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  • 特開-緊急脱出トイレドア 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023000968
(43)【公開日】2023-01-04
(54)【発明の名称】緊急脱出トイレドア
(51)【国際特許分類】
   E06B 7/32 20060101AFI20221222BHJP
   E04H 1/12 20060101ALI20221222BHJP
   E06B 5/00 20060101ALI20221222BHJP
【FI】
E06B7/32 B
E04H1/12 301
E06B5/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021124815
(22)【出願日】2021-06-18
(71)【出願人】
【識別番号】521312891
【氏名又は名称】畠山 牧人
(72)【発明者】
【氏名】畠山 牧人
【テーマコード(参考)】
2E025
2E239
【Fターム(参考)】
2E025BA05
2E025BC05
2E239AC02
(57)【要約】
【課題】 本発明は、建物内の個室トイレに閉じ込められた際、脱出可能な緊急脱出口を設けた建具を提供する。
【解決手段】 トイレのドアにおいて、ドアに脱出用開口(6)を設け、脱出用開口(6)の四方に室内側固定押縁(8)を設け、脱出用開口(6)の内側に脱着可能押縁キャッチのメス(7)を設け、脱出用開口(6)の内側の四方ドア本体に埋め込み、脱着可能固定部材として、脱着可能押縁A(1)、脱着可能押縁B(2)、脱着可能押縁C(3)、脱着可能押縁D(4)、と脱着可能落し込み板(5)を設けたことを特徴とする緊急脱出トイレドア。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トイレのドアにおいて、ドアに脱出用開口(6)を設け、脱出用開口(6)の四方に室内側固定押縁(8)を設け、脱出用開口(6)の内側に脱着可能押縁キャッチのメス(7)を設け、脱出用開口(6)の内側の四方ドア本体に埋め込み、脱着可能固定部材として、脱着可能押縁A(1)、脱着可能押縁B(2)、脱着可能押縁C(3)、脱着可能押縁D(4)、と脱着可能落し込み板(5)を設けたことを特徴とする緊急脱出トイレドア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物内の個室トイレに閉じ込められた際、脱出可能な緊急脱用開口を設けた緊急脱出トイレドアである。
【背景技術】
【0002】
住宅の中でもトイレドアは特にプライバシーを守るため、鍵付の物が用意されている。
また、設計プラン上トイレ前は廊下となる場合が多い。
地震の際、トイレは近い場所の壁4面で支えられ上からの荷重には丈夫だが、横揺れで入口枠が歪み易い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7-102854号公報
【特許文献2】実開平5-049995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのために次のような問題があった。
(イ)トイレドアの鍵の不具合によりトイレ内に閉じ込められた。
(ロ)幼い子供が誤って鍵をかけトイレ内に閉じ込められた。
(ハ)トイレドア前の廊下にある荷物が倒れドアに突っ張りがかかりトイレのドアが開かずトイレ内に閉じ込められた。
(ニ)地震によりドア枠が歪みトイレのドアが開かなくなりトイレ内に閉じ込められた。
(ホ)脱出する為にドアを壊した。
本発明は、以上の問題点を解決するためのものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
トイレのドアにおいて、ドアに脱出用開口(6)を設け、脱出用開口(6)の四方に室内側固定押縁(8)を設け、脱出用開口(6)の内側に脱着可能押縁キャッチのメス(7)を設け、脱出用開口(6)の内側の四方ドア本体に埋め込み、脱着可能固定部材として、脱着可能押縁A(1)、脱着可能押縁B(2)、脱着可能押縁C(3)、脱着可能押縁D(4)、と脱着可能落し込み板(5)を設けたことを特徴とする緊急脱出トイレドア。
【発明の効果】
【0006】
(イ)トイレに閉じ込められた時に、特殊技術、特殊工具を使用せずとも安全で速やかに脱出が出来る。
(ロ)脱出後、簡単にドアを復元出来る。
(ハ)トイレから出てから問題点を冷静に対処できる。
たとえば、鍵の開錠、修理、交換。障害物の撤去等である。
(ニ)災害時の速やかな避難できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】 本発明のドア、通常使用時の正面図である。
図2】 本発明のドア、緊急脱出時(脱出用開口付)の正面図である。
図3】 本発明のドア、緊急脱出時(脱出用開口付)の斜視図である。
図4】 本発明のドア、通常使用時の下部を拡大した説明図である。
図5】 本発明のドア、脱出開口部の部材構成を拡大した説明図である。
図6】 本発明のドア、緊急脱出時(脱出用開口付)を拡大した説明図である。
図7】 組立順1番目、脱着可能落し込み板(5)を嵌め込んだ説明図である。
図8】 組立順2番目、脱着可能押縁A(1)を固定した説明図である。
図9】 組立順3番目、脱着可能押縁B(2)を固定した説明図である。
図10】 組立順4番目、脱着可能押縁C(3)を固定した説明図である。
図11図6のドアの断面図である。
図12図7のドアの断面図である。
図13図9のドアの断面図である。
図14図4のドアの断面図である。
図15】 脱着可能押縁の仕組みを拡大した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
トイレのドアにおいて、ドアに脱出用開口(6)を設け、脱出用開口(6)の四方に室内側固定押縁(8)を設け、脱出用開口(6)の内側に脱着可能押縁キャッチのメス(7)を設け、脱出用開口(6)の内側の四方ドア本体に埋め込み、脱着可能固定部材として、脱着可能押縁A(1)、脱着可能押縁B(2)、脱着可能押縁C(3)、脱着可能押縁D(4)、と脱着可能落し込み板(5)を設ける。
本発明は以上のような構成である。
本発明を使用するときは、トイレドア下部落し込み部分を内部より手で押すことにより脱着可能押縁と脱着可能落し込み板が外れ、脱出可能な緊急脱出用開口ができ、非常時以外には脱着可能押縁で脱着可能落し込み板を留めることで通常のトイレドアとして使用できる。
脱出方法(外し方)を説明する。
(イ)脱着可能落し込み板(5)を室内側から押す。
(ロ)脱着可能押縁(1~4)のキャッチが外れ脱着可能押縁が全て外れる。
(ハ)図3のように脱着可能落し込み板(5)が外れる。
(ニ)図6のように緊急時脱出用開口(6)ができる。
次に、復旧方法(組立方法)を説明する。
(イ)図7図12のように脱着可能落し込み板(5)を室内側固定押縁に押し付ける。
(ロ)図8から順に図10まで脱着可能押縁A(1)から脱着可能押縁C(3)までを固定する。
(ハ)固定方法は、図15にある脱着可能押縁キャッチのメス(7)に脱着可能押縁キャッチのオス(9)を嵌め込む。
(ニ)最後に脱着可能押縁D(4)のキャッチを押し込み固定する。
【符号の説明】
【0009】
1 脱着可能押縁A
2 脱着可能押縁B
3 脱着可能押縁C
4 脱着可能押縁D
5 脱着可能落し込み板
6 脱出用開口
7 脱着可能押縁キャッチのメス
8 固定押縁
9 脱着可能押縁キャッチのオス
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15