IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 石黒 稜人の特許一覧

<>
  • 特開-アタッチメント型配線 図1
  • 特開-アタッチメント型配線 図2
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023092461
(43)【公開日】2023-07-03
(54)【発明の名称】アタッチメント型配線
(51)【国際特許分類】
   H02G 11/00 20060101AFI20230626BHJP
【FI】
H02G11/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2022175856
(22)【出願日】2022-10-15
(71)【出願人】
【識別番号】522043747
【氏名又は名称】石黒 稜人
(72)【発明者】
【氏名】石黒 稜人
【テーマコード(参考)】
5G371
【Fターム(参考)】
5G371AA05
5G371AA07
5G371BA07
5G371CA01
5G371CA07
(57)【要約】
【課題】 自動組立性、メンテナンス性が高く、超寿命のケーブル配線が行いたい。
【解決手段】 くの字型に曲げた配線を間に挟むことで,全体として最適な曲げ半径の異なる配線を一度に並列接続できるようにしたアタッチメント型配線を用いる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
くの字型に曲げた配線を間に挟むことで,全体として最適な曲げ半径の異なる配線を一度に並列接続できるようにしたアタッチメント型配線
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アタッチメント型配線に関する。
【背景技術】
【0002】
近年産業用ロボットは様々な場所で活躍している。産業用ロボットを自動で生産する上で最も難しい工程の一つがケーブル配線作業である。配線作業以外は自動化できても、現在も人間が手動で配線作業を行っていることが多い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ロボットの自動組立工程において最も難しい工程の一つにケーブル配線作業がある。難しい理由としてケーブルの柔軟性によりケーブル配線の位置決めが困難であることが挙げられる。また、動作中にケーブルの一点が切断させるだけでケーブルを交換する必要がある。ケーブルの配線を自動組立可能かつメンテナンスしやすく、超寿命としたい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
手動の工程を減らす方法として、ロボットには回転軸が必ずあるのを利用して、図1のように回転軸部分の配線をアタッチメント方式にすることが考えられる。回転軸以外ではプラスチック等で囲い、曲がらないようにしたアタッチメント配線にして回転軸のみ手動でケーブルをはめる方法がある。この方法であれば、たとえ400kg可搬のロボットであっても片手で持てる配線を差し込む作業のみで理論上は配線の組立が可能である。また、メンテナンスに関しても、通常利用で配線が切れるポイントは回転軸の部分のみのため、片手で簡単に配線の交換が可能である。
メンテナンス性と自動組立性はこれで満足だが、回転軸のアタッチメント型配線部の寿命を伸ばすことでメンテナンスまでの期間を延長したい。そこで、図2のようにくの字型の配線を間に挟むことで、全体として最適な曲げ半径の異なる配線を一度に並列接続できるようにすることで配線の寿命を1本の時と比べて変化させる。産業用ロボットは特定の動作を繰り返させることが多く、使用する可動域に偏りが発生する場合がある。異なる曲げ半径の配線を並列で並べることで偏りが発生してもケーブルにかかる負荷を減らすことができると考えられる。
【実施例0005】
図2に示すように、くの字型に曲げた配線を間に挟むことで,全体として最適な曲げ半径の異なる配線を一度に並列接続できるようにしたアタッチメント型配線を用いる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】回転軸部分の配線をアタッチメント方式にしたロボット
図2】全体として最適な曲げ半径の異なる配線を一度に並列接続できるようにした配線例
図1
図2