(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023097169
(43)【公開日】2023-07-07
(54)【発明の名称】乗り物用シート
(51)【国際特許分類】
B60N 2/68 20060101AFI20230630BHJP
【FI】
B60N2/68
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021213361
(22)【出願日】2021-12-27
(71)【出願人】
【識別番号】000220066
【氏名又は名称】テイ・エス テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088580
【弁理士】
【氏名又は名称】秋山 敦
(74)【代理人】
【識別番号】100195453
【弁理士】
【氏名又は名称】福士 智恵子
(74)【代理人】
【識別番号】100205501
【弁理士】
【氏名又は名称】角渕 由英
(72)【発明者】
【氏名】和田 仁明
(72)【発明者】
【氏名】渡邊 弘規
【テーマコード(参考)】
3B087
【Fターム(参考)】
3B087DB03
3B087DB04
3B087DE02
(57)【要約】
【課題】シートフレームの組み立て作業を効率化することが可能な乗り物用シートを提供する。
【解決手段】乗り物用シートは、クッションフレーム20を備えている。クッションフレーム20は、シート幅方向の左右側方に配置されるサイドフレーム21と、左右のサイドフレーム21を連結するパンフレーム30(連結フレーム)と、を備えている。サイドフレーム21は、パンフレーム30に設けられた係合凹部50(被係合部)に係合し、パンフレーム30を位置決めする係合凸部40(係合部)を有している。係合凸部40は、サイドフレーム21及びとパンフレーム30の対向方向(上下方向)において、係合凹部50側へ向かって突出するように形成されている。係合凹部50は、上記対向方向とは交差する交差方向において係合凸部40に当接することで、係合凸部40に係合している。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
骨格となるシートフレームを備えた乗り物用シートであって、
前記シートフレームは、
シート幅方向の左右側方に配置されるサイドフレームと、
左右の前記サイドフレームを連結する連結フレームと、を備え、
前記サイドフレームは、前記連結フレームに設けられた被係合部に係合し、前記連結フレームを位置決めする係合部を有し、
前記係合部及び前記被係合部の一方は、前記サイドフレームと前記連結フレームが対向する対向方向において、前記係合部及び前記被係合部の他方側へ向かって突出するように形成され、
前記他方は、前記対向方向とは交差する交差方向において前記一方に当接することで、前記一方に係合していることを特徴とする乗り物用シート。
【請求項2】
前記一方は、前記対向方向において前記他方側へ向かって突出する係合凸部であって、
前記他方は、前記係合凸部に係合する係合穴、又は、前記対向方向において前記一方側とは反対側へ向かって窪む係合凹部であることを特徴とする請求項1に記載の乗り物用シート。
【請求項3】
前記係合部は、
前記対向方向及び前記交差方向において前記被係合部に当接し、
前記対向方向及び前記交差方向において前記連結フレームを位置決めすることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗り物用シート。
【請求項4】
前記係合部は、前記サイドフレームのシート幅方向の外側端部に形成され、
前記被係合部は、前記連結フレームのシート幅方向の外側端部に形成され、
前記係合部及び前記被係合部が、前記シートフレームにおいて前記シートフレームのシート幅方向の外側に露出していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗り物用シート。
【請求項5】
前記連結フレームは、板状のフレームから形成され、
前記連結フレームは、前記連結フレームの表面に凸部又は凹部として形成され、シート幅方向に延びている補強部を有し、
前記被係合部は、前記連結フレームの表面において前記補強部を避けた位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗り物用シート。
【請求項6】
前記サイドフレームは、シート前後方向に延びるサイドフレームであって、
前記連結フレームは、左右の前記サイドフレームの前方部分に架設されるパンフレームであって、
前記補強部は、凹状の補強凹部として形成され、
前記パンフレームにおいて前記補強凹部が形成された部分の上面には、前記乗物用シートのシート構成部品を掛け止めるための掛け止め部が形成され、
前記被係合部は、シート幅方向の左右側方にそれぞれ形成され、シート幅方向において前記補強凹部を挟む位置に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の乗り物用シート。
【請求項7】
前記サイドフレームは、シート前後方向に延びるサイドフレームであって、
前記連結フレームは、左右の前記サイドフレームの前方部分に架設されるパンフレームであって、
前記サイドフレームは、前記サイドフレームの上端部に形成され、前記サイドフレームの本体部分からシート幅方向の一方側に突出するフランジ部を有し、
前記係合部は、
前記フランジ部の上面に形成され、
前記フランジ部の上面と前記パンフレームの底面とが重ね合わされた状態で、前記パンフレームの底面に形成された前記被係合部に係合することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の乗り物用シート。
【請求項8】
前記連結フレームは、前記連結フレーム及び前記サイドフレームが対向する面において複数の取り付け部材を締結することで前記サイドフレームと連結され、
前記係合部、前記被係合部は、それぞれシート前後方向において第1の取り付け部材と第2の取り付け部材の間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の乗り物用シート。
【請求項9】
前記係合部、前記被係合部は、
それぞれシート幅方向に沿って延びており、
それぞれ前記第1の取り付け部材及び前記第2の取り付け部材よりもシート幅方向の外側へ延出し、かつ、前記第1の取り付け部材及び前記第2の取り付け部材よりもシート幅方向の内側へ延出していることを特徴とする請求項8に記載の乗り物用シート。
【請求項10】
前記サイドフレームは、シート前後方向に延びるサイドフレームであって、
前記連結フレームは、左右の前記サイドフレームの前方部分に架設されるパンフレームであって、
前記パンフレームは、シート幅方向に長尺なフレーム本体部と、前記フレーム本体部のシート幅方向の両端部からそれぞれ下方に突出している左右のフレーム側壁部と、を有し、
前記パンフレームにおいて前記フレーム側壁部と前記被係合部が、シート前後方向において異なる位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の乗り物用シート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗り物用シートに係り、特に、シートクッションの骨格となるクッションフレームを備えた乗り物用シートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載のように、クッションフレームを備え、当該クッションフレームが、左右側方に配置されるサイドフレームと、左右のサイドフレームの前方部分に架設された板状のパンフレームとを有している車両用シートが知られている。
このとき、板状のパンフレームは、当該パンフレームの左右両端部がそれぞれ左右のサイドフレームの上面に当接した状態でリベット(取り付けボルト)を締結することで、左右のサイドフレームと連結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のような車両用シートにおいて、シートフレーム(特にクッションフレーム)の組み立て作業をより効率化することが求められていた。
例えば、左右のサイドフレーム(一方のフレーム)に対してパンフレーム(他方のフレーム)を連結するときに、両方のフレームの位置調整を容易にすることで、フレームの組立作業の工数を削減することが求められていた。
また例えば、シートフレームの構成部品数を削減することで、組立作業を効率化することが求められていた。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、骨格となるシートフレームの組み立て作業を効率化することが可能な乗り物用シートを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、シートフレームの構成部品数を削減することで、組立作業を効率化することが可能な乗り物用シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題は、本発明の乗り物用シートによれば、骨格となるシートフレームを備えた乗り物用シートであって、前記シートフレームは、シート幅方向の左右側方に配置されるサイドフレームと、左右の前記サイドフレームを連結する連結フレームと、を備え、前記サイドフレームは、前記連結フレームに設けられた被係合部に係合し、前記連結フレームを位置決めする係合部を有し、前記係合部及び前記被係合部の一方は、前記サイドフレームと前記連結フレームが対向する対向方向において、前記係合部及び前記被係合部の他方側へ向かって突出するように形成され、前記他方は、前記対向方向とは交差する交差方向において前記一方に当接することで、前記一方に係合していること、により解決される。
上記構成により、シートフレームの組み立て作業を効率化することが可能な乗り物用シートを実現することができる。
詳しく述べると、サイドフレーム及び連結フレームの対向方向において、サイドフレームの係合部に対して連結フレームの被係合部を係合させることで、上記対向方向とは交差する交差方向において両者のフレームの位置決めを容易に行うことができる。また、位置決めを容易に行うことができるため、両者のフレームの組立作業の工数を削減できる。
【0007】
このとき、前記一方は、前記対向方向において前記他方側へ向かって突出する係合凸部であって、前記他方は、前記係合凸部に係合する係合穴、又は、前記対向方向において前記一方側とは反対側へ向かって窪む係合凹部であると良い。
上記構成により、シンプルな形状の係合凸部及び係合凹部によって、両者のフレームの位置決めを容易に行うことができる。
【0008】
このとき、前記係合部は、前記対向方向及び前記交差方向において前記被係合部に当接し、前記対向方向及び前記交差方向において前記連結フレームを位置決めすると良い。
上記構成により、より精度高く両者のフレームを位置決めすることができる。
【0009】
このとき、前記係合部は、前記サイドフレームのシート幅方向の外側端部に形成され、前記被係合部は、前記連結フレームのシート幅方向の外側端部に形成され、前記係合部及び前記被係合部が、前記シートフレームにおいて前記シートフレームのシート幅方向の外側に露出していると良い。
上記構成により、シートフレームの組み立て作業において係合部及び被係合部の係合状態を容易に確認することができる。そのため、シートフレームの組み立て作業を一層効率化することができる。
【0010】
このとき、前記連結フレームは、板状のフレームから形成され、前記連結フレームは、前記連結フレームの表面に凸部又は凹部として形成され、シート幅方向に延びている補強部を有し、前記被係合部は、前記連結フレームの表面において前記補強部を避けた位置に形成されていると良い。
上記構成により、連結フレームを好適に補強することができる。
また上記構成により、連結フレームに例えば突出形状の被係合部を形成するときに、連結フレームのうち凹凸形状の補強部を避けて形成することで、被係合部の上下方向の突出量を減らすことができる。その結果、被係合部が他の構成部品と干渉することを抑制することができる。
【0011】
このとき、前記サイドフレームは、シート前後方向に延びるサイドフレームであって、前記連結フレームは、左右の前記サイドフレームの前方部分に架設されるパンフレームであって、前記補強部は、凹状の補強凹部として形成され、前記パンフレームにおいて前記補強凹部が形成された部分の上面には、前記乗物用シートのシート構成部品を掛け止めるための掛け止め部が形成され、前記被係合部は、シート幅方向の左右側方にそれぞれ形成され、シート幅方向において前記補強凹部を挟む位置に配置されていると良い。
上記構成により、パンフレーム(掛け止め部)に対するシート構成部品の組み付け剛性を高めることができる。なお、シート構成部品として例えば表皮材が想定され、パンフレーム(掛け止め部)に対し表皮材の表皮端末部を掛け止めることができる。
また、被係合部と、シート構成部品(例えば表皮端末部)との干渉を抑制することもできる。
【0012】
このとき、前記サイドフレームは、シート前後方向に延びるサイドフレームであって、前記連結フレームは、左右の前記サイドフレームの前方部分に架設されるパンフレームであって、前記サイドフレームは、前記サイドフレームの上端部に形成され、前記サイドフレームの本体部分からシート幅方向の一方側に突出するフランジ部を有し、前記係合部は、前記フランジ部の上面に形成され、前記フランジ部の上面と前記パンフレームの底面とが重ね合わされた状態で、前記パンフレームの底面に形成された前記被係合部に係合すると良い。
上記構成により、サイドフレームの係合部に対しパンフレームの被係合部を上下方向において係合させることができる。そのため、両者のフレームの位置決めをより容易に行うことができる。
【0013】
このとき、前記連結フレームは、前記連結フレーム及び前記サイドフレームが対向する面において複数の取り付け部材を締結することで前記サイドフレームと連結され、前記係合部、前記被係合部は、それぞれシート前後方向において第1の取り付け部材と第2の取り付け部材の間に配置されていると良い。
上記構成により、第1の取り付け部材及び第2の取り付け部材の締結位置における位置決め精度が高くなる。そのため、第1の取り付け部材及び第2の取り付け部材の締結作業を効率良く行うことができる。
【0014】
このとき、前記係合部、前記被係合部は、それぞれシート幅方向に沿って延びており、それぞれ前記第1の取り付け部材及び前記第2の取り付け部材よりもシート幅方向の外側へ延出し、かつ、前記第1の取り付け部材及び前記第2の取り付け部材よりもシート幅方向の内側へ延出していると良い。
上記構成により、係合部及び被係合部による前後方向及び上下方向における位置決め精度を高くすることができる。
また上記構成により、第1の取り付け部材及び第2の取り付け部材の締結作業をより効率良く行うことができる。
【0015】
このとき、前記サイドフレームは、シート前後方向に延びるサイドフレームであって、前記連結フレームは、左右の前記サイドフレームの前方部分に架設されるパンフレームであって、前記パンフレームは、シート幅方向に長尺なフレーム本体部と、前記フレーム本体部のシート幅方向の両端部からそれぞれ下方に突出している左右のフレーム側壁部と、を有し、前記パンフレームにおいて前記フレーム側壁部と前記被係合部が、シート前後方向において異なる位置に形成されていると良い。
上記構成により、フレーム側壁部によってパンフレームの剛性を高めることができ、被係合部によってサイドフレームに対するパンフレームの位置決めを行うことができる。その際にフレーム側壁部と、被係合部とが互いに干渉することも避けることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、シートフレームの組み立て作業を効率化することが可能な乗り物用シートを実現できる。詳しく述べると、両者のフレームの位置決めを容易に行うことができる。また、両者のフレームの組立作業の工数を削減できる。
また本発明によれば、より精度高く両者のフレームを位置決めすることができる。
また本発明によれば、シートフレームの組み立て作業において係合部及び被係合部の係合状態を容易に確認することができる。
また本発明によれば、連結フレームを好適に補強することができる。
また本発明によれば、係合部及び被係合部が他の構成部品と干渉することを抑制することができる。
また本発明によれば、パンフレーム(掛け止め部)に対するシート構成部品の組み付け剛性を高めることができる。
また本発明によれば、第1の取り付け部材及び第2の取り付け部材の締結作業を効率良く行うことができる。
また本発明によれば、パンフレームの剛性を高め、サイドフレームに対するパンフレームの位置決めを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本実施形態の乗り物用シートの斜視図である。
【
図2】乗り物用シートの骨格となるシートフレームの斜視図である。
【
図3】クッションフレームの斜視図であって、サイドフレーム及びパンフレームを示す図である。
【
図4】クッションフレームの要部拡大図であって、係合凸部及び係合凹部を示す図である。
【
図8A】変形例1の係合凸部及び係合凹部を示す図である。
【
図8B】変形例2の係合凸部及び係合穴を示す図である。
【
図8C】変形例3の係合凸部及び係合穴を示す図である。
【
図8D】変形例4の係合凸部及び係合穴を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係る実施形態について、
図1~
図8Dを参照しながら説明する。
本実施形態は、シートフレームを備えた乗り物用シートであって、シートフレームは、シート幅方向の左右側方に配置されるサイドフレームと、左右のサイドフレームを連結する連結フレームと、を備え、サイドフレームは、連結フレームに設けられた被係合部に係合し、連結フレームを位置決めする係合部を有し、係合部及び被係合部の一方は他方へ向かって突出し、当該他方は当該一方に当接することで一方に係合していることを主な特徴とする乗り物用シートの発明に関するものである。
なお、乗り物用シートのシートバックに対して乗員が着座する側がシート前方側となる。
【0019】
本実施形態の乗り物用シートSは、
図1に示すように、車両用シートであって、シートバック1と、シートクッション2とを備えるシート本体と、
図2に示すように、車体フロアに対してシート本体を前後移動可能に支持するレール装置3と、車体フロアに対してシート本体を昇降可能に連結するハイトリンク装置4と、シートクッション2に対してシートバック1を回動可能に連結するリクライニング装置5と、から主に構成されている。
【0020】
シートバック1は、
図1に示すように、着座者を後方から支持する背もたれ部であって、骨格となる
図2に示すバックフレーム10にパッド材1aを載置して表皮材1bで被覆されて構成されている。
シートクッション2は、着座者を下方から支持する着座部であって、骨格となる
図2に示すクッションフレーム20にパッド材2aを載置して表皮材2bで被覆されて構成されている。
【0021】
レール装置3は、
図2に示すように、上下方向においてシート本体と車体フロアとの間に配置されており、車体フロアに固定され、シート前後方向に延びる左右のロアレール3aと、ロアレール3aに沿って摺動可能に支持される左右のアッパレール3bと、ロアレール3aに対してアッパレール3bを摺動不能にロックする不図示のロック部材と、当該ロック部材のロック状態を解除するためのレール用操作レバー3cと、から主に構成されている。
左右のアッパレール3bの上面には、ハイトリンク装置4を介してクッションフレーム20が架設されている。
【0022】
ハイトリンク装置4は、
図2に示すように、レール装置3とクッションフレーム20の間に取り付けられ、シート前方側に配置される左右の第1リンク4aと、シート後方側に配置される左右の第2リンク4bと、シート本体を昇降不能にロックする不図示のロック部材と、当該ロック部材のロック状態を解除するための不図示のハイト用操作レバーと、から主に構成されている。そして、第2リンク4bが駆動リンクとなってシート本体の高さを調整することが可能な装置である。
【0023】
リクライニング装置5は、
図2に示すように、バックフレーム10を回動させるときに駆動するリクライニング本体5aと、回動軸5bと、バックフレーム10を回動軸5bを中心として前方回転させるように付勢する渦巻きバネ5cと、バックフレーム10のロック状態を解除するために操作される不図示のリクラ用操作レバーと、から主に構成されている。
【0024】
リクライニング本体5aは、公知なロック機構を有し、バックフレーム10の状態を、クッションフレーム20に対して固定されたロック状態と、クッションフレーム20に対して回動可能なロック解除状態との間で切り替えることが可能である。
回動軸5bは、シート幅方向においてバックフレーム10側とクッションフレーム20側とに軸支され、渦巻きバネ5cは、その一端部がバックフレーム10側に係止され、他端部がクッションフレーム20側に係止されている。
【0025】
バックフレーム10は、
図2に示すように、略矩形状の枠状体からなり、左右側方に配置されるバックサイドフレーム11と、各バックサイドフレーム11の上端部分を連結する逆U字形状の上部フレーム12と、各バックサイドフレーム11の下端部分を連結するプレート形状の下部フレーム13と、各バックサイドフレーム11の上方部分を連結するメンバーフレーム14と、各バックサイドフレーム11にそれぞれ掛け止めされ、蛇状に延びている不図示の弾性バネと、から主に構成されている。
バックサイドフレーム11は、上下方向に延出し、横断面略C字形状からなる板金部材であって、その下端部分がリクライニング装置5を介してサイドフレーム21の後端部分と連結されている。
【0026】
バックサイドフレーム11は、
図2に示すように、上部フレーム12に設けられた係合凹部150に係合し、上部フレーム12を位置決めする係合凸部140を有している。
なお、バックサイドフレーム11は「サイドフレーム」に相当し、上部フレーム12は「連結フレーム」に相当する。
係合凸部140は、バックサイドフレーム11と上部フレーム12が対向する対向方向(シート前後方向)において、係合凹部150側(シート前方側)へ向かって突出するように形成されている。
係合凹部150は、上記対向方向において係合凸部140側とは反対側(シート前方側)へ窪むように形成されている。係合凹部150は、上記対向方向(シート前後方向)とは交差する交差方向(上下方向及びシート幅方向)において係合凸部140に当接することで、係合凸部140に係合している。
【0027】
クッションフレーム20は、
図2、
図3に示すように、略矩形状の枠状体からなり、左右側方に配置され、シート前後方向に延びているサイドフレーム21と、各サイドフレーム21の前端部分に架設される板状のパンフレーム30と、各サイドフレーム21の前方部分を連結する前方連結フレーム22と、各サイドフレーム21の後方部分を連結する後方連結フレーム23と、パンフレーム30及び後方連結フレーム23に掛け止めされ、シート前後方向に蛇状に延びている複数の弾性バネ24と、から主に構成されている。
【0028】
サイドフレーム21は、
図3~
図7に示すように、シート前後方向に長尺な板状フレームであって、フレーム本体部21aと、フレーム本体部21aの上端部及び下端部それぞれからシート幅方向の外側に屈曲して突出する上端フランジ部21b及び下端フランジ部21cと、を有している。
また、サイドフレーム21は、フレーム本体部21aの側面の一部を切り起こして形成され、表皮材2bの端末部を掛け止めするための表皮掛け止め部21dを有している。
また、サイドフレーム21は、上端フランジ部21bの上面に形成され、パンフレーム30を取り付けるための取り付け穴21e(取り付け部)を有している。
表皮掛け止め部21d、取り付け穴21eは、それぞれシート前後方向に所定の間隔を空けて複数形成されている。
なお、サイドフレーム21の後端部には、リクライニング装置5が取り付けられている。
【0029】
サイドフレーム21は、
図4に示すように、上端フランジ部21bの上面に形成され、パンフレーム30に設けられた係合凹部50に係合し、パンフレーム30を位置決めするための係合凸部40を有している。
なお、サイドフレーム21は「サイドフレーム」に相当し、パンフレーム30は「連結フレーム」に相当する。
【0030】
前方連結フレーム22、後方連結フレーム23は、
図2に示すように、それぞれパイプ状のフレームであって、それぞれ左右のサイドフレーム21を連結するととともに、左右のリンク(第1リンク4a、第2リンク4b)を連結している。
【0031】
弾性バネ24は、着座者の臀部を支持する弾性支持部材であって、シート幅方向において所定の間隔を空けて複数設けられている。
弾性バネ24の前端部分は、パンフレーム30の上面に形成されたバネ掛け止め部37に掛け止めされている。また、弾性バネ24の後端部分は、後方連結フレーム23にフック部材を介して取り付けられている。
【0032】
パンフレーム30は、
図3~
図7に示すように、左右のサイドフレーム21の上面に架設され、着座者の大腿部を支持する板状のフレーム(連結フレーム)である。パンフレーム30のシート幅方向の側方部分が、サイドフレーム21の上面に載置されて取り付けられている。
具体的には、パンフレーム30は、シート幅方向に長尺な矩形板状のフレーム本体部31と、フレーム本体部31の前端部から下方に突出しているフレーム前壁部32と、フレーム本体部31の左右両端部からそれぞれ下方に突出している左右のフレーム側壁部33と、から主に構成されている。
【0033】
なお、フレーム前壁部32及びフレーム側壁部33の先端部には、当該先端部の先端を上方へ折り曲げることで形成された折り曲げ部32a、33aが形成されている。
折り曲げ部32aは、シート幅方向に沿って延びるように連続して形成されており、具体的には、カーリング加工によって形成されている。
【0034】
パンフレーム30は、
図3、
図6に示すように、フレーム本体部31の上面に凹部として形成され、シート幅方向に延びている第1補強凹部34及び第2補強凹部35を備えている。
第1補強凹部34、第2補強凹部35は、それぞれシート幅方向に長尺な略矩形状の補強部であって、第1補強凹部34は、第2補強凹部35よりもシート前方位置に配置されている。
【0035】
第1補強凹部34の上面には、表皮材2bの端末部を掛け止めるための表皮掛け止め部36が形成されている。
また、第2補強凹部35の上面には、弾性バネ24の一端を掛け止めるためのバネ掛け止め部37が形成されている。
表皮掛け止め部36は、第1補強凹部34の上面を一部切り起こして形成されており、シート幅方向に間隔を空けて複数形成されている。
バネ掛け止め部37は、第2補強凹部35の上面を一部切り起こして形成されており、シート幅方向に所定の間隔を空けて複数形成されている。
表皮掛け止め部36とバネ掛け止め部37は、シート幅方向において異なる位置に配置されている。
【0036】
パンフレーム30は、
図3~
図5に示すように、フレーム本体部31のシート幅方向の両端部にそれぞれ形成され、左右のサイドフレーム21を取り付けるための左右の取り付け穴38を備えている。
パンフレーム30の取り付け穴38と、サイドフレーム21の取り付け穴21eとが連通した状態で取り付けボルト39が締結されることで、サイドフレーム21に対しパンフレーム30が組み付けられる。
左右の取り付け穴38は、それぞれシート前後方向に間隔を空けて複数形成されている。本実施形態においては2つずつ形成されている。
【0037】
パンフレーム30は、フレーム本体部31のシート幅方向の両端部に形成され、サイドフレーム21に設けられた係合凸部40に係合する係合凹部50を有している。
【0038】
<係合凸部、係合凹部の詳細>
係合凸部40は、
図3~
図7に示すように、サイドフレーム21とパンフレーム30が対向する対向方向(上下方向)において、係合凹部50側(上方側)へ向かって突出するように形成されている。
係合凹部50は、上下方向において係合凸部40側とは反対側(上方側)へ窪むように形成されている。
なお、係合凸部140、係合凹部150については、係合凸部40、係合凹部50と同様の構成であるため、説明を省略することとする。
【0039】
具体的には、係合凸部40、係合凹部50は、それぞれ横断面略半楕円形状を有し、縦断面略扇形形状を有しており、湾曲するように形成されている。
係合凸部40は、
図4に示すように、サイドフレーム21の上面から上方へ突出する前壁部41、後壁部42及び側壁部43と、前壁部41、後壁部42及び側壁部43それぞれの上端部を連結する上壁部44と、を有している。
係合凹部50は、パンフレーム30の表面から上方へ突出する前壁部51、後壁部52及び側壁部53と、前壁部51、後壁部52及び側壁部53それぞれの上端部を連結する上壁部54と、を有している。
【0040】
係合凸部40は、上端フランジ部21bの上面とパンフレーム30の底面とが重ね合わされた状態で、パンフレーム30の底面に形成された係合凹部50に係合している。
そして、係合凸部40は、上下方向、シート前後方向及びシート幅方向において係合凹部50に当接し(突き当たり)、パンフレーム30を位置決めしている。
【0041】
上記構成において、
図4、
図5に示すように、係合凸部40は、サイドフレーム21のシート幅方向の外側端部に形成されており、また係合凹部50は、パンフレーム30のシート幅方向の外側端部に形成されている。
すなわち、係合凸部40及び係合凹部50が、クッションフレーム20のシート幅方向の外側に露出している。
そうすることで、シートフレームの組み立て作業において係合凸部40及び係合凹部50の係合状態を容易に確認することができる。そして、シートフレームの組み立て作業を効率化することができる。
【0042】
上記構成において、
図6に示すように、係合凹部50は、パンフレーム30の表面において第1補強凹部34、第2補強凹部35を避けた位置に形成されている。
そうすることで、パンフレーム30を好適に補強することができる。
また、パンフレーム30のうち、凹凸形状の補強凹部34、35を避けて係合凹部50を形成することで、係合凹部50の上下方向の突出量を減らすことができる。その結果、係合凹部が他の構成部品と干渉することを抑制できる。
【0043】
上記構成において、
図6に示すように、パンフレーム30において第1補強凹部34の上面には、表皮掛け止め部36が形成されている。また、第2補強凹部35の上面には、バネ掛け止め部37が形成されている。
そして、係合凹部50は、シート幅方向の左右側方にそれぞれ形成され、シート幅方向において補強凹部34、35を挟む位置に配置されている。
そうすることで、パンフレーム30の剛性を高めながら、係合凹部50と、シート構成部品(具体的には表皮材2b、弾性バネ24)との干渉を抑制することができる。
【0044】
上記構成において、
図6に示すように、係合凸部40、係合凹部50は、それぞれシート前後方向において第1取り付けボルト39Aと第2取り付けボルト39Bの間に配置されている。
また、係合凸部40、係合凹部50は、それぞれシート幅方向に沿って長尺に延びている。具体的には、それぞれ取り付けボルト39A、39Bよりもシート幅方向の外側へ延出しており、かつ、取り付けボルト39A、39Bよりもシート幅方向の内側へ延出している。
そうすることで、取り付けボルト39A、39Bにおける位置決め精度が高くなる。そのため、取り付けボルト39A、39Bの締結作業を効率良く行うことができる。
【0045】
上記構成において、
図5に示すように、パンフレーム30においてフレーム側壁部33と係合凹部50が、シート前後方向において異なる位置に形成されている。
また、フレーム側壁部33が下方へ突出しており、係合凹部50が上方へ突出している。
そうすることで、フレーム側壁部33によってパンフレーム30の剛性を高めながら、係合凹部50によってサイドフレーム21に対するパンフレーム30の位置決めを行うことができる。その際にフレーム側壁部33と、係合凹部50とが互いに干渉することも避けることができる。
【0046】
<クッションフレームの変形例1~4>
次に、クッションフレームの変形例1~4について、
図8A~
図8Dに基づいて説明する。
なお、上述のクッションフレーム20と重複する内容については説明を省略する。
【0047】
変形例1のクッションフレーム220では、
図8Aに示すように、サイドフレーム221が係合凸部240を有しており、パンフレーム230が係合凹部250を有している。
係合凸部240は、サイドフレーム221から係合凹部250側へ向かって突出した略矩形状の凸部である。
係合凹部250は、上下方向において係合凸部240側とは反対側(上方側)へ窪むように形成された略矩形状の凹部である。
係合凸部240、係合凹部250は、例えばプレス成形によって形成されている。
【0048】
具体的には、係合凸部240は、サイドフレーム221の上面から上方へ突出する前壁部241、後壁部242及び左右の側壁部243と、上壁部244と、を有している。
係合凹部250も同様にして、前壁部251、後壁部252及び左右の側壁部253と、上壁部254と、を有している。
つまりは、係合凸部240と、係合凹部250とが、シート前後方向及びシート左右方向の四方向において互いに当接している。
【0049】
上記構成であっても、シートフレームの組み立て作業を効率化することが可能な乗り物用シートとなる。特に、両者のフレームの位置決め精度が向上し、両者のフレームの位置決めを容易に行うことができる。
【0050】
変形例2のクッションフレーム320では、
図8Bに示すように、サイドフレーム321が係合凸部340を有しており、パンフレーム330が係合穴350を有している。
係合凸部340は、上下方向においてサイドフレーム321から係合穴350側へ向かって突出した略矩形状の凸部である。
係合穴350は、上下方向に貫通した略矩形状の貫通穴である。
係合凸部340は、係合穴350を貫通して係合穴350よりも上方へ突出しており、係合穴350の縁部分に略全周にわたって当接している。
【0051】
上記構成であっても、シートフレームの組み立て作業を効率化することが可能な乗り物用シートとなる。すなわち、両者のフレームの位置決めを容易に行うことができる。
【0052】
変形例3のクッションフレーム420では、
図8Cに示すように、サイドフレーム421が係合凸部440を有しており、パンフレーム430が係合穴450を有している。
係合凸部440は、サイドフレーム421の上面の一部を切り欠いて形成された矩形板状の切り起こし部である。
具体的には、係合凸部440は、上方へ突出する切り起こし部441と、切り起こし部441の先端部を折り返して形成される折り返し部442と、を有している。
係合穴450は、上下方向に貫通した略矩形状の貫通穴である。
【0053】
係合凸部440は、係合穴450を貫通して係合穴450よりも上方へ突出しており、係合穴450の縁部分に当接している。
詳しく述べると、係合凸部440は、係合穴450の全縁部分のうち、前縁部分と、左縁部分と、右縁部分とに当接している。
【0054】
上記構成であっても、シートフレームの組み立て作業を効率化することが可能な乗り物用シートとなる。すなわち、両者のフレームの位置決めを容易に行うことができる。
【0055】
変形例4のクッションフレーム520では、
図8Dに示すように、サイドフレーム521が係合切り込み部540を有しており、パンフレーム530が係合折り曲げ部550を有している。
係合切り込み部540は、サイドフレーム521の上面の外側端部を一部切り欠いて形成された略矩形状の切り込み部である。
係合折り曲げ部550は、パンフレーム530の外側端部の一部を下方へ折り曲げて形成された折り曲げ部分(屈曲部分)である。
なお、パンフレーム530は、フレーム本体部531から係合折り曲げ部550にかけて凸状に形成された補強ビード560を有している。
【0056】
係合折り曲げ部550は、係合切り込み部540の底壁部541と、前後の側壁部542、543とに当接することで位置決めされている。つまり、パンフレーム530がサイドフレーム521に対して前後方向及び左右方向で位置決めされる。
上記構成であっても、シートフレームの組み立て作業を効率化することが可能な乗り物用シートとなる。すなわち、両者のフレームの位置決めを容易に行うことができる。
【0057】
<その他の実施形態>
上記実施形態では、
図2、
図3に示すように、クッションフレーム20においてクッションサイドフレーム21が「サイドフレーム」に相当し、パンフレーム30が「連結フレーム」相当するものとして説明されているが、特に限定されず変更可能である。
例えば、前方連結フレーム22が「連結フレーム」に相当するものとしても良い。すなわち、前方連結フレーム22が係合凹部50を有していても良い。
また例えば、後方連結フレーム23が「連結フレーム」に相当するものとしても良い。
【0058】
上記実施形態では、
図2に示すように、バックフレーム10においてバックサイドフレーム11が「サイドフレーム」に相当し、上部フレーム12が「連結フレーム」相当するものとして説明されているが、特に限定されず変更可能である。
例えば、下部フレーム13が「連結フレーム」に相当するものとしても良い。すなわち、下部フレーム13が係合凹部70を有していても良い。
また例えば、メンバーフレーム14が「連結フレーム」に相当するものとしても良い。
【0059】
上記実施形態では、
図4に示すように、サイドフレーム21が係合凸部40を有し、パンフレーム30が係合凹部50を有しているが、特に限定されず変更可能である。
逆に、サイドフレーム21が係合凹部50を有し、パンフレーム30が係合凸部40を有していても良い。
【0060】
上記実施形態では、
図4に示すように、係合凸部40が、シート前後方向及びシート幅の四方向において係合凹部50に当接しているが、特に限定されず変更可能である。
例えば、係合凸部40が、シート前後方向において係合凹部50に当接しても良いし、シート幅方向において係合凹部50に当接しても良い。すなわち、係合凸部40が、前後左右の四方向のうち、少なくとも一方向において係合凹部50に当接していれば良い。
なお、係合凸部40が、シート前後方向、シート幅方向及び上下方向において係合凹部50に当接していると好ましい。そうすることで係合凸部40、係合凹部50による位置決め精度をより高めることができる。
【0061】
上記実施形態では、
図6に示すように、係合凸部40、係合凹部50が、それぞれシート幅方向の左右側方に配置されているが、特に限定されず変更可能である。
例えば、係合凸部40、係合凹部50が、それぞれシート幅方向の一方のみに配置されていても良い。
【0062】
上記実施形態では、
図4、
図8A~
図8Cに示すように、係合凸部40、140、240、340、440が、プレス成形や切り起こしによって形成されているが、特に限定されず変更可能である。
例えば、係合凸部40が、クッションサイドフレーム21の上面に別途フレーム片を取り付けることで突出形成されていても良い。
【0063】
上記実施形態では、
図6に示すように、パンフレーム30が、補強凹部34、35を備えているが、特に凹状の補強部に限定されず変更可能である。
例えば、パンフレーム30が、その上面に凸部として形成され、シート幅方向に延びている補強凸部を備えていても良い。
【0064】
上記実施形態では、具体例として自動車に用いられる乗り物用シートについて説明したが、特に限定されることなく、電車、バス等の乗り物用シートのほか、飛行機、船等の乗り物用シートとしても利用することができる。
【0065】
本実施形態では、主として本発明に係る乗り物用シートに関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
【符号の説明】
【0066】
S 乗り物用シート
Sa シートフレーム
1 シートバック
1a、2a パッド材
1b、2b 表皮材
2 シートクッション
3 レール装置
3a ロアレール
3b アッパレール
3c レール用操作レバー
4 ハイトリンク装置
4a 第1リンク
4b 第2リンク
5 リクライニング装置
5a リクライニング本体
5b 回動軸
5c 渦巻きバネ
10 バックフレーム
11 バックサイドフレーム(サイドフレーム)
12 上部フレーム(連結フレーム)
13 下部フレーム
14 メンバーフレーム
20、220、320、420、520 クッションフレーム
21、221、321、421、521 サイドフレーム(クッションサイドフレーム)
21a フレーム本体部
21b 上端フランジ部(フランジ部)
21c 下端フランジ部
21d 表皮掛け止め部
21e 取り付け穴
22 前方連結フレーム
23 後方連結フレーム
24 弾性バネ(弾性部材)
30、230、330、430、530 パンフレーム(連結フレーム)
31、531 フレーム本体部
32 フレーム前壁部
32a、33a 折り曲げ部
33 フレーム側壁部
34 第1補強凹部(補強部)
35 第2補強凹部(補強部)
36 表皮掛け止め部(掛け止め部)
37 バネ掛け止め部(掛け止め部)
38 取り付け穴
39 取り付けボルト(取り付け部材)
39A 第1取り付けボルト(第1の取り付け部材)
39B 第2取り付けボルト(第2の取り付け部材)
40、140、240、340、440 係合凸部(係合部)
41、241 前壁部
42、242 後壁部
43、243 側壁部
44、244 上壁部
441 切り起こし部
442 折り返し部
50、150、250 係合凹部(被係合部)
51、251 前壁部
52、252 後壁部
53、253 側壁部
54、254 上壁部
350、450 係合穴(被係合部)
540 係合切り込み部(係合部)
541 底壁部
542、543 側壁部
550 係合折り曲げ部(被係合部)
560 補強ビード