IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 斧田 智恵子の特許一覧

<>
  • 特開-介護服 図1
  • 特開-介護服 図2
  • 特開-介護服 図3
  • 特開-介護服 図4
  • 特開-介護服 図5
  • 特開-介護服 図6
  • 特開-介護服 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024100635
(43)【公開日】2024-07-26
(54)【発明の名称】介護服
(51)【国際特許分類】
   A41D 13/12 20060101AFI20240719BHJP
   A41D 10/00 20060101ALI20240719BHJP
【FI】
A41D13/12 190
A41D13/12 163
A41D10/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023025614
(22)【出願日】2023-01-13
(71)【出願人】
【識別番号】512102900
【氏名又は名称】斧田 智恵子
(72)【発明者】
【氏名】斧田 智恵子
【テーマコード(参考)】
3B011
3B211
【Fターム(参考)】
3B011AA02
3B011AB08
3B011AC22
3B211AA02
3B211AB08
3B211AC22
(57)【要約】
【課題】長期に渡り病床に臥す体勢を余儀なく過し、腕、手、指を使うことなく機能を失い退化して瘡着状態のまま介護を受けている患者が多く見受けられるが袖付きのパジャマ服に腕を通さずに使用している。
【解決手段】患者は袖付きのパジャマしか無いと思ってか肩のところが空気に触れているのが気にならないのか。
▲1▼着服する時、3の部分を開いて 6のセンターラインの上に寝かせる
▲2▼後身頃のアとウ’脇の隙間を面テープを通し接着する。ウとア’も同じくする。
▲3▼5の前身頃の打ち合わせを接着する 完了
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
肩から上腕の袖付のラインを袖を付けないままで[図1]の前身頃と[図7]の後ろ身頃を縫い付ける
【請求項2】
前身頃を前開きにし、[図4]の5左右の身頃の接着部分に面テープを付け、左右合わせて上になる面テープの布の上に目印を付ける。
【請求項3】
図2]の2と3、2’と3’の間に4と4’のマチを縫い付ける。服の裾はマチを覆って縫う。
【請求項4】
後ろ身頃の首の中心から腰椎までセンターラインを印す。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は長きに渡り病床に臥す体勢を余儀なく過し、結果腕や手や指が動かず常に在り、服の着替が困難であったが、着替えるのに好適な介護服に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の介護服については特許文献1、2の構成のものが知られている。
特許文献1について説明する。
寝たまま着脱出来る介護服であっても前身頃の接着の面ファスナーの取り扱いが多数なので慣れるまで手間暇がかかり容易ではない。
特許文献2について説明する。
通常の衣服よりも着脱が容易で高齢者、身体障害者、寝たきりの患者の介護を必要とする者に対し、健常者と変わらないファッションを楽しめるとある。
お洒落やファッションに対して気を配るのは頭の働きや手のリハビリに良いが身体障害者、寝たきりの患者に対して、心の余裕が有れば前向きになれるが、1枚目の服を着せてもらったり又、自らが着て2枚の服の組合わせはと考える人もいるのだなと考える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3066252号
【特許文献2】特開2010-90514
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
[特許文献1]について意見を述べる。
上着は寝たままで着脱ができる介護服で、取り替えのきく前胸あて布と前脇身頃の接触面に面ファスナーで固定する。とあるが取り替えのきく前胸当ては一般で言うとヨダレカケの働きをする様に思えるが胸の辺りが汚れる恐れが有れば大き目で汚れが落し易いビニール系の物を掛ければ済む。
【0005】
[特許文献2]について意見を述べる
通常の衣服よりも着脱が容易な衣服に関するものとあるが高齢者、身体障害者、寝たきりの患者が介護を必要とする要介護者に対し健常者と変わらないファッションを楽しむことができるとあるが、1枚目の服の素材がいくら柔らかい優しいものであっても首や腕を通すには出来る度合いがあるし、2枚目に重ねてお洒落をするのも楽しいが首や袖の通し易さの形を工夫すると尚、優しくなる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記課題を解決するためにこの様な工夫をした。
腕や手や指を動くことができる機能を無くし、常に胸や腹部辺りに手が在り、一般のパジャマ服を着ると袖が不用意に扱われている。脇、腕が布と触れていないと体温の保温が少なくなる。脇の小さな隙間に服の布を通し(アとウ’.ウとア’)体側に布が触れて体温を保在する方法を面テープで接点を作る。
【発明の効果】
【0007】
本発明は長期病床に臥し、腕、手、指が胸や腹部の上で固まっている瘡着状態の人を看病するに当って袖は不用であるが、患者は手の置き場は一日中安心、安定を得るための確保であるから患者本人を主の形を造ると自然である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】パジャマ服の全体図
図2】パジャマ服の前身頃にマチを付けた図
図3】パジャマ服の前身頃の展開図
図4】パジャマ服の左右の打ち合わせの接着部分
図5】パジャマ服の前身頃と後身頃の接着部分
図6】パジャマ服の後ろ身頃の内面の接着部分
図7】パジャマ服の後ろ身頃の内面センターライン
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の第1の実施形態については図1から図4に基づいて説明する。
図1に前身頃の外観を示す介護服は肩から袖付けのラインより、そのまま裾に伸び袖は付けない。図2の前脇身頃2と前合せ身頃3の間にマチ4を足して縫い合わせ、前合せに面テープを数ヶ所設ける、接着するし方は下の布の面テープと上の布の内面の面テープを接着するので上の見えないテープが分るように目印を付ける(小さな刺繍の様なもの)
図5の前身頃アと後身頃ウ’.前身頃ウと後ろ身頃ア’を脇を通して接着する、
次に仕立てが筒状になり固定できないので後ろ衿首の中心から裾にセンターラインを施し手をカバーできているか確認をする。
【符号の説明】
【0010】
1 衿の形
2 脇身頃 左右
3 前合わせ 左右
4 マチ 左右
5 前合わせ 左右の面テープの形
ア 前身頃 右の脇の面テープ
ウ 前身頃 左の脇の面テープ
ア’ 後身頃 内面の脇の面テープ(左)
ウ’ 後身頃 内面の脇の面テープ(右)
6 後身頃 外面のセンターライン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7