(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023093030
(43)【公開日】2023-07-04
(54)【発明の名称】耳介の磁気誘導治療器。
(51)【国際特許分類】
A61N 2/08 20060101AFI20230627BHJP
【FI】
A61N2/08 A
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021208416
(22)【出願日】2021-12-22
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-07-11
(71)【出願人】
【識別番号】521197368
【氏名又は名称】オーリーオーン株式会社
(72)【発明者】
【氏名】大藤則子
【テーマコード(参考)】
4C106
【Fターム(参考)】
4C106BB12
4C106CC01
4C106CC03
(57)【要約】
【課題】
具体的な詳細の耳穴は、実験により近年研究されたもで東洋医学と西洋医学的要素の折衷要素を含んでいて著書も少なく耳穴治療は現在研究進行中の治療法です。
【解決手段】
耳介は、耳介自体で、穴の前記の研究から小さい部位ながら 体と同じ宇宙体系を備えていることが解ってきて 耳介の穴をフル活用して、小さな耳介から体全体への太極治療方法を考案しています。
耳介際は、頭部で唯一の迷走神経域であり、そして耳介と体を結び付ける部位でもあり、耳介際を起点として、耳介の穴を磁気によって気血誘導することで、体の症状別に治療方法をパターン化させた磁気治療器です。
具体的には 耳介際はリング状になっていますので、耳介際に嵌める磁気リングを基軸として耳介及び該周辺の治療目的の関連穴群にリングの所定穴から磁性線を伸ばして磁気誘導させる治療方法です。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
顔面の横に位置する耳介の基部に装着される磁気治療器であって、この磁気治療器は前記顔面横と耳介本体とを繋ぐ耳介の基部に取り付けられるリング部材とこのリング部材に設けられる磁性体とで構成されていることを特徴とする磁気治療器。
【請求項2】
前記リング部材が、磁性体で構成されていることを特徴とする請求項1記載の磁気治療器。
【請求項3】
前記リング部材は、該リング部材の所定の箇所に磁性体が複数個設けられていることを特徴とする請求項1記載の磁気治療器。
【請求項4】
前記リング部材は、その途中の所定ヶ所から内側に向けて突出する内側延長部が設けられておりこの延長部に磁性体が設けられていることを特徴とする請求項1又は3記載の磁気治療器。
【請求項5】
前記リング部材は、その途中の所定ヶ所から外側に向けて突出する外側延長部が設けられておりこの延長部に磁性体が設けられていることを特徴とする請求項1又は3記載の磁気治療器。
【請求項6】
前記リング部材は、その途中に所定距離離間した重複部が形成されていることを特徴とする請求項1又は3記載の磁気治療器。
【請求項7】
前記リング部材は、その途中の所定個所から外側に重なり合う外側重複部が形成されていることを特徴とする請求項1又は3記載の磁気治療器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、顔面の横に位置する耳介部分に取り付ける磁気治療器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年はコロナ感染症の伝染性疾患が流行しています。その予防対策や、治療効果を上げる目
的で、耳穴治療が適応症として挙げられています。非特許文献4より。
【0003】
従来は、鍼灸治療分野では、細菌性のものや、伝染性疾患は、あまり鍼治療には適応しないとされていた。
【0004】
何故耳ツボが、不適応疾患から適応疾患と変更記載されるようになってきたのかと考えてみました。
【0005】
耳穴の歴史的背景、非特許文献3全日本鍼灸学会雑誌2006年第56巻5号 779-792にあるように、耳穴は、西洋医学的な部位名称穴がつけられており 研究が始まったのは中国古典であるが、その後近年西洋医学風の再研究が盛んになった所以からだと思われる。
【0006】
耳穴名の特徴は、分かりやすい臓器の名前がつけられています。それにより穴構成を体系化することがしやすくなっています。臓器などの位置部位の穴名のながれ、中枢神経系、内分泌系が古典的な表現ではなく西洋医学風に読み取れるようになった。
【0007】
同名称穴、近似部位、神経、及び内分泌支配域を繋ぐと片耳において、耳穴に近い口と、肛門、外生殖器の二つの穴が耳輪脚を挟んで巻き込まれて 少し歪な楕円玉子状の半球体になっていることが連想されます。
【0008】
それをスケルトン化すれば耳穴に口向け やや後ろ向きの頭部に背骨をくるりと内屈させ 臀部を突き出し その中に足を屈曲させ、手はだらりと体外側に添わせ、足の指と手の指を当接する未熟なゾンビの様のミニチュア人体が浮かびます。
【0009】
耳介の前記ミニチュア人体は、側頭部で、耳介の付け根と頭部で密着し、その耳介際の形状は、少しいびつなリング様になっていて、密着部の耳介際の内側部分は、大脳皮質から内臓、骨盤内臓器、中枢神経、口、内生殖器穴に連なっています。耳際ラインの
図18参照、E―1耳介背面から見た耳際ライン、E―2は耳正面から見た耳際ラインです。
【0010】
図19参照して 耳介際は、迷走神経域であり 傍に三叉神経や顔面神経がありまた脳神経の他に迷走神経域、副交感神経域が混在しているので 耳介のみの治療で自律神経調整ができることになり、延いては 太極的な治療が可能になった。
【0011】
東洋医学の概論だけでなく、耳穴の部位の神経支配域を理解することで、より有効な治療方法を考察していきたいとの思いで 耳介の神経支配域を表したものが、
図19で、迷走神経支配域は200、交感神経支配域は300頸神経支配域は400で表してE―2は耳介正面側の神経支配域でE―1は耳介背面の神経支配域になっています。
【0012】
迷走神経の支配域は、耳介から首に下降して主に、多くの内臓や、内分泌器官に分布しているので耳介の磁気治療においても免疫機能改善にも関与できると考察します。
【0013】
前記の考察から、耳際穴を中心としたこの磁気治療器ができあがって、磁性体により耳介際から耳介の正面穴に磁気誘導させ、更に体幹部の目的部位に磁気刺激を誘導することで治療効果の幅が広がると考察します。
【0014】
磁気誘導の方法と理念は先の実用新案 気血誘導材実願2021-001957を基本にしています。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0015】
【特許文献1】特開平6-218068
【特許文献2】実用新案願2021-001957
【特許文献3】特開2013-202303
【特許文献4】特開2005-143876
【非特許文献3】全日本鍼灸学会雑誌2006年第56巻5号 779-792
【非特許文献4】中国伝統医学 耳穴診療法 陳 志強著(株)たにぐち書店 97~101 項
【非特許文献5】経穴マップ/イラストで学ぶ十四経穴・奇穴・耳穴・頭鍼 王 暁明 他著書 医歯薬出版株
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
現代社会は、ストレスが多く、リラックスさせる方法として、アートや、運動、音楽療法などが必要になっています。
【0017】
健康増進目的で自己免疫を高めることは、食事や運動だけでなく、治療によって内分泌機能に刺激を与えることが大切です。
その中の一つの方法として、鍼灸治療として耳穴療法もあります。しかしながら、耳ツボの熟知なしに素人や自己ケアーは難しく、また臨床家が、耳鍼や金属玉を貼る治療法もありますが、夏場では炎症しやすく衛生に気を付けなければならなりません。
【0018】
その為耳介の穴を、衛生的に、何時でも、簡単にセルフケアーができる方法を考案したいという思いが第一の課題になります。
【0019】
更に臨床の場において、専門家でも対症療法治を考えていますが、特に初心者は、このツボは何処に効くという風に考えがちで、穴は一穴が単独に存在しているのではなく、一連の経絡をなし 途切れることなく体全体を流れ 複雑に穴どうしが影響仕合っていますので、あみだくじを引く要領で選穴しなければならず、そういった経穴概論をふまえて磁気治療器を考案していくことが必要です。
【0020】
磁気による治療器は、流れの滞っている経穴に気血を誘導させていくことができ、この耳介の磁気治療器は、鍼灸治療の難度な補瀉の技術を意図することなく、体本来のサイバネティックス利用した治療法であると考えます。
【0021】
耳介の構造は、軟骨部分と脂肪部分で、5ミリメートルから1センチメートル余りの厚みで一様ではなく個人差もあり、その軟度も違い、また形状は凹凸に富んでいます。その対策として治療目的別の配穴を 解かりやすくパターン化することが次の課題です。
【0022】
磁気誘導する上で耳介の穴流注の耳介表裏の穴の関係性は大切ですが、体幹の正経絡と穴の流注が全く違うので該耳介の構造と耳穴の穴構成、神経支配域にについて知る必要があります。
図22.19参照。
【0023】
耳穴の神経の支配域は 現代医学では
図19のような自律神経域、迷走神経域を表しています。200の迷走神経域で 300の交感神経、400の副交感神経が、混在し自律神経調節により、内分泌 循環機能のホメオスタシスに関与することが可能になります。
【0024】
耳介際での穴については、表裏別々に成り立っているのではなく、その表裏間で影響しあって結合して
図18は耳介際のE―1の裏面穴とE―2の正面穴を結びつけています。つまり、耳介際は、耳介の表裏の耳介正面と耳介背面 そして頭部を結びつけていますので耳介際の役割を理解することが大切になります。 非特許文献4中国伝統医学 耳穴診
療法 陳 志強著(株)たにぐち書店97~101頁
【0025】
耳介穴の耳介正面、背面の役割と構成を理解し、耳介穴を太極的に捉えることで、請求項1~6の特徴とす磁気治療器に繋がっていき、以下表裏一体の穴の効果影響を説明していきます。
【0026】
耳際穴の耳背の11は上耳根穴で、耳介正面では、の神門穴29、にあたり、耳介正面は迷走神経及び副交感神経域になり、該神門穴は、耳介正面では101の三角窩にあり、
図21の耳介の部位名を参照し、正経絡太陽小腸経の神門穴にも通じていて、近くにある角窩中(喘点)穴22は、内生殖器でもあり、これらの穴は、各疾患において、精神安定のために不可欠な常用穴であり抗アレルギー、腎虚の症状に広く用いらています。
図18参照
【0027】
図22の耳介正面の名称図を参照にして101の三角窩の穴群は一般的に骨盤腔内に関する穴であり、神経域は副交感神経、迷走神経の混在する部位です。
図19の拡大図を参照
【0028】
耳背側の12は耳迷根穴で、名前の通りに迷走神経に関わっていて 耳介正面では肝穴肝臓穴25、ばかりでなく腹部の穴に連がり、迷走神経分布支配域でありながら、大輪対111の横で脊椎神経とも接点を持っていて 迷走神経際で交感神経に関連があります。
図19.21を参照
【0029】
肝穴は耳介正面部位では、
図21にある耳甲介艇102にありますが、耳甲介艇は、耳輪脚103で分離され、耳甲介艇の上部分は下対輪脚104で、耳輪脚103を境にして上部は、体幹の横隔膜上の部分の臓腑穴が並んで位置して、耳輪脚103の下部分には、一方横隔膜下の腑穴が位置しています。
【0030】
図21.22を参照して耳背の下耳根穴13で正面耳介では、垂前穴39の後方に当たります。この穴は、神経衰弱点ともいわれて、この部分は、耳垂の大きさにより差があるが中枢神経系で、対珠105の裏側の皮質下穴、内分泌穴に近い部分で重要穴です。
【0031】
対珠105は前脳、側頭、後頭、脳幹穴と続き、その裏側にの大脳皮質下穴32 があり、耳介穴の特徴の、中枢神経支配域の部位名称穴がむき出しになっていることは、耳ツボの治療が、西洋医学的で今風な感覚で解釈できる最大のメリットと言えます。
【0032】
また皮質下の直ぐに隣にある内分泌穴32は、脳下垂体のなかにあり、内分泌系臓器(視床下部、脳下垂体、副甲状腺、甲状腺、副腎、十二指腸、胃、膵臓、卵巣、精巣、腎臓等々)を簡単に一度に調整刺激することができます。非特許文献4に記載あり。
【0033】
前述のように下耳根穴13は、耳介正面で中枢神経につながっていますので、僅かな位置調整で、脳の各部に刺激でき、その為多くの治療法に効果があります。
【0034】
耳介正面穴の真横顔面際立にあるのが、副腎穴14で、副腎穴は迷走神経支配域ですが、耳珠106を挟んで三叉神経、顔面神経域の脳神経があり、多穴が、筋状になって位置し、横浜ラインには聴宮穴16、外鼻穴17、副腎穴14、内鼻穴15があり、内鼻穴は、耳珠を挟んで副腎穴の裏に位置していています。そして14副腎穴は、臓器の副腎にあたり、免疫機能をも高めるため、伝染性疾患に適用されています。非特許文献4参照。
【0035】
その他のラインは
図22参照して縦ラインでは聴宮穴16、耳門穴18、聴会穴30でこれらの穴は、体幹の正経絡と耳介とを結び接点穴であり最重要穴です。請求項1.6の磁気治療器に繋がります。
【0036】
前述したように耳介際の主な4穴の上耳根穴11、迷耳根12、下耳根穴13、副腎穴14と、耳介正面にての表裏関係穴がそれぞれ影響しあい、また耳介際の該四穴が耳介際でリング状をなし体本体とつながっていることが請求項1の磁気治療器の基本理念となります。
【0037】
耳介際で、リングの内側に磁気性延長部を出すことで耳介内のみでホメオスタシスをしていて、また耳介際からリングの外側に磁気性延長部をだすことで体本体の正経絡とつながり、耳介と体が一体になり ホメオスタシスをしていることは請求項4.5の特徴とする磁気治療器に繋がります。
【0038】
考察結果として、耳介際を経て耳介の背面、正面の穴は、お互い影響しあって耳介内でホメオスタシスを保っていることと、更に耳介本体が耳介際を介して体本体と繋がって 耳介から全体幹へ磁気誘導させることで、この磁気治療器は太極的な治療になりうる。
【課題を解決するための手段】
【0039】
本発明は、上記した課題を解決するために顔面の横に位置する耳介の基部に装着される 磁気治療器であって、耳介本体を繋ぐ前記顔面横の耳介基部に取り付けられるリング部材とこのリング部材に設けられる磁性体とで構成されていることを特徴とする。
【0040】
また前記リング部材は磁性体で構成されていることを特徴とする。
【0041】
さらに前記リング部材は、その途中の所定ヶ所から内側に向けて突出する内側延長部が
設けられておりこの延長部に磁性体が設けられていることを特徴とする磁気治療器。
【0042】
また、前記リング部材は、その途中の所定ヶ所から外側に向けて突出する外側延長部が設けられておりこの延長部に磁性体が設けられていることを特徴とする磁気治療器。
【0043】
また、前記リング部材は、その途中に所定距離離間した重複部が形成されていることを特徴とする磁気治療器。
【0044】
耳介の表裏関係を以下にて説明する。11の穴名は上耳根で耳背にあり、この部は耳介表は正面穴では神門穴にあたる。神経の支配域は、迷走神経と副交感神経の混在になっています。
図18参照
【0045】
12の穴名は耳迷根で耳背にあり、この部は耳介表の正面穴は、胃、肝穴にあたる。神経の支配域は、迷走神経です。
【0046】
13の穴名は下耳根で耳背にあり、この部は耳介表の正面穴は、皮質下、内分泌穴にあたり、神経の支配域は、迷走神経です。
【0047】
14の穴名は、副腎穴で耳介の顔側正面耳珠にある。神経支配期は、迷走神経です。
【0048】
耳介の神経支配域は、
図18.19参照。中心的な四穴を図解によって視覚化してみると、耳介際にあり、歪なリング状になって、基本リング部材の磁気治療器の耳際の四穴は、迷走神経支配になっているのが解ります。請求項1の特徴とする磁気治療器である。
【0049】
前記の耳介際の主な四穴は迷走神経を介して自律神経の調節をしている。四穴間をつなぎ合わせることで、耳介を介して体幹に磁気を誘導することができ、全体治療に繋がり自律神経調節に役立つことになる。
8
【発明の効果】
【0050】
本発明によるこの磁気治療器Xは、耳介際につける磁性体リングにより、体幹に磁気誘導し、耳介と体幹部が相互作用をもたらし、結果として、耳介治療が全身治療となりえることが証明されることにより請求項の全ての効果の基盤になっています。
【0051】
請求項1、2、3の発明効果は、基礎の耳際磁気リングの効果は、該リングの位置が迷走神経域にあるため副交感神経作用と同じような作用して 交感神経の緊張を抑え、自律神経の調節をしますので、リラックス効果があります。
【0052】
請求項4の発明効果は、耳介正面穴並びに関連体幹穴に耳介背面穴から磁気誘導し、また正面耳介穴は耳介際の磁気基礎リングを通して、体幹に磁気誘導すします。それにより、自律神経調節ができ、内分泌、循環機能のホメオスタシスに関与することが可能になり、更に目的別に延長部を出すことができ、特定な効果があり、それぞれ違いますので詳細は、実施例別にて説明していく。
【0053】
請求項5の発明効果も請求項4の効果と同じく全身のホメオスタシス効果がありますが、基礎リングの外側に磁気誘導します。それにより、耳介以外の体幹部の正経絡に直接磁気誘導し、特に頭部や顔面にある疾病に対する顔面の神経痛や麻痺、後頭部後頸部のコリをほぐします。
【0054】
請求項6の発明効果は、全身のホメオスタシス効果の他、耳介穴と顔面の体幹の重要 三正経絡を直接繋がることで全身治療になります。特に胆経、小腸経、三焦経の経絡上の疾患に効果がります。例えば小腸経は、西洋医学的に言えば自己免疫効果があります。
【0055】
本発明により上記のとおり耳介の磁気治療器は体全身に影響し、全身の自律神経調節により内分泌、循環機能のホメオスタシスに関与することが可能になり、また耳介際穴は 頭部で唯一の迷走神経域が体表に露出しておりますので、自律神経の調節ができ心身共にリラックス効果をもたらします。
【発明を実施するための形態】
【0056】
本発明の実施例について図面に基づいて以下説明する。磁気基本リングベースの外形は、立体的に側面と背部から見ると
図20にあるようには歪んだ耳際を囲んだチューブのリングで、そのチューブの中 に入れ込んだ磁性体によって磁気治療器Xが形成さ
れている。リング部材1の材質はシリコン素材が良いが、ビニール素材や、ゴム、弾力
性のあるプラスチック素材で構成しても良いものである。
【実施例0057】
実施例1においては
図1のように、前記したリング部材1の中に磁性金属、例えば磁性化鉄線(以後Fe線という)2が内蔵されて構成されている。実施例1ではFe線2を使用しているが線状のマグネットシート6としても良いものとする。効果は耳介の基部(以後耳介際という)の迷走神経支配域に刺激を与え、交感神経域の緊張を緩め自律神経の調節での全体としてリラックス効果があります。
aを所定穴とした場合の穴は、耳介背面では上耳根穴11に相当し、主に精神安定を目的に、bの場合の耳介背面では耳迷根穴12に相当し、主に内臓を保護する目的で用いられてcの場合はの耳介背面では下耳根穴13に相当し、脳神経、内分泌系に刺激する目的に用いられ、dのみ耳介正面にあり、副腎穴14になり、ステロイドホルモンを出させる等の免疫機能効果があります。