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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024101530
(43)【公開日】2024-07-29
(54)【発明の名称】ヘッドマウント装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/64 20060101AFI20240722BHJP
【FI】
H04N5/64 511A
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023187104
(22)【出願日】2023-10-31
(31)【優先権主張番号】202310095593.3
(32)【優先日】2023-01-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】510283557
【氏名又は名称】富泰華工業(深▲セン▼)有限公司
(71)【出願人】
【識別番号】500080546
【氏名又は名称】鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】HON HAI PRECISION INDUSTRY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】66,Chung Shan Road,Tu-Cheng New Taipei,236(TW)
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】唐 海平
(72)【発明者】
【氏名】銭 正清
(57)【要約】      (修正有)
【課題】目の観察範囲が小さくならないようにするためのヘッドマウント装置を提供する。
【解決手段】ヘッドマウント装置100は、本体フレーム1、レンズホルダ2、レンズ3及び調節具4を含む。本体フレームは、ユーザー200の頭部201に装着するために使用され、レンズホルダは、本体フレームに移動可能に設けられている。レンズは、レンズホルダに設けられており、レンズホルダが移動する際に連動して移動し、仮想映像31を表示するために使用される。調節具は、レンズホルダに設けられており、レンズホルダに推動力を与えて、瞳出し距離Aの増大を阻止し、観察範囲2021が小さくなるのを回避する。瞳出し距離は、ユーザーの目202に対するレンズの距離である。観察範囲は、ユーザーの目がレンズを通して見える範囲である。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘッドマウント装置であって、
本体フレーム、レンズホルダ、レンズ、及び調節具を含み、
ユーザーの頭部に装着するために使用される本体フレームと、
前記本体フレームに移動可能に設けられているレンズホルダと、
前記レンズホルダに設けられるレンズと、
前記レンズホルダに設けられる調節具と、を含み、
前記レンズホルダが移動する際に、前記レンズを動かして移動させ、前記レンズは、仮想映像を表示するために使用され、
前記調節具は、前記レンズホルダに推動力を与えて、瞳出し距離の増大を阻止して、観察範囲が小さくなるのを回避し、
前記瞳出し距離は、ユーザーの目に対する前記レンズの距離であり、前記観察範囲は、ユーザーの目が前記レンズを通して見える範囲であることを特徴とするヘッドマウント装置。
【請求項2】
前記瞳出し距離は設定値を有し、
ユーザーが物品を目の前に着用し、且つ前記瞳出し距離が前記設定値に達することができないように前記レンズを止める場合、前記調節具は前記レンズホルダに推動力を加えて、前記レンズを前記物品に当接させて、前記瞳出し距離の増大を阻止し、
ユーザーが前記物品を目の前に着用するが、前記瞳出し距離が前記設定値に達することができるように前記レンズを止めない場合、前記調節具は前記レンズホルダを前記本体フレームに対して固定し、前記瞳出し距離を前記設定値に維持して、前記瞳出し距離の増大を阻止し、
ユーザーが目の前に前記物品を着用していない場合、前記調節具は前記レンズに推動力を加えて、前記レンズホルダを前記本体フレームに対して固定し、前記瞳出し距離の増大を阻止することを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウント装置。
【請求項3】
前記調節具は弾性部材であり、前記弾性部材の一端は前記本体フレームに接続され、前記弾性部材の他端は前記レンズホルダに接続され、
ユーザーが目の前に前記物品を着用し、且つ前記瞳出し距離が前記設定値に達することができないように前記レンズを止める場合、前記弾性部材は前記レンズホルダに弾性力を加えて、前記レンズを前記物品に当接させるようにし、ユーザーが前記物品を目の前に着用するが、前記瞳出し距離が前記設定値に達することができるように前記レンズを止めない場合、前記弾性部材は初期長さにあり、前記瞳出し距離を前記設定値に維持し、
ユーザーが目の前に前記物品を着用していない場合、前記弾性部材は初期長さにあり、前記瞳出し距離を前記設定値に維持することを特徴とする請求項2に記載のヘッドマウント装置。
【請求項4】
前記弾性部材がばねであることを特徴とする請求項3に記載のヘッドマウント装置。
【請求項5】
前記物品は眼鏡であり、前記眼鏡は近視眼鏡、遠視眼鏡、老眼鏡、乱視眼鏡及び平光眼鏡の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項3に記載のヘッドマウント装置。
【請求項6】
前記ヘッドマウント装置は、回転軸をさらに含み、前記レンズホルダは、前記回転軸によって前記本体フレームに回動可能に連結され、前記レンズホルダは、前記本体フレームに対して回動することで前記瞳出し距離を変化させることを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載のヘッドマウント装置。
【請求項7】
前記レンズホルダの数は1つであり、前記レンズホルダには2つの前記レンズが設けられており、2つの前記レンズはそれぞれユーザーの2つの目に前記仮想映像を表示するために使用され、
前記レンズホルダが回動する時に、2つの前記レンズのそれぞれに対応する前記瞳出し距離は等しくなることを特徴とする請求項6に記載のヘッドマウント装置。
【請求項8】
前記ヘッドマウント装置は、スライドレールとスライダとをさらに備え、前記スライドレールと前記スライダのうちの一方は前記本体フレームに設けられ、他方は前記レンズホルダに設けられ、
前記スライダは、前記スライドレールに摺動して設けられ、前記レンズホルダを前記本体フレームに対して摺動させることで、前記瞳出し距離を変化させることを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載のヘッドマウント装置。
【請求項9】
前記本体フレームはヘッドリングを含み、前記ヘッドリングは、ユーザーの頭部にリング状に設けられ、前記レンズホルダは、前記ヘッドリングに対して移動可能であることを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載のヘッドマウント装置。
【請求項10】
前記本体フレームは、固定パッドをさらに含み、前記固定パッドは、前記ヘッドリングに設けられ、
前記固定パッドには、ユーザーの頭部に対して前記ヘッドリングを固定するために、ユーザーの額に貼り付けるための円弧面が設けられ、
前記レンズホルダは、前記固定パッドに移動可能に設けられることを特徴とする請求項9に記載のヘッドマウント装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、仮想映像装置の技術分野に関し、具体的には、ヘッドマウント装置に関する。
【背景技術】
【0002】
仮想映像デバイスは仮想映像を提供することができるが、ユーザーは仮想映像デバイスのレンズを通してはじめて仮想映像デバイスが提供する仮想映像を見ることができる。しかし、瞳出し距離が大きくなり、即ち、仮想映像デバイスのレンズがユーザーの目から遠くなると、目がレンズを通して観察する際に、レンズに対して目が回動する眼動範囲が小さくなり、レンズによる目の観察範囲が小さくなり、仮想映像の画面をすべて見ることができなくなる可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで、本願は、目の観察範囲が小さくならないようにするためのヘッドマウント装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願の一実施形態によるヘッドマウント装置は、本体フレーム、レンズホルダ、レンズ、及び調節具を含む。本体フレームは、ユーザーの頭部に装着するために使用される。レンズホルダは本体フレームに移動可能に設けられている。レンズはレンズホルダに設けられている。レンズホルダが移動する際に、レンズは連動して移動する。レンズは、仮想映像を表示するために使用される。調節具は、レンズホルダに設けられている。調節具は、レンズホルダに推動力を与えて、瞳出し距離の増大を阻止し、観察範囲が小さくなるのを回避することができる。瞳出し距離は、ユーザーの目に対するレンズの距離である。観察範囲は、ユーザーの目がレンズを通して見える範囲である。
【0005】
上記実施形態では、ユーザーの目は、レンズを通して仮想映像を見る。調節具は、レンズホルダに推動力を加えて、レンズホルダをユーザーの頭部に近づけて移動させたり、レンズを頭部から遠ざかる方向に移動することができないようにレンズホルダの頭部に対する位置を固定したりすることで、瞳出し距離の増大を阻止し、観察範囲が小さくなるのを回避することができ、仮想映像のすべてが観察範囲のカバー範囲内に収まるように、同じ距離で観察範囲の仮想映像に対する割合が小さくなることを防止する。これにより、仮想映像の完全な画面を可能な限り見えるようになる。
【0006】
本願の幾つかの実施形態では、瞳出し距離は設定値を有する。ユーザーが物品を目の前に着用し、且つ瞳出し距離が設定値に達することができないようにレンズを止めると、調節具はレンズホルダに推動力を加えて、レンズを物品に当接させて、瞳出し距離の増大を阻止する。ユーザーが物品を目の前に着用するが、瞳出し距離Aが設定値に達することができるようにレンズを止めない場合、調節具はレンズホルダを本体フレームに対して固定し、瞳出し距離を設定値に維持して、瞳出し距離の増大を阻止する。ユーザーが目の前に物品を着用していない場合、調節具はレンズに推動力を加えて、レンズホルダを本体フレームに対して固定し、瞳出し距離の増大を阻止する。
【0007】
上記実施形態では、瞳出し距離が設定値の場合、目の観察範囲は仮想映像のすべてをカバーすることができる。もし、目の前に物品が着用され且つレンズの邪魔になり、必ず設定値よりも瞳出し距離を大きくすると、調節具はレンズが物品に当接するようにレンズホルダに推動力を加え、レンズをできるだけ目に近づけて、瞳出し距離の更なる増大を阻止することができる。しかも、目の前に物品が着用される場合に観察範囲を達成可能な最大範囲に維持して、できるだけ仮想映像の画面をすべて見るようにする。目の前に着用された物品がレンズの邪魔にならない又は物品を着用していなければ、瞳出し距離は設定値にあり、調節具はレンズホルダに推動力を加えて、レンズを本体フレームに対して固定し、即ち、レンズの目に対する位置は固定される。この場合、瞳出し距離は大きくならず、目が常に仮想映像の全画面を見ることができる。
【0008】
本願の幾つかの実施形態では、調節具は弾性部材である。弾性部材の一端は本体フレームに接続され、弾性部材の他端はレンズホルダに接続されている。ユーザーが目の前に物品を着用し、且つ瞳出し距離Aが設定値に達することができないようにレンズを止めると、弾性部材はレンズホルダに弾性力を加えて、レンズを物品に当接させるようにする。ユーザーが物品を目の前に着用するが、瞳出し距離が設定値に達することができるようにレンズを止めない場合には、弾性部材は初期長さにあり、瞳出し距離を設定値に維持する。ユーザーが目の前に物品を着用していない場合、弾性部材は初期長さにあり、瞳出し距離を設定値に維持する。
【0009】
上記実施形態では、弾性部材の両端はそれぞれ本体フレームとレンズホルダとに接続される。本体フレームが頭部に装着されているので、弾性部材はレンズホルダに推動力として弾性力を加え、レンズホルダを移動させるとともにレンズを動かす。目の前に物品が着用され且つレンズの邪魔になると、弾性部材のレンズホルダへの弾性力により、レンズが目に近づく傾向があり、レンズが物品に当接され、レンズをできるだけ目に近づけることができ、瞳出し距離のさらなる増大を阻止する。そして、弾性部材は、目の前に物品が着用される場合には、観察範囲を達成できる最大範囲に維持することができ、できるだけ仮想映像の全画面を見るようにする。目の前に着用された物品がレンズの邪魔にならない又は物品を着用していなければ、瞳出し距離は設定値にあり、弾性部材は初期長さに維持することができ、レンズが目に近接又は離れるように移動しても、弾性部材はレンズホルダに弾性力を加えてレンズホルダをリセットして、レンズを本体フレームに対して固定し、即ち、レンズの目に対する位置を固定することができる。この場合、瞳出し距離は大きくならず、目が常に仮想映像の全画面を見ることができる。
【0010】
本願の幾つかの実施形態では、弾性部材はばねである。
【0011】
上記実施形態では、ばねは、自身が初期長さに復帰するように伸長または短縮することにより、レンズホルダに弾性力を付与することができる。ばね自身が復帰すると同時に、レンズホルダは連動して移動する。
【0012】
本願の幾つかの実施形態では、物品は眼鏡である。眼鏡は、近視眼鏡、遠視眼鏡、老眼鏡、乱視眼鏡及び平光眼鏡のうちの少なくとも1つを含む。
【0013】
上記実施形態では、異なる目は異なるニーズを持つため、レンズが提供する仮想映像を目が視認できるように、異なる眼鏡をかける必要がある。従って、眼鏡はレンズと目との間に掛けられる。これにより、レンズは瞳出し距離が設定値となる位置に移動することに影響を与える可能性がある。
【0014】
本願の幾つかの実施形態では、ヘッドマウント装置は、回転軸をさらに含む。レンズホルダは、回転軸によって本体フレームに回動可能に連結される。レンズホルダは、本体フレームに対して回動して瞳出し距離を変化させる。
【0015】
上記実施例では、調節具はレンズホルダに推動力を加えて、レンズホルダを本体フレームに対して回動させることで、レンズを動かして本体フレームに対して回動させる。一方、本体フレームは目に対して固定される。すると、レンズはレンズホルダの回動に追従しながら目に近づいて移動することができ、それによって、観察範囲が広くなり、できるだけ仮想映像の完全な画面を目に見せるように、瞳出し距離は変更される。
【0016】
本願の幾つかの実施形態では、レンズホルダの数は1つであり、レンズホルダには2つのレンズが設けられており、2つのレンズはそれぞれユーザーの2つの目に仮想映像を表示するために使用される。レンズホルダが回動する時に、2つのレンズのそれぞれに対応する瞳出し距離は等しくなる。
【0017】
上記実施形態では、1つのレンズホルダが2つのレンズを同時に動かすことで、2つのレンズとそれぞれの対応する目との距離を同期して変化させ、2つの目に対応する瞳出し距離を等しく保つことで、2つの目が常に同じ範囲の仮想映像の画面を見るようになり、1つの目が仮想映像の完全な画面を見ることができ、もう1つの目が仮想映像の完全な画面を見ることができない場合を回避することができる。
【0018】
本願の幾つかの実施形態では、ヘッドマウント装置は、スライドレールとスライダとをさらに備え、スライドレールとスライダの一方は本体フレームに、他方はレンズホルダに設けられている。また、スライダはスライドレールに摺動して設けられ、レンズホルダを本体フレームに対して摺動させて、瞳出し距離を変化させる。
【0019】
上記の実施形態では、調節具は、レンズホルダに推動力を加えて、スライダとスライドレールとの摺動嵌合により、レンズホルダを本体フレームに対して摺動させ、さらにレンズを動かして本体フレームに対して摺動させる。一方、本体フレームが目に対して固定されると、レンズはレンズホルダに追従してスライドしながら目に近接して移動することで、観察範囲を大きくして、仮想映像の完全な画面を目にできるだけ見せるように、瞳出し距離を変更することができる。
【0020】
本願の幾つかの実施形態では、本体フレームはヘッドリングを含む。ヘッドリングは、ユーザーの頭部にリング状に設けられる。レンズホルダは、ヘッドリングに対して移動可能である。
【0021】
上記実施形態では、ヘッドリングは頭部にリング状に設けられるため、頭部のストッパを複数方向から受けて、移動を回避することができる。即ち、ヘッドリング11の頭部に対する位置は、固定される。すると、レンズホルダがヘッドリングに対して移動する際に、レンズホルダはが頭部に対して移動できるようにして、レンズが目に対して移動するように動かすことで、レンズが目に接近して移動できるようにして、観察範囲を大きくして、できるだけ目に仮想映像の完全な画面を見させるように、瞳出し距離を変更する。
【0022】
本願の幾つかの実施形態では、本体フレームは、固定パッドをさらに含む。固定パッドはヘッドリングに設けられている。固定パッドには、ユーザーの頭部に対してヘッドリングを固定するために、ユーザーの額に貼り付けるための円弧面が設けられている。レンズホルダは、固定パッドに移動可能に設けられる。
【0023】
上記実施形態において、ヘッドリングには固定パッドが設けられている。ヘッドリングが頭部に設けられ、固定パッドの円弧面がユーザーの額に当接することにより、ヘッドリング、固定パッドと頭部との相対位置の安定性は高められる。レンズホルダが固定パッドに対して移動し、レンズが連動して目に対して移動する際に、瞳出し距離がヘッドリングと固定パッドの頭部に対する移動の影響を受けないようにし、レンズホルダがレンズを動かすことで、観察範囲が安定的に大きくなるように、瞳出し距離Aを安定的に変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
本願の実施形態の技術的態様をより明確に説明するために、以下、実施形態における図面を簡単に説明する。しかし、以下の図面は本願の幾つかの実施形態のみを示しているので、発明の保護範囲の限定とみなすべきではないことを理解すべきである。
【0025】
図1】本願の一実施形態に係るヘッドマウント装置がユーザーの頭部に装着された場合の構成図である。
図2図1におけるヘッドマウント装置と眼との間に物品があるが、物品がレンズをストップしていない場合の模式的構成図である。
図3図2における物品がレンズをストップしている場合の模式的構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本願の実施形態における技術的態様について、本願の実施形態における図面と関連して説明するが、明らかに、説明された実施形態は本願の一部の実施形態にすぎず、すべての実施形態ではない。
【0027】
本願の説明において、用語「中心」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「内」、「外」などが示す方位または位置関係は、図面に基づく方位又は位置関係であり、単に本願の説明を容易にし、説明を簡略化するためのものであり、指定された装置または素子が特定の方位を有し、特定の方位で構築及び操作されることを指示したり暗示したりするものではなく、本願に対する制限として理解できない。
【0028】
なお、あるコンポーネントが別のコンポーネントに「固定」されると称する場合、それは直接に別のコンポーネントに固定されてもよいし、中間媒体を介して別のコンポーネントに固定されてもよい。あるコンポーネントが別のコンポーネントに「接続される」と認定される場合、それは別のコンポーネントに直接接続されているか、同時に中間媒体が存在する可能性がある。あるコンポーネントが別のコンポーネントに「設置される」と認定される場合、それは別のコンポーネントに直接設置されているか、同時に中間媒体が存在する可能性がある。
【0029】
特に定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語及び科学用語は、本願の分野に属する技術者が一般的に理解するものと同じ意味である。本願の明細書において使用される用語は、特定の実施形態を説明する目的のためだけであり、本願を制限することを意図するものではない。本明細書で使用される用語「及び/または」は、1つまたは複数の関連する列挙されたアイテムの任意及びすべての組合せを含む。
【0030】
本願の実施形態に係るヘッドマウント装置は、本体フレーム、レンズホルダ、レンズ、及び調節具を含む。本体フレームは、ユーザーの頭部に装着するために使用される。レンズホルダは、本体フレームに移動可能に設けられている。レンズは、レンズホルダに設けられている。レンズホルダが移動すると、レンズは連動して移動する。レンズは、仮想映像を表示するために使用される。調節具は、レンズホルダに設けられている。調節具は、レンズホルダに推動力を与えることによって、瞳出し距離の増大を阻止して、観察範囲が小さくなることを回避することができる。瞳出し距離は、ユーザーの目に対するレンズの距離である。観察範囲は、ユーザーの目がレンズを通して見える範囲である。
【0031】
ユーザーの目はレンズを通して仮想映像を見る。調節具は、レンズホルダに推動力を加えて、レンズホルダをユーザーの頭部に近づけて移動させたり、レンズが頭部から遠ざかる方向に移動することができないように、頭部に対してレンズホルダの位置が変わらないように維持したりすることで、瞳出し距離の増大を阻止して、観察範囲が小さくなるのを回避して、同一距離における仮想映像に対する観察範囲の割合が小さくなることを防止し、できるだけ仮想映像をすべて観察範囲のカバー範囲内に収めるようにすることにより、可能な限り全仮想映像の画面を見る。
【0032】
以下、添付図面に基づいて、本願の幾つかの実施形態について詳細に説明する。矛盾しない場合には、以下の実施形態及び実施形態における特徴を互いに組み合わせてもよい。
【0033】
図1に示すように、本願の一実施形態に係るヘッドマウント装置100は、本体フレーム1と、レンズホルダ2と、レンズ3と、調節具4とを含む。本体フレーム1は、ユーザー200の頭部201に装着するためのものである。レンズホルダ2は、本体フレーム1に移動可能に設けられている。レンズ3は、レンズホルダ2に設けられている。レンズホルダ2は、移動する際にレンズ3を動かして移動させる。レンズ3は、仮想映像31を表示するために用いられる。調節具4は、レンズホルダ2に設けられている。調節具4は、観察範囲2021が小さくなるのを回避するために、レンズホルダ2に推動力を与えて、瞳出し距離Aの増大を阻止する。瞳出し距離Aは、ユーザー200の目202に対するレンズ3の距離である。観察範囲2021は、ユーザー200の目202がレンズ3を通して見える範囲である。
【0034】
ユーザー200の目202は、レンズ3を透過して仮想映像31を見る。調節具4は、レンズホルダ2に対して推動力を施して、レンズホルダ2をユーザー200の頭部201に近づけて移動させたり、レンズ3が頭部201から遠ざかる方向に移動することができないように、レンズホルダ2の頭部201に対する位置固定を維持することにより、瞳出し距離Aの増大及び観察範囲2021の減少を阻止することができ、同じ距離で観察範囲2021の仮想映像31に対する割合が小さくなることを防止することができ、仮想映像31をできるだけ観察範囲2021のカバー範囲内に収めることで、可能な限り仮想映像31の画面をすべて見えるようにする。
【0035】
幾つかの実施形態では、仮想映像31は、AR仮想映像、VR仮想映像、及びMR仮想映像を含むが、これらに限定されない。
【0036】
図1図3を参照すると、幾つかの実施形態では、瞳出し距離Aは、設定値を有する。瞳出し距離Aが設定値である場合、目202の観察範囲2021は仮想映像31を全てカバーすることができる。設定値は、ヘッドマウント装置100が予め設定した定値である。同一のヘッドマウント装置100が表示する同一の仮想映像31にとって、仮想映像31のレンズ3に対する位置及び大きさは固定されている。同じレンズ3に対して、目202に対して位置が固定されている場合、目202の眼動範囲は固定され、即ち、観察範囲2021は固定されている。目202が回動する位置が眼動範囲を超えると、目202の視線はレンズ3の範囲外、即ち視線は観察範囲2021の外にあり、仮想映像31を見ることはできない。ユーザー200の目202の前に物品300を装着していたり、異なるユーザー200の頭の形状が異なっていたり、レンズ3自体と本体フレーム1との接続安定性が悪いなどの理由で、レンズ3が目202から遠ざかる傾向があり、瞳出し距離Aが設定値よりも大きくなる傾向があり、観察範囲2021が小さくなる傾向になる。従って、瞳出し距離Aの増大を回避する必要があり、そうでないと、観察範囲2021が仮想映像31の画面をすべて見ることができるサイズに維持できなくなる。
【0037】
幾つかの実施形態では、図3に示すように、ユーザー200が物品300を目202の前方に着用し、且つ瞳出し距離Aが設定値に達することができないようにレンズ3を止めると、調節具4はレンズホルダ2に推動力を加えて、レンズ3を物品300に当接させて、瞳出し距離Aの増大を阻止する。図2に示すように、ユーザー200が物品300を目202の前方に着用するが、瞳出し距離Aが設定値に達することができるようにレンズ3を止めない場合、調節具4はレンズホルダ2を本体フレーム1に対して固定し、瞳出し距離Aを設定値に維持して、瞳出し距離Aの増大を阻止する。図1に示すように、ユーザー200が目202の前方に物品300を着用していない場合、調節具4はレンズ3に推動力を加えて、レンズホルダ2を本体フレーム1に対して固定し、瞳出し距離Aの増大を阻止する。目202の前に物品300が着用され且つレンズ3の邪魔になり、必ず設定値よりも瞳出し距離Aを大きくすると、調節具4はレンズ3が物品300に当接するようにレンズホルダ2に推動力を加え、レンズ3をできるだけ目202に近づけて、瞳出し距離Aの更なる増大を阻止することができる。しかも、目202の前に物品300が着用される場合に観察範囲2021を達成可能な最大範囲に維持して、できるだけ仮想映像31の画面をすべて見るようにする。目202の前に着用された物品300がレンズ3の邪魔にならない又は物品300を着用していなければ、瞳出し距離Aは設定値にあり、調節具4はレンズホルダ2に推動力を加えて、レンズ3を本体フレーム1に対して固定し、即ち、レンズ3の目202に対する位置は固定される。この場合、瞳出し距離Aは大きくならず、目202が常に仮想映像31の全画面を見ることができる。
【0038】
幾つかの実施形態では、調節具4は弾性部材41である。弾性部材41の一端は本体フレーム1に接続され、弾性部材41の他端はレンズホルダ2に接続されている。図3を参照すると、ユーザー200が目202の前方に物品300を着用し、且つ瞳出し距離Aを設定値に達することができないようにレンズ3を止めると、レンズホルダ2に弾性力を加え、弾性部材41はレンズ3を物品300に当接させるようにレンズホルダ2に弾性力を加える。図2に示すように、ユーザー200が物品300を目202の前方に着用するが、瞳出し距離Aが設定値に達することができるようにレンズ3を止めない場合には、弾性部材41は初期長さにあり、瞳出し距離Aを設定値に維持する。図1に示すように、ユーザー200が目202の前方に物品300を着用していない場合、弾性部材41は初期長さにあり、瞳出し距離Aを設定値に維持する。弾性部材41の両端はそれぞれ本体フレーム1とレンズホルダ2とに接続される。本体フレーム1が頭部201に装着されているので、弾性部材41はレンズホルダ2に推動力として弾性力を加え、レンズホルダ2を移動させるとともにレンズ3を動かす。目202の前に物品300が着用され且つレンズ3の邪魔になると、弾性部材41のレンズホルダ2への弾性力により、レンズ3が目202に近づく傾向があり、レンズ3が物品300に当接され、レンズ3をできるだけ目202に近づけることができ、瞳出し距離Aのさらなる増大を阻止する。そして、弾性部材41は、目202の前に物品300が着用される場合には、観察範囲2021を達成できる最大範囲に維持することができ、できるだけ仮想映像31の全画面を見るようにする。目202の前に着用された物品300がレンズ3の邪魔にならない又は物品300を着用していなければ、瞳出し距離Aは設定値にあり、弾性部材41は初期長さに維持することができ、レンズ3が目202に近接又は離れるように移動しても、弾性部材41はレンズホルダ2に弾性力を加えてレンズホルダ2をリセットさせて、レンズ3を本体フレーム1に対して固定し、即ち、レンズ3の目202に対する位置を固定することができる。この場合、瞳出し距離Aは大きくならず、目202が常に仮想映像31の全画面を見ることができる。
【0039】
弾性部材41は弾性変形を起こすことにより弾性力を発生し、弾性部材41から供給される弾性力は適応的な推動力であり、弾性部材41の伸長または短縮の長さが異なると、弾性力の大きさが適応的に変化する。従って、レンズ3が瞳出し距離Aが設定値となる位置にあるときに阻害されないときには、弾性部材41の弾性力はゼロとなる。レンズ3の瞳出し距離Aが設定値から遠ざかるほど、またはレンズ3が瞳出し距離Aが設定値となる位置に戻る過程で受ける阻害力が大きいほど、弾性部材41の弾性力も適応的に増大する。従って、ユーザー200は、弾性部材41を自発的に調整することなく、弾性部材41のレンズホルダ2への弾性力の付与を実現することができる。これにより、レンズ3は、観察範囲2021が小さくなることを回避するように、瞳出し距離Aが設定値に維持されるか、または瞳出し距離Aが設定値に最も近い距離に維持されるように、自動的に調整される。
【0040】
図1図3に示すように、幾つかの実施形態では、弾性部材41はばねである。ばねは、伸びたり縮んだりすることでその自身を初期長さに復帰させるようにする。これにより、ばねは、レンズホルダ2に弾性力を付与し、それ自体がリセットしながらレンズホルダ2を動かすことができる。ばねの初期長さを変更することで、異なる設定値に適応することができる。他の実施例では、弾性部材41は、ゴム部材、弾性ロープなどの弾性変形を生じさせることができる部材であってもよい。
【0041】
図2図3に示すように、幾つかの実施形態では、物品300は眼鏡である。眼鏡は、近視眼鏡、遠視眼鏡、老眼鏡、乱視眼鏡及び平光眼鏡のうちの少なくとも1つを含む。異なる目202は異なるニーズを持つため、レンズ3が提供する仮想映像31を目202が視認できるように異なる眼鏡をかける必要がある。従って、眼鏡はレンズ3と目202との間に掛けられる。これにより、レンズ3は瞳出し距離Aが設定値となる位置に移動することに影響を与える可能性がある。他の実施形態では、物品300は包帯などの医療用品、アイマスクなどの目の装飾品、またはヘッドマウント装置100を使用する際に目202の前に同時に装着する必要がある他の部品であってもよい。
【0042】
他の実施形態では、調節具4は空気圧部材(図示せず)であり、空気圧部材は大きさを調整可能な空気圧空洞を有し、空気圧空洞は体積の大きさが変化すると大気圧によって初期状態に復帰するので、レンズホルダ2の移動を駆動するための適応的な推動力を提供することができる。調節具4は、ユーザー200がレンズホルダ2を能動的に制御する必要なく、適応的な推動力を提供することができる他の部材であってもよい。
【0043】
図1図3に示すように、幾つかの実施形態では、ヘッドマウント装置100は、回転軸5をさらに含む。レンズホルダ2は、回転軸5を介して本体フレーム1に回動可能に連結される。レンズホルダ2は、本体フレーム1に対して回動して瞳出し距離Aを変化させる。調節具4は、レンズホルダ2に推動力を与え、レンズホルダ2を本体フレーム1に対して回動させるように駆動することで、レンズ3を動かして本体フレーム1に対して回動させる。一方、本体フレーム1が目202に対して固定されると、レンズ3はレンズホルダ2の回動に追従しながら目202に近接して移動して、観察範囲2021が大きくなり、目202が仮想映像31の全画面を見えるように、瞳出し距離Aを変更することができる。
【0044】
レンズホルダ2と本体フレーム1とは、回動可能に接続されている。レンズホルダ2は回動により移動を実現する。調節具4は、レンズホルダ2を駆動して移動させる過程で、転動摩擦力に克服し、そのインピーダンスが小さく、調節具4がレンズホルダ2を駆動して移動させるのに有利である。
【0045】
図1図3に示すように、幾つかの実施形態では、レンズホルダ2の数は1つであり、レンズホルダ2には2つのレンズ3が設けられており、2つのレンズ3はそれぞれユーザー200の2つの目202に仮想映像31を表示するために使用される。レンズホルダ2が回動する際に、2つのレンズ3のそれぞれに対応する瞳出し距離Aは等しくなる。1つのレンズホルダ2が2つのレンズ3を同時に動かすことで、2つのレンズ3とそれぞれの対応する目202との距離を同期して変化させ、2つの目202に対応する瞳出し距離Aを等しく保つことで、2つの目202が同じ範囲の仮想映像31の画面を常に見ることができ、1つの目202が仮想映像31の完全な画面を見ることができ、もう1つの目202が仮想映像31の画面をすべて見ることができないことを回避する。
【0046】
図1図3に示すように、幾つかの実施形態では、調節具4がレンズホルダ2に対して施す推動力の付勢点はレンズ3と回転軸5の同じ側にあり、調節具4がレンズホルダ2に対して施す推動力の付勢点は回転軸5とレンズ3の間にあることは、レンズホルダ2の体積を減少させ、レンズホルダ2がレンズ3に対して逆方向に延びるのを回避するのに有利であるだけでなく、調節具4が頭部201に対してレンズホルダ2に施す推動力の方向をレンズ3が頭部201に対して移動する方向と同じにすることができる。これにより、調節具4が設置される時に、推動力の大きさをどのように調節するかを考慮するだけで、組み立てがより簡単になる。例えば、ユーザー200が直立直視し且つヘッドマウント装置100を着用する場合、縦方向において、調節具4がレンズホルダ2に施す推動力の付勢点は、回転軸5よりも低く、レンズ3よりも高い。
【0047】
幾つかの実施形態では、ヘッドマウント装置100は、スライドレール(図示せず)とスライダ(図示せず)とをさらに備え、スライドレールとスライダの一方は本体フレーム1に、他方はレンズホルダ2に設けられている。また、スライダはスライドレールに摺動して設けられ、レンズホルダ2を本体フレーム1に対して摺動させて、瞳出し距離Aを変化させる。調節具4は、レンズホルダ2に推動力を加えて、スライダとスライドレールとの摺動嵌合により、レンズホルダ2を本体フレーム1に対して摺動させ、さらにレンズ3を動かして本体フレーム1に対して摺動させる。一方、本体フレーム1が目202に対して固定されると、レンズ3はレンズホルダ2に追従してスライドしながら目202に近接して移動することで、観察範囲2021を大きくして、仮想映像31の完全な画面を目202にできるだけ見せるように、瞳出し距離Aを変更することができる。
【0048】
図1図3に示すように、幾つかの実施形態では、本体フレーム1はヘッドリング11を含む。ヘッドリング11は、ユーザー200の頭部201にリング状に設けられている。レンズホルダ2は、ヘッドリング11に対して移動可能である。ヘッドリング11は頭部201に設けられて、頭部201のストッパを複数方向から受けて、移動を回避することができる。即ち、ヘッドリング11の頭部201に対する位置は、固定される。レンズホルダ2はヘッドリング11に対して移動する際に、レンズホルダ2が頭部201に対して移動できるようにして、レンズ3が目202に対して移動するように動かすことで、レンズ3が目202に接近して移動できるようにして、観察範囲2021を大きくして、できるだけ目202に仮想映像の完全な画面を見させるように、瞳出し距離Aを変更する。
【0049】
図1図3に示すように、幾つかの実施形態では、本体フレーム1は、固定パッド12をさらに含む。固定パッド12は、ヘッドリング11に設けられている。固定パッド12には、ユーザー200の頭部201に対してヘッドリング11を固定するためにユーザー200の額に貼り付けるための円弧面121が設けられている。レンズホルダ2は、固定パッド12に移動可能に設けられている。ヘッドリング11には固定パッド12が設けられている。ヘッドリング11が頭部201に設けられ、固定パッド12の円弧面121がユーザー200の額に当接することにより、ヘッドリング11、固定パッド12と頭部201との相対位置の安定性は高められる。レンズホルダ2が固定パッド12に対して移動し、レンズ3が連動して目202に対して移動する際に、瞳出し距離Aがヘッドリング11と固定パッド12の頭部201に対する移動の影響を受けないようにし、レンズホルダ2がレンズ3を動かすことで、観察範囲2021が安定的に大きくなるように、瞳出し距離Aを安定的に変化させることができる。
【0050】
本願発明では、ユーザー200の目202は、レンズ3を介して仮想映像31を見る。調節具4は、レンズホルダ2に対して推動力を加えて、レンズホルダ2をユーザー200の頭部201に近づけて移動させたり、レンズ3が頭部201から遠ざかる方向に移動することができないように、レンズホルダ2を頭部201に対する位置固定を維持することにより、瞳出し距離Aの増大及び観察範囲2021が小さくなることを阻止することができ、同じ距離で観察範囲2021の仮想映像31に対する割合が小さくなることを防止して、仮想映像31のすべてをできるだけ観察範囲2021のカバー範囲内にすることで、仮想映像31の完全な画面をできるだけ見えるようにすることができる。
【0051】
以上の実施形態は、本願の技術的態様を説明するためにのみ使用され、本願発明を制限するものではない。上述の好ましい実施形態を参照して本願を詳細に説明したが、当業者は、本願の技術的態様に対して修正するかまたは同等に置き換えることで得られたものは、いずれも本願発明の精神と範囲内に属される。
【0052】
本願の背景技術部分に開示された情報は、本願の全体的な背景に対する理解を容易にするだけを目的としており、当該情報が当業者に公知の先行技術を構成していることを承認または何らかの形で示唆するものではない。
【符号の説明】
【0053】
100 ヘッドマウント装置
1 本体フレーム
11 ヘッドリング
12 固定パッド
121 円弧面
2 レンズホルダ
3 レンズ
31 仮想映像
4 調節具
41 弾性部材
5 回転軸
200 ユーザー
201 頭部
202 目
2021 観察範囲
300 物品
A 瞳出し距離
図1
図2
図3