(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023009683
(43)【公開日】2023-01-20
(54)【発明の名称】ディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部に保護シートを貼り付けるためのシート貼り付けセットと、そのシート貼り付けセットの保護シートをディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部に貼り付ける貼り付け方法
(51)【国際特許分類】
G09F 9/00 20060101AFI20230113BHJP
【FI】
G09F9/00 302
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021113147
(22)【出願日】2021-07-07
【新規性喪失の例外の表示】新規性喪失の例外適用申請有り
(71)【出願人】
【識別番号】519049466
【氏名又は名称】株式会社アクシス
(74)【代理人】
【識別番号】110002011
【氏名又は名称】特許業務法人井澤国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100072039
【弁理士】
【氏名又は名称】井澤 洵
(74)【代理人】
【識別番号】100123722
【弁理士】
【氏名又は名称】井澤 幹
(74)【代理人】
【識別番号】100157738
【弁理士】
【氏名又は名称】茂木 康彦
(72)【発明者】
【氏名】入江 秀行
【テーマコード(参考)】
5G435
【Fターム(参考)】
5G435AA09
5G435GG43
5G435HH05
5G435LL17
(57)【要約】
【課題】比較的大型のディスプレイ画面のみならずそのディスプレイ画面を取り囲む枠の部分であっても、正確に、保護シートをディスプレイ画面に貼り付けるシート貼り付けセットと、その貼り付け方法を提供する。
【解決手段】
保護シート貼り付けセットは、ディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部に貼り付けるために上端部を具備する保護シートと、上端部に所定の間隔をあけて張り付ける一対のガイドシールと、前記所定の間隔に貼り付けた一対のガイドシールの間に貼り付けるシールと、を有するというものである。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部に貼り付けるために上端部を具備する保護シートと、
前記上端部に所定の間隔をあけて張り付ける一対のガイドシールと、
前記所定の間隔に貼り付けた前記一対のガイドシールの間に貼り付けるシールと、を有する保護シート貼り付けセット。
【請求項2】
前記保護シートに剥離可能に張り付ける剥離シートと、をさらに有し、
前記剥離シートは、前記保護シートと一体に貼り付けられたときに、当該保護シートよりはみ出している請求項1記載の保護シート貼り付けセット。
【請求項3】
前記保護シートは、ディスプレイ画面の操作ボタンを避けるための凹状の凹部と、を有する請求項2記載の保護シート貼り付けセット。
【請求項4】
前記保護シートを、ディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部に貼り付けたときに、その保護シートと、ディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部との間に侵入した埃を取り除くために、前記保護シートとディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部との間に差し入れる取っ手部と、その間に侵入した埃を付着させるごみ取りシートと、をさらに有する請求項3記載の保護シート貼り付けセット。
【請求項5】
前記請求項4記載の保護シート貼り付けセットを使用して前記保護シートを前記ディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部に貼り付けるために、
前記剥離シートを貼り付けた保護シートを、前記ディスプレイ画面にあてがい、前記上端部をディスプレイ画面の上端部に合わせ、前記2個一対の指示シールを、所定の間隔をあけて、前記上端部に貼り付ける指示シール貼り付け工程と、
前記所定の間隔をあけて前記上端部に貼り付けた2個一対の指示シールの間に、シールを貼り付ける上端部シール貼り付け工程と、
前記2個一対の指示シールの間に、シールを貼り付けた状態において、前記剥離シートを貼り付けた保護シートをまくり上げ、前記剥離シートを前記保護シートからはがし、前記保護シートを前記ディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部に貼り付ける保護シート貼り付け工程と、
前記保護シートと前記ディスプレイ画面およびその周囲を取り囲む枠部との間に埃が侵入したときに、前記保護シートと前記ディスプレイ画面およびその周囲を取り囲む枠部との間に取っ手部を差し入れ、取り除いた前記指示シールを、前記取っ手部と重なるように貼り付け、前記埃が侵入している箇所まで前記保護シートをはがし、その埃を露出させる埃露出工程と、
前記ごみ取りシートを、前記露出した埃に、接触させ、その露出した埃を前記ごみ取りシートに付着させることでその埃を除去する埃除去工程と、を有するディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部に保護シートを貼り付ける貼り付け方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車積載用のディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部に、保護シートを貼り付けるためのシート貼り付けセットと、そのシート貼り付けセットの保護シートをディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部に貼り付ける貼り付け方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車にいわゆるディスプレイ画面を有するカーナビゲーションシステム等の装置が搭載されている。このディスプレイ画面はタッチパネルが搭載されている場合に、その画面が汚れたり、あるいは傷つきを防止するために、保護シートを貼り付ける場合がある。
【0003】
このように、ディスプレイ画面に貼り付ける保護シートとして、特開2006―145918号公報において、「電子機器の被保護面に貼り付けられる保護シートを装着するための保護シートの装着構造体であって、前記保護シートが被保護面の表面を覆う平面形状を有し、その一方面に粘着層を形成して構成され、前記保護シートの粘着層の形成された面に貼り合わせられ、保護シートを前記被保護面に貼るとき剥がされる剥離シート、前記保護シートの平面形状よりも大きな平面形状を有し、前記被保護面の少なくとも一辺に沿って位置合わせ可能な形状に形成される位置合わせ部と、位置合わせ部とは異なる一辺に突出して形成される取っ手部とを含む装着補助シートを備えた保護シートの装着構造体。」が開示されている。
【0004】
しかしながら、近年情報量の増大や、エアコンなどの車内機器の操作のためにディスプレイ画面が大型化している。例えば従来は、ディスプレイ画面の大きさが7インチだったものが、11インチを超えるものとなっている。このような比較的大型のディスプレイ画面に上記保護シートを貼り付けると、しわが寄ったり、埃の侵入を押さえることができないといった不具合を生じる場合がある。
【0005】
また、そのディスプレイ画面を取り囲むベゼルと呼ばれる枠の部分も、いわゆるピアノブラックという装飾が施されている場合があり、その部分についても、汚れあるいは傷つきを防止したいという要請がある。
【0006】
したがって、ディスプレイ画面のみならず、そのディスプレイ画面を取り囲むベゼルと呼ばれる枠の部分も汚れたり、あるいは傷つきを防止しなければならないが、そのような比較的大きな面積の保護シートを貼り付けると、さらにしわが寄ってしまったり、埃の侵入を押さえることができないといった不具合を生じる場合がある。
【0007】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は前記の点に鑑みなされたもので、その課題は、比較的大型のディスプレイ画面のみならずそのディスプレイ画面を取り囲む枠の部分であっても、ディスプレイ画面へのフィルム貼り付け装置正確に、保護シートをディスプレイ画面に貼り付けるシート貼り付けセットと、その貼り付け方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の課題を解決するために、第1観点の保護シート貼り付けセットは、ディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部に貼り付けるために上端部を具備する保護シートと、上端部に所定の間隔をあけて張り付ける一対のガイドシールと、所定の間隔に貼り付けた一対のガイドシールの間に貼り付けるシールと、を有するというものである。
【0010】
また、第2観点の保護シート貼り付けセットは、第1観点において、保護シートに剥離可能に張り付ける剥離シートと、をさらに有し、剥離シートは、保護シートと一体に貼り付けられたときに、当該保護シートよりはみ出しているというもののである。
【0011】
また、第3観点の保護シート貼り付けセットは、第2観点において、保護シートは、ディスプレイ画面の操作ボタンを避けるための凹状の凹部と、を有するというものである。
【0012】
また、第4観点の保護シート貼り付けセットは、第3観点において、保護シートを、ディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部に貼り付けたときに、その保護シートと、ディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部との間に侵入した埃を取り除くために、保護シートとディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部との間に差し入れる取っ手部と、その間に侵入した埃を付着させるごみ取りシートと、をさらに有するというものである。
【0013】
また、第5観点のディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部に保護シートを貼り付ける貼り付け方法は、第4観点の保護シート貼り付けセットを使用して保護シートをディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部に貼り付けるために、剥離シートを貼り付けた保護シートを、ディスプレイ画面にあてがい、上端部をディスプレイ画面の上端部に合わせ、2個一対の指示シールを、所定の間隔をあけて、上端部に貼り付ける指示シール貼り付け工程と、所定の間隔をあけて前記上端部に貼り付けた2個一対の指示シールの間に、シールを貼り付ける上端部シール貼り付け工程と、2個一対の指示シールの間に、シールを貼り付けた状態において、剥離シートを貼り付けた保護シートをまくり上げ、剥離シートを保護シートからはがし、保護シートをディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部に貼り付ける保護シート貼り付け工程と、保護シートとディスプレイ画面およびその周囲を取り囲む枠部との間に埃が侵入したときに、保護シートとディスプレイ画面およびその周囲を取り囲む枠部との間に取っ手部を差し入れ、取り除いた指示シールを、取っ手部と重なるように貼り付け、埃が侵入している箇所まで保護シートをはがし、その埃を露出させる埃露出工程と、ごみ取りシートを、露出した埃に、接触させ、その露出した埃をごみ取りシートに付着させることでその埃を除去する埃除去工程と、を有するというものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明は以上のように構成され、かつ、作用するものであるから、比較的大型のディスプレイ画面のみならずそのディスプレイ画面を取り囲む枠の部分であっても、正確に、保護シートをディスプレイ画面に貼り付けるシート貼り付けセットと、その貼り付け方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図2】保護シートに剥離シートを貼り付けた状態の正面図である。
【
図3】Aは、
図2のIIIA―IIIA線断面図である。Bは、
図2のIIIB―IIIB線断面図である。
【
図6】剥離シートを保護シートからはがそうとする状態を示した図である。
【
図8】保護シートと枠部との間に、取っ手部を差し入れ、指示シールを取っ手部の上から重なるように貼り付けた状態を示す図である。
【
図10】保護シートをディスプレイ画面とその周囲を取り囲む枠部に貼り付けた状態を示す図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図示の実施形態を参照して本実施例について説明する。本実施例のディスプレイ画面300とその周囲を取り囲む枠部400に保護シート20を貼り付けるためのシート貼り付けセット10は、保護シート20と、2個一対の指示シール60、60と、その2個一対の指示シール60、60の間に貼り付けるシール70とを有するものである。また、さらに保護シート20に剥離可能に取り付ける剥離シート80と、を有する。また、ごみ取りシート90を有する。さらに、取っ手部80aを有する場合がある。
【0017】
保護シート20は、その裏面に粘着層を有し、フィルム状の合成樹脂製のシートが好ましい。また、保護シート20は、車載用のディスプレイ画面300とその周囲を取り囲む枠部400に貼り付けるのに十分な面積を有するものであって、ディスプレイ画面300の本体上端部分210を含む枠部400の枠上端部310に貼り付けるほぼ直線状を呈する上端部21と、ディスプレイ画面300の本体右側部220を含む枠部400の枠右側部320に貼り付ける右側部22と、ディスプレイ画面300の本体左側部230を含む枠部400の枠左側部330に貼り付ける左側部23と、ディスプレイ画面300の本体下端部分240を含む枠部400の枠下端部440に貼り付ける下端部24と、を有する。
【0018】
右側部22は、車載用のエアコンやオーデイオの操作ボタンをよける半長円状の凹部221および半長円状の凹部222、角状の凹部223を有する。また、左側部23は、車載用のカーナビゲーションシステムや車載用の付属装置の操作をするためのボタンをよける半長円状の凹部231、角状の凹部232を有する。
【0019】
2個一対の指示シール60、60は、その裏面に、粘着層を有するタック紙を使用することができ、帯状を呈するものである。また、シール70は、その裏面に、粘着層を有するロール状のマスキングテープを使用することが好ましい。
【0020】
また、剥離シート80は、フィルム状の合成樹脂製のシートが好ましい。また、剥離シート80は、ほぼ保護シート20の形状を同様であり、ディスプレイ画面300の本体上端部分210を含む枠部400の枠上端部310に貼り付けるほぼ直線状を呈する剥離シート上端部81と、ディスプレイ画面300の本体右側部220を含む枠部400の枠右側部320に貼り付ける剥離シート右側部82と、ディスプレイ画面300の本体左側部230を含む枠部400の枠左側部330に貼り付ける剥離シート左側部83と、ディスプレイ画面300の本体下端部分240を含む枠部400の枠下端部440に貼り付ける剥離シート下端部84と、を有する。
【0021】
なお、剥離シート右側部82は、剥離シート上端部81からわずかに下方D方向に下がった位置においてさらにその剥離シート右側部82よりも右方向Rにはみだした右突出部82aと、剥離シート右側部82よりも右方向Rにはみだした右突出部82bを有している。また、同様に、剥離シート左側部83は、剥離シート上端部81からわずかに下方D方向に下がった位置においてさらにその剥離シート左側部83よりも左方向Lにはみだした左突出部83aを有している。
【0022】
また、剥離シート80における剥離シート右側部82は、車載用のエアコンやオーデイオの操作ボタン360、370、380をよける半長円状の凹部221および半長円状の凹部222、角状の凹部223とその形状が一致する剥離凹部821および剥離凹部822、剥離凹部823を有する。また、剥離シート80における剥離シート左側部83も、車載用のカーナビゲーションシステムや車載用の付属装置の操作をするための操作ボタン390、400をよける凹部231および凹部232とその形状が一致する剥離凹部831、剥離凹部832を有する。
【0023】
このように保護シート20とほぼ同形状の剥離シート80は、上述の右突出部82a、83bおよび左突出部83aがその保護シート20からはみ出している。このように、剥離シート80は、保護シート20の面積より大であり、剥離シート80は、保護シート20よりはみ出した状態を呈している。したがって、その右突出部82a、82bおよび左突出部83aを図示しない使用者が把持することで保護シート20に貼り付けた剥離シート80をはがしやすくなるというものである。
【0024】
ごみ取りシート80は、その裏面に、粘着層を有するタック紙が好ましく、文字通り埃などのごみを付着させることができる。
【0025】
取っ手部80aは、図示しない使用者が把持する取っ手として機能するものであり、フィルム状の合成樹脂製のシートが好ましい。また、フィルム状の合成樹脂製のシートである剥離シート80の一部を切り取って、その取っ手部80aを作成することができる。
【0026】
次に、上記のシート貼り付けセット10を使用して保護シート20をディスプレイ画面300とその周囲を取り囲む枠部400に貼り付けるための貼り付け方法について説明する。
【0027】
剥離シート80を貼り付けた保護シート20を、ディスプレイ画面300にあてがい、上端部21をディスプレイ画面300の上端部に合わせ、この状態において、2個一対の指示シール60、60を、所定の間隔をあけて、上端部21に貼り付ける(指示シール貼り付け工程)。
【0028】
次に、上記指示シール貼り付け工程において、所定の間隔をあけて上端部21に貼り付けた2個一対の指示シール60、60の間において、シール70を貼り付ける(上端部シール貼り付け工程)。
【0029】
上記の上端部シール貼り付け工程において、剥離シート80を貼り付けた保護シート20をディスプレイ画面300に固定すると、その剥離シート80を貼り付けた保護シート20をまくり上げ、剥離シート80を保護シート20からはがし、保護シート20をディスプレイ画面300とその周囲を取り囲む枠部400に貼り付ける(保護シート貼り付け工程)。このとき、保護シート20と、ディスプレイ画面300および枠部400との間に空気が入らないように図示しないへらで押さえるように貼り付けるとともに、2個一対の指示シール60、60と、シール70を取り除く。なお、上述の右突出部82a、83bおよび左突出部83aが剥離シート上端部81からわずかに下方D方向に下がった位置においてはみ出しているので、保持しやすく、剥離シート80を保護シート20からはがすことが容易である。
【0030】
このとき、保護シート貼り付け工程において、保護シート20と、ディスプレイ画面300および枠部400との間に埃Gが侵入することがある。この場合、その埃Gを除去しないと、保護すべきディスプレイ画面300および枠部400に傷がついたり美観を損ねる場合がある。そこで、保護シート20と枠部400との間に、取っ手部80aを差し入れる。なお、保護シート20の上端部21と右側部22が交差する角部部分と、枠部400との間に、取っ手部80aを差し入れることが好ましい。また、取り除いた指示シール60を取っ手部80aの上から重なるように貼り付ける。なお、保護シート20の上端部21と右側部22が交差する角部部分と、枠部400との間に、取っ手部80aを差し入れた場合は、保護シート20の上端部21と右側部22が交差する角部部分の上から取っ手部80aと重なるようにその指示シール60を貼り付ける。この場合、保護シート20を挟んで取っ手部80aと指示シール60が貼り付けられている。この状態で、図示しない使用者が、取っ手部80aと指示シール60を持ち、埃Gが侵入している箇所まで保護シート20をはがし、その埃Gを露出させる(埃露出工程)。このとき、図示しない使用者は、取っ手部80aと指示シール60を持っているので、保護シート20に指紋がつくことがない。
【0031】
ごみ取りシート80を、図示しない使用者の指に巻き付けて、露出した埃Gに、接触させ、その露出した埃Gをごみ取りシート80に付着させることでその埃Gを除去する(埃除去工程)。このように、保護シート20や、ディスプレイ画面300あるいは枠部400に付着している埃Gをごみ取りシート80によって除去することができる。
【0032】
その後、図示しない使用者が、取っ手部80aと指示シール60を持ち、はがした保護シート20を再びディスプレイ画面300に貼り付け、その取っ手部80aと指示シール60を取り外せば、保護シート20の貼り付けが完了する。
【0033】
このように上記各工程、すなわち、保護シート貼り付けセット10を使用して保護シートをディスプレイ画面300とその周囲を取り囲む枠部400に貼り付けるために、剥離シート80を貼り付けた保護シート20を、ディスプレイ画面300にあてがい、上端部21をディスプレイ画面300の上端部310に合わせ、2個一対の指示シール60、60を、所定の間隔をあけて、上端部21に貼り付ける指示シール貼り付け工程と、所定の間隔をあけて上端部21に貼り付けた2個一対の指示シール60、60の間に、シールを貼り付ける上端部シール貼り付け工程と、指示シール60、60の間に、シールを貼り付けた状態において、剥離シート80を貼り付けた保護シート20をまくり上げ、剥離シート80を貼り付けた保護シート20からはがし、保護シート20をディスプレイ画面300とその周囲を取り囲む枠部400に貼り付ける保護シート貼り付け工程と、保護シート20とディスプレイ画面300およびその周囲を取り囲む枠部400との間に埃Gが侵入したときに、保護シート20と前記ディスプレイ画面300およびその周囲を取り囲む枠部400との間に取っ手部81aを差し入れ、取り除いた指示シール60を、取っ手部81aと重なるように貼り付け、埃Gが侵入している箇所まで保護シート20をはがし、その埃Gを露出させる埃露出工程と、ごみ取りシート90を、露出した埃Gに、接触させ、その露出した埃Gをごみ取りシート90に付着させることでその埃Gを除去する埃除去工程と、を順次実行することで、埃Gを除去しつつ、初心者であっても容易に比較的大面積のディスプレイ画面300やその枠部400に、保護シート20を貼り付けることができる。
【符号の説明】
【0034】
10 シート貼り付けセット
20 保護シート
21 上端部
60 指示シール
70 シール
80 剥離シート
80a 取っ手部
90 ごみ取りシート
221、222、223 231、232 凹部
300 ディスプレイ画面
400 枠部
G 埃