(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024101281
(43)【公開日】2024-07-29
(54)【発明の名称】画像表示装置、画像表示方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
A61B 8/00 20060101AFI20240722BHJP
【FI】
A61B8/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023005176
(22)【出願日】2023-01-17
(71)【出願人】
【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】木元 貴士
【テーマコード(参考)】
4C601
【Fターム(参考)】
4C601EE11
4C601KK31
4C601KK32
4C601KK45
(57)【要約】
【課題】表示領域における各表示要素を、簡単な操作で適切な位置に表示させることができる画像表示装置、画像表示方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】画像表示装置は、表示部が有する表示画面の表示制御を行う表示制御部と、操作受付部と、を備え、前記表示制御部は、前記表示画面内に第1表示要素が表示された状態で、前記操作受付部が前記表示画面の縁部の一部から内部へ操作位置を移動させる第1操作を受け付けた場合、前記表示画面内に第1表示サイズの第2表示要素を表示させ、所定の条件が満たされた場合に前記第2表示要素を第2表示サイズに変更する。
【選択図】
図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部が有する表示画面の表示制御を行う表示制御部と、
操作受付部と、
を備え、
前記表示制御部は、前記表示画面内に第1表示要素が表示された状態で、前記操作受付部が前記表示画面の縁部の一部から内部へ操作位置を移動させる第1操作を受け付けた場合、前記表示画面内に第1表示サイズの第2表示要素を表示させ、所定の条件が満たされた場合に前記第2表示要素を第2表示サイズに変更する、
画像表示装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記第1操作に基づいて、前記第2表示要素を前記第1表示要素の少なくとも一部に重ねて表示させる、
請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記第1表示要素の関心領域が前記第2表示要素と重ならないように表示させる、
請求項2に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記第2表示要素が前記第1表示要素の少なくとも一部を透過するように表示させる、
請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記第1操作に基づいて、前記第1表示要素を縮小させた状態で、前記第2表示要素と前記表示画面内に並べて表示させる、
請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項6】
前記第2表示サイズは、前記第1表示サイズよりも小さい、
請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記操作受付部が前記第1操作を受け付けた後、所定時間以上新たな操作を受け付けなかった場合に前記所定の条件が満たされたと判断する、
請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項8】
前記表示制御部は、前記操作受付部が前記第2表示要素を前記表示画面の前記縁部の一部に向かって移動させる第2操作を受け付けた場合に前記所定の条件が満たされたと判断する、
請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項9】
前記表示制御部は、前記第2表示サイズの前記第2表示要素を、前記第1表示要素と重ならない位置に表示させる、
請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項10】
前記第1表示要素は、診断に用いられる医用画像であり、
前記第2表示要素は、前記医用画像に付帯する付帯情報の表示欄である、
請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項11】
前記付帯情報は、ボディマーク、アノテーション、前記医用画像における計測結果を示す計測情報、患者情報、または画像パラメーターの少なくともいずれかである、
請求項10に記載の画像表示装置。
【請求項12】
前記第2表示要素は、複数種類の前記付帯情報のうち、少なくとも1種類の表示欄であり、
前記表示制御部は、前記表示画面の前記縁部における、前記第1操作の開始位置に基づいて、前記第2表示要素に表示させる前記付帯情報の種類を決定する、
請求項11に記載の画像表示装置。
【請求項13】
超音波信号に基づいて前記第1表示要素として表示される超音波画像を生成する画像生成部をさらに備え、
前記表示制御部は、前記第1表示要素を最新の前記超音波画像に更新し続ける第1表示状態と、前記第1表示要素として表示した前記超音波画像を更新しない第2表示状態とで、前記第1操作に基づいて前記第2表示要素に表示させる前記付帯情報の種類を異ならせる、
請求項11に記載の画像表示装置。
【請求項14】
前記表示制御部は、前記画像生成部が前記超音波画像を生成する際の複数のモードのそれぞれに対して、前記第1操作に基づいて前記第2表示要素に表示させる前記付帯情報の種類を異ならせる、
請求項11に記載の画像表示装置。
【請求項15】
表示部が有する表示画面の表示制御を行う表示制御部と、操作受付部と、を備える画像表示装置の画像表示方法であって、
前記表示画面内に第1表示サイズの第1表示要素が表示された状態で、前記操作受付部が前記表示画面の縁部の一部から内部へ操作位置を移動させる第1操作を受け付けた場合、前記表示画面内に第2表示サイズの第2表示要素を表示させ、
所定の条件が満たされた場合に前記第2表示要素を第3表示サイズに変更する、
画像表示方法。
【請求項16】
表示部が有する表示画面の表示制御を行う表示制御部と、操作受付部と、を備える画像表示装置が有するコンピューターにより実行されるプログラムであって、
前記表示画面内に第1表示サイズの第1表示要素が表示された状態で、前記操作受付部が前記表示画面の縁部の一部から内部へ操作位置を移動させる第1操作を受け付けた場合、前記表示画面内に第2表示サイズの第2表示要素を表示させる手順と、
所定の条件が満たされた場合に前記第2表示要素を第3表示サイズに変更する手順と、
を前記コンピューターに実行させる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像表示装置、画像表示方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
画像表示装置の一例として、被検体に対して超音波を送信し、そのエコー信号を受信して処理し、超音波画像を生成する超音波画像診断装置が普及している。
【0003】
例えば、特許文献1には、超音波画像と超音波画像に関するメニューを表示部に表示する際に、表示部が有する表示領域上の位置を指定する入力を受け付け、当該入力により指定された位置に予め対応付けられたメニューを表示させる画像診断装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、持ち運びが可能な小型の超音波診断装置が普及しつつある。小型の超音波診断装置では、表示部が有する表示領域のサイズが小さくなることが多い。このため、表示領域内に複数の表示要素を表示させることが困難となる。
【0006】
特許文献1に開示された技術では、入力により指定された位置に対応したメニューを表示させるため、表示領域のサイズが小さくなると、超音波画像とメニューとが重なって表示されてしまう。これにより、診断を行うために必要な超音波画像内の関心領域がメニューに隠れて見えづらくなってしまう。
【0007】
また、特許文献1に開示された技術では、各メニューに対応付けられた位置を変更する入力操作により、メニューの表示位置を自由に変更することができる。しかしながら、表示領域内に表示されている各メニューの表示位置そのものを変更するのではないため、各メニューの表示位置を変更させるための入力操作が煩雑である。
【0008】
本開示は、表示領域における各表示要素を、簡単な操作で適切な位置に表示させることができる画像表示装置、画像表示方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様に係る画像表示装置は、表示部が有する表示画面の表示制御を行う表示制御部と、操作受付部と、を備え、前記表示制御部は、前記表示画面内に第1表示要素が表示された状態で、前記操作受付部が前記表示画面の縁部の一部から内部へ操作位置を移動させる第1操作を受け付けた場合、前記表示画面内に第1表示サイズの第2表示要素を表示させ、所定の条件が満たされた場合に前記第2表示要素を第2表示サイズに変更する。
【0010】
本開示の一態様に係る画像表示方法は、表示部が有する表示画面の表示制御を行う表示制御部と、操作受付部と、を備える画像表示装置の画像表示方法であって、前記表示画面内に第1表示サイズの第1表示要素が表示された状態で、前記操作受付部が前記表示画面の縁部の一部から内部へ操作位置を移動させる第1操作を受け付けた場合、前記表示画面内に第2表示サイズの第2表示要素を表示させ、所定の条件が満たされた場合に前記第2表示要素を第3表示サイズに変更する。
【0011】
本開示の一態様に係るプログラムは、表示部が有する表示画面の表示制御を行う表示制御部と、操作受付部と、を備える画像表示装置が有するコンピューターにより実行されるプログラムであって、前記表示画面内に第1表示サイズの第1表示要素が表示された状態で、前記操作受付部が前記表示画面の縁部の一部から内部へ操作位置を移動させる第1操作を受け付けた場合、前記表示画面内に第2表示サイズの第2表示要素を表示させる手順と、所定の条件が満たされた場合に前記第2表示要素を第3表示サイズに変更する手順と、を前記コンピューターに実行させる。
【発明の効果】
【0012】
本開示によれば、表示領域における各表示要素を、簡単な操作で適切な位置に表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本開示の実施の形態に係る超音波診断装置の構成を示すブロック図
【
図3】超音波診断装置の表示部に表示される基本画面を例示した図
【
図4】基本画面から第1付帯情報表示画面へ切り替えるための第1操作を模式的に説明する図
【
図7】第1付帯情報表示画面ら第2付帯情報表示画面へ切り替えるための第2操作を模式的に説明する図
【
図8】第1付帯情報表示画面の第1の変形例を説明するための図
【
図9】第1付帯情報表示画面の第2の変形例を説明するための図
【
図10】第1付帯情報表示画面の第3の変形例を説明するための図
【
図11】超音波診断装置の動作例を説明するための図
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して説明する。ただし、本開示は実施の形態にて説明した例に限定されない。なお、以下の説明において、同一の機能および構成を有するものについては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0015】
<超音波診断装置1の構成>
図1は、本開示の実施の形態に係る超音波診断装置1の構成を示すブロック図である。なお、超音波診断装置1は、本開示の画像表示装置の一例である。
【0016】
超音波診断装置1は、
図1に示すように、超音波診断装置本体10と超音波探触子Pとを備えている。
【0017】
超音波探触子Pは、図示しない生体などの被検体に対して超音波を送信するとともに、この被検体で反射した超音波の反射波(反射エコー)を受信する。そして、超音波探触子Pは、受信した反射エコーから電気信号である受信信号を取得し、超音波診断装置本体10に出力する。
【0018】
超音波診断装置本体10は、超音波探触子Pとケーブルなどを介して接続されている。超音波診断装置本体10は、超音波探触子Pに電気信号の送信信号を送信して超音波探触子Pに被検体に対して超音波を送信させる。また、超音波診断装置本体10は、超音波探触子Pから受信された受信信号に基づいて被検体内の内部状態を超音波画像として画像化、表示する。
【0019】
超音波診断装置本体10は、
図1に示すように、制御部11、超音波送受信部12、信号処理部13、画像生成部14、表示部15、記憶部16、操作部17などを備える。
【0020】
制御部11は、超音波診断装置1の全体の制御を行う。制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などを有するプロセッサである。制御部11は、記憶部16に記憶されている各種プログラムとの協働により各種処理を実行することにより、超音波診断装置1の動作を統括的に制御する。
【0021】
超音波送受信部12は、超音波探触子Pに送信信号を供給し、超音波探触子Pに超音波を発生させる。また、超音波送受信部12は、超音波探触子Pによって被検体で生じる反射エコーを受信し、受信信号を生成して、信号処理部13に出力する。
【0022】
信号処理部13は、受信信号を変換した受信電気信号を電気的に増幅し、デジタル変換などの信号処理を施して画像生成部14に出力する。
【0023】
画像生成部14は、超音波送受信部12が出力したデジタル受信信号に基づいて超音波画像(例えば、Bモード画像)を生成する。Bモード画像は、受信信号の強さを輝度によって表したものである。画像生成部14が生成した超音波画像は、図示しないフレームメモリなどにフレーム画像単位で記憶される。制御部11は、画像生成部14から超音波画像が出力されると、出力された超音波画像をフレーム単位でフレームメモリなどに上書きし、表示部15に表示させる。
【0024】
表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode-Ray Tube)ディスプレイ、有機EL(Electronic Luminescence)ディスプレイまたはプラズマディスプレイなどの表示デバイスである。表示部15は、後述する表示制御部111(
図2参照)の制御により、表示領域に各種の画面を表示させる。各種の画面の詳細については、後述する。
【0025】
記憶部16は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリなどで構成されている。記憶部16には、各種プログラムやプログラムの実行に必要なデータなどが記憶されている。
【0026】
また、記憶部16には、超音波診断装置1が生成した超音波画像による診断の対象となる被検体(患者)に関する情報が記憶されてもよい。さらに、記憶部16には、表示部15に表示されるボディマーク、計測結果、アノテーションなどの各種表示物(詳細は後述)に関する情報が記憶されてもよい。
【0027】
操作部17は、各種スイッチ、機能ボタン、トラックボール、マウス、キーボードなどの操作デバイスである。本実施の形態において、操作部17は特に、表示部15を構成する表示デバイスと重ねて配置されたタッチパッドを含んでいる。即ち、表示部15および操作部17によりいわゆるタッチパネルが構成されている。これにより、操作部17は、表示部15に表示された画面の表示内容に応じたユーザーの直感的な操作を受け付けることができる。操作部17は、超音波診断装置1のユーザーによる操作に基づいて、生成した操作信号を制御部11に出力する。
【0028】
図2は、制御部11が有する機能ブロックを示す図である。
図2に示すように、制御部11は、表示制御部111と、操作受付部112と、を有する。
【0029】
表示制御部111は、画像生成部14が生成した超音波画像などに基づいて、表示部15に表示させる画面を生成する。表示制御部111が表示部15に表示させる画面の例としては、常に最新の超音波画像が表示されるように超音波画像が更新され続ける診断画面、ある時点の超音波画像が表示され続けており、超音波画像に含まれる構造物の大きさなどを計測することができる静止画面、などが挙げられる。
【0030】
超音波診断装置1を用いてある被検体(患者など)の検査を実施する場合、医師などのユーザーは、被検体から得られた超音波信号に基づくリアルタイムの超音波画像が表示された診断画面を見ながら、適宜診断を行う。診断中に、被検体内の構造物(臓器や胎児など)の大きさを計測したいときには、ユーザーは、表示部15の表示画面を静止させ、超音波画像上で2点を指定することにより、構造物の大きさを計測することができる。
【0031】
操作受付部112は、操作部17を介したユーザーの操作を受け付ける。
【0032】
<表示態様>
以下では、上述した構成を有する超音波診断装置1における表示部15の表示態様について説明する。
【0033】
図3は、超音波診断装置1の表示部15に表示される基本画面200を例示した図である。基本画面200は、
図3に示すように、表示要素として、超音波画像表示欄201と、識別情報表示欄202と、切替ボタン203と、を有している。基本画面200は、表示部15に表示される複数種類の表示画面のうち、最も基本となる画面である。ユーザーは、例えば被検体の診察を行うとき、基本画面200を表示部15に表示させた状態で診察を行う。
【0034】
なお、超音波画像表示欄201は、本開示の第1表示要素の一例である。
【0035】
超音波画像表示欄201は、超音波探触子Pから送信される送信波に対する被検体からの反射波に基づいて画像生成部14により生成される超音波画像を表示する欄である。超音波画像表示欄201に表示される超音波画像は、所定周期で更新される動画像、または、あるタイミングの画像が表示され続ける静止画像である。超音波画像表示欄201に表示される超音波画像は、切替ボタン203に対するユーザーの操作に基づいて、動画像と静止画像とが切り替えられるようになっている。
【0036】
超音波画像表示欄201に表示される超音波画像が動画像である場合、超音波画像には、超音波探触子Pの位置の変化や、被検体内部の構造物の動き(心拍、胎動など)が随時反映されるので、ユーザーは最新の画像に基づく診断が可能となる。一方、超音波画像表示欄201に表示される超音波画像が静止画像である場合、画像に写る構造物は静止しており、ユーザーは特定の構造物などを詳細に診察することができる。
【0037】
識別情報表示欄202は、超音波画像表示欄201に表示されている超音波画像に対応する被検体を識別できる情報が表示される欄である。
図3に示す例では、識別情報表示欄202には被検体の識別番号が表示されているが、識別情報表示欄202に表示される情報は他の情報、例えば患者名などであってもよい。
【0038】
切替ボタン203は、超音波画像表示欄201に表示される超音波画像を、動画像と静止画像との間で切り替える操作を受け付けるための操作ボタンである。例えば、ユーザーが操作部17を介して切替ボタン203を操作する度に、超音波画像表示欄201に表示される超音波画像は、動画像から静止画像、または静止画像から動画像へ切り替わるようになっている。
【0039】
図3に示す例では、表示部15は縦長の画面を有しており、基本画面200において、識別情報表示欄202が画面の最上部に表示されており、超音波画像表示欄201が識別情報表示欄202より下側に、切替ボタン203が超音波画像表示欄201よりさらに下側に、それぞれ配置されている。なお、
図3に示す各表示要素の表示位置は一例であり、各表示要素は他の位置に表示されてもよい。
【0040】
基本画面200において、超音波画像表示欄201の表示サイズは、適宜のサイズに設定されている。適宜のサイズとは、例えばユーザーが超音波画像表示欄201の表示内容を視認しやすいように指定したサイズ、または、表示制御部111が表示部15の画面全体のサイズに合わせて設定したサイズである。
【0041】
図3に例示した基本画面200には、超音波画像表示欄201に表示される超音波画像に関する付帯情報が表示されていない。これにより、表示部15が比較的小さいサイズである場合でも、超音波画像表示欄201の表示サイズをできるだけ大きくすることができる。付帯情報については後述する。
【0042】
表示部15に基本画面200が表示されている状態で、操作受付部112が、表示部15の画面の縁部の一部から画面内部に向かって操作位置を移動させる操作を受け付けると、表示制御部111は、
図5に例示する第1付帯情報表示画面300を表示させる。なお、操作位置とは、ユーザーの操作により指定される位置であり、具体的には、ユーザーの指が表示部15および操作部17により構成されるタッチパネルに接触する位置である。以下では、表示部15の画面の縁部の一部から画面内部に向かって操作位置を移動させる操作を、第1操作を記載する。
【0043】
図4は、第1操作を模式的に説明する図である。
図5は、第1付帯情報表示画面300を例示した図である。
【0044】
図4には、表示部15の画面の縁部の一部から画面内部へ向かって、ユーザーが、指Fを操作部17であるタッチパネルに接触させたまま移動させた後、離す様子が図示されている。このように、タッチパネルに対し、指をある場所から他の場所へ移動させた後に離す操作は、一般的にはドラッグ操作と呼ばれる。すなわち、
図4に示される第1操作は、縁部の一部から画面内部に向かうドラッグ操作である。
【0045】
なお、
図4に示す例では、第1操作は、ユーザーが操作部17としてのタッチパネルに対して指Fを画面の縁部の一部から画面内部に向かって移動させるドラッグ操作であるが、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、ユーザーは指の代わりに他の操作器具、例えばタッチペンなどを用いて第1操作を行ってもよい。また、操作部17がマウスである場合でもドラッグ操作は可能であり、ユーザーはマウスを用いて第1操作を行ってもよい。さらに、例えば操作部17が、操作位置を移動させるトラックボールと、操作位置を指定するボタンと、により構成されている場合でも、同様である。具体的には、ユーザーがボタンを押下して画面の縁部の一部に操作位置を指定した後、ボタンを押下したままの状態でトラックボールを用いて操作位置を移動させることにより、第1操作を受け付けるようにしてもよい。
【0046】
図4に示される例では、第1操作の開始位置である縁部の一部は表示部15の画面の左端であるが、本開示はこれに限定されるものではない。第1操作の開始位置は、縁部のうちのどの位置であってもよい。また、第1操作において、画面内部とは、例えば表示部15の画面の全ての縁部から所定距離以上離れた位置である。
【0047】
超音波診断装置1は、
図4に示す第1操作を受け付けると、表示部15に表示される画面を、基本画面200から
図5に示す第1付帯情報表示画面300に切り替える。
図5に例示した第1付帯情報表示画面300は、超音波画像表示欄301と、識別情報表示欄302と、付帯情報表示欄303と、を有する。
【0048】
なお、超音波画像表示欄301は、本開示の第1表示要素の一例である。また、付帯情報表示欄303は、本開示の第2表示要素の一例である。
【0049】
付帯情報表示欄303は、超音波画像表示欄301に表示される超音波画像の付帯情報を表示する欄である。付帯情報とは、超音波画像に関する情報、または超音波画像の被検体に関する情報などを含む。具体例を挙げると、付帯情報は、ボディマーク、アノテーション、計測情報、患者情報、画像パラメーターなどを含む。ボディマークは、超音波を送信する超音波探触子Pが、被検体のどの位置に当てられているかを示すマークである。アノテーションは、超音波画像表示欄201に表示される超音波画像の内容などを示す文字列である。計測情報は、超音波画像表示欄201に表示される超音波画像においてユーザーが指定した2点間の実際の距離などを示す情報である。患者情報は、被検体(患者)に関する情報の内、識別情報表示欄302に表示される情報を除くものである。画像パラメーターは、超音波画像表示欄201に表示される超音波画像のパラメーター、すなわち輝度、明度、コントラストなどの各種パラメーターを含む情報である。
【0050】
図5に例示した第1付帯情報表示画面300では、付帯情報表示欄303にはボディマークが表示されている。なお、
図5に示す例では付帯情報表示欄303にボディマークのみが表示されているが、本開示では付帯情報表示欄303にボディマーク以外の付帯情報が1種類または複数表示されてもよい。
【0051】
図5に例示した第1付帯情報表示画面300では、超音波画像表示欄301と、付帯情報表示欄303とが上下に並んで表示されている。以下の説明において、第1付帯情報表示画面300においてにおける付帯情報表示欄303の表示サイズを、第1表示サイズと記載する。
図5に示す例では、第1表示サイズは、超音波画像表示欄301の表示サイズと同等かそれより大きいサイズとなっている。これにより、ユーザーは付帯情報表示欄303の表示内容を容易に視認することができる。
【0052】
付帯情報表示欄303の表示サイズを超音波画像表示欄301と同等かそれより大きいサイズとしたため、
図5に示す例では、超音波画像表示欄301の一部が付帯情報表示欄303に覆われた状態となっている。また、
図5には図示しないが、
図4に示す基本画面200における切替ボタン203に相当する切替ボタンも、付帯情報表示欄303に覆われた状態となっていてもよい。
【0053】
付帯情報表示欄303に表示される付帯情報は、例えば予めユーザーによって指定された付帯情報である。または、例えば第1操作の開始位置によって付帯情報表示欄303に表示させる付帯情報の種類が変更されるようにしてもよい。
【0054】
具体例を挙げると、表示部15が四角形の表示画面を有している場合、四方の縁部のうち、左側が開始位置であった場合にはボディマークが、右側が開始位置であった場合にはアノテーションが、上側が開始位置であった場合には計測情報が、下側が開始位置であった場合には患者情報が、それぞれ付帯情報表示欄303に表示されるようにしてもよい。また、例えば開始位置が左側または右側の縁部である場合、上半分と下半分とで異なる付帯情報が付帯情報表示欄303に表示されるようにしてもよい。開始位置が上側または下側の縁部である場合、左半分と右半分とで異なる付帯情報が付帯情報表示欄303に表示されるようにしてもよい。
【0055】
または、例えば超音波画像表示欄301に表示される超音波画像が動画像であるか、静止画像であるかに基づいて、付帯情報表示欄303に表示される付帯情報の種類が変更されるようにしてもよい。具体例を挙げると、超音波画像表示欄301に表示される超音波画像が動画像である状態で第1操作を受け付けた場合、付帯情報表示欄303にはボディマークが表示され、静止画像である状態で第1操作を受け付けた場合、付帯情報表示欄303にはアノテーションが表示されてもよい。
【0056】
第1付帯情報表示画面300において、付帯情報表示欄303を超音波画像表示欄301の一部に重ねて表示させる際に、超音波画像表示欄301に表示される超音波画像の関心領域が付帯情報表示欄303と重ならないようにしてもよい。超音波画像の関心領域は、例えばユーザーが操作部17を介して指定する、または既知の画像解析技術などに基づいて導出されればよい。
【0057】
上述したように、第1付帯情報表示画面300では、付帯情報表示欄303が比較的大きい第1表示サイズで表示されるため、ユーザーは付帯情報表示欄303の表示内容を容易に視認することができる。しかしながら、付帯情報表示欄303を第1表示サイズで表示することにより、表示部15の表示画面内に超音波画像表示欄301の全体を表示するスペースが足りなくなり、付帯情報表示欄303を超音波画像表示欄301の一部に重ねて表示させている。この状態では、ユーザーは超音波画像表示欄301に表示される超音波画像の全体を視認することは困難である。
【0058】
この状態を改善するため、表示制御部111は、表示部15に第1付帯情報表示画面300を表示させた状態で所定の条件が満たされた場合に、表示部15の表示内容を
図6に例示する第2付帯情報表示画面400に遷移させる。
【0059】
図6は、第2付帯情報表示画面400を例示した図である。
図6に示すように、第2付帯情報表示画面400は、超音波画像表示欄301と、識別情報表示欄402と、付帯情報表示欄403と、切替ボタン404と、を有する。
【0060】
なお、超音波画像表示欄401は、本開示の第1表示要素の一例である。また、付帯情報表示欄403は、本開示の第2表示要素の一例である。
【0061】
図6に示すように、第2付帯情報表示画面400では、付帯情報表示欄403の表示サイズが、
図5に示す付帯情報表示欄303よりも小さいサイズとなっている。以下の説明において、第2付帯情報表示画面400における付帯情報表示欄403の表示サイズを、第2表示サイズと記載する。第2表示サイズは、第1表示サイズよりも小さいサイズである。
【0062】
第2表示サイズは、例えば、ユーザーが付帯情報表示欄403の表示内容を視認可能であり、かつ、付帯情報表示欄403を超音波画像表示欄401と重ねることなく表示できるサイズである。このように、第2付帯情報表示画面400では、付帯情報表示欄403を第2表示サイズで超音波画像表示欄401と重ならないように表示させている。これにより、第2付帯情報表示画面400では、第1付帯情報表示画面300よりも、超音波画像表示欄401に表示される超音波画像を視認しやすくなっている。このため、ユーザーは、表示部15の表示領域のサイズが比較的小さくても、第2付帯情報表示画面400において、付帯情報の確認と超音波画像を用いた診断とを両立させることができる。また、超音波画像を動画像または静止画像に切り替える切替ボタン404も付帯情報表示欄403に覆われておらず、視認可能となっているため、ユーザーは動画像または静止画像の切替操作を行うことができる。
【0063】
第1付帯情報表示画面300から第2付帯情報表示画面400へ遷移させるための所定の条件としては、例えば以下のような条件が設定されうる。
【0064】
第1の条件は、基本画面200から第1付帯情報表示画面300に遷移してから、所定の時間が経過したことである。第1の条件を採用した場合、表示制御部111は、ユーザーの第1操作により基本画面200から第1付帯情報表示画面300に遷移してから、言い換えると第1付帯情報表示画面300の表示が開始された時点から、所定の時間が経過したとき、第1の条件が満たされたと判断する。所定の時間は、例えば、10秒である。
【0065】
第2の条件は、ユーザーが付帯情報を画面内に表示した状態を確定させるための第2操作を行ったことである。第2操作とは、例えば、第1付帯情報表示画面300において、付帯情報表示欄303をドラッグして画面の縁部の一部まで移動させる操作である。
【0066】
図7は、第1付帯情報表示画面300から第2付帯情報表示画面400へ切り替えるための第2操作を模式的に説明する図である。
図7に示すように、第2操作では、第1付帯情報表示画面300において、ユーザーの指が付帯情報表示欄303をドラッグして移動させている。第2操作は、このドラッグ操作による操作位置の移動先が画面の縁部となる操作である。言い換えると、第2操作は、表示部15の画面内に表示された付帯情報表示欄303を、画面外にドラッグして移動させる操作である。このような第2の条件を採用した場合、表示制御部111は、操作受付部112が第2操作を受け付けたとき、第2の条件が満たされたと判断する。
【0067】
以上のように、本開示の超音波診断装置1では、表示部15の画面表示を、第1操作に基づいて基本画面200から第1付帯情報表示画面300に遷移させた後、所定の条件が満たされた場合にさらに第2付帯情報表示画面400に遷移させる。これにより、付帯情報が表示されていない基本画面200においてユーザーが付帯情報を確認したくなったとき、簡易な操作(第1操作)で比較的大きな表示サイズで付帯情報が表示されるので、表示部15の表示領域のサイズが比較的小さくても、ユーザーは付帯情報を容易に視認することができる。さらに、第1付帯情報表示画面300において所定の条件が満たされることにより、付帯情報表示欄403が縮小されて超音波画像表示欄401および切替ボタン404と重ならないように表示された第2付帯情報表示画面400に遷移するため、ユーザーは、表示部15の表示領域のサイズが比較的小さくても、付帯情報を確認しながら超音波画像を用いた診断を行うことができる。
【0068】
<表示態様の変形例>
上述した説明では、第1付帯情報表示画面300では、付帯情報表示欄303を比較的大きい第1表示サイズで表示しており、かつ超音波画像表示欄301の一部が付帯情報表示欄303に覆われた状態で、超音波画像表示欄301と付帯情報表示欄303とが並んで表示されている。このような表示態様は本開示の一例に過ぎず、本開示では第1付帯情報表示画面において他の表示態様を採用することができる。以下では、本開示の第1付帯情報表示画面の表示態様の変形例について説明する。
【0069】
[第1の変形例]
図8は、第1付帯情報表示画面の第1の変形例を説明するための図である。
図8に示す第1付帯情報表示画面500は、超音波画像表示欄501と、識別情報表示欄502と、付帯情報表示欄503と、を有する。
図8に示す第1の変形例では、付帯情報表示欄503には、
図5に示す第1付帯情報表示画面300の付帯情報表示欄303と同様に、ボディマークが表示されているが、本開示はこれに限定されず、他の種類の付帯情報が表示されていてもよい。
【0070】
図8に示す第1の変形例では、付帯情報表示欄503が透過表示されている。このため、超音波画像表示欄501と付帯情報表示欄503とは一部が重なって表示されているものの、ユーザーは超音波画像表示欄501に表示された超音波画像と、付帯情報表示欄503に表示された付帯情報と、をいずれも視認することができる。
【0071】
図8に示す第1付帯情報表示画面500においても、上述した説明と同様に、所定の条件が満たされることにより、
図6に示す第2付帯情報表示画面400へ遷移するようになっている。これにより、ユーザーは、付帯情報表示欄503と重なって表示されている超音波画像表示欄501の超音波画像の全体を、第2付帯情報表示画面400において視認することができる。
【0072】
[第2の変形例]
図9は、第1付帯情報表示画面の第2の変形例を説明するための図である。
図5に例示した第1付帯情報表示画面300では、付帯情報表示欄303に付帯情報の一例としてボディマークが表示されているが、
図9では、付帯情報表示欄603に計測情報が表示された第1付帯情報表示画面600が示されている。
図9に示す例では、付帯情報表示欄603は、超音波画像表示欄601および切替ボタン604に重なって表示されている。この場合、第1付帯情報表示画面600が表示された状態で所定の条件が満たされることにより遷移される第2付帯情報表示画面(図示は省略)においても、付帯情報表示欄には計測情報が表示されることになる。このように、本開示の超音波診断装置1では、種々の付帯情報を各画面の表示欄に適宜の表示サイズで表示させることができる。
【0073】
[第3の変形例]
図10は、第1付帯情報表示画面の第3の変形例を説明するための図である。第3の変形例の第1付帯情報表示画面700では、超音波画像表示欄701が第1表示サイズの付帯情報表示欄703と重ならないように、縮小されて表示されている。このため、ユーザーは、第1付帯情報表示画面700において、超音波画像の全体を視認することができる。
【0074】
図10に示す第1付帯情報表示画面700においても、上述した説明と同様に、所定の条件が満たされることにより、
図6に示す第2付帯情報表示画面400へ遷移するようになっている。これにより、超音波画像表示欄701の表示サイズは基本画面200における表示サイズと同じサイズに戻ることになるため、ユーザーは付帯情報を確認しながら、超音波画像を用いて診断を行うことができる。
【0075】
<動作例>
以下では、超音波診断装置1の動作例について説明する。
図11は、超音波診断装置1の動作例を説明するための図である。
【0076】
ステップS1において、超音波診断装置1の制御部11は、ユーザーの操作などに基づいて、超音波画像の生成を行う。ステップS1におけるユーザーの操作とは、例えば、操作部17を介した画像生成開始操作、または超音波探触子Pに設けられた超音波画像生成開始用のボタン押下などである。
【0077】
ステップS2において、制御部11は、ステップS1で生成した超音波画像を用いて、
図3に例示した基本画面200を表示部15に表示させる。
【0078】
ステップS3において、制御部11は、操作部17に対して第1操作が行われたか否かを判断する。第1操作とは、上述したように、基本画面200が表示された状態で画面の縁部の一部から画面内部へ操作位置を移動させる操作である。
【0079】
ステップS3で第1操作が行われたと判断した場合(ステップS3:YES)、制御部11は、動作をステップS4に進め、そうでない場合(ステップS3:NO)、ステップS3の動作を繰り返す。
【0080】
ステップS4において、制御部11は、
図5に例示した第1付帯情報表示画面300を表示部15に表示させる。
【0081】
ステップS5において、制御部11は、所定の条件が満たされたか否かを判断する。所定の条件とは、上述したように、第1付帯情報表示画面300を表示してから所定の時間が経過した、または、操作部17に対して第2操作が行われた、のいずれかである。第2操作とは、上述したように、第1付帯情報表示画面300において付帯情報表示欄303をドラッグして画面の縁部の一部まで移動させる操作である。
【0082】
ステップS5で所定の条件が満たされたと判断した場合(ステップS5:YES)、制御部11は、動作をステップS6に進め、そうでない場合(ステップS5:NO)、ステップS5の動作を繰り返す。
【0083】
ステップS6において、制御部11は、
図6に例示した第2付帯情報表示画面400を表示部15に表示させる。
【0084】
以上の動作例により、超音波診断装置1は、付帯情報が表示されない基本画面200において、簡単かつ直感的な第1操作により付帯情報が比較的大きい第1表示サイズで表示された付帯情報表示欄303を含む第1付帯情報表示画面300に表示を遷移させることができる。これにより、表示部15の表示領域のサイズが比較的小さくても、ユーザーは、基本画面200に表示される超音波画像の付帯情報を速やかに確認することができる。
【0085】
また、第1付帯情報表示画面300では超音波画像表示欄301の一部が付帯情報表示欄303に覆われた状態となっているが、第1付帯情報表示画面300が表示された状態で所定の条件が満たされることにより、超音波画像表示欄401の全体が付帯情報表示欄403に覆われずに表示される第2付帯情報表示画面400に表示を遷移させることができる。これにより、表示部15の表示領域のサイズが比較的小さくても、ユーザーは、付帯情報を確認しながら、超音波画像の全体を見て診断を行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0086】
本開示は、医用画像を表示させる画像表示装置に適用することができる。
【符号の説明】
【0087】
1 超音波診断装置
10 超音波診断装置本体
11 制御部
111 表示制御部
112 操作受付部
12 超音波送受信部
13 信号処理部
14 画像生成部
14 表示部
15 表示部
16 記憶部
17 操作部
200 基本画面
201 超音波画像表示欄
202 識別情報表示欄
203 切替ボタン
300 第1付帯情報表示画面
301 超音波画像表示欄
302 識別情報表示欄
303 付帯情報表示欄
400 第2付帯情報表示画面
401 超音波画像表示欄
402 識別情報表示欄
403 付帯情報表示欄
404 切替ボタン
500 第1付帯情報表示画面
501 超音波画像表示欄
502 識別情報表示欄
503 付帯情報表示欄
600 第1付帯情報表示画面
601 超音波画像表示欄
603 付帯情報表示欄
604 切替ボタン
700 第1付帯情報表示画面
701 超音波画像表示欄
703 付帯情報表示欄