(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023090286
(43)【公開日】2023-06-29
(54)【発明の名称】制御装置
(51)【国際特許分類】
F24F 7/007 20060101AFI20230622BHJP
F24F 11/77 20180101ALI20230622BHJP
F24F 6/00 20060101ALI20230622BHJP
E06B 9/17 20060101ALI20230622BHJP
E05F 15/71 20150101ALI20230622BHJP
【FI】
F24F7/007 B
F24F11/77
F24F6/00 E
E06B9/17 V
E05F15/71
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021205177
(22)【出願日】2021-12-17
(71)【出願人】
【識別番号】504163612
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100161506
【弁理士】
【氏名又は名称】川渕 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100179833
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 将尚
(72)【発明者】
【氏名】倉林 慶太
(72)【発明者】
【氏名】田代 達一郎
【テーマコード(参考)】
2E052
3L055
3L056
3L260
【Fターム(参考)】
2E052AA04
2E052BA05
2E052BA08
2E052EA05
3L055AA01
3L056BB02
3L056BD02
3L056BD03
3L056BD07
3L260AA01
3L260AB01
3L260AB15
3L260BA01
3L260BA12
3L260CA12
3L260CA13
3L260CA39
3L260FB01
3L260FC01
3L260FC07
(57)【要約】
【課題】建物内の電動装置に対して適切な制御を行うことができる制御装置を提供する。
【解決手段】室内の住環境を示す情報である住環境情報を取得する取得部と、前記住環境情報に基づいて前記住環境の改善が必要と判定した場合には、前記住環境を改善させる動作を実行可能な複数種類の電動装置の状態、および所定のエリアの気象に関する気象情報の少なくともいずれか一方の情報に基づいて、前記複数種類の電動装置の中から1つ以上の前記電動装置を制御する制御部と、を備える制御装置である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
室内の住環境を示す情報である住環境情報を取得する取得部と、
前記住環境情報に基づいて前記住環境の改善が必要と判定した場合には、前記住環境を改善させる動作を実行可能な複数種類の電動装置の状態、および所定のエリアの気象に関する気象情報の少なくともいずれか一方の情報に基づいて、前記複数種類の電動装置の中から1つ以上の前記電動装置を制御する制御部と、
を備える制御装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記住環境の改善が必要と判定した場合には、前記気象情報に基づいて悪天候であるか否を判定し、悪天候であると判定した場合には、前記複数種類の電動装置のうち電動開閉窓を閉状態に制御して、前記電動開閉窓以外の1つ以上の前記電動装置による前記動作を実行させる、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記電動装置による前記動作を実行させる場合には、予め設定された順番で前記電動装置の前記動作を1つずつ段階的に実行させ、前記住環境が改善した場合には、前記電動装置の前記動作を停止させる、
請求項1又は請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記住環境情報は、前記住環境を示す指標であり、
前記制御部は、前記住環境情報が基準値の範囲外の場合には、外部装置に対して通知を行い、前記通知を行ってから一定時間が経過しても前記住環境情報が前記基準値の範囲内にならない場合には、前記住環境の改善が必要と判定する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項5】
前記複数種類の電動装置には、外壁の開口を開閉可能な可動羽根を備えた採風電動シャッターがあり、
前記制御部は、前記住環境の改善が必要と判定した場合であって、悪天候ではないと判定した場合には、前記可動羽根を回動させて前記採風電動シャッターを採風状態に制御する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記採風電動シャッターを採風状態に制御したとしても前記住環境が改善されない場合には、前記電動装置による前記動作として換気扇による換気又はエアコンディショナの運転を実行させる、
請求項5に記載の制御装置。
【請求項7】
前記住環境情報が温度、湿度、又は暑さ指数であり、
前記制御部は、前記住環境の改善が必要と判定した場合であって、悪天候であると判定した場合には、前記電動装置による前記動作としてエアコンディショナの運転を実行させる、
請求項1から6のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項8】
前記住環境情報が温度、湿度、又は暑さ指数であり、
前記制御部は、前記住環境の改善が必要と判定した場合であって、悪天候であると判定した場合には、前記電動装置による前記動作として換気扇による換気を実行させる、
請求項1から7のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項9】
前記住環境情報が湿度であり、
前記制御部は、前記住環境の改善が必要と判定した場合には、前記電動装置による前記動作として加湿器を起動させる、
請求項4に記載の制御装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記複数種類の電動装置による前記動作が実行されても前記住環境が改善されない場合は、外部装置にアラートを出力する、
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、センサで測った値に基づいて建物内の換気を行うことで建物内の住環境を改善するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のシステムでは、建物内の電動装置を制御するにあたって、建物内の電動装置の状態や気象情報は考慮されていない。そのため、従来のシステムによる電動装置の制御は、必ずしも適切ではない場合がある。
【0005】
本開示は、建物内の住環境を改善するにあたって、建物内の電動装置に対して適切な制御を行うことができる制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、室内の住環境を示す情報である住環境情報を取得する取得部と、前記住環境情報に基づいて前記住環境の改善が必要と判定した場合には、前記住環境を改善させる動作を実行可能な複数種類の電動装置の状態、および所定のエリアの気象に関する気象情報の少なくともいずれか一方の情報に基づいて、前記複数種類の電動装置の中から1つ以上の前記電動装置を制御する制御部と、を備える制御装置である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本実施形態に係る制御システムの概略構成図である。
【
図2】本実施形態に係る制御装置の概略構成図である。
【
図3】本実施形態に係る第1の動作のフロー図である。
【
図4】本実施形態に係る第2の動作のフロー図である。
【
図5】本実施形態に係る第3の動作のフロー図である。
【
図6】本実施形態に係る第4の動作のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本実施形態に係る制御システム1は、ユーザの建物100に設けられた複数種類の電動装置200-1~200-nを通信ネットワークNW経由で制御する。制御システム1は、建物100に設けられた複数種類の電動装置200-1~200-nの情報や建物100に設けられた複数のセンサ210-1~210-mの情報を取得する。n,mは、2以上の整数である。ハイフン以下の符号は、複数の同じ種類の構成要素を互いに区別するものである。複数の同じ種類の構成を互いに区別しない場合には、ハイフン以下の符号を省略する場合がある。建物100は、マンションや一軒家などの住宅、病院、施設などである。本実施形態では、建物100がユーザの住宅である場合について説明する。以下の説明では、複数種類の電動装置200-1~200-nを複数種類の電動装置200ということがある。
【0009】
複数種類の電動装置200は、建物100に設けられている。複数種類の電動装置200は、建物100内の住環境を改善させる動作(以下、「改善動作」という。)を実行可能である。住環境とは、例えば温度、湿度、暑さ指数、空気質及び臭気の少なくとも1つである。例えば、複数種類の電動装置200は、電動開閉窓、電動シャッター、採風電動シャッター、エアコンディショナ、換気扇、加湿器などである。
【0010】
採風電動シャッターは、外壁の開口を開閉可能な可動羽根を備えたシャッターである。採風電動シャッターは、可動羽根を回動させて外壁の開口を開状態に制御することができる。可動羽根の回動により外壁の開口が開状態に制御されている状態を採風状態と称する場合がある。採風電動シャッターが採風状態となることで、外壁の開口を通して採光や通風ができるようになる。採風電動シャッターの構造は、例えば、特開2020-193530などの公知の技術が用いられてもよい。
【0011】
センサ210は、建物100に設けられている。センサ210は、例えば、温度センサ、湿度センサ、開閉センサ、照度センサ、人検出センサなどである。開閉センサは、建物の開閉体が開状態か否かを検知する。建物100の開閉体とは、例えばドア、窓、玄関である。
【0012】
図1に示すように、制御システム1は、通信インターフェース10及び制御装置20を備える。通信インターフェース10は、ルータ11及びゲートウェイ12を備える。通信インターフェース10は、例えば、建物100内に設置される。
【0013】
ルータ11は、通信ネットワークNWを介して制御装置20に接続される。ルータ11は、無線又は有線(例えば、有線LAN)を介してゲートウェイ12に接続される。ルータ11は、制御装置20とゲートウェイ12との間の情報を中継する。ゲートウェイ12は、1つ以上の電動装置200が有線又は無線で接続されている。本実施形態のゲートウェイ12は、複数の電動装置200が有線又は無線で接続されている。
【0014】
通信ネットワークNWは、無線通信の伝送路(例えば、無線LAN)であってもよく、無線通信の伝送路及び有線通信の伝送路の組み合わせであってもよい。通信ネットワークNWは、携帯電話回線網などの移動体通信網、無線パケット通信網、インターネット及び専用回線の何れかであってもよいし、それらの組み合わせであってもよい。例えば、通信ネットワークNWは、省電力広域ネットワーク(LPWAN:Low-power Wide-area Network)を用いてもよいし、短距離無線通信規格であるZigBee(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、BLE等を用いてもよい。
【0015】
制御装置20は、通信ネットワークNWに接続されている。制御装置20は、コンピュータであってもよい。制御装置20は、サーバ装置であってもよい。制御装置20は、インターネット上やクラウド上に配置されてもよい。制御装置20は、少なくとも一つの物理サーバを備えてもよい。制御装置20として構成される複数の物理サーバは、通信ネットワークを介して互いに接続されていることにより、互いに通信可能である。上記物理サーバは、少なくとも一つの仮想サーバを備えてもよい。仮想サーバは、クラウドシステム上のサーバ(クラウドサーバ)であってもよい。
【0016】
制御装置20は、通信ネットワークNWを介して外部のサーバ(以下、「外部サーバ」という。)110に接続され、当該外部サーバ110の情報を送受可能である。制御装置20は、通信ネットワークNWを介して外部装置120に接続可能である。外部サーバ110は、気象情報を提供するサーバである。外部サーバ110は、例えば、気象庁及び気象庁以外の企業の少なくともいずれかが運用しているサーバである。
【0017】
外部装置120は、例えばユーザが携帯可能な通信端末である。例えば、外部装置120は、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末及びノートパソコンのいずれかである。上記通信端末は、ウェアラブル端末等であてもよい。外部装置120は、ユーザが携帯可能であるか否かには特に限定されない。例えば、外部装置120は、コンピュータであってもよい。
【0018】
図2に示すように、制御装置20は、取得部30及び制御部31を備える。これらの構成要素は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integrated circuit)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROM等の着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。記憶装置は、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)等により構成される。
【0019】
取得部30は、建物100における室内の住環境を示す情報である住環境情報を取得する。住環境情報は、室内の住環境を示す情報であれば特に限定されない。取得部30は、通信ネットワークNWを介して複数のセンサ210に接続されている。取得部30は、通信ネットワークNWを介して複数のセンサ210が計測したセンサ情報を取得する。センサ情報は、住環境情報の一例である。本実施形態のセンサ情報とは、温度、湿度、空気質の情報、臭気の濃度などである。空気質の情報は、例えば二酸化炭素の濃度である。
【0020】
取得部30は、建物100が設置されている所定エリアの気象に関する情報である気象情報を取得する。例えば、取得部30は、建物100を含む地域の気象情報を公開している外部サーバ110にアクセスすることで、その気象情報を取得する。
【0021】
気象情報は、現在の時刻tの気象情報であってもよいし、現在の時刻tから先の時刻である予測時刻の気象情報であってもよいし、その両方であってもよい。気象情報は、例えば、晴れ、曇り、雨、雪のような気象状態の情報である。気象情報とは、大雨注意報、暴風注意報などの気象に関する注意報を含んでもよい。
【0022】
取得部30は、通信ネットワークNWを介して複数種類の電動装置200のそれぞれに接続されている。取得部30は、電動装置200の状態に関する情報(以下、「状態情報」という。)を、通信ネットワークNWを介して電動装置200ごとに取得する。状態情報とは、電動装置200が動作しているか否かの情報や、開閉体が開状態か閉状態であるかの情報などである。
【0023】
制御部31は、通信ネットワークNWを介して複数種類の電動装置200を制御可能である。制御部31は、住環境情報に基づいて建物100内の住環境の改善が必要か否かを判定する。制御部31は、住環境の改善が必要と判定した場合には、電動装置200の状態情報および所定のエリアの気象に関する気象情報の少なくともいずれか一方の情報に基づいて、複数種類の電動装置200の中から1つ以上の電動装置200を制御する。
【0024】
例えば、制御部31は、建物100内の住環境の改善が必要と判定した場合には、気象情報に基づいて悪天候であるか否を判定してもよい。制御部31は、悪天候であると判定した場合には、複数種類の電動装置200のうち電動開閉窓を閉状態に制御して、電動開閉窓以外の1つ以上の電動装置200の改善動作を実行させる。
【0025】
例えば、制御部31は、電動装置200による改善動作を実行させる場合には、予め設定された順番で電動装置200の改善動作を1つずつ段階的に実行させる。制御部31は、住環境が改善した場合には、電動装置200の改善動作を停止させる。予め設定された順番とは、例えば消費電力が低い順である。
【0026】
一例として、制御部31は、熱中症対策として温度及び湿度の両方又は一方を改善させる場合には、電動窓を開状態にする制御、採風電動シャッターを採風状態にする制御、エアコンディショナを冷房状態にする制御の順に段階的に電動装置200を制御してもよい。エアコンディショナによる冷房を実行する場合には、制御部31は、電動窓を閉状態に制御してもよい。
【0027】
一例として、制御部31は、建物100内の空気質を改善させる場合には、電動窓を開状態にする制御、採風電動シャッターを採風状態にする制御、換気扇を動かす制御の順に段階的に電動装置200を制御してもよい。
【0028】
例えば、制御部31は、住環境情報が基準値の範囲外の場合には、外部装置に対して通知を行い、通知を行ってから一定時間が経過しても住環境情報が基準値の範囲内にならない場合には住環境の改善が必要と判定してもよい。この外部装置とは、例えば、建物100のユーザが所有する上記携帯端末であってもよい。
【0029】
制御部31は、複数種類の電動装置200による改善動作が実行されても住環境が改善されない場合は、アラートを出力してもよい。例えば、制御部31は、通信ネットワークNWを介して、ユーザの上記携帯端末に対して上記アラートを出力してもよい。アラートには、改善されていない住環境の情報を含んでもよい。
【0030】
以下において、本実施形態に係る制御装置20の動作の流れを説明する。制御装置20は、住環境を改善させる動作として、第1の動作から第4の動作の少なくとも何れかの動作を実行可能である。第1の動作から第4の動作の各動作のフローについて説明する。
【0031】
(第1の動作)
第1の動作は、例えば、熱中症を抑制するために、建物100の室内の住環境を改善するための動作である。第1の動作での住環境とは、温度及び湿度の少なくともいずれか又は暑さ指数である。第1の動作を説明するにあたって、住環境が暑さ指数(WBGT)である場合について説明する。
図4に例示する住環境は、暑さ指数であるが、これに限定されず、温度及び湿度であってもよい。
【0032】
取得部30は、通信ネットワークNWを介して、1つ以上のセンサ210が計測した温度及び湿度の情報を取得する。制御部31は、取得部30で取得したセンサ情報に基づいて、住環境情報として暑さ指数を求める。制御部31は、暑さ指数が基準値の範囲外であるか否かを判定する(ステップS101)。一例として、ステップS101では、制御部31は、暑さ指数が警戒レベルに達すると、暑さ指数(WBGT)が基準値の範囲外であると判定する。
【0033】
制御部31は、暑さ指数が警戒レベルに達すると、建物100のユーザ(例えば、居住者)の携帯端末などに、暑さ指数が警戒レベルに達したことを示す通知を行う(ステップS102)。制御部31は、暑さ指数が警戒レベルに達していない場合には、ステップS101に戻る。
【0034】
制御部31は、ステップS102の処理を実行してから一定時間が経過するまで待機する(ステップS103)。制御部31は、ステップS103において一定時間の待機が完了すると、再度新たに求めた暑さ指数が基準値の範囲外であるか否かを判定する(ステップS104)。ステップS104の処理は、ステップS101の処理と同じである。
【0035】
制御部31は、ステップS104において、暑さ指数が警戒レベルに達したままであると判定した場合には、気象情報に基づいて現在の天気又は現在から所定時間だけ先の天気が悪天候であるか否かを判定する(ステップS105)。悪天候とは、例えば、天気が雨や雪の場合である。制御部31は、ステップS104において、暑さ指数が警戒レベルから下がった場合には、ステップS101に戻る。
【0036】
制御部31は、ステップS105において、現在の天気又は現在から所定時間だけ先の天気が悪天候ではないと判定した場合には、電動装置200の一つである電動開閉窓の状態情報に基づいて電動開閉窓が閉状態及び開状態のいずれの状態であるかを判定する(ステップS106)。制御部31は、ステップS105において、現在の天気又は現在から所定時間だけ先の天気が悪天候であると判定した場合には、ステップS112の処理に移行する。
【0037】
制御部31は、ステップS106において電動開閉窓が閉状態であると判定した場合には、電動開閉窓を開状態に制御する(ステップS107)。制御部31は、ステップS106において、電動開閉窓が開状態である場合には、ステップS112の処理に移行する。
【0038】
制御部31は、ステップS107にて電動開閉窓を開状態に制御した後に、建物100の外側に採風電動シャッターが設けられているか否かを判定する(ステップS108)。制御部31には、建物100の外側に採風電動シャッターが設けられているか否かの情報が予め格納されている。制御部31は、建物100の外側に採風電動シャッターが設けられていると判定した場合には、採風電動シャッターを採風状態に制御する(ステップS109)。制御部31は、ステップS108において、建物100の外側に採風電動シャッターが設けられていないと判定した場合には、ステップS110に移行する。
【0039】
制御部31は、ステップS108又はステップS109の処理を実行してから一定時間が経過するまで待機する(ステップS110)。制御部31は、一定時間の待機後に、暑さ指数を新たに求める。制御部31は、新たに求めた暑さ指数が基準値の範囲外であるか否かを判定する。ステップS111の一例として、制御部31は、新たに求めた暑さ指数が、警戒レベルよりも高い厳重警戒レベルに達しているか否かを判定する(ステップS111)。制御部31は、新たに求めた暑さ指数が厳重警戒レベルに達しているかと判定した場合には、暑さ指数が基準値の範囲外であると判定する。
【0040】
制御部31は、ステップS111において新たに求めた暑さ指数が厳重警戒レベルに達していると判定した場合には、電動開閉窓を閉状態に制御する(ステップS112)。制御部31は、電動開閉窓を閉状態にした後に、エアコンディショナの冷房運転を実行させる(ステップS113)。制御部31は、ステップS111において新たに求めた暑さ指数が厳重警戒レベル未満である場合には、ステップS101の処理に戻る。
【0041】
制御部31は、ステップS113にてエアコンディショナの冷房運転を実行させてから一定時間が経過するまで待機する(ステップS114)。制御部31は、ステップS114にて一定時間が経過した後に暑さ指数を新たに求める。制御部31は、新たに求めた暑さ指数が厳重警戒レベルに達しているか否かを判定する(ステップS115)。
【0042】
制御部31は、ステップS115において、新たに求めた暑さ指数が厳重警戒レベルに達したままであると判定した場合には、予め制御装置20に登録されている外部装置に対してアラートを出力する(ステップS116)。このアラートには、暑さ指数が基準値を超えていることを知らせる情報が含まれてもよい。制御部31は、アラートを出力した後に、ステップS113の処理に戻る。制御部31は、暑さ指数が厳重警戒レベルから下がるまで、エアコンディショナの冷房運転を継続させる。
【0043】
(第2の動作)
第2の動作は、例えば、新型コロナウイルス((COVID-19))感染症の対策として室内の換気を行うことで室内の住環境を改善するための動作である。
図4に例示する第2の動作での住環境とは、二酸化炭素の濃度である。
【0044】
取得部30は、通信ネットワークNWを介して、1つ以上のセンサ210(CO2センサ)が計測した二酸化炭素の濃度を取得する。制御部31は、取得部30で取得したセンサ情報である二酸化炭素の濃度が基準値の範囲外であるか否かを判定する(ステップS201)。一例として、ステップS201では、制御部31は、二酸化炭素の濃度が第1閾値を超えたか否かを判定する。制御部31は、二酸化炭素の濃度が第1閾値を超えたと判定した場合には、二酸化炭素の濃度が基準値の範囲外であると判定する。
【0045】
制御部31は、二酸化炭素の濃度が第1閾値を超えたと判定した場合には、建物100のユーザ(例えば、居住者)の携帯端末などに、二酸化炭素の濃度が第1閾値を超えたことを示す通知を行う(ステップS202)。制御部31は、二酸化炭素の濃度が第1閾値以下である場合には、ステップS201に戻る。
【0046】
制御部31は、ステップS202の処理を実行してから一定時間が経過するまで待機する(ステップS203)。制御部31は、ステップS203において一定時間の待機が完了すると、再度新たに求めた二酸化炭素の濃度が第1閾値を超えているか否かを判定する(ステップS204)。ステップS204の処理は、ステップS201の処理と同じである。
【0047】
制御部31は、ステップS204において、二酸化炭素の濃度が第1閾値を超えたままであると判定した場合には、気象情報に基づいて現在の天気又は現在から所定時間だけ先の天気が悪天候であるか否かを判定する(ステップS205)。制御部31は、ステップS204において、二酸化炭素の濃度が第1閾値以下である場合には、ステップS201に戻る。
【0048】
制御部31は、ステップS205において、現在の天気又は現在から所定時間だけ先の天気が悪天候ではないと判定した場合には、電動装置200の一つである電動開閉窓の状態情報に基づいて電動開閉窓が閉状態及び開状態のいずれの状態であるかを判定する(ステップS206)。制御部31は、ステップS205において、現在の天気又は現在から所定時間だけ先の天気が悪天候であると判定した場合には、ステップS212の処理に移行する。
【0049】
制御部31は、ステップS206において電動開閉窓が閉状態であると判定した場合には、電動開閉窓を開状態に制御する(ステップS207)。制御部31は、ステップS206において、電動開閉窓が開状態である場合には、ステップS212の処理に移行する。
【0050】
制御部31は、ステップS207にて電動開閉窓を開状態に制御した後に、建物100の外側に採風電動シャッターが設けられているか否かを判定する(ステップS208)。制御部31は、建物100の外側に採風電動シャッターが設けられていると判定した場合には、採風電動シャッターを採風状態に制御する(ステップS209)。制御部31は、ステップS208において、建物100の外側に採風電動シャッターが設けられていないと判定した場合には、ステップS210に移行する。
【0051】
制御部31は、ステップS208又はステップS209の処理を実行してから一定時間が経過するまで待機する(ステップS210)。制御部31は、一定時間の待機後に、二酸化炭素の濃度を新たに取得し、取得した二酸化炭素の濃度が基準値の範囲外であるか否かを判定する。ステップS211の一例として、制御部31は、新たに取得した二酸化炭素の濃度が、第1閾値よりも高い第2閾値を超えたか否かを判定する(ステップS211)。制御部31は、二酸化炭素の濃度が第2閾値を超えたと判定した場合には、二酸化炭素の濃度が基準値の範囲外であると判定する。
【0052】
制御部31は、ステップS211において二酸化炭素の濃度が第2閾値を超えたと判定した場合には、電動開閉窓を閉状態に制御する(ステップS212)。制御部31は、電動開閉窓を閉状態にした後に、換気扇を駆動させる(ステップS213)。制御部31は、ステップS211において二酸化炭素の濃度が第2閾値以下である場合には、ステップS201の処理に戻る。
【0053】
制御部31は、ステップS213にて換気扇を駆動させてから一定時間が経過するまで待機する(ステップS214)。制御部31は、ステップS214にて一定時間が経過した後に二酸化炭素の濃度を新たに取得する。制御部31は、新たに取得した二酸化炭素の濃度が第2閾値を超えているか否かを判定する(ステップS215)。
【0054】
制御部31は、二酸化炭素の濃度が第2閾値を超えたままであると判定した場合には、予め制御装置20に登録されている外部装置に対してアラートを出力する(ステップS216)。このアラートには、二酸化炭素の濃度が基準値を超えていることを知らせる情報が含まれてもよい。制御部31は、アラートを出力した後に、ステップS213の処理に戻る。制御部31は、二酸化炭素の濃度が第2閾値以下になるまで、換気扇の駆動を継続させる。
【0055】
(第3の動作)
第3の動作は、例えば、建物100の室内の臭気を改善するための動作である。
図5に例示する第3の動作での住環境とは、臭気の濃度である。
【0056】
取得部30は、通信ネットワークNWを介して、1つ以上のセンサ210が計測した臭気の濃度を取得する。制御部31は、取得部30で取得したセンサ情報である臭気の濃度が基準値の範囲外であるか否かを判定する(ステップS301)。一例として、ステップS301では、制御部31は、臭気の濃度が第3閾値を超えたか否かを判定する。制御部31は、臭気の濃度が第3閾値を超えたと判定した場合には、臭気の濃度が基準値の範囲外であると判定する。
【0057】
制御部31は、臭気の濃度が第3閾値を超えたと判定した場合には、建物100のユーザ(例えば、居住者)の携帯端末などに、臭気の濃度が第3閾値を超えたことを示す通知を行う(ステップS302)。制御部31は、臭気の濃度が第3閾値以下である場合には、ステップS301に戻る。
【0058】
制御部31は、ステップS302の処理を実行してから一定時間が経過するまで待機する(ステップS303)。制御部31は、ステップS303において一定時間の待機が完了すると、再度新たに求めた臭気の濃度が第3閾値を超えているか否かを判定する(ステップS304)。ステップS304の処理は、ステップS301の処理と同じである。
【0059】
制御部31は、ステップS304において、臭気の濃度が第3閾値を超えたままであると判定した場合には、気象情報に基づいて現在の天気又は現在から所定時間だけ先の天気が悪天候であるか否かを判定する(ステップS305)。制御部31は、ステップS304において、臭気の濃度が第3閾値以下である場合には、ステップS301に戻る。
【0060】
制御部31は、ステップS305において、現在の天気又は現在から所定時間だけ先の天気が悪天候ではないと判定した場合には、電動装置200の一つである電動開閉窓の状態情報に基づいて電動開閉窓が閉状態及び開状態のいずれの状態であるかを判定する(ステップS306)。制御部31は、ステップS305において、現在の天気又は現在から所定時間だけ先の天気が悪天候であると判定した場合には、ステップS312の処理に移行する。
【0061】
制御部31は、ステップS306において電動開閉窓が閉状態であると判定した場合には、電動開閉窓を開状態に制御する(ステップS307)。制御部31は、ステップS306において、電動開閉窓が開状態である場合には、ステップS312の処理に移行する。
【0062】
制御部31は、ステップS307にて電動開閉窓を開状態に制御した後に、建物100の外側に採風電動シャッターが設けられているか否かを判定する(ステップS308)。制御部31は、建物100の外側に採風電動シャッターが設けられていると判定した場合には、採風電動シャッターを採風状態に制御する(ステップS309)。制御部31は、ステップS308において、建物100の外側に採風電動シャッターが設けられていないと判定した場合には、ステップS310に移行する。
【0063】
制御部31は、ステップS309の処理を実行してから一定時間が経過するまで待機する(ステップS310)。制御部31は、一定時間の待機後に、臭気の濃度を新たに取得し、取得した臭気の濃度が基準値の範囲外であるか否かを判定する。ステップS311の一例として、制御部31は、新たに取得した臭気の濃度が、第3閾値よりも高い第4閾値を超えたか否かを判定する(ステップS311)。制御部31は、臭気の濃度が第4閾値を超えたと判定した場合には、臭気の濃度が基準値の範囲外であると判定する。
【0064】
制御部31は、ステップS311において臭気の濃度が第4閾値を超えたと判定した場合には、電動開閉窓を閉状態に制御する(ステップS312)。制御部31は、電動開閉窓を閉状態にした後に、換気扇を駆動させる(ステップS313)。制御部31は、ステップS311において臭気の濃度が第4閾値以下である場合には、ステップS301の処理に戻る。
【0065】
制御部31は、ステップS313にて換気扇を駆動させてから一定時間が経過するまで待機する(ステップS314)。制御部31は、ステップS314にて一定時間が経過した後に臭気の濃度を新たに取得する。制御部31は、新たに取得した臭気の濃度が第4閾値を超えているか否かを判定する(ステップS315)。
【0066】
制御部31は、臭気の濃度が第4閾値を超えたままであると判定した場合には、予め制御装置20に登録されている外部装置に対してアラートを出力する(ステップS316)。このアラートには、臭気の濃度が基準値を超えていることを知らせる情報が含まれてもよい。制御部31は、アラートを出力した後に、ステップS313の処理に戻る。制御部31は、臭気の濃度が第4閾値以下になるまで、換気扇の駆動を継続させる。
【0067】
(第4の動作)
第4の動作は、例えば、インフルエンザなどのウイルス感染を予防するために、建物100の室内の湿度を改善するための動作である。
図6に例示する第4の動作での住環境とは、湿度である。
【0068】
取得部30は、通信ネットワークNWを介して、1つ以上のセンサ210(湿度センサ)が計測した湿度を取得する。制御部31は、取得部30で取得したセンサ情報である湿度が基準値の範囲外であるか否かを判定する(ステップS401)。一例として、ステップS401では、制御部31は、湿度が第5閾値(例えば、50%)以上であるか否かを判定する。制御部31は、湿度が第5閾値以上であると判定した場合には、湿度が基準値の範囲内であると判定する。
【0069】
制御部31は、湿度が第5閾値未満であると判定した場合には、建物100のユーザ(例えば、居住者)の携帯端末などに、湿度が基準値の範囲外であることを示す通知を行う(ステップS402)。制御部31は、湿度が第5閾値以上である場合には、ステップS401に戻る。
【0070】
制御部31は、ステップS402の処理を実行してから一定時間が経過するまで待機する(ステップS403)。制御部31は、ステップS403において一定時間の待機が完了すると、再度新たに取得した湿度が第5閾値以上であるか否かを判定する(ステップS404)。ステップS404の処理は、ステップS401の処理と同じである。
【0071】
制御部31は、ステップS404において、湿度が第5閾値未満のままであると判定した場合には、加湿器を駆動させる(ステップS405)。制御部31は、ステップS404において湿度が第5閾値以上である場合には、ステップS401の処理に戻る。
【0072】
制御部31は、ステップS405にて電動装置200の一つである加湿器を駆動させてから一定時間が経過するまで待機する(ステップS406)。制御部31は、ステップS4405にて一定時間が経過した後に湿度を新たに取得する。制御部31は、新たに取得した湿度が第5閾値以上であるか否かを判定する(ステップS407)。
【0073】
制御部31は、湿度が第5閾値未満のままであると判定した場合には、ステップS405の処理に戻る。制御部31は、湿度が第5閾値以上になるまで、加湿器の駆動を継続させる。制御部31は、ステップS407において湿度が第5閾値以上であると判定した場合には、ステップS401の処理に戻る。尚、
図6に説明するステップS404の処理が終わった後に、ステップS106と同様の処理を実行してもよい。この場合には、制御部31は、電動開閉窓が閉状態である場合には、ステップSS405を実行してもよい。制御部31は、電動開閉窓が開状態である場合には、電動開閉窓を閉状態に制御した後にステップSS405を実行してもよい。
【0074】
従来のシステムでは、建物内の電動装置を制御するにあたって、建物内の電動装置の状態や気象情報は考慮されていない。従来のシステムは、雨や雪が降っている場合に電動開閉窓を開状態に制御してしまい、雨や雪が住宅内に入ってしまうという問題が起こり得る。従来のシステムでは、建物内の電動装置の状態を考慮していないため、防犯や省エネという観点から改善の余地がある。従来のシステムでは、建物内の電動装置に対して適切な制御を行うことができない事象が起こり得る。
【0075】
制御装置20は、室内の住環境情報に基づいて住環境の改善が必要と判定した場合には、住環境を改善させる動作を実行可能な複数種類の電動装置200の状態情報、および所定のエリアの気象に関する気象情報の少なくともいずれか一方の情報に基づいて、複数種類の電動装置200の中から1つ以上の電動装置200を制御する。このような構成により、建物内の電動装置に対して適切な制御を行うことができる。
【0076】
制御装置20は、住環境の改善が必要と判定した場合には、気象情報に基づいて悪天候であるか否を判定し、悪天候であると判定した場合には、複数種類の電動装置200のうち電動開閉窓を閉状態に制御してもよい。制御装置20は、電動開閉窓を閉状態に制御した後に、電動開閉窓以外の1つ以上の電動装置200による前記動作を実行させてもよい。このような構成により、制御装置20は、悪天候である場合に、雨や雪が住宅内に入ってしまうことを防止することができる。
【0077】
制御装置20は、電動装置200による改善動作を実行させる場合には、予め設定された順番で電動装置200の改善動作を1つずつ段階的に実行させ、住環境が改善した場合には、電動装置200の改善動作を停止させてもよい。このような構成により、省エネや防犯を考慮した電動装置200の制御が可能となる。
【0078】
制御装置20は、住環境情報が基準値の範囲外の場合には、外部装置120に対して通知を行い、通知を行ってから一定時間が経過しても住環境情報が基準値の範囲内にならない場合には、住環境の改善が必要と判定してもよい。このような構成により、制御装置20は、いち早く居住者に対して、住環境の異常を通知することができる。
【0079】
制御装置20は、住環境の改善が必要と判定した場合であって、悪天候ではないと判定した場合には、電動装置200の一つである採風電動シャッターの可動羽根を回動させて採風状態に制御してもよい。このような構成により、制御装置20は、防犯を考慮しつつ室内の換気を行うことができる。
【0080】
制御装置20は、採風電動シャッターを採風状態に制御したとしても住環境が改善されない場合には、換気扇による換気又はエアコンディショナによる冷房を実行させてもよい。
【0081】
制御装置20は、湿度の改善が必要と判定した場合には加湿器を起動させてもよい。このような構成により、制御装置20は、室内の湿度を一定に保つことが可能になり、インフルエンザ感染の予防に寄与する。
【0082】
上記実施形態では、制御部31は、電動開閉窓を閉状態にした後に、エアコンディショナの冷房運転を実行させたが、これに限定されない。例えば、制御部31は、住環境情報に基づいて室内の温度が所定の温度よりも高い場合には、電動開閉窓を閉状態に制御した後に、エアコンディショナの暖房運転を実行させてもよい。
【0083】
制御装置20は、建物100内に人が存在するか否かの判定を行ってもよい。例えば、制御部31は、建物100の利用者の位置情報を、その利用者が携帯する通信端末(例えば、外部装置120)から通信ネットワークNWを介して受信してもよい。制御部31は、利用者の位置情報に基づいて、建物100内に人が存在するか否かの判定を行ってもよい。ただし、これに限定されず、制御装置20は、建物100内に人が存在するか否かの判定を、建物100に設置されたセンサなどの情報に基づいて行ってもよい。制御部31は、建物100内に人が存在すると判定した場合にのみ、上記第1の動作から上記第4の動作の少なくとも何れかの動作を実行してもよい。
【符号の説明】
【0084】
1…制御システム、10…通信インターフェース、11…ルータ、12…ゲートウェイ、20…制御装置、30…取得部、31…制御部、200…電動装置