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特開2023-95758描画によるストリーマー後援システム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023095758
(43)【公開日】2023-07-06
(54)【発明の名称】描画によるストリーマー後援システム及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/234 20110101AFI20230629BHJP
   H04N 21/258 20110101ALI20230629BHJP
【FI】
H04N21/234
H04N21/258
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022139432
(22)【出願日】2022-09-01
(31)【優先権主張番号】10-2021-0186939
(32)【優先日】2021-12-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0025019
(32)【優先日】2022-02-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】521216407
【氏名又は名称】トゥースライフ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】チュ ヨンソン
(72)【発明者】
【氏名】ホン ウォンピョ
(72)【発明者】
【氏名】キム ジュウォン
【テーマコード(参考)】
5C164
【Fターム(参考)】
5C164FA06
5C164SB01P
5C164SB08S
5C164SC11P
5C164SC23S
5C164SC32S
5C164YA11
(57)【要約】
【課題】描画によるストリーマー後援システム及び方法を提供すること。
【解決手段】実施形態に係る描画によるストリーマー後援システム及び方法は、後援金額に応じて、後援者が利用可能なインク量を設定して提供し、後援者がインクを使って直接描いた絵と描画過程を放送ストリーミング画面に一定時間出力してストリーマーを後援することができるようにする。また、クエスト機能と絵の後援機能とを組み合わせた絵のクエスト後援サービスを提供する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
描画によるストリーマー後援システムであって、
ストリーミングコンテンツを生成してストリーミングサーバへ伝送するストリーマー端末と、
ウィジェットで絵の後援機能を設定し、ストリーミングプログラムにブラウザを追加し、チャンネル連動後にストリーミング画面に露出する絵を生成する後援者端末と、
後援者によって生成された絵を受信して、ストリーミング画面に描画過程及び完成した絵を一定時間ストリーミング画面へ出力する絵の後援サーバと、を含む、描画によるストリーマー後援システム。
【請求項2】
前記絵の後援サーバは、
後援者端末による描画過程及び完成した絵のデータを保存する保存モジュールと、
描画過程及び完成した絵が所定の時間に応じて出力されるように絵の完成過程映像及び完成した絵の映像を編集する編集モジュールと、
編集された絵の完成過程映像及び完成した絵の映像を一定時間出力してストリーマーを後援する絵の後援モジュールと、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の描画によるストリーマー後援システム。
【請求項3】
前記絵の後援サーバは、
後援金額に応じて、後援者に描画に必要なインク提供量を設定する設定モジュールと、
後援者端末によって消耗されるインク量を制御する消耗量制御モジュールと、
絵の後援イベントが発生する場合、消耗されたインク量に応じた後援金額を算出して、算出された後援金額をストリーマーに後援する後援金額算出モジュールと、をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の描画によるストリーマー後援システム。
【請求項4】
前記保存モジュールは、
作業中の絵を保存し、後援者に提供されたインクが残っている場合、作業中の絵をロードして追加作業の要否を確認することを特徴とする、請求項2に記載の描画によるストリーマー後援システム。
【請求項5】
前記絵の後援モジュールは、
後援者が保存した絵を読み込みを介してロードして他のストリーマーにも後援することを特徴とする、請求項2に記載の描画によるストリーマー後援システム。
【請求項6】
描画によるストリーマー後援方法であって、
(A)ストリーマー端末でストリーミングコンテンツを生成してストリーミングサーバへ伝送するステップと、
(B)後援者端末でウィジェットを介して絵の後援機能を設定し、ストリーミングプログラムにブラウザを追加し、チャンネル連動後にストリーミング画面に露出する絵を生成するステップと、
(C)絵の後援サーバから後援者によって生成された絵を受信して、ストリーミング画面に描画過程及び完成した絵をストリーミング画面へ一定時間出力するステップと、を含む、描画によるストリーマー後援方法。
【請求項7】
前記ステップ(C)は、
(C-1)後援者端末で後援金額を支払い、支払った後援金額に該当するインクの提供を受けるステップと、
(C-2)後援者端末で前記インクを使って絵を描いて完成するステップと、
(C-3)絵の後援サーバで絵の完成過程映像及び完成した絵の映像を生成して保存し、前記絵の完成過程映像及び完成した絵の映像をストリーミング映像にオーバーラップして出力するステップと、を含むことを特徴とする、請求項6に記載の描画によるストリーマー後援方法。
【請求項8】
前記ステップ(C-3)は、
保存モジュールで後援者端末による描画過程及び完成した絵を保存するステップと、
編集モジュールで描画過程及び完成した絵が所定の時間に応じて出力されるように描画過程映像及び完成した絵の映像を編集するステップと、
絵の後援モジュールで編集された描画過程映像及び絵の映像を出力してストリーマーを後援するステップと、を含むことを特徴とする、請求項7に記載の描画によるストリーマー後援方法。
【請求項9】
前記ステップ(C-2)は、
設定モジュールで後援金額に応じて後援者に描画に必要なインク提供量を設定するステップと、
消耗量制御モジュールで後援者端末によって消耗されるインク量を制御するステップと、
後援金額算出モジュールで消耗したインク量に応じた後援金額を算出して、絵の出力の後に算出された後援金額をストリーマーに後援するステップと、を含むことを特徴とする、請求項7に記載の描画によるストリーマー後援方法。
【請求項10】
前記保存モジュールで後援者端末による描画過程及び完成した絵を保存するステップは、
作業中の絵を保存し、作業中の絵をロードし、後援者に提供されたインクが残っている場合、追加作業の要否を確認することを特徴とする、請求項8に記載の描画によるストリーマー後援方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、描画によるストリーマー後援システム及び方法に関し、特に、後援金額に応じて設定されたインクを使って後援者が直接描いた絵をストリーミング画面に出力するストリーマー後援システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
本明細書に別段の表示がない限り、この項目に説明される内容は、本出願の請求の範囲に対する従来技術ではなく、この項目に記載されているという理由で従来技術として認められるものではない。
【0003】
ユーチューブ(YouTube)(登録商標)、アフリカ(Afreeca)、ツイッチ(twitch)などの国内外ストリーミングプラットフォームを利用して個人放送を行うストリーマー、及びこれを視聴する視聴者の数が増加している。従来のストリーミングプラットフォームは、図1に示すように、放送を行う主体がカメラ、マイクなどの入力装置を用いて自分の放送画面をリアルタイムで送出し、視聴者は、一方的にこれを受信して視聴する一方向サービスを提供する。
【0004】
視聴者は、ストリーミング中のストリーマーとミッションを設定し、ミッションの成功に対する対価として後援金を支給してストリーマーを後援することができる。視聴者が後援する場合、後援に対する一種のリワード(reward)の概念で、後援を知らせるイベント画面が一緒に送出されてもよい。しかし、従来のストリーミングサービスは、単に視聴者のIDと後援金額の額数を画面にオーバーレイ(overlay)する程度の機能のみ提供している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国特許第10-2323488号公報(2021年11月2日)
【特許文献2】韓国特許第10-1423524号公報(2014年7月21日)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
実施形態に係る描画によるストリーマー後援システム及び方法は、後援金額に応じて、後援者が利用可能なインク量を設定して提供し、後援者がインクを使って直接描いた絵と描画過程を放送のストリーミング画面に一定時間出力してストリーマーを後援することができるようにする。
【0007】
また、実施形態では、クエスト機能と絵の後援機能とを組み合わせた絵のクエスト後援サービスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態に係る描画によるストリーマー後援システムは、ストリーミングコンテンツを生成してストリーミングサーバへ伝送するストリーマー端末と、ウィジェットで絵の後援機能を設定し、ストリーミングプログラムにブラウザを追加し、チャンネル連動後にストリーミング画面に露出する絵を生成する後援者端末と、後援者によって生成された絵を受信して、ストリーミング画面に描画過程及び完成した絵を一定時間ストリーミング画面に出力する絵の後援サーバと、を含む。
【0009】
実施形態に係る絵の後援サーバは、後援者端末による描画過程及び完成した絵のデータを保存する保存モジュールと、描画過程及び完成した絵が所定の時間に応じて出力されるように絵の完成過程映像及び完成した絵の映像を編集する編集モジュールと、編集された絵の完成過程映像及び完成した絵の映像を一定時間出力してストリーマーを後援する絵の後援モジュールと、後援金額に応じて、後援者に描画に必要なインク提供量を設定する設定モジュールと、後援者端末によって消耗されるインクの量を制御する消耗量制御モジュールと、絵の後援イベントが発生する場合、消耗したインク量に応じた後援金額を算出し、算出された後援金額をストリーマーに後援する後援金額算出モジュールと、を含んで構成される。
【発明の効果】
【0010】
上述した描画によるストリーマー後援システムは、視聴者が絵を描く過程をストリーマーの放送画面に送出することができる絵の後援システムを提供し、後援者の楽しみを増大させることができ、より多くの後援を誘導することができる。さらに、ストリーマーと後援者間の活発なコミュニケーションを促進することができる。
【0011】
また、ストリーマーが優れた絵を選定し、優れた絵を描いた後援者にリワードを提供することにより、後援者も絵の後援を介して収益を生み出すことができる。
【0012】
本発明の効果は、上述の効果に限定されるものではなく、本発明の詳細な説明又は特許請求の範囲に記載された発明の構成から推論可能な全ての効果を含むものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】従来のストリーミングプラットフォームを示す図である。
図2】実施形態に係る描画によるストリーマー後援システムの構成を示す図である。
図3】実施形態に係る後援サーバのデータ処理構成を示す図である。
図4】実施形態に係る絵の後援サーバのデータ処理の流れを示す図である。
図5】実施形態に係る後援サーバから後援する絵を出力するデータ処理過程を示す図である。
図6】実施形態に係る絵の後援サーバで絵の完成過程映像及び完成した絵の映像を生成して保存し、絵の完成過程映像及び完成した絵の映像をストリーミング映像にオーバーラップして出力するステップS330のデータ処理過程をより詳細に示す図である。
図7】実施形態に係るインクを用いて絵を描いて完成するステップS320のデータ処理過程をより詳細に示す図である。
図8】実施形態に係る描画によるストリーマー後援システムの利用例を示す図である。
図9】実施形態に係る描画によるストリーマー後援システムのインク充填及びインク消耗機能を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の利点、特徴、およびそれらの達成方法は、添付図面と一緒に詳細に後述されている実施形態を参照すると明確になるだろう。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態に実現できる。但し、本実施形態は、本発明の開示を完全たるものとし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものである。本発明は請求項の範疇のみによって定義される。明細書全体にわたって、同じ参照符号は同じ構成要素を指し示す。
【0015】
本発明の実施形態を説明するにあたり、公知の機能又は構成についての具体的な説明が本発明の要旨を無駄に曖昧にする恐れがあると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。そして、後述する用語は、本発明の実施形態における機能を考慮して定義された用語であって、これは使用者や運用者の意図又は慣例などによって変わり得る。よって、その定義は本明細書全般にわたっての内容に基づいて下されるべきである。
【0016】
図2は実施形態に係る描画によるストリーマー後援システム構成を示す図である。
【0017】
図2を参照すると、実施形態に係る描画によるストリーマー後援システムは、ストリーマー端末10、後援者端末30、及び後援サーバ100を含んで構成できる。ストリーマー端末10は、ストリーミングコンテンツを生成してストリーミングサーバへ伝送する。
【0018】
後援者端末30は、ウィジェットで絵の後援機能を設定し、ストリーミングプログラムにブラウザを追加し、チャンネル連動後にストリーミング画面に露出する絵を生成する。
【0019】
絵の後援サーバ100は、後援者によって生成された絵を受信して、ストリーミング画面に描画過程及び完成した絵を一定時間ストリーミング画面に出力する。
【0020】
図3は実施形態に係る後援サーバのデータ処理構成を示す図である。
【0021】
図3を参照すると、実施形態に係る後援サーバ100は、保存モジュール110、編集モジュール120、絵の後援モジュール130、設定モジュール140、消耗量制御モジュール150、及び後援金額算出モジュール160を含んで構成できる。本明細書で使用される「モジュール」という用語は、用語が使用された文脈に応じて、ソフトウェア、ハードウェア又はこれらの組み合わせを含むことができると解釈されるべきである。例えば、ソフトウェアは、機械語、ファームウェア(firmware)、埋め込みコード(embedded code)、及びアプリケーションソフトウェアを含むことができる。別の例として、ハードウェアは、回路、プロセッサ、コンピュータ、集積回路、集積回路コア、センサー、MEMS(Micro-Electro-Mechanical System)、受動デバイス、又はこれらの組み合わせを含むことができる。
【0022】
保存モジュール110は、後援者端末によって生成された描画過程及び完成した後援用の絵を保存する。実施形態において、保存モジュール110は、後援者が作業中の絵を保存し、後援者に提供されたインクが残っている場合、作業中の絵をロードし、追加作業の要否を確認することができる。すなわち、実施形態では、現在描いている絵に対する保存機能を通じて絵を読み込んだときにインクが残っていれば、その絵を持続して描くことができるようにする。また、読み込み機能を通じて、後援者が描いた絵を他のストリーマーにも後援することができるようにする。
【0023】
また、実施形態では、スポイト機能を介して、後援者が描いている絵からスポイトを選択して絵のRGB値を抽出し、抽出されたRGB値に該当するカラーで絵を描くことができるようにする。また、実施形態では、ペンの厚さの数値を後援者が直接入力して指定することができる。
【0024】
編集モジュール120は、描画過程及び完成した絵が所定の時間に応じて出力されるように絵の完成過程映像及び完成した絵の映像を生成及び編集する。また、実施形態では、描画演出未表示オプションを選択することにより、絵の完成過程映像を出力することなく最終完成した絵のみストリーミング画面に露出させることができる。
【0025】
絵の後援モジュール130は、編集された絵の完成過程映像及び完成した絵の映像を出力してストリーマーを後援する。絵の後援モジュール130は、後援者が保存した後援する絵を読み込みを介してロードして他のストリーマーにも後援することができる。
【0026】
設定モジュール140は、後援金額に応じて、後援者に描画に必要なインク提供量を設定する。実施形態では、インク提供量を後援者が支払う後援金額に比例するようにする。
【0027】
消耗量制御モジュール150は、後援者端末によって消耗されるインク量を制御する。
【0028】
後援金額算出モジュール160は、絵の完成過程で消耗したインク量に応じた後援金額を算出し、算出された後援金額をストリーマーに後援する。また、後援金額算出モジュール160は、完成した絵に後援者が設定した後援金額を後援イベント発生の際にストリーマーに後援することができる。また、システムで設定された後援金額を後援イベント発生の際に後援することができる。
【0029】
実施形態に係る絵の後援モジュール130は、放送終了前にストリーマーがベストな絵を選定し、選定されたベストな絵を後援した後援者にリワードを提供することができる。リワードは、現金、ポイント、インク、ストリーマーが提供するイベント参加権限などを含むことができる。
【0030】
また、実施形態に係る絵の後援モジュール130は、クエスト機能と絵の後援機能とを組み合わせたキャッチマインド(Catch Mind)サービスを提供する。クエスト機能は、放送中にストリーマーがミッションを行う場合にリワード又は後援を提供する機能である。実施形態に係るキャッチマインドサービスは、後援者がクエスト後援メニューからキャッチマインドメニューを選択すると、絵の後援サーバから提供するランダムな単語に該当する絵を後援者が描いて放送人にクエスト後援を伝送する。ストリーマーは、クエストを受諾した後、ストリーマーの絵の後援ウィジェットにイメージ露出制限時間内に該当の絵が何なのかを当てる。実施形態では、クエスト後援と同様に、後援者がクエストに対する成功又は失敗を決定した後、絵の後援ウィジェットに当該絵の正解が出力されるようにする。実施形態では、ストリーマーがクエストに成功する場合にのみ後援を受けることができるように設定することができる。
【0031】
以下、描画によるストリーマー後援方法について順次説明する。実施形態に係る描画によるストリーマー後援方法の作用(機能)は、描画によるストリーマー後援システムの機能と本質的に同じものなので、図2及び図3と重複する説明は省略する。
【0032】
図4は実施形態に係る絵の後援サーバのデータ処理の流れを示す図である。図4を参照すると、実施形態に係る絵の後援サーバは、ステップS100では、ストリーマー端末から生成されたストリーミングコンテンツを受信し、ステップS200では、後援者端末からウィジェットを介して絵の後援機能を設定し、ストリーミングプログラムにブラウザを追加し、チャンネル連動後にストリーミング画面に露出する絵の生成データ及び完成した絵のデータを受信する。
【0033】
ステップS300では、後援サーバから後援者によって生成された絵を受信して、ストリーミング画面に描画過程及び完成した絵をストリーミング画面に一定時間出力する。
【0034】
図5は実施形態に係る後援サーバから後援する絵を出力するデータ処理過程を示す図である。
【0035】
図5を参照すると、ステップS310では、後援者端末で後援金額を支払い、支払った後援金額に該当するインクの提供を受ける。ステップS320では、後援者端末でインクを使って絵を描いて完成する。ステップS330では、絵の後援サーバで絵の完成過程映像及び完成した絵の映像を生成して保存し、絵の完成過程映像及び完成した絵の映像をストリーミング映像にオーバーラップして出力する。
【0036】
図6は実施形態に係る絵の後援サーバで絵の完成過程映像及び完成した絵の映像を生成して保存し、絵の完成過程映像及び完成した絵の映像をストリーミング映像にオーバーラップして出力するステップS330のデータ処理過程をより詳細に示す図である。
【0037】
図6に示すように、ステップS331では、イメージ保存モジュールで後援者端末による描画過程及び完成した絵を保存する。ステップS332では、編集モジュールで描画過程、及び完成した絵が所定の時間に応じて出力されるように描画過程映像及び完成した絵の映像を編集する。ステップS333では、絵の後援モジュールで編集された描画過程映像及び絵の映像を出力してストリーマーを後援する。
【0038】
図7は実施形態に係るインクを用いて絵を描いて完成するステップS320のデータ処理過程をより詳細に示す図である。
【0039】
図7を参照すると、ステップS321では、設定モジュールで後援金額に応じて後援者に描画に必要なインク提供量を設定し、ステップS322では、描画の進行時に消耗するインク量を制御する。ステップS323では、後援金額算出モジュールでの絵の後援の際に、消耗したインク量に応じた後援金額を算出して、後援する絵の出力後に算出された後援金額をストリーマーに後援する。
【0040】
図8は実施形態に係る描画によるストリーマー後援システムの利用例を示す図である。
【0041】
図8を参照すると、実施形態に係る描画によるストリーマー後援システムは、ペイントインターフェースを提供し、後援者は、ペイントインターフェースを介して、ストリーマーに伝送しようとするイメージをスケッチ(81)し、これを保存する。後援者は、スケッチ開始の前に開始アイコンをクリックした後、スケッチを開始し、後援する絵が完了したら、完了アイコンをクリックする。実施形態では、開始アイコンがクリックされると、スケッチ過程のレコーディングが開始し、完了アイコンがクリックされると、レコーディングを終了することができる。
【0042】
実施形態では、レコーディングされた絵の完成過程映像及び完成した絵の映像を所定の時間出力されるように編集して、図8(b)に示すように、ストリーミング画面に絵の完成過程映像及び完成した絵の映像82をオーバーラップして出力する。実施形態では、絵の完成過程映像は3秒間、完成した絵は5秒間出力することができる。
【0043】
また、図8(c)に示すように、実施形態では、後援者が完成した絵83、84を放送画面のストリーマー85の周辺に配置して出力することにより、ストリーマーを後援し、ストリーマーと後援者間の積極的なコミュニケーションの機会を提供することができる。
【0044】
図9は実施形態に係る描画によるストリーマー後援システムのインク充填及びインク消耗機能を説明するための図である。
【0045】
図9(a)を参照すると、実施形態では、後援者が支払う後援金額に比例する量だけインク91が充填される。インクの充填後、実施形態において、後援者は、描画関連機能を介して、充填されたインクを使ってストリーマーに後援する絵を描くことができる。
【0046】
また、実施形態において、後援者は、異なるカラーのインク及び筆ペン、点線、消しゴム、スプレーなどを含むライン(line)エフェクト機能を後援金額を介して購入して絵を描き、これをストリーマーに後援することができる。図9(b)を参照すると、実施形態では、描画過程で用いられる線の太さによってインク消耗量が異なる。実施形態では、スケッチする線(line)の厚さが厚いほど、同じ長さをスケッチしてもインク消耗量がさらに大きくなる。
【0047】
上述した描画によるストリーマー後援システムは、視聴者が絵を描く過程をストリーマーの放送画面に送出することができる絵の後援システムを提供することにより、後援者の楽しみを増大させることができ、より多くの後援を誘導することができる。また、ストリーマーと後援者間の活発なコミュニケーションを促進することができる。
【0048】
また、ストリーマーが優れた絵を選定し、優れた絵を描いた後援者にリワードを提供することにより、後援者も絵の後援を介して収益を生み出すことができるようにする。
【0049】
開示された内容は、例示に過ぎず、特許請求の範囲で請求する請求の要旨から逸脱することなく、当該技術分野における通常の知識を有する者によって多様に変更実施できるので、開示された内容の保護範囲は、上述した特定の実施形態に限定されない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9