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特開2023-99981コンプレション・ドライブ(音響変成器)スピーカーボックス
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  • 特開-コンプレション・ドライブ(音響変成器)スピーカーボックス 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023099981
(43)【公開日】2023-07-14
(54)【発明の名称】コンプレション・ドライブ(音響変成器)スピーカーボックス
(51)【国際特許分類】
   H04R 1/02 20060101AFI20230707BHJP
   H04R 1/30 20060101ALI20230707BHJP
【FI】
H04R1/02 101Z
H04R1/30 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022008270
(22)【出願日】2022-01-04
(71)【出願人】
【識別番号】593083387
【氏名又は名称】角田 行男
(72)【発明者】
【氏名】角田 行男
【テーマコード(参考)】
5D017
5D018
【Fターム(参考)】
5D017AD40
5D018AE22
5D018AE27
(57)【要約】      (修正有)
【課題】録音を忠実再生するコンプレション・ドライブ(音響変成器)スピーカーボックスを提供する
【解決手段】コンプレション・ドライブスピーカーボックスは、スピーカーボックス(1)内にスピーカーコーン紙(7)とボックス前板(11)との間の、間隙を気密室(8)と利用し気密室に小穴(3)を設け気密室小穴の周りに補強板(5)付けた。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スピーカー前部にサブコーンを付けたスピーカと取り付け板の間隙に小容積気密室を設け気密室と外側につながるスピーカー振動版面積より小さな穴を取り付け板に作り、また振動板エッジ部が取り付け板に当たらない要リング状のかさ上げ材を入れる。
コンプレション・ドライブ(音響変成器)スピーカーボックス。
【請求項2】
穴の形状は長方形、または丸で穴の近傍に補強材をつけた、コンプレション・ドライブ(音響変成器)スピーカーボックス
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
音楽、オーデオ、など
【背景技術】
【0002】
コンプレション・ドライブスピーカーはホンーンスピーカーに多く使用されている技術ですがボックス形のスピーカーはボックス前面に丸くスピーカー振動板とほぼ同じ面積の穴を開けそこにスピーカーを取り付けるタイプが一般的構造のスピーカーボックスで周波数が低くなると音圧は徐々に下がり聞こえなくなります。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
周波数が低くなっても音圧が下がりにくいスピーカボックス。
振動板の低周波入力震動を効率よく音にするコンプレション・ドライブ(音響変成器)スピーカーボックス。
【課題を解決するための手段】
【0004】
コンプレッションスピーカー形効率改善構造、スピーカーボックス
ボックスの前面板にスピーカー振動板より小さな穴を開け穴の裏側(スピーカーボックスの中)にスピーカーを取り付けスピーカーの振動板と穴の開いた板との間隙空間を気密室としたコンプレションスピーカーボックス
ホーンはありません。
音は小さい気密室穴から音(空気振動)を取り出す。
【作用】
【0005】
気密室の小穴S2に仮想振動板(12)を付け振動させると音が放射され大気圧からの圧力変動を受け音圧となり、この音圧が仮想う振動板にかかり音圧をPとし、仮想振動板面積S2とし仮想振動板にかかる反抗力F2はF2=P*S2となります、Pは気密室内は一定なので(パスカルの原理)スピーカ振動板面積S1にかかる反抗力F1=P*S1。よってスピーカーに掛かる反抗力は大きくなります、一般的のスピーカーは低音になるにしたがって反抗力は小さくなりますが気密室により気密室内部音圧Pを高めることにより効率良く音を作ります、(反抗力が小さい事は空気を音として動かしていない)仮想振動板S2の変位をX2としこの時の空気排除量はV2=S2*X2でスピーカー側の空気排除量V1とは同じですのでV1は振動紙面積S1×変位X1の積ですのでS2*X2=S1*X1でスピーカーの変位量は面積S1とS2の面積比になり非常に小さくなります変位スピード(V)と変位量は比例しますので音響放射インピーダンスF=Zp*VでZp=F/Vで音響放射インピーダンスがあがりますので効率よく放射されます
【発明を実施するための形態】
【0006】
【実施例
請求項1 スピーカーボックスの前面板にスピーカー振動板より小さな穴を開け穴の開いた裏側(ボックス内)にスピーカーをリング状のかさ上げ材を付け空気漏れの無いように取り付ける及び気密室体積調整サブコーンの取り付け。
請求項2
穴の形状は長方形、または丸で穴の近傍板は強度的に弱くなるので穴の周りに補強材をつけた、
コンプレション・ドライブ(音響変成器)スピーカーボックス
【発明の効果】
【0007】
低周波音が中音域と同じように変換される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】コンプレション・ドライブ(音響変成器)スピーカーボックス
【符号の説明】
1 スピーカーボックス
2 スピーカー
3 気密室の小穴及び穴の面積(S2)
4 スピーカーかさ上げリング
5 補強材
6 気密室容積調整サブコーン
7 スピーカー振動紙(コーン紙)及び振動紙面積(S1)
8 気密室
9 ボイスコイル延長ボビン
10 磁石
11 ボックス前面板
12 仮想振動板
13 音圧P
図1