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  • 特開-販売システム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023009364
(43)【公開日】2023-01-20
(54)【発明の名称】販売システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20230113BHJP
   G07F 9/00 20060101ALI20230113BHJP
   G07G 1/12 20060101ALI20230113BHJP
【FI】
G06Q30/06 340
G07F9/00 Z
G07F9/00 110Z
G07G1/12 361C
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021112561
(22)【出願日】2021-07-07
(71)【出願人】
【識別番号】520344718
【氏名又は名称】池田 保
(74)【代理人】
【識別番号】100166589
【弁理士】
【氏名又は名称】植村 貴昭
(72)【発明者】
【氏名】池田 保
【テーマコード(参考)】
3E044
3E142
5L049
【Fターム(参考)】
3E044AA01
3E044DE01
3E044DE10
3E142AA07
3E142CA13
3E142GA12
3E142GA16
3E142GA23
5L049BB46
5L049BB56
(57)【要約】      (修正有)
【課題】高効率なデリバリーを実現する販売システムを提供する。
【解決手段】販売システムは、注文ボタン32を押すことで商品取出口から商品を取り出すことができるとともに、飲食物をデリバリー注文するデリバリー注文ボタン32を有し、デリバリー注文ボタン32が操作されると当該デリバリー注文の注文情報を生成する自動販売機11A、11B、11Cと、自動販売機11A、11B、11Cが生成した注文情報を記憶する事業者サーバと、を備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
注文ボタンを押すことで商品取出口から商品を取り出すことができる機能を備えるとともに、飲食物をデリバリー注文するデリバリー注文ボタンを有し、当該デリバリー注文ボタンが操作されると当該デリバリー注文の注文情報を生成する自動販売機と、
前記自動販売機が生成した前記注文情報を記憶する事業者サーバとを備える
ことを特徴とする販売システム。
【請求項2】
前記飲食物を販売する飲食店に管理され、前記事業者サーバから前記注文情報を受信する飲食店通信端末を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の販売システム。
【請求項3】
前記飲食物を配達する配達員に携帯され、前記事業者サーバから前記注文情報を受信する配達員通信端末を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の販売システム。
【請求項4】
前記自動販売機は、前記デリバリー注文ボタンが操作されると前記商品取出口から前記飲食物の情報を表示するオーダーコインを吐出する
ことを特徴とする請求項1に記載の販売システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は販売システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ネットワークを利用した飲食物の配送に関する従来技術として、特許文献1には、インターネット上にメニューを載せ、ユーザが予約発注した食品(例えば弁当)等を生産業者(あるいはレストラン)に発注し、配達員が生産業者から食品等を受け取り、予約の顧客に配送・集金するデリバリーサービスが開示されている。これは、例えば昼休みのランチにかける時間が短い会社員等に需要があると思われていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002-49772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記特許文献1の技術では、ユーザ側にとって下記のデメリットが生じてしまう。
・配達手数料が余計にかかる。
・昼休みはオーダーが集中するため食品が届くまでに時間がかかる。
・社内で複数の飲食店の弁当を注文した場合、レストラン毎に届く時間が異なり、散発的な配達になるため、使い勝手が悪い。
【0005】
本発明では、高効率なデリバリーを実現可能とする販売システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の観点における販売システムによれば、
注文ボタンを押すことで商品取出口から商品を取り出すことができる機能を備えるとともに、飲食物をデリバリー注文するデリバリー注文ボタンを有し、当該デリバリー注文ボタンが操作されると当該デリバリー注文の注文情報を生成する自動販売機と、
前記自動販売機が生成した前記注文情報を記憶する事業者サーバとを備える
ことを特徴とする。
【0007】
より好ましくは、
前記飲食物を販売する飲食店に管理され、前記事業者サーバから前記注文情報を受信する飲食店通信端末を備える
ことを特徴とする。
【0008】
より好ましくは、
前記飲食物を配達する配達員に携帯され、前記事業者サーバから前記注文情報を受信する配達員通信端末を備える
ことを特徴とする。
【0009】
より好ましくは、
前記自動販売機は、前記デリバリー注文ボタンが操作されると前記商品取出口から前記飲食物の情報を表示するオーダーコインを吐出する
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る販売システムによれば、高効率なデリバリーを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施例に係る販売システムを説明する概略図である。
図2】本発明の実施例における自動販売機の概略図である。
図3】本発明の実施例におけるオーダーコインの概略図である。
図4】本発明の実施例に係る販売システムを用いてデリバリー注文する場合の流れを説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明に係る販売システムは、飲食物を配達する配達員が、事業者が発注した飲食物を複数の飲食店から順次受け取り、全ての飲食店から飲食物を全て受け取った後に、当該事業者の配送先に配送することを基本としている。
【0013】
以下では、本発明に係る販売システムについて、実施例により図面を用いて説明する。
【実施例0014】
図1に示す本実施例に係る販売システム1は、主たる構成として、自動販売機11A,11B,11C、事業者サーバ12、配達員通信端末13、及び、飲食店通信端末14A,14B,14C,14Dを備えている。このうち事業者サーバ12は、通信ネットワーク(インターネット等)を介して、自動販売機11A,11B,11C、配達員通信端末13、飲食店通信端末14A,14B,14C,14Dとそれぞれ通信可能となっている(図1中にこの状態を破線で示している)。
【0015】
自動販売機11A,11B,11Cは、例えば会社の建屋や1以上の会社が入っているビル等の、施設21A,21B,21Cの中に設置される。
【0016】
自動販売機11A,11B,11Cは、従来の自動販売機11A,11B,11Cの一部を変更したものである。すなわち図2に示すように、自動販売機11A,11B,11Cは、自動販売機11Aは、注文ボタン31、デリバリー注文ボタン32、広告表示部33等を備えている(金銭投入口等についての説明については自明事項のため省略する)。
【0017】
注文ボタン31は、その場で注文した飲み物(あるいは菓子等の食べ物)等の商品を商品取出口から取り出すことができる従来の注文ボタンである。デリバリー注文ボタン32は、デリバリー用の飲食物を注文(デリバリー注文)する注文ボタンである。
【0018】
広告表示部33は、デリバリー注文についての広告や説明を(好ましくは写真やイラスト付きで)表示するものであり、自動販売機11A,11B,11Cの任意の位置に設置されている(図2では、自動販売機11A(11B,11C)の最上部、及び、複数の注文ボタン31及びデリバリー注文ボタン32の下部の、計2箇所に設けられている)。なお、広告表示部33は、紙媒体であっても液晶ディスプレイ表示されるものであってもよい。
【0019】
なお、注文ボタン31は従来どおり複数設けられており、デリバリー注文ボタン32は1つ以上設けられている。そして、注文ボタン31とデリバリー注文ボタン32とは、ボタンの構造としては全く同じであり、ボタンを押した際に吐出される商品が後述するように異なるものである。したがって、自動販売機11A,11B,11Cは、従来の自動販売機に対し、デリバリー注文ボタン32を新たに施工する必要はなく、従来の(複数のうち一部の)注文ボタン31をそのまま転用することができる。
【0020】
ユーザ(例えばオフィスワーカー)がデリバリー注文ボタン32を押す(操作する)とともに対価を支払うと、自動販売機11A,11B,11Cは商品取出口からオーダーコイン34を吐出する。ユーザはこのオーダーコイン34を受け取り保管しておく。なお、このユーザによる対価の支払い方法は、通常の注文ボタン31同様であって、現金でも電子マネーでも良い。
【0021】
オーダーコイン34は、デリバリー注文した飲食物の情報を表示するものである。図3に示すように、従来の自動販売機で販売されている飲み物等の入れ物(缶、ペットボトル等)と同様の形状の箱体34Bの表面に、デリバリー注文した飲食物の情報を示すオーダー表示部34Aが設けられているようにするのが好ましい。
【0022】
なお、自動販売機11A,11B,11Cのデリバリー注文は、所定時間帯(例えばAM7時~AM11時)のみしか利用できないものとする。
【0023】
ユーザがデリバリー注文ボタン32を押してデリバリー注文を行うことで、自動販売機11A,11B,11Cにおいて注文情報が生成される。自動販売機11A,11B,11Cは、通信ネットワークを介して当該注文情報を事業者サーバ12に送信(オーダー通知)する。
【0024】
事業者サーバ12は、事業者20が管理するサーバであり、所定時間帯において、各自動販売機11A,11B,11Cから受信した注文情報を記憶(オーダー集約)し、当該注文情報を、当該注文情報の飲食物を販売する飲食店23A,23B,23C,23Dの飲食店通信端末14A,14B,14C,14Dに送信する(発注する)とともに、当該注文情報を全て纏めて配達員22の配達員通信端末13に送信する(デリバリー指示を行う)。
【0025】
飲食店通信端末14A,14B,14C,14Dは、PC、タブレット、スマートフォン、携帯電話等の、ユーザインターフェース及び通信インターフェースを有する通信端末であり、飲食店23A,23B,23C,23Dが管理している。
【0026】
配達員通信端末13は、タブレット、スマートフォン、携帯電話等の、ユーザインターフェース及び通信インターフェースを有する通信端末であり、配達員22が携帯している。
【0027】
なお、上述の説明は、複数の自動販売機11A,11B,11C、複数のユーザからの複数の注文情報、複数の飲食店23A,23B,23C,23Dの飲食店通信端末14A,14B,14C,14D、及び、1人の配達員22の配達員通信端末13を想定したものだが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つ以上の自動販売機、1人以上のユーザによる1つ以上の注文情報、1つ以上の飲食店の1つ以上の飲食店通信端末、及び、1人以上の配達員の1つ以上の配達員通信端末13であれば成立する。例えば配達員の人数及び配達員通信端末は、飲食物の注文数や内容によって日々変動する。
【0028】
飲食店23A,23B,23C,23Dは、事業者サーバ12からの発注(送信された注文情報)を飲食店通信端末14A,14B,14C,14Dにて確認し、該当する飲食物を用意する。
【0029】
配達員22は、例えば自転車やバイク等により移動することが可能であり、事業者サーバ12が発注(注文情報を送信)した各飲食店通信端末(例えば飲食店端末14A,14B,14C)を管理する各飲食店(飲食店23A,23B,23C)から飲食物を受け取る(商品の集荷)。
【0030】
そして配達員22は、注文情報を事業者サーバ12に送信した各自動販売機(例えば自動販売機11A,11B)が設置された各施設(施設21A,21B)にそれぞれ配送する(図1の飲食店23A…の数と配送先の施設21A…の数とが合わないのは、1つの施設に複数の飲食店からの飲食物を纏めて配送する場合を想定しているためである)。
【0031】
事業者サーバ12を管理する事業者20は、自動販売機11A,11B,11Cの管理会社(図示略)から飲食物販売による利益を受け取り、また、飲食店23A,23B,23C,23Dの口座に提供料を、配達員22の口座に手数料を振り込む。これらは事業者サーバ12を用いて行うのが好ましい。
【0032】
また、配達員通信端末13に送信する注文情報には、飲食物及びその付属物を提示するための画像(写真あるいはイラスト)が含まれるのが好ましい。例えば、デリバリー注文された飲食物及びその付属物がお弁当のセットの場合、注文情報には、お弁当のセット(ランチボックスに限らす箸や、調味料、お手拭き等の全て)を提示するための画像(写真、イラスト)が含まれる。
【0033】
配達員22が飲食店23A,23B,23C,23Dから飲食物及びその付属物を受け取る際には、配達員22が、配達員通信端末13に表示された注文情報の画像(写真)を確認することで、受取ミスを無くすことができる。飲食物及びその付属物がお弁当のセットの場合、配達員22は、注文情報のお弁当のセット(ランチボックスや、それに限らず、箸や調味料、お手拭き等の全て)の画像(写真あるいはイラスト)を確認する。
【0034】
配達員22が施設21A,21B,21Cに配送する際には、ユーザからオーダーコイン34を受け取り、それと引き換えに(指定場所にて)ユーザが注文した飲食物及びその付属物を手渡す。
【0035】
なお、事業者20は飲食物の販売を仲介するのみであり、飲食物の所有権は、注文/決済完了とともに、飲食店23A,23B,23C,23Dからユーザに移動する。
【0036】
また例えば、施設21A(あるいは21B,21C)が、複数の会社が入った1つのビルであって、当該ビルの共用スペースに自動販売機11A(あるいは11B,11C)を設置する場合、1つの自動販売機11Aに設けられるデリバリー注文ボタン32を、会社毎に分けて設けるようにする(例えば、1つのビルに3つの会社があった場合、同じ飲食物用のデリバリー注文ボタン32であっても、会社A用のデリバリー注文ボタン32、会社B用のデリバリー注文ボタン32、会社C用のデリバリー注文ボタン32の3つとする等)。
【0037】
このように設定することにより、事業者サーバ12は、同一の自動販売機11A(11B,11C)からの同一の飲食物の注文情報であっても、会社毎に判別することができるようになるので、会社毎に自動販売機を設置しておらず、共有スペースにのみ自動販売機を設置しているようなレイアウトのビル(施設)であっても対応することができる。
【0038】
さらに、デリバリー注文ボタン32は、日替わりメニューのデリバリー注文を行うようにすることもできる。その場合、広告表示部33に日替わりメニュー用のメニュー表(月曜日は○○弁当、火曜日は△△弁当…等)を表示する。また、デリバリー注文ボタン32を2個(あるいはそれ以上)設け、2種類(あるいはそれ以上)の日替わりメニューを設けても良い。
【0039】
なお、自動販売機11A,11B,11Cは、デリバリー注文ボタン32を増やすことで、上述した「1つの自動販売機11Aに設けられるデリバリー注文ボタン32を、会社毎に分けて設けるようにする」と、上述した「デリバリー注文ボタン32を2個(あるいはそれ以上)設け、2種類(あるいはそれ以上)の日替わりメニューを設けても良い」との両方を同時に実現することができることは言うまでもない。
【0040】
以上が本実施例に係る販売システムの構成の説明である。
以下では、本実施例に係る販売システムを用いてデリバリー注文する場合の流れを、図4のフローチャートを用いて説明する。
【0041】
ステップS1(オーダー)では、ユーザが、施設21A(21B,21C)内において、所定の時間帯に、自動販売機11A(11B,11C)に設けられたデリバリー注文ボタン32を押すとともに対価を支払うことで、自動販売機11A(11B,11C)から吐出されたオーダーコイン34を受け取り、これを保管する。
【0042】
ステップS2(オーダー通知)では、自動販売機11Aにおいて注文情報が生成され、当該注文情報を自動販売機11Aから事業者サーバ12に送信する。
【0043】
ステップS3(オーダー集約)では、事業者サーバ12にて、所定の時間帯終了まで各自動販売機11A,11B,11Cから受信する全注文情報を記憶する。
【0044】
ステップS4(発注・準備)では、所定の時間帯終了後、事業者サーバ12から各飲食店23A,23B,23C,23Dが管理する飲食店通信端末14A,14B,14C,14Dにそれぞれ該当する注文情報を送信(発注)する。各飲食店23A,23B,23C,23Dは、それぞれ飲食店通信端末14A,14B,14C,14Dから注文情報を確認し、飲食物及び付属物を準備する。
【0045】
ステップS5(デリバリー指示・集荷)では、所定の時間帯終了後、事業者サーバ12から配達員22が携帯する配達員通信端末13に全注文情報を纏めて送信する。配達員22は、配達員通信端末13から全注文情報を確認し、該当する各飲食店23A,23B,23C,23Dを巡回し、該当する飲食物を全て集荷する。
【0046】
ステップS6(配達)では、配達員22が、集荷した飲食物を、それぞれ該当する注文情報を事業者サーバ12に送信した施設21A,21B,21Cに配達する。その際配達員22は、指定場所にて、各ユーザからオーダーコイン34を受け取り、それと引き換えに飲食物を提供する。
【0047】
以上が本実施例に係る販売システムを用いてデリバリー注文する場合の流れについての説明である。
以上説明した本実施例に係る販売システムは、下記の作用効果を奏する。
【0048】
《ユーザ側のメリット》
・飲食物をオーダーするため、実店舗での外食を回避することができ、感染症対策及び時間節約を図ることができる。
・自動販売機にてオーダーするため、スマートフォンにアプリケーションソフトウェアをインストールしてユーザ登録する等の事前準備を行う必要がなく、手軽にオーダーすることができる。
・自動販売機にてオーダーするため、例えば会社内において希望者の注文を集計する(「○○さんは△△弁当」、「××さんは□□弁当」)等の面倒を省くことができ、希望者各々が例えば自動販売機にジュースを買いに行くついでにオーダーすることができる。
・所定の時間帯のみにオーダーしていることから、飲食店23A~23Dや配達員22が作業を調整しやすく、昼休み等であっても指定した時刻に届けてくれる。
・会社内で複数の飲食店の弁当をオーダーしても、配達員22が全て纏めて届けてくれる。
【0049】
《事業者20側のメリット》
・カード決済の仕組みを用いる必要がないため、手数料を省くことができ、利益率が高くなる。
・ユーザは自動販売機でオーダーするため、当該オーダーをキャンセルすることがない。
【0050】
《自動販売機11A,11B,11Cの管理会社側のメリット》
・他社の自動販売機の差別化、新たな自動販売機ブランドの確立を図ることができる。
・飲み物(あるいは菓子等の食べ物)単品の販売のみの従来の自動販売機に比べて、商品の単価が上がるので利益が大きくなる。
・既に設置済みの自動販売機の一部を変更するだけで良いので、インフラ整備が不要であり、大幅なオペレーションも不要である。
【0051】
《飲食店23A~23D側のメリット》
・配達により遠方のユーザの注文にも対応することができるので、商圏外へのブランディングが可能となる。
・配達そのものは配達員22が行うため、店舗の従業員へのオペレーションに影響がない。
・毎日、所定の時間帯に事業者サーバ12からオーダー情報(注文情報)が纏めて届くので、個別に注文が入る状態に比べて作業効率が向上する。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、デリバリー用飲食物の販売システムとして好適である。
【符号の説明】
【0053】
1 販売システム
11A,11B,11C 自動販売機
12 事業者サーバ
13 配達員通信端末
14A,14B,14C,14D 飲食店通信端末
20 事業者
21A,21B,21C 施設
22 配達員
23A,23B,23C,23D 飲食店
31 注文ボタン
32 デリバリー注文ボタン
33 広告表示部
34 オーダーコイン
34A オーダー表示部
34B 箱体
図1
図2
図3
図4