(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023099417
(43)【公開日】2023-07-13
(54)【発明の名称】レンズモジュール
(51)【国際特許分類】
G02B 7/02 20210101AFI20230706BHJP
G03B 11/00 20210101ALI20230706BHJP
G03B 30/00 20210101ALI20230706BHJP
【FI】
G02B7/02 D
G03B11/00
G02B7/02 Z
G03B30/00
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022084224
(22)【出願日】2022-05-24
(31)【優先権主張番号】202123437016.3
(32)【優先日】2021-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521553690
【氏名又は名称】エーエーシー オプティックス (ナンネイ) カンパニーリミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100199819
【弁理士】
【氏名又は名称】大行 尚哉
(74)【代理人】
【識別番号】100087859
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 秀治
(72)【発明者】
【氏名】トウ カイ グン
【テーマコード(参考)】
2H044
2H083
【Fターム(参考)】
2H044AD02
2H044AD03
2H044AJ01
2H044AJ04
2H083AA04
2H083AA26
2H083AA48
(57)【要約】
【課題】本発明には、レンズモジュールが提供される。
【解決手段】レンズユニットとレンズホルダとを備え、前記レンズユニットは、鏡筒と、前記鏡筒に収容された光学ユニットとを含み、前記レンズホルダは、収容空間を有する収容部を含み、前記レンズユニットは、少なくとも一部が前記収容空間に収容されており、前記レンズホルダには、前記鏡筒の像側に位置する支持部が前記光学ユニットの光軸方向に沿って前記収容空間へ延びており、前記レンズモジュールは、前記支持部に設けられたシールリングをさらに備え、前記鏡筒が前記シールリングを前記支持部に押し付けることにより、前記鏡筒と前記収容部との間のシールを実現する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンズユニットとレンズホルダとを備え、前記レンズユニットは、鏡筒と、前記鏡筒に収容された光学ユニットとを含み、前記レンズホルダは、収容空間を有する収容部を含み、前記レンズユニットは、少なくとも一部が前記収容空間に収容されているレンズモジュールであって、前記レンズホルダには、前記鏡筒の像側に位置する支持部が前記光学ユニットの光軸方向に沿って前記収容空間へ延びており、前記レンズモジュールは、前記支持部に設けられたシールリングをさらに備え、前記鏡筒が前記シールリングを前記支持部に押し付けることにより、前記鏡筒と前記収容部との間のシールを実現することを特徴とするレンズモジュール。
【請求項2】
前記支持部には、前記シールリングを収容するための取付溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレンズモジュール。
【請求項3】
前記取付溝の深さが前記シールリングの高さより小さいことを特徴とする請求項2に記載のレンズモジュール。
【請求項4】
前記収容部の内壁には、雌ねじが設けられ、前記鏡筒の外壁には、雄ねじが設けられ、前記雌ねじと前記雄ねじとが接続されることにより前記鏡筒が前記収容部に取り付けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のレンズモジュール。
【請求項5】
前記収容部の物体側に近い端部には、接着剤塗布溝が設けられていることを特徴とする請求項4に記載のレンズモジュール。
【請求項6】
前記支持部には、貫通孔が設けられており、前記レンズモジュールは、フィルタをさらに備え、前記フィルタが前記貫通孔に取り付けられ、前記フィルタは前記光学ユニットと同じ光軸を共有することを特徴とする請求項1~3、5のいずれか1項に記載のレンズモジュール。
【請求項7】
前記支持部の前記レンズユニットから離れた側には、前記貫通孔を取り囲む沈降溝が設けられており、前記フィルタが前記沈降溝に取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載のレンズモジュール。
【請求項8】
前記沈降溝内に接着剤層または両面テープが設置されていることを特徴とする請求項7に記載のレンズモジュール。
【請求項9】
前記レンズホルダは、取付部をさらに含み、前記収容部は前記取付部に固設されていることを特徴とする請求項8に記載のレンズモジュール。
【請求項10】
駆動部材をさらに備え、前記駆動部材は、前記取付部の前記収容部から離れた側に設けられていることを特徴とする請求項9に記載のレンズモジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学結像機器の技術分野に関し、特に、レンズモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、マルチメディア技術の発展に伴い、デジタルカメラ、ビデオカメラ及びカメラ付き携帯電話は、ますます消費者に好まれており、デジタルカメラ、ビデオカメラ及びカメラ付き携帯電話の生産がますます増加し、レンズの結像品質に対する要求も日増しに高まっている。
【0003】
従来技術において、レンズモジュールは、レンズユニットとレンズホルダとを備え、レンズユニットは、鏡筒と、鏡筒に収容された光学ユニットとを含み、レンズホルダは、収容空間を有する収容部を含み、レンズユニットは、少なくとも一部が収容空間に収容されており、鏡筒を収容部に組み立てる場合、粒子、液体等の汚染物が鏡筒と収容部との間の隙間から鏡筒の内部に侵入し、光学ユニット及びフィルタを汚染し、結像品質に影響を与えてしまい、特に、鏡筒と収容部をねじ込み接続により組み立てる場合、鏡筒と収容部とがいずれもプラスチック材料であるため、ねじ止め時に摩擦により粒子が生成され、粒子が鏡筒と収容部との間の隙間から鏡筒の内部に侵入しやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、シール性が優れており、粒子及び液体等の汚染物が鏡筒の内部に侵入して光学ユニット及びフィルタを汚染してしまうことを回避するレンズモジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の技術案は以下のとおりである。
【0006】
レンズモジュールであって、レンズユニットとレンズホルダとを備え、前記レンズユニットは、鏡筒と、前記鏡筒に収容された光学ユニットとを含み、前記レンズホルダは、収容空間を有する収容部を含み、前記レンズユニットは、少なくとも一部が前記収容空間に収容されており、前記レンズホルダには、前記鏡筒の像側に位置する支持部が前記光学ユニットの光軸方向に沿って前記収容空間へ延びており、前記レンズモジュールは、前記支持部に設けられたシールリングをさらに備え、前記鏡筒が前記シールリングを前記支持部に押し付けることにより、前記鏡筒と前記収容部との間のシールを実現する。
【0007】
好ましくは、前記支持部には、前記シールリングを収容するための取付溝が設けられている。
【0008】
好ましくは、前記取付溝の深さが前記シールリングの高さより小さい。
【0009】
好ましくは、前記収容部の内壁には、雌ねじが設けられ、前記鏡筒の外壁には、雄ねじが設けられ、前記雌ねじと前記雄ねじとが接続されることにより前記鏡筒が前記収容部に取り付けられている。
【0010】
好ましくは、前記収容部の物体側に近い端部には、接着剤塗布溝が設けられている。
【0011】
好ましくは、前記支持部には、貫通孔が設けられており、前記レンズモジュールは、フィルタをさらに備え、前記フィルタが前記貫通孔に取り付けられ、前記フィルタは前記光学ユニットと同じ光軸を共有する。
【0012】
好ましくは、前記支持部の前記レンズユニットから離れた側には、前記貫通孔を取り囲む沈降溝が設けられており、前記フィルタが前記沈降溝に取り付けられている。
【0013】
好ましくは、前記沈降溝内に接着剤層または両面テープが設置されている。
【0014】
好ましくは、前記レンズホルダは、取付部をさらに含み、前記収容部は前記取付部に固設されている。
【0015】
好ましくは、駆動部材をさらに備え、前記駆動部材は、前記取付部の前記収容部から離れた側に設けられている。
【発明の効果】
【0016】
本発明の有益な効果は以下のことにある。
シールリングを設置することにより、シールリングは、収容部と鏡筒との間の外部経路を完全に遮断し、鏡筒と収容部とのねじ止め時に摩擦により生成した粒子が鏡筒の内部に侵入して光学ユニットを汚染することを回避できるだけでなく、外部の水蒸気等の液体が鏡筒の内部に侵入することを回避し、結像の不具合を回避し、レンズモジュールの歩留まりを向上させる。また、組み立てる時に、まず、シールリングを支持部に置き、その後、光学ユニットが組み立てられた鏡筒を収容部に取り付け、かつ鏡筒がシールリングを支持部に押し付けるように所定の位置に取り付けられて済み、シールリングを接着剤を塗布することで固定する必要がなく、組み立てが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】
図1は、本発明の1つの具体的な実施例に係るレンズモジュールの断面構成を示す図である。
【
図3】
図3は、
図1におけるレンズホルダの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面及び実施形態を組み合わせて本発明をさらに説明する。
【0019】
図1~
図3を参照して、本発明には、レンズモジュールが開示され、当該レンズモジュールは、レンズユニット10とレンズホルダ20とを備え、レンズユニット10は、鏡筒11と、鏡筒11に収容された光学ユニット12とを含み、レンズホルダ20は、収容空間を有する収容部21を含み、レンズユニット10は、少なくとも一部が収容空間に収容されており、レンズホルダ20には、鏡筒11の像側に位置する支持部23が前記光学ユニットの光軸方向に沿って収容空間へ延びており、レンズモジュールは、支持部23に設けられたシールリング30をさらに備え、鏡筒11がシールリング30を支持部23に押し付けることにより、鏡筒11と収容部21との間のシールを実現する。シールリング30を設置することにより、シールリング30は、収容部21と鏡筒11との間の外部経路を完全に遮断し、鏡筒11と収容部21とのねじ止め時に摩擦により生成した粒子が鏡筒11の内部に侵入して光学ユニット12を汚染することを回避できるだけでなく、外部の水蒸気等の液体が鏡筒11の内部に侵入することを回避し、結像の不具合を回避し、レンズモジュールの歩留まりを向上させる。また、組み立てる時に、まず、シールリング30を支持部23に置き、その後、光学ユニット12が組み立てられた鏡筒11を収容部21に取り付け、鏡筒11がシールリング30を支持部23に押し付けるように所定の位置に取り付けられて済み、シールリング30を接着剤を塗布することで固定する必要がなく、組み立てが容易になる。
【0020】
さらに、1つの具体的な実施例において、支持部23には、シールリング30を収容するための取付溝24が設けられており、取付溝24により、シールリング30の位置決め及び組み立てが容易になる。具体的に、取付溝24の深さがシールリング30の高さより小さく、これによって、シールリング30を取付溝24に取り付けた後に、シールリング30の先端が取付溝24よりも高く、鏡筒11が所定の位置に取り付けられた後に、鏡筒11は、シールリング30を変形させるように押し付けて、シールリング30を鏡筒11とレンズホルダ20との間の隙間を埋めるようにし、収容部21と鏡筒11との間の外部経路を完全に遮断し、鏡筒11内の光学ユニット12が粒子、水汚れ、または液体等で汚染されないように効果的に保護することができる。シールリング30と収容部21との間には隙間があり、鏡筒11と収容部21とのねじ止め時に摩擦により生成した粒子がこの隙間内に収容され、鏡筒11の内部に入り込んで結像品質に影響を与えることを回避する。
【0021】
1つの具体的な実施例において、
図1及び
図2を参照して、収容部21の内壁には、雌ねじが設けられ、鏡筒11の外壁には、雄ねじが設けられ、雌ねじと雄ねじとが接続されることにより鏡筒11が収容部21に取り付けられており、ねじ込み接続によりレンズユニット10をレンズホルダ20により強固に取り付け、レンズユニット10のレンズホルダ20における取付安定性を向上させる。勿論、他の実施例において、収容部21は他の接続構造、例えば係合構造等によりレンズホルダ20に固接されている。
【0022】
1つの具体的な実施例において、
図1を参照して、さらに、収容部21の物体側に近い端部には、接着剤塗布溝25が設けられており、接着剤塗布溝25に接着剤を塗布することでレンズユニット10とレンズホルダ20を固定し、接着剤によりさらにレンズユニット10をレンズホルダ20に固定し、レンズユニット10が緩んでレンズユニット10の焦点距離を変更し、レンズモジュールの結像性能に影響を与えることを回避する。
【0023】
図1~
図3を参照して、支持部23には、貫通孔231が設けられており、レンズモジュールは、フィルタ40をさらに備え、フィルタ40が貫通孔231に取り付けられ、フィルタ40は光学ユニット12と同じ光軸OO′′を共有し、シールリング30を設置することにより、粒子または液体等の汚染物が鏡筒11の内部に侵入することを回避し、粒子または液体等の汚染物が光学ユニット12の表面及びフィルタ40の表面に堆積し、結像品質に影響を与えることを回避することができる。具体的には、この具体的な実施例において、フィルタ40は赤外線フィルタである。
【0024】
具体的には、
図1を参照して、支持部23のレンズユニット10から離れた側には、貫通孔231を取り囲む沈降溝232が設けられており、フィルタ40が沈降溝232に取り付けられ、沈降溝232を設置することにより、フィルタ40の位置決め及び取り付けを容易にする。沈降溝232内に接着剤層または両面テープを設置することによりフィルタ40を沈降溝232に固定することができる。フィルタ40を取り付けてから、フィルタ40の周囲に接着剤を塗布することでフィルタ40を固定してもよいし、接着剤層または両面テープを塗布してから、フィルタ40を取り付けてもよい。
【0025】
1つの具体的な実施例において、組み立てる時に、まず、フィルタ40とレンズユニット10とを別々に組み立て、その後、シールリング30を取付溝24内に置き、組み立てられたレンズユニット10を収容部21にねじ込んで取り付け、レンズユニット10が所定の位置にねじ込まれた後、鏡筒11の端部は、シールリング30を支持部分23に押し付け、シールリング30が鏡筒11と収容部21との間の外部経路を完全に遮断し、粒子及び液体等の外部汚染物が鏡筒11の内部に侵入して光学ユニット12及びフィルタ40を汚染し、結像品質に影響を与えることを回避する。シールリング30によりシールした後、組み立てられたレンズモジュールに対し水洗等を行うことができ、鏡筒11の内部には液体が侵入しない。
【0026】
図2を参照して、レンズホルダ20は、取付部26をさらに含み、収容部21は取付部26に固設されており、支持部23は取付部26と収容部21との間に設けられている。具体的には、本実施例では、収容部21は環状であり、取付部26は四角形である。
【0027】
レンズモジュールは、駆動部材をさらに備え、駆動部材は、取付部26の収容部21から離れた側に設けられており、当該駆動部材は取付部26に接続されている。
【0028】
以上に説明されたのは、本発明の実施形態に過ぎなく、当業者にとっては、本発明の構想から逸脱しない限り、さらに改良することができ、これらの改良はいずれも本発明の保護範囲に含まれるとここで指摘すべきである。
【手続補正書】
【提出日】2022-09-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンズユニットとレンズホルダとを備え、前記レンズユニットは、鏡筒と、前記鏡筒に収容された光学ユニットとを含み、前記レンズホルダは、収容空間を有する収容部を含み、前記レンズユニットは、少なくとも一部が前記収容空間に収容され、前記光学ユニットは、全部が前記収容空間に収容されているレンズモジュールであって、前記レンズホルダには、前記鏡筒の像側に位置する支持部が前記光学ユニットの光軸方向に沿って前記収容空間へ延びており、前記レンズモジュールは、前記支持部に設けられたシールリングをさらに備え、前記鏡筒が前記シールリングを前記支持部に押し付けることにより、前記鏡筒と前記収容部との間のシールを実現し、前記支持部には、前記シールリングを収容するための取付溝が設けられ、前記レンズホルダは、取付部をさらに含み、前記収容部は、前記取付部に固設され、前記支持部は、前記取付部と前記収容部との間に設けられ、前記収容部は、環状であり、前記取付部は、四角形であることを特徴とするレンズモジュール。
【請求項2】
前記取付溝の深さが前記シールリングの高さより小さいことを特徴とする請求項1に記載のレンズモジュール。
【請求項3】
前記収容部の内壁には、雌ねじが設けられ、前記鏡筒の外壁には、雄ねじが設けられ、前記雌ねじと前記雄ねじとが接続されることにより前記鏡筒が前記収容部に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズモジュール。
【請求項4】
前記収容部の物体側に近い端部には、接着剤塗布溝が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のレンズモジュール。
【請求項5】
前記支持部には、貫通孔が設けられており、前記レンズモジュールは、フィルタをさらに備え、前記フィルタが前記貫通孔に取り付けられ、前記フィルタは前記光学ユニットと同じ光軸を共有することを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズモジュール。
【請求項6】
前記支持部の前記レンズユニットから離れた側には、前記貫通孔を取り囲む沈降溝が設けられており、前記フィルタが前記沈降溝に取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載のレンズモジュール。
【請求項7】
前記沈降溝内に接着剤層または両面テープが設置されていることを特徴とする請求項6に記載のレンズモジュール。
【請求項8】
駆動部材をさらに備え、前記駆動部材は、前記取付部の前記収容部から離れた側に設けられていることを特徴とする請求項7に記載のレンズモジュール。
【手続補正書】
【提出日】2023-01-31
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンズユニットとレンズホルダとを備え、前記レンズユニットは、鏡筒と、前記鏡筒に収容された光学ユニットとを含み、前記レンズホルダは、収容空間を有する収容部を含み、前記レンズユニットは、少なくとも一部が前記収容空間に収容され、前記光学ユニットは、全部が前記収容空間に収容されているレンズモジュールであって、前記レンズホルダには、前記鏡筒の像側に位置する支持部が前記光学ユニットの光軸方向に沿って前記収容空間へ延びており、前記レンズモジュールは、前記支持部に設けられたシールリングをさらに備え、前記鏡筒が前記シールリングを前記支持部に押し付けることにより、前記鏡筒と前記収容部との間のシールを実現し、前記支持部には、前記シールリングを収容するための取付溝が設けられ、前記レンズホルダは、取付部をさらに含み、前記収容部は、前記取付部に固設され、前記支持部は、前記取付部と前記収容部との間に設けられ、前記収容部は、環状であり、前記取付部は、四角形であり、前記収容部の物体側に近い端部には、接着剤塗布溝が設けられていることを特徴とするレンズモジュール。
【請求項2】
前記取付溝の深さが前記シールリングの高さより小さいことを特徴とする請求項1に記載のレンズモジュール。
【請求項3】
前記収容部の内壁には、雌ねじが設けられ、前記鏡筒の外壁には、雄ねじが設けられ、前記雌ねじと前記雄ねじとが接続されることにより前記鏡筒が前記収容部に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズモジュール。
【請求項4】
前記支持部には、貫通孔が設けられており、前記レンズモジュールは、フィルタをさらに備え、前記フィルタが前記貫通孔に取り付けられ、前記フィルタは前記光学ユニットと同じ光軸を共有することを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズモジュール。
【請求項5】
前記支持部の前記レンズユニットから離れた側には、前記貫通孔を取り囲む沈降溝が設けられており、前記フィルタが前記沈降溝に取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載のレンズモジュール。
【請求項6】
前記沈降溝内に接着剤層または両面テープが設置されていることを特徴とする請求項5に記載のレンズモジュール。