(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023099339
(43)【公開日】2023-07-12
(54)【発明の名称】ウェッジゴルフクラブフィッティングシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
A63B 69/36 20060101AFI20230705BHJP
【FI】
A63B69/36 541W
【審査請求】未請求
【請求項の数】21
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022210458
(22)【出願日】2022-12-27
(31)【優先権主張番号】17/566,553
(32)【優先日】2021-12-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】516368128
【氏名又は名称】アクシネット・カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】グレゴリー・ディー・ジョンソン
(72)【発明者】
【氏名】ブレット・シー・ポラス
(72)【発明者】
【氏名】コーリー・レイモンド・ジェラード
(72)【発明者】
【氏名】ブレイドン・アームストロング
(57)【要約】
【課題】ゴルフクラブのためのフィッティング推奨を生成するためのシステムおよびコンピュータ実装方法を提供すること。
【解決手段】一例において、方法は、コンピューティングデバイスによって、プレーヤー入力データを受信するステップと、コンピューティングデバイスによって、コンピューティングデバイスに通信可能に結合されたラウンチモニタから、第1のショットタイプの少なくとも1つのゴルフショットに対する第1のスイング分析を受信するステップと、プレーヤー入力データと第1のスイング分析とに基づいて、コンピューティングデバイスによって、ゴルフクラブに関するバウンスまたはグラインドのうちの少なくとも1つを含むフィッティング推奨を生成するステップとを含む。
【選択図】
図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフクラブのためのフィッティング推奨を生成するためのコンピュータ実装方法であって、
コンピューティングデバイスによって、プレーヤー入力データを受信するステップと、
前記コンピューティングデバイスによって、前記コンピューティングデバイスに通信可能に結合されたラウンチモニタから、第1のショットタイプの少なくとも1つのゴルフショットに対する第1のスイング分析を受信するステップと、
前記プレーヤー入力データと前記第1のスイング分析とに基づいて、前記コンピューティングデバイスによって、前記ゴルフクラブに関するバウンスまたはグラインドのうちの少なくとも1つを含む前記フィッティング推奨を生成するステップと
を含む、
コンピュータ実装方法。
【請求項2】
前記第1のショットタイプが、フルスイング、グリーンサイド、またはオープンフェースショットのうちの1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記フィッティング推奨を生成する前記ステップが、前記ゴルフクラブに関する複数の潜在的なバウンスを生成するステップと、前記複数の潜在的なバウンスをランク付けするステップとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記コンピューティングデバイスによって、前記ラウンチモニタから、第2のショットタイプの少なくとも1つのゴルフショットに対する第2のスイング分析を受信するステップをさらに含み、前記フィッティング推奨は、前記第1のスイング分析と前記第2のスイング分析の両方に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記プレーヤー入力データが、フェアウェイの状態、バンカーの状態、プレーヤーのハンディキャップ、プレーヤーのピッチングウェッジロフト、プレーヤーの最も好ましいロフト、またはプレーヤーのバンカーの自信のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のスイング分析が、アタック角またはシャフトリーンのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記フィッティング推奨が、前記ゴルフクラブの前記バウンスと前記グラインドの両方を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
ゴルフクラブに対するフィッティング推奨を生成するためのコンピュータ実装方法であって、
コンピューティングデバイスによって、入力フィールドを含む第1のユーザインターフェースを表示するステップと、
前記第1のユーザインターフェースの前記入力フィールドへの入力として、プレーヤー入力データを受信するステップと、
前記コンピューティングデバイスによって、前記コンピューティングデバイスに通信可能に結合されたラウンチモニタから、第1のゴルフショットに対する第1のスイング分析を受信するステップと、
前記コンピューティングデバイスによって、前記第1のゴルフショットの前記第1のスイング分析を表すショットインジケータを有するグラフィカルテクニック表現を含む第2のユーザインターフェースを表示するステップと、
前記コンピューティングデバイスによって、前記プレーヤー入力データと前記第1のスイング分析とに基づいて前記フィッティング推奨を生成するステップであって、前記フィッティング推奨が、前記ゴルフクラブに関するバウンスまたはグラインドのうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
前記コンピューティングデバイスによって、前記フィッティング推奨を表示するステップと
を含む、
コンピュータ実装方法。
【請求項9】
前記コンピューティングデバイスによって、前記ラウンチモニタから、第2のゴルフショットに対する第2のスイング分析を受信するステップであって、前記第2のスイング分析が、アタック角またはシャフトリーンのうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
前記第2のスイング分析に基づいて前記ショットインジケータを更新するステップと
をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記コンピューティングデバイスによって、前記ラウンチモニタから、第2のゴルフショットに対する第2のスイング分析を受信するステップであって、前記第2のスイング分析が、アタック角またはシャフトリーンのうちの少なくとも1つを含む、ステップをさらに含み、
前記フィッティング推奨が、前記第2のスイング分析にさらに基づく、
請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記コンピューティングデバイスによって、前記プレーヤー入力データに基づいて、複数のゴルフクラブと、前記複数のゴルフクラブの各ゴルフクラブに対応するロフトと、前記複数のゴルフクラブの各ゴルフクラブに関する少なくとも1つのショットタイプとを含むゴルフショットプロンプトを生成するステップと、
前記コンピューティングデバイスによって、前記ラウンチモニタから、前記ゴルフショットプロンプトに基づいて複数のゴルフショットに対するスイング分析を受信するステップであって、前記スイング分析が、前記複数のゴルフショットの各ゴルフショットに関するアタック角およびシャフトリーンのうちの少なくとも1つを含む、ステップと
をさらに含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記第2のユーザインターフェースが、前記ゴルフクラブのロフトと、前記ゴルフクラブのための前記フィッティング推奨の推奨バウンスとを表示するためのフィッティング推奨表現をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記フィッティング推奨を生成する前記ステップが、前記ゴルフクラブに関する複数の潜在的なバウンスを生成するステップと、前記複数の潜在的なバウンスをランク付けするステップとを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記第2のユーザインターフェースは、選択可能なユーザインターフェース要素を含み、前記方法が、
前記選択可能なユーザインターフェース要素の選択を受信するステップと、
前記選択を受信したことに応答して、前記ゴルフクラブのロフトと前記ゴルフクラブに関する前記複数の潜在的なバウンスとを含む第3のユーザインターフェースを表示するステップと
をさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第1のスイング分析が、アタック角またはシャフトリーンのうちの少なくとも1つを含み、
前記グラフィカルテクニック表現が、前記アタック角に対応する第1の軸と、前記シャフトリーンに対応する第2の軸とを有するテクニックグラフを含み、前記ショットインジケータが、前記テクニックグラフ内に表示される、
請求項8に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のゴルフショットが、第1のショットタイプのものであり、
前記方法が、
前記コンピューティングデバイスによって、前記ラウンチモニタから、前記第1のショットタイプの第2のゴルフショットに対する第2のスイング分析を受信するステップであって、前記第2のスイング分析が、アタック角またはシャフトリーンのうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
前記第2のゴルフショットの前記第2のスイング分析に基づいて、前記第1および第2のゴルフショットの前記アタック角の平均に対応するアタック角と、前記第1および第2のゴルフショットの前記シャフトリーンの平均に対応するシャフトリーンとを有する前記テクニックグラフ内のポイントに前記ショットインジケータを移動することによって、前記ショットインジケータを更新するステップと
をさらに含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記ショットインジケータが、幾何学的形状を含み、
前記ショットインジケータを更新するステップが、前記幾何学的形状のサイズを縮小するステップを含む、
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
ゴルフクラブのためのフィッティング推奨を生成するためのシステムであって、
スイング分析またはボールの飛行特性のうちの少なくとも1つを取り込むように構成された1つまたは複数のセンサを備えるラウンチモニタと、
前記ラウンチモニタに通信可能に結合されたコンピューティングデバイスとを備え、前記コンピューティングデバイスが、
ディスプレイと、
プロセッサと、
命令を記憶するメモリとを含み、前記命令が、前記プロセッサによって実行されると、
前記コンピューティングデバイスによって、前記ラウンチモニタから、第1のゴルフショットに対する第1のスイング分析を受信する動作と、
前記第1のゴルフショットの前記第1のスイング分析を表すグラフィカルテクニック表現を含むショット分析ユーザインターフェースを前記ディスプレイ上に表示する動作と、
前記第1のスイング分析または第2のスイング分析のうちの少なくとも1つに基づいて前記フィッティング推奨を生成する動作であって、前記フィッティング推奨が、前記ゴルフクラブのバウンスまたはグラインドのうちの少なくとも1つを含む、動作と
を含む動作を、前記システムに実行させる、
システム。
【請求項19】
前記第1のスイング分析が、アタック角またはシャフトリーンのうちの少なくとも1つを含み、
前記グラフィカルテクニック表現が、
前記アタック角に対応する第1の軸と前記シャフトリーンに対応する第2の軸とを有するテクニックグラフと、
前記コンピューティングデバイスが前記第1のスイング分析を受信したことに応答して前記第1のゴルフショットの前記アタック角と前記シャフトリーンとを表す前記テクニックグラフ内のショットインジケータと
を含む、
請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記動作が、
前記コンピューティングデバイスによって、前記ラウンチモニタから、第2のゴルフショットに対する第2のスイング分析を受信する動作であって、前記第2のスイング分析がアタック角またはシャフトリーンのうちの少なくとも1つを含む、動作と、
前記第2のスイング分析を受信したことに応答して、前記テクニックグラフ内の前記ショットインジケータの位置を更新する動作と
をさらに含む、
請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
前記動作が、
入力フィールドを含むデータ入力ユーザインターフェースを前記ディスプレイ上に表示する動作と、
前記データ入力ユーザインターフェースの前記入力フィールドへの入力として、プレーヤー入力データを受信する動作と
をさらに含み、
前記フィッティング推奨を生成する動作が、前記プレーヤー入力データにさらに基づく、
請求項18に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ゴルフクラブのためのフィッティング推奨を生成するためのシステムおよびコンピュータ実装方法を提供する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフクラブは、ソールを有するゴルフクラブヘッドを含む。ウェッジタイプのアイアンゴルフクラブのソールは、様々なバウンス角度と様々なタイプのグラインドとを有する可能性があり、適切にフィットする場合、ゴルファーのゲームを改善または向上させ得る。しかしながら、典型的なゴルファーは、この選択を行うために補助を必要とし、現在のウェッジフィッティングプロセスは、一般に、ショットの軌道と芝との相互作用とに大きく依存する屋外でのセッティングにある。従来は屋外セッティングにおいてのみ利用可能な変数へのこの大きい依存性のため、ゴルフ用品店などの屋内セッティングにおいてウェッジフィッティングを行うための優れた方法は、存在しなかった。
【0003】
本明細書で開示する態様がなされたのは、これらおよび他の一般的な考慮事項に関してである。また、比較的特定の問題が論じられる場合があるが、例は、背景または本開示における他の場所において指定された特定の問題を解決することに限定されるべきではないことが理解されるべきである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の例は、ゴルフクラブのためのフィッティング推奨を生成するためのシステムおよび方法について説明する。態様において、技術は、ゴルフクラブのためのフィッティング推奨を生成するためのコンピュータ実装方法に関し、方法は、コンピューティングデバイスによって、プレーヤー入力データを受信するステップと、コンピューティングデバイスによって、コンピューティングデバイスに通信可能に結合されたラウンチモニタから、第1のショットタイプの少なくとも1つのゴルフショットに対する第1のスイング分析を受信するステップと、プレーヤー入力データと第1のスイング分析とに基づいて、コンピューティングデバイスによって、ゴルフクラブに関するバウンスまたはグラインドのうちの少なくとも1つを含むフィッティング推奨を生成するステップとを含む。
【0006】
例において、第1のショットタイプは、フルスイング、グリーンサイド、またはオープンフェースショットのうちの1つである。別の例において、フィッティング推奨を生成するステップは、ゴルフクラブに関する複数の潜在的なバウンスを生成するステップと、複数の潜在的なバウンスをランク付けするステップとを含む。別の例において、方法は、コンピューティングデバイスによって、ラウンチモニタから、第2のショットタイプの少なくとも1つのゴルフショットに対する第2のスイング分析を受信するステップをさらに含み、フィッティング推奨は、第1のスイング分析と第2のスイング分析の両方に基づく。別の例において、プレーヤー入力データは、フェアウェイの状態、バンカーの状態、プレーヤーのハンディキャップ、プレーヤーのピッチングウェッジロフト、プレーヤーの最も好ましいロフト、またはプレーヤーのバンカーの自信のうちの少なくとも1つを含む。別の例において、第1のスイング分析は、アタック角またはシャフトリーンのうちの少なくとも1つを含む。別の例において、フィッティング推奨は、ゴルフクラブのバウンスとグラインドの両方を含む。
【0007】
態様において、技術は、ゴルフクラブのためのフィッティング推奨を生成するためのコンピュータ実装方法に関し、方法は、コンピューティングデバイスによって、入力フィールドを含む第1のユーザインターフェースを表示するステップと、第1のユーザインターフェースの入力フィールドへの入力として、プレーヤー入力データを受信するステップと、コンピューティングデバイスによって、コンピューティングデバイスに通信可能に結合されたラウンチモニタから、第1のゴルフショットに対する第1のスイング分析を受信するステップと、コンピューティングデバイスによって、第1のゴルフショットの第1のスイング分析を表すショットインジケータを有するグラフィカルテクニック表現を含む第2のユーザインターフェースを表示するステップと、コンピューティングデバイスによって、プレーヤー入力データと第1のスイング分析とに基づいてフィッティング推奨を生成するステップであって、フィッティング推奨が、ゴルフクラブに関するバウンスまたはグラインドのうちの少なくとも1つを含む、ステップと、コンピューティングデバイスによって、フィッティング推奨を表示するステップとを含む。
【0008】
例において、方法は、コンピューティングデバイスによって、ラウンチモニタから、第2のゴルフショットに対する第2のスイング分析を受信するステップであって、第2のスイング分析が、アタック角またはシャフトリーンのうちの少なくとも1つを含む、ステップと、第2のスイング分析に基づいてショットインジケータを更新するステップとをさらに含む。別の例において、方法は、コンピューティングデバイスによって、ラウンチモニタから、第2のゴルフショットに対する第2のスイング分析を受信するステップであって、第2のスイング分析が、アタック角またはシャフトリーンのうちの少なくとも1つを含む、ステップをさらに含み、フィッティング推奨は、第2のスイング分析にさらに基づく。別の例において、方法は、コンピューティングデバイスによって、プレーヤー入力データに基づいて、複数のゴルフクラブと、複数のゴルフクラブの各ゴルフクラブの対応するロフトと、複数のゴルフクラブの各ゴルフクラブに関する少なくとも1つのショットタイプとを含むゴルフショットプロンプトを生成するステップと、コンピューティングデバイスによって、ラウンチモニタから、ゴルフショットプロンプトに基づいて複数のゴルフショットに対するスイング分析を受信するステップであって、スイング分析が、複数のゴルフショットの各ゴルフショットに関するアタック角およびシャフトリーンのうちの少なくとも1つを含む、ステップとをさらに含む。別の例において、第2のユーザインターフェースは、ゴルフクラブのロフトと、ゴルフクラブのためのフィッティング推奨の推奨バウンスとを表示するためのフィッティング推奨表現をさらに含む。別の例において、フィッティング推奨を生成するステップは、ゴルフクラブに関する複数の潜在的なバウンスを生成するステップと、複数の潜在的なバウンスをランク付けするステップとを含む。例において、第2のユーザインターフェースは、選択可能なユーザインターフェース要素を含み、方法は、選択可能なユーザインターフェース要素の選択を受信するステップと、選択を受信したことに応答して、ゴルフクラブのロフトとゴルフクラブに関する複数の潜在的なバウンスとを含む第3のユーザインターフェースを表示するステップとをさらに含む。別の例において、第1のスイング分析は、アタック角またはシャフトリーンのうちの少なくとも1つを含み、グラフィカルテクニック表現は、アタック角に対応する第1の軸と、シャフトリーンに対応する第2の軸とを有するテクニックグラフを含み、ショットインジケータは、テクニックグラフ内に表示される。例において、第1のゴルフショットは、第1のショットタイプのものであり、方法は、コンピューティングデバイスによって、ラウンチモニタから、第1のショットタイプの第2のゴルフショットに対する第2のスイング分析を受信するステップであって、第2のスイング分析が、アタック角またはシャフトリーンのうちの少なくとも1つを含む、ステップと、第2のゴルフショットの第2のスイング分析に基づいて、第1および第2のゴルフショットのアタック角の平均に対応するアタック角と、第1および第2のゴルフショットのシャフトリーンの平均に対応するシャフトリーンとを有するテクニックグラフ内のポイントにショットインジケータを移動することによって、ショットインジケータを更新するステップとをさらに含む。例において、ショットインジケータは、幾何学的形状を含み、ショットインジケータを更新するステップは、幾何学的形状のサイズを縮小するステップを含む。
【0009】
態様において、技術は、ゴルフクラブのためのフィッティング推奨を生成するためのシステムに関し、システムは、スイング分析またはボールの飛行特性のうちの少なくとも1つを取り込むように構成された1つまたは複数のセンサを含むラウンチモニタと、ラウンチモニタに通信可能に結合されたコンピューティングデバイスとを含み、コンピューティングデバイスは、ディスプレイと、プロセッサと、命令を記憶するメモリとを含み、命令は、プロセッサによって実行されると、コンピューティングデバイスによって、ラウンチモニタから、第1のゴルフショットに対する第1のスイング分析を受信する動作と、第1のゴルフショットの第1のスイング分析を表すグラフィカルテクニック表現を含むショット分析ユーザインターフェースをディスプレイ上に表示する動作と、第1または第2のスイング分析のうちの少なくとも1つに基づいてフィッティング推奨を生成する動作であって、フィッティング推奨が、ゴルフクラブのバウンスまたはグラインドのうちの少なくとも1つを含む、動作とを含む動作を、システムに実行させる。
【0010】
例において、第1のスイング分析は、アタック角またはシャフトリーンのうちの少なくとも1つを含み、グラフィカルテクニック表現は、アタック角に対応する第1の軸とシャフトリーンに対応する第2の軸とを有するテクニックグラフと、コンピューティングデバイスが第1のスイング分析を受信したことに応答して第1のゴルフショットのアタック角とシャフトリーンとを表すテクニックグラフ内のショットインジケータとを含む。別の例において、動作は、コンピューティングデバイスによって、ラウンチモニタから、第2のゴルフショットに対する第2のスイング分析を受信する動作であって、第2のスイング分析がアタック角またはシャフトリーンのうちの少なくとも1つを含む、動作と、第2のスイング分析を受信したことに応答して、テクニックグラフ内のショットインジケータの位置を更新する動作とをさらに含む。別の例において、動作は、入力フィールドを含むデータ入力ユーザインターフェースをディスプレイ上に表示する動作と、データ入力ユーザインターフェースの入力フィールドへの入力として、プレーヤー入力データを受信する動作とをさらに含み、フィッティング推奨を生成する動作は、プレーヤー入力データにさらに基づく。
【0011】
非限定的かつ非網羅的な例について、以下の図を参照して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】ギャップウェッジゴルフクラブヘッドを示す図である。
【
図2】サンドウェッジゴルフクラブヘッドを示す図である。
【
図3】サンドウェッジゴルフクラブヘッドを示す図である。
【
図4】ロブウェッジゴルフクラブヘッドを示す図である。
【
図5】アイアンタイプのゴルフクラブヘッド1が標準的なアドレス位置にあるときの、トウ-ヒール方向におけるゴルフクラブヘッド1の図である。
【
図6】
図5のゴルフクラブヘッド1の背面図である。
【
図7】
図5のゴルフクラブヘッド1の正面図である。
【
図8】例によるゴルフクラブのためのフィッティング推奨を生成するためのシステムの構成要素を示すブロック図である。
【
図9】ゴルフクラブのためのフィッティング推奨を生成するための例示的な方法を示す図である。
【
図10】例による第1のユーザインターフェースを示す図である。
【
図11】例による第2のユーザインターフェースを示す図である。
【
図12】
図11の第2のユーザインターフェースのゴルフショットプロンプトを示す図である。
【
図13A】ゴルフショットを打つ様々な段階における
図11の第2のユーザインターフェースのゴルフショット分析セグメントを示す図である。
【
図13B】ゴルフショットを打つ様々な段階における
図11の第2のユーザインターフェースのゴルフショット分析セグメントを示す図である。
【
図13C】ゴルフショットを打つ様々な段階における
図11の第2のユーザインターフェースのゴルフショット分析セグメントを示す図である。
【
図13D】ゴルフショットを打つ様々な段階における
図11の第2のユーザインターフェースのゴルフショット分析セグメントを示す図である。
【
図13E】ゴルフショットを打つ様々な段階における
図11の第2のユーザインターフェースのゴルフショット分析セグメントを示す図である。
【
図14】複数のオプションが表示されたときの
図13A~
図13Eのゴルフショット分析セグメントの上部を示す図である。
【
図15】例による第3のユーザインターフェースを示す図である。
【
図16A】ゴルフクラブのためのフィッティング推奨を生成するための例示的な方法を示す図である。
【
図16B】ゴルフクラブのためのフィッティング推奨を生成するための例示的な方法を示す図である。
【
図17】ゴルフスイングのインパクトを示すラウンチモニタによって取り込まれた画像のシミュレートされたビューを示す図である。
【
図18】ゴルフボールとのインパクト前のゴルフクラブを示すラウンチモニタによって取り込まれた画像の拡大ビューを示す図である。
【
図19】ゴルフクラブがゴルフボールにインパクトする瞬間のゴルフクラブを示すラウンチモニタによって取り込まれた画像の拡大ビューを示す図である。
【
図20】ゴルフクラブがゴルフボールにインパクトした直後のゴルフクラブを示すラウンチモニタによって取り込まれた画像の拡大ビューを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本開示は、ゴルフクラブをフィッティングするシステムおよび方法に向けられている。いくつかの例において、本明細書のシステムおよび方法は、46°から64°の範囲内のロフトを有するウェッジタイプのアイアンゴルフクラブをフィッティングするためのものであり、その例を
図1~
図4に示し、以下のTable 1(表1)を参照して論じる。
【0014】
図1は、50度のロフトと、8度のバウンスおよびFグラインドを有するソール13とを有するギャップウェッジゴルフクラブヘッド1を示す。
図2は、54度のロフトと、8度のバウンスおよびMグラインドを有するソール13とを有するサンドウェッジゴルフクラブヘッド1を示す。
図3は、56度のロフトと、10度のバウンスおよびSグラインドを有するソール13とを有するサンドウェッジゴルフクラブヘッド1を示す。
図4は、58度のロフトと、12度のバウンスおよびDグラインドを有するソール13とを有するロブウェッジゴルフクラブヘッド1を示す。
【0015】
図5は、アイアンタイプのゴルフクラブヘッド1が標準的なアドレス位置にあるときの、トウ-ヒール方向におけるゴルフクラブヘッド1のビューを示す。
図6は、
図5のゴルフクラブヘッド1の背面図を示す。
図7は、
図5のゴルフクラブヘッド1の表面図を示す。
図5~
図7を参照すると、ゴルフクラブヘッド1は、本体の前方部分における打撃面11と、打撃面11と反対側の背面18と、ヒール側15と、ヒール側15と反対側のトウ側16とを有する本体を含む。打撃面11および背面18の各々は、ヒール側15とトウ側16との間に少なくとも部分的に結合される。ホーゼル17が、本体のヒール側15において配置され、ゴルフクラブシャフト(図示せず)に結合するように構成される。
【0016】
ゴルフクラブヘッド1の打撃面11は、ゴルフボールを打撃するように構成される。溝が打撃面11に機械加工され、トウ-ヒール方向に沿って延在する。溝は、溝のトウ側および溝のヒール側においてアールが形成され得る。溝のトウ側およびヒール側が溝の長手方向軸に対して垂直な回転軸を中心にアールを形成されるように溝を形成するために、ラウンドカッターまたはソーカッターが使用され得る。溝の側面にアールを形成することは、典型的には、汚れ、草、砂、および他の物質を閉じ込める可能性があるコーナーを排除することによって、通常の使用中にゴルフクラブの溝内に埋め込まれるこれらの物質の除去を容易にする。溝および溝の製造に関する詳細は、Gilbertらに対する米国特許第7,758,449号においてより詳細に見ることができ、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。本明細書で使用される本開示の任意の定義、用語、および特徴付けは、参照により組み込まれる任意の資料において提供される任意の矛盾する情報よりも優先されるものとする。
【0017】
打撃面11は、上部トップラインエッジ11Aと、上部トップラインエッジ11Aの反対側の下部リーディングエッジ11Bとを有する。上部トップラインエッジ11Aおよび下部リーディングエッジ11Bは、各々、ヒール側15とトウ側16との間に結合される。本体は、打撃面11の上部トップラインエッジ11Aと背面18との間に結合された上部14を含む。本体は、打撃面11の下部リーディングエッジ11Bから背面18まで延在するソール13をさらに含む。上部14およびソール13は、各々、本体のヒール側15とトウ側16との間に結合される。ソール13は、バウンス角度とグラインドのタイプとの複数の組合せのうちの1つを有し得る。バウンス角度は、約5度と約20度との間であり得る。ウェッジタイプのゴルフクラブヘッドについてのいくつかの利用可能な組合せの例をTable 1(表1)において示す。
【0018】
【0019】
ウェッジのロフトαは、
図5に示すように、一般に、ウェッジで打ったときのゴルフボールの打ち出し角度を決定し、したがって、ゴルフボールが打たれた後に移動する距離を少なくとも部分的に決定する。例えば、46度のロフトを有するウェッジは、60度のロフトを有するウェッジよりも低い打ち出し角度でゴルフボールを打つことになる。46度のロフトを有するウェッジを用いたフルショットは、典型的には、60度のロフトを有するウェッジを用いるよりも遠くまで飛ぶ。
【0020】
ゴルファーは、ゴルフゲームのために複数のウェッジを使用する場合がある。ピッチングウェッジおよびギャップウェッジは、グリーンへのフルショット、およびグリーンの周りでのバンプアンドランタイプのピッチショットのためにしばしば使用される。サンドウェッジは、典型的には、より汎用性が高く、サンドトラップからボールを打ち出すため、ならびにグリーンの周りでのより高いロフトのショットのために使用される。ロブウェッジは、一般に、ボールがグリーンに乗った後、プレーヤーがほとんどランのないショットを必要とする、より短いショットのために使用される。
【0021】
ウェッジは、一般に、複数の目的を有し、プレーヤーは、それらを使い分けるので、ソールの構成(またはグラインドタイプ)を含む、ウェッジのための多くのオプションが存在する。例えば、Fグラインドソール構成は、
図1に示すように、前部から後部まで、およびヒールからトウまで小さいキャンバー半径を有する比較的平坦なソールである。Fグラインドソールは、フルショットおよびスクエアフェースで打つショットに特に適した万能グラインドである。Fグラインドは、一般に、従来のウェッジソールを望むプレーヤーによって好まれる。
【0022】
Mグラインドソール構成は、
図2に示すように、ソールの後部、ヒール部、およびトウ部にわたって大きい逃げ面を有する三日月状の比較的平面的な前部表面を有する。Mグラインドは、一般に、様々なクラブフェース位置からショットをプレーする、より浅く、よりスィープするスイングを用いるプレーヤーにより適している。
【0023】
Sグラインドソール構成は、
図3に示すように、前部から後部まで、およびヒールからトウまで小さいキャンバー半径を有し、ソールの後部全体にいくらかの逃げ面を有する。Sグラインドソールは、一般に、Fグラインドのようにスクエアフェースのショットに最適であるが、Fグラインドよりも汎用性がある。
【0024】
Dグラインドソール構成は、
図4に示すように、三日月状の比較的平坦な前部表面と大きいバウンス角度とを有し、ソールの後部、ヒール部、およびトウ部にわたって大きい逃げ面を有する。Dグラインドは、一般に、ウェッジのバウンスがより高いため、ボールへの打ち出しがより急なプレーヤーによって好まれる。Dグラインドは、ソールの三日月状の前部を有するという点においてMグラインドと同様であるが、Dグラインドは、前部においてより多くのバウンスを提供する。
【0025】
Kグラインドソール構成は、前部から後部まで、およびヒールからトウまで大きいキャンバー半径を有する高バウンスウェッジソールである。ソール構成は、バンカーショットに特に有用である。Kグラインドは、様々な砂および芝の状態を許容するようにするために、強化されたキャンバーを有する幅広いフルソールウェッジである。
【0026】
Lグラインドソール構成は、後部に沿って、かつヒールおよびトウにおいて急峻な逃げ面を有する狭い三日月状の前部を特徴とし、グリーンサイドでの最大限の汎用性を可能にする。ソール構成は、硬い状態に対して理想的であり、グリーンの周りで様々なタイプのショットを生み出すためにクラブフェースを頻繁に開いたり閉じたりする熟練プレーヤー向けに設計されている。
【0027】
バウンス角度βは、
図5に示すように、ホーゼルが標準的なアドレス位置である垂直面にあるときに、ソールが平坦な地面に対して作り出す角度である。バウンス角度βは、ウェッジが標準的なアドレス位置にあるときに、フェース-ソール角度μを測定し、フェース-地面角度Ω(90°-αに相当する)を差し引くことによっても測定され得る。いくつかのウェッジは、前後方向に上反りになった表面によって画定されたソールを有する。これらのソールでは、バウンス角度βは、前縁と後縁との間の中間にある曲面の接線から決定され得る。
【0028】
図8は、例による、ゴルフクラブのためのフィッティング推奨を生成するために使用されるシステムの構成要素(例えば、ハードウェアおよびソフトウェア)を示すブロック図を示す。システムは、ラウンチモニタ840に通信可能に結合されたコンピューティングデバイス800を含む。ラウンチモニタ840は、ネットワーク830、有線接続、またはBluetooth接続などのワイヤレス接続を介してコンピューティングデバイス800に通信可能に結合され得る。いくつかの実施形態において、ラウンチモニタ840およびコンピューティングデバイス800は、単一のデバイスとして統合され得る。ラウンチモニタ840および/またはコンピューティングデバイス800は、例えば、ネットワーク830を介して、サーバ820に通信可能に結合され得る。
【0029】
ラウンチモニタ840は、ゴルフクラブショットのスイング分析および/またはボール飛行特性を測定し、測定値をコンピューティングデバイス800に通信するために使用され得る。ラウンチモニタ840は、スイング分析および/またはボール飛行特性を測定するように構成された少なくとも1つのセンサ846を含む。例えば、センサ846は、ゴルファーによってスイングされているゴルフクラブを光学的に追跡する光学センサを含み得る。スイング中のゴルフクラブ、またはゴルフクラブによって打たれた後のゴルフボールの飛行のうちの少なくとも1つを追跡するためのセンサ846として、レーダ構成要素も利用され得る。ゴルフクラブのためのスイング分析は、少なくともアタック角および/またはシャフトリーンを含み得る。ボール飛行特性は、少なくともゴルフボールの飛距離および/またはスピンを含み得る。
【0030】
ラウンチモニタ840はまた、メモリ842と、プロセッサ844と、通信接続848とを含む。プロセッサ844は、ラウンチモニタ840の動作を制御するように構成される。メモリ842は、例えば、少なくとも1つのセンサ846によって取得された測定値、およびラウンチモニタ840の動作を制御するためにプロセッサ844によって使用されるソフトウェアを記憶するように構成される。例えば、メモリ842は、プロセッサ844によって実行されると、ラウンチモニタ840に本明細書で説明する動作を実行させる動作を記憶し得る。通信接続848は、本明細書で説明する任意の方法においてネットワーク830および/またはコンピューティングデバイス800と通信するように構成される。したがって、ラウンチモニタ840は、少なくとも1つのセンサ846を使用してゴルフクラブショットのスイング分析および/またはボール飛行特性を測定し、測定値をメモリ842内に記憶し、通信接続848によって測定値をコンピューティングデバイス800に通信するように構成される。
【0031】
コンピューティングデバイス800は、本明細書で説明するようなゴルフクラブのためのフィッティング推奨を生成するためのシステムにおいて使用されるのに適した任意のコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの例において、コンピューティングデバイス800は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、携帯電話、タブレットなどである。
【0032】
基本的な構成において、コンピューティングデバイス800は、少なくとも1つの処理ユニット802(例えば、プロセッサ)とシステムメモリ804とを含み得る。コンピューティングデバイスの構成およびタイプに応じて、システムメモリ804は、限定はしないが、揮発性メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ)、不揮発性メモリ(例えば、読み取り専用メモリ)、フラッシュメモリ、またはそのようなメモリの任意の組合せを備え得る。システムメモリ804は、オペレーティングシステム805と、フィッティング推奨アプリケーション851などのソフトウェアアプリケーション850を実行するのに適した1つまたは複数のプログラムモジュール806とを含み得る。フィッティング推奨アプリケーション851は、処理ユニット802によって実行されると、システムに、ゴルフクラブのためのフィッティング推奨を生成するための本明細書で説明する動作を実行させる命令を含み得る。オペレーティングシステム805は、例えば、コンピューティングデバイス800の動作を制御するのに適し得る。さらに、本発明の態様は、グラフィックライブラリ、他のオペレーティングシステム、または任意の他のアプリケーションプログラムとともに実施され得、任意の特定のアプリケーションまたはシステムに限定されない。この基本的な構成は、
図8において、破線808内のそれらの構成要素によって示されている。コンピューティングデバイス800は、追加の特徴または機能を有し得る。例えば、コンピューティングデバイス800は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、またはテープなどの追加のデータ記憶デバイス(リムーバブルおよび/または非リムーバブル)も含み得る。そのような追加のストレージは、
図8において、リムーバブル記憶デバイス809および非リムーバブル記憶デバイス810によって示されている。
【0033】
上記のように、いくつかのプログラムモジュールおよびデータファイルがシステムメモリ804内に記憶され得る。処理ユニット802上で実行している間、プログラムモジュール806は、限定はしないが、本明細書で説明する方法の段階または動作のうちの1つまたは複数を含むプロセスを実行し得る。本発明の例に従って使用され得る他のプログラムモジュールは、電子メールおよび連絡先アプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、データベースアプリケーション、スライドプレゼンテーションアプリケーション、描画またはコンピュータ支援アプリケーションプログラムなどのアプリケーションを含み得る。
【0034】
さらに、本発明の例は、個別の電子素子を備える電気回路、論理ゲートを含むパッケージ化もしくは集積化された電子チップ、マイクロプロセッサを利用する回路、または電子素子もしくはマイクロプロセッサを含む単一のチップにおいて実施され得る。例えば、本発明の例は、
図8に示す構成要素の各々または多くが単一の集積回路に統合され得るシステムオンチップ(SoC)を介して実施され得る。そのようなSoCデバイスは、1つまたは複数の処理ユニット、グラフィックスユニット、通信ユニット、システム仮想化ユニット、および様々なアプリケーション機能を含み得、それらのすべては、単一の集積回路としてチップ基板に集積される(または「焼かれる」)。本開示の例は、限定はしないが、機械技術、光学技術、流体技術、および量子技術を含む、例えば、AND、OR、およびNOTなどの論理演算を実行することができる他の技術を使用しても実施され得る。それに加えて、本発明の態様は、コンピュータ内、または任意の他の回路もしくはシステムにおいて実施され得る。
【0035】
コンピューティングデバイス800は、キーボード、マウス、ペン、音声入力デバイス、タッチ入力デバイスなどの1つまたは複数の入力デバイス812も含み得る。コンピューティングデバイス800は、ディスプレイ820を含み、スピーカ、プリンタなどの他の出力デバイス814も含み得る。前述のデバイスは、例であり、他のデバイスが使用され得る。コンピューティングデバイス800は、他のコンピューティングデバイス818および/またはラウンチモニタ840との通信を可能にする1つまたは複数の通信接続816を含み得る。例えば、コンピューティングデバイス800およびラウンチモニタ840は、コンピューティングデバイス800の通信接続816およびラウンチモニタの通信接続848を介して互いに通信し得る。適切な通信接続816および848の例は、限定はしないが、RFトランスミッタ、レシーバ、および/もしくはトランシーバ回路、ユニバーサルシリアルバス(USB)、並列ポート、ならびに/またはシリアルポートを含む。
【0036】
本明細書で使用されるコンピュータ可読媒体という用語は、コンピュータ記憶媒体を含み得る。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、またはプログラムモジュールなどの情報の記憶のための任意の方法または技術において実装された揮発性および不揮発性のリムーバブルおよび非リムーバブルな媒体を含み得る。システムメモリ804、リムーバブル記憶デバイス809、および非リムーバブル記憶媒体810は、すべてコンピュータ記憶媒体の例(すなわち、メモリストレージ)である。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、もしくは他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)、もしくは他の光学ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ、もしくは他の磁気記憶デバイス、または情報を記憶するために使用され得、コンピューティングデバイス800によってアクセスされ得る任意の他の製品を含み得る。任意のそのようなコンピュータ記憶媒体は、コンピューティングデバイス800の一部であり得る。コンピュータ記憶媒体は、搬送波または他の伝搬されるデータ信号を含まない。
【0037】
通信媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または搬送波もしくは転送メカニズムなどの変調データ信号内の他のデータによって具体化され得、任意の情報配信媒体を含む。「変調データ信号」という用語は、信号中に情報を符号化するような方法において設定または変更された1つまたは複数の特性を有する信号を説明し得る。限定ではなく例として、通信媒体は、有線ネットワークまたは直接有線接続などの有線媒体、ならびに音響、無線周波数(RF)、赤外線、および他のワイヤレス媒体などのワイヤレス媒体を含み得る。
【0038】
ここで、フィッティング推奨を生成する方法について、
図8~
図16Bを参照して説明する。方法は、
図8を参照して図示および説明したシステムによって実装または実行され得る。フィッティング推奨を生成するための本明細書で説明するシステムおよび方法は、屋内または屋外で使用され得る。
【0039】
図9は、例によるゴルフクラブのためのフィッティング推奨を生成するためのコンピュータ実装方法900の動作を示す。フィッティング推奨は、ゴルフクラブに関するバウンスおよび/またはグラインドを含み得、プレーヤー入力データと、ラウンチモニタ840によって測定され、コンピューティングデバイス800によって受信された1つまたは複数のゴルフクラブショットのスイング分析との組合せに基づいて、コンピューティングデバイス800によって生成され得る。
【0040】
動作901において、プレーヤー入力データが受信される。例えば、プレーヤー入力データは、コンピューティングデバイス800によって受信され得る。プレーヤー入力データは、プレーヤーのピッチングウェッジのロフト、プレーヤーがプレーしたい最高のロフトはなにか、プレーヤーのハンディキャップはなにか、バンカーから打ち出す際のプレーヤーの自信はどれほどか、ゴルフコースの状態はなにか(例えば、プレーヤーがプレーすることを意図しているゴルフコースにおける柔らかさまたは硬さ、芝のタイプなど)、および/またはバンカーの状態はなにか(例えば、プレーヤーがプレーすることを意図しているゴルフコースにおけるバンカーの砂の柔らかさまたは硬さ、砂のタイプなど)などの情報を含み得る。プレーヤー入力データは、上記で挙げた情報の項目の組合せに限定されず、上記で説明した情報の項目の有無にかかわらず、他の情報の項目もプレーヤー入力データ内に含まれ得る。スイング分析は、少なくともアタック角および/またはシャフトリーン(例えば、アタック角のみ、シャフトリーンのみ、またはアタック角およびシャフトリーン)を含み得るが、本開示は、これに限定されない。
【0041】
動作902において、少なくとも1つのゴルフショットが打たれると、少なくとも1つのゴルフショットの各々に対するスイング分析がラウンチモニタ840によって測定される。ゴルフショットは、プレーヤーによって打たれ、同じまたは異なるロフトを有する複数の異なるゴルフクラブを用いて打たれる場合がある。ゴルフショットは、フルスイングショット、ピッチ、パーシャルスイングショット(例えば、フルスイングショットとピッチとの間のショット)、チップ、グリーンサイドショット(例えば約20ヤードのピッチショット)、バンカーショットおよび/またはオープンフェースショットなどの同じまたは異なるショットタイプのものであり得る。
【0042】
動作903において、測定されたスイング分析が受信される。例えば、測定されたスイング分析は、コンピューティングデバイス800によって、ラウンチモニタ840から受信され得る。
【0043】
動作904において、受信されたスイング分析および/またはプレーヤー入力データに基づいて、少なくとも1つのフィッティング推奨が生成される。フィッティング推奨は、コンピューティングデバイス800によって生成され得る。各フィッティング推奨は、特定のロフトを有するゴルフクラブのバウンスおよび/またはグラインドを含み得る。例えば、コンピューティングデバイス800は、56度のロフトを有するゴルフクラブについて、10度のバウンスおよびSグラインドソールを含む第1のフィッティング推奨、8度のバウンスおよびMグラインドソールを有する第2のフィッティング推奨、ならびに12度のバウンスおよびDグラインドソールを含む第3のフィッティング推奨を生成し得る。
【0044】
動作905において、コンピューティングデバイス800は、プレーヤー入力データおよび/またはスイング分析に基づいて、動作904において生成されたフィッティング推奨を、最も推奨されるものから最も推奨されないものまでランク付けする。例えば、上記で説明した56度のロフトに対する第1から第3のフィッティング推奨のうち、コンピューティングデバイス800は、第1の推奨を最も推奨されるものとしてランク付けし、第3の推奨を最も推奨されないものとしてランク付けし、第2の推奨を第1のフィッティング推奨と第3のフィッティング推奨との間にランク付けし得る。
【0045】
動作906において、フィッティング推奨が提示される。例えば、コンピューティングデバイス800は、ディスプレイ820上にフィッティング推奨を提示し得る。提示されたフィッティング推奨は、動作904において実行されたランキングに基づき得る。例えば、上記で説明した56度のロフトに対する第1から第3のフィッティング推奨の中で、コンピューティングデバイス800は、最も推奨されるものとしてランク付けされた第1のフィッティング推奨を、その最終的なフィッティング推奨として提供し得る。他の例において、2つ以上のフィッティング推奨が提示され得、フィッティング推奨は、それらのランク順に提示され得る。
【0046】
図9を参照して説明した方法900は、非限定的な例であり、本開示は、これに限定されない。例えば、動作901は、動作902の前に発生するものとして説明されているが、本開示は、これに限定されず、これらの動作の時系列は、いくつかの例においては逆にされ得る。すなわち、プレーヤー入力データを受信する前に、少なくとも1つのゴルフショットが打たれ得、ラウンチモニタ840は、少なくとも1つのゴルフショットのスイング分析を測定し得る。また、動作904および905は、
図9の例において別々の動作として説明されているが、これらの動作は、例えば、単一の動作として、並行してまたは同時に発生し得る。
【0047】
本開示の例によるフィッティング推奨に関する追加の詳細について、
図10~
図15を参照して図示および説明する第1、第2、および第3のユーザインターフェースを参照して説明する。
図10は、例による第1のユーザインターフェースを示す。
図11は、例による第2のユーザインターフェースを示す。
図12は、
図11の第2のユーザインターフェースのゴルフショットプロンプトを示す。
図13A~
図13Eは、ゴルフショットを打つ様々な段階における
図11の第2のユーザインターフェースのゴルフショット分析セグメントを示す。
図14は、複数のオプションが表示されたときの
図13A~
図13Eのゴルフショット分析セグメントの上部を示す。
図15は、例による第3のユーザインターフェースを示す。本明細書で説明するように、第1、第2、および第3のユーザインターフェース100、200、および300の制御可能な機能は、キーボード、マウス、ペン、音声入力デバイス、および/またはタッチ入力デバイス(例えば、タッチスクリーン)などを含む入力デバイスなどの任意の適切な手段によって制御され得る。第1、第2、および第3のユーザインターフェース100、200、および300の制御可能な機能は、例えば、ゴルファーのためのフィッティング推奨を得るためにシステムを使用する、ゴルファーまたはプロのフィッターによって制御され得る。
【0048】
図10を参照すると、第1のユーザインターフェース100は、コンピューティングデバイス800によってプレーヤー入力データを受信するために使用され得る。第1のユーザインターフェース100は、1つまたは複数の入力フィールドを含み得、コンピューティングデバイス800は、第1のユーザインターフェース100の1つまたは複数の入力フィールドへの入力としてプレーヤー入力データを受信するように構成される。入力フィールドは、プレーヤーのピッチングウェッジロフトに関する情報を受信するための第1の入力フィールド101と、プレーヤーがプレーしたい最高のロフトに関する情報を受信するための第2の入力フィールド102と、プレーヤーのハンディキャップを受信するための第3の入力フィールド103と、バンカーから打ち出す際のプレーヤーの自信に関する情報を受信するための第4の入力フィールド104と、プレーヤーがプレーすることを意図している1つまたは複数のコースにおけるバンカーの状態(例えば、典型的なバンカーの状態)に関する情報を受信するための第5の入力フィールド105と、プレーヤーがプレーすることを意図している1つまたは複数のコースまたはフェアウェイの状態(例えば、典型的なコース状態)に関する情報を受信するための第6の入力フィールド106とを含む。
【0049】
入力フィールド101~106の各々は、
図10の例示的な第1のユーザインターフェース100において示すように、ユーザがプレーヤー入力データを提供するための異なる選択可能な値を含み得る。例えば、第1の入力フィールド101について、43、44、45、46、47、48、または「知らない」の選択可能なオプションのうちのいずれかの選択は、対応するプレーヤー入力データがシステムによって受信および記憶されるという結果をもたらす。他の例において、入力フィールド101~106は、プレーヤー入力データを提供するために自由形式のテキストまたは数字を受け取ることができる入力ボックスを含み得る。
【0050】
いくつかの例において、第1のユーザインターフェース100は、第1のユーザインターフェース100の入力フィールドがディスプレイ820上にすべて同時に表示されるように構成される。他の例において、第1のユーザインターフェース100は、第1のユーザインターフェース100の入力フィールドが順次表示されるように構成される。例えば、第1のユーザインターフェース100は、第1の入力フィールド101が表示され、入力が第1の入力フィールド101に受け取られた後、第2の入力フィールドが表示され、入力が第2の入力フィールド102に受け取られた後、第3の入力フィールド103が表示される、などであるように構成され得る。
【0051】
いくつかの例において、第1のユーザインターフェース100は、ディスプレイ820上に表示されるべき入力フィールドのうちの1つまたは複数の選択を可能にするように構成される。例えば、第1のユーザインターフェース100は、第1のユーザインターフェース100の入力フィールドに対応する複数の選択可能なタブを表示し得、第1のユーザインターフェース100は、コンピューティングデバイス800が選択可能なタブのうちの1つの選択を受け取ると、選択されたタブに対応する入力フィールドを表示するように構成され得る。したがって、プレーヤー入力データを入力する人が、任意の所望の順序において第1のユーザインターフェース100の入力フィールドを選択して入力を入力し得、その人は、以前に入力を受け取った入力フィールドに戻り、その入力フィールドに新しい情報を入力することができ得る。
【0052】
図11を参照すると、第2のユーザインターフェース200は、ゴルフショットプロンプト220と、ゴルフショット分析セグメント260とを含む。第2のユーザインターフェース200は、少なくとも1つのゴルフショットが打たれ、そのスイング分析がラウンチモニタ840によって測定されている間に表示され得る。
【0053】
図12を参照すると、ゴルフショットプロンプト220は、打たれるべきゴルフショットが定義されることを可能にする。ゴルフショットプロンプト220は、打たれるべき異なるゴルフクラブについての1つまたは複数のロフト222と、ロフト222の各々に対する対応するショットタイプ制御メニュー224とを含む。ロフト222は、ゴルフショットを打つときにどのロフトが使用されるべきかを定義し得る。ショットタイプ制御メニュー224の各々は、1つまたは複数のショットタイプ226のリストと、選択可能なバンカープレーオプション228とを含む。
【0054】
ショットタイプ制御メニュー224の各々に含まれるショットタイプ226は、対応するロフト222を用いてゴルフショットを打つときに、どのタイプのゴルフショットが使用され得るかを識別し得る。いくつかの例において、ショットタイプ制御メニュー224は、ショットタイプ226を追加もしくは削除するように、またはショットタイプ226の優先度を再配置するように制御されるように構成される。ショットタイプ226は、例えば、対応するロフト222で使用されるプレーヤーの最も好むショットのタイプから最も好まないショットのタイプまでに従って、優先順位を付けられ得る。バンカープレーオプション228は、対応するロフトがバンカーショットのために使用され得る、または使用されることを意図していることを示すために選択可能である。コンピューティングデバイス800によってバンカープレーオプション228の選択を受け取ると、バンカープレーオプション228は、チェックされたボックスを表示し得る。コンピューティングデバイス800によってバンカープレーオプション228の選択解除を受け取ると、バンカープレーオプション228は、チェックされていないボックスを表示し得る。
【0055】
対応するロフトコントロール230は、ロフト222の各々についてゴルフショットプロンプト220内に含まれ、対応するロフト222の値を調整するために制御可能または変更可能であるように構成される。例えば、ロフトコントロール230は、2つの選択可能な要素、すなわち、「+」要素でラベル付けられ、コンピューティングデバイス800が+要素の選択を受信すると、表示されたロフト222を増加させるように構成された要素と、「-」要素でラベル付けられ、コンピューティングデバイス800が-要素の選択を受信すると、表示されたロフト222を減少させるように構成された要素とを含み得る。
【0056】
ゴルフショットプロンプト220は、ロフト222を削除または追加するように制御可能または調節可能であるように構成される。例えば、ゴルフショットプロンプト220は、コンピューティングデバイス800が削除ボタン232の選択を受信すると、対応するロフト222を削除するように構成された表示されたロフト222の各々に対する選択可能な削除ボタン232を含む。ゴルフショットプロンプト220は、コンピューティングデバイス800が追加ボタン234の選択を受信すると、新しいロフト222を有するゴルフクラブを追加するように構成された選択可能な追加ボタン234も含む。
【0057】
したがって、ゴルフショットプロンプト220は、ロフト222の数、ロフト222の各々の値、および対応するショットタイプ226が制御可能または調整可能であるように構成され得る。しかしながら、ゴルフショットプロンプト220は、ロフト222および対応するショットタイプ226の初期推奨を提供するようにも構成され得る。いくつかの例において、ゴルフショットプロンプト220は、例えば、コンピューティングデバイス800に記憶された、またはサーバ820から取得された階層的データに基づいて、ロフト222および対応するショットタイプ226の標準またはデフォルトの推奨を提供し得る。いくつかの他の例において、ゴルフショットプロンプト220は、プレーヤー入力データに基づいて、ロフト222および対応するショットタイプ226の推奨を提供し得る。例えば、推奨は、第1の入力フィールド101に入力されたデータ(すなわち、プレーヤーのピッチングウェッジのロフト)および第2の入力フィールド102に入力されたデータ(すなわち、プレーヤーがプレーしたい最高のロフト)に基づき得る。非限定的な例として、第1の入力フィールド101に入力されたデータが48のピッチングウェッジロフトであり、第2の入力フィールド102に入力されたデータが60の最高のロフトである場合、ゴルフショットプロンプト220は、48、52、56、および60のロフト222についての初期ギャッピング推奨を提供し得る。いくつかの例において、ゴルフショットプロンプト220は、初期推奨を提供するように構成されず、むしろ最初はロフト222を提供せず、ゴルフショットプロンプト220とのユーザの対話を通じてロフトを追加することを可能にする。
【0058】
ゴルフショットプロンプト220は、
図12に示す例において「ショットタイプ優先度で完了」とラベル付けされた選択可能な結論ボタン236を含む。結論ボタン236は、コンピューティングデバイス800が結論ボタン236の選択を受け取ると、ゴルフショット分析セグメント260を表示させるように構成される。次いで、ゴルフショットプロンプト220は、表示を停止させ得、または表示させ続け得る。
【0059】
図13Aは、任意のゴルフショットが打たれる前のゴルフショット分析セグメント260を示し、
図13B~
図13Eは、1つまたは複数のゴルフショットが打たれた後のゴルフショット分析セグメント260を示す。
図13A~
図13Eを参照すると、ゴルフショット分析セグメント260は、現在のゴルフショットロフトインジケータ262と、現在のショットタイプインジケータ264と、グラフィカルテクニック表現270と、フィッティング推奨表現280とを含む。現在のゴルフショットロフトインジケータ262は、現在のゴルフショットを打つために使用されるべき次のゴルフクラブのロフトを表す。現在のショットタイプインジケータ264は、現在のゴルフショットがゴルファーによって打たれるべきショットタイプを表す。したがって、ゴルファーは、ゴルファーがどのクラブを打つべきかと、ゴルファーが打つべきゴルフショットのタイプとを見ることができる。グラフィカルテクニック表現270は、コンピューティングデバイス800によって受信されたゴルフショットのスイング分析を表す。フィッティング推奨表現は、コンピューティングデバイス800によって生成された1つまたは複数のゴルフクラブのためのフィッティング推奨を表す。
【0060】
現在のゴルフショットロフトインジケータ262は、コンピューティングデバイスがプルダウンバー262Mの選択を受信すると、ロフト選択メニューを表示させるように構成された選択可能なプルダウンバー262Mを有し得る。ロフト選択メニューは、コンピューティングデバイス800がロフトのうちの1つの選択を受信すると、現在のゴルフショットロフトインジケータ262の値を選択されたロフトとして定義する、1つまたは複数の選択可能なロフトを表示し得る。しかしながら、本開示の例は、これに限定されず、現在のゴルフショットロフトインジケータ262は、現在のゴルフショットロフトインジケータ262の値が定義されることを可能にする他の方法において制御可能であり得る。同様に、現在のショットタイプインジケータ264は、コンピューティングデバイス800がプルダウンバー264Mの選択を受信すると、現在のショットタイプインジケータ264の下のドロップダウンメニューなどのショットタイプ選択メニューを表示させるように構成された選択可能なプルダウンバー264Mを有し得る。ショットタイプ選択メニューは、コンピューティングデバイス800がショットタイプのうちの1つの選択を受信すると、現在のショットタイプインジケータ264を選択されたショットタイプとして定義する、1つまたは複数の選択可能なショットタイプを表示し得る。しかしながら、本開示の例は、これに限定されず、現在のショットタイプインジケータ264は、現在のショットタイプインジケータ264の値が定義されることを可能にする他の方法において制御可能であり得る。ラウンチモニタ840は、測定されているゴルフショットがどのロフトおよびショットタイプであるかを決定するように構成されていない場合があるので、コンピューティングデバイス800にとって、どのロフトおよびショットタイプが現在使用されているかを正確に識別することが重要であり得る。例えば、コンピューティングデバイス800は、そのフィッティング推奨を、ゴルフショットのスイング分析だけでなく、ゴルフショットのロフトおよびショットタイプにも基づかせ得る。したがって、コンピューティングデバイス800は、ゴルフショットのロフトおよび/またはショットタイプが正しく識別されない場合、不正確なフィッティング推奨を生成する場合がある。
【0061】
ゴルフショット分析セグメント260は、ロフトと対応するショットタイプとの1つまたは複数の組合せを含むゴルフショット選択メニュー266を含む。
図13A~
図13Eにおいて、ゴルフショット選択メニュー266は、上から順に、48、52、54、56、56、および60度の6つのロフトと、上から順に、フルショット、フルショット、フルショット、グリーンサイド、オープンフェース、およびグリーンサイドの6つの対応するショットタイプとを含む。ゴルフショット選択メニュー266におけるロフトとショットタイプとの各組合せは、コンピューティングデバイス800が組合せの選択を受信すると、現在のゴルフショットロフトインジケータ262および現在のショットタイプインジケータ264が、それぞれ、選択された組合せのロフトおよびショットタイプであると定義されるように選択可能である。したがって、ゴルフショット選択メニュー266は、コンピューティングデバイス800のユーザが現在のゴルフショットロフトインジケータ262と現在のショットタイプインジケータ264とを定義するための便利な方法を提供し得る。したがって、スイング分析および/またはボール飛行データが特定のスイングについて受信されると、コンピューティングデバイス800は、使用されているゴルフクラブと行われているスイングタイプとを認識し、これは、スイング分析および/またはボール飛行データを正しいゴルフクラブおよびスイングタイプに相関させることを可能にする。
【0062】
いくつかの例において、ゴルフショット選択メニュー226内に表示される組合せは、ゴルフショットプロンプト220のロフト222および対応するショットタイプ226に対応し得る。いくつかの他の例において、ゴルフショット選択メニュー266は、例えば、コンピューティングデバイス800内に記憶された階層的データに基づいて、ロフトと対応するショットタイプとの組合せの標準またはデフォルトの推奨を提供し得る。いくつかの例において、ゴルフショット選択UI要素またはメニュー266は、組合せを追加し、組合せを除去し、ならびに/または組合せのロフトおよび/もしくはショットタイプを調整するために調整可能であるように構成される。例えば、第2のユーザインターフェース200は、コンピューティングデバイス800がその選択を受信すると、ゴルフショットプロンプト220を更新させ、それによってゴルフショット選択メニュー266も更新させるために、ゴルフショットプロンプト220を表示するように構成された選択可能なゴルフショットプロンプト要素を含み得る。
【0063】
いくつかの例において、ラウンチモニタ840によって測定されたゴルフショットのスイング分析は、少なくとも、(1)アタック角と、(2)シャフトリーンとを含み、グラフィカルテクニック表現270は、アタック角を表す第1の軸と、シャフトリーンを表す第2の軸とを有するグラフである。しかしながら、本開示の例は、これに限定されない。例えば、ラウンチモニタ840によって測定されたゴルフショットのスイング分析は、アタック角のみ、またはシャフトリーンのみを含み得、グラフィカルテクニック表現270は、任意の適切な方法(例えば、数値的に、棒グラフによって、一次元グラフによって、など)において、アタック角のみ、またはシャフトリーンのみを、それぞれグラフィカルに表し得る。アタック角は、ゴルフボールの最大圧縮時のクラブヘッドの幾何学的中心の動きの垂直方向である。アタック角は、水平線に対して測定される。シャフトリーンは、ゴルフボールの最大圧縮時にゴルフクラブのシャフトがどれくらい前方(例えば、ターゲットに向かって)または後方に傾くかの尺度である。シャフトリーンは、垂直から測定され、シャフトと垂直角度との間の角度として測定され得る。前方のシャフトリーンは、正の角度値を有し、後方のシャフトリーンは、負の角度値を有する。ダイナミックロフト、またはスイングしているときのゴルフクラブの他のタイプの測定値などの、追加または代替のタイプのスイング分析も本技術で使用され得る。ダイナミックロフトは、インパクト時のクラブフェースにおけるロフト量であり、ゴルフボールの最大圧縮時の水平線に対して測定される。スイング分析の例についての追加の議論を、
図17~
図20を参照して以下に提供する。
【0064】
図13Aの例において示すように、グラフィカルテクニック表現270のグラフにおいて、アタック角を表す第1の軸は、垂直軸であり、シャフトリーンを表す第2の軸は、水平軸である。グラフィカルテクニック表現270は、ゴルフショットのスイング分析を特徴付けるセクションまたはバンドに分割されるように示され得る。例えば、
図13Aに示すように、グラフィカルテクニック表現270は、この領域に入るスイング分析を「シャロー(浅い)」と特徴付ける上部領域、この領域に入るスイング分析を「ニュートラル(中立)」と特徴付ける中間領域、およびこの領域に入るスイング分析を「スティープ(急)」と特徴付ける下部領域に分割される。いくつかの例において、コンピューティングデバイス800は、スイング分析の特徴付けに部分的に基づいて、そのフィッティング推奨を生成し得る。グラフィカルテクニック表現270は、この例においてグラフとして示されているが、2つ以上のスイング分析を表すための他の視覚的表現が使用され得る。
【0065】
図13B~
図13Eに示すように、1つまたは複数のゴルフショットに対するスイング分析がラウンチモニタ840によって測定され、コンピューティングデバイス800によって受信されると、対応するショットのグループのスイング分析を表現するために、グラフィカルテクニック表現270上に1つまたは複数のショットインジケータ274が表示される。例えば、ショットインジケータ274の各々は、同じショットタイプのゴルフショットのテクニックを表し得る。いくつかの例において、ショットインジケータ274の各々は、同じロフトのゴルフショットのテクニックを表し得る。いくつかの他の例において、ショットインジケータ274の各々は、同じショットタイプと同じロフトの両方のゴルフショットのテクニックを表す。いくつかの例において、単一のショットインジケータ274は、すべてのゴルフショットのスイング分析を表すために使用され得る。
【0066】
ショットインジケータ274は、任意の適切なグラフィック、画像、記号などを含み得る。例えば、ショットインジケータ274は、円形、正方形などの幾何学的形状を含み得る。いくつかの例において、ショットインジケータ274は、例えば、ショットインジケータ274がどのゴルフショットのグループに対応するか、対応するゴルフショットのグループ内にどれくらい多くのゴルフショットがあるかなどを示すためのテキストを含み得る。ショットインジケータ274のサイズは、対応するゴルフショットのグループ内にどれくらい多くのゴルフショットがあるかを表し得る。例えば、対応するグループのゴルフショットが打たれるに連れて、ショットインジケータ274のサイズは減少し得、したがって、ショットインジケータ274のサイズ(例えば、小ささ)は、対応するグループのゴルフショットがどれくらい多く打たれたかに対応し得る。
【0067】
グラフィカルテクニック表現270内のショットインジケータ274の各々の位置(例えば、ショットインジケータ274の中心の位置)は、平均値または中央値などの、対応するゴルフショットのグループのゴルフショットのスイング分析の統計値を表し得る。ショットインジケータ274の各々は、対応するゴルフショットのグループの各ゴルフショットのスイング分析がコンピューティングデバイス800によって受信された後に更新され得る。
【0068】
図13Bは、フルスイングタイプの第1のゴルフショットが打たれた後のゴルフショット分析セグメント260を示す。フルスイングタイプの第1のゴルフショットが打たれると、フルスイングショットタイプに対応する第1のショットインジケータ274Aがグラフィカルテクニック表現270内に表示される。図示の例において、第1のショットインジケータ274Aは、ショットタイプが「フル」ショットタイプであることを示すために、中央に「フル」という単語を有する円を含む。第1のショットインジケータ274Aの位置(例えば、円の中心)は、フルスイングタイプの第1のゴルフショットのアタック角およびシャフトリーンに対応する。
【0069】
図13Cは、フルスイングタイプの第2のゴルフショットが打たれた後のゴルフショット分析セグメント260を示す。同じゴルフクラブを用いてフルスイングタイプの第2のゴルフショットが打たれると、第1のショットインジケータ274Aのサイズおよび位置は、更新される。例えば、第1のショットインジケータ274A内に含まれる円の直径が縮小され、第1のショットインジケータ274A内に含まれる円内のテキストは、「F」(「フル」の略)に変更され、円の中心の位置は、フルスイングタイプの第1および第2のゴルフショットの平均アタック角と、フルスイングタイプの第1および第2のゴルフショットの平均のシャフトリーンとに対応するグラフィカルテクニック表現270上の点にシフトされる。
【0070】
図13Cに示すように、グラフィカルテクニック表現270は、コンピューティングデバイス800によって受信された最新のゴルフショットのスイング分析を示す現在のショットインジケータ276を含み得る。したがって、
図13Cにおいて、現在のショットインジケータ276は、フルスイングタイプの第2のゴルフショットのアタック角およびシャフトリーンにおいて配置される。現在のショットインジケータ276は、任意の適切なグラフィック、画像、記号などを含み得る。
図13Cにおいて、現在のショットインジケータ276は、ドットまたは黒丸として示されている。現在のショットインジケータ276は、コンピューティングデバイス800のユーザが、自分の最新のゴルフショットが、例えば、以前のゴルフショットから著しく逸脱している外れ値であり、したがって、グラフィカルテクニック表現270とフィッティング推奨に過度に影響を与えることを回避するために削除されるべきであるかどうかを判断するのに役立つ。
【0071】
いくつかの例において、ゴルフショット分析セグメント260は、コンピューティングデバイス800がその選択を受信すると、コンピューティングデバイス800に、最新のショットのスイング分析を考慮せずにグラフィカルテクニック表現(ショットインジケータ274を含む)を更新させる、および/または最新のショットのスイング分析を考慮せずにフィッティング推奨を更新させるように構成されたショット削除ボタン272を含む。これは、コンピューティングデバイス800が最新のショットのスイング分析に関連してコンピューティングデバイス800内に記憶された情報を削除することによって達成され得る。例えば、
図13Cに示すように、フルスイングタイプの第2のゴルフショットが打たれた後にショット削除ボタン272が選択された場合、グラフィカルテクニック表現270は、
図13Bに示すように、フルスイングタイプの第1のゴルフショットのスイング分析のみに基づいて更新され得る。
【0072】
図13Dは、フルスイングタイプのいくつかのゴルフショットが打たれた後、およびグリーンサイドタイプの第1のゴルフショットが、コンピューティングデバイス800によって受信されたスイング分析を有する最新のゴルフショットとして打たれた後の、ゴルフショット分析セグメント260を示す。グリーンサイドタイプの第1のゴルフショットが打たれた後、第2のショットインジケータ274Bがグラフィカルテクニック表現270内に示される。第2のショットインジケータ274Bは、円と、円の中央における「グリーンサイド」というテキストとを含む。第2のショットインジケータ274Bの円の中心の位置は、グリーンサイドタイプの第1のゴルフショットのアタック角およびシャフトリーンに対応する。
【0073】
図13Eは、グリーンサイドタイプの第2のゴルフショットが打たれた後のゴルフショット分析セグメント260を示す。グリーンサイドタイプの第2のゴルフショットが打たれると、第2のショットインジケータ274Bは、円の直径が縮小され、円内のテキストが「G」(「グリーンサイド」の略)に変更され、円の中心の位置が、グリーンサイドタイプの第1および第2のゴルフショットの平均アタック角と、グリーンサイドタイプの第1および第2のゴルフショットの平均のシャフトリーンとに対応するグラフィカルテクニック表現270上の点にシフトされるように更新される。
【0074】
グラフィカルテクニック表現270は、他の理由の中でも、ゴルフショットを打つプレーヤーが、異なるタイプのショットについて、異なるロフトについて、および/または同じロフトの異なるタイプのショットについて、自分のゴルフテクニック(例えば、スイング分析)を理解するのに有用である。
【0075】
フィッティング推奨表現280は、1つまたは複数のロフト284を含み、ロフト284の各々は、ロフト284の推奨バウンス286および/またはグラインド288を含む対応するフィッティング推奨を含む。コンピューティングデバイス800は、プレーヤー入力データ、および/またはラウンチモニタ840によって測定され、コンピューティングデバイス800によって受信された1つもしくは複数のゴルフショットのスイング分析に少なくとも部分的に基づいて、対応するロフトに対する1つまたは複数のフィッティング推奨を生成する。いくつかの例において、コンピューティングデバイス800は、ゴルフショットのボール飛行特性に少なくとも部分的にさらに基づいてフィッティング推奨を生成し得る。
【0076】
いくつかの例において、ロフトに対応するフィッティング推奨は、ラウンチモニタ840によって測定されたすべてのゴルフショットのスイング分析に少なくとも部分的に基づく。他の例において、ロフトに対応するフィッティング推奨は、すべてのゴルフショットのサブセット、例えば、対応するロフトを有するゴルフクラブを用いて打たれたすべてのゴルフショットのスイング分析に少なくとも部分的に基づく。ロフトに対応するフィッティング推奨は、アタック角とシャフトリーンの両方などの、1つもしくは複数のゴルフショットのスイング分析のすべてに基づき得、またはフィッティング推奨は、アタック角のみもしくはシャフトリーンのみなどの、1つまたは複数のゴルフショットのスイング分析のうちのいくつかのみに基づき得る。
【0077】
いくつかの例において、フィッティング推奨表現280内に含まれるロフト284は、ゴルフショット選択メニュー266内および/またはゴルフショットプロンプト220内に含まれるロフトと同じである。
図13A~
図13Eに示すように、フィッティング推奨表現280内に含まれるロフトは、上から順に、48度、54度、60度、52度、および56度のロフトを含む。
【0078】
図13Aにおいて、スイング分析が任意のゴルフショットについてコンピューティングデバイス800によって受信されていないにもかかわらず、48度のロフトに対して10度のバウンスとFグラインドとを含むフィッティング推奨が提供される。これは、この例において、48度のロフトに対するフィッティング推奨の生成がスイング分析に基づかないためである。例えば、48度のロフトに対するフィッティング推奨の生成は、プレーヤー入力データのみに基づき得、または1つのフィッティング推奨のみが48度のロフトに対して利用可能であり得る。
図13Aにおいて、この例では、54度、60度、52度、および56度の残りのロフトに対応するフィッティング推奨の生成は、1つまたは複数のゴルフショットのスイング分析に少なくとも部分的に依存するので、これらのロフトに対するフィッティング推奨が提供されない。
【0079】
図13Bにおいて、フルスイングタイプの第1のゴルフショットが打たれた後、フィッティング推奨表現280において、54度、60度、52度、および56度の残りのロフトの各々に対して推奨が生成される。
図13Bに示すように、54度のロフトに対するフィッティング推奨は、10度のバウンスおよびSグラインドであり、60度のロフトに対するフィッティング推奨は、12度のバウンスおよびDグラインドであり、52度のロフトに対するフィッティング推奨は、8度のバウンスおよびFグラインドであり、56度のロフトに対するフィッティング推奨は、10度のバウンスおよびSグラインドである。
【0080】
いくつかの例において、
図14を参照して以下でより詳細に説明するように、コンピューティングデバイス800は、複数のゴルフショットの複数のスイング分析を受信した後、例えば、しきい値数のゴルフクラブショットに対するスイング分析を受信した後、フィッティング推奨を生成する。いくつかの例において、コンピューティングデバイス800は、複数のゴルフショットに対するスイング分析を受信し、複数のゴルフショットの各々のスイング分析を受信した後、フィッティング推奨を更新する。
【0081】
ゴルフショット分析セグメント260は、ラウンチモニタ840によって測定されたゴルフショットのキャリー距離を表す1つまたは複数のキャリー距離表現292を含み得る。いくつかの例において、例えば、最新のゴルフショットのキャリー距離、またはすべてのゴルフショットの平均キャリー距離を表す単一のキャリー距離表現292が含まれ得、キャリー距離表現292は、コンピューティングデバイス800が新しいゴルフショットのボール飛行特性を受信するたびに更新され得る。いくつかの他の例において、フィッティング推奨表現280のロフト284の各々に対応する複数のキャリー距離表現292が含まれ、例えば、対応するロフト284を有するゴルフクラブを用いて打たれた最新のゴルフショットのキャリー距離、または対応するロフト284を有するゴルフクラブを用いて打たれたゴルフショットの平均キャリー距離を表す。この例において、
図13B~
図13Eに示すように、ゴルフショット分析セグメント260は、フィッティング推奨表現280の複数のロフト284に対応する複数のキャリー距離表現292を含む。
【0082】
ゴルフショット分析セグメント260は、ギャッピング(例えば、異なるロフトの2つ以上のゴルフクラブ間の平均キャリー距離差)が良いか悪いかを表す1つまたは複数のギャッピング品質表現294を含み得る。ギャップ品質表現294は、2つ以上のロフト間のギャップが良いことを示すために、テキスト、例えば、「良いギャップ」を含み得、ギャッピングが不十分であることを示すために、テキスト、例えば、「悪いギャップ」を含み得る。「良いギャップ」というテキストは、例えば、2つのロフトのゴルフクラブ間の平均キャリー距離の差がしきい値未満であるときに使用され得、「悪いギャップ」というテキストは、例えば、平均キャリー距離の差がしきい値よりも大きいか、範囲のしきい値の外側にあるとき(例えば、キャリーの差が小さすぎるかまたは大きすぎるとき)に使用され得る。例えば、
図13Dおよび
図13Eにおいて示すように、48度のロフトおよび54度のロフトを有するゴルフクラブを用いてゴルフショットが打たれた後に、「良いギャップ」というテキストを含むギャップ品質表現294が提供される。いくつかの例において、例えば、ロフト284の各々に対応する平均キャリー距離に基づく単一のギャッピング品質表現294が提供され得る。いくつかの他の例において、ギャッピング品質表現294が、ロフト284のうちの2つの隣接するロフトごとに提供され得る。ギャッピング品質の決定はまた、異なるロフトの推奨を結果としてもたらし得る。例えば、一連の推奨ロフトが、フィッティング推奨表現280において更新される。例えば、2つのロフト間のギャップが大きすぎる場合、ロフト値における差がより小さくなるように、それらのロフトのうちの1つまたは複数が更新され得る。
【0083】
いくつかの例において、ゴルフショット分析セグメント260は、選択可能なオプション要素240を含む。コンピューティングデバイス800がオプション要素240の選択を受信することに応答して、1つまたは複数の制御可能なオプションが、ゴルフショット分析セグメント260内に表示され得る。
図13A~
図13Eは、その選択がコンピューティングデバイス800によって受信される前に、ゴルフショット分析セグメント260の上部において提供されるような選択可能なオプションボタン240を示す。
【0084】
図14は、オプションボタン240の選択がコンピューティングデバイス800によって受信された後の、
図13A~
図13Eのゴルフショット分析セグメントの上部を示す。表示されているオプションは、選択可能な推定オプション241と、選択可能なショットタイプ表示オプション242と、選択可能なショットテーブル表示オプション243と、選択可能な最小化オプション244と、制御可能な条件ショットしきい値オプション245と、制御可能なショットしきい値オプション246と、選択可能な最後のショットオプション247と、選択可能な保存オプション248と、選択可能なプレーヤー入力データオプション249と、選択可能なキャリー/ギャッピングオプション250と、制御可能なフィッティングタイプオプション251とを含む。
【0085】
コンピューティングデバイス800によって推定オプション241の選択を受信すると、ラウンチモニタ840がゴルフショットに対するスイング分析のすべてを測定することができない場合、コンピューティングデバイス800は、ゴルフショットの欠けているスイング分析の推定値を使用し得る。推定値は、例えば、ゴルフショットについて測定されたスイング分析、および/またはコンピューティングデバイス800内に記憶された階層的データに基づき得る。
【0086】
例えば、コンピューティングデバイス800は、グラフィカルテクニック表現270を更新し、フィッティング推奨を生成または更新するために、アタック角とシャフトリーンとを使用し得る。ラウンチモニタ840がゴルフショットのアタック角およびシャフトリーンのうちの一方を測定するが、ゴルフショットのアタック角およびシャフトリーンのうちの他方を(例えば、エラーまたは測定不能のため)測定することができない場合、コンピューティングデバイス800は、アタック角およびシャフトリーンのうちの他方の推定値を使用し得る。
【0087】
コンピューティングデバイス800が推定オプション241の選択を受信しない場合、または推定オプション241の選択解除を受信した場合、コンピューティングデバイス800は、ラウンチモニタ840からゴルフショットに対するスイング分析の不完全な部分を受信すると、スイング分析の不完全な部分を使用するか、スイング分析の不完全な部分を破棄し、測定が受信されなかったことをゴルフショット分析セグメント260上に示し得る。
【0088】
コンピューティングデバイス800によってショットタイプ表示オプション242の選択を受信すると、ゴルフショット制御メニュー224(
図12参照)は、ゴルフショット制御表現224が
図12を参照して上記で説明したように更新されることを可能にするために、ゴルフショット分析セグメント260内、例えば、ロフト284の対応するものの隣にあるゴルフショット分析セグメント260のフィッティング推奨表現280内に表示され得る。コンピューティングデバイス800によってショットタイプ表示オプション242の選択解除を受信すると、ゴルフショット制御表現224の表示が中止し得る。
【0089】
コンピューティングデバイス800によってショットテーブル表示オプション243の選択を受信すると、ラウンチモニタ840によって測定され、コンピューティングデバイス800によって受信された各ゴルフショットの各々のスイング分析および/またはボール飛行特性などの情報を含むショットタイプテーブルが、ゴルフショット分析セグメント260内に表示され得る。ショットタイプテーブルは、例えば、コンピューティングデバイス800がゴルフショットに関連する情報を削除する指示をテーブルを介して受信することを可能にするために制御可能または調整可能であり得る。ショットテーブル表示オプション243の選択解除を受信すると、ショットタイプテーブルの表示が中止し得る。
【0090】
選択されると、選択可能な最小化オプション244は、ショットが打たれたとき、ゴルフショット分析セグメント260の少なくとも一部またはすべてを自動的に最小化させる。制御可能な条件ショットしきい値オプション245は、グリーンサイド条件などの特定の条件について、いくつかのショットが収集されることを可能にする。
【0091】
ショット数しきい値オプション246は、コンピューティングデバイス800が初期フィッティング推奨を生成する前に、スイング分析がコンピューティングデバイス800によって受信されるべきゴルフショットの数の指示をショット数しきい値オプション246を介して受信することを可能にするように制御可能である。
図14に示すように、ショット数しきい値オプション246におけるゴルフショットの数は、1に設定され、
図13Aおよび
図13Bに示すように、フィッティング推奨表現280は、1つのゴルフショット(すなわち、フルスイングタイプの第1のゴルフショット)に対するスイング分析を受信した後、ロフト284の各々についてフィッティング推奨を提供する。ショット数しきい値オプション246におけるゴルフショットの数が代わりに3に設定された場合、フィッティング推奨表現280は、コンピューティングデバイス800が少なくとも3つのゴルフショットに対するスイング分析を受信するまで、ロフト284のすべてについてフィッティング推奨を提供しない。
【0092】
コンピューティングデバイス800によって最後のショットオプション247の選択を受信すると、グラフィカルテクニック表現270は、現在のショットインジケータ276を含み、最後のショットオプション247の選択解除を受信すると、グラフィカルテクニック表現は、現在のショットインジケータ276を含むのを中止する。
【0093】
コンピューティングデバイス800によって保存オプション248の選択を受信すると、オプションの設定が保存される。
【0094】
コンピューティングデバイス800によってプレーヤー入力データオプション249の選択を受信すると、第1のユーザインターフェース100の入力フィールドのうちの少なくとも1つまたは複数が、
図10を参照して上記で説明したように、制御可能に表示およびレンダリングされ得る。これは、コンピューティングデバイス800のユーザが、例えば、1つまたは複数のゴルフショットを打つ前または後に、いつでもプレーヤー入力データを更新または入力することを可能にする。
【0095】
コンピューティングデバイス800によってキャリー/ギャッピングオプション250の選択を受信すると、キャリー距離表現292および/またはギャッピング品質表現294は、本明細書で説明するように表示され得る。コンピューティングデバイス800によってキャリー/ギャッピングオプション250の選択解除を受信すると、キャリー距離表現292および/またはギャッピング品質表現294の表示が中止し得る。
【0096】
制御可能なフィッティングタイプオプション251は、フィッティングプロセス中にどれくらい多くのショット(例えば、総ショット)が収集または分析されるべきかの選択を可能にする。図示の例において、18ショットが選択されている。制御可能なフィッティングタイプオプション251は、フィッティングセッションを完了するために収集または分析されるより多数またはより少数のショットを選択することを提供し得る。
【0097】
いくつかの例において、ゴルフショット分析セグメント260は、選択可能なユーザインターフェース要素290を含む。コンピューティングデバイス800によってユーザインターフェース要素290の選択を受信すると、
図15に示すように、第3のユーザインターフェース300が表示される。
【0098】
図15を参照すると、コンピューティングデバイス800は、ロフト284の各々について、各々がバウンス角度とグラインドとを含む1つまたは複数のフィッティング推奨を生成し得る。コンピューティングデバイス800は、1つまたは複数のフィッティング推奨を、最も推奨されるものから最も推奨されないものまでの順にランク付けし、フィッティング推奨表現280においてロフト284の各々について最も推奨されるフィッティング推奨を表示し得る。第3のユーザインターフェース300は、ロフト284の各々の1つまたは複数のフィッティング推奨に関する追加の詳細を提供する。
【0099】
第3のユーザインターフェース300は、第1の列310と、第2の列320と、第3の列330と、第4の列340とを含む。第1の列310は、フィッティング推奨表現280のロフト284の各々を含み、ロフト284の各々について最も推奨されるフィッティング推奨も含み得る。第2の列320は、対応するロフトの1つまたは複数のフィッティング推奨の中から特定のフィッティング推奨が最も推奨されるフィッティング推奨として選択された理由に関する説明を含む。
【0100】
第3の列330は、ロフト284の各々について生成されたフィッティング推奨のすべてを含み得、これらは、同じロフト284に対応するフィッティング推奨のグループに分離され得る。例えば、
図15に示すように、第3の列330は、複数のグループ332を含み、各グループ332は、同じロフト284について生成された1つまたは複数のフィッティング推奨を含む。48度のロフトに対応するグループ332のうちの1つは、10度のバウンスとFグラインドとを含む第1のフィッティング推奨を含む。54度のバウンスに対応するグループ332の別の1つは、2つのフィッティング推奨、すなわち、10度のバウンスとSグラインドとを含む第1のフィッティング推奨と、12度のバウンスとDグラインドとを含む第2のフィッティング推奨とを含む。60度のロフトに対応するグループ332のうちの別の1つは、3つのフィッティング推奨、すなわち、12度のバウンスとDグラインドとを含む第1のフィッティング推奨と、8度のバウンスとMグラインドとを含む第2のフィッティング推奨と、10度のバウンスとSグラインドとを含む第3のフィッティング推奨とを含む。52度のロフトに対応するグループ332のうちの別の1つは、8度のバウンスとFグラインドとを含む第1のフィッティング推奨を含む。56度のロフトに対応するグループ332のうちの別の1つは、3つのフィッティング推奨、すなわち、10度のバウンスとSグラインドとを含む第1のフィッティング推奨と、8度のバウンスとMグラインドとを含む第2のフィッティング推奨と、12度のバウンスとDグラインドとを含む第3のフィッティング推奨とを含む。グループ332の各々は、1つまたは複数の列(例えば、空白の列)によって、隣接するグループ332から分離され得る。
【0101】
第4の列340は、各グループ332の各フィッティング推奨について、対応するグループ332の各フィッティング推奨がどの程度高く推奨されているかを示すために、パーセント一致342(100%のうちのパーセンテージ値として定義される)などの、対応するランクインジケータを含む。例えば、60度のロフトに対応するグループ332のうち、第1のフィッティング推奨(すなわち、12度のバウンスおよびDグラインド)、第2のフィッティング推奨(すなわち、8度のバウンスおよびMグラインド)、および第3のフィッティング推奨(すなわち、10度のバウンスおよびSグラインド)は、それぞれ、70%、24%、および6%のパーセント一致342を有する。
【0102】
本開示の例による上記で説明した第3のユーザインターフェース300内に含まれる情報は、列、行、グループなどに編成されるものとして図示および説明されているが、これは、非限定的な例として提供されており、第3のユーザインターフェース300内に含まれる情報は、任意の適切な方法において編成され得る。
【0103】
図16Aおよび
図16Bは、例によるフィッティング推奨を生成する方法1600を示す。動作1601の間、入力フィールド(例えば、第1から第6の入力フィールド101~106)を含む第1のユーザインターフェース100が、コンピューティングデバイス800のディスプレイ820上に表示される。動作1602の間、コンピューティングデバイス800は、第1のユーザインターフェースの入力フィールドへの入力として、プレーヤー入力データを受信する。動作1603の間、コンピューティングデバイス800は、ラウンチモニタ840から、第1のゴルフショットに対する第1のスイング分析を受信する。例えば、コンピューティングデバイス800は、第1のゴルフショットの少なくともアタック角および/またはシャフトリーンを受信し得る。動作1604の間、コンピューティングデバイス800は、第1のスイング分析を表すショットインジケータ274を有するグラフィカルテクニック表現270を含む第2のユーザインターフェース200をディスプレイ820上に表示する。動作1605の間、コンピューティングデバイス800は、ラウンチモニタ840から、第2のゴルフショットに対する第2のスイング分析を受信する。例えば、コンピューティングデバイス800は、第2のゴルフショットについて少なくともアタック角および/またはシャフトリーンを受信し得る。いくつかの例において、第1および第2のゴルフショットは、同じタイプであり、他の例において、第1および第2のゴルフショットは、それぞれ、第1のショットタイプ、および第1のショットタイプとは異なる第2のショットタイプである。
【0104】
動作1606の間、コンピューティングデバイス800は、第2のスイング分析に基づいてショットインジケータ274を更新する。動作1607の間、コンピューティングデバイス800は、プレーヤー入力データ、ならびに/または第1および第2のスイング分析のうちの1つもしくは複数に基づいて、少なくとも1つのフィッティング推奨を生成する。フィッティング推奨は、ロフトを有するゴルフクラブに関する対応するバウンスおよび/またはグラインドを含み得る。例えば、コンピューティングデバイス800は、60度のロフトを有するゴルフクラブについて、バウンスおよびグラインドの3つの組合せを生成し得る。動作1608の間、コンピューティングデバイス800は、プレーヤー入力データ、ならびに/または第1および第2のスイング分析のうちの一方もしくは両方に基づいて、少なくとも1つのフィッティング推奨をランク付けする。動作1609の間、コンピューティングデバイス800は、第2のユーザインターフェース200において、ゴルフクラブに対する少なくとも1つのフィッティング推奨のうちの最も推奨されるものを表示する。例えば、コンピューティングデバイス800は、フィッティング推奨表現280において、60度のロフトを有するゴルフクラブに対する推奨バウンス286と推奨グラインド288とを含むフィッティング推奨を表示し得る。
【0105】
アタック角およびシャフトリーンなどの例示的なスイング分析のいくつかの追加の議論を、
図17~
図20を参照して以下に提供する。
図17は、ゴルフスイングのインパクトを示すラウンチモニタによって取り込まれた画像のシミュレートされたビューを示す。
図18は、ゴルフボールとのインパクト前のゴルフクラブを示すラウンチモニタによって取り込まれた画像の拡大ビューを示す。
図19は、ゴルフクラブがゴルフボールにインパクトする瞬間のゴルフクラブを示すラウンチモニタによって取り込まれた画像の拡大ビューを示す。
図20は、ゴルフクラブがゴルフボールにインパクトした直後のゴルフクラブを示すラウンチモニタによって取り込まれた画像の拡大ビューを示す。
【0106】
図17は、ゴルフスイング中にゴルフクラブヘッド1720が通過する様々な状態の概観の概略図を示す。ラウンチモニタは、通常、個々のフレームに焦点を合わせるが、
図17に示すこの概観は、アイアンタイプのゴルフクラブヘッド1720が実際のゴルフショットにおいて地面と相互作用するときにどのように見えるかについてのいくらかの初期の状況を提供する。
図17の左側において、ゴルフクラブヘッド1720がかなりの量のシャフトリーンを伴って急な角度からゴルフボール1722に接近していることがわかる。ページの中央の図によって示すインパクトの間、ゴルフクラブヘッド1720は、ゴルフボール1722を打ち下ろし、大地面1726の下に行くことによって、大地面1726と係合し得る。このタイプのボール打撃運動は、一般に、地面にディボット1732を残す場合がある。フィッティングが屋内で実行されている場合、人工芝が使用され得、人工芝では恒久的なディボットが残されない場合がある。代わりに、人工芝は、ゴルフクラブヘッド1720によるインパクト時に、一時的に凹むか、または縮む場合がある。最後に、
図17の右側において、ゴルフクラブヘッド1720は、ゴルフスイングを完了し、ゴルフボール1722は、ゴルフクラブヘッド1720の打球面部分から離れている。この時点で、シャフト1724は、一般に実質的に垂直であり得る。個々のシナリオのよりよい説明を提供するために、
図18、
図19、および
図20は、ここでは、ゴルフクラブヘッド1720の拡大図で提供されている。
【0107】
図18は、ゴルフボールとインパクトする直前のゴルフクラブヘッド1820の拡大図を示す。
図18は、アタック角ψとシャフトリーン角φとを示す。このゴルフクラブヘッド1820の拡大図において、ゴルフクラブヘッド1820がゴルフボールに接触する前に、ゴルフクラブヘッド1820は、大地面1826の上に位置し、ゴルフクラブヘッド1820のスイング経路1830に従うアタック角ψにおいて入ってくる。個々のゴルファーのアタック角ψは、ゴルファーの特定のゴルフスイングに応じて互いに異なる場合があるが、一般に、約0度から約-15度の間であり得るが、ゴルファーのゴルフスイングに応じて任意の他の数値であり得る。ここで、ここでの角度ψは、水平の大地面に対する運動の下向きの角度を示す負であることに留意することは、価値がある。
【0108】
アタック角に加えて、
図18は、ゴルファーがゴルフボールに接触する前に示す前方へのシャフトリーンの量として、シャフトリーン角φも示す。ゴルフボールを打ち下ろす大部分のゴルファーは、約0度から約20度の間のシャフトリーン角φを有するが、その数値は、特定のゴルファーのスイングに応じて異なり、負の数値になる場合さえある。
【0109】
添付図面の
図18は、目標線に対するフェース角と呼ばれる、または単に業界の一部にフェース角として知られる別の潜在的なスイング分析も可能にする。フェース角は、
図18のこの図では右を向いている、目標線に関連するときのゴルフクラブヘッド1820の角度を指す。任意のギリシャ記号によって具体的に特定されていないが、ラウンチモニタは、大地面またはシャフト軸1825のいずれかに対するスコアラインの角度に焦点を合わせることによって、これを取り込むことができる。
【0110】
図19は、(例えば、最大圧縮点において)ゴルフクラブヘッド1920がゴルフボール1922とインパクトするときのゴルフクラブヘッド1920の拡大図を示す。ゴルフクラブヘッド1920のこの拡大図において、ゴルフクラブヘッド1920がゴルフボール1922に接触すると、ゴルフクラブヘッドは、大地面1926の下に入り、地面にディボット1932を作成することがわかる。いくつかの例において、ディボット1932は、ゴルフボール1922とのインパクトの少し前に発生する場合がある。地面1926とのこの相互作用のため、ラウンチモニタは、その場所を調整し、ラウンチモニタの焦点を、ディボット1932を含まない代替の場所にシフトすることができ得る。上記で論じたように、人工芝が使用される屋内フィッティングにおいて、人工芝がゴルフクラブヘッド1920とのインパクト時に縮むので、ディボット1932は、存在しないか、または一時的である場合がある。
図19において取り込まれたゴルフスイングのこのフレームにおいて、アタック角ψがスイング経路1930に続いて依然として下降運動にある場合があることがわかる。このアタック角ψは、ゴルファーのスイングに応じて、一般に約0度から約-15度の間であり得る。シャフトリーン角φも、ゴルファーに応じて変化し得るが、一般に約0度から20度の間であり得る。
【0111】
上記に加えて、
図19は、ダイナミックロフトρと呼ばれる別の潜在的なスイング分析も示す。ダイナミックロフトρは、一般に、垂直面に対するゴルフクラブヘッド1920のロフトに関連する。ゴルフスイング中に発生するこのダイナミックロフトρは、多数の他の変数の中でもシャフトリーン角φ、スイング経路1930などの他の変数を含むので、ダイナミックロフトρは、一般に、ゴルフクラブヘッド1920の実際のスタティックロフトとは異なる。
図19において取り込まれたこの画像において、ゴルフクラブヘッド1920のスタティックロフトは、約60度であり得るが、ダイナミックロフトρは、前方へのシャフトリーン角φのためにより小さくなり得、45度のダイナミックロフトρをもたらす。
【0112】
図20は、ゴルフクラブヘッド2020がゴルフボール2022にインパクトした後のゴルフクラブヘッド2020の拡大図を示す。ゴルフクラブヘッド2020のこの拡大図において、ゴルフボール2022とのインパクトの後、ゴルフクラブヘッド2020は、地面にディボット2032を残し、上方向における移動を開始し得る。
図20において取り込まれたゴルフスイングのこのフレームにおいて、アタック角Θは、ゴルフクラブヘッドが上昇経路に向かっていることを表すように正の数であり、より具体的には約10度と約20度との間である。正の経路は、一般に、ゴルフクラブヘッドが、現在は上向きの運動にあるスイング経路2030に沿って移動していることを意味する。最後に、この実施形態におけるシャフトリーン角は、一般に、インパクト後の瞬間のある時点において0度である。
【0113】
ラウンチモニタは、ゴルフボール2022のラウンチ角およびゴルフボール2022のスピンなどのゴルフボール2022の特性を取り込むこともでき得る。
【0114】
特定のデバイスおよび特徴を、特定の機能を実行するものとして本開示全体を通して列挙してきたが、当業者は、これらのデバイスおよび特徴が例示目的で提供され、他のデバイスおよび機能が、本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書で開示した機能を実行するために用いられ得ることを理解するであろう。本開示は、可能な実施形態のうちのいくつかのみが示された添付図面を参照して、本技術のいくつかの実施形態について説明する。しかしながら、他の態様は、多くの異なる形態において具体化され得、本明細書に記載の実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全であり、可能な実施形態の範囲を当業者に完全に伝えるように提供された。
【0115】
さらに、本明細書および特許請求の範囲において使用される場合、「要素A、要素B、または要素Cのうちの少なくとも1つ」という語句は、要素A、要素B、要素C、要素AおよびB、要素AおよびC、要素BおよびC、ならびに要素A、B、およびCを伝えることを意図している。さらに、当業者は、本明細書で利用される特定技法に照らして、「約」または「実質的に」などの用語が伝える程度を理解するであろう。そのような用語が当業者によって明確に定義または理解されない場合がある限り、「約」という用語は、プラスまたはマイナス10%を意味するものとする。
【0116】
特定の実施形態について本明細書で説明したが、本技術の範囲は、それらの特定の実施形態に限定されない。さらに、異なる例および実施形態について別々に説明する場合があるが、そのような実施形態および例は、本明細書で説明する技術を実装する際に互いに組み合わされ得る。当業者は、本技術の範囲および要旨の範囲内にある他の実施形態および改善を認識するであろう。したがって、特定の構造、行為、または媒体は、例示的な実施形態としてのみ開示される。本技術の範囲は、以下の特許請求の範囲およびその任意の均等物によって定義される。
【符号の説明】
【0117】
1 ギャップウェッジゴルフクラブヘッド、サンドウェッジゴルフクラブヘッド、ロブウェッジゴルフクラブヘッド、ゴルフクラブヘッド
11 打撃面
11A 上部トップラインエッジ
11B 下部リーディングエッジ
13 ソール
14 上部
15 ヒール側
16 トウ側
17 ホーゼル
18 背面
100 第1のユーザインターフェース
101 第1の入力フィールド
102 第2の入力フィールド
103 第3の入力フィールド
104 第4の入力フィールド
105 第5の入力フィールド
106 第6の入力フィールド
200 第2のユーザインターフェース
220 ゴルフショットプロンプト
222 ロフト
224 ショットタイプ制御メニュー、ゴルフショット制御メニュー、ゴルフショット制御表現
226 ショットタイプ
228 バンカープレーオプション
230 ロフトコントロール
232 削除ボタン
234 追加ボタン
236 結論ボタン
240 オプション要素、オプションボタン
241 推定オプション
242 選択可能なショットタイプ表示オプション
243 選択可能なショットテーブル表示オプション
244 選択可能な最小化オプション
245 制御可能な条件ショットしきい値オプション
246 制御可能なショットしきい値オプション
247 選択可能な最後のショットオプション
248 選択可能な保存オプション
249 選択可能なプレーヤー入力データオプション
250 選択可能なキャリー/ギャッピングオプション
251 制御可能なフィッティングタイプオプション
260 ゴルフショット分析セグメント
262 現在のゴルフショットロフトインジケータ
262M プルダウンバー
264 現在のショットタイプインジケータ
264M プルダウンバー
266 ゴルフショット選択メニュー、メニュー
270 グラフィカルテクニック表現
272 ショット削除ボタン
274 ショットインジケータ
274A 第1のショットインジケータ
274B 第2のショットインジケータ
276 現在のショットインジケータ
280 フィッティング推奨表現
284 ロフト
286 バウンス
288 グラインド
290 ユーザインターフェース要素
292 キャリー距離表現
294 ギャッピング品質表現、ギャップ品質表現
300 第3のユーザインターフェース
310 第1の列
320 第2の列
330 第3の列
332 グループ
340 第4の列
342 パーセント一致
800 コンピューティングデバイス
802 処理ユニット
804 システムメモリ
805 オペレーティングシステム
806 プログラムモジュール
809 リムーバブル記憶デバイス
810 非リムーバブル記憶デバイス
812 入力デバイス
814 出力デバイス
816 通信接続
818 コンピューティングデバイス
820 サーバ、ディスプレイ
830 ネットワーク
840 ラウンチモニタ
842 メモリ
844 プロセッサ
846 センサ
848 通信接続
850 ソフトウェアアプリケーション
851 フィッティング推奨アプリケーション
1720 ゴルフクラブヘッド
1722 ゴルフボール
1724 シャフト
1726 大地面
1732 ディボット
1820 ゴルフクラブヘッド
1825 シャフト軸
1826 大地面
1830 スイング経路
1920 ゴルフクラブヘッド
1922 ゴルフボール
1926 大地面、地面
1930 スイング経路
1932 ディボット
2020 ゴルフクラブヘッド
2022 ゴルフボール
2030 スイング経路
2032 ディボット
【外国語明細書】