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▶ クリアーマインド バイオメディカル インコーポレイテッドの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023009000
(43)【公開日】2023-01-19
(54)【発明の名称】医療装置
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/3205 20060101AFI20230112BHJP
   A61B 18/08 20060101ALI20230112BHJP
【FI】
A61B17/3205
A61B18/08
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022107299
(22)【出願日】2022-07-01
(31)【優先権主張番号】110124265
(32)【優先日】2021-07-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(31)【優先権主張番号】111122057
(32)【優先日】2022-06-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】521419813
【氏名又は名称】クリアーマインド バイオメディカル インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】リン シャン-チー
(72)【発明者】
【氏名】チャン フォン-チャン
(72)【発明者】
【氏名】リン ユー-ジェン
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160FF23
4C160KK47
(57)【要約】      (修正有)
【課題】本発明は、アウターチューブと、操作部と、制御部とを有する、医療装置を提供する。
【解決手段】操作部は、少なくとも一部がアウターチューブの内部に位置する。制御部は、アウターチューブと第1の方向に互いに連通する制御部チャネルを有する。制御部は、制御モジュールを有し、制御モジュールは、吸引制御部と、吸引ポートアクチュエータと、スイッチングユニットとを有する。吸引制御部は、チャネルに向いているストッパー部を有し、第2の方向に沿って移動可能に設けられている。吸引ポートアクチュエータは、吸引制御部とチャネルの反対側に位置し、吸引制御部によって駆動される。スイッチングユニットは、操作部の作業状態を切り替えるように配置されている。
【選択図】図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アウターチューブと、
少なくとも一部が前記アウターチューブの内部に位置する操作部と、
前記アウターチューブと第1の方向に互いに連通するチャネルを有し、制御モジュールを含む制御部とを有する医療装置であって、
前記制御モジュールは、
前記チャネルに向いているストッパー部を有し、前記第1の方向と異なる第2の方向に沿って移動可能に設けられている少なくとも一つの吸引制御部と、
前記吸引制御部とは前記チャネルの反対側に位置し、前記吸引制御部によって駆動される吸引ポートアクチュエータと、
開放可能に前記吸引制御部によって駆動され、前記操作部の作業状態を切り替えるように配置されているスイッチングユニットと、を有し、
前記吸引制御部が第1の位置に位置する場合に、前記制御モジュールは、前記吸引ポートアクチュエータによる前記チャネル内における吸引の作動が停止され、前記スイッチングユニットによって前記操作部の作動が停止されることと、
前記吸引制御部が第2の位置に位置する場合に、前記制御モジュールは、前記吸引ポートアクチュエータによって前記チャネル内における吸引の作動が可能になり、
前記吸引制御部が第3の位置に位置する場合に、制御モジュールは、前記吸引ポートアクチュエータによる前記チャネル内における吸引の作動が可能で且つ、前記操作部を作動可能にするように前記スイッチングユニットが駆動されるとともに、前記ストッパー部は少なくとも一部が前記チャネル内に入り込むことを特徴とする、医療装置。
【請求項2】
前記吸引制御部が前記第2の位置に位置する場合に、前記制御モジュールによって吸引バルブが開けられることにより、前記チャネル内における吸引の作業を起動することを特徴とする、請求項1に記載の医療装置。
【請求項3】
前記吸引制御部が前記第2の位置に位置する場合に、前記ストッパー部の少なくとも一部は前記チャネルに入り込むことと、
前記吸引制御部が前記第2の位置に位置する場合に、前記ストッパー部は前記チャネルの第1の深さまで入り込むことと、
前記吸引制御部が前記第3の位置に位置する場合に、前記ストッパー部は前記チャネルの第2の深さまで入り込むことと、
前記第2の深さは前記第1の深さよりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の医療装置。
【請求項4】
前記ストッパー部はバッフルを有し、前記バッフルの裏側には窪み部分が形成されていることと、
前記吸引制御部が前記第1の位置に位置する際には、前記ストッパー部の少なくとも一部が前記チャネルへ入り込むことと、前記吸引制御部を回転させることで第1の状態と第2の状態を切り替えることと、
前記制御部は互いに向かい合うハンドルの第1の端と、ハンドルの第2の端とを有し、
前記第1の状態において、前記バッフルは前記チャネルの少なくとも一部を隔てることと、
前記第2の状態において、前記窪み部分が囲い込み空間の少なくとも一部分は前記チャネルにおける前記ストッパー部の両側に位置する部分を繋げることを特徴とする、請求項1に記載の医療装置。
【請求項5】
前記第1の状態において、前記バッフルは前記ハンドルの第1の端と前記ハンドルの第2の端の一方と向かい合い、前記窪み部分は前記ハンドルの第1の端と前記ハンドルの第2の端のもう一方と向かい合うことと、
前記第2の状態において、前記窪み部分と前記バッフルの間に生じる空間は少なくとも一部が前記チャネルと重なり合うことを特徴とする請求項4に記載の医療装置。
【請求項6】
前記第1の状態において、前記吸引制御部は前記第2の方向に沿って前記第1の位置と前記第3の位置の間を移動可能であることと、
前記第2の状態において、前記吸引制御部は前記第2の方向に沿って前記第1の位置と前記第2の位置の間を移動可能であることを特徴とする請求項4に記載の医療装置。
【請求項7】
前記吸引制御部は前記スイッチングユニットを向いた突出部をさらに有し、
前記第1の状態において、前記突出部と前記スイッチングユニットは少なくとも部分的に前記第2の方向において同一線上に位置し、
前記第2の状態において、前記突出部と前記スイッチングユニットは前記第2の方向において同一線上に位置しないことを特徴とする請求項4に記載の医療装置。
【請求項8】
前記突出部は梯子型構造を有することを特徴とする請求項7に記載の医療装置。
【請求項9】
前記制御モジュールは、
前記第2の方向に沿って移動可能に設けられている洗い流し制御部と、
前記洗い流し制御部とは前記チャネルの反対側に位置し、前記洗い流し制御部によって前記チャネル内における洗い流しの作動が可能になることを特徴とする、洗い流しポートアクチュエータと、
をさらに有す、請求項1に記載の医療装置。
【請求項10】
少なくとも一部が前記少なくとも一つの吸引制御部と前記吸引ポートアクチュエータとの間に位置する外部機器をさらに有す、請求項1に記載の医療装置。
【請求項11】
前記操作部の前記アウターチューブの第2の端より突出した部分に位置する画像抽出ユニットと、
運用可能に前記画像抽出ユニットに結合されることで、前記画像抽出ユニットによって抽出した画像を受信して表示するディスプレイと、をさらに有す、請求項1に記載の医療装置。
【請求項12】
前記制御モジュールは、ケーブルによって前記スイッチングユニットに電気的に接続されているモータをさらに有し、
前記吸引制御部が前記第3の位置に位置する場合に、前記スイッチングユニットによって前記モータが起動されることで、前記操作部を作業状態に切り替えることを特徴とする、請求項1に記載の医療装置。
【請求項13】
互いに対向して開放した導入器の第1の端と、導入器の第2の端とを有する導入器をさらに有し、
前記アウターチューブの第2の端の少なくとも一部は前記導入器の第2の端より突出していることを特徴とする、請求項1に記載の医療装置。
【請求項14】
前記チャネルの直径は前記外部機器の直径よりも大きく、前記外部機器の直径の8倍以下であることを特徴とする、請求項10に記載の医療装置。
【請求項15】
前記チャネルの直径は前記外部機器の直径の2倍であることを特徴とする、請求項14に記載の医療装置。
【請求項16】
前記チャネルの直径は1.0ミリから4.0ミリの範囲であることを特徴とする、請求項10に記載の医療装置。
【請求項17】
前記外部機器の直径は0.5ミリ以上で且つ、前記チャネルの直径よりも小さいことを特徴とする、請求項14に記載の医療装置。
【請求項18】
前記外部機器の直径は0.5ミリから2.0ミリの範囲であることを特徴とする、請求項15に記載の医療装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療装置に関し、さらに、本発明は、計器デバイスを交換することなく吸引、洗い流し及びデブリードマンを実施することができる医療装置に関する。
【背景技術】
【0002】
伝統的な手術においては、吸引/洗い流し装置を利用して組織の可視性を低下させる汚染された液体を吸い出した上で、組織内部を観察するための内視鏡及びデブリードマン装置等を使用するので、両手で操作する必要があり、頻繁に装置を交換しなければならない。これにより、外科医の仕事はかなり煩雑になってしまう。
【0003】
また、焼灼するには、デブリードマン装置又は吸引/洗い流し装置を取り除いてから焼灼装置を挿入する必要がある。これによっても、外科医の操作流れが煩雑になってしまう。
【0004】
そのため、単一の医療装置が複数の作業を実施する機能を有することにより、外科医が手術デバイスを交換する頻度を低下させるとともに、手術を受ける患者の安全を確保することが望ましい。
【発明の概要】
【0005】
本発明の目的は、外科医が操作しやすいとともに、安全起動メカニズムを有する医療装置を提供することにある。
【0006】
本発明は、アウターチューブと、操作部と、制御部とを含む、医療装置を提供する。アウターチューブは、第1の方向に延在し、対向する第1の端及び第2の端を有する。操作部は、少なくとも一部がアウターチューブの内部に位置し、アウターチューブの第2の端の外部に突出する。制御部は、互いに対向してチャネルによって連通する第1の端及び第2の端を有し、制御部の第2の端は、アウターチューブの第1の端に結合されることにより、チャネルとアウターチューブとを第1の方向に互いに連通させる。制御部は、制御モジュールを有し、制御モジュールは、吸引制御部と、吸引ポートアクチュエータと、スイッチングユニットとを有す。吸引制御部は、チャネル側に向いているストッパー部を有し、第1の方向と異なる第2の方向に沿って移動可能に設けられている。吸引ポートアクチュエータは、吸引制御部とはチャネルの反対側に位置し、吸引制御部によって駆動される。スイッチングユニットは、開放可能に吸引制御部によって起動され、操作部の作業状態を切り替えるように配置されている。
【0007】
吸引制御部が第1の位置に位置する場合に、制御モジュールは、吸引ポートアクチュエータのチャネル内における吸引の動作が停止され、スイッチングユニットによって操作部の作動が停止される。
【0008】
吸引制御部が第2の位置に位置する場合に、制御モジュールは、吸引ポートアクチュエータによるチャネル内における吸引の作動が可能になる。
【0009】
吸引制御部が第3の位置に位置する場合に、制御モジュールは、当該吸引ポートアクチュエータによるチャネル内における当該吸引の作動が可能になるとともに、操作部を作動可能にするようにスイッチングユニットが駆動され、ストッパー部は少なくとも一部が当該チャネル内に入り込んでいる。
【0010】
前記の配置によれば、単一の医療装置によって複数の作業を実施でき、特に、デブリードマンを実施しながら血液を吸引する作業を実施することによって、手術中に良好な可視性を確保することができ、さらにストッパー部及び外部装置の設置を組み合わせることによって、第2の位置から第3の位置への吸引制御部の移動を制限することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1A】本発明に係る医療装置の一実施例の分解図を示す。
図1B】本発明に係る医療装置の一実施例の内部構造の平面模式図を示す。
図2A】本発明に係る医療装置の一実施例における吸引制御部が第1の位置に位置する場合における制御部の部分断面模式図を示す。
図2B】本発明に係る医療装置の一実施例における吸引制御部が第2の位置に位置する場合における制御部の部分断面模式図を示す。
図2C】本発明に係る医療装置の一実施例における吸引制御部が第3の位置に位置する場合における制御部の部分断面模式図を示す。
図2D】本発明に係る医療装置の一実施例におけるストッパー部により第2の位置から第3の位置への吸引制御部の移動が阻止されることの模式図を示す。
図3A】外部の外部機器が挿入された本発明に係る医療装置の一実施例の内部構造の平面模式図を示す。
図3B】外部機器が挿入された時に第2の位置から第3の位置への吸引ポートアクチュエータの移動が阻止されることの断面模式図を示す。
図3C】外部機器が挿入される前の医療装置の一実施例の背面図を示す。
図3D】外部機器が挿入された後の医療装置の一実施例の背面図を示す。
図4A】医療装置の一変形実施例の分解図を示す。
図4B】医療装置の一変形実施例の立体模式図を示す。
図5】本発明に係る医療装置のもう1つの実施例において、吸引制御部が第1の状態と第2の状態とを切り替える模式図を示す。
図6A】本発明に係る医療装置のもう1つの実施例において、吸引制御部が第1の位置にあり、尚且つ第1の状態にある際の平面模式図を示す。
図6B】本発明に係る医療装置のもう1つの実施例において、吸引制御部が第3の位置にある際の平面模式図を示す。
図7A】本発明に係る医療装置のもう1つの実施例において、吸引制御部が第1の位置にあり、尚且つ第2の状態にある際の制御部の部分的断面模式図を示す。
図7B】本発明に係る医療装置のもう1つの実施例において、吸引制御部が第2の位置にある際の平面模式図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、各種の実施例を説明するが、当業者であれば、図面に即して説明を参照する場合に、本発明の精神と原則を容易に理解できるはずである。しかしながら、本明細書において、幾つかの特定の実施例を具体的に説明するが、これらの実施例は、例示的なものに過ぎず、いずれの面でも、制限的又は網羅的な意味と見なすべきではない。そのため、当業者にとって、本発明の精神と原則から逸脱することなく、本発明に対して行う各種の変形及び修正は、明らかで容易に完成できるものである。
【0013】
図1A及び図1Bを参照し、図1A及び図1Bは、それぞれ本発明に係る医療装置1の一実施例の分解図及び内部構造の平面模式図を示す。図1A及び図1Bに示すように、本発明に係る医療装置1は、アウターチューブ10と、操作部20と、制御部30と、ケーシング40とを含む。アウターチューブ10は、第1の方向D1に延在するように設けられ、対向するアウターチューブの第1の端10Aとアウターチューブの第2の端10Bとを有する。医療装置1を使用するとき、アウターチューブの第1の端10Aは相対的に操作者に向いており、アウターチューブの第2の端10Bは相対的に操作者から離れる。操作部20は、アウターチューブの第2の端10Bより突出するように、アウターチューブ10の内部に設けられている。そのため、医療装置1を使用するとき、操作部20は、手術の対象に対して切除、デブリードマン等の操作動作を実施するように、少なくとも一部がアウターチューブ10の内部に位置する。例を挙げると、本実施例において、操作部20は、デブリードマンの作業を実施するためのブレードを含んでもよい。
【0014】
本実施例において、制御部30は、少なくとも一部がケーシング40の内部に位置する。制御部30は互いに対向するハンドルの第1の端30Aと、ハンドルの第2の端30Bとを有し、医療装置1を使用するとき、ハンドルの第1の端30A及びハンドルの第2の端30Bはそれぞれ、操作者に向く方向及び操作者から離れる方向である。ここで、ハンドルの第1の端30Aとハンドルの第2の端30Bとの間にチャネル31が形成されていることにより、ハンドルの第1の端30Aとハンドルの第2の端30Bとを互いに連通させる。ハンドルの第2の端30Bは、アウターチューブの第1の端10Aに結合されていることにより、チャネル31とアウターチューブ10とを第1の方向D1に沿うように互いに連通させる。
【0015】
次に、制御部30は制御モジュール300を含む。さらには、本実施例において、制御モジュール300は、少なくとも1つの吸引制御部310と、吸引ポートアクチュエータ320と、スイッチングユニット330と、洗い流し制御部340と、洗い流しポートアクチュエータ350とを含む。ここで、吸引制御部310と洗い流し制御部340とは、互いに隣接して第2の方向D2に沿って移動可能に設けられており、スイッチングユニット330は、操作部20に電気的に接続されることで、操作部20の作業状態を切り替える(例えば、操作部20の作業を駆動又は停止する)。第2の方向D2は、第1の方向D1と異なる方向、例えば、第1の方向D1と垂直な方向等であるが、これに限定されない。吸引制御部310及び洗い流し制御部340が移動する軌道がチャネル31と交差すればよい。吸引ポートアクチュエータ320及び洗い流しポートアクチュエータ350は、それぞれ吸引制御部310及び洗い流し制御部340とチャネル31の反対側に位置し、それぞれ吸引制御部310及び洗い流し制御部340によってチャネル31内に吸引及び洗い流しが実施される。
【0016】
続いて、図2A図2B及び図2Cを参照し、図2A図2B及び図2Cはそれぞれ、本発明に係る医療装置の一実施例における吸引制御部310が第1の位置、第2の位置及び第3の位置に位置する場合における制御部30の部分断面模式図を示し、ここで、第1の位置、第2の位置及び第3の位置は、第2の方向D2に沿って一直線上にあり、順にチャネル31に近づく。本実施例において、図2A図2B及び図2Cに示すように、吸引制御部310は、チャネル31に向いている(例えば、第2の方向D2に沿う)ストッパー部311と、ストッパー部311と異なる方向に向けて(例えば、第1の方向D1に沿って)突出する突出部312とを有する。突出部312は、スイッチングユニット330の少なくとも一部と第2の方向D2に共線することが好ましく、言い換えれば、スイッチングユニット330は突出部312の移動経路に位置する。それによって、スイッチングユニット330は、開放可能に吸引制御部310によって駆動され、操作部20の作業状態を切り替える。吸引制御部310が第2の方向D2に沿って第3の位置(図2C)まで移動すると、突出部312の少なくとも一部がスイッチングユニット330に接触又は押し付けられ、スイッチングユニット330を起動することができる。
【0017】
具体的には、本実施例において、吸引制御部310が第1の位置に位置する(図2A)場合に、制御モジュール300は、吸引ポートアクチュエータ320によるチャネル31内における吸引の作動が停止されるとともに、スイッチングユニット330によって操作部20の作動を停止する。例を挙げると、本実施例において、吸引制御部310は、少なくとも一部が第2の方向D2に延在する第1のチャネルP1の内部に位置するように配置され、上部のOシールリング313と、下部のOシールリング314と、上部のOシールリング313と下部のOシールリング314の間に位置し第1のチャネルP1に沿って移動できる延在部315とを含む。延在部315の上下の両端にはそれぞれ、上部のOシールリング313及び下部のOシールリング314が設けられている部分が接続されることで、上部のOシールリング313及び下部のOシールリング314の移動を連動させる。その他、延在部315のチャネル31を通過する部分は、チャネル31が詰まらないように維持するために、一方側が凹んでいるか、チャネル31を避けるように設計することができる。吸引制御部310が第1の位置に位置する(図2A)場合に、上部のOシールリング313と第1のチャネルP1の管壁との間は密着が維持されているとともに、下部のOシールリング314と第1のチャネルP1の管壁との間も密着状態が維持されていることで、吸引ポートアクチュエータ320の吸引バルブ321(下部のOシールリング314と第1のチャネルP1の管壁によって構成される)の閉鎖状態が維持され、チャネル31内における吸引の作動を停止することができる。
【0018】
吸引制御部310が第2の位置に位置する(図2B)場合に、制御モジュール300は、吸引ポートアクチュエータ320によるチャネル31内における吸引の作動が可能になる。例えば、制御モジュール300は、吸引制御部310が第1の位置(図2A)から第2の位置(図2B)まで移動することによって、吸引バルブ321を開け、吸引の作動を起動し、そして、吸引制御部310が第2の位置(図2B)から第1の位置(図2A)まで移動したとき、吸引バルブ321を閉めることによって、吸引ポートアクチュエータ320の吸引の作動を停止する。さらには、本実施例において、吸引制御部310が第1の位置(図2A)から第2の位置(図2B)まで移動するとき、第1のチャネルP1のチャネル31の下側にある管壁の幅が吸引ポートアクチュエータ320に向かうにつれて広くなるので、延在部315が下側へ移動するにつれて、下部のOシールリング314と第1のチャネルP1の管壁との間の密着は徐々に解除されていき、吸引バルブ321が開放されるようになる。一方、第1のチャネルP1のチャネル31の上側にある部分の幅は比較的に均一であるので、吸引制御部310が第1の位置(図2A)から第2の位置(図2B)まで移動するとき、上部のOシールリング313と第1のチャネルP1の管壁との間の密着状態を維持することできる。本実施例において、吸引制御部310が第2の位置に位置する(図2B)場合に、ストッパー部311はチャネル31の第1の深さd1まで入り込むことができるが、本発明はこれに限定されておらず、ストッパー部311の実際の設置及び位置に応じて、ストッパー部311は、チャネル31外に位置してもよい。なお、本発明における吸引制御部310によって吸引ポートアクチュエータ320が駆動される構造原理は、これに限定されておらず、吸引ポートアクチュエータ320は、吸引制御部310の位置に応じて開閉が決められるように配置されればよい。
【0019】
本実施例において、洗い流し制御部340は、少なくとも一部が第2の方向D2に沿って第1のチャネルP1と平行に延在する第2のチャネルP2内に位置するように配置され、上部のOシールリング341と、下部のOシールリング342と、上部のOシールリング341と下部のOシールリング342の間に位置し第2のチャネルP2に沿って移動する延在部343とを含む。第2のチャネルP2は、構造が第1のチャネルP1と同一又は類似であってもよいので、上部のOシールリング341と第2のチャネルP2の管壁との間は密着状態が維持されるとともに、延在部343の移動につれて、下部のOシールリング342と第2のチャネルP2の管壁との相対位置が変化する。下部のOシールリング342と第2のチャネルP2の管壁との間が密着されたとき、洗い流しポートアクチュエータ350によるチャネル31内における洗い流しが停止されるが、下部のOシールリング342と第2のチャネルP2の管壁との間の密着状態が解除されたとき、洗い流しポートアクチュエータ350によるチャネル31内における洗い流しの作業が可能になる。しかしながら、本発明における洗い流し制御部340及び洗い流しポートアクチュエータ350の設計は、これに限定されておらず、別の設計の洗い流しシステムを採用してもよい。
【0020】
次に、吸引制御部310が第3の位置に位置する(図2Cを参照)場合に、制御モジュール300は、吸引ポートアクチュエータ320によるチャネル31内における吸引の作動が可能になるとともに、操作部20を作動可能にするようにスイッチングユニット330が駆動され、ストッパー部311は少なくとも一部がチャネル31内に入り込んでいる。言い換えれば、チャネル31に他の機器が入り込むと、ストッパー部311が、下側へ移動するのを阻まれるため、吸引制御部310は第3の位置まで移動できない。さらには、本実施例において、吸引制御部310が第3の位置に位置する(図2Cを参照)場合に、ストッパー部311はチャネル31の第2の深さd2まで入り込むことができ、第2の深さd2は第1の深さd1よりも大きい。具体的には、吸引制御部310が第2の位置(図2B)から第3の位置(図2C)まで移動したとき、上部のOシールリング313と第1のチャネルP1の管壁との間の密着状態が維持されるとともに、下部のOシールリング314と第1のチャネルP1の管壁との間が密着しないので、制御モジュール300は、吸引バルブ321が開けたままにすることができる。突出部312の少なくとも一部は、スイッチングユニット330と接触すると、操作部20を作動可能にするようにスイッチングユニット330を駆動する。例えば、図1B及び図2A~2Cに示すように、制御モジュール300は、操作部20に動力を提供するモータ360と、モータ360とスイッチングユニット330とを電気的に接続するケーブル361とをさらに含んでもよい。これによって、吸引制御部310が第3の位置に位置する(図2C)場合に、スイッチングユニット330によってモータ360を起動し、操作部20を作業状態に切り替える。但し、吸引ポートアクチュエータ320の構造及び吸引ポートアクチュエータ320又はスイッチングユニット330を駆動する原理は、これらに限定されておらず、例えば、モータ360とスイッチングユニット330とが無線で接続され、又は、スイッチングユニット330が直接操作部20内部の駆動器に無線で接続されるようにする等、吸引ポートアクチュエータ320又はスイッチングユニット330の駆動が吸引ポートアクチュエータ320によればよい。
【0021】
これによって、単一の吸引ポートアクチュエータ320(例えば、医療装置1から突出したボタンとしてもよい)で吸引及びデブリードマン等の作業を実施することは、外科医師にとって非常に操作しやすい。また、操作部20によってデブリードマン等の作業を実施する時に、吸引の作動をし続けるため、脳部等の部位に対して手術することにより出血してしまった場合でも、血をできるだけ速く吸引し、良好な可視性を確保できる。そして、吸引制御部310はストッパー部311を有するため、吸引ポート制御部310が意図せずに第3の位置まで移動し(例えば、力を加えて吸引制御部310を押圧しないと第3の位置まで移動しない)操作部20の作動が起動して、手術部位又は入り込んだ機器を傷つけることを防止又は減少することができる。さらには、図2Dを参照し、図2Dは、本発明に係る医療装置の一実施例におけるストッパー部311により第2の位置から第3の位置への吸引制御部310の移動が阻止されることの模式図を示す。図2Dに示すように、外部機器50がチャネル31における吸引制御部310と吸引ポートアクチュエータ320との間に入り込んだ場合に、吸引制御部310を押圧して第2の位置から第3の位置まで移動させようとすると、ストッパー部311は、入り込んだ外部機器50と互いに干渉し、下側へ移動できなくなるため、吸引制御部310が自由に第3の位置まで移動しないように止められる。以下、関連実施例をさらに説明する。
【0022】
図3A及び図3Bを参照し、図3Aは、外部の外部機器50が挿入された本発明に係る医療装置1の一実施例における内部構造の平面模式図を示し、図3Bは、外部機器50が挿入された時に第2の位置(図2Bを参照)から第3の位置(図2Cを参照)への吸引制御部310の移動が阻止されることの断面模式図を示す。具体的には、図3Aに示すように、外部機器50は例えば、焼灼装置(電気焼灼器)であってもよく、外部機器50の長さは、好ましくは、ハンドルの第1の端30Aとアウターチューブの第2の端10Bとの間の長さ(即ち、医療装置1の第1の方向D1における総長)よりも長いことにより、外部機器50をアウターチューブの第2の端10Bより突出するように延在させて、焼灼術等の作業を実施するとともに、操作者はハンドルの第1の端30Aから外部機器50を容易に引き抜くことができる。以上により、本発明に係る医療装置1と外部機器50とを組み合わせて使用すると、吸引、洗い流し、デブリードマン及び焼灼等の手段を同時に有するため、手術の作業効率を向上させることができる。但し、本発明は、これに限定されておらず、例えば、外部機器50は焼灼装置(電気焼灼器)に限らず、別の実施例では、実際の必要に応じて洗い流し制御部340及び洗い流しポートアクチュエータ350等を省略してもよい。本発明に係る医療装置1は前記の構成に限定されない。
【0023】
次に、図3C及び図3Dを参照し、図3C及び図3Dはそれぞれ、外部機器50の挿入前後の医療装置1の一実施例の背面図を示す。図3Cに示すように、本発明の一実施例において、チャネル31の直径DM1は1.0ミリから4.0ミリの範囲であり、図3Dに示すように、外部機器50の直径DM2は0.5ミリ以上、直径DM1よりも小さく、さらに、直径DM2は、0.5ミリから2.0ミリの範囲であることが好ましい。直径DM1が1.0ミリから4.0ミリの範囲である場合、直径DM2が0.5ミリ以上である外部機器50を挿入することによって、ストッパー部311がチャネル31の第2の深さd2まで入り込むことを制限でき、第2の位置(図2Bを参照)から第3の位置(図2Cを参照)への吸引制御部310の移動を阻止することができる。これによって、単に吸引の作業を実施するとき、吸引制御部310をチャネル31に挿入することによって、操作部20の作動を誤起動させて、その他の部位又は入り込んだ機器等を損傷するという予想外の状況をさらに予防することができる。但し、本発明は、これに限定されておらず、例えば、直径DM1及び直径DM2が前記の範囲内になくても、直径DM1と直径DM2との比率を調整することによって、第2の位置(図2Bを参照)から第3の位置(図2Cを参照)への吸引制御部310の移動を制限することができる。
【0024】
具体的には、チャネル31の直径DM1は、外部機器50の直径DM2より大きく、直径DM2の8倍以下(即ち、直径DM2<直径DM1≦8×直径DM2)であることが好ましく、直径DM1は、直径DM2の2倍(2×直径DM2)程度のサイズであることがより好ましい。直径DM1と直径DM2とが前記の関係を満たれば、ストッパー部311がチャネル31の第2の深さd2まで入り込むことを制限でき、第2の位置(図2Bを参照)から第3の位置(図2Cを参照)への吸引制御部310の移動を阻止することができる。
【0025】
次に、図4A及び図4Bを参照し、図4A及び図4Bはそれぞれ、医療装置1の一変形実施例の分解図及び立体模式図を示す。図4A及び図4Bに示すように、この実施例において、医療装置1は選択的に導入器60、画像抽出ユニット70及びディスプレイ80等の素子を有すことができる。導入器60は、互いに対向して開放した導入器の第1の端60Aと、導入器の第2の端60Bとを有し、医療装置1を使用するとき、導入器の第1の端60Aは操作者(例えば、外科医)側を向いており、導入器の第2の端60Bは手術を受ける患者側に向いている。ここで、アウターチューブの第2の端10Bは、少なくとも一部が導入器の第2の端60Bより突出するように設けられていることが好ましい。導入器60を設けることによって、医療装置1を患者の体に挿入するとき、医療装置1が患者の組織等と衝突することを防止することができる。
【0026】
なお、画像抽出ユニット70は例えば、医療装置1の導入方向における画像を抽出するように、操作部20のアウターチューブの第2の端10Bより突出した部分に位置するカメラであってもよい。そして、ディスプレイ80は運用可能となるように画像抽出ユニット70に結合されていることで、画像抽出ユニット70によって抽出した画像を、リアルタイムに取得しながら表示させる。画像抽出ユニット70及びディスプレイ80を設けることによって、操作者は、医療装置1を挿入したとき、医療装置1と患者の組織との相対位置を確認できるとともに、操作部20の作動又は吸引の作業を実施するとき、患者の流血又は採血等の状態をリアルタイムに確認することもできる。ディスプレイ80は、高解像度のディスプレイであって、さらに音声案内等の機能を有するディスプレイであることが好ましいが、本発明はこれに限定されない。
【0027】
上述した実施例において示したように、吸引制御部310が第2の方向D2に沿って移動することで、吸引ポートアクチュエータ320及びスイッチングユニット330を駆動又は停止する。しかしながら、他の実施例においては、吸引制御部310の回転運動を組み合わせてもよい。
【0028】
図5に示すように、本実施例においては、吸引制御部310は回転運動を行うことが可能である。吸引制御部310が第1の位置(すなわち、吸引とスイッチングユニット330は停止状態)際に、回転によって、第1の状態と第2の状態とを切り替える。
【0029】
図6A図6Bを参照して、図6Aは本発明に係る医療装置1のもう1つの実施例において、吸引制御部310が第1の位置にあり尚且つ第1の状態にある際の平面模式図を示し、図6Bは本発明に係る医療装置1のもう1つの実施例において、吸引制御部310が第3の位置にある際の平面模式図を示す。上述した実施例と同様に、吸引制御部310は配置以少なくとも一部が位於沿著第2の方向D2に延在する第1のチャネルP1内部に位置するように配置され、上部のOシールリング313と、下部のOシールリング314と、を有す。本実施例においては、ストッパー部311Aは上部のOシールリング313と下部のOシールリング314の位置し、第1のチャネルP1に沿ってその内部と移動することで、上述した実施例の延在部315を代替し、ストッパー部311Aの上下両端はそれぞれ上部のOシールリング313を設置した部分と、下部のOシールリング314を設置した部分に接続する。
【0030】
本実施例においては、吸引制御部310が第1の位置にあり、且第1の状態にある (図6A)際に、第2の方向D2に沿って吸引制御部310を押圧する等の方式で第3の位置(図6B)まで移動させることが可能である。吸引制御部310はまた突出部312を有し、突出部312は例えば、梯子型構造を有してもよい。しかしながら、突出部312の形状はこの限りではない。第1の状態において、突出部312は第2の方向D2上において、少なくとも一部がスイッチングユニット330と同一の直線状に位置することが望ましく、これにより、吸引制御部310は第2の方向D2に沿って移動する際、突出部312とスイッチングユニット330が接触し、スイッチングユニット330を駆動し得る(図6Bに示すように、第3の位置に到達)。
【0031】
図5及び図6Aに示すように、ストッパー部311Aはバッフル311Bを有し、バッフル311Bの裏側には窪み部分316が形成されている。図6Aに示すように、第1の状態において、バッフル311Bはチャネル31の少なくとも一部を隔てさせる。具体的には、バッフル311Bハンドルの第1の端30Aとハンドルの第2の端30B(図3Aに示す)の一方(ここでは、ハンドルの第1の端30Aを例に取る)と向かい合い、且つ窪み部分316可面向ハンドルの第1の端30Aとハンドルの第2の端30B(図3Aに示す)のもう一方(ここでは、ハンドルの第2の端30Bを例に取る)と向かい合った状態となる。よって、第1の状態においては、外部機器50(図3Aに示す)はチャネル31内において、バッフル311Bに阻まれて、ハンドルの第2の端30Bに入り込むことはできない。
【0032】
図7A及び図7Bを参照し、図7Aは本発明に係る医療装置1のもう1つの実施例において、吸引制御部310が第1の位置にあり、尚且つ第2の状態にある際の制御部30の部分的断面模式図を示し、図7Bは本発明に係る医療装置1のもう1つの実施手において、吸引制御部310が第2の位置にある際の平面模式図である。本実施例においては、吸引制御部310が第1の位置にあり、且第2の状態(図7A)にある際に、第2の方向D2に沿って吸引制御部310を押圧する等の方式で第2の位置(図7B)まで移動させることが可能である。
【0033】
第2の状態においては、窪み部分316が囲い込んでいる空間は少なくとも一部分はチャネル31におけるストッパー部311Aの両側に位置する部分を繋いでいる。好ましくは、窪み部分316とバッフル311Bの間に生じる空間は少なくとも一部分がチャネル31と重なり合うことである。よって、チャネル31に挿入された外部機器50(図3Aに示す)は窪み部分316とバッフル311Bの間に生じる空間を通過して、ハンドルの第2の端30Bへ入り込むことが可能となる。この他に、第2の状態においては、突出部312とスイッチングユニット330は第2の方向D2上において同一の直線上に位置していない為、例え第2の状態において、吸引制御部310が第2の方向D2に沿って移動したとしても、突出部312とスイッチングユニット330が接触する第3の位置(図6Bに示す)には到達せず、吸引のみを駆動させる第2の位置(図7Bに示す)へ到達する。
【0034】
本実施例においては、外部機器50(図3Aに示す)を挿入した状態では、第2の状態から第1の状態へ切り替えることは不可能であり、吸引制御部310を第2の位置(図7B)から第3の位置(図6B)へ移動する際には、初めに吸引制御部310を第2の方向D2に沿って第1の位置(図7A)へと移動してから、回転によって、第2の状態から第1の状態へ切り替えた後で、再度第2の方向D2に沿って移動させなければならない。故に、外部機器50(図3Aに示す)を利用してオペレーションを行う、又は吸入作業のみを行う際に、操作部20を誤起動させて、手術患者が外傷を負ってしまうような事故をさらに効率よく予防することができる。
【0035】
以上により、本発明に係る医療装置によれば、操作部まで連通するチャネルの構造を元に、デブリードマン及び採血等の作業を同時に実施できることで、手術中の良好な可視性を確保することができる。一方、電気焼灼器等の外部装置と組み合わせると、操作部の作動が停止されることを確保した上で、焼灼及び採血の作業を同時に実施するか、又は単に採血の作業等を実施することができる。
【0036】
上記の内容は、本発明の幾つかの好ましい実施例に過ぎない。本発明は、本発明の精神と原則から逸脱しない限り、各種の変形及び修正を行うことができることに注意すべきである。当業者は、本発明は添付された特許請求の範囲により限定されており、本発明の要旨を満たす場合における各種の可能な置換、組合せ、修飾及び転用等の変形は、全て添付された特許請求の範囲により限定された本発明の範囲を超えていないことを理解すべきである。
【符号の説明】
【0037】
1: 医療装置
10: アウターチューブ
10A : アウターチューブの第1の端
10B : アウターチューブの第2の端
20: 操作部
30: 制御部
30A : ハンドルの第1の端
30B : ハンドルの第2の端
31: チャネル
40: ケーシング
50: 外部機器
60: 導入器
60A : 導入器の第1の端
60B : 導入器の第2の端
70: 画像抽出ユニット
80: ディスプレイ
300 : 制御モジュール
310 : 吸引制御部
311 : ストッパー部
311A : ストッパー部
311B :バッフル
312 : 突出部
313 : 上部のOシールリング
314 : 下部のOシールリング
315 : 延在部
316 : 窪み部分
320 : 吸引ポートアクチュエータ
321 : 吸引バルブ
330 : スイッチングユニット
340 : 洗い流し制御部
341 : 上部のOシールリング
342 : 下部のOシールリング
343 : 延在部
350 : 洗い流しポートアクチュエータ
360 : モータ
361 : ケーブル
d1: 第1の深さ
d2: 第2の深さ
D1: 第1の方向
D2: 第2の方向
DM1 : 直径
DM2 : 直径
P1: 第1のチャネル
P2: 第2のチャネル
図1A
図1B
図2A
図2B
図2C
図2D
図3A
図3B
図3C
図3D
図4A
図4B
図5
図6A
図6B
図7A
図7B