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特開2023-90728表示インターフェースを有する電子装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023090728
(43)【公開日】2023-06-29
(54)【発明の名称】表示インターフェースを有する電子装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/16 20060101AFI20230622BHJP
   F16M 13/02 20060101ALI20230622BHJP
   F16C 11/04 20060101ALI20230622BHJP
   F16C 11/10 20060101ALI20230622BHJP
【FI】
G06F1/16 312F
F16M13/02 W
F16C11/04 D
F16C11/10 E
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023061858
(22)【出願日】2023-04-06
(62)【分割の表示】P 2021122447の分割
【原出願日】2021-07-27
(31)【優先権主張番号】202010776035.X
(32)【優先日】2020-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】596039187
【氏名又は名称】台達電子工業股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DELTA ELECTRONICS,INC.
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 宥霖
(72)【発明者】
【氏名】余 俊憲
(57)【要約】
【課題】表示インターフェースを有する電子装置を提供する。
【解決手段】 溝を含む装置本体、および装置本体に配置された表示モジュールを含み、前記表示モジュールはシャフトを含み、前記シャフトは回転可能に前記溝に接続され、前記溝でスライドされるように適合され、前記溝の伸長方向は、前記シャフトの軸と異なる表示インターフェースを有する電子装置。
【選択図】図1C
【特許請求の範囲】
【請求項1】
溝を含む装置本体、および
前記装置本体に配置された表示モジュールを含み、前記表示モジュールはシャフトを含み、前記シャフトは回転可能に前記溝に接続され、前記溝でスライドされるように適合され、前記溝の伸長方向は、前記シャフトの軸と異なり、
前記溝の伸長方向は、前記シャフトの軸に垂直であり、
前記シャフトは、前記溝内の第1の溝位置と第2の溝位置との間でスライドされ、前記シャフトが前記第1の溝位置にあるとき、前記装置本体に対する前記表示モジュールの向きは制限され、前記シャフトが前記第2の溝位置にあるとき、前記表示モジュールは、前記装置本体に対して回転されるように適合され、
前記装置本体はカバーを含み、前記溝は前記カバーに形成され、前記カバーは第1のカバー壁を含み、前記シャフトが前記第1の溝位置にあるとき、前記第1のカバー壁は前記表示モジュールに当接し、前記シャフトが前記第2の溝位置にあるとき、前記第1のカバー壁は前記表示モジュールから分離される表示インターフェースを有し、
前記シャフトは、第1のシャフト停止突出部を含み、前記装置本体は、装置制限スロットを含み、前記装置制限スロットは、第3の停止壁および第4の停止壁を含み、前記シャフトが前記第2の溝位置にあるとき、前記第1のシャフト停止突出部は、前記装置制限スロット内に挿入され、前記シャフトが前記第2の溝位置にあり、前記表示モジュールが第1のモジュールの向きにあるとき、前記第1のシャフト停止突出部は、前記第3の停止壁に当接し、前記シャフトが前記第2の溝位置にあり、前記表示モジュールが第2のモジュールの向きにあるとき、前記第1のシャフト停止突出部は、前記第4の停止壁に当接する電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2020年8月5日に出願された中国特許出願番号第202010776035.X号についての優先権を主張するものであり、これらの全ては引用によって本願に援用される。
【0002】
本発明は、電子装置に関するものであり、特に、表示インターフェースを有する電子装置に関するものである。
【背景技術】
【0003】
従来の無停電電源装置は、表示モジュールを有する。表示モジュールは、電力容量情報と電圧情報を表示する。通常、表示モジュールは無停電電源装置に取り付けられている。無停電電源装置の向きが変わったとき(例えば、起立状態から横臥状態に変わったとき)、表示モジュールの向きが変わり(例えば、90度変わり)、ユーザが電力容量情報と電圧情報を読むのに不便である。
【0004】
従来、表示モジュールを無停電電源装置に対して回転させるためには、複雑なピボット機構(pivoting mechanism)が提供されていた。従来のピボット機構は、無停電電源装置の内部の空間を占有し、表示モジュールと無停電電源装置のメインボードを接続するのにより長いケーブルが必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
表示インターフェースを有する電子装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態は、上述の問題に対処するために提供される。
【0007】
一実施形態では、表示インターフェースを有する電子装置が提供される。電子装置は、装置本体および表示モジュールを含む。装置本体は溝を含む。表示モジュールは装置本体に配置され、表示モジュールはシャフトを含み、シャフトは回転可能に溝に接続され、溝でスライドされるように適合され、溝の伸長方向は、シャフトの軸と異なる。
【0008】
一実施形態では、溝の伸長方向は、シャフトの軸に垂直である。
【0009】
一実施形態では、シャフトは、溝内の第1の溝位置と第2の溝位置との間でスライドされ、シャフトが第1の溝位置にあるとき、装置本体に対する表示モジュールの向きは制限され、シャフトが第2の溝位置にあるとき、表示モジュールは、装置本体に対して回転されるように適合される。
【0010】
一実施形態では、装置本体はカバーを含み、溝はカバーに形成され、カバーは第1のカバー壁を含み、シャフトが第1の溝位置にあるとき、第1のカバー壁は表示モジュールに当接し、シャフトが第2の溝位置にあるとき、第1のカバー壁は表示モジュールから分離される。
【0011】
一実施形態では、カバーは収容部を含み、収容部は、カバーの角に位置し、溝は収容部に形成され、シャフトが第1の溝位置にあるとき、表示モジュールは、収容部内に十分に位置し、シャフトが第2の溝位置にあるとき、表示モジュールの少なくとも一部は、収容部の外側に位置する。
【0012】
一実施形態では、カバーは第2のカバー壁をさらに含み、第2のカバー壁は第1のカバー壁に垂直であり、壁ノッチは第2のカバー壁に形成され、壁ノッチは表示モジュールの一つ側に対応する。
【0013】
一実施形態では、シャフトは溝の内壁に当接するように適合される。
【0014】
一実施形態では、シャフトはシャフト制限スロットを含み、シャフト制限スロットは第1の停止壁および第2の停止壁を含み、装置本体は装置停止突出部を含み、シャフトが第2の溝位置にあるとき、装置停止突出部はシャフト制限スロット内に挿入され、シャフトが第2の溝位置にあり、表示モジュールが第1のモジュールの向きにあるとき、装置停止突出部は第1の停止壁に当接し、シャフトが第2の溝位置にあり、表示モジュールが第2のモジュールの向きにあるとき、装置停止突出部は、第2の停止壁に当接する。
【0015】
一実施形態では、表示モジュールはモジュール本体を含み、シャフトはモジュール本体に接続され、モジュール本体は少なくとも1つのモジュールくさび留め部を含み、装置本体は少なくとも1つの装置くさび留め部を含み、シャフトが溝の第1の溝位置にあるとき、モジュールくさび留め部は装置くさび留め部にくさび留めされ、シャフトが溝の第2の溝位置にあるとき、モジュールくさび留め部は、装置くさび留め部から分離される。
【0016】
一実施形態では、装置くさび留め部は、くさび留めアームを含み、くさび留めアームの伸長方向は、溝の伸長方向に平行である。
【0017】
一実施形態では、装置本体は、複数の装置くさび留め部を含み、装置くさび留め部は、溝の両側に配置される。
【0018】
一実施形態では、シャフトは、第1のシャフト停止突出部を含み、装置本体は、装置制限スロットを含み、装置制限スロットは、第3の停止壁および第4の停止壁を含み、シャフトが第2の溝位置にあるとき、第1のシャフト停止突出部は、装置制限スロット内に挿入され、シャフトが第2の溝位置にあり、表示モジュールが第1のモジュールの向きにあるとき、第1のシャフト停止突出部は、第3の停止壁に当接し、シャフトが第2の溝位置にあり、表示モジュールが第2のモジュールの向きにあるとき、第1のシャフト停止突出部は、第4の停止壁に当接する。
【0019】
一実施形態では、シャフトは、複数の可撓性ファスナを含み、可撓性ファスナは、環状に配置され、可撓性ファスナは、装置本体にくさび留めされ、溝は、第1の溝領域、第2の溝領域、およびウエスト領域を含み、ウエスト領域は、第1の溝領域と第2の溝領域との間に位置し、ウエスト領域の幅は、第1の溝領域の幅よりも小さく、ウエスト領域の幅は、第2の溝領域の幅よりも小さく、シャフトが第1の溝位置にあるとき、シャフトは第1の溝領域にあり、シャフトが第2の溝位置にあるとき、シャフトは第2の溝領域にある。
【0020】
一実施形態では、装置本体は、少なくとも1つの制限スロットを含み、シャフトは、第2のシャフト停止突出部を含み、シャフトが第1の溝位置にあるとき、第2のシャフト停止突出部は、制限スロットの1つをくさび留めし、表示モジュールの向きを制限する。
【0021】
一実施形態では、表示モジュールは、電力容量情報および電圧情報を表示する。
【0022】
本発明の実施形態の電子装置を用いることにより、表示モジュールは、装置本体に対して回転されることができる。本発明の実施形態のシャフトは、より単純な構造を有し、より小さい空間を占める。表示モジュールは、ケーブルを介して電子装置のメインボードに接続される。ケーブルの長さは短くされ、ケーブルが表示モジュールから不用意に外れるのを防ぐことができる。
【0023】
以下、添付の図面と併せて本開示の実施形態を詳細に説明する。
本発明は、添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明から、より完全に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1A図1Aは、本発明の実施形態の表示インターフェースを有する電子装置の動作を示している。
図1B図1Bは、本発明の実施形態の表示インターフェースを有する電子装置の動作を示している。
図1C図1Cは、本発明の実施形態の表示インターフェースを有する電子装置の動作を示している。
図1D図1Dは、本発明の実施形態の表示インターフェースを有する電子装置の動作を示している。
図1E図1Eは、本発明の実施形態の表示インターフェースを有する電子装置の動作を示している。
図2A図2Aは、シャフトが溝の第1の溝位置にある、本発明の第1の実施形態の電子装置の詳細を示している。
図2B図2Bは、シャフトが溝の第2の溝位置にある、本発明の第1の実施形態の電子装置の詳細を示している。
図2C図2Cは、本発明の第1の実施形態のモジュールくさび留め(wedging)部および装置くさび留め部を示している。
図3A図3Aは、シャフトが溝の第1の溝位置にある、本発明の第2の実施形態の電子装置の詳細を示している。
図3B図3Bは、シャフトが溝の第2の溝位置にある、本発明の第2の実施形態の電子装置の詳細を示している。
【発明を実施するための形態】
【0025】
上述の説明では、本発明を実施するベストモードを開示している。この説明は、本発明の一般原理を例示する目的のものであり、本発明を限定するものではない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲を参考にして決定される。
【0026】
図1A図1Eは、本発明の実施形態の表示インターフェースを有する電子装置の動作を示している。図1A図1Eに示すように、本発明の実施形態の電子装置Eは、装置本体1および表示モジュール2を含む。表示モジュール2は、装置本体1に対してスライドおよび回転されることができる。表示モジュール2は、第1のモジュールの向き(図1A)と第2のモジュールの向き(図1E)との間で回転されることができる。電子装置Eが横臥状態または起立状態であってもユーザは表示モジュール2に表示された情報を容易に読むことができる。
【0027】
図2Aおよび図2Bは、本発明の第1の実施形態の電子装置の詳細を示している。図2Aおよび図2Bに示すように、一実施形態では、装置本体1は、溝11を含む。表示モジュール2は、装置本体1上に配置される。表示モジュール2は、シャフト21を含む。シャフト21は、溝11に回転可能に接続され、溝11でスライドされるように適合される。表示モジュール2は、シャフト21を介して装置本体1で旋回する。溝11の伸長方向αは、シャフト21の軸βと異なる。
【0028】
一実施形態では、溝11の伸長方向αは、シャフト21の軸βに垂直である。
【0029】
図2Aおよび図2Bに示されるように、一実施形態では、シャフト21は、溝11内の第1の溝位置(図2A)と第2の溝位置(図2B)との間でスライドされる。シャフト21が第1の溝位置にあるとき(図2A)、装置本体1に対する表示モジュール2の向きは制限される。シャフト21が第2の溝位置にあるとき(図2B)、表示モジュール2は、装置本体1に対して回転されるように適合される(図1B図1C、および図1Dに示されるように)。
【0030】
図1A図1Eに示すように、一実施形態では、装置本体1は、カバー12を含む。溝11はカバー12上に形成される。カバー12は、第1のカバー壁121を含む。シャフト21が第1の溝位置にあるとき(図1Aおよび図1E)、第1のカバー壁121は表示モジュール2に当接する。シャフト21が第2の溝位置にあるとき、第1のカバー壁121は、表示モジュール2から分離される(図1B図1C、および図1D)。
【0031】
図1A図1Eに示すように、一実施形態では、カバー12は、収容部123を含む。収容部123は、カバー12の角に位置する。溝11は収容部123に形成される。シャフト21が第1の溝位置にあるとき(図1Aおよび図1E)、表示モジュール2は、収容部123内に十分に位置する。シャフト21が第2の溝位置にあるとき(図1B図1C、および図1D)、表示モジュール2の少なくとも一部は、収容部123の外側に位置する。
【0032】
図1A図1Eに示すように、一実施形態では、カバー12は、第2のカバー壁122をさらに含む。第2のカバー壁122は、第1のカバー壁121に垂直である。壁ノッチ124が第2のカバー壁122上に形成される。壁ノッチ124は、表示モジュール2の一つ側に対応する。従って、ユーザの指は、壁ノッチ124に挿入して、表示モジュール2を押すことができる。
【0033】
図2Aおよび図2Bに示されるように、一実施形態では、シャフト21は、溝11の内壁に当接するように適合され、溝11に沿ってスライドされる。
【0034】
図2Aおよび図2Bに示されるように、一実施形態では、シャフト21は、シャフト制限スロット213を含む。シャフト制限スロット213は、第1の停止壁211および第2の停止壁212を含む。装置本体1は、装置停止突出部13を含む。シャフト21が第2の溝位置にあるとき、装置停止突出部13は、シャフト制限スロット213内に挿入される。シャフト21が第2の溝位置にあり、表示モジュール2が第1のモジュールの向きにあるとき、装置停止突出部13は、第1の停止壁211に当接する。シャフト21が第2の溝位置にあり、表示モジュール2が第2のモジュールの向きにあるとき、装置停止突出部13は、第2の停止壁212に当接する。本発明の実施形態では、表示モジュール2の回転範囲は制限される。
【0035】
図2Cは、本発明の第1の実施形態のモジュールくさび留め部および装置くさび留め部を示している。図2A図2B、および図2Cに示すように、一実施形態では、表示モジュール2は、モジュール本体22を含む。シャフト21は、モジュール本体22に接続される。モジュール本体22は、少なくとも1つのモジュールくさび留め部221を含む。装置本体1は、少なくとも1つの装置くさび留め部141を含む。シャフト21が溝11の第1の溝位置にあるとき、モジュールくさび留め部221は、装置くさび留め部141にくさび留めされ、表示モジュール2の向きを制限する。シャフト21が溝11の第2の溝位置にあるとき、モジュールくさび留め部221は、装置くさび留め部141から分離される。
【0036】
図2A図2B、および図2Cに示すように、一実施形態では、装置くさび留め部141は、くさび留めアーム(141)を含み、くさび留めアーム(141)の伸長方向は、溝11の伸長方向αに平行である。
【0037】
図2A図2B、および図2Cに示すように、一実施形態では、装置本体1は、複数の装置くさび留め部141を含み、装置くさび留め部141は、溝11の両側に配置される。
【0038】
一実施形態では、シャフト21は、複数のシャフト制限ノッチ217をさらに含む。装置本体1は、少なくとも1つの装置制限フック142を含む。シャフト21が溝11の第1の溝位置にあり、表示モジュール2が第1のモジュールの向きにあるとき、装置制限フック142は、シャフト制限ノッチ217のうちの1つをくさび留めする。シャフト21が溝11の第1の溝位置にあり、表示モジュール2が第2のモジュールの向きにあるとき、装置制限フック142は、シャフト制限ノッチ217のもう1つをくさび留めし、それにより表示モジュール2の向きが制限される。
【0039】
図3Aおよび図3Bは、本発明の第2の実施形態の電子装置の詳細を示している。図3Aおよび図3Bに示すように、一実施形態では、シャフト21’は、第1のシャフト停止突出部214を含む。装置本体1’は、装置制限スロット15を含む。装置制限スロット15は、第3の停止壁151および第4の停止壁152を含む。シャフト21’が第2の溝位置にあるとき(図3B)、第1のシャフト停止突出部214は、装置制限スロット15内に挿入される。シャフト21’が第2の溝位置にあり、表示モジュール2’が第1のモジュールの向きにあるとき、第1のシャフト停止突出部214は、第3の停止壁151に当接する。シャフト21’が第2の溝位置にあり、表示モジュール2が第2のモジュールの向きにあるとき、第1のシャフト停止突出部214は、第4の停止壁152に当接する。従って、本発明の実施形態を用いることにより、表示モジュール2の向きが制限される。
【0040】
図3Aおよび図3Bに示すように、一実施形態では、シャフト21’は、複数の可撓性ファスナ(fastener)215を含む。可撓性ファスナ215は、環状に配置される。可撓性ファスナ215は、装置本体1’にくさび留めされる。溝11’は、第1の溝領域111、第2の溝領域112、およびウエスト領域113を含む。ウエスト領域113は、第1の溝領域111と第2の溝領域112との間に位置する。ウエスト領域113の幅は、第1の溝領域111の幅よりも小さい。ウエスト領域113の幅は、第2の溝領域112の幅よりも小さい。シャフト21’が第1の溝位置にあるとき(図3A)、シャフト21’は第1の溝領域111にある。シャフト21’が第2の溝位置にあるとき(図3B)、シャフト21’は第2の溝領域112にある。可撓性ファスナ215およびウエスト領域113を用いることにより、シャフト21’は、第1の溝領域111または第2の溝領域112に安定して留まることができる。
【0041】
図3Aおよび図3Bに示すように、一実施形態では、装置本体は、少なくとも1つの制限スロット161を含む。シャフト21’は、第2のシャフト停止突出部216を含む。シャフト21’が第1の溝位置にあるとき、第2のシャフト停止突出部216は、制限スロット161の1つをくさび留めし、表示モジュール2の向きを制限する。
【0042】
一実施形態では、電子装置は、無停電電源システムであることができ、表示モジュールは、電力容量情報および電圧情報を表示する。
【0043】
本発明の実施形態の電子装置を用いることにより、表示モジュールは、装置本体に対して回転されることができる。本発明の実施形態のシャフトは、より単純な構造を有し、より小さい空間を占める。表示モジュールは、ケーブルを介して電子装置のメインボードに接続される。ケーブルの長さは短くされ、ケーブルが表示モジュールから不用意に外れるのを防ぐことができる。
【0044】
構成要素を変えるために特許請求の範囲において使用する「第1の」、「第2の」、「第3の」等の序数詞は、それ自体が、1つの構成要素を他の構成要素と比較して優先度、序列、又は順序を示唆するものではなく、むしろ、単に構成要素を区別するために、特定の名前を有する1つの構成要素を、同じ名前を有する他の要素から区別するためのラベルとして(だけ、序数詞を)使用している。
【0045】
本発明は、例として及び望ましい実施の形態によって記述されているが、本発明は開示された実施形態に限定されるものではない。逆に、当業者には自明の種々の変更及び同様の配置をカバーするものである。よって、添付の特許請求の範囲は、最も広義な解釈が与えられ、全てのこのような変更及び同様の配置を含むべきである。
【符号の説明】
【0046】
E 電子装置
1、1’ 装置本体
11、11’ 溝
111 第1の溝領域
112 第2の溝領域
113 ウエスト領域
12 カバー
121 第1のカバー壁
122 第2のカバー壁
123 収容部
124 壁ノッチ
13 装置停止突出部
141 装置くさび留め部
142 装置制限フック
15 装置制限スロット
151 第3の停止壁
152 第4の停止壁
161 制限スロット
2、2’ 表示モジュール
21、21’ シャフト
211 第1の停止壁
212 第2の停止壁
213 シャフト制限スロット
214 第1のシャフト停止突出部
215 可撓性ファスナ
216 第2のシャフト停止突出部
217 シャフト制限ノッチ
22 モジュール本体
221 モジュールくさび留め部
α 伸長方向
β シャフトの軸
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図2A
図2B
図2C
図3A
図3B