IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 山崎 明美の特許一覧

<>
  • 特開-騒音軽減マイクスポンジ 図1
  • 特開-騒音軽減マイクスポンジ 図2
  • 特開-騒音軽減マイクスポンジ 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023090585
(43)【公開日】2023-06-29
(54)【発明の名称】騒音軽減マイクスポンジ
(51)【国際特許分類】
   H04R 1/08 20060101AFI20230622BHJP
【FI】
H04R1/08
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021205619
(22)【出願日】2021-12-18
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-04-11
(71)【出願人】
【識別番号】520105164
【氏名又は名称】山崎 明美
(72)【発明者】
【氏名】山崎 貴志
【テーマコード(参考)】
5D017
【Fターム(参考)】
5D017BE03
(57)【要約】
【課題】発声者の音声以外の周囲騒音について、マイクへの入力を減衰させるためのマイクスポンジを提供する。
【解決手段】マイクスポンジ1において、マイク使用時における発声者の口元周辺部分2以外のスポンジ材を、発声者の口元周辺部分2のスポンジ材よりも厚くする。または、マイクスポンジ1において、マイク使用時における発声者の口元周辺部分2以外のスポンジ材を、発声者の口元周辺部分2のスポンジ材よりも厚くし、かつ、発声者の口元を覆う方向にスポンジ材を延長する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マイク使用時における発声者の口元周辺部分(2)以外のスポンジ材を、発声者の口元周辺部分(2)のスポンジ材よりも厚くした、マイクスポンジ(1)。
【請求項2】
マイク使用時における発声者の口元周辺部分(2)以外のスポンジ材を、発声者の口元周辺部分(2)のスポンジ材よりも厚くし、かつ、マイク使用時における発声者の口元を覆う方向にスポンジ材を延長した、マイクスポンジ(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、周囲騒音を軽減して発声者の音声をマイクで拾いやすくするためのマイクスポンジに関する。
【背景技術】
【0002】
ビデオ会議等において、遠隔地の発声者が周囲騒音の大きい環境(交通量の多い道路、工事現場、工場など)にいる場合、発声者の音声が周囲騒音によって聞き取りにくいことがある。このような場合には、従来技術では、指向性マイクの使用や、音声信号のノイズキャンセリング処理により対応することがあるが、十分に聞き取りやすくはならないこともある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016-005045号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ビデオ会議等において、遠隔地の発声者が周囲騒音の大きい環境(交通量の多い道路、工事現場、工場など)にいる場合、発声者の音声が周囲騒音によって聞き取りにくいことがある。このような場合には、従来技術では、指向性マイクの使用や、音声信号のノイズキャンセリング処理により対応することがあるが、十分に聞き取りやすくはならないこともある。
【0005】
本願発明は、発声者の音声以外の周囲騒音について、マイクへの入力を減衰させるためのマイクスポンジを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
マイクスポンジ1において、マイク使用時における発声者の口元周辺部分2以外のスポンジ材を、発声者の口元周辺部分2のスポンジ材よりも厚くする。または、マイクスポンジ1において、マイク使用時における発声者の口元周辺部分2以外のスポンジ材を、発声者の口元周辺部分2のスポンジ材よりも厚くし、かつ、マイク使用時における発声者の口元を覆う方向にスポンジ材を延長する。
【発明の効果】
【0007】
厚みを持ったスポンジ材により周囲騒音のマイクへの入力は減衰するが、発声者の音声は、発声者の口元周辺部分2のスポンジ材が前記厚みよりも薄い分、マイクへの入力減衰が少ない。このため、マイクへ入力される音量のうち、発声者の音声がしめる割合が、マイクスポンジ1非装着時と比較して高くなり、発声者の音声を拾いやすくできる。
【0008】
特許文献1には、漏音防止マイクロフォンが開示されており、これは発声者の音声以外の周囲騒音を軽減する効果も期待できるものと考えられるが、発声者の息によるポップノイズを軽減するための対策が別途必要である。対して、本願発明では、発声者の音声に対しては一般的なマイクスポンジとしての効果があるため、前記ポップノイズ軽減に対する別途対策は必要ない。
【0009】
本願発明は、前記従来技術の、指向性マイクの使用や、音声信号のノイズキャンセリング処理、と併用することが可能であるため、これらと併用することにより、これら従来技術の効果との相乗効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】請求項1に係る実施例である。(a)は平面図、(b)はA-A断面図。
図2】請求項2に係る実施例である。(a)は平面図、(b)はB-B断面図。
図3】請求項1に係る別の実施例の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
マイクスポンジ1において、マイク使用時における発声者の口元周辺部分2以外のスポンジ材を、発声者の口元周辺部分2のスポンジ材よりも厚くする。または、マイクスポンジ1において、マイク使用時における発声者の口元周辺部分2以外のスポンジ材を、発声者の口元周辺部分2のスポンジ材よりも厚くし、かつ、マイク使用時における発声者の口元を覆う方向にスポンジ材を延長する。
【0012】
図1及び図2は、ヘッドセットマイクへ適用した実施例であり、図3は、ハンドヘルドマイクへ適用した実施例である。また、図1から図3に示すマイクスポンジ1の形状は実施例であり、これらの形状以外のものを排除するものではない。
【0013】
スポンジ材の材質は、一般的にマイクスポンジとして利用されていたり、吸音材として利用されており吸音効果が高い、ウレタンフォームを想定するが、これ以外の材質を排除するものではない。
【符号の説明】
【0014】
1 マイクスポンジ
2 口元周辺部分
3 スポンジ材延長部分
4 マイク
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2022-01-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マイク使用時における発声者の口元周辺部分(2)以外のスポンジ材を、発声者の口元周辺部分(2)のスポンジ材よりも厚くし、かつ、前記口元周辺部分(2)の外周部分のスポンジ材を、マイク使用時における発声者の口元を覆う方向に、前記口元周辺部分(2)以外のスポンジ材の厚さを超える厚さまでスポンジ材を延長した、マイクスポンジ(1)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
図1本願発明に係る実施例である。(a)は平面図、(b)はA-A断面図。
図2】請求項に係る実施例である。(a)は平面図、(b)はB-B断面図。
図3本願発明に係る別の実施例の側面図である。