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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023097468
(43)【公開日】2023-07-10
(54)【発明の名称】可搬式作業機の格納式係止具
(51)【国際特許分類】
   F02B 77/00 20060101AFI20230703BHJP
   F02B 77/13 20060101ALI20230703BHJP
   E06C 9/06 20060101ALI20230703BHJP
【FI】
F02B77/00 E
F02B77/13 B
E06C9/06 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021213596
(22)【出願日】2021-12-28
(71)【出願人】
【識別番号】000241795
【氏名又は名称】北越工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002398
【氏名又は名称】弁理士法人小倉特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】荒木 和也
【テーマコード(参考)】
2E044
【Fターム(参考)】
2E044BA14
2E044CB03
2E044CC01
2E044DA03
2E044DB01
2E044DC09
2E044EE00
(57)【要約】      (修正有)
【課題】可搬式作業機の防音箱に設けられた昇降用のステップの安全性と使い勝手を向上させる。
【解決手段】防音箱の外壁に設けられた凹溝13内に架設されてステップ等として使用される横桟23に取り付けられる係止具本体40と,横桟23を中心とした前記係止具本体40の回動を規制するストッパ機構50から成る格納式係止具30を設ける。この格納式係止具30の係止具本体40を,該係止具本体40の荷重受け部41が凹部13内に配置された格納状態と,荷重受け部41が凹部13外に配置された展開状態とで,前記横桟23に対する取り付け状態を変更することができるようにすることで,使用時に係止具本体40を展開状態として防音箱を昇降する際の足場(ステップ)として使用することで,昇降動作の際に足元が見やすく,踏み外し等が生じ難くなることで,安全な昇降が可能となる。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
防音箱の外壁に設けられた凹部と,該凹部の側壁間に架設された横桟とを有する可搬式作業機の格納式係止具において,
該格納式係止具が,前記横桟に取り付けられる係止具本体と,前記横桟を中心とした前記係止具本体の回動を規制するストッパ機構を備え,
前記係止具本体が,使用時に下向きの荷重を受ける荷重受け部と,前記荷重受け部の両端にそれぞれ一端が連結された,相互に平行を成すブラケット部を備え,前記ブラケット部の他端側に,前記横桟が挿入される横桟挿入部を有し,該横桟挿入部に前記横桟を挿入することで前記横桟に対して取り付け可能に構成されていると共に,前記荷重受け部を前記凹部内に配置した格納状態と,前記荷重受け部を前記凹部外に配置した展開状態とで,前記横桟に対する取り付け状態を変更することができるように構成されており,
前記ストッパ機構により,少なくとも前記展開状態にある前記係止具本体が,前記荷重受け部を下方へ移動させる方向への回動を規制されていることを特徴とする可搬式作業機用の格納式係止具。
【請求項2】
前記係止具本体が,円柱状の前記横桟を取付対象とし,
前記係止具本体の前記横桟挿入部が,前記横桟を挿入可能な貫通孔であり,該貫通孔に挿入された前記横桟を支点として前記係止具本体が回動することにより,前記格納状態と前記展開状態間で前記横桟に対する前記係止具本体の取り付け状態を変更することができるように構成したことを特徴とする請求項1記載の可搬式作業機の格納式係止具。
【請求項3】
前記ストッパ機構として,少なくとも前記展開状態において前記係止具本体と当接して,前記荷重受け部を下方へ移動させる前記係止具本体の回動を規制する,前記凹部の側壁より突設したストッパ部材を設けたことを特徴とする請求項2記載の可搬式作業機の格納式係止具。
【請求項4】
前記横桟挿入部が,前記ブラケット部の長さ方向と直交する高さ方向を有し,一端を閉塞端と成すと共に他端を開放端とする嵌合溝であり,
前記荷重受け部を前記凹部内に配置すると共に前記嵌合溝の前記開放端を下向きに開放させた状態で,前記開放端より前記嵌合溝内に前記横桟を挿入することにより,前記係止具本体を前記格納状態で前記横桟に取り付け可能であると共に,
前記荷重受け部を前記凹部外に配置すると共に前記嵌合溝の前記開放端を下向きに開放させた状態で,前記開放端より前記嵌合溝内に前記横桟を挿入することにより,前記係止具本体を前記展開位置で前記横桟に取り付け可能としたことを特徴とする請求項1記載の可搬式作業機の格納式係止具。
【請求項5】
前記係止具本体が,円柱状の前記横桟を取り付け対象とし,
前記ストッパ機構として,少なくとも前記展開状態において前記係止具本体と当接して前記係止具本体の回動を規制する,前記凹部の側壁より突設したストッパ部材を設けたことを特徴とする請求項4記載の可搬式作業機の格納式係止具。
【請求項6】
前記係止具本体が,一対の垂直面を有する前記横桟を取り付け対象とし,
前記横桟の前記一対の垂直面間の間隔に対し,前記嵌合溝の幅を,前記横桟を挿入可能な範囲で略同一の幅に形成することで,前記係止具本体の回動を規制する,前記ストッパ機構としたことを特徴とする請求項4記載の可搬式作業機の格納式係止具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,発電機本体や圧縮機本体等の作業機本体,これらの作業機本体を駆動するエンジン,その他の構成機器を防音箱内に収容してパッケージ化した可搬式作業機の前記防音箱に設ける格納式係止具に関し,より詳細には,格納された状態から,使用時に展開することにより,防音箱上を昇降する際に作業員が足場(ステップ)として使用し,又は,可搬式作業機を輸送する際に固定するための荷掛けロープを係止するロープ掛け金具等の各種用途の係止具として使用することができる,可搬式作業機の格納式係止具に関する。
【背景技術】
【0002】
発電機本体や圧縮機本体等の作業機本体と,前記作業機本体を駆動するエンジン,その他の必要な機器から構成される構成機器を防音箱内に収容してパッケージ化した可搬式作業機は,設置場所を問わずに使用できることから工事現場等の屋外作業における電源や圧縮空気の供給源等として広く使用されている。
【0003】
このような可搬式作業機には,トラック等に積載して搬送等する際の便を考慮して,クレーンのフックを係止するため吊金具や,荷掛けロープを係止するためのロープ掛け金具,吊金具に対するクレーンフックの取り付けやロープ掛け金具に対するロープ掛けを行う際等に作業員が防音箱上を昇降する際に使用するステップ等が設けられたものもある。
【0004】
このような吊下金具やローブ掛け金具,昇降用のステップ等は,可搬式作業機の防音箱の外壁よりも外側に突出して設けられていると,可搬式作業機の設置や保管時に必要なスペースが増大するだけでなく,輸送や積み下ろしの際に突出した部品が人や物に接触して事故や破損等の原因とも成り得る。
【0005】
そのため,このような吊金具やロープ掛け金具,ステップ等は,防音箱の外壁に設けられた凹部内に収容する等して,防音箱の外壁よりも外側に突出しないように配置される。
【0006】
このような可搬式作業機700の構成例として,後掲の特許文献1には,図12に示すように,防音箱710のサイドパネル711とトップパネル712を長手方向の中央においてチャネル材によって前後に分割すると共に,このチャネル材によって凹溝713が形成されており,この凹溝713の側壁713a,713a間に金属製の棒材やパイプ材から成る横桟721,722,723を架設することにより,この横桟721,722,723を前述した吊金具やステップとする構成が開示されている。
【0007】
具体的には,図12に示した特許文献1の可搬式作業機では,前後のトップパネル712に設けた凹溝713の中央部分に設けた横桟721を,クレーンで吊り上げる際に使用する吊金具と成すと共に,その他の横桟722,723を,作業員が防音箱を昇降する際に使用するステップとしている。
【0008】
なお,前掲の特許文献1に記載の可搬式作業機700には,可搬式作業機700をトラックの荷台等に搭載した際に荷台上に固定するための荷掛けロープを係止するロープ掛け金具に対応する部材は設けられていない。
【0009】
しかし,前述したステップ用の横桟722,723が防音箱710に対し必要な強度で取り付けられていれば,ステップ用の横桟722,723は,荷掛けロープを係止するためのロープ掛け金具としても使用可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2008-202457号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
以上で説明した従来の可搬式作業機700の構成では,クレーンのフックを係止するための吊金具や昇降用のステップ,ロープ掛け金具等として使用可能な横桟721,722,723を設けた構成でありながら,このような横桟721,722,723を防音箱710に設けた凹溝713内に取り付けたことで,防音箱710の外壁(トップパネル712やサイドパネル711)よりも外側にこれらの部材が突出しない配置となっている。
【0012】
しかしながら,前述した凹溝713内に横桟721,722,723を設けた構成では,このような横桟723を昇降用のステップとして使用する際,凹溝713内に作業員のつま先部分が入り込んだ状態で横桟723に足を掛けることとなるため,作業員はつま先部分を見難くなっており,ステップを踏み外し易く危険である。
【0013】
しかも,凹溝713の形成は防音箱710内の収納スペースを狭めることから,凹溝713の深さを十分に取ることは困難で,凹溝713は一般に深さ10cm程度の比較的浅い溝として形成される。
【0014】
そのため,図13に示すように作業員のつま先の先端部分のみが凹溝713内に挿入されて横桟723上に乗ることとなり,靴(安全靴)を履いた状態では,足の拇指球の位置よりもつま先側の部分のみで全体重を支えることとなるため,横桟723が一般的に円柱状の材料で形成されていて滑り易いこととも相俟って,足の踏ん張りが効かずに昇降動作を行い難く,また,足の踏み外しによる事故が発生する危険性もある。
【0015】
更に,前述したステップ用の横桟722,723の一部,例えばステップ用の横桟722,723のうちの最上段の横桟722をロープ掛け金具として使用する場合,凹溝713内に設けられている横桟722に荷掛けロープを係止して固定すると,ロープの掛け方によっては図14中に拡大図で示すように横桟722に掛けたロープが凹溝713の縁が成す角部と干渉する。
【0016】
このような角部に干渉したロープは,干渉部分に局部的に負荷が掛かることで切れ易くなるだけでなく,ロープとの干渉によって防音箱710側でも干渉部分で塗装の剥離が生じ易く,ワイヤロープ等をきつく締め込んで荷掛けを行えば,干渉部分にロープが食い込んで防音箱710に凹み等の変形を生じさせる可能性もある。
【0017】
このように,ステップやロープ掛け金具等として使用される前述の横桟722,723は,可搬式作業機700の設置や収納の際には防音箱710の外壁よりも内側にあることが望ましいが,これを実際にステップやロープ掛け金具として使用する場合には,凹溝713の外,従って,防音箱710の外壁よりも外側に突出して設けられている方が,安全面でも,使い勝手の面でも望ましいという,相反する要求が存在する。
【0018】
しかし,従来の可搬式作業機の構成は,このような相反する要求に応えられるものとはなっていなかった。
【0019】
なお,以上で行った従来技術の説明では,ステップやロープ掛け金具等として使用する前述の横桟722,723を,防音箱710に形成した『凹溝』内に設けた場合を例に挙げて説明したが,前述した問題は,凹溝に限定されず,防音箱に設けた『溝』以外の形態を取る凹部内に横桟を取り付けた場合にも同様に生じ得る問題である。
【0020】
そこで本発明は,可搬式作業機の防音箱に設けた凹溝等の凹部内に架設された,前述のステップやロープ掛け金具として使用される横桟と組み合わせて使用する,格納式の係止具を提供することにより,既存の可搬式作業機の構造を踏襲しつつ,前述した相反する要求を同時に満足させることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0021】
以下に,課題を解決するための手段を,発明を実施するための形態で使用する符号と共に記載する。この符号は,特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態の記載との対応を明らかにするために記載したものであり,言うまでもなく,本発明の技術的範囲の解釈に制限的に用いられるものではない。
【0022】
上記目的を達成するために,本発明の可搬式作業機1の格納式係止具30は,
防音箱10の外壁に設けられた凹溝等の凹部13と,該凹部13の側壁13a,13a間に架設された横桟22,23とを有する可搬式作業機1の格納式係止具30において,
該格納式係止具30が,前記横桟22,23に取り付けられる係止具本体40と,前記横桟22,23を中心とした前記係止具本体40の回動を規制するストッパ機構50(図4,7,10参照)を備え,
前記係止具本体40が,使用時に下向きの荷重を受ける荷重受け部41と,前記荷重受け部41の両端にそれぞれ一端42a,42aが連結された,相互に平行を成すブラケット部42,42を備え(図2,5,8参照),前記ブラケット部42,42の他端42b,42b側に,前記横桟22,23が挿入される横桟挿入部44を有し,該横桟挿入部44に前記横桟22,23を挿入することで前記横桟22,23に対して取り付け可能に構成されていると共に,前記荷重受け部41を前記凹部13内に配置した格納状態〔図4(B),7(B),10(B)参照〕と,前記荷重受け部41を前記凹部13外に配置した展開状態〔図4(A),7(A),10(A)参照〕とで,前記横桟22,23に対する取り付け状態を変更することができるように構成されており,
前記ストッパ機構50によって,少なくとも前記展開状態にある前記係止具本体40が,前記荷重受け部41を下方へ移動させる方向への回動を規制されていることを特徴とする(請求項1)。
【0023】
上記構成の格納式係止具30において,
前記係止具本体40が,円柱状の前記横桟22,23を取付対象とし,
前記係止具本体40の前記横桟挿入部44が,前記横桟22,23を挿入可能な貫通孔441(図2参照)であり,該貫通孔441に挿入された前記横桟22,23を支点として前記係止具本体40が回動することにより,前記格納状態と前記展開状態間で前記横桟22,23に対する前記係止具本体40の取り付け状態を変更することができるように構成することができる(請求項2,図2図4参照)。
【0024】
この場合,前記ストッパ機構50として,少なくとも前記展開状態において前記係止具本体40と当接して,前記荷重受け部41を下方へ移動させる前記係止具本体40の回動を規制する,前記凹部13の側壁13a,13aより突設したストッパ部材51を設けるものとしても良い(請求項3,図2図4参照)。
【0025】
また,格納式係止具30の別の構成としては,
前記横桟挿入部44として,前記ブラケット部42の長さ方向と直交する高さ方向を有し,一端を閉塞端442aと成すと共に他端を開放端442bとする嵌合溝442を設け,
前記荷重受け部41を前記凹部13内に配置すると共に前記嵌合溝442の前記開放端442bを下向きに開放させた状態で,前記開放端442bより前記嵌合溝442内に前記横桟22,23を挿入することにより,前記係止具本体40を前記格納状態で前記横桟22,23に取り付け可能と成すと共に,
前記荷重受け部41を前記凹部13外に配置すると共に前記嵌合溝442の前記開放端442bを下向きに開放させた状態で,前記開放端442bより前記嵌合溝442内に前記横桟22,23を挿入することにより,前記係止具本体40を前記展開位置で前記横桟22,23に取り付け可能とするものとしても良い(請求項4,図5図10参照)。
【0026】
係止具本体40に上記嵌合溝442を設けた構成としては,更に,
前記係止具本体40の取り付け対象を,円柱状の前記横桟22,23とし,
前記ストッパ機構50として,少なくとも前記展開状態において前記係止具本体40と当接して前記係止具本体40の回動を規制する,前記凹部13の側壁13a,13aより突設したストッパ部材51を設けるものとしても良く(請求項5,図5図7参照),又は,
前記係止具本体40の取り付け対象を,角材等により形成された,一対の垂直面を有する前記横桟22,23とし,
前記横桟22,23の前記一対の垂直面間の間隔に対し,前記嵌合溝442の幅を,前記横桟22,23を挿入可能な範囲で略同一の幅に形成することで,前記係止具本体40の回動を規制する,前記ストッパ機構50とするものとしても良い(請求項6,図8図10参照)。
【発明の効果】
【0027】
以上で説明した本発明の可搬式作業機1の格納式係止具30では,以下の顕著な効果を得ることができた。
【0028】
格納状態で横桟22,23に取り付けられた係止具本体40は,防音箱10の外壁よりも外側に突出することなく,可搬式作業機1の保管や設置スペースを増大させることがない一方,係止具本体40を展開状態で横桟22,23に取り付けると,係止具本体40の荷重受け部41を凹部13の外,従って,防音箱10の外壁よりも外側に配置することができた。
【0029】
このように展開状態で横桟22,23に取り付けた係止具本体40は,ストッパ機構50によって少なくとも荷重受け部41を下方へ移動させる回動が規制されていることで,係止具本体40の荷重受け部41を,防音箱10上を昇降する際に手や足を掛けるためのステップや,荷掛け用のロープを係止するロープ係止具として使用することができた。
【0030】
その結果,このように凹部13外に配置された係止具本体40の荷重受け部41を足場(ステップ)として使用することで,作業員は図11に示すように足元を確認しながら安全かつ確実に昇降動作を行うことができると共に,図4(A),図7(A),及び図10(A)に示すように拇指球や,拇指球よりも土踏まず側の部分で足裏を係止具本体40の荷重受け部41上に乗せて昇降を行うことができ,踏み外し等が起こり難く,安定してステップに体重を乗せることができる点でも,安全,且つ,確実な昇降が可能となった。
【0031】
また,可搬式作業機1をトラックの荷台等に積載した際には,展開位置にある係止具本体40の荷重受け部41に荷掛ロープを係止して可搬式作業機1を荷台上に固定することで,図1中に拡大図で示したように,荷掛けロープが凹部13の開口縁に形成された角部と干渉することを防止でき,このような干渉に伴う,ロープの切断,防音箱10の塗装の剥離や変形等の発生についても防止することができた。
【0032】
前記係止具本体40の取付対象を,円柱状の前記横桟22,23とし,係止具本体40に,横桟挿入部44として横桟22,23を挿入可能な貫通孔441を設けて該貫通孔441に横桟22,23を挿入した構成(図2~4参照)では,横桟22,23を中心として係止具本体40を回動させることで,前記格納状態と前記展開状態とで前記横桟22,23に対する取り付け状態を簡単に切り換えることができた(図4参照)。
【0033】
また,この構成では,横桟22,23を凹部13の側壁13a,13aより取り外さなければ係止具本体40を横桟22,23から取り外すことができないため,係止具本体40が意図せずに脱落等することにより生じる係止具本体40の紛失等についても防止することができた。
【0034】
一方,係止具本体40に一端を閉塞端442aと成すと共に他端を開放端442bとする嵌合溝442を設け,この嵌合溝442を横桟挿入部44とした構成では,格納状態から展開状態,又は展開状態から格納状態へと,横桟22,23に対する係止具本体40の取り付け状態を切り換えるためには,係止具本体40を一旦上方に持ち上げて,横桟22,23から係止具本体40を取り外すと共に,係止具本体40の向きを変えて付け直す必要があるものの,係止具本体40の着脱に際し,横桟22,23を凹部13の側壁13a,13aから取り外す必要が無いため,既存の可搬式作業機1に対し後付けで容易に本発明の格納式係止具30を増設することができた。
【0035】
更に,係止具本体40の取り付け対象を,角材で形成された横桟22,23等,一対の垂直面を有する横桟22,23とした構成では,横桟22,23を挿入可能な範囲でブラケット部42の他端42b側に設けた嵌合溝442の幅を,前記横桟22,23の一対の前記垂直面間の間隔と略同一幅とすることで,横桟22,23及び嵌合溝442自体をストッパ機構50とすることができ,別途,凹部13の側壁13a,13aより突出するストッパ部材51等を設ける必要がなく,部品点数の減少による構造の簡略化を実現することができた。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1】本発明の格納式係止具を備えた可搬式作業機の斜視図。
図2】係止具本体の斜視図。
図3】本発明の格納式係止具の斜視図であり,(A)は上方より,(B)は下方よりそれぞれ見た図。
図4】本発明の格納式係止具の説明図であり,(A)は展開状態,(B)は格納状態を示す。
図5】係止具本体の変形例の斜視図。
図6】本発明の格納式係止具の変形例の斜視図であり,(A)は上方より,(B)は下方よりそれぞれ見た図。
図7】本発明の格納式係止具の変形例の説明図であり,(A)は展開状態,(B)は格納状態を示す。
図8】係止具本体の別の変形例の斜視図。
図9】本発明の格納式係止具の別の変形例の斜視図であり,(A)は上方より,(B)は下方よりそれぞれ見た図。
図10】本発明の格納式係止具の別の変形例の説明図であり,(A)は展開状態,(B)は格納状態を示す。
図11】本発明の格納式係止具のステップとしての使用状態の説明図。
図12】従来の可搬式作業機(特許文献1に対応)の斜視図。
図13】従来の可搬式作業機に設けた横桟をステップとして使用した場合の足の係止状態を示した説明図。
図14】従来の可搬式作業機に設けた横桟をロープ掛け金具として使用した場合のロープと防音箱との干渉の様子を示した説明図。
【発明を実施するための形態】
【0037】
次に,本発明の実施形態につき添付図面を参照しながら以下に説明する。
【0038】
図1中の符号1は,本発明の格納式係止具を備えた可搬式作業機である。
【0039】
この可搬式作業機1は,防音箱10内にエンジン(図示せず)や,該エンジンによって駆動される発電機本体や圧縮機本体等の作業機本体(図示せず),その他の必要な機器を収容してパッケージ化したものである。
【0040】
図1に示す実施形態において,前述の防音箱10は,内部に収容する機器を載置する基台として機能する平面視矩形状のフレーム11と,このフレーム11上を覆うボンネット12により構成されている。
【0041】
このボンネット12は,このフレーム11の四辺より立設されたフロントパネル121,リヤパネル122,及びサイドパネル123から成る側壁と,これらの側壁(フロントパネル121,リヤパネル122,及び,サイドパネル123)によって囲まれた空間の上部を覆うトップパネル124によって構成されている。
【0042】
このボンネット12のサイドパネル123とトップパネル124には,長手方向の中央部においてサイドパネル123とトップパネル124を前後に分割するチャネル材が取り付けられて凹部(凹溝)13が形成されており,この凹溝13の側壁13a,13a間に架設された横桟21~23が設けられている点は,図12を参照して説明した従来の可搬式作業機の構成と同様である。
【0043】
そして,凹溝13の側壁13a,13a間に架設された横桟21~23のうち,トップパネル124を前後に二分する凹溝13の長手方向中央に設けた横桟21を,クレーンにて吊り下げる際にクレーンフックを係止するための吊金具とした点も,図12を参照して説明した従来の可搬式作業機の構成と同様である。
【0044】
図12を参照して説明した可搬式作業機700では,凹溝713に設けた横桟721~723のうち,前述した吊金具として使用する横桟721以外の横桟722,723についても,これをそのままステップ等として使用するものであった。
【0045】
これに対し,本発明の構成では,可搬式作業機1の防音箱10に,前述した横桟21~23のうち,吊金具となる横桟21以外の横桟22,23に対して取り付けられる係止具本体40と,該係止具本体40の回動を規制するストッパ機構50を有する格納式係止具30を設けている。
【0046】
前述の横桟22,23に取り付けて使用する係止具本体40は,図2に示すように,ステップとして使用する際には手や足を掛ける部分となり,また,ロープ掛け金具として使用する場合にはロープを掛ける部分となることで下向きの荷重が加わる荷重受け部41と,この荷重受け部41の両端にそれぞれ一端42aが連結され,相互に平行に配置されたブラケット部42,42を有している。
【0047】
図示の例では,係止具本体40を前述の荷重受け部41とブラケット部42,42から成る略コ字状に形成しているが,この形状に限定されず,例えば図5及び図8に変形例として示すようにブラケット部42,42の他端42b,42b間を補強板43で連結して矩形枠形状に形成するものとしても良い。
【0048】
このブラケット部42,42の他端42b,42b側には,防音箱10の凹溝13内に設けた横桟(22又は23)を挿入するための横桟挿入部44が設けられており,図2に示す実施形態では,この横桟挿入部44として,横桟が挿入される貫通孔441が形成されている。
【0049】
このように,横桟挿入部44として貫通孔441を設けた図2に記載の係止具本体40の構成では,この貫通孔441内に横桟(22又は23)を挿入して横桟(22又は23)に係止具本体40を取り付けることで,横桟(22又は23)を中心として係止具本体40を回動させることができるように構成されている。
【0050】
その結果,図4(A)に示すように荷重受け部41を凹溝13外に配置した展開状態から,横桟23を中心に係止具本体40を紙面時計回り方向に回動させることで,図4(B)に示すように荷重受け部41を凹溝13内に配置した格納状態へと,横桟23に対する係止具本体40の取付状態を切り換えることができるように構成されている。
【0051】
前述した展開状態及び格納状態にある係止具本体40は,この位置から少なくとも荷重受け部41を下方に移動させる方向への回動がストッパ機構50によって規制されている。
【0052】
図3及び図4に示す実施形態では,前述した展開状態及び格納状態にあるときに係止具本体40と当接して,荷重受け部41を下方に移動させる係止具本体40の回動〔図4(A)の展開状態では紙面反時計回り方向への回動,図4(B)の格納状態では紙面時計回り方向への回動〕を規制するストッパ部材51を凹溝13の側壁13a,13aより突出形成して前述のストッパ機構50としている。
【0053】
図示の実施形態では,このストッパ部材51として凹溝13の側壁13a,13a間に架設された棒材を設けているが,この構成に代えて,棒材であるストッパ部材51の端部の取り付け位置において凹溝13の側壁13a,13aの一方又は双方に突起を設け,この突起をストッパ部材とするものとしても良い。
【0054】
図2図4に示す実施形態では,係止具本体40のブラケット部42の他端42b側よりブラケット部42の長さ方向に対し直交する方向に係止片45を突出させてブラケット部42を略L字状に形成することにより,展開位置〔図4(A)参照〕においてこの係止片45がストッパ部材51と当接して回動が規制されるように構成すると共に,格納状態〔図4(B)参照〕において前述のストッパ部材51上に係止具本体40のブラケット部42が載置された状態で当接するように構成することで,前述した係止具本体40の回動が規制できるように構成されている。
【0055】
以上のように構成された格納式係止具30では,図4(B)に示す格納状態では,係止具本体40は荷重受け部41を凹溝13内に配置した状態で格納されていることで,防音箱10の外壁より係止具本体40が突出することなく,その結果,可搬式作業機1の設置スペースや収容スペースが拡大されることがなく,また,トラックの荷台に対する積み下ろし作業や運搬作業を行う際に,係止具本体40が人や物等に衝突する等して生じる事故や破損の発生が防止されている。
【0056】
一方,係止具本体40を図4(A)に示す展開状態とすることにより,係止部本体40の荷重受け部41を,防音箱10に対する昇降時に使用するステップとして使用する場合,作業員が足を乗せる部分である荷重受け部41が凹溝13の外に配置されていることで,図11に示すように作業員は目視によって足を乗せる位置を確認しながら昇降動作を行うことができ安全に昇降動作を行うことができる。
【0057】
しかも,係止具本体40の取付により,作業員は係止具本体40の荷重受け部41だけでなく,横桟23にも同時に足を乗せることが可能であり,横桟23にのみ足を乗せていた従来構造に比較して足裏のより広い範囲を安定した状態で載置することができると共に,つま先から,拇指球を越えて更に土踏まず側の部分まで載置することができるようになることで,足を踏み外す危険性も大幅に減少し得るものとなっている。
【0058】
更に,係止具本体40は,前述したように荷重受け部41とブラケット部42から成るコ字状(図2参照),又は,これに補強板43を追加した矩形枠状(図5図8参照)に形成されていることから,荷重受け部41と横桟23間には,ロープ等を通すことができる隙間が形成されている。
【0059】
従って,本発明の格納式係止具30は,これを展開状態とすることにより,防音箱上を昇降する際のステップとして使用することができるだけでなく,トラックの荷台等に積載した際に荷台上に固定するための荷掛けロープを係止するための,ロープ掛け金具としても使用することができる。
【0060】
図1には,横桟22,23のうち,最上段に設けた横桟22に取り付けた係止具本体40を,可搬式作業機1をトラックの荷台等に載置した際に荷掛けロープを係止するためのロープ掛け金具として使用した例を示したもので,図1に示すように展開状態として凹溝13外に配置された係止具本体40の荷重受け部41に荷掛けロープを係止することで,図1中に拡大図で示したように,係止具本体40の荷重受け部41に掛けたロープが凹溝13の開口縁に形成された角部と干渉することを防止することができる。
【0061】
その結果,ロープが凹溝13の開口縁の角部と干渉することにより生じ得る,ロープの切断,ロープとの干渉位置における防音箱10の塗装の剥離や変形の発生等についても好適に防止することができた。
【0062】
なお,図1に示した例では,最上段の横桟22に取り付けられた係止具本体40を有する格納式係止具30をロープ掛け金具として使用する例について説明したが,これよりも下段に設けた横桟23に取り付けられた係止具本体40を有する格納式係止具30をロープ掛け金具として使用するものとしても良い。
【0063】
以上,図2図4を参照して説明した格納式係止具30の構成では,係止具本体40のブラケット部42の他端側に設けた横桟挿入部44を,横桟(22又は23)が挿入される貫通孔441とした構成について説明した。
【0064】
これに対し,図5図7に示す実施形態では,係止具本体40の取り付け対象とする横桟(22又は23)を円柱状のものと成す点では図2図4を参照して説明した格納式係止具30と同様であるが,係止具本体40のブラケット部42の他端42b側に設ける横桟挿入部44として,前記ブラケット部42の長さ方向と直交する高さ方向を有し,一端を閉塞端442aと成すと共に他端を開放端442bとする嵌合溝442を設ける構成を採用した。
【0065】
そして,図7(A)に示すように,荷重受け部41を凹溝13外に配置すると共に嵌合溝442の開放端442bを下向きとした状態で係止具本体40を横桟(22又は23)に向かって下降させて開放端442bより嵌合溝442内に横桟(22又は23)を挿入することにより,係止具本体40を展開状態で前記横桟(22又は23)に取り付けることができるように構成した。
【0066】
一方,係止具本体40を図7(B)に示す格納状態とする場合には,図7(A)に示したように展開状態で横桟(22又は23)に取り付けられている係止具本体40を,一旦,上方に持ち上げて嵌合溝442から横桟(22又は23)を抜き取り,この状態で係止後本体40を水平方向に180°回転させて,荷重受け部41を凹溝13内に配置すると共に嵌合溝442の開放端442bを下向きとした姿勢で,係止具本体40を横桟(22又は23)に向かって下降させて開放端442bより嵌合溝442内に横桟(22又は23)を挿入することにより,係止具本体40を格納状態で前記横桟(22又は23)に取り付けることができるようにした。
【0067】
なお,図3及び図4を参照して説明した実施形態と同様,本実施形態の格納式係止具30の構成においても,凹溝13内には,凹溝13の側壁13a,13a間に架設された棒材がストッパ部材51として設けられており,このストッパ部材51が,係止具本体40の回動を規制するストッパ機構50として設けられている。
【0068】
図5図7に示す実施形態では,係止具本体40のブラケット部42に,嵌合溝422の開口端を延長する係止片46a,46bを設け,展開状態ではブラケット部42の底辺と係止片46aの角部に,格納状態ではブラケット部の底辺と係止片46bの角部に,前述したストッパ部材51がそれぞれ当接されることで,格納状態及び展開状態のいずれの状態においても,横桟(22又は23)を中心とした係止具本体40の時計回り方向,反時計回り方向の回動がいずれ共に規制されるように構成されている。
【0069】
この図5図7を参照して説明した格納式係止具30も,これを昇降用ステップとして使用する場合,安定して足を乗せることができ,安全に昇降動作が行えると共に,ロープ掛け金具として使用する場合,ロープと凹溝の開口縁の角部との干渉が防止できる効果が得られる点は,先に図2図4を参照して説明した格納式係止具30と同様である。
【0070】
なお,図5図7を参照して説明した本実施形態の格納式係止具30では,前述したように格納状態から展開状態へと横桟(22又は23)への取り付け状態を変更する場合,及び,展開状態から格納状態へと横桟(22又は23)への取り付け状態を変更する場合のいずれの場合共に,一旦,係止具本体40を上方に持ち上げて横桟(22又は23)から取り外す作業が必要となる点で,横桟(22又は23)を中心に回動させるだけで格納状態と展開状態間の切り換えを行うことができる図2図4を参照して説明した格納式係止具30の構成に比較して,格納及び展開作業に手間がかかるものとなっている。
【0071】
しかし,図2図4を参照して説明した格納式係止具30では,横桟(22又は23)となる棒材を係止具本体40に設けた貫通孔441に挿入した状態で凹溝13の側壁13a,13aに横桟(22又は23)の両端を固定する必要があるため,防音箱10の製造段階において係止具本体40を取り付ける必要があるのに対し,図5図7を参照して説明した本実施形態の格納式係止具30では,防音箱10に設けた凹溝13内にストッパ部材51を取り付けておけば,係止具本体40については防音箱10の完成後に,事後的に簡単に取り付けることが可能であり,可搬式作業機に対し後付けで行う格納式係止具30の増設に対しても簡単に対応できるものとなっている。
【0072】
図8図10は,図5図7を参照して説明した前述の格納式係止具30と同様,係止具本体40の横桟挿入部44として嵌合溝442を設けた構成を採用するが,係止具本体40を取り付ける対象とする横桟(22又は23)が,角材等のように一対の垂直面を備えたものである点において相違する。
【0073】
なお,図9及び図10に示す実施形態では,このような横桟(22又は23)として角材を採用しているが,前述したように一対の垂直面を有するものであれば,横桟(22又は23)は角材に限定されず,各種形状のものが使用可能である。
【0074】
そして,本実施形態の構成では,係止具本体40のブラケット部42に設ける前述の嵌合溝442の幅を,横桟(22又は23)を挿入可能な範囲において前記一対の垂直面間の間隔と略同一幅とする構成を採用している。
【0075】
このように構成することで,係止具本体40に設けた嵌合溝442の開放端442bを下向きとして係止具本体40を下降させて嵌合溝442内に横桟(22又は23)を挿入すると,係止具本体40は,展開状態又は格納状態の姿勢で固定されて横桟(22又は23)を中心とした回動ができないように構成されている。
【0076】
従って,図8図10を参照して説明した格納式係止具30の構成では,一対の垂直面を備えた横桟(22又は23)と,係止具本体40の嵌合溝442の組み合わせにより,展開状態及び格納状態にある係止具本体の回動を規制する,ストッパ機構50が構成されている。
【0077】
以上,図8図10を参照して説明した格納式係止具30では,可搬式作業機1の防音箱10に設けた凹溝13に架設する横桟(22又は23)として,前述した角材等のように一対の垂直面を備えた棒材を取り付けておくことで,図2図4,及び図5図7を参照して説明した格納式係止具30のように,防音箱10の凹溝13にストッパ部材51を取り付ける必要がない。
【0078】
そのため,図8図10を参照して説明した格納式係止具30では,他の実施形態の構成に比較して,部品点数を減少させることができると共に,防音箱の製造後,事後的に格納式係止具30を増設することが更に容易となる。
【符号の説明】
【0079】
1 可搬式作業機
10 防音箱
11 フレーム
12 ボンネット
121 フロントパネル
122 リヤパネル
123 サイドパネル
124 トップパネル
13 凹部(凹溝)
13a 側壁(凹溝の)
21 横桟(吊金具用)
22 横桟(ステップ兼ロープ掛け金具用)
23 横桟(ステップ用)
30 格納式係止具
40 係止具本体
41 荷重受け部
42 ブラケット部
42a 一端(ブラケット部の)
42b 他端(ブラケット部の)
43 補強板
44 横桟挿入部
441 貫通孔
442 嵌合溝
442a 閉塞端(嵌合溝の)
442b 開放端(嵌合溝の)
45,46a,46b 係止片
50 ストッパ機構
51 ストッパ部材
700 可搬式作業機
710 防音箱
711 サイドパネル
712 トップパネル
713 凹溝
713a 側壁(凹溝の)
721 横桟(吊金具用)
722 横桟(ステップ兼ロープ掛け金具用)
723 横桟(ステップ用)

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14