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特開2024-101391航空灯火システム、航空灯火制御プログラム、及び航空灯火制御方法
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  • 特開-航空灯火システム、航空灯火制御プログラム、及び航空灯火制御方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024101391
(43)【公開日】2024-07-29
(54)【発明の名称】航空灯火システム、航空灯火制御プログラム、及び航空灯火制御方法
(51)【国際特許分類】
   H02J 3/00 20060101AFI20240722BHJP
   H02J 3/38 20060101ALI20240722BHJP
   B64F 1/20 20060101ALI20240722BHJP
【FI】
H02J3/00 130
H02J3/38 110
B64F1/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023005353
(22)【出願日】2023-01-17
(71)【出願人】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(71)【出願人】
【識別番号】598076591
【氏名又は名称】東芝インフラシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】武田 翔
【テーマコード(参考)】
5G066
【Fターム(参考)】
5G066AA02
5G066HB04
5G066HB06
5G066HB09
5G066JB03
(57)【要約】
【課題】航空灯火において再生可能エネルギーを導入するための負担を軽減することができる航空灯火システム、航空灯火制御プログラム、及び航空灯火制御方法を提供する。
【解決手段】実施形態の航空灯火システムは、第1取得部と、第1推定部と、算出部と、表示制御部と、を備える。前記第1取得部は、第1空港が設置された地域を含む気象に関する気象情報を取得する。前記第1推定部は、前記気象情報に基づいて、前記第1空港において航空機を案内する航空灯火の消費電力量を推定する。前記算出部は、前記第1推定部により推定された前記消費電力量と、発電装置により発電される発電量とに基づいて、第2空港に送電可能な送電可能電力量を算出する。前記表示制御部は、前記送電可能電力量を表示部に表示する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1空港が設置された地域を含む気象に関する気象情報を取得する第1取得部と、
前記気象情報に基づいて、前記第1空港において航空機を案内する航空灯火の消費電力量を推定する第1推定部と、
前記第1推定部により推定された前記消費電力量と、発電装置により発電される発電量とに基づいて、第2空港に送電可能な送電可能電力量を算出する算出部と、
前記送電可能電力量を出力する出力制御部と、
を備える航空灯火システム。
【請求項2】
前記気象情報に基づいて、前記発電量を推定する第2推定部を更に備え、
前記算出部は、前記消費電力量と、前記第2推定部により推定された前記発電量とに基づいて、前記送電可能電力量を算出する、
請求項1に記載の航空灯火システム。
【請求項3】
前記航空灯火に使用する電流値を決定した場合に、前記気象情報と、前記第1空港の前記航空灯火の前記消費電力量と、を関連付けて記憶部に記憶させる記憶制御部を更に備え、
前記第1推定部は、前記記憶部から、前記気象情報に関連付けられた前記消費電力量を取得することで前記消費電力量を推定する、
請求項1に記載の航空灯火システム。
【請求項4】
前記第1空港の周囲の気象に関する条件を含む論理制御条件を受け付ける操作部と、
前記論理制御条件に基づいて、前記第1空港の前記航空灯火のそれぞれの明るさを設定する設定部とを更に備え、
前記記憶制御部は、前記第1空港の前記航空灯火のそれぞれを前記明るさで使用したことによる前記消費電力量と、前記気象情報と、関連付けて前記記憶部に記憶させる、
請求項3に記載の航空灯火システム。
【請求項5】
前記送電可能電力量以下の電力量を前記第2空港に送電する送電量に決定する決定部を更に備える、
請求項1に記載の航空灯火システム。
【請求項6】
前記第2空港から要求された電力量を示す送電要求情報を受信する受信部を更に備え、
前記決定部は、前記消費電力量と、前記発電量と、前記送電要求情報に基づいて、前記送電量に決定する、
請求項5に記載の航空灯火システム。
【請求項7】
前記送電量を前記第2空港に送信する送信部を更に備える、
請求項6に記載の航空灯火システム。
【請求項8】
前記第2空港に送電する電力量が前記送電量よりも少なくなることを報知する報知部を更に備える、
請求項6に記載の航空灯火システム。
【請求項9】
前記算出部は、前記消費電力量と、前記発電量と、蓄電装置に蓄えられた充電量とに基づいて、前記送電可能電力量を算出する、
請求項1から8の何れか一項に記載の航空灯火システム。
【請求項10】
コンピュータを、
第1空港が設置された地域を含む気象に関する気象情報を取得する第1取得部と、
前記気象情報に基づいて、前記第1空港において航空機を案内する航空灯火の消費電力量を推定する第1推定部と、
前記第1推定部により推定された前記消費電力量と、発電装置により発電される発電量とに基づいて、第2空港に送電可能な送電可能電力量を算出する算出部と、
前記送電可能電力量を表示部に表示する表示制御部と、
して機能させるための航空灯火制御プログラム。
【請求項11】
第1空港が設置された地域を含む気象に関する気象情報を取得し、
前記気象情報に基づいて、前記第1空港において航空機を案内する航空灯火の消費電力量を推定し、
推定された前記消費電力量と、発電装置により発電される発電量とに基づいて、第2空港に送電可能な送電可能電力量を算出し、
前記送電可能電力量を表示部に表示する、
ことを含む航空灯火制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、航空灯火システム、航空灯火制御プログラム、及び航空灯火制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、航空灯火は、航空機の安全運行に必要な設備であるため、高い信頼性が求められている。そのため、空港は、無停電電源装置や非常用発電機などの航空灯火用の電力を確保するための設備を有している。また、近年、航空灯火においても再生可能エネルギーを使用することが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003-180032号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、再生可能エネルギーは、発電量が変動するため、発電量が足りなくなった時に電力を補充するための設備を設ける必要がある。すなわち、空港は、再生可能エネルギーを導入するには、航空灯火用の電力を確保するための設備を有しているにもかかわらず、電力を補充するための設備を更に設ける必要である。このように、更なる投資が必要であるため、空港が再生可能エネルギーの導入を阻害する要因となっている。
【0005】
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、航空灯火において再生可能エネルギーを導入するための負担を軽減することができる航空灯火システム、航空灯火制御プログラム、及び航空灯火制御方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の航空灯火システムは、第1取得部と、第1推定部と、算出部と、表示制御部と、を備える。前記第1取得部は、第1空港が設置された地域を含む気象に関する気象情報を取得する。前記第1推定部は、前記気象情報に基づいて、前記第1空港において航空機を案内する航空灯火の消費電力量を推定する。前記算出部は、前記第1推定部により推定された前記消費電力量と、発電装置により発電される発電量とに基づいて、第2空港に送電可能な送電可能電力量を算出する。前記表示制御部は、前記送電可能電力量を表示部に表示する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、第1の実施形態に係る航空灯火システムの概略の一例を示す図である。
図2図2は、第1の実施形態に係る大規模空港灯火システムが有するハードウェア構成の概略的な一例を示す図である。
図3図3は、第1の実施形態に係る小規模空港灯火システムが有するハードウェア構成の概略的な一例を示す図である。
図4図4は、第1の実施形態に係る第1航空灯火制御装置及び第2航空灯火制御装置が有する機能の概略的な一例を示す図である。
図5図5は、第1の実施形態に係る第1航空灯火制御装置が実行する登録処理の一例を示すフローチャートである。
図6図6は、第1の実施形態に係る第2航空灯火制御装置が実行する要求処理の一例を示すフローチャートである。
図7図7は、第1の実施形態に係る第1航空灯火制御装置が実行する送電設定処理の一例を示すフローチャートである。
図8図8は、第1の実施形態に係る第1航空灯火制御装置が実行する報知処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、航空灯火システム、航空灯火制御プログラム、及び航空灯火制御方法を詳細に説明する。なお、以下の各実施形態および変形例における説明において、同一の符号が付されている部分は実質的に同一の機能を有しており、重複部分については適宜説明を省略する。
【0009】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る航空灯火システム1の概略の一例を示す図である。航空灯火システム1は、大規模空港灯火システム10と、小規模空港灯火システム20とを備える。大規模空港灯火システム10と、小規模空港灯火システム20とは、ネットワーク30を介して、通信可能に接続される。また、大規模空港灯火システム10と、小規模空港灯火システム20とは、送電網40を介して、送電可能に接続される。例えば、送電網40は、送電事業者により設置される。
【0010】
大規模空港灯火システム10は、大規模な空港に設置された航空灯火のシステムである。大規模空港灯火システム10は、第1空港の一例である。また、大規模空港灯火システム10は、再生可能エネルギーなどにより発電する設備や、発電した電力を蓄える設備を有する。小規模空港灯火システム20は、小規模な空港に設置された航空灯火のシステムである。小規模空港灯火システム20は、第2空港の一例である。そして、小規模空港灯火システム20は、再生可能エネルギーなどにより発電する設備や、発電した電力を蓄える設備を有していない。
【0011】
大規模空港灯火システム10は、送電網40を介して、小規模空港灯火システム20に送電する。そして、小規模空港灯火システム20は、送電網40を介して送電された電力を使用して、航空灯火を行う。また、小規模空港灯火システム20は、電力事業者から購入した電力を航空灯火の一部に用いてもよい。
【0012】
また、図1に示す航空灯火システム1は、一つの大規模空港灯火システム10と、一つの小規模空港灯火システム20とを備える。しかしながら、航空灯火システム1は、複数の大規模空港灯火システム10と、複数の小規模空港灯火システム20とを備えていてもよい。例えば、大規模空港灯火システム10は、複数の小規模空港灯火システム20に電力を送電してもよい。また、複数の大規模空港灯火システム10は、一つの小規模空港灯火システム20に対して送電してもよい。
【0013】
図2は、第1の実施形態に係る大規模空港灯火システム10が有するハードウェア構成の概略的な一例を示す図である。大規模空港灯火システム10は、第1航空灯火制御装置100、気象配信装置101、発電装置102、蓄電装置103、電力分配装置104、定電流調整装置105、及び航空灯火装置106を備える。なお、これらハードウェアの一部は、ソフトウェアにより実現されてもよい。
【0014】
第1航空灯火制御装置100は、大規模空港の航空灯火を制御する装置である。第1航空灯火制御装置100は、制御部110、通信部120、表示部130、操作部140、記憶部150、電力演算部160、論理制御部170、及び電力制御部180を備える。なお、これらハードウェアの一部は、ソフトウェアにより実現されてもよい。
【0015】
制御部110は、プロセッサ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを有するコンピュータである。プロセッサは、例えば、第1航空灯火制御装置100を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)である。RAMは、各種プログラムやパラメータを記憶する不揮発性の主記憶装置である。ROMは、プロセッサの作業領域を提供する揮発性の補助記憶装置である。プロセッサは、ROM等に記憶されたプログラムに従い、RAMをワーキングエリアに使用して各種演算処理を実行する。
【0016】
通信部120は、ネットワーク30を介して、小規模空港灯火システム20との通信を実行する。
【0017】
表示部130は、液晶ディスプレイや有線EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの表示装置である。
【0018】
操作部140は、管制塔灯火運用卓などの操作を受け付ける装置である。例えば、操作部140は、滑走路などの周囲の条件を示す論理制御条件の入力を受け付ける。論理制御条件には、例えば、視界の距離、昼間や日の入や夜間や日の出などにより表現される周囲の明るさ、雲の高さ、航空機の進入方向などの4つの条件がある。すなわち、論理制御条件には、大規模空港の周囲の気象に関する条件が含まれる。
【0019】
ここで、航空灯火装置106は、定電流調整装置105により明るさが調整される。例えば、小規模空港には、10台から30台の定電流調整装置105が設置される。また、大規模空港には、100台以上の定電流調整装置105が設置される。このように、空港には多数の定電流調整装置105が設置されるため、管理者は、個々の定電流調整装置105を操作することは困難である。すなわち、操作部140は、論理制御条件を受け付ける。そして、第1航空灯火制御装置100は、論理制御条件に基づいて、複数の定電流調整装置105を制御する。
【0020】
記憶部150は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの情報を記憶する装置である。例えば、記憶部150は、発電データベース151と、消費電力データベース152とを記憶する。なお、発電データベース151と、消費電力データベース152とは、第1航空灯火制御装置100の記憶部150に限らず、他の装置の記憶媒体に記憶されていてもよい。この場合、第1航空灯火制御装置100は、発電データベース151と、消費電力データベース152とが有する情報を適宜取得する。
【0021】
発電データベース151は、大規模空港が設置された地域の気象に応じた発電装置102の発電量を有するデータベースである。すなわち、発電データベース151は、気象情報と、発電量を示す発電電力情報とが関連付けられた情報を複数有する。
【0022】
消費電力データベース152は、大規模空港が設置された地域の気象に応じた大規模空港の消費電力量を有する情報である。すなわち、消費電力データベース152は、気象情報と、消費電力量を示す消費電力量情報とが関連付けられた情報を複数有する。
【0023】
電力演算部160は、大規模空港の航空灯火装置106での消費電力を演算する。
【0024】
論理制御部170は、操作部140が受け付けた論理制御条件に基づいて、タップ制御を実行する。タップ制御とは、大規模空港に設置された複数の定電流調整装置105のそれぞれに流す電流値を決定する制御である。例えば、論理制御部170は、タップ制御において、定電流調整装置105に流す電流値を5段階で変更することにより航空灯火装置106の明るさを5段階に変更する。
【0025】
電力制御部180は、電力分配装置104、発電装置102、及び蓄電装置103を制御する。
【0026】
気象配信装置101は、空港が設置された地域の気象に関する気象情報を第1航空灯火制御装置100などに配信する装置である。気象情報には、気温、露点温度、滑走路視距離、風向や風速などの風に関する情報、気圧、降水量、積雪や降雪の深さなどの雪に関する情報、量や形や高さなどの雲に関する情報、空港周辺の見通せる距離を示す視程などの情報が含まれる。
【0027】
発電装置102は、再生可能エネルギーにより発電する装置である。例えば、発電装置102は、太陽光発電、風力発電、水力発電、地熱発電などの再生可能エネルギーにより発電する。
【0028】
蓄電装置103は、電力を蓄積する装置である。例えば、蓄電装置103は、発電装置102により発電された電力を蓄える。さらに詳しくは、蓄電装置103は、大規模空港で使用されず、小規模空港に送電されない電力が充電される。
【0029】
電力分配装置104は、大規模空港と小規模空港とのそれぞれに電力を分配する。さらに詳しくは、電力分配装置104は、設定された送電量が小規模空港に送電されるように電力を分配する。
【0030】
定電流調整装置105は、論理制御部170によるタップ制御に基づいて、複数の航空灯火装置106のそれぞれに流す電流値を調整する。すなわち、定電流調整装置105は、複数の航空灯火装置106のそれぞれに対して、タップ制御により決定された電流値を流す装置である。例えば、定電流調整装置105は、航空灯火装置106に流す電流値を5段階で調整する。
【0031】
航空灯火装置106は、空港において滑走路などの各地に設置される灯火装置である。航空灯火装置106は、定電流調整装置105から供給される電流値に応じた明るさで発光する。
【0032】
図3は、第1の実施形態に係る小規模空港灯火システム20が有するハードウェア構成の概略的な一例を示す図である。小規模空港灯火システム20は、第2航空灯火制御装置200、気象配信装置101、定電流調整装置205、及び航空灯火装置206を備える。なお、これらハードウェアの一部は、ソフトウェアにより実現されてもよい。
【0033】
第2航空灯火制御装置200は、航空灯火を制御する装置である。ここで、小規模空港は、発電装置102や蓄電装置103を有していない。そのため、第2航空灯火制御装置200は、第1航空灯火制御装置100の電力制御部180に相当するハードウェアを有していない点が第1航空灯火制御装置100と異なっている。すなわち、第2航空灯火制御装置200は、制御部210、通信部220、表示部230、操作部240、記憶部250、電力演算部260、及び論理制御部270を備える。なお、これらハードウェアの一部は、ソフトウェアにより実現されてもよい。
【0034】
第2航空灯火制御装置200の制御部210、通信部220、表示部230、操作部240、記憶部250、電力演算部260、及び論理制御部270は、第1航空灯火制御装置100の制御部110、通信部120、表示部130、操作部140、記憶部150、電力演算部160、及び論理制御部170と同様の装置である。
【0035】
ただし、小規模空港には発電装置102が無いため、記憶部250は、消費電力データベース252を記憶する。消費電力データベース252は、第1航空灯火制御装置100の消費電力データベース152と同様に、小規模空港が設置された地域の気象に応じた小規模空港の消費電力量を有する情報である。また、消費電力データベース252は、第2航空灯火制御装置200の記憶部250に限らず、他の装置の記憶媒体に記憶されていてもよい。この場合、第2航空灯火制御装置200は、消費電力データベース252が有する情報を適宜取得する。
【0036】
気象配信装置201は、大規模空港の気象配信装置101と同様の装置である。また、小規模空港灯火システム20は、大規模空港と気象配信装置101を共用していてもよい。
【0037】
定電流調整装置205は、送電網40を介して大規模空港から送電された電力や、発電事業者から送電された電力により航空灯火装置206を点灯させる。
【0038】
航空灯火装置206は、大規模空港の航空灯火装置106と同様の装置である。
【0039】
図4は、第1の実施形態に係る第1航空灯火制御装置100及び第2航空灯火制御装置200が有する機能の概略的な一例を示す図である。第1航空灯火制御装置100のプロセッサは、ROM等に記憶されたプログラムに従い、RAMをワーキングエリアに使用して各種処理を実行することで、図4に示す機能を実現する。すなわち、第1航空灯火制御装置100は、操作制御部1001、灯火制御部1002、気象情報取得部1003、記憶制御部1004、電力推定部1005、送電制御部1006、及び報知制御部1007を有する。
【0040】
なお、第1航空灯火制御装置100の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
【0041】
操作制御部1001は、操作部140を制御して、大規模空港の周囲の気象に関する条件を含む論理制御条件を受け付ける。
【0042】
灯火制御部1002は、論理制御部170を制御して、タップ制御を実行する。すなわち、灯火制御部1002は、論理制御条件に基づいて、大規模空港の航空灯火装置106のそれぞれの明るさを設定する。灯火制御部1002は、設定部の一例である。さらに詳しくは、灯火制御部1002は、論理制御条件に基づいて、複数の航空灯火装置106のそれぞれに流させる電流値を選択する。そして、灯火制御部1002は、複数の定電流調整装置105のそれぞれに対して、選択した電流値を流すように定電流調整装置105に設定する。
【0043】
気象情報取得部1003は、気象配信装置101から大規模空港が設置された地域を含む気象に関する気象情報を取得する。気象情報取得部1003は、第1取得部の一例である。
【0044】
記憶制御部1004は、気象情報取得部1003により取得された気象情報と、航空灯火装置106の消費電力量を示す消費電力量情報とを関連付けて消費電力データベース152に登録する。言い換えると、記憶制御部1004は、大規模空港の航空灯火装置106のそれぞれを定電流調整装置105に設定された明るさで使用した場合の消費電力量と、気象情報と、関連付けて消費電力データベース152に記憶させる。
【0045】
ここで、消費電力量は、大規模空港の航空灯火装置106のそれぞれを定電流調整装置105に設定された明るさで使用した場合の実績値であってもよいし、タップ制御により決定された複数の航空灯火装置106のそれぞれに流す電流量から見込まれる見込み値であってもよい。すなわち、記憶制御部1004は、航空灯火に使用する電流値を決定した場合に、気象情報取得部1003により取得された気象情報と、航空灯火装置106の消費電力量を示す消費電力量情報とを関連付けて消費電力データベース152に登録してもよい。
【0046】
また、記憶制御部1004は、気象情報取得部1003により取得された気象情報と、発電装置102により発電された発電量を示す発電電力情報とを関連付けて発電データベース151に登録する。
【0047】
電力推定部1005は、電力演算部160を制御して、大規模空港の発電量及び消費電力量を推定する。
【0048】
ここで、航空灯火装置106は、空港の周囲の条件を示す論理制御条件に基づいて、明るさが調整される。すなわち、航空灯火装置106は、気象状態に応じて明るさが調整される。また、発電装置102は、太陽光発電の場合に、気象状態に応じて発電量が異なる。そこで、電力推定部1005は、気象情報取得部1003により取得された気象情報に基づいて、大規模空港の発電量及び消費電力量を推定する。
【0049】
電力推定部1005は、気象情報に基づいて、発電装置102により発電される発電量を推定する。電力推定部1005は、第2推定部の一例である。例えば、電力推定部1005は、気象情報取得部1003により取得された気象情報に適合する気象情報を発電データベース151から検索する。ここで、電力推定部1005は、完全に一致する気象情報を適合する気象情報として取得してもよいし、類似度が閾値以上の気象情報を適合する気象情報として取得してもよいし、任意のアルゴリズムにより抽出した気象情報を適合する気象情報を取得してもよい。そして、電力推定部1005は、発電データベース151を検索することにより適合する気象情報を取得した場合に、取得した気象情報に関連付けられている発電電力情報が示す発電量が、発電装置102の発電量であると推定する。
【0050】
電力推定部1005は、気象情報に基づいて、大規模空港において航空機を案内する航空灯火装置106の消費電力量を推定する。電力推定部1005は、第1推定部の一例である。例えば、電力推定部1005は、気象情報取得部1003により取得された気象情報に適合する気象情報を消費電力データベース152から検索する。ここで、電力推定部1005は、完全に一致する気象情報を適合する気象情報として取得してもよいし、類似度が閾値以上の気象情報を適合する気象情報として取得してもよいし、任意のアルゴリズムにより抽出した気象情報を適合する気象情報を取得してもよい。そして、電力推定部1005は、消費電力データベース152を検索することにより適合する気象情報を取得した場合に、取得した気象情報に関連付けられている消費電力情報が示す消費電力量が、消費電力であると推定する。すなわち、電力推定部1005は、消費電力データベース152から、気象情報取得部1003により取得された気象情報に適合する気象情報に関連付けられた消費電力情報を取得することで消費電力量を推定する。
【0051】
送電制御部1006は、小規模空港への送電を制御する。
【0052】
さらに詳しくは、送電制御部1006は、小規模空港の第2航空灯火制御装置200から、送電要求情報を受信する。送電要求情報は、小規模空港から要求された電力量である要求送電量を示す情報である。送電制御部1006は、受信部の一例である。
【0053】
送電制御部1006は、電力推定部1005により推定された消費電力量と、電力推定部1005により推定された発電装置102の発電量とに基づいて、小規模空港に送電可能な送電可能電力量を算出する。送電制御部1006は、算出部の一例である。すなわち、送電制御部1006は、電力推定部1005により推定された発電量から、電力推定部1005により推定された消費電力量を減算することにより、送電可能な電力量を示す送電可能電力量を算出する。
【0054】
さらに、送電制御部1006は、電力推定部1005により推定された消費電力量と、電力推定部1005により推定された発電装置102による発電量と、蓄電装置103に蓄えられた充電量と、に基づいて、送電可能電力量を算出してもよい。そして、送電制御部1006は、送電可能電力量を出力する。例えば、送電制御部1006は、送電可能電力量を表示部130に表示する。送電制御部1006は、出力制御部の一例である。さらに、送電制御部1006は、要求送電量と、送電可能電力量とを表示部130に表示してもよい。
【0055】
送電制御部1006は、送電可能電力量以下の電力量を小規模空港に送電する送電量を決定する。送電制御部1006は、決定部の一例である。送電制御部1006は、如何なる方法により送電量を決定してもよい。例えば、送電制御部1006は、操作部140が受け付けた操作により送電量を決定してもよい。また、送電制御部1006は、電力推定部1005により推定された消費電力量と、電力推定部1005により推定された発電装置102による発電量と、送電要求情報が示す要求送電量とに基づいて、小規模空港に送電する送電量として決定してもよい。また、送電制御部1006は、送電可能電力量において予め設定された電力量を除いた残りの電力量のうち、送電要求情報が示す要求送電量を、小規模空港に送電する送電量として決定してもよい。
【0056】
また、送電制御部1006は、送電要求情報を送信した小規模空港の第2航空灯火制御装置200に対して、送電応答情報を送信する。送電応答情報は、小規模空港に送電する送電量を示す情報である。送電制御部1006は、送信部の一例である。
【0057】
また、送電制御部1006は、送電量に応じた電力が小規模空港に送電されるように、電力分配装置104に設定する。これにより、電力分配装置104は、定電流調整装置105と、送電網40を介して接続された小規模空港とに対して送電する。
【0058】
報知制御部1007は、送電応答情報に示す送電量の電力を送電することができない見込みの場合に、小規模空港に送電する電力量が送電量よりも少なくなることを報知する。報知制御部1007は、報知部の一例である。ここで、送電応答情報により送信した送電量を送電することができない場合に、インバランス料金が発生してしまうことがある。インバランス料金は、通知した送電量を送電することができない場合に請求される金銭である。そこで、報知制御部1007は、送電量の電力を送電することができない見込みの場合に、報知する。
【0059】
例えば、報知制御部1007は、表示部130に表示することにより報知する。なお、報知制御部1007は、表示に限らず、管理者の携帯端末などに通知することで報知してもよいし、他の方法により報知してもよい。このように報知されることで、管理者は、状況に応じた処置を行うことができる。例えば、管理者は、蓄電装置103に余力が有る場合に蓄電装置103からの出力を増やしてもよいし、大規模空港の消費電力量を減らすことが可能な場合に大規模空港の消費電力量を減らして小規模空港に送電する電力を増やしてもよい。
【0060】
第2航空灯火制御装置200のプロセッサは、ROM等に記憶されたプログラムに従い、RAMをワーキングエリアに使用して各種処理を実行することで、図4に示す機能を実現する。すなわち、第2航空灯火制御装置200は、操作制御部2001、灯火制御部2002、気象情報取得部2003、記憶制御部2004、電力推定部2005、及び電力要求部2006を有する。
【0061】
なお、第2航空灯火制御装置200の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
【0062】
操作制御部2001、灯火制御部2002、及び気象情報取得部2003は、第1航空灯火制御装置100の操作制御部1001、灯火制御部1002、及び気象情報取得部1003と同様の機能を有する。
【0063】
記憶制御部2004は、気象情報取得部2003により取得された気象情報と、航空灯火装置206により消費された消費電力量を示す消費電力量情報とを関連付けて消費電力データベース252に記憶させる。
【0064】
電力推定部2005は、電力演算部260を制御して、小規模空港の電力消費量を推定する。電力推定部2005は、気象情報取得部2003により取得された気象情報に基づいて、小規模空港の電力消費量を推定する。
【0065】
例えば、電力推定部2005は、気象情報取得部2003により取得された気象情報に適合する気象情報を消費電力データベース252から検索する。ここで、電力推定部2005は、完全に一致する気象情報を適合する気象情報として取得してもよいし、類似度が閾値以上の気象情報を適合する気象情報として取得してもよいし、任意のアルゴリズムにより抽出した気象情報を適合する気象情報を取得してもよい。そして、電力推定部2005は、消費電力データベース252を検索することにより適合する気象情報を取得した場合に、取得した気象情報に関連付けられている消費電力情報が示す消費電力量が、消費電力であると推定する。
【0066】
電力要求部2006は、大規模空港の第1航空灯火制御装置100に送電要求情報を送信する。さらに詳しくは、電力要求部2006は、電力推定部2005により推定された消費電力量を、大規模空港に要求する要求送電量とした送電要求情報を生成する。そして、電力要求部2006は、送電要求情報を送信する。
【0067】
次に、第1の実施形態に係る航空灯火システム1の各装置が実行する処理について説明する。
【0068】
図5は、第1の実施形態に係る第1航空灯火制御装置100が実行する登録処理の一例を示すフローチャートである。記憶処理は、発電データベース151に気象情報と発電量とを関連付けて登録し、消費電力データベース152に気象情報と消費電力量とを関連付けて登録する処理である。
【0069】
操作制御部1001は、空港の周囲の条件を示す論理制御条件を指定する操作を受け付ける(ステップS1)。
【0070】
灯火制御部1002は、論理制御条件に基づいて、タップ制御を実行する(ステップS2)。すなわち、灯火制御部1002は、複数の航空灯火装置106のそれぞれに流す電流量を決定する。
【0071】
記憶制御部1004は、航空灯火装置106のそれぞれに決定した電流量を流した場合に消費される消費電力量を取得する(ステップS3)。
【0072】
気象情報取得部1003は、気象配信装置101から気象情報を取得する(ステップS4)。
【0073】
記憶制御部1004は、気象情報取得部1003により取得された気象情報と、消費電力量を示す消費電力量情報とを関連付けて消費電力データベース152に登録する(ステップS5)。
【0074】
電力推定部1005は、気象情報取得部1003により取得された気象情報に基づいて、発電装置102の発電量を推定する(ステップS6)。
【0075】
記憶制御部1004は、気象情報取得部1003により取得された気象情報と、電力推定部1005により推定された発電量とを関連付けて発電データベース151に登録する(ステップS7)。
【0076】
以上により、第1航空灯火制御装置100は、登録処理を終了する。
【0077】
図6は、第1の実施形態に係る第2航空灯火制御装置200が実行する要求処理の一例を示すフローチャートである。要求処理は、大規模空港に送電を要求する処理である。
【0078】
気象情報取得部2003は、気象配信装置101から気象情報を取得する(ステップS10)。
【0079】
電力推定部2005は、気象情報取得部2003により取得された気象情報に基づいて、小規模空港の航空灯火装置106の消費電力量を推定する(ステップS11)。例えば、電力推定部2005は、取得した気象情報に適合する気象情報に関連付けられた消費電力量が、航空灯火装置106の消費電力量であると推定する。
【0080】
電力要求部2006は、推定された消費電力量であって、大規模空港に要求する要求送電量を有する送電要求情報を大規模空港の第1航空灯火制御装置100に送信する(ステップS12)。
【0081】
以上により、第2航空灯火制御装置200は、要求処理を終了する。
【0082】
図7は、第1の実施形態に係る第1航空灯火制御装置100が実行する送電設定処理の一例を示すフローチャートである。送電設定処理は、小規模空港に送電する送電量を設定する処理である。
【0083】
送電制御部1006は、小規模空港の第2航空灯火制御装置200から送電要求情報を受信する(ステップS20)。
【0084】
気象情報取得部1003は、気象配信装置101から気象情報を取得する(ステップS21)。
【0085】
電力推定部1005は、気象情報取得部1003により取得された気象情報に基づいて、大規模空港の電力消費量を推定する(ステップS22)。例えば、電力推定部1005は、消費電力データベース152において、取得された気象情報に適合する気象情報に関連付けられた消費電力量が、大規模空港の電力消費量であると推定する。
【0086】
電力推定部1005は、気象情報取得部1003により取得された気象情報に基づいて、大規模空港の発電量を推定する(ステップS23)。例えば、電力推定部1005は、発電データベース151において、取得された気象情報に適合する気象情報に関連付けられた発電量が、大規模空港の発電量であると推定する。
【0087】
送電制御部1006は、電力推定部1005により推定された発電量から、電力推定部1005により推定された消費電力量を減算することにより、送電可能な電力量を示す送電可能電力量を算出する(ステップS24)。
【0088】
送電制御部1006は、算出した送電可能電力量を表示部130に表示する(ステップS25)。
【0089】
送電制御部1006は、小規模空港に送電する送電量を決定する(ステップS26)。
【0090】
送電制御部1006は、決定した送電量を示す送電応答情報を小規模空港の第2航空灯火制御装置200に送信する(ステップS27)。
【0091】
送電制御部1006は、送電量を送電するように電力分配装置104に設定する(ステップS28)。
【0092】
以上により、第1航空灯火制御装置100は、送電設定処理を終了する。
【0093】
図8は、第1の実施形態に係る第1航空灯火制御装置100が実行する報知処理の一例を示すフローチャートである。報知処理は、送電応答情報に示す送電量の電力を送電することができない見込みの場合に報知する処理である。
【0094】
報知制御部1007は、送電応答情報に示す送電量の電力を送電することができない見込みであるか否かを判定する(ステップS31)。送電量の電力を送電可能な場合に(ステップS31;No)、報知制御部1007は、ステップS33に移行する。
【0095】
送電量の電力を送電することができない見込みの場合に(ステップS31;Yes)、報知制御部1007は、送電量の電力を送電することができない見込みであることを報知する(ステップS32)。例えば、報知制御部1007は、送電量の電力を送電することができない見込みであることを表示部130に表示する。
【0096】
報知制御部1007は、送電量を監視する規定期間が経過したか否かを判定する(ステップS33)。規定期間が経過していない場合に(ステップS33;No)、報知制御部1007は、ステップS31に移行する。
【0097】
規定期間が経過した場合に(ステップS33;Yes)、第1航空灯火制御装置100は、報知処理を終了する。
【0098】
以上のように、第1の実施形態に係る第1航空灯火制御装置100は、大規模空港が設置された地域を含む気象に関する気象情報を取得する。また、第1航空灯火制御装置100は、気象情報に基づいて、大規模空港において航空機を案内する航空灯火装置106の消費電力量を推定する。また、第1航空灯火制御装置100は、推定した航空灯火装置106の消費電力量と、発電装置102により発電される発電量とに基づいて、小規模空港に送電可能な送電可能電力量を算出する。そして、第1航空灯火制御装置100は、小規模空港に送電可能な送電可能電力量を表示部130に表示する。
【0099】
ここで、航空灯火の明るさは、空港の周囲の気象に関する条件を含む論理制御条件により決定される。第1航空灯火制御装置100は、気象情報に基づいて推定した航空灯火装置106の消費電力量と、太陽光等により発電する発電装置102の発電量とに基づいて、小規模空港に送電可能な送電可能電力量を算出し、表示等により出力する。これにより、管理者は、小規模空港に送電可能な送電可能電力量を確認し、発電装置102により発電された電力を送電させることができる。すなわち、小規模空港は、再生可能エネルギーにより発電する装置を有していなくても、大規模空港で発電された電力を用いて、航空灯火装置206を発光させることができる。したがって、第1航空灯火制御装置100は、小規模空港の航空灯火において再生可能エネルギーを導入するための負担を軽減することができる。
【0100】
また、本実施形態の第1航空灯火制御装置100及び第2航空灯火制御装置200で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SSD(Solid State Drive)などの半導体記憶装置等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0101】
また、当該プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、当該プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0102】
また、当該プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
【符号の説明】
【0103】
1…航空灯火システム、10…大規模空港灯火システム、20…小規模空港灯火システム、30…ネットワーク、40…送電網、100…第1航空灯火制御装置、101…気象配信装置、102…発電装置、103…蓄電装置、104…電力分配装置、105…定電流調整装置、106…航空灯火装置、110…制御部、120…通信部、130…表示部、140…操作部、150…記憶部、151…発電データベース、152…消費電力データベース、160…電力演算部、170…論理制御部、180…電力制御部、200…第2航空灯火制御装置、201…気象配信装置、205…定電流調整装置、206…航空灯火装置、210…制御部、220…通信部、230…表示部、240…操作部、250…記憶部、252…消費電力データベース、260…電力演算部、270…論理制御部、1001…操作制御部、1002…灯火制御部、1003…気象情報取得部、1004…記憶制御部、1005…電力推定部、1006…送電制御部、1007…報知制御部、2001…操作制御部、2002…灯火制御部、2003…気象情報取得部、2004…記憶制御部、2005…電力推定部、2006…電力要求部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8