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  • 特開-火災報知システム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023097839
(43)【公開日】2023-07-10
(54)【発明の名称】火災報知システム
(51)【国際特許分類】
   G08B 17/00 20060101AFI20230703BHJP
   G08B 17/10 20060101ALI20230703BHJP
【FI】
G08B17/00 C
G08B17/00 J
G08B17/10 Z
G08B17/00 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021214178
(22)【出願日】2021-12-28
(71)【出願人】
【識別番号】000233826
【氏名又は名称】能美防災株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100147566
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100161171
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 潤一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100188514
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 隆裕
(72)【発明者】
【氏名】堀 昌彦
【テーマコード(参考)】
5C085
5G405
【Fターム(参考)】
5C085AA03
5C085AB08
5C085CA04
5C085CA20
5C085FA09
5C085FA13
5G405AA01
5G405AB02
5G405AC06
5G405CA05
5G405CA29
5G405CA58
5G405FA07
(57)【要約】
【課題】監視対象領域において発生する火災の検出に適した火災報知システムを得る。
【解決手段】本開示に係る火災報知システムは、火災発生の監視対象領域の上方に仮設置可能な屋根部を有する構造体と、屋根部に設けられ、監視対象領域で発生した煙を感知した場合に火災信号を出力する煙感知器とを備えており、監視対象領域において簡易構成による仮設置が可能であり、煙検知に基づく迅速、高精度な火災報知が可能である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
火災発生の監視対象領域の上方に仮設置可能な屋根部を有する構造体と、
前記屋根部に設けられ、前記監視対象領域で発生した煙を感知した場合に火災信号を出力する煙感知器と
を備える火災報知システム。
【請求項2】
前記屋根部に前記煙感知器とは別個に設けられ、前記煙感知器よりも高い煙検出感度を有し、第2の火災信号を出力する第2の感知器と、
外部から放水指令を受信することで前記監視対象領域に向かって放水する放水装置と、
前記煙感知器と前記第2の感知器がともに作動し、前記煙感知器から出力された前記火災信号と前記第2の感知器から出力された前記第2の火災信号をともに受信した場合に、前記放水装置に対して前記放水指令を出力するコントローラと
をさらに備える請求項1に記載の火災報知システム。
【請求項3】
前記屋根部は、前記監視対象領域で発生した煙を滞留させる煙保持形状を有する
請求項1または2に記載の火災報知システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、火災報知システムに関し、特に、仮設置可能な屋根部に設けられた煙感知器を用いる火災報知システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、建築中の建物においては、資材置場、産廃ヤードと呼ばれる廃材置場などが一時的に設けられていることが一般的である。以下の説明では、このような置場のことを材料置場と総称する。建築中に一時的に設けられた材料置場では、実際に火災事故が発生した事例があり、このような材料置場での防災対策への関心が高まっている。
【0003】
建物の建築中における材料置場は、必ずしも屋内ではなく、例えば、屋外の仮設置場所に設けられることも考えられる。従って、特に、夜間等、人による監視の目が届きにくい状況が考えられ、材料置場における火災感知に適した火災報知システムが強く望まれている。
【0004】
材料置場における火災原因としては、放火、建築作業中における発火要因の不始末などが考えられる。
【0005】
一例として、放火を検知する従来技術としては、以下のような放火検知システムがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に係るシステムは、炎検知部を有する炎センサと、人体検知部を有する人体センサと、炎検知部の感度を設定する感度設定部と、人体検知部が人体を検知したときに侵入信号を送信する送信部と、侵入信号を受信する受信部とを備えている。
【0006】
特許文献1に係るシステムは、侵入信号を受信した時、感度設定部の感度を高感度に切り替えるように制御している。そして、炎センサにより炎が検出された場合には、火災信号が受信機に無線で送信され、火災信号と侵入信号とを受信した受信機は、放火が発生したと判断し、放火信号を携帯端末に移報している。
【0007】
この結果、通常は感度を低感度に設定して、屋外に設置しても、太陽光などによって誤報が生じることを抑制した上で、携帯端末を所持する管理者に対して、火災が検知されたことを迅速に報知することを実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2004-303093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1に係るシステムは、放火をターゲットとして、常時は人がいない建物の屋外における火災発生を、人体を検出した際に感度を高めて監視している。しかしながら、上述したように、材料置場における火災原因は、「放火」に限られず、建築作業中における発火要因の不始末など、他の要因も考えられ、これら全ての火災原因に起因した火災を確実に検知することが重要となる。
【0010】
このような観点で、特許文献1に係るシステムは、侵入信号が検知されない限り、高感度での放火発生検出を行うことができず、材料置場で想定される火災を確実に検出することができない。
【0011】
また、建築中の建物における材料置場は、上述したように、屋外の仮設置場所に設けられることも考えられ、建築作業が完了してしまえば、材料置場は撤去あるいは移動され、元々の仮設置場所での火災検知の必要性がなくなる。従って、通常の建物において火災を常時監視する場合とは異なり、設置作業および撤去作業が容易な構成であることも重要となる。
【0012】
また、仮設置された火災発生の監視対象領域であっても、上述したような建築中の建物の材料置場のような場所で火災が発生した場合には、金銭面および工期面において多大な損害を招くことも考えられる。従って、これらの事情を考慮した上で、火災発生の監視対象領域において発生する火災の検出に適した構成を有する火災報知システムを確立することが強く望まれている。
【0013】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、監視対象領域において発生する火災の検出に適した簡易構成を有する火災報知システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本開示に係る火災報知システムは、火災発生の監視対象領域の上方に仮設置可能な屋根部を有する構造体と、屋根部に設けられ、監視対象領域で発生した煙を感知した場合に火災信号を出力する煙感知器とを備えるものである。
【発明の効果】
【0015】
本開示によれば、監視対象領域において発生する火災の検出に適した簡易構成を有する火災報知システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本開示の実施の形態1に係る火災報知システムの全体構成図である。
図2】本開示の実施の形態2に係る火災報知システムの全体構成図である。
図3】本開示の実施の形態3に係る火災報知システムの全体構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本開示の火災報知システムの好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
本開示に係る火災報知システムは、例えば、建物の建築中において屋外に仮設置された材料置場を火災発生の監視対象領域とした際に、煙を監視することで高精度にかつ迅速に監視対象領域において発生する火災を検出する簡易構成を備える点を技術的特徴としている。
【0018】
実施の形態1.
図1は、本開示の実施の形態1に係る火災報知システムの全体構成図である。図1では、建物の建築中において屋外に仮設置された材料置場1を、火災発生の監視対象領域とした場合を例示している。材料置場1の代表的な例としては、建築中の建物の屋外に設けられた廃棄用の資材を貯える産廃ヤードである。
【0019】
図1に示した本実施の形態1における火災報知システムは、構造体10、煙感知器21、第2の感知器である高感度煙感知器22、散水ヘッド30(1)、30(2)、およびコントローラ40を備えている。
【0020】
構造体10は、材料置場1の上方に仮設置可能な屋根部11と、屋根部11を支える支柱12とを備えており、一般にはパイプテントと呼ばれるものを利用することが可能である。なお、屋根部11としては、材料置場1で発生した煙を滞留させる効果を得るための煙保持形状として、屋根部11の端部に垂れ壁11aを付加した構成を採用することも可能である。
【0021】
建物の建築中において屋外に仮設置された材料置場1に対して、屋根部11を有する構造体10を、支柱12を用いて容易に仮設置することができる。このような構造体を仮設置することで、材料置場1で発生した煙は、上方に移動し、屋根部11に滞留することとなる。ここで「構造体を仮設置する」とは、簡易かつ短時間で構造体を組み立てでき、使用が終わった後は、構造体を簡易に解体して現状の何もない状態に戻せることを意味する。
【0022】
屋根部11には、監視対象領域である材料置場1で煙が発生したことを検知した場合に火災信号を出力する煙感知器21が設置されている。煙感知器21としては、例えば、感度調整を多段階で設定可能なスポット型の煙感知器を用いることができる。このスポット型の煙感知器21は、粉塵に強く、屋外に設置する際にも、粉塵による誤検出を抑制することができる。
【0023】
また、屋根部11には、煙感知器21とは別個に、監視対象領域である材料置場1で煙が発生したことを検知した場合に火災信号を出力する高感度煙感知器22がさらに設置されている。高感度煙感知器22としては、多数のサンプリング孔が形成されたサンプリング管を利用して、例えば、屋根部に滞留している空気を多数のサンプリング孔から常時吸引し、エリア全体の環境空気を光学的に監視するタイプの煙感知器を用いることができる。
【0024】
この高感度煙感知器22は、煙感知器21ほど粉塵に強くないものの、煙感知器21よりも感度設定範囲幅が広く、煙感知器21よりも高感度で煙を検出できるように設定することができる。ただし、高感度で使用すると、屋外で使用していることもあって誤検知が多くなるので、感度の低い煙感知器21(3種感度)より少しだけ高感度に設定した状態にして、高感度煙感知器22を使用することが望ましい。
【0025】
従って、煙感知器21を屋根部11に設置した最小構成によって、材料置場1で発生する煙を検出できる。さらに、煙感知器21と高感度煙感知器22とを兼用し、煙感知器21と高感度煙感知器22がともに作動したことで煙検知を行う構成とすることで、粉塵に強く、かつ高精度な煙検知が可能となる。
【0026】
屋根部11には、外部から放水指令を受信することで監視対象領域である材料置場1に向かって放水することができる散水ヘッド30(1)、30(2)が設置されている。ここで、散水ヘッド30(1)、30(2)は、材料置場1に向かうよう支柱12に取り付けられる。散水ヘッド30(1)、30(2)は、消火装置としての放水装置に相当する。なお、図1では、水の配管等の詳細に関しては図示を省略している。
【0027】
コントローラ40は、煙感知器21および高感度煙感知器22から出力される火災信号に基づいて、散水ヘッド30(1)、30(2)を制御する。具体的には、コントローラ40は、煙感知器21と高感度煙感知器22がともに作動し、煙感知器21から出力された火災信号と高感度煙感知器22から出力された第2の火災信号をともに受信した場合には、散水ヘッド30(1)、30(2)に対して放水指令を出力することで、材料置場1に向かって放水させる。
【0028】
コントローラ40の近傍には、散水ヘッド30(1)、30(2)に消火剤を供給するための薬剤タンク(単なる水のタンクを含む)が設けられる。ただし、薬剤タンクを設ける場所がないような場合には、散水ヘッド30(1)、30(2)の使用に変えて、消火装置として、薬剤とヘッドとが一体化されたエアロゾル消火装置などを使用してもよい。
【0029】
なお、コントローラは、煙感知器21から出力された火災信号と高感度煙感知器22から出力された第2の火災信号のいずれか一方のみを受信した場合には、放水処理は実行せずに、火災が発生したことを知らせる発報処理を実行することができる。ここで、発報処理とは、図示しないブザー等を有する警報装置を動作させて、火災発生の可能性を知らせることをいう。
【0030】
上述した本実施の形態1に係る火災報知システムによる効果をまとめると以下のようになる。
<効果1:簡易構成による仮設置が可能>
最小構成として、火災発生の監視対象領域の上方に仮設置可能な屋根部を有する構造体と、監視対象領域で発生した煙を感知できるように屋根部に設置した煙感知器とを備えることで、簡易構成による仮設置が可能な火災報知システムを実現できる。
【0031】
特に、建築現場では、屋外あるいは高天井の場所に材料置場が仮設置されることが考えられる。また、建築の進捗状況に応じて材料置場の設置場所が移動することも考えられる。この場合は、構造体10を解体し、移動する場所にあわせて、構造体10を組み立てなおし仮設置する。従って、本実施の形態1に係る構成を採用することで、建築現場に適した火災報知システムを容易に提供することができる。
【0032】
<効果2:煙検知に基づく迅速、高精度な火災報知システムの実現>
火災発生の監視対象領域である材料置場では、炎が出る発炎火災とはならずに、内部でくすぶる火災、例えば燻焼火災も考えられる。そこで、本実施の形態1では、煙を検出できる感知器を用いることで、炎の発生よりも早く発生する煙を迅速に検出することが可能となる。
【0033】
さらに、粉塵に強い煙感知器と、煙検出感度をより高く設定できる高感度煙感知器を併用する構成を採用した場合には、粉塵による誤報を抑制した上で、迅速、高精度な煙検知を実現できる。
【0034】
<効果3:放水装置の効率化、簡素化>
本実施の形態1によれば、煙の発生が検知された場合に、材料置場に向かって放水する構成を付加することができる。効果2で説明したように、煙検知を行うことで、早期の段階で、迅速に火災発生を発見できる。この結果、早く放水を開始することができ、かつ、消火水を少なくすることができ、放水装置の効率化、簡素化を実現できる。
【0035】
実施の形態2.
先の実施の形態1では、煙保持形状として垂れ壁11aを屋根部11の端部に付加した構成を採用することで、材料置場1で発生した煙を屋根部11に滞留させる効果を高める場合について説明した。これに対して、本実施の形態2では、垂れ壁11aとは異なる煙保持形状を備えた屋根部11について説明する。
【0036】
図2は、本開示の実施の形態2に係る火災報知システムの全体構成図である。先の図1に示した構成と比較すると、図2に示した構成では、屋根部11が垂れ壁11aの代わりに凸部11bを備えている点が異なっている。そこで、相違点である凸部11bを中心に、以下に説明する。
【0037】
図2に示したように、本実施の形態2における屋根部11は、凸部11bを有している。従って、材料置場1で発生した煙は、屋根部11に向かって上昇し、さらに凸部11bに向かって移動し、滞留することとなる。
【0038】
そこで、本実施の形態2では、煙保持形状に相当する凸部11bを設けるとともに、凸部11bの近傍に煙感知器21および高感度煙感知器22を設置する構成を採用している。この結果、煙の滞留効果を高めた上で、煙検知に基づく迅速、高精度な火災報知システムを実現できる。換言すると、本実施の形態2によれば、先の実施の形態1と同様に、効果1~効果3を得ることができる。
【0039】
実施の形態3.
先の実施の形態1、2では、粉塵に強い煙感知器21と、煙検出感度をより高く設定できる高感度煙感知器22とを併用することで、材料置場1で発生した煙を迅速、高精度に検出する場合について説明した。これに対して、本実施の形態3では、煙感知器21と、高感度煙感知器22以外のセンサとを併用する場合について説明する。
【0040】
図3は、本開示の実施の形態3に係る火災報知システムの全体構成図である。先の図1に示した構成と比較すると、図3に示した構成では、高感度煙感知器22の代わりに赤外線放射温度センサ23を備えている点が異なっている。そこで、相違点である赤外線放射温度センサ23を中心に、以下に説明する。
【0041】
図3に示したように、本実施の形態3における屋根部11には、煙感知器21と赤外線放射温度センサ23とが併設されている。赤外線放射温度センサ23は、煙を検出するのではなく、監視対象の表面温度が閾値以上となった状態を検知できる。赤外線放射温度センサ23を用いることで、炎の発生よりも早く発生する表面温度の異常を迅速に検出することが可能となる。
【0042】
従って、実施の形態3によれば、粉塵に強い煙感知器と、監視対象の表面温度を検出できる赤外線放射温度センサを併用することで、実施の形態1、2と同様に、粉塵による誤報を抑制した上で、迅速、高精度な煙検知を実現できる。換言すると、本実施の形態3によれば、先の実施の形態1、2と同様に、効果1~効果3を得ることができる。
【0043】
なお、煙感知器21、高感度煙感知器22、および赤外線放射温度センサ23のそれぞれの配置は、図1図3に示したレイアウトには限定されない。煙感知器21、高感度煙感知器22、および赤外線放射温度センサ23のそれぞれは、材料置場1で発生する煙あるいは閾値以上の温度を検出するために適した所望の位置に個別に配置することができる。
【0044】
また、図1図3では、屋根部11と支柱12とを備えた構造体10を用いる場合について説明したが、構造体10は、このような構成に限定されるものではない。建設現場における構造物等を利用して、材料置場1の上方に仮設置可能な屋根部11を設置できれば、支柱12は必要ではない。
【0045】
また、構造体10としては、キャンプなどに使用される屋外テント、パイプテント、タープテントと呼ばれるものを使用することができ、プレハブとは違って、材料置場1の四方の周りは囲われてなく、材料置場1の上部方向だけを遮る屋根部11がある構造体10を使用することで、仮設置の利便性を向上させることができる。
【0046】
また、屋根部11として、防火シートを材料置場1上に支柱を使って張るようにしてもよい。このような屋根部11に防火シートを使うと、火災の際は、支柱を崩し、材料置場1となる産廃ヤードに蓋をして、空気を遮断することでヤード内の火災を消火することができる。
【0047】
また、上述した実施の形態1~3では、建物の建築中における材料置場を「火災発生の監視対象領域」の具体例として説明したが、本願における「火災発生の監視対象領域」は、このような建築現場における材料置場に限定されるものではない。例えば、建築現場以外での材料置場、屋外イベントにおいて火災発生を監視すべき領域など、仮設置可能な屋根部を有する構造体と煙感知器とを組み合わせた構成を適用することができる領域は、本願の「火災発生の監視対象領域」に含まれる。
【符号の説明】
【0048】
1 材料置場、10 構造体、11 屋根部、11a 垂れ壁、11b 凸部、12 支柱、21 煙感知器、22 高感度煙感知器(第2の感知器)、23 赤外線放射温度センサ、30(1)、30(2) 散水ヘッド(放水装置)、40 コントローラ。
図1
図2
図3