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特開2024-100642ドロップスクワットマシン(Drop squat machine)
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024100642
(43)【公開日】2024-07-26
(54)【発明の名称】ドロップスクワットマシン(Drop squat machine)
(51)【国際特許分類】
   A63B 23/035 20060101AFI20240719BHJP
【FI】
A63B23/035 Z
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023048627
(22)【出願日】2023-03-24
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-05-24
(31)【優先権主張番号】10-2023-0006359
(32)【優先日】2023-01-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】522393125
【氏名又は名称】ニューテックウェルネス カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ビョン,ヒョン ジョン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】多様な使用者の身体サイズに適用するのに便利で、背中クッションが設けられ、運動効率の高い姿勢をガイドできるドロップスクワットマシンを提供する。
【解決手段】ドロップスクワットマシンは、複数のフレームで装着空間を形成するフレーム部110、床面方向に荷重を印加する荷重印加部120、高さ調節が可能な可動据置部130及び使用者が踏む踏み面の傾斜度が変化する足場部140を含み、荷重印加部は、足場部の上部側に位置するクッションフレーム121に結合され、使用者の背中及び肩と接触する面に緩衝材質で形成される背中クッション122及び肩クッション123、起立フレームに回動可能なように連結されたまま、クッションフレームまで延長される回動フレーム部124、クッションフレームの第1支点に結合され、使用者が把持するように設けられる把持部125及び、重量体を据え置きできる重量部126とを含むことができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
床面に安着したまま、複数のフレームで装着空間を形成するフレーム部(110);
前記フレーム部(110)は、一支点に回動可能に連結され、床面方向に荷重を印加する荷重印加部(120);
前記フレーム部(110) 他支点に回動可能なように連結され、前記荷重印加部(120)の回動経路に位置し、前記荷重印加部(120)が据置されるようにする第1位置及び前記荷重印加部(120)の回動経路から外れる第2位置の間を回動し、高さ調整が可能な可動据置部(130);及び
前記フレーム部(110)上面に固定され、互いに異なる角度で設けられる第1安着部(141)及び第2安着部(142)が備えられ、使用者が足を踏み込む空間を提供し、前記第2安着部(142)の一側端高さが変化し、使用者が踏む踏み面の傾斜度が変化する足場部(140);
を含み、
前記荷重印加部(120)は、
前記足場部(140)の上部側に位置するクッションフレーム(121);
前記クッションフレーム(121)に結合され、使用者の背中及び肩と接触する面に緩衝材質で形成される背中クッション(122)及び肩クッション(123);
前記起立フレーム(112)に回動可能なように連結された状態で、前記クッションフレーム(121)まで延長される回動フレーム部(124);
前記クッションフレーム(121)の第1支点に結合され、使用者が把持するように設けられた把持部(125);及び
前記クッションフレーム(121)の第2支点に結合され、重量体を据え置くことができるように設けられた重量部(126);
を含むドロップスクワットマシン。
【請求項2】
前記フレーム部(110)は、
床面に支持される支持フレーム(111);
前記支持フレーム(111)の後方側に起立されて連結される起立フレーム(112);及び、
前記支持フレーム(111)及び起立フレーム(120)を介して前記起立フレーム(112)の前記支持フレーム(111)に対する連結を補強する補強フレーム(113);
を含む、請求項1に記載のドロップスクワットマシン。
【請求項3】
前記回動フレーム部(123)は、
一端が前記クッションフレーム(121)の第3支点に結合され、他端が前記起立フレーム(112)の第1支点に結合される第1回動フレーム(1241);及び
前記第1回動フレーム(1241)と既設定されて距離離隔され、一端が前記クッションフレーム(121)の第4支点に結合され、他端が前記起立フレーム(112)の第2支点に結合される、
第2回動フレーム(1242);
を含み、
前記第1回動フレーム(1241)及び第2回動フレーム(1242)が、それぞれ異なる軸を中心に回動し、前記背中クッション(122)が既設定された傾きを維持することを特徴とする、請求項2に記載のドロップスクワットマシン。
【請求項4】
前記可動据置部(130)は、
前記荷重印加部(120)を据え置く据置台(131);
前記据置台(131)の高さを調整する据置高さ調整部(132);
前記据置台(131)に連結されて、前記据置台(131)を前記第1の位置から第2の位置に回動させるハンドル(133);及び
前記据置台(131)が前記第1位置及び第2位置との間を回動するように支持する支持台(134);
を含む、請求項3に記載のドロップスクワットマシン。
【請求項5】
前記足場部(140)は、
既設定された角度で固定された板状の第1安着部(141);
前記第1安着部(141)の一側に設けられ、一端が固定され、使用者が踏む空間を提供する第2安着部(142);及び
前記第2安着部(142)の他端高さを調整して前記第2安着部(142)の床面に対する傾きを調整する足場角度調整部(143);
を含み、
前記足場角度調整部(143)は、
前記フレーム部(110)に起立されて固定される角度調整フレーム(1431);
前記角度調整フレーム(1431)の一側面に既設定された距離離隔して配置される多数の角度調整孔(1432);
前記角度調整フレーム(1431)が貫通するように中空が設けられる角度固定フレーム(1433);
前記角度固定フレーム(1433)に結合され、前記角度調整孔(1432)に挿入されて前記第2安着部(142)の角度を固定する角度固定ピン(1434);及び
前記第2安着部(142)の他端及び角度固定フレーム(1433)とを連結するヒンジ(1435);
を含む、請求項4に記載のドロップスクワットマシン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドロップスクワットマシンに関するもので、詳細には、多様な使用者の身体サイズに適用するのに便利で、背中クッションが設けられ、運動効率の高い姿勢をガイドすることができるドロップスクワットマシンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
スクワットとは、屈膝運動という意味で、一般的にはバーベルを肩に背負って立ち、深くしゃがんでから立ち上がる運動を言う。
【0003】
スクワットは無酸素運動であり、デッドリフト、ベンチプレスとともにウェイトトレーニングの3大運動の一つに挙げられる。
【0004】
一般的なスクワット運動は、使用者がバーベルやダンベルを持ち上げた状態で、座ったり立ち上がったりすることを繰り返しながら下半身の筋力を強化する。
【0005】
しかし、バーベルやダンベルを利用したスクワット運動は、使用者が重心を失う場合、負傷を招くことがあり得る。
【0006】
このような点を考慮して、最近になって、使用者の負傷を防ぐことができるスクワットマシンが開発されているが、運動効率の高い姿勢をガイドすることができず、多様な使用者の身体サイズに適用できないなどの問題点が発生した。
【0007】
したがって、多様な使用者の身体サイズに適用するのに便利で、背中クッションが設けられ、運動効率の高い姿勢をガイドすることができるドロップスクワットマシンに関する研究が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】韓国登録特許第10-2020729号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、多様な使用者の身体サイズに適用するのに便利で、背中クッションが設けられ、運動効率の高い姿勢をガイドすることができるドロップスクワットマシンを提供することである。
【0010】
また、本発明の目的は、回動フレーム部が第1回動フレーム及び第2回動フレームで設けられることにより、背中クッションが既設定された傾きを維持することができるドロップスクワットマシンを提供することである。
【0011】
また、本発明の目的は、高さ調節が可能な可動据置部が設けられることにより、使用者が自身の身長に合った高さでスクワットを便利に始めることができるドロップスクワットマシンを提供することである。
【0012】
また、本発明の目的は、傾き調整が可能な足場部が設けられることにより、使用者が自身に最も効率的な角度に傾きを容易に変更することができるドロップスクワットマシンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の一実施例によるドロップスクワットマシンは、床面に安着したまま、複数のフレームで装着空間を形成するフレーム部、前記フレーム部一支点に回動可能なように連結され、床面方向に荷重を印加する荷重印加部、前記フレーム部他支点に回動可能なように連結され、前記荷重印加部の回動経路に位置して前記荷重印加部が据え置かれるようにする第1位置及び前記荷重印加部の回動経路から外れる第2位置との間を回動し、高さ調節が可能な可動据置部及び前記フレーム部上面に固定され、互いに異なる角度で設けられる第1安着部及び第2安着部とが備えられ、使用者が足を踏み込む空間を提供し、前記第2安着部の一側端の高さが変化し、使用者が踏む踏み面の傾斜度が変化する足場部を含み、前記荷重印加部は、前記足場部の上部側に位置するクッションフレーム、前記クッションフレームに結合され、使用者の背中及び肩に接触する面に緩衝材質で形成される背中クッション及び肩クッション、前記起立フレームに回動可能なように連結されたまま、前記クッションフレームまで延長される回動フレーム部、前記クッションフレームの第1支点に結合され、使用者が把持するように設けられる把持部及び前記クッションフレームの第2支点に結合され、重量体を据え置くことができるように設けられる重量部を含むことができる。
【0014】
また、本発明の一実施例による前記フレーム部は、床面に支持される支持フレーム、前記支持フレームの後方側に起立されて連結される起立フレーム及び、前記支持フレーム及び、起立フレームを媒介にして前記起立フレームの前記支持フレームに対する連結を補強する補強フレームとを含むことができる。
【0015】
また、本発明の一実施例による前記回動フレーム部は、一端が前記クッションフレームの第3支点に結合され、他端が前記起立フレームの第1支点に結合される第1回動フレーム及び前記第1回動フレームと既設定された距離を離隔して、一端が前記クッションフレームの第4支点に結合され、他端が前記起立フレームの第2支点に結合される第2回動フレームを含み、前記第1回動フレーム及び第2回動フレームがそれぞれ異なる軸を中心に回動して、前記背中クッションが既設定された傾きを維持することができる。
【0016】
また、本発明の一実施例による前記可動据置部は、前記荷重印加部を据え置く据置台、前記据置台の高さを調節する据置高さ調節部、前記据置台と連結され、前記据置台を前記第1位置で第2位置に回動させるハンドル及び、前記据置台が前記第1位置及び第2位置との間を回動するように支持する支持台を含むことができる。
【0017】
また、本発明の一実施例による前記足場部は、既設定された角度で固定された板状の第1安着部、前記第1安着部の一側に設けられ、一端が固定され、使用者が踏む空間を提供する第2安着部及び前記第2安着部の他端高さを調節して、前記第2安着部の床面に対する傾きを調節する足場角度調整部を含み、前記足場角度調整部は、前記フレーム部に起立され固定される角度調整フレーム、前記角度調整フレームの一側面に既設定された距離が離隔され配置される多数の角度調整孔、前記角度調整フレームが貫通するように中空(内部空洞。以下『中空』という。)が設けられる角度固定フレーム、前記角度固定フレームに結合され、前記角度調整孔に挿入され、前記第2安着部の角度を固定する角度固定ピン及び、前記第2安着部の他端及び角度固定フレームを連結するヒンジを含むことができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の一実施例によるドロップスクワットマシンは、多様な使用者の身体サイズに適用するのに便利で、背中クッションが設けられ、運動効率の高い姿勢をガイドすることができる効果を有する。
【0019】
また、本発明の一実施例によるドロップスクワットマシンは、回動フレーム部が第1回動フレーム及び第2回動フレームで設けられることにより、背中クッションが既設定された傾きを維持することができる効果を有する。
【0020】
また、本発明の一実施例によるドロップスクワットマシンは、高さ調節が可能な可動据置部が設けられることにより、使用者が自身の身長に合った高さでスクワットを便利に始めることができる効果を有する。
【0021】
また、本発明の一実施例によるドロップスクワットマシンは、傾き調整が可能な足場部が設けられることにより、使用者が自身に最も効率的な角度に傾きを容易に変更できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1図1は、本発明の一実施例によるドロップスクワットマシンを示す図である。
図2図2は、本発明の一実施例によるフレーム部を示す図である。
図3図3は、本発明の一実施例による荷重印加部を示す図である。
図4図4は、本発明の一実施例による荷重印加部を異なる方向から示す図である。
図5図5は、本発明の一実施例によるクッションフレームを示す図である。
図6図6は、本発明の一実施例による可動据置部を示す図である。
図7図7は、本発明の一実施例による可動据置部の回動を示す図である。
図8図8は、本発明の一実施例による足場部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下では、図面を参照して、本発明の具体的な実施例を詳細に説明する。
【0024】
ただし、本発明思想は提示される実施例に限定されず、本発明思想を理解する当業者は、同一思想の範囲内で他の構成要素を追加、変更、削除等を通じて、退歩的な他の発明や本発明思想の範囲内に含まれる他の実施例を容易に提案することができるだろうが、これも本願発明思想の範囲内に含まれると言うことができる。
【0025】
以下、本発明であるドロップスクワットマシン(100)は、添付された図1乃至図8を参考にして詳細に説明する。
【0026】
図1は、本発明の一実施例によるドロップスクワットマシンを示す図である。
【0027】
図1を参考にすれば、本発明の一実施例によるドロップスクワットマシン(100)は、フレーム部(110)、荷重印加部(120)、可動据置部(130)及び足場部(140)を含むことができる。
【0028】
フレーム部(110)は、床面に安着したまま、複数のフレームで装着空間を形成することができる。
【0029】
前記フレーム部(110)は、図2を参考にしてより詳細に検討する。
【0030】
図2は、本発明の一実施例によるフレーム部を示す図である。
【0031】
図2を参考にすれば、本発明の一実施例によるフレーム部(110)は、支持フレーム(111)、起立フレーム(112)、及び補強フレーム(113)を含むことができる。
【0032】
支持フレーム(111)は、床面に支持されるように設けられることができる。
【0033】
起立フレーム(112)は、前記支持フレーム(111)の後方側に起立され連結することができる。
【0034】
補強フレーム(113)は、前記支持フレーム(111)及び起立フレーム(120)を媒介して、前記起立フレーム(112)の前記支持フレーム(111)に対する連結を補強することができる。
【0035】
前記補強フレーム(113)は、図2に示されたように、折曲されたフレーム状に設けられることができる。
【0036】
再び図1を参考にすれば、荷重印加部(120)は、前記フレーム部(110)の一支点に回動可能なように連結され、床面方向に荷重を印加することができる。
【0037】
前記荷重印加部(120)は、図3及び図4を参考にして、より詳細に検討する。
【0038】
図3は、本発明の一実施例による荷重印加部を示す図であり、図4は、本発明の一実施例による荷重印加部を別の方向から示す図である。
【0039】
図3及び図4を参考にすれば、本発明の一実施例による荷重印加部(120)は、クッションフレーム(121)、背中クッション(122)、肩クッション(123)、回動フレーム部(124)、把持部(125)及び重量部(126)を含むことができる。
【0040】
クッションフレーム(121)は、前記足場部(140)の上部側に位置することができる。
【0041】
前記クッションフレーム(121)は、図5を参考にして、より詳細に検討する。
【0042】
図5は、本発明の一実施例によるクッションフレームを示す図である。
【0043】
図5を参考にすれば、本発明の一実施例によるクッションフレーム(121)は、第1折曲フレーム(1211)、第2折曲フレーム(1212)、垂直フレーム(1213)、第1水平フレーム(1214)、第2水平フレーム(1215)、第3水平フレーム(1216)及び第4水平フレーム(1217)を含むことができる。
【0044】
図5に示すように、前記第1折曲フレーム(1211)、第2折曲フレーム(1212)及び垂直フレーム(1213)は、既設定された距離を離隔して配置されることができる。
【0045】
離隔配置される前記第1折曲フレーム(1211)、第2折曲フレーム(1212)及び、垂直フレーム(1213)に第1水平フレーム(1214)、第2水平フレーム(1215)、第3水平フレーム(1216)及び第4水平フレーム(1217)を垂直に結合することができる。
【0046】
前記第1折曲フレーム(1211)、第2折曲フレーム(1212)にそれぞれ肩クッション(123)を結合するための肩クッション板(図示せず)を設けられることができ、前記第1折曲フレーム(1211)、第2折曲フレーム(1212)、第1水平フレーム(1214)及び第2水平フレーム(1215)の結合により形成される四角空間の一面には、背中クッション(122)を結合するための背中クッション板(図示せず)が設けられことができる。
【0047】
背中クッション(122)及び肩クッション(123)は、前記クッションフレーム(121)に結合され、使用者の背中及び肩と接触する面に緩衝材質で形成することができる。
【0048】
前記背中クッション(122)及び肩クッション(123)が設けられることにより、使用者はより便利にスクワットを実行することができる。
【0049】
また、背中クッション(122)が設けられることで、腰にかかる負担を軽減することができ、力を腹にさらに集中することができる。
【0050】
回動フレーム部(124)は、前記起立フレーム(112)に回動可能なように連結されたまま、前記クッションフレーム(121)まで延長されることができる。
【0051】
前記回動フレーム部(124)は、使用者がドロップスクワットを実行したときに使用者の一側に位置することができる。
【0052】
前記回動フレーム部(124)は、第1回動フレーム(1241)及び第2回動フレーム(1242)を含むことができる。
【0053】
第1回動フレーム(1241)は、一端が前記クッションフレーム(121)の第3支点に結合され、他端が前記起立フレーム(112)の第1支点(1121)に結合されることができる。
【0054】
前記クッションフレーム(121)の第3支点は、第3水平フレーム(1216)の一側に設けられることができる。
【0055】
また、前記第1回動フレーム(1241)は、前記起立フレーム(112)の第1支点(1121)からさらに延長されて突出部(図示せず)が設けられことができる。
【0056】
前記突出部の一端にスプリングが設けられ、前記起立フレーム(112)の他支点と連結されることができる。
【0057】
第2回動フレーム(1242)は、前記第1回動フレーム(1241)と既設定された距離離隔され、一端が前記クッションフレーム(121)の第4支点に結合され、他端が前記起立フレーム(112)の第2支点(1122)に結合されることができる。
【0058】
前記クッションフレーム(121)の第4支点は、第4水平フレーム(1217)の一側に設けられることができる。
【0059】
図2に示すように、前記起立フレーム(112)の第1支点(1121)において既設定された距離の下に、前記起立フレーム(112)の第2支点(1122)が設けられることができる。
【0060】
また、前記第1回動フレーム(1241)及び第2回動フレーム(1242)がそれぞれ異なる軸を中心に回動して、前記背中クッション(122)が既設定された傾きを維持することができる。
【0061】
把持部(125)は、前記クッションフレーム(121)の第1支点に結合され、使用者が把持するように設けられることができる。
【0062】
前記クッションフレーム(121)の第1支点は、前記第1折曲フレーム(1211)及び第2折曲フレーム(1212)の一端外側に設けられることができる。
【0063】
使用者は、前記把持部(125)を両手で把持した状態でスクワットを行うことができる。
【0064】
重量部(126)は、前記クッションフレーム(121)の第2支点に結合され、重量体を据え置くことができるように設けられることができる。
【0065】
前記クッションフレーム(121)の第2支点は、第4水平フレーム(1217)の他側に設けられることができる。
【0066】
前記重量部(126)が設けられており、使用者の力量に合わせて重量体を据置して必要な重量でスクワットを行うことができる。
【0067】
再び図1を参考にすれば、可動据置部(130)は、前記フレーム部(110)の他支点に回動可能に連結され、前記荷重印加部(120)の回動経路に位置して前記荷重印加部(120)が据え置かれるようにする第1位置(A)及び、前記荷重印加部(120)の回動経路から外れる第2位置(B)との間を回動し、高さ調節が可能となるように設けることができる。
【0068】
前記可動据置部(130)は、図6及び図7を参考にして、より詳細に検討する。
【0069】
図6は本発明の一実施例による可動据置部を示す図であり、図7は本発明の一実施例による可動据置部の回動を示す図である。
【0070】
図6及び図7を参考にすれば、本発明の一実施例による可動据置部(130)は、据置台(131)、据置高さ調節部(132)、ハンドル(133)及び支持台(134)を含むことができる。
【0071】
据置台(131)は、前記荷重印加部(120)を据え置くことができる。
【0072】
据置高さ調節部(132)は、前記据置台(131)の高さを調整することができる。
【0073】
前記据置高さ調節部(132)は、固定ピンを解除すると、側面に連結されたダンパーにより前記据置台(131)に連結されたフレームが上昇し、希望の高さの穴に固定ピンを挿入すると、前記フレームを該当高さに固定することができる。
【0074】
前記据置高さ調整部(132)が設けられることで、様々な使用者の身長に合わせて前記荷重印加部(120)の回動開始高さを調節することができる。
【0075】
ハンドル(133)は、前記据置台(131)と連結されて、前記据置台(131)を前記第1位置(A)から第2位置(B)に回動させることができる。
【0076】
使用者は、前記ハンドル(133)を図7に示されたように、第3位置(C)から第4位置(D)に移動させることができる。
【0077】
前記ハンドル(133)に連結された前記据置台(131)は、前記ハンドル(133)の移動に応じて前記第1位置(A)から第2位置(B)に回動することができる。
【0078】
前記第1位置(A)で前記荷重印加部(120)の回動を制限していた前記据置台(131)が前記第1位置(A)から第2位置(B)に回動することになれば、前記荷重印加部(120)が支持台(134)の上面高さまで回動することができる。
【0079】
支持台(134)は、前記据置台(131)が前記第1位置(A)及び第2位置(B)との間を回動するように支持することができる。
【0080】
また、前記支持台(134)の上部はウレタン材質により設けられ、前記荷重印加部(120)が地面まで回動することを防止することができる。
【0081】
前記支持台(134)の高さも調整可能なように設けられ、荷重印加部(120)の回動を制限することができる。
【0082】
前記支持台(134)が設けられることにより、使用者がドロップスクワットを行う際に前記荷重印加部(120)の落下により発生する事故を防止することができる。
【0083】
再び図1を参考にすれば、足場部(140)は、前記フレーム部(110)上面に固定され、互いに異なる角度で設けられる第1安着部(141)及び第2安着部(142)が備えて、使用者が足を踏み込む空間を提供し、前記第2安着部(142)の一側端の高さが変化し、使用者が踏む踏み面の傾斜度が変化するように設けることができる。
【0084】
前記足場部(140)は、図8を参考にして、より詳細に検討する。
【0085】
図8は、本発明の一実施例による足場部を示す図である。
【0086】
図8を参考にすれば、本発明の一実施例による足場部(140)は、第1安着部(141)、第2安着部(142)、及び足場角度調整部(143)を含むことができる。
【0087】
第1安着部(141)は、既設定された角度で固定された板状に設けられることができる。
【0088】
前記第1安着部(141)が設けられることで、使用者がドロップスクワットだけでなく、片足ランジを行うのに便利な効果を有する。
【0089】
第2安着部(142)は、前記第1安着部(141)の一側に設けられ、一端が固定され、使用者が踏む空間を提供することができる。
【0090】
足場角度調整部(143)は、前記第2安着部(142)の他端高さを調整して、前記第2安着部(142)の床面に対する傾きを調整することができる。
【0091】
前記足場角度調整部(143)は、角度調整フレーム(1431)、角度調整孔(1432)、角度固定フレーム(1433)、角度固定ピン(1434)、及びヒンジ(1435)を含むことができる。
【0092】
角度調整フレーム(1431)は、前記フレーム部(110)に起立されて固定することができる。
【0093】
角度調整孔(1432)は、前記角度調整フレーム(1431)の一側面に既設定された距離離隔されて多数個配置されることができる。
【0094】
角度固定フレーム(1433)は、前記角度調整フレーム(1431)が貫通するように中空を設けられることができる。
【0095】
角度固定ピン(1434)は、前記角度固定フレーム(1433)に結合され、前記角度調整孔(1432)に挿入されて前記第2安着部(142)の角度で固定されることができる。
【0096】
ヒンジ(1435)は、前記第2安着部(142)の他端及び角度固定フレーム(1433)とを連結することができる。
【0097】
また、前記足場角度調整部(143)はダンパー(1436)をさらに含むことができる。
【0098】
前記ダンパー(1436)の一端は前記フレーム部(110)に、他端は前記角度固定フレーム(1433)に固定されることにより、前記角度固定ピン(1434)を解除する際、外力なしに前記第2安着部(142)の他端が上昇することができる。
【0099】
前記足場角度調整部(143)が設けられることにより、各使用者が自身にとって最も効率的な角度に足場部(140)の傾きを容易に変更することができる効果を有する。
【0100】
これまで詳しく検討したとおり、本発明の一実施例によれば、多様な使用者の身体サイズに適用に便利であり、背中クッションが設けられ運動効率の高い姿勢をガイドすることができ、回動フレーム部が第1回動フレーム及び第2回動フレームで設けることにより、背中クッションが既設定された傾きを維持することができる効果を有する。
【0101】
また、本発明の一実施例によるドロップスクワットマシンは、高さ調節が可能な可動据置部が設けられることにより、使用者が自身の身長に合った高さでスクワットを便利に始めることができ、傾き調節が可能な足場部が設けられることにより、使用者が自身に最も効率的な角度に傾きを容易に変更することができる効果を有する。
【0102】
以上のように、本発明の一実施例は、限定された実施例と図面によって説明されたが、本発明の一実施例は前記説明された実施例に限定されるわけではなく、これは本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、これらの基材から様々な修正及び変形が可能である。
【0103】
したがって、本発明の一実施例は、以下に記載された特許請求範囲によってのみ把握されるべきであり、その均等又は等価的な変形の双方が本発明思想の範疇に属するということができる。
【符号の説明】
【0104】
100: ドロップスクワットマシン
110: フレーム部
111: 支持フレーム
112: 起立フレーム
113: 補強フレーム
120: 荷重印加部
121: クッションフレーム
122: 背中クッション
123: 肩クッション
124: 回動フレーム部
1241: 第1回動フレーム
1242: 第2回動フレーム
125: 把持部
126: 重量部
130: 可動据置部
131: 据置台
132: 据置高さ調節部
133: ハンドル
134: 支持台
140: 足場部
141: 第1安着部
142: 第2安着部
143: 足場角度調節部
1431: 角度調整フレーム
1432: 角度調整孔
1433: 角度固定フレーム
1434: 角度固定ピン
1435: ヒンジ
1436: ダンパー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2024-03-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
床面に安着したまま、複数のフレームで装着空間を形成するフレーム部(110);
前記フレーム部(110)一支点に回動可能に連結され、床面方向に荷重を印加する荷重印加部(120);
前記フレーム部(110)他支点に回動可能なように連結され、前記荷重印加部(120)の回動経路に位置し、前記荷重印加部(120)が据置されるようにする第1位置及び前記荷重印加部(120)の回動経路から外れる第2位置の間を回動し、高さ調整が可能な可動据置部(130);及び
前記フレーム部(110)上面に固定され、互いに異なる角度で設けられる第1安着部(141)及び第2安着部(142)が備えられ、使用者が足を踏み込む空間を提供し、前記第2安着部(142)の一側端高さが変化し、使用者が踏む踏み面の傾斜度が変化する足場部(140);
を含み、
前記荷重印加部(120)は、
前記足場部(140)の上部側に位置するクッションフレーム(121);
前記クッションフレーム(121)に結合され、使用者の背中及び肩と接触する面に緩衝材質で形成される背中クッション(122)及び肩クッション(123);
立フレーム(112)に回動可能なように連結された状態で、前記クッションフレーム(121)まで延長される回動フレーム部(124);
前記クッションフレーム(121)の第1支点に結合され、使用者が把持するように設けられた把持部(125);及び
前記クッションフレーム(121)の第2支点に結合され、重量体を据え置くことができるように設けられた重量部(126);
を含むドロップスクワットマシン。
【請求項2】
前記フレーム部(110)は、
床面に支持される支持フレーム(111);
前記支持フレーム(111)の後方側に起立されて連結される起立フレーム(112);及び、
前記支持フレーム(111)及び起立フレーム(112)を介して前記起立フレーム(112)の前記支持フレーム(111)に対する連結を補強する補強フレーム(113);
を含む、請求項1に記載のドロップスクワットマシン。
【請求項3】
前記回動フレーム部(124)は、
一端が前記クッションフレーム(121)の第3支点に結合され、他端が前記起立フレーム(112)の第1支点に結合される第1回動フレーム(1241);及び
前記第1回動フレーム(1241)と既設定され距離離隔され、一端が前記クッションフレーム(121)の第4支点に結合され、他端が前記起立フレーム(112)の第2支点に結合される、
第2回動フレーム(1242);
を含み、
前記第1回動フレーム(1241)及び第2回動フレーム(1242)が、それぞれ異なる軸を中心に回動し、前記背中クッション(122)が既設定された傾きを維持することを特徴とする、請求項2に記載のドロップスクワットマシン。
【請求項4】
前記可動据置部(130)は、
前記荷重印加部(120)を据え置く据置台(131);
前記据置台(131)の高さを調整する据置高さ調整部(132);
前記据置台(131)に連結されて、前記据置台(131)を前記第1位置から第2位置に回動させるハンドル(133);及び
前記据置台(131)が前記第1位置及び第2位置との間を回動するように支持する支持台(134);
を含む、請求項3に記載のドロップスクワットマシン。
【請求項5】
前記足場部(140)は、
既設定された角度で固定された板状の第1安着部(141);
前記第1安着部(141)の一側に設けられ、一端が固定され、使用者が踏む空間を提供する第2安着部(142);及び
前記第2安着部(142)の他端高さを調整して前記第2安着部(142)の床面に対する傾きを調整する足場角度調整部(143);
を含み、
前記足場角度調整部(143)は、
前記フレーム部(110)に起立されて固定される角度調整フレーム(1431);
前記角度調整フレーム(1431)の一側面に既設定された距離離隔して配置される多数の角度調整孔(1432);
前記角度調整フレーム(1431)が貫通するように中空が設けられる角度固定フレーム(1433);
前記角度固定フレーム(1433)に結合され、前記角度調整孔(1432)に挿入されて前記第2安着部(142)の角度を固定する角度固定ピン(1434);及び
前記第2安着部(142)の他端及び角度固定フレーム(1433)とを連結するヒンジ(1435);
を含む、請求項4に記載のドロップスクワットマシン。