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特開2023-93875折り畳みシートの形成方法およびシート収容体
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  • 特開-折り畳みシートの形成方法およびシート収容体 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023093875
(43)【公開日】2023-07-05
(54)【発明の名称】折り畳みシートの形成方法およびシート収容体
(51)【国際特許分類】
   A47K 7/00 20060101AFI20230628BHJP
   B65H 45/04 20060101ALI20230628BHJP
   B65D 83/08 20060101ALI20230628BHJP
【FI】
A47K7/00 F
B65H45/04
B65D83/08 G
A47K7/00 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021208992
(22)【出願日】2021-12-23
(71)【出願人】
【識別番号】390011442
【氏名又は名称】株式会社マンダム
(74)【代理人】
【識別番号】110000947
【氏名又は名称】弁理士法人あーく事務所
(72)【発明者】
【氏名】重村 季代美
(72)【発明者】
【氏名】大西 一禎
【テーマコード(参考)】
3E014
3F108
【Fターム(参考)】
3E014MC07
3F108AA01
3F108AB01
3F108BA02
3F108BA03
3F108BB03
3F108CA02
(57)【要約】
【課題】シート収容体から取り出しやすい折り畳みシートを形成することが可能な折り畳みシートの形成方法を提供する。
【解決手段】折り畳みシート4の形成方法は、第1折り目F1に沿ってシート材1を折り曲げるステップと、面部21と面部22とが重ねられた状態のシート材2における面部22を、第2折り目F2に沿って折り曲げるステップと、面部21と面部31と面部32とが重ねられた状態のシート材3を、第3折り目F3に沿って面部32が外側に配置されるように折り曲げるステップとを備える。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート材が折り畳まれることによって形成される折り畳みシートの形成方法であって、
前記シート材は、矩形状であり、第1の辺~第4の辺を有し、前記第1の辺および前記第2の辺が対向配置されるとともに、前記第3の辺および前記第4の辺が対向配置されており、
前記第3の辺の中点と前記第4の辺の中点とを結ぶ第1折り目に沿って前記シート材を折り曲げるステップと、
前記第1折り目に対して前記第1の辺側の第1面部と、前記第1折り目に対して前記第2の辺側の第2面部とが重ねられた状態のシート材における前記第2面部を、前記第1折り目と前記第2の辺との間における前記第2の辺側で前記第2の辺と平行に延びる第2折り目に沿って折り曲げるステップと、
前記第1面部と、前記第1折り目と前記第2折り目との間の第3面部と、前記第2折り目と前記第2の辺との間の第4面部とが重ねられた状態のシート材を、前記第1の辺の中点と前記第1折り目の中点とを結ぶ第3折り目に沿って、前記第4面部が外側に配置されるように折り曲げるステップとを備えることを特徴とする折り畳みシートの形成方法。
【請求項2】
請求項1に記載の折り畳みシートの形成方法において、
前記第2面部を前記第2折り目に沿って折り曲げるステップでは、前記第4面部が前記第3面部に対して前記第1面部とは反対側に配置されるように折り曲げられることを特徴とする折り畳みシートの形成方法。
【請求項3】
液体が含浸された複数の折り畳みシートが積層された状態で収容されるシート収容体であって、
開口部が形成され、前記折り畳みシートを収容する収容体本体と、
前記収容体本体の開口部を開閉するための蓋部材とを備え、
前記折り畳みシートは、請求項1または2に記載の折り畳みシートの形成方法を用いて形成され、
前記折り畳みシートの第2折り目が前記開口部に現れるように、前記折り畳みシートが前記収容体本体に収容されていることを特徴とするシート収容体。
【請求項4】
請求項3に記載のシート収容体において、
前記蓋部材は、前記収容体本体の開口部を塞ぐように設けられたベース部と、前記ベース部に形成された取出口と、前記取出口を開閉する蓋体と、前記蓋体を回動可能に前記ベース部に連結するヒンジ部とを含み、
前記第2折り目が前記取出口に現れるとともに、前記第2折り目が前記ヒンジ部の回動軸の軸方向を向くように、前記折り畳みシートが前記収容体本体に収容されていることを特徴とするシート収容体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、折り畳みシートの形成方法およびシート収容体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、折り畳まれたティッシュペーパーを収容するティッシュペーパー包装体が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1のティッシュペーパー(折り畳みシート)は、対向する一対の両側縁部をそれぞれ反対方向に折り返してZ折りにされた後に、折り縁に直交する方向に半分に二つ折りされた折り畳み形態となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2018-58599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、シート収容体から折り畳みシートを取り出しやすくすることについて改善の余地がある。
【0006】
本発明の一の目的は、シート収容体から取り出しやすい折り畳みシートを形成することが可能な折り畳みシートの形成方法を提供することである。本発明の他の目的は、折り畳みシートを取り出しやすくすることが可能なシート収容体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による折り畳みシートの形成方法は、シート材が折り畳まれることによって形成される折り畳みシートの形成方法である。シート材は、矩形状であり、第1の辺~第4の辺を有し、第1の辺および第2の辺が対向配置されるとともに、第3の辺および第4の辺が対向配置されている。折り畳みシートの形成方法は、第3の辺の中点と第4の辺の中点とを結ぶ第1折り目に沿ってシート材を折り曲げるステップと、第1折り目に対して第1の辺側の第1面部と、第1折り目に対して第2の辺側の第2面部とが重ねられた状態のシート材における第2面部を、第1折り目と第2の辺との間における第2の辺側で第2の辺と平行に延びる第2折り目に沿って折り曲げるステップと、第1面部と、第1折り目と第2折り目との間の第3面部と、第2折り目と第2の辺との間の第4面部とが重ねられた状態のシート材を、第1の辺の中点と第1折り目の中点とを結ぶ第3折り目に沿って、第4面部が外側に配置されるように折り曲げるステップとを備える。
【0008】
上記折り畳みシートの形成方法において、第2面部を第2折り目に沿って折り曲げるステップでは、第4面部が第3面部に対して第1面部とは反対側に配置されるように折り曲げられるようにしてもよい。
【0009】
本発明によるシート収容体は、液体が含浸された複数の折り畳みシートが積層された状態で収容されるものであり、開口部が形成され、折り畳みシートを収容する収容体本体と、収容体本体の開口部を開閉するための蓋部材とを備える。折り畳みシートは、上記折り畳みシートの形成方法を用いて形成されている。折り畳みシートの第2折り目が開口部に現れるように、折り畳みシートが収容体本体に収容されている。
【0010】
上記シート収容体において、蓋部材は、収容体本体の開口部を塞ぐように設けられたベース部と、ベース部に形成された取出口と、取出口を開閉する蓋体と、蓋体を回動可能にベース部に連結するヒンジ部とを含み、第2折り目が取出口に現れるとともに、第2折り目がヒンジ部の回動軸の軸方向を向くように、折り畳みシートが前記収容体本体に収容されていてもよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の折り畳みシートの形成方法によれば、シート収容体から取り出しやすい折り畳みシートを形成することができる。本発明のシート収容体によれば、折り畳みシートを取り出しやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本実施形態によるシート収容体を示した平面図である。
図2図1のシート収容体の蓋体を開いた状態を示した図である。
図3図1のシート収容体に収容される折り畳みシートが折り畳まれる前のシート材を示した図である。
図4図3のシート材が第1折り目に沿って折り曲げられた状態を示した図である。
図5図4のシート材が第2折り目に沿って折り曲げられた状態を示した図である。
図6図5のシート材が第3折り目に沿って折り曲げられた状態を示した図である。
図7図6の折り畳みシートを説明するために展開した状態を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一実施形態を説明する。
【0014】
まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態によるシート収容体100について説明する。
【0015】
シート収容体100は、液体(たとえば、薬液)が含浸された複数の折り畳みシート4が積層された状態で収容するように構成されている。シート収容体100は、図1に示すように、袋状の収容体本体110と、収容体本体110に設けられた蓋部材120とを備えている。
【0016】
収容体本体110は、複数の折り畳みシート4(図2参照)を収容するための内部空間を有する。収容体本体110は、たとえば積層フィルムを用いて形成されており、柔軟性を有するとともに、液体を透過しないように構成されている。収容体本体110の上面111には開口部(図示省略)が形成され、その開口部を覆うように蓋部材120が設けられている。
【0017】
蓋部材120は、収容体本体110の内部空間を密閉するとともに、その内部空間内の折り畳みシート4を取出可能にするために設けられている。蓋部材120は、樹脂によって一体的に形成されている。蓋部材120は、図2に示すように、収容体本体110の上面111に取り付けられるベース部121と、ベース部121に形成された取出口122と、取出口122を開閉する蓋体123と、蓋体123を回動可能にベース部121に連結するヒンジ部124とを含んでいる。
【0018】
ベース部121は、板状に形成され、上面111の開口部を塞ぐように設けられている。取出口122は、ベース部121を貫通するように形成され、収容体本体110の内部空間を開放させるために設けられている。このため、取出口122を介して内部空間内の折り畳みシート4をユーザが取り出すことが可能である。蓋体123は、ヒンジ部124を介してベース部121に回動可能に設けられている。
【0019】
図1に示すように、蓋体123が取出口122を閉じている場合には、収容体本体110の内部空間が密閉され、図2に示すように、蓋体123が取出口122を開いている場合には、折り畳みシート4が取出可能になっている。ヒンジ部124は、ベース部121の上端部(Y1方向側の端部)に配置され、左右方向(X1およびX2方向)に延びるように形成されている。すなわち、ヒンジ部124は、回動軸の軸方向が左右方向を向いている。
【0020】
ここで、シート収容体100では、折り畳みシート4の後述する第2折り目F2が取出口122に現れるとともに、第2折り目F2が左右方向を向くように、折り畳みシート4が収容体本体110に収容されている。すなわち、折り畳みシート4の第2折り目F2がヒンジ部124の回動軸の軸方向と同じ方向を向いている。
【0021】
-折り畳みシートの形成方法-
次に、図3図6を参照して、シート収容体100に収容される折り畳みシート4の形成方法について説明する。
【0022】
折り畳みシート4は、シート材1が折り畳まれることによって形成される。シート材1は、たとえば不織布からなり、液体を含浸可能であり、折り曲げ可能に構成されている。シート材1は、図3に示すように、矩形状であり、辺11~14を有する。辺11および12が長辺であり、辺13および14が短辺である。
【0023】
辺11および12は、対向配置され、左右方向(X1およびX2方向)に平行に延びるように形成されている。辺13および14は、対向配置され、上下方向(Y1およびY2方向)に平行に延びるように形成されている。辺13は、辺11の一方端部(X1方向側の端部)と、辺12の一方端部(X1方向側の端部)とを結ぶように形成されている。辺14は、辺11の他方端部(X2方向側の端部)と、辺12の他方端部(X2方向側の端部)とを結ぶように形成されている。なお、辺11、12、13および14は、それぞれ、本発明の「第1の辺」、「第2の辺」、「第3の辺」および「第4の辺」の一例である。
【0024】
本実施形態による折り畳みシート4の形成方法では、まず、シート材1が第1折り目F1に沿って折り曲げられる。第1折り目F1は、辺13の中点P1と、辺14の中点P2とを結んでいる。中点P1は辺13を二等分する点であり、中点P2は辺14を二等分する点であり、第1折り目F1は辺11および12と平行に延びている。たとえば、シート材1の下半分が、シート材1の上半分と重なるようにR1方向に移動される。
【0025】
このため、図4に示すように、第1折り目F1に対して辺11側の面部21と、第1折り目F1に対して辺12側の面部22とが重ねられた状態のシート材2が形成される。シート材2では、辺11および12が揃うように第1折り目F1で折り返されている。なお、面部21および22は、それぞれ、本発明の「第1面部」および「第2面部」の一例である。
【0026】
次に、シート材2の面部22が第2折り目F2に沿って折り曲げられる。第2折り目F2は、第1折り目F1と辺12との間における辺12側(Y1方向側)で、辺12と平行に延びている。たとえば、面部22の上側部分が、面部22の下側部分と重なるようにR2方向に移動される。
【0027】
このため、図5に示すように、面部21と、第1折り目F1と第2折り目F2との間の面部31と、第2折り目F2と辺12との間の面部32とが重ねられた状態のシート材3が形成される。このとき、面部32が面部31に対して面部21とは反対側に配置されている。すなわち、Z方向において、面部21、31および32の順に積層されている。また、辺12は、第1折り目F1よりも上側(Y1方向側)に配置されている。なお、面部31および32は、それぞれ、本発明の「第3面部」および「第4面部」の一例である。
【0028】
次に、シート材3が第3折り目F3に沿って折り曲げられる。第3折り目F3は、辺11の中点P3と第1折り目F1の中点P4とを結んでいる。中点P3は辺11を二等分する点であり、中点P4は第1折り目F1を二等分する点であり、第3折り目F3は辺13および14と平行に延びている。たとえば、シート材3の左半分が、シート材3の右半分と重なるようにR3方向に移動される。
【0029】
このようにして、図6に示すような折り畳みシート4が形成される。折り畳みシート4は、面部41a、42a、43a、41b、42bおよび43bを有し、それらが積層されている。折り畳みシート4では、辺13および14が揃うように第3折り目F3で折り返されている。このとき、面部43aおよび43bは、厚み方向において外側に配置されている。
【0030】
-折り畳みシートの構造-
次に、図6および図7を参照して、折り畳みシート4の構造について説明する。なお、図7では、折り目において、谷折りの部分を一点鎖線で示し、山折りの部分を二点鎖線で示した。
【0031】
折り畳みシート4は、シート材1の面積が1/4になるように折り畳まれている。折り畳みシート4では、図6に示すように、厚み方向(Z方向)において、面部43b、42b、41b、41a、42aおよび43aの順に積層されている。また、折り畳みシート4では、上側部分で面部41aおよび41bが積層され、下側部分で面部41a、41b、42aおよび42bが積層され、中間部分で面部41a、41b、42a、42b、43aおよび43bが積層されている。
【0032】
図7に示すように、面部41aは、辺11と辺14と第1折り目F1と第3折り目F3とで区画され、面部42aは、辺14と第1折り目F1と第2折り目F2と第3折り目F3とで区画され、面部43aは、辺12と辺14と第2折り目F2と第3折り目F3とで区画されている。面部41bは、辺11と辺13と第1折り目F1と第3折り目F3とで区画され、面部42bは、辺13と第1折り目F1と第2折り目F2と第3折り目F3とで区画され、面部43bは、辺12と辺13と第2折り目F2と第3折り目F3とで区画されている。
【0033】
面部41aの面積と面部41bの面積とが同じであり、面部42aの面積と面部42bの面積とが同じであり、面部43aの面積と面部43bの面積とが同じである。面部41aおよび41bの面積は面部42aおよび42bの面積よりも大きく、面部42aおよび42bの面積は面部43aおよび43bの面積よりも大きい。面部41aおよび41bの面積は、シート材1の面積の1/4である。面部42aおよび42bの面積は、シート材1の面積の1/4よりも小さく、シート材1の面積の1/8よりも大きい。面部43aおよび43bの面積は、シート材1の面積の1/8よりも小さい。
【0034】
そして、図6に示すように、面部41aおよび41bは、左側端部(X1方向側の端部)で第3折り目F3を介して連結されている。面部41aの下端部(Y2方向側の端部)は第1折り目F1を介して面部42aの下端部と連結され、面部41bの下端部は第1折り目F1を介して面部42bの下端部と連結されている。面部42aおよび42bは、左側端部で第3折り目F3を介して連結されている。面部42aの上端部(Y1方向側の端部)は第2折り目F2を介して面部43aの上端部と連結され、面部42bの上端部は第2折り目F2を介して面部43bの上端部と連結されている。面部43aおよび43bは、左側端部で第3折り目F3を介して連結されている。
【0035】
-効果-
本実施形態では、上記のように、シート材1を第1折り目F1に沿って二つ折りするステップと、シート材2の面部22を第2折り目F2に沿って折り返すステップと、シート材3を第3折り目F3に沿って二つ折りするステップとが設けられている。このように構成することによって、第2折り目F2で折り返されて面部42aおよび43aが二重にされることにより、その二重にされた部分が掴みやすくなるので、シート収容体100から取り出しやすい折り畳みシート4を形成することができる。また、折り畳みシート4がシート収容体100から取り出される際に、折り畳みシート4が展開されやすくなっている。
【0036】
また、本実施形態では、折り畳みシート4の第2折り目F2が取出口122に現れることによって、折り畳みシート4の掴むべき位置をユーザが容易に把握することができる。
【0037】
また、本実施形態では、折り畳みシート4の第2折り目F2がヒンジ部124の回動軸の軸方向を向くことによって、蓋体123を開く動作と、蓋体123を開いた後に折り畳みシート4を取り出す動作とを、自然な流れで連続的に行わせることができる。すなわち、蓋体123を開く動作と、折り畳みシート4を取り出す動作との間に、収容体本体110の向きを変更する動作が挟まれにくくなっている。
【0038】
-他の実施形態-
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0039】
たとえば、上記実施形態では、蓋部材120が樹脂で一体的に形成される例を示したが、これに限らず、蓋部材が柔軟性を有するフィルムで形成されていてもよい。この場合、蓋部材は、収容体本体の開口部の周囲における一部に剥離困難に接着され、収容体本体の開口部の周囲における一部以外の部分に剥離自在に接着されるようにしてもよい。
【0040】
また、上記実施形態では、第3折り目F3が左側に配置される状態で、折り畳みシート4が収容体本体110に収容される例を示したが、これに限らず、第3折り目が右側に配置される状態で、折り畳みシートが収容体本体に収容されるようにしてもよい。
【0041】
また、上記実施形態では、折り畳みシート4の第2折り目F2がヒンジ部124の回動軸の軸方向を向くように、折り畳みシート4が収容体本体110に収容される例を示したが、これに限らず、折り畳みシート4の第2折り目F2がヒンジ部124の回動軸の軸方向を向かないように、折り畳みシート4が収容体本体110に収容されるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明は、シート材が折り畳まれることによって形成される折り畳みシートの形成方法、および、その折り畳みシートの形成方法を用いて形成された折り畳みシートを収容するシート収容体に利用可能である。
【符号の説明】
【0043】
1、2、3 シート材
4 折り畳みシート
11 辺(第1の辺)
12 辺(第2の辺)
13 辺(第3の辺)
14 辺(第4の辺)
21 面部(第1面部)
22 面部(第2面部)
31 面部(第3面部)
32 面部(第4面部)
100 シート収容体
110 収容体本体
120 蓋部材
121 ベース部
122 取出口
123 蓋体
124 ヒンジ部
F1 第1折り目
F2 第2折り目
F3 第3折り目
P1、P2、P3、P4 中点
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7