(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024100373
(43)【公開日】2024-07-26
(54)【発明の名称】コネクタ
(51)【国際特許分類】
H01R 13/639 20060101AFI20240719BHJP
【FI】
H01R13/639 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023004329
(22)【出願日】2023-01-16
(71)【出願人】
【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
(71)【出願人】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000497
【氏名又は名称】弁理士法人グランダム特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】西谷 章弘
(72)【発明者】
【氏名】原 照雄
【テーマコード(参考)】
5E021
【Fターム(参考)】
5E021FA05
5E021FA09
5E021FA16
5E021FB07
5E021FC08
5E021FC31
5E021HC09
5E021HC37
(57)【要約】
【課題】保護壁の強度を保ちながら、ロック解除の際に、押圧する位置を適切な位置に規制できるコネクタのロック構造を提供する。
【解決手段】コネクタは、コネクタハウジング10と、相手側ハウジング50とロックするロックアーム20と、ロックアーム20に形成され、ロックアーム20を相手側ハウジング50から解離するロック解除用の操作部21と、コネクタハウジング10の外面10Sから突出し、操作部21を挟むように配置され、操作部21よりも後方へ延びた一対の保護壁30とを備える。コネクタのロック構造は、一対の保護壁30の対向面の少なくとも一方に、保護壁30の後端部を含んだ後側逃がし部34が形成され、後側逃がし部34が形成されている領域において、一対の対向面の対向間隔D1は、保護壁30の後端部において最大であり、且つ後端部よりも前側の方が狭くなっている。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
相手側ハウジングに対して、前端部を先に向けて嵌合されるコネクタハウジングと、
前記コネクタハウジングの外面に沿って延びるように配置され、前記相手側ハウジングに係止することによって、前記コネクタハウジングと前記相手側ハウジングとを嵌合状態にロックするロックアームと、
前記ロックアームに形成され、前記ロックアームを前記相手側ハウジングから解離するように弾性変形させるために押圧操作されるロック解除用の操作部と、
前記コネクタハウジングの前記外面から突出し、前記操作部を挟むように配置され、前記操作部よりも後方へ延びた一対の保護壁と、を備え、
前記一対の保護壁の対向面の少なくとも一方に、前記保護壁の後端部を含んだ後側逃がし部が形成され、
前記後側逃がし部が形成されている領域において、一対の前記対向面の対向間隔は、前記保護壁の後端部において最大であり、且つ前記後端部よりも前側の方が狭くなっているコネクタ。
【請求項2】
前記一対の保護壁の対向面の少なくとも一方に、前記保護壁の突出端部を含んだ押圧操作用逃がし部が形成され、
前記押圧操作用逃がし部が形成されている領域において、一対の前記対向面の対向間隔は、前記保護壁の突出端部において最大であり、且つ前記突出端部よりも前記外面側の方が狭くなっている請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記後側逃がし部は、一対の前記対向面の対向間隔が後側よりも前側の方が狭くなるように並んだ段部によって構成されている請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記後側逃がし部の前端は、前記操作部の後端よりも前方に配置される請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記ロックアームは、弾性変形可能な一対のアーム部を有し、
前記操作部は、板状をなし、前記一対のアーム部を連結するように形成され、
前記一対のアーム部の間には、前記操作部の後方に板状の補強部が差し渡されるように形成されており、
前記後側逃がし部の前端は、前記補強部の前端よりも前方に配置されている請求項1に記載のコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コネクタハウジングと、コネクタハウジングの上壁に形成されるロックアームと、ロックアームを挟むように設けられた一対の板状支持壁と、一対の板状支持壁の間に設けられ、ロックアームから上部に突出するように形成された操作部とを備えるコネクタのロック構造が開示されている。一対の支持壁は、コネクタハウジングとロックアームとの間に電線が引っ掛かったり、操作部が異物の干渉によって押されたりすることを防止する保持機能を発揮する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のロック構造は、一対の板状支持壁(以下、保護壁ともいう。)後端の対向面の対向間隔が狭いため、例えば、押圧操作のために、指を板状支持壁の後ろ側から挿入する場合、指が板状支持壁の後端に当たり、指を差し入れ難かった。
【0005】
本開示は、保護壁により、操作部を保護しながら、ロック解除の際に、操作部を容易に押圧できるコネクタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、相手側ハウジングに対して、前端部を先に向けて嵌合されるコネクタハウジングと、
前記コネクタハウジングの外面に沿って延びるように配置され、前記相手側ハウジングに係止することによって、前記コネクタハウジングと前記相手側ハウジングとを嵌合状態にロックするロックアームと、
前記ロックアームに形成され、前記ロックアームを前記相手側ハウジングから解離するように弾性変形させるために押圧操作されるロック解除用の操作部と、
前記コネクタハウジングの前記外面から突出し、前記操作部を挟むように配置され、前記操作部よりも後方へ延びた一対の保護壁と、を備え、
前記一対の保護壁の対向面の少なくとも一方に、前記保護壁の後端部を含んだ後側逃がし部が形成され、
前記後側逃がし部が形成されている領域において、一対の前記対向面の対向間隔は、前記保護壁の後端部において最大であり、且つ前記後端部よりも前側の方が狭くなっている。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、操作部を保護しながら、ロック解除時の操作性向上を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、実施例1のコネクタハウジングの斜視図である。
【
図2】
図2は、実施例1のコネクタハウジングの背面図である。
【
図3】
図3は、実施例1のコネクタハウジングの平面図である。
【
図4】
図4は、実施例のロックアームがロックされた状態のコネクタハウジングの側断面図である。
【
図5】
図5は、ロックアームがロック解除された状態のコネクタハウジングの側断面図である。
【
図6】
図6は、実施例1のコネクタハウジングを押圧操作によってロック解除する様子を表す模式図である。
【
図7】
図7は、実施例2のコネクタハウジングの斜視図である。
【
図8】
図8は、実施例2のコネクタハウジングの平面図である。
【
図9】
図9は、実施例3のコネクタハウジングの斜視図である。
【
図10】
図10は、実施例3のコネクタハウジングの背面図である。
【
図11】
図11は、実施例3のコネクタハウジングの平面図である。
【
図12】
図12は、実施例4のコネクタハウジングの斜視図である。
【
図13】
図13は、実施例4のコネクタハウジングの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
コネクタは、相手側ハウジングに対して、前端部を先に向けて嵌合されるコネクタハウジングと、コネクタハウジングの外面に沿って延びるように配置され、相手側ハウジングに係止することによって、コネクタハウジングと相手側ハウジングとを嵌合状態にロックするロックアームと、ロックアームに形成され、ロックアームを相手側ハウジングから解離するように弾性変形させるために押圧操作されるロック解除用の操作部と、コネクタハウジングの外面から突出し、操作部を挟むように配置され、操作部よりも後方へ延びた一対の保護壁と、を備え、一対の保護壁の対向面の少なくとも一方に、保護壁の後端部を含んだ後側逃がし部が形成され、後側逃がし部が形成されている領域において、一対の対向面の対向間隔は、保護壁の後端部において最大であり、且つ後端部よりも前側の方が狭くなっているのがよい。この構造によれば、一対の対向面の対向間隔は、保護壁の後端部において最大であるため、指を後端から操作部の方向に挿入しやすい。これにより、操作部を保護しながら、容易にロック解除操作ができる。
【0010】
コネクタは、一対の保護壁の対向面の少なくとも一方に、保護壁の突出端部を含んだ押圧操作用逃がし部が形成され、押圧操作用逃がし部が形成されている領域において、一対の対向面の対向間隔は、保護壁の突出端部において最大であり、且つ突出端部よりも外面側の方が狭くなっているのがよい。この構成によれば、後側逃がし部によって指の操作位置を規制された状態においては、押圧操作用逃がし部によって保護壁の突出端部側に広い操作スペースが確保されるため、操作部を押圧しやすい。
【0011】
後側逃がし部は、一対の対向面の対向間隔が後側よりも前側の方が狭くなるように並んだ段部によって構成されているのがよい。この構成によれば、段部は、一対の保護壁の間隔を広げようとする外力に対して、保護壁の剛性を高める作用を発揮するので、保護壁が広がるように変形することを抑制できる。
【0012】
後側逃がし部の前端は、操作部の後端よりも前方に配置されるのがよい。この構成によれば、操作部を押圧操作する際に、後方から保護壁の間に差し入れた指を、操作部を押せる位置まで到達させることができる。
【0013】
ロックアームは、弾性変形可能な一対のアーム部を有し、操作部は、板状をなし、一対のアーム部を連結するように形成され、一対のアーム部の間には、操作部の後方に連なる板状の補強部が差し渡されるように形成されており、後側逃がし部の前端は、補強部の前端よりも前方に配置されているのがよい。この構成によれば、補強部は、過度の力で操作部が押圧されたときに、操作部の破損を防止するだけでなく、押圧操作をするときに操作部の位置を示す目印となる。後側逃がし部の前端が補強部の前端よりも前方に配置されているので、後方から保護壁の間に差し入れた指を、操作部を押せる位置まで到達させることができる。
【0014】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態を、以下に図面を参照しつつ説明する。本開示は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0015】
各図において、「前側」を「F」、「上側」を「U」、「右側」を「R」及びで表している。
【0016】
[実施例1]
本開示のコネクタは、コネクタハウジング10と、操作部21を備えるロックアーム20と、一対の保護壁30とを有している。
【0017】
[コネクタハウジング10]
図1に示すように、コネクタハウジング10は、全体として左右対称であり、且つ偏平な直方形をなす単一部品である。コネクタハウジング10は、上面10Sの両側面から上方向に延び、かつ前後方向に亘って延びる一対の側壁11を有している。側壁11はコネクタハウジング10の前端から、後述する保護壁30の前端面30Sまで延びている。
【0018】
図2、4、5に示すように、コネクタハウジング10内には、コネクタハウジング10を前後方向に貫通する複数の端子収容室13が、幅方向に一定ピッチで並んだ状態で形成されている。各端子収容室13内には、後方から、電線63の前端部に固着された端子金具65が挿入されている。
【0019】
[ロックアーム20]
図1~3に示すように、コネクタハウジング10にはロックアーム20が一体に形成されている。ロックアーム20は、コネクタハウジング10の上面10Sに沿って前後方向に延びるように配置されている。ロックアーム20は、コネクタハウジング10の幅方向における中央部に備えられている。ロックアーム20は、左右一対の基端部15と、延出部19と、操作部21と、補強部23を有する。ロックアーム20は、後述するコネクタハウジング10とロックアーム20との間に形成される撓み許容空間Aにより、上方向からの圧力によって弾性変形可能となっている。
【0020】
一対の基端部15は、コネクタハウジング10の左右中央部分に、上面10Sを挟んで、左右対称に位置している。一対の基端部15は、ロックアーム20の後端部を構成する。一対の基端部15は、コネクタハウジング10の上面10Sの後端から、前側へ斜め上方向に延びた四半円弧形をなしている。基端部15は、コネクタハウジング10の上面10Sを上から覆うように配置されている。基端部15と、上面10Sとの間には、撓み許容空間Aが形成されている。基端部15における対向面18の側面視形状は、下方に向かって膨らむように湾曲した放物線によって構成されている。
【0021】
延出部19は、ロックアーム20の前部分を構成し、相手側ハウジング50に覆われる部分である。延出部19の左右両側面は、間隔をおいて、側壁11に挟まれている。延出部19は、左右一対のアーム部29と、1つの板状部27で形成される。
【0022】
一対のアーム部29は、ロックアーム20の左右両側面を構成している。一対のアーム部29は、一対の基端部15から前方へ延出し、板状部27へと繋がっている。アーム部29は、後述する操作部21、及び補強部23の左右両端を下側から支持している。
【0023】
板状部27は、弾性変形により、相手側ハウジング50と係止する部分である。板状部27は、コネクタハウジング10の上面10Sの前端側から後方へ延出している。延出部19の後端縁は、一対のアーム部29を介して操作部21と繋がっている。板状部27と、コネクタハウジング10との間には、撓み許容空間Aが設けられている。撓み許容空間Aによって、板状部27は、上方向からの押圧により弾性変形可能となっている。
【0024】
図4、
図5に示すように、板状部27の後端には、ロック部31が形成されている。ロック部31は、相手側ハウジング50に形成したロック前端面33と係止することによって、相手側ハウジング50とコネクタハウジング10を嵌合状態にロックする部位である。ロック部31の前面には、前後方向(コネクタハウジング10と相手側ハウジング50の嵌合方向)に対して傾斜した誘導面37が形成されている。ロック部31の後端面には、前後方向と略直交するロック面35が形成される。ロック面35は、操作部21の前端側中央部分を横長略長方形に開口することで形成されている。ロック面35は相手側ハウジング50のロック前端面33と係止される。ロック部31は、操作部21よりも前方に配置され、ロックアーム20の前後方向における中央部に位置する。
【0025】
操作部21は、平面視長方形の板状をなし、一対のアーム部29の上縁部同士を連結するように形成されている。操作部21は、左右両端を支持するアーム部29から上方へ突出している。操作部21のうち、アーム部29によって支持されていない部分の下側に撓み許容空間Aが設けられている。撓み許容空間Aにより、操作部21は、上からの押圧に対して、弾性変形可能となっている。
【0026】
補強部23は、操作部21の後側に、連なって配置される。操作部21の上面は、補強部23の上面よりも高い位置となるよう、段違いで平行に位置される。補強部23は、左右両端において、一対のアーム部29よって、下側から支持されている。すなわち、補強部23は、アーム部29に差し渡されるように形成されている。補強部23の後端縁は、基端部15と繋がっている。補強部23のうち、アーム部29によって支持されていない部分の下側に撓み許容空間Aが設けられている。
【0027】
図2、3で示すように、一対の保護壁30は、左右対称に、操作部21の左右両端を、間隔をおいて、挟むように配置される。一対の保護壁30は、コネクタハウジング10の後端部において、ロックアーム20の左右両側面の外側に形成される段形状領域から、上方垂直に延びている。保護壁30の前端面30Sは、側壁11と繋がっている。突出端部36は、保護壁30の上方向の端部に位置する部分である。突出端部36には、操作部21に対する押圧方向と交差する平坦面12が形成されている。保護壁30の突出端部36を含む平坦面12は、コネクタハウジング10の側壁11よりも高い位置となるよう段違いで平行に位置される。一対の保護壁30の内壁面には、後側逃がし部34が形成されている。後側逃がし部34は、保護壁30の後端から前端にかけて、間隔が狭くなるよう傾斜する面である。後側逃がし部34は、凹凸のない平面で形成される。
図3に示すように、一対の保護壁30前端における対向間隔D1は、約8.0mmである。一対の保護壁後端における対向間隔D1は、約12.0mmである。保護壁30の後端における対向間隔D1に対する、保護壁30の前端における対向間隔D1の比は、約3:2である。
【0028】
対向する一対の保護壁30の間に形成される領域のうち、保護壁30の後端部から、前端面に亘って、後側逃がし部34が形成される。後側逃がし部34における、一対の保護壁30の対向間隔D1は、一対の保護壁30の後端において最大で、一対の保護壁30の前端に向かうにつれて狭くなる。
【0029】
一対の保護壁30の前端面30Sは、前後方向において、操作部21の前端と、後端の間に位置するよう配置されている。すなわち、後側逃がし部34の前端は、前後方向において、操作部21の後端よりも前方に配置されている。
【0030】
図4、5に示すように、相手側ハウジング50は、樹脂製で、四角筒形状である。相手側ハウジング50は、嵌合方向に開口したフード部51を有している。このフード部51内には、コネクタハウジング10の延出部19が略密接状態で挿入、および嵌合される。フード部51の前壁53には、雄端子55が開口端に向かって突設されている。
【0031】
フード部51に、相手側ハウジング50の上壁57の開口端から下方向に延びる突起状のロック突起59が設けられている。ロック突起59は、上壁57から、前側へ斜め下方向に延びるロック傾斜面58を有している。ロック突起59は、ロック傾斜面58の前端から垂直上方向に延びる、ロック前端面33を有している。ロック突起59のロック前端面33は、前後方向に対して垂直な係止面である。ロック突起59のロック前端面33と、コネクタハウジング10のロック面35とが当接することにより係止される。
図5、6に示すように、ロック突起59と、ロック部31とが、係止されている状態において、フード部51の開口端面の左右両側は、保護壁30の前端面30Sと当接している。
【0032】
図4、5で示すように、端子金具65は、前後方向に細長い形状をなす雌形の端子である。端子金具65の前側部分である箱部61は、外観が挿入方向に長い直方体形状である。箱部61の内部には、相手側ハウジング50に収容される雄端子55と導通接触する板ばね片(図示省略)が設けられている。板ばね片は、端子金具65と電気的に接続している。端子金具65と電線63の前端部は、前後に並ぶように配置され、電線63は端子金具65の後端から後方へ延出している。
【0033】
[実施例1における押圧操作の作用効果]
実施例1の操作部21を押圧する際には、まず、コネクタハウジング10の後側から指を操作部21付近まで挿入する。このとき、一対の保護壁30の対向間隔D1は、後端部において最大であり、且つ後端部よりも前方の方が狭くなっている。このため、挿入した指先は、露出した操作部21、及び補強部23の形成される領域において、保護壁30の後側逃がし部34に摺接し、前後左右方向に規制される。
【0034】
コネクタの作用効果について説明する。相手側ハウジング50と、コネクタハウジング10とをロック状態とするときは、相手側ハウジング50の開口部分を、コネクタハウジング10に向かって、嵌合方向に押し込む。嵌合方向に押し込まれると、誘導面37は、相手側ハウジング50のロック傾斜面58に上から押圧されて、下方向に弾性変形する。さらに、相手側ハウジング50のロック前端面33が、コネクタハウジング10のロック前端面33の後ろに位置するまで、嵌合方向に押しこむと、板状部27は、相手側ハウジング50のロック突起59に上から押圧されなくなり、誘導面37は上方向に弾性変形する。
図4に示すように、コネクタハウジング10のロック面35と、相手側ハウジング50のロック突起59のロック前端面33とが係止されることで、コネクタハウジング10と、相手側ハウジング50は、ロック状態となる。
【0035】
図5に示すように、コネクタハウジング10と、相手側ハウジング50のロックを解除する際は、操作部21を上から押圧する。
図5に示すように、操作部21の押圧により、板状部27は下方向に変位し、ロック突起59のロック前端面33と、ロック面35とが解離する。また、相手側ハウジング50は、操作部21の前端面の押し出しによって、前方向に移動する。ロック突起59のロック前端面33と、ロック面35とが解離した状態で、相手側ハウジング50が前方向に移動することにより、コネクタハウジング10は、相手側ハウジング50と、ロック解除状態となる。
【0036】
実施例1における押圧操作の作用効果について説明する。コネクタハウジング10は、前端部をフード部51に向け、相手側ハウジング50に嵌合している。
図6に示すように、コネクタハウジング10と、相手側ハウジング50とが嵌合された状態において、相手側ハウジング50の後端面は、操作部21の後端の前方に位置される。相手側ハウジング50は、操作部21の前部分を覆っている。相手側ハウジング50がロックされた状態において、操作部21の後ろ部分が露出している。
【0037】
実施例1のコネクタハウジング10の押圧操作は、まず、コネクタハウジング10の後側から指を操作部21の付近まで挿入する。このとき、一対の保護壁30の対向間隔D1は、前後方向において、前端側よりも後端側の方が広く、後端部において最大である。これにより、指が保護壁30の後端に当たる虞がない。挿入した指先は、一対の保護壁30の後側逃がし部34に摺接することによって、露出された操作部21上で、前後左右方向にガイドされる。よって、実施例1のロック構造は、ロック解除の際に、差し入れた指を、押圧操作しやすい操作部21付近に位置することができる。
【0038】
補強部23の作用効果について説明する。補強部23は、操作部21と繋がって、押圧箇所である操作部21近傍の剛性を高めることにより、操作部21の破損を防止している。補強部23の上面は、操作部21の上面よりも低い位置となるよう、段違いで平行に位置されている。実施例1のコネクタは、補強部23を押圧しても、ロックアーム20が撓みにくい構成となっている。よって、補強部23を押圧し、誤ってロック解除される虞がない。また、補強部23は、押圧操作の際の目印となり、誤操作を防止する。
【0039】
[実施例2]
本開示を具体化した実施例2のコネクタを、
図7、
図8を参照して説明する。実施例2のコネクタは、コネクタハウジング70に幅方向に一定ピッチで形成される2つの端子収容室72を有している。実施例2のコネクタハウジング70の左右幅は、実施例1のコネクタハウジング10よりも小さい。
図8に示すように、実施例2の保護壁71前端における対向間隔D1は、約6.5mmである。保護壁後端における左右幅は、約9.5mmである。保護壁71の後端における対向間隔D1に対する、保護壁71の前端における対向間隔D1の比は、約3:2である。実施例2の後側逃がし部73は、一対の対向面の対向間隔D1が後側よりも前側の方が狭くなるように並んだ複数の段部81によって形成されている。実施例2の説明において、上記実施例1と同じ構成については、説明を省略し、実施形態1と同じ作用効果についても説明を省略する。
【0040】
[保護壁71]
実施例2のコネクタハウジング70は、後端部の左右両側面に、保護壁71を有している。保護壁71は、左右幅が後ろ方向に広がるよう複数の段部81を形成している。段部81は、平面視において前後方向に延びる縦壁83と、縦壁83の両端と繋がって左右外側方向に延びる横壁85とで構成される。実施例2のコネクタハウジング70の段部81は、縦壁83と、横壁85が交互に繋がることで形成される。縦壁83と横壁85は、略直角をなして繋がっている。保護壁71は、後端から前端にかけて、内側に狭くなるよう段部81を3つ形成している。形成された3つの段部81において、前側から順に、第1段部81a、第2段部81b、第3段部81cとする。
【0041】
[実施例2における押圧操作の作用効果]
押圧操作する際に、保護壁71の後ろ側から挿入する際に、指は、保護壁71の第1段部81a近傍と摺接する。保護壁71にかかる前後方向の力は、縦壁83、及び横壁85によって支持されるため、段部81は、一対の保護壁の間隔を広げようとする外力に対して、保護壁の剛性を高める作用を発揮して、ロック機構の破損が起こりにくい。
【0042】
[実施例3]
本開示を具体化した実施例3のコネクタを、
図9~
図11を参照して説明する。実施例3のコネクタハウジング90の保護壁93は、上面90Sを介して、操作部103の左右両端を挟むように、左右非対称に配置される。
図10に示すように、押圧操作用逃がし部91の形成されている領域において、一対の対向面の対向間隔D2は、上下方向において、保護壁93の突出端部95で最大となる。一対の対向面の対向間隔D2は、突出端部95からコネクタハウジング90の上面90S側につれ狭くなる。上記実施例1~2と同じ構成については、説明を省略し、上記実施例1~2と同じ作用効果についても説明は省略する。
【0043】
[保護壁93]
一対の保護壁93のうち、左側に位置する左保護壁93aは、コネクタハウジング90の後端部の段形状領域から上方へ延びている。左保護壁93aの後端は、後述する右保護壁93bの後端と前後方向において同位置に配置されている。左保護壁93aの内側壁には、押圧操作用逃がし部91と、後ろ側逃がし部107が形成されている。押圧操作用逃がし部91は、左保護壁93aの前部分において、操作部103側に向かって、低くなるよう傾斜する面である。左保護壁93aに形成される押圧操作用逃がし部91は、左保護壁93aの前端から、後ろ側へ約2.5mmに亘って形成されている。後ろ側逃がし部107は、左保護壁93aの後端から前端にかけて、操作部103側に接近するように傾斜する、左保護壁93aの内側面である。
【0044】
一対の保護壁93のうち、右側に位置する右保護壁93bは、基台部98と、突出部94とからなる。基台部98は、コネクタハウジング90の後端部の段形状領域から上側に延びている。基台部98の上端面は、コネクタハウジング90の側壁96と同一面状となるよう繋がっている。右保護壁93bの突出部94は、段形状領域の前部分の内側に形成されている。突出部94は、コネクタハウジング90の後ろから見て、略三角形状をなし、上方へ突出している。右保護壁93bは、突出部94の上端面に、突出端部95を有している。突出端部95は、丸みを帯びている。突出部94の内側は、押圧操作用逃がし部91が形成される。押圧操作用逃がし部91は、突出端部95から操作部103側へ向かって、低くなるように傾斜する面である。突出部94に形成される押圧操作用逃がし部91は、右保護壁93bの前端から、後ろ側へ約1.5mmに亘って形成されている。左保護壁93aに形成される押圧操作用逃がし部91の後端は、右保護壁93bの突出部94に形成される押圧操作用逃がし部91の後端よりも後ろ側に配置される。後ろ側逃がし部107は、右保護壁93bの後端から前端にかけて、操作部103側に接近するように傾斜する、右保護壁93bの内側面である。
図11で示すように、一対の保護壁93前端における対向間隔D1は、約8.0mmである。一対の保護壁93後端における対向間隔D1は、約12.0mmである。保護壁93の後端における対向間隔D1に対する、保護壁30の前端における対向間隔D1の比は、約3:2である。一対の保護壁93の対向面同士の対向間隔D1は、保護壁93の後端部において最大であり、且つ後端部よりも前方の方が狭くなっている。
【0045】
図10に示すように、押圧操作用逃がし部91は、上下方向において、操作部103の上端から、基端部105の上端に亘って形成されている。押圧操作用逃がし部91における、一対の保護壁93の対向間隔D2は、保護壁93の上端において最大で、保護壁93の下端部に向かうにつれて狭くなる。左保護壁93aの押圧操作用逃がし部91は、左保護壁93aの前端から、後ろ側へ約2.5mmに亘って形成される。右保護壁93bの押圧操作用逃がし部91は、右保護壁93bの前端から、後ろ側へ約1.5mmに亘って形成される。一対の保護壁93の前端は、前後方向において、操作部103の後端よりも前方に配置されている。すなわち、押圧操作用逃がし部91の前端は、操作部103の後端よりも前方に配置されている。
【0046】
[実施例3における押圧操作の作用効果]
実施例3の操作部103を押圧操作する際には、まず、コネクタハウジング90の後側から指を操作部103付近まで挿入する。このとき、一対の保護壁93の対向間隔D1は、右保護壁93bの後端部において最大であり、且つ後端部よりも前方の方が狭くなっているため、挿入した指先は、操作部103付近で、一対の保護壁93に摺接する。
【0047】
次に、指先を、一対の保護壁に摺接させた状態で、上下方向に動かして、操作部103を押圧する。押圧操作用逃がし部91の前端は、上下方向において、操作部103の前後両端の間に位置している。押圧操作用逃がし部91の後端は、前後方向において、補強部104の後端よりも前方に位置する。押圧操作用逃がし部91の後端は、後ろ側逃がし部107の前端よりも後ろ側に位置している。実施例3のコネクタは、前後方向において、押圧操作用逃がし部91と、後ろ側逃がし部107の形成領域が重なるため、より押圧操作のためのスペースを確保でき、容易にロック解除操作できる。
【0048】
右保護壁93bの突出部94は、基台部98の前端内側部分において、上方へ突出している部位である。右保護壁93bのうち、突出部94以外の部位は、側壁96と高さを同じとする平面である。これにより、実施例3のコネクタは、一本の指をコネクタハウジング90の後端側から挿入する際、押圧する指以外の指を、右保護壁93bにぶつけることなく作業できる。
【0049】
[実施例4]
本開示を具体化した実施例4のコネクタを、
図12、13を参照して説明する。実施例4の一対の保護壁120は、左右非対称に、上面110Sを隔て、操作部125の左右両端を挟むように配置される。一対の保護壁120は、後側逃がし部113を備えている。後側逃がし部113は、一対の対向面の対向間隔D1が後側よりも前側の方が狭くなるように並んだ複数の段部115により構成されている。上記実施例1~3と同じ構成については、説明を省略し、上記実施例と同じ作用効果についても説明は省略する。
【0050】
[コネクタハウジング110]
実施例4のコネクタハウジング110は、後端部の左右両側面に、保護壁120を有している。保護壁120は、左右幅が後ろ方向に広がるよう複数の段部115で構成される。複数の段部115は、前後方向に延びる縦壁118と、縦壁118の両端と繋がって、左右外側方向に延びる横壁127とが、交互に繋がることで形成される。
【0051】
[保護壁120]
一対の保護壁120は、左右非対称である。一対の保護壁120のうち、左側に位置する左保護壁120aには、後端から前端にかけて、内側に狭くなるよう3つの段部115が形成されている。
図13に示すように、形成された3つの段部115は、前側から順に、第1段部115a、第2段部115b、第3段部115cとする。左保護壁120aは、後側逃がし部113を有している。後側逃がし部113は、第1段部115a、第2段部115b、第3段部115cの内側に形成される面である。
【0052】
左保護壁120aは、前後方向において、第1段部115a、及び第2段部115bの横壁127に亘る領域に、押圧操作用逃がし部121を有している。押圧操作用逃がし部121は、左保護壁120aの突出端部123を含む平坦面124から操作部125側に向かって、低くなるよう傾斜する面である。前後方向において、押圧操作用逃がし部121の後端は、補強部126の後端よりも前側に位置している。
【0053】
一対の保護壁120のうち、右側に位置する右保護壁120bは、基台部130と、突出部128とからなる。基台部130は、後端から前端にかけて、内側に狭くなるよう3つの段部115が形成されている。形成された3つの段部115を、前側から順に、第1段部115d、第2段部115e、第3段部115fとする。右保護壁120bは、基台部130に形成される第1段部115dから、垂直上側に延びる突出部128を形成している。突出部128は、第2段部115e、及び第3段部115fの上端面よりも、垂直上方へ突出する部位である。突出部128は、右保護壁120bの突出端部123を有している。突出部128の備える突出端部123には、操作部125に対する押圧方向と交差する平坦面124が形成されている。突出部128は、押圧操作用逃がし部121を構成している。押圧操作用逃がし部121は、平坦面124から操作部125側へ向かって、低くなるよう傾斜する面である。
図13に示すように、第1段部115aの前端は、操作部125の後端よりも前方に位置している。すなわち、右保護壁120bの押圧操作用逃がし部121の前端は、操作部125の後端よりも前側に位置している。右保護壁120bにおける押圧操作用逃がし部121の後端は、左保護壁120aにおける押圧操作用逃がし部121の後端よりも前側に配置される。
【0054】
[実施例4における押圧操作の作用効果]
押圧操作の際、指を保護壁120の後ろ側から挿入する際、保護壁120の後端に、より大きなスペースを確保できる。また、保護壁120にかかる前後方向の力は、縦壁118、及び横壁127によって支持されており、一対の保護壁の間隔を広げようとする外力に対して、保護壁の剛性を高める作用を発揮するので、ロック機構の破損が起こりにくい。
【0055】
[他の実施例]
(1)実施例3のコネクタは、一対の保護壁93の対向面の少なくとも一方に、保護壁93の突出端部95を含んだ押圧操作用逃がし部91が形成され、押圧操作用逃がし部91が形成されている領域において、一対の対向面の対向間隔D2は、保護壁93の突出端部95において最大であり、且つ突出端部95よりも上面10S側の方が狭くなっているが、コネクタは、押圧操作用逃がし部91を形成しなくてもよい。
(2)実施例2の後側逃がし部73は、一対の前記対向面の対向間隔D1が後側よりも前側の方が狭くなるように並んだ段部81によって構成されているが、コネクタは、一対の前記対向面の対向間隔D1が後側よりも前側の方が狭くなるように配置される傾斜面によって形成されていてもよい。
(3)実施例1の後側逃がし部34の前端は、操作部21の後端よりも前方に配置されるが、後側逃がし部34の前端の配置位置は、本開示の課題を解決できる範囲において、任意に設定できる。
(4)実施例1のロックアーム20は、弾性変形可能な一対のアーム部29を有し、操作部21は、板状をなし、前記一対のアーム部29を連結するように形成され、一対のアーム部29の間には、操作部21の後方に板状の補強部23が差し渡されるように形成されており、後側逃がし部34の前端は、補強部23の前端よりも前方に配置されているが、ロックアームは、補強部を有していなくてもよい。
(5)実施例1において、一対の保護壁30のいずれか一方の突出端部36には、操作部21に対する押圧方向と交差する平坦面12が形成されているが、保護壁30の突出端部36に、平坦面12が形成されていなくてもよい。
(6)実施例3において、操作部103の変位方向における押圧操作用逃がし部91の形成範囲は、基端部105の上端から保護壁93の突出端部95に至る領域であるが、押圧操作用逃がし部の形成範囲は、基端部の上端から保護壁の突出端部に至る領域に限られない。
(7)実施例1の後側逃がし部34は、凹凸のない平面であるが、後ろ側逃がし部は、凹凸や、湾曲で形成されてもよい。
(8)実施例3の押圧操作用逃がし部91は、凹凸のない平面であるが、押圧操作用逃がし部は、凹凸や、湾曲で形成されてもよい。
(9)実施例3の一対の保護壁93は、後ろ側逃がし部を形成し、左右非対称であるが、コネクタのロック構造は、一対の保護壁を左右対称とし、押圧操作用逃がし部、及び後ろ側逃がし部を左右対称に形成してもよい。
(10)実施例1の一対の保護壁30の突出端部36は、上下方向において、操作部21の上端と同じ位置にあるが、保護壁30の突出端部36を、上下方向において、操作部21の上端よりも上に位置していてもよい。
(11)実施例1の相手側ハウジングは、ロック突起59を有し、ロック突起59は、コネクタハウジング10のロック部31と係合しているが、相手側ハウジング50と、コネクタハウジング10とを係合構成は、特に制限されず、公知の係合構成を用いることができる。
(12)実施例1において、一対の保護壁の対向面同士の距離は、保護壁の前端部において約8.0mmで、後端部において、約12.0mmで、後側逃がし部の後端面の距離に対する、後側逃がし部の前端面の距離の比は、約3:2であるが、一対の保護壁の前端面における対向面同士の距離は、本開示の課題を解決できる範囲において、任意に設定できる。
(13)実施例1において、側壁11は、後側となるにつれて幅広となる段形状をなしている。側壁は、後側となるにつれて幅広となる傾斜面を形成してもよい。また、側壁は、前後端に亘って間隔を同一とすることができる。
(14)実施例1において、操作部21の押圧を指で行っている。操作部の押圧は指で行う必要はなく、操作部を押圧するために治具等を用いてもよい。
(15)実施例3において、左保護壁93aに形成される押圧操作用逃がし部91は、保護壁前端から、後ろ方向へ約2.5mmに亘って形成されており、右保護壁93bに形成される押圧操作用逃がし部91は、後ろ方向へ約1.5mmに亘って形成されているが、押圧操作用逃がし部91の形成範囲は、本開示の課題を解決できる範囲において、任意に設定できる。
(16)実施例1のロック構造は、一対の保護壁の対向面に、保護壁30の後端部を含んだ後側逃がし部34が形成されている。後側逃がし部34は、一対の保護壁30のどちらか一方に形成されていても良い。
(17)実施例1において、突出端部36は、保護壁30の最上端に位置する部分である。突出端部は、保護壁の最上端である必要はなく、コネクタハウジングの上面から、上方に突出していればよい。
(18)一対の保護壁30の後側逃がし部34は、保護壁30の後端から前端にかけて、間隔が狭くなるよう傾斜する面で形成されている。後側逃がし部34は、保護壁の後端よりも前方の位置から前端にかけて、間隔が狭くなるよう傾斜する面で形成されてもよい。
【符号の説明】
【0056】
10,70,90,110: コネクタハウジング
10S,70S,90S,110S:上面(外面)
11,96: 側壁
12,124: 平坦面
13,72: 端子収容室
15,105: 基端部
18: 対向面
19: 延出部
20: ロックアーム
21,103,125: 操作部
23,101,126: 補強部
27: 板状部
29: アーム部
30,71,93,120: 保護壁
93a,120a: 左保護壁
93b,120b: 右保護壁
30S: 前端面
31: ロック部
33: ロック前端面
34,73,107,113: 後側逃がし部
35: ロック面
36,95,123: 突出端部
37: 誘導面
50: 相手側ハウジング
51: フード部
53: 前壁
55: 雄端子
57: 上壁
58: ロック傾斜面
59: ロック突起
61: 箱部
63: 電線
65: 端子金具
83,118: 縦壁
85,127: 横壁
91,121: 押圧操作用逃がし部
94,128: 突出部
98,130: 基台部
81,115: 段部
81a,115a,115d: 第1段部
81b,115b,115e: 第2段部
81c,115c,115f: 第3段部
A: 撓み許容空間
D1,D2: 対向間隔