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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023097909
(43)【公開日】2023-07-10
(54)【発明の名称】検査システム、検査方法
(51)【国際特許分類】
   G01B 11/24 20060101AFI20230703BHJP
   G11B 5/84 20060101ALI20230703BHJP
【FI】
G01B11/24 D
G11B5/84 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021214285
(22)【出願日】2021-12-28
(71)【出願人】
【識別番号】301078191
【氏名又は名称】株式会社日立ハイテクソリューションズ
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】松岡 正興
(72)【発明者】
【氏名】山元 正行
(72)【発明者】
【氏名】田村 真太郎
(72)【発明者】
【氏名】山下 尚晃
【テーマコード(参考)】
2F065
5D112
【Fターム(参考)】
2F065AA47
2F065BB03
2F065CC25
2F065FF51
2F065HH13
2F065JJ01
2F065JJ09
2F065KK02
2F065PP02
2F065PP13
2F065PP22
2F065QQ17
2F065QQ23
2F065QQ41
5D112AA02
5D112AA24
5D112JJ03
5D112JJ04
(57)【要約】
【課題】簡易に精度よくディスクの平坦度を測定する。
【解決手段】平面状の透明板と、前記透明板に固定され、前記透明板の一方の面側に、平面状の板を前記透明板と離間して固定する固定部と、前記透明板の他方の面側から光を照射することにより、前記板の表面の複数の点に対して、前記透明板との距離を測定する干渉計と、前記干渉計によって測定された前記距離に基づいて、前記板の表面の平坦度を示す指標値を算出する制御部とを備える、検査システムとする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面状の透明板と、
前記透明板に固定され、前記透明板の一方の面側に、平面状の板を前記透明板と離間して固定する固定部と、
前記透明板の他方の面側から光を照射することにより、前記板の表面の複数の点に対して、前記透明板との距離を測定する干渉計と、
前記干渉計によって測定された前記距離に基づいて、前記板の表面の平坦度を示す指標値を算出する制御部と
を備える、検査システム。
【請求項2】
前記制御部は、前記干渉計によって測定された前記距離に基づいて、前記板の表面の複数の点に対する回帰平面を算出し、前記回帰平面と前記板の表面の複数の点との距離に基づいて、前記指標値を算出する、
請求項1に記載の検査システム。
【請求項3】
前記板は、円盤形状であり、
前記板の表面の複数の点は、前記板の中心を中心とする半径が第1所定値である円の円周上の点、及び、前記板の中心を中心とする半径が第1所定値より大きい第2所定値の円の円周上の点である、
請求項1または2に記載の検査システム。
【請求項4】
前記板は、円盤形状であり、
前記板の表面の複数の点は、前記板の外周の点、及び、前記板の内周の点である、
請求項1または2に記載の検査システム。
【請求項5】
平面状の透明板に固定される固定部によって、前記透明板の一方の面側に板を前記透明板と離間して固定し、
干渉計が、前記透明板の他方の面側から光を照射することにより、前記板の表面の複数の点に対して、前記透明板との距離を測定し、
情報処理装置が、前記干渉計によって測定された前記距離に基づいて、前記板の表面の平坦度を示す指標値を算出する、
検査方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスクの平坦度を検出する検査システム、検査方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ハードディスクの記録容量は年々増加傾向にある。記憶密度の向上には、記録媒体のディスクの平坦度が大きく影響していることが知られており、製造過程において変形を測定し管理することが求められる。検査にはレーザ光を斜め方向から一括で照射し干渉縞をカメラでとらえ形状を測定する斜入射干渉計などが用いられ抜き取り検査が一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000-018912号公報
【特許文献2】特開2009-052886号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ディスクの厚みを減らし枚数を増量することで、ハードディスクの大容量化が進められている。しかし、ディスクの薄板化は強度を低下させ製造工程においてディスクを変形させてしまう傾向にある。そこでディスクの変形を検査することが求められるが、従来方式の測定処理能力では、製造したディスクすべてを検査することが難しい。また、振動の影響が大きく、外乱に対しては除震機能を設けることが求められる。
【0005】
本件開示の技術は、簡易に精度よくディスクの平坦度を測定するシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
即ち、第1の態様は、
平面状の透明板と、
前記透明板に固定され、前記透明板の一方の面側に、平面状の板を前記透明板と離間して固定する固定部と、
前記透明板の他方の面側から光を照射することにより、前記板の表面の複数の点に対して、前記透明板との距離を測定する干渉計と、
前記干渉計によって測定された前記距離に基づいて、前記板の表面の平坦度を示す指標値を算出する制御部と
を備える、検査システムとする。
【0007】
開示の態様は、プログラムが情報処理装置によって実行されることによって実現されてもよい。即ち、開示の構成は、上記した態様における各手段が実行する処理を、情報処理装置に対して実行させるためのプログラム、或いは当該プログラムを記録した情報処理装置が読み取り可能な記録媒体として特定することができる。また、開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を情報処理装置が実行する方法をもって特定されてもよい。開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を行う情報処理装置を含むシステムとして特定されてもよい。なお、情報処理装置は、例えば、コンピュータである。コンピュータは、パソコンやサーバと呼ばれることもある。
【発明の効果】
【0008】
開示の技術によれば、簡易に精度よくディスクの平坦度を測定するシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態の検査システムの構成例を示す図である。
図2図2は、ディスク固定装置600の可動部620の例を示す図である。
図3図3は、ガラス板400に埋め込まれるディスク固定装置600の可動部620の近傍の断面の例を示す図である。
図4図4は、ディスク固定装置600によって、ガラス板400に固定されるディスク800の例を示す図である。
図5図5は、情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
図6図6は、本実施形態の検査システムの動作フローの例を示す図である。
図7図7は、ガラス板400の移動前の状態の例を示す図である。
図8図8は、ガラス板400の移動後の状態の例を示す図である。
図9図9は、ディスク800が固定される前のガラス板400をディスク800側から見た図である。
図10図10は、変形例1のディスク固定装置600の例を示す図である。
図11図11は、変形例2のディスク固定装置600の可動部620の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、発明の構成は、開示の実施形態の具体的構成に限定されない。発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
【0011】
〔実施形態1〕
(構成例)
図1は、本実施形態の検査システムの構成例を示す図である。図1の検査システム10は、制御装置100、干渉計200、XYステージ300、ガラス板400、移動装置500、ディスク固定装置600を含む。図1において、縦方向(下から上)をx方向、紙面の裏から表の方向をy方向、横方向(左から右)をz方向とする。測定対象のディスク800は、測定ごとに、搬送装置などにより把持されて、ガラス板400の近傍の測定位置に搬送されるものとする。図1では、ディスク800は、既に、測定位置に搬送されて、ディスク固定装置600に固定されているものとする。ディスク800の面は、xy平面に平行に配置されるとする。本実施形態の検査システム10は、測定位置に搬送された、測定対象のディスク800の表面の位置(高さ)を測定することにより、ディスク800の平坦度を算出する。ここでは、-x方向を鉛直方向とする。鉛直方向を-x方向とすることで、ディスク800が自重により、ディスク800の面(xy平面)に直交する方向などに変形する(撓む)ことを抑制することができる。ディスク800の変形を抑制することでより正確にディスク800の表面の凹凸を測定することができる。ディスク800は、厚さが小さいほど、自重により変形しやすくなる。ディスク800が自重により変形しにくい場合(例えば、ディスク800の厚さが大きい場合)は、-x方向を鉛直方向とせず、例えば、+z方向等の他の方向を鉛直方向としてもよい。+z方向を鉛直方向とした場合、ディスク800は、水平面(xy平面)状に置かれることになる。検査システム10は、制御装置100、干渉計200、XYステージ300、ガラス板400、移動装置500、ディスク固定装置600を含む1つの検査装置であってもよい。
【0012】
制御装置100は、検査システム10の動作を制御する。制御装置100は、制御部110、格納部120、通信部130を含む。制御部110は、干渉計200、XYステージ300、移動装置500、ディスク固定装置600の動作を制御し、ディスク800の
平坦度を算出する。格納部120は、制御部110で使用されるデータ、プログラム等を格納する。通信部130は、制御部110等による指示により、干渉計200等との間で、データ等の送受信を行う。
【0013】
干渉計200は、例えば、変位を測定する分光干渉計である。干渉計200は、本体部210、導光路220、センサ部230を含む。本体部210は、センサ部230から出射(照射)するレーザ光を発生させる。本体部210は、センサ部230に入射された光を受光し、ガラス板400と測定対象のディスク800との距離を算出する。導光路220は、本体部210からの光をセンサ部230に通し、センサ部230からの光を本体部210に通す。導光路220は、例えば、光ファイバである。センサ部230は本体部210からの光を出射し、ガラス板400やディスク800で反射された光を受光する。ここで使用される光(レーザ)は、例えば、800nm乃至830nmの赤外光である。分光干渉計によって複数の波長を用いて測定することにより、単一の波長を用いる場合と比較して、より広範囲の距離の測定が可能となる。例えば、ガラス板400と測定対象のディスク800との距離が、単一の波長の測定で使用される光の波長以上変化しても、その単一の波長の前後の波長を用いることにより、広範囲に距離を測定することができる。センサ部230は、z方向に平行に光を出射するように設置される。干渉計200は、変位計の一例である。干渉計200の数は複数であってもよい。複数の干渉計200を使用することでより早く測定をすることができる。
【0014】
XYステージ300は、干渉計200のセンサ部230を、x方向、y方向において、任意の位置に移動させる装置である。XYステージ300は、センサ部230を、ガラス板400の面に平行に移動させることができる。センサ部230は、ガラス板400に直交して、干渉計200からの光を入射させるように設置される。
【0015】
ガラス板400は、平面の板状のガラスである。ガラス板400の面は、測定対象の
ディスク800よりも大きい面積を有する。ガラス板400と測定対象のディスク800とをz方向から平面視した場合、ガラス板400は、測定対象のディスク800を包含する大きさを有する。ガラス板400の表面の凹凸は、例えば、λ/4未満に抑えられることが望ましい。ここでのλは、546.07nmである。ガラス板400の表面の凹凸が大きいと、測定されるガラス板400とディスク800との距離の差が、ガラス板400の表面の凹凸によるのか、ディスク800の表面の凹凸によるのかが区別できなくなる。よって、ガラス板400の表面の凹凸は、測定するディスク800の表面の凹凸よりも十分小さい(例えば、10分の1以下)ことが望ましい。ガラス板400には、測定対象のディスク800を固定するディスク固定装置600が埋め込まれる。ガラス板400は、測定対象のディスク800の面とほぼ平行に配置される。ガラス板400の2つの表面は、ほぼ平行である。ガラス板400は、平面状の透明板の例である。ガラス板400の代わりに、干渉計200から出射される光を透過する樹脂製の平面状の透明板が用いられてもよい。透明板は、干渉計200から出射される光を透過する。
【0016】
移動装置500は、ガラス板400をz方向に移動させる装置である。移動装置500は、測定位置に搬送されたディスク800にガラス板400を近づけ、測定終了後に、ディスク800からガラス板400を遠ざける。移動装置500は、例えば、ガラス板400の端部を把持し、モータなどによる駆動機構により、ガラス板400をz方向に移動させる。
【0017】
ディスク固定装置600は、測定位置に搬送された測定対象のディスク800を固定する装置である。ディスク固定装置600は、土台部610と複数の可動部620とを有する。土台部610は、ガラス板400のディスク800側に埋め込まれて固定される。なお、ガラス板400に埋め込まれた土台部610とガラス板400とは、エポキシ系接着
剤などの接着剤によって接着固定されてもよい。ガラス板400にはあらかじめディスク固定装置600を埋め込む窪みや穴(貫通穴でもよい)が設けられている。土台部610は、ガラス板400の当該窪みや穴に埋め込まれる。土台部610は、可動部620が通る溝を有している。それぞれの可動部620は、土台部610の溝にはめ込まれ、土台部610上で、ガラス板400の中心からの外側方向に移動し、ディスク800を固定する。ディスク800は、中央近傍に円形の穴を有するので、それぞれの可動部620がガラス板400の中心から外側方向に移動すると、ディスク800の穴の内周面を圧迫し、ディスク800が固定される。ディスク固定装置600は、ディスク800がガラス板400と接触しないように、ディスク800をガラス板400と離間して固定する。可動部620は、例えば、電動で移動する。ディスク固定装置600は、固定部の例である。
【0018】
図2は、ディスク固定装置600の可動部620の例を示す図である。可動部620は、上面及び下面を有する円柱形状の下部621と、円形の上面と円形の下面とを有する円柱形状の側面の一部を内側に凹ませた凹部を有する上部622とを含む。下部621の上面と上部622の下面とは接続する。上部622の凹部は、例えば、上部622の側面の中央部分で上方及び下方から中央に向かって径が細くなる形状(テーパー形状)を有する。上部622の凹部の形状は、ここに記載したものに限定されるものではない。下部621の上面の中心と上部622の下面の中心とは一致する。可動部620が、土台部610上で移動することにより、可動部620の上部622の凹部が、ディスク800の穴の内周面に接触する。可動部620は、例えば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等の樹脂である。
【0019】
ディスク800は、アルミニウムなどの金属の板である。ディスク800は、例えば、円盤形状を有する。ディスク800は、金属の板に限定されるものではなく、樹脂やガラス等の板であってもよい。上述のように、ディスク800は、中央部に円形の開口部を有する。ディスク800は、平面状の板の例である。測定対象は、円盤形状でない板状のものであってもよい。
【0020】
図3は、ガラス板400に埋め込まれるディスク固定装置600の可動部620の近傍の断面の例を示す図である。ここでは、可動部620は、x方向に移動できるものとする。可動部620の下部621の下面は、土台部610に接触し、モータなどによる駆動機構により、ガラス板400の中央から外側方向(ここではx方向)に移動する。図3において、可動部620が左側から右側に移動すると、可動部620の上部622の凹部にディスク800の開口部の内周面が接触する。ここで、ディスク800の開口部の内周面とは、ディスク800の中心近傍に形成された穴の内壁面または穴の側面ということもできる。複数の可動部620の上部622の凹部にディスク800の開口部の内周面が接触することで、ディスク800がガラス板400に固定される。ディスク800とガラス板400とが固定されることで、ガラス板400が振動した場合にディスク800が同位相で振動するため、測定の際に振動の影響を受けにくくなる。
【0021】
図4は、ディスク固定装置600によって、ガラス板400に固定されるディスク800の例を示す図である。図4は、ガラス板400をディスク800側から見た図である。ディスク固定装置600の可動部620がガラス板400の中心側から外側方向に移動することで、可動部620の上部622の凹部がディスク800の開口部の内周面に当たり、ディスク800がガラス板400に固定される。ディスク800を取り外す場合には、可動部620がガラス板の中心方向に移動することで、ディスク800の固定が解除される。図4では、4つの可動部620としているが、可動部620の数は、4つに限定されるものではない。可動部620の数は、3つ以上であれば、ディスク800をガラス板400に安定して固定することができる。ディスク800が他の装置に接触する部分が少ないので、ディスク800は接触する他の装置などの発熱による変形をしにくくなる。
【0022】
制御装置100は、PC(Personal Computer)、ワークステーション(WS、Work Station)のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電
子機器、コンピュータを搭載したPLC(Programmable Logic Controller)を使用して
実現可能である。
【0023】
図5は、情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。図5に示す情報処理装置は、一般的なコンピュータの構成を有している。制御装置100は、図5に示すような情報処理装置90によって実現される。図5の情報処理装置90は、プロセッサ91、メモリ92、記憶部93、入力部94、出力部95、通信制御部96を有する。これらは、互いにバスによって接続される。メモリ92及び記憶部93は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。コンピュータのハードウェア構成は、図5に示される例に限らず、適宜構成要素の省略、置換、追加が行われてもよい。
【0024】
情報処理装置90は、プロセッサ91が記録媒体に記憶されたプログラムをメモリ92の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等が制御されることによって、所定の目的に合致した機能を実現することができる。
【0025】
プロセッサ91は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)である。
【0026】
メモリ92は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。メモリ92は、主記憶装置とも呼ばれる。
【0027】
記憶部93は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスク
ドライブ(HDD、Hard Disk Drive)である。また、記憶部93は、リムーバブルメデ
ィア、即ち可搬記録媒体を含むことができる。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、あるいは、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)のようなディスク記録媒体である。記憶部93は、二次記憶装置とも呼ばれる。
【0028】
記憶部93は、各種のプログラム、各種のデータ及び各種のテーブルを読み書き自在に記録媒体に格納する。記憶部93には、オペレーティングシステム(Operating System :OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。記憶部93に格納される情報は、メモリ92に格納されてもよい。また、メモリ92に格納される情報は、記憶部93に格納されてもよい。
【0029】
オペレーティングシステムは、ソフトウェアとハードウェアとの仲介、メモリ空間の管理、ファイル管理、プロセスやタスクの管理等を行うソフトウェアである。オペレーティングシステムは、通信インタフェースを含む。通信インタフェースは、通信制御部96を介して接続される他の外部装置等とデータのやり取りを行うプログラムである。外部装置等には、例えば、他のコンピュータ、外部記憶装置等が含まれる。
【0030】
入力部94は、キーボード、ポインティングデバイス、ワイヤレスリモコン、タッチパネル等を含む。また、入力部94は、カメラのような映像や画像の入力装置や、マイクロフォンのような音声の入力装置を含むことができる。
【0031】
出力部95は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electroluminescence)パ
ネル、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)等の表示装置、プリンタ等の出力装置を含む。また、出力部95は、スピーカのような音声の
出力装置を含むことができる。
【0032】
通信制御部96は、他の装置と接続し、情報処理装置90と他の装置との間の通信を制御する。通信制御部96は、例えば、LAN(Local Area Network)インタフェースボード、無線通信のための無線通信回路、有線通信のための通信回路である。LANインタフェースボードや無線通信回路は、インターネット等のネットワークに接続される。
【0033】
制御装置100を実現するコンピュータは、プロセッサが補助記憶装置に記憶されているプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、制御部110、通信部130としての機能を実現する。一方、格納部120は、主記憶装置または補助記憶装置の記憶領域に設けられる。
【0034】
(動作例)
図6は、本実施形態の検査システムの動作フローの例を示す図である。検査システム10の動作フローは、測定対象のディスク800が搬送装置などにより測定位置に搬送されることにより開始される。ガラス板400は、当初、ディスク800の測定位置から離れた位置に存在する。また、ディスク固定装置600の可動部620は、ガラス板400の中心側に位置している。
【0035】
S101では、検査システム10の制御装置100は、ディスク固定装置600により、測定対象のディスク800をガラス板400に固定する。測定対象のディスク800が、ガラス板400の正面の測定位置に搬送されると、制御装置100の制御部110は、通信部130を介して、移動装置500に、ガラス板400をディスク800側に移動させることを指示する。移動装置500は、制御装置100からの指示に従って、ガラス板400をディスク800側に移動させる。ガラス板400をディスク800側に移動させることで、ディスク固定装置600の可動部620(上部622)は、ディスク800の中央の開口部に入る。
【0036】
図7は、ガラス板400の移動前の状態の例を示す図である。ここでは、ガラス板400は、測定対象のディスク800から離れた位置に存在している。また、ディスク固定装置600の可動部620は、ガラス板400の中心側に位置している。
【0037】
図8は、ガラス板400の移動後の状態の例を示す図である。ここでは、ガラス板400は、測定対象のディスク800に近づいた位置に存在している。また、ガラス板400に固定されるディスク固定装置600の可動部620は、ディスク800の中央の開口部に入っている。
【0038】
図9は、ディスク800が固定される前のガラス板400をディスク800側から見た図である。図9の例では、ディスク固定装置600の可動部620が、ディスク800の開口部に入っている。
【0039】
制御装置100の制御部110は、ディスク固定装置600の可動部620がディスク800の開口部に入ると、通信部130を介して、ディスク固定装置600の可動部620を外側方向に移動させることを指示する。ディスク固定装置600は、制御装置100からの指示に従って、可動部620を外側方向に、移動させる。可動部620が外側方向に移動すると、可動部620の上部622の凹部がディスク800の内周面に接触し、ディスク800がガラス板400に固定される(図1図3図4)。ディスク固定装置600の土台部610の溝には、可動部620を外側方向に押さえつけるバネが設置されてもよい。当該バネにより、より安定的に、ディスク800が固定される。このとき、ディスク800は、ディスク800を搬送した搬送装置による固定が外される。
【0040】
S102では、制御装置100は、干渉計200により、ガラス板400とディスク800との距離を測定する。制御装置100の制御部110は、XYステージ300により、干渉計200のセンサ部230を、ディスク800上の測定点の1つにセンサ部230からの光を当てられる位置に移動させる。測定点は、ディスク800の表面の高さを測定する点である。ここでは、測定点は、例えば、ディスク800の最外周近傍(外周という)の複数の点(例えば、ディスク800の最外周の円から1mm内側の円の円周上の複数の点)、及び、ディスク800の開口部近傍(内周という)の複数の点(例えば、ディスク800の開口部の円(最内周の円)から1mm外側の円の円周上の複数の点)とする。ここでディスク800の外周とは、ディスク800の面上で、ディスク800の最外周からディスク800の半径の5%の距離までの部分をいう。ここで、ディスク800の半径(ディスク800の最外周の半径)をRとする。即ち、ディスク800の外周とは、ディスク800の面上で、ディスク800の中心を中心とする半径がRの円と、ディスク800の中心を中心とする半径が0.95Rの円とに囲まれる部分をいう。また、ここでディスク800の内周とは、ディスク800の面上で、ディスク800の開口部からディスク800の半径の5%の距離までの部分をいう。ここで、ディスク800の開口部(最内周)の半径をrとする。即ち、ディスク800の内周とは、ディスク800の面上で、ディスク800の中心を中心とする半径rの円と、ディスク800の中心を中心とする半径r+0.05Rの円とに囲まれる部分をいう。測定点は、例えば、ディスク800の中心を中心とする半径が第1所定値である円の円周上の複数の点、及び、ディスク800の中心を中心とする半径が第2所定値(>第1所定値)である円の円周上の複数の点であってもよい。第1所定値は、例えば、r以上r+0.05R以下の値である。第2所定値は、例えば、0.95R以上R以下の値である。センサ部230は、z方向に平行に光を出射するため、測定点の1つにセンサ部230からの光を当てられるセンサ部230の位置は、ディスク800上の測定点とx座標y座標が一致する、XYステージ300上の位置である。また、ディスク800の外周は、ディスク800の面上で、ディスク800の最外周からディスク800の半径の10%の距離までの部分であってもよい。このとき、ディスク800の外周は、ディスク800の面上で、ディスク800の中心を中心とする半径がRの円と、ディスク800の中心を中心とする半径が0.90Rの円とに囲まれる部分である。また、ディスク800の内周は、ディスク800の面上で、ディスク800の開口部からディスク800の半径の10%の距離までの部分であってもよい。このとき、ディスク800の内周とは、ディスク800の面上で、ディスク800の中心を中心とする半径rの円と、ディスク800の中心を中心とする半径r+0.10Rの円とに囲まれる部分である。
【0041】
制御装置100は、センサ部230が所定位置に移動すると、ディスク800の表面の測定点の高さの測定を開始する。制御装置100の制御部110は、通信部130を介して、干渉計200に、ディスク800の表面の高さを測定することを指示する。干渉計200は、制御装置100からの指示により、ディスク800の表面の高さを測定する。干渉計200は、本体部210から所定の光(レーザ光)を出射し、導光路220を介してセンサ部230からガラス板400に向けて出射する。センサ部230から出た光の一部は、ガラス板400のディスク800側の表面で反射され、センサ部230に入射される。また、センサ部230のから出た光の一部は、ガラス板400を通り抜け、ディスク800の測定点で反射され、再び、ガラス板400を通り抜け、センサ部230に入射される。センサ部230に入射された光は、導光路220を通り、本体部210で受光される。本体部210は、ガラス板400で反射された光と、ディスク800の表面で反射された光の位相差を求めることで、ガラス板400(のディスク800側の表面)とディスク800の表面との距離を算出する。ガラス板400の表面がほぼ平らであるため、算出した距離は、ディスク800の表面の高さに対応する。
【0042】
干渉計200は、算出した高さを、制御装置100に送信する。制御装置100の制御部110は、干渉計200から、通信部130を介して、干渉計200で算出された高さを取得する。制御部110は、取得した干渉計200で算出された高さの情報を、XYステージ300の現在の位置の情報とともに、格納部120に格納する。XYステージ300の位置のx座標y座標は、ディスク800上の測定点のx座標y座標に相当する。干渉計200で算出された高さは、測定点のz座標に相当する。よって、このx座標y座標z座標が測定された点として、格納部120に格納される。
【0043】
制御装置100は、1つの測定点での測定が終了すると、制御装置100の制御部110は、XYステージ300により、干渉計200のセンサ部230を、ディスク800上の別の測定点にセンサ部230からの光を当てられる位置に移動させる。移動先の別の測定点は、例えば、測定を終えていない測定点のうち、現在の測定点に最も近い測定点とする。最も近い測定点に移動することにより、より早く測定を終了させることができる。以後、同様にして、すべての測定点に対して、測定(算出)を行う。すべての測定点に対する測定後、制御装置100の格納部120には、すべての測定された点についての3次元座標(x座標y座標z座標)が格納されている。ここで、ディスク800は、ディスク800を搬送する搬送装置によって、ディスク800の搬送のために搬送装置に固定される。制御装置100は、1つの測定点において、複数回測定して、各測定のz座標(測定結果)の平均値を当該測定点のz座標としてもよい。また、制御装置100は、1つの測定点の測定と当該測定点の周囲の測定点の測定とのz座標の平均値を当該1つの測定点のz座標としてもよい。例えば、干渉計200のセンサ部230、ガラス板400、検査システム10が設置される床等が、測定の周期よりも長い周期で振動している場合、振動などの外乱の影響が測定結果に表れるおそれがある。このとき、複数の測定結果の平均値をとることで、干渉計200のセンサ部230、ガラス板400、検査システム10が設置される床等の振動などの外乱の影響(周期的なノイズなど)を測定結果から除去することができる。制御装置100は、XYステージ300により、センサ部230をディスク800の外周または内周で連続的に移動させ、干渉計200で連続的に(所定のサンプリング周波数で)測定してもよい。このとき、制御装置100は、干渉計200による測定結果にローパスフィルタをかけることで、外乱の影響(周期的なノイズなど)を除去してもよい。
【0044】
S103では、検査システム10の制御装置100は、ディスク固定装置600によるディスク800の固定を解除する。制御装置100の制御部110は、通信部130を介して、ディスク固定装置600の可動部620を内側方向に移動させることを指示する。ディスク固定装置600は、制御装置100からの指示に従って、可動部620を内側方向に、移動させる。これにより、ディスク固定装置600からディスク800の固定が解除される。さらに、制御装置100の制御部110は、通信部130を介して、移動装置500に、ガラス板400をディスク800から遠ざける方向に移動させることを指示する。移動装置500は、制御装置100からの指示に従って、ガラス板400をディスク800から遠ざける方向に移動させる。ガラス板400をディスク800から遠ざける方向に移動させることで、ディスク固定装置600の可動部620(上部622)は、ディスク800の中央の開口部から出る。この後、ディスク800の搬送装置は、ディスク800を測定位置から移動させ、次の測定対象のディスク800を測定位置まで搬送する。
【0045】
S104では、制御装置100は、測定対象のディスク800について測定された点の座標から、ディスク800の表面の平坦度を算出する。制御装置100の制御部110は、格納部120に格納されるすべての測定された点の3次元座標を抽出する。制御部110は、すべての測定された点に対する回帰平面を求める。回帰平面は、3次元空間内のすべての平面のうち、平面とすべての測定された点との距離の2乗の和が最も小さくなる平面である。複数の点に対する回帰平面は、周知の方法により算出され得る。例えば、回帰
平面をz=ax+by+c(a、b、cは係数)とすると、当該回帰平面と測定された各点との距離の2乗の和が最も小さくなる係数a、b、cを求めることにより回帰平面を求めることができる。
【0046】
また、制御部110は、測定された点のうち、回帰平面を境界面として一方の側で回帰平面と最も離れた点と回帰平面との距離、他方の側で最も離れた点と回帰平面との距離との和を、ディスク800の平坦度(フラットネス)の指標値として算出する。制御部110は、算出された平坦度の指標値を、測定対象のディスク800の平坦度の指標値として、格納部120に格納する。平坦度の指標値が小さいほど、ディスクの平坦度が高いことを示す。ここで算出される回帰平面は、ディスク800の基準面に相当する。即ち、回帰平面からの距離は、ディスク800の基準面からの距離に相当する。
【0047】
これにより、測定対象のディスク800の平坦度の指標値が算出される。同様にして、他のディスク800についても平坦度の指標値を容易に正確に算出することができる。
【0048】
ここでは、ディスク800の測定点を、ディスク800の最外周の近傍(外周)と、開口部の近傍(内周)としている。ディスク800の表面は、中心に近い内周が低く、中心から遠い外周が高い形状(第1型)や、ディスク800の面上の第1軸方向には高さが変化せず、第1軸に直交するディスク800の面上の第2軸方向には中心から遠ざかるにつれて高くなる形状(第2型)に変形することが多い。第2型は、円筒の側面の一部を切り取ったような形状である。よって、測定点を、ディスク800の最外周の近傍(外周)の点と、開口部の近傍(内周)の点とすることで、第1型や第2型の形状の場合に、平坦度の指標値が高くなる。また、測定点を、ディスク800の全面の点としても、ディスク800の外周の点及び内周の点としても、第1型や第2型の形状の場合には、平坦度の指標値は変わらない。即ち、ディスク800の形状が第1型や第2型の形状であると予想される場合には、ディスク800の回帰平面と一方の側で最も離れた点及び他方の側で最も離れた点は、ディスク800の外周または内周に存在する。よって、ディスク800の形状が第1型や第2型の形状であると予想される場合には、測定点をディスク800の外周の点及び内周の点とすることで、測定点を全面の点とするよりも測定点の数が少ないにも関わらず、同等の結果(平坦度の指標値)を得ることができる。測定点を減らすことで、測定時間を短縮することができる。さらに、測定点は、外周においてはできるだけ外側の点、内周のおいてはできるだけ内側の点とすることがより望ましい。また、表面の凹凸が他の形状になることが予想される場合には、測定点の位置を変更したり、増やしたりしてもよい。例えば、ディスク800の最外周と開口部(最内周)との中間の位置が、測定点に加えられてもよい。
【0049】
(変形例1)
図10は、変形例1のディスク固定装置600の例を示す図である。上記の例では、ディスク固定装置600の可動部620は、ディスク800の開口部からディスク800を押さえつけることで、ディスク800をガラス板400に固定していた。これに対し、変形例1のディスク固定装置600は、ディスク800の外側に対応する位置に複数の可動部620を有する。ディスク固定装置600は、ガラス板400に埋め込まれる。複数の可動部620が外側から中心に向かって移動することにより、ディスク800をガラス板400に固定する。これにより、より安定して、ディスク800をガラス板400に固定することができる。
【0050】
(変形例2)
図11は、変形例2のディスク固定装置600の可動部620の例を示す図である。可動部620は、上面及び下面を有する円柱形状の下部621と、円形の上面と円形の下面とを有する円柱形状の上部622とを含む。下部621の上面と上部622の下面とは接
続する。下部621の上面の中心と上部622の下面の中心とは一致する。図2の例と異なり、図11の上部622は、円柱形状の側面に、内側に凹んだ凹部を有さない。可動部620が、土台部610上で移動することにより、可動部620の上部622の側面が、ディスク800の穴の内周面に接触する。変形例2の可動部620は、図2の例に比べて、製造が容易であり、凹部に異物が入るような支障を生じさせず、上部622の側面のどの位置でもディスク800を固定(支持)することができる。
【0051】
(実施形態の作用、効果)
本実施形態の検査システム10は、制御装置100、干渉計200、XYステージ300、ガラス板400、移動装置500、ディスク固定装置600を備える。ディスク固定装置600は、ガラス板400に埋め込まれ、測定対象のディスク800をガラス板400に固定する。ディスク800がガラス板400に固定されるため、ガラス板400が振動した場合にディスク800と同位相で振動し、ガラス板400とディスク800との距離が変化しない。よって、干渉計200により、ガラス板400とディスク800との間の距離を測定しても、ガラス板400の振動の影響を受けにくい。また、検査システム10は、すべての測定された点の3次元座標から回帰平面を算出し、測定された点と回帰平面との距離に基づいて、ディスクの平坦度を算出する。回帰平面を算出することで、ガラス板400の表面に対してディスク800の表面が平行でない場合であっても、簡易に正確にディスクの平坦度を算出することができる。ディスク800の固定位置のずれは、ディスク800の凹凸の変化よりもはるかに大きい。回帰平面は、3次元空間内のすべての平面のうち、平面とすべての測定された点との距離の2乗の和が最も小さくなる平面である。したがって、回帰平面は凹凸の変化をいわば平滑化したディスク800の姿勢を示している。即ち、回帰平面を算出することで、ディスク800の固定位置が多少ずれても、正確にディスクの平坦度を算出することができる。
【0052】
検査システム10は、ディスク固定装置600により、より少ない位置で、ディスク800を支持する。少ない位置でディスク800を支持することで、ディスク800を平面に載置する場合などに比べて、他の装置などの発熱などによる変形の影響を受けにくい。
【0053】
検査システム10は、ディスク800の測定点を、ディスク800の最外周の近傍(外周)と、開口部の近傍(内周)としている。ディスク800の表面は、中心に近い内周が低く、中心から遠い外周が高い形状(第1型)や、ディスク800の面上の第1軸方向には高さが変化せず、第1軸に直交するディスク800の面上の第2軸方向には中心から遠ざかるにつれて高くなる形状(第2型)に変形することが多い。これらの場合、ディスク800の面上で、回帰平面からの距離が最も大きい点は、ディスク800の最も外側またはディスク800の最も内側に存在する。よって、測定点を、ディスク800の最外周の近傍(外周)と、開口部の近傍(内周)とすることで、ディスク800の面上で、回帰平面からの距離が最も大きい点に近い点を測定点とすることができる。検査システム10は、回帰平面からの距離が最も大きい点に近い点を測定点とすることで、より適切にディスク800の平坦度(フラットネス)の指標値を算出できる。
【0054】
以上の各実施形態は、可能な限りこれらを組み合わせて実施され得る。
【符号の説明】
【0055】
10 検査システム
100 制御装置
110 制御部
120 格納部
130 通信部
200 干渉計
210 本体部
220 導光路
230 センサ部
300 XYステージ
400 ガラス板
500 移動装置
600 ディスク固定装置
610 土台部
620 可動部
621 下部
622 上部
800 ディスク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11