特開2023-98709IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

シロリムスの血中濃度を推定する技術

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】個々の患者におけるシロリムス投与後の血中トラフ値の推移を予測するシステムを提供する。
【解決手段】血中シロリムス濃度推定システム1は、患者情報、投与情報の入力を受け付ける入力部10と、シロリムスの血中濃度を表す血中濃度算出式と、血中濃度算出式に適用するパラメータを算出するパラメータ算出式とを格納した記憶部12と、パラメータ算出式を用いて患者情報に対応したパラメータを算出するパラメータ算出部20と、パラメータ及び投与情報を血中濃度算出式にあてはめて、血中シロリムス濃度推移を表す曲線を求める推定曲線算出部22とを備える。各時間点におけるパラメータの決定に用いる患者の年齢は生年月日に基づいて算出された各時間点における患者の年齢であり、かつ、各時間点におけるパラメータの決定に用いる患者の体重は患者の過去の体重変化の推移に基づいて推定された各時間点における患者の推定体重である。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

シロリムス経口剤は様々な疾患に対して優れた効果を有する半面、過剰投与となった場合に重篤な有害作用を発現する可能性があるため、血中濃度が一定の範囲内となるよう、慎重に投与する必要がある。例えば、リンパ脈管筋腫症の患者に対してシロリムス経口剤を用いる際には、シロリムスの血中トラフ値が5~15ng/mLの範囲内に収まる様にコントロールすることが推奨されている。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の血中シロリムス濃度推定システムは、シロリムスを有効成分とする薬剤を反復投与された患者における血中シロリムス濃度の推移を推定するシステムであって、少なくとも生年月日と体重を含む患者情報の入力を受け付ける患者情報入力部と、少なくとも前記薬剤の投与量と投与タイミングを含む投与情報の入力を受け付ける投与情報入力部と、反復投与時の2コンパートメントモデルに基づくシロリムスの血中濃度を表す血中濃・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、体重の変化や年齢の変化に応じて適切に血中シロリムス濃度推移を求めることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本実施の形態の血中シロリムス濃度推定システムの構成を示す図である。
【図2】 標準的な血中シロリムス濃度推移を示す図である。実線が求めたい推移(事後確率最大値MAP)であり、網掛けはその90%予測区間を示す。x軸に並行な線はトラフ値の治療域を示す。
【図3】 血中シロリムス濃度推定装置の動作を示すフローチャートを示す図である。
【図4】 患者パラメータ決定処理を示すフローチャートである。
【図5】 (a)患者情報に基づいて血中シロリムス濃度の推移を求めた例を示す図である。(b)患者情報に基づいて求めた血中シロリムス濃度の推移を患者の実測値を用いてベイズ推定法により事後推定した例を示す図である。当該患者固有の推移となる。(c)血中シロリムス濃度の目標値に対応する推奨投与量の薬剤を投与した場合の血中シロリムス濃度の推移を示す図である。
【図6】 血中シロリムス濃度推定システムの出力画面の例を示す図である。MAPのみの推移図である。
【図7】 血中シロリムス濃度推定システムの出力画面の例を示す図である。MAPと90%予測区間を提示した図である。
【図8】 血中シロリムス濃度推定システムの出力画面の例を示す図である。トラフ値のみのMAPと90%予測区間を提示した図である。
【図9】 「CYP3A4参考資料」の画面例を示す図である。CYP3A4阻害薬併用時の薬物動態パラメータの変化率を示す。このうち、本アプリに使用する情報は、CL/Fの数値情報である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 血中シロリムス濃度推定システム 10 入力部 11 演算部 12 記憶部 13 出力部 20 パラメータ算出部 21 パラメータ修正部 22 推定曲線算出部 23 推奨投与量算出部 24 レポート作成部

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります