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特開2023-97181コンテンツ分析装置及びコンテンツ分析方法
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  • 特開-コンテンツ分析装置及びコンテンツ分析方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023097181
(43)【公開日】2023-07-07
(54)【発明の名称】コンテンツ分析装置及びコンテンツ分析方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/254 20110101AFI20230630BHJP
   H04N 21/258 20110101ALI20230630BHJP
【FI】
H04N21/254
H04N21/258
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021213388
(22)【出願日】2021-12-27
(71)【出願人】
【識別番号】521534312
【氏名又は名称】MICEプラットフォーム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】230115200
【弁護士】
【氏名又は名称】幸谷 泰造
(72)【発明者】
【氏名】永田 誠
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 毅
【テーマコード(参考)】
5C164
【Fターム(参考)】
5C164MC03S
5C164SC11P
5C164SC31P
5C164YA07
(57)【要約】
【課題】 視聴者の評価を適切に反映しながら、コンテンツを分析することを可能とするコンテンツ分析装置及びコンテンツ分析方法を提供する。
【解決手段】 コンテンツ分析装置は、コンテンツに対する視聴者の評価に関する評価情報を受信する受信部と、前記コンテンツの再生時刻と前記評価情報の受信時刻とを対応付けて記憶する管理部と、前記コンテンツの再生時間軸と対応付けて前記評価情報の推移を表示する表示部と、を備える。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツに対する視聴者の評価に関する評価情報を受信する受信部と、
前記コンテンツの再生時刻と前記評価情報の受信時刻とを対応付けて記憶する管理部と、
前記コンテンツの再生時間軸と対応付けて前記評価情報の推移を表示する表示部と、を備える、コンテンツ分析装置。
【請求項2】
前記表示部は、前記コンテンツの再生時間軸と対応付けて前記コンテンツを構成するアジェンダを表示する、請求項1に記載のコンテンツ分析装置。
【請求項3】
前記評価情報は、前記コンテンツに対する好悪を前記視聴者が指定するリアクション情報を含む、請求項1又は請求項2に記載のコンテンツ分析装置。
【請求項4】
前記評価情報は、前記コンテンツに対する前記視聴者のコメントを含む、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコンテンツ分析装置。
【請求項5】
前記評価情報は、前記視聴者の映像を含む、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のコンテンツ分析装置。
【請求項6】
前記表示部は、前記コンテンツの再生時間軸と対応付けて前記コンテンツの視聴者の数の推移を表示する、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のコンテンツ分析装置。
【請求項7】
前記表示部は、前記コンテンツの再生時間軸と対応付けて前記コンテンツの視聴者の累計数の推移を表示する、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のコンテンツ分析装置。
【請求項8】
前記表示部は、前記コンテンツの再生時間軸と対応付けて前記コンテンツの視聴を打ち切った離脱者の数の推移を表示する、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のコンテンツ分析装置。
【請求項9】
コンテンツに対する視聴者の評価に関する評価情報を受信するステップAと、
前記コンテンツの再生時刻と前記評価情報の受信時刻とを対応付けて記憶するステップBと、
前記コンテンツの再生時間軸と対応付けて前記評価情報の推移を表示するステップCと、を備える、コンテンツ分析方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ分析装置及びコンテンツ分析方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンテンツを分析する手法として、コンテンツを構成する音量に基づいて、コンテンツを構成する各シーンの盛り上がりを特定する手法が知られている(例えば、特許文献1)。また、コンテンツを分析する手法として、コンテンツを構成する映像又は音に関する特徴量(例えば、顔、笑い声など)に基づいて、コンテンツを構成する各シーンの盛り上がりを特定する手法が知られている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-13796号公報
【特許文献2】特開2008-312061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では、動画投稿サイトが注目を集めており、動画投稿サイトに投稿されたコンテンツについて、コンテンツの視聴回数、コンテンツの好みなどが指標として用いる技術も知られている。
【0005】
しかしながら、このような技術では、コンテンツの全体について指標が提示されるに過ぎず、コンテンツのどの部分の評価が高いかについては把握することができない。また、コンテンツを構成する映像又は声を用いた分析では、視聴者の評価を適切に反映した分析を行うことができない。
【0006】
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、視聴者の評価を適切に反映しながら、コンテンツを分析することを可能とするコンテンツ分析装置及びコンテンツ分析方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
開示の一態様は、コンテンツに対する視聴者の評価に関する評価情報を受信する受信部と、前記コンテンツの再生時刻と前記評価情報の受信時刻とを対応付けて記憶する管理部と、前記コンテンツの再生時間軸と対応付けて前記評価情報の推移を表示する表示部と、を備える、コンテンツ分析装置である。
【0008】
開示の一態様は、コンテンツに対する視聴者の評価に関する評価情報を受信するステップAと、前記コンテンツの再生時刻と前記評価情報の受信時刻とを対応付けて記憶するステップBと、前記コンテンツの再生時間軸と対応付けて前記評価情報の推移を表示するステップCと、を備える、コンテンツ分析方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、視聴者の評価を適切に反映しながら、コンテンツを分析することを可能とするコンテンツ分析装置及びコンテンツ分析方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、実施形態に係る分析システム100を示す図である。
図2図2は、実施形態に係るコンテンツ分析装置20を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る表示態様の一例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る表示態様の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る表示態様の一例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る表示態様の一例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る表示態様の一例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係るコンテンツ分析方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下において、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものである。
【0012】
[実施形態]
(分析システム)
以下において、実施形態に係る分析システムについて説明する。図1は、実施形態に係る分析システム100を示す図である。
【0013】
図1に示すように、分析システム100は、受信装置10と、コンテンツ分析装置20(以下、分析装置20)と、を有する。受信装置10及びコンテンツ分析装置20は、ネットワーク110によって接続される。特に限定されるものではないが、ネットワーク110は、インターネットによって構成されてもよい。ネットワーク110は、ローカルエリアネットワークを含んでもよく、移動体通信網を含んでもよく、VPN(Virtual Private Network)を含んでもよい。
【0014】
受信装置10は、コンテンツの視聴者が用いる端末である。受信装置10は、パーソナルコンピュータであってもよく、スマートフォンであってもよく、タブレット端末であってもよい。図1では、受信装置10A~受信装置10Cが例示されている。
【0015】
分析装置20は、コンテンツを受信装置10に配信する装置である。分析装置20は、パーソナルコンピュータであってもよく、スマートフォンであってもよく、タブレット端末であってもよい。特に限定されるものではないが、分析装置20は、コンテンツを配信してもよい。このようなケースにおいて、分析装置20は、配信装置20と称されてもよい。
【0016】
特に限定されるものではないが、コンテンツは、リアルタイムで配信されるコンテンツを含んでもよい。言い換えると、コンテンツの配信は、live配信であってもよく、stream配信であってもよい。
【0017】
特に限定されるものではないが、コンテンツは、2以上のアジェンダによって構成されてもよい。2以上のアジェンダは、コンテンツの配信者によって設定されてもよく、コンテンツを構成する映像又は音声の解析によって自動的に設定されてもよい。
【0018】
例えば、コンテンツは、製品紹介に関するプレゼンテーションであってもよい。このようなケースにおいて、コンテンツは、”開始”、”会社紹介”、”市場動向”、”製品紹介1”、”製品紹介2”、”実績”、”競合比較”、”価格”などのアジェンダを含んでもよい。
【0019】
(コンテンツ分析装置)
以下において、実施形態に係るコンテンツ分析装置について説明する。図2は、実施形態に係る分析装置20を示す図である。
【0020】
図2に示すように、分析装置20は、通信部21と、管理部22と、表示部23と、制御部24と、を有する。
【0021】
通信部21は、通信モジュールによって構成される。通信モジュールは、IEEE802.11a/b/g/n、LTE、5G、6Gなどの規格に準拠する無線通信モジュールであってもよく、IEEE802.3などの規格に準拠する有線通信モジュールであってもよい。
【0022】
実施形態では、通信部21は、コンテンツに対する視聴者の評価に関する評価情報を受信する受信部を構成する。ここで、通信部21は、コンテンツの再生時間軸と対応付けた態様で評価情報を受信する。具体的には、通信部21は、コンテンツの再生時刻とともに評価情報を受信する。コンテンツの再生時刻は、コンテンツの再生時間軸上において評価情報を受信した時刻(以下、受信時刻)であると考えてもよい。例えば、評価情報は、以下に示す情報を含んでもよい。
【0023】
第1に、評価情報は、コンテンツの視聴を開始する情報(以下、視聴開始情報)を含んでもよい。視聴開始情報は、視聴者がコンテンツに興味を持ったという意味で評価情報と考えることができる。
【0024】
第2に、評価情報は、コンテンツの視聴を終了する情報(以下、視聴終了情報)を含んでもよい。言い換えると、視聴終了情報は、コンテンツの視聴を打ち切ったことを意味する情報である。視聴終了情報は、視聴者がコンテンツに対する興味を失ったという意味で評価情報と考えることができる。
【0025】
第3に、評価情報は、コンテンツに対する好悪を視聴者が指定する情報(以下、リアクション情報)を含んでもよい。例えば、リアクション情報は、コンテンツを肯定する評価(例えば、goodやlikeなど)を含んでもよい。リアクション情報は、コンテンツを否定する評価(例えば、badやunlikeなど)を含んでもよい。リアクション情報は、視聴者が好悪を指定するためのボタンによって特定されてもよい。ボタンは、コンテンツの視聴画面において予め準備されてもよい。
【0026】
管理部22は、不揮発性メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気テープなどの記憶媒体によって構成される。
【0027】
実施形態では、管理部22は、コンテンツの再生時刻と評価情報の受信時刻とを対応付けて記憶する管理部を構成する。
【0028】
表示部23は、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどのディスプレイによって構成される。
【0029】
実施形態では、表示部23は、コンテンツの再生時間軸と対応付けて評価情報の推移を表示する表示部を構成する。表示態様の詳細については後述するが、例えば、表示部23は、以下に示す情報を表示してもよい。
【0030】
第1に、表示部23は、コンテンツの再生時間軸と対応付けて視聴者の数の推移を表示してもよい。
【0031】
第2に、表示部23は、コンテンツの再生時間軸と対応付けて視聴者の累計数の推移を表示してもよい。
【0032】
第3に、表示部23は、コンテンツの再生時間軸と対応付けてコンテンツに対する好悪(リアクション情報)の推移を表示してもよい。
【0033】
第4に、表示部23は、コンテンツの再生時間軸と対応付けてコンテンツの視聴を打ち切った離脱者の数の推移を表示してもよい。
【0034】
制御部24は、少なくとも1つのプロセッサを含んでもよい。少なくとも1つのプロセッサは、単一の集積回路によって構成されてもよく、通信可能に接続された複数の回路(集積回路及び又はディスクリート回路(discrete circuits)など)によって構成されてもよい。
【0035】
実施形態では、制御部24は、コンテンツの配信に関する制御、コンテンツの分析に関する制御、分析結果の表示に関する制御などを実行する。
【0036】
(表示態様)
以下において、実施形態に係る表示態様について説明する。図3図7は、実施形態に係る表示態様の一例を示す図である。
【0037】
ここでは、コンテンツが製品紹介に関するプレゼンテーションであるケースを例示する。コンテンツは、”開始”、”会社紹介”、”市場動向”、”製品紹介1”、”製品紹介2”、”実績”、”競合比較”、”価格”などのアジェンダを含んでもよい。
【0038】
第1に、視聴者の数の推移について説明する。図3に示すように、表示部23は、コンテンツの再生時間軸321と対応付けて評価情報322A(視聴者の数の推移)を表示してもよい。表示部23は、コンテンツの再生時間軸321と対応付けてアジェンダ323を表示してもよい。視聴者の数は、リアルタイムで配信されているコンテンツを視聴している視聴者の数である。例えば、図3に示す例では、製品紹介1、製品紹介2などのアジェンダについて、視聴者の関心が高いことを分析結果として得ることができる。
【0039】
第2に、視聴者の累計数の推移について説明する。図4に示すように、表示部23は、コンテンツの再生時間軸321と対応付けて評価情報322B(視聴者の累計数の推移)を表示してもよい。表示部23は、コンテンツの再生時間軸321と対応付けてアジェンダ323を表示してもよい。例えば、視聴者の累計数は、リアルタイムで配信されているコンテンツを視聴している視聴者の数を累積的にカウントした数であってもよい。すなわち、視聴者の累計数は、離脱者の数を減算せずにカウントされた視聴者の数であってもよい。視聴者の累計数は、コンテンツを視聴する視聴者の延べ人数であると考えてもよい。視聴者の累計数は、コンテンツが2回以上に亘って配信されることを想定して、過去に配信されたコンテンツを視聴している視聴者の数を含んでもよい。例えば、図4に示す例では、製品紹介1、製品紹介2などのアジェンダについて、視聴者の関心が高いことを分析結果として得ることができる。
【0040】
第3に、リアクション情報について説明する。図5に示すように、表示部23は、コンテンツの再生時間軸321と対応付けて評価情報322C(肯定的な評価(図5では、good!))を表示してもよい。表示部23は、コンテンツの再生時間軸321と対応付けてアジェンダ323を表示してもよい。図5に示す例では、製品紹介1、製品紹介2などのアジェンダについて、視聴者の評価が高いことを分析結果として得ることができる。同様に、図6に示すように、表示部23は、コンテンツの再生時間軸321と対応付けて評価情報322D(否定的な評価(図5では、bad!))を表示してもよい。表示部23は、コンテンツの再生時間軸321と対応付けてアジェンダ323を表示してもよい。図6に示す例では、価格などのアジェンダについて、視聴者の評価が低いことを分析結果として得ることができる。
【0041】
第4に、離脱者の数の推移について説明する。図7に示すように、表示部23は、コンテンツの再生時間軸321と対応付けて評価情報322E(離脱者の数の推移)を表示してもよい。表示部23は、コンテンツの再生時間軸321と対応付けてアジェンダ323を表示してもよい。離脱者の数は、リアルタイムで配信されているコンテンツの視聴を打ち切った視聴者の数である。例えば、図7に示す例では、競合比較などのアジェンダにおいて、視聴者が興味を失ったことを分析結果として得ることができる。
【0042】
(コンテンツ分析方法)
以下において、実施形態に係るコンテンツ分析方法について説明する。図8は、実施形態に係るコンテンツ分析方法を示す図である。図8では、コンテンツがリアルタイムで配信されるケースについて例示する。また、評価情報がリアクション情報であるケースについて例示する。
【0043】
図8に示すように、ステップS10において、分析装置20は、コンテンツの配信を開始する。例えば、コンテンツは、プレゼンテーションに関するコンテンツであってもよい。
【0044】
ステップS12において、分析装置20は、コンテンツを受信装置10に送信する。コンテンツの配信は、ステップS16まで継続的に実行される。
【0045】
ステップS14において、分析装置20は、リアクション情報を評価情報として受信装置から受信する。リアクション情報の受信は、ステップS16まで継続的に実行される。
【0046】
ステップS16において、分析装置20は、コンテンツの配信を終了する。
【0047】
ステップS18において、分析装置20は、コンテンツを分析する。例えば、分析装置20は、図3図7に示す表示態様にて分析結果を表示してもよい。
【0048】
図8では、評価情報がリアクション情報であるケースについて例示したが、上述したように、評価情報は、視聴開始情報であってもよく、視聴終了情報であってもよい。図8では、コンテンツの配信後においてコンテンツの分析が実行されるケースについて例示したが、コンテンツの配信中においてコンテンツの分析が実行されてもよい。
【0049】
(作用及び効果)
実施形態では、分析装置20は、コンテンツの再生時間軸と対応付けて評価情報の推移を表示する。このような構成によれば、評価情報の推移がコンテンツの再生時間軸と対応付けられるため、コンテンツのどの部分の評価が高いかについて把握することができる。
【0050】
実施形態では、分析装置20は、コンテンツの再生時間軸と対応付けてコンテンツを構成するアジェンダを表示する。このような構成によれば、コンテンツを構成するどのアジェンダの評価が高いかについて把握することができる。
【0051】
[変更例1]
以下において、実施形態の変更例1について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
【0052】
変更例1では、評価情報は、コンテンツに対する視聴者のコメントを含んでもよい。コメントは、コンテンツの視聴画面において予め準備された領域(例えば、コメント入力欄)に入力されたコメントであってもよい。
【0053】
このようなケースにおいて、分析装置20は、コメントの解析によって、コメントを2以上のカテゴリに分類してもよい。例えば、カテゴリは、コンテンツを肯定する評価を含んでもよく、コンテンツを否定する評価を含んでもよい。このようなケースにおいて、肯定的なコメントの数は、上述した肯定的なリアクション情報(例えば、goodやlike)の数などに加算されてもよい。同様に、否定的なコメントの数は、上述した否定的なリアクション情報(例えば、badやunlikeなど)の数などに加算されてもよい。
【0054】
なお、カテゴリは、コンテンツを肯定する評価及びコンテンツを否定する評価に限定されるものではない。カテゴリは、他の評価を含んでもよい。例えば、他の評価は、コンテンツに対する中立の評価を含んでもよく、コンテンツに対する5段階の評価を含んでもよく、コンテンツを応援する評価を含んでもよく、配信者を応援する評価を含んでもよい。
【0055】
[変更例2]
以下において、実施形態の変更例2について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
【0056】
変更例2では、評価情報は、視聴者の映像を含んでもよい。映像は、受信装置10によって撮像され、分析装置20に送信されてもよい。
【0057】
このようなケースにおいて、分析装置20は、映像の解析によって、映像を2以上のカテゴリに分類してもよい。例えば、カテゴリは、コンテンツを肯定する評価(例えば、笑顔)を含んでもよく、コンテンツを否定する評価(例えば、無関心な顔)を含んでもよい。このようなケースにおいて、肯定的なコメントの数は、上述した肯定的なリアクション情報(例えば、goodやlike)の数などに加算されてもよい。同様に、否定的なコメントの数は、上述した否定的なリアクション情報(例えば、badやunlikeなど)の数などに加算されてもよい。
【0058】
なお、カテゴリは、コンテンツを肯定する評価及びコンテンツを否定する評価に限定されるものではない。カテゴリは、他の評価を含んでもよい。例えば、他の評価は、コンテンツに対する中立の評価を含んでもよく、コンテンツに対する5段階の評価を含んでもよく、コンテンツを応援する評価を含んでもよく、配信者を応援する評価を含んでもよい。
【0059】
[その他の実施形態]
本発明は上述した開示によって説明したが、上述した開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0060】
上述した開示では、リアクション情報は、肯定的な評価(例えば、goodやlike)及び否定的な評価(例えば、badやunlikeなど)を含む。しかしながら、上述した開示は、これに限定されるものではない。リアクション情報は、他の評価を含んでもよい。例えば、他の評価は、コンテンツに対する中立の評価を含んでもよく、コンテンツに対する5段階の評価を含んでもよく、コンテンツを応援する評価を含んでもよく、配信者を応援する評価を含んでもよい。このようなケースにおいて、他の評価を視聴者が指定するためのボタンによって特定されてもよい。ボタンは、コンテンツの視聴画面において予め準備されてもよい。
【0061】
上述した開示では、コンテンツがリアルタイムで配信されるケースについて例示した。しかしながら、上述した開示は、これに限定されるものではない。コンテンツは、非リアルタイムで配信されてもよい。このようなケースにおいて、評価情報は、コンテンツの再生時間軸において評価情報が入力された時刻(以下、入力時刻)とともに分析装置20に送信されてもよい。評価情報の入力時刻は、評価情報の受信時刻と読み替えてもよい。
【0062】
上述した開示では特に触れていないが、分析装置20は、視聴者の数をアジェンダ毎に表示してもよい。分析装置20は、視聴者の累計数をアジェンダ毎に表示してもよい。分析装置20は、離脱者の数をアジェンダ毎に表示してもよい。
【0063】
上述した開示では特に触れていないが、分析装置20は、評価情報をアジェンダ毎に表示してもよい。評価情報が2以上の評価を含む場合に、分析装置20は、各評価の比率をアジェンダ毎に表示してもよい。
【0064】
上述した開示では特に触れていないが、アジェンダは、コンテンツを構成する内容の区切りを表す用語であると考えればよい。アジェンダは、チャプター、章、議題、項目、見出しなどと称されてもよい。
【0065】
上述した開示では特に触れていないが、分析装置20は、あるコンテンツ(以下、対象コンテンツ)の分析結果として、他のコンテンツ(以下、参照コンテンツ)に対する比較結果を表示してもよい。比較結果は、対象コンテンツと参照コンテンツとの間の評価情報(例えば、視聴者の数、視聴者の累計数、離脱者の数、リアクション情報の数)に関する比較結果であってもよい。
【0066】
上述した開示において、配信及び送信は、受信装置10にコンテンツを提供するという意味で同じ用語として解釈してもよい。
【0067】
上述した開示では特に触れていないが、分析装置20が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。
【0068】
或いは、分析装置20が行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成されるチップが提供されてもよい。
【符号の説明】
【0069】
10…受信装置、20…分析装置、21…通信部、22…管理部、23…表示部、24…制御部、100…分析システム、110…ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8