IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ メニコン シンガポール ピーティーイー. リミテッドの特許一覧

特開2023-99761処方された光学デバイスを評価する方法及びシステム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023099761
(43)【公開日】2023-07-13
(54)【発明の名称】処方された光学デバイスを評価する方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
   G16H 20/00 20180101AFI20230706BHJP
【FI】
G16H20/00
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023086045
(22)【出願日】2023-05-25
(62)【分割の表示】P 2019558682の分割
【原出願日】2018-04-30
(31)【優先権主張番号】10201703534X
(32)【優先日】2017-04-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】SG
(71)【出願人】
【識別番号】508055973
【氏名又は名称】メニコン シンガポール ピーティーイー. リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100083895
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 茂
(74)【代理人】
【識別番号】100175983
【弁理士】
【氏名又は名称】海老 裕介
(72)【発明者】
【氏名】ニューマン, ステファン ディー.
(57)【要約】
【課題】処方されたデバイスを簡易に評価する方法を提供すること。
【解決手段】システムによって実行される、処方された光学デバイスを評価する方法である。この方法は、ユーザーに処方された光学デバイスをユーザーのユーザープロファイルで特定する段階と、処方された光学デバイスに関連する情報を含むユーザーインターフェースをネットワークデバイスに生成する段階と、ユーザーインターフェースの情報に応じてネットワークデバイスでの入力を検出する段階と、処方された光学デバイスの配給システムの1つ又はそれ以上のメンバーを特定する段階と、ユーザーを配給システムの1つ又はそれ以上のメンバーへリンク付ける段階と、検出した入力に基づいて配給システムの1つ又はそれ以上のメンバーにフィードバックを送信する段階と、を含む。
【選択図】図19

【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムによって実行される、処方された光学デバイスを評価する方法であって、
ユーザーに処方された光学デバイスを前記ユーザーのユーザープロファイルで特定する段階と、
前記処方された光学デバイスに関連する情報を含むユーザーインターフェースをネットワークデバイスに生成する段階と、
前記ユーザーインターフェースの前記情報に応じて前記ネットワークデバイスでの入力を検出する段階と、
前記処方された光学デバイスの配給システムの1つ又はそれ以上のメンバーを特定する段階と、
前記ユーザーを前記配給システムの前記1つ又はそれ以上のメンバーへリンク付ける段階と、
前記検出した入力に基づいて前記配給システムの前記1つ又はそれ以上のメンバーにフィードバックを送信する段階と、
を含む、方法。
【請求項2】
前記ユーザーを前記配給システムの前記1つ又はそれ以上のメンバーへリアルタイムでリンク付ける段階をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ユーザーをリンク付ける段階が、前記1つ又はそれ以上のメンバーとのテキスト通信チャネルを開く段階を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記フィードバックが、前記ユーザーインターフェースの前記情報に基づく処理済情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記配給システムの少なくとも1つのメンバーが、前記処方された光学デバイスの処方者と、前記処方された光学デバイスの供給者と、前記処方された光学デバイスの製造者と、のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記処方された光学デバイスが、コンタクトレンズ又は眼鏡のいずれかである、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記処方された光学デバイスに関連する前記情報が、眼快適さレベル、眼乾燥レベル、及び前記処方された光学デバイスをユーザーの眼に挿入することについての態様のうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
システムによって実行される、処方された光学デバイスを評価する方法であって、
ユーザーに処方された光学デバイスの配給システムの1つ又はそれ以上のメンバーを特定する段階と、
前記処方された光学デバイスに関連する情報を表示するようにされたユーザーインターフェースを有するネットワークデバイスを介して前記処方された光学デバイスについての入力を受信する段階と、
前記入力に含まれる不満足評定の総数を集計することによって前記入力を分析する段階と、
前記不満足評定に基づいてフィードバック応答を生成し、前記処方された光学デバイスの前記配給システムの前記特定された1つ又はそれ以上のメンバーに連絡する段階と、
を含む、方法。
【請求項9】
前記ユーザーインターフェースが第1のユーザーインターフェースであり、
前記処方された光学デバイスに関連する処理済情報を含む第2のユーザーインターフェースを前記ネットワークデバイスに生成する段階をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記フィードバック応答を生成することに応じて、前記配給システムの前記1つ又はそれ以上のメンバーから情報を受信する段階をさらに含み、
前記第2のユーザーインターフェースの前記処理済情報が、前記配給システムの前記1つ又はそれ以上のメンバーから受信した前記情報に基づいている、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記フィードバック応答を生成することが、第1のユーザーのための第1のユーザーインターフェースを生成することと、前記第1のユーザーインターフェースとは異なる第2のユーザーのための第2のユーザーインターフェースを生成することと、を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記不満足評定の総数を集計することによって前記入力を分析する段階が、前記処方された光学デバイスに関連する前記情報を前記処方された光学デバイスのバッチグループ識別子と関連付けることを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記不満足評定の総数を集計することによって前記入力を分析する段階が、前記処方された光学デバイスに関連する前記情報を前記処方された光学デバイスの製造の少なくとも1つの態様と関連付けることを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記不満足評定の総数を集計することによって前記入力を分析する段階が、前記処方された光学デバイスに関連する前記情報を前記処方された光学デバイスの処方者と関連付けることを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項15】
前記入力に含まれる不満足評定の総数の閾値に達したことに応じて、製造プロセスの変更を勧告する段階をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項16】
処方された光学デバイスを評価するためのシステムであって、
プロセッサと、
ユーザーインターフェースを画定するようにされた、ネットワークデバイスのディスプレイと、
前記プロセッサに接続されたメモリであって、命令を記憶するためのメモリと、
を備え、
前記命令は、前記プロセッサによって実行されたときに、前記プロセッサに、
ユーザーに処方された光学デバイスを前記ユーザーのユーザープロファイルで特定すること、
前記処方された光学デバイスの配給システムの1つ又はそれ以上のメンバーを特定すること、
前記処方された光学デバイスに関連する情報を含む第1のユーザーインターフェースを前記ディスプレイに生成すること、
前記ネットワークデバイスを介して前記処方された光学デバイスに関連する1つ又はそれ以上の入力を受信すること、及び
前記受信した入力を使用して、前記処方された光学デバイスに関連する処理済情報を含む第2のユーザーインターフェースを生成すること、
をさせるようにされた、システム。
【請求項17】
前記処方された光学デバイスの配給システムの前記1つ又はそれ以上のメンバーの少なくとも1つが、前記処方された光学デバイスの処方者、前記処方された光学デバイスの供給者、又は前記処方された光学デバイスの製造者を含む、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記処方された光学デバイスが、コンタクトレンズ又は眼鏡を含む、請求項16に記載のシステム。
【請求項19】
前記命令が前記プロセッサによってさらに、前記処方された光学デバイスに関連する情報における不満足閾値評定を受信したことに応じて、前記処方された光学デバイスに関連する1つ又はそれ以上の入力を前記ネットワークデバイスを介して提供したユーザーを、前記処方された光学デバイスの配給システムの1つ又はそれ以上のメンバーへリンク付けすることを実行可能である、請求項16に記載のシステム。
【請求項20】
前記第2のユーザーインターフェースが、前記ユーザーを前記処方された光学デバイスの配給システムの1つ又はそれ以上のメンバーへリアルタイムでリンク付けすることを含む、請求項16に記載のシステム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、処方された光学デバイスを評価する方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
[0001]眼鏡やコンタクトレンズを装用する人が、眼鏡やコンタクトレンズのための処方箋を受け取ることができるよう自分の視力を測定するために医者を訪ねることはよくある。処方箋は患者へ与えられ、患者は供給者を通して眼鏡又はコンタクトレンズを注文する。多くの場合、医者と供給者は公式な関係を持たない異なった主体である。供給者は、オンライン小売業のこともあれば、スーパーマーケット、商店街、事業所、又は別の場所での賃貸スペースを離れて営業する事業体のこともある。供給者が処方箋を受け取ると、供給者は、既に在庫にある眼鏡又はコンタクトレンズで以て処方箋に合う適切な眼鏡又はコンタクトレンズを提供することもあれば、眼鏡又はコンタクトレンズを製造者に発注することもある。医者と供給者及び/又は製造者との間のコミュニケーションが限定されるのはよくあることだが、ユーザーは供給者や製造者よりも医者とコミュニケーションを取る傾向が強い。
【0003】
[0002]更に、患者は眼のケアとは別に多くの他の理由で医者を訪ねることもある。例えば、患者は、身体的不調と同じく精神的不調についても医者に治療を求めることがある。大抵、医者は、患者が訴える諸症状に基づき、患者が励行するべき特定の治療計画を案出又は処方するかもしくは患者の身体的又は精神的な健康をモニターしようとするだろう。しかしながら、患者は来院から次の来院までに長い期間を経ることもある。結果として、治療計画が患者にとってどのように効いているか、治療計画の副作用はどうか、患者は治療計画を励行しているのかどうか、治療計画には何らかの調整がなされるべきかどうか、という様な重要な情報を医者は断続的にしか受け取れないことになってしまう。患者が直接来院とは別に医者へ情報を定期的に報告することができる場合でも、なお患者は、報告された情報に基づいた自分たちの医者からの更新又は他の情報をタイムリーに受け取ることができないこともある。
【0004】
[0003]医者と対話するためのシステムの1つの型が、ニッキ・イラバニ(Nikki Iravani)に発行されている米国特許公開第2015/0127359号に開示されている。この文献では、ユーザーのための対話プラットフォームをホストするシステムが、ネットワークと、ホストコンピュータと、を備えている。ホストコンピュータはネットワークへ接続されていて、ホストコンピュータは、ユーザーインターフェース式管理の目的で1人又はそれ以上のユーザーが対話するためのヘルスケア管理プラットフォームを提供している。ユーザーは、少なくとも1つのヘルスケアプロバイダユーザーと、少なくとも1つの患者ユーザーと、患者ユーザーがヘルスケア管理プラットフォームにアクセスするためのモバイルアプリケーションインターフェースモジュールと、ヘルスケアプロバイダユーザーがヘルスケア管理プラットフォームにアクセスするためのダッシュボードインターフェースモジュールと、患者ユーザーがヘルスケアプロバイダユーザーとのアポイントメントをモバイルアプリケーションインターフェースモジュールを介して要求できるようにするアポイントメントモジュールと、で構成されている。アポイントメントモジュールは、更に、ヘルスケアプロバイダがアポイントメント要求に対しダッシュボードインターフェースモジュールを介して応答できるようにしている。1つの実施形態では、ヘルスケア管理プラットフォームは、更に、メッセージングモジュールで構成されていて、メッセージングモジュールは、患者ユーザーがヘルスケアプロバイダユーザーへ連絡できるようにし、またヘルスケアプロバイダユーザーが患者ユーザーへ連絡するのを可能にしている。この公開はここに参考文献としてそれが開示する全てについて援用される。
【発明の概要】
【0005】
[0004]1つの実施形態では、方法が、ユーザープロファイルと処方された光学デバイスとをマッチングする段階と、処方された光学デバイスと処方された光学デバイスの配給システムの複数のメンバーとをマッチングする段階と、処方された光学デバイスについての情報をユーザーインターフェースを通して要求する段階と、情報を要求したことに応じて情報を受信する段階と、受信した情報に基づくフィードバックを配給システムのメンバーの1つへ送信する段階と、を含み得る。
【0006】
[0005]1つの実施形態では、装置が、ユーザープロファイルと処方された光学デバイスとをマッチングするための手段と、処方された光学デバイスと処方された光学デバイスの配給システムの複数のメンバーとをマッチングするための手段と、処方された光学デバイスについての情報をユーザーインターフェースを通して要求するための手段と、情報を要求したことに応じて情報を受信するための手段と、受信した情報に基づくフィードバックを配給システムのメンバーの1つへ送信するための手段と、を含み得る。
【0007】
[0006]1つの実施形態では、装置が、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶されている命令と、を含み得る。命令は、プロセッサに、ユーザープロファイルと処方された光学デバイスとをマッチングすること、処方された光学デバイスと処方された光学デバイスの配給システムの複数のメンバーとをマッチングすること、処方された光学デバイスについての情報をユーザーインターフェースを通して要求すること、情報を要求したことに応じて情報を受信すること、及び、受信した情報に基づくフィードバックを配給システムのメンバーの1つへ送信すること、をさせるようになっていてもよい。
【0008】
[0007]1つの実施形態では、非一時的コンピュータ可読媒体が、プロセッサに、ユーザープロファイルと処方された光学デバイスとをマッチングすること、処方された光学デバイスと処方された光学デバイスの配給システムの複数のメンバーとをマッチングすること、処方された光学デバイスについての情報をユーザーインターフェースを通して要求すること、情報を要求したことに応じて情報を受信すること、及び受信した情報に基づくフィードバックを配給システムのメンバーの1つへ送信すること、をさせるようにする命令を含み得る。
【0009】
[0008]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、配給システムのメンバーの少なくとも1つは処方された光学デバイスの処方者であり得る。
【0010】
[0009]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、配給システムのメンバーの少なくとも1つは処方された光学デバイスの供給者であり得る。
【0011】
[0010]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、配給システムのメンバーの少なくとも1つは処方された光学デバイスの製造者であり得る。
【0012】
[0011]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、処方された光学デバイスはコンタクトレンズであり得る。
【0013】
[0012]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、処方された光学デバイスは眼鏡であり得る。
【0014】
[0013]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、情報は眼快適さレベルを含む。
【0015】
[0014]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、情報は眼乾燥レベルを含む。
【0016】
[0015]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、情報は処方された光学デバイスをユーザーの眼へ装着することについての態様を含む。
【0017】
[0016]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例は、更に、要求された情報を送信したことに応じてユーザーへ特典を与えるためのプロセス、機構、手段、又は命令を含み得る。
【0018】
[0017]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、特典は処方された光学デバイスの将来的購入に対する値引きを含む。
【0019】
[0018]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例は、更に、要求された情報における不満足閾値評定を受信したことに応じて、要求された情報に返答したユーザーを配給システムのメンバーへリンク付けるためのプロセス、機構、手段、又は命令を含み得る。
【0020】
[0019]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例は、更に、ユーザーをメンバーへリアルタイムでリンク付けるためのプロセス、機構、手段、又は命令を含み得る。
【0021】
[0020]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例は、更に、リンク付ける段階が配給システムのメンバーとのテキスト通信チャネルを開く段階を含む場合のプロセス、機構、手段、又は命令を含み得る。
【0022】
[0021]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、フィードバックは受信した情報に基づく処理済情報を含む。
【0023】
[0022]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、処理済情報は不満足評定の頻度を含む。
【0024】
[0023]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、処理済情報は、受信した情報を処方された光学デバイスの材料と関連付けることを含む。
【0025】
[0024]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、処理済情報は、受信した情報を処方された光学デバイスの製造日と関連付けることを含む。
【0026】
[0025]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、処理済情報は、受信した情報を処方された光学デバイスを使用するユーザーの所在地と関連付けることを含む。
【0027】
[0026]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、処理済情報は、受信した情報を処方された光学デバイスを使用するユーザーの地域の天候の少なくとも1つの態様と関連付けることを含む。
【0028】
[0027]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、処理済情報は、受信した情報を処方された光学デバイスのバッチグループ識別子と関連付けることを含む。
【0029】
[0028]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、処理済情報は、受信した情報を処方された光学デバイスの製造の少なくとも1つの態様と関連付けることを含む。
【0030】
[0029]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、処理済情報は、受信した情報を処方された光学デバイスの処方者と関連付けることを含む。
【0031】
[0030]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例は、更に、配給システムのメンバーとのアポイントメントをスケジュールするためのオプションを提示する段階を含むリンク付ける段階のためのプロセス、機構、手段、又は命令を含み得る。
【0032】
[0031]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、フィードバックは未処理フォーマットでの受信した情報を含む。
【0033】
[0032]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例は、更に、受信した情報をサーバーへ送信するためのプロセス、機構、手段、又は命令を含み得る。上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例は、更に、サーバーでフィードバックを生成するためのプロセス、機構、手段、又は命令を含み得る。
【0034】
[0033]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例は、更に、情報を日別に要求する段階を含む情報を要求する段階のためのプロセス、機構、手段、又は命令を含み得る。
【0035】
[0034]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例は、更に、受信したデータを集計するためのプロセス、機構、手段、又は命令を含み得る。
【0036】
[0035]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例は、更に、処方された光学デバイスの使用に関する指示を提供するためのプロセス、機構、手段、又は命令を含み得る。
【0037】
[0036]上述の方法、装置、及び非一時的コンピュータ可読媒体の幾つかの実施例では、処方された光学デバイスはコンタクトレンズであり得る。
【0038】
[0037]1つの実施形態では、方法が、ユーザープロファイルと処方された光学デバイスとをマッチングする段階と、処方された光学デバイスと処方された光学デバイスの配給システムの複数のメンバーとをマッチングする段階と、処方された光学デバイスについての快適さ情報を要求する段階と、快適さ情報を要求したことに応じて快適さ情報を受信する段階と、受信した快適さ情報をサーバーへ送信する段階と、受信した快適さ情報をサーバーで処理する段階と、受信した快適さ情報に基づくフィードバックを配給システムのメンバーの1つへ送信する段階と、要求された情報における不満足閾値評定を受信したことに応じて、要求された快適さ情報に返答したユーザーを配給システムのメンバーへリンク付ける段階と、を含み得る。
【0039】
[0038]1つの実施形態では、装置が、ユーザープロファイルと処方された光学デバイスとをマッチングするための手段と、処方された光学デバイスと処方された光学デバイスの配給システムの複数のメンバーとをマッチングするための手段と、処方された光学デバイスについての快適さ情報を要求するための手段と、快適さ情報を要求したことに応じて快適さ情報を受信するための手段と、受信した快適さ情報をサーバーへ送信するための手段と、受信した快適さ情報をサーバーで処理するための手段と、受信した快適さ情報に基づくフィードバックを配給システムのメンバーの1つへ送信するための手段と、要求された情報における不満足閾値評定を受信したことに応じて、要求された快適さ情報に返答したユーザーを配給システムのメンバーへリンク付けるための手段と、を含み得る。
【0040】
[0039]1つの実施形態では、装置が、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶されている命令と、を含み得る。命令は、プロセッサに、ユーザープロファイルと処方された光学デバイスとをマッチングすること、処方された光学デバイスと処方された光学デバイスの配給システムの複数のメンバーとをマッチングすること、処方された光学デバイスについての快適さ情報を要求すること、快適さ情報を要求したことに応じて快適さ情報を受信すること、受信した快適さ情報をサーバーへ送信する、受信した快適さ情報をサーバーで処理すること、受信した快適さ情報に基づくフィードバックを配給システムのメンバーの1つへ送信すること、及び、要求された情報における不満足閾値評定を受信したことに応じて、要求された快適さ情報に返答したユーザーを配給システムのメンバーへリンク付けること、をさせるようになっていてもよい。
【0041】
[0040]1つの実施形態では、非一時的コンピュータ可読媒体が、プロセッサに、ユーザープロファイルと処方された光学デバイスとをマッチングすること、処方された光学デバイスと処方された光学デバイスの配給システムの複数のメンバーとをマッチングすること、処方された光学デバイスについての快適さ情報を要求すること、快適さ情報を要求したことに応じて快適さ情報を受信すること、受信した快適さ情報をサーバーへ送信すること、受信した快適さ情報をサーバーで処理すること、受信した快適さ情報に基づくフィードバックを配給システムのメンバーの1つへ送信すること、及び、要求された情報における不満足閾値評定を受信したことに応じて、要求された快適さ情報に返答したユーザーを配給システムのメンバーへリンク付けること、をさせるようにする命令を含み得る。
【0042】
[0041]1つの実施形態では、方法が、製造者にマッチングされた処方された光学デバイスについてのリアルタイム快適さ情報を受信する段階と、快適さ情報の中に含まれる不満足評定の総数を集計することによって快適さ情報を分析する段階と、不満足評定の型を類別する段階と、不満足評定の既定閾値に達したことに応じて、製造プロセスへの変更を勧告する段階と、を含み得る。
【0043】
[0042]1つの実施形態では、装置が、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶されている命令と、を含み得る。命令は、プロセッサに、製造者にマッチングされた処方された光学デバイスについてのリアルタイム快適さ情報を受信すること、快適さ情報の中に含まれる不満足評定の総数を集計することによって快適さ情報を分析すること、不満足評定の型を類別すること、及び、不満足評定の既定閾値に達したことに応じて、製造プロセスへの変更を勧告すること、をさせるようになっていてもよい。
【0044】
[0043]1つの態様では、コンタクトレンズの快適さレベルを追跡するためのシステムが、第1のユーザーと関連付けられる遠隔場所と通信している第1の移動体デバイスと、第2のユーザーと関連付けられる遠隔場所と通信している第2の移動体デバイスと、第1のユーザー及び第2のユーザーからの返答を別々の分類へ類別するフィードバック管理部であって、分類の少なくとも1つは否定的分類である、フィードバック管理部と、或る割合の返答が否定的分類へ類別されたときに否定的分類内に類別されている返答間の共通特性を特定する集計部と、否定的分類内の共通特性に基づき行動を勧告する勧告部と、を含み得る。
【0045】
[0044]上述の方法及び装置の幾つかの実施例は、更に、製造プロセスの一部分を一時的に停止させることを含む変更を勧告するためのプロセス、機構、手段、又は命令を含み得る。
【0046】
[0045]上述の方法及び装置の幾つかの実施例は、更に、処方された光学デバイスのバッチに含まれる材料に対する材料変更を含む変更を勧告するためのプロセス、機構、手段、又は命令を含み得る。
【0047】
[0046]上述の方法及び装置の幾つかの実施例は、更に、処方された光学デバイスのバッチに含まれる幾何学形状に対する幾何学形状変更を含む変更を勧告するためのプロセス、機構、手段、又は命令を含み得る。
【0048】
[0047]上述の方法及び装置の幾つかの実施例は、更に、処方された光学デバイスのバッチに含まれる保存寿命に対する保存寿命変更を勧告するためのプロセス、機構、手段、又は命令を含み得る。
【0049】
[0048]1つの実施形態では、処方された製品又はサービスを評価する方法及び装置が、ユーザープロファイルと処方された製品又はサービスとをマッチングする段階と、ユーザーからの情報を受信する段階と、受信した情報に基づく自動フィードバック応答を生成する段階と、を含み得る。
【0050】
[0049]上述の方法及び装置の幾つかの実施例は、更に、受信した情報及び自動フィードバック応答を医者又は他の医療専門家へ提供する段階と、医者又は他の医療専門家からの返答に少なくとも部分的に基づくフィードバックをユーザーインターフェースを通して送信する段階と、を含み得る。
【0051】
[0050]上述の方法及び装置の幾つかの実施例は、更に、バイオマーカー情報を分析する段階を含み得る。
【0052】
[0051]上述の方法及び装置の幾つかの実施例は、更に、ユーザーからの情報をユーザーインターフェースを通して要求する段階を含み得る。
【0053】
[0052]上述の方法及び装置の幾つかの実施例は、更に、医者のアバターをユーザーインターフェースを介して表示する段階を含み得る。
【0054】
[0053]上述の方法及び装置の幾つかの実施例は、更に、アバターがフィードバックをユーザーへ届ける段階を含み得る。
【0055】
[0054]上述の方法及び装置の幾つかの実施例は、更に、事実を人工知能システムへ入力する段階を含む自動フィードバック応答を生成する段階を含み得る。
【図面の簡単な説明】
【0056】
図1】[0055]本開示の諸態様による、処方されたデバイス又はサービスを評価するためのデバイスの一例を描いている。
図2】[0056]本開示の諸態様による、処方されたデバイス又はサービスを評価するためのデバイスの一例を描いている。
図3】[0057]本開示の諸態様による、処方されたデバイス又はサービスを評価するためのデバイスの一例を描いている。
図4】[0058]本開示の諸態様による、処方されたデバイス又はサービスを評価するためのデバイスの一例を描いている。
図5】[0059]本開示の諸態様による、処方されたデバイス又はサービスを評価するためのデバイスの一例を描いている。
図6】[0060]本開示の諸態様による、処方されたデバイス又はサービスを評価するためのデバイスの一例を描いている。
図7】[0061]本開示の諸態様による、処方されたデバイス又はサービスを評価するためのデバイスの一例を描いている。
図8】[0062]本開示の諸態様による、処方されたデバイス又はサービスを評価するためのデバイスの一例を描いている。
図9A】[0063]本開示の諸態様による、処方されたデバイス又はサービスを評価するためのデバイスの一例を描いている。
図9B】[0064]本開示の諸態様による、処方されたデバイス又はサービスを評価するためのデバイスの一例を描いている。
図9C】[0065]本開示の諸態様による、処方されたデバイス又はサービスを評価するためのデバイスの一例を描いている。
図9D】[0066]本開示の諸態様による、処方されたデバイス又はサービスを評価するためのデバイスの一例を描いている。
図9E】[0067]本開示の諸態様による、処方されたデバイス又はサービスを評価するためのデバイスの一例を描いている。
図10】[0068]本開示の諸態様による、情報を提供し、処方されたデバイス又はサービスを評価するためのデバイスの一例を描いている。
図11】[0069]本開示の諸態様による、情報を提供し、処方されたデバイス又はサービスを評価するためのデバイスの一例を描いている。
図12】[0070]本開示の諸態様による、情報を提供し、処方されたデバイス又はサービスを評価するためのデバイスの一例を描いている。
図13】[0071]本開示の諸態様による、情報を提供し、処方されたデバイス又はサービスを評価するためのデバイスの一例を描いている。
図14】[0072]本開示の諸態様による評価システムのブロック線図の一例を描いている。
図15】[0073]本開示の諸態様による評価システムのブロック線図の一例を描いている。
図16】[0074]本開示の諸態様による評価システムのブロック線図の一例を描いている。
図17】[0075]本開示の諸態様による、処方されたデバイスを評価する方法の一例を描いている。
図18】[0076]本開示の諸態様による、処方されたデバイスを評価する方法の一例を描いている。
図19】[0077]本開示の諸態様による、処方されたデバイスを評価する方法の一例を描いている。
図20】[0078]本開示の諸態様による、処方されたデバイスを評価する方法の一例を描いている。
図21】[0079]本開示の諸態様による、処方された製品又はサービスを評価するシステムの一例を描いている。
図22】[0080]本開示により使用され得る一例としてのシステムを説明するブロック線図を描いている。
【発明を実施するための形態】
【0057】
[0081]本開示に記載されている原理は、患者と治療する医者との間のコミュニケーションを改善するためのシステム、方法、及びデバイスを含む。加えて、本例示的システム及び方法は、処方された医薬品、コンタクトレンズや眼鏡の様な光学デバイス、又は他のデバイスを使用する患者と処方されたデバイスを配給するための配給システムのメンバーとの間のコミュニケーションを改善する。配給システムのメンバーは、眼科医、検眼医、眼鏡技師、医師、療法士、別の種類の有資格医療専門家、又はそれらの組合せ、の様な処方者を含み得る。同じく、供給者及び製造者も処方されたデバイスの配給システムのメンバーであり得る。
【0058】
[0082]ここに開示されている原理は、更に、アルツハイマー病、うつ病、及び不安の様な1つ又はそれ以上の精神的又は身体的な病態について治療又はモニタリングを受ける患者と、精神的又は身体的な病態を治療するための医療チームの1人又はそれ以上のメンバーとの間のコミュニケーションを改善するためのシステム、方法、及びデバイスを含む。医療チームのメンバーは、医者、療法士、看護師、医療助手、別の種類の医療専門家、又はそれらの組合せ、の様な処方者を含み得る。医療チームは、同じく、医薬品、デバイス、又はそれらの組合せを配給するための配給システムのメンバーを含み得る。配給システムのメンバーは、医薬品又はデバイス又はそれらの組合せの供給者、製造者、又は配給者を含み得る。
【0059】
[0083]ここに開示されている原理は、光学デバイス、医薬品、他のデバイス、サービス、及び治療計画の様な、処方された製品又はサービスのユーザーからのフィードバックを得て、配給システムのメンバーと医療チームのメンバーとユーザーとの間にリアルタイム通信リンクを開き、配給システムのメンバーと医療チームのメンバーとユーザーとの間にアポイントメントを設定し、結果的にユーザーへの処方間又は治療計画間の改善をもたらし及び/又は処方された医薬品、光学デバイス、又は他のデバイスへの改善をもたらす方途を含み得る。例えば、本開示に記載されている原理を通して円滑化されるフィードバックは、過去には医療チーム、製造者、又は供給者には知られていなかったデータの分析を含み得る。この情報は、眼鏡、コンタクトレンズ、医薬品、他のデバイス、又は治療計画の、材料、幾何学形状、保存寿命、水溶液、包装、指示、用量、構成、又は他の態様における変更についての勧告を行うのに使用できる。
【0060】
[0084]ここに開示されている原理は、更に、ユーザーとユーザーの医者又は医療専門家との間の、関与、データ収集、及びコミュニケーションを強化するためのデバイス及び方法を含み得る。例えば、ここに記載されているデバイスは、処方された製品又はサービスへの更に高いユーザー関与をもたらし、それが結果的に医者の指示のユーザーによる遵守を強化することにつながり得る。言い換えると、ここに記載のデバイス及び方法の、直接来院又は電話通話以外でも医者とユーザーの間のコミュニケーションを円滑化するという能力が、かくして、ユーザー満足度の向上をもたらし、また医者がユーザーの健康及び遵守をモニターすることをやり易くする。ここに開示されている原理は、更に、医者が、患者からの直接来院のみに制約されている場合に果たし得るより多くのユーザーと対話することを可能にし、それにより医者が自身の実務を拡大できるようにする。
【0061】
[0085]本開示に記載されている原理の1つの態様では、移動体デバイスが、医薬品、デバイス、サービス、治療計画、又は、コンタクトレンズの様な光学デバイスに対する改善を推進する入力を提供するべく画期的なやり方で使用される。幾つかの実施形態では、この情報は、例えば1つ又はそれ以上のセンサを介して自動的に収集されたデータによって補充される。1つの特定の実施例では、移動体デバイスが、複数のユーザーからの快適さレベル情報を得て、否定的返答の特定の既定閾値が得られたときのデータを集計し、コンタクトレンズを改善するのに使用される入力を提供する。一部の事例では、事前に特定されている母集団からの否定的応答が特定の割合になると、コンタクトレンズ製造者が解決するべき問題を特定するグループ分け/マッチングプロセスを開始する。
【0062】
[0086]別の実施例では、移動体デバイスは、幸福感レベル、疼痛レベル、認知レベル、生理学的情報、及びそれらの組合せの様な、患者からの情報を得る。得られた情報は、医療チームに提供されてもよいし、又は患者に定期購入される特定の医薬品、デバイス、サービス、又は治療計画の効きをモニターする又はそれらの詳細事項を調整するのに情報を使用することのできる他の当事者へ提供されてもよい。一部の事例では、複数のユーザーからの情報が集計され、複数のユーザーによって使用される特定の医薬品、デバイス、サービス、又は治療計画の改善に使用されることができる。
【0063】
[0087]幾つかの実施形態では、患者の精神的又は身体的な健康、個人履歴、医薬品、デバイス、サービス、治療計画、又はそれらの組合せに関係する情報を患者へ提供するために移動体デバイスが使用されてもよい。一部の事例では、患者へ提供される情報は、医者の様な医療チームのメンバーによってモニターされ、判定され、又はそれ以外に制御されてもよい。例えば、移動体デバイスが、アルツハイマー病を患う患者に、患者の所在地、健康状態、治療計画についての指示、日付、又は医療チームのメンバーによって判断されるところの何れかの他の関連情報を提供するようになっていてもよい。
【0064】
[0088]幾つかの実施形態では、ユーザーの精神的又は身体的な健康、個人履歴、医薬品、デバイス、サービス、治療計画、又はそれらの組合せに関係する情報をユーザーから自動的に収集するために1つ又はそれ以上のセンサが使用されてもよい。例えば、一部の事例では、1つ又はそれ以上のセンサを含むコンタクトレンズが、ユーザーの涙液から生物学的情報を収集するようになっていてもよい。一部の事例では、収集された情報は、分析及びモニタリングのために医者へ提供されてもよい。次いで医者からの何らかのフィードバック又は返答がここに記載のデバイスによってユーザーへ提供されてもよい。
【0065】
[0089]図1は、ユーザーインターフェース101を含んでいるデバイス100の一例を描いている。デバイス100は、移動体デバイス、コンピューティングデバイス、スマートフォン、電子タブレット、ラップトップ、デスクトップ、デジタルデバイス、ネットワーク化されたデバイス、別の型のデバイス、又はそれらの組合せの様な、適切な如何なる型のデバイスであってもよい。ユーザーインターフェース101は、適切な如何なる型のユーザーインターフェースであってもよい。幾つかの実施例では、ユーザーインターフェースはタッチスクリーンである。他の実施例では、ユーザーインターフェースは、ボタン、ノブ、ダイヤル、レバー、スイッチ、スクロールバー、スクロールボール、マウスパッド、ジェスチャ認識カメラ、マイクロフォン、他の型のユーザーインターフェースメカニズム、又はそれらの組合せを含む。
【0066】
[0090]この実施例では、ユーザーインターフェース101は、ユーザープロファイルを作成するための複数のフィールドをユーザーへ提示している。この事例では、ユーザープロファイルは、異なる型の情報のうちの少なくとも1つを提示されている異なるフィールドへ入力することによって作成される。この実施例では、フィールドは、氏名フィールド102、性別フィールド104、生年月日フィールド106、Eメールフィールド108、電話番号フィールド110、住所フィールド112、国籍フィールド114、及びパスワードフィールド116を含んでいる。この実施例は、特定の型のフィールドと共に提示されているが、他の実施例は図1の実施例に提示されているより多いか又はより少ないフィールドを含んでいてもよい。更に、幾つかの実施形態では、例えば医者の様な医療提供者のファイルに既にある患者情報を使用して、1つ又はそれ以上の情報フィールドが自動的に書き込まれるようになっていてもよい。幾つかの実施形態では、ユーザーインターフェース101は、予め形成されたユーザープロファイルを、その中に提供されている情報の確証のためにユーザーへ提示することができる。
【0067】
[0091]ユーザープロファイルの様々なフィールドは、特に国籍、年齢、機密性の高い医療情報、及び性別の様な医者が持つ情報が製造者に知られてはならないか又は保護されるべき個人的健康情報であり得る場合において、そうでない場合には利用できたであろう患者フィードバックよりも多くの患者フィードバックを提供することによって、製造者、供給者、及び医者を支援することができる。コンタクトレンズ、眼鏡、医薬品、デバイス、サービス、又は治療計画に係る本人の体験に影響する問題が、或る特定の国籍、或る特定の年齢層、或る特定の居住区域、他の型のユーザー特性、又はそれらの組合せに、より共通しているということが往々にしてある。
【0068】
[0092]ユーザープロファイルは、ユーザーの医者、及びユーザーによって使用される処方された製品又はサービスにマッチングされる。これは、ユーザーの医者に関する情報をプロファイルへ入力することによって果たされることができる。幾つかの事例では、ユーザーは更に自分の供給者にマッチングされる。情報は、更に、電話器に情報を入力することによって収集されることができる。時間が経てば、ユーザーがプロバイダ及び/又は医者を変えることもある。それらの状況では、ユーザーはプロファイル内の情報を更新することができる。他の実施例では、この情報は別の適切なやり方を通して更新されることもできる。例えば、ユーザーがコンタクトレンズのセットを購入したときに、ユーザーのプロファイルに情報がプッシュされるように供給者が仕向けるようになっていてもよい。幾つかの実施形態では、ユーザーが医者を変えたとき又はユーザーが初めて医者にかかり始めたときに、医者又は医療チームの別のメンバーがユーザーのプロファイルを更新するなりユーザーのプロファイルへ情報がプッシュされるように仕向けるなりするようになっていてもよい。かくして、供給者は、処方箋、処方箋を発行した医者、発注がなされた時期、など、のコピーを有することができるだろう。これは、ユーザーが供給者の事業場所の1つにいるときに遂行されてもよい。他の実施例では、眼鏡、コンタクトレンズ、医薬品、サービス、又は他のデバイスの購入は、ユーザーのプロファイルを通して起こるようになっていてもよい。
【0069】
[0093]幾つかの事例では、供給者及び/又は製造者は、ユーザーへ送信される処方された製品のそれぞれを特定することができる。例えば、各コンタクトレンズ包装体、医薬品包装体、又は他のデバイス包装体が、識別番号と共に又はユーザーのプロファイルへ記録されることになる別の型の識別子と共に識別されるようになっていてもよい。
【0070】
[0094]図2は、ユーザーがユーザープロファイルにアクセスすることを許可する前の認証のためのフィールドを提示しているデバイス200のユーザーインターフェースの一例を描いている。この実施例では、デバイスはEメールフィールド202とパスワードフィールド204を提示している。この実施例は、アクセスを認める前にユーザーを認証するための具体的な認証情報と共に描かれているが、他の実施例では適切な如何なる型の認証情報が使用されてもよい。
【0071】
[0095]図3は、製品又はサービス分類フィールドを提示しているデバイス300の一例を描いている。この実施例では、製品又はサービスの分類フィールドは、コンタクトレンズフィールド302、サングラスフィールド304、及び眼鏡フィールド306を含み得る。幾つかの実施形態では、デバイス300は、医薬品の1つ以上のクラス若しくは型、又は、移動体デバイス、医療デバイス、及び他の型のデバイスの様なデバイスの1つ以上のクラス若しくは型、又は、サービス、治療計画、若しくはそれらの組み合わせの1つ以上の型、を含む製品又はサービスの分類フィールドを提示することができる。ユーザーは、ユーザーによって注文されることになる処方された製品又はサービスについての自身のサーチを絞り込むべく該当するフィールドを選択することができる。一部の事例では、ユーザーは、単一の製品又はサービスを自分のプロファイルと関連付けさせることができる。他の実施例では、ユーザーは複数の製品又はサービスをユーザープロファイルと関連付けさせることができる。この実施例は特定の製品又はサービスの分類と共に描かれているが、他の実施例では適切な如何なる型の製品又はサービスの分類が使用されてもよい。
【0072】
[0096]図4は、製品又はサービス型フィールドを提示しているデバイス400の一例を描いている。この実施例では、製品又はサービス型フィールドは、コンタクトレンズ1型フィールド402、コンタクトレンズ2型フィールド404、及びコンタクトレンズ3型フィールド406を含み得る。幾つかの他の実施形態では、製品又はサービス型フィールドは、複数の医薬品型フィールド、複数のデバイス型フィールド、又は、複数のサービス若しくは治療計画フィールドを含み得る。ユーザーは、ユーザーによって購入される特定の製品若しくはサービスか、又はユーザーによって励行されるべき特定の計画についての自分のサーチを絞り込むべく該当するフィールドを選択することができる。一部の事例では、製品又はサービス型フィールドは、ユーザーによって購入されたことのある製品又はサービスしか提示しない。他の実施例では、製品又はサービス型フィールドは、ユーザーによって購入されたものより多くの製品又はサービス型を含んでいる。製品又はサービス型フィールドがユーザーによって購入されたことのない製品又はサービスに対応している状況では、ユーザーはそれらの製品又はサービス型についての全般的情報へのアクセスを得ることができる。製品又はサービス型の分類がユーザーによって実際に購入されたことのある製品又はサービスに対応している事例では、ユーザーは、購入日、出荷日、有効期限の様な情報、又はユーザーによって実際に購入されたことのある製品又はサービスの型に固有である他の情報へのアクセスを得ることができる。この実施例は特定の製品又はサービス型と共に描かれているが、他の実施例では製品又はサービスの適切な如何なる型が提示されてもよい。
【0073】
[0097]図5は、ユーザープロファイルを通してアクセスできる情報であって、ユーザーによって購入、定期購入、若しくはフォローされたことのある製品又はサービスの型についての情報、又は必ずしもユーザーによって購入されたことがあるとは限らない製品又はサービスの型についての情報、を提示するデバイス500の一例を描いている。この事例では、デバイス500は、製品又はサービス詳細フィールド502、保存指示フィールド504、及び装着指示フィールド506を提示している。ユーザーは、パンフレットを読むために、マニュアルを読むために、取扱説明書を読むために、案内ビデオを見るために、又は提示される製品若しくはサービスについての他の型の情報へのアクセスを得るために、これらのフィールドにアクセスすることができる。幾つかの実施形態では、デバイス500は、ユーザーによって購入又はフォローされたことのある、或いはユーザーによって購入され又はフォローされる可能性のある製品、医薬品、若しくは計画に関係する追加の情報を表示するようになっていてもよい。
【0074】
[0098]図6は、購入された製品、サービス、又は計画についての情報をデバイス600を通して要求する段階の一例を描いている。一部の実施例では、ユーザーが自分のユーザープロファイルにアクセスしたときにこれらの質問がアクセスされることになる。他の実施例では、時刻又は他の型のトリガに基づいて自動的にこれらの質問がユーザーへ提示されることになる。例えば、コンタクトレンズの感じはどうかについての要求が、一日を通して既定時刻に尋ねられるようになっていてもよい。他の実施例では、或る特定の製品、サービス、又は計画に係るユーザーの体験についての質問が提示されてもよく、例えば、ユーザーが自分のコンタクトレンズを装着したであろうと予想される直後の時点にて、ユーザーのコンタクトレンズ装着の体験についての質問が尋ねられてもよい。一部の事例では、一日を通してのユーザーの体験についての情報が日に一度だけ要求される場合には情報の要求が夜に受信されるようになっていてもよい。一部の事例では、ユーザーは、情報の一部又は全部が要求されるときを選択するオプションを有することができる。一部の事例では、ユーザーへ提示される質問は、ユーザーの処方医又は別のその様な医療専門家によって書かれるか、選択されるか、又はそれ以外に決められてもよい。このやり方では、ユーザーの医者は、ユーザーによって使用される製品、サービス、又は計画に対する何らかの評価又は修正をより十分に知らせるために、ユーザーからの自身の体験についての特定の情報を懇請することができるであろう。
【0075】
[0099]要求は、返答のための複数のオプションと共に提示されてもよい。この場合、ユーザーは、ユーザーの体験を最も適切に反映しているタッチスクリーンボタンを押すことになる。この実施例では、ユーザーには、「非常に簡単」ボタン602、「簡単」ボタン604、「まあまあ」ボタン606、「難しい」ボタン608、及び「非常に難しい」ボタン610が提示されている。他の実施例では、より多いボタン又はより少ないボタンがユーザーへ提示されてもよい。一部の事例では、気分、体験、感情、又は他の気持ちの様々な型が返答ボタン上に記載されていてもよい。1つの実施例では、ボタンはユーザー体験の異なる型を反映する顔の画像を用いて描かれることもできる。他の実施例では、言葉と画像が併せてボタン上に提示されている。また、返答メカニズムは、ユーザーの回答を伝える別の型のメカニズムを含んでいてもよい。例えば、デバイスは、ユーザーに、自分の体験を記述するためのオープンテキストフィールドを提示してもよい。別の実施例では、ユーザーは、自分の返答を聞き取れるように声に出す又はビデオメッセージを録画するというオプションを有していてもよい。更に別の実施形態では、ユーザーは自分の体験を数値で評定するように求められてもよい。要するに、ここに説明されている実施例は、提示及び/又は返答メカニズムの何れかの特定の型に限定され得ないということである。一部の事例では、医者、有資格医療専門家、医療チームのメンバー、又はそれらの組合せが、提示及び/又は返答メカニズムの具体的な型を決めてもよい。
【0076】
[0100]図7は、ユーザーから要求された様々な型の質問のサマリーの一例を提示しているデバイス700の一例を描いている。この実施例では、要求された情報の型は、レンズの取り扱いフィールド702、レンズ装用時間フィールド704、夕食後快適さレベルフィールド706、遠見視力フィールド708、読書視力フィールド710、別の型のフィールド、又はそれらの組合せを含み得る。
【0077】
[0101]一部の事例では、デバイス700はユーザーからの情報を日単位で要求する。一部の実施例では、同じ型の情報が毎日要求される。一部の実施例では、同じ型の情報が日に1回又はそれ以上の回数で要求されることもある。他の実施例では、異なる型の質問が異なる日に又は同じ日の異なる時刻に提示される。異なる質問を、時間の広がり、例えば複数日、複数時間、又は複数週などに亘って尋ねることは、医者、有資格医療専門家、医療チームのメンバー、又はそれらの組合せが、要求された情報をより多く手に入れることを可能にし、各日の情報要求でユーザーに負担をかけすぎることもなく、なおもデバイスが有用なサンプリングレートで情報を集めることを可能にする。加えて、システムによるユーザーとの定常的接触は、ユーザーと、医者、有資格医療専門家、医療チームのメンバー、又はそれらの組合せとの間に、関係の感覚を築く。
【0078】
[0102]加えて、デバイス700はユーザーから受信される返答を提示するようになっていてもよい。この実施例では、返答フィールド712はユーザーがコンタクトレンズの取り扱いに困難な時間を有したことを示し、返答フィールド714はユーザーが所与の日に15時間コンタクトンズを装用したことを示し、返答フィールド716はユーザーの装用体験は夕食後快適であったことを示し、返答フィールド718はユーザーの遠見視力が良好であったことを示し、返答フィールド720はユーザーの読書視力が良好であったことを示している。
【0079】
[0103]幾つかの実施例では、サマリーは特定の日にユーザーが提供した返答を表現している。一部の事例では、特定の日は返答が受信した日と同日である。幾つかの実施形態では、ユーザーは返答を再検討するために前の日を選択するというオプションを有していてもよい。サマリーは、複数返答の平均又は集計された量を表現していてもよい。
【0080】
[0104]幾つかの実施形態では、サマリーは、ユーザーから収集されたデータから自動的に生成されて、再検討、確証、又は他の目的でユーザーへ提示されることもある。一部の事例では、デバイス700は、ユーザーから自動的にデータを収集しデータをデバイス700へ中継する1つ又はそれ以上のセンサへ接続されていてもよい。例えば、一部の事例では、生理学的データ、コンタクトレンズが装用される期間、他のデータ、又はそれらの組合せの様な、ユーザーデータを収集するためにユーザーのコンタクトレンズが1つ又はそれ以上のセンサを含んでいてもよい。1つ又はそれ以上のセンサによって収集されたデータは、例えばワイヤレスネットワークを介して、デバイス700へ伝送されるなりそれ以外のやり方で提供されるなりすることができる。1つ又はそれ以上のセンサによって収集されたデータは、例えば既定時間の経過後に又は既定条件が満たされた後に、自動的にデバイス700へ提供されるようになっていてもよい。幾つかの実施例では、コンタクトレンズ内か又はコンタクトレンズケース内かどちらかのセンサがユーザーのバイオマーカーの変化を検知し、そのことがデバイス700と医者又は他の医療専門家との間の通信を生じさせるようになっていてもよい。一部の事例では、既定条件が満たされたとき、ユーザーはここに説明されている様に自身の身体的又は精神的な健康に関係する1つ又はそれ以上の質問に関して入力を要求されるようになっていてもよい。例えば、場合により、センサがバイオマーカーの変化を検知し、それがバイオマーカーデータベースと比較されたところ、眼の炎症と関連付けられる、ということがあるかもしれない。すると、デバイス700は、炎症の考えられる原因に関係のある質問に関してユーザーに入力を要求するよう動作され、次いで炎症の考えられる原因がバイオマーカーデータと共に医者へ提供されてもよい。
【0081】
[0105]幾つかの実施形態では、ユーザーは、データが、ユーザーの医者、有資格医療専門家、医療チームのメンバー、又はそれらの組合せへ提供される前、提供されている間、又は提供された後に、収集されたデータのサマリーをデバイス700上に提示される。とはいえ、場合により、データは、ユーザーへ提示されることなしに、ユーザーの医者、有資格医療専門家、医療チームのメンバー、又はそれらの組合せへ提供されてもよい。
【0082】
[0106]図8は、提供された情報にユーザーが少なくとも1つの好ましくない又は望ましくない評定を含んだとデバイスが判定したときに、ユーザーへメッセージを提示するデバイス800の一例を描いている。好ましくない評定は、不快のレベル、疼痛のレベル、否定的な気持ち、感情、又は感覚のレベル、ドライアイの様な生理学的情報、コンタクトレンズ装着の難しさの様な製品又はサービスを使用又は励行する際の困難、他の不満足問題、又はそれらの組合せを含み得る。一部の事例では、好ましくない評定に応答する閾値は、単一の不満足評定を含んでいること、である。他の事例では、閾値に達する前には追加の不満足評定が含まれる。ユーザーには、ユーザーのプロファイルがデバイス800に不満足ユーザー返答に応答するようにする前の閾値レベルを設定するというオプションが与えられていてもよい。一部の事例では、ユーザーの医者、有資格医療専門家、医療チームのメンバー、又はそれらの組合せが閾値レベルを決めることができる。
【0083】
[0107]この事例では、閾値に達したことに応じてメッセージ802が生成される。メッセージ802は、ユーザーが問題を話し合うため自分の医者とのアポイントメントを設定したいかどうかをユーザーに尋ねる。メッセージ802の下には、テキストボックスが開き、その中にユーザーのためにメッセージが自動的に提供される。場合により、自動生成メッセージがユーザーにとっての開始点となることもある。この事例では、テキストボックスの自動メッセージは、医者とのアポイントメントを要求している。ユーザーが自動メッセージ804を送信したいと決心すれば、ユーザーはボタン806を押せばよい。他の事例では、医者宛てに自動生成されたものをユーザーが送信したくないなら、ユーザーは新しいメッセージを打ち込むか又は生成されたメッセージを修正することができる。
【0084】
[0108]他の事例では、デバイス800は、配給システムの別のメンバーへ送信されるべき異なる型のメッセージを生成することによって応答するようにできる。他の考えられる自動生成テキストメッセージの例は、限定するわけではないが、コンタクトレンズの特定のバッチの不具合を示唆する製造者宛てメッセージを送信すること、あるグループのコンタクトレンズが有効期限前に悪くなったこと示唆する供給者宛てメッセージを送信すること、ユーザーが新たな型のコンタクトレンズを試したがっていることを示唆するメッセージ、別の型のメッセージ、又はそれらの組合せを含み得る。
【0085】
[0109]幾つかの実施形態では、デバイス800は、自動生成メッセージに代えて又は加えて、ユーザーの医者、有資格医療専門家、医療チームのメンバー、又はそれらの組合せによって生成されるメッセージで応答することもできる。例えば、一部の事例では、医者、有資格医療専門家、医療チームのメンバー、又はそれらの組合せが、自動収集データ又はユーザーからの返答の様なユーザー情報を再検討し、返答としてユーザー宛てのメッセージを提供してもよい。一部の事例では、ユーザーの医者、有資格医療専門家、医療チームのメンバー、又はそれらの組合せからのメッセージ又は情報は、1つ又はそれ以上の既定の返答から選択されてもよいし、又は医者、有資格医療専門家、医療チームのメンバー、若しくはそれらの組合せによって特注生成されてもよい。このやり方では、ユーザーは、自分の医者、有資格医療専門家、医療チームのメンバー、又はそれらの組合せからの、例えばユーザーの治療計画への調整又はデバイスもしくはサービスに関する改訂された指示を有する個人化されたフィードバックを受信することができる。こうして、デバイス800は、ユーザーと医療チームとの間のスケジュールされた来院以外での関与を容易にすることができ、ユーザーと医療チームの間の直接来院の必要性を軽減することさえもできる。
【0086】
[0110]図9Aは、ユーザーの医者の空き具合をチェックするデバイス900の一例を描いている。ユーザーは、自分のユーザープロファイルを使用して、別の来院のために医者がいつ空いているかをチェックすることができる。ユーザーが来院を要求すると、デバイス900は医者がいつ空いているかについてのオプションを提供することができる。提案されたアポイントメントの1つがユーザーにとって好都合であれば、ユーザーはアポイントメントを取ることを選択することができる。
【0087】
[0111]図9Aの実施例では、デバイスは医者の空き具合に基づいてフィールドの数を追加する。この実施例では、デバイス900は、住所フィールド902、日付フィールド904、時間フィールド906、及び理由フィールド908を提示している。加えて、デバイスは、アポイントメントが好都合かどうかをユーザーが選択するための予約ボタン910を提示していてもよい。一部の事例では、ユーザーは、いつユーザーが空いているかについての情報をフィールドの少なくとも1つへ入力し、送信ボタンを押すようになっていてもよい。それに応じてデバイスは、医者のカレンダーをサーチしてユーザーの好む空き時間があればそれに適合する少なくとも1つの空きを検索する。ユーザーの選好によって課される制限事項では空いている時間がないという場合、デバイスはユーザーが異なるオプションを提供するべきであることを指し示す。代わりに又は加えて、デバイス900は好まれる時間は空いていないことを指し示すが、空いている幾つかの時間を提供するようになっていてもよい。以上の実施例はユーザーのもう1つの当事者との間の特定の通信を描いているが、適切な如何なる型の通信がやり取りされてもよく、例えば、デバイス900はユーザーと医者の間の電話通話、ビデオ会議、などをスケジュールするのに使用されてもよい。
【0088】
[0112]1つの実施例では、ユーザーは自分の医者とデバイスを通して直接通信するというオプションを有していてもよい。幾つかの実施例では、ユーザーは、医者及び/又は医者の代理人と対話するためのプログラムに入力するための、ボタン、アイコン、又は別の型の入力デバイスを選択することができる。一部の事例では、ユーザーは個人と直接対話することになる。他の実施例では、ユーザーは、それ自体を医者として提示するプログラムと対話することになる。一部の事例では、映し出される医者は、ユーザーの医者の様な医者又は別の個人の写真もしくは医者又は別の個人を表現しているアバターを含み得る。一部の事例ではアバターは、アニメ化されたアバターであってもよく、医者又は他の個人によって提供されるメッセージに応じて又は従って動くようになっていてもよい。例えば、一部の事例では、アバターは医者のアニメ画又はデジタル描写として現れ、アバターは医者によって提供されるメッセージに従って動く口を含んでいてもよい。デバイスがそれ自体を医者として提示する状況では、デバイスはどの質問をユーザーに尋ねるかについてリモートソースからの入力を受信するようになっていてもよい。質問及びユーザーの返答は、ユーザーの医者又は別の適切な当事者へ送信されてもよい。
【0089】
[0113]図9Bは、デバイスのディスプレイ922を通して質問を提示しているデバイス920の一例を描いている。デバイス920は、ユーザーに自分の製品、サービス、又は計画の使用の仕方を遵守するように奨励するためにユーザーへ少なくとも1つの質問を提示することができる。例えば、デバイス920は、ユーザーに自分のコンタクトレンズ又は他の型の製品を使用する好ましい方法を遵守するよう奨励するためにユーザーへ1つ又はそれ以上の質問を提示することができる。例えば、一日用使い捨てコンタクトレンズが24時間未満の期間に亘ってユーザーによって装用されるように構築されているのに、ユーザーがコンタクトレンズをそれより長く装用しようとすることがあるかもしれない。デバイスを通してユーザーへ質問が提示されるようになっていると、ユーザーはまさに適切な時間に亘ってコンタクトレンズを装用するように奨励されることができる。例えば、デバイスはユーザーにコンタクトレンズを一日のうちどれほど長く装用したかを尋ねてもよい。一部の事例では、デバイスはデバイスを通してユーザーへの質問をテキストメッセージで提示することができる。幾つかの実施例では、メッセージは、ユーザーの医者又は他の個人の写真926によって生成されるように見える吹き出し924を通してユーザーへ提示される。更に他の実施例では、質問はデバイスのスピーカを通して可聴メッセージによりユーザーへ提示されることができる。
【0090】
[0114]一部の事例では、デバイスは、更に、ユーザーが、「4時間未満」オプション、「4時間」オプション、「4時間超」オプション、別の時間的期間のオプション、「コンタクトレンズ非装用」オプション、別の型のオプション、又はそれらの組合せの様な、ユーザーが選択するための事前生成オプション928、929を提示することができる。他の実施例では、ユーザーはコンタクトレンズが装用された時間量を打ち込むようになっていてもよい。他の実施例では、デバイスは、ユーザーが発話音を通して質問に答えられるようにするマイクロフォンを有していてもよい。
【0091】
[0115]ユーザーが選択したオプション又は他の型の返答に応じて、デバイスはユーザーにフィードバックを与えることもできる。フィードバックは、ユーザーがデバイス、医薬品、又はサービスを適切な仕方で使用したこと、適切な持続時間に亘って使用したこと、又はそれ以外に所望される使用の仕方に従って使用したことの確証を含み得る。例えば、フィードバックは、ユーザーがコンタクトレンズを適切な時間量に亘って装用したとの確証を含んでいてもよい。フィードバックは、ユーザーが同じ行動方針を継続することを又は将来的に異なる行動を遂行することを奨励するものであってもよい。例えば、将来的には異なる時間に亘ってコンタクトレンズを装用することを奨励することもある。更に別の実施例では、フィードバックは単にユーザーに返答提供に対する感謝をするものであってもよい。
【0092】
[0116]質問に回答したことに応じて、ユーザーは別の質問又はタスクへ進むためにデバイスのインターフェースを通してコマンドを送信することもできる。他の実施例では、デバイスはユーザーに別の質問を自動的に提示するか又は別のタスクへ自動的に進むようになっていてもよい。
【0093】
[0117]図9Cは、製品若しくはサービスを使用した又は計画を励行した当日のユーザーの体験がどうだったかについてのユーザーへの質問を提示しているデバイス930の一例を描いている。例えば、質問は、当日の、コンタクトレンズの装用、コンタクトレンズの取り扱い、及び/又はコンタクトレンズの装着におけるユーザーの体験がどうだったかに関係していてもよい。一部の事例では、デバイス930は、良好体験、まあまあ体験、不良体験、別の型の体験、それらの組合せを表現するアイコン932、934、936を提示するようになっていてもよい。ユーザーは、自分の体験を最もよく表していると感じるアイコンを選択することができる。他の実施例では、ユーザーが自分の体験を記述することのできるフリーテキストフィールドを提供するようになっていてもよいし、又はユーザーが体験をデバイスのマイクロフォンに話しかけるか又は自分の体験に関係するビデオメッセージを録画するようになっていてもよい。
【0094】
[0118]アイコンを用いるこれらの実施例では、デバイスは適切な返答を提示するようになっていてもよい。それらの事例で、ユーザーが良好体験を表現しているアイコン932を選択した場合、デバイス930はユーザーを祝うか又は別の型の肯定的なフィードバックを提供するようになっていてもよい。それらの事例では、ユーザーが体験は不良もしくはまあまあであったことを示唆した場合、デバイスは何が体験を最適に満たないものにさせてしまったのかを判定するために追加の質問をしてもよい。場合により、デバイスはユーザーの体験を改善するための提案を提供することもできるだろう。一部の事例では、提供される提案は自動的に生成されてもよいし、又は、医者若しくは他の人物によって選択されるなりそれ以外のやり方で提供されてもよい。
【0095】
[0119]デバイスは、一日のうちの特定の時刻に関係する質問を提示してもよい。例えば、デバイスは、ユーザーの朝食後の体験、午前中の体験、昼食後の体験、午後中の体験、夕食後の体験、就寝直前の体験、一日のうちの別の時間中の体験、又はそれらの組合せについての質問を提示してもよい。一部の事例では、ユーザーが一日のうちの特定の時刻に医薬品を摂取する又はある行動を遂行することを要求されている場合、デバイスは当該特定時刻の時点又は後に質問を提示するようになっていてもよい。この実施例では、ユーザーは、適切なアイコンを選択する、ボタンを選択する、口頭によるコマンドを発する、別の入力メカニズムと対話する、又はそれらの組合せによって返答するようになっていてもよい。
【0096】
[0120]ユーザーの体験についての全般的な質問をすることに加え、デバイスは、更に又は代わりに、ユーザーの体験又はコンプライアンスに関係のある特定の質問をすることもできる。例えば、ユーザーのコンタクトレンズに対する快適さレベルについて尋ねることに加え、デバイスは更にユーザーの視力が当日はどうだったのかについて尋ねてもよい。幾つかの実施形態では、例えば、ユーザーが医薬品を摂取するよう指示されている場合、デバイスは、特定の副作用又は他の生理学的データについて尋ねてもよく、例えばユーザーが特定の症状又は副作用を体験したかどうか及びユーザーが症状又は副作用をどの程度まで体験したかなどを尋ねてもよい。ユーザーの体験について尋ねるとき、デバイスはユーザーの体験の単一の態様についてのみ尋ねてもよいし、複数の態様について尋ねてもよい。例えば、ユーザーの視力について尋ねる場合、デバイスは、ユーザーの明視度、遠見視力、近見視力、光感度、明瞭度、周辺視力、中心視力、右眼、左眼、奥行き知覚、眼の乾燥、コントラスト感度、夜間視力、視野、眼調節、色覚、流涙、眼疼痛、眩輝、複視、読書視力、運転視力、他の視覚態様、又はそれらの組合せについて尋ねてもよい。
【0097】
[0121]図9Dは、ユーザーの視覚的体験の様なユーザーの体験についての質問を提示しているデバイス940の一例を描いている。示されている実施例では、デバイス940はユーザーが見たことがありそうな画像を表示している。この実施例では、ディスプレイは、明瞭な線の鮮明画像から非常にぼんやりした線の画像に及ぶ複数の画像942、944、946を提示している。ユーザーは、当日の自分の体験に最もよく当てはまる画像を選択することができる。他の実施例では、画像は当日のユーザーの見え方を他の視覚的態様に基づいて提示するようになっていてもよい。
【0098】
[0122]デバイスを通してユーザーへ提示される質問は周期的検査の一環であってもよい。一部の事例では、医者がユーザーに、日単位、複数日単位、週単位、月単位、複数時間単位、若しくは別の時間的期間に基づく別の単位の様な周期単位で検査を受けるように、又は或る種の条件が起こったときに検査を受けるように、若しくはそれらの組合せによる時点に検査を受けるように指示することもできる。検査への返答は医者又は他の医療専門家へ送信されてもよい。一部の事例では、検査の結果が製造者又は配給者の様な別の当事者へ送信されてもよい。検査の結果は、医者がユーザーの体験又は状態をリアルタイムで支援することを意図したものであるが、製造者又は配給者もユーザーの返答にアクセスできるようになっていてもよい。複数ユーザーからの返答を集計することが、製造者又は配給者がコンタクトレンズ若しくは他の型の製品又はサービスへ変更を行うことを支援することになるだろう。例えば、製造者は、自分のクライアントの体験の相当な部分が一日のうちの特定の時間中の特定の型の問題であると認識することになるかもしれない。これらの観察に基づいて変更を行うことができる。配給者は、或る特定の製品ブランドがユーザーにより良好な体験を提供していることを認識するかもしれない。結果として、配給者は、配給者が売り込むブランドについてのレビューを提供することができる。場合により、配給者は成績の芳しくないブランドを除名することもあり得る。
【0099】
[0123]図9Eは、ユーザーの質問に対する回答のサマリー952をディスプレイに提示しているデバイス950の一例を描いている。幾つかの実施形態では、サマリー952は、例えば1つ又はそれ以上のセンサによって、ユーザーから自動的に収集されるデータのサマリーであってもよい。一部の状況では、ユーザーは、自分の回答を変更する又は何れかの自動収集されたデータを訂正するというオプションが与えられることもできる。幾つかの事例では、デバイスは、取扱説明ビデオ、資料、ウェブサイトへのリンクを提示するようになっていてもよいし、又はユーザーのフィードバックに基づく他の形態の情報を提供するようになっていてもよい。
【0100】
[0124]サマリー952は、折れ線グラフ954、パイチャート、棒グラフ、別の型のグラフ、別の型の図表、別の型の視覚的サマリー、又はそれらの組合せを含み得る。サマリーは、尋ねられた各質問や収集された各型のデータのための図表又はグラフを含んでいてもよいし、又は、返答又はデータの複数の型をひとまとめにグループ化していてもよい。一部の事例では、ユーザーは、所望に応じ、「通覧」ボタン956又は別の型のアイコンを選択することによってサマリーを見ることができる。現在の質問セットに戻るには、ユーザーは「現在」ボタン958又は別の型のアイコンを選択すればよい。
【0101】
[0125]図10は、ユーザーの精神的健康、身体的健康、又は他の関連情報上でユーザーを更新するためにユーザーへ提供されることになる情報のサマリー1002をディスプレイに提示しているデバイス1000の一例を描いている。幾つかの実施形態では、サマリー1002は、将来における製品、サービス、又は計画の来るべき使用に関係付けられるユーザー宛て情報を提供することができる。例えば、サマリー1002は、ユーザーがその日の特定の時刻に医薬品を摂取するという様な或る特定の行動を遂行しなくてはならないことをユーザーに通知するようになっていてもよい。
【0102】
[0126]幾つかの他の実施形態では、サマリー1002は、以前にユーザーへ提供されたことがあるか又は既にユーザーに知られている情報についてユーザーに思い出させるか又はよみがえらせるものであってもよい。例えば、一部の事例では、ユーザーがアルツハイマー病を患っていて、そのせいでユーザーは、自分の所在地、氏名、年齢、家族、などを含む広い範囲の情報を忘れてしまうということもある。ゆえに、幾つかの実施形態では、サマリー1002は、ユーザーに、自分の氏名、所在地、年齢、家族関係、その日のスケジュール、他の情報、又はそれらの組合せの様な、基本的重要情報を思い出させることができる。
【0103】
[0127]サマリー1002は、一日のうちの規定された時刻、例えば毎朝決まった時刻に、ユーザーへ提供されてもよい。一部の事例では、サマリー1002は、例えば医者によって決められた通りの一日のうちの複数の時刻に、ユーザーへ提供されてもよい。一部の事例では、サマリー1002は、規定された条件が満たされたとき、例えばユーザーが初めてデバイスをオンにしたとき、ユーザーが所望される行動を遂行したとき、何らかの他の条件、又はそれらの組合せが満たされたときなどに、ユーザーへ提供されるようになっていてもよい。
【0104】
[0128]デバイス1000は、更に、ユーザーがサマリー1002を済ませたときにユーザーがそのことを指し示せるようにするプロンプト1004をユーザーへ提供するようになっていてもよい。一部の事例では、プロンプト1004は、ユーザーに自分がしたことを選択するように要求するという様な単純入力であってもよい。但し、幾つかの他の事例では、プロンプト1004は、ユーザーについての1つ又はそれ以上の質問、例えばサマリー1002に提供されている情報に基づく質問、を含んでいてもよい。一部の事例では、プロンプト1004は、ユーザーに、サマリー1002に関係する1つ又はそれ以上の質問に正しく回答するよう要求することができる。例えば、ユーザーがアルツハイマー病を患っている場合、プロンプト1004は、情報の保持を確証するために、ユーザーにサマリー1002中に提供される情報の一部又は全部を暗唱するように求めてもよい。一部の事例では、プロンプト1004へのユーザーの返答は、例えば前の返答と比較するため及びユーザーの保持力又は認知力のレベルをモニターするために、医者へ提供されてもよい。
【0105】
[0129]幾つかの実施形態では、デバイス1000は、ユーザーの挙動及び/又は所在地を、例えば全地球測位システム(GPS)技術などの様な所在地追跡技術を介して、モニターすることができる。一部の事例では、デバイス1000は、ユーザーの所在地を第三者へ、例えば医者、医療専門家、又は家族の様な他の人物などへ伝送する又はそれ以外のやり方で提供するようになっていてもよい。一部の事例では、ユーザーの所在地は継続的に第三者へ提供されることもできるが、一部の他の事例では、ユーザーの所在地はユーザーが指定区域を離れたときに限って第三者へ提供されるようにできる。例えば、デバイス1000は、ユーザーがユーザーの住まいから規定された距離より遠く離れたときに限ってユーザーの所在地を第三者へ提供するようになっていてもよい。ユーザーがアルツハイマー病、痴呆、又は別の同様の病態を有している諸事例では、ユーザーの所在地をモニターできることは、第三者がユーザーの安全のためにユーザーの所在地をモニターし、ユーザーが安全でない場所又は望ましくない場所へ進んでいるなら介入することを可能にさせるだろう。
【0106】
[0130]図11は、ユーザーの精神的又は身体的な健康に関係する情報を要求しているデバイス1100の一例を描いている。幾つかの実施例では、これらの質問は、ユーザーが自身のユーザープロファイルにアクセスしたときにアクセスされるようにできる。他の実施例では、これらの質問は、一日のうちの時刻又は他の型のトリガに基づき自動的にユーザーへ提示されるようにできる。例えば、ユーザーの不安レベルに対する要求が一日を通して既定の時刻に求められるようになっていてもよい。一部の事例で、一日を通してのユーザーの健康についての情報が一日のうちの単一時刻に要求されるという場合、情報に対する要求は夜に受信されるようになっていてもよい。一部の実施例では、ユーザーは、情報の一部又は全部が要求されるときを選択するオプションを有していてもよい。一部の事例では、ユーザーへ提示される質問は、ユーザーの処方医又は医療専門家の様な別の者によって書かれ、選択され、又はそれ以外のやり方で決められてもよい。このやり方では、ユーザーの医者は、ユーザーによって使用される製品、サービス、又は計画に対する何らかの評価又は修正をより十分に通知するために、ユーザーからのユーザーの体験についての特定の情報を懇請することができるようになる。
【0107】
[0131]要求は、返答のための複数のオプションと共に提示されてもよい。この場合、ユーザーはユーザーの体験を最も適切に反映しているタッチスクリーンボタンを押すことができる。この実施例では、ユーザーには、「非常に不安」ボタン1102、「不安」ボタン1104、「あまり不安でない」ボタン1106、及び「不安でない」ボタン1108が提示されている。他の実施例では、より多いボタン又はより少ないボタンがユーザーへ提示されてもよい。幾つかの事例では、異なる型の、気分、体験、感情、又は他の気持ちが返答ボタン上に記述されていてもよい。1つの実施例では、ボタンには、ユーザー体験の異なる型を反映する顔の画像が描かれていてもよい。他の実施例では、ボタン上には言葉と画像が併せて提示されている。また、返答メカニズムは、ユーザーの回答を伝えるための別の型のメカニズムを含んでいてもよい。例えば、デバイスは、ユーザーに自分の体験を記述するためのオープンテキストフィールドを提示してもよい。別の実施例では、ユーザーは、自分の返答を聞き取れるように声に出す又はビデオメッセージを録画するというオプションを有していてもよい。更に別の実施形態では、ユーザーは自分の体験を数値で評定するように求められてもよい。要するに、ここに説明されている実施例は、提示及び/又は返答メカニズムの何れかの特定の型に限定されないということである。一部の事例では、医者、有資格医療専門家、医療チームのメンバー、又はそれらの組合せが、提示及び/又は返答メカニズムの具体的な型を決めてもよい。
【0108】
[0132]図12は、ユーザーからの、要求されている異なる型の質問のサマリーの一例を提示しているデバイス1200の一例を描いている。この実施例では、要求されている情報の型は、幸福感フィールド1202、不安レベルフィールド1204、眠気レベルフィールド1206、運動時間フィールド1208、別の型のフィールド、又はそれらの組合せを含み得る。
【0109】
[0133]一部の事例では、デバイス1200は、ユーザーからの情報を日単位で要求する。幾つかの実施例では、同じ型の情報が毎日要求される。一部の実施例では、同じ型の情報が日に1回又はそれ以上の回数で要求されることもある。他の実施例では、異なる型の質問が異なる日に又は同じ日の異なる時刻に提示される。異なる質問を、時間の広がり、例えば複数日、複数時間、又は複数週などに亘って尋ねることは、医者、有資格医療専門家、医療チームのメンバー、又はそれらの組合せが、要求された情報をより多く手に入れることを可能にし、各日の情報要求でユーザーに負担をかけすぎることもなく、なおもデバイスが有用なサンプリングレートで情報を集めることを可能にする。
【0110】
[0134]加えて、デバイス1200はユーザーから受信される返答を提示するようになっていてもよい。この実施例では、返答フィールド1212はユーザーが中レベルの幸福感を有したことを示し、返答フィールド1214はユーザーが低レベルの不安を有していることを示し、返答フィールド1216はユーザーが低レベルの眠気を有したことを示し、返答フィールド1218はユーザーが運動に1時間を費やしたことを示している。一部の実施例では、サマリーはユーザーが或る特定の日に提供した返答を表現している。場合により、特定の日は返答が受信した日と同じ日である。幾つかの実施形態では、ユーザーは、返答を再検討するために前の日を選択するというオプションを有していてもよい。サマリーは、複数返答の平均又は集計された量を表現していてもよい。
【0111】
[0135]幾つかの実施形態では、サマリーは、ユーザーから収集されたデータから自動的に生成され、再検討、確証、又は他の目的でユーザーへ提示されてもよい。一部の事例では、デバイス1200は、ユーザーから自動的にデータを収集しデータをデバイス1200へ中継する1つ又はそれ以上のセンサへ接続されていてもよい。例えば、一部の事例では、生理学的データ、他のデータ、又はそれらの組合せの様な、ユーザーデータを収集するためにユーザーのコンタクトレンズが1つ又はそれ以上のセンサを含んでいてもよい。1つ又はそれ以上のセンサによって収集されたデータは、例えばワイヤレスネットワークを介してデバイス1200へ伝送されるなりそれ以外のやり方で提供されるなりすることができる。1つ又はそれ以上のセンサによって収集されたデータは、例えば既定の持続時間後に又は既定条件が満たされた後に自動的にデバイス1200へ提供されるようになっていてもよい。次いで、ユーザーは、データがユーザーの医者、有資格医療専門家、医療チームのメンバー、又はそれら組合せへの提供前、提供中、提供後に、デバイス1200上に収集されたデータのサマリーを提示されるようにできる。但し、場合により、データは、ユーザーに提示されることなしに、ユーザーの医者、有資格医療専門家、医療チームのメンバー、又はそれらの組合せへ提供されてもよい。
【0112】
[0136]図13は、医者、有資格医療専門家、医療チームのメンバー、又はそれらの組合せからの情報をデバイスのディスプレイ1302によってユーザーへ提示しているデバイス1300の一例を描いている。デバイス1300は、ここに説明されている特定の質問に対するユーザーの返答の様な、ユーザーによって提供される情報に応じて、医者又は別の人物からの情報をユーザーへ提示することができる。ユーザーへ提供される情報1304は、ユーザーが処方された製品又はサービスに関する改訂された取扱説明、製品又はサービスに係る更なる情報、ユーザーのための治療計画に対する指示又は改訂、など、であり得る。この特定の実施例では、医者によってユーザーへ提供される情報1304は、ユーザーが処方されていた医薬品の用量に対する修正である。一部の実施例では、医者によって提供される情報1304は、事前に設定された返答のリストから選択されてもよいし、医者によって書かれるか又はそれ以外のやり方で提供されてもよい。場合により、情報1304は音声/ビデオメッセージを含むこともある。一部の実施例では、情報1304は医者のビデオ録画を含み得る。但し、一部の他の実施例では、情報1304は、例えば、医者のアニメ化されたアバターが音声メッセージをユーザーへ提供することを含んでいてもよい。ユーザーへの音声メッセージは、事前に録音された応答のセットから生成されてもよいし、システムによって収集された又は別のシステムもしくは方法を介して収集された入力又はデータ点のセットを評価するプロセッサによって生成されてもよい。
【0113】
[0137]ここに説明されているデバイス、例えば図1図13に関連付けて説明されているデバイスは、ユーザーと医者、有資格医療専門家、医療チームのメンバー、又はそれらの組合せとの間における、ユーザーと医者の間のスケジュールされた来院以外でのコミュニケーションを強化する働きをする。ユーザーがごくまれにしか医者のもとに直接来院することがなくても、医者はユーザーの処方された製品若しくはサービスの使用を又は治療計画に対するユーザーのアドヒアランスをモニターすることができる。医者は、更に、ユーザーへ提供される指示又はユーザーの治療計画に対する調整を行うこともでき、直接来院又は電話通話をスケジュールする必要性なしに、これらの調整又は追加の指示をここに説明されているデバイスを介して有効的に信頼性高く連絡することができる。また、ここに説明されているデバイスの個人的及び対話的な性質、例えば情報をユーザーへ中継するアバターの使用は、デバイス若しくは処方された製品、サービス、又は治療計画に係る強化されたユーザー関与、信頼性、若しくは完全オープン性をもたらし、それによりユーザーのコンプライアンスを確約することができるだろう。
【0114】
[0138]ここに説明されている実施形態及びデバイスのうちの何れも、1つ又はそれ以上の処方される製品、サービス、又は治療計画の評価又はそれらのモニタリングに関連したユーザー及び/又は医者の特定の必要性を満たすために、互いに自由に組み合わされてもよいと考えていることを明示しておく。例えば、図2に描かれている実施形態は、図3図6図10に描かれている実施形態又は如何なる他の実施形態と組み合わされてもよい。
【0115】
[0139]図14は、多数の異なるユーザーからのフィードバックを提示するバックエンドインターフェース1400の一例を示している。この情報は、配給システムの全メンバーに利用可能になっていてもよいし、又は配給システムの選択されたメンバーに限って利用可能になっていてもよい。一部の事例では、このデータは、ユーザーによって使用されるデバイスから収集され、配給システムの少なくとも1つのメンバーへ送信されることができる。一部の事例では、情報は中央データベースへ送信され、配給システムのメンバーは情報にアクセスできるようになっている。
【0116】
[0140]一部の事例では、情報は処理されていない生情報である。他の実施例では、情報は、ユーザーが直接使用しているデバイス、デバイスがそこから情報を送信するサーバー、データベース管理部、リモートデバイス、ネットワークデバイス、別の型のデバイス、又はそれらの組合せ、によって少なくとも部分的に処理済である。処理済情報は、集計された情報、平均化された情報、内挿された情報、外挿された情報、類別された情報、他の型の情報、又はそれらの組合せであり得る。
【0117】
[0141]この実施例では、結果はデータ管理部1402によってサーチできるようになっていてもよい。データ管理部1402はサーチ結果を絞り込むために日付の範囲を入力するオプションを含んでいてもよい。加えて、ユーザーの要求された複数の型の質問1404もディスプレイに提示されることができる。バックエンドインターフェース1400は、更に、質問1404に関して異なるユーザーから受信される返答1406の数を提示することができる。
【0118】
[0142]返答1406の数に加え、ユーザーは各ユーザーからの返答のより詳細なレビューを掘り下げるというオプションを有していてもよい。描かれている実施例では、表1408が返答の型を行にユーザー特性を列に提示することができる。この実施例では、列は、性別特性、年齢特性、国籍特性、他の型の特性、又はそれらの組合せを提示することができる。
【0119】
[0143]配給システムのメンバーは、ユーザーによってバックエンドインターフェース1400を通して提供される情報を再検討することができる。このフィードバックに基づき、配給システムのメンバーは自分たちの個別プロセスへの変更を行うことを選んでもよいし、1つ又はそれ以上のユーザーによって提供される情報に返答するようにしてもよい。例えば、製造者は、コンタクトレンズに異なる型の幾何学形状を使用することを又はコンタクトレンズに異なる型の材料を使用することを決定するかもしれないし、コンタクトレンズがどのように製造されるかに対する何か他の変更を行うことを決定するかもしれない。配給システムのメンバーが分析するために情報が利用可能であることに加え、アルゴリズム及び他のプロセスがユーザーからのフィードバックを自動的にスキャンし分析するようになっていてもよい。この分析は、ユーザーのそれぞれから受信される情報を集計する段階と、返答のうちのどれが不満足評定又は他の否定的な型の結果であると見なされるかを識別する段階と、を含み得る。不満足評定のそれぞれは異なる型の評定へ類別されることができる。例えば、ドライアイに関係する否定的評定が1つのグループへ類別され、ユーザーの眼へのコンタクトレンズの装着のまずさを扱う返答が別のグループへ類別されるようになっていてもよい。類別されたグループの少なくとも1つが閾値に達したとき、それが更なる分析を開始させるようになっていてもよい。異なる分類のそれぞれは、その様な応答が開始される前の異なる閾値数を有していてもよいし又は閾値応答の数は様々な分類を通して均一であってもよい。
【0120】
[0144]1つの実施例では、閾値数に達したとき、プロセッサは、総返答数を不満足返答と比較して当該分類内で不満足とされる返答の割合を求めることもできる。不満足返答が当該分類内の返答の総数のうちの有意な割合である場合には、配給システムのメンバーへメッセージが送信されて、不満足評定が高い割合であることをメンバーへ注意喚起するようになっていてもよい。他の事例では、メッセージ及び別の型の応答が自動的に生成されてもよい。例えば、応答は、製造プロセスの一部分をシャットダウンすること、特定の型の製品の全出荷を止めること、製品がリコールされるべきであることを勧告すること、他の応答、又はそれらの組合せを含み得る。
【0121】
[0145]分析の更なるレベルは、不満足返答の数をユーザー特性でグループ分けする段階を含み得る。例えば、不満足評定は、或る特定の性別の人々、或る特定の年齢の人々、或る特定の国籍の人々、別の共通する特性の人々、又はそれらの組合せの間で不均衡に高いということもあろう。ユーザー特性をグループ分けすることによって、不満足結果の根本原因が識別され易くなるだろう。
【0122】
[0146]分析の別の層は、不満足評定と関連付けられる製品又はサービスの特性に着眼することを含み得る。例えば、特定の型の材料を有するコンタクトレンズの高い割合が不満足評定と関連付けられることもあろう。この種の状況では、システムは製造者に材料の型を変更することを勧告することもある。反対に、コンタクトレンズ材料の特定の型がユーザーからの好感返答の高い割合を生じさせているなら、システムは製造者又は配給システムの他のメンバーに材料の当該型をより多くの将来のコンタクトレンズに組み入れることを勧告してもよい。別の実施例では、コンタクトレンズの幾何学形状又は形が不満足返答と関係付けて分析され、レンズの幾何学形状が不満足返答の一部について寄与する原因であるかどうかを判定することもできる。
【0123】
[0147]他の状況では、不満足返答が製造プロセスと関係のない要因と関連付けられることもあり得る。例えば、多くの不満足返答が、同じ地理的地方内の多数の異なるユーザーから或る特定の日付の周りに群発していれば、システムは、当該特定日の当該地方と関連付けられる天候、当該日に催されていた行事の型、当該日に当該地方で祝われた祝日の型を調べるか、又はユーザーのコンタクトレンズ装用体験に影響したかもしれない他の要因を調べることもできる。
【0124】
[0148]図15は、本開示の諸態様による処方された製品又はサービスに係るユーザー体験を評価することをサポートするデバイス1505を含むシステム1500の線図を示している。デバイス1505は、例えば図1図14に関して以上に説明されているデバイスの一例であってもよい。デバイス1505は、プロセッサ1515、I/Oコントローラ1520、及びメモリ1525を含め、通信を送受信するための構成要素を含む双方向音声及びデータ通信用の構成要素を含むことができる。これらの構成要素は、1つ又はそれ以上のバス(例えばバス1510)を介して電子通信していてもよい。メモリ1525は、更に、プロファイルマッチング部1530、メンバーマッチング部1535、要求部1540、及びフィードバック管理部1550を含んでいてもよい。
【0125】
[0149]プロセッサ1515は、インテリジェントハードウェアデバイス(例えば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、中央演算処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス、離散ゲート又はトランジスタ論理構成要素、離散ハードウェア構成要素、又はそれらの何れかの組合せ)を含み得る。一部の事例では、プロセッサ1515は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成されていてもよい。他の事例では、メモリコントローラはプロセッサ1515へ統合されていてもよい。プロセッサ1515は、様々な機能(例えば、処方された製品又はサービスの評価をサポートする機能又はタスク)を遂行するべくメモリに記憶されているコンピュータ可読命令を実行するように構成されていてもよい。
【0126】
[0150]I/Oコントローラ1520は、デバイス1505のための入出力信号を管理することができる。I/Oコントローラ1520は、更に、デバイス1505へ統合されていない周辺機器を管理していてもよい。一部の事例では、I/Oコントローラ1520は外部周辺機器への物理的な接続又はポートを表していることもある。一部の事例では、I/Oコントローラ1520は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)の様なオペレーティングシステム、又は別の知られているオペレーティングシステムを利用していてもよい。他の事例では、I/Oコントローラ1520は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、又は類似のデバイスを表しているか又はそれらと対話していることもある。一部の事例では、I/Oコントローラ1520はプロセッサの一部として実装されていてもよい。一部の事例では、ユーザーは、I/Oコントローラ1520を介して、又はI/Oコントローラ1520によって制御されるハードウェア構成要素を介して、デバイス1505と対話することができる。I/Oコントローラ1520は、適切な如何なる入力部1590及び適切な如何なる出力部1595と通信していてもよい。
【0127】
[0151]メモリ1525は、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び読み出し専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ1525は、実行されるとプロセッサにここに説明されている様々な機能を遂行するようにさせる命令を含んでいるコンピュータ可読コンピュータ実行可能ソフトウェアを記憶していてもよい。一部の事例では、メモリ1525は、他にもあるが中でも特に、周辺の構成要素又はデバイスとの対話の様な基本的なハードウェア及び/又はソフトウェアオペレーションを制御することのできる基本入出力システム(BIOS)を格納していてもよい。
【0128】
[0152]プロファイルマッチング部1530は、プロセッサ1515にユーザープロファイルと処方された製品又はサービスとをマッチングするようにさせるプログラムされた命令を表している。幾つかの実施例では、プロファイルマッチング部1530は、ユーザーによって購入された処方された製品又はサービスをユーザーのプロファイルで特定することができる。これは、購入のデータベースをスキャンして、特定の製品又はサービスの購入に係るユーザーの情報の少なくとも一部を見つけることによって達成されることができる。一部の事例では、製品の識別番号はプロファイルと関連付けられていて、製造、出荷、及び製品についての他の詳細事項がユーザープロファイルに知られるようになっている。
【0129】
[0153]メンバーマッチング部1535は、プロセッサ1515に、処方された光学デバイスと処方された光学デバイスの配給システムのメンバーのセットとをマッチングするようにさせるプログラムされた命令を表している。この情報は、処方された製品又はサービスの処方者(例えば医者)は誰なのか、供給者は誰なのか、及び/又は製造者は誰なのかを特定することができる。配給システムの少なくとも1つのメンバーを知ることで、ユーザープロファイルが配給システムと通信することが可能になる。これは結果的に製造者との改善されたコミュニケーションをもたらし、それにより製造者に自分たちの製品を改善するための情報を提供することができるようになる。これは、更に、ユーザープロファイルが、新しいアポイントメントを要求する、ユーザーへの指示を修正する、又は否定的なユーザー返答に応答する、という様なイベントについて、ユーザーの医者とのリアルタイム通信チャネルを開くことを可能にするという結果をもたらすことができる。
【0130】
[0154]要求部1540は、処方された製品又はサービスについての情報をユーザーインターフェースを通して要求することができる。情報を要求することは、情報を日単位で要求することを含み得る。幾つかの事例では、要求される情報は、ユーザーが処方された製品又はサービスを使用しているときの快適さに関係している。
【0131】
[0155]フィードバック管理部1550は、受信した情報に基づき、配給システムのメンバーの1つへフィードバックを送信することができる。一部の事例では、フィードバックは未処理フォーマットでの受信した情報を含んでいる。代わりの事例では、情報は送信される前に処理済である。処理はデバイス1505で起こるようになっていてもよいし、又は情報は配給システムのメンバーへ送信される前に処理のために別のデバイスへ送信されるようになっていてもよい。
【0132】
[0156]一部の事例では、処理済情報は、不満足評定の総数/頻度、返答総数中の不満足の割合、別の因子、又はそれらの組合せを含み得る。一部の事例では、処理済情報は、受信した情報を処方された光学デバイスの材料と関連付けることを含んでいる。一部の事例では、処理済情報は、受信した情報を処方された光学デバイスの製造日と関連付けることを含んでいる。一部の事例では、フィードバックは、受信した情報に基づく処理済情報を含んでいる。一部の事例では、処理済情報は、受信した情報を、処方された製品又はサービスを使用するユーザーの地域の天候の少なくとも1つの態様と関連付けることを含んでいる。一部の事例では、処理済情報は、受信した情報を処方された光学デバイスのバッチグループ識別子と関連付けることを含んでいる。一部の事例では、処理済情報は、受信した情報を処方された製品又はサービスの製造の少なくとも1つの態様と関連付けることを含んでいる。一部の事例では、処理済情報は、受信した情報を処方された製品又はサービスの処方者と関連付けることを含んでいる。一部の事例では、処理済情報は、受信した情報を処方された光学デバイスを使用するユーザーの所在地と関連付けることを含んでいる。
【0133】
[0157]不満足評定のクラス分類は予め決められていてもよい。要求される情報が事前定義された返答のセットと結び付けられている事例では、事前定義された返答のそれぞれは、満足返答又は不満足返答として類別されてもよい。その様な状況では、幾通りかの異なる事前定義された返答の選択は不満足評定としてクラス分類されることもあろう。すると、それらの事前定義された返答の何れかを選択するたびに不満足結果数が増分されることになる。一部の事例では、複数の事前定義された返答は不満足結果と関連付けられているが、異なる事前定義された返答は異なる不満足値と関連付けられている。例えば、「難しい」という事前定義された返答の選択は、結果的に、不満足評定数を、「非常に難しい」という事前定義された返答を選択した場合よりも緩やかなレートで増分させるようになっていてもよい。
【0134】
[0158]図16は、本開示の諸態様による、処方された製品又はサービスに係るユーザーの体験を評価することをサポートするデバイス1605を含むシステム1600の線図を示している。デバイス1605は、プロセッサ1615、I/Oコントローラ1620、及びメモリ1625を含め、通信を送受信するための構成要素を含む双方向音声及びデータ通信用の構成要素を含むことができる。これらの構成要素は、1つ又はそれ以上のバス(例えばバス1610)を介して電子通信していてもよい。メモリ1625は、更に、プロファイルマッチング部1630、メンバーマッチング部1635、要求部1640、及びフィードバック管理部1650、リンク付け管理部1660、及び特典管理部1680を含んでいてもよい。
【0135】
[0159]リンク付け管理部1660は、要求される情報における不満足閾値評定を受信したことに応じて、要求される情報へ返答したユーザーを配給システムのメンバーへリンク付けることができる。一部の事例では、リンク付け管理部1660はユーザーをメンバーへリアルタイムでリンク付けることができる。リンク付ける段階は、メンバーとのテキスト通信チャネルを開く段階、メンバーとのアポイントメントをスケジュールするオプションを提示する段階、要求される情報における不満足閾値評定を受信したことに応じて、ユーザーを配給システムのメンバーへリンク付ける段階、又はそれらの組合せを含み得る。
【0136】
[0160]特典管理部1680は、要求される情報を送信したこと、プロファイルを作成したこと、ユーザーの体験についての或るレベルの詳細情報を提供したこと、ユーザーとユーザーのプロファイルとの間の別の型の対話、又はそれらの組合せに応じて、ユーザーへ特典を与えることができる。一部の事例では、特典は、処方された製品又はサービスの将来的購入に対する割引、メンバーシップ地位、処方された製品又はサービスと関係のないサービス又は製品のためのクーポン、医者のアポイントメントを取る際の優先的地位、他の特典、又はそれらの組合せを含む。
【0137】
[0161]この実施例では、出力部1695はサーバー1655と通信している。但し、他の実施例では、サーバー1655はI/Oコントローラ1620と直接通信していてもよい。サーバー1655は、ユーザーからのユーザー返答を、処理済フォーマットで、又は部分的処理済フォーマットで、又は生フォーマットで受信することができる。サーバー1655は、分析を遂行する配給システムのメンバーのために情報が編成されるように、情報を処理すること又は更に処理することができる。サーバーは、更に、情報を分析し易くするために情報を処理することができる。一部の事例では、サーバーはユーザーの返答に対し分析を遂行する。サーバーは、複数ユーザーから返答を受信し、ユーザーのグループに亘る分析を編成し及び/又は遂行することができる。幾つかの実施例では、入力部1690はサーバー1655と通信しており、サーバー1655によって処理された情報はユーザープロファイル及びデバイス1605を通して中継されユーザーへ返される。
【0138】
[0162]図17は、本開示の諸態様による、処方された製品又はサービスに係るユーザーの体験を評価することをサポートするデバイス1705を含むシステム1700の線図を示している。デバイス1705は、プロセッサ1715、入力部1790及び出力部1795と通信しているI/Oコントローラ1720、及メモリ1725を含め、通信を送受信するための構成要素を含む双方向音声及びデータ通信用の構成要素を含むことができる。これらの構成要素は、1つ又はそれ以上のバス(例えばバス1710)を介して電子通信していてもよい。メモリ1725は、更に、分析部1765、類別部1770、集計部1785、及び勧告部1775を含んでいてもよい。
【0139】
[0163]集計部1785は、受信したデータを集計することができる。分析部1765は、ユーザーから送信される情報を、不満足評定の閾値に達したときを判定することによって分析することができる。類別部1770は、不満足評定の諸型を共通の特性を有するグループへ類別することができる。
【0140】
[0164]勧告部1775は、不満足評定の既定閾値に達したことに応じて、製造プロセスへの変更を勧告する、製造プロセスの一部分を一時的に停止させるという変更を勧告する、処方された製品又はサービスのバッチに含まれる材料に対する変更を勧告する、処方された製品又はサービスのバッチに含まれる幾何学形状に対する幾何学形状変更を勧告する、処方された製品又はサービスのバッチの保存寿命に対する変更を勧告する、別の変更を勧告する、又はそれらの組合せを勧告することができる。
【0141】
[0165]図18は、本開示の諸態様による、処方された光学デバイスを評価する方法1800を説明するフローチャートを示している。この実施例では、方法1800は、ユーザープロファイルと処方された光学デバイスとをマッチングする段階1805と、処方された光学デバイスと処方された光学デバイスの配給システムのメンバーのセットとをマッチングする段階1810と、処方された光学デバイスについての情報をユーザーインターフェースを通して要求する段階1815と、情報を要求したことに応じて情報を受信する段階1820と、受信した情報に基づくフィードバックを配給システムのメンバーの1つへ送信する段階1825と、を含んでいる。方法1800のオペレーションは、ここに説明されているユーザーによって運用されるデバイス又はそれの構成要素によって実装されることができる。例えば、方法1800のオペレーションは、図1図16を参照して説明されているデバイスによって遂行されてもよい。一部の実施例では、デバイスは、以下に説明される諸機能を遂行するようデバイスの機能的要素を制御するコードのセットを実行することができる。加えて、又は代わりに、デバイスは、以下に説明される機能の諸態様を、専用ハードウェアを使用して遂行するようになっていてもよい。
【0142】
[0166]ブロック1805にて、ユーザープロファイルが処方された光学デバイスとマッチングされる。ブロック1805のオペレーションは、図1から図16を参照して説明されている方法に従って遂行されてもよい。一部の特定の実施例では、ブロック1805のオペレーションの諸態様は、図15及び図16を参照して説明されているプロファイルマッチング部によって遂行されてもよい。
【0143】
[0167]ブロック1810にて、処方された光学デバイスは、処方された光学デバイスの配給システムの複数のメンバーとマッチングされる。ブロック1810のオペレーションは、図1から図16を参照して説明されている方法に従って遂行されてもよい。一部の特定の実施例では、ブロック1810のオペレーションの諸態様は、図15及び図16を参照して説明されているメンバーマッチング部によって遂行されてもよい。
【0144】
[0168]ブロック1815にて、処方された光学デバイスについての情報がユーザーインターフェースを通して要求される。ブロック1815のオペレーションは、図1から図16を参照して説明されている方法に従って遂行されてもよい。一部の特定の実施例では、ブロック1815のオペレーションの諸態様は、図18を参照して説明されている要求部によって遂行されてもよい。
【0145】
[0169]ブロック1820にて、情報が受信される。ブロック1820のオペレーションは、図1から図16を参照して説明されている方法に従って遂行されてもよい。一部の事例では、情報は、情報に対する要求に回答したことに応じて受信される。
【0146】
[0170]ブロック1825にて、受信した情報に基づくフィードバックが配給システムのメンバーの1つへ送信される。ブロック1825のオペレーションは、図1から図16を参照して説明されている方法に従って遂行されてもよい。加えて、ブロック1830に例示されている様に、要求された情報を送信することと引き換えに或る種の特典又は無料商品がユーザーへ提供され、それにより参加を奨励することもできる。
【0147】
[0171]図19は、本開示の諸態様による、処方された製品又はサービスを評価する方法1900を説明するフローチャートを示している。この実施例では、方法1900は、ユーザープロファイルと処方された製品又はサービスとをマッチングする段階1905と、処方された製品又はサービスと処方された製品又はサービスの配給システムのメンバーのセットとをマッチングする段階1910と、処方された製品又はサービスについての快適さ情報をユーザーインターフェースを通して要求する段階1915と、情報を要求したことに応じて快適さ情報を受信する段階1920と、受信した情報に基づくフィードバックを配給システムのメンバーの1つへ送信する段階1925と、受信した快適さ情報をサーバーで処理する段階1930と、受信した快適さ情報に基づくフィードバックを配給システムのメンバーの1つへ送信する段階1935と、要求された情報における不満足閾値評定を受信したことに応じて、要求された快適さ情報に返答したユーザーを配給システムのメンバーへリンク付ける段階1940と、を含んでいる。方法1900のオペレーションは、ここに説明されているデバイス又はそれの構成要素によって実装されることができる。例えば、方法1900のオペレーションは、図18を参照して説明されているデバイスによって遂行されてもよい。一部の実施例では、デバイスは、以下に説明される諸機能を遂行するようデバイスの機能的要素を制御するコードのセットを実行することができる。加えて、又は代わりに、デバイスは、以下に説明される機能の諸態様を、専用ハードウェアを使用して遂行するようになっていてもよい。
【0148】
[0172]ブロック1940にて、要求された情報における不満足閾値評定を受信したことに応じて、ユーザーが配給システムのメンバーへリンク付けされることになる。ブロック1940のオペレーションは、図1から図17を参照して説明されている方法に従って遂行されてもよい。一部の特定の実施例では、ブロック1940のオペレーションの諸態様は、図17を参照して説明されているリンク付け管理部によって遂行されてもよい。
【0149】
[0173]図20は、本開示の諸態様による、処方された製品又はサービスを評価する方法2000を説明するフローチャートを示している。この実施例では、方法2000は、製造者にマッチングされた処方された製品又はサービスについてのリアルタイム快適さ情報を受信する段階2005と、快適さ情報に含まれている不満足評定の総数を集計することによって快適さ情報を分析する段階2010と、不満足評定の型を類別する段階2015と、不満足評定の既定閾値に達したことに応じて、製造プロセスへの変更を勧告する段階2020と、を含んでいる。方法2000のオペレーションはここに説明されているデバイス又はそれの構成要素によって実装されることができる。例えば、方法2000のオペレーションは、図1から図16を参照して説明されているデバイスによって遂行されてもよい。一部の実施例では、デバイスは、以下に説明される諸機能を遂行するようデバイスの機能的要素を制御するコードのセットを実行することができる。加えて、又は代わりに、デバイスは、以下に説明される機能の諸態様を、専用ハードウェアを使用して遂行するようになっていてもよい。
【0150】
[0174]ブロック2005にて、製造者によってマッチングされた処方された製品又はサービスについてリアルタイム快適さ情報が受信される。ブロック2005のオペレーションは、図1から図16を参照して説明されている方法に従って遂行されてもよい。一部の特定の実施例では、ブロック2005のオペレーションの諸態様は、図17を参照して説明されている分析部によって遂行されてもよい。
【0151】
[0175]ブロック2010にて、快適さ情報に含まれている不満足評定の総数を集計することによって快適さ情報は分析される。ブロック2010のオペレーションは、図14から図17を参照して説明されている方法に従って遂行されてもよい。一部の特定の実施例では、ブロック2010のオペレーションの諸態様は、図17を参照して説明されている分析部によって遂行されてもよい。
【0152】
[0176]ブロック2015にて、情報は不満足評定の諸型へ類別される。ブロック2015のオペレーションは、図14から図17を参照して説明されている方法に従って遂行されてもよい。一部の特定の実施例では、ブロック2015のオペレーションの諸態様は、図17を参照して説明されている類別部によって遂行されてもよい。
【0153】
[0177]ブロック2020にて、不満足評定の既定閾値に達したことに応じて、製造プロセスへの変更を行うよう勧告が生成される。ブロック2020のオペレーションは、図14から図17を参照して説明されている方法に従って遂行されてもよい。一部の特定の実施例では、ブロック2120のオペレーションの諸態様は、図17を参照して説明されている勧告部によって遂行されてもよい。
【0154】
[0178]図21は、ユーザーについての情報を受信し、受信した情報を利用して治療、助言、修正を判定し、医者又は医療専門家からの情報をユーザーへ提供するためのシステム2100を例示している。図21に示されている様に、システム2100はユーザーがアクセスできるコンピューティングデバイス2101を含んでいる。先に言及されている様に、コンピューティングデバイス2101は、プロセッサを有していてリモートソースからの信号及び情報を受信するように構成され及びユーザーと関連付けられる医者又は他の医療専門家のアバターを含む情報を表示するように構成されている如何なる型のコンピューティングデバイスであってもよい。1つの例示としての実施形態によれば、コンピューティングデバイス2101は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ゲーミングシステム、又は何れかの他の上述のコンピューティングデバイス、或いは情報を受信し処理するように及びグラフィカル情報を表示するように構成されている何らかの他のコンピューティングデバイスを含み得る。先に言及されている様に、ユーザー情報はシステム2100へコンピューティングデバイス2101を介して伝送されることができる。ユーザーがコンピューティングデバイスを使用するシステムへキーボード又はタッチスクリーンの様な入力デバイスを介して情報を手動で入力するようになっていてもよいし;情報はコンピューティングデバイスによって自動的に収集されてもよいし;情報は関連付けられている随意的なスマートデバイス2108、例えばスマートコンタクトレンズ、スマートイヤフォン、又はバイオマーカーもしくはユーザーによって体験される他の生理学的変化を評価するように構成されている他のデバイスなど、によって自動的に収集されてもよい。
【0155】
[0179]情報がシステム2100へ入力されたら、情報は処理のためにサーバー又はリモートコンピュータ2103へ渡される。例示されている様に、データ転送は、サーバー又はリモートコンピュータ2103がコンピューティングデバイス2101から遠隔にある場合にはクラウド2102を介して起こってもよい。代わりに、処理はコンピューティングデバイス2101上でローカルに起こってもよい。プロセッサ2104は、情報を受信すると、受信したデータを分析しユーザーへの返答を選択又は準備するべく何れかの数の規則及び/又はコマンドを適用することができる。示されている様に、データベース又は他の大きなデータ集合体2105が、受信したユーザーデータに関して取られるべき行動方針を確定するために使用されてもよい。先と同じく、データベース/ビッグデータ2105データベースは、サーバー/リモートコンピュータ2103から遠隔にあり、クラウド2102を介してアクセスできるようになっていてもよい。検出されたバイオマーカー指標の様なデータが受信され、分析されたら、勧告される通信が、ユーザーのためにサーバー/リモートコンピュータ2103によって選択されるようになっていてもよい。以上に指摘されている様に、当該勧告は次いでコンピューティングデバイス2101上で医者のアバターによってユーザーへ届けられることができる。アバターの使用は、速やかにユーザーと医者の間に信頼を作り出し、勧められる治療がより容易くユーザーによって受諾されるようにさせて、ユーザーによる孤独感又は孤立感を軽減することができる。
【0156】
[0180]加えて、サーバー/リモートコンピュータ2103は、確定されたメッセージを集められた情報と共に、承認又は修正を求めて医者へ伝送することができる。この例示としての実施形態によれば、ユーザーのコンピューティングデバイス2101へのメッセージの伝送に先立つ有資格医者によるデータ及び勧告への暴露は、妥当性のある処方箋を書くことを可能にし、有資格医者が、より多くの患者を診ることを、オフィスオーバーヘッドを下げることを、及び人工知能もしくは他の重いコンピューティングリソースがバイオマーカー及び他の指標を解析し勧告される行動方針があれば提供するという恩恵を享受することを、可能にする。
【0157】
[0181]図22は、例示としての本システム及び方法を実装するのに適切なコンピュータシステム2200のブロック線図を描いている。描かれているコンピュータシステム2200は、スマートフォン、ウェアラブル機器、自動車、サーバー、タブレットコンピュータ、ホームコンピュータ、などの様な、上述のデバイスの1つの実施例とすることができる。本システムは、複数の構成要素と共に詳細に記述されてはいるが、図22に詳述されている要素を全部含む、幾つか含む、又は何も含まない如何なる数のコンピューティングシステムへ組み入れられることもできる。特に、例示としての本システムは、システム・オン・チップ(SOC)デバイスへ接続されることができ、その場合、システムの機能性はバス又は他のシステムを通してではなしのチップ上の他の構成要素と関連付けられる。
【0158】
[0182]図22に示されている様に、コンピュータシステム2200はコンピュータシステム2200の主要サブシステムを相互接続するバス2202を含んでおり、バス2202は、中央プロセッサ2204、システムメモリ2206(典型的にはRAM、但しROM、フラッシュRAM、なども含み得る)、入力/出力コントローラ2208を;音声出力インターフェース2212を介してスピーカシステム2210の様な外部音声デバイスを;ディスク、メモリカード、又はチップ2234を受け入れるよう動作するディスク、カード、又はチップユニット2232の様な外部デバイスを;ディスプレイアダプタ2216を介してディスプレイスクリーン2222を;シリアルポート2218及びマウス2220を;キーボード2222(キーボードコントローラ2224とインターフェースされている)を;複数USBデバイス2223(USBコントローラ2228とインターフェースされている)を;ストレージインターフェース2230を;ファイバチャネルネットワーク2238と接続するよう動作するホストバスアダプタ(HBA)インターフェースカード2236Aを;SCSIバス2240へ接続するよう動作するホストバスアダプタ(HBA)インターフェースカード2236Bを;及び、光学ディスク2244を受け入れるよう動作する光学ディスクドライブ2242を、相互接続する。更に、マウス2246(又はシリアルポート2218経由でバス2202へ連結されている他のポイント・アンド・クリックデバイス)、モデム2248(シリアルポート2220経由でバス2202へ連結)、及びネットワークインターフェース2250(バス2202へ直結)も含まれている。
【0159】
[0183]バス2202は、中央プロセッサ2204と、先に指摘されている様に読み出し専用メモリ(ROM)又はフラッシュメモリ(どちらも図示せず)及びランダムアクセスメモリ(RAM)(図示せず)を含み得るシステムメモリ2206との間のデータ通信を許容する。RAMは、概して、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムがロードされるメインメモリである。ROM又はフラッシュメモリは、他のコードもあるが中でも特に、周辺の構成要素又はデバイスとの対話の様な基本的ハードウェアオペレーションを制御する基本入出力システム(BIOS)を格納することができる。コンピュータシステム2200に常駐するアプリケーションは、概して、ハードディスクドライブ(例えば固定ディスク2252)、光学ドライブ(例えば光学ドライブ2242)、又は他の記憶媒体の様な、非一次的コンピュータ可読媒体上に記憶され、及びその様な非一時的コンピュータ可読媒体を介してアクセスされる。加えて、アプリケーションは、ネットワークモデム2248又はインターフェース2250を介してアクセスされたときに、アプリケーション及びデータ通信技術に準じて変調される電子信号の形態をしていてもよい。
【0160】
[0184]ストレージインターフェース2230は、コンピュータシステム2200の他のストレージインターフェースと同じく、固定ディスクドライブ2252の様な、情報の記憶及び/又は取り出しのための標準的コンピュータ可読媒体へ接続することができる。固定ディスクドライブ2252は、コンピュータシステム2200の一部であってもよいし、又は分離されていて他のインターフェースシステムを通してアクセスされるようになっていてもよい。モデム2248は、電話リンクを介してリモートサーバーへの直接接続を、又はインターネットサービスプロバイダ(ISP)を介してインターネットへの直接接続を提供することができる。ネットワークインターフェース2250は、POP(ポイント・オブ・プレゼンス)によるインターネットへの直接ネットワークリンクを介してリモートサーバーへの直接接続を提供することもできる。ネットワークインターフェース2250は、その様な接続を、デジタルセルラーテレフォン接続、セルラーデジタルパケットデータ(CDPD)接続、デジタルサテライトデータ接続、などを含むワイヤレス技術を使用して提供することができる。
【0161】
[0185]図22に例示されている様に、バイオマーカーセンサ2260はコンピュータシステム2200へ統合されていてもよい。バイオマーカーセンサが或る特定の単数又は複数のバイオマーカーを検出すると、信号がバスを通して中央プロセッサ2204へ送信され、すると中央プロセッサ2204は、システムメモリ2206上の命令であって、もし中央プロセッサ2204よって取られる行動があればどんな次の行動を取るかを指示する命令にアクセスすることになる。
【0162】
[0186]多くの他のデバイス又はサブシステム(図示せず)を、同様の方式で接続することができる(例えば、文書スキャナ、デジタルカメラ、など)。反対に、本システム及び方法を実践するのに図22に示されているデバイスが全て存在している必要があるとは限らない。デバイス及びサブシステムは図22に示されているのとは異なるやり方で相互接続することもできる。図22に示されている様なコンピュータシステム2200の少なくとも幾つかのオペレーションは当業者には知られており、本願では詳細に論じられていない。本開示を実装するためのコードは、システムメモリ2206;ディスク、メモリカード、又はチップ2234;固定ディスク2252;又は光学ディスク2244のうちの1つ又はそれ以上の様な、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶されることができる。コンピュータシステム2200上に提供されているオペレーティングシステムは、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、Linux(登録商標)であってもよいし、又は別の知られているオペレーティングシステムであってもよい。
【0163】
[0187]添付図面に関連付けてここに示されている説明は、構成例を記述しており、実装され得る又は特許請求の範囲による範囲に入る実施例全てを表しているとは限らない。ここでの使用に際し、「例示としての」という用語は、「例、事例、又は例示として役立つ」という意味であり、「好適な」又は「他の実施例より有利な」という意味ではない。詳細な説明は、記載されている技法の理解をもたらすことを目的に特定の詳細事項を含んでいる。但し、これらの技法は、これらの特定の詳細事項なしに実践されてもよい。場合により、記載されている実施例の概念がぼやけることを避けるために、よく知られている構造及びデバイスはブロック線図形式で示されている。
【0164】
[0188]添付図の中で、同様の構成要素又は同様の特徴が同じ符号を有していることもある。また、同じ型の様々な構成要素は、符号の次にダッシュ記号を付けることによって及び同様の構成要素間で区別できる第2符号を付けることによって区別されるようにしていることもある。明細書中に第1符号しか使用されていなければ、説明は、第2符号とは無関係に、同じ第1符号を有する類似構成要素の何れにも当てはまる。
【0165】
[0189]ここに記載されている情報及び信号は、多種多様な技術及び技法の何れかを使用して表現されてもよい。例えば、上記説明全体を通して言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場又は磁性粒子、光学場又は光学的粒子、又はそれらの何れかの組合せによって表現されることもできる。
【0166】
[0190]ここに開示と関連して説明されている様々な例示的なブロック及びモジュールは、ここに記載の機能を遂行するように設計されている汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、又は他のプログラマブルロジックデバイス、離散ゲート又はトランジスタ論理、離散ハードウェア構成要素、又はそれらの何れかの組合せを用いて実装され又は遂行されることができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、代替的にはプロセッサは何れかの従来式のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又は状態マシンであってもよい。プロセッサは、更に、コンピューティングデバイスの組合せ(例えば、デジタル信号プロセッサ(DSP)とマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、DSPコアと併用される1つ又はそれ以上のマイクロプロセッサの組合せ、又は何れかの他のその様な組合せ)であってもよい。
【0167】
[0191]ここに記載されている機能は、ハードウェアに実装されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアに実装されてもよいし、ファームウェアによって実装されてもよいし、又はそれらの何れかの組合せによって実装されてもよい。プロセッサによって実行されるソフトウェアに実装される場合、諸機能は1つ又はそれ以上の命令又はコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され又はコンピュータ可読媒体経由で伝送される。他の実施例及び実装も開示及び付随の特許請求の範囲の範囲内にある。例えば、ソフトウェアの性質により、上述の機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、又はこれらの何れかの組合せを使用して実装されることができる。諸機能を実装する機構は、更に、諸機能の諸部分が異なる物理的場所に実装されるように分散されることを含め、様々な位置に物理的に配置されてもよい。更に、特許請求の範囲を含め、ここでの使用に際し、項目の羅列(例えば、「○○のうちの少なくとも1つ」又は「○○のうちの1つ又はそれ以上」の様な語句によって前置きされる項目の羅列)の中で使用される「又は」は包括的な羅列を示唆し、したがって、A、B、又はCのうちの少なくとも1つという羅列は、A又はB又はC又はAB又はAC又はBC又はABC(即ちAとBとC)を意味する。また、ここでの使用に際し、「○○に基づく」という語句は、条件の閉じられたセットを指すと解釈されてはならない。例えば、「条件Aに基づく」と記述されている或る例示としての段階は、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づく場合もあり得る。他の言い方をすれば、ここでの使用に際し、「○○に基づく」は「少なくとも一部には○○に基づく」という語句と同じ様に解釈されるものとする。
【0168】
[0192]コンピュータ可読媒体は、非一次的コンピュータ記憶媒体と、コンピュータプログラムの1つの場所から別の場所への転送を容易にする何れかの媒体を含む通信媒体と、のどちらも含む。非一時的記憶媒体は、汎用コンピュータ又は専用コンピュータによってアクセスできる何れの利用可能な媒体であってもよい。限定するわけではないが一例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM)、コンパクトディスク(CD)ROM、又は他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ又は他の磁気ストレージデバイス、又は、命令又はデータ構造の形態をしている所望のプログラムコード手段を搬送又は記憶するのに使用でき且つ汎用又は専用コンピュータもしくは汎用又は専用プロセッサによってアクセスできる何れかの他の非一時的媒体、を備え得る。更に、何れかの接続は適正にはコンピュータ可読媒体と称される。例えば、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバー、又は他のリモートソースから、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線対、デジタル加入者回線(DSL)、又はワイヤレス技術、例えば赤外線、無線、及びマイクロ波など、を使用して伝送される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線対、デジタル加入者回線(DSL)、又はワイヤレス技術、例えば赤外線、無線、及びマイクロ波などは、媒体の定義に含められる。ここでの使用に際しディスクは、CD、レーザーディスク(登録商標)、光学ディスク、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、フロッピーディスク、及びブルーレイディスクを含み、通常、ディスクはデータを磁気式に再生するが、一部のディスクはデータを光学式にレーザーを用いて再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲の内に含められる。
【0169】
[0193]ここでの説明は、当業者が開示を行うことを又は使用することを可能にするために提供されている。開示に対する様々な修正が当業者には容易に自明となることであり、ここに定義されている一般的原理は、開示の範囲から逸脱することなく他の変形型へ適用され得る。したがって、開示はここに記載されている実施例に限定されるのではなく、ここに開示されている原理及び新規性のある特徴と整合する最も広い範囲を認められるものとする。
【符号の説明】
【0170】
100 デバイス
101 ユーザーインターフェース
102 氏名フィールド
104 性別フィールド
106 生年月日フィールド
108 Eメールフィールド
110 電話番号フィールド
112 住所フィールド
114 国籍フィールド
116 パスワードフィールド
200 デバイス
202 Eメールフィールド
204 パスワードフィールド
300 デバイス
302 コンタクトレンズフィールド
304 サングラスフィールド
306 眼鏡フィールド
400 デバイス
402 コンタクトレンズ1型フィールド
404 コンタクトレンズ2型フィールド
406 コンタクトレンズ3型フィールド
500 デバイス
502 製品又はサービス詳細フィールド
504 保存指示フィールド
506 装着指示フィールド
600 デバイス
602 「非常に簡単」ボタン
604 「簡単」ボタン
606 「まあまあ」ボタン
608 「難しい」ボタン
610 「非常に難しい」ボタン
700 デバイス
702 レンズの取り扱いフィールド
704 レンズ装用時間フィールド
706 夕食後快適さレベルフィールド
708 遠見視力フィールド
710 読書視力フィールド
712、714、716、718、720 返答フィールド
800 デバイス
802 メッセージ
804 自動メッセージ
806 ボタン
900 デバイス
902 住所フィールド
904 日付フィールド
906 時間フィールド
908 理由フィールド
920 デバイス
922 ディスプレイ
924 吹き出し
926 医者又は他の個人の写真
928、929 事前生成オプション
930 デバイス
932、934、936 アイコン
940 デバイス
942、944、946 画像
950 デバイス
952 サマリー
954 折れ線グラフ
956 「通覧」ボタン
958 「現在」ボタン
1000 デバイス
1002 サマリー
1004 プロンプト
1100 デバイス
1102 「非常に不安」ボタン
1104 「不安」ボタン
1106 「あまり不安でない」ボタン
1108 「不安でない」ボタン
1200 デバイス
1202 幸福感フィールド
1204 不安レベルフィールド
1206 眠気レベルフィールド
1208 運動時間フィールド
1300 デバイス
1302 ディスプレイ
1304 情報
1400 バックエンドインターフェース
1402 データ管理部
1404 質問
1406 返答
1408 表
1500 システム
1505 デバイス
1510 バス
1515 プロセッサ
1520 I/Oコントローラ
1525 メモリ
1530 プロファイルマッチング部
1535 メンバーマッチング部
1540 要求部
1550 フィードバック管理部
1590 入力部
1595 出力部
1600 システム
1605 デバイス
1610 バス
1615 プロセッサ
1620 I/Oコントローラ
1625 メモリ
1630 プロファイルマッチング部
1635 メンバーマッチング部
1640 要求部
1650 フィードバック管理部
1655 サーバー
1660 リンク付け管理部
1680 特典管理部
1690 入力部
1700 システム
1705 デバイス
1710 バス
1715 プロセッサ
1720 I/Oコントローラ
1725 メモリ
1765 分析部
1770 類別部
1775 勧告部
1785 集計部
1790 入力部
1795 出力部
2100 システム
2101 コンピューティングデバイス
2102 クラウド
2103 サーバー又はリモートコンピュータ
2104 プロセッサ
2105 データベース又はビッグデータ
2108 スマートデバイス
2200 コンピュータシステム
2202 バス
2204 中央プロセッサ
2206 システムメモリ
2208 入力/出力コントローラ
2210 スピーカシステム
2212 音声出力インターフェース
2214 ディスプレイスクリーン
2216 ディスプレイアダプタ
2218 シリアルポート
2220 シリアルポート
2222 キーボード
2223 USBデバイス
2224 キーボードコントローラ
2226 USBデバイス
2228 USBコントローラ
2230 ストレージインターフェース
2232 ディスク、カード、又はチップユニット
2234 ディスク、メモリカード、又はチップ
2236A、2236B ホストバスアダプタ(HBA)インターフェースカード 2238 ファイバチャネルネットワーク
2240 SCSIバス
2242 光学ディスクドライブ
2244 光学ディスク
2246 マウス
2248 モデム
2250 ネットワークインターフェース
2252 固定ディスクドライブ
2260 バイオマーカーセンサ

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9A
図9B
図9C
図9D
図9E
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22