(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023096945
(43)【公開日】2023-07-07
(54)【発明の名称】情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/0631 20230101AFI20230630BHJP
【FI】
G06Q10/06 302
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021213030
(22)【出願日】2021-12-27
(71)【出願人】
【識別番号】521568731
【氏名又は名称】株式会社RIKKA
(74)【代理人】
【識別番号】100179969
【弁理士】
【氏名又は名称】駒井 慎二
(72)【発明者】
【氏名】坂本 裕司
(72)【発明者】
【氏名】小野 裕之
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA10
(57)【要約】 (修正有)
【課題】従業員の業務効率や業務改善による結果等を管理する業務管理システムにおいて、業務を網羅的に特定すると共に、業務の属性に応じて、特定した業務の分類を支援する情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】従業員の業務効率や業務改善による結果等を管理する業務管理システムにおいて、情報処理装置1は、提示部2、受付部3、生成部4、取得部5、第1表示処理部6、第2表示処理部7及び集計部8を備える。このように構成することにより、業務を網羅的に特定すると共に、業務の属性に応じて、特定した業務の分類を支援することができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータに、
従業員が使用する所定のアプリケーションソフトウェアから出力された出力情報から、前記従業員が設定した業務に関する業務情報を抽出し、抽出した業務情報を提示する提示処理と、
前記業務を遂行するための思考の度合いに応じた区分に分類された前記業務に関する業務分類情報を受け付け、さらに、前記業務分類情報の区分毎に、前記業務の属性値及び前記業務に関する情報の取得元のアプリケーションソフトウェア名と、前記従業員の業務内容を評価するための指標情報と受け付ける受付処理と、
前記業務分類情報、前記業務の属性値、前記業務に関する情報の取得元のアプリケーションソフトウェア名、及び前記指標情報に基づいて、前記区分毎に前記従業員の業務内容を評価するための評価基準情報を生成する生成処理と、
を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【請求項2】
前記コンピュータに、さらに、
前記評価基準情報に基づいて、従業員が使用する各アプリケーションソフトウェアに対応する業務についての前記従業員の業務時間を示す従業員業務情報を取得する第1取得処理と、
を実行させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記第1取得処理は、前記各アプリケーションプログラムに応じて、第1の集中力を要する第1業務と前記第1の集中力よりも低い第2の集中力で足りると想定される第2業務と、情報共有を目的とする第3業務に分類された前記従業員業務情報を取得する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記コンピュータに、さらに、
前記第1業務について、スケジュール管理アプリケーションソフトウェア及び前記評価基準情報より取得される予定情報を表示すると共に、ユーザからの入力に応じて実績情報を受け付ける第1業務管理画面を表示させる第1表示処理と、
を実行させることを特徴とする請求項3に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記コンピュータに、さらに、
所定期間における、前記第1業務、前記第2業務、及び前記第3業務の作業時間を時系列で確認可能な画面を表示させ、ユーザの操作に応じて、前記所定期間における業務の内容を確定させる業務確定画面を表示させる第2表示処理と、
を実行させることを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記情報処理プログラムは、さらに、コンピュータに、
前記従業員業務情報の前記業務時間を、所定の期間単位で集計する集計処理
を実行させることを特徴とする請求項2~5のうちいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
従業員が使用する所定のアプリケーションソフトウェアから出力された出力情報から、前記従業員が設定した業務に関する業務情報を抽出し、抽出した業務情報を提示する提示部と、
前記業務を遂行するための思考の度合いに応じた区分に分類された前記業務に関する業務分類情報を受け付け、さらに、前記業務分類情報の区分毎に、前記業務の属性値及び前記業務に関する情報の取得元のアプリケーションソフトウェア名と、前記従業員の業務内容を評価するための指標情報と受け付ける受付部と、
前記業務分類情報、前記業務の属性値、前記業務に関する情報の取得元のアプリケーションソフトウェア名、及び前記指標情報に基づいて、前記区分毎に前記従業員の業務内容を評価するための評価基準情報を生成する生成部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータが、
従業員が使用する所定のアプリケーションソフトウェアから出力された出力情報から、前記従業員が設定した業務に関する業務情報を抽出し、抽出した業務情報を提示し、
前記業務を遂行するための思考の度合いに応じた区分に分類された前記業務に関する業務分類情報を受け付け、さらに、前記業務分類情報の区分毎に、前記業務の属性値及び前記業務に関する情報の取得元のアプリケーションソフトウェア名と、前記従業員の業務内容を評価するための指標情報と受け付け、
前記業務分類情報、前記業務の属性値、前記業務に関する情報の取得元のアプリケーションソフトウェア名、及び前記指標情報に基づいて、前記区分毎に前記従業員の業務内容を評価するための評価基準情報を生成し、
ことを特徴とする情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
業務管理に関する技術として、例えば、次の技術が開示されている。例えば、第1の技術として、情報処理装置1は、グループに所属する複数のメンバ夫々が行った作業の作業属性及び作業時間を示す作業情報を取得する取得部と、前記作業属性を参照して、特定の期間に発生する特定期作業の作業時間と、特定期作業以外の定常期作業の作業時間とを集計する集計部と、前記特定期作業及び定常期作業夫々の作業時間を人数値に換算する換算部と、前記特定期作業及び定常期作業夫々の人数値を時系列で示す時系列グラフを出力する出力部とを備えることにより、メンバの生産性を好適に測定する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、第2の技術として、データ処理装置は、ソフトウェアの開発者の開発作業の評価値及び日時情報を含むアウトプットを収集する収集手段と、収集されたアウトプットから時間単位別に開発者の成果量を集計する集計手段と、集計された開発者の時間単位別の成果量を出力する出力手段と、を備えることにより、ソフトウェアの開発者の成果をより適切に評価する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
さらに、第3の技術として、対象従業員の勤務状況を示す勤務状況データを記憶する記憶部を含み、前記記憶部に記憶された勤務状況データをもとにして勤務状況の管理を支援する勤務管理支援システムは、対象従業員の勤務状況を示す勤務状況データと当該対象従業員の勤務計画を示す勤務計画データとに基づいて、対象従業員の勤務状況を対象従業員ごとに検出し、対象従業員の勤務計画と対象従業員の勤務状況との相違量が所定の範囲を超える対象従業員の管理者に対して、対象従業員の働き方の改善の検討を促すメッセージを通報することにより、従業員の勤務状況が計画通りに遂行されるように勤務状況の管理を支援する技術が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2020-181574号公報
【特許文献2】特開2015-118650号公報
【特許文献3】特開2014-191716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、サーバは、各メンバが作業(業務)を行う上で操作する端末におけるアプリケーションの実行履歴(ログデータ)に基づいて、作業の作業時間及び作業属性を示す作業情報を取得し、集計処理を行っている。集計においては、メンバが行った作業を所定の基準で複数の作業群に分類し、作業群毎に生産性指数を算出し、最終的に総合的な生産性指数を算出している。このような分類を行う場合において、メンバが行った作業を、メンバによる思考又は判断を要する思考判断業務に属する作業群(第1の作業群)と、ルーティンとして機械的に処理する処理業務に属する作業群(第2の作業群)とに分類している。当該作業群の分類は、個々の作業と関連付けて作業判定テーブルに事前に設定されている。
【0007】
しかしながら、当該作業群の分類を個々の作業と関連付けて作業判定テーブルに設定するためには、業務の洗い出しを行う必要があるが、漠然とした業務の中から、必要な業務を特定するのは困難である。また、その業務の洗い出しを手作業で行うと、手間暇がかかると共に、漏れが生じる恐れがある。
【0008】
そこで、本発明は、従業員の業務効率や業務改善による結果等を管理する業務管理システムにおいて、業務を網羅的に特定すると共に、業務の属性に応じて、特定した業務の分類を支援する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態における情報処理プログラムは、コンピュータに、従業員が使用する所定のアプリケーションソフトウェアから出力された出力情報から、前記従業員が設定した業務に関する業務情報を抽出し、抽出した業務情報を提示する提示処理と、前記業務を遂行するための思考の度合いに応じた区分に分類された前記業務に関する業務分類情報を受け付け、さらに、前記業務分類情報の区分毎に、前記業務の属性値及び前記業務に関する情報の取得元のアプリケーションソフトウェア名と、前記従業員の業務内容を評価するための指標情報と受け付ける受付処理と、前記業務分類情報、前記業務の属性値、前記業務に関する情報の取得元のアプリケーションソフトウェア名、及び前記指標情報に基づいて、前記区分毎に前記従業員の業務内容を評価するための評価基準情報を生成する生成処理と、を実行させることを特徴とする。
【0010】
前記情報処理プログラムは、前記コンピュータに、さらに、前記評価基準情報に基づいて、従業員が使用する各アプリケーションソフトウェアに対応する業務についての前記従業員の業務時間を示す従業員業務情報を取得する第1取得処理と、を実行させることを特徴とする。
【0011】
前記取得処理は、前記各アプリケーションプログラムに応じて、第1の集中力を要する第1業務と前記第1の集中力よりも低い第2の集中力で足りると想定される第2業務と、情報共有を目的とする第3業務に分類された前記従業員業務情報を取得することを特徴とする。
【0012】
前記情報処理プログラムは、前記コンピュータに、さらに、前記第1業務について、スケジュール管理アプリケーションソフトウェア及び前記評価基準情報より取得される予定情報を表示すると共に、ユーザからの入力に応じて実績情報を受け付ける第1業務管理画面を表示させる第1表示処理と、を実行させることを特徴とする。
【0013】
前記情報処理プログラムは、前記コンピュータに、さらに、所定期間における、前記第1業務、前記第2業務、及び前記第3業務の作業時間を時系列で確認可能な画面を表示させ、ユーザの操作に応じて、前記所定期間における業務の内容を確定させる業務確定画面を表示させる第2表示処理と、を実行させることを特徴とする。
【0014】
前記情報処理プログラムは、コンピュータに、さらに、前記従業員業務情報の前記業務時間を、所定の期間単位で集計する集計処理を実行させることを特徴とする。
【0015】
本発明の一実施形態における情報処理装置は、従業員が使用する所定のアプリケーションソフトウェアから出力された出力情報から、前記従業員が設定した業務に関する業務情報を抽出し、抽出した業務情報を提示する提示部と、前記業務を遂行するための思考の度合いに応じた区分に分類された前記業務に関する業務分類情報を受け付け、さらに、前記業務分類情報の区分毎に、前記業務の属性値及び前記業務に関する情報の取得元のアプリケーションソフトウェア名と、前記従業員の業務内容を評価するための指標情報と受け付ける受付部と、前記業務分類情報、前記業務の属性値、前記業務に関する情報の取得元のアプリケーションソフトウェア名、及び前記指標情報に基づいて、前記区分毎に前記従業員の業務内容を評価するための評価基準情報を生成する生成部と、を備えることを特徴とする。
【0016】
本発明の一実施形態における情報処理方法において、コンピュータが、従業員が使用する所定のアプリケーションソフトウェアから出力された出力情報から、前記従業員が設定した業務に関する業務情報を抽出し、抽出した業務情報を提示し、前記業務を遂行するための思考の度合いに応じた区分に分類された前記業務に関する業務分類情報を受け付け、さらに、前記業務分類情報の区分毎に、前記業務の属性値及び前記業務に関する情報の取得元のアプリケーションソフトウェア名と、前記従業員の業務内容を評価するための指標情報と受け付け、前記業務分類情報、前記業務の属性値、前記業務に関する情報の取得元のアプリケーションソフトウェア名、及び前記指標情報に基づいて、前記区分毎に前記従業員の業務内容を評価するための評価基準情報を生成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、従業員の業務効率や業務改善による結果等を管理する業務管理システムにおいて、業務を網羅的に特定すると共に、業務の属性に応じて、特定した業務の分類を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の実施形態における情報処理装置の概要を説明する図である。
【
図2】本実施形態における業務評価システムの全体構成の一例を示す図である。
【
図3】本実施形態における業務評価システムの機能ブロック図である。
【
図4】本実施形態におけるデータベースのデータ構造の一例を示す図である。
【
図5】本実施形態における業務評価システムの全体のフローを説明するための図である。
【
図6】本実施形態における事前分析(評価基準情報の作成)処理(S1)の詳細を示すフローチャートである。
【
図7A】本実施形態における業務の属性に応じて業務を分類することを説明するための概念図(その1)である。
【
図7B】本実施形態における業務の属性に応じて業務を分類することを説明するための概念図(その2)である。
【
図8A】本実施形態における評価基準情報への情報の設定を案内するウィザード画面の一例を示す図(その1)である。
【
図8B】本実施形態における評価基準情報への情報の設定を案内するウィザード画面の一例を示す図(その2)である。
【
図8C】本実施形態における評価基準情報への情報の設定を案内するウィザード画面の一例を示す図(その3)である。
【
図9】本実施形態における評価基準情報の一例を説明する図である。
【
図10】本実施形態におけるプログラムを実行するコンピュータのハードウェア環境の構成ブロック図の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は、本発明の実施形態における情報処理装置の概要を説明する図である。情報処理装置1は、提示部2、受付部3、生成部4を含む。情報処理装置1の一例として、後述するサーバ12が挙げられる。
【0020】
提示部2は、従業員が使用する所定のアプリケーションソフトウェアから出力された出力情報から、従業員が設定した業務に関する業務情報を抽出し、抽出した業務情報を提示する。提示部2の一例として、後述する
図6のS12の処理を行う事前分析部23が挙げられる。所定のアプリケーションソフトウェアの一例として、後述するスケジュール管理アプリケーションソフトウェアが挙げられる。出力情報の一例として、後述するログが挙げられる。抽出した業務情報の提示形式の一例としては、予め登録されている案内情報を用いて、各業務がいずれかのカテゴリーに該当するかをユーザに尋ねていくことを多段階で行うようにしてもよい。
【0021】
受付部3は、業務を遂行するための思考の度合いに応じた区分に分類された業務に関する業務分類情報を受け付ける。受付部3は、さらに、業務分類情報の区分毎に、業務の属性値及び業務に関する情報の取得元のアプリケーションソフトウェア名と、従業員の業務内容を評価するための指標情報を受け付ける。受付部3の一例として、後述する
図6のS13、S14の処理を行う事前分析部23が挙げられる。業務とは、職業や事業などに関し、日常的に継続して行われる仕事であるが、業務の細分化した行為である作業も含む。思考の度合いに応じた区分は、例えば、分類した高集中力を要する創造関係の業務及び作成関係の業務、低集中力で足りる調整関係の業務、管理関係の業務、報告関係の業務、作成関係の業務、及び処理関係の業務、情報共有を目的とする社内関係業務及び社外関係業務等を含む。取得元のアプリケーションソフトウェア名の一例として、後述するスケジュール管理アプリケーション、リモートワークアプリケーション、To DO管理アプリケーション等の名称が挙げられる。
【0022】
生成部4は、業務分類情報、業務の属性値、業務に関する情報の取得元のアプリケーションソフトウェア名、及び指標情報に基づいて、区分毎に従業員の業務内容を評価するための評価基準情報を生成する。生成部4の一例として、後述する
図6のS14の処理を行う事前分析部23が挙げられる。
【0023】
このように構成することにより、従業員の業務効率や業務改善による結果等を管理する業務管理システムにおいて、業務を網羅的に特定すると共に、業務の属性に応じて、特定した業務の分類を支援することができる。
【0024】
情報処理装置1は、さらに取得部5を含む。取得部5は、評価基準情報に基づいて、従業員が使用する各アプリケーションソフトウェアに対応する業務についての従業員の業務時間を示す従業員業務情報を取得する。取得部5の一例として、S2において、各種アプリケーションと連携させた業務管理ツール37より業務情報を取得する取得部22が挙げられる。業務時間は、作業時間を含む。
【0025】
このように構成することにより、評価基準情報に基づいて、従業員が使用する各アプリケーションソフトウェアから、そのアプリケーションソフトウェアに対応する業務情報を取得、すなわち、評価基準情報に基づいて分類された業務情報を取得することができる。
【0026】
取得部5は、各アプリケーションプログラムに応じて、第1の集中力を要する第1業務と第1の集中力よりも低い第2の集中力で足りると想定される第2業務と、情報共有を目的とする第3業務に分類された前記従業員業務情報を取得する。第1の集中力を要する第1業務とは、例えば高集中力を要する業務である。第2の集中力を要する第2業務とは、例えば低集中力で足りる業務である。情報共有を目的とする第3業務とは、例えば、打ち合わせや社内会議等の他者との情報共有を行う業務である。
【0027】
このように構成することにより、高い集中力が求められる業務やそうでない業務、これら以外の業務を分類することができる。
【0028】
情報処理装置1は、さらに、第1表示処理部6を含む。第1表示処理部6は、第1業務について、スケジュール管理アプリケーションソフトウェア及び評価基準情報より取得される予定情報を表示すると共に、ユーザからの入力に応じて実績情報を受け付ける第1業務管理画面を表示させる。第1業務管理画面の一例としては、後述する高集中業務管理GUI37cが挙げられる。第1表示処理部6の一例としては、後述する表示制御部25が挙げられる。
【0029】
このように構成することにより、第1業務(例えば、高集中業務)について、予定情報と実績情報を取得することができる。
【0030】
情報処理装置1は、さらに、第2表示処理部7を含む。第2表示処理部7は、所定期間における、第1業務、第2業務、及び第3業務の作業時間を時系列で確認可能な画面を表示させ、ユーザの操作に応じて、所定期間における業務の内容を確定させる業務確定画面を表示させる。業務確定画面の一例としては、後述する業務内容確認GUI37dが挙げられる。第2表示処理部7の一例としては、後述する表示制御部25が挙げられる。
【0031】
このように構成することにより、所定期間に行った業務を各従業員に確認させ、確定させることで、日報や週報のように、その期間の業務内容の記録を上司等に報告することができる。
【0032】
情報処理装置1は、さらに、集計部8を含んでもよい。集計部8は、従業員業務情報の業務時間を、所定の期間単位で集計する。集計部8の一例として、後述する集計部24が挙げられる。集計は、従業員個人単位で行ってもよいし、複数人からなるグループ単位で行ってもよい。
【0033】
このように構成することにより、種々の集計方法を用いて、従業員の業務の効率等を把握することができる。
【0034】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0035】
図2は、本実施形態における業務評価システムの全体構成の一例を示す図である。業務評価システム11は、サーバ装置(以下、「サーバ」と称する。)12、1以上の情報処理端末(以下、「PC」と称する。)13、通信ネットワーク14を含む。サーバ12及びPC13は、無線または有線により通信ネットワーク14に接続されている。
【0036】
PC13は、ユーザ(例えば、従業員または管理職の者等)が使用する情報処理端末であり、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォンまたはタブレット端末等であってもよい。PC13には、業務で使用する種々のアプリケーションソフトウェア(以下、「アプリケーション」または「ツール」と称する。)がインストールされている。当該アプリケーションは、文書作成アプリケーション、表計算アプリケーション、電子メールアプリケーション、スケジュール管理アプリケーション、勤怠管理アプリケーション、ビジネスチャットアプリケーション、WEB会議アプリケーション(リモートワークアプリケーション)等であるが、その内容は特に限定されない。
【0037】
サーバ12は、PC13からの要求に応じて処理を行う情報処理装置である。サーバ12は、1台以上の物理的な情報処理装置により構成されるサーバシステムであってもよいし、1台以上の仮想サーバ装置により構成される仮想サーバシステムであってもよい。
【0038】
図3は、本実施形態における業務評価システムの機能ブロック図である。PC13は、インターネット上の情報を閲覧するためのWebブラウザ(以下、「ブラウザ」と称する。)36がインストールされている。ブラウザ36は、Webサーバに接続するためのソフトウェアであり、ウェブページを表示したり、ハイパーリンクをたどったりするなどの機能がある。PC13は、ブラウザ36を介して、サーバ12で生成される画像を表示することができる。
【0039】
業務管理ツール37は、ブラウザ36を介してサーバ12から提供されるWebサービスである。業務管理ツール37は、スケジュール管理アプリケーションからログを収集し業務分析の支援を行って評価基準情報33を作成したり、使用したアプリケーションのログから所定期間に行った業務の内容を表示して確定等を行うことができる。
【0040】
従業員は、業務管理ツール37をPC13上で使用することによって、PC13をブラウザ36を介してサーバ12へアクセスさせることができる。PC13がサーバ12にアクセスする場合には、例えば、予め登録されているログインユーザIDの入力が求められてもよい。
【0041】
業務管理ツール37が起動すると、ブラウザ36を介して、PC13の画面には、業務分類支援GUI37a、業務連携実行GUI37b、高集中業務管理GUI37c、業務内容確認GUI37d、集計GUI37eを表示させることができる。
【0042】
業務分類支援GUI37aは、初期設定時においてスケジュール管理アプリケーションからログを収集して業務分類の支援を行う画面(グラフィカルユーザインターフェース(GUI)」)である。業務分類支援GUI37aは、従業員が使用するスケジュール管理アプリケーションから取得したログから従業員が関係する業務を特定し、その特定した業務を表示して、案内情報を用いてウィザード機能により、所定の基準に基づいて操作者に分類してもらい、その分類結果を受け付ける。さらに、業務分類支援GUI37aは、案内情報を用いてウィザード機能により、その分類された業務に対するデフォルト値やその業務に関する情報の取得元となるアプリケーション名の候補を提示し、操作者はその候補または任意で入力した内容で確定する。すると、後述する評価基準情報が生成される。
【0043】
業務連携実行GUI37bは、評価基準情報に基づいて、業務管理ツール37と、従業員が使用する各種アプリケーションとの連携を実行するための画面(GUI)である。これにより、業務管理ツール37は、連携させたアプリケーション毎、すなわち業務毎に従業員の業務時間を取得することができる。
【0044】
高集中業務管理GUI37cは、高集中業務の予定及び実績の管理(To do管理またはタスク管理)を行うための画面(GUI)である。
【0045】
業務内容確認GUI37dは、使用したアプリケーションのログから所定期間に行った業務の内容を表示して確定するための画面(GUI)37dである。業務内容確認GUI37dは、所定期間(例えば、1日、1週間)単位で、連携させたアプリケーションから収集した従業員の業務時間を確認する画面であり、換言すれば業務日報や業務週報を作成する画面である。従業員は、業務内容確認GUI37dの内容を確認後、問題がなければ業務内容確認GUI37d中に設けられている確定ボタンを押下する。
【0046】
集計GUI37eは、所定期間における、従業員の業務の効率性や業務改善の効果性、業務の計画性を確認するために、サーバ12に対して集計処理の実行を指示したり、集計処理結果を表示させる画面である。
【0047】
サーバ12は、制御部21、記憶部31を含む。制御部21は、本実施形態に係るプログラムを読み出して実行することにより、取得部22、事前分析部23、集計部24、表示制御部25として機能する。
【0048】
取得部22は、業務管理ツール37を介して、PC13で使用しているスケジュール管理アプリケーションのログを収集し、ログから業務日程を抽出し、さらに業務を抽出する。
【0049】
また、取得部22は、業務内容確認GUI37dにて従業員により確定操作がされた各種アプリケーションの作業時間を業務の作業時間として取得する。
【0050】
事前分析部23は、取得部22により抽出された業務を、表示制御部25の制御により、ブラウザ36を介して、業務分類支援GUI37aに表示させる。このとき、事前分析部23は、ウィザード機能を用いて、予め登録された案内情報に従って、抽出された業務を表示させ、ユーザに業務の分類を促す。事前分析部23は、業務分類支援GUI37aから、操作者により決定された業務の分類に関する情報(業務分類情報)を取得する。事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aに、ウィザード機能と案内情報を用いて、その業務分類情報に対するデフォルト値やその業務の情報を取得するアプリケーション等を提案する提案情報を、表示させる。なお、操作者は、デフォルト値やその業務の情報を取得するアプリケーションを任意に設定することもできる。事前分析部23は、操作者からの指示に応じて、その業務分類情報に対するデフォルト値やその業務の情報を確定する。事前分析部23は、操作者からの指示に応じて、その業務分類情報に、従業員の業務の効率等を評価する基準となる情報(後述する代表値、評価レベル等)を付加した評価基準情報を作成する。
【0051】
集計部24は、業務管理ツール37からの要求に応じて、従業員毎に、取得した業務の作業時間について集計処理を行う。表示制御部25は、ブラウザ36を介してPC13の画面に表示させるGUIを生成し、生成したGUIの制御を行う。
【0052】
記憶部31は、例えば、ログ32、評価基準情報33、従業員データベース34、作業時間データベース35を格納する。さらに、記憶部31は、業務の分類、テーマ別のデフォルト値、分解属性、アプリケーション名の設定及びその他評価のために必要な情報の設定等を、ユーザに促すための案内情報を格納する。以下、データベースを「DB」と称する。ログ32は、各PC13から業務で使用する種々のアプリケーションのログ情報であり、従業員別に管理される。評価基準情報33は、従業員の業務効率等の評価を行うための情報である。評価基準情報33、従業員DB34、作業時間DB35については、
図4を用いて説明する。
【0053】
図4は、本実施形態におけるデータベースのデータ構造の一例を示す図である。評価基準情報33は、業務のカテゴリー、そのカテゴリーに分類された業務の従業員のデータの取得元となるアプリケーション名等を格納する。評価基準情報33は、さらに後述する
図8にて用いる「カテゴリー」、「テーマ」、「デフォルト値」、「分解属性」、「アプリケーション名」のデータ項目を含む。評価基準情報33の詳細については、
図9で後述する。
【0054】
従業員DB34は、会社に所属する従業員を管理する情報であり、例えば、「従業員ID」、「従業員名」、「入社日時」、「所属部署」等のデータ項目を含む。従業員IDは、従業員を識別する情報である。以下、従業員DB34で管理する各従業員に関する情報を従業員情報と称する。
【0055】
作業時間DB35は、各従業員の業務(作業)の業務時間(作業時間)及び業務のカテゴリーを格納する情報である。作業時間DB35は、例えば、「従業員ID」、「アプリケーション名」、「作業時間」のデータ項目を含む。項目「業務名(または作業名)」には、業務業名(または作業名)が格納される。項目「作業時間」には、その業務の作業時間の取得元のアプリケーションの開始日時~終了日時が格納される。以下、作業時間DB35で管理する各情報を作業時間情報と称する。
【0056】
図5は、本実施形態における業務評価システムの全体のフローを説明するための図である。業務評価システム11の全体のフローは、事前分析(事前準備)段階(S1~S2)と、運用(集計)段階(S3~S7)とから構成される。
【0057】
事前分析段階では、サーバ12は、業務管理ツール37からの要求に応じて、各PC13上で使用されているスケジュール管理アプリケーションのログを収集し、事前分析(評価基準情報の作成)を行う(S1)。S1の詳細は、
図6で説明する。
【0058】
次に、操作者は、業務連携実行GUI37bにより、作成した評価基準情報33に基づいて、業務管理ツール37と各種アプリケーションとを連携させる(S2)。
【0059】
次に、運用(作業効率等評価)段階では、各従業員は、業務管理ツール37と連携させた各種アプリケーションを用いて業務を行う。各従業員は、連携させた各種アプリケーションから業務別に予定情報等を取得する(S3)。サーバ12は、業務管理ツール37を介して、情報共有業務及び低集中業務に関しては、連携させた各種アプリケーションから予定情報及び実績情報を取得する。サーバ12は、高集中業務に関しては、高集中業務管理GUI37cを介して、実績情報を取得する。
【0060】
各従業員は、業務内容確認GUI37dを用いて所定期間単位(例えば、1日単位、1週間単位)で、業務の内容(作業時間)を確認し、確定する操作を行う(S4)。当該操作は、業務日報や業務週報と同様に、その期間で行った業務の内容(作業時間)を確認し、問題がなければ確定ボタンを押下して業務内容を確定する操作である。なお、業務内容は、必要に応じて編集することができる。
【0061】
指定期間の業務内容が確定すると、サーバ12(取得部22)は、業務内容確認GUI37dで確定した内容から、従業員毎に業務の作業時間を取得し、作業時間DB35に格納する(S5)。
【0062】
サーバ12(取得部22)は、集計GUI37eを介して、操作者より集計処理の実行指示を受け付ける(S6)。
【0063】
サーバ12(集計部24)は、評価基準情報33を用いて、従業員毎に、高集中業務の作業時間に関する集計処理を行う。サーバ12(表示制御部25)は、業務管理ツール37を介して、集計結果をグラフや帳票等でPC13に出力する(S7)。集計処理は、業務効率の改善を求めるならそれに適した集計方法、業務改善による効果を求めるならそれに適した集計方法、業務の計画性を求めるならそれに適した集計方法が用いられる。
【0064】
図6は、事前分析(評価基準情報の作成)処理(S1)の詳細を示すフローチャートである。S1の処理は、ログの取得処理(S11)と、業務の取得・提示処理(S12)と、業務分類案内処理(S13)と、評価基準情報への必要情報の設定処理(S14)を含む。S11~S13の処理について、
図7A及び
図7B(以下、
図7と称する。)を参照しながら説明する。
図7は、本実施形態における業務の属性に応じて業務を分類することを説明するための概念図である。
【0065】
まずは、取得部22は、PC13で使用しているスケジュール管理アプリケーションから、従業員の使用ログを取得する(S11)。取得部22は、取得したログ32を記憶部31に格納する。
【0066】
事前分析部23は、ログ32に含まれる業務日程から複数の業務名を取得する。事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、ユーザに複数の業務名を表示させる(S12)。業務日程は、例えば、「〇月〇日:XXプロジェクト打ち合わせ(AA様、BB様)」等で表される。このとき、事前分析部23は、予め登録された職務記述書情報に基づいて、業務日程から業務を取得してもよい(
図7(A))。
【0067】
次に、事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aにウィザード形式でユーザにS12で提示した各業務を分類するように案内する(S13)。事前分析部23は、記憶部31から読み出した案内情報を用いて案内を行う。これにより、業務が所定の区分に分類された業務分類情報が生成される。
【0068】
まず、事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、取得された各業務が主に個人で対応している業務なのか、または主に複数人で対応している業務なのかに分類するように案内を表示し、各業務についてその分類の設定を促す(S13-1)(
図7(B))。業務分類情報は、予め業務が分類されたデフォルト情報(創造関係、作成関係、調整関係、管理関係、報告関係、処理関係等)である。個人で対応している業務は、創造関係、作成関係、調整関係、管理関係、報告関係、処理関係等に関する業務を示す。複数人で対応している業務は、情報交換、情報提供、情報享受等を行う打ち合わせ関係等に関する業務を示す。ユーザは、その案内に従い、業務を分類していずれかのカテゴリーに設定する。
【0069】
次に、事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、複数人で対応している業務と分類された業務が、主に社内関係者向けの業務か、または、主に社外関係者向け業務かに分類するように案内を表示し、各業務についてその分類の設定を促す(S13-2)(
図7(C))。社内関係者向けの業務は、例えば、上司や社内関係者向けの業務である。社外関係者向けの業務は、お客様や取引先向けの業務である。ユーザは、その案内に従い、業務を分類していずれかのカテゴリーに設定する。
【0070】
次に、事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、個人で対応している業務と分類された業務が、高い集中力を求めて成果の質に拘ってもらいたい業務か、高い集中力を求めなくとも成果の質にバラツキが発生しない業務に分類するように案内を表示し、各業務についてその分類の設定を促す(S13-3)(
図7(D))。ユーザは、その案内に従い、業務を分類していずれかのカテゴリーに設定する。
【0071】
高い集中力を求めて成果の質に拘ってもらいたい業務は、例えば創作関係、作成関係等に関する業務である。創作関係業務とは、例えば、企画書、提案書、報告書、見積書等の業務の対象となる書類等を作成する業務である。作成関係業務とは、例えば、クレーム対応資料、電子メール(指示・依頼)等の単独では業務の対象にはならないが、その業務遂行に際して行われる必要な作成作業である。
【0072】
高い集中力を求めなくとも成果の質にバラツキが発生しない業務は、例えば、調整関係、管理関係、報告関係、作成関係、処理関係等に関する業務である。調整関係業務とは、業務における連絡、打ち合わせの日程調整等、業務を円滑に進めるための調整業務である。管理関係業務とは、例えば、予算管理、業務(又はプロジェクト)の課題・進捗等に関する管理業務である。報告関係業務とは、例えば、週報や月報等の業務報告に関する業務である。高い集中力を求められない作成関係業務とは、例えば、打ち合わせ資料、メール(連絡)、各種公式書類(契約書等)等の事務的な文書を作成する業務である。処理関係業務とは、例えば、交通費や経費の清算等の経理・会計に関する業務である。
【0073】
事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、例えば、個人で対応している業務に分類された業務を、予め登録された業務分類情報に基づいて、高い集中力を求めて成果の質に拘ってもらいたい業務か、高い集中力を求めなくとも成果の質にバラツキが発生しない業務に分類するように案内を表示し、各業務についてその分類の設定を促す。ユーザは、その案内に従い、業務を分類していずれかのカテゴリーに設定する。
【0074】
次に、事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、高い集中力を求めて成果の質に拘ってもらいたい業務に関して、競争優位創造業務か、競争劣位解消業務に分類するように案内を表示し、各業務についてその分類の設定を促す(S13-4)(
図7(E))。競争優位創造業務とは、事業において他社との競争を優位するために様々な創意工夫を検討・企画したり、行ったりするための創造的業務であり、創造関係業務を含む。競争劣位解消業務とは、事業において他社との競争を劣位する事象を解消するための業務であり、作成関係業務を含む。ユーザは、その案内に従い、業務を分類していずれかのカテゴリーに設定する。
【0075】
次に、事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、高い集中力を求めなくとも成果の質にバラツキが発生しない業務に関して、専門的なスキルが求められる業務(専門的業務)か、専門的なスキルが伴わなくとも従事できる業務(一般的業務)かに分類するように案内を表示し、各業務についてその分類の設定を促す(S13-5)(
図7(F))。ユーザは、その案内に従い、業務を分類していずれかのカテゴリーに設定する。
【0076】
なお、事前分析部23は、従業員からの指示に応じて、期待される職務記述書を全うするために既存のスケジュール管理アプリケーション上で運用している業務以外に必要な業務を新たに追加してもよい。
【0077】
次に、事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、本業務以外の業務を設定するように案内を表示し、本業以外の業務の設定を促す(S13-6)(
図7(G))。本業務以外の業務とは、期待される職務記述書に影響しないが必要な業務を示す。本業務以外の業務は、例えば、研修(社内外)、面談等のキャリア研修や、移動、休憩等のその他の業務である。本業務以外の業務を既に顕在化させられている場合、「対象:本業務以外」に分類し、設定する。本業務以外の業務を顕在化させられていない場合、「対象:本業務以外」のフォーマットに沿って分類し、設定する。例えば、キャリア開発(研修、面談、他)については、予定時間はスケジュール管理アプリケーションから取得され、その予定時間を参考に、実績時間が取得される。例えば、その他(移動、休憩)については、実績時間が取得される。
【0078】
なお、管理職の者は、本業務か否かに関わらず、任意で業務の追加、修正、削除が可能な権限を有している。事前分析部23は、管理職権限を有する者からの指示に応じて、評価基準情報33に対して、業務の追加、修正、削除を行う。
【0079】
次に、S14では、S13で業務分類情報に対して、業務分類支援GUI37aを介して、ウィザード形式で評価基準となる情報の設定を支援することにより、評価基準情報が作成される。
図9は、本実施形態における評価基準情報の一例を説明する図である。
【0080】
まずは、事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、テーマ別に、デフォルト値、分解属性、アプリケーション名の候補を提示し、設定された情報を受け付ける(S14-1)。S14-1の処理について、
図8A、
図8B、及び
図8C(以下、
図8と称する。)を参照しながら説明する。
図8は、本実施形態における評価基準情報への情報の設定を案内するウィザード画面の一例を示す図である。
図7(G)までに分類した高集中力を要する創造関係の業務及び作成関係の業務、低集中力で足りる調整関係の業務、管理関係の業務、報告関係の業務、作成関係の業務、及び処理関係の業務、情報共有を目的とする社内関係業務及び社外関係業務をそれぞれ、テーマ「創造関係」、「作成関係」、「調整関係」、「管理関係」、「報告関係」、「作成関係」、「処理関係」、「社内」、「社外」で表す。
【0081】
事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、テーマ「創造関係」について、「企画書」、「提案書」、「報告書」、「見積書」、「新サービス」等をデフォルト値の候補として提示し、設定された情報を受け付ける(
図8(A))。分解属性とは、業務を詳細化した情報の一部の情報であり、相手先社名、相手先名等の属性情報を示す。テーマ「創造関係」の「デフォルト」、「分解属性」については、これら以外にもユーザが任意に設定することができる。
【0082】
事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、テーマ「作成関係」について、「クレーム対応資料」、「メール(指示・依頼)」等をデフォルト値の候補として提示し、設定された情報を受け付ける(
図8(B))。分解属性には、相手先社名、相手先名等が属性情報の候補として提示されている。アプリケーションには、その業務で使用するアプリケーション名の候補が提示されている。なお、アプリケーションについて、業務と使用するアプリケーションが直連動している場合その使用時間を実績時間することができる。テーマ「作成関係」の「デフォルト」、「分解属性」、「アプリケーション(名)」については、これら以外にもユーザが任意に設定することができる。
【0083】
事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、テーマ「調整関係」について、「打ち合わせ日程」等をデフォルト値の候補として提示し、設定された情報を受け付ける(
図8(C))。アプリケーションには、その業務で使用するアプリケーション名の候補が提示されている。テーマ「調整関係」の「デフォルト」、「分解属性」、「アプリケーション(名)」については、これら以外にもユーザが任意に設定することができる。
【0084】
事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、テーマ「管理関係」について、「予算」、「業務(又はプロジェクト)課題・進捗」等をデフォルト値の候補として提示し、設定された情報を受け付ける(
図8(D))。分解属性には、相手先社名、相手先名等が属性情報の候補として提示されている。アプリケーションには、その業務で使用するアプリケーション名の候補が提示されている。テーマ「管理関係」の「デフォルト」、「分解属性」、「アプリケーション(名)」については、これら以外にもユーザが任意に設定することができる。
【0085】
事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、テーマ「報告関係」について、「週報(または月報)」等をデフォルト値の候補として提示し、設定された情報を受け付ける(
図8(E))。アプリケーションには、その業務で使用するアプリケーション名の候補が提示されている。テーマ「報告関係」の「デフォルト」、「分解属性」、「アプリケーション(名)」については、これら以外にもユーザが任意に設定することができる。
【0086】
事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、テーマ「作成関係」について、「打ち合わせ資料:事前」、「打ち合わせ資料:事後」、「メール(連絡)」、「各種公式書類(Ex:契約書)」等をデフォルト値の候補として提示し、設定された情報を受け付ける(
図8(F))。分解属性には、相手先社名、相手先名等が属性情報の候補として提示されている。アプリケーションには、その業務で使用するアプリケーション名の候補が提示されている。テーマ「調整関係」の「デフォルト」、「分解属性」、「アプリケーション(名)」については、これら以外にもユーザが任意に設定することができる。
【0087】
事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、テーマ「処理関係」について、「交通費・経費清算」等をデフォルト値の候補として提示し、設定された情報を受け付ける(
図8(G))。アプリケーションには、その業務で使用するアプリケーション名の候補が提示されている。
【0088】
事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、テーマ「社内」について、「朝礼」、「グループミーティング」、「〇年度検討会」等をデフォルト値の候補として提示し、設定された情報を受け付ける(
図8(H))。分解属性には、相手名、日単位、週単位、月単位、年単位が属性情報の候補として提示されている。アプリケーションには、その業務で使用するアプリケーション名の候補が提示されている。テーマ「社内」の「デフォルト」、「分解属性」、「アプリケーション(名)」については、これら以外にもユーザが任意に設定することができる。
【0089】
事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、テーマ「社外」について、「お客様」、「パートナー」等をデフォルト値の候補として提示し、設定された情報を受け付ける(
図8(I))。分解属性には、相手先社名、相手先名、日単位、週単位、月単位、年単位が属性情報の候補として提示されている。アプリケーションには、その業務で使用するアプリケーション名の候補が提示されている。テーマ「社外」の「デフォルト」、「分解属性」、「アプリケーション(名)」については、これら以外にもユーザが任意に設定することができる。
【0090】
なお、ユーザは、S14-1において、任意にテーマの追加、修正、削除を行うこともできる。
【0091】
このようにして、
図9に示すように、デフォルト値の候補が提示され、それが設定されると、事前分析部23は、評価基準情報33の項目「カテゴリー」41に対応する項目「業務名」42に、設定されたデフォルト値を「業務名」として設定する。
【0092】
次に、事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、評価基準情報33に対して業務分解の設定を行うように案内を表示し、各業務について業務分解の設定を促す(S14-2)。業務分解の設定では、
図8において、評価基準情報33に分解属性への設定がある場合に、評価基準情報33の項目「分解有」43に「1」が設定される。
【0093】
次に、事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、評価基準情報33に対して基本機能定義を設定するように案内を表示し、各業務について基本機能定義の設定を促す(S14-3)。S13において得られた業務、すなわち
図9の「業務名」42に設定された業務のうち、従業員としてどの業務に時間を投入することが、企業として期待する職務記述書に近づくことになるのかを設定する。これを基本機能業務の定義と言う。その業務を基本機能業務として設定する場合には、評価基準情報33の項目「基本機能定義」に「1」を設定する。
【0094】
次に、事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、評価基準情報33の各業務に対して許容時間を設定するように案内を表示し、各業務について項目「許容時間」45に許容時間を設定するように促す(S14-4)。許容時間とは、その業務を出力化するサイクルを言う。例えば、交通費精算作業は、その月度の使用状況を報告するものなので月単位業務である。例えば、週報は1週間の内容を報告する業務なので週単位業務である。
【0095】
次に、事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、評価基準情報33の各業務に対して定常月・週業務を設定するように案内を表示し、各業務について項目「予定」47に定常月・週業務を設定するように促す(S14-5)。定常月・週業務等の定常的業務は、ルーティン性の高い業務である。なお、項目「統制難」46は、定常的ではない業務に対して設定される項目である。
【0096】
次に、事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、評価基準情報33の各業務に対して加重値を設定するように案内を表示し、各業務について項目「加重値」48に加重値を設定するように促す(S14-6)。加重値は、対象となる業務(高集中業務)の事業戦略、及びそこから設定された職務記述書の方向性等によってその値の大小が決定される。加重値の設定は、例えば管理職(責任者)によって設定される。加重値は、効果性を評価する際の軸となり得るものであり、加重値が高い業務(例えば、A業務)と低い業務(例えば、B業務)があった場合、評価が同じであれば、加重値が高い業務(A業務)の評価の方が低い業務(B業務)よりも、最終評価は高い事になる。加重値は、優位創造業務と劣位解消業務の合計で100%になるように設定される。なお、優位創造業務で50%、劣位解消業務で50%、合計で100%という設定を配慮する必要はない。
【0097】
次に、事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、評価基準情報33の各業務に対して「レベルn(n=1,2,3,・・・)」49に評価レベルを設定するように案内を表示し、評価レベルの設定を促す(S14-7)。例えば、社外管理業務の場合、レベル1:マイナス回避(60点)、レベル2:競争劣位解消(80点)、レベル3:高水準(100点)、レベル4:競争優位創造(120点)、レベル5:競争優位拡大(140点)で設定されているとする。まず、レベル3(100点)を明文化し、そこから、レベル5に向かって加除修正し、レベル1に向かって加除修正をして、評価レベルへの設定が完成する。
【0098】
次に、事前分析部23は、表示制御部25を制御して、業務分類支援GUI37aを介して、評価基準情報33の各業務に対して、「投入希望時間」50に投入希望時間を設定するように案内を表示し、投入希望時間の設定を促す(S14-8)。投入希望時間とは、高集中業務全体に対して、平均すると1日何時間投入してもらいたいかを設定する。
【0099】
このようにしてS13、S14の処理を経ることにより、事前分析部23は、受け付けた情報に基づいて評価基準情報を作成する。なお、一定数の業務の分類・登録が終わった場合、その分類結果を教師データとして、人工知能(AI:Artificial Intelligence)に分類・登録処理を学習させてもよい。
【0100】
次に、
図5において説明した、作成した評価基準情報33に基づいて、業務管理ツール37と各種アプリケーションと連携させること(S2)について、詳述する。操作者は、業務連携実行GUI37bで所定の操作を行うと、評価基準情報に基づいて、業務管理ツール37と、従業員が使用する各種アプリケーションとの連携が実行される。これにより、業務管理ツール37は、連携させたアプリケーション毎、すなわち業務毎に従業員の業務時間を取得することができる。
【0101】
次に、
図5において説明した、連携させた各種アプリケーションから業務別に予定情報等を取得すること(S3)について、詳述する。各種アプリケーションは、評価基準情報33により、分類された業務と関係付けられているので、各種アプリケーションが特定できればそのアプリケーションから得られるデータの属性(業務)を特定することができる。例えば、スケジュール管理アプリケーション及びリモートワークアプリケーションからは、情報共有業務に関する予定情報及び実績情報が取得できる。To DO管理アプリケーションからは、高集中業務に関する予定情報が取得できる。使用アプリケーションログ回収アプリケーションからは、低集中業務に関する予定情報及び実績が取得できる。また、勤怠管理アプリケーションからは、従業者の就業時間に関する情報が取得できる。
【0102】
なお、業務の特性上、ユーザが記録しないと実績時間が残らない高集中業務については、ユーザは、高集中業務管理GUI37cにより、実績の作業時間を入力することができる。高集中業務についてスケジュール管理アプリケーションに設定されている場合には、予定の作業だけ取得することが可能であるが、実績の作業時間についてはユーザにより入力する必要がある。具体的には、サーバ12は、評価基準情報から高集中業務の業務名と、許容時間、期待レベル(評価レベル)を取得し、スケジュール管理アプリケーションから予定投入時間合計を取得し、取得したこれらの情報を予定情報として高集中業務管理GUI37cに設定する。一方、実績情報の入力については、従業員は、実績のレベル及び実績投入時間合計を高集中業務管理GUI37cに入力する。
【0103】
次に、
図5において説明した、所定期間単位(例えば、1日単位、1週間単位)で、業務の内容(作業時間)を確認し、確定すること(S4)について、詳述する。表示制御部25は、所定期間(例えば、1日、1週間)単位で、連携させたアプリケーションから収集した従業員の業務時間を確認する業務内容確認GUI37dを表示させることができる。
【0104】
例えば、業務の特性上、デジタル媒体を通じて管理・実施している情報共有業務(例えば、リモートワークアプリケーションを用いた打ち合わせ等)について、業務内容確認GUI37dには、対応するアプリケーションの動作ログに基づいて、予定「10:00-12:00」、予定「16:00-17:00」、実績「10:00-11:17」、実績「16:00-17:42」が表示される。なお、リモートワークアプリケーション等のデジタル媒体を介さない従来型の打ち合わせ等の場合には、従業者により実績の時間情報を入力する必要がある。
【0105】
例えば、業務の特性上、スケジュール管理されておらず、隙間時間で行われる低集中業務(例えば、経費処理、議事録作成)については、業務内容確認GUI37dには、対応するアプリケーションの動作ログに基づいて、実績「13:36-13:42」、実績「13:48-14:39」が表示される。
【0106】
例えば、業務の特性上、ユーザが記録しないと実績時間が残らない高集中業務については、業務内容確認GUI37dには高集中業務管理GUI37cで入力・表示された内容が業務内容確認GUI37dに表示される。
【0107】
このようにして、ユーザは、業務内容確認GUI37dに表示された内容を確認し、必要に応じてその内容を編集することができる。問題がなければ、ユーザは、業務内容確認GUI37dに設けられた確定ボタンを押下して業務内容を確定する。すると、サーバ12は、所定期間の従業員の業務時間を、区分された業務毎に取得する。
【0108】
図10は、本実施形態におけるプログラムを実行するコンピュータのハードウェア環境の構成ブロック図の一例である。コンピュータ61は、サーバ12であってもよいし、PC13であってもよい。コンピュータ61は、CPU62、ROM63、RAM64、記憶装置65、入力I/F66、出力I/F67、通信I/F68、読取装置69、バス70によって構成されている。
【0109】
ここで、CPUは、中央演算装置を示す。ROMは、リードオンリメモリを示す。RAMは、ランダムアクセスメモリを示す。I/Fは、インターフェースを示す。バス70には、CPU62、ROM63、RAM64、記憶装置65、入力I/F66、出力I/F67、通信I/F68、及び必要に応じて読取装置69が接続されていてもよい。
【0110】
CPU62は、記憶装置65から本実施形態に係るプログラムを読み出し、例えばサーバ12(制御部21)として機能する場合には、取得部22、事前分析部23、集計部24、表示制御部25として当該プログラムを実行する。ROM63は、読み出し専用のメモリを示す。RAM64は、一時的に記憶するメモリである。
【0111】
記憶装置65は、大容量の情報を記憶する装置である。記憶装置65としては、ハードディスク、ソリッドステートドライブ(SSD)、フラッシュメモリカードなど様々な形式の記憶装置を使用することができる。例えばサーバ12の記憶部31として機能する場合には、記憶装置65には、本発明の実施形態に係るプログラムや、記憶部31に格納されている各種データが記憶されている。
【0112】
入力I/F66は、キーボード、マウス、電子カメラ、ウェブカメラ、マイク、スキャナ、センサ、タブレット、タッチパネル、情報読取装置等の入力装置と接続することが可能である。また、出力I/F67は、ディスプレイ、タッチパネル、プロジェクタ、プリンタ、スピーカ等の出力装置と接続することが可能である。
【0113】
通信I/F68は、通信ネットワークと接続して他の装置と通信するためのポート等のインターフェースである。通信ネットワークは、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、専用線、有線、無線等の通信網であってよい。読取装置69は、可搬型記録媒体を読み出す装置である。
【0114】
上記実施形態で説明した処理を実現するプログラムは、プログラム提供者側から通信ネットワークおよび通信I/F68を介して、例えば記憶装置65に格納されてもよい。また、上記実施形態で説明した処理を実現するプログラムは、市販され、流通している可搬型記憶媒体に格納されていてもよい。この場合、この可搬型記憶媒体は読取装置69にセットされて、CPU62によってそのプログラムが読み出されて、実行されてもよい。可搬型記憶媒体としてはCD-ROM、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ICカード、USBメモリ装置、半導体メモリカードなど様々な形式の記憶媒体を使用することができる。このような記憶媒体に格納されたプログラムが読取装置69によって読み取られる。
【0115】
また、当該プログラムは、スタンドアローン型のコンピュータにインストールされてもよいし、クラウドコンピュータによりインストールされて機能のみをユーザに提供してもよい。また、本実施形態では、PC13にインストールされたWebブラウザを用いて、サーバ12にアクセスし、サーバ側で運用されている本実施形態に係るシステムの制御を行ったが、これに限定されない。例えば、PC13にサーバ12と通信可能な業務管理アプリケーションをインストールして、本実施形態におけるシステムを使用してもよい。
【0116】
本実施形態によれば、従業員の業務効率や業務改善による結果等を管理する業務管理システムにおいて、業務を網羅的に特定すると共に、業務の属性に応じて、特定した業務の分類を支援することができる。また、分類された特定の業務(例えば、高集中業務)に関して、種々の集計を行うことにより、特定の業務に関して多面的に従業員の業務効率や業務改善の効果、計画性等を評価することができる。
【0117】
以上、実施形態、変形例に基づき本態様について説明してきたが、上記した態様の実施の形態は、本態様の理解を容易にするためのものであり、本態様を限定するものではない。本態様は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本態様にはその等価物が含まれる。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することができる。
【符号の説明】
【0118】
1 情報処理装置
2 提示部
3 受付部
4 生成部
5 取得部
6 第1表示処理部
7 第2表示処理部
8 集計部
11 業務評価システム
12 サーバ
13 PC
14 通信ネットワーク
21 制御部
22 取得部
23 事前分析部
24 集計部
25 表示制御部
31 記憶部
32 ログ
33 評価基準情報
34 従業員DB
35 作業時間DB
36 制御部
37 業務管理ツール
37a 業務分類支援GUI
37b 業務連携実行GUI
37c 高集中業務管理GUI
37d 業務内容確認GUI
37e 集計GUI