(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024100445
(43)【公開日】2024-07-26
(54)【発明の名称】充電システムおよび充電方法
(51)【国際特許分類】
H02J 7/00 20060101AFI20240719BHJP
B60L 53/35 20190101ALI20240719BHJP
【FI】
H02J7/00 301A
H02J7/00 P
B60L53/35
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023004443
(22)【出願日】2023-01-16
(71)【出願人】
【識別番号】000124591
【氏名又は名称】河村電器産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100175824
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100114937
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 裕幸
(74)【代理人】
【識別番号】100140718
【弁理士】
【氏名又は名称】仁内 宏紀
(72)【発明者】
【氏名】大塚 翼
(72)【発明者】
【氏名】品田 小有里
(72)【発明者】
【氏名】田原 万里花
【テーマコード(参考)】
5G503
5H125
【Fターム(参考)】
5G503AA01
5G503BA01
5G503BB01
5G503FA01
5G503FA06
5G503GD03
5G503GD05
5G503GD06
5H125AA01
5H125AC11
5H125AC24
5H125BE02
5H125DD03
5H125EE68
5H125FF14
(57)【要約】
【課題】電気自動車の充電の利便性を向上できる充電システムおよび充電方法を提供すること。
【解決手段】電気自動車を充電する充電システムは、電気自動車の蓄電部に電力を供給する第1充電部を備える充電ユニットと、平面視略矩形の駐車スペースに電気自動車が駐車した場合に、電気自動車の左側と右側とを結んだ線に平行となる左右方向に配設され、充電ユニットが取り付けられ、外部電源から電流が供給されるバスバーの一部を囲み、充電ユニットの移動をガイドするガイド部材とを備え、ガイド部材に取り付けられた充電ユニットは、左右方向に移動可能であり、充電ユニットが備える第1充電部がバスバーと接続される複数の第2充電部のいずれかと接続することで、第1充電部に接続されている電気自動車が充電される。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気自動車を充電する充電システムであって、
電気自動車の蓄電部に電力を供給する第1充電部を備える充電ユニットと、
平面視略矩形の駐車スペースに前記電気自動車が駐車した場合に、前記電気自動車の左側と右側とを結んだ線に平行となる左右方向に配設され、前記充電ユニットが取り付けられ、外部電源から電流が供給されるバスバーの一部を囲み、前記充電ユニットの移動をガイドするガイド部材と
を備え、
前記ガイド部材に取り付けられた前記充電ユニットは、前記左右方向に移動可能であり、
前記充電ユニットが備える前記第1充電部が前記バスバーと接続される複数の第2充電部のいずれかと接続することで、前記第1充電部に接続されている前記電気自動車が充電される、充電システム。
【請求項2】
前記バスバーと、前記第2充電部との間の接続をオンオフするスイッチ
をさらに備える、請求項1に記載の充電システム。
【請求項3】
前記第1充電部と前記第2充電部との接続を検出する検出部
をさらに備え、
前記スイッチは、前記検出部が前記第1充電部と前記第2充電部とが接続したことを検出した場合に前記バスバーと、前記第2充電部との間の接続をオンにする、請求項2に記載の充電システム。
【請求項4】
複数の前記充電ユニット
を備え、
前記ガイド部材に取り付けられた複数の前記充電ユニットは、前記左右方向に移動可能であり、
複数の前記充電ユニットの各々が備える前記第1充電部と前記ガイド部材に囲まれている前記バスバーと接続される第2充電部とが接続することで、複数の前記第1充電部の各々に接続されている前記電気自動車が充電される、請求項1に記載の充電システム。
【請求項5】
前記ガイド部材は、中空であり、前記充電ユニットを前記左右方向に移動可能にするための溝部材を有する、請求項1に記載の充電システム。
【請求項6】
前記ガイド部材は、前記第1充電部と対向する面に第1開口部を有し、
前記スイッチは、前記第1開口部から前記バスバーに着脱可能に取り付けられる、請求項2に記載の充電システム。
【請求項7】
前記第1開口部を塞ぐ第1蓋部と、
前記第1蓋部に設けられた第2開口部と、
前記第2開口部を塞ぐ第2蓋部と
をさらに備え、
前記第2開口部は、前記第1充電部と前記第2充電部とが接続可能な大きさを有する、請求項6に記載の充電システム。
【請求項8】
電気自動車を充電する充電システムが実行する充電方法であって、
電気自動車の蓄電部に電力を供給する第1充電部を備える充電ユニットと、
平面視略矩形の駐車スペースに前記電気自動車が駐車した場合に、前記電気自動車の左側と右側とを結んだ線に平行となる左右方向に配設され、前記充電ユニットが取り付けられ、外部電源から電流が供給されるバスバーの一部を囲み、前記充電ユニットの移動をガイドするガイド部材と
を備え、
前記ガイド部材に取り付けられた前記充電ユニットは、前記左右方向に移動可能であり、
前記充電方法は、
前記充電ユニットが備える前記第1充電部と前記バスバーと接続される第2充電部とが接続するステップと、
前記第1充電部に接続されている前記電気自動車を充電するステップと
を有する、充電方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、充電システムおよび充電方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電気自動車は、一般的に、バッテリに蓄電された電力によってモータを駆動させるため、バッテリの電力が無くなったときにはモータを駆動することができなくなり、自走できなくなる。したがって、バッテリには常に電力を蓄電しておく必要がある。バッテリに電力を充電するには、相当の時間を要するため、車庫などに充電装置を設置し、電気自動車を使用していない時間帯に、電気自動車を車庫に駐車してバッテリに充電する。
【0003】
電気自動車などの電動車両を充電する技術に関して、ケーブルの取り回し性を向上することができる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術は、外部電源からの電力により充電され、蓄電装置を搭載した電動車両が停車する車庫であって、平面視略矩形の電動車両の駐車スペースと、駐車スペースにおける電動車両の前後方向の少なくとも一辺の両端に配される一対の支柱と、一対の支柱の間を連結するように配設されるフレームと、を備え、フレームは、中空形状に形成されるとともに、底面または側面には電動車両の前後方向に沿って開口部が形成されており、フレームの内部における上方には外部電源からの電流が通流するバスバーが、電動車両の前後方向に沿って配設され、バスバーに接続することで電動車両に対して給電可能に構成された給電アームが、開口部に沿って移動可能に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
充電器を利用したい利用者が増えた場合、集合住宅では、利用者の数に対して充電スペースが限られているため、充電スペースを交代で利用しなければならない。また、充電器が定置型であるため、車両への充電が終了している場合でも、車両を移動させないと、充電器を使用できない。
仮に、追加の充電器を導入しようとしても、設置費用がかかりハードルが高い。
車両ごとに充電口の位置が異なる場合には、充電器のケーブルが長くなり取り回しが大変である。
本発明の目的は、電気自動車の充電の利便性を向上できる充電システムおよび充電方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一態様は、電気自動車を充電する充電システムであって、電気自動車の蓄電部に電力を供給する第1充電部を備える充電ユニットと、平面視略矩形の駐車スペースに前記電気自動車が駐車された場合に、前記電気自動車の左側と右側とを結んだ線に平行となる左右方向に配設され、前記充電ユニットが取り付けられ、外部電源から電流が供給されるバスバーの一部を囲み、前記充電ユニットの移動をガイドするガイド部材とを備え、前記ガイド部材に取り付けられた前記充電ユニットは、前記左右方向に移動可能であり、前記充電ユニットが備える前記第1充電部が前記バスバーと接続される複数の第2充電部のいずれかと接続することで、前記第1充電部に接続されている前記電気自動車が充電される、充電システムである。
(2)本発明の一態様は、上記(1)に記載の充電システムにおいて、前記バスバーと、前記第2充電部との間の接続をオンオフするスイッチをさらに備える。
(3)本発明の一態様は、上記(2)に記載の充電システムにおいて、前記第1充電部と前記第2充電部との接続を検出する検出部をさらに備え、前記スイッチは、前記検出部が前記第1充電部と前記第2充電部とが接続したことを検出した場合に前記バスバーと、前記第2充電部との間の接続をオンにする。
(4)本発明の一態様は、上記(1)に記載の充電システムにおいて、複数の前記充電ユニットを備え、前記ガイド部材に取り付けられた複数の前記充電ユニットは、前記左右方向に移動可能であり、複数の前記充電ユニットの各々が備える前記第1充電部と前記ガイド部材に囲まれている前記バスバーと接続される第2充電部とが接続することで、複数の前記第1充電部の各々に接続されている前記電気自動車が充電される。
(5)本発明の一態様は、上記(1)に記載の充電システムにおいて、前記ガイド部材は、中空であり、前記充電ユニットを前記左右方向に移動可能にするための溝部材を有する。
(6)本発明の一態様は、上記(2)に記載の充電システムにおいて、前記ガイド部材は、前記第1充電部と対向する面に第1開口部を有し、前記スイッチは、前記第1開口部から前記バスバーに着脱可能に取り付けられる。
(7)本発明の一態様は、上記(6)に記載の充電システムにおいて、前記第1開口部を塞ぐ第1蓋部と、前記第1蓋部に設けられた第2開口部と、前記第2開口部を塞ぐ第2蓋部とをさらに備え、前記第2開口部は、前記第1充電部と前記第2充電部とが接続可能な大きさを有する。
【0007】
(8)本発明の一態様は、電気自動車を充電する充電システムが実行する充電方法であって、電気自動車の蓄電部に電力を供給する第1充電部を備える充電ユニットと、平面視略矩形の駐車スペースに前記電気自動車が駐車した場合に、前記電気自動車の左側と右側とを結んだ線に平行となる左右方向に配設され、前記充電ユニットが取り付けられ、外部電源から電流が供給されるバスバーの一部を囲み、前記充電ユニットの移動をガイドするガイド部材とを備え、前記ガイド部材に取り付けられた前記充電ユニットは、前記左右方向に移動可能であり、前記充電方法は、前記充電ユニットが備える前記第1充電部と前記バスバーと接続される第2充電部とが接続するステップと、前記第1充電部に接続されている前記電気自動車を充電するステップとを有する、充電方法である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電気自動車の充電の利便性を向上できる充電システムおよび充電方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施形態に係る充電システム10の構成例を示す図である。
【
図2】本実施形態に係る充電システム10に含まれるガイド部材100と、充電ユニット200との一例を示す図である。
【
図3】本実施形態に係る充電システム10に含まれるガイド部材100と、充電ユニット200との一例を示す図である。
【
図4】本実施形態に係る充電システム10に含まれるガイド部材100と、充電ユニット200との一例を示す図である。
【
図5】本実施形態に係る充電システム10の一例を示す図である。
【
図6】本実施形態に係る充電システム10の動作の一例を示すフローチャートである。
【
図7】実施形態の変形例に係る充電システム10aに含まれるガイド部材100aと、充電ユニット200との一例を示す図である。
【
図8】実施形態の変形例に係る充電システム10aに含まれるガイド部材100aと、充電ユニット200との一例を示す図である。
【
図9】実施形態の変形例に係る充電システム10aに含まれるガイド部材100aと、充電ユニット200との一例を示す図である。
【
図10】実施形態の変形例に係る充電システム10aの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本実施形態の充電システムおよび充電方法を、図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下の実施形態に限られない。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
また、本願でいう「XXに基づいて」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また、「XXに基づいて」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば、任意の情報)である。
【0011】
(実施形態)
(充電システム)
図1は、本発明の実施形態に係る充電システム10の構成例を示す図である。充電システム10は、ガイド部材100と、充電ユニット200と、充電管理サーバ300とを含む。
図1には、ガイド部材100と、充電ユニット200と充電管理サーバ300とに加え、駐車場PAと、電気自動車EVとが示されている。
駐車場PAには、駐車スペースPS-1~駐車スペースPS-3が含まれる。駐車スペースPS-1~駐車スペースPS-3の各々は、平面視略矩形である。駐車スペースPS-1~駐車スペースPS-3の各々に、電気自動車EVが駐車した場合に、電気自動車EVの左側と右側とを結んだ線、換言すれば進行方向に垂直な方向をX軸とし、水平面上でX軸に垂直な方向、換言すれば進行方向をY軸とし、X軸とY軸とに垂直な方向をZ軸とする。
図1において、矢印が示されている方向を正方向とする。
【0012】
充電ユニット200は、電気自動車EVの蓄電部に電力を供給する第1充電部と、給電コネクタ部224とを備える。給電コネクタ部224が電気自動車EVの受電コネクタ部に接続されることによって、蓄電部に電力を供給することで充電する。
ガイド部材100は、駐車スペースPS-1から駐車スペースPS-3に電気自動車EVが駐車された場合に、電気自動車EVの前方又は後方となる位置に、電気自動車EVの左側と右側とを結んだ線に平行となる左右方向に配設される。
図1に示される例では、充電システム10は、電気自動車EVの前方がY軸の正方向となるように駐車した場合に、電気自動車EVの後方となる位置に、X軸方向に配設される。
【0013】
ガイド部材100には、充電ユニット200が取り付けられる。ガイド部材100は、取り付けられた充電ユニット200のX軸方向の移動をガイドする。
図1には、一例として、ガイド部材100がX軸方向に沿って形成された一本の部材である場合について説明を続ける。ただし、他の例では、ガイド部材100がX軸方向に沿って形成された複数本の部材であってもよい。ガイド部材100を複数本の部材で構成することによって、一本の部材で構成した場合と比較して耐久性を向上させることができる。
充電ユニット200と、充電管理サーバ300とは、ネットワークNWを介して接続されている。ネットワークNWは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、プロバイダ装置、無線基地局などを含む。
以下、ガイド部材100と、充電ユニット200とについて詳細に説明する。
【0014】
図2は、本実施形態に係る充電システム10に含まれるガイド部材100と、充電ユニット200との一例を示す図である。
図2は、
図1のZ軸の正方向から見た図である。
(ガイド部材100)
ガイド部材100の一例は、中空であり、取り付けられた充電ユニット200を左右方向に移動可能にするための溝部材を有する。ガイド部材100の中空部分には、第2充電部106-1から第2充電部106-3と、バスバーBUとを備える。第2充電部106-1から第2充電部106-3の各々は、バスバーBUと接続され、バスバーBUは、外部電源などの系統電源120と接続される。
また、第2充電部106-1から第2充電部106-3のいずれかは、充電ユニット200が接続される。系統電源120は、第2充電部106-1から第2充電部106-3のいずれかに充電ユニット200が接続した場合に、バスバーBUを介して、第2充電部106-1から第2充電部106-3のいずれかに電力を供給する。第2充電部106-1から第2充電部106-3のいずれかは、系統電源120からの電力を充電ユニット200に供給し、充電ユニット200は、系統電源120からの電力を電気自動車EVに供給する。
以下、第2充電部106-1から第2充電部106-3のうち、任意の第2充電部を第2充電部106と記載する。
【0015】
(充電ユニット200)
充電ユニット200は、制御部202と、通信部204と、記憶部206と、操作部208と、表示部210と、認証部212と、第1充電部214と、電源部216と、スイッチ218と、電流検出部220と、CPLT(Control Pilot Line)通信部222と、給電コネクタ部224と、給電コネクタロック部226と、開閉ハンドル228とを備える。第1充電部214と、ガイド部材100の第2充電部106とによって、開閉部230が構成される。
【0016】
通信部204は、通信モジュールによって実現される。通信部204は、ネットワークNWを介して、充電管理サーバ300などの外部の通信装置と通信する。通信部204は、例えば有線LANなどの通信方式で通信してもよい。また、通信部204は、例えば無線LAN、ブルートゥース(登録商標)又はLTE(登録商標)などの無線通信方式で通信してもよい。通信部204は、ネットワークNWを介して、充電管理サーバ300と通信するために必要な通信情報を保持する。
【0017】
記憶部206は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などにより実現される。記憶部206は、ユーザ情報と充電情報とを記憶する。ユーザ情報は、複数のユーザの各々について、ユーザIDと、ユーザが所有する鍵の鍵IDと、鍵によって認証部212によって生成される接点信号とを関連付けた情報である。充電情報は、複数のユーザの各々について、ユーザIDと、電流値の検出結果とを関連付けた情報である。
操作部208は、ユーザの操作を受け付ける入力デバイスであり、キーボード、マウス、タッチパネル等のポインティングデバイス、ボタン、ダイヤル、タッチセンサ、タッチパッド等を含む。
【0018】
表示部210は、例えば、ディスプレイ、ランプ等である。表示部210は、充電ユニット200の状態によって、異なる色のランプを点灯させる。具体的には、表示部210は、充電ユニット200が移動中である場合にはランプを消灯させ、充電ユニット200が固定中である場合には赤ランプを点灯させ、充電ユニット200が充電中である場合には緑ランプを点灯させる。なお、操作部208と表示部210は、例えばタッチパネルのように操作入力と表示とを行う機器を用いてもよい。
【0019】
認証部212は、オペレータキースイッチを含んで構成される。オペレータキースイッチは、複数のマイクロスイッチを含み、鍵によって異なる回路を構成する。認証部212は、操作に使用される鍵によって異なる接点信号を生成し、生成した接点信号を、制御部202に出力する。
【0020】
第1充電部214は、第2充電部106-1から第2充電部106-3のいずれかに接触することで接続した場合に、系統電源120からの電力を直流に変換し、充電ユニット200に供給する。
電源部216は、第1充電部214が第2充電部106-1から第2充電部106-3のうちのいずれかと接続した場合に、系統電源120からの電力を制御部202に供給する。これによって、第1充電部214が第2充電部106-1から第2充電部106-3のうちのいずれかと接続した場合に、制御部202を起動できる。
【0021】
給電コネクタ部224は、電気自動車EVが備える受電コネクタ部PRCに着脱自在に接続され、電気自動車EVの蓄電部に電力を供給する。
給電コネクタロック部226は、給電コネクタ部224と受電コネクタ部PRCとの接続をロックする。
【0022】
CPLT通信部222は、給電コネクタ部224を介して、充電ユニット200と電気自動車EVと間で接続確認や通電開始の信号を通信する。
スイッチ218は、CPLT通信部222によって充電ユニット200と電気自動車EVとの間で接続確認が成功し、充電開始の信号を通信した後に閉じるリレーである。スイッチ218は、充電ユニット200と電気自動車EVとの間での充電が完了し、充電終了の信号を通信した後に開く。
電流検出部220は、第1充電部214から供給される電流を計測する。
開閉ハンドル228は、充電システム10をロックする。例えば、開閉ハンドル228は、給電コネクタがロック解除されたタイミングで制御部202による制御でハンドルロックすることで、充電システム10をロックする。開閉ハンドル228は、充電システム10を使用することを許可する場合には、ハンドルロックを解除する。
【0023】
制御部202は、充電ユニット200の各部を制御する。具体的には、制御部202は、充電ユニット200が、移動中である場合には表示部210にランプを消灯させ、固定中である場合には表示部210に赤ランプを点灯させ、充電中である場合には表示部210に緑ランプを点灯させる。
制御部202は、認証部212が出力した接点信号を取得し、取得した接点信号が、記憶部206のユーザ情報に含まれるか否かを判定する。制御部202は、認証部212からの接点信号が、記憶部206のユーザ情報に含まれる場合には充電システム10を使用することを許可し、含まれない場合には、充電システム10の使用を不許可にする。
制御部202は、充電システム10を使用することを許可する場合には、開閉ハンドル228のロックを解除する。制御部202は、充電システム10を使用することを許可する場合には、接点信号に関連付けられているユーザIDを取得し、取得したユーザIDを保持する。
制御部202は、給電コネクタがロック解除されたタイミングで開閉ハンドル228にハンドルロックさせることで、充電システム10をロックする。
【0024】
制御部202は、充電システム10を使用することを許可する場合には、表示部210にランプを消灯させるとともに、ユーザが、開閉ハンドル228に対して、開操作し、充電ユニット200を左右方向に移動できるようにする。制御部202は、開閉ハンドル228の閉操作を検出した場合には、表示部210に赤ランプを点灯させる。
制御部202は、給電コネクタロック部226の給電コネクタロックを解除し、給電コネクタ部224と電気自動車EVの受電コネクタ部PRCとが接続されるまで待機する。制御部202は、給電コネクタ部224と電気自動車EVの受電コネクタ部PRCとが接続されたことを検出した場合に、充電開始ボタンが押されるまで待機する。制御部202は、充電開始ボタンが押されたことを検出した場合に、表示部210に緑ランプを点灯させ、充電を開始する。
【0025】
制御部202は、充電を開始させた場合に、電流検出部220に電流値を検出させる処理を開始し、電流値の検出結果とユーザIDとを関連付けて記憶部206の充電情報に記憶させる。
制御部202は、満充電になったか否かを判定する。制御部202は、満充電になっていない場合、充電停止ボタンが押されたか否かを判定する。制御部202は、充電停止ボタンが押されていない場合に満充電になったか否かを判定する処理を継続する。制御部202は、満充電となった場合又は充電停止ボタンが押された場合には表示部210に赤ランプを点灯させる。
【0026】
制御部202は、電流値の検出結果とユーザIDとを関連付けて記憶部206に記憶する処理を完了する。
制御部202は、ユーザIDと電流値の検出結果とを含む充電情報と充電年月日及び時刻を示す情報とを含む、充電管理サーバ300のアドレスを宛先とする、充電通知情報を作成する。制御部202は、作成した充電通知情報を、通信部204へ出力する。
【0027】
図3は、本実施形態に係る充電システム10に含まれるガイド部材100と、充電ユニット200との一例を示す図である。
図3は、
図1のX軸の負方向から見た図である。
ガイド部材100の外郭において、充電ユニット200に対向する面のZ軸の正方向及び負方向にはそれぞれ突起部PP-11及び突起部PP-12が設けられ、突起部PP-11及び突起部PP-12からY軸の負方向にはそれぞれ突起部PP-21及び突起部PP-22が設けられる。
ガイド部材100の中空部分に備えられるバスバーBUは、第1バスバーBU-1及び第2バスバーBU-2を含む。第1バスバーBU-1及び第2バスバーBU-2のY軸の負方向には、絶縁物INが設けられる。
【0028】
第1バスバーBU-1及び第2バスバーBU-2には、それぞれY軸の正方向に延びる導体CO-11及び導体CO-12が接続される。導体CO-11の第1バスバーBU-1が接続された反対側にはプラグイン用端子台PI-1が接続され、導体CO-12の第2バスバーBU-2が接続された反対側にはプラグイン用端子台PI-2が接続される。プラグイン用端子台PI-1及びプラグイン用端子台PI-2のY軸の正方向には、それぞれシャッタSH-1及びシャッタSH-2が設けられる。プラグイン用端子台PI-1及びプラグイン用端子台PI-2と、シャッタSH-1及びシャッタSH-2とによって、第2充電部106が構成される。
【0029】
充電ユニット200の外郭には、U字の溝部材USM-1及びU字の溝部材USM-2が、それぞれZ軸の負方向及びZ軸の正方向が開口するように設けられる。U字の溝部材USM-1及びU字部材USM-2が、それぞれ突起部PP-11及び突起部PP-12に当て嵌められることによって、充電ユニット200をX軸の正方向又は負方向に移動させることができる。
充電ユニット200に含まれる第1充電部214には、Y軸の負側に導体CO-21及び導体CO―22が、導体CO-21とプラグイン用端子台PI-1とが対向し、導体CO-22とプラグイン用端子台PI-2とが対向するように設けられる。
開閉ハンドル228を操作するとによって、充電ユニット200をY軸の負方向に、U字の溝部材USM-1及びU字の溝部材USM-2がそれぞれ突起部PP-11及び突起部PP-12に当て嵌められた状態で移動させることによって、開閉部230のシャッタSH-1及びシャッタSH-2が開き、導体CO-21及び導体CO―22を、それぞれプラグイン用端子台PI-1及びプラグイン用端子台PI-2に接触させることで接続させる。これによって、第1充電部214と第2充電部106とが接続される。
【0030】
図4は、本実施形態に係る充電システム10に含まれるガイド部材100と、充電ユニット200との一例を示す図である。
図4は、
図1のZ軸の正方向から見た図である。
図4において、(1)は第1充電部214の導体CO-21と第2充電部106-1のプラグイン用端子台PI-1とが接続している状態を示し、(2)は充電ユニット200を、第2充電部106-2のY軸の正方向に移動させた状態を示し、(3)は充電ユニット200を、第2充電部106-2のX軸の正方向に移動させた状態を示す。
【0031】
(1)によれば、シャッタSH-1が開き、導体CO-21とプラグイン用端子台PI-1とが接続していることが分かる。同様に、図示されていないが、シャッタSH-2が開き、導体CO-22とプラグイン用端子台PI-2とが接続している。
(2)によれば、シャッタSH-1が閉じており、導体CO-21とプラグイン用端子台PI-1とが接続していないことが分かる。同様に、図示されていないが、シャッタSH-2が閉じており、導体CO-22とプラグイン用端子台PI-2とが接続していない。
(3)によれば、シャッタSH-1が閉じていることが分かる。同様に、図示されていないが、シャッタSH-2が閉じている。
【0032】
図5は、本実施形態に係る充電システム10の一例を示す図である。
図5は、
図1のY軸の正方向から見た図である。
図5を参照して、ガイド部材100に設けられる開口部について説明する。
図5において(1)から(3)は、それぞれ
図4の(1)から(3)に対応する。
ガイド部材100において、充電ユニット200に対向する面には、開閉部230が形成され、開閉部230には第1開口部AP-1が形成されている。第1開口部AP-1には、その第1開口部AP-1を塞ぐ第1蓋部LI-1が取り付けられている。充電システム10の利用契約が締結された場合には、
図5に示されるように、第2開口部AP-21及び第2開口部AP-22が形成されている第1蓋部LI-1が取り付けられる。充電システム10の利用契約が締結されていない場合には、第2開口部AP-21及び第2開口部AP-22が形成されていない第1蓋部LI-1(図示なし)が取り付けられる。第2開口部AP-21には、その第2開口部AP-21を開閉するためのシャッタSH-21(SH-1)が取り付けられている。第2開口部AP-22には、その第2開口部AP-22を開閉するためのシャッタSH-22(SH-2)が取り付けられている。
【0033】
図5において、(1)は第1充電部214の導体CO-21と第2充電部106-1のプラグイン用端子台PI-1とが接続している状態を示す。この場合、第1充電部214と第2充電部106-1とが対向している。第1充電部214と第2充電部106-1とが対向している結果、Y軸の正方向からは、操作部208、表示部210、認証部212、給電コネクタ部224及び開閉ハンドル228が見られる。
【0034】
図5において、(2)は充電ユニット200を、第2充電部106-2のY軸の正方向に移動させた状態でのガイド部材100を示す。充電ユニット200の図示は省略されている。この場合、第1開口部AP-1を塞ぐ第1蓋部LI-1に取り付けられたシャッタSH-21及びシャッタSH-22が開いた状態となる。
【0035】
図5において、(3)は充電ユニット200を、第2充電部106-2のX軸の正方向に移動させた状態を示す。この場合、第1開口部AP-1を塞ぐ第1蓋部LI-1に取り付けられたシャッタSH-21及びシャッタSH-22が閉じた状態となる。
ガイド部材100に、シャッタSH-21及びシャッタSH-22を備えることによって、シャッタSH-21及びシャッタSH-22を備えない場合と比較して、第2充電部106に、第1充電部214が対向していない場合に、ガイド部材100の内部にゴミなどが入ってしまうことを防止できる。さらに、シャッタSH-21及びシャッタSH-22を備えることによって、第2充電部106に触れることを防止できるため、シャッタSH-21及びシャッタSH-22を備えない場合と比較して、第2充電部106に触れてしまうことによる感電を防止できる。
【0036】
制御部202、認証部212は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサが記憶部206に格納されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。
また、これらの機能部のうち一部又は全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
【0037】
(充電システム10の動作)
図6は、本実施形態に係る充電システム10の動作の一例を示すフローチャートである。
図6を参照して、充電ユニット200が、ガイド部材100の任意の位置に固定されている状態からの電気自動車EVの充電が完了するまでの制御部202の動作について説明する。
(ステップS1-1)
充電ユニット200において、制御部202は、充電ユニット200が固定中であるため、表示部210に赤ランプを点灯させる。
(ステップS2-1)
充電ユニット200において、制御部202は、認証部212が出力した接点信号を受信する。制御部202は、受信した接点信号が、記憶部206のユーザ情報に含まれるか否かを判定する。制御部202は、認証部212からの接点信号が、記憶部206のユーザ情報に含まれる場合には充電システム10を使用することを許可し、含まれない場合には、充電システム10の使用を不許可にする。ここでは、認証部212からの接点信号が記憶部206のユーザ情報に含まれ、制御部202が充電システム10を使用することを許可する場合について説明を続ける。
【0038】
(ステップS3-1)
充電ユニット200において、制御部202は、開閉ハンドル228のロックを解除する。制御部202は、接点信号に関連付けられているユーザIDを取得し、取得したユーザIDを保持する。
(ステップS4-1)
充電ユニット200において、制御部202は、ランプを消灯する。ユーザが、開閉ハンドル228に対して、開操作し、充電ユニット200を移動させる。
(ステップS5-1)
充電ユニット200において、制御部202は、開閉ハンドル228の閉操作を検出した場合には、赤ランプを点灯する。
【0039】
(ステップS6-1)
充電ユニット200において、制御部202は、給電コネクタロック部226の給電コネクタロックのロックを解除する。給電コネクタロック部226の給電コネクタロックのロック解除されたタイミングで、開閉ハンドル228はハンドルロックする。
(ステップS7-1)
充電ユニット200において、制御部202は、給電コネクタ部224と電気自動車EVとが接続されたか否かを判定する。給電コネクタ部224と電気自動車EVとが接続されていない場合には(ステップS7-1:NO)、ステップS7-1に戻る。
(ステップS8-1)
充電ユニット200において、制御部202は、給電コネクタ部224と電気自動車EVとが接続された場合には(ステップS7-1:YES)、充電開始ボタンが押されたか否かを判定する。充電開始ボタンが押されていない場合には(ステップS8-1:NO)、ステップS8-1に戻る。
【0040】
(ステップS9-1)
充電ユニット200において、制御部202は、充電開始ボタンが押されたことを検出した場合には(ステップS8-1:YES)、充電を開始し、表示部210に緑ランプを点灯させる。
(ステップS10-1)
充電ユニット200において、制御部202は、電流検出部220に電流値を検出させる処理を開始させる。制御部202は、電流検出部220から電流値の検出結果を取得し、取得した電流値の検出結果とユーザIDとを関連付けて記憶部206の充電情報に記憶させる。
(ステップS11-1)
充電ユニット200において、制御部202は、満充電になったか否かを判定する。
【0041】
(ステップS12-1)
充電ユニット200において、制御部202は、満充電になっていない場合(ステップS11-1:NO)、充電停止ボタンが押されたか否かを判定する。制御部202は、充電停止ボタンが押されていない場合には(ステップS12-1:NO)、満充電になったか否かを判定する処理を継続する。
(ステップS13-1)
充電ユニット200において、制御部202は、満充電となった場合(ステップS11-1:YES)又は充電停止ボタンが押された場合には(ステップS12-1:YES)、表示部210に赤ランプを点灯させる。
(ステップS14-1)
充電ユニット200において、制御部202は、電流値の検出結果とユーザIDとを関連付けて記憶部206に記憶させる処理を完了する。
【0042】
(ステップS15-1)
充電ユニット200において、制御部202は、ユーザIDと電流値の検出結果とを含む充電情報と充電年月日及び時刻を示す情報とを含む、充電管理サーバ300のアドレスを宛先とする、充電通知情報を作成する。制御部202は、作成した充電通知情報を、通信部204へ出力する。通信部204が、制御部202からの充電通知情報を、充電管理サーバ300へ送信する。充電管理サーバ300は、充電ユニット200が送信した充電通知情報を受信し、受信した充電通知情報に含まれるユーザIDと電流値の検出結果と充電年月日及び時刻とに基づいて、ユーザ毎に充電を管理する。例えば、充電管理サーバ300は、ユーザIDに該当するユーザに対して、課金処理を行うようにしてもよい。
【0043】
前述した実施形態では、ガイド部材100に、第2充電部106-1から第2充電部106-3の3個の第2充電部を備える場合について説明したが、この例に限られない。例えば、ガイド部材100に、2個の第2充電部を備えるようにしてもよいし、4個以上の第2充電部を備えるようにしてもよい。
【0044】
前述した実施形態では、充電システム10に1個の充電ユニット200を備える場合について説明したが、この例限られない。例えば、充電システム10に2個以上の充電ユニット200を備えるようにしてもよい。ただし、ガイド部材100が備える第2充電部106の数をj(jは、j>1の整数)個とし、充電ユニット200の数をk(kは、k>0の整数)個とした場合、j>kである。
【0045】
本実施形態に係る充電システム10によれば、電気自動車EVを充電する充電システム10は、電気自動車EVの蓄電部に電力を供給する第1充電部214を備える充電ユニット200と、平面視略矩形の駐車スペースPSに電気自動車EVが駐車された場合に、電気自動車EVの左側と右側とを結んだ線に平行となる左右方向に配設され、充電ユニット200が取り付けられ、外部電源から電流が供給されるバスバーBUの一部を囲み、充電ユニット200の移動をガイドするガイド部材100とを備える。ガイド部材100に取り付けられた充電ユニット200は、左右方向に移動可能である。充電ユニット200が備える第1充電部214がバスバーBUと接続される複数の第2充電部106のいずれかと接続することで、第1充電部214に接続されている電気自動車EVが充電される。
このように構成することによって、充電ユニット200をガイド部材100に沿って左右方向に移動させることができるとともに、充電ユニット200に接続された電気自動車EVに、ガイド部材100に囲まれるバスバーBUから電源供給できるため、駐車場PAに電気自動車EVを充電するための専用の駐車スペースPSを確保しなくとも、充電ユニット200を移動させることができるため、いずれの駐車スペースPSでも充電が可能となる。
【0046】
さらに、充電ユニット200が備える第1充電部214がバスバーBUと接続される複数の第2充電部106のいずれかと接続する構成とすることで、充電器1台と充電ガン1本を移動させる構成である先行技術文献と比較して、以下の効果を奏する。本実施形態に係る充電システム10では複数の充電器と充電ガンを移動させる構成である。仮に車載ケーブルを使わないMode3充電器を利用する場合には、電源線だけでなく通信線が充電ガンと充電器との間に必要になる。このため、先行技術文献のように充電ガンだけを移動させる方式では、充電ガンが複数あったとしても充電器1台では通信線が1本しか接続できないため、充電は1台しかできない。これに対して、本実施形態に係る充電システム10では、複数の充電器と充電ガンとを移動する構成をとることで、複数台の充電が可能となる。
【0047】
充電システム10において、複数の充電ユニット200を備え、ガイド部材100に取り付けられた複数の充電ユニット200は、左右方向に移動可能であり、複数の充電ユニット200の各々が備える第1充電部214とガイド部材100に囲まれているバスバーBUと接続される第2充電部106とが接続することで、複数の第1充電部214の各々に接続されている電気自動車EVが充電される。
【0048】
このように構成することによって、複数の充電ユニット200をガイド部材100に沿って左右方向に移動させることができるとともに、充電ユニット200に接続された電気自動車EVに、ガイド部材100に囲まれるバスバーBUから電源供給できるため、駐車場PAに電気自動車EVを充電するための専用の駐車スペースPSを確保しなくとも、複数の充電ユニット200を移動させることができるため、いずれの駐車スペースPSでも充電が可能となる。
【0049】
充電システム10において、ガイド部材100は、中空であり、充電ユニット200を左右方向に移動可能にするための溝部材を有する。
このように構成することによって、充電ユニット200をガイド部材100の溝部材に沿って左右方向に移動させることができるとともに、充電ユニット200に接続された電気自動車EVに、ガイド部材100に囲まれるバスバーBUから電源供給できるため、駐車場PAに電気自動車EVを充電するための専用の駐車スペースPSを確保しなくとも、充電ユニット200を移動させることによって、いずれの駐車スペースPSでも充電が可能となる。
充電システム10において、ガイド部材100は、第1充電部214と対向する面に第1開口部AP-1を有する。
このように構成することによって、第1充電部214と第2充電部106とを接続できる。
【0050】
充電システム10において、第1開口部AP-1を塞ぐ第1蓋部LI-1と、第1蓋部LI-1に設けられた第2開口部AP-21及び第2開口部AP-22と、第2開口部AP-21及び第2開口部AP-22をそれぞれ塞ぐ第2蓋部としてのシャッタSH-21及びシャッタSH-22とをさらに備える。第2蓋部は、第1充電部214と第2充電部106とが接触接続可能な大きさを有する。
このように構成することによって、第1充電部214と第2充電部106とが対向していない場合にガイド部材100にゴミなどが入ってしまうことを防止できる。さらに、シャッタSH-21及びシャッタSH-22を備えることによって、第2充電部106に触れることを防止できるため、シャッタSH-21及びシャッタSH-22を備えない場合と比較して、第2充電部106に触れてしまうことによる感電を防止できる。
【0051】
(実施形態の変形例)
(充電システム)
実施形態の変形例に係る充電システム10aの構成例は、
図1を適用できる。ただし、ガイド部材100の代わりに、ガイド部材100aを備える点で、充電システム10と異なる。
ガイド部材100aは、駐車スペースPS-1から駐車スペースPS-3に電気自動車EVが駐車された場合に、電気自動車EVの前方又は後方となる位置に、電気自動車EVの左側と右側とを結んだ線に平行となる左右方向に配設される。例えば、充電システム10aは、電気自動車EVの前方がY軸の正方向となるように駐車した場合に、電気自動車EVの後方となる位置に、X軸方向に配設される。
【0052】
ガイド部材100aには、充電ユニット200が取り付けられる。ガイド部材100aは、取り付けられた充電ユニット200のX軸方向の移動をガイドする。
以下、ガイド部材100aと、充電ユニット200とのうち、実施形態とは異なるガイド部材100aついて詳細に説明する。
【0053】
図7は、実施形態の変形例に係る充電システム10aに含まれるガイド部材100aと、充電ユニット200との一例を示す図である。
図7は、
図1のZ軸の正方向から見た図である。
(ガイド部材100a)
ガイド部材100aの一例は、中空であり、取り付けられた充電ユニット200を左右方向に移動可能にするための溝部材を有する。ガイド部材100aの中空部分には、第2充電部106-1から第2充電部106-3と、スイッチ102a-1からスイッチ102a-3と、検出部104a-1から検出部104a-3とを備える。
第2充電部106-1から第2充電部106-3は、それぞれスイッチ102a-1からスイッチ102a-3を介してバスバーBUと接続され、バスバーBUは、外部電源などの系統電源120と接続される。
【0054】
検出部104a-1は、スイッチ102a-1及びバスバーBUと接続される。検出部104a-1は、第1充電部214と第2充電部106-1とが接続されたことを検出する。例えば、検出部104a-1は、導体CO-21及び導体CO-22が、それぞれ第2充電部106-1のプラグイン用端子台PI-1及びプラグイン用端子台PI-2に接続されたことを検出する。検出部104a-1は、第1充電部214と第2充電部106-1とが接続されたことを検出した場合に、スイッチ102a-1をオンにする。検出部104a-1は、第1充電部214と第2充電部106-1とが切断されたことを検出した場合に、スイッチ102a-1をオフにする。
【0055】
検出部104a-2は、スイッチ102a-2及びバスバーBUと接続される。検出部104a-2は、第1充電部214と第2充電部106-2とが接続されたことを検出する。例えば、検出部104a-2は、導体CO-21及び導体CO-22が、それぞれ第2充電部106-2のプラグイン用端子台PI-1及びプラグイン用端子台PI-2に接続されたことを検出する。検出部104a-2は、第1充電部214と第2充電部106-2とが接続されたことを検出した場合に、スイッチ102a-2をオンにする。検出部104a-2は、第1充電部214と第2充電部106-2とが切断されたことを検出した場合に、スイッチ102a-2をオフにする。
【0056】
検出部104a-3は、スイッチ102a-3及びバスバーBUと接続される。検出部104a-3は、第1充電部214と第2充電部106-3とが接続されたことを検出する。例えば、検出部104a-2は、導体CO-21及び導体CO-22が、それぞれ第2充電部106-3のプラグイン用端子台PI-1及びプラグイン用端子台PI-2に接続されたことを検出する。検出部104a-3は、第1充電部214と第2充電部106-3とが接続されたことを検出した場合に、スイッチ102a-3をオンにする。検出部104a-3は、第1充電部214と第2充電部106-3とが切断されたことを検出した場合に、スイッチ102a-3をオフにする。
【0057】
図8は、実施形態の変形例に係る充電システム10aに含まれるガイド部材100aと、充電ユニット200との一例を示す図である。
図8は、
図1のX軸の負方向から見た図である。
ガイド部材100aの外郭において、充電ユニット200に対向する面のZ軸の正方向及び負方向にはそれぞれ突起部PP-11及び突起部PP-12が設けられ、突起部PP-11及び突起部PP-12からそれぞれY軸の負方向にはそれぞれ突起部PP-21及び突起部PP-22が設けられる。
ガイド部材100aの中空部分に備えられるバスバーBUは、第1バスバーBU-1及び第2バスバーBU-2を含む。第1バスバーBU-1及び第2バスバーBU-2のY軸の負方向には、絶縁物INが設けられる。
【0058】
第1バスバーBU-1及び第2バスバーBU-2には、スイッチ102aが接続され、スイッチ102aには、Y軸の正方向に延びる導体CO-11及び導体CO-12が接続される。導体CO-11のスイッチ102aが接続された反対側にはプラグイン用端子台PI-1が接続され、導体CO-12のスイッチ102aが接続された反対側にはプラグイン用端子台PI-2が接続される。プラグイン用端子台PI-1及びプラグイン用端子台PI-2のY軸の正方向にはそれぞれシャッタSH-1及びシャッタSH-2が設けられ、Y軸の負方向にはそれぞれ検出部104a-11及び検出部104a-12が設けられる。検出部104a-11及び検出部104a-12の一例は、マイクロスイッチである。例えば、検出部104a-11及び検出部104a-12の各々はレバーを備え、レバーが押された場合に接点信号を出力する。
【0059】
図9は、実施形態の変形例に係る充電システム10aに含まれるガイド部材100aと、充電ユニット200との一例を示す図である。
図9は、
図1のZ軸の正方向から見た図である。
図9において、(1)は第1充電部214の導体CO-21と第2充電部106-1のプラグイン用端子台PI-1とが接続している状態を示し、(2)は充電ユニット200を、第2充電部106-2のY軸の正方向に移動させた状態を示し、(3)は充電ユニット200を、第2充電部106-2のX軸の正方向に移動させた状態を示す。
【0060】
(1)によれば、シャッタSH-1が開き、導体CO-21とプラグイン用端子台PI-1とが接続していることが分かる。この場合、導体CO-21によって、検出部104a-11のレバーが押され、接点信号をスイッチ102aに出力する。スイッチ102aは、検出部104a-11が出力した接点信号によってオンする。同様に、図示されていないが、シャッタSH-2が開き、導体CO-22とプラグイン用端子台PI-2とが接続している。この場合、導体CO-22によって、検出部104a-12のレバーが押され、接点信号をスイッチ102aに出力する。スイッチ102aは、検出部104a-12が出力した接点信号によってオンする。
(2)によれば、シャッタSH-1が閉じており、導体CO-21とプラグイン用端子台PI-1とが接続していないことが分かる。同様に、図示されていないが、シャッタSH-2が閉じており、導体CO-22とプラグイン用端子台PI-2とが接続していない。この場合、検出部104a―21は、第1充電部214と第2充電部106-2とが接続されたことを検出できないため、スイッチ102a-2をオフにしたままにする。
(3)によれば、シャッタSH-1が閉じていることが分かる。同様に、図示されていないが、シャッタSH-2が閉じている。この場合、検出部104a―31は、第1充電部214と第2充電部106-3とが接続されたことを検出できないため、スイッチ102a-3をオフにしたままにする。
【0061】
図10は、実施形態の変形例に係る充電システム10aの一例を示す図である。
図10は、
図1のY軸の正方向から見た図である。
図10を参照して、ガイド部材100aに設けられる開口部について説明する。
図10において(1)から(3)は、それぞれ
図9の(1)から(3)に対応する。
ガイド部材100aにおいて、充電ユニット200に対向する面には、開閉部230が形成され、開閉部230には第1開口部AP-1が形成されている。第1開口部AP-1には、その第1開口部AP-1を塞ぐ第1蓋部LI-1が取り付けられている。充電システム10aの利用契約が締結された場合には、
図10に示されるように、第2開口部AP-21及び第2開口部AP-22が形成されている第1蓋部LI-1が取り付けられる。充電システム10aの利用契約が締結されていない場合には、第2開口部AP-21及び第2開口部AP-22が形成されていない第1蓋部LI-1(図示なし)が取り付けられる。第2開口部AP-21には、その第2開口部AP-21を開閉するためのシャッタSH-21(SH-1)が取り付けられている。第2開口部AP-22には、その第2開口部AP-22を開閉するためのシャッタSH-22(SH-2)が取り付けられている。
【0062】
図10において、(1)は第1充電部214の導体CO-21と第2充電部106-1のプラグイン用端子台PI-1とが接続している状態を示す。この場合、第1充電部214と第2充電部106-1とが対向している。
スイッチ102a-1は、第1開口部AP-1からガイド部材100aに着脱可能に取り付けられる。第1充電部214と第2充電部106-1とが対向している結果、Y軸の正方向からは、操作部208、表示部210、認証部212、給電コネクタ部224及び開閉ハンドル228がみられる。
【0063】
図10において、(2)は充電ユニット200を、第2充電部106-2のY軸の正方向に移動させた状態でのガイド部材100を示す。充電ユニット200の図示は省略されている。この場合、第1開口部AP-1を塞ぐ第1蓋部LI-1に取り付けられたシャッタSH-21及びシャッタSH-22が閉いた状態となる。
【0064】
図10において、(3)は充電ユニット200を、第2充電部106-2のX軸の正方向に移動させた状態を示す。この場合、第1開口部AP-1を塞ぐ第1蓋部LI-1に取り付けられたシャッタSH-21及びシャッタSH-22が閉じた状態となる。
充電システム10aの動作については、
図6を参照して説明した充電システム10の動作を適用できるため、ここでの説明は省略する。
【0065】
実施形態の変形例では、ガイド部材100aに、第2充電部106-1から第2充電部106-3の3個の第2充電部を備える場合について説明したが、この例限られない。例えば、ガイド部材100aに、2個の第2充電部を備えるようにしてもよいし、4個以上の第2充電部を備えるようにしてもよい。
【0066】
実施形態の変形例では、充電システム10aに1個の充電ユニット200を備える場合について説明したが、この例限られない。例えば、充電システム10aに2個以上の充電ユニット200を備えるようにしてもよい。ただし、ガイド部材100aが備える第2充電部106の数をj(jは、j>1の整数)個とし、充電ユニット200の数をk(kは、k>0の整数)個とした場合、j>kである。
【0067】
前述した実施形態の変形例では、ガイド部材100aに、検出部104a-11及び検出部104a-12の2個の検出部が設けられる場合について説明したがこの例に限られない。例えば、ガイド部材100aに、検出部104a-11又は検出部104a―12の1個の検出部が設けられてもよい。
【0068】
ガイド部材100aに設けられた検出部104a-11は、導体CO-21とプラグイン用端子台PI-1とが接続されたことを検出した場合に、導体CO-22とプラグイン用端子台PI-2とについても接続されたとして、スイッチ102a-2をオンにする。又は、ガイド部材100aに設けられた検出部104a-12は、導体CO-22とプラグイン用端子台PI-2とが接続されたことを検出した場合に、導体CO-21とプラグイン用端子台PI-1とについても接続されたとして、スイッチ102a-2をオンにする。
【0069】
また、ガイド部材100aに設けられた検出部104a-11は、導体CO-21とプラグイン用端子台PI-1とが切断されたことを検出した場合に、導体CO-22とプラグイン用端子台PI-2とについても切断されたとして、スイッチ102a-2をオフにする。又は、ガイド部材100aに設けられた検出部104a-12は、導体CO-22とプラグイン用端子台PI-2とが切断されたことを検出した場合に、導体CO-21とプラグイン用端子台PI-1とについても切断されたとして、スイッチ102a-2をオフにする。
【0070】
このように構成することによって、ガイド部材100aに設けられた1個の検出部によって、スイッチ102a-2をオンオフできるため、ガイド部材100aに2個の検出器を備える場合と比較して構成を簡略化できる。
また、ガイド部材100aに2個の検出器を設ける場合には、ガイド部材100aに1個の検出器を設ける場合と比較して、2個の検出器の両方で接続されたことが検出された場合にスイッチ102aがオンにされるため、プラグイン用端子台PI-2又はプラグイン用端子台PI-1に導電体の棒などが差し込んだりすることなどのイタズラが行われることによって感電してしまうことを防止できる。
【0071】
実施形態の変形例に係る充電システム10aによれば、充電システム10において、バスバーBUと、第2充電部106との間の接続をオンオフするスイッチ102aをさらに備える。
このように構成することによって、第1充電部214と第2充電部106との間の接続をオンオフできるため、第1充電部214と第2充電部106とを接続させた状態でも、系統電源120からの電力を充電ユニット200に供給させないようにできるため、安全性を高めることができる。さらに、第1充電部214と第2充電部106との間の接続がオフである状態では、第1充電部214と第2充電部106とが導通していないため、第1充電部214と第2充電部106との少なくとも一方に触れてしまうことによって感電してしまうことを防止できる。
【0072】
充電システム10aにおいて、第1充電部214と第2充電部106との接続を検出する検出部104aをさらに備える。スイッチ102aは、検出部104aが第1充電部214と第2充電部106とが接続したことを検出した場合にバスバーBUと、第2充電部106との間の接続をオンにする。
【0073】
このように構成することによって、検出部104aが第1充電部214と第2充電部106とが接続したことを検出した場合に、スイッチ102aにより、第1充電部214と第2充電部106との間の接続をオンにできるため、第1充電部214と第2充電部106とが確実に接続した場合に、系統電源120からの電力を充電ユニット200に供給できる。さらに、第1充電部214と第2充電部106との間の接続がオフである状態では、第1充電部214と第2充電部106とが導通していないため、第1充電部214と第2充電部106との少なくとも一方に触れてしまうことによって感電してしまうことを防止できる。
【0074】
充電システム10aにおいて、ガイド部材100aは、第1充電部214と対向する面に第1開口部AP-1を有する。スイッチ102aは、第1開口部AP-1からバスバーBUに着脱可能に取り付けられる。
このように構成することによって、第1充電部214と第2充電部106とを接続できるとともに、スイッチ102aをバスバーBUに着脱可能に取り付けることができる。
【0075】
充電システム10aにおいて、第1開口部AP-1を塞ぐ第1蓋部LI-1と、第1蓋部LI-1に設けられた第2開口部AP-21及び第2開口部AP-22と、第2開口部AP-21及び第2開口部AP-22をそれぞれ塞ぐ第2蓋部としてのシャッタSH-21及びシャッタSH-22とをさらに備える。第2蓋部は、第1充電部214と第2充電部106とが接触接続可能な大きさを有する。
このように構成することによって、第1充電部214と第2充電部106とが対向していない場合にガイド部材100aにゴミなどが入ってしまうことを防止できる。さらに、シャッタSH-21及びシャッタSH-22を備えることによって、第2充電部106に触れることを防止できるため、シャッタSH-21及びシャッタSH-22を備えない場合と比較して、第2充電部106に触れてしまうことによる感電を防止できる。
【0076】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、上述した各装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
【0077】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してコンピュータプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0078】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【符号の説明】
【0079】
10、10a…充電システム、100、100a…ガイド部材、102a-1~102a-3…スイッチ、104a-1~104a-3…検出部、106-1~106-3…第2充電部、120…系統電源、200…充電ユニット、202…制御部、204…通信部、206…記憶部、208…操作部、210…表示部、212…認証部、214…第1充電部、216…電源部、218…スイッチ、220…電流検出部、222…CPLT通信部、224…給電コネクタ部、226…給電コネクタロック部、228…開閉ハンドル、230…開閉部