする。
【0067】
第6実施形態.
第2実施形態の楕円柱又は円柱形状折りたたみコップに、図32のL1、L2に示すような一組の脚を、図38図39のLBに示し、コップ本体の両サイドのシール箇所の部分の下部に直接圧接着して取り付けたものを、コップの底部の底面の矢印Y方向側から見た、飲用時に於ける開脚した状態での実施例である。図35のLA、LBに示すものは、コップの底部の底面を鉛直方向の真下から見たもので、コップを折りたたんだ状態のもので、開脚前の脚の状態を示すものである。図38のLBに示すものは、飲用時にコップの底面を折り返す際に、それと連動して自然に開脚した状態で、図39のLBに示すものは、図38のLBに示す状態の開脚式の脚を、更に安定させるため、手で強制的に広げた状態である。図41のLBに示すものは、組み立てた際の水平方向の真横からの正面図、図42のLA、LBに示すものは、同じく組み立てた際の側面図である。図40のLBに示すものは、折りたたみ時又はコップのシール箇所の部分の圧接着後の状態を示す。尚、図42のLA、LBに示すように、第5実施形態のものと第6実施形態のものを側面から見たものは、ほぼ同じ形状を成している。以下、第二実施形態の楕円柱又は円柱形状折りたたみコップに、開脚式の脚を付加した本発明に係る折りたたみコップを、開脚式の脚付属の楕円柱又は円柱形状折りたたみコップといい、第6実施形態とする。
【0068】
第7実施形態.
第3実施形態の逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップに、図43のK1、K2に示すような一組の脚を、コップ本体の両サイドのシール箇所の部分の下部に直接圧接着して取り付けたものを図45のKCに示し、飲用時の展開した状態で水平方向の真横から見た正面図である。図44のKCに示す角度番号は、逆テーパー形状を成すコップの傾斜の位置の対比をするためのもので、図43のK1、K2に示す逆V字型の各脚の傾斜角度と、逆テーパー形状を成すコップの傾斜角度は等しくなっている。図44のKCに示すものは、折りたたみ時又はコップのシール箇所の部分の圧接着後の状態での水平方向の真横からの正面図である。図48のKC、KDに示すものは、開脚式の脚付属のコップを水平方向の真横から、飲用時に於けるコップを開脚した状態を示す側面図である。以下、第3実施形態の逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップに、開脚式の脚を付加した本発明に係る折りたたみコップを、開脚式の脚付属の逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップといい、第7実施形態とする。
【0069】
第8実施形態.
第4実施形態の逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップに、図43のK1、K2に示すような一組の脚を、コップ本体の両サイドのシール箇所の部分の下部に直接、圧接着して取り付けたものを図47のKDに示し、飲用時に於ける展開した状態で水平方向の真横から見た正面図である。図46のKDに示す角度番号は、逆テーパー形状を成すコップの傾斜の位置の対比をするためのもので、図43のK1、K2に示す逆V字型の各脚の傾斜角度と逆テーパー形状を成すコップの傾斜角度は等しくなっている。図46のKDに示すものは、折りたたみ時又はコップのシール箇所の部分の圧接着後の状態での水平方向の真横からの正面図である。図48のKC、KDに示すものは、開脚式の脚付属のコップを水平方向の真横から、飲用時に於けるコップを開脚した状態を示す側面図である。以下、第4実施形態の逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップに、開脚式の脚を付加した本発明に係る折りたたみコップを、開脚式の脚付属の逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップといい、第8実施形態とする。
【0070】
第9実施形態.
本発明に係る折りたたみコップの第1実施形態で、四角柱形状折りたたみコップを形成する際のコップの両端のシール箇所の部分の幅を広く取って、そのシール箇所の部分にコップの脚の部分を形成したものが、図50図51のGに示すもので、折りたたみ時の状態での水平方向の真横からの正面図である。図51のGに示すように、シール箇所の部分からの分離式の脚x1、脚x2を、ミシン目状の破断線による切り取り線により矢印方向へ分離させ、図52のGに示すようなコップ本体シール箇所の下部に設けた差込口y1、差込口y2に差し込んで、脚の部分をユーザー自身で組み立てるタイプである。こうして組み立てたものが、図49図53のGに示す斜視図である。図49のGに示すものは、コップの上部の矢印X方向側から、図53のGに示すものは、コップの下部の底面の矢印Y方向側から見たものである。図56のG、Hに示すものは、組み立てた際の水平方向の真横からの側面図である。このタイプの利点は、折りたたみ時の平面の突起物が一切なく、完全にフラットにできる点と、コストを下げて脚を形成できる点である。又、コップの中の飲料をすぐに飲み切る場合等、コップを机やテーブル等の接地面に置く必要がない場合には、そのまま捨てれば良いので、脚本体を分離して組み立てる必要がないというように、用途に応じた使い分けができる点にある。以下、第1実施形態の本発明に係る折りたたみコップのシール箇所の部分に分離式の脚を形成するタイプを、分離式の脚形成の四角柱形状折りたたみコップといい、第9実施形態とする。
【0071】
第10実施形態.
本発明に係る折りたたみコップの第2実施形態で、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成する際のコップの両端のシール箇所の部分の幅を広く取って、そのシール箇所の部分にコップの脚部分を形成したものが、図54図55のHに示すもので、折りたたみ時の状態での水平方向の真横からの正面図である。図55のHに示すように、シール箇所の部分からの分離式の脚x3、脚x4を、ミシン目状の破断線による切り取り線により矢印方向へ分離させ、図52のGに示すようなコップ本体のシール箇所の下部に設けた差込口に差し込んで、脚の部分をユーザー自身で組み立てるタイプである。図面は、第9実施形態のものを参照して省略する。このタイプの利点は、折りたたみ時の平面の突起物が一切なく、完全にフラットにできる点と、コストを下げて脚を形成できる点である。又、コップの中の飲料をすぐに飲み切る場合や、コップを机やテーブル等の接地面に置く必要がない場合には、そのまま捨てれば良いため、脚本体を分離して組み立てる必要がないというように、用途に応じた使い分けができる点にある。以下、第2実施形態の本発明に係る折りたたみコップのシール箇所の部分に分離式の脚を形成するタイプを、分離式の脚形成の楕円柱又は円柱形状折りたたみコップといい、第10実施形態とする。
【0072】
第11実施形態.
第3実施形態の逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップを形成する際のコップの両端のシール箇所の部分の幅を広く取って、第9実施形態と同様、そのシール箇所の部分にコップの脚の部分を形成したものが、図57図58のIに示すもので、折りたたみ時の状態での水平方向の真横からの正面図である。図61のI、Jに示すものは、組み立てた際の水平方向の真横からの側面図である。以下、第3実施形態の本発明に係る折りたたみコップのシール箇所の部分に分離式の脚を形成するタイプを、分離式の脚形成の逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップといい、第11実施形態とする。
【0073】
第12実施形態.
第4実施形態の逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成する際のコップの両端のシール箇所の部分の幅を広く取って、第10実施形態と同様、そのシール箇所の部分にコップの脚の部分を形成したものが、図59図60のJに示すもので、折りたたみ時の状態での水平方向の真横からの正面図である。図61のI、Jに示すものは、組み立てた際の水平方向の真横からの側面図である。以下、第4実施形態の本発明に係る折りたたみコップのシール箇所の部分に分離式の脚を形成するタイプを、分離式の脚形成の逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップといい、第12実施形態とする。
【0074】
第13実施形態.
第5実施形態から第8実施形態のものでは、それぞれ独立した一組となる、2個の個別に形成されたコップの脚を、コップ本体のシール箇所の下部へそれぞれ圧接着していたが、第13実施形態から第16実施形態のものは、それらの脚をすべて一体化して形成したものである。第1実施形態の四角柱形状折りたたみコップ本体へ装着する、すべての脚の部分を一体形成したコップの脚本体を図62のMに示す。この一体形成のコップの脚を、図64、65のMAに示す第1実施形態の四角柱形状折りたたみコップ本体のコップ形成用シートの中央部分へ圧接着したものを、コップの底部の底面の矢印Y方向側から見た、飲用時の開脚した状態での実施例の斜視図を図63のMAに示す。以下、第1実施形態の四角柱形状折りたたみコップに、一体形成の開脚式の脚を付加した本発明に係る折りたたみコップを、一体形成の開脚式の脚付属の四角柱形状折りたたみコップといい、第13実施形態とする。
【0075】
第14実施形態.
第2実施形態の楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ本体へ装着する、すべての脚の部分を一体形成したコップの脚本体を図66のNに示す。この一体形成のコップの脚を、図68図69のNBに示す第2実施形態の楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ本体のコップ形成用シートの中央部分へ圧接着したものを、コップの底部の底面の矢印Y方向側から見た、飲用時の開脚した状態での実施例の斜視図を図67のNBに示す。以下、第2実施形態の楕円柱又は円柱形状折りたたみコップに、一体形成の開脚式の脚を付加した本発明に係る折りたたみコップを、一体形成の開脚式の脚付属の楕円柱又は円柱形状折りたたみコップといい、第14実施形態とする。
【0076】
第15実施形態.
第3実施形態の逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップ本体へ装着する、すべての脚の部分を一体形成したコップの脚本体を図70のVに示す。この一体形成のコップの脚を、図72図73のVCに示す第3実施形態の逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップ本体のコップ形成用シートの中央部分へ圧接着したものを、コップの底部の底面の矢印Y方向側から見た、飲用時の開脚した状態での実施例の斜視図を図71のVCに示す。以下、第3実施形態の逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップに、一体形成の開脚式の脚を付加した本発明に係る折りたたみコップを、一体形成の開脚式の脚付属の逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップといい、第15実施形態とする。
【0077】
第16実施形態.
第4実施形態の逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ本体へ装着する、すべての脚の部分を一体形成したコップの脚本体を図74のWに示す。この一体形成のコップの脚を、図76図77のWDに示す第4実施形態の逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ本体のコップ形成用シートの中央部分へ圧接着したものを、コップの底部の底面の矢印Y方向側から見た、飲用時の開脚した状態での実施例の斜視図を図75のWDに示す。以下、第4実施形態の逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップに、一体形成の開脚式の脚を付加した本発明に係る折りたたみコップを、一体形成開脚式の脚付属の逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップといい、第16実施形態とする。
【0078】
その他の実施形態.
本発明に係る折りたたみコップ本体に、脚の形成等の追加の加工を施さないで、コストを抑える目的で、別構造、別素材の専用スタンドを用いたものが、図78のSに示すものである。又、更にコストを抑えた簡易タイプの専用スタンドが、図80のUに示すものである。これらの材質は、容易に倒れないよう、ある程度の重量を持たせたプラスチック樹脂製や陶器製のものが好ましい。図78図79のSに示す固定用ストッパー1の82の差込口q82、固定用ストッパー2の83の差込口q83に、本発明に係る四角柱形状折りたたみコップAの両端のシール箇所の部分の下部w01又はw02を、スタンド本体の差込口に入れて固定した状態を示す実施例で、水平方向の真横から見た側面図である。図80図81のUに示す固定用ストッパーの91の差込口q91に、本発明に係る楕円柱又は円柱形状折りたたみコップBの両端のシール部分の下部w03又はw04を、スタンド本体の差込口に差し込んで固定した状態での実施例を示す斜視図である。
【0079】
本発明に係る折りたたみコップの基本となる形状は、飲用時に於ける展開した状態では、第1実施形態に示すように、液体を収容する主要な部分の形状が四角柱形状で、飲用時の飲み口の部分の断面が菱形又は正方形のものと、第2実施形態に示すように、液体を収容する主要な部分の形状が楕円柱又は円柱形状で、飲用時の飲み口の部分の断面が楕円形又は円形のものから成る基本形状により構成される。又、それらを一般のコップの形状に近い、逆テーパー形状としたものが、第3実施形態に示すように、液体を収容する主要な部分の形状が逆テーパー形状を成す四角柱形状で、飲用時の飲み口の部分の断面が菱形又は正方形のものと、第4実施形態に示すように、液体を収容する主要な部分の形状が逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状で、飲用時の飲み口の部分の断面が楕円形又は円形のものから成る。第3実施形態のものは第1実施形態の基本形状を、第4実施形態のものは第2実施形態の基本形状を、それぞれ逆テーパー形状に変更したものである。いずれも、基本形状及び構造は、第1実施形態、第2実施形態に示すものと同じである。これら各形態に於ける基本形状の欠点を全て補完するためのものが、第5実施形態から第16実施形態に示すものとなる。
【0080】
これより、第1実施形態の本発明に係る四角柱形状折りたたみコップについて、実施の形態を詳説する。
【0081】
第1実施形態の折りたたみコップを、飲用時に於ける展開した状態での実施例が、図1図2のAに示す斜視図である。液体を収容する主要な部分の形状を四角柱とし、図1図2のAに示すものは、コップの上部の飲用する際の飲み口の方向からの斜視図である。コップの上部の飲み口側の鉛直方向である、矢印X方向側の四角柱の上部4箇所の頂点の部分のうち、コップの両サイドのシール箇所の部分に位置する2箇所の飲用に適さない箇所の頂点の部分のc、dを除き、残り2箇所の頂点の部分を飲み口a、飲み口bとして使用する。
【0082】
図3のAに示すものは、第1実施形態の折りたたみコップを底部の矢印Y方向側の底面の方向から見た斜視図で、図1図2のAに示すコップの上下を逆にしたものである。
【0083】
図1図2のAに示すような第1実施形態の折りたたみコップを、飲用時に於ける展開した状態を、矢印X方向側の鉛直方向の真上から見たものが、図4のAに示すものである。又、矢印Y方向側の鉛直方向の真下から見たものが、図5のAに示すものである。図4図5のAに示すように、第1実施形態の折りたたみコップの底面側と飲み口側は、同一形状となっている。
【0084】
第1実施形態の折りたたみコップの形成方法並びに手順について説明する。形成前のコップ形成用シートの展開図が、図6のAに示すものである。中央にあるw01、w1とw2、w02を結ぶ直線位置が、折り曲げて二つ折りにする箇所となる。
【0085】
通常の一般的なコップの飲み口は円形で、全体が緩やかな逆円錐台又は円柱の形状を成しているが、図1図2図3のAに示すように、本発明に係る折りたたみコップの第1実施形態では、本体の主要な部分の形状が四角柱を成しており、一般的なコップの形状とは異なっている。
【0086】
飲用時に於ける展開した状態のコップを鉛直方向真上から見たものが、図4のAに示すものである。又、鉛直方向真下から見たものが、図5のAに示すものである。図4図5のAに示すP1、P2は、コップのシール箇所である。図6のAの展開図に示すコップ形成用シートの長手方向を二分割する中央のw02、w2、w1、w01の位置を中心として、t01とt'01、t1とt3、t2とt4、t02とt'02とが正確に重なるように、同シートの短手方向の対辺同士を同シートの折りたたみ方向Qへ、二つ折りにして折り曲げて、コップの両サイドのP2とP'2、P1とP'1のシール箇所の部分で圧接着を行う。
【0087】
コップの形成時であり、折りたたみ時の状態の斜視図が、図7のAに示すものである。後述する第2実施形態の楕円柱又は円柱形状折りたたみコップも、同じ圧接着の形状を成す。図7のAに示すP1、P2は、コップの圧接着のシール箇所の部分である。この基本的構造と形状は、第1実施形態から第16実施形態に至るまで、本発明に係る折りたたみコップ全ての形状に適用される。構造が非常にシンプルであるため、製造コストを抑制することが可能である。
【0088】
第1実施形態の折りたたみコップを実施するには、長方形又は正方形を成すコップ形成用シートから、飲用時に於ける展開した状態にするための山折りや谷折りを容易に行えるように、それぞれの方向へ折り曲げ易くするように、ガイドとなるコップの形成に係る規定の凹凸状の折り目をプレスして、予め同シートへ入れておくことになる。これをコップ本体の形成に係る圧接着の前に行う必要がある。図6のAに示すように、菱形又は正方形を成すt'1、t'2、t'3、t'4と、コップの形成の際の飲み口aを有する筒壁及び側面T1の主たる折り目1と、コップの底部の底面を折り返すのを円滑にするための補助となる、折り目1に付帯する補助線1b、コップの形成の飲み口bを有する筒壁及び側面T2の主たる折り目2と、同様にコップの底部の底面を折り返すのを円滑にするための補助となる、折り目2に付帯する補助線2bの型で、それぞれ同時に折り目のプレス成型を行う。シール箇所のP1との境界を成す折り目3、折り目3'は、コップの外側に対して谷折り、折り目1、折り目2は、コップの外側に対して山折り、菱形又は正方形部分のt'1、t'2、t'3、t'4の折り目は、コップの外側に対して山折り、補助線1b、補助線2bの折り目は、コップの外側に対して谷折り、シール箇所のP2との境界を成す折り目4、折り目4'は、コップの外側に対して谷折り、折りたたみ箇所w1、w2並びにシール箇所の下部の折り目w01、w02は、コップの外側に対して全て山折りとなり、山折りは凸状で、谷折りは凹状で、それぞれの折り目をプレスする。この折り目のプレスは、本発明に係る折りたたみコップの要で、コップを組み立てて形成をする際のガイドとなるものであり、組み立て並びに展開を円滑に実施するためには必要不可欠となる、非常に重要な部分である。
【0089】
図6のAに示すように、長方形又は正方形を成すコップ形成用シートから、同シートの長手方向1/2の中央、同シートを折りたたんで曲げる位置w01、w1、w2、w02を基準線に、同線を対称軸とする、線対称となる二等辺三角形又は直角二等辺三角形、即ち、その全体の形状が、菱形又は正方形を成す折り目を同シートの中央部分にプレスして配置し、そこをコップの底部となる底面とする。この部分の折りたたんだ状態は、t'1とt'3、t'2とt'4とが重なり合うようになる。更に、同シートの短手方向の中央より長手方向に、コップの外側に対して山折りとなる折り目1、折り目2を追加して、そこを展開位置とする四角柱形状折りたたみコップを形成するための折り位置で、飲み口を有する折り目となる。上記コップの底部の底面の標準形態は菱形であり、コップの底部の底面の面積並びに飲み口の面積を大きくするに従って、徐々に菱形から正方形に近付くことになり、その形成可能な形状の上限が正方形となる。
【0090】
図6のAに示すように、コップ形成用シートの折りたたみ箇所w01、w1、w2、w02で二つ折りに折り曲げて、t02とt'02、t2とt4、t1とt3、t01とt'01がそれぞれ重なる位置で、P1とP'1、P2とP'2の長方形又は正方形を成す長手方向の部分全体を、それぞれシール箇所として圧接着を行う。
【0091】
これにより、圧接着されたコップの形成時及び折りたたみ時の状態のものが、図6図7のAに示すものである。図7のAに示すものは、コップの折りたたみ状態とシール箇所のみを示し、網目状の部分がシール箇所P1、P2である。コップ形成用シートの両端の長手方向のシール箇所の部分との境界線の部分に、コップの外側に対して谷折りとなる折り目3、折り目3'、折り目4、折り目4'が、シール箇所との境界部分となる。折りたたみコップの筒壁及び側面を示すのがT1、T2である。折りたたみ時が長方形又は正方形の形状を成す、フラットに折りたたんだ状態となる。
【0092】
コップの形成直後の状態が、図8のAに示すものである。この状態からコップを組み立て並びに展開するための屈曲する可動域の部分となるのは、1,2,3,4、t'1、t'2、t'3、t'4、1b、2b、w1、w2である。
【0093】
続いて、折りたたみ状態から、飲用時に於ける組み立て並びに展開する手順について説明する。形成時及び折りたたみ時のコップを、水平方向真横から見た正面図が、図8のAに示すもので、図11のAに示すものと同じ状態である。折りたたみ時は、両端のシール箇所の部分を除いたコップの筒壁及び側面であるT1、T2の2面により構成される。まず、コップの両サイドのシール箇所の部分P1、P2の部分を持ち、図12のAに示すように、コップの両サイドのシール箇所の部分P1、P2を、矢印Z方向のコップの飲み口の中心方向へ、折り目の菱形又は正方形となるように、左右の両方向から均等の力で中心へ寄せるように折り曲げると、図13のAに示すような状態のものができあがる。この状態のコップを鉛直方向の真上から見ると、図4のAに示すようなものとなる。コップの底部の底面の部分には、折りたたみ箇所の二つ折り位置のw1、w2がある。1b、2bは、コップを展開した際に広げて屈曲する部分で、同時にコップの内側の逆方向へ折り返す部分である。次に、図14のAに示すように、展開した状態のコップ本体の上下を逆にする。図14のAに示す矢印R方向へ、コップの底部の底面を折り返すのを円滑にするための補助となる、補助線1b、補助線2bの部分をメインに、図5のAに示すように、コップの底部の底面である菱形又は正方形のt'1、t'2、t'3、t'4の部分と、w1、w2の折りたたみ箇所の部分を、コップの外側から、折り目と同じ菱形又は正方形となるように、折り目の凹凸部分に沿って、同形状にコップの内側の逆方向へ折り返すことで、液体を収容する部分が四角柱形状に形成され、図15のAに示すような折りたたみコップの完成となる。コップの底部の底面が、コップの内側へ折り返される時点で、コップの底部の底面の形状が固定され、同時に飲み口側の筒壁及び側面、即ち四角柱の側面の部分も固定される。これは、コップ底部の底面の面積は折りたたみ時と変わらないため、逆方向へ折り返すことによって、筒壁及び側面に横圧がかかり、形成したいコップの底部の底面の折り目の形状で、コップの底部の底面が固定されることになるからである。尚、図15のAに示す状態は、飲用時に於けるコップの底部の底面の状態を分かり易くするため、飲み口側とは逆方向の底面側から見たものである。この状態のコップを鉛直方向の真下から見ると、図5のAに示すものとなる。コップを水平方向の真横から、飲用時に於ける展開した状態を示す正面図が、図9のAに示すものである。又、水平方向の真横から、飲用時に於ける展開した状態を示す側面図が、図10のAに示すものである。
【0094】
図4のAに示すものは、飲用時に於ける展開した状態のコップの上部を鉛直方向の真上から見たものを示し、両サイドのシール箇所P1の張り合わせ箇所の上部t01とt'01、P2の張り合わせ箇所の上部t02とt'02となる。飲用には折り目1の部分に形成される飲み口a、折り目2の部分に形成される飲み口bを使用し、シール箇所の部分の上部のt01、t'01の張り合わせの部分c、シール箇所の部分の上部のt02、t'02の張り合わせの部分dは、飲用の箇所には適していない。図5のAに示すものは、飲用時に於ける展開した状態のコップの下部を鉛直方向の真下から見たもので、両サイドのシール箇所P1の張り合わせ箇所の下部がw01、P2の張り合わせ箇所の下部がw02となる。図4、5のAに示すものからも分かるように、コップ形成用シートの中央に配置したコップの底部の底面となる菱形又は正方形の形状が、同時にそのまま飲み口の形状と同じとなる。又、コップの底部の底面の面積を大きく広くした場合、コップの上部の飲み口の面積も比例して大きく広くなり、コップの容量を自由に可変することができる。
【0095】
これより、第2実施形態の本発明に係る楕円柱又は円柱形状折りたたみコップについて、実施の形態を詳説する。
【0096】
第2実施形態の折りたたみコップを、飲用時に於ける展開した状態での実施例が、図16、17のBに示す斜視図である。液体を収容する主要な部分の形状を楕円柱又は円柱とし、図16図17のBに示すものは、コップの上部の飲用する際の飲み口の方向からの斜視図である。コップの上部(飲み口)側の鉛直方向である、矢印X方向側の楕円柱又は円柱の上部2箇所の楕円の周又は円周の部分の一部で、コップの両サイドのシール箇所の部分に位置する2箇所の飲用に適さない箇所のg、hを除き、残り2箇所の楕円の周又は円周の部分の縁部を飲み口e、飲み口fとして使用する。
【0097】
図18のBに示すものは、第2実施形態の折りたたみコップを底部の矢印Y方向側の底面の方向から見た斜視図で、図16図17のBに示すコップの上下を逆にしたものである。
【0098】
図16図17のBに示すような第1実施形態の折りたたみコップを、飲用時に於ける展開した状態を、矢印X方向側の鉛直方向の真上から見たものが、図19のBに示すものである。又、矢印Y方向側の鉛直方向の真下から見たものが、図20のBに示すものである。図19図20のBに示すように、第2実施形態の折りたたみコップの底面側と飲み口側は、同一形状となっている。
【0099】
第2実施形態の折りたたみコップの形成方法並びに手順について説明する。形成前のコップ形成用シートの展開図が、図21のBに示すものである。中央にあるw3、w03とw4、w04を結ぶ直線位置が、折り曲げて二つ折りにする箇所となる。
【0100】
図16図17図18のBに示すように、第2実施形態の折りたたみコップでは、本体の主要な部分の形状が楕円柱又は円柱を成している。
【0101】
飲用時に於ける展開した状態のコップを鉛直方向真上から見たものが、図19のBに示すものである。又、鉛直方向真下から見たものが、図20のBに示すものである。図19図20のBに示すP3、P4は、コップのシール箇所である。図21のBの展開図に示すコップ形成用シートの長手方向を二分割する中央のw03、w3、w4、w04の位置を中心として、t03とt'03、t5とt6、t04とt'04とが正確に重なるように、同シートの短手方向の対辺同士を同シートの折りたたみ方向Qへ、二つ折りにして折り曲げて、コップの両サイドのP3とP'3、P4とP'4のシール箇所の部分で圧接着を行う。
【0102】
コップの形成時であり、折りたたみ時の状態の斜視図を図7のAに示す。前述の第1実施形態の折りたたみコップと同じ圧接着の形状を成す。図7のAに示すP1、P2は、コップの圧接着のシール箇所の部分を示し、図22のBに示すように、第2実施形態のものでは、この圧接着の部分がそれぞれP3、P4に該当する。この基本的構造と形状は、第1実施形態から第16実施形態に至るまで、すべての形状の本発明に係る折りたたみコップに適用される。構造が非常にシンプルであるため、製造コストを抑制することが可能である。
【0103】
第2実施形態の折りたたみコップを実施するには、長方形又は正方形を成すコップ形成用シートから、飲用時に於ける展開した状態にするための山折りや谷折りを容易に行えるように、それぞれの方向へ折り曲げ易くするように、ガイドとなるコップの形成に係る規定の凹凸状の折り目をプレスして、予め入れておくことになる。これをコップ本体の形成に係る圧接着の前に行う必要がある。図21のBに示すように、楕円形又は円形を成すt'5、t'6と、コップの形成の際の飲み口eを有する筒壁及び側面T3と、コップの底部の底面を折り返すのを円滑にするための補助となる、楕円形の短軸半径、円形に於いては半径でもある補助線01b、コップの形成の際の飲み口fを有する筒壁及び側面T4と、同様にコップの底部の底面を折り返すのを円滑にするための補助となる、楕円形の短軸半径、円形に於いては半径でもある補助線02bの型で、それぞれ同時に折り目のプレス成型を行う。シール箇所のP5、P6との境界を成す折り目5、折り目5'はコップの外側に対して谷折り、折り目6、折り目6'はコップの外側に対して谷折り、楕円形又は円形部分のt'5、t'6の折り目はコップの外側に対して山折り、楕円形の短軸半径、円形に於いては半径でもある補助線01b、補助線02bはコップの外側に対して谷折り、楕円形では長軸半径、円形では半径でもある、折りたたみ箇所w3、w4並びにシール箇所の下部のw03、w04は、コップの外側に対して全て山折りとなり、山折りは凸状で、谷折りは凹状で、それぞれの折り目をプレスする。この折り目のプレスは、本発明に係る折りたたみコップの要で、コップを組み立てて形成をする際のガイドとなるものであり、組み立て並びに展開を円滑に実施するためには必要不可欠となる、非常に重要な部分である。第2実施形態のものでは、図19、20のBに示すように、コップの上部の飲み口並びにコップの縁は、一般的なコップと同様、すべて曲線により構成されるため、コップの筒壁及び側面T3、T4には、展開のため屈曲する折り目を設けないため、筒壁及び側面T3には、曲線ガイドとなる飲み口の部分の形成を円滑にする補助線r1、筒壁及び側面T4には、曲線ガイドとなる飲み口の部分の形成を円滑にする補助線r2のみ設ける。
【0104】
図21のBに示すように、長方形又は正方形を成すコップ形成用シートから、同シートの長手方向の1/2の中央、同シートを折りたたんで曲げる位置w03、w3、w4、w04を基準線に、同線を対称軸とする、線対称となる半楕円形又は半円形、即ちその全体の形状が、楕円形又は円形を成す折り目を同シートの中央部分にプレスして配置し、そこをコップの底部となる底面とする。この部分の折りたたんだ状態は、t'5とt'6とが重なり合うようになる。更に、図21のBに示すように、同シートの短手方向の中央より長手方向に、使用時に展開して飲み口の楕円形又は円形の部分の形成を容易にするための形成補助線r1、形成補助線r2を適宜複数本、若干の長さでコップの外側に対して山折りとなる折り目を追加して、そこを展開位置とする楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するための折り位置で、飲み口を有する折り目となる。上記コップの底部の底面の標準形態は楕円形であり、コップの底部の底面の面積並びに飲み口の面積を大きくするに従って、徐々に楕円形から円形に近付くことになり、その形成可能な形状の上限が円形となる。
【0105】
図21のBに示すように、コップ形成用シートの折りたたみ箇所w03、w3、w4、w04で二つ折りに折り曲げて、t03とt'03、t5とt6、t04とt'04がそれぞれ重なる位置で、P3とP'3、P4とP'4の長方形を成す長手方向の部分全体を、それぞれシール箇所として圧接着を行う。
【0106】
これにより、圧接着されたコップの形成時及び折りたたみ時の状態のものが、図22のBに示すものである。コップの折りたたみ状態とシール箇所を示し、シール箇所はP3、P4である。コップ形成用シートの両端の長手方向のシール箇所の部分との境界線の部分に、コップの外側に対して谷折りとなる折り目5、折り目5'、折り目6、折り目6'の位置が、シール箇所との境界部分となる。折りたたみコップの筒壁及び側面を示すのがT3、T4である。折りたたみ時が長方形又は正方形の形状を成す、フラットに折りたたんだ状態となる。
【0107】
コップの形成直後の状態並びに折りたたみの状態が、図22のBに示すものである。この状態から、コップを組み立て並びに展開するための屈曲する可動域の部分となるのは、5、6、t'5、t'6、01b、02b、w3、w4である。
【0108】
続いて、折りたたみ状態から、飲用時に於ける組み立て並びに展開する手順について説明する。展開の手順については、第1実施形態のものと同様の方法で行うので、図面も第1実施形態のものを使用する。第2実施形態の形成時及び折りたたみ時の状態のコップを、水平方向真横から見た正面図が、図22のBに示すもので、図11のAに示すものと同じ状態である。折りたたみ時は、両端のシール箇所の部分を除いたコップの筒壁及び側面であるT3、T4の2面により構成される。まず、コップの両サイドのシール箇所の部分P3、P4の部分を持ち、図12のAに示すように、コップの両サイドのシール箇所の部分P3、P4を、矢印Z方向のコップの飲み口の中心方向へ、折れ目の楕円形又は円形となるように、左右の両方向から均等の力で中心へ寄せるように折り曲げると、図16のBに示すような状態のものができあがる。この状態のコップを鉛直方向の真上から見ると、図19のBに示すものとなる。コップの底部の底面の部分には、折りたたみ箇所の二つ折り位置のw3、w4がある。01b、02bは、コップを展開した際に広げて屈曲する部分で、同時にコップの内側の逆方向へ折り返す部分である。次に、展開した状態のコップ本体の上下を逆にして、図14のAに示す第1実施形態と同様に、矢印R方向へ折り返すのを円滑にするための補助となる補助線01b、02bの部分をメインに、図20のBに示すように、コップの底部の底面である楕円形又は円形のt'5、t'6の部分と、w3、w4の折りたたみ箇所の部分を、コップの外側から、折り目と同じ楕円形又は円形となるように、折り目の凹凸部分に沿って、同形状にコップの内側の逆方向へ折り返すことで、液体を収容する部分が楕円柱又は円柱形状に形成され、図18のBに示すような折りたたみコップの完成となる。コップの底部の底面がコップの内側へ折り返される時点で、コップの底部の底面の形状が固定され、同時に飲み口側の筒壁及び側面、即ち楕円柱又は円柱の側面の部分も固定される。これは、コップの底部の底面の面積は折りたたみ時と変わらないため、逆方向へ折り返すことによって、筒壁及び側面に横圧がかかり、形成したいコップの底部の底面の折り目の形状で、コップの底部の底面が固定されることになるからである。尚、図18のBに示す状態は、使用時に於けるコップの底部の底面の状態を分かり易くするため、飲み口側とは逆方向の底面側から見たものである。この状態のコップを鉛直方向の真下から見ると、図20のBに示すものとなる。コップを水平方向の真横から、飲用時に於ける展開した状態を示す正面図が、図9のAに示すものである。又、水平方向の真横から、飲用時に於ける展開した状態を示す側面図が、第1実施形態と同様、図10のAに示すものとなる。
【0109】
図19のBに示すものは、飲用時に於ける展開した状態のコップの上部を鉛直方向の真上から見たものを示し、両サイドのシール箇所P3の張り合わせ箇所の上部t03とt'03、P4の張り合わせ箇所の上部t04とt'04となる。飲用にはコップの縁t5の部分に形成される飲み口e、コップの縁t6の部分に形成される飲み口fを使用し、シール箇所の部分の上部のt03、t'03の張り合わせの部分g、シール箇所の部分の上部のt04、t'04の張り合わせの部分hは、飲用の箇所には適していない。図20のBに示すものは、飲用時に於ける展開した状態のコップの下部を鉛直方向の真下から見たものを示し、両サイドのシール箇所P3の張り合わせ箇所の下部w03、P4の張り合わせ箇所の下部w04となる。図19、20のBから分かるように、コップ形成用シートの中央に配置したコップの底部の底面となる楕円形又は円形の形状が、同時にそのまま飲み口の形状と同じとなる。又、コップの底部の底面の面積を大きく広くした場合、コップの上部の飲み口の面積も比例して大きく広くなり、コップ容量を自由に可変することができる。
【0110】
これより、第3実施形態の本発明に係る逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップについて、実施の形態を詳説する。
【0111】
第3実施形態の折りたたみコップを、飲用時に於ける展開した状態での実施例が、図24のCに示す斜視図である。液体を収容する主要な部分の形状が逆テーパー形状を成す四角柱とし、図24のCに示すものは、コップの上部の飲用する際の飲み口の方向からの斜視図である。コップの上部(飲み口)側の鉛直方向である矢印X方向側の逆テーパー形状を成す四角柱の上部4箇所の頂点の部分のうち、コップの両サイドのシール箇所の部分に位置する2箇所の飲用に適さない箇所の頂点の部分のk、lを除き、残り2箇所の頂点の部分を飲み口i、飲み口jとして使用する。
【0112】
図24のCに示すように、第3実施形態の折りたたみコップは、一般的なコップのように、底面側から飲み口側の方向にかけて広がる形状となっており、第1実施形態のものよりも飲み口側が広くなっている。
【0113】
第3実施形態の折りたたみコップの形成方法並びに手順について説明する。形成前のコップ形成用シートの展開図を図25のCに示す。中央にあるw05、w5とw6、w06を結ぶ直線位置が、折り曲げて二つ折りにする箇所となる。
【0114】
通常の一般的なコップの飲み口は円形で、全体が緩やかな逆円錐台又は円柱の形状を成しているが、図24のCに示すように、第3実施形態の折りたたみコップでは、本体の主要な部分の形状が逆テーパー形状を成す四角柱を成しており、一般的なコップの形状とは異なっている。
【0115】
第3実施形態の飲用時に於けるコップを鉛直方向真上、鉛直方向真下から見たものは、第1実施形態のものと差異はないため省略するが、底面側に近付くに従って面積は狭く、飲み口側に近付くに従って面積は広くなっている。
【0116】
図25のCの展開図に示すP5、P6、及び図6のAの展開図に示すP1、P2は、コップのシール箇所である。大きく異なるのは、第1実施形態のシール箇所の形状が長方形であるのに対して、第3実施形態のシール箇所の形状は、平行四辺形となっている点である。図44のKCに示す角度101、角度102の数字は、角度そのものを表したものではなく、コップの傾斜の位置の対比をするためのものである。この傾斜位置の角度が急になるほど、逆テーパー形状を成す四角柱形状のコップでは、コップの底部の底面を折り返す際に、図25のCに示す補助線7b、補助線8bの部分の伸縮性が無くなるため、展開が不円滑となるので、できるだけ緩やかな角度とすることが好ましい。又、図26、27のCに示すように、コップの両サイドのシール箇所同士の間隔uが短く狭いものも、展開が不円滑となる要因となる。更に、P5、P6のシール箇所の幅を広く取るほど、角度101、角度102は、直角に近付けて行く必要がある。
【0117】
図25のCに示すコップ形成用シートの長手方向を二分割する中央のw05、w5、w6、w06の位置を中心として、t05とt'05、t7とt9、t8とt10、t06とt'06とが正確に重なるように、同シートの短手方向の対辺同士を、同シートの折りたたみ方向Qへ二つ折りにして折り曲げて、コップの両サイドのP5とP'5、P6とP'6のシール箇所の部分で圧接着を行う。
【0118】
コップの形成時であり、折りたたみ時の状態での水平方向の真横から見た正面図を、図26のCに示す。後述する第4実施形態の逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップも、同じ圧接着の形状を成す。図26、27のCに示すP5、P6は、コップの圧接着のシール箇所の部分である。この基本的構造と形状は、第1実施形態から第16実施形態に至るまで、本発明に係る折りたたみコップ全ての形状に適用される。
【0119】
第3実施形態の折りたたみコップを実施するには、等脚台形の上底の部分を基準に、等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする、線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べた形状を成すコップ形成用シートから、飲用時に於ける展開した状態にするための山折りや谷折りを容易に行えるように、それぞれの方向へ折り曲げ易くするように、コップの形成に係る規定の凹凸状の折り目をプレスして、予め同シートへ入れておくことになる。これをコップ本体の形成に係る圧接着の前に行う必要がある。図25のCに示すように、菱形又は正方形を成すt'7、t'8、t'9、t'10と、コップの形成の際の飲み口iを有する筒壁及び側面T5の主たる折り目7と、コップの底部の底面を折り返すのを円滑にするための補助となる、折り目7に付帯する補助線7b、コップの形成の際の飲み口jを有する筒壁及び側面T6の主たる折り目8と、同様にコップの底部の底面を折り返すのを円滑にするための補助となる、折り目8に付帯する補助線8bの型で、それぞれ同時にプレス成型を行う。シール箇所のP5との境界を成す折り目9、折り目9'はコップの外側に対して谷折り、折り目7、折り目8はコップの外側に対して山折り、菱形又は正方形部分のt'7、t'8、t'9、t'10の折り目はコップの外側に対して山折り、補助線7b、補助線8bはコップの外側に対して谷折り、シール箇所のP6との境界を成す折り目10、折り目10'はコップの外側に対して谷折り、折りたたみ箇所w5、w6並びにシール箇所の下部のw05、w06は、コップの外側に対して全て山折りとなり、山折りは凸状で、谷折りは凹状で、それぞれの折り目をプレスする。この折り目のプレスは、本発明に係る折りたたみコップの要で、コップを組み立てて形成をする際のガイドとなるものであり、組み立て並びに展開を円滑に実施するためには必要不可欠となる、非常に重要な部分である。
【0120】
図25のCに示すように、等脚台形の上底の部分を基準に、等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする、線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べた形状を成すコップ形成用シートから、同シートの長手方向の1/2の中央、同シートを折りたたんで曲げる位置w05、w5、w6、w06を基準線に、同線を対称軸とする、線対称となる二等辺三角形又は直角二等辺三角形、即ちその全体の形状が、菱形又は正方形を成す折り目を同シートの中央部分にプレスして配置し、そこをコップの底部となる底面とする。この部分の折りたたんだ状態は、t'7とt'9、t'8とt'10とが重なり合うようになる。更に、同シートの短手方向の中央より長手方向に、コップの外側に対して山折りとなる折り目7、折り目8を追加して、そこを展開位置とする逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップを形成するための折り位置で、飲み口を有する折り目となる。上記コップの底部の底面の標準形態は菱形であり、コップの底面の面積並びに飲み口の面積を大きくするに従って、徐々に菱形から正方形に近付くことになり、その形成可能な形状の上限が正方形となる。
【0121】
図25のCに示すように、コップ形成用シートの折りたたみ箇所w05、w5、w6、w06で二つ折りに折り曲げて、t05とt'05、t7とt9、t8とt10、t06とt'06がそれぞれ重なる位置で、P5とP'5、P6とP'6の平行四辺形を成す長手方向の部分全体を、それぞれシール箇所として圧接着を行う。
【0122】
これにより、圧接着されたコップの形成時及び折りたたみ時の状態のものが、図26のCに示すものである。シール箇所がP5、P6である。コップ形成用シートの両端の長手方向のシール箇所の部分との境界線の部分に、コップの外側に対して谷折りとなる折り目9、折り目9'、折り目10、折り目10'が、シール箇所との境界部分となる。折りたたみコップの筒壁及び側面を示すのがT5、T6である。折りたたみ時が等脚台形の形状を成す、フラットに折りたたんだ状態となる。
【0123】
コップ形成直後の状態が、図26のCに示すものである。この状態からコップを組み立て並びに展開するための屈曲する可動域の部分となるのは、7,8,9,10、t'7、t'8、t'9、t'10、7b、8b、w5、w6である。
【0124】
続いて、折りたたみ状態から、飲用時に於ける組み立て並びに展開する手順について説明する。展開の手順については、第1実施形態のものと同様の方法で行うので、図面も第1実施形態のものを使用する。第3実施形態の形成時及び折りたたみ時の状態のコップを、水平方向真横から見た正面図が、図26のCに示すもので、図11のAに示すものと同じ状態である。折りたたみ時は、両端のシール箇所の部分を除いたコップの筒壁及び側面であるT5、T6の2面により構成される。まず、コップの両サイドのシール箇所の部分P5、P6の部分を持ち、図12のAに示すように、コップの両サイドのシール箇所の部分P5、P6を矢印Z方向のコップの飲み口の中心方向へ、折り目の菱形又は正方形となるように、左右の両方向から均等の力で中心へ寄せるように折り曲げると、図13のAに示すような状態のものができあがる。コップの底部の底面の部分には、折りたたみ箇所の二つ折り位置のw5、w6がある。7b、8bは、コップを展開した際に広げて屈曲する部分で、同時にコップの内側の逆方向へ折り返す部分である。次に、図14のAに示すように、展開した状態のコップ本体の上下を逆にする。図14のAに示す矢印R方向へ折り返すのを円滑にするための補助となる補助線7b、補助線8bの部分をメインに、図25のCに示すコップの底部の底面である菱形又は正方形のt'7、t'8、t'9、t'10の部分と、w5、w6の折りたたみ箇所の部分を、コップの外側から、折り目と同じ菱形又は正方形となるように、折り目の凹凸部分に沿って、同形状にコップの内側の逆方向へ折り返すことで、液体を収容する部分が逆テーパー形状を成す四角柱形状に形成され、図24のCに示すような折りたたみコップの完成となる。コップの底部の底面がコップの内側へ折り返される時点で、コップの底部の底面の形状が固定され、同時に飲み口側の筒壁及び側面、即ち逆テーパー形状を成す四角柱の側面の部分も固定される。これは、コップの底部の底面の面積は折りたたみ時と変わらないため、逆方向へ折り返すことによって、筒壁及び側面に横圧がかかり、形成したいコップの底部の底面の折り目の形状で、コップの底部の底面が固定されることになるからである。コップを水平方向の真横から、飲用時に於ける展開した状態を示す正面図が、図27のCに示すものである。又、コップを水平方向の真横から、飲用時に於ける展開した状態を示す側面図が、図31のCに示すものである。
【0125】
図24のCに示すように、飲用時に於ける展開した状態のコップの上部は、両サイドのシール箇所P5の張り合わせ箇所の上部t05とt'05、P6の張り合わせ箇所の上部t06とt'06で構成される。飲用には折り目7の部分に形成される飲み口i、折り目8の部分に形成される飲み口jを使用し、シール箇所の部分の上部のt05、t'05の張り合わせの部分k、シール箇所の部分の上部のt06、t'06の張り合わせの部分lは、飲用の箇所には適していない。コップの下部は、両サイドのシール箇所P5の張り合わせ箇所の下部w05、P6の張り合わせ箇所の下部w06となる。図24、25のCからも分かるように、コップ形成用シートの中央に配置したコップの底部の底面となる菱形又は正方形の形状が、同時にそのまま飲み口の形状と同じとなるが、第1実施形態のものと異なり、その大きさ及び面積は、コップの底部の底面側に行くほど小さく、飲み口側に行くほど大きくなっている。又、コップの底部の底面の面積を大きく広くした場合、コップの上部の飲み口の面積も比例して大きく広くなり、コップ容量を自由に可変することができる。
【0126】
これより、第4実施形態の本発明に係る逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップについて、実施の形態を詳説する。
【0127】
第4実施形態の折りたたみコップを、飲用時に於ける展開した状態での実施例が、図30のDに示すもので、水平方向の真横から見た正面図である。液体を収容する主要な部分の形状が逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱とする。コップの上部の2箇所の楕円の周又は円周の部分の一部で、コップの両サイドのシール箇所の部分に位置する2箇所の飲用に適さない箇所のo、pを除き、残り2箇所の楕円の周又は円周の部分の縁部を飲み口m、飲み口nとして使用する。
【0128】
図30のDに示すように、第4実施形態の折りたたみコップは、一般的なコップのように、底面側から飲み口方向にかけて広がる形状となっており、第2実施形態のものよりも飲み口側が広くなっている。
【0129】
第4実施形態の折りたたみコップの形成方法並びに手順について説明する。形成前のコップ形成用シートの展開図を図28のDに示す。中央にあるw07、w7とw8、w08を結ぶ直線位置が、折り曲げて二つ折りにする箇所となる。
【0130】
通常の一般的なコップの飲み口は円形で、全体が緩やかな逆テーパー形状を成す円錐台又は円柱の形状を成しているが、図30のDに示すように、第4実施形態の折りたたみコップでは、本体の主要な部分の形状が逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱であり、一般的なコップの形状に近いものとなっている。
【0131】
第4実施形態の飲用時に於けるコップを鉛直方向真上、鉛直方向真下から見たものは、第2実施形態のものと差異はないため省略するが、底面側に近付くに従って面積は狭く、飲み口側に近付くに従って面積は広くなっている。
【0132】
図28のDの展開図に示すP7、P8は、コップのシール箇所である。大きく異なるのは、第2実施形態のシール箇所の形状が長方形であるのに対して、第4実施形態のシール箇所の形状は、平行四辺形となっている点である。図47のKDに示す角度101、角度102の数字は、角度そのものを表したものではなく、コップの傾斜の位置の対比をするためのものである。この傾斜位置の角度が急になるほど、逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状のコップでは、コップの底部の底面を折り返す際に、図28のDに示す補助線03b、補助線04bの部分の伸縮性がなくなるため、展開が不円滑となるので、できるだけ緩やかな角度とすることが好ましい。又、図29、30のDに示すように、コップの両サイドのシール箇所同士の間隔uが短く狭いものも、展開が不円滑となる要因となる。更に、P7、P8のシール箇所の幅を広く取るほど、角度101、角度102は、直角に近付けて行く必要がある。
【0133】
図28のDに示すコップ形成用シートの長手方向を二分割する中央のw07、w7、w8、w08の位置を中心として、t07とt'07、t11とt12、t08とt'08とが正確に重なるように、同シートの短手方向の対辺同士を同シートの折りたたみ方向Qへ、二つ折りにして折り曲げて、コップの両サイドのP7とP'7、P8とP'8のシール箇所の部分で圧接着を行う。
【0134】
コップの形成時であり、折りたたみ時の状態での水平方向の真横から見た正面図を、図29のDに示す。図29、30のDに示すP7、P8は、コップの圧接着のシール箇所の部分である。この基本的構造と形状は、第1実施形態から第16実施形態に至るまで、本発明に係る折りたたみコップ全ての形状に適用される。
【0135】
第4実施形態の本発明に係る折りたたみコップを実施するには、等脚台形の上底の部分を基準に、等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする、線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べた形状を成すコップ形成用シートから、飲用時に於ける展開した状態にするための山折りや谷折りを容易に行えるように、それぞれの方向へ折り曲げ易くするように、ガイドとなるコップの形成に係る規定の凹凸状の折り目をプレスして、予め同シートへ入れておくことになる。これをコップ本体の形成に係る圧接着の前に行う必要がある。図28のDに示すように、楕円形又は円形を成すt'11、t'12と、コップの形成の際の飲み口mを有する筒壁及び側面T7と、コップの底部の底面を折り返すのを円滑にするための補助となる楕円形に於いては短軸半径、円形に於いては半径でもある補助線03b、コップの形成の際の飲み口nを有する筒壁及び側面T8と、同様にコップの底部の底面を折り返すのを円滑にするための補助となる楕円形に於いては短軸半径、円形に於いては半径でもある補助線04bの型で、それぞれ同時に折り目のプレス成型を行う。シール箇所のP7との境界を成す折り目11、折り目11'はコップの外側に対して谷折り、シール箇所のP8との境界を成す折り目12、折り目12'はコップの外側に対して谷折り、楕円形又は円形の部分のt'11、t'12の折り目はコップの外側に対して山折り、楕円形に於いては短軸半径、円形に於いては半径でもある補助線03b、補助線04bはコップの外側に対して谷折り、楕円形に於いては長軸半径、円形に於いては半径でもある、折りたたみ箇所w7、w8並びにシール箇所の下部のw07、w08は、コップの外側に対して全て山折りとなり、山折りは凸状で、谷折りは凹状で、それぞれの折り目をプレスする。この折り目のプレスは、本発明に係る折りたたみコップの要で、コップを組み立てて形成をする際のガイドとなるものであり、組み立て並びに展開を円滑に実施するためには必要不可欠となる、非常に重要な部分である。第4実施形態のものでは、第2実施形態の図19、20のBに示すものと同様であるため図面は省略するが、コップの上部の飲み口並びにコップの縁は、一般的コップと同様、すべて曲線により構成されるため、コップの筒壁及び側面T7、T8には、展開のため屈曲する折り目を設けないため、筒壁及び側面T7には、曲線ガイドとなる飲み口の形成補助線r3、筒壁及び側面T8には、曲線ガイドとなる飲み口の形成補助線r4のみ設ける。
【0136】
図28のDに示すように、等脚台形の上底の部分を基準に、等脚台形の上底の部分を共通の対称軸とする、線対称となる等脚台形を2個向かい合わせに並べた形状を成すコップ形成用シートから、同シートの長手方向の1/2の中央、同シートを折りたたんで曲げる位置w07、w7、w8、w08を基準線に、同線を対称軸とする、線対称となる半楕円形又は半円形、即ちその全体の形状が、楕円形又は円形を成す折り目を同シートの中央部分にプレスして配置し、そこをコップの底部となる底面とする。この部分の折りたたんだ状態は、t'11とt'12とが重なり合うようになる。更に、図28のDに示すように、同シートの短手方向の中央より長手方向に、飲用時に展開して飲み口の部分の楕円形又は円形の形成を容易にするための形成補助線r3、r4を適宜複数本、若干の長さでコップの外側に対して山折りとなる折り目を追加して、そこを展開位置とする楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成する為の折り位置で、飲み口を有する折り目となる。上記コップの底部の底面の標準形態は楕円形であり、コップの底部の底面の面積並びに飲み口の面積を大きくするに従って、徐々に楕円形から円形に近付くことになり、その形成可能な形状の上限が円形となる。
【0137】
図28のDに示すように、コップ形成用シートの折りたたみ箇所w07、w7、w8、w08で二つ折りに折り曲げて、t07とt'07、t11とt12、t08とt'08がそれぞれ重なる位置で、P7とP'7、P8とP'8の平行四辺形を成す長手方向の部分全体を、それぞれシール箇所として圧接着を行う。
【0138】
これにより、圧接着されたコップの形成時及び折りたたみ時の状態のものが、図29のDに示すものである。シール箇所がP7、P8である。コップ形成用シートの両端の長手方向のシール箇所の部分との境界線の部分に、コップの外側に対して谷折りとなる折れ目11、折れ目11'、折れ目12、折れ目12'が、シール箇所との境界部分となる。折りたたみコップの筒壁及び側面を示すのがT5、T6である。折りたたみ時が等脚台形の形状を成す、フラットに折りたたんだ状態となる。
【0139】
コップ形成直後の状態が、図29のDに示すものである。この状態からコップを組み立て並びに展開するための屈曲する可動域の部分となるのは、11、12、t'11、t'12、03b、04b、w7、w8である。
【0140】
続いて、折りたたみ状態から、飲用時に於ける組み立て並びに展開する手順について説明する。展開の手順については、第1実施形態のものと同様の方法で行うので、図面も第1実施形態のものを使用する。第4実施形態の形成時及び折りたたみ時の状態のコップを、水平方向真横から見た正面図が、図29のDに示すもので、図11のAに示すものと同じ状態である。折りたたみ時は、両端のシール箇所の部分を除いたコップの筒壁及び側面であるT7、T8の2面により構成される。まず、コップの両サイドのシール箇所の部分P7、P8の部分を持ち、図12のAに示すように、コップの両サイドのシール箇所の部分P7、P8を矢印Z方向のコップの飲み口の中心方向へ、折り目の菱形又は正方形となるように、左右の両方向から均等の力で中心へ寄せるように折り曲げると、図13のAに示すような状態のものができあがる。コップの底部の底面の部分には、折りたたみ箇所の二つ折り位置のw7、w8がある。補助線03b、補助線04bは、コップを展開した際に広げて屈曲する部分で、同時にコップの内側の逆方向へ折り返す部分である。次に、図14のAに示すように、展開した状態のコップ本体の上下を逆にする。図14のAに示す矢印R方向へ折り返すのを円滑にするための補助となる補助線03b、補助線04bの部分をメインに、図28のDに示すように、コップの底部の底面である楕円形又は円形のt'11、t'12の部分と、w7、w8の折りたたみ箇所の部分を、コップの外部側から、折り目と同じ楕円形又は円形となるように、折り目の凹凸部分に沿って、同形状にコップの内側の逆方向へ折り返すことで、液体を収容する部分が逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状に形成され、図30のDに示すような折りたたみコップの完成となる。コップの底部の底面がコップの内側へ折り返される時点で、コップの底部の底面の形状が固定され、同時に飲み口側の筒壁及び側面、即ち逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の側面の部分も固定される。これは、コップの底部の底面の面積は折りたたみ時と変わらないため、逆方向へ折り返すことによって、筒壁及び側面に横圧がかかり、形成したいコップの底部の底面の折り目の形状で、コップの底部の底面が固定されることになるからである。コップを水平方向の真横から、飲用時に於ける展開した状態を示す正面図が、図30のDに示すものである。又、コップを水平方向の真横から、飲用時に於ける展開した状態を示す側面図は、図31のCに示すように、第3実施形態とほぼ同じ形状となる。
【0141】
飲用時に於ける展開した状態のコップの上部は、両サイドのシール箇所P7の張り合わせ箇所の上部t07とt'07、P8の張り合わせ箇所の上部t08とt'08で構成される。飲用にはコップの縁t11の部分に形成される飲み口m、コップの縁t12の部分に形成される飲み口nを使用し、シール箇所の部分の上部のt07、t'07の張り合わせの部分o、シール箇所の部分の上部のt08、t'08の張り合わせの部分pは、飲用の箇所には適していない。コップの下部は、両サイドのシール箇所P7の張り合わせ箇所の下部w07、P8の張り合わせ箇所の下部w08となる。図28のDからも分かるように、コップ形成用シートの中央に配置したコップの底部の底面となる楕円形又は円形の形状が、同時にそのまま飲み口の形状と同じとなるが、第2実施形態のものと異なり、その大きさ及び面積は、コップの底部の底面側に行くほど小さく、飲み口側に行くほど大きくなっている。又、コップの底部の底面の面積を大きく広くした場合、コップの上部の飲み口の面積も比例して大きく広くなり、コップの容量を自由に可変することができる。
【0142】
第1実施形態及び第2実施形態の折りたたみコップを水平方向の真横から見た側面図は、共に図10のAに示すような形状である。圧接着を完了したコップ形成時に於ける状態は、図7のAに示すように、袋状を成しており、図6のAに示すように、折りたたみ箇所であるw01、w1、w2、w02の内、w01とw02の2箇所のみの直線上の一点で支えることになり、不安定な底部の構造であるため、単独ではコップ単体を机、テーブル等の接地面に手を離して自立させることは困難である。
【0143】
そこで、本発明に係る折りたたみコップの第1実施形態及び第2実施形態のものに、接地面に安定して置くことを可能にするため、図32のL1、L2に示すような別形成の専用のコップの脚を取り付けたものが、第5実施形態、第6実施形態の折りたたみコップである。
【0144】
第5実施形態、第6実施形態で使用するコップの脚は、コップの底部のシール箇所の下部に圧接着するもので、取り付けた状態の斜図が、図33図34のLAに示すものである。図33図34のLAに示すものは、コップの底部の底面側の矢印Y方向側から見たものである。同じく、コップの底部の底面側の矢印Y方向側から見たものを、折りたたみ時から使用直前に於ける状態を示したものが、図35のLA、LBに示すものである。
【0145】
第5実施形態のものは、図5のAに示すように、コップの底部側の底面のシール箇所の下部へ、図32のL1、L2に示すような専用のコップの脚を、図5のA及び図35のLA、LBに示すように、コップの両サイドのシール箇所の部分の下部に、コップの端部となるシール箇所w01の最端部を、脚L1の23aと23b、同じくコップの端部となるシール箇所w02の最端部を、脚L2の26aと26bで挟み、図5のAに示すw01へL1のw09とw010の部分を、w02へL2のw011とw012の部分を圧接着すると、図35のLA、LBに示すものとなり、開脚式の脚付属の第5実施形態の折りたたみコップの完成となる。
【0146】
第5実施形態の折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を示すものが、図33のLAに示すものである。この状態は、コップを展開した際に自然開脚したものである。図6のAに示すt'1、t'2、t'3、t'4の部分を、図5のAに示すように、コップの底面を屈曲して広げる際に、それに連動して自然に開脚するようにしたものである。図34のLAに示すものは、熱い飲料を入れる場合等、更にコップ本体を安定させて接地面に置く必要がある時に、L1の開脚部のs1、s2と、L2の開脚部のs3、s4を強制的に広げて使用している状態を示す。
【0147】
第5実施形態の折りたたみコップの形成時及び折りたたみ時に於ける状態を水平方向の真横から見た正面図が、図36のLAに示すものである。飲用時に於ける状態を水平方向の真横から見た正面が、図37のLAに示すものである。又、同じく飲用時に於ける状態を水平方向の真横から見た側面図が、図42のLA、LBに示すものである。
【0148】
第6実施形態のものは、図20のBに示すように、コップの底部側の底面のシール箇所の下部へ、図32のL1、L2に示すような専用の脚を、図20のB及び図35のLA、LBに示すように、コップの両サイドのシール箇所の部分の下部に、コップの端部となるシール箇所w03の最端部を、脚L1の23aと23b、同じくコップの端部となるシール箇所w04の最端部を、脚L2の26aと26bで挟み、図20のBに示すw03へL1のw09とw010の部分を、w04へL2のw011とw012の部分を圧接着すると、図35のLA、LBに示すものとなり、開脚式の脚付属の第6実施形態の折りたたみコップの完成となる。
【0149】
第6実施形態の折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態が、図38のLBに示すものである。この状態は、コップを展開した際に自然開脚したものである。図21のBに示すt'5、t'6を、図20のBに示すように、コップの底面を屈曲して広げる際に、それに連動して自然に開脚するようにしたものである。図39のLBに示すものは、熱い飲料を入れる場合等、更にコップ本体を安定させて接地面に置く必要がある時に、L1の開脚部s1、s2と、L2の開脚部s3、s4を強制的に広げて使用している状態を示す。
【0150】
第6実施形態の折りたたみコップの形成時及び折りたたみ時に於ける状態を水平方向の真横から見た正面図が、図40のLBに示すものである。飲用時に於ける状態を水平方向の真横から見た正面図が、図41のLBに示すものである。又、同じく飲用時に於ける状態を水平方向の真横から見た側面図が、図42のLA、LBに示すものである。
【0151】
本発明に係る逆テーパー形状を成す折りたたみコップの第3実施形態及び第4実施形態のものを、水平方向の真横から見た側面図が、共に図31のCに示すような形状である。圧接着を終えたコップの形成時に於ける状態は、図7のAに示すように、パッケージの二方袋の形状を成しており、図25のCに示すように、折りたたみ箇所であるw05、w5、w6、w06の内、w05とw06の2箇所のみの直線上の一点で支えることになり、不安定な底部の構造であるため、単独ではコップ単体を机、テーブル等の接地面に手を離して自立させることは困難である。
【0152】
そこで、本発明に係る逆テーパー形状を成す折りたたみコップの第3実施形態及び第4実施形態のものに、接地面に安定して置くことを可能にするため、図43のK1、K2示すような別形成の専用の脚を取り付けたものが、第7実施形態、第8実施形態の折りたたみコップである。
【0153】
第7実施形態、第8実施形態で使用する脚は、逆テーパー形状を成すコップの底部のシール箇所の下部に圧接着するもので、それを取り付けた状態のものが、図44、45のKCに示すものである。コップの底部の底面側の矢印Y方向側から見たものである。折りたたみ時から使用直前に於ける状態は、図35のLA、LBに示すように、第5実施形態、第6実施形態のものと差異はない。
【0154】
図44のKC、図46KDに示す角度101、角度102の数字は、角度そのものを表したものではなく、コップの傾斜の位置の対比をするためのものである。コップの傾斜角度は、角度101及び角度102で決まる。コップが逆テーパー形状であるため、水平方向の真横から見た正面図では、コップの両端のシール箇所の形状が平行四辺形のため、コップ本体の部分の傾斜の角度101及び角度102と、コップの脚の傾斜の角度103及び角度104、角度105及び角度106は、全て等しくなる。
【0155】
第7実施形態のものは、図25のCに示すように、コップの底部側の底面のシール箇所の下部へ、図43のK1、K2に示すような専用の脚を、コップの両サイドのシール箇所の部分の下部に、第5実施形態、第6実施形態の図35のLA、LB及び図25のCに示すコップの端部となるシール箇所w05の最端部を脚K1の33aと33b、同じくコップの端部となるシール箇所w06の最端部を脚K2の36aと36bで挟み、第1実施形態の図5のAに示すものと同様、図25のCに示すw05へK1のw013とw014の部分を、w06へK2のw015とw016の部分を圧接着すると、図44のKCに示すものになり、開脚式脚付属の第7実施形態の折りたたみコップの完成となる。
【0156】
第7実施形態の折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を示すものは、第5実施形態の図33のLAに示すものと同様である。この状態は、コップを展開した際に自然開脚したものである。図25のCに示すt'7、t'8、t'9、t'10を、第1実施形態の図5のAに示すようなコップの底面を屈曲して広げる際に、それに連動して自然に開脚するようにしたものである。第5実施形態の図34のLAに示すものは、熱い飲料を入れる場合等、更にコップ本体を安定させて接地面に置く必要がある時に、K1の開脚部v1、v2と、K2の開脚部v3、v4を強制的に広げて使用している状態を示す。
【0157】
第7実施形態の折りたたみコップの形成時及び折りたたみ時に於ける状態を水平方向の真横から見た正面図が、図44のKCに示すものである。飲用時に於ける状態を水平方向の真横から見た正面図が、図45のKCに示すものである。又、同じく飲用時に於ける状態を水平方向の真横から見た側面図が、図48のKC、KDに示すものである。
【0158】
第8実施形態のものは、図28のDに示すように、逆テーパー形状を成すコップの底部側の底面のシール箇所の下部へ、図43のK1、K2に示すような専用の脚を、コップの両サイドのシール箇所の部分の下部に、第5実施形態、第6実施形態の図35のLA、LB及び図28のDに示すコップの端部となるシール箇所w07の最端部を脚K1の33aと33b、同じくコップの端部となるシール箇所w08の最端部を、脚K2の36aと36bで挟み、第2実施形態の図20のBに示すものと同様、図28のDに示すw07へK1のw013とw014部分を、w08へK2のw015とw016部分を圧接着すると、図46のKDに示すものとなり、開脚式脚付属の第8実施形態の折りたたみコップの完成となる。
【0159】
第8実施形態の折りたたみコップの飲用時に於ける展開した状態を示すものは、第6実施形態の図38のLBに示すものと同様である。この状態は、コップを展開した際に自然開脚したものである。図28のDに示すt'11、t'12を、第2実施形態の図20のBに示すようなコップの底面を屈曲して広げる際に、それに連動して自然に開脚するようにしたものである。第6実施形態の図39のLBに示すように、熱い飲料を入れる場合等、更にコップ本体を安定させて接地面に置く必要がある時に、K1の開脚部v1、v2と、K2の開脚部v3、v4を強制的に広げて使用している状態で、第8実施形態のものも同様である。
【0160】
第8実施形態の折りたたみコップの形成時及び折りたたみ時に於ける状態を水平方向の真横から見た正面図が、図46のKDに示すものである。飲用時に於ける状態を水平方向の真横から見た正面が、図47のKDに示すものである。又、同じく飲用時に於ける状態を水平方向の真横から見た側面図が、図48のKC、KDに示すものである。
【0161】
第5実施形態から第8実施形態のものは、別形成の展開式の脚を、折りたたみコップ本体の両サイドのシール箇所の下部へ圧接着しているが、第9実施形態から第12実施形態のものは、折りたたみコップの両端のシール箇所の部分に、ミシン目状の破断線による切り取り線により、コップの脚を形成するものである。
【0162】
第1実施形態の四角柱形状の折りたたみコップを形成する際のコップの両端のシール箇所の部分の幅を広く取って、そのシール箇所の部分に分離式のコップの脚の部分を形成したものを、コップの形成時及び折りたたみ時に於ける状態を、水平方向の真横から見た正面図が、図50のGに示すものである。
【0163】
第9実施形態から第12実施形態に至る形成方法の最大の利点は、折りたたみ時に於ける状態が、コップ自身の厚みを除けば凹凸面がなく、完全なフルフラットの状態にできることである。又、工程やパーツが簡略化できることで、最もコスト削減が可能な点にある。コップを置く必要がなく、直ぐに飲み切るのであれば、コップの脚をコップのシール箇所の部分から切り離す必要はなく、コップを接地面に置く必要がある時のみ、コップの脚をコップのシール箇所の部分から切り離して使用するというように、ユーザー自身で選択可能である点にある。欠点としては、ユーザー自身がコップの脚をコップのシール箇所の部分から切り離して、コップの底部のシール箇所の下部にある差込口に填め込む手間が必要なことである。
【0164】
第9実施形態のものは、図50のGに示すように、コップの脚もコップ本体のシール箇所の部分に形成して、飲用時の際にユーザー自身が、図51のGに示すように、本体のシール箇所の部分から脚x1、脚x2の部分を矢印方向側に向けて分離させて、コップの両端のシール箇所の下部に設けたコップの脚の差込口y1、y2にそれぞれ差し込むものである。コップの両サイドのシール箇所から、脚x1を分離させるためのミシン目状の破断線q01とq02、脚x2を分離させるためのミシン目状の破断線q03とq04を入れる。又、分離を円滑にできるように、分離する脚の上部に、押し込み用のスペースとして、図50のGに示すq1、q4のように、細長い台形又は長方形状の切り込み部分を打ち抜いて開け、それと同時に差込口y1のq3、脚x1のq2、差込口y2のq6、脚x2のq5にも、それぞれ差し込みのための細長い長方形の切り込み部分を開けておく。コップのシール箇所の部分から、コップの脚を分離する際には、コップの脚x1をq1へ、脚x2をq4の部分の押し込み用のスペースに向かって押し込むようにすると破断し易くなる。
【0165】
第9実施形態の本発明に係る折りたたみコップの組み立て並びに使用方法について説明する。組み立て並びに展開方法は、第1実施形態のものと同様であるので省略する。コップの脚を使用する場合は、図50のGに示すように、コップ本体の両サイドの2箇所のシール箇所の部分から、図51のGに示すように、予め折りたたみ時の状態で、脚x1、x2の部分を切り離して分離しておくのが好ましい。その後、第1実施形態から第4実施形態と同様の組立手順によりコップ本体を組み立てて、図51のGに示すように、コップ本体から分離させた両脚x1、x2を、図52のGに示すように、コップの底部のシール箇所の下部にある差込口y1、y2へ漢字の十字状に差し込めば、図53のGに示すようなコップの脚の装着が完了する。尚、図53のGに示すものは、コップの底部の底面の矢印Y方向側から見た斜視図である。図49のGに示すものは、コップの上部の飲み口の矢印X方向側から見た斜視図である。又、図56のG、Hに示すものは、飲用時に於ける展開した状態のコップを水平方向の真横から見た側面図である。図50のGに示すものは、第9実施形態のコップの形成時及び折りたたみ時に於ける四角柱形状折りたたみコップを水平方向の真横から見た正面図である。
【0166】
第2実施形態の楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップを形成する際のコップの両端のシール箇所の部分の幅を広く取って、そのシール箇所の部分に分離式のコップの脚の部分を形成したものを、コップの形成時及び折りたたみ時に於ける状態の水平方向の真横から見た正面図が、図54のHに示すものである。
【0167】
第10実施形態のものは、図54のHに示すように、コップの脚もコップ本体のシール箇所の部分に形成して、飲用時の際にユーザー自身が、図55のHに示すように、本体のシール箇所の部分から脚x3、脚x4の部分を矢印方向側に向けて分離させて、コップの両端のシール箇所の下部に設けたコップの脚の差込口y3、y4にそれぞれ差し込むものである。コップの両サイドのシール箇所から、脚x3を分離させるためのミシン目状の破断線q05とq06、脚x4を分離させるためのミシン目状の破断線q07とq08を入れる。又、分離を円滑にできるように、分離する脚の上部に、押し込み用のスペースとして、図54のHに示すq7、q10のように、細長い台形又は長方形状の切り込み部分を打ち抜いて開け、それと同時に差込口y3のq9、脚x3のq8、差込口y4のq12、脚x4のq11にも、それぞれ差し込みのための細長い長方形の切り込み部分を開けておく。コップのシール箇所の部分から、コップの脚を分離する際には、コップの脚x3をq7へ、脚x4をq10の部分の押し込み用のスペースに向かって押し込むようにすると破断し易くなる。
【0168】
第10実施形態の本発明に係る折りたたみコップの組み立て並びに使用方法について説明する。組み立て並びに展開方法は、第1実施形態のものと同様であるので省略する。コップの脚を使用する場合は、図54のHに示すように、コップ本体の両サイドの2箇所のシール箇所の部分から、予め折りたたみの状態で、図55のHに示すように、脚x3、x4の部分を切り離して分離しておくのが好ましい。その後、第1実施形態から第4実施形態と同様の組立手順によりコップ本体を組み立てて、図55のHに示すように、コップ本体から分離させた両脚x3、x4を、第9実施形態のものと同様、図52のGに示すように、第10実施形態のものでは、コップの底部のシール箇所の下部にある差込口y3、y4へ漢字の十字状に差し込めば、第9実施形態のものと同様、図53のGに示すようなコップの脚の装着が完了する。尚、図53のGに示すものは、コップの底部の底面の矢印Y方向側から見た斜視図である。図49のGに示すものは、第9実施形態のコップの上部の飲み口の矢印X方向側から見た斜視図である。又、図56のG、Hに示すものは、飲用時に於ける展開した状態のコップを水平方向の真横から見た側面図である。図54のHに示すものは、第10実施形態のコップの形成時及び折りたたみ時に於ける楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを、水平方向の真横から見た正面図である。
【0169】
第3実施形態の逆テーパー形状を成す四角柱形状の折りたたみコップを形成する際のコップの両端のシール箇所の部分の幅を広く取って、そのシール箇所の部分に離脱式のコップの脚の部分を形成したものを、コップの形成時及び折りたたみ時に於ける状態を水平方向の真横から見た正面図が、図57のIに示すものである。
【0170】
第11実施形態のものは、図57のIに示すように、コップの脚もコップ本体のシール箇所の部分に形成して、飲用の際にユーザー自身が、図58のIに示すように、本体のシール箇所の部分から脚x5、脚x6の部分を矢印方向側に向けて分離させて、コップの両端のシール箇所の下部に設けたコップの脚の差込口y5、y6にそれぞれ差し込むものである。コップの両サイドのシール箇所から、脚x5を分離させるためのミシン目状の破断線q09とq010、脚x6を分離させるためのミシン目状の破断線q011とq012を入れる。又、分離を円滑にできるように、分離する脚の上部に、押し込み用のスペースとして、図57のIに示すq13、q16のように、細長い台形又は長方形状の切り込み部分を打ち抜いて開け、それと同時に差込口y5のq15、脚x5のq14、差込口y6のq18、脚x6のq17にも、それぞれ差し込みのための細長い長方形の切り込み部分を開けておく。コップのシール箇所の部分から、コップの脚を分離する際には、コップの脚x5をq13へ、脚x6をq16の部分の押し込み用のスペースに向かって押し込むようにすると破断し易くなる。
【0171】
第11実施形態の本発明に係る逆テーパー形状を成す折りたたみコップの組み立て並びに使用方法について説明する。組み立て並びに展開方法は、第1実施形態のものと同様であるので省略する。コップの脚を使用する場合は、図57のIに示すようなコップ本体の両サイドの2箇所のシール箇所の部分から、予め折りたたみの状態で、図58のIに示すように、脚x5、x6の部分を切り離して分離しておくのが好ましい。その後、第1実施形態から第4実施形態と同様の組立手順によりコップ本体を組み立てて、図58のIに示すように、コップ本体から分離させた両脚x5、x6を、第九実施形態のものと同様、図52のGに示すように、第11実施形態のものでは、コップの底部のシール箇所の下部にある差込口y5、y6へ漢字の十字状に差し込めば、第9実施形態のものと同様、図53のGに示すようなコップの脚の装着が完了する。尚、図53のGに示すものは、コップの底部の底面の矢印Y方向側から見た斜視図である。図49のGに示すものは、第9実施形態のコップの上部の飲み口の矢印X方向側から見た斜視図である。又、図61のI、Jに示すものは、飲用時に於ける展開した状態のコップを水平方向の真横から見た側面図である。図57のIに示すものは、第10実施形態のコップの形成時及び折りたたみ時に於ける逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップを水平方向の真横から見た正面図である。
【0172】
第4実施形態の逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成する際のコップの両端のシール箇所の部分の幅を広く取って、そのシール箇所の部分に分離式のコップの脚の部分を形成したものを、コップの形成時及び折りたたみ時に於ける状態を水平方向の真横から見た正面図が、図59のJに示すものである。
【0173】
第12実施形態のものは、図59のJに示すように、コップの脚もコップ本体のシール箇所の部分に形成して、飲用の際にユーザー自身が、図60のJに示すように、コップ本体のシール箇所の部分から脚x7、脚x8の部分を矢印方向側に向けて分離させて、コップの両端のシール箇所の下部に設けたコップの脚の差込口y7、y8にそれぞれ差し込むものである。コップの両サイドのシール箇所から、脚x7を分離させるためのミシン目状の破断線q013とq014、脚x8を分離させるためのミシン目状の破断線q015とq016を入れる。又、分離を円滑にできるように、分離する脚の上部に、押し込み用のスペースとして、図59のJに示すq19、q22のように、細長い台形又は長方形状の切り込み部分を打ち抜いて開け、それと同時に差込口y7のq21、脚x7のq20、差込口y8のq24、脚x8のq23にも、それぞれ差し込みのための細長い長方形の切り込み部分を開けておく。コップのシール箇所の部分から、コップの脚を分離する際には、コップの脚x7をq19へ、脚x8をq22の部分の押し込み用のスペースに向かって押し込むようにすると破断し易くなる。
【0174】
第12実施形態の本発明に係る逆テーパー形状を成す折りたたみコップの組み立て並びに使用方法について説明する。組み立て並びに展開方法は、第1実施形態のものと同様であるので省略する。コップの脚を使用する場合は、図59のJに示すように、コップ本体の両サイドの2箇所のシール箇所の部分から、予め折りたたみの状態で、図60のJに示すように、脚x7、x8の部分を切り離して分離しておくのが好ましい。その後、第1実施形態から第4実施形態と同様の組立手順によりコップ本体を組み立てて、図60のJに示すように、コップ本体から分離させた両脚x7、x8を、第9実施形態のものと同様、図52のGに示すように、第12実施形態では、コップの底部のシール箇所の下部にある差込口y7、y8へ漢字の十字状に差し込めば、第9実施形態のものと同様、図53のGに示すようなコップの脚の装着が完了する。尚、図53のGに示すものは、コップの底部の底面の矢印Y方向側から見た斜視図である。図49のGに示すものは、第9実施形態のコップの上部の飲み口の矢印X方向側から見た斜視図である。又、図61のI、Jに示すものは、飲用時に於ける展開した状態のコップを水平方向の真横から見た側面図である。図59のJに示すものは、第12実施形態の折りたたみ時及びコップの形成時に於ける逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを水平方向の真横から見た正面図である。
【0175】
第5実施形態から第8実施形態のものは、別工程で形成した図32のL1、L2及び図43のK1、K2に示すように、独立した対を成す一組のコップの脚を形成して、コップの両端のシール箇所の下部に、コップの圧接着を終えて形成後に、それぞれ所定の位置に圧接着を行い、コップの脚の部分を取り付けるものである。個別の一組のコップの脚を一体化して、ひとつにまとめて一体形成したものが、図62のM、図66のN、図70のV、図74のWに示すような各形状に対応の一体形成の開脚式のコップの脚ユニット本体である。
【0176】
第13実施形態から第16実施形態のものは、第5実施形態から第8実施形態で使用の個別の脚のものを、更に安定させて接地面に対して常に水平に置けるようにしたものである。飲用時に展開して組み立てる際には、コップの底面を折り返す時には自然に開脚して、コップの底部の底面を折り返す際のガイドにもなり、通常の一般的な形状のコップと同等の接地面積に近付けることができる。
【0177】
図62のMに示すものは、第1実施形態の本発明に係る四角柱形状折りたたみコップに圧接着するための、専用の一体形成の開脚式のコップの脚ユニットである。コップ本体と同様の材質と厚みのものが好ましい。コップの脚の開脚部分となるため、長方形を成す中央部分に、折り目57、折り目58で折り曲げた際に分離して、飲用時に展開する際には、コップの脚として開脚させるための切り抜き(打ち抜き)q51を僅少幅で入れる。この幅は、コップの厚さの2倍分までが好ましい。この切り抜き(打ち抜き)は、コップを展開して脚を開脚して広げた際に、コップが接地面に対して傾く恐れがあるため、長方形の中心部分へ正確に入れなければならない。長方形を成すコップの脚の長手方向は、コップの両端のシール箇所の横幅と同一である。長方形を成すコップの脚の短手方向は、コップの横幅が広くなるに従って長くなり、コップの底部の底面の形状が菱形から正方形に近付くに従って長くなる。つまり、図10のAに示すように、t'1とt'3、t'2とt'4の傾斜の角度が急であれば、図62のMに示す一体形成の開脚式のコップの脚ユニット本体Mの短手方向の長さ(縦幅)も長くなることになる。
【0178】
図62のMに示すものは、第1実施形態の四角柱形状折りたたみコップ用であるため、図6のAに示すような、シール側の直近の折り位置並びに折りたたみの箇所でもある、折り目3の位置に対して折り目51、折り目3'の位置に対して折り目54、折り目4の位置に対して折り目52、折り目4'の位置に対して折り目55、飲み口aを有する四角柱形状の折りたたみコップを形成するための折り位置となる、折り目1に対して折り目53、飲み口bを有する四角柱形状の折りたたみコップを形成するための折り位置となる、折り目2に対して折り目56で、コップ本体の折り目にそれぞれ対応した各折り目を入れることになる。又、折りたたみ箇所であるw01に対して折り目57、同じく折りたたみ箇所であるw02に対して折り目58の折り目も入れる。図62のMに示すq51は、図65のMAに示すように、コップを展開して広げる際、脚として開脚する部分となり、傾きが出ないように水平に開脚させる必要があるため、図6のAに示す折りたたみ箇所w1、w2の中心に来るように正確に配置しなければならない。又、w01に対して折り目57、w02に対して折り目58も同様である。折り目51、折り目52、折り目54、折り目55はコップの外側に対して谷折り、折り目53、折り目54はコップの外側に対して山折り、折り目57、折り目58はコップの外側に対して山折りとなるように各折り目を入れ、折り曲げる方向を第1実施形態のコップ本体の折れ目と同一箇所とする必要がある。図6のAに示すように、飲み口aを有する、四角柱形状の折りたたみコップを形成するための筒壁及び側面T1と、飲み口bを有する、四角柱形状の折りたたみコップを形成するための筒壁及び側面T2に沿って、コップの底部の底面の菱形又は正方形の状態で、一体形成の開脚式の脚ユニットも開脚することになる。
【0179】
図62のM、図6のA及び図64図65のMAに示すように、コップの圧接着するシール箇所P1に対してw017、シール箇所P'1に対してw019、シール箇所P2に対してw018、シール箇所P'2に対してw020の部分で圧接着を行う。圧接着を行うのは、w017、w018、w019、w020の部分のみである。
【0180】
図64のMAに示すものは、図62のMに示すような一体形成の開脚式のコップの脚ユニットMを、第1実施形態の本発明に係る四角柱形状折りたたみコップへの装着位置を示したものである。装着方法については前述のとおりである。図6のAに示すように、第1実施形態の本発明に係る四角柱形状折りたたみコップへ、一体形成の開脚式の脚ユニットMを圧接着後の状態が、図65のMAに示すものである。一体形成の開脚式の脚ユニットMを圧接着後のコップ本体の形成のために折りたたむ方向は、図6のAに示すようなコップ形成用シートの折りたたみ方向のQ方向とは反対側の逆方向で、一体形成の開脚式の脚ユニットMが装着された面の裏面側となり、図64のMAに示すようなQ方向となる。つまり、コップ本体の圧接着を行う面とは反対側の裏面側に、一体形成の開脚式の脚ユニットMを圧接着することになる。これにより、一体形成の開脚式の脚ユニットMを装着した折りたたみコップMAの圧接着を完了した、第13実施形態の一体形成の開脚式の脚付属の四角柱形状折りたたみコップの完成となる。飲用時に於ける展開した状態のコップの底部の底面側の矢印Y方向側から見た斜視図が、図63のMAに示すものとなる。
【0181】
図66のNに示すものは、第2実施形態の本発明に係る楕円柱又は円柱形状折りたたみコップに圧接着するための、専用の一体形成の開脚式のコップの脚ユニットである。コップ本体と同様の材質と厚みのものが好ましい。コップの脚の開脚部分となるため、長方形を成す中央部分に、折り目61、折り目62で折り曲げた際に分離して、飲用時に展開する際には、コップの脚として開脚させるための切り抜き(打ち抜き)q52を僅少幅で入れる。この幅は、コップの厚さの2倍分までが好ましい。この切り抜き(打ち抜き)は、コップを展開して脚を開脚して広げた際に、コップが接地面に対して水平に開脚させる必要があるため、長方形の中心部分へ正確に入れなければならない。長方形を成すコップの脚の長手方向は、コップの両端のシール箇所の横幅と同一である。長方形を成すコップの脚の短手方向は、コップの横幅が広くなるに従って長くなり、コップの底部の底面の形状が楕円形から円形に近付くに従って長くなる。つまり、第1実施形態の図10のAに示すものと同様に、t'2又はt'3の位置に該当するものがt'5となり、t'4又はt'1の位置に該当するものがt'6となり、この傾斜の角度が急であれば、図66のNに示す一体形成の開脚式のコップの脚ユニット本体Nの短手方向の長さ(縦幅)も長くなることになる。
【0182】
図66のNに示すものは、第2実施形態の本発明に係る楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ用であるため、図21のBに示すようなシール側の直近の折り位置並びに折りたたみの箇所でもある折り目5の位置に対して折り目59、折り目5'の位置に対して折り目61、折り目6の位置に対して折り目60、折り目6'の位置に対して折り目62で、コップ本体の折り目にそれぞれ対応した各折り目を入れることになる。又、折りたたみ箇所であるw03に対して折り目63、同じく折りたたみ箇所であるw04に対して折り目64の折り目も入れる。図66のNに示すq52は、図69のNBに示すように、コップを展開して広げる際、脚として開脚する部分となり、傾きが出ないように水平に開脚させる必要があるため、図21のBに示す折りたたみ箇所w3、w4の中心に来るように正確に配置しなければならない。又、w03に対して折り目63、w04に対して折り目64も同様である。折り目59、折り目60、折り目61、折り目62はコップの外側に対して谷折り、折り目63、折り目64はコップの外側に対して山折りとなるように各折り目を入れ、折り曲げる方向を第2実施形態のコップ本体の折り目と同一箇所とする必要がある。図21のBに示すように、飲み口eを有する楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップを形成するための筒壁及び側面T3と、飲み口fを有する楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップを形成するための筒壁及び側面T4に沿って、コップの底部の底面の楕円形又は円形の状態で、一体形成の開脚式の脚ユニットも開脚することになる。
【0183】
図66のN、図21のB及び図68図69のNBに示すように、コップの圧接着するシール箇所P3に対してw021、シール箇所P'3に対してw023、シール箇所P4に対してw022、シール箇所P'4に対してw024の部分で圧接着を行う。圧接着を行うのは、w021、w022、w023、w024の部分のみである。
【0184】
図68のNBに示すものは、図66のNに示すような一体形成の開脚式のコップの脚ユニットNを、第2実施形態の本発明に係る楕円柱又は円柱形状折りたたみコップへの装着位置を示したものである。装着方法については前述のとおりである。図21のBに示すように、第2実施形態の本発明に係る楕円柱又は円柱形状折りたたみコップへ一体形成の開脚式の脚ユニットNを圧接着後の状態を示したのが、図69のNBに示すものである。一体形成の開脚式の脚ユニットNを圧接着後のコップ本体の形成のための折りたたみ方向は、図21のBに示すようなコップ形成用シートの折りたたみ方向のQ方向のものとは反対側の逆方向で、一体形成の開脚式の脚ユニットNの装着された面の裏面側となり、図68のNBに示すようなQ方向となる。つまり、コップ本体の圧接着を行う面とは反対側の裏面側に、一体形成の開脚式の脚ユニットNを圧接着することになる。これにより、一体形成の開脚式の脚ユニットNを装着した折りたたみコップNBの圧接着を完了した、第14実施形態の一体形成の開脚式の脚付属の楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの完成となる。飲用時に於ける展開した状態のコップの底部の底面側の矢印Y方向側から見た斜視図が、図67のNBに示すものとなる。
【0185】
図70のVに示すものは、第3実施形態の本発明に係る逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップに圧接着するための、専用の一体形成の開脚式のコップの脚ユニットである。コップ本体と同様の材質と厚みのものが好ましい。コップの脚の開脚部分となるため、等脚台形の上底の部分を同一とする、対称の等脚台形2個を向かい合わせに配置したような形状を成す中央部分に、折り目71、折り目72で折り曲げた際に分離して、飲用時に展開する際には、コップの脚として開脚させるための切り抜き(打ち抜き)q53を僅少幅で入れる。この幅は、コップの厚さの2倍分までが好ましい。この切り抜き(打ち抜き)は、コップを展開して脚を開脚して広げる際に、コップが接地面に対して傾く恐れがあるため、上記形状の中心部分へ正確に入れなければならない。上記等脚台形2個を向かい合わせに配置したような形状を成すコップの脚の長手方向は、コップの両端のシール箇所の横幅と同一である。等脚台形2個を向かい合わせに配置したような形状を成すコップの脚の短手方向は、コップの横幅が広くなるに従って長くなり、コップの底部の底面の形状が菱形から正方形に近付くに従って長くなる。つまり、図31のCに示すように、t'7とt'9、t'8とt'10の傾斜の角度が急であれば、図70のVに示す一体形成の開脚式のコップの脚ユニット本体Vの短手方向の長さ(縦幅)も長くなることになる。
【0186】
図70のVに示すものは、第3実施形態の本発明に係る逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップ用であるため、図25のCに示すようなシール側の直近の折り位置、並びに折りたたみの箇所でもある折り目9の位置に対して折り目65、折り目9'の位置に対して折り目68、折り目10の位置に対して折り目66、折り目10'の位置に対して折り目69、飲み口iを有する逆テーパー形状を成す四角柱形状の折りたたみコップを形成するための折り位置となる折り目7に対して折り目67、飲み口jを有する逆テーパー形状を成す四角柱形状の折りたたみコップを形成するための折り位置となる折り目8に対して折り目70で、コップ本体の折り目にそれぞれ対応した各折り目を入れることになる。又、折りたたみ箇所であるw05に対して折り目71、同じく折りたたみ箇所であるw06に対して折り目72の折り目も入れる。図70のVに示すq53は、図73のVCに示すように、コップを展開して広げる際、脚として開脚する部分となり、傾きが出ないように水平に開脚させる必要があるため、図25のCに示す折りたたみ箇所w5、w6の中心に来るように正確に配置しなければならない。又、w05に対して折り目71、w06に対して折り目72も同様である。折り目65、折り目66、折り目68、折り目69はコップの外側に対して谷折り、折り目67、折り目70はコップの外側に対して山折り、折り目71、折り目72はコップの外側に対して山折りとなるように各折り目を入れ、折り曲げる方向を第3実施形態のコップ本体の折り目と同一箇所とする必要がある。図25のCに示すように、飲み口iを有する逆テーパー形状を成す四角柱形状の折りたたみコップを形成するための筒壁及び側面T5と、飲み口jを有する逆テーパー形状を成す四角柱形状の折りたたみコップを形成するための筒壁及び側面T6に沿って、コップの底部の底面の菱形又は正方形の状態で、一体形成の開脚式の脚ユニットも開脚することになる。
【0187】
図70のV、図25のC及び図72図73のVCに示すように、コップの圧接着するシール箇所P5に対してw025、シール箇所P'5に対してw027、シール箇所P6に対してw026、シール箇所P'6に対してw028の部分で圧接着を行う。圧接着を行うのは、w025、w026、w027、w028の部分のみである。
【0188】
図72のVCに示すものは、図70のVに示すような一体形成の開脚式のコップの脚ユニットVを、第3実施形態の本発明に係る逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップへの装着位置を示したものである。装着方法については前述のとおりである。図25のCに示すように、第3実施形態の本発明に係る逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップへ、一体形成の開脚式の脚ユニットVを圧接着後の状態が、図73のVCに示すものである。一体形成の開脚式の脚ユニットVを圧接着後のコップ本体の形成のための折りたたみ方向は、図25のCに示すように、コップ形成用シートの折りたたみ方向のQ方向のものとは反対側の逆方向で、一体形成の開脚式の脚ユニットNの装着された面の裏面側となり、図72のVCに示すようなQ方向となる。つまり、コップ本体の圧接着を行う面とは反対側の裏面側に、一体形成の開脚式の脚ユニットVを圧接着することになる。これにより、一体形成の開脚式の脚ユニットVを装着した折りたたみコップVCの圧接着を完了した、第15実施形態の一体形成の開脚式の脚付属の逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの完成となる。飲用時に於ける展開した状態のコップの底部の底面側の矢印Y方向側から見た斜視図が、図71のVCに示すものとなる。
【0189】
図74のWに示すものは、第4実施形態の本発明に係る逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップに圧接着するための、専用の一体形成の開脚式のコップの脚ユニットである。コップ本体と同様の材質と厚みのものが好ましい。コップの脚の開脚部分となるため、等脚台形の上底の部分を同一とする、対称の等脚台形2個を向かい合わせに配置したような形状を成す中央部分に、折り目77、折り目78で折り曲げた際に分離して、飲用時に展開する際には、コップの脚として開脚させるための切り抜き(打ち抜き)q54を僅少幅で入れる。この幅は、コップの厚さの2倍分までが好ましい。この切り抜き(打ち抜き)は、コップを展開して脚を開脚して広げた際に、コップが接地面に対して傾く恐れがあるため、上記形状の中心部分へ正確に入れなければならない。上記等脚台形2個を向かい合わせに配置したような形状を成すコップの脚の長手方向は、コップの両端のシール箇所の横幅と同一である。等脚台形2個を向かい合わせに配置したような形状を成すコップの脚の短手方向は、コップの横幅が広くなるに従って長くなり、コップの底部の底面の形状が楕円形から円形に近付くに従って長くなる。つまり、第3実施形態の図31のCに示すものと同様に、t'8又はt'9の位置に該当するものがt'11となり、t'10又はt'7の位置に該当するものがt'12となり、この傾斜の角度が急であれば、図74のWに示す一体形成の開脚式のコップの脚ユニット本体Wの短手方向の長さ(縦幅)も長くなることになる。
【0190】
図74のWに示すものは、第4実施形態の本発明に係る逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ用であるため、図28のDに示すようなシール側の直近の折り位置、並びに折りたたみの箇所でもある折り目11の位置に対して折り目73、折り目11'の位置に対して折り目75、折り目12の位置に対して折り目74、折り目12'の位置に対して折り目76で、コップ本体の折り目に対応した各折り目を入れることになる。又、折りたたみ箇所であるw07に対して折り目77、同じく折りたたみ箇所であるw08に対して折り目78の折り目も入れる。図74のWに示すq54は、図77のWDに示すように、コップを展開して広げる際、脚として開脚する部分となり、傾きが出ないように水平に開脚させる必要があるため、図28のDに示す折りたたみ箇所w7、w8の中心に来るように正確に配置しなければならない。又、w07に対して折り目77、w08に対して折り目78も同様である。折り目73、折り目74、折り目75、折り目76はコップの外側に対して谷折り、折り目77、折り目78はコップの外側に対して山折りとなるように各折り目を入れ、折り曲げる方向を第4実施形態のコップ本体の折れ目と同一箇所とする必要がある。図28のDに示すように、飲み口mを有する逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップを形成するための筒壁及び側面T7と、飲み口nを有する逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状の折りたたみコップを形成するための筒壁及び側面T8に沿って、コップの底部の底面の楕円形又は円形の状態で、一体形成の開脚式の脚ユニットも開脚することになる。
【0191】
図74のW、図28のD及び図76図77のWDに示すように、コップの圧接着するシール箇所P7に対してw029、シール箇所P'7に対してw031、シール箇所P8に対してw030、シール箇所P'8に対してw032の部分で圧接着を行う。圧接着を行うのは、w029、w030、w031、w032の部分のみである。
【0192】
図76のWDに示すものは、図74のWに示すような一体形成の開脚式のコップの脚ユニットWを、第4実施形態の本発明に係る逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップへの装着位置を示したものである。装着方法については前述のとおりである。図28のDに示すように、第4実施形態の本発明に係る逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップへ一体形成の開脚式の脚ユニットWを圧接着後の状態が、図77のWDに示すものである。一体形成の開脚式の脚ユニットWを圧接着後のコップ本体の形成のための折りたたみ方向は、図28のDに示すようなコップ形成用シートの折りたたみ方向のQ方向のものとは反対側の逆方向で、一体形成の開脚式の脚ユニットWの装着された面の裏面側となり、図76のWDに示すようなQ方向となる。つまり、コップ本体の圧接着を行う面とは反対側の裏面側に、一体形成の開脚式の脚ユニットWを圧接着することになる。これにより、一体形成の開脚式の脚ユニットWを装着した折りたたみコップWDの圧接着を完了した、第16実施形態の一体形成の開脚式の脚付属の逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの完成となる。飲用時に於ける展開した状態のコップの底部の底面側の矢印Y方向側から見た斜視図が、図75のWDに示すものとなる。
【0193】
第1実施形態から第4実施形態の本発明に係る折りたたみコップ本体に、コップの脚の部分の加工を一切施さないで、別構造、別素材により構成される専用スタンドが、図78のSに示すものである。この専用スタンドの材質は、容易に倒れたりしないように、ある程度の重量を持たせたプラスチック樹脂製や陶器製のものが好ましい。図78図79のSに示すものは、固定用ストッパー1である82の差込口q82、固定用ストッパー2である83の差込口q83に、本発明に係る四角柱形状折りたたみコップAの両端のシール箇所の部分の下部のw01又はw02の部分を、それぞれスタンド本体の差込口に入れて固定した状態を示す実施例で、水平方向の真横から見た側面図である。コップのシール箇所の部分を確実にストッパーで挟み込むため、コップを安定して固定することができる。飲用の際には、専用スタンド本体の把手(ハンドル)84の部分を持って使用する。
【0194】
前記専用スタンドを、更にコストを抑えて簡素化した簡易タイプの専用スタンドが、図80のUに示すものである。図80のUに示すように、固定用ストッパー91の1箇所のみでコップを固定するものである。図81のUに示すものは、固定用ストッパー91の差込口q91に、本発明に係る楕円柱形状折りたたみコップBの両端のシール箇所の部分の下部のw03又はw04の部分を、スタンド本体の差込口に入れて固定した状態を示す実施例の斜視図である。飲用の際には、コップ本体の両端にあるシール箇所の部分のいずれかを把手(ハンドル)として使用する。
【産業上の利用可能性】
【0195】
本発明に係る折りたたみコップは、フラットな板状に収納できるため、保管及び携帯する際には、場所を取らずに収納することができる。又、フラットな板状となる為、個別包装が可能となり、完全滅菌状態で清潔に保管及び携帯できるようになるため、日常用から医療用まで、幅広く提供が可能である。
【0196】
又、ドリップ方式のコーヒーやフリーズドライのインスタントコーヒー、ティーバッグのお茶や紅茶を、折りたたんだ状態の本発明に係る折りたたみコップの内部に挿入して、平らに個別包装することで、容器付きのパック商品として販売することも可能となる。
【符号の説明】
【0197】
A 四角柱形状折りたたみコップ本体
B 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ本体
C 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップ本体
D 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ本体
LA 四角柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加する、個別形成の開脚式の脚を付加したタイプの折りたたみコップ本体
LB 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加する、個別形成の開脚式の脚を付加したタイプの折りたたみコップ本体
G 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離した脚を、コップの下部に装着するタイプの折りたたみコップ本体
H 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離した脚を、コップの下部に装着するタイプの折りたたみコップ本体
I 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離した脚を、コップの下部に装着するタイプの折りたたみコップ本体
J 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離した脚を、コップの下部に装着するタイプの折りたたみコップ本体
KC 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加する、個別形成の開脚式の脚を付加したタイプの折りたたみコップ本体
KD 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加する、個別形成の開脚式の脚を付加したタイプの折りたたみコップ本体
MA 四角柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加する、一体形成の開脚式の脚ユニットを付加したタイプの折りたたみコップ本体
NB 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加する、一体形成の開脚式の脚ユニットを付加したタイプの折りたたみコップ本体
VC 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加する、一体形成の開脚式の脚ユニットを付加したタイプの折りたたみコップ本体
WD 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加する、一体形成の開脚式の脚ユニットを付加したタイプの折りたたみコップ本体
L1 四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加する、個別形成の開脚式の脚本体 その1
L2 四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加する、個別形成の開脚式の脚本体 その2
K1 逆テーパー形状を成す四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加する、個別形成の開脚式の脚本体 その1
K2 逆テーパー形状を成す四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール部分に付加する、個別形成の開脚式の脚本体 その2
M 四角柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加する、一体形成の開脚式の脚ユニット本体
N 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加する、一体形成の開脚式の脚ユニット本体
V 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加する、一体形成の開脚式の脚ユニット本体
W 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加する、一体形成の開脚式の脚ユニット本体
T1 四角柱形状折りたたみコップの筒壁及び側面 その1
T2 四角柱形状折りたたみコップの筒壁及び側面 その2
T3 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの筒壁及び側面 その1
T4 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの筒壁及び側面 その2
T5 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの筒壁及び側面 その1
T6 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの筒壁及び側面 その2
T7 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの筒壁及び側面 その1
T8 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの筒壁及び側面 その2
Q ブランクシートの折りたたみ方向
X 折りたたみコップの上部(飲み口)側の鉛直方向
Y 折りたたみコップの下部(底部)側の鉛直方向
Z 折りたたみコップの展開(組み立て)方向
R 折りたたみコップの展開(組み立て)時のコップの底部の底面を折り返すプレス方向
S 専用スタンド本体
U 簡易スタンド本体
P1 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所 その1
P'1 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所 その2
P2 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所 その1
P'2 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所 その2
P3 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所 その1
P'3 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所 その2
P4 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所 その1
P'4 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所 その2
P5 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所 その1
P'5 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所 その2
P6 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所 その1
P'6 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所 その2
P7 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所 その1
P'7 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所 その2
P8 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所 その1
P'8 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所 その2
1 四角柱形状折りたたみコップを形成するための折り位置で、飲み口を有する折り目
1b 四角柱形状折りたたみコップの底部の底面を形成するための折り返し補助線
2 四角柱形状折りたたみコップを形成するための折り位置で、飲み口を有する折り目
2b 四角柱形状折りたたみコップの底部の底面を形成するための折り返し補助線
3 四角柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所 その1
3' 四角柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所 その2
4 四角柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所 その1
4' 四角柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所 その2
5 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所 その1
5' 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所 その2
6 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所 その1
6' 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所 その2
7 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップを形成するための折り位置で、飲み口を有する折り目
7b 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの底部の底面を形成するための折り返し補助線
8 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップを形成するための折り位置で、飲み口を有する折り目
8b 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップ底部の底面を形成するための折り返し補助線
9 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所 その1
9' 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所 その2
10 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所 その1
10' 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所 その2
11 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所 その1
11' 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所 その2
12 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所 その1
12' 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所 その2
21 L1の脚の部分と四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加するための本体との接合部分の折り目
22 L1の脚の部分と四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加するための本体との接合部分の折り目
23a 四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所P1~P4の部分を挟む折り目 その1
23b 四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所P1~P4の部分を挟む折り目 その2
24 L2の脚の部分と四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加するための本体との接合部分の折り目
25 L2の脚の部分と四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加するための本体との接合部分の折り目
26a 四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所P1~P4の部分を挟む折り目 その1
26b 四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所P1~P4の部分を挟む折り目 その2
31 K1の脚の部分と逆テーパー形状を成す四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加するための本体との接合部分の折り目
32 K1の脚の部分と逆テーパー形状を成す四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加するための本体との接合部分の折り目
33a 逆テーパー形状を成す四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所P5~P8の部分を挟む折り目 その1
33b 逆テーパー形状を成す四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所P5~P8の部分を挟む折り目 その2
34 K2の脚の部分と逆テーパー形状を成す四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加するための本体との接合部分の折り目
35 K2の脚の部分と逆テーパー形状を成す四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所の部分に付加するための本体との接合部分の折り目
36a 逆テーパー形状を成す四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所P5~P8の部分を挟む折り目 その1
36b 逆テーパー形状を成す四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所P5~P8の部分を挟む折り目 その2
51 四角柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所3と同位置の折り目
52 四角柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所4と同位置の折り目
53 四角柱形状折りたたみコップを形成するための折り位置で、飲み口を有する折れ目1と同位置の折り目
54 四角柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所3'と同位置の折り目
55 四角柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所4'と同位置の折り目
56 四角柱形状折りたたみコップを形成するための折り位置で、飲み口を有する折り目2と同位置の折り目
57 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の下部w01と同位置の折り目
58 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の下部w02と同位置の折り目
59 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所5と同位置の折り目
60 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所6と同位置の折り目
61 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所5'と同位置の折り目
62 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所6'と同位置の折り目
63 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の下部w03と同位置の折り目
64 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の下部w04と同位置の折り目
65 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所9と同位置の折り目
66 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所10と同位置の折り目
67 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップを形成するための折り位置で、飲み口を有する折り目7と同位置の折り目
68 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所9'と同位置の折り目
69 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所10'と同位置の折り目
70 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップを形成するための折り位置で、飲み口を有する折り目8と同位置の折り目
71 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の下部w05と同位置の折り目
72 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の下部w06と同位置の折り目
73 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所11と同位置の折り目
74 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所12と同位置の折り目
75 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所11'と同位置の折り目
76 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップを形成するためのシール箇所直近の折り位置、並びに折りたたみ箇所12'と同位置の折り目
77 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の下部w07と同位置の折り目
78 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の下部w08と同位置の折り目
81 台座
82 各折りたたみコップのシール箇所の部分の固定用のストッパー1
83 各折りたたみコップのシール箇所の部分の固定用のストッパー2
84 把手(ハンドル)
91 各折りたたみコップのシール箇所の部分の固定用のストッパー
101 逆テーパー形状を成す四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの傾斜角度その1
102 逆テーパー形状を成す四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの傾斜角度その2
103 開脚式の脚K1の傾斜角度 その1
104 開脚式の脚K1の傾斜角度 その2
105 開脚式の脚K2の傾斜角度 その1
106 開脚式の脚K2の傾斜角度 その2
01b 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの底部の底面を形成するための折り返し補助線
02b 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの底部の底面を形成するための折り返し補助線
03b 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの底部の底面を形成するための折り返し補助線
04b 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの底部の底面を形成するための折り返し補助線
a 四角柱形状折りたたみコップの飲み口 その1
b 四角柱形状折りたたみコップの飲み口 その2
c 四角柱の飲み口ではない方のシール箇所の部分の直近に形成の角 その1
c' 四角柱の飲み口ではない方のシール箇所の部分の直近に形成の角 その2
d 四角柱の飲み口ではない方のシール箇所の部分の直近に形成の角 その1
d' 四角柱の飲み口ではない方のシール箇所の部分の直近に形成の角 その2
e 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの飲み口 その1
f 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの飲み口 その2
g 楕円柱又は円柱の飲み口ではない方のシール箇所の部分の直近に形成の角 その1
g' 楕円柱又は円柱の飲み口ではない方のシール箇所の部分の直近に形成の角 その2
h 楕円柱又は円柱の飲み口ではない方のシール箇所の部分の直近に形成の角 その1
h' 楕円柱又は円柱の飲み口ではない方のシール箇所の部分の直近に形成の角 その2
i 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの飲み口 その1
j 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの飲み口 その2
k 逆テーパー形状を成す四角柱の飲み口ではない方のシール箇所の部分の直近に形成の角 その1
k' 逆テーパー形状を成す四角柱の飲み口ではない方のシール箇所の部分の直近に形成の角 その2
l 逆テーパー形状を成す四角柱の飲み口ではない方のシール箇所の部分の直近に形成の角 その1
l' 逆テーパー形状を成す四角柱の飲み口ではない方のシール箇所の部分の直近に形成の角 その2
m 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの飲み口 その1
n 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの飲み口 その2
o 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の飲み口ではない方のシール箇所の部分の直近に形成の角 その1
o' 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の飲み口ではない方のシール箇所の部分の直近に形成の角 その2
p 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の飲み口ではない方のシール箇所の部分の直近に形成の角 その1
p' 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱の飲み口ではない方のシール箇所の部分の直近に形成の角 その2
x1 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離式の脚本体 その1
x2 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離式の脚本体 その2
x3 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離式の脚本体 その1
x4 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離式の脚本体 その2
x5 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離式の脚本体 その1
x6 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離式の脚本体 その2
x7 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離式の脚本体 その1
x8 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離式の脚本体 その2
y1 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離式の脚の取り付け位置 その1
y2 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離式の脚の取り付け位置 その2
y3 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離式の脚の取り付け位置その1
y4 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離式の脚の取り付け位置その2
y5 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離式の脚の取り付け位置 その1
y6 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離式の脚の取り付け位置 その2
y7 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離式の脚の取り付け位置 その1
y8 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の部分から分離式の脚の取り付け位置 その2
s1 L1の開脚部 その1
s2 L1の開脚部 その2
s3 L2の開脚部 その1
s4 L2の開脚部 その2
v1 K1の開脚部 その1
v2 K1の開脚部 その2
v3 K2の開脚部 その1
v4 K2の開脚部 その2
r1 飲み口の形成補助線 折り目 その1
r2 飲み口の形成補助線 折り目 その2
u コップの両端のシール箇所同士の間隔
t1 四角柱形状折りたたみコップの縁
t'1 四角柱形状折りたたみコップの底部
t2 四角柱形状折りたたみコップの縁
t'2 四角柱形状折りたたみコップの底部
t3 四角柱形状折りたたみコップの縁
t'3 四角柱形状折りたたみコップの底部
t4 四角柱形状折りたたみコップの縁
t'4 四角柱形状折りたたみコップの底部
t5 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの縁
t'5 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの底部
t6 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの縁
t'6 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの底部
t7 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの縁
t'7 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの底部
t8 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの縁
t'8 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの底部
t9 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの縁
t'9 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの底部
t10 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの縁
t'10 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの底部
t11 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの縁
t'11 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの底部
t12 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの縁
t'12 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの底部
t01 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の上部 その1
t'01 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の上部 その2
t02 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の上部 その1
t'02 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の上部 その2
t03 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の上部 その1
t'03 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の上部 その2
t04 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の上部 その1
t'04 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の上部 その2
t05 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の上部 その1
t'05 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の上部 その2
t06 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の上部 その1
t'06 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の上部 その2
t07 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の上部その1
t'07 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の上部 その2
t08 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の上部その1
t'08 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の上部 その2
w1 四角柱形状折りたたみコップの折りたたみ箇所 その1
w2 四角柱形状折りたたみコップの折りたたみ箇所 その2
w3 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの折りたたみ箇所 その1
w4 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの折りたたみ箇所 その2
w5 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの折りたたみ箇所 その1
w6 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップの折りたたみ箇所 その2
w7 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの折りたたみ箇所 その1
w8 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの折りたたみ箇所 その2
w01 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の下部 その1
w02 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の下部 その2
w03 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の下部 その1
w04 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の下部 その2
w05 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の下部 その1
w06 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所の下部 その2
w07 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の下部その1
w08 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所の下部その2
w09 四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所P1~P4の部分(シール箇所の下部w01~w04)への接着箇所
w010 四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所P1~P4の部分(シール箇所の下部w01~w04)への接着箇所
w011 四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所P1~P4の部分(シール箇所の下部w01~w04)への接着箇所
w012 四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所P1~P4の部分(シール箇所の下部w01~w04)への接着箇所
w013 逆テーパー形状を成す四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所P5~P8の部分(シール箇所の下部w05~w08)への接着箇所
w014 逆テーパー形状を成す四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所P5~P8の部分(シール箇所の下部w05~w08)への接着箇所
w015 四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所P5~P8の部分(シール箇所の下部w05~w08)への接着箇所
w016 四角柱、楕円柱又は円柱形状折りたたみコップの各シール箇所P5~P8の部分(シール箇所の下部w05~w08)への接着箇所
w017 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所P1の部分(シール箇所の下部w01付近)への接着箇所
w018 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所P2の部分(シール箇所の下部w02付近)への接着箇所
w019 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所P'1の部分(シール箇所の下部w01付近)への接着箇所
w020 四角柱形状折りたたみコップのシール箇所P'2の部分(シール箇所の下部w02付近)への接着箇所
w021 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所P3の部分(シール箇所の下部w03付近)への接着箇所
w022 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所P4の部分(シール箇所の下部w04付近)への接着箇所
w023 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所P'3の部分(シール箇所の下部w03付近)への接着箇所
w024 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所P'4の部分(シール箇所の下部w04付近)への接着箇所
w025 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所P5の部分(シール箇所の下部w05付近)への接着箇所
w026 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所P6の部分(シール箇所の下部w06付近)への接着箇所
w027 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所P'5の部分(シール箇所の下部w05付近)への接着箇所
w028 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップのシール箇所P'6の部分(シール箇所の下部w06付近)への接着箇所
w029 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所P7の部分(シール箇所の下部w07付近)への接着箇所
w030 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所P8の部分(シール箇所の下部w08付近)への接着箇所
w031 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所P'7の部分(シール箇所の下部w07付近)への接着箇所
w032 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップのシール箇所P'8の部分(シール箇所の下部w08付近)への接着箇所
q1 四角柱形状折りたたみコップ本体のシール箇所の部分から、分離式の脚x1の剥離、破断を容易にするための打ち抜き
q2 分離式の脚x1の取り付け用の切り込みの打ち抜き
q3 四角柱形状折りたたみコップ本体の分離式の脚x1の取り付け位置y1用の打ち抜き
q4 四角柱形状折りたたみコップ本体のシール箇所の部分から、分離式の脚x2の剥離、破断を容易にするための打ち抜き
q5 分離式の脚x2の取り付け用の切り込みの打ち抜き
q6 四角柱形状折りたたみコップ本体の分離式の脚x2の取り付け位置y2用の打ち抜き
q7 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ本体のシール箇所の部分から、分離式の脚x3の剥離、破断を容易にするための打ち抜き
q8 分離式の脚x3の取り付け用の切り込みの打ち抜き
q9 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ本体の分離式の脚x3の取り付け位置y3用の打ち抜き
q10 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ本体のシール箇所の部分から、分離式の脚x4の剥離、破断を容易にするための打ち抜き
q11 分離式の脚x4の取り付け用の切り込みの打ち抜き
q12 楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ本体の分離式の脚x4の取り付け位置y4用の打ち抜き
q13 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップ本体のシール箇所の部分から、分離式の脚x5の剥離、破断を容易にするための打ち抜き
q14 分離式の脚x5の取り付け用の切り込みの打ち抜き
q15 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップ本体の分離式の脚x5の取り付け位置y5用の打ち抜き
q16 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップ本体のシール箇所の部分から、分離式の脚x6の剥離、破断を容易にするための打ち抜き
q17 分離式の脚x6の取り付け用の切り込みの打ち抜き
q18 逆テーパー形状を成す四角柱形状折りたたみコップ本体の分離式の脚x6の取り付け位置y6用の打ち抜き
q19 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ本体のシール箇所の部分から、分離式の脚x7の剥離、破断を容易にするための打ち抜き
q20 分離式の脚x7の取り付け用の切り込みの打ち抜き
q21 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ本体の分離式の脚x7の取り付け位置y7用の打ち抜き
q22 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ本体のシール箇所の部分から、分離式の脚x8の剥離、破断を容易にするための打ち抜き
q23 分離式の脚x8の取り付け用の切り込みの打ち抜き
q24 逆テーパー形状を成す楕円柱又は円柱形状折りたたみコップ本体の分離式の脚x8の取り付け位置y8用の打ち抜き
q51 折れ目57、折れ目58で折り曲げた際に分離して、飲用時には脚として開脚させるための切り抜き(打ち抜き)
q52 折れ目63、折れ目64で折り曲げた際に分離して、飲用時には脚として開脚させるための切り抜き(打ち抜き)
q53 折れ目71、折れ目72で折り曲げた際に分離して、飲用時には脚として開脚させるための切り抜き(打ち抜き)
q54 折れ目77、折れ目78で折り曲げた際に分離して、飲用時には脚として開脚させるための切り抜き(打ち抜き)
q82 ストッパー1の各折りたたみコップのシール箇所の部分の固定用のスペース
q83 ストッパー2の各折りたたみコップのシール箇所の部分の固定用のスペース
q91 各折りたたみコップのシール箇所の部分の固定用のスペース
q01 コップのシール箇所の部分から、脚x1の部分を分離させるためのミシン目状の破断線による切り取り線 その1
q02 コップのシール箇所の部分から、脚x1の部分を分離させるためのミシン目状の破断線による切り取り線 その2
q03 コップのシール箇所の部分から、脚x2の部分を分離させるためのミシン目状の破断線による切り取り線 その1
q04 コップのシール箇所の部分から、脚x2の部分を分離させるためのミシン目状の破断線による切り取り線 その2
q05 コップのシール箇所の部分から、脚x3の部分を分離させるためのミシン目状の破断線による切り取り線 その1
q06 コップのシール箇所の部分から、脚x3の部分を分離させるためのミシン目状の破断線による切り取り線 その2
q07 コップのシール箇所の部分から、脚x4の部分を分離させるためのミシン目状の破断線による切り取り線 その1
q08 コップのシール箇所の部分から、脚x4の部分を分離させるためのミシン目状の破断線による切り取り線 その2
q09 コップのシール箇所の部分から、脚x5の部分を分離させるためのミシン目状の破断線による切り取り線 その1
q010 コップのシール箇所の部分から、脚x5の部分を分離させるためのミシン目状の破断線による切り取り線 その2
q011 コップのシール箇所の部分から、脚x6の部分を分離させるためのミシン目状の破断線による切り取り線 その1
q012 コップのシール箇所の部分から、脚x6の部分を分離させるためのミシン目状の破断線による切り取り線 その2
q013 コップのシール箇所の部分から、脚x7の部分を分離させるためのミシン目状の破断線による切り取り線 その1
q014 コップのシール箇所の部分から、脚x7の部分を分離させるためのミシン目状の破断線による切り取り線 その2
q015 コップのシール箇所の部分から、脚x8の部分を分離させるためのミシン目状の破断線による切り取り線 その1
q016 コップのシール箇所の部分から、脚x8の部分を分離させるためのミシン目状の破断線による切り取り線 その2
(注)図面中の記号及び番号のアンダーバーで示す下線のあるものは、同一形状のものを表方向と裏方向から見たもの双方を示している関係上、下線のある記号及び番号には、それぞれ表方向から見たものを示し、下線のない記号及び番号は、裏方向から見た対比する記号及び番号を表している。
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