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特開2024-100541情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024100541
(43)【公開日】2024-07-26
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/18 20120101AFI20240719BHJP
【FI】
G06Q50/18
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023004615
(22)【出願日】2023-01-16
(71)【出願人】
【識別番号】522494237
【氏名又は名称】株式会社スタイル・エッジ・グループ
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】島田 雄左
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC32
5L050CC32
(57)【要約】
【課題】弁護士等の専門家が行うオンライン通話を利用した相談業務を支援可能な情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】本発明によれば、情報処理装置であって、情報取得部と表示情報提供部とを備え、前記情報取得部は、弁護士等の専門家である第1ユーザとのオンライン通話の参加者として設定されている第2ユーザに関する顧客情報を顧客管理データベースから取得し、前記表示情報提供部は、前記顧客情報を前記第1ユーザのオンライン通話画面における第1表示領域に表示する情報として前記第1ユーザに提供する、情報処理装置が提供される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
情報取得部と表示情報提供部とを備え、
前記情報取得部は、弁護士等の専門家である第1ユーザとのオンライン通話の参加者として設定されている第2ユーザに関する顧客情報を顧客管理データベースから取得し、
前記表示情報提供部は、前記顧客情報を前記第1ユーザのオンライン通話画面における第1表示領域に表示する情報として前記第1ユーザに提供する、情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記表示情報提供部は、前記第2ユーザに関する画像又は映像を前記第1ユーザのオンライン通話画面における第2表示領域に表示する情報として前記第1ユーザに提供する、情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記情報取得部は、前記第1ユーザによる検索要求及び/又は前記第2ユーザに関する前記顧客情報に基づき、過去事例に関する情報が格納されている事例データベースから事例情報を取得し、
前記表示情報提供部は、前記事例情報を前記第1ユーザのオンライン通話画面における第3表示領域に表示する情報として前記第1ユーザに提供する、情報処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
記録部を更に備え、
前記記録部は、前記第2ユーザのオンライン通話時の音声及び映像の少なくとも一方を記録可能に制御する、情報処理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
文字列生成部を更に備え、
前記文字列生成部は、前記第2ユーザのオンライン通話時の音声から文字列を生成し、
前記表示情報提供部は、前記文字列生成部が生成した文字列を前記第1ユーザのオンライン通話画面における第4表示領域に表示する情報として前記第1ユーザに提供する、情報処理装置。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
ファイル送受信部を更に備え
前記ファイル送受信部は、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザの一方から提供されたファイルを他方のユーザが取得可能に制御する、情報処理装置。
【請求項7】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
情報取得ステップと、表示情報提供ステップと、を含み、
前記情報取得ステップでは、弁護士等の専門家である第1ユーザとオンライン通話の相手として設定されている第2ユーザに関する顧客情報を顧客管理データベースから取得し、
前記表示情報提供ステップでは、前記顧客情報を前記第1ユーザのオンライン通話画面における第1表示領域に表示する情報として前記第1ユーザに提供する、情報処理方法。
【請求項8】
情報取得ステップと、表示情報提供ステップと、を含む情報処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記情報取得ステップでは、弁護士等の専門家である第1ユーザとオンライン通話の相手として設定されている第2ユーザに関する顧客情報を顧客管理データベースから取得し、
前記表示情報提供ステップでは、前記顧客情報を前記第1ユーザのオンライン通話画面における第1表示領域に表示する情報として前記第1ユーザに提供する、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、弁護士等の専門家(法律家)と顧客(依頼人)等との相談は対面が好まれることが多い。一方で、近年ではインターネット回線を通じたオンライン通話における技術発展及び普及が進んでおり、弁護士等の専門家が行う相談にも活用されつつある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、顧客(依頼人)等との相談においては、弁護士等の専門家は種々の情報の参照等を必要としており、従来のオンライン通話システムでは弁護士等の専門家が行うオンライン通話を利用した相談業務の支援ができていなかった。
【0004】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、弁護士等の専門家が行うオンライン通話を利用した相談業務を支援可能な情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、情報取得部と表示情報提供部とを備え、前記情報取得部は、弁護士等の専門家である第1ユーザとのオンライン通話の参加者として設定されている第2ユーザに関する顧客情報を顧客管理データベースから取得し、前記表示情報提供部は、前記顧客情報を前記第1ユーザのオンライン通話画面における第1表示領域に表示する情報として前記第1ユーザに提供する、情報処理装置である。
【0006】
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
[1]情報処理装置であって、情報取得部と表示情報提供部とを備え、前記情報取得部は、弁護士等の専門家である第1ユーザとのオンライン通話の参加者として設定されている第2ユーザに関する顧客情報を顧客管理データベースから取得し、前記表示情報提供部は、前記顧客情報を前記第1ユーザのオンライン通話画面における第1表示領域に表示する情報として前記第1ユーザに提供する、情報処理装置。
[2][1]に記載の情報処理装置であって、前記表示情報提供部は、前記第2ユーザに関する画像又は映像を前記第1ユーザのオンライン通話画面における第2表示領域に表示する情報として前記第1ユーザに提供する、情報処理装置。
[3][1]又は[2]に記載の情報処理装置であって、前記情報取得部は、前記第1ユーザによる検索要求及び/又は前記第2ユーザに関する前記顧客情報に基づき、過去事例に関する情報が格納されている事例データベースから事例情報を取得し、前記表示情報提供部は、前記事例情報を前記第1ユーザのオンライン通話画面における第3表示領域に表示する情報として前記第1ユーザに提供する、情報処理装置。
[4][1]~[3]の何れか1つに記載の情報処理装置であって、記録部を更に備え、前記記録部は、前記第2ユーザのオンライン通話時の音声及び映像の少なくとも一方を記録可能に制御する、情報処理装置。
[5][1]~[4]の何れか1つに記載の情報処理装置であって、文字列生成部を更に備え、前記文字列生成部は、前記第2ユーザのオンライン通話時の音声から文字列を生成し、前記表示情報提供部は、前記文字列生成部が生成した文字列を前記第1ユーザのオンライン通話画面における第4表示領域に表示する情報として前記第1ユーザに提供する、情報処理装置。
[6][1]~[5]何れか1つに記載の情報処理装置であって、ファイル送受信部を更に備え前記ファイル送受信部は、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザの一方から提供されたファイルを他方のユーザが取得可能に制御する、情報処理装置。
[7]コンピュータが実行する情報処理方法であって、情報取得ステップと、表示情報提供ステップと、を含み、前記情報取得ステップでは、弁護士等の専門家である第1ユーザとオンライン通話の相手として設定されている第2ユーザに関する顧客情報を顧客管理データベースから取得し、前記表示情報提供ステップでは、前記顧客情報を前記第1ユーザのオンライン通話画面における第1表示領域に表示する情報として前記第1ユーザに提供する、情報処理方法。
[8]情報取得ステップと、表示情報提供ステップと、を含む情報処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記情報取得ステップでは、弁護士等の専門家である第1ユーザとオンライン通話の相手として設定されている第2ユーザに関する顧客情報を顧客管理データベースから取得し、前記表示情報提供ステップでは、前記顧客情報を前記第1ユーザのオンライン通話画面における第1表示領域に表示する情報として前記第1ユーザに提供する、プログラム。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第1実施形態に係るオンライン通話システム1の概略図である。
図2】第1実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3】第1実施形態に係る第1ユーザ端末20のハードウェア構成を示すブロック図である。
図4】第1実施形態に係る第2ユーザ端末30のハードウェア構成を示すブロック図である。
図5】第1実施形態に係る情報処理装置10の機能構成を示すブロック図である。
図6】第1実施形態に係る第1ユーザ端末20の機能構成を示すブロック図である。
図7】第1実施形態に係る第2ユーザ端末30の機能構成を示すブロック図である。
図8】第1実施形態に係るオンライン通話システム1による処理の流れの一例である。
図9】第1実施形態の変形例1に係るオンライン通話システム1による処理の流れの一例である。
図10】第1実施形態の変形例2に係るオンライン通話システム1による処理の流れの一例である。
図11】第1実施形態の変形例3に係るオンライン通話システム1による処理の流れの一例である。
図12】第1実施形態の変形例4に係るオンライン通話システム1による処理の流れの一例である。
図13】第1実施形態及びその変形例に係る第1ユーザ端末20のオンライン通話画面の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を用いて本発明のいくつかの実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
【0009】
<1.第1実施形態>
(1-1.オンライン通話システム1)
本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、図1に示すようなオンライン通話システム1の一部を構成するサーバ等の情報処理装置10である。オンライン通話システム1は、情報処理装置10(例えば、オンライン通話システムに係るサービスを提供するサーバ)と、第1ユーザ(弁護士等の専門家)がオンライン通話に用いる第1ユーザ端末20(例えば、パーソナルコンピュータ)と、第1ユーザとのオンライン通話の参加者として設定されている第2ユーザ(例えば、弁護士等の専門家に相談している依頼人)第2ユーザ端末30(例えば、スマートフォン)と、を備える。情報処理装置10は、顧客管理データベース40を備える。情報処理装置10は、事例データベース50をさらに備えていてもよい。
【0010】
情報処理装置10は、通信回線5を介して第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30と通信可能に構成される。
【0011】
情報処理装置10は、弁護士等の専門家である第1ユーザとのオンライン通話の参加者として設定されている第2ユーザに関する顧客情報を顧客管理データベース40から取得し、第1ユーザ端末20に送信する。第1ユーザ端末20は、情報処理装置10から送信された顧客情報を受信し、第1ユーザのオンライン通話画面における第1表示領域に表示する。以下、各構成について説明する。
【0012】
(1-2.オンライン通話システム1のハードウェア構成)
図2図4を参照し、オンライン通話システム1のハードウェア構成を説明する。
【0013】
(1-2-1.情報処理装置10のハードウェア構成)
図2は、本実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置10は、制御部11、記憶部12、及び通信部13を備える。また、情報処理装置10は、キーボード及びマウス等で構成された各種操作の入力を受け付ける操作入力部15(図示せず)、各種画像を表示する例えば液晶ディスプレイ装置等のモニタ16(図示せず)を備えていてもよい。
【0014】
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ等であり、情報処理装置10の全体の動作を制御する。
【0015】
記憶部12の一部は、例えば、RAM(Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成されており、制御部11による各種プログラムに基づく処理の実行時のワークエリア等として用いられる。また、記憶部12の一部は、例えば、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリ、SSD(Solid State Drive)、又はHDD(Hard Disk Drive)であり、各種データ及び制御部11の処理に利用されるプログラム等を保存する。
【0016】
記憶部12に記憶されるプログラムは、例えば、情報処理装置10の基本的な機能を実現するためのOS(Operating System)、各種ハードウェア制御するためのドライバ、各種機能を実現するためのプログラム等であって、本実施形態に係るコンピュータプログラムを含む。
【0017】
通信部13は、例えばNIC(Network Interface Controller)であり、通信回線5に接続する機能を有する。なお、通信部13は、NICに代えて又はNICと共に、無線LAN(Local Area Network)に接続する機能、無線WAN(Wide Area Network)に接続する機能、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、及び赤外線通信等を可能とする機能を有してもよい。情報処理装置10は、通信回線5を介して第1ユーザ端末20等の他の情報処理装置等と接続され、他の情報処理装置等との間で各種データの送受信を行うことができる。
【0018】
これら制御部11、記憶部12、及び通信部13(必要に応じて操作入力部15、及びモニタ16を含む)は、システムバス14を介して相互に電気的に接続されている。従って、制御部11は、記憶部12へのアクセス及び通信部13を介した各種通信網や他の情報処理装置へのアクセス等を行うことができる。
【0019】
(1-2-2.第1ユーザ端末20のハードウェア構成)
図3は、本実施形態に係る第1ユーザ端末20のハードウェア構成を示すブロック図である。第1ユーザ端末20は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、スマートフォン、タブレット端末等の情報処理端末であり、制御部21、記憶部22、通信部23、撮影部24、表示部25を備える。また、第1ユーザ端末20は、音を出力するスピーカ26、マイク27、電源ボタンその他の操作ボタン等により構成される操作部(図示せず)等を備えていてもよい。
【0020】
これら制御部21、記憶部22、通信部23、撮影部24、表示部25、スピーカ26、及びマイク27は、システムバス28を介して相互に電気的に接続されている。従って、制御部21は、記憶部22へのアクセス、撮影部24に対する制御、表示部25による映像等の表示、スピーカ26からの音の出力、マイク27からの音の入力、及び通信部23を介した各種通信網や他の情報処理装置へのアクセス等を行うことができる。
【0021】
(1-2-3.第2ユーザ端末30のハードウェア構成)
図4は、本実施形態に係る第2ユーザ端末30のハードウェア構成を示すブロック図である。第2ユーザ端末30は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、スマートフォン、タブレット端末等の情報処理端末であり、制御部31、記憶部32、通信部33、撮影部34、表示部35を備える。また、第2ユーザ端末30は、音を出力するスピーカ36、マイク37、電源ボタンその他の操作ボタン等により構成される操作部(図示せず)等を備えていてもよい。
【0022】
これら制御部31、記憶部32、通信部33、撮影部34、表示部35、スピーカ36、及びマイク37は、システムバス38を介して相互に電気的に接続されている。従って、制御部31は、記憶部32へのアクセス、撮影部34に対する制御、表示部35による映像等の表示、スピーカ36からの音の出力、マイク37からの音の入力、及び通信部33を介した各種通信網や他の情報処理装置へのアクセス等を行うことができる。
【0023】
(1-3.情報処理装置10の機能構成)
図5に示すように、情報処理装置10の制御部11は、情報取得部11aと、表示情報提供部11bと、を有する。また、制御部11は、記録部11cと、文字列生成部11dと、ファイル送受信部11eと、通話管理部11fと、をさらに有していてもよい。
【0024】
情報取得部11aは、弁護士等の専門家である第1ユーザとのオンライン通話の参加者として設定されている第2ユーザに関する顧客情報を顧客管理データベースから取得可能に構成される。表示情報提供部11bは、顧客情報を第1ユーザのオンライン通話画面における第1表示領域に表示する情報として第1ユーザに提供可能に構成される。このような構成とすることにより、弁護士等の専門家である第1ユーザは依頼人等である第2ユーザに関する顧客情報をオンライン通話画面において確認が可能となり、オンライン通話を利用した相談業務における支援が実現される。
【0025】
また、情報取得部11aは、情報処理装置10の外部にある記憶部に格納されている第1ユーザ及び第2ユーザに関する画像を取得可能に構成される。
【0026】
また、表示情報提供部11bは、第2ユーザに関する画像又は映像を第1ユーザのオンライン通話画面における第2表示領域に表示する情報として第1ユーザに提供可能に構成される。このような構成とすることにより、弁護士等の専門家である第1ユーザは依頼人等の第2ユーザに関する画像又は映像をオンライン通話画面において確認が可能となり、オンライン通話を利用した相談業務における支援が実現される。
【0027】
また、情報取得部11aは、第1ユーザによる検索要求及び/又は第2ユーザに関する顧客情報に基づき、過去事例に関する情報が格納されている事例データベースから事例情報を取得可能に構成される。表示情報提供部11bは、事例情報を第1ユーザのオンライン通話画面における第3表示領域に表示する情報として第1ユーザに提供可能に構成される。このような構成とすることにより、弁護士等の専門家である第1ユーザは事例情報をオンライン通話画面において確認が可能となり、オンライン通話を利用した相談業務における支援が実現される。
【0028】
また、記録部11cは、第2ユーザのオンライン通話時の音声及び映像の少なくとも一方を記録可能に制御可能に構成される。このような構成とすることにより、弁護士等の専門家である第1ユーザは第2ユーザのオンライン通話時の音声及び映像の少なくとも一方を証拠として記録することが可能となり、オンライン通話を利用した相談業務における支援が実現される。
【0029】
また、文字列生成部11dは、第2ユーザのオンライン通話時の音声から文字列を生成可能に構成される。表示情報提供部11bは、文字列生成部11dが生成した文字列を第1ユーザのオンライン通話画面における第4表示領域に表示する情報として第1ユーザに提供可能に構成される。このような構成とすることにより、弁護士等の専門家である第1ユーザは依頼人等である第2ユーザのオンライン通話時の発言をオンライン通話画面において文字として視認することが可能となり、オンライン通話を利用した相談業務における支援が実現される。
【0030】
また、ファイル送受信部11eは、第1ユーザ及び第2ユーザの一方から提供されたファイルを他方のユーザが取得可能に制御可能に構成される。このような構成とすることにより、弁護士等の専門家である第1ユーザ及び依頼人等である第2ユーザは、オンライン通話時に容易にファイルを共有することが可能となり、オンライン通話を利用した相談業務における支援が実現される。
【0031】
また、通話管理部11fは、弁護士である第1ユーザ又は依頼人等である第2ユーザからオンライン通話の開始又は終了の要求、開始されている通話への参加の要求等を受け付け、オンライン通話を開始又は終了、参加等を可能に制御可能に構成される。
【0032】
(1-4.ユーザ端末の機能構成)
(1-4-1.第1ユーザ端末20の機能構成)
図6に示すように、第1ユーザ端末20の制御部21は、通信制御部21aと、表示制御部21bとを有する。
【0033】
通信制御部21aは、第1ユーザ及び第2ユーザのオンライン通話時の音声、及び画像又は映像、並びに顧客情報、事例情報、及びファイル等の各種データを、情報処理装置10又は第2ユーザ端末30と互いに通信可能に制御可能に構成される。表示制御部21bは、顧客情報、第2ユーザの画像又は映像、事例情報、及び文字列等の相談業務に関わる情報を、それぞれ第1ユーザのオンライン通話画面における第1表示領域、第2表示領域、第3表示領域、第4表示領域等の各表示領域に表示可能に構成される。なお、オンライン通話画面における各表示領域の数、配置、大きさ等は特に限定されない。
【0034】
(1-4-2.第2ユーザ端末30の機能構成)
図7に示すように、第2ユーザ端末30の制御部31は、通信制御部31aと、表示制御部31bとを有する。
【0035】
通信制御部31aは、第1ユーザ及び第2ユーザのオンライン通話時の音声、及び画像又は映像、並びに顧客情報、事例情報、及びファイル等の各種データを、情報処理装置10又は第1ユーザ端末20と互いに通信可能に制御可能に構成される。表示制御部31bは、第1ユーザの画像又は映像、事例情報、及び文字列等のオンライン通話において活用されうる情報を、それぞれ第2ユーザのオンライン通話画面における複数の表示領域に表示可能に構成される。なお、オンライン通話画面における各表示領域の数、配置、大きさ等は特に限定されない。
【0036】
上述した機能構成は、情報処理装置10、第1ユーザ端末20、又は第2ユーザ端末30にそれぞれ適宜インストールされるソフトウェア(いわゆるアプリを含む)によって実現してもよく、ハードウェアによって実現してもよい。ソフトウェアによって実現する場合、制御部11、制御部21又は制御部31がソフトウェアを構成するプログラムを実行することによって各種機能を実現することができる。
【0037】
プログラムを実行することで実現される場合、当該プログラムは、情報処理装置10、第1ユーザ端末20、又は第2ユーザ端末30が内蔵する記憶部12、記憶部22、記憶部32に格納してもよく、コンピュータが読み取り可能な記録媒体又は非一時的な記録媒体に格納してもよい。また、外部の記憶装置に格納されたプログラムを読み出し、いわゆるクラウドコンピューティングにより実現してもよい。もしくは、ハードウェアによって実現する場合、ASIC、SOC、FPGA、又はDRPなどの種々の回路によって実現することができる。また、情報処理装置10の機能として説明した機能構成は、一部の機能構成をソフトウェア又はハードウェアによって、第1ユーザ端末20又は第2ユーザ端末30等で処理されるようにしてもよい。反対に、第1ユーザ端末20又は第2ユーザ端末30の機能として説明した一部の機能構成は、ソフトウェア又はハードウェアによって情報処理装置10等で処理されるようにしてもよい。
【0038】
(1-5.処理の流れ)
図8は、オンライン通話システム1による処理の流れの一例である。以下、各ステップについて詳しく説明する。
【0039】
まず、ステップS200、ステップS100、及びステップS102がこの順に実行される。ステップS200では、通信制御部21aは、弁護士等の専門家である第1ユーザからの操作に基づき、情報処理装置10に通話開始要求を送信する。ステップS100では、通話管理部11fは、通信制御部21aによって送信された通話開始要求を受信する。ステップS102では、通話管理部11fは、受信した通話開始要求に基づき、通話を開始する。
【0040】
次に、ステップS300、ステップS104、及びステップS106がこの順に実行される。ステップS300では、通信制御部31aは、第2ユーザによる通話参加要求を情報処理装置10に送信する。ステップS104では、通話管理部11fは、通信制御部31aによって送信された通話参加要求を受信する。ステップS106では、通話管理部11fは、受信した通話参加要求に基づき、第2ユーザの通話への参加を許可する。これにより、第1ユーザ(第1ユーザ端末20)と第2ユーザ(第2ユーザ端末30)による相互通話が開始される。通話管理部11fは、開始された相互通話を参加しているユーザによる操作に基づき、又は、所定条件を満たすまで維持することができる。
【0041】
次に、ステップS110が実行される。ステップS110では、表示情報提供部11bは、第1ユーザ及び第2ユーザに関する画像又は映像を、第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30のオンライン通話画面における表示領域上に表示可能な情報として、第1ユーザ端末20及び第2ユーザ端末30に送信する。
【0042】
第2ユーザの映像が撮影部34によって取得可能な場合には、第2ユーザ端末30の通信制御部31aは情報処理装置10に第2ユーザに関する映像を送信し、情報処理装置10の表示情報提供部11bは、通話管理部11fによって受信された第2ユーザに関する映像を第1ユーザのオンライン通話画面における第2表示領域に表示する情報として第1ユーザ端末20に送信する。
【0043】
第2ユーザに関する映像が撮影部34によって取得不可能な場合には、表示情報提供部11bは、第2ユーザに関する画像を第1ユーザ端末20に送信する。第2ユーザに関する画像は、記憶部12に格納されていてもよく、情報処理装置10の外部にある記憶部32等の記憶部に格納されていてもよい。情報処理装置10の外部にある記憶部に格納されている第2ユーザに関する画像は、情報取得部11aにより取得され得る。情報取得部11aは、顧客情報に基づき、第2ユーザに関する画像を取得してもよい。
【0044】
また、第1ユーザに関する映像が撮影部24によって取得可能な場合には、第1ユーザ端末20の通信制御部21aは情報処理装置10に第1ユーザに関する映像を送信し、情報処理装置10の表示情報提供部11bは、通話管理部11fによって受信された第1ユーザに関する映像を第2ユーザ端末30に送信する。
【0045】
第1ユーザに関する映像が撮影部24によって取得不可能な場合には、表示情報提供部11bは、第1ユーザに関する画像を第2ユーザ端末30に送信する。第1ユーザに関する画像は、記憶部12に格納されていてもよく、情報処理装置10の外部にある記憶部22等の記憶部に格納されていてもよい。情報処理装置10の外部にある記憶部に格納されている第1ユーザに関する画像は、情報取得部11aにより取得され得る。
【0046】
次に、ステップS210及びステップS310が実行される。ステップS210では、表示制御部21bは、通信制御部21aによって受信された第2ユーザに関する画像又は映像を、第1ユーザのオンライン通話画面における第2表示領域に表示する。
【0047】
第1ユーザのオンライン通話画面は、例えば、表示部25に表示されるオンライン通話のための画面60(ウィンドウ等)である。例えば、オンライン通話がウェブブラウザ上で機能するように情報処理装置10が制御する場合には、画面60はウェブブラウザのウィンドウである。また、オンライン通話が専用のアプリによって動作する場合には、画面60は当該アプリのウィンドウである。なお、画面60はスクロール可能であってもよく、各表示領域は一度に表示されていなくてもよくスクロールされることによって出現する領域も含まれる。
【0048】
図13においては、表示制御部21bは、第2ユーザに関する画像又は映像を、第2表示領域である領域62に表示する。
【0049】
ステップS310では、表示制御部31bは、通信制御部31aによって受信された第1ユーザに関する画像又は映像を、第2ユーザのオンライン通話画面における複数の表示領域の何れかに表示する。
【0050】
次に、ステップS220、ステップS112、ステップS114、ステップS116、及びステップS230がこの順に実行される。ステップS220では、通信制御部21aは、第1ユーザからの操作に基づき、第1ユーザのオンライン通話画面における第1表示領域に表示する顧客情報に関する表示情報提供要求を、情報処理装置10に送信する。ステップS112では、通話管理部11fは、顧客情報に関する表示情報提供要求を受信する。ステップS114では、情報取得部11aは、顧客管理データベース40から第2ユーザに関する顧客情報を取得する。ステップS116では、表示情報提供部11bは、顧客情報を第1ユーザ端末20に送信する。ステップS230では、表示制御部21bは、通信制御部21aによって受信された顧客情報を、第1ユーザのオンライン通話画面における第1表示領域に表示する。
【0051】
図13においては、表示制御部21bは、顧客情報を、第1表示領域である領域61に表示する。第1表示領域は、複数設けられてもよい。複数の第1表示領域が設けられている場合には、表示情報提供部11bは、第1表示領域毎に表示する内容を決定してもよい。また、複数の第1表示領域が設けられている場合には、表示制御部21bが第1ユーザの操作に基づき第1表示領域毎に表示する内容を制御してもよい。
【0052】
次に、ステップS240、ステップS118、及びステップS120がこの順に実行される。ステップS240では、通信制御部21aは、情報処理装置10に通話終了要求を送信する。ステップS118では、通話管理部11fは、通信制御部21aによって送信された通話終了要求を受信する。ステップS120では、通話管理部11fは、受信した通話終了要求に基づき、通話を終了する。
【0053】
(1-6.変形例)
以下、第1実施形態の変形例について説明する。なお、各変形例は主に図8と異なる部分について説明しているが、各例を組み合わせて一の実施形態において実現されうる。
【0054】
(1-6-1.変形例1)
図9は、オンライン通話システム1による処理の流れの一例である。以下、図8に示す処理の流れの一例と異なるステップについて詳しく説明する。
【0055】
ステップS220、ステップS112、ステップS114、ステップS116、及びステップS230に代えて、ステップS221、ステップS113、ステップS115、ステップS117、及びステップS231がこの順に実行される。ステップS221では、通信制御部21aは、第1ユーザの操作に基づき、第1ユーザのオンライン通話画面における第3表示領域に表示する事例情報の検索要求を情報処理装置10に送信する。ステップS113では、通話管理部11fは事例情報に関する検索要求を受信する。ステップS115では、情報取得部11aは、過去事例に関する情報が格納されている事例データベース50内を検索要求に基づいて検索し、事例データベース50から事例情報を取得する。ステップS117では、表示情報提供部11bは、事例情報を第1ユーザ端末20に送信する。ステップS231では、表示制御部21bは、通信制御部21aによって受信された事例情報を第1ユーザのオンライン通話画面における第3表示領域に表示する。また、ステップS115では、情報取得部11aは、第1ユーザによる検索要求に代えて第2ユーザの顧客情報に基づき、事例情報を取得してもよい。情報取得部11aは、例えば、顧客情報に含まれる相談内容の種類(例えば、債務整理、交通事故、離婚、相続等)に基づき、事例情報を取得することができる。事例情報は、例えば、関連する法律の条文の情報、判例情報、過去の相談においての対応履歴・その結果(第1ユーザが担当した案件、第1ユーザが属している法律事務所で扱われた案件等)等である。
【0056】
図13においては、表示制御部21bは、事例情報を、第3表示領域である領域63に表示する。第3表示領域は、複数設けられてもよい。複数の第3表示領域が設けられている場合には、表示情報提供部11bは、第3表示領域毎に表示する内容を決定してもよい。また、複数の第3表示領域が設けられている場合には、表示制御部21bが第1ユーザの操作に基づき第3表示領域毎に表示する内容を制御してもよい。
【0057】
(1-6-2.変形例2)
図10は、オンライン通話システム1による処理の流れの一例である。以下、図8に示す処理の流れの一例と異なるステップについて詳しく説明する。
【0058】
ステップS220、ステップS112、ステップS114、ステップS116、及びステップS230に代えて、ステップS122が実行される。ステップS122では、記録部11cは、第1ユーザ及び第2ユーザの音声及び映像の少なくとも一方の記録を開始する。記録部11cは、自動的に記録を開始してもよく、第1ユーザ又は第2ユーザの記録開始要求の操作に基づき記録を開始してもよい。記録部11cは、ユーザの操作に基づき記録を開始する場合には、いずれかのユーザからの記録開始要求を受け付けた場合でも、残りのユーザから記録への承諾がない場合には記録を開始しないように制御してもよい。
【0059】
また、ステップS118の次に、ステップS124が実行される。ステップS124では、記録部11cは、第1ユーザ及び第2ユーザの音声及び映像の少なくとも一方の記録を終了し、第1ユーザ及び第2ユーザの音声及び映像の少なくとも一方を含む情報を記憶部12に保存する。記録部11cは、保存した音声・映像に関する情報を第1ユーザ及び第2ユーザの一方又は双方に提供可能に構成されてもよい。また、記録部11cは、通話終了前においても、記録を終了するための操作がユーザにより行われた場合に記録を終了してもよい。
【0060】
(1-6-3.変形例3)
図11は、オンライン通話システム1による処理の流れの一例である。以下、図8に示す処理の流れの一例と異なるステップについて詳しく説明する。
【0061】
ステップS124では、文字列生成部11dは第2ユーザのオンライン通話時の音声から文字列を生成する。音声からの文字列生成は、各種音声認識ツール(例えば、ディープラーニングを活用した音声認識技術)を利用することにより行うことができる。ステップS126では、表示情報提供部11bは、文字列生成部11dが生成した文字列を第1ユーザのオンライン通話画面における第4表示領域に表示する情報として第1ユーザに送信する。ステップS232では、表示制御部21bは、通信制御部21aによって受信された文字列を第1ユーザのオンライン通話画面における第4表示領域に表示する。
【0062】
図13においては、表示制御部21bは、文字列生成部11dが生成した文字列を、第4表示領域である領域64に表示する。
【0063】
文字列生成部11dは、生成した文字列を記憶部12に保存することができる。また、文字列生成部11dは、生成した文字列を第2ユーザの顧客情報として顧客管理データベース40に記録してもよい。
【0064】
(1-6-4.変形例4)
図12は、オンライン通話システム1による処理の流れの一例である。以下、図8に示す処理の流れの一例と異なるステップについて詳しく説明する。
【0065】
ステップS222では、通信制御部21aは、第1ユーザの操作(例えば、図13のボタン70を押下し、その後に表示される対象ファイル選択画面における選択操作)に基づき、ファイルを送信する。ステップS128では、ファイル送受信部11eは、第1ユーザから提供されたファイルを受信し、記憶部12に保存する。ステップS320では、通信制御部31aは、第2ユーザによるファイル送信要求を情報処理装置10に送信する。ステップS130では、ファイル送受信部11eは、ファイル送信要求に基づき、記憶部12に保存されている特定のファイルを第2ユーザ端末30に送信する。ステップS330では、通信制御部31aは、情報処理装置10から送信されたファイルを受信し、記憶部32に保存する。これらのファイル送受信に係る各ステップは、オンライン通話中の任意のタイミングで実行されてもよく、オンライン通話開始前及び終了後に実行されてもよい。
【0066】
また、ステップS222、ステップS128、ステップS320、ステップS130及びステップS330に代えて、ステップS340(図示せず)、ステップS140(図示せず)、ステップS250(図示せず)、ステップS150(図示せず)及びステップS260(図示せず)が、この順に実行されてもよい。即ち、ステップS222に代えて、ステップS340において、通信制御部31aが第2ユーザの操作に基づき、ファイルを送信してもよい。また、ステップS128に代えて、ステップS140において、ファイル送受信部11eは、第2ユーザから提供されたファイルを受信し、記憶部12に保存してもよい。また、ステップS320に代えて、ステップS250において、通信制御部21aは、第1ユーザによるファイル送信要求を情報処理装置10に送信してもよい。また、ステップS130に代えて、ステップS150において、ファイル送受信部11eは、ファイル送信要求に基づき、記憶部12に保存されている特定のファイルを第1ユーザ端末20に送信してもよい。また、ステップS330に代えて、ステップS260において、通信制御部21aは、情報処理装置10から送信されたファイルを受信し、記憶部22に保存してもよい。
【0067】
また、ファイル送受信部11eは、ユーザ間で送受信されたファイルを、第2ユーザの顧客情報の一部として顧客管理データベース40に記録してもよい。
【0068】
<2.その他の実施形態>
以上、本発明における実施形態及びその変形例について説明したが、本開示の適用は上述の内容に限定されるものではない。
【0069】
制御部11は、電子署名部(図示せず)を有していてもよい。電子署名部は、例えば、電子契約等のために行われる電子署名(紙面によらない電子文書に対して付与される署名)をユーザが実行するために、外部の電子署名サービスを活用可能に構成されうる。電子署名制御部は、例えば、電子署名サービスを提供している外部のシステムと連携(API等を利用)可能に制御する。
【0070】
制御部11は、予約受付部(図示せず)を有していてもよい。予約受付部は、例えば、オンライン通話の予約を、第1ユーザ又は第2ユーザから受付可能に構成されうる。
【0071】
制御部11は、本人確認部(図示せず)を有していてもよい。本人確認部は、例えば、ユーザから提要される情報(顔写真データ、身分証を撮影した画像データ、音声等)に基づき、ユーザの本人確認可能に構成されうる。
【0072】
また、オンライン通話システム1においては、オンライン通話には、第1ユーザ、第2ユーザとしてそれぞれ複数人が参加可能に構成されてもよい。
【0073】
上記実施形態では、情報処理装置10が顧客管理データベース40又は事例データベース50を備える態様について説明したが、情報処理装置10と通信可能なその他の情報処理装置が備えていてもよく、情報処理装置10は当該その他の情報処理装置から顧客情報及び事例情報等を取得するように構成されてもよい。
【0074】
また、上記実施形態では、各機能を主に情報処理装置10等が備える態様について説明したが、その性質上許されるものであれば、一部の機能について第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30等が備える、又は情報処理装置10等と第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30等のいずれもが備える構成とすることができる。
【0075】
また、上記実施形態において情報処理装置10等に実行させるものとして記載されていた各ステップについても、その性質上許されるものであれば、第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30等に行わせることができる。
【0076】
また、情報処理装置は、物理的に1台で構成される装置だけでなく、複数台の装置が有線又は無線で通信可能に接続され、実質的に1つの情報処理装置として機能するものを含んでもよい。また、情報処理装置は、仮想的なサーバ(クラウドサーバ等)を用いて構成されてもよい。
【0077】
また、本発明は、上述のシステムを機能させるプログラムとして実現することもできる。
【0078】
また、本発明は、上述のプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体又は上述のプログラムを記録したコンピュータが読み取りが可能な記録媒体として実現することもできる。
【0079】
以上、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0080】
1:オンライン通話システム、5:通信回線、10:情報処理装置、11:制御部、11a:情報取得部、11b:表示情報提供部、11c:記録部、11d:文字列生成部、11e:ファイル送受信部、11f:通話管理部、12:記憶部、13:通信部、14:システムバス、15:操作入力部、16:モニタ、20:第1ユーザ端末、21:制御部、21a:通信制御部、21b:表示制御部、22:記憶部、23:通信部、24:撮影部、25:表示部、26:スピーカ、27:マイク、28:システムバス、30:第2ユーザ端末、31:制御部、31a:通信制御部、31b:表示制御部、32:記憶部、33:通信部、34:撮影部、35:表示部、36:スピーカ、37:マイク、38:システムバス、40:顧客管理データベース、50:事例データベース、60:画面、61~64:領域、70:ボタン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13