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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024100782
(43)【公開日】2024-07-26
(54)【発明の名称】情報支援サーバ及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/015 20230101AFI20240719BHJP
   G06Q 30/06 20230101ALI20240719BHJP
【FI】
G06Q30/015
G06Q30/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024072828
(22)【出願日】2024-04-26
(62)【分割の表示】P 2023003861の分割
【原出願日】2023-01-13
(71)【出願人】
【識別番号】500453821
【氏名又は名称】デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】永松 範之
(72)【発明者】
【氏名】黒田 英二
【テーマコード(参考)】
5L030
【Fターム(参考)】
5L030BB05
5L030BB72
(57)【要約】
【課題】問い合せ端末からの問い合せに対する応答の提供を支援する情報支援サーバを提供すること。
【解決手段】実施形態に係る情報支援サーバは、1以上の応答端末の応答端末情報を含む端末データベースを記憶するメモリと、識別コードを読み取った問い合せ端末からの問い合せ情報を受信し、前記問い合せ情報に対する応答を送信する通信インタフェースと、前記問い合せ情報に対する前記応答を出力するプロセッサと、を備える。前記プロセッサは、前記問い合せ情報に含まれる問い合せ付属情報及び前記応答端末情報に含まれる端末付属情報に基づき、1以上の応答端末の中から条件に適合する1以上の候補端末を検出し、候補端末の呼び出し状況を含む前記応答を生成する。
【選択図】 図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上の応答端末の応答端末情報を含む端末データベースを記憶するメモリと、
識別コードを読み取った問い合せ端末からの問い合せ情報を受信し、前記問い合せ情報に対する応答を送信する通信インタフェースと、
前記問い合せ情報に対する前記応答を出力するプロセッサと、を備え、
前記プロセッサは、
前記問い合せ情報に含まれる問い合せ付属情報及び前記応答端末情報に含まれる端末付属情報に基づき、1以上の応答端末の中から条件に適合する1以上の候補端末を検出し、 候補端末の呼び出し状況を含む前記応答を生成する、
情報支援サーバ。
【請求項2】
前記問い合せ付属情報は、商品又はサービスを提供する場所情報を含み、
前記端末付属情報は、商品又はサービスを提供する場所情報を含み、
前記プロセッサは、前記問い合せ付属情報に含まれる場所情報、及び前記端末付属情報に含まれる場所情報に基づき、条件に適合する候補端末を検出する、請求項1の情報支援サーバ。
【請求項3】
前記問い合せ付属情報は、商品又はサービスを提供する提供元情報を含み、
前記端末付属情報は、商品又はサービスを提供する提供元情報を含み、
前記プロセッサは、前記問い合せ付属情報に含まれる提供元情報及び前記端末付属情報に含まれる提供元情報に基づき、条件に適合する候補端末を検出する、請求項1の情報支援サーバ。
【請求項4】
前記問い合せ付属情報は、商品情報を含み、
前記端末付属情報は、商品情報を含み、
前記プロセッサは、前記問い合せ付属情報に含まれる商品情報及び前記端末付属情報に含まれる商品情報に基づき、条件に適合する候補端末を検出する、請求項1の情報支援サーバ。
【請求項5】
前記通信インタフェースは、候補端末へ呼び出しを送信し、候補端末から回答を受信し、
前記プロセッサは、受諾の回答に基づき候補端末の中から受諾端末を検出し、受諾端末の呼び出し状況を含む前記応答を生成する、請求項2乃至4の何れか一つの情報支援サーバ。
【請求項6】
前記プロセッサは、受諾端末に対する呼び出しの待機数をカウントし、前記待機数を含む前記応答を生成する、請求項5の情報支援サーバ。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記待機数に基づき呼び出しまでの待ち時間を推定し、前記待ち時間を含む前記応答を生成する、請求項6の情報支援サーバ。
【請求項8】
前記プロセッサは、1以上の応答端末の中から条件に適合する1以上の候補端末を検出するにあたり、最小の待機数の候補端末を検出する、請求項6の情報支援サーバ。
【請求項9】
前記プロセッサは、前記問い合せ付属情報の少なくとも一部を含む問い合せの一覧を生成し出力する、請求項1の情報支援サーバ。
【請求項10】
前記通信インタフェースは、候補端末へ呼び出しを送信し、候補端末から回答を受信し、
前記プロセッサは、前記回答に含まれる受諾に基づき候補端末の中から受諾端末を検出し、受諾端末に関する受諾端末情報を取得し、
前記問い合せは、受諾端末情報を含む、請求項9の情報支援サーバ。
【請求項11】
前記受諾端末情報は、受諾端末の呼び出し状況を含む、請求項10の情報支援サーバ。
【請求項12】
前記問い合せ付属情報は、売り場情報を含み、
前記問い合せは、前記問い合せ情報に対応する前記売り場情報を含む、請求項9の情報支援サーバ。
【請求項13】
前記一覧は、複数の問い合せを含み、
前記プロセッサは、前記複数の問い合せに含まれる所定の売り場が最多数の場合、前記所定の売り場を含む問い合せを第1の表示形式で表示させ、前記所定の売り場を含まない問い合せを第2の表示形式で表示させる、請求項12の情報支援サーバ。
【請求項14】
前記問い合せ付属情報は、商品情報又は前記商品情報へのリンクを含み、
前記問い合せは、前記問い合せ情報に対応する前記商品情報を含む、請求項9の情報支援サーバ。
【請求項15】
前記問い合せ付属情報は、所定の商品情報へのリンクを含み、
前記通信インタフェースは、候補端末へ前記リンクを含む呼び出しを送信する、請求項1の情報支援サーバ。
【請求項16】
前記メモリは、売り場を含むマップデータを記憶し、
前記プロセッサは、ユーザインタフェースに対して前記マップデータに基づくマップを出力し、前記ユーザインタフェースを介して前記マップから売り場の指定を受け付け、売り場の指定に基づき売り場情報を含む識別コードを生成し出力する、請求項1の情報支援サーバ。
【請求項17】
前記メモリは、商品リストを記憶し、
前記プロセッサは、ユーザインタフェースを介して前記商品リストから商品の指定を受け付け、商品の指定に基づき商品情報を含む識別コードを生成し出力する、請求項15の情報支援サーバ。
【請求項18】
コンピュータに、
識別コードを読み取った問い合せ端末からの問い合せ情報を受信させ、
前記問い合せ情報に含まれる問い合せ付属情報を取得させ、
1以上の応答端末の応答端末情報を含む端末データベースを記憶するメモリから前記応答端末情報に含まれる端末付属情報を取得させ、
前記問い合せ付属情報及び前記端末付属情報に基づき、1以上の応答端末の中から条件に適合する1以上の候補端末を検出させ、
候補端末の呼び出し状況を含む応答を生成させ、
前記問い合せ情報に対する前記応答を送信させるためのプログラム。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
スマートフォン等の通信端末からの問い合せ情報に対して応答する情報支援サーバ及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
店舗の各売り場には、商品を説明する店員が配置されていることがある。顧客は、目的の売り場に出向くと、その売り場に待機する店員から、陳列された商品の説明を受けることができる。一般的に、各売り場に配置される店員は、その売り場に陳列された商品に関する知識を持ち合わせている。そのため、顧客は、売り場に待機する店員から、その売り場に陳列された商品に関する詳細な説明を受けることができる。
【0003】
近年、QRコード(登録商標)と呼ばれる二次元コードが普及し、これにより、スマートフォン等の通信端末を所持するユーザは、二次元コードを利用し各種情報を得ることができる。例えば、ユーザは、通信端末の撮影機能により、商品に添付された二次元コードを読み取り、二次元コードに基づき表示される商品情報を見ることができる。また、ユーザは、通信端末の撮影機能により、テーブル上の二次元コードを読み取り、二次元コードに基づき表示されるメニューを見て、商品を注文することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2020-027394号公報
【特許文献2】特開2020-046710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
商品に添付された二次元コードに基づく商品情報は予め用意された情報であるため、依然として係員による商品説明を望む声がある。
【0006】
一方で、多くの店員を配置しようとすると人件費が嵩み、店員を減らすとサービスの低下が懸念される。大型店舗には非常に多くの売り場が配置されているため、人員の効率配置には限界があり、状況によっては、顧客は、係員対応を受けるために長時間待たされることもある。また、顧客の要望と店員のスキルが適合しない場合、顧客は、期待する商品説明を受けることができない。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、問い合せ端末からの問い合せに対する応答の提供を支援する情報支援サーバ及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態に係る情報支援サーバは、1以上の応答端末の応答端末情報を含む端末データベースを記憶するメモリと、識別コードを読み取った問い合せ端末からの問い合せ情報を受信し、前記問い合せ情報に対する応答を送信する通信インタフェースと、前記問い合せ情報に対する前記応答を出力するプロセッサと、を備える。前記プロセッサは、前記問い合せ情報に含まれる問い合せ付属情報及び前記応答端末情報に含まれる端末付属情報に基づき、1以上の応答端末の中から条件に適合する1以上の候補端末を検出し、候補端末の呼び出し状況を含む前記応答を生成する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、問い合せ端末からの問い合せに対する応答の提供を支援する情報支援サーバ及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、実施形態に係る情報支援システムの概略構成を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報支援サーバによる問い合せ端末と応答端末の接続処理の一例を示すフローチャートである。
図3図3は、実施形態に係る情報支援サーバによるCRMサービスの一例を示すフローチャートである。
図4図4は、実施形態に係る情報支援サーバによる二次元コードのプリント処理の一例を示すフローチャートである。
図5図5は、実施形態に係る店員又はオペレータの呼び出しの概念を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る問い合せ端末の画面遷移の一例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る第1の接客画面を例示する図である。
図8図8は、実施形態に係る第2の接客画面を例示する図である。
図9図9は、実施形態に係る第3の接客画面を例示する図である。
図10図10は、実施形態に係る第4の接客画面を例示する図である。
図11図11は、実施形態に係る第5の接客画面を例示する図である。
図12図12は、実施形態に係る第6の接客画面を例示する図である。
図13図13は、実施形態に係る第7の接客画面を例示する図である。
図14図14は、実施形態に係る第8の接客画面を例示する図である。
図15図15は、実施形態に係る第9の接客画面を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
[構成]
図1は、実施形態に係る情報支援システムの概略構成を示す図である。
図1に示すように、情報支援システムは、情報支援サーバ1、問い合せ端末2、及び応答端末3を備える。情報支援サーバ1は、条件に適合する問い合せ端末2と応答端末3を繋ぎ合わせる。情報支援サーバ1により繋ぎ合わせられる問い合せ端末2と応答端末3は、情報支援サーバ1を介して通信してもよいし、情報支援サーバ1を介さずに通信してもよい。
【0012】
問い合せ端末2は、情報支援システムのサービスの利用者(顧客)が所持する通信端末である。例えば、問い合せ端末2は、スマートフォン又はタブレットPC等のモバイル通信端末である。
【0013】
応答端末3は、情報支援システムのサービスの利用者(店員又はオペレータ等の担当者)に割り当てられる通信端末である。例えば、応答端末3は、スマートフォン又はタブレットPC等のモバイル通信端末であってもよいし、汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
【0014】
本実施形態では、複数の顧客及び複数の担当者がサービスを利用することを想定する。よって、情報支援システムは、複数の情報支援サーバ1及び複数の応答端末3を備え、複数の情報支援サーバ1と複数の問い合せ端末2が、間接的又は直接的に通信する。
【0015】
最初に、情報支援サーバ1について説明する。
情報支援サーバ1は、1又は複数の汎用コンピュータで構成可能である。情報支援サーバ1は、プロセッサ11、不揮発性メモリ12、通信インタフェース13、ユーザインタフェース14、及び出力インタフェース15を備える。
【0016】
プロセッサ11は、CPU(central processing unit)、又はMPU(micro processing unit)等である。プロセッサ11は、不揮発性メモリ12に記憶されたプログラムに基づいて演算を実行し、演算結果を出力する。例えば、プロセッサ11は、不揮発性メモリ12に記憶された情報支援プログラムに基づき、情報支援処理を実行する。情報支援処理の詳細は、後に詳しく説明する。なお、情報支援サーバ1が、複数のプロセッサ11を備え、複数のプロセッサ11が協働して演算処理を実行してもよい。
【0017】
不揮発性メモリ12は、プロセッサ11を動作させるためのプログラム等を記憶する。また、不揮発性メモリ12は、プロセッサ11により生成される各種データを記憶する。情報支援サーバ1は、不揮発性メモリ12に加えて、ハードディスクドライブ又はSSD(Solid State Drive)を備え、不揮発性メモリ12に代えて、ハードディスクドライブ又はSSDがプログラム等を記憶してもよい。不揮発性メモリ12は、端末データベースを記憶する。端末データベースは、1以上の応答端末3の応答端末情報を含む。応答端末情報は、情報支援システムで利用される全ての応答端末3の応答端末情報を含む。応答端末情報は、応答端末3に関する情報、及び端末付属情報を含む。応答端末3に関する情報は、端末ID(identifier)、電話番号、担当者ID、及び担当名を含む。端末付属情報は、応答端末3が割り当てられる担当者の担当領域に関する情報であり、店舗情報、場所情報、商品棚情報、提供元情報、及び商品情報を含む。例えば、端末付属情報は、所定の店舗情報、所定の場所情報、所定の商品棚情報、所定の商品メーカ、及び所定の商品情報を含む。所定の商品情報は、所定の商品の商品名等である。場所情報は、商品又はサービスを提供する場所に関する情報である。場所情報の一例として売り場情報がある。本実施形態では、売り場情報を例に取り上げて説明する。提供元情報は、商品の製造元又はサービスの供給元に関する情報である。提供元情報の一例として商品メーカがある。本実施形態では、商品メーカを例に取り上げて説明する。
【0018】
通信インタフェース13は、各種の通信ネットワークを介して、問い合せ端末2及び応答端末3と通信する。通信インタフェース13は、問い合せ端末2へ情報を送信し、問い合せ端末2からの情報を受信する。また、通信インタフェース13は、応答端末3へ情報を送信し、応答端末3からの情報を受信する
ユーザインタフェース14は、ディスプレイ141及びタッチパネル142を備える。ディスプレイ141は、各種情報を表示する。例えば、ディスプレイ141は、問い合せの一覧を表示する。問い合せの一覧の詳細は、後に詳しく説明する。タッチパネル142は、ディスプレイ141に対向して配置され、担当者からの入力(タッチ入力)を電気信号に変換して出力する。例えば、タッチパネル142は、ディスプレイ141に表示される一覧に含まれる所定項目に対応する所定位置の入力を検出し、所定位置を示す電気信号を出力する。プロセッサ11は、所定位置を示す電気信号に基づき、所定項目に対応する入力を検出する。
【0019】
出力インタフェース15は、不揮発性メモリ12に記憶されるプリントデータ(画像データ)をプリンタPへ出力する。プリンタPは、プリントデータに基づく画像をプリントする。例えば、プリンタPは、識別コードをプリントする。識別コードとしては、一次元コード又は二次元コードがある。二次元コードの一例には、QRコードがある。本実施形態では、二次元コードによるサービス提供について説明するが、二次元コード以外の識別コードであってもよいし、文字と数字を組み合わせた識別情報であってもよい。
【0020】
次に、問い合せ端末2について説明する。
問い合せ端末2は、スマートフォン又はタブレットPC等のモバイル通信端末である。問い合せ端末2は、プロセッサ21、不揮発性メモリ22、通信インタフェース23、ユーザインタフェース24、及びカメラ25を備える。
【0021】
プロセッサ21は、CPU又はMPU等である。プロセッサ21は、不揮発性メモリ22に記憶されたプログラムに基づいて演算を実行し、演算結果を出力する。例えば、プロセッサ21は、不揮発性メモリ22に記憶された情報問い合せプログラムに基づき、情報問い合せ処理を実行する。なお、問い合せ端末2が、複数のプロセッサ21を備え、複数のプロセッサ21が協働して演算処理を実行してもよい。
【0022】
不揮発性メモリ22は、プロセッサ21を動作させるためのプログラム等を記憶する。また、不揮発性メモリ22は、プロセッサ21により生成される各種データを記憶する。また、不揮発性メモリ22は、問い合せ端末2に関する情報を記憶する。問い合せ端末2に関する情報は、問い合せ端末2の端末ID、MACアドレス(Media Access Control address)、及び電話番号を含む。
【0023】
通信インタフェース23は、各種の通信ネットワークを介して、情報支援サーバ1と通信する。通信インタフェース23は、情報支援サーバ1へ情報を送信し、情報支援サーバ1からの情報を受信する。
【0024】
ユーザインタフェース24は、ディスプレイ241及びタッチパネル242を備える。ディスプレイ241は、各種情報を表示する。タッチパネル242は、ディスプレイ241に対向して配置され、担当者からの入力(タッチ入力)を電気信号に変換して出力する。ディスプレイ241及びタッチパネル242の詳細は、ディスプレイ141及びタッチパネル142と同様である。
【0025】
カメラ25は、情報支援サーバ1等によりプリントされた二次元コードの画像を撮影する。プロセッサ21は、撮影された画像から二次元コードを読み取り、二次元コードに基づく処理を実行する。
【0026】
次に、応答端末3について説明する。
応答端末3は、スマートフォン又はタブレットPC等のモバイル通信端末である。応答端末3は、プロセッサ31、不揮発性メモリ32、通信インタフェース33、及びユーザインタフェース34、及びカメラ35を備える。応答端末3の構成は、問い合せ端末2の構成と実質同一であり、詳細説明を省略する。カメラ35は、必須構成ではない。
【0027】
[二次元コード媒体の設置]
情報支援サーバ1の出力インタフェース15は、二次元コードのプリントデータを出力し、プリンタPは、プリントデータに基づき、シート状の媒体に二次元コードをプリントする。二次元コードは、所定のサーバへのアクセス情報(リンク)を含み、さらに、店舗情報、売り場情報、商品棚情報、商品メーカ、及び商品情報の少なくとも一つを含む。本実施形態では、二次元コードが、所定のサーバへのアクセス情報、店舗情報、売り場情報、商品棚情報、商品メーカ、及び商品情報を含むケースについて説明する。商品情報は、実際の商品情報(実体的な商品情報)であってもよいし、実際の商品情報へのアクセス情報(リンク)であってもよい。例えば、サーバへのアクセス情報は、情報支援サーバ1等へアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)である。実際の商品情報へのアクセス情報は、実際の商品情報を管理するサイトへアクセスするためのURLである。
【0028】
二次元コードがプリントされた媒体(以下、二次元コード媒体)は、その二次元コードの情報に対応する位置に配置される。例えば、所定の二次元コード媒体にプリントされた二次元コードが、所定の店舗情報、所定の売り場情報、所定の商品棚情報、所定の商品メーカ、及び所定の商品情報を含む場合、所定の二次元コード媒体は、所定の店舗、所定の売り場、及び所定の商品棚の全ての条件を満たす近傍に配置される。また、所定の商品棚には、所定のメーカの所定の商品が陳列される。二次元コード媒体の配置の仕方は、壁面に貼り付けられてもよいし、スタンドに立てかけられてもよい。
【0029】
[問い合せ]
サービスの利用者である顧客は、所定の商品が陳列された所定の商品棚に向かう。顧客は、問い合せ端末2のカメラ25を所定の商品棚の近傍の二次元コード媒体に向けて、問い合せ端末2により二次元コード媒体を撮影する。
【0030】
問い合せ端末2のプロセッサ21は、カメラ25により撮影された画像から二次元コードを検出し、問い合せ端末2に関する情報及び二次元コードに基づき問い合せ情報を生成し、通信インタフェース23は、二次元コードに含まれるアクセス情報に基づき、問い合せ情報を送信する。問い合せ情報は、問い合せ端末2に関する情報、及び問い合せ付属情報を含む。問い合せ付属情報は、問い合せ日時及び二次元コードの少なくとも一部の情報を含む。例えば、問い合せ付属情報は、問い合せ日時、所定の店舗情報、所定の売り場情報、所定の商品棚情報、所定の商品メーカ、及び所定の商品情報を含む。
【0031】
[端末の繋ぎ合わせ]
情報支援サーバ1の通信インタフェース13は、問い合せ端末2から送信される問い合せ情報を受信する。プロセッサ11は、問い合せ情報に含まれる問い合せ付属情報、及び端末データベースの応答端末情報に含まれる端末付属情報に基づき、1以上の応答端末3の中から条件に適合する1以上の候補端末を検出する。即ち、候補端末は、応答端末3の中の条件に適合する端末である。また、プロセッサ11は、1以上の応答端末3の中から条件に適合し、且つ最小の待機数の候補端末を検出してもよい。待機数については後に詳しく説明する。
【0032】
以下は、条件に適合する候補端末の検出例である。
例えば、問い合せ付属情報が所定の店舗情報を含み、所定の応答端末3の端末付属情報が所定の店舗情報を含む場合、所定の応答端末3は条件に適合する。即ち、サービスの利用者である顧客が所定の店舗から問い合せを送信しているため、所定の店舗を担当領域とする担当者に割り当てられた所定の応答端末3は条件に適合する。
【0033】
又は、問い合せ付属情報が所定の店舗情報及び所定の売り場情報を含み、所定の応答端末3の端末付属情報が所定の店舗情報及び所定の売り場情報を含む場合、所定の応答端末3は条件に適合する。即ち、サービスの利用者である顧客が所定の店舗の所定の売り場から問い合せを送信しているため、所定の店舗の所定の売り場を担当領域とする担当者に割り当てられた所定の応答端末3は条件に適合する。
【0034】
又は、問い合せ付属情報が所定の店舗情報、所定の売り場情報、及び所定の商品棚情報を含み、所定の応答端末3の端末付属情報が所定の店舗情報、所定の売り場情報、及び所定の商品棚情報を含む場合、所定の応答端末3は条件に適合する。即ち、サービスの利用者である顧客が所定の店舗の所定の売り場の所定の商品棚の近傍から問い合せを送信しているため、所定の店舗の所定の売り場の所定の商品棚を担当領域とする担当者に割り当てられた所定の応答端末3は条件に適合する。
【0035】
又は、問い合せ付属情報が所定の商品メーカを含み、所定の応答端末3の端末付属情報が所定の商品メーカを含む場合、所定の応答端末3は条件に適合する。即ち、サービスの利用者である顧客が所定の商品メーカの商品の陳列場所から問い合せを送信しているため、所定の商品メーカを担当領域とする担当者に割り当てられた所定の応答端末3は条件に適合する。
【0036】
又は、問い合せ付属情報が所定の商品情報を含み、所定の応答端末3の端末付属情報が所定の商品情報を含む場合、所定の応答端末3は条件に適合する。即ち、サービスの利用者である顧客が所定の商品の陳列場所から問い合せを送信しているため、所定の商品を担当領域とする担当者に割り当てられた所定の応答端末3は条件に適合する。
【0037】
プロセッサ11は、候補端末の検出結果に基づき、候補端末の呼び出し状況を含む応答を生成する。通信インタフェース13は、1以上の候補端末に対して呼び出しを送信し、1以上の候補端末から回答を受信する。また、通信インタフェース13は、問い合せ端末2に対して、候補端末の呼び出し状況を含む応答を送信する。
【0038】
[呼び出し状況]
プロセッサ11は、1以上の候補端末からの回答を取得し、受諾の回答に基づき候補端末の中から受諾端末を検出し、受諾端末の呼び出し状況を含む応答を生成する。即ち、受諾端末は、候補端末の中の受諾の回答を返信した端末である。通信インタフェース13は、問い合せ端末2に対して、受諾端末の呼び出し状況を含む応答を送信する。
【0039】
以下は、呼び出し状況を含む応答の一例である。
プロセッサ11は、受諾端末に対する呼び出しの待機数をカウントし、待機数を含む応答を生成する。通信インタフェース13は、問い合せ端末2に対して、待機数を含む応答を送信する。
【0040】
又は、プロセッサ11は、待機数に基づき呼び出しまでの待ち時間を推定し、待ち時間を含む応答を生成する。通信インタフェース13は、問い合せ端末2に対して、待ち時間を含む応答を送信する。
【0041】
[問い合せの一覧]
情報支援サーバ1のプロセッサ11は、受信した問い合せ情報の少なくとも一部を含む問い合せの一覧を生成し出力する。ユーザインタフェース14のディスプレイ141は、問い合せの一覧を表示する。
【0042】
問い合せの一覧は、1以上の問い合せを含む一覧である。問い合せは、繋ぎ合わせられた二つの端末に関する情報を含む。繋ぎ合わせられた二つの端末とは、条件に適合する問い合せ端末2と応答端末3である。問い合せは、問い合せ付属情報の少なくとも一部及び受諾端末情報の少なくとも一部を含む。問い合せ付属情報は、問い合せ日時及び二次元コードの少なくとも一部の情報を含む。例えば、問い合せ付属情報は、問い合せ日時、所定の店舗情報、所定の売り場情報、所定の商品棚情報、所定の商品メーカ、及び所定の商品情報を含む。受諾端末情報は、受諾端末の担当者名及び受諾端末の呼び出し状況を含む。受諾端末の呼び出し状況は、対応待ち、対応中、又は対応済みを示す情報である。或いは、受諾端末の呼び出し状況は、呼び出しの待機数又は待ち時間を示す情報である。
【0043】
例えば、問い合せの一覧は、複数の問い合せを含む。プロセッサ11は、複数の問い合せに含まれる所定の売り場が最多数の場合、所定の売り場を含む問い合せを第1の表示形式で表示させ、所定の売り場を含まない問い合せを第2の表示形式で表示させる。ユーザインタフェース14のディスプレイ141は、第1の表示形式の所定の売り場を含む問い合せ、及び第2の表示形式の所定の売り場を含まない問い合せを含む一覧を表示する。例えば、第1の表示形式は、文字が白、背景が黒の表示形式であり、第2の表示形式は、文字が黒、背景が白の表示形式である。或いは、第1の表示形式は、文字が赤、背景が白の表示形式であり、第2の表示形式は、文字が黒、背景が白の表示形式である。
【0044】
情報支援サーバ1の管理者は、問い合せの一覧から、全体の状況を把握することができ、担当者の増員又は減員を指示するなどの効率化を図ることができる。例えば、管理者は、所定の売り場からの問い合せが多いことを把握することができるので、所定の売り場の担当者の増員を指示することができる。
【0045】
[二次元コードプリント]
二次元コード媒体の作成について説明する。
情報支援サーバ1のプロセッサ11は、情報支援サーバ1へのアクセス情報(リンク)を含み、さらに、店舗情報、売り場情報、商品棚情報、商品メーカ、及び商品情報の少なくとも一つを含む二次元コードを生成し、二次元コードのプリントデータの出力を指示する。出力インタフェース15は、二次元コードのプリントデータを出力する。プリンタPは、情報支援サーバ1へのアクセス情報(リンク)を含み、さらに、店舗情報、売り場情報、商品棚情報、商品メーカ、及び商品情報の少なくとも一つを含む二次元コードをプリントする。
【0046】
以下のようにして、簡単に目的の二次元コードをプリントすることができる。
情報支援サーバ1の不揮発性メモリ12は、売り場を含むマップデータを記憶する。プロセッサ11は、ユーザインタフェース14のディスプレイ141に対してマップデータに基づくマップ(画像)を出力する。ディスプレイ141は、マップを表示する。
【0047】
プロセッサ11は、ユーザインタフェース14のタッチパネル142を介してマップから売り場の指定を受け付け、情報支援サーバ1へのアクセス情報を含み、且つ売り場の指定に基づき売り場情報を含む二次元コードを生成し、二次元コードのプリントデータの出力を指示する。出力インタフェース15は、二次元コードのプリントデータを出力する。プリンタPは、アクセス情報及び売り場情報を含む二次元コードをプリントする。
【0048】
また、情報支援サーバ1の不揮発性メモリ12は、商品リストを記憶する。プロセッサ11は、ユーザインタフェース14のディスプレイ141に対して商品リストを出力する。ディスプレイ141は、商品リストを表示する。
【0049】
プロセッサ11は、ユーザインタフェース14のタッチパネル142を介して商品リストから商品の指定を受け付け、情報支援サーバ1へのアクセス情報を含み、且つ商品の指定に基づき商品情報を含む二次元コードを生成し出力する。出力インタフェース15は、アクセス情報及び商品情報を含む二次元コードをプリントする。
【0050】
なお、プロセッサ11が、売り場の指定と商品の指定を受け付け、二次元コードのプリントデータの出力を指示することにより、出力インタフェース15は、二次元コードのプリントデータを出力し、プリンタPは、売り場情報及び商品情報を含む二次元コードをプリントする。
【0051】
[接続処理]
図2は、実施形態に係る情報支援サーバによる問い合せ端末と応答端末の接続処理の一例を示すフローチャートである。
情報支援サーバ1の通信インタフェース13は、問い合せ端末2からの問い合せ情報を受信する(ST101、YES)。問い合せ情報は、問い合せ端末2に関する情報、及び問い合せ付属情報を含む。例えば、問い合せ付属情報は、問い合せ日時、所定の店舗情報、所定の売り場情報、所定の商品棚情報、所定の商品メーカ、及び所定の商品情報を含む。なお、通信インタフェース13は、問い合せ端末2からの問い合せ情報を受信しなければ(ST101、NO)、引き続き、問い合せ情報の受信を監視する。
【0052】
プロセッサ11は、問い合せ情報の受信に対応して、問い合せリストを生成する(ST102)。又は、プロセッサ11は、問い合せ情報の受信に対応して、問い合せリストに新たな問い合せ情報を追加する。
【0053】
プロセッサ11は、問い合せ情報に含まれる問い合せ付属情報、及び端末データベースの応答端末情報に含まれる端末付属情報に基づき、1以上の応答端末3の中から条件に適合する1以上の候補端末を検出する(ST103)。
【0054】
プロセッサ11は、候補端末への呼び出しを指示し、通信インタフェース13は、第1の候補群の1又は複数の候補端末へ呼び出しを送信する(ST104)。通信インタフェース13が、所定期間内に、1又は複数の候補端末から受諾回答を受信しなければ(ST105、NO)、第2候補群の1又は複数の候補端末へ呼び出しを送信する(ST104)。第1の候補群の候補端末は、第2の候補群の候補端末よりも、条件の適合レベルが高いものとする。条件の適合レベルが高いほど、顧客の要望に合った応答が期待できる。
【0055】
通信インタフェース13が、候補端末から受諾回答を受信すると(ST105、YES)、プロセッサ11は、受諾回答に基づき問い合せリストを更新する。即ち、プロセッサ11は、受諾端末情報を追加する。受諾端末情報は、受諾端末の担当者名、受諾端末の呼び出し状況を含む。受諾端末の呼び出し状況は、対応待ち、対応中、又は対応済みを示す情報である。或いは、受諾端末の呼び出し状況は、呼び出しの待機数又は待ち時間を示す情報である。
【0056】
プロセッサ11は、受諾回答に基づき応答を生成し、応答の出力を指示する(ST107)。通信インタフェース13は、問い合せ情報の送信元の問い合せ端末2に対して、応答を送信する(ST108)。
【0057】
通信インタフェース13が、受諾端末から接続リクエストを受信すると(ST109、YES)、プロセッサ11は、問い合せ情報の送信元の問い合せ端末2に対して、接続リクエストの送信を指示し、問い合せ端末2と受諾端末の接続をサポートする(ST110)。通信インタフェース13は、問い合せ情報の送信元の問い合せ端末2に対して、接続リクエストを送信する。
【0058】
問い合せ情報の送信元の問い合せ端末2は、接続リクエストを受信し、受諾端末と接続する。
【0059】
問い合せ端末2の不揮発性メモリ22、及び応答端末3(受諾端末)の不揮発性メモリ32は、共通又は個別の通信アプリケーションプログラムを記憶している。即ち、問い合せ端末2の不揮発性メモリ22は、所定のコミュニケーション用のアプリケーションプログラムを記憶し、応答端末3(受諾端末)の不揮発性メモリ32も、所定のコミュニケーション用のアプリケーションプログラムを記憶している。例えば、コミュニケーション用のアプリケーションプログラムは、SNS(Social Networking Service)のアプリケーションプログラムである。なお、SNSとの連携は必須ではなく、問い合せ端末2と応答端末3が直接又は間接的に通信できればよい。
【0060】
接続された問い合せ端末2及び受諾端末は、通信アプリケーションプログラムを起動し、問い合せ端末2からの問い合せ内容を受諾端末へ通知し、また、受諾端末からの回答を問い合せ端末2へ通知する。通信アプリケーションプログラムにより、問い合せ端末2の顧客と、受諾端末の担当者の双方で意思疎通を図ることができる。
【0061】
[CRMのサービス]
図3は、実施形態に係る情報支援サーバによるCRMサービスの一例を示すフローチャートである。情報支援サーバ1は、CRM(Customer Relationship Management)のサービスを提供する。
【0062】
情報支援サーバ1の不揮発性メモリ12は、会員データベースを記憶する。会員データベースは、各会員の会員情報を含む。会員情報は、連絡先情報(電話番号、メールアドレス、及びSNSアカウント)、氏名、生年月日、性別、職業、趣味、及び購買履歴等を含む。
【0063】
また、問い合せ端末2のユーザインタフェース24は、情報支援サーバ1へ問い合せ情報を送信した後、TOP画面を表示する。TOP画面は、商品購買に関する項目を含み、ユーザインタフェース24は、商品購買に関する項目を介して、第1又は第2の商品購買情報を受け付け、通信インタフェース23は、受け付けた第1又は第2の商品購買情報を情報支援サーバ1へ送信する。
【0064】
第1の商品購買情報は、問い合せ付属情報に含まれる所定の商品情報、所定の商品情報を購入したことを示す購入済み情報、及び連絡先情報を含む。第2の商品購買情報は、問い合せ付属情報に含まれる所定の商品情報、所定の商品情報を購入しなかったことを示す未購入情報、及び連絡先情報を含む。
【0065】
例えば、プロセッサ21は、問い合せ情報から所定の商品情報を検出し、ユーザインタフェース24は、所定の商品情報の購買有無及び連絡先情報の入力を受け付ける。ユーザインタフェース24が、所定の商品情報の購買有り及び連絡先情報の入力を受け付けると、プロセッサ21は、第1の消費購買情報を生成する。ユーザインタフェース24が、所定の商品情報の購買無し及び連絡先情報の入力を受け付けると、プロセッサ21は、第2の消費購買情報を生成する。
【0066】
図3に示すように、情報支援サーバ1の通信インタフェース13は、第1又は第2の商品購買情報を受信し(ST201)、不揮発性メモリ12に第1又は第2の商品購買情報を登録する(ST202)。
【0067】
プロセッサ11は、第1の商品購買情報に含まれる連絡先情報に基づき、会員データベースから会員情報を検索し、同一の連絡先情報を含む第1の商品購買情報及び会員情報に基づき、商品購入者向けの第1の商品案内を生成する(ST203)。また、プロセッサ11は、第2の商品購買情報に含まれる連絡先情報に基づき、会員データベースから会員情報を検索し、同一の連絡先情報を含む第2の商品購買情報及び会員情報に基づき、商品未購入者向けの第2の商品案内を生成する(ST203)。
【0068】
通信インタフェース13は、第1の商品購買情報に含まれる連絡先情報に基づき第1の商品案内を送信する(ST204)。また、通信インタフェース13は、第2の商品購買情報に含まれる連絡先情報に基づき第2の商品案内を送信する(ST204)。
【0069】
例えば、商品購入者向けの第1の商品案内は、第1の商品購買情報に含まれる所定の商品情報に関連する関連商品の案内を含む。プロセッサ11は、同一の連絡先情報を含む第1の商品購買情報及び会員情報に基づき第1の商品案内を生成するが、この会員情報に含まれる生年月日、性別、職業、趣味、及び購買履歴等に基づく関連商品を検索して、検索された関連商品を含む第1の商品案内を生成する。
【0070】
また、商品購入者向けの第2の商品案内は、第2の商品購買情報に含まれる所定の商品情報が示す商品の入荷又は取り寄せに関する案内を含む。さらに、第2の商品案内は、所定の商品情報に関連する関連商品の案内を含んでもよい。この場合、プロセッサ11は、同一の連絡先情報を含む第2の商品購買情報及び会員情報に基づき第2の商品案内を生成するが、この会員情報に含まれる生年月日、性別、職業、趣味、及び購買履歴等に基づく関連商品を検索して、検索された関連商品を含む第2の商品案内を生成する。
【0071】
情報支援サーバ1は、第1又は第2の商品購入情報に基づき、第1又は第2の商品案内を送信する。これにより、第1の商品案内の送信により、商品販売機会の拡大を図ることができ、第2の商品案内の送信により、商品販売の損失機会の削減を図ることができる。
【0072】
[プリント処理]
図4は、実施形態に係る情報支援サーバによる二次元コードのプリント処理の一例を示すフローチャートである。
情報支援サーバ1のプロセッサ11は、不揮発性メモリ12に記憶されるマップデータに基づきマップを出力し、また、不揮発性メモリ12に記憶される商品リストデータに基づき商品リストを出力する(ST301)。ディスプレイ141は、マップ及び商品リストを含む二次元コードプリント画面を表示する。
【0073】
情報支援サーバ1の担当者は、タッチパネル142を介して、マップから所定の売り場を指定又は選択し、また、商品リストから所定の商品を指定又は選択する。プロセッサ11は、タッチパネル142を介して、マップ上の所定の売り場の指定又は選択を受け付け、商品リストから所定の商品の指定又は選択を受け付ける(ST302)。
【0074】
プロセッサ11は、情報支援サーバ1へのアクセス情報を含み、且つ所定の売り場及び所定の商品の指定又は選択に基づき所定の売り場情報及び所定の商品情報を含む二次元コードを生成し、二次元コードのプリントデータの出力を指示する(ST303)。出力インタフェース15は、二次元コードのプリントデータを出力する(ST304)。プリンタPは、アクセス情報、所定の売り場情報、及び所定の商品情報を含む二次元コードをプリントする。
【0075】
[まとめ]
上記説明では、アクセス情報、所定の売り場情報、及び所定の商品情報を含む二次元コードのプリントデータの出力について説明したが、情報支援サーバ1は、選択又は指定される任意の情報を含む二次元コードのプリントデータを出力することができる。
【0076】
以上説明した実施形態によれば、問い合せ端末からの問い合せに対する応答の提供を支援する情報支援サーバ及びプログラムを提供することができる。
(1)実施形態に係る情報支援サーバ1の通信インタフェース13は、識別コードを読み取った問い合せ端末2からの問い合せ情報を受信する。情報支援サーバ1のプロセッサ11は、問い合せ情報に含まれる問い合せ付属情報、及び不揮発性メモリ12に記憶された端末データベースの応答端末情報に含まれる端末付属情報に基づき、1以上の応答端末の中から条件に適合する1以上の候補端末を検出し、候補端末の呼び出し状況を含む応答を生成する。通信インタフェース13は、問い合せ端末2に対して、生成された応答を送信する。情報支援サーバ1は、条件に適合する候補端末の呼び出し状況を問い合せ端末2に伝える。顧客は、問い合せ端末2を介して、条件に適合する候補端末の呼び出し状況を知ることができる。
【0077】
(2)また、実施形態に係る情報支援サーバ1のプロセッサ11は、問い合せ付属情報に含まれる売り場情報、及び端末付属情報に含まれる売り場情報に基づき、条件に適合する候補端末を検出する。顧客は、問い合せ端末2を介して、目的の売り場に属する担当者(候補端末)を呼び出すことができる。
【0078】
(3)また、実施形態に係る情報支援サーバ1のプロセッサ11は、問い合せ付属情報に含まれる商品メーカ及び前記端末付属情報に含まれる商品メーカに基づき、条件に適合する候補端末を検出する。顧客は、問い合せ端末2を介して、目的の商品メーカに詳しい担当者(候補端末)を呼び出すことができる。
【0079】
(4)また、実施形態に係る情報支援サーバ1のプロセッサ11は、問い合せ付属情報に含まれる商品情報及び端末付属情報に含まれる商品情報に基づき、条件に適合する候補端末を検出する。顧客は、問い合せ端末2を介して、目的の商品に詳しい担当者(候補端末)を呼び出すことができる。
【0080】
(5)また、実施形態に係る情報支援サーバ1のプロセッサ11は、候補端末からの受諾の回答に基づき候補端末の中から受諾端末を検出し、受諾端末の呼び出し状況を含む応答を生成する。顧客は、問い合せ端末2を介して、条件に適合する受諾端末の呼び出し状況を知ることができる。
【0081】
(6)また、実施形態に係る情報支援サーバ1のプロセッサ11は、受諾端末に対する呼び出しの待機数をカウントし、待機数を含む応答を生成する。顧客は、問い合せ端末2を介して、受諾端末に対する呼び出し待機数を知ることができる。
【0082】
(7)また、実施形態に係る情報支援サーバ1のプロセッサ11は、待機数に基づき呼び出しまでの待ち時間を推定し、待ち時間を含む応答を生成する。顧客は、問い合せ端末2を介して、受諾端末に対する待ち時間を知ることができる。
【0083】
(8)また、実施形態に係る情報支援サーバ1のプロセッサ11は、1以上の応答端末の中から条件に適合する1以上の候補端末を検出するにあたり、最小の待機数の候補端末を検出する。顧客は、問い合せ端末2を介して、効率良く検出される候補端末を介した回答を受け取ることができる。
【0084】
(9)また、実施形態に係る情報支援サーバ1のプロセッサ11は、問い合せ付属情報の少なくとも一部を含む問い合せの一覧を生成し出力する。管理者は、情報支援サーバ1を介して、問い合わせの一覧から問い合せ状況を知ることができる。
【0085】
(10)また、実施形態に係る情報支援サーバ1のプロセッサ11は、候補端末からの回答に含まれる受諾に基づき候補端末の中から受諾端末を検出し、受諾端末に関する受諾端末情報を取得し、一覧に含まれる問い合せは、受諾端末情報を含む。管理者は、情報支援サーバ1を介して、問い合わせの一覧から受諾端末の問い合せ状況を知ることができる。
【0086】
(11)また、実施形態に係る情報支援サーバ1が生成する一覧の問い合せに含まれる受諾端末情報は、受諾端末の呼び出し状況を含む。管理者は、情報支援サーバ1を介して、問い合わせの一覧から受諾端末の呼び出し状況を知ることができる。
【0087】
(12)また、実施形態に係る情報支援サーバ1が生成する一覧の問い合せは、問い合せ情報に対応する売り場情報を含む。管理者は、情報支援サーバ1を介して、問い合わせの一覧から各売り場からの呼び出し状況を知ることができる。
【0088】
(13)また、実施形態に係る情報支援サーバ1のプロセッサ11は、複数の問い合せに含まれる所定の売り場が最多数の場合、所定の売り場を含む問い合せを第1の表示形式で表示させ、所定の売り場を含まない問い合せを第2の表示形式で表示させる。管理者は、情報支援サーバ1を介して、問い合せ再多数の売り場を知ることができる。
【0089】
(14)また、実施形態に係る情報支援サーバ1が生成する一覧の問い合せは、問い合せ情報に対応する商品情報を含む。管理者は、情報支援サーバ1を介して、問い合わせの一覧から問い合せ対象の商品を知ることができる。
【0090】
(15)また、実施形態に係る情報支援サーバ1の通信インタフェース13は、候補端末へ商品情報へのリンクを含む呼び出しを送信する。担当者は、候補端末を介して、商品情報へのリンクから、問い合せ対象の商品情報を確認することができる。
【0091】
(16)また、実施形態に係る情報支援サーバ1のプロセッサ11は、ユーザインタフェース14に対してマップデータに基づくマップを出力し、ユーザインタフェース14を介してマップから売り場の指定を受け付け、売り場の指定に基づき売り場情報を含む識別コードを生成し出力する。プリンタPは、生成される識別コードをプリントする。担当者は、簡単操作で、目的情報を含む識別コードのプリント媒体を入手することができる。
【0092】
(17)また、実施形態に係る情報支援サーバ1のプロセッサ11は、ユーザインタフェース14を介して商品リストから商品の指定を受け付け、商品の指定に基づき商品情報を含む識別コードを生成し出力する。プリンタPは、生成される識別コードをプリントする。担当者は、簡単操作で、目的情報を含む識別コードのプリント媒体を入手することができる。
また、実施形態に係る情報支援サーバ1のプロセッサ11は、不揮発性メモリ12に記憶されるプログラムに基づき、上記(1)から(17)を実現する。情報支援サーバ1は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に記憶された上記プログラムを受け入れ、不揮発性メモリ12に記憶し、上記プログラムのインストールを完了する。或いは、情報支援サーバ1は、通信インタフェース13を介して、上記プログラムをダウンロードし、不揮発性メモリ12に記憶し、上記プログラムのインストールを完了する。
【0093】
[変形例]
次に、図5乃至図15を参照し、問い合せ端末2及び応答端末3の画面遷移について説明する。ここでは、応答端末3が、問い合せの一覧を表示し、応答端末3の担当者が問い合せ一覧から所定の問い合せを選択して応答するケースについて説明する。なお、上記説明したように、情報支援サーバ1が、問い合せ端末2と応答端末3を繋ぎ合わせて、その後、応答端末3の担当者が、応答端末3の画面から応答してもよい。
【0094】
図5は、実施形態に係る店員又はオペレータの呼び出しの概念を示す図である。
所定の二次元コード媒体は、所定の売り場又は所定の商品棚等に対応して配置される。顧客の操作に対応して、問い合せ端末2は、二次元コードを読み取り、二次元コードに含まれるアクセス情報に基づき、情報支援サーバ1へ問い合せ情報を送信する。情報支援サーバ1は、各問い合せ端末2からの問い合せ情報に基づき問い合せ一覧を生成する。
【0095】
或いは、情報支援サーバ1は、問い合せ情報に基づき在庫、店舗情報(店内・売り場マップ)、商品、パンフレット、動画に関する情報を検索し、検索結果を問い合せ端末2へ送信する。
【0096】
図6は、実施形態に係る問い合せ端末の画面遷移の一例を示す図である。
問い合せ端末2は、情報支援サーバ1へ問い合せ情報を送信した後、TOP画面を表示する。例えば、TOP画面は、商品の場所、在庫について、サイズについて、店員を呼ぶ、及びその他などの項目を含む。問い合せ端末2は、商品の場所の選択に対応して、商品の場所を問い合せる問い合せ画面に遷移する。また、問い合せ端末2は、その他の選択に対応して、カスタマーサポートのリンクシステムに連携し、カスタマーサポートのメニュー画面に遷移する。
【0097】
図7は、実施形態に係る第1の接客画面を例示する図である。
応答端末3は、所定のアプリケーションの起動操作に対応して、第1の接客画面を表示する。第1の接客画面は、email及びpasswordの入力項目を含む。応答端末3は、第1の接客画面を介して入力されるemail及びpasswordを受け付け、入力されるemail及びpasswordが条件を満たすことにより、ログインが許可される。
【0098】
図8は、実施形態に係る第2の接客画面を例示する図である。
応答端末3は、ログインを許可すると、第1の接客画面を第2の接客画面へ遷移させる。第2の接客画面は、機能指定項目(呼び出し、店内マップ、及びQR印刷)を含む。第2の接客画面の初期状態では、呼び出しが選択される。呼び出しが選択された第2の接客画面は、問い合せ一覧を含む。問い合せ一覧は、情報支援サーバ1で管理されている情報であり、複数の問い合せを含む。問い合せは、問い合せ日時、最終対応日時、呼び出しポイント、問い合せ内容、対応、及びステータス(対応待ち、対応中、又は対応済み)を含む。
【0099】
また、第2の接客画面は、問い合せの絞り込みキーの入力項目を含み、情報支援サーバ1は、呼び出しポイント及びステータスで、問い合せの絞り込みを受け付ける。
【0100】
図9は、実施形態に係る第3の接客画面を例示する図である。
応答端末3は、第2の接客画面に含まれる所定の問い合せ端末2からの所定の問い合せの選択に対応して、第2の接客画面を第3の接客画面に遷移させる。第3の接客画面は、所定の問い合せ端末2から所定の問い合せに関する情報を含む。例えば、第3の接客画面は、所定の店舗情報(XXX店)、及び所定の売り場情報(YYY売り場)を含む。また、第3の接客画面は、商品の位置、問い合せ番号、問い合せ日時を含む。さらに、第3の接客画面は、コミュニケーション欄を含み、コミュニケーション欄は、問い合せ内容(商品の場所を教えて下さい)、及び呼び出しコメント(今伺います、少々お待ち下さい、及び詳細をお伺いしてもよろしいでしょうか)を含む。さらに、第3の接客画面は、場所案内(Aコーナーにあります)を含む。さらに、第3の接客画面は、呼び出し状況(保留、対応中、及び完了)及びメモ欄を含む。
【0101】
図10は、実施形態に係る第4の接客画面を例示する図である。
応答端末3は、第3の接客画面に含まれる呼び出しコメント(今伺います)の選択に対応して、第3の接客画面を第4の接客画面に遷移させる。第4の接客画面のコミュニケーション欄は、選択された呼び出しコメントを含む。応答端末3は、呼び出しコメントの選択に対応して、選択された呼び出しコメントを所定の問い合せ端末2へ送信し、第5の接客画面を更新する。例えば、第4の接客画面は、呼び出しコメント(今伺います)の選択に対応した呼び出し状況(対応中)を表示する。
【0102】
図11は、実施形態に係る第5の接客画面を例示する図である。
応答端末3は、第3の接客画面に含まれる場所案内(Aコーナーにあります)の選択に対応して、第3の接客画面を第5の接客画面に遷移させる。第5の接客画面のコミュニケーション欄は、選択された場所案内を含む。応答端末3は、場所案内の選択に対応して、選択された場所案内を所定の問い合せ端末2へ送信し、第5の接客画面を更新する。例えば、第5の接客画面は、場所案内の選択に対応した呼び出し状況(対応中)を表示する。 或いは、応答端末3は、メモ欄へのコメントの入力に対応して、入力されたコメントを所定の問い合せ端末2へ送信し、第5の接客画面を更新する。例えば、第5の接客画面は、コメントの送信に対応した呼び出し状況(対応中)を表示する。
【0103】
図12は、実施形態に係る第6の接客画面を例示する図である。
応答端末3は、第1の接客画面に含まれる機能指定項目(店内マップ)の選択に対応して、第1の接客画面を第6の接客画面に遷移させる。第6の接客画面は、店内マップ(店全体又は店の一部)を含む。店内マップは、不揮発性メモリ32に記憶されるマップデータに基づき生成される。店内マップは、複数の売り場に対応する区画を含み、区画に対応する商品ジャンル(レジャー、家電、及び照明等)を含む。
【0104】
図13は、実施形態に係る第7の接客画面を例示する図である。
応答端末3は、第6の接客画面の所定区画の選択に対応して、第6の接客画面を第7の接客画面に遷移させる。第7の接客画面は、所定区画に対応する入力フォームを含む。応答端末3は、入力フォームを介して商品の登録を受け付ける。
【0105】
図14は、実施形態に係る第8の接客画面を例示する図である。
応答端末3は、第7の接客画面の所定項目(登録)の選択に対応して、第7の接客画面を第8の接客画面に遷移させる。第8の接客画面は、選択された所定項目の更新又は削除を受け付ける項目を含む。また、第8の接客画面は、QR印刷の指定を受け付ける項目を含む。なお、応答端末3は、スクロール操作に対応して画面中の項目を任意の方向へ動かす。
【0106】
図15は、実施形態に係る第9の接客画面を例示する図である。
応答端末3は、第8の接客画面のQR印刷の選択に対応して、第8の接客画面を第9の接客画面に遷移させる。第9の接客画面は、QRコードのサイズを指定する項目(大、中、小)及び印刷を指定する項目を含む。さらに、第9の接客画面は、呼び出しポイントを指定する項目を含む。応答端末3は、印刷を指定する項目を介して印刷を受け付けると、設定された条件のQRコードの印刷を指定する。プリンタは、応答端末3からの指定に基づき、指定されたQRコードを印刷する。
【0107】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から検出された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【符号の説明】
【0108】
1…情報支援サーバ
2…問い合せ端末
3…応答端末
11…プロセッサ
12…不揮発性メモリ
13…通信インタフェース
14…ユーザインタフェース
15…出力インタフェース
21…プロセッサ
22…不揮発性メモリ
23…通信インタフェース
24…ユーザインタフェース
25…カメラ
31…プロセッサ
32…不揮発性メモリ
33…通信インタフェース
34…ユーザインタフェース
35…カメラ
141…ディスプレイ
142…タッチパネル
241…ディスプレイ
242…タッチパネル



図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15