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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023092845
(43)【公開日】2023-07-04
(54)【発明の名称】保持具
(51)【国際特許分類】
   B25J 15/06 20060101AFI20230627BHJP
   B25J 13/08 20060101ALN20230627BHJP
【FI】
B25J15/06 A
B25J13/08 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021208093
(22)【出願日】2021-12-22
(71)【出願人】
【識別番号】313004403
【氏名又は名称】株式会社フジシール
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小林 康裕
(72)【発明者】
【氏名】重原 吏
(72)【発明者】
【氏名】羽田 繁
【テーマコード(参考)】
3C707
【Fターム(参考)】
3C707AS02
3C707BS10
3C707CY15
3C707DS01
3C707FS01
3C707FT08
3C707FT11
3C707FU01
3C707KS03
3C707KT01
3C707LT12
3C707NS02
(57)【要約】
【課題】対象物を精度よく高速で吸着搬送する。
【解決手段】本発明に基づく保持具は、少なくとも1つの吸着部120,130と、第1ガイド150と、第2ガイド160とを備える。少なくとも1つの吸着部120,130は、対象物2の少なくとも1つの被吸着領域R1,R2を第1方向から吸着しつつ保持する。第1ガイド150は、第1方向から見て、第1方向に直交する第2方向において、少なくとも1つの被吸着領域R1,R2が対応する少なくとも1つの吸着部120,130と重なるように、第1方向から対象物2に接して対象物2を位置決めする。第2ガイド160は、第1方向から見て、第1方向および第2方向に直交する第3方向において、少なくとも1つの被吸着領域R1,R2が対応する少なくとも1つの吸着部120,130と重なるように、第1方向から対象物2に接して対象物2を位置決めする。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象物の少なくとも1つの被吸着領域を第1方向から吸着しつつ保持する少なくとも1つの吸着部と、
前記第1方向から見て、前記第1方向に直交する第2方向において、前記少なくとも1つの被吸着領域が対応する前記少なくとも1つの吸着部と重なるように、前記第1方向から前記対象物に接して前記対象物を位置決めする第1ガイドと、
前記第1方向から見て、前記第1方向および前記第2方向に直交する第3方向において、前記少なくとも1つの被吸着領域が対応する前記少なくとも1つの吸着部と重なるように、前記第1方向から前記対象物に接して前記対象物を位置決めする第2ガイドとを備える、保持具。
【請求項2】
前記少なくとも1つの吸着部として、前記対象物の形状に追従して前記対象物を吸着可能な第1吸着パッドを備え、
前記第1吸着パッドには、前記第1吸着パッドを支持しつつ前記第1方向に移動可能なスライド軸部が接続されている、請求項1に記載の保持具。
【請求項3】
前記少なくとも1つの吸着部として、前記対象物を吸着可能な第2吸着パッドを備え、
前記第2吸着パッドには、前記第2吸着パッドを回動可能に支持する軸部が接続されており、
前記第2吸着パッドは、前記軸部との接続箇所を回動中心として、前記第2方向および前記第3方向に回動可能である、請求項1または請求項2に記載の保持具。
【請求項4】
前記対象物は、長手方向および短手方向を有し、前記長手方向の一端にブラシ部を含む歯ブラシであり、
前記長手方向は、前記第2方向であり、
前記短手方向は、前記第3方向である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の保持具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、保持具に関する。
【背景技術】
【0002】
把持装置の構成を開示した先行技術文献として、特開2020-142366号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された把持装置は、グリッパを備える。グリッパは、サクション部を有する。サクション部に物体が吸い込まれることによって、グリッパが物体を把持する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-142366号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された把持装置においては、対象物を精度よく高速で吸着搬送することができない。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、対象物を精度よく高速で吸着搬送することができる、保持具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に基づく保持具は、少なくとも1つの吸着部と、第1ガイドと、第2ガイドとを備える。少なくとも1つの吸着部は、対象物の少なくとも1つの被吸着領域を第1方向から吸着しつつ保持する。第1ガイドは、第1方向から見て、第1方向に直交する第2方向において、少なくとも1つの被吸着領域が対応する少なくとも1つの吸着部と重なるように、第1方向から対象物に接して対象物を位置決めする。第2ガイドは、第1方向から見て、第1方向および第2方向に直交する第3方向において、少なくとも1つの被吸着領域が対応する少なくとも1つの吸着部と重なるように、第1方向から対象物に接して対象物を位置決めする。
【0007】
本発明の一形態における保持具は、少なくとも1つの吸着部として、対象物の形状に追従して対象物を吸着可能な第1吸着パッドを備える。第1吸着パッドには、第1吸着パッドを支持しつつ第1方向に移動可能なスライド軸部が接続されている。
【0008】
本発明の一形態における保持具は、少なくとも1つの吸着部として、対象物を吸着可能な第2吸着パッドを備える。第2吸着パッドには、第2吸着パッドを回動可能に支持する軸部が接続されている。第2吸着パッドは、軸部との接続箇所を回動中心として、第2方向および第3方向に回動可能である。
【0009】
本発明の一形態における対象物は、長手方向および短手方向を有し、長手方向の一端にブラシ部を含む歯ブラシである。上記長手方向は、第2方向である。上記短手方向は、第3方向である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、対象物を精度よく高速で吸着搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の一実施の形態に係る搬送装置の構成を示す斜視図である。
図2】本発明の一実施の形態に係る保持具の構成を示す正面図である。
図3図2の保持具を矢印III方向から見た下面図である。
図4図2の保持具をIV-IV線矢印方向から見た断面図である。
図5図2の保持具をV-V線矢印方向から見た断面図である。
図6図2の保持具をVI-VI線矢印方向から見た断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の一実施の形態に係る保持具について図面を参照して説明する。以下の実施の形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
【0013】
なお、図面においては、後述するように、吸着部が対象物を吸着する方向である第1方向をZ方向、対象物の長手方向である第2方向をX方向、対象物の短手方向である第3方向をY方向として示している。
【0014】
図1は、本発明の一実施の形態に係る保持具を備える搬送装置の構成を示す斜視図である。図1に示すように、搬送装置1は、対象物2を搬送する搬送ロボット10を備える。搬送ロボット10の先端に、保持具11が取り付けられている。対象物2は、たとえば、歯ブラシである。
【0015】
搬送ロボット10は、搬送コンベヤ上を搬送される対象物2を保持具11によって保持しつつ搬送する。具体的には、まず、対象物2の位置が図示しないカメラによって撮像された画像から読み取られる。次に、読み取られた対象物2の位置から搬送コンベヤの搬送による対象物2の移動を考慮して割り出された位置に、保持具11を移動させる。次に、対象物2は、保持具11に吸着保持された状態で搬送され、台紙3上に載置される。台紙3における対象物2が載置される位置には、図示しない接着剤が塗布されている。台紙3上に載置された対象物2は、接着剤によって台紙3に接着される。対象物2は、台紙3と一体化した状態で搬送コンベヤによって次工程へ搬送される。
【0016】
図2は、本発明の一実施の形態に係る保持具の構成を示す正面図である。図3は、図2の保持具を矢印III方向から見た下面図である。図4は、図2の保持具をIV-IV線矢印方向から見た断面図である。図5は、図2の保持具をV-V線矢印方向から見た断面図である。図6は、図2の保持具をVI-VI線矢印方向から見た断面図である。
【0017】
図2図6に示すように、本発明の一実施の形態に係る保持具11に保持される対象物2である歯ブラシは、長手方向および短手方向を有する。歯ブラシの長手方向は、第2方向(X方向)であり、歯ブラシの短手方向は、第3方向(Y方向)である。
【0018】
歯ブラシは、本体部20と、ブラシ部22とを含む。本体部20は、X方向に延在している。本体部20には、指を添えるための凹凸形状を有する把持部21が設けられている。
【0019】
ブラシ部22は、歯ブラシの長手方向(X方向)の一端に位置している。ブラシ部22には、キャップ23が嵌められている。歯ブラシは、キャップ23とともにフィルム24によって被覆されている。フィルム24は、たとえば、熱収縮性フィルムであり、熱収縮することによって対象物2を被覆する。
【0020】
図3に示すように、歯ブラシは、吸着保持されるのに適した領域である被吸着領域R1,R2を有している。本実施の形態における被吸着領域R1,R2は、本体部20とブラシ部22との2箇所に位置している。図3に示す歯ブラシにおいて、被吸着領域R1,R2は、保持具11に吸着保持される側に位置しているものとして示している。なお、被吸着領域R1,R2は、2箇所に限定されず、1箇所でもよいし、3箇所以上であってもよい。被吸着領域R1,R2は、把持部21の凹凸形状と重ならない位置に設けられることが望ましい。
【0021】
なお、本発明の一実施の形態に係る保持具11に保持される対象物2は、歯ブラシであるが、対象物2は、歯ブラシに限定されない。また、対象物2は、フィルム24によって被覆されていなくてもよい。さらに、本実施の形態においては、図6に示すように、対象物2の形状は、横断面において略矩形であるが、対象物2の形状は、この形状に限定されず、たとえば、横断面形状が略三角形などの多角形であってもよい。
【0022】
図2図6に示すように、保持具11は、少なくとも1つの吸着部と、第1ガイド150と、第2ガイド160とを備える。本発明の一実施の形態に係る保持具11は、第1板状体100と、第2板状体140とをさらに備える。
【0023】
図2に示すように、第1板状体100は、搬送ロボット10の先端に接続されている。具体的には、第1板状体100は、第1板状体100に固定されている接続部材101によって、搬送ロボット10に接続されている。これにより、搬送ロボット10と保持具11とが接続されている。
【0024】
第1板状体100には、少なくとも1つの吸着部が取り付けられている。少なくとも1つの吸着部は、対象物2の少なくとも1つの被吸着領域R1,R2を第1方向(Z方向)から吸着しつつ保持する。吸着部の内部は、負圧に減圧されている。
【0025】
本実施の形態においては、保持具11は、吸着部として、第1吸着パッド120と、第2吸着パッド130とを備える。第1吸着パッド120は、スライド軸部121の先端に接続されている。スライド軸部121は、支持部材102を介して第1板状体100に接続されている。
【0026】
第1吸着パッド120は、対象物2における被吸着領域R1を第1方向(Z方向)から吸着する。図4に示すように、第1吸着パッド120は、対象物2の形状に追従して対象物2を吸着可能である。具体的には、第1吸着パッド120は、ベローズ状であることによって対象物2の形状に追従して吸着可能である。図4に示す状態においては、第1吸着パッド120は、歯ブラシの3側面に亘って密着して吸着している。このように、第1吸着パッド120は、対象物2の複数の側面に亘って密着して吸着可能である。
【0027】
スライド軸部121は、第1吸着パッド120を支持しつつ第1方向(Z方向)に移動可能である。スライド軸部121は、第1方向(Z方向)の中間にばね機構を有している。第1吸着パッド120が対象物2を第1方向(Z方向)から吸着する際に第1吸着パッド120が対象物2に当接したとき、ばね機構が第1方向(Z方向)に荷重を受けると圧縮されることにより、対象物2に過負荷が作用することを抑制することができる。
【0028】
図5に示すように、第2吸着パッド130は、対象物2における被吸着領域R2を第1方向(Z方向)から吸着可能である。
【0029】
第2吸着パッド130には、軸部131が接続されている。軸部131は、第2吸着パッド130を回動可能に支持している。具体的には、軸部131の先端に、たとえば、樽状の金属体を内蔵したベアリング構造などのユニバーサルジョイント構造が設けられていることにより、軸部131が第2吸着パッド130を回動可能に支持している。
【0030】
第2吸着パッド130は、軸部131との接続箇所132を回動中心として、第2方向(X方向)および第3方向(Y方向)に回動可能である。本実施の形態においては、対象物2におけるキャップ23の形状がY方向に対して傾斜しているため、第2吸着パッド130は、キャップ23の形状に沿ってY方向に回動して対象物2を吸着する。すなわち、第2吸着パッド130は、自動調芯機能を有している。
【0031】
なお、本発明の一実施の形態に係る保持具11は、第1吸着パッド120および第2吸着パッド130の2つの吸着部を備えているが、吸着部を、1つのみ備えていてもよいし、3つ以上備えていてもよい。また、吸着部は、スライド軸部121と第2吸着パッド130とを組み合わせることによって構成されていてもよい。
【0032】
図2および図3に示すように、第2板状体140は、第1板状体100と平行に位置しつつ保持具11における対象物2側に位置している。第2板状体140は、ボルト103によって第1板状体100と接続されている。図3に示すように、第2板状体140には、複数の貫通孔141が設けられている。
【0033】
第2板状体140には、第1ガイド150と、第2ガイド160とが固定されている。具体的には、第1ガイド150および第2ガイド160は、貫通孔141を挿通したボルトによる締結などの公知の接続方法によって第2板状体140に接続されている。なお、第2板状体140に複数の貫通孔141が設けられていることにより、対象物2に対する第1ガイド150および第2ガイド160の各々の取り付け位置が調整可能となっている。
【0034】
第1ガイド150は、第1方向(Z方向)から見て、第2方向(X方向)において、少なくとも1つの被吸着領域R1,R2が対応する少なくとも1つの吸着部と重なるように、第1方向(Z方向)から対象物2に接して対象物2を位置決めする。本実施の形態における第1ガイド150は、第1方向(Z方向)から対象物2に接しつつ第2方向(X方向)の両側から対象物2を挟み込むことにより、対象物2を位置決めする。具体的には、第1ガイド150は、第1方向(Z方向)から見て、第2方向(X方向)において、被吸着領域R1が第1吸着パッド120と重なるとともに、被吸着領域R2が第2吸着パッド130と重なるように、第1方向(Z方向)から対象物2に接しつつ第2方向(X方向)の両側から対象物2を挟み込んで位置決めする。
【0035】
図2に示すように、第1ガイド150には、先端に傾斜面部151が設けられている。傾斜面部151によって、対象物2を第1ガイド150間に挿入しやすくすることができるため、第1ガイド150によって対象物2を第2方向(X方向)にスムーズに位置決めすることができる。
【0036】
第2ガイド160は、第1方向(Z方向)から見て、第3方向(Y方向)において、少なくとも1つの被吸着領域R1,R2が対応する少なくとも1つの吸着部と重なるように、第1方向(Z方向)から対象物2に接して対象物2を位置決めする。本実施の形態における第2ガイド160は、第1方向(Z方向)から対象物2に接しつつ、第3方向(Y方向)の両側から対象物2を挟み込むことにより、対象物2を位置決めする。第2ガイド160は、第2方向(X方向)における位置をずらして、2箇所設けられている。具体的には、第2ガイド160は、第1方向(Z方向)から見て、第3方向(Y方向)において、被吸着領域R1が第1吸着パッド120と重なるとともに、被吸着領域R2が第2吸着パッド130と重なるように、第1方向(Z方向)から対象物2に接しつつ第3方向(Y方向)の両側から対象物2を挟み込んで位置決めする。
【0037】
図6に示すように、第2ガイド160には、先端に傾斜面部161が設けられている。傾斜面部161によって、対象物2を第2ガイド160間に挿入しやすくすることができるため、第2ガイド160によって対象物2を第3方向(Y方向)にスムーズに位置決めすることができる。
【0038】
本発明の一実施の形態に係る保持具11においては、保持具11を第1方向(Z方向)から対象物2に接近させて、第1方向(Z方向)から見て、第1吸着パッド120と対象物2の被吸着領域R1とが重なり、かつ、第2吸着パッド130と対象物2の被吸着領域R2とが重なるように、第1ガイド150によって対象物2を第2方向(X方向)において位置決めし、第2ガイド160によって対象物2を第3方向(Y方向)において位置決めしつつ、第1吸着パッド120によって被吸着領域R1を第1方向(Z方向)から吸着保持し、第2吸着パッド130によって被吸着領域R2を第1方向(Z方向)から吸着保持することにより、対象物2を精度よく高速で吸着搬送することができる。
【0039】
本発明の一実施の形態に係る保持具11においては、対象物2の形状に追従して対象物2を吸着可能な第1吸着パッド120と第1方向(Z方向)に移動可能なスライド軸部121とを備えることによって、第1吸着パッド120を対象物2の表面に密着させることができるため、第1吸着パッド120の内部の負圧がリークすることを抑制して、第1吸着パッド120によって対象物2を安定して吸着保持することができる。
【0040】
本発明の一実施の形態に係る保持具11においては、第2吸着パッド130と第2吸着パッド130を回動可能に支持する軸部131とを備えることによって、第2吸着パッド130が軸部131との接続箇所132を回動中心として、第2方向(X方向)および第3方向(Y方向)に回動可能であるため、対象物2の被吸着領域R2がXY平面に対して傾いている場合でも第2吸着パッド130を対象物2の表面に密着させることができるため、第2吸着パッド130の内部の負圧がリークすることを抑制して、第2吸着パッド130によって対象物2を安定して吸着保持することができる。
【0041】
本発明の一実施の形態に係る保持具11においては、対象物2である歯ブラシの長手方向を第1ガイド150によって位置決めし、歯ブラシの短手方向を第2ガイド160によって位置決めしつつ、吸着部によって歯ブラシを吸着搬送することができる。
【0042】
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本開示の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではない。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。上述した実施の形態の説明において、組み合わせ可能な構成を相互に組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0043】
1 搬送装置、2 対象物、3 台紙、10 搬送ロボット、11 保持具、20 本体部、21 把持部、22 ブラシ部、23 キャップ、24 フィルム、100 第1板状体、101 接続部材、102 支持部材、103 ボルト、120 第1吸着パッド、121 スライド軸部、130 第2吸着パッド、131 軸部、132 接続箇所、140 第2板状体、141 貫通孔、150 第1ガイド、151,161 傾斜面部、160 第2ガイド、R1,R2 被吸着領域。
図1
図2
図3
図4
図5
図6