(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024101407
(43)【公開日】2024-07-29
(54)【発明の名称】コンテンツ提示システムおよびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/335 20190101AFI20240722BHJP
G06Q 50/00 20240101ALI20240722BHJP
G06F 16/36 20190101ALI20240722BHJP
H04L 67/50 20220101ALI20240722BHJP
【FI】
G06F16/335
G06Q50/00 300
G06F16/36
H04L67/50
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023005371
(22)【出願日】2023-01-17
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】瀬谷 愛実
(72)【発明者】
【氏名】中村 亮
(72)【発明者】
【氏名】高木 雅子
(72)【発明者】
【氏名】高田 浩子
【テーマコード(参考)】
5B175
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5B175GB04
5B175HA01
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】 (修正有)
【課題】よりユーザの希望に沿ったコンテンツをユーザに提示できるコンテンツ提示システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】ユーザが登録したフォロー情報に基づいて抽出したコンテンツを当該ユーザが利用する情報端末200に提示させるコンテンツ提示システムであって、サーバー100は、情報端末を通じて入力された入力キーワードに基づいて、少なくとも互いに同表記又は同音の複数の管理キーワードを特定する特定部111と、情報端末に表示される選択表示からユーザが選択した選択肢を、ユーザのフォロー情報として登録する登録部112と、を有する。情報端末は、特定部が特定した各々の管理キーワードについて、複数の管理キーワードを互いに識別する複数の識別子を取得する取得部212と、フォロー情報として登録する情報の選択肢として、複数の識別子に対応する第1選択肢を含む選択表示を生成する生成部213と、を有する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが登録したフォロー情報に基づいて抽出されたコンテンツを前記ユーザが利用する情報端末に提示させるコンテンツ提示システムにおいて、前記情報端末に、
前記ユーザによる入力キーワードの入力を受け付けることと、
前記入力キーワードに基づいて特定される互いに少なくとも同表記または同音の複数の管理キーワードの各々について、前記複数の管理キーワードを互いに識別する複数の識別子を取得することと、
前記フォロー情報として登録する情報の選択肢として、前記複数の識別子に対応する第1選択肢を含む選択表示を生成することと、
前記第1選択肢を含む選択表示から、前記ユーザが前記フォロー情報として登録する選択肢の選択を受け付けることと、
を実行させる、プログラム。
【請求項2】
前記選択表示は、前記入力キーワードに対応する第2選択肢を含み、
前記選択の受け付けは、前記ユーザによる、前記第1選択肢の選択による前記複数の識別子のうちいずれかの識別子の前記フォロー情報への登録、または前記第2選択肢の選択による前記入力キーワードの前記フォロー情報への登録、のうち少なくともいずれかを受け付けることを含む、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記選択表示において、前記第1選択肢において前記複数の識別子に対応する前記複数の管理キーワードの表示の形態は、前記第2選択肢における前記入力キーワードの表示の形態と異なる、
請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記選択表示において、前記第1選択肢における前記複数の管理キーワードの表示の形態は、前記複数の管理キーワードの各々を識別する識別語句が、対応する管理キーワードの近傍に表示される形態である、
請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記選択表示において、前記第1選択肢における前記複数の管理キーワードの表示の形態は、前記複数の管理キーワードの各々を識別するアイコンが、対応する管理キーワードの近傍に表示される形態である、
請求項3に記載のプログラム。
【請求項6】
前記選択表示において、前記入力キーワードに対応する前記第2選択肢は、前記第1選択肢より上位に表示される、
請求項2に記載のプログラム。
【請求項7】
前記情報端末に、
前記フォロー情報に基づいて抽出されたコンテンツを前記ユーザに提示すること、
を実行させる、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項8】
前記情報端末に、
前記フォロー情報に基づいて抽出されたコンテンツを前記ユーザに提示することを実行させるプログラムであって、
前記第1選択肢の選択によって前記フォロー情報として登録された識別子に基づいて抽出されるコンテンツと、前記第2選択肢の選択によって前記フォロー情報として登録されたキーワードに基づいて抽出されるコンテンツとが、少なくとも一部異なる、
請求項2から請求項6のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項9】
前記第1選択肢の選択によって前記フォロー情報として登録された識別子に基づいて抽出されるコンテンツの表示の形態と、前記第2選択肢の選択によって前記フォロー情報として登録されたキーワードに基づいて抽出されるコンテンツの表示の形態とが、少なくとも一部異なる、
請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記情報端末に、
前記ユーザが、前記入力キーワードを前記フォロー情報として登録し、前記入力キーワードに基づいて特定される前記複数の識別子のいずれをも前記フォロー情報として登録していない場合に、前記複数の識別子の少なくともいずれかを前記フォロー情報として登録することを促す表示を生成すること
を実行させる、請求項2から請求項6のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項11】
前記情報端末に、
前記ユーザが、前記入力キーワードを前記フォロー情報として登録し、前記入力キーワードに基づいて特定される前記複数の識別子のいずれをも前記フォロー情報として登録していない場合に、前記ユーザによる前記入力キーワードの前記フォロー情報としての登録を解除する操作が行われたときに、前記複数の識別子の少なくともいずれかを前記フォロー情報として登録することを促す表示を生成すること
を実行させる、請求項2から請求項6のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項12】
ユーザが登録したフォロー情報に基づいて抽出されたコンテンツを前記ユーザが利用する情報端末に提示させるコンテンツ提示システムであり、
前記ユーザによって前記情報端末を通じて入力された入力キーワードに基づいて、互いに少なくとも同表記または同音の複数の管理キーワードを特定する特定部と、
前記特定部が特定した前記複数の管理キーワードの各々について、前記複数の管理キーワードを互いに識別する複数の識別子を取得する取得部と、
前記フォロー情報として登録する情報の選択肢として、前記複数の識別子に対応する第1選択肢を含む選択表示を生成する生成部と、
前記情報端末に表示される前記選択表示から前記ユーザによって選択された選択肢を、前記ユーザの前記フォロー情報として登録する登録部と、
を備える、コンテンツ提示システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンテンツ提示システムおよびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ユーザへの記事の配信システムの例を開示する。配信システムにおいて、二次配信サーバは、配信記事をユーザ端末に提示させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の配信システムにおいて、例えば、関連記事で最も出現するキーワードなどがサーチワードとして設定される。二次配信サーバは、複数の記事からサーチワードに基づいてユーザに提示する記事を選択する。このため、二次配信サーバは、例えば人名、地名、または作品名などの互いに異なる事項を表す同表記の固有名詞などがサーチワードとして指定される場合に、これらの互いに異なる事項に関する記事を区別できない。この場合に、ユーザは、希望していない事項に関連した記事などのコンテンツの提示を受けることがある。
【0005】
本開示は、このような課題の解決に係るものである。本開示は、よりユーザの希望に沿ったコンテンツをユーザに提示できるコンテンツ管理システムおよびプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るプログラムは、ユーザが登録したフォロー情報に基づいて抽出されたコンテンツをユーザが利用する情報端末に提示させるコンテンツ提示システムにおいて、情報端末に、ユーザによる入力キーワードの入力を受け付けることと、入力キーワードに基づいて特定される互いに少なくとも同表記または同音の複数の管理キーワードの各々について、複数の管理キーワードを互いに識別する複数の識別子を取得することと、フォロー情報として登録する情報の選択肢として、複数の識別子に対応する第1選択肢を含む選択表示を生成することと、第1選択肢を含む選択表示から、ユーザがフォロー情報として登録する選択肢の選択を受け付けることと、を実行させる。
【0007】
本開示に係るコンテンツ提示システムは、ユーザが登録したフォロー情報に基づいて抽出されたコンテンツをユーザが利用する情報端末に提示させるコンテンツ提示システムであり、ユーザによって情報端末を通じて入力された入力キーワードに基づいて、互いに少なくとも同表記または同音の複数の管理キーワードを特定する特定部と、特定部が特定した複数の管理キーワードの各々について、複数の管理キーワードを互いに識別する複数の識別子を取得する取得部と、フォロー情報として登録する情報の選択肢として、複数の識別子に対応する第1選択肢を含む選択表示を生成する生成部と、情報端末に表示される選択表示から前記ユーザによって選択された選択肢を、ユーザのフォロー情報として登録する登録部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係るコンテンツ提示システムまたはプログラムによれば、よりユーザの希望に沿ったコンテンツをユーザに提示できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】実施の形態1に係るコンテンツ提示システムの構成図である。
【
図2】実施の形態1に係るコンテンツ提示システムに含まれる各装置の構成の例を示す図である。
【
図3】実施の形態1に係るコンテンツ提示システムにおけるコンテンツの情報の例を示す図である。
【
図4】実施の形態1に係るコンテンツ提示システムにおいて抽出されるコンテンツの例を示す図である。
【
図5】実施の形態1に係るコンテンツ提示システムの動作の例を示すフローチャートである。
【
図6】実施の形態1に係るコンテンツ提示システムの動作の例を示すフローチャートである。
【
図7】実施の形態1に係るコンテンツ提示システムの情報端末における表示の例を示す図である。
【
図8】実施の形態1に係るコンテンツ提示システムの情報端末における表示の例を示す図である。
【
図9】実施の形態1に係るコンテンツ提示システムの情報端末における表示の例を示す図である。
【
図10】実施の形態1に係るコンテンツ提示システムの情報端末における表示の例を示す図である。
【
図11】実施の形態1に係るコンテンツ提示システムの情報端末における表示の例を示す図である。
【
図12】実施の形態1に係るコンテンツ提示システムの情報端末における表示の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の対象を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。なお、本開示の対象は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、任意の構成要素の追加、実施の形態の任意の構成要素の変形、または実施の形態の任意の構成要素の省略などが可能である。
【0011】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るコンテンツ提示システム1の構成図である。
コンテンツ提示システム1は、ユーザが利用する情報端末200にコンテンツを提示させるシステムである。コンテンツは、限定ではなく例として、記事、静止画像、動画像、音声、またはこれらの組み合わせなどを含む、ユーザが情報端末200を通じて閲覧または視聴などを行う情報である。
【0012】
コンテンツ提示システム1では、ネットワーク300を介してサーバ100と、情報端末200A、情報端末200B、および情報端末200Cとが接続される。ここで、情報端末200A、情報端末200B、および情報端末200Cなどを特に区別しない場合に、情報端末200と記載することがある。サーバ100は、ネットワーク300を介して、ユーザが利用する情報端末200に当該ユーザに向けたコンテンツを提示させるサービスを提供する。なお、ネットワーク300に接続される情報端末200の数は限定されない。
【0013】
ネットワーク300は、1以上の情報端末200と、サーバ100とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク300は、情報端末200がサーバ100に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0014】
ネットワーク300のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク300は、限定ではなく例として、アドホック・ネットワーク(Ad hoc Network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(Virtual Private Network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network:LAN)、ワイヤレスLAN(Wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(Wide Area Network:WAN)、ワイヤレスWAN(Wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(Metropolitan Area Network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(Integrated Service Digital Networks)、LTE(Long Term Evolution)、CDMA(Code Division Multiple Access)、Bluetooth(登録商標)、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク300は、1つまたは複数のネットワークを含むことができる。
【0015】
情報端末200は、各実施形態において記載する機能を実現できる端末装置であれば、情報処理を行うどのような端末装置であってもよい。情報端末200は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定ではなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定ではなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定ではなく例として、PDA(Personal Digital Assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。
【0016】
サーバ100は、情報端末200に対して、所定のサービスを提供する機能を備える。サーバ100は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ100は、限定ではなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定ではなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定ではなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定ではなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。サーバ100は、単一のサーバ装置などの情報処理装置であってもよいし、互いに通信しうるように接続された複数の情報処理装置からなるコンピュータシステムであってもよい。サーバ100の各機能の一部または全部は、クラウドサービス上の仮想マシン上に実装されてもよいし、クラウドサービスによって提供される処理または記憶のリソースによって実装されてもよい。
【0017】
図2は、実施の形態1に係るコンテンツ提示システム1に含まれる各装置の構成の例を示す図である。
図2を用いて、コンテンツ提示システム1に含まれる各装置のハードウェア構成の例について説明する。
【0018】
情報端末200は、端末制御部210、端末記憶部280、端末通信I/F220(I/F:インタフェース)、端末入出力部230、端末表示部240、マイク250、スピーカ260、カメラ270を備える。情報端末200のハードウェアの各構成要素は、限定ではなく例として、バスを介して相互に接続される。なお、情報端末200は、ハードウェア構成として、上記のすべての構成要素を含むことを必須としない。限定ではなく例として、情報端末200は、マイク250またはカメラ270などの個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0019】
端末通信I/F220は、ネットワーク300を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。端末通信I/F220は、ネットワーク300を介して、サーバ100との通信を実行する機能を有する。端末通信I/F220は、各種データを端末制御部210からの指示に従って、サーバ100に送信する。また、端末通信I/F220は、サーバ100から送信された各種データを受信し、端末制御部210に伝達する。また、端末通信I/F220を単に通信部と表現する場合もある。また、端末通信I/F220が物理的に構造化された回路で構成される場合には、これを通信回路と表現する場合もある。
【0020】
端末入出力部230は、情報端末200に対する各種操作を入力する装置、および、情報端末200で処理された処理結果を出力する装置を含む。端末入出力部230は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を端末制御部210に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボードなどのハードウェアキー、マウスなどのポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、またはマイク(音声による操作入力)などを含む。出力部は、端末制御部210で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれか、またはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定ではなく例として3D(three dimensions)出力、またはホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0021】
端末表示部240は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれか、またはその組み合わせにより実現される。端末表示部240は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定ではなく例として、液晶ディスプレイまたはOELD(Organic Electroluminescence Display))、HMD(Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像またはテキスト情報などを表示可能な装置を含む。なお、これらの端末表示部240は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0022】
端末入出力部230がタッチパネルの場合、端末入出力部230と端末表示部240とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよいし、そうでなくてもよい。
【0023】
端末制御部210は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、端末制御部210は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。端末制御部210は、限定ではなく例として、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、特定用途向けIC(Application-Specific Integrated Circuit:ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)などを含む。
【0024】
端末記憶部280は、情報端末200が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データなどを記憶する機能を有する。端末記憶部280は、限定ではなく例として、ハード・ディスク・ドライブ(Hard Disk Drive:HDD)、固体ドライブ(Solid State Drive:SSD)、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)など各種の記憶媒体を含む。また、端末記憶部280は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0025】
情報端末200は、プログラムを端末記憶部280に記憶し、このプログラムを実行することで、端末制御部210が、端末制御部210に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、端末記憶部280に記憶されるプログラムは、情報端末200に、端末制御部210が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0026】
マイク250は、音声データの入力に利用される。スピーカ260は、音声データの出力に利用される。カメラ270は、静止画像または動画像データなどの取得に利用される。
【0027】
サーバ100は、サーバ制御部110、サーバ記憶部150、サーバ通信I/F140、サーバ入出力部120、ディスプレイ130を備える。サーバ100のハードウェアの各構成要素は、限定ではなく例として、バスを介して相互に接続される。なお、サーバ100は、ハードウェア構成として、上記のすべての構成要素を含むことを必須としない。限定ではなく例として、サーバ100は、ディスプレイ130を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。サーバ100が複数の情報処理装置からなるコンピュータシステムである場合に、上記のサーバ100の構成要素は、互いに異なる情報処理装置に搭載されていてもよいし、そうでなくてもよい。また、上記のサーバ100の構成要素の各々は、複数の情報処理装置にわたって搭載されていてもよい。
【0028】
サーバ制御部110は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。サーバ制御部110は、代表的には中央処理装置(CPU)、であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、サーバ制御部110は、これらに限定されない。
【0029】
サーバ記憶部150は、サーバ100が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。サーバ記憶部150は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、サーバ記憶部150は、これらに限定されない。また、サーバ記憶部150は、メモリと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0030】
サーバ通信I/F140は、ネットワーク300を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。サーバ通信I/F140は、ネットワーク300を介して、情報端末200との通信を実行する機能を有する。サーバ通信I/F140は、各種データをサーバ制御部110からの指示に従って、情報端末200に送信する。また、サーバ通信I/F140は、情報端末200から送信された各種データを受信し、サーバ制御部110に伝達する。また、サーバ通信I/F140を単に通信部と表現する場合もある。また、サーバ通信I/F140が物理的に構造化された回路で構成される場合には、これを通信回路と表現する場合もある。
【0031】
サーバ入出力部120は、サーバ100に対する各種操作を入力する装置により実現される。サーバ入出力部120は、サーバ100の操作者からの入力を受け付けて、当該入力に係る情報をサーバ制御部110に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。サーバ入出力部120は、代表的にはキーボードなどに代表されるハードウェアキーや、マウスなどのポインティングデバイスで実現される。なお、サーバ入出力部120は、限定ではなく例として、タッチパネルまたはカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、サーバ入出力部120は、これらに限定されない。
【0032】
ディスプレイ130は、代表的にはモニタ(限定ではなく例として、液晶ディスプレイまたはOELD)で実現される。なお、ディスプレイ130は、HMDなどであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイ130は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、ディスプレイ130は、これらに限定されない。
【0033】
サーバ100は、プログラムをサーバ記憶部150に記憶し、このプログラムを実行することで、サーバ制御部110が、サーバ制御部110に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、サーバ記憶部150に記憶されるプログラムは、サーバ100に、サーバ制御部110が実行する各機能を実現させる。このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0034】
なお、情報端末200の端末制御部210、および/または、サーバ100のサーバ制御部110は、制御回路を有するCPUだけではなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))などに形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、端末制御部210、および/または、サーバ制御部110は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0035】
また、本開示の各実施形態のプログラム(限定ではなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。また、プログラムは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、プログラムは、記憶媒体にすでに記録されているプログラムとの組み合わせで本開示の各実施形態の機能を実現できるもの、すなわち、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0036】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他のIC(限定ではなく例として、FPGAまたはASICなど)、HDD、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、SSD、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体は、メモリと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0037】
本開示の各実施形態における各機能は、情報端末200の端末制御部210、および/または、サーバ100のサーバ制御部110がプログラムを実行することにより実現するものとして説明する。すなわち、サーバ100、および/または、情報端末200は、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0038】
また、本開示のプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークまたは放送波など)を介して、サーバ100、および/または、情報端末200に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ100、および/または、情報端末200は、限定ではなく例として、インターネットなどを介してダウンロードしたプログラムを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0039】
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
【0040】
情報端末200における処理の少なくとも一部を、サーバ100により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、情報端末200の端末制御部210の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、サーバ100で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。また、サーバ100における処理の少なくとも一部を、情報端末200により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ100のサーバ制御部110の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、情報端末200で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。また、以下で説明する端末制御部210が処理するプログラムは、予め情報端末200にプリインストールされているものであってもよいし、CD(Conpact Disc)・SD(Secure Digital)カードやUSB(Universal Serial Bus)等の外部から情報端末200と接続し情報のやり取りが可能な記録媒体から、またはインターネット等を介して外部サーバ(クラウドサーバ等を含む)から、ユーザがインストールするプログラムであってもよい。例えば、より具体的には情報端末200がスマートフォンである場合に当該プログラムは、ユーザによってスマートフォンにインターネットを介してインストールされるAPP(アプリケーション)に含まれるプログラムであってもよい。
【0041】
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須ではなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0042】
なお、本開示のプログラムは、限定ではなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装される。
【0043】
引き続き
図2を用いて、コンテンツ提示システム1に含まれる各装置の機能の例について説明する。
【0044】
コンテンツ提示システム1のサーバ100は、例えば、一次配信元から配信された複数のコンテンツの情報を格納する。サーバ100は、各々のユーザに対して、格納しているコンテンツから当該ユーザのフォロー情報に基づいてコンテンツを抽出する。サーバ100は、抽出したコンテンツを当該ユーザの情報端末200に配信する。サーバ100は、コンテンツ自体を情報端末200に配信してもよいし、コンテンツにアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)その他の情報などを情報端末200に配信してもよい。
【0045】
ユーザのフォロー情報は、例えば、当該ユーザが関心を持っている事項を表す情報を含む。ユーザのフォロー情報は、コンテンツの提示について当該ユーザが希望する頻度などの情報を含んでもよいし、含まなくてもよい。
【0046】
フォロー情報は、例えば、ユーザが関心を持つ事項を表す語句であるキーワードなどを含む。キーワードは、例えば、固有名詞「AAAA」などである。固有名詞「AAAA」は、例えば、ユーザが関心を持っている芸能タレントの芸名または所属グループ名などである。ここで、固有名詞「AAAA」は、同表記の異なる事項を表すことがある。例えば、芸能タレント「AAAA」の芸名が都市「AAAA」に由来し、都市「AAAA」に由来する楽曲「AAAA」がある場合に、固有名詞「AAAA」は、芸能タレントの芸名「AAAA」を表す場合と、都市の地名「AAAA」を表す場合と、楽曲の題名「AAAA」を表す場合とがある。このとき、固有名詞「AAAA」の表記をキーワードとしてコンテンツを抽出すると、芸能タレント「AAAA」に関するコンテンツ、都市「AAAA」に関するコンテンツ、および楽曲「AAAA」に関するコンテンツが混在して得られることがある。このため、コンテンツ提示システム1において、同表記または同音のキーワードは、管理キーワードとして識別しうるように管理される。コンテンツ提示システム1において、各々の管理キーワードに一意な識別子が付与される。各々の管理キーワードは、識別子によって識別される。例えば、芸能タレントを表す管理キーワード「AAAA」、都市を表す管理キーワード「AAAA」、および楽曲を表す管理キーワード「AAAA」について、互いに異なる識別子が付与される。なお、記事などの文字によるコンテンツについて、複数の管理キーワードは、同表記かつ同音のキーワードであってもよいし、同表記であるが発音の異なるキーワードであってもよい。また、音声などのコンテンツについて、複数の管理キーワードは、同音かつ同表記のキーワードであってもよいし、同音であるが表記の異なるキーワードであってもよい。管理キーワードおよび識別子の対応は、例えば、サーバ記憶部150などにおいて記憶されていてもよいし、そうでなくてもよい。
フォロー情報は、例えば、管理キーワードの識別子を含む。より具体的には、フォロー情報は、例えば、芸能タレントを表す管理キーワード「AAAA」の識別子、都市を表す管理キーワード「AAAA」の識別子、および楽曲を表す管理キーワード「AAAA」の識別子のうち、一部または全部を含む。
【0047】
サーバ記憶部150は、コンテンツDB151(DB:DataBase)と、フォローDB152と、を記憶する。
【0048】
コンテンツDB151は、コンテンツの情報を格納するDBである。コンテンツDB151は、例えば一次配信元から配信されたコンテンツの情報を格納する。コンテンツDB151は、例えば、各々のコンテンツを、当該コンテンツに関連するキーワードと関連付けて格納する。当該キーワードが同表記または同音の異なる事項を表すことがある管理キーワードである場合に、コンテンツDB151は、例えば、各々のコンテンツを、当該コンテンツに対応する管理キーワードの識別子と関連づけて格納する。ここで、コンテンツとキーワードまたは識別子との関連付けは、例えば、一次配信元において予め関連付けされたものであってもよいし、サーバ100においてコンテンツの情報に基づいて自然言語処理または機械学習などの既知の手法を用いてサーバ制御部110によって自動的に関連付けされるものであってもよいし、サーバ100の操作者などによって手動で関連付けされるものであってもよいし、その他の手法などによって関連付けされるものであってもよい。
【0049】
フォローDB152は、各々のユーザが登録するフォロー情報を格納するDBである。フォローDB152は、例えば、各々のユーザについて、当該ユーザのフォロー情報を、当該ユーザを識別する情報と関連付けて格納する。
【0050】
サーバ制御部110は、特定部111と、登録部112と、配信部113と、を備える。
【0051】
特定部111は、入力キーワードに基づいて1つまたは複数の管理キーワードを特定する機能を搭載する。入力キーワードは、ユーザが情報端末200を通じて入力するキーワードである。入力キーワードは、例えば、固有名詞「AAAA」などである。特定部111は、例えば、入力キーワードと一致する複数の管理キーワードを特定する。特定部111は、入力キーワードを含む複数の管理キーワードを特定してもよいし、入力キーワードと関連性の高い複数の管理キーワードを特定してもよい。複数の管理キーワードは、サーバ記憶部150などにおいて記憶されていてもよいし、そうでなくてもよい。入力キーワードおよび複数の管理キーワードの関連性は、例えば、サーバ記憶部150などにおいて記憶されていてもよいし、そうでなくてもよい。なお、入力キーワードは、「AAAA」などのように単一の語句であってもよいし、「AAAA BBBB」などのように複数の語句を列記したものであってもよい。
【0052】
登録部112は、ユーザの入力などに基づいて、当該ユーザのフォロー情報をフォローDB152に登録する機能を搭載する。登録部112は、既にフォロー情報が登録されているユーザについて、当該ユーザのフォロー情報を更新してもよい。
【0053】
配信部113は、フォロー情報に基づいてユーザにコンテンツを配信する機能を搭載する。配信部113は、フォローDB152からユーザが登録したフォロー情報を参照する。配信部113は、参照したフォロー情報に基づいてコンテンツDB151からコンテンツを抽出する。配信部113は、サーバ通信I/F140およびネットワーク300を通じて、抽出したコンテンツを当該ユーザが利用する情報端末200に配信する。
【0054】
端末制御部210は、受付処理部211と、取得部212と、生成部213と、出力処理部214と、を備える。
【0055】
受付処理部211は、端末入出力部230、マイク250、またはカメラ270などを通じた操作によってユーザが入力した情報を受け付ける機能を搭載する。受付処理部211は、例えば、ユーザによって入力される入力キーワードを受け付ける。
【0056】
取得部212は、入力キーワードに基づいて特定される各々の管理キーワードについて識別子を取得する機能を搭載する。この例において、取得部212は、端末通信I/F220およびネットワーク300を通じて、入力キーワードをサーバ100に送信する。取得部212は、当該入力キーワードに基づいてサーバ100の特定部111によって特定された複数の管理キーワードおよびその識別子を、ネットワーク300および端末通信I/F220を通じて受信することで取得する。
【0057】
生成部213は、ユーザがフォロー情報として登録する情報の選択肢を示す選択表示を生成する機能を搭載する。選択表示は、ユーザに示す選択肢として、例えば、複数の識別子に1対1で対応する表示、および入力キーワードの表示などを含む。
【0058】
出力処理部214は、端末入出力部230、端末表示部240、またはスピーカ260などを通じて、ユーザに提示する情報の出力を行う機能を搭載する。出力処理部214は、例えば、サーバ100から配信されたコンテンツの表示または再生などの処理を行う。出力処理部214は、例えば、生成部213が生成した選択表示の表示などの処理を行う。
【0059】
図3は、実施の形態1に係るコンテンツ提示システム1におけるコンテンツの情報の例を示す図である。
【0060】
この例において、サーバ100は、コンテンツa、コンテンツb、コンテンツc、コンテンツd、コンテンツe、コンテンツf、およびコンテンツgなどの情報をコンテンツDB151に格納する。これらのコンテンツa、コンテンツb、コンテンツc、コンテンツd、コンテンツe、コンテンツf、およびコンテンツgは、キーワードとして「AAAA」を含む。なお、各々のコンテンツは、他のキーワードを含んでもよいし、含まなくてもよい。ここで、タレント「AAAA」に関するコンテンツであるコンテンツa、コンテンツb、コンテンツc、およびコンテンツdには、タレント「AAAA」に対応する識別子「000」が付与される。また、都市「AAAA」に関するコンテンツであるコンテンツe、およびコンテンツfには、都市「AAAA」に対応する識別子「001」が付与される。楽曲「AAAA」に関するコンテンツであるコンテンツgには、楽曲「AAAA」に対応する識別子「002」が付与される。
【0061】
図4は、実施の形態1に係るコンテンツ提示システム1において抽出されるコンテンツの例を示す図である。
図4において、
図3に例示されたコンテンツからフォロー情報に基づいて抽出されるコンテンツの例が示される。
【0062】
フォロー情報として識別子「000」が登録されている場合に、配信部113は、識別子「000」が付与されたコンテンツであるコンテンツa、コンテンツb、コンテンツc、およびコンテンツdを抽出する。フォロー情報として識別子「001」が登録されている場合に、配信部113は、識別子「001」が付与されたコンテンツであるコンテンツe、およびコンテンツfを抽出する。フォロー情報として識別子「002」が登録されている場合に、配信部113は、識別子「002」が付与されたコンテンツであるコンテンツgを抽出する。フォロー情報としてキーワード「AAAA」が登録されている場合に、配信部113は、固有名詞「AAAA」がキーワードとして含まれるコンテンツであるコンテンツa、コンテンツb、コンテンツc、コンテンツd、コンテンツe、コンテンツf、およびコンテンツgを抽出する。
【0063】
図5および
図6は、実施の形態1に係るコンテンツ提示システム1の動作の例を示すフローチャートである。
図5および
図6を用いて、コンテンツ提示システム1の動作の例を説明する。
【0064】
図5において、フォロー情報の登録に係るコンテンツ提示システム1の動作の例が示される。
【0065】
ステップS501において、情報端末200の受付処理部211は、ユーザが入力した入力キーワードを受け付ける。その後、ステップS502において、取得部212は、端末通信I/F220を通じて、入力キーワードをサーバ100に送信する。その後、コンテンツ提示システム1の処理は、ステップS503に進む。
【0066】
ステップS503において、サーバ100のサーバ制御部110は、サーバ通信I/F140を通じて、入力キーワードを情報端末200から受信する。その後、ステップS504において、特定部111は、入力キーワードに基づいて複数の管理キーワードを特定する。特定部111は、特定した複数の管理キーワードに対応する複数の識別子を特定する。その後、ステップS505において、特定部111は、サーバ通信I/F140を通じて、特定した管理キーワードおよびその識別子の複数の組を情報端末200に送信する。その後、コンテンツ提示システム1の処理は、ステップS506に進む。
【0067】
ステップS506において、情報端末200の取得部212は、端末通信I/F220を通じて、管理キーワードおよびその識別子の複数の組をサーバ100から受信する。その後、ステップS507において、生成部213は、取得部212がサーバ100から取得した管理キーワードおよびその識別子の複数の組に基づいて、選択表示を生成する。その後、ステップS508において、出力処理部214は、生成部213が生成した選択表示を出力することでユーザに提示する。その後、ステップS509において、受付処理部211は、選択表示における選択肢のユーザによる選択を受け付ける。その後、ステップS510において、端末制御部210は、端末通信I/F220を通じて、ユーザによる選択の結果をサーバ100に送信する。その後、コンテンツ提示システム1の処理は、ステップS511に進む。
【0068】
ステップS511において、サーバ100のサーバ制御部110は、サーバ通信I/F140を通じて、ユーザによる選択の結果を情報端末200から受信する。その後、ステップS512において、登録部112は、ユーザによる選択の結果に基づいて、当該ユーザのフォロー情報をフォローDB152に登録する。その後、フォロー情報の登録に係るコンテンツ提示システム1の動作は、終了する。
【0069】
図6において、コンテンツの提示に係るコンテンツ提示システム1の動作の例が示される。
図6の処理は、例えば、予め設定されたタイミングで開始される。予め設定されたタイミングは、例えば、予め設定された周期の定期的なタイミングなどであってもよいし、予め設定された事象が検出された不定期なタイミングなどであってもよい。当該予め設定された事象には、ユーザによる情報端末200の端末入出力部230を用いた、コンテンツ提示のリクエストを含んでもよい。より具体的には当該事象は、ユーザがフォロー情報を表示するためのタブを、当該リクエストに関する操作を受け付けるアプリケーションを介して選択した場合などを含んでもよい。
【0070】
ステップS601において、サーバ100の配信部113は、フォローDB152からユーザが登録したフォロー情報を読み込む。その後、ステップS602において、配信部113は、読み込んだフォロー情報に基づいてコンテンツDB151からコンテンツを抽出する。その後、ステップS603において、配信部113は、サーバ通信I/F140を通じて、抽出したコンテンツをユーザの情報端末200に配信する。なお、例えばユーザのフォロー情報に登録された頻度などに基づいて当該ユーザにコンテンツを提示するタイミングではないと判定する場合などに、配信部113は、ユーザの情報端末200へのコンテンツの配信を見送ってもよい。その後、コンテンツ提示システム1の処理は、ステップS604に進む。
【0071】
ステップS604において、情報端末200の出力処理部214は、端末通信I/F220を通じて、コンテンツの情報をサーバ100から受信する。その後、ステップS605において、出力処理部214は、サーバ100から受信したコンテンツを出力することでユーザに提示する。その後、コンテンツの提示に係るコンテンツ提示システム1の動作は、終了する。
【0072】
図7から
図12は、実施の形態1に係るコンテンツ提示システム1の情報端末200における表示の例を示す図である。
【0073】
図7において、フォロー情報を登録する表示の例が示される。
この例において、端末表示部240は、入力フォーム241と、選択表示242と、を表示する。
【0074】
ユーザは、コンテンツの提示を望む関心のある語句を入力キーワードとして入力フォーム241に入力する。入力フォーム241に入力キーワードが入力されるときに、取得部212はサーバ100と通信を行って、当該入力キーワードに基づいて特定される複数の管理キーワードおよびその識別子を取得する。取得部212は、ユーザが入力キーワードを入力または編集するたびに管理キーワードおよび識別子を取得してもよいし、他のタイミングで管理キーワードおよび識別子を取得してもよい。
【0075】
生成部213は、取得部212が取得した情報などに基づいて、選択表示242を生成する。この例において、選択表示242は、フォロー情報の選択肢として、複数の第1選択肢243、および1つ以上の第2選択肢244を含む。
【0076】
複数の第1選択肢243は、複数の管理キーワードおよびその識別子に1対1で対応する。各々の第1選択肢243は、対応する管理キーワードの表示243aを含む。各々の第1選択肢243は、対応する管理キーワードを他の管理キーワードと識別する識別語句の表示243bを含む。識別語句の表示243bは、対応する管理キーワードの表示243aの近傍に表示される。識別語句の表示243bは、例えば、対応する管理キーワードの表示243aに隣接して表示されるものであってもよいし、対応する管理キーワードの表示243aと同一行、同一ブロック、またはその他の同一表示要素内に表示されるものであってもよい。識別語句は、例えば、管理キーワード「AAAA」を互いに識別する「タレント」、「都市」、および「楽曲」などの語句である。識別語句は、管理キーワードのカテゴリまたはジャンルなどの情報を表す語句であってもよいし、他の情報を表す語句であってもよい。管理キーワードの表示243a、および識別語句の表示243bは、互いに異なる表示の形態であってもよいし、そうでなくてもよい。表示の形態の差異は、例えば、太字体もしくは斜体などの書体、文字色、文字サイズ、文字フォント、下線もしくは囲みなどの文字装飾、背景色、またはインデントその他の基準表示位置などの差異を含む。
【0077】
第2選択肢244は、入力キーワードに対応する。第2選択肢244は、入力キーワードそのものに対応していてもよいし、入力キーワードに基づく関連キーワードに対応していてもよい。関連キーワードは、例えば、過去にフォロー情報として登録された履歴があり入力フォームに入力されているキーワードを含むキーワードなどである。ここで、登録履歴は、フォロー情報を登録しているユーザ自身の登録履歴であってもよいし、他のユーザの登録履歴などであってもよい。関連キーワードは、端末記憶部280に記憶されるものであってもよいし、ユーザが入力キーワードを入力または編集するときに取得部212がサーバ100から取得するものであってもよい。第2選択肢244は、対応するキーワードの表示244aを含む。キーワードの表示244aは、例えば入力キーワード「AAAA」、またはその関連キーワード「AAAA 天気」などである。
【0078】
第1選択肢243および第2選択肢244などの各々の選択肢の表示は、登録ボタン245を含む。ユーザは、選択肢の表示に含まれる登録ボタン245の操作によって当該選択肢をフォロー情報として選択する。例えば第1選択肢243の登録ボタン245が操作されるときに、当該第1選択肢243に対応する識別子がフォロー情報として登録される。例えば第2選択肢244の登録ボタン245が操作されるときに、当該第2選択肢244に対応するキーワードがフォロー情報として登録される。ここで、登録ボタン245は、フォロー情報の登録のみを行うものであってもよいし、フォロー情報の登録および解除を切り替えるものであってもよい。登録ボタン245がフォロー情報の登録および解除を切り替えるものである場合に、登録ボタン245の表示は、例えば切換えの状態に応じて反転して表示されるものなどであってもよいし、その他の表示によって切換えの状態を表すものであってもよい。また
図7において第1選択肢243内の登録ボタン245と第2選択肢244内の登録ボタン245とは同様の形状・色で記載されているが、各々異なる形状・色で記載されていてもよい。これによりユーザにとって、システム側でそれぞれのフォロー選択肢を区別していることに関する視認性が高まる。受付処理部211は、例えば、登録ボタン245の操作のたびにフォロー情報の選択結果をサーバ100に送信してもよいし、登録ボタン245による操作を一時的に記憶した上で完了ボタンの操作などが行われたときにフォロー情報の選択結果をまとめてサーバ100に送信してもよい。
【0079】
この例において、第1選択肢243は、第2選択肢244より上位に表示される。第1選択肢243は、例えば、端末表示部240において第2選択肢244より上部に表示される。ただし表示順はこれに限られず、第2選択肢244を第1選択肢243よりも上部に表示してもよい。
【0080】
また
図7に示すように、第1選択肢243と第2選択肢244との間に区切りを示す線などを表示してもよい。これによりユーザにとって、システム側でそれぞれのフォロー選択肢を区別していることに関する視認性が高まる。
【0081】
また、第1選択肢243(または第2選択肢244)内でのそれぞれの選択肢の表示順は、他のユーザのフォロー数によって、ランキング形式で表示してもよい。また、情報端末200のユーザの個人属性や趣向に関する情報に基づいて、表示順を変更してもよい。その場合、例えばサーバ100内のサーバ記憶部150に当該ユーザの個人属性や趣向に関する情報が記録されており、当該情報の一部に基づいて表示順を変更してもよい。
【0082】
図8において、コンテンツを提示する表示の例が示される。
この例において、端末表示部240は、フォロー情報の表示246と、コンテンツ247と、を表示する。
【0083】
識別子に基づいて抽出されたコンテンツ247が提示されるときに、フォロー情報の表示246は、当該識別子に対応する管理キーワードの表示246aおよび識別語句の表示246bを含む。識別語句の表示246bは、対応する管理キーワードの表示246aの近傍に表示される。識別語句の表示246bは、例えば、対応する管理キーワードの表示246aに隣接して表示されるものであってもよいし、対応する管理キーワードの表示246aと同一行、同一ブロック、またはその他の同一表示要素内に表示されるものであってもよい。
【0084】
この例において記事であるコンテンツ247は、例えば、画像、記事の見出し、記事の本文または要約、および記事の一次配信元の情報などを含む。コンテンツ247は、これらの情報の一部を含まなくてもよいし、他の情報を含んでもよい。
【0085】
図9において、フォロー情報を登録する表示の他の例が示される。
【0086】
この例において、入力キーワードに対応する第2選択肢244のうち、一部の選択肢は、第1選択肢243より上位に表示される。
図9の例では第2選択肢244のうち入力キーワード「AAAA」のみの管理キーワードを第1選択肢243より上位に表示する一方で、キーワード「AAAA 天気」など入力キーワードに関連キーワードを付加した第2選択肢244については、第1選択肢243より下位に表示している。これによりユーザにとって入力した入力キーワードのみの選択肢が上位に表示されることで、直感的に分かりやすい表示インタフェースを提供できる。一方で当該例のようにすべての第2選択肢244(または第1選択肢243)をまとめて表示しない(すなわち
図9のように第2選択肢244の表示の下に第1選択肢243を表示し、さらに残りの第2選択肢244を当該第1選択肢243の下に表示する)場合、第1選択肢243と第2選択肢244の区別をユーザにとってより視認しやすくするための表示を入れてもよい。当該表示は、例えば
図9のように、第1選択肢243や第2選択肢244の間に配置される線であってもよい。
【0087】
また、
図9の例で示すように各々の第1選択肢243は、対応する管理キーワードを他の管理キーワードと識別するアイコン243cを含んでもよい。これにより、ユーザにとって、システム側でそれぞれのフォロー選択肢を区別していることに関する視認性がさらに高まる。アイコン243cは、対応する管理キーワードの表示243aの近傍に表示される。アイコン243cは、例えば、対応する管理キーワードの表示243aに隣接して表示されるものであってもよいし、対応する管理キーワードの表示243aと同一行、同一ブロック、またはその他の同一表示要素内に表示されるものであってもよい。また、例えば都市「AAAA」がタレント「AAAA」および楽曲「AAAA」より著名であるなど、固有名詞「AAAA」によって都市「AAAA」が通常想起される場合に、都市を表す管理キーワード「AAAA」に対して識別語句の表示243bおよびアイコン243cは省略されてもよい。
【0088】
図10において、コンテンツを提示する表示の他の例が示される。
【0089】
キーワードに基づいて抽出されたコンテンツ247が提示されるときに、フォロー情報の表示246は、例えば、当該キーワードの表示246cのみを含む。一方で
図8の例のように、246bのキーワードに不随する情報の表示はされない。なお、キーワードに基づいて抽出されるコンテンツ、および識別子に基づいて抽出されるコンテンツは、互いに異なる形態でユーザに提示されてもよいし、そうでなくてもよい。提示の形態の差異は、例えば、表示のサイズ、配置、または背景色もしくは枠などの装飾などの差異を含む。
【0090】
ここで、ユーザが、入力キーワードをフォロー情報として登録し、当該入力キーワードに基づいて特定される複数の識別子のいずれをもフォロー情報として登録していない場合を想定する。この場合に、例えば配信部113は、当該複数の識別子のいずれかをフォロー情報として登録することを促す指令を情報端末200に送信する。当該指令は、コンテンツの情報と合わせて送信されてもよいし、そうでなくてもよい。当該指令を受信した情報端末200の生成部213は、当該複数の識別子のいずれかをフォロー情報として登録することを促す表示として、選択表示242を生成する。選択表示242は、コンテンツ247とともに、例えば、コンテンツ247より上位に表示される。この例の選択表示242は、管理キーワードを特定することを促すメッセージとして、例えば「あなたがフォローしているのは、どのキーワードですか?」などの質問のメッセージを含む。この例の選択表示242において、入力キーワードに対応する第2選択肢244は、どの管理キーワードもフォロー情報として登録しないことを表す表示として、例えば「どれでもありません」などのメッセージを含む。
【0091】
この例の選択表示242において、ユーザは、第1選択肢243および第2選択肢244などの各々の選択肢自体のタップなどの操作によって、当該選択肢をフォロー情報として選択する。例えば第1選択肢243が操作されるときに、当該第1選択肢243に対応する識別子がフォロー情報として登録される。このとき、フォロー情報として登録されていた入力キーワードは、フォロー情報としての登録が解除されてもよいし、解除されなくてもよい。一方、例えば第2選択肢244が操作されるときに、当該第2選択肢244に対応する入力キーワードがフォロー情報として登録される。このとき、当該入力キーワードがフォロー情報として既に登録されている場合に、当該フォロー情報は更新されずに維持されてもよい。
【0092】
図11において、フォロー情報を登録する表示の他の例が示される。
【0093】
この例の選択表示242において、各々の第1選択肢243は、管理キーワードの表示243aを内部に含まない。各々の第1選択肢243は、対応する管理キーワードの表示243aの近傍に配置される。各々の第1選択肢243は、例えば、対応する管理キーワードの表示243aに隣接して表示されるものであってもよいし、対応する管理キーワードの表示243aと同一行、同一ブロック、またはその他の同一表示要素内に表示されるものであってもよい。この例において、複数の第1選択肢243は、左右方向にスクロール可能に表示される。各々の第1選択肢243は、対応する識別語句の表示243bおよび登録ボタン245を内部に含む。各々の第1選択肢243は、識別語句の表示243bに代えて、または識別語句の表示243bとともに、対応するアイコン243cを内部に含んでもよい。
【0094】
図12において、フォロー情報を登録する表示の他の例が示される。
【0095】
この例の選択表示242において、登録ボタン245は、フォロー情報としての登録を表す「+」またはフォロー情報としての登録の解除を表す「-」の記号を表すボタンとして表示される。
【0096】
なお、ユーザが登録されたフォロー情報を解除できる表示例は
図12の例に限られない。例えば、既に登録しているフォロー情報を一覧表示するページから各登録済フォロー選択肢ごとに解除が可能なユーザインターフェースを情報端末に表示してもよい。
【0097】
また、ユーザが既に登録しているフォロー情報を解除する指示を選択した際に、もしそのフォロー情報が第2選択肢244の選択によって登録されたフォロー情報であった(すなわち固有名詞に関連する識別子ではなくキーワードによる登録であった)場合、第1選択肢243の選択を促す情報を表示してもよい。例えば「こんなフォローの選択肢もあります」といったメッセージと共に、登録されていた第2選択肢244と関連する第1選択肢243を1以上提示することを含む。これにより、所望のコンテンツとは異なるコンテンツを多く含むフォロー選択を行っていたユーザへ、所望のコンテンツとの関連性がより高いフォロー選択肢の存在を認識させることに繋がる可能性がある。
【0098】
以上に説明したように、実施の形態1に係るコンテンツ提示システム1は、ユーザが登録したフォロー情報に基づいて抽出されたコンテンツを、当該ユーザが利用する情報端末200に提示させる。コンテンツ提示システム1は、特定部111と、取得部212と、生成部213と、登録部112と、を備える。特定部111は、ユーザによって情報端末200を通じて入力された入力キーワードに基づいて、互いに同表記であるかまたは互いに同音であるかの少なくともいずれかである複数の管理キーワードを特定する。取得部212は、特定部111が特定した各々の管理キーワードについて、複数の管理キーワードを互いに識別する複数の識別子を取得する。生成部213は、フォロー情報として登録する情報の選択肢として、複数の識別子に対応する第1選択肢を含む選択表示を生成する。登録部112は、情報端末200に表示される選択表示からユーザによって選択された選択肢を、ユーザのフォロー情報として登録する。
また、実施の形態1に係るプログラムは、ユーザによる入力キーワードの入力を、情報端末200に受け付けさせる。当該プログラムは、入力キーワードに基づいて特定される複数の管理キーワードの各々について、複数の管理キーワードを互いに識別する複数の識別子を、情報端末200に取得させる。当該プログラムは、フォロー情報として登録する情報の選択肢として、複数の識別子に対応する第1選択肢を含む選択表示を、情報端末200に生成させる。当該プログラムは、第1選択肢を含む選択表示から、当該ユーザがフォロー情報として登録する選択肢の選択を、情報端末200に受け付けさせる。
【0099】
このような構成により、同表記または同音の固有名詞などに関連するコンテンツを、識別子に基づいて個別に抽出できるようにフォロー情報を登録することが可能になる。また、ユーザは、キーワードの入力によって各識別子を容易に選択して登録できるようになる。これにより、同表記または同音の固有名詞などに関連するコンテンツが区別して抽出されるため、ユーザは、希望していない事項に関連したコンテンツの提示を受けにくくなる。すなわち、ユーザは、より当該ユーザの希望に沿ったコンテンツが提示されるようになる。このとき、ユーザの情報端末200にサーバ100から不要な情報が配信されにくくなるので、ネットワーク300の通信容量が浪費されにくくなる。また、ユーザの希望する管理キーワードに関連したコンテンツがサーバ100から自動的に配信されるので、当該コンテンツをユーザが自ら検索する必要性が抑えられる。このため、当該コンテンツの検索のためのネットワーク300の通信容量の消費などが抑えられ、情報端末200における消費電力が抑えられる。
【0100】
また、選択表示は、入力キーワードに対応する第2選択肢を含む。情報端末200による選択の受け付けは、ユーザによる、第1選択肢の選択による複数の識別子のうちいずれかの識別子のフォロー情報への登録、または第2選択肢の選択による入力キーワードのフォロー情報への登録、のうち少なくともいずれかを受け付けることを含む。これにより、ユーザは、識別子およびユーザ自身が入力する任意のキーワードをフォロー情報として登録できる。なお、選択表示は、入力キーワードに対応する第2選択肢を含まなくてもよい。
【0101】
また、選択表示において、第1選択肢における管理キーワードの表示の形態は、第2選択肢における入力キーワードの表示の形態と異なる。これにより、識別子に対応する第1選択肢およびキーワードに対応する第2選択肢をユーザは判別できるようになるため、ユーザ自身の希望により近いフォロー情報を登録できるようになる。なお、第1選択肢および第2選択肢の表示の形態は、互いに同様であってもよい。
【0102】
また、選択表示において、第1選択肢における管理キーワードの表示の形態は、各々の管理キーワードを識別する識別語句またはアイコンが、対応する管理キーワードの近傍に表示される形態である。これにより、ユーザは各々の管理キーワードに対応する第1選択肢をより容易に識別できるようになるため、ユーザ自身の希望により近いフォロー情報を登録できるようになる。なお、識別語句およびアイコンは、いずれも表示される表示形態であってもよいし、いずれも表示されない表示形態であってもよいし、いずれか一方が表示される表示形態であってもよい。
【0103】
また、選択表示において、入力キーワードに対応する第2選択肢は、第1選択肢より上位に表示される。これにより、ユーザは、ユーザ自身が入力する任意のキーワードをフォロー情報として登録しやすくなる。なお、入力キーワードに対応する第2選択肢は、第1選択肢より上位に表示されなくてもよい。
【0104】
また、実施の形態1に係るプログラムは、フォロー情報に基づいて抽出されたコンテンツをユーザに提示することを、情報端末200に実行させる。第1選択肢の選択によってフォロー情報として登録された識別子に基づいて抽出されるコンテンツと、第2選択肢の選択によってフォロー情報として登録されたキーワードに基づいて抽出されるコンテンツとは、少なくとも一部が異なる。これらのコンテンツは、例えば、ユーザへの提示の形態において互いに異なる。これにより、識別子に基づいて抽出されたコンテンツおよびキーワードに基づいて抽出されたコンテンツをユーザは判別できるようになるため、不要なコンテンツが含まれる可能性の高さを提示の形態から判別できるようになる。これにより、ユーザは、コンテンツの閲覧または視聴などの優先順位を判断しやすくなる。なお、同種の各々のコンテンツのユーザへの提示の形態は、互いに同様であってもよい。
【0105】
また、ユーザが、入力キーワードをフォロー情報として登録し、当該入力キーワードに基づいて特定される複数の識別子のいずれをもフォロー情報として登録していない場合がある。この場合に、実施の形態1に係るプログラムは、当該複数の識別子の少なくともいずれかをフォロー情報として登録するよう促す表示を、情報端末200に生成させる。このような表示により、キーワードのみをフォロー情報として登録していたユーザは、フォロー情報を当該キーワードに対応する識別子に移行しやすくなる。これにより、ユーザは、より自身の希望に沿ったコンテンツの提示を受けられるようになる。なお、識別子をフォロー情報として登録するよう促す表示は、生成されなくてもよい。
【0106】
また、ユーザが、入力キーワードをフォロー情報として登録し、当該入力キーワードに基づいて特定される複数の識別子のいずれをもフォロー情報として登録していない場合がある。この場合に、当該入力キーワードのフォロー情報としての登録を解除する操作がユーザによって行われることがある。このときに、実施の形態1に係るプログラムは、当該複数の識別子の少なくともいずれかをフォロー情報として登録するよう促す表示を、情報端末200に生成させてもよい。ユーザは、例えば、キーワードであるフォロー情報によって提示されるコンテンツに不要なものが多く含まれる場合などに、利便性が低いと判断して当該キーワードのフォロー情報としての登録を解除することがある。ここで、不要なコンテンツの提示の原因が同表記または同音の異なるキーワードに関するコンテンツが抽出されることにある場合に、フォロー情報として識別子を登録することでユーザの利便性が改善される可能性がある。プログラムは、識別子をフォロー情報として登録するよう促す表示により、このようなユーザの利便性の改善を図ることができる。
【0107】
なお、取得部212は、入力キーワードに基づいて特定される複数の管理キーワードおよび識別子を、サーバ100以外の装置などから取得してもよい。情報端末200は、例えば端末記憶部280などに、入力キーワードと管理キーワードおよび識別子との対応を記憶していてもよい。このとき、取得部212は、端末記憶部280の情報を読み込むことで、入力キーワードに基づいて特定される複数の管理キーワードおよび識別子を取得してもよい。
【0108】
また、入力キーワードおよびそれに基づいて特定される管理キーワードは、完全一致しなくてもよい。例えば、同名の著名人として小説家「FFFF」、絵本作家「FFFF」、およびスポーツ選手「FFFF」がいる場合に、特定部111は、入力キーワード「FFFF 作家」に基づいて、小説家を表す管理キーワード「FFFF」および絵本作家を表す管理キーワード「FFFF」ならびにこれらの識別子を特定してもよい。
【符号の説明】
【0109】
1 コンテンツ提示システム、 100 サーバ、 110 サーバ制御部、 111 特定部、 112 登録部、 113 配信部、 120 サーバ入出力部、 130 ディスプレイ、 140 サーバ通信I/F、 150 サーバ記憶部、 151 コンテンツDB、 152 フォローDB、 200 情報端末、 210 端末制御部、 211 受付処理部、 212 取得部、 213 生成部、 214 出力処理部、 220 端末通信I/F、 230 端末入出力部、 240 端末表示部、 250 マイク、 260 スピーカ、 270 カメラ、 280 端末記憶部、 300 ネットワーク