(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023098538
(43)【公開日】2023-07-10
(54)【発明の名称】自動車用後側方補助線
(51)【国際特許分類】
B60R 1/20 20220101AFI20230703BHJP
B60R 1/26 20220101ALI20230703BHJP
G08G 1/16 20060101ALI20230703BHJP
H04N 7/18 20060101ALI20230703BHJP
【FI】
B60R1/20 100
B60R1/26 200
G08G1/16 C
H04N7/18 J
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021215605
(22)【出願日】2021-12-28
(71)【出願人】
【識別番号】519097700
【氏名又は名称】株式会社エビアイ
(72)【発明者】
【氏名】北羽 弘
(72)【発明者】
【氏名】北羽 叶光
【テーマコード(参考)】
5C054
5H181
【Fターム(参考)】
5C054CA04
5C054CC02
5C054FE14
5C054HA30
5H181AA01
5H181CC04
5H181LL04
5H181LL08
(57)【要約】 (修正有)
【課題】自動車後側方の状況を表示する装置の画面に、運転者が隣接車線を走る後方車両の位置及び、自車両の最後端位置を容易に判断できる補助線を提供する。
【解決手段】まず、主線2と目安線3と目安線4で構成した補助線画像を自動車後側方の状況を表示する装置の画面1に表示させる。そして、前記補助線の左右位置を自車両5の近くに移動させ、前記目安線4を自車両の最後端位置6bに合わせるように高度を調整し、前記主線を自車両の側面6aに平行するように傾斜度を調整して設定完了。前記目安線3は隣接車線7を走る後方車両8のおおよそな位置を示す。前記目安線4は自車両5の最後端位置を示す。本発明の補助線を用いて、運転者が車線変更時に隣接車線を走る後方車両の位置及び、後退時に自車両の最後端位置を容易に判断できることになる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自車両の側面に平行する主線1本と隣接車道の後方車両のおおよそな位置を示す目安線2本と自車両の最後端位置を示す目安線1本で一つの画像を構成したことを特徴とする自動車用後側方補助線。
【請求項2】
前記主線は自動車後側方の状況を表示する装置の画面に表示されていた位置、高度、傾斜度を変更することができることを特徴とする請求項1に記載の自動車用後側方補助線。
【請求項3】
請求項1に記載の目安線は、隣接車道の後方車両のおおよそな位置と自車両の最後端位置が分かることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の自動車用後側方補助線。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車後側方の状況を表示する装置の画面に表示される後側方補助線の画像である。
【背景技術】
【0002】
近年、自動車の左右側に取り付けるカメラと、車内に設置されたモニターとで自動車の後側方を確認する装置が増えている。安全運転のため、シンプルで視認しやすい後側方の補助線が求められている。
【特許文献】
【0003】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、運転者が車線変更時に隣接車線を走る後方車両の位置及び、後退時に自車両の最後端位置を容易に判断できる補助線を作ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成し、課題を解決するため、本発明の自動車用後側方補助線は、主線1本と目安線3本で一つの画像を構成したことを特徴とする。
又、本発明の補助線の主線は、自動車後側方の状況を表示する装置の画面に表示されていた位置、高度、傾斜度を変更することができることを特徴とする。
又、本発明の補助線の目安線は、隣接車道の後方車両のおおよそな位置と自車両の最後端位置とが分かることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の自動車用後側方補助線は、主線1本と目安線3本で一つの画像を構成したことを特徴とすることであるから、シンプルな画像で、運転者から視認しやすい効果がある。
また、請求項2のように、前記主線は自動車後側方の状況を表示する装置の画面に表示されていた位置、高度、傾斜度を変更することができることを特徴とすることであるから、上記画面に映される自車両の側面状況に合わせて簡単に変更できる効果がある。
また、請求項3のように、前記目安線は隣接車道の後方車両のおおよそな位置と自車両の最後端位置とが分かることを特徴とすることであるから、運転者が車線変更時や後退時に後側方の状況を容易に判断できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施形態に係る自動車後側方の状況を表示する装置の画面の平面図である。
【実施例0009】
以下、本発明の自動車用後側方補助線の実施方法について
図1乃至
図3を用いて説明する。当該補助線は主線2と目安線3と目安線4を備えている。
まず、主線2と目安線3と目安線4で構成した補助線画像を自動車後側方の状況を表示する装置の画面1に表示させる。そして、前記補助線の左右位置xを自車両5の近くに移動させ、前記目安線4を自車両の最後端位置6bに合わせるように高度yを調整し、前記主線を自車両の側面6aに平行するように傾斜度zを調整する。