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  • 特開-生体インプラントの製造方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023090761
(43)【公開日】2023-06-29
(54)【発明の名称】生体インプラントの製造方法
(51)【国際特許分類】
   A61L 27/32 20060101AFI20230622BHJP
   A61L 27/30 20060101ALI20230622BHJP
   A61L 27/46 20060101ALI20230622BHJP
   A61L 27/54 20060101ALI20230622BHJP
【FI】
A61L27/32
A61L27/30
A61L27/46
A61L27/54
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023068273
(22)【出願日】2023-04-19
(62)【分割の表示】P 2019165593の分割
【原出願日】2019-09-11
(71)【出願人】
【識別番号】000006633
【氏名又は名称】京セラ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003029
【氏名又は名称】弁理士法人ブナ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】村上 隆幸
(72)【発明者】
【氏名】中村 泰斗
(57)【要約】
【課題】長期にわたって抗菌性を維持できる生体インプラントを提供することである。
【解決手段】一態様に基づく生体インプラントは、基体と、基体の表面に位置し、銀を含むリン酸カルシウム被膜と、を備える。そして、リン酸カルシウム被膜の結晶化度が、90%を超える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体インプラント用の基体に、銀を含むリン酸カルシウム材料を溶射し、前記基体の表面に被膜を形成する工程と、
前記被膜に、水を収容した圧力容器内で100℃を超える温度に加熱する水熱処理を施す工程と、を含む、生体インプラントの製造方法。
【請求項2】
前記水熱処理の処理温度は130℃以上及び155℃以下である、請求項1に記載の生体インプラントの製造方法。
【請求項3】
前記水熱処理の処理時間は11時間以上及び25時間以下である、請求項1又は2に記載の生体インプラントの製造方法。
【請求項4】
前記水熱処理の液量は5ml/cm以上及び7ml/cm以下である、請求項1又は2に記載の生体インプラントの製造方法。
【請求項5】
前記圧力容器は高圧ボンベである、請求項1又は2に記載の生体インプラントの製造方法。
【請求項6】
前記水熱処理は前記被膜の表面に複数の針状結晶を形成する工程である、請求項1又は2に記載の生体インプラントの製造方法。
【請求項7】
前記リン酸カルシウム材料は、ハイドロキシアパタイト、α-第3リン酸カルシウム、β-第3リン酸カルシウム、及び、第4リン酸カルシウムのうち1種又は2種以上である、請求項1又は2に記載の生体インプラントの製造方法。
【請求項8】
前記銀は酸化銀である、請求項1又は2に記載の生体インプラントの製造方法。
【請求項9】
前記溶射は、フレーム溶射法、高速フレーム溶射法、プラズマ溶射法、又は、コールドスプレー法により行われる、請求項1又は2に記載の生体インプラントの製造方法。
【請求項10】
前記溶射はフレーム溶射であり、前記フレーム溶射は、酸素ガス及びアセチレンガスを用いて行われる、請求項1又は2に記載の生体インプラントの製造方法。
【請求項11】
前記基体は、金属、セラミックス、又は、プラスチックから構成される、請求項1又は2に記載の生体インプラントの製造方法。
【請求項12】
前記基体は、ステンレス合金、コバルト・クロム合金、チタン、チタン合金、アルミナ、又は、ジルコニアから構成される、請求項1又は2に記載の生体インプラントの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本態様は、生体インプラントに関する。
【背景技術】
【0002】
抗菌性を発現する被膜を備えた生体インプラントが知られている(例えば、特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第5069888号公報
【特許文献2】特許第6192014号公報
【特許文献3】特許第6289708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の被膜では、生体内での分解吸収が早いため、被膜の消失までの期間が数カ月~数年と短い、ということが懸念される。被膜が消失すると、抗菌作用も失われるため、数年を超えるような長期には抗菌性を維持できない、という虞があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一態様に基づく生体インプラントは、基体と、基体の表面に位置し、銀を含むリン酸カルシウム被膜と、を備える。そして、リン酸カルシウム被膜の結晶化度が、90%を超える。
【発明の効果】
【0006】
上記態様によれば、長期にわたって抗菌性を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】実施形態の生体インプラントを示す概略図である。
図2】実施例1における試験片の表面の走査型電子顕微鏡(SEM)写真である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<生体インプラント>
以下、実施形態の生体インプラント1について、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する図は、説明の便宜上、実施形態を説明する上で必要な構成のみを簡略化して示したものである。したがって、生体インプラント1は、参照する図に示されていない任意の構成を備え得る。また、図中の構成の寸法は、実際の構成の寸法及び寸法比率などを忠実に表したものではない。
【0009】
図1に示すように、生体インプラント1は、基体2と、基体2の表面に位置し、且つ、銀を含むリン酸カルシウム被膜3(以下、「被膜3」ということがある。)と、を備える。
【0010】
基体2の材質としては、例えば、金属、セラミックス又はプラスチックなどが挙げられる。金属としては、例えば、ステンレス合金、コバルト・クロム合金、チタン、チタン合金、アルミナ又はジルコニアなどが挙げられる。チタン合金としては、例えば、アルミニウム、スズ、ジルコニウム、モリブデン、ニッケル、パラジウム、タンタル、ニオブ、バナジウム又は白金などの少なくとも1種を添加した合金が挙げられる。チタン合金の具体例としては、Ti-6Al-4V合金などが挙げられる。セラミックスとしては、例えば、アルミナ、ジルコニア又はアルミナ・ジルコニア複合セラミックスなどが挙げられる。プラスチックとしては、例えば、ポリエチレン、フッ素系樹脂、エポキシ樹脂、PEEK樹脂又はベークライトなどが挙げられる。
【0011】
被膜3は、抗菌作用を持つ銀を含んでいる。被膜3中の銀は、本実施形態では金属銀または銀化合物であり、数nm以上の不定形状の粒子として、被膜3中に分散分布している。なお、被膜3中の銀は、被膜3を構成するリン酸カルシウム系材料中に銀イオンの状態で含まれてもよい。また、粒子状の銀とイオンの状態の銀が両方含まれてもよい。被膜3における銀の含有量は、例えば、0.05~10質量%であってもよい。被膜3の厚みは、例えば、5~300μmであってもよい。被膜3は、単層であってもよく、また、複数層であってもよい。
【0012】
被膜3は、リン酸カルシウム系材料で構成される。リン酸カルシウム系材料としては、例えば、ハイドロキシアパタイト(以下、「HA」ということがある。)、α-第3リン酸カルシウム、β-第3リン酸カルシウム又は第4リン酸カルシウムなどが挙げられる。例示したリン酸カルシウム系材料は、1種又は2種以上を混合して用いてもよい。
【0013】
被膜3は、基体2の表面の一部に位置してもよく、また、基体2の表面の全面に位置してもよい。被膜3を基体2の表面に位置させる方法としては、例えば、溶射法、蒸着法、湿式コーティング法などが挙げられる。溶射法としては、例えば、フレーム溶射法、高速フレーム溶射法、プラズマ溶射法又はコールドスプレー法などが挙げられる。蒸着法としては、例えば、スパッタリング法、イオンプレーテイング法、イオンビーム蒸着法又はイオンミキシング法などの物理蒸着法が挙げられる。湿式コーティング法としては、例えば、ゾルゲル法などが挙げられる。
【0014】
被膜3は、リン酸カルシウム溶射被膜(以下、「溶射被膜」ということがある。)であってもよい。溶射被膜は、溶射法で基体2の表面に位置させた被膜である。溶射被膜の具体例としては、銀ハイドロキシアパタイト溶射被膜などが挙げられる。銀HA溶射被膜は、銀を含み、且つ、HAからなる溶射被膜である。
【0015】
ここで、被膜3の結晶化度は、90%を超える。このような結晶化度は、従来の被膜の結晶化度よりも大きい。したがって、結晶化度が90%を超える被膜3は、生体内での分解吸収(溶解速度)が従来の被膜よりも遅く、これに伴い、銀イオンの溶出量は従来の被膜よりも少ない。そのため、初期の抗菌性能は、同じ濃度の銀を含む場合は、従来の被膜よりも低いが、生体内での溶解速度が相対的に遅いことから、被膜3の消失までの期間は従来の被膜よりも長く、その結果、生体内で銀イオンを溶出できる期間が従来の被膜よりも長い。それゆえ、長期にわたって抗菌性を維持できる。また、数年を超えるような長期にわたっての抗菌性の維持も期待できる。
【0016】
被膜3の結晶化度の上限値は、100%以下であってもよい。被膜3の結晶化度は、X線回折装置(以下、「XRD」ということがある。)を用いてISO13779-3に基づいて測定してもよい。
【0017】
被膜3は、被膜3の表面に位置する複数のリン酸カルシウム粒子4(以下、「粒子4」ということがある。)と、複数の粒子4の表面に位置する複数の針状結晶5と、を有してもよい。そして、複数の針状結晶5が、複数の粒子4のうち互いに隣接する粒子4の界面の間隙Sを被覆してもよい。これらの場合には、被膜3が銀を含む状態を維持し易い。それゆえ、長期にわたって抗菌性を維持できる。上記の構成は、例えば、走査型電子顕微鏡(以下、「SEM」ということがある。)を用いて評価してもよい。
【0018】
粒子4は、リン酸カルシウム系材料で構成される。また、粒子4は、特定の大きさに限定されない。例えば、粒子4の粒径は、0.5~100μmであってもよい。粒径は、SEMを用いて測定してもよい。
【0019】
図1に示す一例のように、粒子4は、基体2の表面に被膜3を溶射法で位置させたときに形成された扁平状の溶射粒子(溶融粒子)であってもよい。この場合には、被膜3の表面に加えて、被膜3の内部にも粒子4が位置する。被膜3の表面に位置する粒子4をリン酸カルシウム第1粒子41(以下、「第1粒子41」ということがある。)とし、第1粒子41よりも基体2の側に位置する粒子4をリン酸カルシウム第2粒子42(以下、「第2粒子42」ということがある。)としてもよい。なお、粒子4は、銀を含んでいなくてもよい。銀は、互いに隣接する第1粒子41の界面の間隙Sに位置してもよい。また、銀は、互いに隣接する第2粒子42の界面の間隙に位置してもよい。
【0020】
複数の針状結晶5は、粒子4の表面の一部に位置してもよく、また、粒子4の表面の全面に位置してもよい。複数の針状結晶5が粒子4の表面の全面に位置する場合には、被膜3が銀を含む状態を維持し易い。
【0021】
針状結晶5は、リン酸カルシウム系材料で構成されてもよい。また、針状結晶5は、銀を含んでいなくてもよい。針状結晶5は、粒子4から析出したものであってもよい。
【0022】
針状結晶5は、粒子4よりも小さくてもよい。なお、針状結晶5は、特定の大きさに限定されない。例えば、針状結晶5の長軸は、0.1~50μmであってもよい。針状結晶5の短軸は、0.001~10μmであってもよい。長軸及び短軸のサイズは、SEMを用いて測定してもよい。
【0023】
被膜3は、その内部に位置する樹枝状結晶を有してもよい。この場合には、被膜3が緻密化されることから、被膜3の消失までの期間が長い。それゆえ、長期にわたって抗菌性を維持できる。なお、被膜3は、その内部が樹枝状結晶で構成されてもよい。被膜3が粒子4を有する場合には、樹枝状結晶は粒子4の内部に位置してもよい。樹枝状結晶は、デンドライト状結晶と言い換えてもよい。上記の構成は、例えば、SEMを用いて評価してもよい。
【0024】
生体インプラント1としては、例えば、疾病又は外傷などの治療のために使用される人工骨又は内固定具、失われた関節機能を再建するために使用される人工関節、歯牙を再建するために使用される人工歯根などのインプラントが挙げられる。なお、生体インプラント1は、例示したものに限定されない。
【0025】
<生体インプラントの製造方法>
次に、実施形態の生体インプラントの製造方法について、フレーム溶射法を用いて生体インプラント1を製造する場合を例に挙げて説明する。
【0026】
フレーム溶射法では、可燃性ガス及び酸素のガス炎を熱源とする。そして、酸化銀を添加したリン酸カルシウム系材料の粉末を溶射材料とし、この溶射材料を溶融又は溶融に近い状態にして基体2の表面に吹き付けて被膜3(溶射被膜)を形成し、生体インプラント1を得る。
【0027】
溶射温度は、約2700℃であってもよい。溶射速度は、マッハ0.6であってもよい。フレーム溶射は、例えば、酸素ガス50psi及びアセチレンガス43psiのガスフレームトーチ中に、100psiのドライエアーで溶射材料を導入し、溶射距離を60~100mmとする条件で行ってもよい。
【0028】
形成された被膜3に水熱処理を施してもよい。この場合には、被膜3の結晶化度が90%を超え易い。また、針状結晶5が粒子4から析出し易い。そして、複数の針状結晶5が、間隙Sを被覆し易い。さらに、被膜3の内部に複数の樹枝状結晶が位置し易い。
【0029】
水熱処理は、水を収容した圧力容器内で100℃を超える温度に加熱する処理である。圧力容器としては、例えば、高圧ボンベなどが挙げられる。水熱処理の条件は、例えば、以下のように設定してもよい。
液量:5~7ml/cm
温度:130~155℃
時間:11~25時間
【0030】
以下、実施例を挙げて本態様を詳細に説明するが、本態様は以下の実施例に限定されない。
【実施例0031】
[実施例1]
<試験片の作製>
まず、50mm×50mm×2mmのチタン板を準備した。次に、酸化銀を3質量%及びHAを97質量%の割合で含むHA粉末を溶射材料とし、この溶射材料をチタン板の片面にフレーム溶射法で溶射し、厚さ30μmの銀HA溶射被膜を形成した。最後に、銀HA溶射被膜に水熱処理を施して試験片を得た。
【0032】
フレーム溶射は、酸素ガス50psi及びアセチレンガス43psiのガスフレームトーチ中に、100psiのドライエアーで溶射材料を導入し、溶射距離を60~100mmとする条件で行った。
【0033】
水熱処理は、高圧ボンベ内において以下の条件で行った。
液量:6ml/cm
温度:135℃
時間:24時間
【0034】
得られた試験片の結晶化度をISO13779-3に基づいてXRDを用いて測定した。その結果を以下に示す。
結晶化度:91%
【0035】
[実施例2]
水熱処理を以下に示す条件で行った以外は、実施例1と同様にして試験片を得た。
液量:6ml/cm
温度:150℃
時間:24時間
【0036】
得られた試験片の結晶化度を実施例1と同様にして測定した。その結果を以下に示す。
結晶化度:100%
【0037】
[比較例1]
水熱処理に代えて、真空熱処理を銀HA溶射被膜に施した以外は、実施例1と同様にして試験片を得た。真空熱処理は、真空炉内において以下の条件で行った。
温度:650℃
時間:3時間
【0038】
得られた試験片の結晶化度を実施例1と同様にして測定した。その結果を以下に示す。
結晶化度:75%
【0039】
<評価>
実施例2及び比較例1について、カルシウム溶出量を測定した。また、実施例1及び比較例1について、銀溶出量を測定するとともに、抗菌試験を行った。各測定方法及び結果を以下に示す。
【0040】
(カルシウム溶出量)
37℃及びpH7.3のトリス緩衝液中に試験片を浸漬した。そして、表1に示す時間毎にトリス緩衝液中のカルシウム濃度(mg/L)を、ICP質量分析法を用いて測定した。その結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】
表1から明らかなように、実施例2は、14日経過後のトリス緩衝液中のカルシウム濃度が比較例1よりも低い結果を示した。したがって、実施例2は、比較例1よりも溶解速度が遅く、被膜の消失までの期間が長いことがわかる。
【0043】
(銀溶出量)
37℃の牛血清中に試験片を浸漬した。そして、表2に示す時間毎に牛血清中の銀濃度(mg/L)を、ICP質量分析法を用いて測定した。その結果を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】
表2から明らかなように、実施例1は、72時間経過後の牛血清中の銀濃度が比較例1よりも低い結果を示した。したがって、実施例1は、比較例1よりも被膜が銀を含む状態を維持し易く、長期にわたって抗菌性を維持できることがわかる。
【0046】
(抗菌試験)
JIS Z 2801に準拠したフィルム密着法で抗菌活性値(R値)を測定した。試験条件は、以下のとおりである。
菌種:MRSA/UOEH6
培地:非働化牛血清
【0047】
測定結果は、以下のとおりである。
抗菌活性値
実施例1:0.5
比較例1:3.6
【0048】
実施例1~2及び比較例1について、SEMによる顕微鏡観察を行った。その結果、実施例1~2及び比較例1では、銀HA溶射被膜の表面に複数の扁平状のHA溶融粒子が観察された。そして、実施例1~2では、複数のHA溶融粒子の表面の全面に複数のHA針状結晶が観察され、且つ、複数のHA針状結晶が、互いに隣接するHA溶融粒子の界面の間隙を被覆している状態が観察されたが、比較例1ではこのような状態は観察されなかった。
【0049】
また、比較例1では、被膜の内部がHAの微細結晶で主に構成されていた。これに対し、実施例1~2では、被膜(HA溶融粒子)の内部でデンドライト状にHA結晶が成長しており、被膜の内部が樹枝状結晶で構成されていた。
【0050】
実施例1における試験片の表面のSEM写真を図2に示す。縮尺は、図2の右下に示す目盛りのとおりである。なお、1目盛りは1μmを示し、10目盛りで10μmを示す。
【符号の説明】
【0051】
1・・・生体インプラント
2・・・基体
3・・・リン酸カルシウム被膜
4・・・リン酸カルシウム粒子
41・・・リン酸カルシウム第1粒子
42・・・リン酸カルシウム第2粒子
5・・・針状結晶
図1
図2