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▶ 池田 郁の特許一覧

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  • 特開-裏干しハンガー 図1
  • 特開-裏干しハンガー 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023089886
(43)【公開日】2023-06-28
(54)【発明の名称】裏干しハンガー
(51)【国際特許分類】
   D06F 57/00 20060101AFI20230621BHJP
【FI】
D06F57/00 340
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021215531
(22)【出願日】2021-12-16
(71)【出願人】
【識別番号】522009488
【氏名又は名称】池田 郁
(72)【発明者】
【氏名】池田 眞由美
(57)【要約】
【課題】 上下に2つのフックを装着したハンガーを提供する。
【解決手段】 タオルを掛ける、略楕円形状をしている円環状支持部と、その円環状支持部の長手方向中央の外側に、フック開口方向が同一方向を向いて取り付けられたフックを、それぞれ設けたことを特徴とする裏干しハンガー。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バスタオルなどを干すハンガーであって、前記タオルを掛ける、略楕円形状をしている円環状支持部と、その円環状支持部の長手方向中央の外側に、フック開口方向が同一方向を向いて取り付けられたフックを、それぞれ設けたことを特徴とする裏干しハンガー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、上下にフックを付けた裏干しハンガーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、大判のタオルケット等を干すハンガーはあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために次のような問題点があった。
(イ)大判の洗濯物をハンガーに吊るし屋外や室内で干すが、表面は乾いても裏側は乾かなかった。
(ロ)裏側を乾かすには、一度洗濯物をハンガーから外し、裏を表に干し直さなければならなかった。外干しでは洗濯物の裾が地面に着地したり、室内では床に着いて汚れることがあった。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
バスタオルなどを干すハンガーであって、前記タオルを掛ける、略楕円形状をしている円環状支持部と、その円環状支持部の長手方向中央の外側に、フック開口方向が同一方向を向いて取り付けられたフックを、それぞれ設ける。
以上を特徴とするハンガーである。
【発明の効果】
【0005】
湿っている内側を表にする際に、一度ハンガーから外さず簡単に表にすることが出来る。外干しでも、洗濯物の裾が地面に着地したり、室内では床に着いて汚れることが無くなった。
また、木や樹脂、金属等の平板より、打ち抜き成型やレーザー光によって切り出すことができる構造のため、プラスチック成型に必要な金型を必要とする構造のハンガーに比べ、生産コストを掛けずに量産できる、新たな効果も生まれた。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】 本発明の側面図である。
図2】 本発明の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
バスタオルなどを干すハンガーであって、前記タオルを掛ける、略楕円形状をしている円環状支持部(1)と、その円環状支持部(1)の長手方向中央の外側に、フック開口方向が同一方向を向いて取り付けられたフック(2)を、それぞれ設ける。
本発明は以上のような構成である。
本発明を使用するときは、大判のシーツ、タオルケット等を円環状支持部(1)の中に通して掛けて干す。
表面が乾いたら、湿った面の裏側から、もう一方のフック(2)を握り、乾いた面を反転して吊るすと、洗濯物が円環状支持部(1)を中心に裏返しになり、湿った面を表側にすることができる。
製造にあたっては、木や樹脂、金属等の平板より、打ち抜き成型やレーザー光等によって一体で切り出すことができる構造のため、プラスチック成型に必要な金型を必要とする構造のハンガーに比べ、生産コストを掛けずに量産できる。その他の実施例としては、ステンレス等の線材を曲げて成型することも可能である。
【符号の説明】
【0008】
1 円環状支持部
2 フック
図1
図2