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▶ 小野 庸夫の特許一覧

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  • 特開-鍵穴方向認識キーグリップキャップ 図1
  • 特開-鍵穴方向認識キーグリップキャップ 図2
  • 特開-鍵穴方向認識キーグリップキャップ 図3
  • 特開-鍵穴方向認識キーグリップキャップ 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023099225
(43)【公開日】2023-07-11
(54)【発明の名称】鍵穴方向認識キーグリップキャップ
(51)【国際特許分類】
   E05B 19/04 20060101AFI20230704BHJP
   E05B 19/10 20060101ALI20230704BHJP
【FI】
E05B19/04
E05B19/10
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2023079730
(22)【出願日】2023-05-12
(71)【出願人】
【識別番号】711010068
【氏名又は名称】小野 庸夫
(72)【発明者】
【氏名】小野 庸夫
(57)【要約】      (修正有)
【課題】鍵穴にキーを差し込む時にキーの差し込み方向を多々、間違える事があります、その間違い無くすキーホルダーキャップを提供する。
【解決手段】ポケットやバックからキーを取り出す時にキーの表裏方向を目視する事なく、指先でキーの表裏の認識方法を研究した。キーのグリップ部の上表面(キーを差し込む方向を表とする)に突起物の物を付けたり目印に成る物を付けたりするよりは、グリップ部中央から90度方向に樋の形状に成る様な浅い曲げにすると指先でもキーの表裏の認識が出来た、更に親指と人差し指で握るとフィット感が良い事で最良の形状のキーグリップキャップの提供への開発となった。開発要素でもあるキーのグリップ部デザインでは突起物やグリップの変形もキーの表裏認識が出来るデザイン要素としている。また、キー本体の製造時から本研究開発要素を持つ、形状デザイン加工した形態も提供する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明品はキーを鍵穴に差し込む際にキーを目視する事無く、指先で握ることでキーの表裏認識の出来るキーグリップキャップで、そのキーグリップキャップはキー本体のグリップ面に表裏面を貝殻の2枚合わせの様に被せる構造にあって、キーを差し込む心方向に対してキーグリップキャップの両面が同じ方向に図2の7に見る様に中心から内面側の両端が上曲がりになった面を有し、その曲がり沿ったキーグリップキャップを手の人差し指と親指でキーを挟み込む様に持つと曲がり面が指に馴染む形状にある、その曲がりの大きさは指に馴染みやすい曲がりでキーグリップキャップの内面でR15mm以上の曲がりを有する形状にある、外面のR形状は中に挟み込むキー本体のキーの厚さ・グリップ幅でキーグリップキャップの製品の大きさに合わせた曲がりとなる、
外面の曲げが付けられない場合は形状としてR曲面形状でなくても、図面4の形状の扇状V字角形状や真っ平な面でもよい。
【請求項2】
キーグリップキャップの形状としてはキーを目視せずにキーの差し込む表裏認識が出来る事と親指と人差し指で挟み込む様に持った時の馴染み感での動作性も開発のコンセプトとなったが、基本的な要点は前述したキーを目視する事無く、カバンやポケットから指先で認識し判断が出来る形状の物を付加したキーグリップキャップも本発明の範囲とする。
【請求項3】
本発明品の該キーグリップキャップは成型品で成型素材は樹脂でABS・PC・PPA・PP等の材料として一部には静電気対策としてカーボンの配合した成型品も提供する、また本発明品の該キーグリップキャップを金属で製作すると図2の9に示す、蝶番部を切り離して2分割構造とした分割品で内側面部と外側面部をネジで4点か3点留めにした組み立て式の形態となる。
【請求項4】

キー単体で個人持ちのキーでキーグリップ部にキーグリップ部に突起物・変形加工の物で後取付け出来る商品でキーの差し込む方向の認識が可能な商品は本発明の要素案に抵触するものとする。またキー本体が工場や鍵店で製造される時点で、本発明の要素案のデザイン形状が施され成型加工されたキー単体品も発明範囲の抵触に当たるものとする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は日常生活におけるキーで施錠、開錠の動作でキーを手に取った際のキーを鍵穴に差し込む方向を容易に認識出来る方法に関する。
【背景技術】
【0002】

現在ではカードキーやICタグ(RFIC)キー・スマホ送信キー等で施錠、開錠が出来る様になりましたが、どうしても開錠・施錠には少なからず電力を必要とします。そこを考えると、まだまだアナログなキーが必要不可欠なものと考えられます。
一般的にキーには表裏が有るものと無いものとがあり、無いものはキーの溝が鍵穴のキーシリンダーの合う位置に溝が裏・表で同じ様に切られて開錠・施錠時にはどちらからキーを差し込んでも作動します。一方、表裏で鍵溝が異なるキーだと表側か裏側のどちらか差し込んで作動となります、一度の動作で開錠・施錠が出来れば問題ないのですが、荷物を持ってキー穴に反対側を差し込んだ時の残念さに感応と、急いでいる時には、いら立ちの経験が多々あります。

キーには目印もなく、差し込んで見ないと分からない不便さがあり、改善を追求する研究となった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】公開実用 昭63-83031
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】考案の名称「キーホルダー」考案者 松浦正治
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
キーで鍵を開ける時にキーを手にして鍵穴にキーを差し込む時点で差し込む方向を間違え、差し込んだキーの裏面にキーを握り直して開錠、施錠する事が多々あり、その間違いを無くせないかの問題解決に研究を行った、その問題には簡単に常にキーを差し込む方向の正となる表が簡単に認識できるキーの形態に課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
発明に関しては一般的にキーの構造上、グリップ部の両面がフラットである事から表裏を目視せずに手で触ることで正となる表が認識出来る様な要点となる点に着目した、そこでキーの表裏が認識できる要点になるキーのグリップ部に突起や形状に変化を付ける事に着目し、キーを手で握った時に指先で触って認識が出来る研究と、使い易い事を研究した。
その研究の中でキーのグリップ部の一方に指先で認識が出来そうな突起物や突起形状を付けて実験を行った、その中、扱い易さと言う面で同時に研究して行く際にグリップ部の形状を変形させたものでの、実験が解決策を生んだ。
その解決策はキーのグリップ部を曲げて緩やかな曲面形状にしたものが表裏認識を容易に出来た事と、グリップとしても動作性と使用感が良かった事の点で、その形状が最良と判断し解決策に繋がった。
また、グリップの片面に突起物を付ける事でも指先認識が容易に出来た。
【発明の効果】
【0007】
本研究開発ではキーのグリップの形状を変化させた事でキーのグリップを指先で触るだけで、キーをポケットやバックから取り出す時に目視の必要がなくなり、簡単にキーの表裏認識が出来る様に該キーグリップキャップの提供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明品のキーグリップ部に覆い被せて装着する前のキーグリップキャップの単体図と、キーに装着した模様図である(2点鎖線内に示す)。
図2】本発明品のキーグリップキャップ単体を畳んだ3方向の図と、キーグリップキャップを、はめ込む前の様図。
図3】本発明品のキーグリップキャップをキーに装着した模様図。
図4】キー単体の販売時点で本発明案の曲面加工でデザインされたものが上の図で、下の図がキー本体のグリップが大きく開いた扇角V字形状で製作されるキーのグリップ部のデザインの図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
最良の形態はキーグリップ部を一定方向に曲面に曲げる形状とグリップ部を中心から扇角のある曲げ形状が最良の形態とした。
この発明の利点は世の中に出回っている既存のキーにも対応できる様にキャップ式にしたキーグリップキャップを発明品とした。
【符号の説明】
【0010】
1 本発明品のキーグリップキャップの外観図
2 キーグリップキャップの上表面蓋の側面の図
3 キーグリップキャップの下面受け蓋の側面図
4 キーグリップキャップの上表蓋のピンのロック用穴
5 キーグリップキャップにキーを組み合わせる時のキー本体のグリップの受け溝
6 キーホルダー用の貫通長穴(上蓋、下蓋に両方同じ位置)
7 キーグリップキャップの後ろ面側からの見た図(反対側がキー)
8 キーグリップキャップの上表面蓋の下蓋へのロック用ピン
9 上表面蓋と外下面蓋を繋ぐ蝶番部
10 取付けキー本体を、はめ込むキーの形状の段付きにした溝部(固定用の両面テープが貼付け部)
11 キー単体に販売時に本発明の要素のデザインで曲面加工されたキーの本体図
12 キー単体に販売時に本発明の要素デザインで提供する大きく開いた扇型V字にデザイン加工されたキーの本体図
図1
図2
図3
図4