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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023098838
(43)【公開日】2023-07-11
(54)【発明の名称】積層セラミック電子部品
(51)【国際特許分類】
   H01G 4/30 20060101AFI20230704BHJP
【FI】
H01G4/30 201C
H01G4/30 513
【審査請求】未請求
【請求項の数】21
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022197778
(22)【出願日】2022-12-12
(31)【優先権主張番号】10-2021-0190535
(32)【優先日】2021-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】594023722
【氏名又は名称】サムソン エレクトロ-メカニックス カンパニーリミテッド.
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ソン、ウォン ス
(72)【発明者】
【氏名】ホン、キ ピョ
【テーマコード(参考)】
5E001
5E082
【Fターム(参考)】
5E001AB03
5E001AC02
5E001AC03
5E001AC07
5E001AC08
5E082AB03
5E082BC38
5E082EE04
5E082EE16
5E082EE23
5E082EE35
5E082FF05
5E082FG03
5E082FG26
5E082FG46
5E082GG10
5E082JJ03
5E082KK01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ESLが低く、マージン部の段差発生を抑制し、優れた容量を有する積層セラミック電子部品を提供する。
【解決手段】積層セラミック電子部品は、誘電体層と第3方向に積層された第1(2)内部電極121(122)を含み、第1方向に対向する第1、第2面と、第2方向に対向する第3、第4面とを有する本体と、第1、第2面に配置され、第3、第4面に延長されて第1内部電極と接続された一対の第1外部電極と、第3、第4面に配置され、第2内部電極と接続された第2外部電極と、を含む。第1(2)内部電極は、第1(2)メイン部121a(122a)及び第1(2)メイン部から第2方向に延長されて第1(2)外部電極と連結され、第1(2)メイン部に隣接するほど第1方向の長さが増加する第1(2)引き出し部121b(122b)を含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
誘電体層及び前記誘電体層を間に挟んで第3方向に積層された第1内部電極及び第2内部電極を含み、第1方向に対向する第1面及び第2面と、第2方向に対向する第3面及び第4面とを有する本体と、
前記本体において前記第1面及び第2面に配置され、前記第3面及び第4面に延長されて前記第1内部電極と接続された一対の第1外部電極と、
前記本体において前記第3面及び第4面に配置され、前記第2内部電極と接続された第2外部電極と、を含み、
前記第1内部電極は、第1メイン部及び前記第1メイン部から前記第2方向に延長されて前記一対の第1外部電極と連結され、前記第1メイン部に隣接するほど前記第1方向の長さが増加する第1引き出し部を含み、
前記第2内部電極は、第2メイン部及び前記第2メイン部から前記第2方向に延長されて前記第2外部電極と連結され、前記第2メイン部に隣接するほど前記第1方向の長さが増加する第2引き出し部を含む、積層セラミック電子部品。
【請求項2】
前記第1引き出し部及び前記第2引き出し部は、少なくとも一部の領域において前記第3方向に互いに重なる、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項3】
前記第1メイン部の少なくとも一部の領域は、前記第2メイン部と前記第3方向に互いに重ならない、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項4】
前記第1引き出し部は、前記第1メイン部の一側に一対備えられ、それぞれ、前記一対の第1外部電極と連結される、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項5】
前記第2メイン部と連結される前記第2引き出し部の一端の前記第1方向の長さは、第2メイン部の前記第1方向の長さと実質的に同一である、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項6】
前記第2外部電極と連結され、前記一対の第1外部電極と離隔される第1ダミー電極を含む、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項7】
前記第1ダミー電極は、前記第1内部電極と実質的に同じ平面上に配置される、請求項6に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項8】
前記第1ダミー電極は、前記第2外部電極に隣接するほど前記第1方向の長さが増加する、請求項6に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項9】
前記一対の第1外部電極と連結され、前記第2外部電極と離隔される第2ダミー電極を含む、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項10】
前記第2ダミー電極は、前記第2内部電極と実質的に同じ平面上に配置される、請求項9に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項11】
前記第2ダミー電極は、前記一対の第1外部電極に隣接するほど前記第1方向の長さが増加する、請求項9に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項12】
誘電体層及び前記誘電体層を間に挟んで第3方向に積層された第1内部電極及び第2内部電極を含み、第1方向に対向する第1面及び第2面と、第2方向に対向する第3面及び第4面とを有する本体と、
前記本体において前記第1面及び第2面に配置され、前記第3面及び第4面に延長されて前記第1内部電極と接続された一対の第1外部電極と、
前記本体において前記第3面及び第4面に配置され、前記第2内部電極と接続された第2外部電極と、を含み、
前記第1内部電極は、第1メイン部及び前記第1メイン部から前記第2方向に延長されて前記一対の第1外部電極と連結された第1引き出し部を含み、
前記第2内部電極は、第2メイン部及び前記第2メイン部から前記第2方向に延長されて前記第2外部電極と連結された第2引き出し部を含み、
前記第1引き出し部及び前記第2引き出し部は、少なくとも一部の領域において前記第3方向に互いに重なる、積層セラミック電子部品。
【請求項13】
前記第1メイン部の少なくとも一部の領域は、前記第2メイン部と前記第3方向に互いに重ならない、請求項12に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項14】
前記第1引き出し部は、前記第1メイン部の一側に一対備えられ、それぞれ、前記一対の第1外部電極と連結される、請求項12に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項15】
前記第2メイン部と連結される前記第2引き出し部の一端の前記第1方向の長さは、第2メイン部の前記第1方向の長さと実質的に同一である、請求項12に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項16】
前記第2外部電極と連結され、前記一対の第1外部電極と離隔される第1ダミー電極を含む、請求項12に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項17】
前記第1ダミー電極は、前記第1内部電極と実質的に同じ平面上に配置される、請求項16に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項18】
前記第1ダミー電極は、前記第2外部電極に隣接するほど前記第1方向の長さが増加する、請求項16に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項19】
前記一対の第1外部電極と連結され、前記第2外部電極と離隔される第2ダミー電極を含む、請求項12に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項20】
前記第2ダミー電極は、前記第2内部電極と実質的に同じ平面上に配置される、請求項19に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項21】
前記第2ダミー電極は、前記一対の第1外部電極に隣接するほど前記第1方向の長さが増加する、請求項19に記載の積層セラミック電子部品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層セラミック電子部品に関する。
【背景技術】
【0002】
積層セラミック電子部品のうちの一つである積層セラミックキャパシタ(MLCC:Multilayer ceramic capacitor)は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)及びプラズマ表示装置パネル(PDP:Plasma Display Panel)などの映像機器、コンピュータ、スマートフォン、及び携帯電話などの様々な電子製品の印刷回路基板に装着されて電気を充電又は放電させる役割を果たすチップ形態のコンデンサである。
【0003】
このような積層セラミックキャパシタ(MLCC:Multi-Layered Ceramic Capacitor)は、小型でありながら高容量が保障され、実装が容易であるという利点により、様々な電子装置の部品として用いられることができる。
【0004】
近年では、信号(Signal)電極と接地(Ground)電極を含むことでESL(Equivalent series inductance)を低減する3端子型の積層セラミックキャパシタが用いられている。3端子型の積層セラミックキャパシタの場合、通常の積層セラミックキャパシタよりも電流パス(Current path)が短いことから、低いESL値を有することができる。
【0005】
しかしながら、このような3端子型の積層セラミックキャパシタの場合、内部電極を信号(Signal)電極及び接地(Ground)電極とそれぞれ連結させるためには、引き出し部を含む内部電極を形成する必要がある。これにより、引き出し部が形成された領域と引き出し部が形成されていないマージン領域との間の厚さの差によって段差が発生することがある。その結果、圧着工程段階において局部的な誘電体の厚さ減少現象が発生することがあり、このような現象に伴って耐電圧の低下及び信頼性の低下といった問題が生じてきた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2014-0038876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の様々な目的の一つは、ESLの低い積層セラミック電子部品を提供することである。
【0008】
本発明の様々な目的の一つは、マージン部の段差発生を抑制し、信頼性に優れた積層セラミック電子部品を提供することである。
【0009】
本発明の様々な目的の一つは、内部電極の重なり面積の増加に応じて優れた容量を有する積層セラミック電子部品を提供することである。
【0010】
但し、本発明の目的は上述した内容に限定されず、本発明の具体的な実施形態を説明する過程でより容易に理解されることができる。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一実施形態は、誘電体層及び上記誘電体層を間に挟んで第3方向に積層された第1内部電極及び第2内部電極を含み、第1方向に対向する第1面及び第2面と、第2方向に対向する第3面及び第4面とを有する本体と、上記本体において上記第1面及び第2面に配置され、上記第3面及び第4面に延長されて上記第1内部電極と接続された一対の第1外部電極と、上記本体において上記第3面及び第4面に配置され、上記第2内部電極と接続された第2外部電極と、を含み、上記第1内部電極は、第1メイン部及び上記第1メイン部から上記第2方向に延長されて上記第1外部電極と連結され、上記第1メイン部に隣接するほど上記第1方向の長さが増加する第1引き出し部を含み、上記第2内部電極は、第2メイン部及び上記第2メイン部から上記第2方向に延長されて上記第2外部電極と連結され、上記第2メイン部に隣接するほど上記第1方向の長さが増加する第2引き出し部を含む積層セラミック電子部品を提供する。
【0012】
一実施形態において、上記第1及び第2引き出し部は、少なくとも一部の領域において上記第3方向に互いに重なることができる。
【0013】
一実施形態において、上記第1メイン部の少なくとも一部の領域は、上記第2メイン部と上記第3方向に互いに重ならないことができる。
【0014】
一実施形態において、上記第1引き出し部は、上記第1メイン部の一側に一対備えられ、それぞれ、上記一対の第1外部電極と連結されることができる。
【0015】
一実施形態において、上記第2メイン部と連結される上記第2引き出し部の一端の上記第1方向の長さは、第2メイン部の上記第1方向の長さと実質的に同一であることができる。
【0016】
一実施形態において、上記第2外部電極と連結され、上記第1外部電極と離隔される第1ダミー電極を含むことができる。
【0017】
一実施形態において、上記第1ダミー電極は、上記第1内部電極と実質的に同じ平面上に配置されることができる。
【0018】
一実施形態において、上記第1ダミー電極は、上記第2外部電極に隣接するほど上記第1方向の長さが増加することができる。
【0019】
一実施形態において、上記第1外部電極と連結され、上記第2外部電極と離隔される第2ダミー電極を含むことができる。
【0020】
一実施形態において、上記第2ダミー電極は、上記第2内部電極と実質的に同じ平面上に配置されることができる。
【0021】
一実施形態において、上記第2ダミー電極は、上記第1外部電極に隣接するほど上記第1方向の長さが増加することができる。
【0022】
一方、本発明の他の実施形態は、誘電体層及び上記誘電体層を間に挟んで第3方向に積層された第1内部電極及び第2内部電極を含み、第1方向に対向する第1面及び第2面と、第2方向に対向する第3面及び第4面とを有する本体と、上記本体において上記第1面及び第2面に配置され、上記第3面及び第4面に延長されて上記第1内部電極と接続された一対の第1外部電極と、上記本体において上記第3面及び第4面に配置され、上記第2内部電極と接続された第2外部電極と、を含み、上記第1内部電極は、第1メイン部及び上記第1メイン部から上記第2方向に延長されて上記第1外部電極と連結された第1引き出し部を含み、上記第2内部電極は、第2メイン部及び上記第2メイン部から上記第2方向に延長されて上記第2外部電極と連結された第2引き出し部を含み、上記第1及び第2引き出し部は、少なくとも一部の領域において上記第3方向に互いに重なる積層セラミック電子部品を提供する。
【発明の効果】
【0023】
本発明の様々な効果の一つとして、ESLの低い積層セラミック電子部品を提供することができる。
【0024】
本発明の様々な効果の一つとして、マージン部の段差発生を抑制し、信頼性に優れた積層セラミック電子部品を提供することができる。
【0025】
本発明の様々な効果の一つとして、内部電極の重なり面積の増加に応じて優れた容量を有する積層セラミック電子部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の一実施形態に係る積層セラミック電子部品を概略的に示した斜視図である。
図2】積層セラミック電子部品の本体を概略的に示した斜視図である。
図3】誘電体層と第1及び第2内部電極の積層構造を示す分解斜視図である。
図4図1のI-I'に沿った断面図である。
図5図2のII-II'に沿った断面図であって、第1内部電極が観察される断面を示したものである。
図6図2のII-II'に沿った断面図であって、第2内部電極が観察される断面を示したものである。
図7】第1内部電極と第2内部電極が重なる領域を概略的に示したものである。
図8】第1及び第2内部電極パターンが形成された第1セラミックグリーンシートを概略的に示したものである。
図9】第1及び第2内部電極パターンが形成された第2セラミックグリーンシートを概略的に示したものである。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下では、具体的な実施形態及び添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。しかしながら、本発明の実施形態は様々な他の形態に変形されることができ、本発明の範囲は以下で説明する実施形態に限定されない。また、本発明の実施形態は通常の技術者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面における要素の形状及び大きさなどは、より明確な説明のために拡大縮小表示(又は強調表示や簡略化表示)がされることがあり、図面上の同一の符号で示される要素は同一の要素である。
【0028】
そして、図面において本発明を明確に説明するために、説明と関係のない部分は省略し、図面に示した各構成の大きさ及び厚さは説明の便宜上、任意に示しているため、本発明は必ずしも図示されたものに限定されない。なお、同一思想の範囲内の機能が同一である構成要素については、同一の参照符号を用いて説明する。さらに、明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」というとき、これは特に反対される記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。
【0029】
図面において、第1方向は長さL方向、第2方向は幅W方向、第3方向は厚さT方向と定義することができる。
【0030】
図1は、本発明の一実施形態に係る積層セラミック電子部品を概略的に示した斜視図であり、図2は、積層セラミック電子部品の本体を概略的に示した斜視図であり、図3は、誘電体層と第1及び第2内部電極の積層構造を示す分解斜視図であり、図4は、図1のI-I'に沿った断面図であり、図5は、図2のII-II'に沿った断面図であって、第1内部電極が観察される断面を示したものであり、図6は、図2のII-II'に沿った断面図であって、第2内部電極が観察される断面を示したものであり、図7は、第1内部電極と第2内部電極が重なる領域を概略的に示したものである。
【0031】
図1図7を参照すると、本発明の一実施形態は、誘電体層111及び誘電体層111を間に挟んで第3方向に積層された第1内部電極121及び第2内部電極122を含み、第1方向に対向する第1面及び第2面1、2と、第2方向に対向する第3面及び第4面3、4とを有する本体110と、本体110において第1面及び第2面1、2に配置され、第3面及び第4面3、4に延長されて第1内部電極121と接続された一対の第1外部電極131a、131bと、本体110において第3面及び第4面3、4に配置され、第2内部電極122と接続された第2外部電極132a、132bと、を含み、第1内部電極121は、第1メイン部121a及び第1メイン部121aから第2方向に延長されて第1外部電極131a、131bと連結され、第1メイン部121aに隣接するほど第1方向の長さが増加する第1引き出し部121bを含み、第2内部電極122は、第2メイン部122a及び第2メイン部122aから第2方向に延長されて第2外部電極132a、132bと連結され、第2メイン部122aに隣接するほど第1方向の長さが増加する第2引き出し部122bを含む積層セラミック電子部品100を提供する。
【0032】
上述したように、内部電極の引き出し部が形成された領域と引き出し部が形成されていないマージン領域との間の厚さの差によって段差が発生することがある。その結果、圧着工程段階において局部的な誘電体の厚さ減少現象が発生することがあり、このような現象に伴って耐電圧の低下及び信頼性の低下といった問題が生じる恐れがある。
【0033】
これに対し、本発明の一実施形態に係る積層セラミック電子部品100は、第1メイン部121aに隣接するほど第1方向の長さが増加する第1引き出し部121b及び第2メイン部122aに隣接するほど第1方向の長さが増加する第2引き出し部122bを含むことで、マージン部Mにおける段差の発生を最小限に抑え、信頼性を向上させることができる。
【0034】
以下、本発明の一実施形態に係る積層セラミック電子部品100に含まれるそれぞれの構成についてより詳細に説明する。
【0035】
本体110の具体的な形状に特に限定はないが、図示されたように、本体110は六面体形状やこれと類似の形状からなることができる。焼成過程で本体110に含まれたセラミック粉末の収縮や角部の研磨により、本体110は完全な直線を有する六面体形状ではないが、実質的に六面体形状を有することができる。
【0036】
本体110は、第1方向に対向する第1面及び第2面1、2、上記第1面及び第2面1、2と連結され、第2方向に対向する第3面及び第4面3、4、第1面から第4面1、2、3、4と連結され、第3方向に対向する第5面及び第6面5、6を有することができる。ここで、第1方向は内部電極121、122の積層方向である第3方向に垂直な方向を意味し、第2方向は第1方向及び第3方向に垂直な方向を意味することができる。
【0037】
本体110は、誘電体層111及び第1及び第2内部電極121、122が交互に積層されていることができる。本体110を形成する複数の誘電体層111は焼成された状態であって、隣接する誘電体層111間の境界は、走査電子顕微鏡(SEM:Scanning Electron Microscope)を利用せずには確認しにくいほど一体化していることができる。
【0038】
誘電体層111は、セラミック粉末、有機溶剤、及びバインダーを含むセラミックグリーンシートの焼成によって形成されることができる。セラミック粉末は、十分な静電容量が得られる限り特に制限されないが、例えば、チタン酸バリウム系(BaTiO)材料、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)系材料などを使用することができるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0039】
このとき、誘電体層111の厚さは、本体110の大きさと容量を考慮して10μm以下であることができ、積層型電子部品100の小型化及び高容量化のために、0.6μm以下、より好ましくは、0.4μm以下であることができるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0040】
ここで、誘電体層111の厚さは、内部電極121、122の間に配置される誘電体層111の平均厚さを意味することができる。誘電体層111の厚さは、本体110の第1方向及び第3方向断面を1万倍率の走査電子顕微鏡を用いてスキャンして測定することができる。より具体的には、任意の誘電体層111の多数の地点、例えば、第1方向に等間隔である30個の地点でその厚さを測定して平均値を求めることができる。また、このような平均値の測定を多数の誘電体層111に拡張して求めると、誘電体層111の平均厚さをさらに一般化することができる。
【0041】
本体110は、本体110の内部に配置され、誘電体層111を間に挟んで互いに対向するように配置される複数の第1内部電極121及び複数の第2内部電極122を含んで容量が形成される容量形成部と、上記容量形成部の上部に配置される第1カバー部112と、上記容量形成部の下部に配置される第2カバー部113とを含むことができる。第1カバー部112及び第2カバー部113は、単一の誘電体層又は2つ以上の誘電体層を容量形成部Acの上下面にそれぞれ第3方向に積層して形成することができ、基本的に物理的又は化学的ストレスによる内部電極の損傷を防止する役割を果たすことができる。第1及び第2カバー部112、113は、内部電極を含まないことを除いては、誘電体層111と同じ構成を有することができる。第1及び第2カバー部112、113のそれぞれは、20μm以下の厚さを有することができるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0042】
内部電極121、122は、誘電体層111と交互に配置されることができ、複数の第1内部電極121及び複数の第2内部電極122は、誘電体層111を間に挟んで互いに対向するように配置されることができる。複数の第1内部電極121及び複数の第2内部電極122は、その間に配置されている誘電体層111により互いに電気的に分離されることができる。複数の第1内部電極121及び複数の第2内部電極122は、第3方向に交互に積層されることができるが、これに限定されるものではなく、第2方向に交互に積層されてもよい。
【0043】
第1内部電極121は第1メイン部121aを含む。第1メイン部121aは、積層方向である第3方向に垂直な平板状を有することができる。このとき、第1メイン部121aは、本体110の第1面及び第2面1、2において第1外部電極131a、131bと連結されることができる。第2内部電極122は第2メイン部122aを含む。第2メイン部122aは、積層方向である第3方向に垂直な平板状を有することができる。このとき、第2メイン部122aは、本体110の第1面及び第2面1、2と離隔されることができる。
【0044】
第1メイン部121a及び第2メイン部122aは、第3方向に互いに重なる領域の面積に応じて積層セラミック電子部品100の容量が形成されることができる。第1メイン部121aは、本体110の第1面及び第2面1、2において第1外部電極131a、131bと連結され、第2メイン部122aは、本体110の第1面及び第2面1、2と離隔されることによって、第1メイン部121aの少なくとも一部の領域は第2メイン部122aと第3方向に互いに重ならないことができる。
【0045】
第1内部電極121は、第1メイン部121aから第2方向に延長されて第1外部電極131a、131bと連結され、第1メイン部121aに隣接するほど第1方向の長さが増加する第1引き出し部121bを含む。第1引き出し部121bは、第1メイン部121aの一側に一対備えられ、それぞれ、一対の第1外部電極131a、131bと連結されることができる。例えば、本体110の第3面3と隣接したメイン部121aの一側に一対備えられた第1a引き出し部121b1は、本体110の第3面3において一対の第1外部電極131a、131bとそれぞれ連結されることができる。例えば、本体110の第4面4と隣接したメイン部121aの他側に一対備えられた第1b引き出し部121b2は、本体110の第4面4において一対の第1外部電極131a、131bとそれぞれ連結されることができる。
【0046】
第1引き出し部121bは、第1メイン部121aに隣接するほど第1方向の長さが増加し、これによって、マージン部Mに第1内部電極121が形成されていない領域を最小限に抑えることで圧着工程段階における段差による局部的な誘電体層111の厚さ減少現象を防止し、積層セラミック電子部品100の耐電圧特性及び信頼性を向上させることができる。さらに、第1引き出し部121bは、第1外部電極131a、131bに隣接するほど第1方向の長さが減少し、これによって、第1外部電極131a、131bとは連結され、第2外部電極132a、132bとは離隔されることができる。ここで、マージン部Mとは、本体110を第1方向及び第2方向に切断した断面において、第1及び第2引き出し部121b、122bと連結される第1及び第2メイン部121a、122aの両端と本体110との境界面の間の領域を意味することができる。
【0047】
このとき、第1メイン部121aの一側に一対備えられる第1a引き出し部121b1の第1方向の長さの和は、第1メイン部121aの第1方向の長さと実質的に同一であることができ、第1メイン部121aの他側に一対備えられる第1b引き出し部121b2の第1方向の長さの和は、第1メイン部121aの第1方向長さと実質的に同一であることができる。
【0048】
第2内部電極122は、第2メイン部122aから第2方向に延長されて第2外部電極132a、132bと連結され、第2メイン部122aに隣接するほど第1方向の長さが増加する第2引き出し部122bを含む。例えば、本体110の第3面3において第2a外部電極132aと連結される第2a引き出し部122b1と、本体110の第4面4において第2b外部電極132bと連結される第2b引き出し部122b2とを含むことができる。
【0049】
第2引き出し部122bは、第2メイン部122aに隣接するほど第1方向の長さが増加し、これによって、マージン部Mに第2内部電極122が形成されていない領域を最小限に抑えることで圧着工程段階において段差による局部的な誘電体層111の厚さ減少現象を低減し、積層セラミック電子部品100の耐電圧特性及び信頼性を向上させることができる。さらに、第2引き出し部122bは、第2外部電極132a、132bに隣接するほど第1方向の長さが減少するにつれて、第1外部電極131a、131bとは離隔され、第2外部電極132a、132bとは連結されることができる。このとき、第2メイン部122aと連結される第2引き出し部122bの一端の第1方向の長さは、第2メイン部122aの第1方向の長さと実質的に同一であることができる。
【0050】
第1引き出し部121b及び第2引き出し部122bは、少なくとも一部の領域において第3方向に互いに重なることができる。例えば、第1a引き出し部121b1及び第2a引き出し部122b1は、少なくとも一部の領域Sにおいて第3方向に互いに重なることができる。さらに、第1b引き出し部121b2及び第2b引き出し部122b2は、少なくとも一部の領域Sにおいて第3方向に互いに重なることができる。これにより、段差の発生を抑制するだけでなく、第1引き出し部121b及び第2引き出し部122bが第3方向に互いに重なる領域Sの面積に応じて積層セラミック電子部品100の容量が形成されることができる。これにより、同じサイズの本体110において容量形成を最大化することができる。
【0051】
内部電極121、122は、セラミックグリーンシート上に所定の厚さで導電性金属を含む内部電極用導電性ペーストを印刷することで形成することができる。内部電極121、122が印刷されたセラミックグリーンシートを交互に積層し、焼成することで本体110の容量形成部を形成することができる。内部電極用導電性ペーストの印刷方法としては、スクリーン印刷法又はグラビア印刷法などを使用することができるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0052】
内部電極121、122に含まれる導電性金属は、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)、金(Au)、白金(Pt)、スズ(Sn)、タングステン(W)、チタン(Ti)、及びこれらの合金のうち1種以上であることができるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0053】
内部電極121、122の厚さは、本体110の大きさと容量を考慮して10μm以下であることができ、積層型電子部品100の小型化及び高容量化のために、0.6μm以下、より好ましくは、0.4μm以下であることができるが、本発明はこれに限定されるものではない。ここで、内部電極121、122の厚さは、内部電極121、122の平均厚さを意味することができる。内部電極121、122の平均厚さは、本体110の第1方向及び第3方向断面を1万倍率の走査電子顕微鏡を用いてスキャンして測定することができる。より具体的には、任意の内部電極の多数の地点、例えば、第1方向に等間隔である30個の地点でその厚さを測定して平均値を求めることができる。このような平均値の測定を多数の内部電極に拡張して求めると、内部電極の平均厚さをさらに一般化することができる。
【0054】
一対の第1外部電極131a、131bは、本体110の第1面及び第2面1、2にそれぞれ配置され、本体110の第3面及び第4面3、4に延長されて第1内部電極121と接続されることができる。より具体的には、第1a外部電極131aは、本体110の第1面1に配置されて第1内部電極121の第1メイン部121aと接続されることができ、本体110の第3面及び第4面3、4において第1内部電極121の第1引き出し部121bと接続されることができる。また、第1b外部電極131bは、本体110の第2面2に配置されて第1内部電極121の第1メイン部121aと接続されることができ、本体110の第3面及び第4面3、4において第1内部電極121の第1引き出し部121bと接続されることができる。さらに、一対の第1外部電極131a、131bは、本体110の第5面及び第6面5、6に延長されることができる。
【0055】
第2外部電極132a、132bは、本体110の第3面及び第4面3、4に配置され、第2内部電極122と接続されることができる。第2外部電極132a、132bは、第1外部電極131a、131bと離隔され、一対の第1外部電極131a、131bの間に配置されることができる。また、第2外部電極132a、132bは、本体110の第5面及び第6面5、6のそれぞれの一部まで延長されることができる。
【0056】
より具体的には、第2a外部電極132aは、本体110の第3面3に配置されて第2内部電極122の第2a引き出し部122b1と接続されることができる。また、第2b外部電極132bは、本体110の第4面4に配置されて第2内部電極122の第2b引き出し部122b2と接続されることができる。第2a及び第2b外部電極132a、132bは、本体110の第3面及び第4面3、4にそれぞれ配置されて互いに離隔された一対の電極からなることができる。或いは、第2a及び第2b外部電極132a、132bは、本体110の第6面6に延長されて互いに連結されることで、本体110を取り囲むように配置されてもよい。
【0057】
一対の第1外部電極131a、131bは信号(Signal)電極であってもよく、第2外部電極132a、132bは接地(Ground)電極であってもよい。このように多端子型の外部電極を形成することで、ESL(Equivalent series inductance)を低減することができる。
【0058】
第1外部電極131a、131b及び第2外部電極132a、132bは、金属などのように電気伝導性を有するものであれば、如何なる物質を使用して形成されてもよく、電気的特性、構造的安定性などを考慮して具体的な物質が決定されてもよい。さらに、多層構造を有することができる。例えば、第1外部電極131a、131b及び第2外部電極132a、132bは、導電性金属を含んでもよく、第1外部電極131a、131b及び第2外部電極132a、132bに含まれる導電性金属は、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、金(Au)、銀(Ag)、鉛(Pb)、及び/またはこれらを含む合金などを含んでもよく、好ましくは、銅(Cu)及び/またはニッケル(Ni)を含んでもよいが、これに限定されるものではない。
【0059】
第1外部電極131a、131b及び第2外部電極132a、132bを形成する方法は特に制限されず、本体110を導電性金属及びガラスを含む外部電極用導電性ペーストにディッピング(dipping)した後、焼成することで形成することができ、導電性金属及びガラスを含むシートを転写する方式、若しくは、めっき、蒸着などの他の方法を使用してもよいことは勿論である。
【0060】
このとき、積層セラミック電子部品100は、第2外部電極132a、132bと連結され、第1外部電極131a、131bと離隔される第1ダミー電極141a、141bを含むことができる。例えば、第1aダミー電極141aは、本体110の第3面3において第2a外部電極132aと連結されることができる。また、第1bダミー電極141bは、本体110の第4面4において第2b外部電極132bと連結されることができる。第1ダミー電極141a、141bを含むことで積層セラミック電子部品100の耐湿信頼性及び寿命を向上させ、マージン部Mに発生する段差を抑制することで耐電圧特性を向上させることができる。
【0061】
第1ダミー電極141a、141bは、第1内部電極121と実質的に同じ平面上に配置されることができる。これは、後述するが、第1ダミー電極141a、141bが、複数のセラミックグリーンシートを積層して切断することで形成されるためである。
【0062】
また、第1ダミー電極141a、141bは、第2外部電極132a、132bに隣接するほど第1方向の長さが増加することができる。これにより、段差の発生を抑制して信頼性を向上させることができ、さらに、第1内部電極121の第1引き出し部121bとの接触を防止することができる。
【0063】
また、積層セラミック電子部品100は、第1外部電極131a、131bと連結され、第2外部電極132a、132bと離隔される第2ダミー電極142a、142bを含むことができる。例えば、第2aダミー電極142aは、マージン部Mに一対備えられ、本体110の第3面3において第1a外部電極131a及び第1b外部電極131bとそれぞれ連結されることができる。さらに、第2bダミー電極142bは、マージン部Mに一対備えられ、本体110の第4面4において第1a外部電極131a及び第1b外部電極131bとそれぞれ連結されることができる。これにより、積層セラミック電子部品100の耐湿信頼性及び寿命を向上させ、マージン部Mに発生する段差を抑制することで耐電圧特性を向上させることができる。
【0064】
第2ダミー電極142a、142bは、第2内部電極122と実質的に同じ平面上に配置されることができる。これは、後述するが、第2ダミー電極142a、142bが、複数のセラミックグリーンシートを積層して切断することで形成されるためである。
【0065】
また、第2ダミー電極142a、142bは、第1外部電極131a、131bに隣接するほど第1方向の長さが増加することができる。これにより、段差の発生を抑制して信頼性を向上させることができ、さらに、第2内部電極122の第2引き出し部122bとの接触を防止することができる。
【0066】
図8は、第1及び第2内部電極パターンが形成された第1セラミックグリーンシートを概略的に示したものであり、図9は、第1及び第2内部電極パターンが形成された第2セラミックグリーンシートを概略的に示したものである。
【0067】
図8及び図9を参照して、第1ダミー電極141a、141b及び第2ダミー電極142a、142bを形成する方法について説明する。本体110は、第1及び第2内部電極パターン221、222が形成された第1セラミックグリーンシート211a及び第2セラミックグリーンシート211bを第3方向に交互に積層することで形成されることができる。このとき、内部電極パターン221、222は、上述したように、セラミックグリーンシート211a、211b上に内部電極用導電性ペーストを印刷することで形成することができる。
【0068】
このとき、第1セラミックグリーンシート211aの第1内部電極パターン221は、第2セラミックグリーンシート211bの第2内部電極パターン222と第3方向に互いに交互に配置され、第1セラミックグリーンシート211aの第2内部電極パターン222は、第2セラミックグリーンシート211bの第1内部電極パターン221と第3方向に互いに交互に配置されることができる。このとき、複数の第1及び第2セラミックグリーンシート211a、211bを積層し部品単位のチップに切断する過程において、第1内部電極パターン221と第2内部電極パターン222の一部の領域が切断されることで、第1ダミー電極パターン241及び第2ダミー電極パターン242が形成されることができる。その後、上記切断されたチップを焼成することで、誘電体層111及び内部電極121、122を含む本体110を形成することができ、第1ダミー電極パターン241及び第2ダミー電極パターン242が焼成されることで、第1ダミー電極141a、141b及び第2ダミー電極142a、142bが形成されることができる。
【0069】
本発明の他の実施形態によると、誘電体層111及び誘電体層111を間に挟んで第3方向に積層された第1内部電極121及び第2内部電極122を含み、第1方向に対向する第1面及び第2面1、2と、第2方向に対向する第3面及び第4面3、4を有する本体110、本体110において第1面及び第2面1、2に配置され、第3面及び第4面3、4に延長されて第1内部電極121と接続された一対の第1外部電極131a、131bと、本体110において第3面及び第4面3、4に配置され、第2内部電極122と接続された第2外部電極132a、132bと、を含み、第1内部電極121は、第1メイン部121a及び第1メイン部121aから第2方向に延長されて第1外部電極131a、131bと連結された第1引き出し部121bを含み、第2内部電極122は、第2メイン部122a及び第2メイン部122aから第2方向に延長されて第2外部電極132a、132bと連結された第2引き出し部122bを含み、第1及び第2引き出し部121b、122bは、少なくとも一部の領域において第3方向に互いに重なる積層セラミック電子部品100を提供する。
【0070】
図7を参照すると、第1引き出し部121b及び第2引き出し部122bの少なくとも一部の領域Sは、第3方向に重なることで段差の発生を低減するだけでなく、第1引き出し部121b及び第2引き出し部122bが第3方向に互いに重なる領域Sの面積に応じて積層セラミック電子部品100の容量が形成されることができる。より具体的には、第1a引き出し部121b1及び第2a引き出し部122b1は、少なくとも一部の領域において第3方向に互いに重なることができる。また、第1b引き出し部121b2及び第2b引き出し部122b2は、少なくとも一部の領域において第3方向に互いに重なることができる。これにより、同じサイズの本体110において容量形成を最大化することができる。
【0071】
上記本発明の他の実施形態に係る積層セラミック電子部品100は、上述した本発明の一実施形態に係る積層セラミック電子部品100の一実施形態と同様の構成を有することができる。したがって、上述した本発明の一実施形態と重複する説明は省略する。
【0072】
本発明は、上述した実施形態及び添付の図面によって限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲によって限定されるものとする。したがって、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想から外れない範囲内で、当該技術分野における通常の知識を有する者により様々な形態の置換、変形及び変更が可能であり、これも本発明の範囲に属すると言える。
【符号の説明】
【0073】
100 積層セラミック電子部品
110 本体
111 誘電体層
112、113 カバー部
121 第1内部電極
121a 第1メイン部
121b 第1引き出し部
122 第2内部電極
122a 第2メイン部
122b 第2引き出し部
131a、131b 第1外部電極
132a、132b 第2外部電極
141a、141b 第1ダミー電極
142a、142b 第2ダミー電極
211a、211b セラミックグリーンシート
221 第1内部電極パターン
222 第2内部電極パターン
241 第1ダミー電極パターン
242 第2ダミー電極パターン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9