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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024101043
(43)【公開日】2024-07-26
(54)【発明の名称】薬液注入装置の使用方法
(51)【国際特許分類】
   A61M 5/36 20060101AFI20240719BHJP
   A61M 5/142 20060101ALN20240719BHJP
【FI】
A61M5/36
A61M5/142 520
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024088233
(22)【出願日】2024-05-30
(62)【分割の表示】P 2022161398の分割
【原出願日】2017-02-24
(31)【優先権主張番号】10-2016-0024677
(32)【優先日】2016-02-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】518307802
【氏名又は名称】イオフロー カンパニーリミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】キム スンハ
(72)【発明者】
【氏名】キム ジェシー ジェジン
(57)【要約】
【課題】装置の内部汚染を防止し、注射針を介して排出された空気によって形状変形が可能なカバー体を具備した薬液注入装置を提供する。
【解決手段】一側面に開口を含むハウジングと、前記ハウジングの内側に配置され、薬液を保管する保存容器と、前記開口と重畳するように位置する補助覆い部と、前記補助覆い部との間に閉じられた空間が形成されるように、前記補助覆い部と対向するように配置された覆い部210と、前記保存容器と流体的に連結される注射針と、を含み、プライミング動作時、前記注射針の終端が、前記補助覆い部と前記覆い部210との間の前記閉じられた空間に存在するように、前記注射針は、前記補助覆い部を突き抜けていき、前記閉じられた空間は、前記注射針と流体的に連結され、前記注射針を介して、前記注射針に存在する空気及び薬液が前記閉じられた空間に排出される薬液注入装置。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口を含むハウジングと、
前記ハウジングの内側に配置され、薬液を保管する保存容器と、
前記開口に配置される補助覆い部と、
前記補助覆い部との間に閉じられた空間が形成されるように、前記補助覆い部と対向するように配置された覆い部と、
前記保存容器と流体的に連結される注射針と、を含むことを特徴とする薬液注入装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インシュリンのような薬液を注入する装置、及びそれに使用可能なカバー体に関する。
【背景技術】
【0002】
糖尿病は、膵臓で分泌されるホルモンのうち一つであるインシュリンが不足して生じる代謝異常に基づいた疾患である。糖尿病患者は、積極的な方法のうち一つとして、インシュリンを人体内に注入する方法を使用することができる。患者の血糖変化に対応してインシュリンが体内に注入されるように、インシュリン注入装置が使用される。
【0003】
インシュリン注入装置のような薬液注入装置は、薬液を補充しながら、半永久的に使用されるので、注射針を介して、薬液以外の異物(例えば、空気)が注入されることを防止したり、装置が汚染されたりすることを防止しなければならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、装置の内部汚染を防止し、注射針を介して排出された空気によって形状変形が可能なカバー体、及びそれを具備した薬液注入装置に関する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施形態は、一側面に開口を含むハウジングと、前記ハウジングの内側に配置され、薬液を保管する保存容器と、前記開口と重畳するように位置する補助覆い部と、前記補助覆い部との間に閉じられた空間が形成されるように、前記補助覆い部と対向するように配置された覆い部と、前記保存容器と流体的に連結される注射針と、を含み、プライミング動作時、前記注射針の終端が、前記補助覆い部と前記覆い部との間の前記閉じられた空間に存在するように、前記注射針は、前記補助覆い部を突き抜けていき、前記閉じられた空間は、前記注射針と流体的に連結され、前記注射針を介して、前記注射針に存在する空気及び薬液が前記閉じられた空間に排出され、前記空気及び前記薬液が前記注射針から排出されたときに、前記閉じられた空間の容積が変化する薬液注入装置を開示する。
【0006】
本実施形態において、前記ハウジングの前記一側面と対向するように配置され、前記ハウジングに結合されるフレームをさらに含み、前記覆い部は、前記フレームの一側に配置されることができる。
本実施形態において、前記フレームは、前記ハウジングに向けて突出した1対の突起を含むことができる。
本実施形態において、前記補助覆い部または前記覆い部は、ポリマーを含むことができる。
本実施形態において、前記補助覆い部は、前記ハウジングの内側に向けて凸状になる部分を含むことができる。
本実施形態において、前記覆い部の中心部分の厚みは、前記覆い部のエッジ部分の厚みより薄くすることができる。
【0007】
前述以外の他の側面、特徴、利点は、以下の図面、特許請求の範囲、及び発明の詳細な説明から明確になるであろう。
【発明の効果】
【0008】
本発明の実施形態によれば、注射針から空気を除去するプライミング動作時、空気の逆流を防止することができ、装置の汚染を防止することができるカバー体、及びそれを具備した薬液注入装置を開示する。ここで、かような効果により、本発明の範囲が限定されるのではないということは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態による薬液注入装置を概略的に示した斜視図である。
図2図1の分解斜視図である。
図3】本発明の一実施形態による本体を概略的に示した斜視図である。
図4】本発明の一実施形態によるカバー体を概略的に示した分解斜視図である。
図5】本発明の一実施形態によるカバー体を概略的に示した分解斜視図である。
図6】本発明の一実施形態によるカバー体の断面図である。
図7】カバー体と本体との結合前を示した断面図である。
図8】カバー体と本体との結合後を示した断面図である。
図9】本発明の他の実施形態によるカバー体を示した断面図である。
図10】本発明の他の実施形態によるカバー体を示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、多様な変換を加えることができ、さまざまな実施形態を有することができるが、特定の実施形態を図面に例示し、詳細な説明によって詳細に説明する。本発明の効果、特徴、及びそれらを達成する方法は、図面と共に詳細に説明する実施形態を参照すれば、明確になるであろう。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、多様な形態に具現されるのである。
【0011】
以下、添付された図面を参照し、本発明の実施形態について詳細に説明するが、図面を参照して説明するとき、同一であったり対応したりする構成要素は、同一の図面符号を付し、それについての重複説明は、省略する。
以下の実施形態において、第1、第2のような用語は、限定的な意味ではなく、1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的に使用されている。
以下の実施形態において、単数の表現は、文脈上明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。
以下の実施形態において、「含む」または「有する」というような用語は、明細書上に記載された特徴または構成要素が存在するということを意味するものであり、1以上の他の特徴または構成要素が付加される可能性をあらかじめ排除するものではない。
図面においては、説明の便宜のために、構成要素がその大きさが誇張されていたり縮小されていたりする。例えば、図面に示された各構成の大きさ及び厚みは、説明の便宜のために任意に示されており、本発明は、必ずしも図示されたところに限定されるものではない。
以下の実施形態において、領域、構成要素などが連結されたとするとき、領域、構成要素が直接連結された場合だけではなく、領域、構成要素の中間に他の領域、構成要素が介在されて間接的に連結された場合も含む。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態による薬液注入装置を概略的に示した斜視図であり、図2は、図1の分解斜視図であり、図3は、本発明の一実施形態による本体の一部を概略的に示した斜視図である。図3においては、説明の便宜のために、図2のパッチプレート117を省略して図示した。
【0013】
図1ないし図3を参照すれば、薬液注入装置1は、本体100及びカバー体200を含む。本体100は、一側面に、開口113を具備するハウジング110、ハウジング110内部に位置する保存容器120、ポンプ130、及びポンプ130を介して、保存容器120と連結された注射針140を含む。
【0014】
ハウジング110は、プラスチックのような素材または金属性素材を含んでもよく、開口113は、ハウジング110の一側面に形成されてもよい。図1において、開口113がハウジング110の一側面の中央に配置された場合を図示しているが、本発明は、それに制限されるものではない。
【0015】
ハウジング110は、開口113が形成されたハウジング110の一側面上に配置されるパッチプレート117を含んでもよい。パッチプレート117は、薬液注入装置1を患者の皮膚表面上に付着させることができる粘着面を有することができる。パッチプレート117の粘着面117Aは、離型紙(図示せず)によって保護されていて、薬液注入装置1を患者の皮膚表面に固定させる必要がある場合など、離型紙を除去して使用される。
【0016】
保存容器120は、数回ないし数十回注入することができる程度の量に相当する薬液を保存及び保管する。保存容器120に保存された薬液が全て使い尽くされた場合、新たな薬液が保存容器120にさらに充填される。
【0017】
ポンプ130は、小型、例えば、マイクロポンプであり、一定量の薬液をポンピングすることができる。一実施形態において、ポンプ130は、数十nLないし数μL程度の薬液をポンピングすることができ、1分当たり数μLないし数十μL程度の流速を生成することができるが、本発明は、それに制限されるものではない。
【0018】
注射針140は、チューブ145を介して、保存容器120と連結され、その経路上に、ポンプ130が位置することができる。保存容器120の薬液は、ポンプ130により、チューブ145を介して、注射針140に移動することができる。本体100に具備されたボタン(図示せず)が押されれば、注射針140は、制御部(図示せず)の制御動作により、本体100の開口113を介して外部に突出し、患者に薬液を注入することができる状態になる。
【0019】
カバー体200は、本体100の開口113を覆う。カバー体200は、ハウジング110の一側面に形成された溝115と結合し、取っ手部228を介して、容易に分離可能に構成される。
【0020】
カバー体200は、弾性素材を含み、本体100に向かう(対向する)カバー体200内側の空気圧によって形状が変わる部分を具備する。一実施形態において、カバー体200の覆い部210は、覆い部210周辺の空気圧、例えば、覆い部210内側からの空気圧により、形状が変わる。例えば、覆い部210の少なくとも一領域が、ハウジング110から遠くなる方向(X方向)に沿って凸状に突出するように変わる。覆い部210は、覆い部210を支持するフレーム220と結合することができる。
【0021】
以下では、カバー体200についてさらに詳細に説明する。
図4及び図5は、それぞれ本発明の一実施形態によるカバー体を概略的に示した分解斜視図であり、図6は、本発明の一実施形態によるカバー体の断面図である。
【0022】
図4ないし図6を参照すれば、覆い部210は、フレーム220の一側で、フレーム220に連結され、補助覆い部230は、フレーム220の他側で、フレーム220に連結される。
【0023】
覆い部210は、弾性素材を含む。例えば、覆い部210は、ポリマーを含んでもよい。ポリマーとしては、天然ゴムまたは合成ゴム、シリコン系ポリマー(silicone-based polymer)などが挙げられる。シリコン系ポリマーは、ポリジメチルシロキサン(PDMS:polydimethylsiloxane)、ヘキサメチルジシロキサン(HMDSO:hexamethyldisiloxane)などを含んでもよい。他の実施形態において、弾性素材は、ポリウレタン(polyurethane)、ポリウレタンアクリレート(polyurethane acrylate)のような多様な材質からもなる。
【0024】
覆い部210は、前面部212、及び前面部212を取り囲む側面部214を含む。一実施形態において、前面部212及び側面部214は、一体に成形された構造物であり、前面部212と側面部214は、同一素材からも形成される。
【0025】
フレーム220は、本体100の開口113と対応するが、フレーム220を貫通するホール222を含む。フレーム220は、覆い部210に向かう一側(以下、第1側面という)に位置するスリーブ224、及び本体100に向かう他側(以下、第2側面という)に位置する突起226を含んでもよい。
【0026】
スリーブ224は、フレーム220からX方向に沿って突出する。スリーブ224は、覆い部210との結合のための構造であり、覆い部210の側面部214がスリーブ224と結合しながら、覆い部210とフレーム220とが連結される。
【0027】
突起226は、スリーブ224と反対方向に沿って突出する。突起226は、本体100との結合のための構造であり、本体100のハウジング110に具備された溝115(
図2参照)に挿入される。フレーム220の一側は、長く延長されて形成された取っ手部228を含んでもよい。患者に薬液を注入するために、カバー体200を取り外さなければならない場合、取っ手部228を利用し、本体100からカバー体200を容易に分離することができる。
【0028】
補助覆い部230は、フレーム220のホール222を挟み、覆い部210の反対側に位置する。補助覆い部230は、フレーム220に形成された結合ホール220aに結合突起232が挿入固定されながら、フレーム220に連結される。
【0029】
補助覆い部230は、図7及び図8を参照して説明するように、注射針140が補助覆い部230を突き抜けていくようにポリマー素材からも形成される。補助覆い部230は、本体100に向かう方向に沿って突出した形状、すなわち、覆い部210に向けて(X方向に沿う)凹形状を有することができる。
【0030】
フレーム220のホール222を挟んで両側に配置される、それぞれフレーム220に結合された覆い部210及び補助覆い部230により、覆い部210及び補助覆い部230の間には空間Sが形成される。空間Sは、図7に図示されているように、閉空間であるか、あるいは図8を参照して説明するように、注射針140が補助覆い部230を突き抜けていくことにより、注射針140と流体的にも連結される。
【0031】
図7は、カバー体と本体との結合前を示し、図8は、カバー体と本体とが結合された後を示した断面図である。
【0032】
図7及び図8を参照すれば、本体100の開口113を覆うように、カバー体200を配置した後、カバー体200の突起226を本体100の溝115に差し込む。一実施形態によれば、カバー体200と本体100とが結合されることにより、開口113内部に具備された注射針140は、カバー体200の補助覆い部230を突き抜けていくことができる。
【0033】
薬液注入動作時、カバー体200は、本体100から分離され、前述の図1ないし図3を参照して説明したように、ポンプ130動作により、保存容器120の薬液が注射針140を介して患者に注入される。
【0034】
薬液注入動作前、注射針140に空気がある場合、空気が患者に注入される危険があるので、空気を除去する動作(プライミング動作)が進められる。制御部の信号によって駆動するポンプ130(図3)によって薬液が移動する。薬液移動により、注射針140内の空気(air)が、図8に図示されているように排出される。排出された空気(air)は、空間Sに留まり、そのときに排出された空気(air)圧により、覆い部210は、外部に凸状にその形状が変形される。
【0035】
本発明比較例として、覆い部210が弾性がない素材、例えば、強化プラスチックのような素材を含む場合、覆い部210は、変形されない。その場合、注射針140から空気(air)が排出されるとしても、空間Sに排出された空気(air)が収容されるだけの空間がないので、空気(air)は、再び注射針140に逆流し、その場合、空気が患者に注入される。しかし、本発明の実施形態によれば、注射針140から排出される空気の圧力により、覆い部210の形状が変わるので、前述の問題を防止することができる。
【0036】
プライミング動作時、空気(air)と共に、少量の薬液Fが排出される。少量の薬液Fは、薬液の排出方向(X方向)に沿って、凹形状を有する補助覆い部230内に溜まっている。少量の薬液Fがカバー体200の空間S内に位置するので、本体100の内部が少
量の薬液Fによって汚染することを防止することができる。
【0037】
図7及び図8を参照して説明した前述の実施形態によれば、カバー体200が本体100と結合されるとき、注射針140が、補助覆い部230を突き抜けていく場合について説明したが、本発明は、それに制限されるものではない。他の実施形態において、注射針140が、図7に図示されたところよりさらに内側に配置されており、プライミング動作が必要な場合、制御部の駆動により、注射針140が移動し、図8に図示されているように、補助覆い部230を突き抜けていくことができる。
【0038】
図9及び図10は、本発明の他の実施形態によるカバー体を示した断面図である。
図9を参照すれば、カバー体200’は、前述のカバー体200と同一構成を有する。同一内容は、前述の説明内容で代替し、以下では、差異について主として説明する。
【0039】
図9の覆い部210’は、しわを有することができる。例えば、前面部212は、厚み方向に沿ってしわになった形状を有することができる。前面部212がしわを有するので、プライミング動作時、注射針140から排出された空気により、覆い部210’の形状が容易に変更される。本実施形態において、覆い部210’は、前述の弾性素材を含んでもよい。さらに他の実施形態において、覆い部210’は、構造的にしわを有しているので、弾性を有していない素材を使用してもよい。
【0040】
図9では、しわが前面部212に全体的に形成された場合を図示しているが、本発明は、それに限定されるものではない。前面部212の一部にだけしわが形成されもする。
【0041】
図10を参照すれば、カバー体200”は、前述のカバー体200と同一構成を有する。同一内容は、前述の内容で代替し、以下では差異について主として説明する。
【0042】
図10の覆い部210”は、領域別に厚みが異なるようにも形成される。例えば、前面部212の厚みtは、側面部214の厚みTより薄く形成されることができる。従って、プライミング動作時に排出された空気の圧力により、覆い部210”の形状がより容易に変更されることができる。覆い部210”は、前述のような弾性素材を含んでもよい。
【0043】
図10では、前面部212が全体的に均一厚t(t<T)を有するように形成された場合を図示しているが、本発明は、それに限定されるものではない。さらに他の実施形態において、前面部212において、一部領域の厚みが側面部214の厚みTより薄い値を有することができる。
【0044】
以上、本発明は、図面に図示された一実施形態を参照して説明されたが、それらは、例示的なものに過ぎず、当該分野で当業者であるならば、それらから多様な変形及び実施形態の変形が可能であるという点を理解するであろう。従って、本発明の真の技術的保護範囲は、添付された特許請求の範囲の技術的思想によって決められるものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2024-06-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口を含むハウジングと、
前記ハウジングの内側に配置され、薬液を保管する保存容器と、
前記開口に配置される補助覆い部と、
前記補助覆い部との間に閉じられた空間が形成されるように、前記補助覆い部と対向するように配置された覆い部と、
前記保存容器と流体的に連結される注射針と、を含み、
プライミング動作時、前記閉じられた空間の容積が変化することを特徴とする薬液注入装置。
【請求項2】
プライミング動作時、前記注射針は、前記補助覆い部を突き抜けていき、前記注射針の終端が、前記補助覆い部と前記覆い部との間の前記閉じられた空間に配置され、前記閉じられた空間は、前記注射針と流体的に連結され、前記注射針に存在する空気及び薬液が前記閉じられた空間に排出されることを特徴とする請求項1に記載の薬液注入装置。