IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ローランドディー.ジー.株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-支援活動の情報管理装置 図1
  • 特開-支援活動の情報管理装置 図2
  • 特開-支援活動の情報管理装置 図3
  • 特開-支援活動の情報管理装置 図4
  • 特開-支援活動の情報管理装置 図5
  • 特開-支援活動の情報管理装置 図6
  • 特開-支援活動の情報管理装置 図7
  • 特開-支援活動の情報管理装置 図8
  • 特開-支援活動の情報管理装置 図9
  • 特開-支援活動の情報管理装置 図10
  • 特開-支援活動の情報管理装置 図11
  • 特開-支援活動の情報管理装置 図12
  • 特開-支援活動の情報管理装置 図13
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023095384
(43)【公開日】2023-07-06
(54)【発明の名称】支援活動の情報管理装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/20 20120101AFI20230629BHJP
【FI】
G06Q50/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021211236
(22)【出願日】2021-12-24
(71)【出願人】
【識別番号】000116057
【氏名又は名称】ローランドディー.ジー.株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121500
【弁理士】
【氏名又は名称】後藤 高志
(74)【代理人】
【識別番号】100121186
【弁理士】
【氏名又は名称】山根 広昭
(74)【代理人】
【識別番号】100218084
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊光
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 卓人
(72)【発明者】
【氏名】宮原 知孝
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC34
(57)【要約】
【課題】学校の学校関係者から地域の協力者への支援依頼に対する支援活動を評価することができる。
【解決手段】支援活動の情報管理装置100は、学校S1の学校関係者H2から地域AR1の協力者H3への支援依頼S10に関する支援依頼情報J30を取得する支援依頼取得部141と、支援依頼S10に関する支援活動の実績情報J40を取得する実績取得部147と、支援依頼情報J30と実績情報J40とを紐付けて記憶する記憶部120と、を備えている。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
学校の学校関係者から地域の協力者への支援依頼に関する支援依頼情報を取得する支援依頼取得部と、
前記支援依頼に関する支援活動の実績情報を取得する実績取得部と、
前記支援依頼情報と前記実績情報とを紐付けて記憶する記憶部と、
を備えた、支援活動の情報管理装置。
【請求項2】
前記支援依頼情報に関する前記支援依頼への応募を前記協力者から受け付ける受付部を備えた、請求項1に記載された支援活動の情報管理装置。
【請求項3】
前記受付部によって応募を受け付けられた前記協力者が、前記支援依頼情報に関する前記支援依頼に適合するか否かを判定する判定部を備えた、請求項2に記載された支援活動の情報管理装置。
【請求項4】
前記協力者になる候補である協力候補者に関する候補者情報を取得する協力候補者取得部を備えた、請求項1から3までの何れか1つに記載された支援活動の情報管理装置。
【請求項5】
前記候補者情報に基づいて、前記協力候補者を前記協力者として登録するか否かを判定する登録判定部を備えた、請求項4に記載された支援活動の情報管理装置。
【請求項6】
前記協力候補者を前記協力者として登録するとき、前記協力者に関する協力者情報に、前記候補者情報を追加する協力者追加部を備えた、請求項4または5に記載された支援活動の情報管理装置。
【請求項7】
既に前記協力者として登録されている前記協力者からの紹介に基づいて、前記協力候補者に対して前記協力者として登録する案内を通知する前記登録案内通知部を備えた、請求項4から6までの何れか1つに記載された支援活動の情報管理装置。
【請求項8】
前記支援依頼情報に関する前記支援依頼を前記協力者に通知する支援通知部を備えた、請求項1から7までの何れか1つに記載された支援活動の情報管理装置。
【請求項9】
前記支援依頼情報に関する前記支援依頼に対する前記支援活動に参加した前記協力者に対してインセンティブを付与するインセンティブ付与部を備えた、請求項1から8までの何れか1つに記載された支援活動の情報管理装置。
【請求項10】
前記支援活動の前記実績情報を集計する集計部と、
前記実績情報の集計の結果をグラフで表示する表示部と、
を備えた、請求項1から9までの何れか1つに記載された支援活動の情報管理装置。
【請求項11】
前記支援依頼は、複数の種別のうちの何れかに分類され、
前記支援依頼に対する前記実績情報を前記種別ごとに集計する種別集計部を備えた、請求項1から10までの何れか1つに記載された支援活動の情報管理装置。
【請求項12】
前記支援活動の前記実績情報には、前記支援活動に参加した前記協力者に関する情報が含まれる、請求項1から11までの何れか1つに記載された支援活動の情報管理装置。
【請求項13】
前記支援活動の前記実績情報を、前記支援活動に参加した前記協力者ごとに集計する協力者集計部を備えた、請求項12に記載された支援活動の情報管理装置。
【請求項14】
前記支援活動の前記実績情報には、前記支援活動を依頼した前記学校に関する情報が含まれる、請求項1から13までの何れか1つに記載された支援活動の情報管理装置。
【請求項15】
前記支援活動の前記実績情報を、前記学校ごとに集計する学校集計部を備えた、請求項14に記載された支援活動の情報管理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、支援活動の情報管理装置に関する。詳しくは、本発明は、学校の学校関係者から地域の協力者への支援依頼に対する支援活動の情報を管理する支援活動の情報管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、インターネットを利用した仕出しシステムが開示されている。特許文献1に開示されたシステムでは、インターネット上に御用聞きサーバを設け、当該サーバを介して、例えば学校と地域の協力者とを紐付けることができる。
【0003】
例えばサーバには、地域の協力者が提供可能な物品や役務であって、学校の行事に必要な物品や役務を提供可能なことが登録される。学校の関係者は、学校の行事に必要な物品や役務を提供してもらうことを、サーバを介して地域の協力者に依頼する。このことで、サーバ上で、学校と地域を紐付けることができ、学校の行事に必要な物品や役務を、地域の協力者から調達することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001-216433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、例えば学校の関係者から地域の協力者へ支援依頼をして、協力者が支援依頼に対する支援活動をしたとき、上記の仕出しシステムでは、支援活動の実績情報が記録されていなかった。そのため、どのような支援活動の実績が多く、どのような支援活動の実績が少ないかなどの支援活動に対する評価をすることが困難であった。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、学校の学校関係者から地域の協力者への支援依頼に対する支援活動を評価することが可能な支援活動の情報管理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る支援活動の情報管理装置は、学校の学校関係者から地域の協力者への支援依頼に関する支援依頼情報を取得する支援依頼取得部と、前記支援依頼に関する支援活動の実績情報を取得する実績取得部と、前記支援依頼情報と前記実績情報とを紐付けて記憶する記憶部と、を備えている。
【0008】
上記の支援活動の情報管理装置によれば、支援依頼情報と実績情報とを紐付けて記憶することができる。よって、支援活動の情報管理装置を利用する利用者は、記憶部に記憶された支援依頼情報と、支援依頼情報に紐付けられた実績情報とから、どのような支援活動の実績が多く、どのような支援活動の実績が少ないかなどの支援活動に対する評価をすることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、学校の学校関係者から地域の協力者への支援依頼に対する支援活動を評価することが可能な支援活動の情報管理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】教育委員会、学校、地域の協力者の関係を示す概念図である。
図2】実施形態に係る情報管理装置、委員会端末、学校端末、協力者端末を示す概念図である。
図3】実施形態に係る情報管理装置、委員会端末、学校端末、協力者端末を示すブロック図である。
図4】協力候補者を協力者として登録する手順を示すフローチャートである。
図5】支援依頼の登録から、支援依頼に対する支援活動の実績情報の登録までの一連の手順を示すフローチャートである。
図6】進捗状況ごとに支援依頼情報を集計した結果のグラフを示す図である。
図7】支援依頼の種別ごとに、支援活動が行われた回数を集計した結果のグラフを示す図である。
図8】支援依頼の種別ごとに、支援活動に参加した協力者の人数を集計した結果のグラフを示す図である。
図9】支援依頼の種別が生活支援である支援依頼に対して、協力者の属性ごとに、支援活動に参加した協力者の人数を集計した結果のグラフを示す図である。
図10】支援依頼の種別が学習支援である支援依頼に対して、協力者の属性ごとに、支援活動に参加した協力者の人数を集計した結果のグラフを示す図である。
図11】協力者ごとに、支援活動に参加した支援依頼の種別ごとの数を集計した結果のグラフを示す図である。
図12】支援依頼の種別ごとに、支援活動を行った回数を集計した結果のグラフ、および、支援依頼の種別ごとに、支援活動に参加した協力者の人数を集計した結果のグラフを示す図である。
図13】学校ごとに、支援依頼の種別ごとの支援活動の回数を集計した結果のグラフ、および、学校ごとに、支援活動に参加した協力者の人数を集計した結果のグラフを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る支援活動の情報管理装置について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら本発明を特に限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化される。
【0012】
図1は、教育委員会E1、学校S1、地域AR1の協力者H3の関係を示す概念図である。図2は、本実施形態に係る情報管理装置100、委員会端末10、学校端末20、協力者端末30を示す概念図である。本実施形態に係る支援活動の情報管理装置(以下、単に「情報管理装置」ともいう。)100は、学校S1の学校関係者H2から地域AR1の協力者H3に依頼した支援依頼S10に対する支援活動の実績情報J40(図2参照)を管理する装置である。
【0013】
情報管理装置100は、例えば地域AR1ごとに導入される装置である。例えば学校S1に対する上位組織である教育委員会E1によって情報管理装置100が導入される。そのため、図1に示すように、ここでの地域AR1とは、教育委員会E1が管轄する地域のことである。教育委員会E1の関係者H1は、情報管理装置100を使用して、教育委員会E1に管轄される学校S1から地域AR1の協力者H3への支援依頼S10に対する支援活動の実績情報J40を管理することができる。
【0014】
ここで、「支援依頼」とは、学校S1の困りごとに対する依頼などであり、地域AR1の協力者H3による支援活動によって解決する依頼のことである。支援依頼S10は、その内容に応じて、予め設定された複数の種別の何れかに分類することが可能である。種別として、例えば、学習、生活、行事・活動、環境・防災、ボイスシャワー・勇気づけ、その他などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0015】
ここで、学習の支援依頼として、例えば文部科学省が制定する学習指導要領に含まれる科目、外国語、プログラミング、習字、音楽、文化・芸術、科学・技術、スポーツ、キャリアなどに関する教育の依頼が挙げられる。生活の支援依頼として、例えば集団登校の指導、登下校の見守り(例えば横断歩道で行う旗振り)、学校内のアルコール消毒、給食の配膳、リサイクル活動などに関する依頼が挙げられる。行事・活動の支援依頼として、まち探検、校外学習、祭り、バザー、交通教室、運動会の設営などに関する依頼が挙げられる。環境・防災の支援依頼として、例えば学校内のグラウンド、農園、花壇などの整備に関する依頼が挙げられる。ボイスシャワー・勇気づけの支援依頼として、生徒に励ましの言葉をかけたり、生徒からの相談に対するアドバイスを行ったりする依頼が挙げられる。その他の支援依頼として、例えば図書館の管理、あいさつ運動などに関する依頼が挙げられる。
【0016】
なお、本実施形態では、学校S1の支援依頼S10について、学校S1と同一の地域AR1の協力者H3が、支援依頼S10に応募することを基本にしているが、支援依頼S10をした学校S1と異なる地域AR1の協力者H3が、支援依頼S10に応募することも可能である。
【0017】
図3は、本実施形態に係る情報管理装置100、委員会端末10、学校端末20、協力者端末30を示すブロック図である。本実施形態では、図3に示すように、情報管理装置100には、委員会端末10と、学校端末20と、協力者端末30とが通信可能に接続されている。図2に示すように、委員会端末10は、教育委員会E1が所有する端末であり、教育委員会E1の関係者H1が使用する端末である。委員会端末10は、例えばデスクトップ型またはラップトップ型のパーソナルコンピュータで実現されている。ただし、委員会端末10は、スマートフォンやタブレット端末で実現されてもよい。図3に示すように、委員会端末10は、画面11と、キーボード、マウスまたはタッチパネルなどの、教育委員会E1の関係者H1が操作する操作手段12と、端末制御装置13とを備えている。端末制御装置13は、画面11および操作手段12と通信可能に接続されている。なお、1つの教育委員会E1が所有する委員会端末10の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。
【0018】
図2に示すように、学校端末20は、学校S1が所有する端末であり、学校S1の学校関係者H2が使用する端末である。学校端末20は、委員会端末10と同様に、例えばデスクトップ型またはラップトップ型のパーソナルコンピュータで実現されているが、スマートフォンやタブレット端末で実現されてもよい。図3に示すように、学校端末20は、画面21と、キーボード、マウスまたはタッチパネルなどの、学校S1の学校関係者H2が操作する操作手段22と、端末制御装置23とを備えている。端末制御装置23は、画面21および操作手段22と通信可能に接続されている。1つの学校S1が所有する学校端末20の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。
【0019】
図2に示すように、協力者端末30は、地域AR1の協力者H3が所有する端末であり、地域AR1の協力者H3が使用する端末である。協力者端末30は、例えばスマートフォンやタブレット端末によって実現される。ただし、協力者端末30は、デスクトップ型またはラップトップ型のパーソナルコンピュータによって実現されてもよい。図3に示すように、協力者端末30は、画面31と、タッチパネル、キーボードまたはマウスなどの、地域AR1の協力者H3が操作する操作手段32と、端末制御装置33とを備えている。端末制御装置33は、画面31および操作手段32と通信可能に接続されている。協力者H3が所有する協力者端末30の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。
【0020】
次に、情報管理装置100の構成について説明する。情報管理装置100は、サーバとして機能する。情報管理装置100は、単一のコンピュータによって実現されてもよいし、複数のコンピュータが協働して実現されるものであってもよい。情報管理装置100は、制御装置110を備えている。なお、図示は省略されているが、情報管理装置100は、画面と、操作手段とを備えていてもよい。
【0021】
制御装置110の構成は特に限定されない。ここでは、制御装置110は、例えばマイクロコンピュータである。制御装置110は、例えばI/Fと、CPUと、ROMと、RAMと、を備えている。本実施形態では、制御装置110は、記憶部120と、第1通信部121と、第2通信部122と、第3通信部123とを備えている。制御装置110は、登録案内通知部131と、協力候補者取得部132と、登録判定部133と、協力者追加部134とを備えている。制御装置110は、支援依頼取得部141と、支援通知部142と、受付部143と、判定部144と、適合通知部145と、評価受付部146と、実績取得部147と、報告通知部148と、インセンティブ付与部149とを備えている。また、制御装置110は、集計部151と、進捗集計部152と、種別集計部153と、属性集計部154と、協力者集計部155と、学校集計部156と、表示部157とを備えている。制御装置110を構成する各部120~157は、1つまたは複数のプロセッサによって実現されるものであってもよいし、回路に組み込まれるものであってもよい。
【0022】
第1通信部121は、委員会端末10と通信可能に構成されている。ここでは、第1通信部121は、委員会端末10の端末制御装置13と通信可能に接続されている。第1通信部121は、委員会端末10との間で各種の情報を送受信可能に構成されている。第2通信部122は、学校端末20と通信可能に構成されている。ここでは、第2通信部122は、学校端末20の端末制御装置23と通信可能に接続されている。第2通信部122は、学校端末20との間で各種の情報を送受信可能に構成されている。第3通信部123は、協力者端末30と通信可能に構成されている。第3通信部123は、協力者端末30の端末制御装置33と通信可能に接続されている。第3通信部123は、協力者端末30との間で各種の情報を送受信可能に構成されている。
【0023】
本実施形態では、専用のアプリケーションを介して情報管理装置100を使用することができる。すなわち、専用のアプリケーションがインストールされた委員会端末10、学校端末20および協力者端末30が、情報管理装置100にアクセスすることができる。ここでは、情報管理装置100を介して、学校S1から地域AR1の協力者H3に対して支援依頼S10を行いたいとき、学校関係者H2は、専用のアプリケーションを介して情報管理装置100に支援依頼S10を登録する。地域AR1の協力者H3は、専用のアプリケーションを介して情報管理装置100に登録された支援依頼S10を閲覧する。そして、専用のアプリケーションを介して、協力者H3が参加したい支援依頼S10に応募し、応募した支援依頼S10に対する支援活動に参加する。支援活動終了後、学校関係者H2は、専用のアプリケーションを介して支援活動に対する実績情報J40を情報管理装置100に登録する。
【0024】
本実施形態では、地域AR1の協力者H3が、学校S1の支援依頼S10に応募したいとき、協力者H3は、事前に情報管理装置100に対してユーザ登録を行う。次に、協力者H3が情報管理装置100に対してユーザ登録する手順について、図4のフローチャートに沿って説明する。以下の説明では、ユーザ登録を行いたい者を、協力候補者H4という。ユーザ登録が完了した協力候補者H4のことを協力者H3ということとする。
【0025】
本実施形態では、情報管理装置100は、いわゆる紹介機能を有している。ここでの紹介機能とは、既にユーザ登録された協力者H3から紹介された協力候補者H4が、情報管理装置100に対してユーザ登録を行うことができる。
【0026】
まず図4のステップS101では、図3の登録案内通知部131は、協力候補者H4に対して、協力者H3として登録する案内(以下、登録案内という。)を通知する。ここでは、登録案内通知部131は、既に協力者H3として登録されている協力者H3からの紹介に基づいて、協力候補者H4に対して登録案内の通知を行う。協力者H3が協力候補者H4にユーザ登録して欲しいときには、協力者H3の協力者端末30から情報管理装置100の第3通信部123に対して、例えば協力候補者H4のメールアドレスが送信される。登録案内通知部131は、協力候補者H4のメールアドレスに、登録案内を通知するメールを送信する。
【0027】
次に図4のステップS103では、図3の協力候補者取得部132は、候補者情報J10を取得する。ここでは、登録案内の通知を受け取った協力候補者H4は、候補者情報J10を入力する。候補者情報J10の項目は特に限定されない。例えば候補者情報J10には、いわゆる個人情報、支援したい学校名、紹介者(ここでは協力候補者H4を紹介した協力者H3)の情報などが含まれる。候補者情報J10には、個人情報として、例えば協力候補者H4の氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、ユーザID、パスワード、属性などが含まれる。ここで、「属性」とは、協力候補者H4や協力者H3を細分化するものである。属性には、例えば、保護者、年金受給者、学生、教員、学校S1のOB・OG、自治体所属、文化団体所属、スポーツ団体所属、社会団体所属、企業・NPO所属、大学・教育機関所属、その他などが含まれる。なお、候補者情報J10の一部は、ユーザ登録が完了した後に、変更することが可能である。例えば候補者情報J10に含まれる、支援したい学校名は、ユーザ登録が完了した後に追加することが可能である。
【0028】
例えば登録案内の通知のためのメールには、専用のアプリケーションをダウンロードしてインストールするためのリンクが貼られている。協力候補者H4は、例えば協力候補者H4が所有する端末(図示せず)からリンク先にアクセスし、専用のアプリケーションをダウンロードしてインストールする。その後、協力候補者H4が所有する端末で、専用のアプリケーションを起動し、候補者情報J10を入力する。
【0029】
協力候補者H4によって入力された候補者情報J10は、情報管理装置100に送信される。このとき、情報管理装置100の協力候補者取得部132は、候補者情報J10を取得する。
【0030】
次に、図4のステップS105では、図3の登録判定部133は、候補者情報J10に基づいて、協力候補者H4を協力者H3として登録するか否かを判定する。ここで、登録判定部133は、所定の条件に基づいて、協力候補者H4を協力者H3として登録するか否かを判定する。この所定の条件は、学校S1や教育委員会E1毎に設定されることができる。本実施形態では、登録判定部133による判定は、協力候補者H4が支援することを希望した学校S1(ここでは、候補者情報J10に含まれる、支援したい学校名に対する学校S1)ごとに行われる。所定の条件は、例えば候補者情報J10に含まれる紹介者の情報が、既に後述の協力者情報J20に存在するか否かを照会して、ユーザ登録の可否を判定するような条件であってもよい。また、所定の条件は、例えば協力者H3として登録できる年齢の範囲が条件であってもよいし、所定の地域が予め設定され、候補者情報J10の住所が、所定の地域に含まれている場合に、協力者H3として登録できる条件であってもよい。
【0031】
ここで、図4のステップS105において、登録判定部133によって、協力候補者H4を協力者H3として登録しないと判定された場合、協力候補者H4を協力者H3として登録せずに、図4のフローチャートを終了する。例えば登録判定部133によって、紹介者の情報が協力者情報J20に存在することを確認できないと判定された場合には、協力者H3以外の人からの紹介である可能性が高いため、セキュリティの観点から協力候補者H4を協力者H3として登録しない。一方、登録判定部133によって、協力候補者H4を協力者H3として登録すると判定された場合、次に図4のステップS107に進む。例えば登録判定部133によって、紹介者の情報が協力者情報J20に存在することを確認できると判定された場合、ステップS107に進む。
【0032】
ステップS107では、図3の協力者追加部134は、候補者情報J10を協力者情報J20に追加する。ここで、協力者情報J20は、記憶部120に記憶された情報である。協力者情報J20は、協力者H3に関する情報であり、例えばデータベース(またはテーブル)によって管理される情報である。協力者情報J20は、候補者情報J10と同じ項目を有している。本実施形態では、候補者情報J10を協力者情報J20に追加するとは、協力者情報J20を管理するデータベースに、候補者情報J10を追加することをいう。このように、協力者情報J20に候補者情報J10が追加されることで、協力候補者H4が協力者H3として登録されることになる。
【0033】
なお、本実施形態では、ユーザ登録する手順を示す図4のフローチャートにおいて、ステップS101、および、ステップS103は、情報管理装置100に対するアカウント作成に相当する工程になる。ステップS105、および、ステップS107は、作成されたアカウントに対して、学校S1との連携を許可するか否かの工程になる。
【0034】
次に、学校S1の支援依頼S10の登録から、支援依頼S10に対する支援活動の実績情報J40の登録までの一連の手順について図5のフローチャートに沿って説明する。
【0035】
ここでは、まずステップS201では、学校S1からの支援依頼S10の登録が行われる。本実施形態では、例えば学校端末20の画面21(図3参照)に、支援依頼登録画面(図示せず)が表示される。学校関係者H2は、画面21に表示された支援登録画面に、操作手段22を介して支援依頼S10に関する支援依頼情報J30を入力する。支援依頼情報J30とは、学校S1から地域AR1の協力者H3への支援依頼S10に関する情報のことである。支援依頼情報J30に含まれる項目は特に限定されない。例えば支援依頼情報J30には、支援依頼S10を行う学校名、学校関係者H2が情報管理装置100に支援依頼情報J30を登録した登録日時、支援活動を行う日時、支援活動を行う場所、支援活動への募集人数、支援依頼S10の種別、支援依頼S10の内容を表す文章、写真または図などが含まれる。
【0036】
学校関係者H2による支援依頼情報J30の入力が完了すると、学校端末20から、情報管理装置100の第2通信部122に支援依頼情報J30が送信される。図3の支援依頼取得部141は、第2通信部122が受信した支援依頼情報J30を取得する。なお、支援依頼取得部141に取得された支援依頼情報J30は、記憶部120に記憶される。このように、記憶部120に支援依頼情報J30が記憶されることで、支援依頼S10が情報管理装置100に登録される。
【0037】
次に、図5のステップS203では、図3の支援通知部142は、記憶部120に記憶された支援依頼情報J30に関する支援依頼S10を協力者H3に通知する。ここでは、支援通知部142は、支援依頼情報J30の学校名と、協力者情報J20に含まれる、支援したい学校名と、が一致する協力者H3に対して通知を行う。すなわち、協力者H3は、ユーザ登録の際に選択した学校S1から支援依頼S10が通知される。例えば支援通知部142は、専用のアプリケーションを介して、支援依頼情報J30が記載された支援依頼画面(図示せず)を、第3通信部123を通じて協力者端末30の画面31(図3参照)に表示する。協力者H3は、画面31に表示された支援依頼画面を見て、どの支援依頼S10に対して応募するかを決定することができる。なお、支援通知部142は、協力者H3のメールアドレスにメールを送信することで、支援依頼S10を協力者H3に通知してもよい。
【0038】
次に、図5のステップS205では、図3の受付部143は、支援依頼情報J30に関する支援依頼S10への応募を協力者H3から受け付ける。ここでは、例えば上記の支援依頼画面には、各支援依頼S10に対応した応募ボタンが配置されている。協力者H3は、操作手段32を介して応募ボタンを押すことで、応募ボタンに対応した支援依頼S10に応募することができる。応募ボタンが押されたとき、協力者端末30から情報管理装置100に、押された応募ボタンに対応した支援依頼S10が応募されたことを示す応募情報が送信される。この応募情報には、応募した協力者H3に関する協力者情報J20が含まれてもよい。受付部143は、応募情報に基づいて、支援依頼S10に対する協力者H3からの応募を受け付けることができる。
【0039】
次に、図5のステップS207では、図3の判定部144は、受付部143によって応募を受け付けられた協力者H3が、支援依頼情報J30に関する支援依頼S10に適合するか否かを判定する。ここでは、判定部144は、支援依頼S10に応募した協力者H3の人数が、支援依頼S10の募集人数(ここでは支援依頼情報J30に含まれる募集人数)よりも多い場合には、協力者H3が支援依頼S10に適合するか否かを判定する。例えば判定部144は、所定の適合条件に基づいて、応募した協力者H3が、支援依頼S10に適合するか否かを判定する。この所定の適合条件は、特に限定されるものではなく、学校S1や支援依頼S10の内容に応じて適宜設定されるものである。例えば協力者H3の属性と、支援依頼S10の種別との関連性が高い場合、支援依頼S10に適合していると判定されてもよい。例えば、学習の支援依頼S10に対して、学生の協力者H3、大学・教育機関に所属する協力者H3が適合していると判定される。例えば、生活の支援依頼S10に対して、保護者の協力者H3が適合していると判定される。なお、応募した協力者H3全員が支援依頼S10に適合していると判定されてもよい。例えば応募した協力者H3の人数が、支援依頼S10の募集人数(ここでは支援依頼情報J30に含まれる募集人数)以下である場合には、応募した協力者H3全員が支援依頼S10に適合していると判定されてもよい。ここで、判定部144によって、応募した協力者H3が支援依頼S10に適合していないと判定された場合、図5のフローチャートは終了する。一方、判定部144によって、応募した協力者H3が支援依頼S10に適合していると判定された場合、次に図5のステップS209に進む。
【0040】
ステップS209では、図3の適合通知部145は、応募した支援依頼S10に適合した旨を協力者H3に通知する。ここでは、適合通知部145は、専用のアプリケーションを介して協力者端末30に適合した旨を通知してもよいし、協力者H3のメールアドレスにメールを送信することで、適合した旨を通知してもよい。また、協力者H3に電話を発信して、適合した旨を通知してもよい。
【0041】
次に、図5のステップS211では、支援依頼S10に対する支援活動が実際に行われる。ここでは、支援依頼S10に適合した協力者H3によって支援活動が行われる。
【0042】
このように実際の支援活動が行われた後、図5のステップS213では、図3の評価受付部146は、支援活動に参加した協力者H3による支援活動の評価を受け付ける。ここで、評価とは、協力者H3による支援活動に参加した満足度のことである。例えば専用のアプリケーションを介して協力者端末30の画面31(図3参照)に、評価画面(図示せず)が表示される。支援活動に参加した協力者H3は、操作手段32を介して評価画面に評価を入力する。評価の入力が終了すると、協力者H3によって入力された評価に関する情報が、第3通信部123を介して情報管理装置100に送信される。このことで、評価受付部146は、支援活動の評価を受け付けることができる。なお、受け付けた評価に関する情報は、記憶部120に記憶される。
【0043】
次に、図5のステップS215では、図3の実績取得部147は、学校S1の学校関係者H2によって入力された実績情報J40を取得する。実績情報J40とは、支援依頼S10に対する実際に行われた支援活動に関する情報のことである。実績情報J40に含まれる項目は特に限定されない。実績情報J40には、支援活動に関する情報(例えば開催日時、開催場所、参加した協力者H3に関する情報)や、協力者H3による評価に関する情報などが含まれる。
【0044】
例えば学校端末20の画面21(図3参照)には、専用のアプリケーションを介して実績情報入力画面(図示せず)が表示される。学校関係者H2は、操作手段22を介して実績情報入力画面に、実績情報J40を入力する。実績情報J40の入力が完了すると、学校関係者H2によって入力された実績情報J40が、情報管理装置100に送信される。このことで、実績取得部147は、学校端末20から支援活動に関する実績情報J40を取得することができる。なお、実績取得部147によって取得された実績情報J40は、ステップS201において支援依頼取得部141によって取得された支援依頼情報J30に紐づけられて、記憶部120に記憶される。
【0045】
次に、図5のステップS217では、図3の報告通知部148は、支援活動に対する報告を協力者H3に通知する。ここで、支援活動に対する報告には、学校関係者H2による感謝の報告が含まれる。例えば報告通知部148は、協力者端末30の画面31に、専用のアプリケーションを介して支援活動に対する報告を表示してもよいし、協力者のメールアドレスに、支援活動に対する報告を含むメールを送信してもよい。
【0046】
本実施形態では、ステップS217の支援活動に対する報告の前に、支援活動の評価の受け付け(ステップS213)を行っているが、当該評価の受け付けは、ステップS217の報告の後にも行われてもよい。ステップS217の報告の後の評価の受け付けでは、支援活動に参加した協力者H3はもちろんのこと、支援活動に参加していない人からの評価を受け付けることが可能である。
【0047】
次に、図5のステップS219では、図3のインセンティブ付与部149は、支援活動に参加した協力者H3に、インセンティブを付与する。インセンティブとは、例えばポイントであってもよいし、お礼の商品などであってもよい。ここでは、インセンティブは、ポイントである。例えば協力者情報J20には、ポイントに関する情報が含まれている。インセンティブを付与するとは、協力者情報J20にポイントを付与することをいう。なお、ポイントは、協力者情報J20に蓄積される。なお、協力者H3に付与されたインセンティブ(例えばポイント)に関する情報は、他の協力者H3が閲覧可能に構成されてもよい。すなわち、協力者端末30の画面21には、他の協力者H3に付与されたインセンティブに関する情報が表示されてもよい。このことによって、協力者H3は、互いのインセンティブに関する情報を確認することができる。したがって、協力者H3のモチベーションを向上させることができる。
【0048】
ここでは、協力者に付与されたポイント数に応じて、所定の商品や役務が協力者H3に与えられる。例えば協力者H3に付与されたポイント数に応じて、学校の式典で表彰されたり、学校で育てる植物や野菜を貰えたり、学校の給食を食べたりすることができる。
【0049】
以上のように、本実施形態では、情報管理装置100の記憶部120には、学校S1の支援依頼S10に関する支援依頼情報J30と、支援依頼S10に関する支援活動の実績情報J40とを紐付けて、履歴として記憶されている。そのため、複数の学校S1を管轄する教育委員会E1の関係者H1や、学校S1の学校関係者H2などは、記憶部120に記憶された支援依頼情報J30や実績情報J40に基づいた支援依頼S10の集計結果を見て、支援依頼S10を評価することができる。
【0050】
本実施形態では、図3の集計部151は、支援依頼情報J30、および、支援活動の実績情報J40を集計する。そして、図3の表示部157は、支援依頼情報J30、および、実績情報J40の集計の結果をグラフ(例えば図6図13に示すようなグラフG10~G19)で表示する。ここでは、表示部157は、委員会端末10の画面11(図3参照)に、専用のアプリケーションを介して、支援依頼情報J30、および、実績情報J40の集計の結果のグラフを表示する。教育委員会E1の関係者H1は、画面11に表示されたグラフを見ることで、支援依頼S10を評価することができる。また、表示部157は、学校端末20の画面21(図3参照)に、専用のアプリケーションを介して、支援依頼情報J30、および、実績情報J40の集計の結果のグラフを表示する。学校関係者H2は、画面21に表示されたグラフを見ることで、学校関係者H2が支援依頼S10を評価することができる。
【0051】
なお、支援依頼情報J30、および、実績情報J40の集計の方法は特に限定されず、様々な観点から、支援依頼情報J30、および、実績情報J40を集計することが可能である。
【0052】
本実施形態では、学校関係者H2用に集計する場合には、学校関係者H2の学校S1の支援依頼S10に関する支援依頼情報J30、および、実績情報J40が抽出され、抽出した支援依頼情報J30、および、実績情報J40に対して集計される。
【0053】
例えば支援依頼情報J30には、進捗状況が含まれる。進捗状況は、支援依頼が現時点でどの状況かを示すものである。進捗状況には、協力者H3を募集する前を示す計画中と、協力者H3の募集をしていることを示す募集中と、支援活動が終了した終了などが含まれる。ここでは、例えば図3の進捗集計部152は、支援依頼情報J30を進捗状況ごとに集計する。進捗集計部152は、進捗状況ごとの支援依頼S10の数を集計する。そして、図3の表示部157は、学校端末20の画面21(図3参照)に、図6に示すように、進捗状況ごとに支援依頼情報J30を集計した結果を示すグラフG10(例えば円グラフG10)を表示する。
【0054】
例えば支援依頼S10に対する実績情報J40には、支援活動に対する支援依頼S10の種別に関する情報が含まれている。図3の種別集計部153は、実績情報J40を、支援依頼S10の種別ごとに集計する。例えば種別集計部153は、実績情報J40において、種別ごとに、支援活動が行われた回数を集計する。図3の表示部157は、実績情報J40において、図7に示すように、種別ごとに、支援活動が行われた回数を集計した結果を示すグラフG11(例えば円グラフG11)を、学校端末20の画面21に表示する。
【0055】
種別集計部153は、実績情報J40において、種別ごとに、支援活動に参加した協力者H3の人数を集計することも可能である。この場合、表示部157は、実績情報J40において、図8に示すように、種別ごとに、支援活動に参加した協力者H3の人数を集計した結果を示すグラフG12(例えば円グラフG12)を、学校端末20の画面21に表示する。
【0056】
例えば支援依頼S10に対する実績情報J40には、支援活動に参加した協力者H3の属性に関する情報が含まれている。図3の属性集計部154は、実績情報J40を、支援活動に参加した協力者H3の属性ごとに集計する。属性集計部154は、実績情報J40において、支援依頼S10の種別のうちの所定の種別の支援依頼S10に対して、支援活動に参加した協力者H3の属性ごとに集計する。例えば属性集計部154は、実績情報J40において、種別が生活支援である支援依頼S10に対して、属性ごとに、支援活動に参加した協力者H3の人数を集計する。図3の表示部157は、実績情報J40において、図9に示すように、種別が生活支援である支援依頼S10に対して、属性ごとに、支援活動に参加した協力者H3の人数を集計した結果を示すグラフG13(例えば円グラフG13)を、学校端末20の画面21に表示する。
【0057】
例えば属性集計部154は、実績情報J40において、種別が学習支援である支援依頼S10に対して、属性ごとに、支援活動に参加した協力者H3の人数を集計してもよい。この場合、表示部157は、実績情報J40において、図10に示すように、種別が学習支援である支援依頼S10に対して、属性ごとに、支援活動に参加した協力者H3の人数を集計した結果を示すグラフG14(例えば円グラフG14)を、学校端末20の画面21に表示してもよい。
【0058】
例えば支援依頼S10に対する実績情報J40には、支援活動に参加した協力者H3に関する情報が含まれている。図3の協力者集計部155は、実績情報J40を、支援活動に参加した協力者H3ごとに集計する。例えば協力者集計部155は、実績情報J40において、協力者H3ごとに、支援活動に参加した支援依頼S10の種別の数を集計する。図3の表示部157は、実績情報J40において、図11に示すように、協力者H3ごとに、支援活動に参加した支援依頼S10の種別の数を集計した結果を示すグラフG15(例えば棒グラフG15)を、学校端末20の画面21に表示する。
【0059】
本実施形態では、実績情報J40を集計した結果は、委員会端末10の画面11(図3参照)に表示されることも可能である。なお、教育委員会E1の関係者H1は、実績情報J40を集計した結果に応じて、委員会端末10の操作手段12(図3参照)を操作して、コメントを入力し、入力したコメントが委員会端末10から情報管理装置100に送信されてもよい。例えば図3の種別集計部153は、複数の学校S1の実績情報J40において、種別ごとに、支援活動を行った回数を集計し、かつ、種別ごとに、支援活動に参加した協力者H3の人数を集計する。そして、図3の表示部157は、実績情報J40において、図12に示すように、種別ごとに、支援活動を行った回数を集計した結果を示すグラフG16(例えば棒グラフG16)、および、種別ごとに、支援活動に参加した協力者H3の人数を集計した結果を示すグラフG17(例えば折れ線グラフG17)を、委員会端末10の画面11に表示する。
【0060】
本実施形態では、支援活動の実績情報J40には、支援活動を依頼した学校S1に関する情報が含まれている。図3の学校集計部156は、実績情報J40を、学校S1ごとに集計する。例えば学校集計部156は、実績情報J40において、学校S1ごとに、種別ごとの支援活動の回数を集計し、かつ、学校S1ごとに、支援活動に参加した協力者H3の人数を集計する。図3の表示部157は、実績情報J40において、図13に示すように、学校S1ごとに、種別ごとの支援活動の回数を集計した結果を示すグラフG18(例えば棒グラフG18)、および、学校S1ごとに、支援活動に参加した協力者H3の人数を集計した結果を示すグラフG19(例えば折れ線グラフG19)を、委員会端末10の画面11に表示する。
【0061】
以上、本実施形態では、図3に示すように、情報管理装置100は、支援依頼取得部141と、実績取得部147と、記憶部120とを備えている。支援依頼取得部141は、学校S1の学校関係者H2から地域AR1の協力者H3への支援依頼S10に関する支援依頼情報J30を取得する。実績取得部147は、支援依頼S10に関する支援活動の実績情報J40を取得する。記憶部120には、支援依頼情報J30と実績情報J40とが紐付けて記憶されている。このことによって、支援依頼情報J30と実績情報J40とを紐付けて記憶することができる。よって、支援活動の情報管理装置100を利用する利用者(例えば教育委員会E1の関係者H1、または、学校関係者H2)は、記憶部120に記憶された支援依頼情報J30と、支援依頼情報J30に紐付けられた実績情報J40とから、どのような支援活動の実績が多く、どのような支援活動の実績が少ないかなどの支援活動に対する評価をすることができる。
【0062】
本実施形態では、情報管理装置100は、支援依頼情報J30に関する支援依頼S10を協力者H3に通知する支援通知部142(図3参照)を備えている。このように、支援依頼S10を協力者H3に通知することで、協力者H3に支援依頼S10の応募をすることを促進することができる。
【0063】
本実施形態では、情報管理装置100は、支援依頼情報J30に関する支援依頼S10への応募を協力者H3から受け付ける受付部143(図3参照)を備えている。このことによって、協力者H3の意思でされた応募を受け付けることができる。よって、支援依頼S10に対する応募を協力者H3の意思に委ねることができるため、支援活動を行いたい協力者H3を集め易い。
【0064】
本実施形態では、情報管理装置100は、受付部143によって応募を受け付けられた協力者H3が、支援依頼情報J30に関する支援依頼S10に適合するか否かを判定する判定部144(図3参照)を備えている。このことによって、支援依頼S10に適合した協力者H3のみを、支援活動に参加させることができる。よって、支援活動を円滑に進めることができる。
【0065】
本実施形態では、情報管理装置100は、協力者H3になる候補である協力候補者H4に関する候補者情報J10を取得する協力候補者取得部132(図3参照)を備えている。また、情報管理装置100は、候補者情報J10に基づいて、協力候補者H4を協力者H3として登録するか否かを判定する登録判定部133(図3参照)を備えている。このことによって、学校S1の支援依頼S10への参加が不適切だと考えられる協力候補者H4が、支援活動に参加することを事前に防止することができる。
【0066】
本実施形態では、情報管理装置100は、協力候補者H4を協力者H3として登録するとき、協力者H3に関する協力者情報J20に、候補者情報J10を追加する協力者追加部134(図3参照)を備えている。このことによって、どのような人物が協力者H3として登録されているかを事前に知ることができる。学校の生徒の安全を確保することを目的に、支援活動に参加する協力者H3に関する協力者情報J20を事前に知ることができる。
【0067】
本実施形態では、情報管理装置100は、既に協力者H3として登録されている協力者H3からの紹介に基づいて、協力候補者H4に対して協力者H3として登録する案内を通知する登録案内通知部131(図3参照)を備えている。このような協力者H3からの紹介機能を情報管理装置100が有することで、信頼できると考えられる協力候補者H4を協力者H3として登録することができる。
【0068】
本実施形態では、情報管理装置100は、支援依頼情報J30に関する支援依頼S10に対する支援活動に参加した協力者H3に対してインセンティブを付与するインセンティブ付与部149(図3参照)を備えている。このように、協力者H3にインセンティブを付与することで、協力者H3に対して支援依頼S10に応募することの動機付けを高めることができる。
【0069】
本実施形態では、情報管理装置100は、支援活動の実績情報J40を集計する集計部151(図3参照)と、実績情報J40の集計の結果をグラフで表示する表示部157(図3参照)と、を備えている。このことで、実績情報J40の集計結果を可視化することができる。よって、学校関係者H2や、教育委員会E1の関係者H1は、表示部157によって表示されたグラフを見ることで、集計結果が視覚的に分かり易い。
【0070】
本実施形態では、支援依頼S10は、複数の種別のうちの何れかに分類される。情報管理装置100は、支援依頼S10に対する実績情報J40を、支援依頼S10の種別ごとに集計する種別集計部153(図3参照)を備えている。このことによって、支援依頼S10の種別ごとに集計することができるため、種別ごとに、実績情報J40の評価をし易くすることができる。
【0071】
本実施形態では、支援活動の実績情報J40には、支援活動に参加した協力者H3に関する情報が含まれる。情報管理装置100は、支援活動の実績情報J40を、支援活動に参加した協力者H3ごとに集計する協力者集計部155(図3参照)を備えている。このことによって、支援活動に参加した協力者H3の特徴や傾向を知ることができる。そのため、支援依頼S10の改善や評価に役立たせることができる。
【0072】
本実施形態では、支援活動の実績情報J40には、支援活動を依頼した学校S1に関する情報が含まれる。情報管理装置100は、支援活動の実績情報J40を、学校S1ごとに集計する学校集計部156(図3参照)を備えている。このことによって、学校S1ごとに支援活動の実績情報J40を集計することができる。また、例えば学校S1に対する上位組織である教育委員会E1の関係者H1は、各学校S1での支援依頼S10に対する支援活動の実績を比較評価することができる。
【符号の説明】
【0073】
10 委員会端末
20 学校端末
30 協力者端末
100 情報管理装置(支援活動の情報管理装置)
120 記憶部
131 登録案内通知部
132 協力候補者取得部
133 登録判定部
134 協力者追加部
141 支援依頼取得部
142 支援通知部
143 受付部
144 判定部
147 実績取得部
149 インセンティブ付与部
151 集計部
153 種別集計部
154 属性集計部
155 協力者集計部
156 学校集計部
157 表示部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13