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特開2023-97453象形文字民族の日本人中国人が目から本能的に記憶される英語の全て
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023097453
(43)【公開日】2023-07-10
(54)【発明の名称】象形文字民族の日本人中国人が目から本能的に記憶される英語の全て
(51)【国際特許分類】
   G06F 40/12 20200101AFI20230629BHJP
   G09B 19/06 20060101ALI20230629BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20230629BHJP
【FI】
G06F40/12
G09B19/06
G06F3/16 690
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021207348
(22)【出願日】2021-12-21
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
(71)【出願人】
【識別番号】501451521
【氏名又は名称】松山 太
(72)【発明者】
【氏名】松山 太
(72)【発明者】
【氏名】デュモン デラクルーズ エリノア
【テーマコード(参考)】
5B109
【Fターム(参考)】
5B109RD00
5B109VB02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】伝統的方法を変えることなく英語を基軸としたインターネット社会、情報のデジタル化に対応し、英語に弱いとされる日本人ならびに日本語を用いる人々に対し、より正確なヒアリング力とそれに伴うスペリングと意味の理解力、同時に相手にも分かりやすく本格的な英語発音と伝達力を向上させるソフトとハードの情報ツールを提供する。
【解決手段】ツールは、日本語を用いる人々に新たな英音記号と英音文字と英点を導入し、英語の理解力と親しみを増すために個人、社会の両サイドからネット社会とデジタル化に官民挙げて取り組む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明の英音記号と英音文字と英点を用いて、日本人、外国人の両方に英語並びに英単語の判別と理解が高まる音声合成装置による、ロボット、アバター通信機器、自動翻訳装置、案内放送などの音声伝達ツール
【請求項2】
本発明の英音記号と英音文字と英点を用いて、日本人、外国人の両方に英語並びに英単語の判別と理解が高まるインターネット情報、デジタル情報、通信情報、ユーチューブなどの動画並びにそれらを供する情報通信装置並びに機器類
【請求項3】
本発明の英音記号と英音文字と英点を用いて、日本人並びに日本語を使うすべての人々の英語理解力並びに英単語判別力を向上させる、表示物、印刷物、デジタル機器、映像機器、音声合成機器、AI、コンピューター類ならびにそれらを用いた各種情報と伝達のビジネスモデル

















【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の技術分野は[情報伝達][表現方法][音声技術][言語学][教育][出版][デジタル動画][印刷][情報ビジネスモデル]である。
【0002】
本発明の応用技術分野は[インターネット][フォント][解析][分析統計][教育][印刷][出版][音楽][デジタルビジネスモデル][ユーチューブ動画]である。
【0003】
本発明の応用製品化分野アプリケーションは、[アニメ][教材][修学][印刷][出版][インターネット][フォント][デザイン][行政][電子機器][電器製品][教育塾][解析工学][コンピューターシミュレーション][病院][交通機関][音声発声装置][移動機器ならびに輸送車両]などがある。
【背景技術】
【0004】
本発明は、英音記号と英音文字と英点という新しい日本語の表記方法に関するものである。発明の効用は日本語と英語の双方間における理解度を円滑に上げていくことである。従来のひらがな・カタカナ・濁音・半濁音に加えて新しい概念を導入するが、従来の日本文化の根本たる象形文字、表意文字である漢字、ひらがな、カタカナの伝統と慣習を守り同時に使いやすさから根本を土台にして考案されたものである。
さて日本人の英語力の弱さには定評がある。若くして多くの研究者が留学するのは学力、研究、技術を磨く以外に語学、特に英語力の習熟を目的とする場合が多い。なぜ日本人は外国人に比べ英語に弱いのだろうか、、、ならばということで、海外に留学したり帰国子女でなくても、子供のころからまた成人にとっても自然に英語力を上達させる方法こそ本発明の主旨である。具体的には巻末の選択図に画像として添付した。本発明には、フォントや印字がないがアイデアと具体策は、本発明の新規性、進歩性、産業化への具体策に証明しているので、選択図、図面、画像をご覧願うものである。
【0005】
日本人が英語に弱い理由の一つとして、日本語のルーツが「表意文字」であることがあげられる。ほどんどの海外国の言語は「表音文字」である。
「山」という文字を0.1秒見れば日本語のわかる人なら山であることを想像し理解する。しかし表音文字の外国人の場合、例えば英語の場合はMountainと頭の中で発音しなければ理解できないし、見る以外に読むという作業が必要となる。その意味では表意文字は便利である。表意文字をルーツに持つ国としては中国がある。極東の韓国のハングル文字は表音記号であり、留学もしくは海外勤務のない中国人英語は日本英語同様に双方向共に困難が多い。表音文字に転換した韓国英語が両国に比べスムーズな点からも本発明の発想や視点の正しさが示されている。
【0006】
一方言語は文化の根源であり長い歴史に基づいている。それゆえ発音が多少改善されたからと言って一気に理解力が高まるとは考えにくい。それゆえ本発明も時間をかけての改良、改善、修正が必要となる。段階的に改良されねばならない、、、としても本発明がなければ議論にもキッカケにもならなかったであろう。その意味で本発明は日本人英語双方向理解において新規性、進歩性、産業化を有すると言える。
【0007】
本発明は、ネーミングとして「英音記号」とする。英語は「ENGLISH MARK」。
本発明は外国人が発声する英語に対する日本人の英語の聞き取りにくさ、つまりスペリングに繋がらない母音子音の明確な判別ができ難いこと、それは意味が分からないことになるという日本人の英語のヒアリング力を子供の時から目と耳から改善しようとするものである。
【0008】
本発明は、日本人が発声する英語に対する外国人の理解不能や混同を減らすためにジャパニングリッシュ(JAPANESE-ENLISH)の不正確さを目と耳から簡単な方法で改良できる簡易な方法である。その一方で言語には、方言、地域固有の表現、考え方、見方もあり外国語と言えども単純にはいかない。
【0009】
上記の観点から、本発明は実践的な能力アップにフォーカスし、(1)「双方向において音声と意味が混同されやすい単語」、(2)「外国人に意味が通じない日本音声英単語」、(3)「日本人が聞き取りにくい外国人英単語」をピックアップし発明の具体例とする。
【0010】
理化学研究所の研究によれば、日本人と外国人のヒアリングの差は生後14ヶ月ごろには現れるらしい。生後8ヶ月頃までは外国人と日本人の乳児の差はほどんどないそうである。このことを理化学研究所では「視覚的馴化」と「脱馴化法」という方法を用いて調べた。
【0011】
上記の「視覚的馴化」「脱馴化法」とは赤ちゃんの集中と飽きるまでの時間を基に測定したものである。つまり日本人の赤ちゃんは生後14か月ごろになると子音だけの音と母音を挟んだ音の区別がつきにくくなるという「日本語耳」の獲得に関する報告である。
【0012】
その一例として「abna」と「abuna」がある。日本人から見ればサウンドは「あぶな」(アブナ)である。日本語はすべての英語表記をカタカナまたはひらがなで行う。その結果「カタカナ、ひらがな」は全て子音と母音で構成されている。
【0013】
passportを日本語で表記すればパスポート(ぱすぽーと)となる。最後の文字「ト(と)」は「と」とハッキリと発音し「ツ」または「ッ」ではなく「と」である。つまり「t」のあとには「o」がくっついてくるのである。無声音ではなく明確な有声音「ト」となる。
【0014】
ところが外国人の場合passportは「パスポーッ」となり最後の「t」は発声音ではなく舌と唇と呼吸の「声ではなく音」なのである。ところが日本語の「ひらがなとカタカナ」「濁音と半濁音」にはこの「声ではなく音」を表す文字が存在しないのである。
【0015】
また英語の発生音にはない日本語も多い。良く知られた「RとL」は言うまでもなく「FとH」、「SとSH」、「NNとNG鼻にかかる“ん”」、「CとK」、「BとV」、「FとPH」のほかに鳥を表すバードBirdの”あ”の音も日本語にはない。ついでに最後の「d」は声ではなく音であるが、日本人の場合「ド」(do)と発音し声となる。マクドナルドは外国人が発音した場合、殆どの日本人は聞き取れないのである。子音の連続と最後の無声音が日本人には英語のスペルに結び付きにくいのである。
【0016】
つぎの問題はアクセントである。日本語は殆どの場合フラットに発音する。例えばチョコレートChocolateは日本人は「ち・ょ・こ・れー・と」である。まっすぐ抑揚も強弱もなく発音する。ところが英語の場合、殆どアクセント(ストレス)がある。
大リーグ2021年MVPの大谷選手の活躍を現地の放送で聞いた方も多かっただろう。現地のアナウンサーは大谷さんをなんと発音したのか?そう「おー・たに・さん」で最初のおーはフラットだが、「たに」の“た”は強く発音していた。おーっ「谷さん」に聞こえたのである。英語には殆どの場合、強調する音があるが日本にはない。これも大きな相違点である。
【0017】
「ひらがなとカタカナ」「濁音と半濁音」は文科省の管轄であり、明治以来100年の歴史があり簡単な変革はできないであろう。しかしインターネット社会の到来で「日本語の鎖国」は次世代に大きなハンディを負わせることになる。
【0018】
この英語と日本語ギャップの最大の原因は「ひらがなとカタカナ」「濁音と半濁音」の表記方法にあると考える。江戸時代から綿々と続いて来た日本文化や情報伝達は「漢字とひらがな、カタカナ、濁音、半濁音」によってなされていた。言い換えればこれが定まった時代には英語文化の流入も外国人との交流もネット社会の到来も想定できなかったのである。
【0019】
本発明はこの「文明と道具」(ネット社会と日本の文字)のギャップを「補う」ものである。英語で書けば良いという企業はあるが、学校教育、行政、手紙、案内など原語が英語であっても「ひらがなとカタカナ」「濁音と半濁音」が必要なことは言うまでもない。例えば「コンサート」はカナカナ表記が絶対的である。この傾向は増えることはあっても減ることはないだろう。
【0020】
外国人が日本人英語で理解できにくいものの殆どは、日本語の表記は「子音プラス母音」でできているからである。これがいわゆる「ローマ字」表記である。「か」はKa 「き」はKi、「く」はKu、「け」はKe、「こ」はKoといった具合である。子音が続いたり、子音で終わることはない。Chemical ケミカルやClinicクリニック、Bookなどが一例である。
【0021】
同様の問題提起は過去10年、数万人以上が考え提案し検討され続けられてきたに違いない。しかし変革は一度もなかった。文科省は「新当用漢字」を見直すにとどまってきた。これは明治以来の伝統教育を守る、あたかも日本憲法の家族法のような古色蒼然(こしょくそうぜん)たる伝統文化の一端を担っているからに他ならない。
【0022】
他方インターネット社会の到来とともに、日本人と英語ギャップで埋められる場所があれば挑戦しなければならないであろう。子供たちの言語は先ず母親、次に家族、地域そして何より大きいのは小学校からの教育である。本発明はこの最もプライマリーな部分にソフトに且つユージュアル(日常使用)に入り込もうとするものである。
【0023】
日本人と英語はどうあっても相いれない部分もあるかもしれない。しかし帰国子女たちがネイティブイングリッシュスピーカーであることを思えば、幼児期、小学生、中学生の間に耳から入る「音声」「音感」の重要性は言うまでもない。本発明はその中間を目指すものだと言えよう。
【0024】
そこで海外に居住したり、長く滞在したことのない日本人でも外国人の英語を今以上に理解し、外国人が理解しやすい発音を現状を少し工夫すれば可能にしたのが本発明の意義である。同時に使いやすさも工夫されている。
【0025】
双方向の英語の全てが分かり難い、聞き取り難いのではない。「LとR」や「BとV」や同じ「あ」でも英語の3種の「あ」が区別でき、アクセントが分かれば飛躍的にジャパニングリッシュの性能は向上するに違いない。
【0026】
混同されやすい、聞き取り難い、そもそもローマ字で表す「子音+母音」のセット型の「ひらがなとカタカナ、濁音と半濁音」だけでは英語サウンズを表すことは無理なのである。新たなひらがなカタカナの表記方法が本発明の本質である。
【0027】
本発明の英音記号については図面と図面の説明に詳しく述べられている。これが恰好教育の現場に生かされ、出版物で日常的に目にするようになった時、日本人の英語音痴とかジャパニングリッシュとは言わせることな無くなるであろう。
【0028】
本発明の英音記号と英音文字は従来の文化慣習を大きく変えることなく、抵抗なく受け入れられることを主眼にし開発された。従って英語に軸足を置くのではなくあくまで日本語でのコミュニケーションツールとしての利便性を優先し、同時に今までの生活の基礎を基盤に考案されたものである。
【0029】
本発明の英音記号と英音文字については、1.概念、2.定義、3.規則性、4.書きやすさ、5.読みさすさの5点を優先して決定された。従って、いろいろな立場の人によっては、当然不完全なものととのご指摘は覚悟のうえである。
【0030】
つまり「便利なものができた」程度からスタートさせなければネット時代を生き延びなければならない日本の子供たちが、「英語音痴」では困るのである。例えば日常的に使う言葉として「トンネル」や「タオル」はそのまま発言すれば日本人英語を知らない外国人なら100%意味不明であろう。
日本のひらがなカタカナはすべて子音と母音の組み合わせて表すように決められており子音の連続や無発声は「ん」くらいしかないのである。
そのためには小学校、中学校時代に日本語の英語発音との大きな違いだけでも認識すれば、文字と音の由来の本質を理解することが自然にできるようになる。それが発明の意義である。
【0031】
先ず英音記号と英音文字の概念は、楽音・半濁音と同様にひらがなカタカナにくっつけて表現するものであり、意味を表すのではなく「音」を表すものである。
【0032】
次に英音記号と英音文字の定義は、
1.名称は英点(EP)とし、日本語に英語の音を加えたり消したりものとする。50音の基本「あかさたなはまやらわ」にアルファベット小文字または算用記号または下線をプラスして右側または右上、右下、文字下に記載して、濁点・半濁点記号と同様に表現し英語音声を補完するものである。
2.カタカナに音をイメージするアルファベット小文字または算用記号を右下に小さく示すという規則性を定めるこことする。
3.末尾の母音を発音しない場合で外国人が理解し難い場合に限り下線(アンダーバー)をカタカナ文字の下に付けることと定義する。
【0033】
次に英音記号と英音文字の規則性は、楽音・半濁音と同様に文字の右側に小さく表記し、右肩または真上または真下に添付されるという点にある。
【0034】
次に英音記号と英音文字の書きやすさについては、英音記号と英音文字を表現するカタチは英点と呼び使用するカタチはアルファベット26文字とプラス・マイナス・掛ける・割る・イコールの算用記号5文字だけである。この場合の英音記号と英音文字とは日本語のひらがなカタカナに英点がくっついたものを指す。
【0035】
最初に決めておかなければならない「きまり」の最後は書きやすさ、書き順である。英音記号と英音文字や英点は二画以内とする。右から左、上から下、逆の場合は続け字が可能な場合に限るとし小学生の書きやすさが基本である。
【0036】
具体的な英音の「カタカナと英点」の表示したものは、残念ながら文字はもちろんデジタルでも表示の方法がない。従って本発明は「手書きの表」(リスト)で示さなければならない。今までにない英点で英語の音を表現するのは、カタカナ13文字と楽音・半濁音12文字の合計25文字である。また連続音を示す「―」にも同じ方法で英点をつけることとする。例えば「バード」「パーク」「チョコレート」などである。
【0037】
カタカナで表せない連続音の「―」や「~」にも英点記号をつけて英語の発音を目で見えるようにした。例えば「バード」(鳥)と「カーブ」(曲がり)と「パーク」(公園)の「―」はいずれも「あ~」と「あ」を伸ばして発音するが、日本人には同じ「あ~」でも外国人にとっても全く違う意味となる。
【0038】
重要なことは日本の文字ですべて英語的発音を可能にすることではなく、誤解を招きやすいい、意味を間違えられやすいい最低限の発音だけについて、「第一歩として親しもう」というものである。中国語の「四声」は日本人が中国語を学ぶ際、いの一番に教えられることであるがそれは日本人小学生や、英音記号(英点)を教える先生にも大変である。
【0039】
ルールがあり、それを理解すればすぐ学習可能な25文字に限定し、アルファベットと数式記号の一部のみを使い簡略化した。それを表現するフォントはないので「表」と一文字づつ写真を添付することにした。
【0040】
本発明の特徴の一つとして「英音記号と英音文字と英点」の、1)名称、2)発音の仕方、3)規則性(再現性・汎用性)が明示されていて生徒はもちろん小学校教師にも理解しやすいことがあげられる。
一例として最近政府の新しい官庁として発足した「デジタル庁」の「デジタルをカタカナ読み」すれば殆どの外国人には意味が伝わらない。日本人にとって「デ」は「De」であり「ジ」はジャパンの「J」つまりザジズゼゾの「ジ」である。また最後の「ル」は「Lu」であり「る」を一つの音として発音する。
しかし英語民族の場合、デジタルは英語表記で「Digital」となり「De」や「Ji」または「Di」「Si」「Zi」はどこにもないのである。驚くことに「ジ」は「gi」なのである。
「gi」ならばたいていの日本人は「ギ」と発音するだろう。また最後の「ル」も舌を上あご、上の歯の裏側にくっつけただけの無発声音で「Lu」ではなくとくに「う」ではない。
【0041】
もっともよくつかわれる「カタカナ」のひとつ「デジタル」ですら、このようは大きなギャップを抱えている。これは双方向において大きな問題である。外国人は「ディジタL」と発音するので日本人には「ディジター」と聞こえる。一方日本人の発音した「デジタル」は外国人には「Dejitalu」と聞こえてしまい理解できないのである。「Di」も「gi」も消えてしまったのである。
【0042】
ジャパニーズイングリッシュは本家との間に解決しななければならい多くのギャップあるが、その大きなものに英語の「O」というスペリングの発音がある。「O」と言えば日本語では「お」または「おー」であろう。
世界のホームランバッター「王貞治選手」の「おー」である。ところが米国では99%「Sadaharu O」では「うさだはる」か「あさだはる」と発音されるだろう。故に王選手は「OH」なのである。これでも日本人の「おー」とは些か異なるのである。
トーク番組と言えば、話し合い語り合う番組のことであるが英語のスペリングでは「talk」であり「O」はどこにもない。またワーク(働く)は「わあ~く」と日本義では発音するがそのスペリングは「Work」となり「あ=a」はないのである。
日本語の母音「あ」「い」「う」「え」「お」には「a」「i」「 u」「 e」「 o」であらわし難いサウンドが多く存在する。中国語の「四声」と似た難しさがある。
四声とは、中国語の声調を、中古漢語の調類に基づいての4種類に分類したもの。中国音韻学では平声・上声・去声・入声をいう。 現代中国語の北方語を基礎とした普通話などの声調をも四声というが内容が異なり、中古漢語にあった入声が失われて平声が二つに分かれ、陰平・陽平・上声・去声をいう。
【0043】
本発明は「言語学」に関するものではない。本発明米は将来を担う子供たち、若者たちの英語への理解力と、日本人と接する外国人に対し「少しでも分かりやすい日本人英語」を育てるための過渡的な道具の発明である。
従って現時点では、外国人の発音と日本人の発音や双方向のヒアリングの根本的解決を目指すののではないが、この英音記号と英音文字と英点が、小学校で教えられたり、新聞やメディア、デジタル、インターネット等でフォントとして用いられるようになれば二千年の表意文字に表音文字の概念がプラスされ日本人の英語のコミュニケーション能力は飛躍的に向上することは間違いない。
【0044】
本発明は正確さよりも利便性を重視し、思い切って英音記号と英音文字と英点の対象を絞り込んだ。
1.「ア」、2.「オ」、3.「サ」、4.「タ」、5.「ツ」、6.「ラリルレロ」、7.「ザジズゼゾ」、8.「バビブベボ」、9.「ダヂズデド」、10.鼻にかかる「ん」と、12.単語の後の発音しない「ド」、「ル」、「ツ」の12項目である。
【0045】
正しい発音じゃなくても、外国人に誤解されない、或いは外国人が忖度して理解される範囲のものは除外した。例えば「イート」、「ブック」、「スクール」などは90%意味がちゃんと通じるからである。
また巻頭紹介した日本英語の「トンネル」「タオル」「セーター」などは全く意味不明となりことからそれを忖度の範囲内に収まるように工夫した。
「トンネル」には「トの右肩にa」をつけ「タンネル」を発音すればちょっと忖度すれば英語の発音「タネル」に近づく。また「タオル」の「他の右肩にu」をつければ「タウエル」となりこれもほぼ意味が通じるであろう。
【0046】
次なるポイントは「アクセント」である。先述べたように「お~たにさん」と米国野球の実況アナウンサーは全員「たに」の「た」にアクセントを置いて名前を連呼する。英音記号と英音文字と英点はアクセントを強く発音するカタカナの上に「´」をつけることとした。
これ自体は発明とは言えないかもしれないが、英語のとの理解の双方向性を示した点では画期的である。通常外国人が日本語を発音する場合は、2番目の音にアクセントを置くので敢えて表示の必要なない。例えば「嵐山」(あらしやま)は日本人の発音でも外国人の発音でもほぼ同じである。以下は一例である。大谷さんとMxdonald’sの実用例。
画像1から5にて参照のこと
【0047】
英音記号と英音文字と英点を具体的に説明する。発音に区別して表記方法を示す。これが本発明の基本的は具体像である。これを文部科学省で検討しできるだけ早く「ひらがなカタカナえいおん表」として小学校1年からの学習で使用すれば日本英語のギャップは縮まるだけにとどまらず英語中心のネット社会、デジタル社会への対応力が向上することに疑いはない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0048】
【特許文献1】出願 2008-145116 (2008/05/02) 公開 2009-271483 (2009/11/19) ひらがな・カタカナの読み書き学習教材 スコア:9726審査請求:有 審査最終処分:変更 出願人: 佐藤 彰美 発明者: 佐藤 彰美
【特許文献2】出願 2004-236640 (2004/08/16) 公開 2006-053866 (2006/02/23) カタカナ文字列の表記ゆれの検出方法出願人: 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 発明者: 大竹 清敬, 関口 洋一, 坂本 仁
【特許文献3】出願 2008-149853 (2008/05/13) 公開 2009-277200 (2009/11/26)日本語かな表記法及び装置出願人: 辻 利秀 発明者: 辻 利秀
【特許文献4】出願 2004-316887 (2004/10/29) 公開 2006-129268 (2006/05/18) 情報処理装置、商品販売データ処理装置、文字入力方法、文字入力コンピュータ・ソフトウエア・プログラム、及び文字入力コンピュータ・ソフトウエア・プログラム記憶媒体出願人: 東芝テック株式会社 発明者: 佐藤 真紀, 中村 麻日奈, 本間 一憲, 小林 恵
【特許文献5】出願 2006-236915 (2006/08/31) 公開 2008-059389 (2008/03/13)語彙候補出力システム、語彙候補出力方法及び語彙候補出力プログラム出願人: みずほ情報総研株式会社 発明者: 窪田 昭治その他、特許6268217、特許6449506、特許6764851などが検出される。
【非特許文献】
【0049】
【非特許文献1】.「ひらがなはカタカナよりも丸っこいよね?」:文字の数式表現および曲率の利用可能性資料名: 情報処理学会研究報告(Web)著者 (3件): 小松孝徳 (明治大 総合数理) , 中村聡史 (明治大 総合数理) , 鈴木正明 (明治大 総合数理)
【非特許文献2】ひらがなとカタカナの主観的な複雑さを反映する指標としての周囲長複雑度の妥当性齋藤岳人 , 樋口大樹 (NTT コミュニケーション科学基礎研) , 井上和哉 (東京都大) , 小林哲生 (NTT コミュニケーション科学基礎研) 著者 (4件):
【非特許文献3】ひらがな・カタカナ文字の視覚類似性データベース作成の試み資料名: 日本心理学会大会発表論文集 (日本心理学会大会発表抄録集)著者 (2件): 樋口大樹 (NTT コミュニケーション科学基礎研) , 小林哲生 (NTT コミュニケーション科学基礎研)
【非特許文献4】ひらがな・カタカナを用いた形態象徴の検討資料名: 日本認知科学会大会発表論文集(CD-ROM) (日本認知科学会大会プログラム・抄録集(CD-ROM))著者 (2件): 平田佐智子 (イデアラボ) , 小松孝徳 (明治大 総合数理)
【非特許文献5】小学校における読み書き困難への学習支援方法の開発とその効果-「ひらがな・カタカナ・漢字」文字の習得に向けて-著者 (5件): 山田充 (広島県廿日市市教育委) , 道村静江 (かんじクラウド) , 道村静江 (点字学習を支援する会) , 樋口和彦 (島根大) , 花熊曉 (関西国際大 教育)
【発明の概要】
【0050】
日本人の英語が苦手な原因は紀元前に始まる象形文字、表意文字、ひらがなカタカナそして50音のローマ字表記が表音文字たる英語とのギャップにあると考える。本発明は従来の概念を損ねることなく英語が主役のインターネット、デジタル社会に日本語を上手くマッチングさせるものであり、小学校の教科書や日本語の新しいフォント作りにも変革をもたらすものである。
【発明が解決しようとする課題】
【0051】
発展する英語を基軸としたインターネット社会、情報のデジタル化に対し、英語に弱いとされる日本人ならびに日本語を用いる人々に対し、より正確なヒアリング力とそれに伴うスペリングと意味の理解力、同時に相手にも分かりやすく本格的な英語発音と伝達力を、伝統的なるひらがな・カタカナ・漢字・ローマ字・楽音・半濁音の慣習を損ねることなくそれらをベースにしハード・ソフトの両面から向上させること
【産業上の利用可能性】
【0052】
文化の基本は情報伝達である。2千年にわたり培ってきた日本伝統の言語文化にネット社会とデジタル化の対応すべく新しいひらがなカタカナの表現方式を導入すれば、ロボット、アバター、通信、輸送用機器、公共場所でのアナウンス、自動翻訳、教育・学習塾、参考教科書、行政、書籍、デジタルソフト、フォント、読み取り機械、日本語の情報を扱うすべて業界に新たな需要と革命を喚起するものである。
【0053】
本発明の実施例:本発明の英音記号と英音文字と英点記号は「フォント」がないので、図面の説明と画像にて示すこととする。以下の図面1.に実施例を示す。
図面1の説明:実施例その1:カタカナ慣用13文字とカタカナ濁音慣用12文字と英音一覧
図面2の説明:実施例その2:日本語と英語の発音記号を英語にまとめたもの。教師や本発明の概念と定義の基本になるもの

「図面」の表示
図面1.

図面2
【0054】
参考画像
画像の説明:実施例(分かりやすく説明するため一般的企業名を使用させてもらった)
画像1の説明:日本語の「マクドナルド」とフラットに発音した場合、外国人には理解不能である。なぜなら「マ」はローマ字表記では、「Ma」であるが英語のスペリング「Mcdonald‘s」に「a」はなく最後の「ド」の「Do」の「o」もない。
また楽天を仮名表示した場合、発音は「l」「r」か分からない。実際にはRAKUTENと「R」であり外国人が多く働く企業では本発明は非常に便利である。
画像2の説明:マクドナルドの英語スペル
画像3の説明:画像5の説明:機械の一例。自動翻訳機。通信技術や音声認識機械類も範疇である。
画像4の説明:病院、交通機関、官公庁、企業、ロボットなとで使われるアバター例。
画像5の説明:本発明の実施例の詳細。小学生クラスでも理解できて、先生や大人にも使いやすく工夫した。現在は小学校から英語を教えているので子供たちにも違和感がな
い。ならばその使用方法は単純であり、覚えるのも難しくない。

画像1
画像2

画像3
画像4
画像5
【手続補正書】
【提出日】2022-01-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
世界の表意文字と言えば中国語と日本語である。一方英語は表音記号であり、日本のひらがなカタカナ、漢字、濁点・半濁点と同じように中国語の繁体・簡体文字で英語の発音を表現するのは難しい。近年、交通機関のみならず観光地のおみやげ物品店、商店街、ホテルなどでも中国語が目立つようになってきた。そこで日本人でも中国が読める人が増えたり、中国人と会話する機会も多くなっている。本発明の英音記号と英音文字と英点は、同じルーツを持つ中国語にも応用できるものである。一例として、1.(日本語)中国語は英語の発音を表すのが難しいは、(繁体)中文很難發音英文、(簡体)中文很&#38590;&#21457;音英文、2.(日本語)コカコーラ、(繁体)可口可樂、(簡体)可口可&#20048;であるがこれを中国人が発音すれば英語民族でも日本人でも殆ど分からないであろう。
本発明は中国語にも簡単に応用できるものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
理化学研究所の研究によれば、日本人と外国人のヒアリングの差は生後14ヶ月ごろには現れるらしい。生後8ヶ月頃までは外国人と日本人の乳児の差はほどんどないそうである。このことを理化学研究所では「視覚的馴化」と「脱馴化法」という方法を用いて調べた。上記の「視覚的馴化」「脱馴化法」とは赤ちゃんの集中と飽きるまでの時間を基に測定したものである。つまり日本人の赤ちゃんは生後14か月ごろになると子音だけの音と母音を挟んだ音の区別がつきにくくなるという「日本語耳」の獲得に関する報告である。

【手続補正書】
【提出日】2022-03-13
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の技術分野は、従来型の英語レッスンの変革である。英語教育にはネイティブスピーカーの発音・発声を聞かなければならないとか、子供の時からヒアリング授業が重要とかの固定概念に風穴を開けるものである。もし上記の概念だけ英語が氾濫する現在の日本社会において、米国や英国のニュースを理解できる若い日本人は少なくとも50%はある筈である。しかし日本人の英語音痴は一向に良くなっていないのである。何故なのだろう。
【0002】
本発明の技術分野は、象形文字民族への新しい英語習得方法である。日本人における、外国語の会得には他の民族とは違う方法が必要である。なぜなら日本人は中国人と共に世界でも稀な「表意文字」「象形文字」民族だからである。この両国以外世界の大半は「表音文字」民族である。つまり「音を文字にして表す」文化である。子供の頃から「音の文化」「文字は音」という、習慣、文化、生活、教育として育ってきた。しかし日本人と中国人は全く別である。「山」とは山のカタチに由来し、「川」も同様である。つまり今までの英語教育はこの点に気付かず何十年も何の工夫もなく「ひらがなカタカナ、濁音半濁音、ローマ字」の昭和初期に始まったラジオ英語そのままの「英語のスペルにカタカナのフリガナを振る」やり方を延々と続けてきたにすぎないのである。
【0003】
本発明の技術分野は、上記の英音記号と英音文字と英点をパソコンやスマートフォンでも打ち込めるようにするハードとソフトの開発である。同時に日本語、中国語の全ての文字を使った印刷物、デジタル表記物、機械、ソフトの開発に及ぶものである。
【背景技術】
【0004】
本発明は、英音記号と英音文字と英点という新しい日本語の表記方法に関するものである。発明の効用は日本語と英語の双方間における理解度を円滑に上げていくことである。従来のひらがな・カタカナ・濁音・半濁音に加えて新しい概念を導入するが、従来の日本文化の根本たる象形文字、表意文字である漢字、ひらがな、カタカナの伝統と慣習を守り同時に使いやすさから根本を土台にして考案されたものである。
さて日本人の英語力の弱さには定評がある。若くして多くの研究者が留学するのは学力、研究、技術を磨く以外に語学、特に英語力の習熟を目的とする場合が多い。なぜ日本人は外国人に比べ英語に弱いのだろうか、、、ならばということで、海外に留学したり帰国子女でなくても、子供のころからまた成人にとっても自然に英語力を上達させる方法こそ本発明の主旨である。具体的には巻末の選択図に画像として添付した。本発明には、フォントや印字がないがアイデアと具体策は、本発明の新規性、進歩性、産業化への具体策に証明しているので、選択図、図面、画像をご覧願うものである。
【0005】
日本人が英語に弱い理由の一つとして、日本語のルーツが「表意文字」であることがあげられる。ほどんどの海外国の言語は「表音文字」である。
「山」という文字を0.1秒見れば日本語のわかる人なら山であることを想像し理解する。しかし表音文字の外国人の場合、例えば英語の場合はMountainと頭の中で発音しなければ理解できないし、見る以外に読むという作業が必要となる。その意味では表意文字は便利である。表意文字をルーツに持つ国としては中国がある。極東の韓国のハングル文字は表音記号であり、留学もしくは海外勤務のない中国人英語は日本英語同様に双方向共に困難が多い。表音文字に転換した韓国英語が両国に比べスムーズな点からも本発明の発想や視点の正しさが示されている。
【0006】
一方言語は文化の根源であり長い歴史に基づいている。それゆえ発音が多少改善されたからと言って一気に理解力が高まるとは考えにくい。それゆえ本発明も時間をかけての改良、改善、修正が必要となる。段階的に改良されねばならない、、、としても本発明がなければ議論にもキッカケにもならなかったであろう。その意味で本発明は日本人英語双方向理解において新規性、進歩性、産業化を有すると言える。
【0007】
本発明は、ネーミングとして「英音記号」とする。英語は「ENGLISH MARK」。
本発明は外国人が発声する英語に対する日本人の英語の聞き取りにくさ、つまりスペリングに繋がらない母音子音の明確な判別ができ難いこと、それは意味が分からないことになるという日本人の英語のヒアリング力を子供の時から目と耳から改善しようとするものである。
【0008】
本発明は、日本人が発声する英語に対する外国人の理解不能や混同を減らすためにジャパニングリッシュ(JAPANESE-ENLISH)の不正確さを目と耳から簡単な方法で改良できる簡易な方法である。その一方で言語には、方言、地域固有の表現、考え方、見方もあり外国語と言えども単純にはいかない。
【0009】
上記の観点から、本発明は実践的な能力アップにフォーカスし、(1)「双方向において音声と意味が混同されやすい単語」、(2)「外国人に意味が通じない日本音声英単語」、(3)「日本人が聞き取りにくい外国人英単語」をピックアップし発明の具体例とする。
【0010】
理化学研究所の研究によれば、日本人と外国人のヒアリングの差は生後14ヶ月ごろには現れるらしい。生後8ヶ月頃までは外国人と日本人の乳児の差はほどんどないそうである。このことを理化学研究所では「視覚的馴化」と「脱馴化法」という方法を用いて調べた。
【0011】
上記の「視覚的馴化」「脱馴化法」とは赤ちゃんの集中と飽きるまでの時間を基に測定したものである。つまり日本人の赤ちゃんは生後14か月ごろになると子音だけの音と母音を挟んだ音の区別がつきにくくなるという「日本語耳」の獲得に関する報告である。
【0012】
その一例として「abna」と「abuna」がある。日本人から見ればサウンドは「あぶな」(アブナ)である。日本語はすべての英語表記をカタカナまたはひらがなで行う。その結果「カタカナ、ひらがな」は全て子音と母音で構成されている。
【0013】
passportを日本語で表記すればパスポート(ぱすぽーと)となる。最後の文字「ト(と)」は「と」とハッキリと発音し「ツ」または「ッ」ではなく「と」である。つまり「t」のあとには「o」がくっついてくるのである。無声音ではなく明確な有声音「ト」となる。
【0014】
ところが外国人の場合passportは「パスポーッ」となり最後の「t」は発声音ではなく舌と唇と呼吸の「声ではなく音」なのである。ところが日本語の「ひらがなとカタカナ」「濁音と半濁音」にはこの「声ではなく音」を表す文字が存在しないのである。
【0015】
また英語の発生音にはない日本語も多い。良く知られた「RとL」は言うまでもなく「FとH」、「SとSH」、「NNとNG鼻にかかる“ん”」、「CとK」、「BとV」、「FとPH」のほかに鳥を表すバードBirdの”あ”の音も日本語にはない。ついでに最後の「d」は声ではなく音であるが、日本人の場合「ド」(do)と発音し声となる。マクドナルドは外国人が発音した場合、殆どの日本人は聞き取れないのである。子音の連続と最後の無声音が日本人には英語のスペルに結び付きにくいのである。
【0016】
つぎの問題はアクセントである。日本語は殆どの場合フラットに発音する。例えばチョコレートChocolateは日本人は「ち・ょ・こ・れー・と」である。まっすぐ抑揚も強弱もなく発音する。ところが英語の場合、殆どアクセント(ストレス)がある。
大リーグ2021年MVPの大谷選手の活躍を現地の放送で聞いた方も多かっただろう。現地のアナウンサーは大谷さんをなんと発音したのか?そう「おー・たに・さん」で最初のおーはフラットだが、「たに」の“た”は強く発音していた。おーっ「谷さん」に聞こえたのである。英語には殆どの場合、強調する音があるが日本にはない。これも大きな相違点である。
【0017】
「ひらがなとカタカナ」「濁音と半濁音」は文科省の管轄であり、明治以来100年の歴史があり簡単な変革はできないであろう。しかしインターネット社会の到来で「日本語の鎖国」は次世代に大きなハンディを負わせることになる。
【0018】
この英語と日本語ギャップの最大の原因は「ひらがなとカタカナ」「濁音と半濁音」の表記方法にあると考える。江戸時代から綿々と続いて来た日本文化や情報伝達は「漢字とひらがな、カタカナ、濁音、半濁音」によってなされていた。言い換えればこれが定まった時代には英語文化の流入も外国人との交流もネット社会の到来も想定できなかったのである。
【0019】
本発明はこの「文明と道具」(ネット社会と日本の文字)のギャップを「補う」ものである。英語で書けば良いという企業はあるが、学校教育、行政、手紙、案内など原語が英語であっても「ひらがなとカタカナ」「濁音と半濁音」が必要なことは言うまでもない。例えば「コンサート」はカナカナ表記が絶対的である。この傾向は増えることはあっても減ることはないだろう。
【0020】
外国人が日本人英語で理解できにくいものの殆どは、日本語の表記は「子音プラス母音」でできているからである。これがいわゆる「ローマ字」表記である。「か」はKa 「き」はKi、「く」はKu、「け」はKe、「こ」はKoといった具合である。子音が続いたり、子音で終わることはない。Chemical ケミカルやClinicクリニック、Bookなどが一例である。
【0021】
同様の問題提起は過去10年、数万人以上が考え提案し検討され続けられてきたに違いない。しかし変革は一度もなかった。文科省は「新当用漢字」を見直すにとどまってきた。これは明治以来の伝統教育を守る、あたかも日本憲法の家族法のような古色蒼然(こしょくそうぜん)たる伝統文化の一端を担っているからに他ならない。
【0022】
他方インターネット社会の到来とともに、日本人と英語ギャップで埋められる場所があれば挑戦しなければならないであろう。子供たちの言語は先ず母親、次に家族、地域そして何より大きいのは小学校からの教育である。本発明はこの最もプライマリーな部分にソフトに且つユージュアル(日常使用)に入り込もうとするものである。
【0023】
日本人と英語はどうあっても相いれない部分もあるかもしれない。しかし帰国子女たちがネイティブイングリッシュスピーカーであることを思えば、幼児期、小学生、中学生の間に耳から入る「音声」「音感」の重要性は言うまでもない。本発明はその中間を目指すものだと言えよう。
【0024】
そこで海外に居住したり、長く滞在したことのない日本人でも外国人の英語を今以上に理解し、外国人が理解しやすい発音を現状を少し工夫すれば可能にしたのが本発明の意義である。同時に使いやすさも工夫されている。
【0025】
双方向の英語の全てが分かり難い、聞き取り難いのではない。「LとR」や「BとV」や同じ「あ」でも英語の3種の「あ」が区別でき、アクセントが分かれば飛躍的にジャパニングリッシュの性能は向上するに違いない。
【0026】
混同されやすい、聞き取り難い、そもそもローマ字で表す「子音+母音」のセット型の「ひらがなとカタカナ、濁音と半濁音」だけでは英語サウンズを表すことは無理なのである。新たなひらがなカタカナの表記方法が本発明の本質である。
【0027】
本発明の英音記号については図面と図面の説明に詳しく述べられている。これが恰好教育の現場に生かされ、出版物で日常的に目にするようになった時、日本人の英語音痴とかジャパニングリッシュとは言わせることな無くなるであろう。
【0028】
本発明の英音記号と英音文字は従来の文化慣習を大きく変えることなく、抵抗なく受け入れられることを主眼にし開発された。従って英語に軸足を置くのではなくあくまで日本語でのコミュニケーションツールとしての利便性を優先し、同時に今までの生活の基礎を基盤に考案されたものである。
【0029】
本発明の英音記号と英音文字については、1.概念、2.定義、3.規則性、4.書きやすさ、5.読みさすさの5点を優先して決定された。従って、いろいろな立場の人によっては、当然不完全なものととのご指摘は覚悟のうえである。
【0030】
つまり「便利なものができた」程度からスタートさせなければネット時代を生き延びなければならない日本の子供たちが、「英語音痴」では困るのである。例えば日常的に使う言葉として「トンネル」や「タオル」はそのまま発言すれば日本人英語を知らない外国人なら100%意味不明であろう。
日本のひらがなカタカナはすべて子音と母音の組み合わせて表すように決められており子音の連続や無発声は「ん」くらいしかないのである。
そのためには小学校、中学校時代に日本語の英語発音との大きな違いだけでも認識すれば、文字と音の由来の本質を理解することが自然にできるようになる。それが発明の意義である。
【0031】
先ず英音記号と英音文字の概念は、楽音・半濁音と同様にひらがなカタカナにくっつけて表現するものであり、意味を表すのではなく「音」を表すものである。
【0032】
次に英音記号と英音文字の定義は、
1.名称は英点(EP)とし、日本語に英語の音を加えたり消したりものとする。50音の基本「あかさたなはまやらわ」にアルファベット小文字または算用記号または下線をプラスして右側または右上、右下、文字下に記載して、濁点・半濁点記号と同様に表現し英語音声を補完するものである。
2.カタカナに音をイメージするアルファベット小文字または算用記号を右下に小さく示すという規則性を定めるこことする。
3.末尾の母音を発音しない場合で外国人が理解し難い場合に限り下線(アンダーバー)をカタカナ文字の下に付けることと定義する。
【0033】
次に英音記号と英音文字の規則性は、楽音・半濁音と同様に文字の右側に小さく表記し、右肩または真上または真下に添付されるという点にある。
【0034】
次に英音記号と英音文字の書きやすさについては、英音記号と英音文字を表現するカタチは英点と呼び使用するカタチはアルファベット26文字とプラス・マイナス・掛ける・割る・イコールの算用記号5文字だけである。この場合の英音記号と英音文字とは日本語のひらがなカタカナに英点がくっついたものを指す。
【0035】
最初に決めておかなければならない「きまり」の最後は書きやすさ、書き順である。英音記号と英音文字や英点は二画以内とする。右から左、上から下、逆の場合は続け字が可能な場合に限るとし小学生の書きやすさが基本である。
【0036】
具体的な英音の「カタカナと英点」の表示したものは、残念ながら文字はもちろんデジタルでも表示の方法がない。従って本発明は「手書きの表」(リスト)で示さなければならない。今までにない英点で英語の音を表現するのは、カタカナ13文字と楽音・半濁音12文字の合計25文字である。また連続音を示す「―」にも同じ方法で英点をつけることとする。例えば「バード」「パーク」「チョコレート」などである。
【0037】
カタカナで表せない連続音の「―」や「~」にも英点記号をつけて英語の発音を目で見えるようにした。例えば「バード」(鳥)と「カーブ」(曲がり)と「パーク」(公園)の「―」はいずれも「あ~」と「あ」を伸ばして発音するが、日本人には同じ「あ~」でも外国人にとっても全く違う意味となる。
【0038】
重要なことは日本の文字ですべて英語的発音を可能にすることではなく、誤解を招きやすいい、意味を間違えられやすいい最低限の発音だけについて、「第一歩として親しもう」というものである。中国語の「四声」は日本人が中国語を学ぶ際、いの一番に教えられることであるがそれは日本人小学生や、英音記号(英点)を教える先生にも大変である。
【0039】
ルールがあり、それを理解すればすぐ学習可能な25文字に限定し、アルファベットと数式記号の一部のみを使い簡略化した。それを表現するフォントはないので「表」と一文字づつ写真を添付することにした。
【0040】
本発明の特徴の一つとして「英音記号と英音文字と英点」の、1)名称、2)発音の仕方、3)規則性(再現性・汎用性)が明示されていて生徒はもちろん小学校教師にも理解しやすいことがあげられる。
一例として最近政府の新しい官庁として発足した「デジタル庁」の「デジタルをカタカナ読み」すれば殆どの外国人には意味が伝わらない。日本人にとって「デ」は「De」であり「ジ」はジャパンの「J」つまりザジズゼゾの「ジ」である。また最後の「ル」は「Lu」であり「る」を一つの音として発音する。
しかし英語民族の場合、デジタルは英語表記で「Digital」となり「De」や「Ji」または「Di」「Si」「Zi」はどこにもないのである。驚くことに「ジ」は「gi」なのである。
「gi」ならばたいていの日本人は「ギ」と発音するだろう。また最後の「ル」も舌を上あご、上の歯の裏側にくっつけただけの無発声音で「Lu」ではなくとくに「う」ではない。
【0041】
もっともよくつかわれる「カタカナ」のひとつ「デジタル」ですら、このようは大きなギャップを抱えている。これは双方向において大きな問題である。外国人は「ディジタL」と発音するので日本人には「ディジター」と聞こえる。一方日本人の発音した「デジタル」は外国人には「Dejitalu」と聞こえてしまい理解できないのである。「Di」も「gi」も消えてしまったのである。
【0042】
ジャパニーズイングリッシュは本家との間に解決しななければならい多くのギャップあるが、その大きなものに英語の「O」というスペリングの発音がある。「O」と言えば日本語では「お」または「おー」であろう。
世界のホームランバッター「王貞治選手」の「おー」である。ところが米国では99%「Sadaharu O」では「うさだはる」か「あさだはる」と発音されるだろう。故に王選手は「OH」なのである。これでも日本人の「おー」とは些か異なるのである。
トーク番組と言えば、話し合い語り合う番組のことであるが英語のスペリングでは「talk」であり「O」はどこにもない。またワーク(働く)は「わあ~く」と日本義では発音するがそのスペリングは「Work」となり「あ=a」はないのである。
日本語の母音「あ」「い」「う」「え」「お」には「a」「i」「 u」「 e」「 o」であらわし難いサウンドが多く存在する。中国語の「四声」と似た難しさがある。
四声とは、中国語の声調を、中古漢語の調類に基づいての4種類に分類したもの。中国音韻学では平声・上声・去声・入声をいう。 現代中国語の北方語を基礎とした普通話などの声調をも四声というが内容が異なり、中古漢語にあった入声が失われて平声が二つに分かれ、陰平・陽平・上声・去声をいう。
【0043】
本発明は「言語学」に関するものではない。本発明米は将来を担う子供たち、若者たちの英語への理解力と、日本人と接する外国人に対し「少しでも分かりやすい日本人英語」を育てるための過渡的な道具の発明である。
従って現時点では、外国人の発音と日本人の発音や双方向のヒアリングの根本的解決を目指すののではないが、この英音記号と英音文字と英点が、小学校で教えられたり、新聞やメディア、デジタル、インターネット等でフォントとして用いられるようになれば二千年の表意文字に表音文字の概念がプラスされ日本人の英語のコミュニケーション能力は飛躍的に向上することは間違いない。
【0044】
本発明は正確さよりも利便性を重視し、思い切って英音記号と英音文字と英点の対象を絞り込んだ。
1.「ア」、2.「オ」、3.「サ」、4.「タ」、5.「ツ」、6.「ラリルレロ」、7.「ザジズゼゾ」、8.「バビブベボ」、9.「ダヂズデド」、10.鼻にかかる「ん」と、12.単語の後の発音しない「ド」、「ル」、「ツ」の12項目である。
【0045】
正しい発音じゃなくても、外国人に誤解されない、或いは外国人が忖度して理解される範囲のものは除外した。例えば「イート」、「ブック」、「スクール」などは90%意味がちゃんと通じるからである。
また巻頭紹介した日本英語の「トンネル」「タオル」「セーター」などは全く意味不明となりことからそれを忖度の範囲内に収まるように工夫した。
「トンネル」には「トの右肩にa」をつけ「タンネル」を発音すればちょっと忖度すれば英語の発音「タネル」に近づく。また「タオル」の「他の右肩にu」をつければ「タウエル」となりこれもほぼ意味が通じるであろう。
【0046】
次なるポイントは「アクセント」である。先述べたように「お~たにさん」と米国野球の実況アナウンサーは全員「たに」の「た」にアクセントを置いて名前を連呼する。英音記号と英音文字と英点はアクセントを強く発音するカタカナの上に「´」をつけることとした。
これ自体は発明とは言えないかもしれないが、英語のとの理解の双方向性を示した点では画期的である。通常外国人が日本語を発音する場合は、2番目の音にアクセントを置くので敢えて表示の必要なない。例えば「嵐山」(あらしやま)は日本人の発音でも外国人の発音でもほぼ同じである。以下は一例である。大谷さんとMxdonald’sの実用例。
画像1から5にて参照のこと
【0047】
英音記号と英音文字と英点を具体的に説明する。発音に区別して表記方法を示す。これが本発明の基本的は具体像である。これを文部科学省で検討しできるだけ早く「ひらがなカタカナえいおん表」として小学校1年からの学習で使用すれば日本英語のギャップは縮まるだけにとどまらず英語中心のネット社会、デジタル社会への対応力が向上することに疑いはない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0048】
【特許文献1】出願 2008-145116 (2008/05/02) 公開 2009-271483 (2009/11/19) ひらがな・カタカナの読み書き学習教材 スコア:9726審査請求:有 審査最終処分:変更 出願人: 佐藤 彰美 発明者: 佐藤 彰美
【特許文献2】出願 2004-236640 (2004/08/16) 公開 2006-053866 (2006/02/23) カタカナ文字列の表記ゆれの検出方法出願人: 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 発明者: 大竹 清敬, 関口 洋一, 坂本 仁
【特許文献3】出願 2008-149853 (2008/05/13) 公開 2009-277200 (2009/11/26) 日本語かな表記法及び装置出願人: 辻 利秀 発明者: 辻 利秀
【特許文献4】出願 2004-316887 (2004/10/29) 公開 2006-129268 (2006/05/18) 情報処理装置、商品販売データ処理装置、文字入力方法、文字入力コンピュータ・ソフトウエア・プログラム、及び文字入力コンピュータ・ソフトウエア・プログラム記憶媒体 出願人: 東芝テック株式会社 発明者: 佐藤 真紀, 中村 麻日奈, 本間 一憲, 小林 恵
【特許文献5】出願 2006-236915 (2006/08/31) 公開 2008-059389 (2008/03/13) 語彙候補出力システム、語彙候補出力方法及び語彙候補出力プログラム 出願人: みずほ情報総研株式会社 発明者: 窪田 昭治その他、特許6268217、特許6449506、特許6764851などが検出される。
【非特許文献】
【0049】
【非特許文献1】資料名: 情報処理学会研究報告(Web) 「ひらがなはカタカナよりも丸っこいよね?」:文字の数式表現および曲率の利用可能性 著者 (3件): 小松孝徳 (明治大 総合数理) , 中村聡史 (明治大 総合数理) , 鈴木正明 (明治大 総合数理)
【非特許文献2】齋藤岳人 , 樋口大樹 (NTT コミュニケーション科学基礎研) , 井上和哉 (東京都大) , 小林哲生 (NTT コミュニケーション科学基礎研) 著者 (4件):ひらがなとカタカナの主観的な複雑さを反映する指標としての周囲長複雑度の妥当性
【非特許文献3】資料名: 日本心理学会大会発表論文集 (日本心理学会大会発表抄録集) ひらがな・カタカナ文字の視覚類似性データベース作成の試み著者 (2件): 樋口大樹 (NTT コミュニケーション科学基礎研) , 小林哲生 (NTT コミュニケーション科学基礎研)
【非特許文献4】資料名: 日本認知科学会大会発表論文集(CD-ROM) (日本認知科学会大会プログラム・抄録集(CD-ROM) ひらがな・カタカナを用いた形態象徴の検討著者 (2件): 平田佐智子 (イデアラボ) , 小松孝徳 (明治大 総合数理)
【非特許文献5】山田充 (広島県廿日市市教育委) , 道村静江 (かんじクラウド) , 道村静江 (点字学習を支援する会) , 樋口和彦 (島根大) , 花熊曉 (関西国際大 教育)小学校における読み書き困難への学習支援方法の開発とその効果-「ひらがな・カタカナ・漢字」文字の習得に向けて-著者 (5件):
【発明の概要】
【0050】
日本人の英語が苦手な原因は紀元前に始まる象形文字、表意文字、ひらがなカタカナそして50音のローマ字表記が表音文字たる英語とのギャップにあると考える。本発明は従来の概念を損ねることなく英語が主役のインターネット、デジタル社会に日本語を上手くマッチングさせるものであり、小学校の教科書や日本語の新しいフォント作りにも変革をもたらすものである。
【発明が解決しようとする課題】
【0051】
発展する英語を基軸としたインターネット社会、情報のデジタル化に対し、英語に弱いとされる日本人ならびに日本語を用いる人々に対し、より正確なヒアリング力とそれに伴うスペリングと意味の理解力、同時に相手にも分かりやすく本格的な英語発音と伝達力を、伝統的なるひらがな・カタカナ・漢字・ローマ字・楽音・半濁音の慣習を損ねることなくそれらをベースにしハード・ソフトの両面から向上させること
【課題を解決するための手段】
【0052】
家電メーカー、出版社、語学関係機関、学習塾などがコラボしてハードとソフトの両面から基準を決める。これは教育ではなく「知恵」の具体化の発明である。
【発明の効果】
【0053】
日本人の英語音痴が激減する。ボックスをローマ字でBOKKUSUとは書かなくなる。LとR、VとB、SとC、無声音の分からない日本人は殆ど10年でいなくなる。
【産業上の利用可能性】
【0054】
文化の基本は情報伝達である。2千年にわたり培ってきた日本伝統の言語文化にネット社会とデジタル化の対応すべく新しいひらがなカタカナの表現方式を導入すれば、ロボット、アバター、通信、輸送用機器、公共場所でのアナウンス、自動翻訳、教育・学習塾、参考教科書、行政、書籍、デジタルソフト、フォント、読み取り機械、日本語の情報を扱うすべて業界に新たな需要と革命を喚起するものである。
【0055】
本発明の実施例:本発明の英音記号と英音文字と英点記号は「フォント」がないので、図面の説明と画像にて示すこととする。
【図面の簡単な説明】
【0056】
図1】実際の英音記号と英音文字と英点の実際の使用図である。
図2】同じく英音記号と英音文字と英点の実際の使用図である。
図3】日本人・中国人に分かりにくい母音の英音記号の具体図である。
図4】音声の自動翻訳機もスペリングの理解が必要であるとの説明図である。
図5】カタカナと濁音の英音記号の図である。
図6】英語独特の母音英音記号と英音文字の発明の適用図である。
図7】本発明の説明図である。
図8】英語の発音記号の図である。
図9】商標だが世界的共通語なので引用した。日本人に掛けないスペル。
図10】本発明のスマホ先生は仮想現実アバター教師である。
図11】その1:英音記号と英音文字と英点の説明図である。
図12】その2:英音記号と英音文字と英点の説明の図である。
図13】その3:英音記号と英音文字と英点の説明の図である。
図14】外付けもOK、パソコンのキーボードに英音記号と英音文字キーを加える。
図15】パソコンのキーボードに英音記号と英音文字キーを加える。
図16】スマホの入力キーボードにも英音記号と英音文字と英点を。
図17】スマホのキーボードの図である。
図18】NHK英会話の出発はスペルにカタカナのフリガナだった。本発明はその逆バージョンである。
図19】先ずは“英語の教本に載せてみよう”の図である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】追加
【補正の内容】
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
【手続補正書】
【提出日】2022-07-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
英語の発音を日本語カタカナの伝統的本質にマッチングさせ手法を統一し、規格化された英音記号を用いて、対象となる英単語のスペリングと意味を分かりやすくするマッチングさせることが可能な、カタカナに付記した英音記号と英音文字と英点並びにスマホやパソコンのキーボードで表すことの可能なデジタル情報とその印刷物。
【請求項2】
英語の発音を全ての中国語の伝統的本質にマッチングさせ統一し、規格化された本発明の英音記号を用いて、英単語のスペリングと意味を分かりやすくマッチングさせることが可能な、中国語の簡体、繁体文字に付記した英音記号と英音文字と英点並びにスマホやパソコンのキーボードで表すことの可能なデジタル情報とその印刷物。
【請求項3】
日本人に聞き分けにくい英語の種々の「ア」や、中国人の「シェ」、あるいは外国人に聞き分けにくい日本人発音の「LとR」「thとSとZ」や「CとK」あるいは無声音である「t」「d」「s」「z」などに母音がつく英語表現に関する英語と日本語のギャップを解決する規格化された英音記号と英音文字と英点を使ったAIデジタル情報とその印刷物。
【請求項4】
請求項1,2、3の技術を用いて開発された英音記号と英音文字と英点を使ったゲーム感覚の英語学習ソフト並びに、正解すればご褒美のコインやおもちゃや称号などが与えられるスマホやパソコンで遊べる日本語と英語の共通ゲームなどのAIアプリケーションソフトウエア。
【請求項5】
請求項1,2、3の技術を用いて開発された英音記号と英音文字を学習するためにスマホやパソコン上に現れて、教え、説明したりする双方向のAI学習メタバース(VR/バーチャルリアリティー)とそのAIアプリケーションソフト。
【請求項6】
請求項5のAIメタバース(アバター)としてスマホやパソコン上に現れ、コンテンツの一つとして自分の好みで選べる先生、コーチや家庭教師教ならびに教室、学校、海、山、自宅、公園などあらゆる空間での会話、復唱、カラオケなどの個人または集団でのレッスンを、スマホやパソコン上で会話しながら英音記号と英音文字と英点のマスターを基本に英語の発音と英語のスペリングとひらがなカタカナが一体化する能力が身につくアプリケーションとAIソフト。
【請求項7】
請求項1,2、3を実行するためにパソコンやスマホのキーボード上段の「X」キーを使う方法、並びに英音記号と英音文字と英点を簡単にあらわせる新たに開発されたスマホやパソコンのキーボード上に現れる英音記号変換キーとアプリケーション。
【請求項8】
請求項1から7の技術によって開発された英語学習、日本語学習のためのテキスト教材、イラスト、アニメーション、SNS上のAI学習サイト。
【手続補正書】
【提出日】2022-08-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
AIアプリが判断し英語と外来の日本語(中国語も)の発音ギャップの大きなカタカナにくっつけられた新しい概念の英音の記号。日本語、中国語のルーツは漢字、つまり表意文字であり、英語はアラビア語、表音文字であり言葉(目と耳からの情報)に対する日本人、中国人と、英語を日常語にしている民族とは、言葉(文字と音)に対する出発点も言語への感性も全く異なる。本発明の請求の範囲はその大きなギャップを毎日使う日常の母国語に英音記号をAIによって自動的にくっつけることにより相互理解を早めるものである。実際には日本語ならカタカナ、中国語なら簡体に英音記号を使うことで英語のスペリングに馴染み、繰り返されることにより英語のスペリングが思いだされ、同時に自動的に意味も頭に記憶しやすくなるというもので、順序であれば次のようになる(日本語の場合)、最初に1)カタカナが出てくる、次に画面に表された、2)本発明のAIアプリでカタカナに付加された英音記号が現れる、すると3)本来の英語の発音が思い浮かびそれに応じて英語に近い発音も理解、さらに4)その発音によりカタカナのルーツとなった英語スペリングがイメージができる、結果5)カタカナと英語のスペルが結びつく、目的の6)カタカナとローマ字と英語が一致し意味を理解できる。請求項1とは、この一連の作業のキッカケとなるカタカナ・ローマ字に自動的にくっつけられる英音記号、つまりパソコンやスマホの文字入力時にAIソフトが文脈と熟語、単語から判断しカタカナに自動的に記号をくっつけてくれるフォント機能、並びに使用するかしないかを管理者が選べる英音記号付加アプリケーション、並びにその機能が工場出荷時にインストールされたパソコン並びにタブレット並びにスマートフォン。
【請求項2】
請求項1の従属項として、パソコン、スマホの文字入力機能として、まず1)音を入力し次に、2)それを意味の合致する文字(日本語の場合は、漢字、平仮名、カタカナ、中国語の場合は、繁体、簡体)に変換されるという順序であある。本発明の特別な技術は、そのタイピングの変換機能とタイミングを用いて、タイピング入力された音の文脈をAIが判断し、瞬時に「英音記号付きカタカナ」変換しする日中併用の2か国語対応の英音記号のアプリケーションソフト並びにそれをインストールしたパソコンとスマートフォン並びにそれの英語学習の印刷物。
【請求項3】
請求項1の従属項として、日本人に聞き分けにくい英語の種々の「ア」や、中国人の「シェ」、あるいは外国人に聞き分けにくい日本人発音の「LとR」「thとSとZ」や「CとK」あるいは無声音である「t」「d」「s」「z」などに母音がつく英語表現並びにロマ字に起因する殆どのカタカナ(外来語)の語尾は「母音」(例:STOPはカタカナでストップ、これをローマ字で書くとSUTOPPUとなる)で終わり、無声音が存在しないなど、英語の音とスペリングを正しく理解させるという、英語と日本語のギャップを解決する規格化された英音記号と英音文字と英点を使ったAIデジタル英語学習教材とその印刷物。
【請求項4】
請求項1の従属項として、請求項1,2、3の技術を用いて開発された英音記号と英音文字と英点を使ったゲーム感覚の英語学習ソフト並びに、正解すればご褒美のコインやおもちゃや称号などが与えられるスマホやパソコンで遊べる日本語と英語の共通ゲームなどのAIアプリケーションソフトウエアと英語学習テキスト。
【請求項5】
請求項1の従属項として、請求項1,2、3の技術を用いて開発された英音記号と英音文字を学習するためにスマホやパソコン上に現れて、教え、説明したりする双方向のAI学習メタバース家庭教師、(VR/バーチャルリアリティー)とそのAIアプリケーションソフト並びにAIメタバース(アバター)としてスマホやパソコン上に現れ、コンテンツの一つとして自分の好みで選べる先生、コーチや家庭教師教ならびに教室、学校、海、山、自宅、公園などあらゆる空間での会話、復唱、カラオケなどの個人または集団でのレッスンを、スマホやパソコン上で会話しながら英音記号と英音文字と英点のマスターを基本に英語の発音と英語のスペリングとひらがなカタカナが一体化する能力が身につくアプリケーションとAI英語学習ソフト。