特開 2023-96856 磁気誘治療具。

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公開特許公報(A)

(11)【公開番号】P2023096856

(43)【公開日】2023-07-07

(54)【発明の名称】磁気誘治療具。

(51)【国際特許分類】

   A61N 2/08 20060101AFI20230630BHJP

   A61H 39/00 20060101ALI20230630BHJP

【ＦＩ】

A61N2/08

A61H39/00 L

【審査請求】有

【請求項の数】3

【出願形態】ＯＬ

(21)【出願番号】P 2021212876

(22)【出願日】2021-12-27

(11)【特許番号】

(45)【特許公報発行日】2022-07-11

(71)【出願人】

【識別番号】521197368

【氏名又は名称】オーリーオーン株式会社

(72)【発明者】

【氏名】大藤則子

【テーマコード（参考）】

4C101

4C106

【Ｆターム（参考）】

4C101BA08

4C101BB14

4C101BC01

4C106AA01

4C106BB05

4C106BB06

4C106CC01

4C106CC17

(57)【要約】

【課題】
耳介内の凹部は、多くは迷走神経支配域になっており、体内臓腑穴が渦状に並んでいますが、耳介凸部は、交感神経支配域で、凹凸部が交わることなく並行して穴配置しています。この磁気治療具は、殆どの穴を、凹部の穴を対象にしたもので、該穴の関連穴群別にして治療体系化作りをし、大脳皮質及び中枢の内分泌系、循環器系、呼吸器系、内臓系、泌尿器系、生殖器系と、組み合わせ、連結させることで全体治療にした磁気治療具である。
【解決手段】
耳介の凹部の穴群を対象にした磁気治療具であるために 耳介内部に磁気治療具を固定する方法が求められ、該磁気治療具を外耳道周辺の窪みにはめ込む方法を考案した。また該治療具を耳介に固定する方法として 耳介甲腔際周囲の凸部に突起物を出し、固定を強固にすると共に、第一の突起物を中枢穴と副腎穴にとることで、自己免疫効果をあげ 次に第二の突起物を耳輪から耳輪背部の耳介際に出すことで内臓病や各器官病を対象に有効な効果を図り、特に糖尿病の治療に特化させた磁気治療具である。

【特許請求の範囲】

【請求項1】

側頭部に位置する耳介に装着する磁気治具であって、該磁気治療具は、耳介の正面内部の
外耳道の窪みに嵌め込まれるとともに磁性体で構成されたベース部と、該ベース部の外周部に設けられ、前記外耳道の窪みの周囲の耳甲腔に当接する複数の突部とから構成されることを特徴とする磁気治療具。

【請求項2】

前記ベース部は、その外周の一部から外方向に延長された延長部が形成されており、この延長部は、前記耳甲介腔の上部から上方に位置する耳甲介艇に沿って延びていくことを特徴とする請求項１記載の磁気治療具。

【請求項3】

前記延長部は、更に上方まで延びる第二延長部を備え、この第二延長部は、前記耳甲介艇の外側に位置する耳輪の内側に沿うとともに、この第二延長部に設けられる耳輪側突部が前記耳輪の外側に当接することを特徴とする請求項2記載の磁気治療具。

【請求項4】

前記ベース部、前記延長部と前記第二延長部は、磁性素材でできており、また全突部端には、磁石が配され、該突部の当接の穴を挟んでにて耳介に固定されることを特徴とする請求項1～3の磁気治療具。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、顔面横に位置する耳介に磁気治療具に関するものである。

【背景技術】

【0002】

東洋哲学の中に東洋医学概論があります。根本的な東洋医学の臨床概念は、バランスをとることです。一つの個体を一つの宇宙として見ますので、一部分は、全体の一つでありながらも、全体そのものであるといった考えです。
前記の理論に基づいて耳穴を通して体全体を診断し治療をしていきます。

【0003】

耳穴に関しては、古典的書物に東洋医学として具体的な耳穴はほぼなく、近年中国やフランスの医師を中心にして実験検証された結果、新たに構築された部分が大きい。故に耳穴には、近代的実験検証によって新たに再発見され、それ故に今風な部分名称が穴についております。

【0004】

穴名称を基に、今の西洋的な病理学と解剖学で、耳穴を読み取ることができます。

【0005】

近年伝染性疾患の予防のためのワクチン接種を推進されています。メリットは大きいと言われていますが、半強制的な部分もあり世界的には人権問題も挙げられ、基礎疾患や、特殊のアレルギーを持つ人にはとっては、逆に危険です。故に糖尿病などの基礎疾患に対して有効な免疫効果のある治療方法を考案します。

【0006】

糖尿病は、近年加齢だけでなく、食事や、嗜好品、薬材などの生活習慣の他に、ス トレスなどの心因性によるものからも起こるとされています。それに伴って、不眠、高血圧、生殖器機能障害も起こってきます。

【0007】

EDの患者さんの中で原因が糖尿病によるものであるにもかかわらず対症療法としてのEDの治療を訴えられる方も多い。60歳以上の男性の半分が、そういった問題を抱えていることが多いという統計もあります。

【0008】

耳介は、自律神経の他迷走神経域もあり、多く内臓や、内分泌器官に分布しているので耳介の磁気治療で内分泌機能や免疫機能改善にも関与できると考察します。

【0009】

前記の考察から、耳際穴を中心としたこの磁気治療器の原案ができました。磁性体により耳介の穴を耳介内で磁気誘導させ、更に体幹部の目的部位に磁気刺激を誘導することにより治療効果の幅が広がると考察します。

【0010】

磁気誘導の方法と理念は先の実用新案 気血誘導材実願２０２１－００１９５７を基本にしています。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0011】

【特許文献1】特開平６－２１８０６８

【特許文献2】実用新案願２０２１－００１９５７

【特許文献3】特開２０１３－２０２３０３

【特許文献4】特開２００５－１４３８７６

【非特許文献3】全日本鍼灸学会雑誌2006年第５６巻５号 ７７９－７９２

【非特許文献4】中国伝統医学 耳穴診療法 陳 志強著（株）たにぐち書店 ９７～101 項

【非特許文献5】経穴マップ/イラストで学ぶ十四経穴・奇穴・耳穴・頭鍼 王 暁明 他著書 医歯薬出版株

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0012】

糖尿病と男性のEDとは切っても切れない関係にあるといっても過言ではない。ED治療の対症療法もありますが、治療効果は、継続しませんし、薬剤投与によって新たな問題を生むこともあります。それ故に糖尿病に対する治療法の配穴をED治療と共に併せてに考案する必要があります。

【0013】

図３は、耳穴の内分泌系器官を表しています。図２は耳介の部位名で、図１は耳介の関連穴を表していますので参考にして見れば 三角窩１１０、にある、内生殖器穴５０、耳甲介艇１２０、にある前立腺穴５１、腎穴５２、膵臓穴５３、十二指腸穴５４、胃穴５５、副腎穴６６、また上部耳垂１３０の睾丸穴５６、卵巣穴５７は、内分泌機穴５８に支配されて皮質下穴５９をへて、縁中穴６０、(下垂体)に連動されています。

前記の穴を矢印で繋ぐと図３になります。耳介の成り立ちから本来前記の穴群は、近隣に位置していたと仮定でき、それらを繋ぐことで玉子型に覆われた耳輪が割れて耳の穴を中心にぱっくりと大きく開き 該穴群が、上下四方に分散されたと解釈できます。

【0014】

該解釈より前記の穴間は密接な関係があり 該穴を磁気誘導することで、内分泌機能の調節ができると考えます。

【0015】

詳しい穴群の配穴が、図１・５に表しています図のように、耳穴の成り立ちから見ると渦巻き状の穴配置は耳の穴を中心に巻貝のように内側の耳の穴向かって巻き込まれているのが考察できます。

【0016】

発明の磁気治療具も同様で巻貝のような刺激ポイントの治療具になります。図１５．
1８参照。

【0017】

非特許文献４中国伝統医学 耳穴診療法 陳 志強著（株）たにぐち書店１１５頁を引 用して糖尿病の治療は主穴：膵臓胆嚢６１、三焦６２、神門６３、内分泌５８、縁中 ６０、皮質下５９。配穴：腎５２、肺６３、肝６４、脾５３、胃５５、艇中６５、副腎６６、耳尖６７、珠尖６８、耳迷根、口渇の場合は、口６９、咽喉７０・空腹感の場合は食道７１、噴門７２・多尿の場合は、尿道穴７３・皮膚の掻痒なら風渓７４、相応部位・四肢の痺れなら四肢相応部位とあり、この磁気治療具はその治療穴をできるだけ使います。

【0018】

図５を参照して、上記の穴群を全体的に磁気誘導させていきます。糖尿病とEDとを中心にした磁気治療具ですので、主要穴を以下のように選穴します。耳介と磁気治療具の固定部の穴の一つの耳輪部の固定するための外生殖器穴周辺部穴は、図4を参照にして説明していきます。

【0019】

耳輪裏から凹部は、耳甲介艇に続いて耳甲介腔に続いています。耳輪裏は、内巻きでやや密閉されていてその部分には艇角穴５１、交感穴７５、内生殖器穴５０があります。

【0020】

艇角穴５１は、別名前立腺のことで男性生器機能障害などに適応します。交感穴７５は、自律神経の調節機能があり、内臓器官への鎮痛作用及び内分泌腺の分泌抑制の作用があるとされてまた中国では、針麻酔の常用穴とされています。内生殖器穴５０は、別名子宮といわれ、生理不順、子宮出血、男性では早漏、インポテンツ、性器機能低下、前立腺炎、睾丸炎等が適応します。図４参照

【0021】

前記部位の耳輪部には外生殖器穴７６があります。外生殖器穴は、性器機能を調節で きます。図４参照

【0022】

また、前記部位外生殖器穴７６は、耳輪正面と耳介背面際との距離幅が狭い部分なので、耳輪裏から該部分の耳介際に磁性突起部分を出し治療具を耳介に固定しするには、適した部位になります。

【0023】

必要不可欠な穴が耳輪裏から凹部を下って耳甲介艇１２０、の腎穴５２、です。泌尿器系疾患、生殖器系疾患の、早漏、インポテンツ、自律神経機能失調、記憶力減退、聴力低下、脱毛、眼疾患の効果があり、それらの現象は初老を意味し、腎虚証の現れです。図４参照

【0024】

耳の穴のつながる、耳甲介腔１５０は、正面耳介の中で、最も広域の部位です。一見、形状が複雑そうに見えるのは、凹凸が多く耳甲介腔を囲むようになっているからで、凹部を囲むことで、大切な内部は、守られ、隠されている部分こそが、人体にとっては、大切な部分になっています。

【0025】

前凹部位は、 中枢関連部分で、脳幹、大脳、視床下部、内分泌系、三焦系、副腎等の穴があります。図5．6参照

【0026】

図６を参照して耳介内側の凹部の淵は凸部で該凸部を矢印の方向の外側に開くと耳
甲介艇は、内部はやや円形型になります。

【0027】

該円形域の耳甲介腔に磁気治療具の本体を設置することで、この磁気治療具は周囲の凸部は、もとに戻ろうとする力で内側にバネのようになって圧力がかかり、A部分とB部分で治療具が固定されることになります。

【0028】

前記のA部分図６参照。A部分に縁中穴６０、があり、この磁気治療具での課題として効能は、下垂体を調節します。下垂体には多くの疾患が関わりますが、下垂体機能失調症として、糖尿病、内分泌機能失調症のインポテンツも、含まれます。

【0029】

磁気治療具より出した突起物は、 前記B部分に、副腎穴６６ 、があり、この効能は、
副腎及びコルチゾンの分泌調して生体の反射に能力を増強させ、血管の収縮拡張を調
整させます。

【0030】

該重要穴は磁気誘導によって気血を循環させることが、この磁気治療具の課題とな り、に取得した特許文献２実用新案願２０２１－００１９５７の理論により実現を可能
にさせている。

【課題を解決するための手段】

【0031】

側頭部に位置する耳介に装着する磁気治具であって、該磁気治療具は、耳介の正面内部の外耳道の窪みに嵌め込まれるとともに磁性体で構成されたベース部と該ベース部の外周部に設けられ、前記外耳道の窪みの周囲の耳甲腔に当接する複数の突部とから構成されることを特徴とする。

【0032】

前記ベース部は、その外周の一部から外方向に延長された延長部が形成されており、この延長部は、前記耳甲介腔の上部から上方に位置する耳甲介艇に沿って延びていくことを特徴とする。

【0033】

前記延長部は、更に上方まで延びる第二延長部を備え、この第二延長部は、前記耳甲介
艇の外側に位置する耳輪の内側に沿うとともに、この第二延長部に設けられ突起
部が前記耳輪の外側に当接することを特徴とする。

【0034】

ベース部、延長部の全ては、磁性素材でできており、また前記の全突部端には、磁石が配され、該突部の当接の穴を挟んで耳介に固定されることを特徴とする。

【0035】

磁気治療具全体は、シリコン、ビニール、の柔軟な素材のプラスティックでカバーされていることを特徴とする。

【0036】

磁気治療具は、三部構成になってそれぞれ延長部で一つに結合されているが、該磁気治療具Xは、全体として磁気治療具Xにもなるが、三部構成の一部でも磁気治療具ともなりえる（以後 磁気治療具をXという）

【0037】

前記ベース部の磁気治療具EXの形状は、穴の空いたドーナツ状で、外周の一部をカットされ、該構成は上下のシリコンでマグネットシートをサンドした三重構造の磁性体であり、図８参照、該構成は、下部の耳甲介腔下部の膨らんだ部分の耳輪切痕１７０、と耳穴寄りの膨らんだ部分の耳珠１８０図6参照、に突部物T―１を出して 当接する穴を挟み、耳介内に二箇所で固定する。（以後ベース部の磁気治療具をEXといい、全ての突起物をTといい、ベース部EXの突起物をT―１という）

【0038】

前記の磁気治療具EXの上部より第一磁気延長部ET－１を出しし、上部の耳甲介艇を走 行し、横隔膜上の臓器穴を通り耳輪に突き当たるまで上行する。（以後第一延長部を ET―１という。）

【0039】

耳輪の当接部より裏側に向けて突部物T－２を出して 該突起物T-2の先端に磁石を配し て該当接する穴を挟み該を固定させ、さらに耳輪裏の上部に向けて第二延長部ET―２を 出す。（以後該当接部の二次突起物をT―２といい、第二延長部部をET―２という。）

【0040】

この磁気治療具Xは、当接する部位がデリケートなため、図７参照して交感神経域３００、頸神経域４００、副交感神経域５００、耳介迷走神経支配域２００、になっており皮膚も薄くソフトな刺激が必要で、該部位に設置するベース部の磁気治療具は耳介の皮膚に接触する面をソフトなシリコン部材にする。

【0041】

磁気治療具のベース部は、三重構造にしています。図８参照。シリコン、マグネットシート、シリコンでマグネットシートをサンドしますし、マグネットシートは、シリコン
部分よりやや小さくして耳甲介腔に当接する皮膚に接触しないようにする。(以後シリコンを１としてマグネットシートを２、といいます)

【0042】

EXからの延長部ET―１は、Tを持たず、耳甲介艇１２０、の溝に位置する穴群を経て耳輪裏に達し、更に耳輪の裏側内に入ります。図１１参照。

【0043】

耳輪に当接した延長部ET―１は該接穴より二次突起物T―２を出して、耳輪を表裏か
ら挟みます。該二次突起物T―２部は正面からみると、T―２部分しか見えませんので、
ファッションアイテムとして、イヤーカーフ(耳を飾るアクセサリー)にしか見えません
ので、EXを切り外して単独のXになり得ます。

【0044】

耳輪を挟んだ二次突起物Tー２から更に第二延長部ET―２を伸ばし、更に、耳輪裏側を上行して三角窩の穴群に到達します。

【発明の効果】

【0045】

糖尿病治療は、生活習慣を改善をすると共に、薬剤投与、食事療法、ストレスによる精
神療法等ありますが、どれも長期治療が必要で症状は多岐にわたるため様々な処方を行う必要がありますが、東洋医学的では、症状の全てが腎虚の治療に当たるため太極的な見解によりこの磁気治療具Xでは腎虚治療によって全て諸症状の改善を図ります。

【0046】

手段にて各穴の詳細効果を前述しているが、長期的にみると穴同士が、程よく影響しあい全体的に改善し、緩やかに効果が出てくるので、糖尿病ならず、それに関連した各種の臓器病、精神性疾患などの慢性の疾病に対しても緩やかに効果があり、また、未病治療にも適応して、健康管理に役立ちます。

【発明の形態】

【0047】

本発明の実施例について図面に基づいて説明する。発明の磁気治療具Xは、側頭部Sに位置する耳介Mの正面内部の外耳道MDの窪みに嵌め込まれるとともに磁性体で構成されたベース部EXとこのベース部EXの外周部MSに設けられ、前記外耳道MDの窪みの周囲の耳甲腔BKに当接する複数の突起Tとから構成されている。図１９

【実施例0048】

図13参照して磁気治療具EXは、耳甲介腔にはめ込む磁性体であり、実施例１はこの EXのみでも磁気治療具になり得ることができ、この部位には、耳の外耳道に通じる耳の穴があり、図５の下半分の部分を対象にして 図６の二つのAとBの凸部分を上に捲ると内部は、やや円形の外周になっていて、該部の外周部にEXを入れ込み挟み留めます。

【0049】

ベース部の EXの内部は、穴が開いたドーナツ状で、聴覚を邪魔しませんし、耳甲介腔
部分の大きさは、個人差がありますので、少しの伸縮性を持たせるためにEXの一部分
を図８のように切れ込みを入れカットして緩みをだしていますが、EXの一般的サイズ
はEXの直径約１８ミリメートルで、フィットさせるためにはS、M、Lのサイズが必要です。

【0050】

磁気治療具EX部分から磁気突部T―１を出す仕組みは、EXのシリコン１とマグネッ
トシート２の間に細い磁性線を挟みます。(以後、鉄線をFe線といいます)図９参照。

【0051】

T―１部分の構成は、Fe線に磁石を巻き込んだ構成になっています。(以後磁石を
５といいます)図９参照。

【0052】

Aの凸部は図６を参照に、対珠で図１・６の穴表から縁中穴６０に磁気突部T―１を出し、耳輪切痕上の該縁中穴を挟み込み、下垂体を調節し、大脳疾患、下垂体機能失調症として、糖尿病、尿崩症、や、内分泌機能失調症、婦人科疾患、肥満症やインポテンツ等に効果があるとされています。

【0053】

図６を参照に、Bの凸部は耳珠１８０で図１・６の穴表から副腎穴６６に磁気突部T―
１を出し、耳珠際の該副腎穴６６を挟むことで課題にて前記のしたように効能は、副腎皮質ホルモンの一つでコルチゾンの調節し、炎症性疾患、免疫系疾患、アレルギ―性疾患に有効で、生体の反射に能力を増強させ、血管の収縮拡張を調整させるので、ED治療に直接的な効果があります。

【0054】

図１３のこのベース部EXは、全体の一部としてのみでなく、EX部分のみ単体でも磁気治療具となり、効果は、前述の通りです。

【実施例0055】

EX部分を含む図１４で、EX部分と磁気第一延長部ET―１からなる部分で構成される磁気治療具Xで、EXから出る該延長部ET―１は、耳輪脚を避けて耳輪まで凹部の耳甲介艇１２０を上行し横隔膜上に位置する臓器穴を磁気刺激します。図1 ・５・１１・
１４を参照。

【0056】

耳甲介艇１２０には 、重要臓器の穴が並んでいます。迷走神経支配域で肝穴６１、膵臓胆嚢穴５３、腎穴５２、艇中穴５４、膀胱穴７３、 艇角穴５１とあります。肝穴は、精神失調に、膵臓胆嚢穴は、糖尿病などの膵臓疾患、腎穴は、腎虚証、泌尿器系疾患の夜尿症や小便不利に、生殖器系疾患のインポテンツ等に効果があります。また、艇角穴は、別名前立腺で、男性性器機能障害の経験穴になっています。

【0057】

実施例２ではEXと該上部で第一延長部ET―１で連結され磁気治療具Ｘとなります。図１０・11・14参照。

【0058】

効果は、磁気延長部により内臓穴の活性化により実施例1の効果に自律神経調節が加わり、総合的な臓器治療が可能になります。