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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023091985
(43)【公開日】2023-07-03
(54)【発明の名称】バッファ
(51)【国際特許分類】
   H03G 5/28 20060101AFI20230626BHJP
【FI】
H03G5/28
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021206907
(22)【出願日】2021-12-21
(71)【出願人】
【識別番号】000130329
【氏名又は名称】株式会社コルグ
(74)【代理人】
【識別番号】100121706
【弁理士】
【氏名又は名称】中尾 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100128705
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 幸雄
(74)【代理人】
【識別番号】100147773
【弁理士】
【氏名又は名称】義村 宗洋
(72)【発明者】
【氏名】横山 健司
(72)【発明者】
【氏名】遠山 雅利
(72)【発明者】
【氏名】山口 弥生
【テーマコード(参考)】
5J030
【Fターム(参考)】
5J030AA01
5J030AA05
5J030AA11
5J030AB01
5J030AC01
5J030AC09
(57)【要約】
【課題】従来のバッファよりも高周波領域の増幅率を上げる。
【解決手段】本発明のバッファは、電子楽器とアンプとの間に配置する。本発明のバッファは、高入力インピーダンス部、増幅部、低出力インピーダンス部を備える。高入力インピーダンス部は、高入力インピーダンスであり、電子楽器側からの信号が入力される電界効果トランジスタを用いている。増幅部は、高入力インピーダンス部からの出力を、トランジスタを用いて増幅するとともに、直列に接続された高域用抵抗と高域用コンデンサによって高周波領域の増幅率を向上する。低出力インピーダンス部は、低出力インピーダンスであり、増幅部からの出力をアンプ側に出力するトランジスタを用いている。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子楽器とアンプとの間に配置するバッファであって、
高入力インピーダンスであり、電子楽器側からの信号が入力される電界効果トランジスタを用いた高入力インピーダンス部と、
前記高入力インピーダンス部からの出力を、トランジスタを用いて増幅するとともに、直列に接続された高域用抵抗と高域用コンデンサによって高周波領域の増幅率を向上する増幅部と、
低出力インピーダンスであり、前記増幅部からの出力をアンプ側に出力するトランジスタを用いた低出力インピーダンス部と、
を備えるバッファ。
【請求項2】
電子楽器とアンプとの間に配置するバッファであって、
電子楽器側からの信号が入力される電界効果トランジスタと、
直列に接続された高域用抵抗と高域用コンデンサを用いて高周波領域の増幅率を向上する増幅用トランジスタと、
前記増幅用トランジスタのコレクタの電位に対応した信号をアンプ側に出力する低出力インピーダンス用トランジスタと、
接地電位に対して、正電位と負電位を供給する電源部
を備え、
前記電界効果トランジスタは、ドレインは第1抵抗を介して前記正電位に接続され、ソースは第2抵抗を介して前記負電位に接続され、ゲートに2つの入力用抵抗で分圧された電子楽器側からの信号が入力され、
前記増幅用トランジスタはPNP型であり、エミッタは前記正電位に接続され、コレクタは第3抵抗を介して前記電界効果トランジスタのソースに接続され、ベースは前記電界効果トランジスタのドレインに接続され、
前記の直列に接続された高域用抵抗と高域用コンデンサは、一端が接地電位に接続され、他端が前記第3抵抗を介して前記増幅用トランジスタのコレクタに接続され、
前記低出力インピーダンス用トランジスタはNPN型であり、コレクタは前記正電位に接続され、エミッタは第4抵抗を介して前記負電位に接続され、ベースは前記増幅用トランジスタのコレクタに接続され、
直列に接続された出力用コンデンサと出力用抵抗の一端が前記低出力インピーダンス用トランジスタのエミッタに接続され、他端が当該バッファの出力端子に接続される
ことを特徴とするバッファ。
【請求項3】
請求項2記載のバッファであって、
前記電界効果トランジスタのドレインと前記増幅用トランジスタのコレクタの間に電磁ノイズ用コンデンサが配置されている
ことを特徴とするバッファ。
【請求項4】
請求項2または3記載のバッファであって、
前記負電位と接地電位の間には第2抵抗の一部を介して電源ノイズ用コンデンサが配置されている
ことを特徴とするバッファ。
【請求項5】
請求項2から4のいずれかに記載のバッファであって、
前記増幅用トランジスタのコレクタと接地電位の間には電位安定用抵抗が配置されている
ことを特徴とするバッファ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子楽器とアンプとの間に配置するバッファに関する。
【背景技術】
【0002】
ギターのように弦の振動をピックアップするタイプの電子楽器の場合、電子楽器からの出力信号が小さいため、信号の周波数特性は電子楽器とアンプとの間のケーブルの影響を受けやすい。その影響を軽減する従来技術として非特許文献1の技術などが知られている。図1は、電子楽器(例えば、ギター)とアンプとをシールドケーブルで接続したときの構成を示す図である。図2は、図1に従来型のバッファを付加した構成を示す図である。従来のバッファは、入力インピーダンスを高くし、出力インピーダンスを低くすることで、入力された信号の特性がケーブルの長さやアンプの入力インピーダンスからの影響を受けにくくしている。
【0003】
図1では、電子楽器910とアンプ930はシールドケーブルの心線921,922で接続されている。心線921と心線922との間にはケーブルの長さに比例したキャパシタンス923が存在する。図1,2の例では、キャパシタンス923は、長さがLmの場合は(180×L)pFである。また、アンプ930の入力インピーダンス931も図示されている。図2に例示したバッファ800は心線921を接地電位としている。入力信号は、抵抗821とコンデンサ822を介した後、電源部831と抵抗832でバイアスを与えられ、電界効果トランジスタ810のゲートに入力される。また、電界効果トランジスタ810のドレインには電源部811で電圧が印加され、ソースと接地電位との間に抵抗812が配置されている。ソースとバッファの出力との間にはコンデンサ841と抵抗842が直列に配置されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】Toshihiko Arai(101010.fun)、“アイデアノート、最も簡単なFETバッファ回路(エフェクタ製作)”,[令和3年12月6日検索]、インターネット<https://101010.fun/analog/simplest-fet-buffer.html>.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のバッファは、高入力インピーダンスと低出力インピーダンスを実現し、入力された信号を忠実に出力することができる。しかしながら、従来技術は、高周波領域側の周波数特性を改善するものではないという課題がある。本発明は、従来のバッファよりも高周波領域の増幅率を上げることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のバッファは、電子楽器とアンプとの間に配置する。本発明のバッファは、高入力インピーダンス部、増幅部、低出力インピーダンス部を備える。高入力インピーダンス部は、高入力インピーダンスであり、電子楽器側からの信号が入力される電界効果トランジスタを用いている。増幅部は、高入力インピーダンス部からの出力を、トランジスタを用いて増幅するとともに、直列に接続された高域用抵抗と高域用コンデンサによって高周波領域の増幅率を向上する。低出力インピーダンス部は、低出力インピーダンスであり、増幅部からの出力をアンプ側に出力するトランジスタを用いている。
【発明の効果】
【0007】
本発明のバッファによれば、増幅部が、高入力インピーダンス部からの出力を、トランジスタを用いて増幅するとともに、直列に接続された高域用抵抗と高域用コンデンサによって高周波領域の増幅率を向上する。よって、従来のバッファよりも高周波領域の増幅率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】電子楽器とアンプとをシールドケーブルで接続したときの構成を示す図。
図2図1に従来型のバッファを付加した構成を示す図。
図3図1に本発明のバッファを付加した構成を示す図。
図4】シミュレーションで用いる電子楽器の構成例を示す図。
図5】従来技術と本発明を対比するためのシミュレーション結果を示す図。
図6図5の(B),(C),(D)を対比するためにXの部分を拡大した図。
図7】本発明のバッファの一部の抵抗とコンデンサの値を変更した場合のシミュレーション結果を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
【実施例0010】
図3は、図1に本発明のバッファを付加した構成を示す図である。バッファ100は、電子楽器910とアンプ930との間に配置する。電子楽器910としては、例えばギターやベースのような弦の振動をピックアップする楽器のように、出力信号が微弱な電子楽器を想定している。バッファ100は、高入力インピーダンス部、増幅部、低出力インピーダンス部を備える。高入力インピーダンス部は、高入力インピーダンスであり、電子楽器側からの信号が入力される電界効果トランジスタ110を用いている。増幅部は、高入力インピーダンス部からの出力を、増幅用トランジスタ130を用いて増幅するとともに、直列に接続された高域用抵抗141と高域用コンデンサ142によって高周波領域の増幅率を向上する。低出力インピーダンス部は、低出力インピーダンスであり、増幅部からの出力をアンプ側に出力する低出力インピーダンス用トランジスタ170を用いている。
【0011】
より詳細に図3に例示したバッファ100について説明する。バッファ100は、電界効果トランジスタ110、増幅用トランジスタ130、低出力インピーダンス用トランジスタ170、電源部111,112を備える。電界効果トランジスタ110には、電子楽器910側からの信号が入力される。増幅用トランジスタ130は、直列に接続された高域用抵抗141と高域用コンデンサ142を用いて高周波領域の増幅率を向上する。低出力インピーダンス用トランジスタ170は、増幅用トランジスタ130のコレクタの電位に対応した信号をアンプ側に出力する。電源部111は接地電位に対して正電位(図3では+15V)を供給し、電源部112は接地電位に対して負電位(図3では-14V)を供給する。なお、心線921が接地電位である。
【0012】
電界効果トランジスタ110は、ドレインは第1抵抗131を介して正電位に接続され、ソースは第2抵抗113,114を介して負電位に接続される。ゲートに2つの入力用抵抗121,122で分圧された電子楽器側からの信号が入力される。より具体的には、入力用抵抗121は一端が心線922に接続され、他端が電界効果トランジスタ110のゲートに接続される。また、入力用抵抗122は一端が電界効果トランジスタ110のゲートに接続され、他端が接地電位である。図3の場合、電界効果トランジスタ110、第1抵抗131、第2抵抗113,114、入力用抵抗121,122が、高入力インピーダンス部を構成する。
【0013】
図3の増幅用トランジスタ130はPNP型であり、エミッタは正電位(+15V)に接続され、コレクタは第3抵抗132を介して電界効果トランジスタ110のソースに接続される。増幅用トランジスタ130のベースは、電界効果トランジスタ110のドレインに接続される。また、直列に接続された高域用抵抗141と高域用コンデンサ142は、一端が接地電位に接続され、他端が第3抵抗132を介して増幅用トランジスタ130のコレクタに接続される。図3の場合、増幅用トランジスタ130、第1抵抗131、第3抵抗132、高域用抵抗141、高域用コンデンサ142、第2抵抗113,114が、増幅部を構成する。なお、一部の抵抗は高入力インピーダンス部と重複している。
【0014】
増幅用トランジスタ130のコレクタ電流は、第2抵抗113,114を介して負電位に流れる。第2抵抗113,114には電界効果トランジスタ110のソースから流れる電流も流れる。第2抵抗113,114には両方の電流が流れるので、増幅用トランジスタ130のコレクタ電流が小さくても図3のCの電位が高くなる。したがって、増幅用トランジスタ130のコレクタを、第3抵抗132を介して電界効果トランジスタ110のソースに接続することにより、省エネ効果を得ることができる。その上で、直列に接続された高域用抵抗141と高域用コンデンサ142によって、高周波領域の増幅率を高くできる。
【0015】
低出力インピーダンス用トランジスタ170はNPN型であり、コレクタは正電位(+15V)に接続され、エミッタは第4抵抗171を介して負電位(-14V)に接続される。低出力インピーダンス用トランジスタ170のベースは増幅用トランジスタ130のコレクタに接続される。直列に接続された出力用コンデンサ172と出力用抵抗173の一端が低出力インピーダンス用トランジスタ170のエミッタに接続され、他端がバッファ100の出力端子に接続される。つまり、増幅用トランジスタ130のコレクタの電位に対応した信号が、バッファ100から出力される。低出力インピーダンス用トランジスタ170、第4抵抗171、出力用コンデンサ172、出力用抵抗173が、低出力インピーダンス部を構成する。
【0016】
なお、図3には、電磁ノイズ用コンデンサ181、電源ノイズ用コンデンサ151、電位安定用抵抗161も配置している。電磁ノイズ用コンデンサ181は、電界効果トランジスタ110のドレインと増幅用トランジスタ130のコレクタの間に配置されている。電磁ノイズ用コンデンサ181によって、高周波の電磁ノイズを低減できる。電源ノイズ用コンデンサ151は、負電位(-14V)と接地電位の間に第2抵抗114(第2抵抗の一部)を介して配置されている。言い換えると、電源ノイズ用コンデンサ151の一端は第2抵抗113と第2抵抗114の接続部分に接続され、他端は接地される。電源ノイズ用コンデンサ151によって電源部111,112に含まれる高周波ノイズを低減できる。電位安定用抵抗161は、増幅用トランジスタ130のコレクタと接地電位の間に配置されている。電位安定用抵抗161によって、バッファ100からの出力に対応する増幅用トランジスタ130のコレクタの電位を安定化できる。
【0017】
図4は、シミュレーションで用いる電子楽器(ギターなど)の構成例である。電子楽器910には交流電源901が接続される。心線921は接地される。コイル911、抵抗912、コンデンサ913が信号のピックアップ機構に相当する。可変抵抗914とコンデンサ915がチューナに相当する。可変抵抗916が音量調節部に相当する。シミュレーションでは、コイル1を2.75H、抵抗912を12kΩ、コンデンサ913を120pF、可変抵抗914を250kΩ、コンデンサ915を0.047μF、可変抵抗916を250kΩとした。また、アンプ930の入力インピーダンス931を1MΩとした。
【0018】
図5に従来技術と本発明を対比するためのシミュレーション結果を示す。図6は、図5の(B),(C),(D)を対比するためにXの部分を拡大した図である。図5,6の横軸は周波数、縦軸は信号の強度である。図5の(A)は、図1においてL=0とした場合の入力インピーダンス931における電圧の周波数特性を示している。つまり、電子楽器910の出力自体を示している。(A)の場合は、キャパシタンス923は0pFである。図5,6の(B)は図1においてL=3(m)とした場合の入力インピーダンス931における電圧の周波数特性を示している。つまり、長さ3mのシールドケーブルの影響を受けたときのアンプへの入力信号を示している。図5,6の(C)は図2においてL=3(m)とした場合の入力インピーダンス931における電圧の周波数特性を示している。図5,6の(D)は図3においてL=3(m)とした場合の入力インピーダンス931における電圧の周波数特性を示している。(B)~(D)の場合は、キャパシタンス923は540pFである。
【0019】
なお、シミュレーションでは、図2のバッファ800は、抵抗821を1kΩ、コンデンサ822を1μF、抵抗832を1MΩ、電源部831を4Vの直流電源、電源部811を8Vの直流電源、抵抗812を10kΩ、コンデンサ841を1μF、抵抗842を1kΩとした。
【0020】
また、図5,6の(D)に結果を示しているシミュレーションでは、図3に示した電源、抵抗、コンデンサなどは、次のように設定した。電源部111は15Vの直流電源、電源部112は14Vの直流電源とした。第1抵抗131を1kΩ、第2抵抗113を22kΩ、第2抵抗114を470Ω、入力用抵抗121を1kΩ、入力用抵抗122を1MΩ、第3抵抗132を3.3kΩ、高域用抵抗141を47kΩ、高域用コンデンサ142を0.001μF、第4抵抗171を10kΩ、出力用コンデンサ172を1μF、出力用抵抗173を1kΩ、電磁ノイズ用コンデンサ181を330pF、電源ノイズ用コンデンサ151を100μF、電位安定用抵抗161を1MΩとした。ただし、これらの値は例であり、異なる抵抗値でもよい。
【0021】
図6の(B1)は(B)の100Hzの信号の強度、(C1)は(C)の100Hzの信号の強度、(D1)は(D)の100Hzの信号の強度を示している。(B)と(C)では、100Hzの信号と同じ強度となる高周波側の周波数は同じであることが分かる。つまり、図2に示したバッファ800を用いても、低周波領域と対比して高周波領域の増幅率は変化していないことが分かる。一方、(D)においては、100Hzの信号の強度と同じ強度となる高周波側の周波数がWだけ高くなっているので、低周波領域と対比して高周波領域の増幅率が上がっていることが分かる。つまり、本発明のバッファ100は、従来のバッファ800よりも高周波領域の増幅率が上がっていることが分かる。
【0022】
図7は、本発明のバッファの一部の抵抗とコンデンサの値を変更した場合のシミュレーション結果を示す図である。図7の横軸は周波数、縦軸は信号の強度である。図7の(D)は、図5,6の(D)と同じである。図7の(E)は第3抵抗132を変更した場合の信号の周波数特性を示している。具体的には、第3抵抗132を3.9kΩに変更することで、(D)よりも増幅率を0.2dB程度高くしている。図7の(F)は、第3抵抗132と高域用コンデンサ142を変更した場合の周波数特性を示している。具体的には、第3抵抗132を3.9kΩ、高域用コンデンサ142を0.0022μFに変更することで、(D)よりも増幅率が0.3dB程度高くなっている。
【0023】
バッファ100によれば、増幅部が、高入力インピーダンス部からの出力を、トランジスタを用いて増幅するとともに、直列に接続された高域用抵抗と高域用コンデンサによって高周波領域の増幅率を向上する。また、能動素子としては電界効果トランジスタとトランジスタを用いるだけなので、回路構成が複雑な場合に生じるノイズを小さくできる。つまり、単純な回路構成を採用している従来のバッファと同様に、ノイズを小さく保ちながら、従来のバッファよりも高周波領域の増幅率を上げることができる。
【符号の説明】
【0024】
100 バッファ 110 電界効果トランジスタ
111,112 電源部 113,114 第2抵抗
121,122 入力用抵抗 130 増幅用トランジスタ
131 第1抵抗 132 第3抵抗
141 高域用抵抗 142 高域用コンデンサ
151 電源ノイズ用コンデンサ 161 電位安定用抵抗
170 低出力インピーダンス用トランジスタ 171 第4抵抗
172 出力用コンデンサ 173 出力用抵抗
181 電磁ノイズ用コンデンサ 800 バッファ
810 電界効果トランジスタ 811,831 電源部
812,821,832,842 抵抗 822,841 コンデンサ
901 交流電源 910 電子楽器
911 コイル 912 抵抗
913,915 コンデンサ 914,916 可変抵抗
921,922 心線 923 キャパシタンス
930 アンプ 931 入力インピーダンス
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7