特開 2024-101501 財布落下防止ストラップ

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公開特許公報(A)

(11)【公開番号】P2024101501

(43)【公開日】2024-07-29

(54)【発明の名称】財布落下防止ストラップ

(51)【国際特許分類】

   A45C 13/30 20060101AFI20240722BHJP

   A45C 1/02 20060101ALI20240722BHJP

【ＦＩ】

A45C13/30 K

A45C1/02 Z

【審査請求】有

【請求項の数】3

【出願形態】書面

(21)【出願番号】P 2023010559

(22)【出願日】2023-01-10

(71)【出願人】

【識別番号】519224982

【氏名又は名称】滝上 すみよ

(72)【発明者】

【氏名】滝上 すみよ

【テーマコード（参考）】

3B045

【Ｆターム（参考）】

3B045BA01

3B045CE09

3B045DA45

3B045GA00

3B045GB04

3B045GC04

3B045GD02

(57)【要約】

【課題】ナスカン、二重カン、丸カン、ボールチェン、クリップ、紐結び等を使用しないで財布に取り付けできる落下防止のストラップを提供する。
【解決手段】長財布５０を開いた左右の仕切りポケット５１７，マチ付き仕切りポケット５１８に板片１１を挿入し、また二つ折り財布４０を開いた状態では左右のオープンポケット４１１，４１２に板片１１を挿入（図４に示す）或いは札入れポケット４５２から中央のマチ４６の開口４７１にストラップ付き曲面ジグザク盤１０を通し、板片１１を底部に設置し、取り付けできる落下防止のストラップである。
【選択図】図１

【特許請求の範囲】

【請求項1】

ストラップの一端部に曲面ジグザグを有するゴム紐を形成し、更に先端に板状の片を設けた事を特徴とする。

【請求項2】

前記板状の片１１は下端に引っ掛け部１１１，１１２を有する形状であり、この部分が長財布において、
左右の仕切りポケット５１７には引っ掛け部１１１が挿入され、もう片方のマチ付き仕切りポケット５１８に引っ掛け部１１２が挿入される長さを有しており、長財布５０の使用状態の落下防止に対して、落下不可の長さを有することを特徴とする財布落下防止ストラップ。

【請求項3】

前記板状の板片１１は下端に引っ掛け部１１１，１１２を有する形状であり、この部分が二つ折り財布において、
左右のオープンポケット４１１には引っ掛け部１１２が挿入され、もう片方のオープンポケット４１２には引っ掛け部１１１が挿入される長さを有しており、二つ折り財布の使用状態の落下防止に対して、落下不可の長さを有することを特徴とする財布落下防止ストラップ。

【請求項4】

前記板状の板片１１は下端に引っ掛け部１１１，１１２を有する形状であり、この部分が二つ折り財布において、
札ポケット４５２のマチ４６の開口４７１から外側にストラップ２、ストラップ曲面ジグザグ盤１０が出た状態、並びに引っ掛け部１１１，１１２が札ポケット底に引っ掛かる構成を有し、更に引っ掛け部１１１，１１２の長さが抜き出ない長さを有することを特徴とする財布落下防止ストラップ。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は財布側に環状金具、クリップ、紐結びを使用しないで取り付けられる財布落下防止ストラップに関する。

【背景技術】

【0002】

周知の如く、財布側に落下防止で取り付けられているものは環状金具、紐結び等である（特許文献－１，特許文献－２）。双方の文献は財布側、またはケース側の縁に穿孔を設け、該の穿孔に環状金具、紐結び等を通して連結している。

【0003】

或いは。穿孔を設けない手段としては、任意の場所にクリップ等で連結している。

【先行技術文献】

【特許技術】

【0004】

【特許文献1】実用新案登録第３１６２７３５号公報

【特許文献2】実用新案登録第３２０８６５６号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0005】

長財布、二つ折り財布等の財布側に取り付けられるものとして、クリップの場合は、クリップを端に取り付けると、その部分から外側に突き出て邪魔で不向きであった。また、中央に取り付けると厚みで、嵩張り不向きであった。その他、環状金具、細い紐結び等を使用する場合は、財布側に穴を開けるので、該の穴が変形したりし、不向きであった。

【0006】

財布側に設けた穴に環状金具のストラップを使用した場合は、財布の出し入れに於いて、環状金具の部分がストラップに取り付けられた伸縮コイル、またはリールなどと絡み合い嵩張り不向きであった。

【0007】

本発明は財布側に穿孔を設けることなく、確実に財布の落下防止ができ、使用に於いても財布の変形を必要としない構成であり、嵩張り、他の物と絡み合う事がない優れた発明を提供する。本発明の目的は、財布の使用に於いて、カード、札等に接触して破損させる金具類は財布側に取り付けないものであり、軟質素材を取り付けるものであって、確実に破損を防止でき、使い易い本発明を提供することにある。

【課題を解決するための手段】

【0008】

本発明は前記課題を解決するための手段として、長財布、二つ折り財布等の財布側にクリップ、環状金具、紐結び等による取り付けを採用しないものであり、曲面ジグザグを有するゴム紐を形成し、上端に板片１１を設け、下端に穿孔１２を設けたストラップ付き曲面ジグザグ盤１０を設ける。

【0009】

前記構成のストラップ付き曲面ジグザグ盤１０の先端に板片１１を設け、更に下端に引っ掛け部１１１，１１２を設け、この左右の引っ掛け部の長さにおいて、長財布の場合は、左右の仕切りポケット５１７、マチ付き仕切りポケット５１８の端から挿入される長さを有し、且つ、引っ掛け部１１１，１１２の部分が、使用で引っ張られた時に引っ掛かる作用の力で固着する構成である。

【0010】

前記構成のストラップ付き曲面ジグザグ盤１０の先端に板片１１を設け、更に下端に引っ掛け部１１１，１１２を設け、この左右の引っ掛け部の長さにおいて、二つ折り財布の場合は、左右のオープンポケット４１１、４１２の端から挿入される長さを有し、且つ、引っ掛け部１１１，１１２の部分が、使用で引っ張られた時に引っ掛かる作用の力で固着する構成である。

【0011】

前記構成のストラップ付き曲面ジグザグ盤１０の先端に板片１１を設け、更に下端に引っ掛け部１１１，１１２を設ける、この左右の引っ掛け部の長さは、二つ折り財布の場合は、札ポケット４５２の開口４７１からストラップ付き曲面ジグザグ盤１０が出た状態、札ポケット４５２の開口４７１の左右札ポケット底に引っ掛け部１１１，１１２が引っ張られて固着する構成である。

【発明の効果】

【0012】

財布に本発明を取り付けた使用において、クリップの突き出し、嵩張りが無い、また財布に穴を開け、環状金具、細い紐結び等の使用による変形が無い、更に伸縮コイル、またはリールなどと絡み合い嵩張りが無い構成の落下防止である。

【図面の簡単な説明】

【0013】

【図1】財布落下防止ストラップの平面図

【図2】二つ折り財布の札ポケットに財布落下防止ストラップを装着した概観図

【図3】二つ折り財布の上面図

【図4】二つ折り財布の左右のオープンポケットに財布落下防止ストラップを装着した概観図

【図5】二つ折り財布の上面図

【図6】長財布の左右の仕切りポケット、マチ付き仕切りポケットに財布落下防止ストラップを装着した概観図

【図7】財布に財布落下防止ストラップを装着し、ストラップ付き曲面ジグザク盤が引っ張られ、伸びた状態を示す概観図

【発明を実施するための形態】

【0014】

本発明は図１に示す板片１１を図３に示す札ポケット４５２に設置する場合は、開口４７１からストラップ付き曲面ジグザグ盤１０を引き出した状態にすると共に引っ掛け部１１１及び引っ掛け部１１２が図２に示すように札ポケットの底に固着するようにする。

【0015】

使用に於いて、クリップ３を鞄や衣類に取り付け、ポケット等に収納する出し入れで不完全な収納で財布が落下した場合も、引っ張られて固着し、二つ折り財布の重なりの圧着により、且つ、板片１１が固着された使用となる。

【0016】

更に図４に示す使用に於いて、オープンポケット４１１及び４１２に板片１１を挿入して使用する。

【0017】

オープンポケット４１１に板片１１の引っ掛け部１１２が挿入され、片方の引っ掛け部１１１がオープンポケット４１２に挿入される。

【0018】

使用に於いて、クリップ３を鞄や衣類に取り付け、ポケット等に収納する出し入れで不完全な収納で財布が落下した場合も、引っ張られて固着し、二つ折り財布の重なりの圧着により、且つ、板片１１が固着された使用となる。

【0019】

図６に示す長財布５０の使用に於いて、長財布５０を開いた状態の仕切りポケット５１７及びマチ付き仕切りポケット５１８にストラップ付き曲面ジグザグ盤１０の板片１１を挿入して使用する。

【0020】

この場合、引っ掛け部１１１が仕切りポケット５１７に挿入され、引っ掛け部１１２がマチ付き仕切りポケット５１８に挿入される。

【0021】

使用に於いて、開いた財布を閉じた状態にし、クリップ３を衣類に取り付け、ポケット等に収納する出し入れで不完全な収納で財布が落下した場合も、引っ張られて固着し、折り曲げられた板片１１が重なりの圧着により、且つ、引っ掛け部１１１及び引っ掛け部１１２が固着された使用となる。

【符号の説明】

【0022】

１０…ストラップ付き曲面ジグザク盤
１１…板片
１１１…引っ掛け部
１１２…引っ掛け部
１２…穿孔
２…ストラップ
３…クリップ
４０…二つ折り財布
４１１…オープンポケット
４１２…オープンポケット
４２…カードポケット
４３…小錢ポケット
４４…仕切り
４５１…札ポケット
４５２…札ポケット
４６…マチ
４７１…開口
４７２…開口
５０…長財布
５１７…仕切りポケット
５１８…マチ付き仕切りポケット

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【手続補正書】

【提出日】2024-01-25

【手続補正1】

【補正対象書類名】特許請求の範囲

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正の内容】

【特許請求の範囲】

【請求項1】

ストラップの一端部に曲面ジグザグを有するゴム紐を形成し、このゴム紐の先端につなぐ板状片を設けたことを特徴とする財布落下防止ストラップ。

【請求項2】

ゴム紐の先端に設けた板状片は下端に引っ掛け部を有する形状であり、この引っ掛け部分が長財布の使用状態の落下防止に対して、落下不可の板状片を有する請求項１記載の落下防止ストラップ。

【請求項3】

前記板状片の板片１１は下端に引っ掛け部を有する形状で、二つ折り財布の使用状態の落下防止に対して、落下不可の板状片の板片１１を設けたことを特徴とする請求項１記載の落下防止ストラップ。