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  • 特開-皮膚用外用剤組成物 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024100565
(43)【公開日】2024-07-26
(54)【発明の名称】皮膚用外用剤組成物
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/64 20060101AFI20240719BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20240719BHJP
   A61P 17/16 20060101ALI20240719BHJP
   A61K 35/64 20150101ALI20240719BHJP
   A61K 47/12 20060101ALI20240719BHJP
   A61K 8/36 20060101ALI20240719BHJP
【FI】
A61K8/64
A61Q19/00
A61P17/16
A61K35/64
A61K47/12
A61K8/36
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023004661
(22)【出願日】2023-01-16
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り [集会等] 集会名 国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)主催の第32回学術大会 開催日 令和4年9月21日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り [集会等] 集会名 日本化粧品技術者会(SCCJ)主催のIFSCC 2022 ロンドン大会・国内報告会 開催日 令和4年12月1日
(71)【出願人】
【識別番号】391056701
【氏名又は名称】池田物産株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】599125249
【氏名又は名称】学校法人武庫川学院
(74)【代理人】
【識別番号】100076071
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 恵治
(72)【発明者】
【氏名】恩井 美由希
(72)【発明者】
【氏名】新井 泰裕
(72)【発明者】
【氏名】稲村 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】平尾 哲二
(72)【発明者】
【氏名】川▲崎▼ 朝未
(72)【発明者】
【氏名】山本 明日香
【テーマコード(参考)】
4C076
4C083
4C087
【Fターム(参考)】
4C076AA16
4C076BB31
4C076CC18
4C076DD43Z
4C076FF31
4C076FF61
4C083AA122
4C083AB052
4C083AC022
4C083AC072
4C083AC122
4C083AC182
4C083AC301
4C083AC302
4C083AC342
4C083AC422
4C083AD332
4C083AD352
4C083AD451
4C083AD452
4C083AD532
4C083BB51
4C083CC04
4C083CC05
4C083DD08
4C083DD21
4C083DD39
4C083DD41
4C083EE12
4C083EE13
4C087AA01
4C087BB21
4C087MA63
4C087NA05
4C087NA12
4C087ZA89
(57)【要約】
【課題】
角層中の水分保持には天然保湿因子(NMF)の働きが重要であり、このNMFの大部分をアミノ酸が占める。表皮の顆粒層に存在するタンパク質であるプロフィラグリンが、角化の過程で酵素分解などによりアミノ酸にまで分解される。アミノ酸は皮膚内部の水と結合して角層のうるおいを保つ。植物や動物の抽出物として得られるタンパク質およびその加水分解物は皮膚用外用剤組成物の原料として研究が進められ汎用されているが、これらを構成するアミノ酸のNMFとしての機能には言及されてなく、角層において保湿効果を発揮するメカニズムには明らかでない点があった。
【解決手段】
本発明は、外部から皮膚に適用をしたタンパク質加水分解物が角層中の酵素により徐々にアミノ酸にまで分解されることを見出し、このアミノ酸がNMFとして高い保湿効果を発揮する皮膚用外用剤組成物を提供するものである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タンパク質加水分解物及び中性とするための緩衝剤を含有することを特徴とする皮膚用外用剤組成物。
【請求項2】
タンパク質加水分解物がシルクタンパク質加水分解物である請求項1に記載の皮膚用外用剤組成物。
【請求項3】
タンパク質加水分解物が、グリシン、セリンおよびアラニンで90mol%以上であるアミノ酸組成を持ち、平均分子量が約500であることを特徴とする請求項1又は2に記載の皮膚用外用剤組成物。
【請求項4】
シルクタンパク質加水分解物を0.01~1.0質量%含有する請求項1に記載の皮膚用外用剤組成物。
【請求項5】
シルクタンパク質加水分解物を0.01~1.0質量%含有する請求項2に記載の皮膚用外用剤組成物。
【請求項6】
シルクタンパク質加水分解物を0.01~1.0質量%含有する請求項3に記載の皮膚用外用剤組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はタンパク質加水分解物を含有する皮膚用外用剤組成物に関する。ここで皮膚用外用剤組成物とは、洗顔料、化粧水、クリーム、パック等のスキンケア化粧品、ファンデーション、口紅等のメークアップ化粧品、ボディソープ、スリミング剤、UVケア剤、浴用剤、制汗剤などのボディーケア化粧品、香水、オーデコロン等のフレグランス化粧品であって、法律上の化粧品、医薬部外品、医薬品を含むものである。
【背景技術】
【0002】
皮膚は外界との境界に位置するため、物理的、化学的な様々な外部刺激に晒される。皮膚の最外層である角層はきわめて薄い膜であり、表皮角化細胞が積み重なり、その間を細胞間脂質で満たされた構造を有する。この薄い角層が外界からの異物侵入を防ぎ、体内の水分が蒸発するのを防ぐ重要な役割を有している。この角層の水分保持機能が低下すると、乾燥肌といった状態になり、角層の柔軟性が失われ、肌荒れや落屑が生じ、しわの原因になるなど美容上での外観にも影響を与える。
【0003】
角層中の水分保持には天然保湿因子(Natural Moisturizing Factor,以下「NMF」と称する)の働きが重要であり、このNMFの大部分をアミノ酸が占める。表皮の顆粒層に存在するタンパク質であるプロフィラグリンが、角化の過程で酵素分解などによりフィラグリンを経てアミノ酸にまで分解される。アミノ酸は皮膚内部の水と結合して角層のうるおいを保つ。
【0004】
一方、植物や動物の抽出物として得られるタンパク質およびその加水分解物は、アミノ酸から成り、皮膚用外用剤組成物の原料として研究が進められ、汎用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特表2015-510924号公報
【特許文献2】特表2013-523869号公報
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】川崎由明、坂本一民、Howard I.Maibach:In Vitroによるアミノ酸のヒト皮膚での経皮吸収挙動の解析 日本化粧品技術者会誌 第30巻第1号(1996)55-61頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
皮膚を対象とし、特許文献1には大豆ペプチド抽出物の皮膚老化予防効果が、特許文献2にはエンドウのペプチド加水分解物の保湿効果が開示されているが、いずれもペプチドを構成するアミノ酸のNMFとしての機能には言及されてなく、角層において保湿効果を発揮するメカニズムには明らかでない点があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記のような状況下でなされたものであり、外部から皮膚に適用をしたタンパク質加水分解物が角層中の酵素により徐々にアミノ酸までに分解され、NMFとして持続的かつ高い保湿効果を発揮するものである。
【0009】
本発明の請求項1に示すものは、タンパク質加水分解物及び中性とするための緩衝剤を含有することを特徴とする皮膚用外用剤組成物である。
【0010】
本発明の請求項2に示すものは、タンパク質加水分解物がシルクタンパク質加水分解物である請求項1に記載の皮膚用外用剤組成物である。
【0011】
本発明の請求項3に示すものは、タンパク質加水分解物が、グリシン、セリンおよびアラニンで90mol%以上であるアミノ酸組成を持ち、平均分子量が約500であることを特徴とする請求項1又は2に記載の皮膚用外用剤組成物である。
【0012】
本発明の請求項4に示すものは、シルクタンパク質加水分解物を0.01~1.0質量%含有する請求項1に記載の皮膚用外用剤組成物である。
【0013】
本発明の請求項5に示すものは、シルクタンパク質加水分解物を0.01~1.0質量%含有する請求項2に記載の皮膚用外用剤組成物である。
【0014】
本発明の請求項6に示すものは、シルクタンパク質加水分解物を0.01~1.0質量%含有する請求項3に記載の皮膚用外用剤組成物である。
【発明の効果】
【0015】
本発明の皮膚用外用剤を用いることにより、角層上で持続的な保湿効果を発揮し、肌のうるおいを維持する。その結果、しわの予防など美容上での外観を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は角層でのシルクタンパク質加水分解物のアミノ酸への分解とインキュベーション時間との関係を示す図である。
図2図2は角層でのシルクタンパク質加水分解物のアミノ酸への分解とpHとの関係を示す図である。
図3図3は角層でのシルクタンパク質加水分解物と他のタンパク質加水分解物とのアミノ酸への分解性を比較した図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明について詳述する。角層中の水分保持にはNMFの働きが重要であり、このNMFの大部分をアミノ酸が占め、アミノ酸は角層内部の水と結合して角層のうるおいを保つことが知られている。このアミノ酸は表皮内に存在するタンパク質であるプロフィラグリンが酵素の働きなどにより分解され、産生される。
【0018】
本発明は、角層に存在するタンパク質が酵素反応によりアミノ酸にまで分解される上記の過程に着目した皮膚用外用剤組成物である。即ち、本発明の組成物を外部から皮膚に適用することにより含有するタンパク質加水分解物が角層での酵素反応によりアミノ酸まで分解され、高い保湿効果を発揮する。
【0019】
皮膚用外用剤組成物にアミノ酸を配合して塗布する場合があるが、皮膚のバリア機能を担う角層の細胞間脂質が疎水性を示すため、角層がアミノ酸の経皮吸収を妨げることが報告されている。(非特許文献1参照)
【0020】
一方、植物や動物の抽出物として得られるタンパク質加水分解物が皮膚用外用剤組成物の原料として汎用されている。これら原料はアミノ酸残基と比較して疎水性が高く皮膚表面への親和性に優れると推測されるが、アミノ酸から成るこれら原料への角層における酵素分解の可能性については明らかにされていなかった。
【0021】
本発明は、シルクタンパク質加水分解物が角層中の酵素によりアミノ酸に分解されることを発見したことにより、皮膚用外用剤として塗布することでシルクタンパク質加水分解物が角層に親和し徐々にアミノ酸まで分解されることで持続的かつ高い保湿効果を発揮することを見出し、完成に至ったのである。
【0022】
本発明に用いるシルクタンパク質加水分解物の水溶液の製法は特には拘らないが、蚕が産生する繭を起源とし、酸・アルカリ・酵素等により加水分解され、アミノ酸組成でグリシン、セリンおよびアラニンを90mol%以上含有し、平均分子量が約500に調整されたシルクタンパク質加水分解物と防腐剤とを混合した水溶液が日本国池田物産株式会社の市販原料「シルクプロ(SILKPRO)」、「シルクプロ F(SILKPRO F)」および「シルクプロ SB(SILKPRO SB)」として入手できる。
【0023】
本発明に使用するシルクプロタンパク質加水分解物の角層における分解性を確認するため、下記のようにして実験を行った。
【0024】
1)テープストリッピング法で採取した角層を0.03%のシルクタンパク質加水分解物を含む50mmol/Lリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.0)に浸し、37℃の雰囲気下で24時間、48時間および72時間インキュベーションした。
2)インキュベーション後のシルクタンパク質加水分解物を含む溶液のアミノ基量を、ニンヒドリン法により定量した。即ち、各サンプル20μLを400μLのニンヒドリン試薬(2%ニンヒドリン-0.025%塩化スズ-75%エチレングリコールを含む1mol/L酢酸ナトリウム緩衝液(pH5.5))に加え、104℃の雰囲気下で10分間インキュベーション後、570nmの吸光度をマイクロプレートリーダー(MTP-900 Lab;コロナ電気株式会社製)で測定した。得られた吸光度をグリシン検量線からアミノ基量に換算した。
【0025】
得られたシルクタンパク質加水分解物の角層におけるアミノ酸への分解性を図1に示す。角層を含まない場合と比較して、経時でアミノ酸への分解が進むことが分かった。
【0026】
次に、シルクタンパク質加水分解物の角層におけるアミノ酸への分解におけるpHの影響を確認するため、下記のようにして実験を行った。
【0027】
1)テープストリッピング法で採取した角層を0.03%のシルクタンパク質加水分解物を含むpHが異なる緩衝液にそれぞれ浸し、37℃の雰囲気下で48時間インキュベーションした。このときpH4.0-6.0の条件には50mmol/L酢酸ナトリウム緩衝液を、pH6.0-8.0の条件には50mmol/Lリン酸ナトリウム緩衝液を、pH8.0-9.0の条件には50mmol/Lホウ酸ナトリウム緩衝液を使用した。
2)インキュベーション後のシルクタンパク質加水分解物を含む溶液のアミノ基量を、ニンヒドリン法により定量した。即ち、各サンプル20μLを400μLのニンヒドリン試薬(2%ニンヒドリン-0.025%塩化スズ-75%エチレングリコールを含む1mol/L酢酸ナトリウム緩衝液(pH5.5))に加え、104℃の雰囲気下で10分間インキュベーション後、570nmの吸光度をマイクロプレートリーダー(MTP-900 Lab;コロナ電気株式会社製)で測定した。得られた吸光度をグリシン検量線からアミノ基量に換算した。
【0028】
得られたシルクタンパク質加水分解物の角層におけるアミノ酸への分解性のpH依存性を図2に示す。pH4.0-9.0で分解が進むが、pH7.0-8.0で著しく分解されることが分かった。
【0029】
次に、シルクタンパク質加水分解物の角層におけるアミノ酸への分解性について、他のタンパク質加水分解物と比較するため、下記のようにして実験を行った。
【0030】
1)テープストリッピング法で採取した角層を約0.03%の各タンパク質加水分解物を含むpH5.5または7.0の緩衝液にそれぞれ浸し、37℃の雰囲気下で48時間インキュベーションした。このときpH5.5の条件には50mmol/L酢酸ナトリウム緩衝液を、pH7.0の条件には50mmol/Lリン酸ナトリウム緩衝液を使用した。
2)インキュベーション後の各タンパク質加水分解物を含む溶液のアミノ基量を、ニンヒドリン法により定量した。即ち、各サンプル20μLを400μLのニンヒドリン試薬(2%ニンヒドリン-0.025%塩化スズ-75%エチレングリコールを含む1mol/L酢酸ナトリウム緩衝液(pH5.5))に加え、104℃で10分間インキュベーション後、570nmの吸光度をマイクロプレートリーダー(MTP-900 Lab;コロナ電気株式会社製)で測定した。得られた吸光度をグリシン検量線からアミノ基量に換算した。
【0031】
得られた各タンパク質加水分解物の角層におけるアミノ酸への分解性の比較を図3に示す。シルクタンパク質加水分解物は他のタンパク質加水分解物と比較して、pH5.5においてはほぼ同等の、pH7.0においては大幅に上回る分解性を示すことが分かった。
【0032】
以上のことから、シルクタンパク質加水分解物が角層においてアミノ酸に分解されること、このアミノ酸への分解はpH7.0-8.0を中心に幅広いpHで進むこと、および他のタンパク質よりも分解性に勝ることが判明した。
【0033】
本発明のシルクタンパク質加水分解物を含有する皮膚用外用剤組成物は、角層に塗布した後経時でアミノ酸に分解され、持続的な保湿効果を発揮する。このとき、皮膚用外用剤組成物のpHを7.0-8.0の中性下に調整して使用することが、アミノ酸への分解性を高める点で望ましい。そこで、本発明の皮膚用外用剤組成物に、pHを調整する成分を併用すると更なる保湿効果を発揮する。かかる成分として、クエン酸、クエン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、グリコール酸、コハク酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルギニン、トリエタノールアミン等が挙げられる。
【0034】
本発明のシルクタンパク質加水分解物の配合量は、前記の市販原料を用いて皮膚用外用剤組成物全量中に、シルクタンパク質加水分解物として0.01~1.0質量%、好ましくは0.03~0.3質量%である。通常の皮膚用外用剤組成物を調製する時、0.01質量%より少ない場合は角層でアミノ酸に分解されることで得られる保湿効果が発揮されない。0.3質量%を超えて1.0質量%まで配合することも考えられるが、配合量に見合う効果が次第に飽和するため好ましくない。
【0035】
本発明の皮膚用外用剤組成物には上記の必須成分以外に、通常、化粧品や医薬品等の頭皮用外用剤組成物に使用される他の成分を配合することができる。かかる他の成分としては下記の成分が例示される。本発明の皮膚用外用剤組成物は、上記必須成分にこれらの一種又は二種以上を配合して常法に従って製造される。
【0036】
油性成分として次のものを挙げることができる。
アボガド油、アンズ核油、オリーブ油、カカオ脂、牛脂、ゴマ油、小麦胚芽油、山茶花油、サフラワー油、水添モリンガ油、大豆油、茶実油、月見草油、ツバキ油、糖脂質、トリ脂肪酸(C10-18)グリセリル、ハッカ葉油、パーム核油、パーム油、ヒマシ油、ヒマワリ種子油、ボスウェリアセラタ油、マカデミア種子油、マヌカオイル、馬脂、メリアアザジラクタ種子油、綿実油、モクロウ、(モリンガ油/水添モリンガ油) エステルズ、ヤシ油、レモン果実油、リン脂質、ワサビノキ種子油等の油脂類。
カルナウバロウ、キャンデリラロウ、コメヌカロウ、水添ホホバ油、ヒマワリ種子ロウ、フサアカシア花ロウ、部分水添ホホバ油、ホホバエステル、ホホバ種子油、ミツロウ、ラノリン等のワックス類。
イソパラフィン、水添ポリイソブテン、スクワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、流動パラフィン、ワセリン等の炭化水素類。
イソステアリン酸、オレイン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ヒドロキシステアリン酸、ベヘニン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、リノール酸、リノレン酸等の高級脂肪酸類。
イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール、オレイルアルコール、コレステロール、ステアリルアルコール、セチルアルコール、セテアリルアルコール、ダイズステロール、フィトステロールズ、ベヘニルアルコール、ホホバアルコール、ミリスチルアルコール、ラノリンアルコール等の高級アルコール類。
キミルアルコール、バチルアルコール等のアルキルグリセリルエーテル。
イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸フィトステアリル、イソステアリン酸PG、2-エチルヘキサン酸セチル、エトキシジグリコールベヘネート、エトキシジグリコールオレエート、加水分解ホホバエステル、クエン酸トリエチル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジステアリン酸グリコール、ジノナン酸プロピレングリコール、ステアリン酸コレステリル、ステアリン酸ステアリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ2-ヘキサン酸グリセリル、パルミチン酸エチルヘキシル、ペンタエリスリトールテトラエステル、ホホバ脂肪酸イソプロピル、(ホホバ油/マカデミア種子油)エステルズ、マカデミアナッツ脂肪酸エチル、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ヤシ油脂肪酸ブチレングリコール、ラウリン酸プロピレングリコール、リンゴ酸ジイソステアリル等のエステル類。
アミノ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、環状ジメチルシリコーン油、シリコーンゴム、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルポリシロキサン等のシリコーン類。
【0037】
多価アルコールとして次のものを挙げることができる。エトキシジグリコール、オクタンジオール、グリセリン、ジエチレングリコール、ジグリセリン等のポリグリセリン、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキサンジオール、ヘプタンジオール、ペンタンジオール、ポリエチレングリコール等。
【0038】
糖類として次のものを挙げることができる。キシリトール、ショ糖、ソルビトール、トレハロース、乳糖、フルクトース、マルチトール、マンニトール、ラムノース等。
【0039】
高分子化合物として次のものを挙げることができる。
アルカリゲネス産生多糖体、アルギン酸、カゼイン、カードラン、カラギーナン、カンテン、キサンタンガム、キトサン、グアーガム、クインスシード、コラーゲン、スクレロチウムガム、ゼラチン、デキストリン、デンプン、ヒアルロン酸、プルラン、ペクチン、マンナン等の天然高分子。
アセチル化ヒアルロン酸、エチルセルロース、カチオン化グアーガム、カチオン化セルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース、ニトロセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-67、メチルセルロース等の天然高分子誘導体。
POE・POP共重合体、アクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸・アクリル酸アミド・アクリル酸エチル共重合体、アクリル樹脂アルカノールアミン、アクリル酸アルキル・酢酸ビニル共重合体、アクリレーツコポリマーNa、カルボキシビニルポリマー、高重合ポリエチレングリコール、高分子シリコーン、シリコーンレジン、(スチレン/アクリレーツ)コポリマー、ビニルメチルエーテル・マレイン酸エチル共重合体、ポリアクリル酸アミド、ポリアクリル酸ソーダ、ポリ塩化ジメチルピペリジニウム、ポリオキシプロピレンブチルエーテル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の合成高分子。
【0040】
界面活性剤として次のものを挙げることができる。
アシルN-メチルタウリン塩、POEアルキルエーテルカルボン酸塩、POEアルキルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルリン酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、N-アシルアミノ酸塩、α-オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸石鹸、ステアロイルグルタミン酸Na、ステアロイルラクチレートNa等のアニオン界面活性剤。
塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム等のカチオン界面活性剤。
アルキルアミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルアミドベタイン、2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、水添レシチン、リゾレシチン、レシチン等の両性界面活性剤。
POEアルキルアミン・脂肪酸アミド、POEアルキルエーテル、POE・POPアルキルエーテルアルキルアミンオキサイド、アルキルグルコシド、イソステアリン酸PEG-6、イソステアリン酸ポリグリセリル-6、エトキシジグリコール、PEG-8(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルズ、(キャンデリラ/ホホバ/コメヌカ)ポリグリセリル-3エステルズ、グリセリン脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-3、ジオレイン酸ポリグリセリル-3、ジステアリン酸ポリグリセリル-6、脂肪酸アルカノールアミド、PEG脂肪酸エステル、PEG-40水添ヒマシ油、水添ヒマワリ種子油グリセリルエステルズ、水添ヒマワリ種子油ポリグリセリル-3エステルズ、ステアリン酸PEG-6、ステアリン酸PEG-32、ステアリン酸PEG-75、ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸ポリグリセリル-6、ステアリン酸ポリグリセリル-10、ステアレス-20、セテス-20、ソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビット脂肪酸エステル、トリイソステアリンPEG-6エステルズ、トリベヘニンPEG-20エステルズ、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油、PEG-10ヒマワリグリセリズ、ベヘン酸グリセリル、ホホバワッワクスPEG-80エステルズ、ホホバワッワクスPEG-120エステルズ、ホホバ油PEG-150エステルズ、ポリオキシエチレンミツロウ、ポリグリセリル-3ミツロウ、ポリソルベート80、ポリヒドロキシステアリン酸ポリグリセリル-6、ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6、PEG-16マカデミアグリセリズ、PEG-8ミツロウ等のノニオン界面活性剤。
【0041】
色剤及び粉体、粒体として次のものを挙げることができる。
黄酸化鉄、カーボンブラック、黒酸化鉄、ベンガラ、群青等の無機顔料、パール顔料、有機顔料、タール色素、天然色素等の色材。
亜鉛華、アルミナ、(アルミナ/酸化鉄/酸化チタン/マイカ)複合体、(アルミナ/酸化チタン/ケイ酸Na/シリカ)複合体、(アルミナ/酸化チタン/シリカ)複合体、(アルミナ/酸化チタン/シリカ/ジメチコン)複合体、(アルミナ/シリカ)複合体、(アルミナ/シリカ/タルク)複合体、雲母、雲母チタン、カオリン、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、酸化チタン、(酸化チタン/酸化ジルコニウム/シリカ)複合体、(酸化チタン/シリカ)複合体、(酸化チタン/タルク)複合体、酸化鉄、(酸化鉄/酸化チタン/シリカ/マイカ)複合体、(酸化鉄/酸化チタン/マイカ)複合体、(酸化鉄/シリカ)複合体、(酸化鉄/シリカ/ジメチコン)複合体、シリカ、(シリカ/ポリウレタン-15/マイカ)複合体、(シリカ/マイカ)複合体、ゼオライト、タルク、ヘクトライト、ベントナイト、マイカ、(マイカ/ポリウレタン-15)複合体、マグネシウムケイ酸ナトリウム等の無機粉体。
シルクパウダー、セルロースパウダー、ナイロンパウダー、ポリエチレン末等の有機粉体。
脂肪酸エステル、セルロース、天然物、ナイロン、ポリエチレン、ワックス等の粒体。
【0042】
天然物起源の成分として次のものを挙げることができる。
エラスチン、加水分解カゼイン、加水分解ケラチン、加水分解コラーゲン、加水分解シルク、加水分解大豆タンパク、加水分解パール、キチン、キトサン、コラーゲン、コンドロイチン硫酸ナトリウム、水溶性コラーゲン、乳糖、ヒアルロン酸ナトリウム、ホエイタンパク、ペプチド等の動物、微生物系の起源物。
アカシアビクトリア果実エキス、アカシアビクトリア種子エキス、アクチニジアデリシオサ果実エキス、アクロニチアアシデュラ果実エキス、アスパラゴプシスアルマタエキス、アセロラ果実エキス、アニゴザントスマングレシ花エキス、アニゴザントスフラビデュス花/葉エキス、アネトレアアニサタ葉エキス、アラリアエスクレンタエキス、アルクチウマジュス根エキス、アルニカ花エキス、アロエフェロックス葉エキス、アロエベラ葉エキス、イタリアイトスギ葉/実/茎油、イチゴ果実エキス、イチョウ葉エキス、イリス根エキス、ウィタニアソムニフェラ根エキス、ウルチカジオイカエキス、ウワウルシ葉エキス、エクロニアラジアタエキス、エゾヘビイチゴ果実エキス、オオバクエキス、オオヒレアザミ花/葉/茎エキス、オオムギ種子エキス、オタネニンジン根エキス、オドリコソウエキス、オランダセンニチ花エキス、オレンジ果実エキス、オレンジ果実水、カミツレ花エキス、カモミラエキス、加水分解コムギタンパク、加水分解ダイズタンパク、カラスムギ穀粒エキス、ガラナ種子エキス、カロットエキス、β-カロチン、カンゾウ根エキス、キイチゴエキス、キイチゴ果実エキス、キウイエキス、キウイ果実水、キゲリアアフリカーナ果実エキス、キバナオランダセンニチエキス、キャビアライム抽出物、キュウリ果実エキス、ギョリュウバイ枝/葉エキス、キラヤ樹皮エキス、グアバ果実エキス、クコ果実エキス、クララ根エキス、クランベリー果実水、グレビレアスペシオサ花エキス、グレープフルーツ果実水、クンゼアポミフェラ果実エキス、ケーパー果実エキス、ココヤシ水、酵母エキス、コメヌカ水、サンシキスミレエキス、サンショウモドキ種子エキス、サンタルムアクミナツム果実エキス、シコンエキス、シジギウムレウマニ果実エキス、シトルスグラウカ果実エキス、ショウガ水、シラカバエキス、スギナエキス、スギ芽エキス、スミノミザクラ果実水、スピルリナプラテンシスエキス、セイヨウキズタ葉/茎エキス、セイヨウトチノキ種子エキス、セイヨウトネリコ樹皮エキス、セイヨウニワトコ花エキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージ葉エキス、ゼニアオイ花/葉/茎エキス、センチフォリアバラ花エキス、ソケイ花/葉エキス、タスマニアランセオラタ果実エキス、タスマニアランセオラタ果実/葉エキス、ダビドソニアプルリエンス果実エキス、ダルスエキス、チャ葉エキス、チャボトケイソウ花エキス、ツボクサエキス、ティーツリー葉エキス、ティーツリー葉油、テルミナリアフェルジナンジアナ果実エキス、トウキエキス、トウキンセンカ花エキス、トチャカエキス、トマト果実/葉/茎エキス、ナギイカダ根エキス、ニンジン根エキス、ニンニク根エキス、パイナップル果実エキス、ハイビスカス花エキス、バクホウシアアニサタ葉エキス、バクホウシアシトリオドラ葉エキス、ハス根水、ハス花エキス、パパイア果実エキス、ハマメリスエキス、ハマメリス樹皮/葉/枝エキス、ハヤトウリ果実抽出物、バンクシアセラタ花エキス、バンブサアルンジナセア茎、ヒナギク花エキス、ヒノキチオール、ヒバマタエキス、ヒマンタリアエロンガタエキス、ビワ葉エキス、ブドウ果実水、ブドウ葉エキス、ブナの木の幼芽エキス、プルメリア花エキス、プレイオギニウムチモレンセ果実エキス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペポカボチャ果実エキス、ペルシアグルミ種子エキス、ヘンナ花/果実/葉エキス、ポドカルプスエラツス果実エキス、マダケエキス、マンゴー果実エキス、ミクロシトルスオウストララシカ果実エキス、ミクロシトルスオウストリス果実エキス、ミモザテヌイフローラ樹皮エキス、モウソウチクたけのこ水、モモ葉エキス、ヤグルマギク花エキス、野菜油、ヤナギラン花/葉/茎エキス、ユーカリエキス、ヨーロッパシラカバ樹皮エキス、ヨーロッパブナ芽エキス、ラナンキュラスフィカリアエキス、ラバンチュラハイブリダ油、ラブダナム油、ラベンダー花/葉/茎エキス、リンゴ果実エキス、リンゴ果実水、ルメックスオクシデンタリスエキス、レモン果実エキス、レモン果実水、レモンマートルの葉、ローズ水、ローズマリー葉エキス、ローブッシュブルーベリー果実エキス、ワインエキス等の植物系の起源物。
橄欖石、孔雀石、赤鉄鉱、菱亜鉛鉱、菱マンガン鉱等の抽出物等の鉱物系の起源物。
【0043】
殺菌・防腐剤として次のものを挙げることができる。
安息香酸とその塩、塩化ベンザルコニウム、イソプロピルメチルフェノール、クロルヘキシジン、サリチル酸とその塩、ジンクピリチオン、ソルビン酸とその塩、デヒドロ酢酸とその塩、トリクロサン、4-テルピネオール、トリクロロカルバニリド、パラオキシ安息香酸エステル(メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン等)、ピロクトンオラミン、フェノキシエタノール、ヘキサクロロフェン、メチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノン等。
【0044】
酸化防止剤として次のものを挙げることができる。
亜硫酸水素ナトリウム、ビタミンCとその誘導体、ビタミンE(トコフェロール)類、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸エステル等。
アスコルビン酸、クエン酸、ケファリン、コハク酸、フィチン酸、マロン酸、マレイン酸、リン酸などの酸化防止助剤。
【0045】
金属イオン封鎖剤として次のものを挙げることができる。
エデト酸塩、クエン酸塩、ヒドロキシエタンジホスホン酸塩、フィチン酸、リンゴ酸塩等。
【0046】
紫外線防御剤として次のものを挙げることができる。
ウロカニン酸、エチルヘキシルトリアゾン、オクトクリレン、サリチル酸エチルヘキシル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、パラアミノ安息香酸、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ホモサレート、ポリシリコーン-15、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、4-メトキシケイ皮酸2-メチルフェニル等。
【0047】
pH調整剤として次のものを挙げることができる。
アミノメチルプロパノール、アミノメチルプロパンジオール、アンモニア水、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、トリエタノールアミン、トロメタミン、モノエタノールアミン、アルギニン等の有機、無機のアルカリ剤。
クエン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、HCl等の有機、無機の酸。
【0048】
各種生理活性成分として次のものを挙げることができる。
肌荒れ防止を目的として、グリセリン、POEメチルグルコシド等の多価アルコール、トレハロース、プルラン等の糖類。エラスチン、キチン・キトサン、コンドロイチン硫酸
ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム等の生体高分子。アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ベタイン、PCA-Na等の保湿剤。コレステロール、スフィンゴ脂質、セラミド、リン脂質等の脂質成分。ε-アミノカプロン酸、アラントイン、塩化リゾチーム、グアイアズレン、グリチルリチン酸誘導体、β-グリチルレチン酸、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤。
その他アラントイン、抗ヒスタミン剤等。
老化防止を目的として、各種紫外線防御剤。アセチルシステイン、オキソチアゾリジン、エチルビスイミノメチルグアヤコールマンガンクロリド、カフェー酸誘導体、カロチノイド、グルタチオン、タンニン、ビタミン類(B2、C、E)、ヒドロキシエチルメチルチオプロペンアミド、フラボノイド、ユビキノン、リグナン、リコピン等の抗酸化剤。α- ヒドロキシ酸等の細胞賦活剤。γ-オリザノール、ビタミンE とその誘導体等の血流促進剤。
美白を目的として、ビタミンC、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、アスコルビン酸グルコシド等の誘導体。アルブチン、エラグ酸、コウジ酸、リノール酸、リノレン酸、乳酸、トラネキサム酸等のメラニン抑制剤。その他アミノエチルホスフィン酸類、イオウ、グルタチオン、プラセンタエキス等。
しわ防止を目的として、クエン酸、グリコール酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸等のα-ヒドロキシ酸、レチノイド(ビタミンA誘導体)。
育毛を目的として、塩化カプロニウム、ニコチン酸ベンジルエステル等の血管拡張剤。トウガラシチンキ、ショウキョウチンキ等の局所刺激剤。エストラジオール、エチニルエストラジオール等の女性ホルモン。塩酸ピリドキシン等の皮脂分泌抑制剤。
ふけ・かゆみ防止を目的として、クリンバゾール、ジンクピリチオン、ピロクトンオラミン等。
にきび防止を目的として、イオウ、サリチル酸、レゾルシン等の角質溶解・剥離剤、塩化ベンザルコニウム、ハロカルバン等の殺菌剤。
腋臭防止を目的として、塩化アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム、酸化亜鉛等の制汗剤。
その他種々の生理活性を目的として、パントテン酸、パンテチン、ビタミンA及びその誘導体、ニコチン酸アミド、ビタミンB2及びその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB12、ビタミンB15及びその誘導体等のビタミンB類、アスコルビン酸、アスコルビン酸ジパルミテート、アスコルビン酸リン酸エステル(塩)等のビタミンC類、ビタミンD類、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、ビタミンEアセテート、ビタミンEニコチネート等のビタミンE類、ビタミンH等のビタミン類。アスパラギン、アスパラギン酸、アセチルシトルルアミドアルギニン、アラニン、アルギニン、カルボキシエチルアミノ酪酸、グリシン、グルタミルアミドエチルイミダゾール、グルタミンアミドエチルインドール、グルタミン、セリン、タウリン、チロシン、デカルボキシカルノシンHCl、トレオニン、バリン、ヒスチジン、ヒドロキシプロリン、ピログルタミルアミドエチルインドール、フェニルアラニン、プロリンアミドエチルインドール、メチルプロピルアミドアセチルメチオニン、ロイシン等のアミノ酸とその誘導体。アセチルテトラペプチド-2、アセチルヘキサペプチド-1、トリフルオロアセチルトリペウチド-2、トリペプチド-1、ナノペプチド-1、パルミトイルペプチド-1等のタンパク関連物。アスコルビルメチルシラノールペクチン、アスパルギン酸メチルシラノールヒドロキシプロリン、アルギン酸シロキサントリオール、グルタミン酸シラントリオール、サリチル酸シランジオール、ジオレイルトコフェリルメチルシラノール、ジメチルオキソベンゾジオキサシラン、シラントリオール、シラントリオールアルギネート、シラントリオールトレハロースエーテル、ヒアルロン酸ジメチルシラノール、ポリシリコーン-3、メチルシラノールアセチルチロシン、メチルシラノール乳酸Na、マンヌロン酸アセフィリンメチルシラノール、マンヌロン酸メチルシラノール、リシンシラントリオール、PCA銅メチルシラノール等のシラノール誘導体。カフェイン、ダルスの抽出液などのスリミング関連成分。
【0049】
本発明の皮膚用外用剤組成物の剤型は液状、乳液状、クリーム状、ジェル状、ミスト状、エアゾールフォーム状、固形、粉末分散系など、通常皮膚用外用剤組成物として用いられる形態をとることができる。
【0050】
本発明の皮膚用外用剤組成物の製造に際しては、タンパク質加水分解物の失活、製剤の着色・着臭を防ぐ為、タンパク質加水分解物を工程の最後に添加するようにして熱履歴を少なくすることが好ましい。
【実施例0051】
次に本発明について、実施例を挙げてさらに具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。配合量は特に断りがない限り質量%で示す。
【0052】
実施例1
表1に化粧水処方を例示する。
【表1】
【0053】
実施例2
表2に美容液処方を例示する。
【表2】
【0054】
実施例3
表3に保湿クリーム処方を例示する。
【表3】
【産業上の利用可能性】
【0055】
本発明は、化粧水、美容液、クリーム等のスキンケア製品に応用でき、化粧品、医薬部外品、医薬品である皮膚外用剤組成物の製造、販売する業界において広く利用することができる。
図1
図2
図3